JP6469198B1 - 濾過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管の数を減少させて設置スペースを小型化できると共に、逆洗油の流れを確保することができる濾過装置を提供する。
【解決手段】濾過装置W1あって、貯溜槽1の液体2を逆洗型の主濾過器Aに流入させ流出させる配管42と、液体2を副濾過器Bに流入させ流出させる配管43と、主濾過器Aの逆洗液を副濾過器Bに流入させる配管47と、を有し、配管42に、主濾過器Aへの液体の流入と流入停止を制御する第1バルブ51が設けられ、配管43には、副濾過器Bへの液体の流入と流入停止を制御する第2バルブ53と、副濾過器Bからの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブ54とが設けられ、配管43b1には、副濾過器Bから流出された液体を流出させ且つ配管42に流入させるための配管63が設けられ、配管47には、主濾過器Aの逆洗液を吸い上げて、副濾過器Bに流入させるポンプ7が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、濾過装置に関し、例えば、船舶の機器に供給する潤滑油等の液体を濾過する濾過装置に関する。
従来から、船舶に搭載され、船舶の機器の供給する潤滑油等を濾過する濾過装置が知られている。例えば、特許文献1には、船舶の機器の供給する潤滑油等を濾過する濾過装置として、逆洗型の主濾過器と、副濾過器とを有する構成のものが提案されている。この濾過装置は、通常の濾過動作のときには、主濾過器で潤滑油の濾過を行うと共に、それに並行して、副濾過器が主濾過器の逆洗で排出される液体(逆洗油)を濾過する構成になっている。ここで、図3を参照しながら、特許文献1に記載された濾過装置の構成を簡単に説明する。
図示するように、濾過装置W2は、貯溜槽1に貯められた潤滑油2を吸い上げるポンプ3と、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aに並列して設置された副濾過器Bとを有している。
また、濾過装置W2は、貯溜槽1とポンプ3を接続する配管40と、一端部がポンプ3に接続され且つポンプ3が吸い上げた潤滑油2をポンプ3から流出させるための配管41と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aから流出させる配管(第1配管)42と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bから流出させる配管(第2配管)43とを有している。
なお、配管41は、一端部がポンプ3に接続されていると共に、途中で分岐して2経路(配管)に分かれ、2経路(配管)の一方が配管42の一端部に接続され、2経路の他方が配管43の一端部に接続されている。
また、配管42の他端部と、配管43の他端部とが結合(合流)しており、その合流部に、機器6に接続されている配管(機器接続配管)44が接続されている。また、機器6と貯溜槽1とは配管(排出用配管)45により接続されている。
また、上記の第1配管42には、主濾過器Aが接続されていると共に、主濾過器Aへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第1バルブ(開閉バルブ)51と、主濾過器Aからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第4バルブ(開閉バルブ)52とが設けられている。
また、上記の第2配管43には、副濾過器Bが接続されていると共に、副濾過器Bへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第2バルブ(開閉バルブ)53と、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第3バルブ(開閉バルブ)54とが設けられている。
さらに、濾過装置W2は、主濾過器Aから流出される逆洗油を第2バルブ53と副濾過器Bとの間に流入させる配管(第3配管)47と、副濾過器Bと第3バルブ54との間から副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)を貯溜槽1に排出させる配管48とが設けられている。また、配管48には、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第5バルブ(開閉バルブ)55が設けられている。
