JP6469291B1 - 転倒防止装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】転倒防止装置1はダンパ10を備えている。ダンパ10は、シリンダ11、移動部材12、減衰力発生部13、及び付勢部材14を有している。移動部材12は、シリンダ11内に一部が挿入され、シリンダ11の軸方向に往復移動する。減衰力発生部13は、移動部材12の往復移動に伴って減衰力を発生する。付勢部材14は、シリンダ11内に配置され、シリンダ11から突出する方向に移動部材12を移動させる力を付与する。そして、ダンパ10は、天井Cと家具Fとの位置関係が変化したときに、シリンダ11に挿入された移動部材12がシリンダ11内を移動して伸縮する。また、移動部材12は凹部12Cを具備している。凹部12Cは付勢部材14の少なくとも一部を収容する。
【選択図】図1
Description
この場合、移動部材が付勢部材を圧縮する方向に移動してダンパが収縮した際には減衰力を発生させることができる。また、付勢部材の力を受けて移動部材がシリンダから突出する方向に移動してダンパが伸長する際には、逆止弁により、作動流体の流れに付与する抵抗の影響を小さくすることができ、比較的小さな抵抗で、移動部材を元の位置に戻すことができる。また、減衰力発生部をピストン部に設けたことで、減衰力発生部をロッド部に設けた場合の配置上の制限等を受けることなく、より自由な形態でロッド部に凹部を形成することができる。このため、付勢部材の配置により好適な凹部を形成することができる。
実施形態1の転倒防止装置1は、図1に示すように、天井Cと、物品としての家具Fとの間に設けられる。転倒防止装置1はダンパ10を備えている。また、本実施形態の転倒防止装置1は、一対のベース部21,22を備えている。転倒防止装置1は、ダンパ10の両端に一対のベース部21,22が夫々回動自在に連結されている。転倒防止装置1は、一方のベース部21が家具Fの上面に当接し、他方のベース部22が天井Cに当接する形態で設置され、ダンパ10が伸縮することによって減衰力を発生させる。転倒防止装置1は、家具Fの上面と天井Cとの間に少なくとも1個以上が取り付けられる。
なお、このような構成に替えて、例えば、シリンダ内の容積変化に伴う作動流体の流出入を許容する外部タンクを設ける形態としてもよい。この場合、シリンダ内の空間全体に作動流体を充填することができ、ダンパの全長に対するストローク範囲の割合を更に大きくとることができて好ましい。
(1)実施形態1では、転倒防止装置を家具に対して取り付けたが、地震等の揺れによって転倒するおそれのある、書棚、冷蔵庫等の物品に対して取り付けてもよい。また、転倒防止装置の設置数は1つに限定されず、対象となる物品の種類に応じて適宜選択することができる。
(2)実施形態1では、ダンパの両端にベース部を連結させ、天井及び物品としての家具の上面に夫々当接させるようにしたが、これは必須ではない。転倒防止装置は、ダンパの端部が天井又は家具に直接的に取り付けられて設置される形態であってもよいし、ベース部等の他の部材がダンパと天井又は家具との間に介在して設置される形態であってもよい。
(3)実施形態1では、シリンダ内に作動流体を封入した液圧式ダンパを例示したが、例えば、移動部材とシリンダとの間で摩擦力を発生する摩擦ダンパや、シリンダ内に粒状体が封入されたダンパ等、他の形式のダンパであってもよい。また、液圧式ダンパを用いる場合、作動流体の種類等は特に限定されない。
(4)実施形態1では、付勢部材として圧縮コイルばねを例示したが、圧縮ガスの膨張力をダンパの伸長方向に作用させる等、他の形態の付勢部材を採用してもよいし、圧縮コイルばねと圧縮ガス等、異なる形態の付勢部材の組み合わせ等を採用してもよい。なお、付勢部材として圧縮ガスを用いる場合には、凹部にフリーピストンを配して圧縮ガスを封入する等、圧縮ガスの凹部からの漏出を防止する構成とすることが好ましい。
(5)実施形態1では、移動部材としてピストン部とロッド部とを具備する形態を例示したが、これは必須ではない。また、ピストン部とロッド部とを具備する形態において、これらを一体に設けることは必須ではなく、別体に設けて連結してもよい。
(6)実施形態1では、減衰力発生部として、減衰部及び逆止弁を具備する特定構成の減衰力発生部を例示したが、これは必須ではない。減衰力発生部は、移動部材の往復移動に伴って減衰力を発生する限り、その構成等は特に限定されない。減衰力発生部は、ダンパの種類に応じて種々の構成を採用することができる。また、液圧式ダンパにおける減衰力発生部の構成としては、例えば、ダンパの伸長時と収縮時とで作動流体が流通する流路の断面積が可変する構成等を採用できる。
Claims (2)
- 天井と物品との間に設けられる転倒防止装置であって、
シリンダと、前記シリンダ内に一部が挿入され、前記シリンダの軸方向に往復移動する移動部材と、前記移動部材の往復移動に伴って減衰力を発生する減衰力発生部と、前記シリンダ内に配置され、前記シリンダから突出する方向に前記移動部材を移動させる力を付与する付勢部材と、を有し、前記天井と前記物品との位置関係が変化したときに前記移動部材が前記シリンダ内を移動して伸縮するダンパを備えており、
前記移動部材は、前記付勢部材の少なくとも一部を収容する凹部を具備しており、
前記凹部は、前記付勢部材が最も収縮した状態の長さ以上の長さで形成されていることを特徴とする転倒防止装置。 - 前記ダンパは前記シリンダ内に作動流体が封入されており、
前記付勢部材は圧縮コイルばねであり、
前記移動部材は、
前記シリンダ内を第1室と第2室とに区画するとともに、前記シリンダの内壁に沿って軸方向に摺動自在に前記シリンダ内に収納されたピストン部と、
一端が前記シリンダから外部に突出するとともに他端が前記ピストン部に連結されたロッド部と、を具備しており、
前記減衰力発生部は、
前記第1室から前記第2室への作動流体の流れに抵抗を付与する減衰部と、
前記第2室から前記第1室への作動流体の流れを許容する逆止弁と、を具備しており、
前記減衰部及び前記逆止弁は前記ピストン部に並列に設けられ、
前記凹部は前記ロッド部に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の転倒防止装置。
Priority Applications (1)
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JP2018133863A JP6469291B1 (ja) | 2018-07-17 | 2018-07-17 | 転倒防止装置 |
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JP2018133863A JP6469291B1 (ja) | 2018-07-17 | 2018-07-17 | 転倒防止装置 |
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Family Applications (1)
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Citations (2)
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JPH0727171A (ja) * | 1993-05-14 | 1995-01-27 | Masahiko Ikeda | 防振機構 |
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