そして、濾過装置W2は、通常の濾過動作のときには、第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ55を開放し、且つ第2バルブ53及び第3バルブ54を閉塞し、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aで濾過して流出させると共に、主濾過器Aの逆洗液(逆洗油)を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bで濾過して配管48を介して貯溜槽1に流出させるように構成されている。また、主濾過器Aで濾過して流出された潤滑油2は、配管42から配管44に流れて機器6に供給される。また、機器6で用いられた潤滑油2は、配管45を通って貯溜槽1に排出される。
また、上記の濾過装置W2は、主濾過器Aに緊急事態が発生した場合、主濾過器Aを洗浄する場合、或いは機器6の初期運転時の潤滑油フラッシングを行う場合、第2バルブ53及び第3バルブ54が開放し、且つ第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ55が閉塞して利用される。このケースでは、貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2は、副濾過器Bに流入されて副濾過器Bで濾過された上で流出され、その後、配管43から配管44に流れて機器6に供給される。なお、この場合も、機器6で用いられた潤滑油2は、配管45を通って貯溜槽1に流出される。
このように、上記の濾過装置W2では、逆洗型の主濾過器Aと並列して設けられる副濾過器Bにより、主濾過器Aの逆洗で排出される液体(逆洗液)を濾過することが可能となり、通常の濾過工程で用いられない副濾過器Bの有効利用を図ることができる。また、主濾過器Aで捕捉除去した異物が含まれる逆先液(逆洗油)は、副濾過器Bで濾過された上で、貯溜槽1に戻されるため、副濾過器Bが清浄器の機能も担うことになる。従って、貯溜槽1に清浄器を設置せずとも貯溜槽1の潤滑油2を清浄化することができる。また、清浄器を設置する必要がないので、濾過装置W2のコストを低減させることができる。
特許4225997号公報
ところで、上記のような濾過装置W2の逆洗油は、一般的に圧力を有していない油であるため、貯溜槽1に逆洗油が自然流出する構成を採用せざるを得ず、濾過器(図3の例では、副濾過器B)と、貯溜槽1とを接続する配管(図3の例では配管48)を設け、この配管により逆洗油を貯溜槽1に排出させていた。
しかし、貯溜槽1は、濾過装置W2と離れた位置に設置されることが一般的であり、多くの場合、スペースに限りがある船舶の内部に、長い距離寸法の配管(濾過装置W2と貯溜槽1とを接続する配管)が設置されており、船舶内で配管が邪魔になっていた。そのため、貯溜槽1と濾過装置W2との間を接続する配管の数を減らし、貯溜槽1と濾過装置W2を備えた濾過システム全体をコンパクトにすることが求められているが、現在のところ、貯溜槽1と濾過装置W2との間の配管を減らすことを考慮した構成の濾過装置は知られていない。
また、上記のような濾過装置W2では、使用中の主濾過器Aと、待機中の副濾過器Bとの間の圧力差を利用して、逆洗油の流出を行っている。しかし、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油の油圧が低い場合や、或いは、濾過器Bが目詰まりしたような場合、上記の圧力差がなくなり、逆洗油の流出ができなくなるという技術的課題も有している。このような場合、主濾過器Aの逆洗ができなくなり、主濾過器Aの濾過能力の低下を招いてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、逆洗型の主濾過器と副濾過器とを有する濾過装置であって、配管の数を減少させて、装置自体を小型化できると共に、逆洗液の流れを確保することができる濾過装置を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明は、逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から流出させる第1配管と、前記貯溜槽の液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から流出させる第2配管と、前記主濾過器から流出される逆洗液を前記副濾過器に流入させる第3配管と、を有し、前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位には、該副濾過器から流出された液体を流出させ且つ該流出させた液体を前記第1配管に流入させるための第4配管が設けられ、前記第3配管には、前記主濾過器の逆洗液を吸い上げて、前記副濾過器に流入させるポンプが設けられ、通常の濾過動作のときには、前記第1バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させ主濾過器で濾過して流出させると共に、前記ポンプにより該主濾過器の逆洗液を吸い上げて前記副濾過器に流入して該副濾過器で濾過させ、その濾過された逆洗液が前記第4配管及び前記第1配管を経由して前記主濾過器に流入されるようになっていることを特徴とする。
また、前記ポンプは、前記主濾過器から前記副濾過器に流出される前記逆洗液の圧力が、該主濾過器の圧力よりも高くなる所定圧力で、該主濾過器から該逆洗液を吸い上げて該副濾過器に流出させるようになっていることが望ましい。
このように、本発明は、主濾過器の逆洗液を吸い上げて、副濾過器に流入させるポンプが設けられている。また、本発明では、副濾過器から流出された液体を流出させ且つ該流出させた液体を前記第1配管に流入させるための第4配管が設けられている。
そして、本発明の濾過装置を、上述した従来技術のように、機器の潤滑油等の濾過に用いる場合に以下の作用効果が得られる。
具体的には、本発明では、主濾過器の逆洗液を吸い上げて、副濾過器に流入させるポンプの構成により、主濾過器の圧力と比べて副濾過器の圧力を高い状態にすることができる。そのため、副濾過器で濾過された逆洗油は、主濾過器と副濾過器との圧力差により、第4配管及び第1配管を経由して主濾過器に戻るようになる。その結果、本発明によれば、上述した従来技術のような「貯溜槽に逆洗油を流出させるための配管」が不要になり、スペースに限りがある船舶の内部において、濾過装置と貯溜槽との間の配管数を減少させることができると共に、貯溜槽と濾過装置を備えた濾過システム全体を小型化することができる。
また、本発明によれば、貯溜槽から主濾過器に送られてきた潤滑油の油圧が低い場合、或いは、副濾過器の濾過エレメント(フィルタ)が目詰まりしたような場合においても、ポンプの吸引により、主濾過器から副濾過器に逆洗油を流出させることができる。すなわち、このポンプを設けたことにより、如何なる圧力条件下においても、副濾過器に逆洗油が流出されず、主濾過器の逆洗ができなくなるという現象が発生することを防止でき、主濾過器の濾過能力を維持することができる。
また、本発明は、逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、貯溜槽に貯められた液体を吸い上げる第1ポンプと、前記第1ポンプが吸い上げた液体を流出させるポンプ接続配管と、一端部が前記ポンプ接続配管に接続され且つ前記第1ポンプが吸い上げた液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から流出させる第1配管と、一端部が前記ポンプ接続配管に接続され且つ前記第1ポンプが吸い上げた液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から流出させる第2配管とを有し、前記ポンプ接続配管は、一端部が前記第1ポンプに接続されていると共に、その途中で分岐して2配管に分かれ、該2配管の一方が前記第1配管の一端部に接続され、該2配管の他方が前記第2配管の一端部に接続されており、前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、さらに、前記主濾過器から流出される逆洗液を、前記第2配管のなかの前記第2バルブと前記副濾過器との間の部位に流入させる第3配管が設けられ、前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位から該副濾過器からの液体を流出させ、且つ該第2配管のなかの前記一端部と前記第2バルブとの間の部位に該副濾過器から流出させた液体を流入させる第4配管が設けられ、前記第3配管には、前記主濾過器の逆洗液を吸い上げて、前記副濾過器に流入させる第2ポンプが設けられ、通常の濾過動作のときには、前記第1バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記第1ポンプにより前記貯溜槽から液体を吸い上げて前記主濾過器に流入させ、該主濾過器で濾過させて流出させると共に、前記第2ポンプにより該主濾過器の逆洗液を吸い上げて前記副濾過器に流入して副濾過器で濾過させ、その濾過された逆洗液が前記第4配管、前記ポンプ接続配管及び前記第1配管を経由して前記主濾過器に流入されるようになっていることを特徴とする。
また、前記ポンプ接続配管のなかの、前記途中で分岐して分かれた2配管の他方に、オリフィスが設けられていることが望ましい。
本発明によれば、逆洗型の主濾過器と副濾過器とを有する濾過装置であって、配管の数を減少させて、装置自体を小型化できると共に、逆洗液の流れを確保することができる濾過装置を提供することができる。
本実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、通常の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。 本実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、主濾過器に緊急事態が発生した等の理由により、主濾過器を用いない場合の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。 従来技術の濾過装置の全体構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施形態の濾過装置について、図面に基づいて説明する。
なお、本実施形態の濾過装置は、上述した図3に示す「従来技術の濾過装置W2」を改良したものであるため、上述した従来技術と同じ構成(或いは相当する構成)については、同じ符号を付している。
先ず、本実施形態の濾過装置W1の構成について図1を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、通常の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。
本実施形態の濾過装置W1は、例えば、船舶に搭載された機器6に用いる潤滑油2の濾過に使用される。この濾過装置W1は、機器6で使用され汚れた潤滑油2が貯められた貯溜槽1から潤滑油2を吸い上げて濾過して異物を取り除き、機器6に対して、濾過された潤滑油2を供給するようになっている。なお、機器6は、貯溜槽1に、使用により汚れた潤滑油2を排出するようになっている。すなわち、本実施形態では、潤滑油2が、貯溜槽1と、濾過装置W1と、機器6との間を循環するようになっている。
具体的には、図1に示すように、濾過装置W1は、従来技術の濾過装置W2と同様、貯溜槽1に貯められた潤滑油(液体)2を吸い上げるポンプ(第1ポンプ)3と、逆洗型の主濾過器Aと、主濾過器Aに並列して設置された副濾過器Bとを有している。
主濾過器Aは、所謂逆洗型濾過器であり、潤滑油2が流入する入口A1と、潤滑油2を濾過するこし網等のフィルタである複数の濾過エレメント(フィルタエレメント)と、濾過エレメントで濾過された潤滑油2が流出する出口A2と、下記に示す逆洗液(逆洗油)を流出する逆洗液出口A3とを有している。
また、主濾過器Aは、複数の濾過エレメント(例えば5つの濾過エレメント)中の一部の濾過エレメント(例えば1つの濾過エレメント)に対して、他の濾過エレメント(例えば残りの4つの濾過エレメント)で濾過された清浄な潤滑油2を通常の流れと逆方向に流入させ、前記一部の濾過エレメントを洗浄する自己逆洗構造を有している。この自己逆洗構造は、前記洗浄される一部の濾過エレメントを順次入れ替えて各濾過エレメントを洗浄するようになっている。上記の主濾過器Aの濾過エレメントの濾過精度は適宜であるが、例えば25〜50μmであれば好適であり、より好ましくは40〜50μmとするとよい。
なお、上記の自己逆洗構造は、周知技術であるため、具体的な構成の説明を省略する。
また、主濾過器Aと並列して設けられた副濾過器Bは、潤滑油2が流入する入口B1と、潤滑油2を濾過するフィルタである濾過エレメント(フィルタエレメント)と、濾過エレメントで濾過された潤滑油2が流出する出口B2とを有している。
副濾過器Bの濾過エレメントは、例えば、交換可能なカートリッジ式の使い捨てのものが用いられる。また、副濾過器Bの濾過エレメントの濾過精度は適宜であるが、例えば5〜20μmであれば好適であり、より好ましくは10〜20μmとするとよい。
また、濾過装置W1には、貯溜槽1とポンプ3を接続する配管(ポンプ接続配管)40と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2をポンプ3から流出させるための配管(ポンプ接続配管)41と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を主濾過器Aに流入させて主濾過器Aから流出させる配管(第1配管)42と、ポンプ3が吸い上げた潤滑油2を副濾過器Bに流入させて副濾過器Bから流出させる配管(第2配管)43とを有している。
ここで、配管41は、一端部がポンプ3に接続されていると共に、途中に設けられた分岐部41aで分岐して2経路(2配管:配管41b1、配管41b2)に分かれ、2経路の一方をなす配管41b1の端部が配管42の一端部に接続され、2経路の他方をなす配管41b2の端部が配管43の一端部に接続されている。
また、配管42の他端部と、配管43の他端部とが結合(合流)しており、その合流部に、機器6に接続されている配管(機器接続配管)44が接続されている。また、機器6と貯溜槽1とは配管(排出用配管)45により接続されている。
また、上記の配管42には、主濾過器Aが接続されていると共に、主濾過器Aへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第1バルブ(開閉バルブ)51と、主濾過器Aからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第4バルブ(開閉バルブ)52とが設けられている。
具体的には、配管42は、「一端部が配管41b1に接続され、他端部が主濾過器Aの入口A1に接続された配管42a」と、「一端部が主濾過器Aの出口A2に接続され、他端部が配管44に接続された配管42b」とにより構成されている。そして、配管42aに第1バルブ51が設けられ、配管42bに第4バルブ52が設けられている。このように、配管42では、主濾過器Aを挟んで、その前後に第1バルブ51、第4バルブ52が設けられている。
また、上記の配管43には、副濾過器Bが接続されていると共に、副濾過器Bへの潤滑油2の流入と流入停止を制御する第2バルブ(開閉バルブ)53と、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第3バルブ(開閉バルブ)54とが設けられている。
具体的には、配管43は、「一端部が配管41b2に接続され、他端部が副濾過器Bの入口B1に接続された配管43a」と、「一端部が副濾過器Bの出口B2に接続され、他端部が配管44に接続された配管43b」とにより構成されている。そして、配管43aに第2バルブ53が設けられ、配管43bに第3バルブ54が設けられている。このように、配管43では、副濾過器Bを挟んで、その前後に第2バルブ53、第3バルブ54が設けられている。
また、本実施形態では、主濾過器Aの逆洗液出口A3から流出される逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を、第2バルブ53と副濾過器Bとの間に流入させる配管47(第3配管)が設けられている(逆洗油を副濾過器Bに流入させるための配管47が設けられている)。
具体的には、配管47は、一端部が主濾過器Aの逆洗液出口A3に接続され、他端部が「配管43aのなかの第2バルブ53と副濾過器Bとの間の部位(配管43a2)」に接続されている。
また、濾過装置W1には、通常濾過動作のときに、副濾過器Bが濾過した逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を主濾過器Aに戻すため(流入させるため)の配管(第4配管)63が設けられている。
具体的には、配管63は、一端部が「副濾過器Bの出口B2と第3バルブ54との間の配管43bの部位(配管43b1)」に接続され、他端部が「配管43aの一端部(配管41b2との接続部)と、第2バルブ53との間の部位(配管43a1)」に接続されている。なお、配管63の一端部が、直接、副濾過器Bの出口B2に接続されていても良い。
また、この配管63には、副濾過器Bからの潤滑油2(濾過された潤滑油2)の流出と流出停止を制御する第5バルブ(開閉バルブ)56が設けられている。
さらに、上述した、主濾過器Aの逆洗液出口A3から流出される逆洗油を、第2バルブ53と副濾過器Bとの間に流入させる配管47(第3配管)には、主濾過器Aの逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を吸い上げて、副濾過器Bに流入させるポンプ(第2ポンプ)7が設けられている。
このポンプ7を設けることにより、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油2の油圧が低い場合、或いは、副濾過器Bの濾過エレメントが目詰まりしたような場合においても、主濾過器Aから副濾過器Bに潤滑油2を流出させることができる。すなわち、ポンプ7を設けたことにより、如何なる圧力条件下においても、副濾過器Bに逆洗油2が流出されず、主濾過器Aの逆洗ができなくなるという現象が発生することを防止でき、主濾過器Aの濾過能力を維持することができる。
また、本実施形態のポンプ7は、「通常の濾過動作」の際に駆動させるものであり、主濾過器Aから副濾過器Bに流出される逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)の圧力が、主濾過器Aの圧力よりも高くなるように、主濾過器Aから逆洗液を吸い上げて副濾過器Bに流出するように設定されている。
また、上述した配管41のなかの、分岐部41aで分岐した2配管(配管41b1、配管41b2)のうちの他方の配管41b2に、オリフィス70が設けられている。このオリフィス70は、一般的には、流量調整として使われるが、本実施形態では、圧力調節の機能を果たしている。具体的には、配管41b2に設けられたオリフィス70は、「通常の濾過動作」の際に、配管41b1の圧力に比べて、配管41b2の圧力を高くなるように、配管41の圧力を調節するようになっている。
上記の構成によれば、「通常の濾過動作」の際に、副濾過器Bで濾過された逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)は、主濾過器Aと副濾過器Bとの圧力差により、「配管63→配管43a1→配管41b2→配管41b1→配管42a」の経路を介して、主濾過器Aに再度流入するようになる。
その結果、本実施形態によれば、上述した従来技術のように、貯溜槽1に逆洗油を流出させるための配管(図3に示す配管48)が不要になり、濾過装置W1と貯溜槽1との間の配管数を減少させることができると共に、濾過装置W1自体をコンパクトにすることができる。
続いて、本実施形態の濾過装置W1の濾過動作について、「通常の濾過動作」と、「主濾過器を用いない濾過動作」とに分けて説明する。
先ず、濾過装置W1の「通常の濾過動作」について、図1を参照しながら説明する。
通常の濾過動作を行う場合、濾過装置W1を以下のように設定する。具体的には、第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ56を開放した状態(開状態)に設定し、且つ第2バルブ53及び第3バルブ54を閉塞した状態(閉状態)に設定する。また、ポンプ3及びポンプ7を駆動させる。
そして、ポンプ3の駆動により貯溜槽1に貯められた潤滑油2が吸い上げられ、その吸い上げられた潤滑油2が主濾過器Aに流入される。具体的には、貯溜槽1に貯められた潤滑油2は、ポンプ3により貯溜槽1から吸い上げられて配管40を通ってポンプ3に流入し、ポンプ3を経由して配管41に流入し、その後、配管41b1を通って配管42aに流れ、配管42aに設けられた開状態の第1バルブ51を通過して主濾過器Aの入口A1から主濾過器Aに流入(導入)される。
また、配管42から主濾過器Aに流入された潤滑油2は、主濾過器A中の大部分の濾過エレメントで濾過されて異物を取り除かれ、その濾過された潤滑油2の大部分は、出口A2から配管42bに流出され、配管42bに設けられた開状態の第4バルブ52を通って配管44に流れて機器6内に導入される。また、機器6に導入された潤滑油2は、機器6で使用され、その使用で汚れた潤滑油2は、機器6から配管45を通って貯溜槽1に排出される。
また、主濾過器Aでは、前記の濾過された潤滑油2の一部が、洗浄対象となっている一部の濾過エレメントに対して通常と逆方向に流入されて一部の濾過エレメントの洗浄に用いられ、一部の濾過エレメントが洗浄される(逆洗される)。この逆洗により汚れた潤滑油2は、ポンプ7に所定圧力で吸い上げられて、逆洗液出口A3から配管47に流出して、第2バルブ53と濾過器Bとの間の配管43a2に送られる。このとき、第2バルブ53は閉状態になっているため、第2バルブ53と濾過器Bとの間の配管43a2に流入される逆洗油(潤滑油2)は、配管43a2から副濾過器Bに導入される。
そして、副濾過器Bに導入された逆洗油(潤滑油2)は、副濾過器Bで濾過され清浄化される。その後、濾過された潤滑油2は副濾過器Bの出口B2から配管43b1に排出される。このとき、第3バルブ54は閉状態で且つ第5バルブ56は開状態になっているため、濾過され排出された潤滑油2は、配管63を通って、配管43a1に流出される。
ここで、濾過器Bの圧力は、ポンプ7の駆動と、配管41b2に設けたオリフィス70の圧力調節の機能とにより、主濾過器Aの圧力と比べて高い状態になる。このことにより、配管41b2の圧力が、配管41b1の圧力よりも高い状態となる。なお、例えば、ポンプ7が定量ポンプである場合、主濾過器Aの圧力と比べて濾過器Bの圧力を高い状態に設定する圧力調節は特に容易にできる。
また、配管43a1に流出されてきた潤滑油2(濾過器Bで濾過され清浄化された潤滑油2)は、主濾過器Aと副濾過器Bとの圧力差により、「配管41b2及び配管41b1」を介して配管42aに流入していき主濾過器Aに流入される。
なお、オリフィス70により、配管41b1の圧力に比べて、配管41b2の圧力が高くなっているため、配管43a1から配管41b2に流入してくる潤滑油2(副濾過器Bで濾過され清浄化された逆洗油(潤滑油2))は、配管41の分岐部41aにおいて、ポンプ3が貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2とスムーズに合流する。
次に、濾過装置Aの「主濾過器Aを用いない濾過動作」について図2を参照しながら説明する。
ここで、図2は、本実施形態の濾過装置の全体構成を示した模式図であり、主濾過器に緊急事態が発生した等の理由により、主濾過器を用いない場合の濾過動作のときの潤滑油の流れを示した模式図である。
なお、「主濾過器Aを用いない場合」とは、主濾過器Aに緊急事態が発生した場合、主濾過器Aを洗浄する場合、或いは機器6の初期運転時の潤滑油フラッシングを行う場合等のケースを云う。
主濾過器Aを用いない濾過動作を行う場合、濾過装置W1を以下のように設定する。具体的には、第1バルブ51、第4バルブ52及び第5バルブ56を閉塞した状態(閉状態)に設定し、且つ第2バルブ53及び第3バルブ54を開放した状態(開状態)に設定する。また、ポンプ3を駆動状態にして、ポンプ7を停止状態にする。
そして、ポンプ3の駆動により貯溜槽1に貯められた潤滑油2は、貯溜槽1から吸い上げられて配管40を通ってポンプ3に流入し、ポンプ3を経由して配管41に流入し、その後、配管43に流れて、開状態の第2バルブ53を通過して副濾過器Bの入口B1から副濾過器Bに流入(導入)される。
また、副濾過器Bに流入された潤滑油2は、副濾過器Bで濾過された上で、濾過器Bの出口B2から濾過器Bとバルブ54との間の配管43b1に排出される。このとき、第3バルブ54は開状態で且つ第5バルブ56は閉状態になっているため、濾過され排出された潤滑油2は、開状態のバルブ54を通って、配管44に流れて機器6に供給される。なお、この場合も、機器6で用いられた潤滑油2は、配管45を通って貯溜槽1に流出される。
このように、本実施形態では、ポンプ7を設け、通常濾過動作のときには、このポンプ7により主濾過器Aから逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を吸い上げて副濾過器Bに流入させるように構成されている。この構成(ポンプ7の駆動)により、主濾過器Aの圧力と比べて、副濾過器Bの圧力を高い状態にすることができる。
そのため、本実施形態では、主濾過器Aと副濾過器Bとの圧力差により、副濾過器Bで濾過した逆洗油(自己逆洗の洗浄で使用された潤滑油2)を「配管63→配管43a1→配管41b2→配管41b1→配管42a」の経路を介して、主濾過器Aに再度流入させることができる。
また、本実施形態では、配管42b2に設けたオリフィス70により、配管41b1の圧力に比べて、配管41b2の圧力が高くなっている。そのため、「通常の濾過動作」の際、配管41の分岐部41aにおいて、配管43a1から配管41b2に流入してくる潤滑油2(副濾過器Bで濾過され清浄化された逆洗油(潤滑油2))と、ポンプ3が貯溜槽1から吸い上げた潤滑油2とをスムーズに合流させることができる。
その結果、本実施形態では、上述した従来技術のような「貯溜槽1に逆洗油を流出させるための配管」が不要になり、スペースに限りがある船舶の内部において、離れた位置に設置されていることが多い貯水槽1と濾過装置W1とを接続する配管の数を減少させることができる。また、「貯溜槽1に逆洗油を流出させるための配管」が不要になるため、貯水槽1と濾過装置W1を備えた濾過システムをコンパクトにすることができる。
また、ポンプ7を設けることにより、貯溜槽1から主濾過器Aに送られてきた潤滑油2の油圧が低い場合、或いは、副濾過器Bの濾過エレメントが目詰まりしたような場合においても、主濾過器Aから副濾過器Bに潤滑油2を流出させることができる。すなわち、ポンプ7を設けたことにより、副濾過器Bに逆洗油2が流出されず、主濾過器Aの逆洗ができなくなるという現象が発生することを防止でき、主濾過器Aの濾過能力を維持することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、逆洗型の主濾過器Aと副濾過器Bとを有する濾過装置W1であって、配管の数を減少させて、装置自体を小型化できると共に、逆洗液の流れを確保することができる濾過装置W1を提供することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものでななく、その要旨の範囲内において、種々の変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、濾過装置W1が潤滑油2を濾過する場合について述べたが、潤滑油2以外の液体(例えば、燃料油、海水、洗浄水、冷却水等の液体)の濾過に用いるようにしても良い。
W1…濾過装置
A…主濾過器
A1…入口(主濾過器)
A2…出口(主濾過器)
A3…逆洗液出口(主濾過器)
B…副濾過器
B1…入口(副濾過器)
B2…出口(副濾過器)
1…貯溜槽
2…潤滑油
3…ポンプ
7…ポンプ

40…配管(ポンプ接続配管)
41…配管(ポンプ接続配管)
41a…分岐部(ポンプ接続配管)
41b1、41b2…配管(ポンプ接続配管)
42…配管(第1配管)
42a、42b…配管(第1配管)
43…配管(第2配管)
43a、43a1、43a2、43b、43b1…配管(第2配管)
44…配管
45…配管
47…配管
63…配管

51…第1バルブ
52…第4バルブ
53…第2バルブ
54…第3バルブ
56…第5バルブ

70…オリフィス

Claims (4)

  1. 逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、
    貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から流出させる第1配管と、
    前記貯溜槽の液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から流出させる第2配管と、
    前記主濾過器から流出される逆洗液を前記副濾過器に流入させる第3配管と、を有し、
    前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、
    前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、
    前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位には、該副濾過器から流出された液体を流出させ且つ該流出させた液体を前記第1配管に流入させるための第4配管が設けられ、
    前記第3配管には、前記主濾過器の逆洗液を吸い上げて、前記副濾過器に流入させるポンプが設けられ、
    通常の濾過動作のときには、前記第1バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記貯溜槽の液体を前記主濾過器に流入させ主濾過器で濾過して流出させると共に、前記ポンプにより該主濾過器の逆洗液を吸い上げて前記副濾過器に流入して該副濾過器で濾過させ、その濾過された逆洗液が前記第4配管及び前記第1配管を経由して前記主濾過器に流入されるようになっていることを特徴とする濾過装置。
  2. 前記ポンプは、前記主濾過器から前記副濾過器に流出される前記逆洗液の圧力が、該主濾過器の圧力よりも高くなる所定圧力で、該主濾過器から該逆洗液を吸い上げて該副濾過器に流出させるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の濾過装置。
  3. 逆洗型の主濾過器と、該主濾過器と並設された副濾過器とを有する濾過装置であって、
    貯溜槽に貯められた液体を吸い上げる第1ポンプと、
    前記第1ポンプが吸い上げた液体を流出させるポンプ接続配管と、
    一端部が前記ポンプ接続配管に接続され且つ前記第1ポンプが吸い上げた液体を前記主濾過器に流入させて該主濾過器から流出させる第1配管と、
    一端部が前記ポンプ接続配管に接続され且つ前記第1ポンプが吸い上げた液体を前記副濾過器に流入させて該副濾過器から流出させる第2配管とを有し、
    前記ポンプ接続配管は、一端部が前記第1ポンプに接続されていると共に、その途中で分岐して2配管に分かれ、該2配管の一方が前記第1配管の一端部に接続され、該2配管の他方が前記第2配管の一端部に接続されており、
    前記第1配管には、前記主濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第1バルブが設けられ、
    前記第2配管には、前記副濾過器への液体の流入と流入停止を制御する第2バルブと、前記副濾過器からの液体の流出と流出停止を制御する第3バルブとが設けられ、
    さらに、前記主濾過器から流出される逆洗液を、前記第2配管のなかの前記第2バルブと前記副濾過器との間の部位に流入させる第3配管が設けられ、
    前記第2配管のなかの前記副濾過器と前記第3バルブとの間の部位から該副濾過器からの液体を流出させ、且つ該第2配管のなかの前記一端部と前記第2バルブとの間の部位に該副濾過器から流出させた液体を流入させる第4配管が設けられ、
    前記第3配管には、前記主濾過器の逆洗液を吸い上げて、前記副濾過器に流入させる第2ポンプが設けられ、
    通常の濾過動作のときには、前記第1バルブを開放し且つ前記第2、第3バルブを閉塞し、前記第1ポンプにより前記貯溜槽から液体を吸い上げて前記主濾過器に流入させ、該主濾過器で濾過させて流出させると共に、前記第2ポンプにより該主濾過器の逆洗液を吸い上げて前記副濾過器に流入して副濾過器で濾過させ、その濾過された逆洗液が前記第4配管、前記ポンプ接続配管及び前記第1配管を経由して前記主濾過器に流入されるようになっていることを特徴とする濾過装置。
  4. 前記ポンプ接続配管のなかの、前記途中で分岐して分かれた2配管の他方に、オリフィスが設けられていることを特徴とする請求項3に記載の濾過装置。
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