JP6468742B2 - 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は撮像装置に関し、特に、AFセンサと撮像面位相差AFによる焦点調節機構を持つ撮像装置およびその制御方法に関する。
一眼レフカメラなどの撮像装置は、適正なピントのために、AF(オートフォーカス)センサを用いた位相差検出方式のAF機構を有している。これに加え近年、LV(ライブビュー)画面を見ながらの撮影のために撮像面でのAFも必要になってきた。そのため特許文献1、2のように撮像素子においてコントラストAF方式によりAFを行う撮像装置が提供されている。
撮像素子でのオートフォーカスは、文字通り撮影する素子上でAFを行っているので誤差は理論上ない。一方、AFセンサを用いたAFは、二次光学系を通るので撮像素子と同じ光学的な距離である保証はない。そのため工場で個体ごとに調整することになるが、残存誤差や経年劣化などにより、撮像素子の光路とAFセンサへの光路長にずれが出る可能性がある。
そのため特許文献1、2では、撮像素子上でコントラストAFにてピント合わせを行い、同じ被写体をAFセンサで再度測距を行い、両者の間のずれ量を記録しておくことによってAFセンサの測距のキャリブレーションを行なっている。これによって次回AFセンサによる測距を行う時に、記録したずれ量を足してレンズを動かすことによって正確な焦点検出を実現しようとしている。
特開2007−286438号公報 特開2009−139728号公報
ところがコントラストAFにはある程度の面積が必要であり完全にAFセンサと同じ場所、同じ被写体を見てキャリブレーションを行っているわけではない。またコントラスト方式は撮像素子の解像度によって行っている。従って、AFセンサと素子の大きさが違うため同じ空間周波数を見ているわけではなく、測距結果に誤差がでる可能性がある。
また、AFセンサは感度を最大限確保するためにIR(赤外線)成分を多く取り入れている。一方、撮像センサは撮像のためのセンサなので、人間の目の感度に合わせて赤外線と紫外線両方の成分をカットしている。そのため同じ被写体を撮像したとしても、AFセンサと撮像センサとで撮像信号の色成分信号に差があり、正確にキャリブレーションができるとは限らない。さらにIR成分の多い光源であればその差はさらに大きいものとなる。
特許文献1、2に記載の撮像装置も同様にコントラストAFを用いているので、AFセンサのキャリブレーションにおいて、同様の誤差が生じる可能性があった。
上記目的を達成するための、本発明によれば、被写体像を撮像して第1の撮像信号を生成する第1の撮像手段と、被写体像を撮像して第2の撮像信号を生成する第2の撮像手段と、第1の撮像手段で生成された第1の撮像信号から生成された第1の焦点検出信号に基づいて被写体像の焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、第2の撮像手段で生成された第2の撮像信号から生成された第2の焦点検出信号に基づいて、被写体像の焦点検出を行う第2の焦点検出手段と、第2の焦点検出手段による焦点検出の結果に基づいて、第1の焦点検出手段による焦点検出の補正値を生成する補正手段を備え、第1の焦点検出手段による焦点検出のキャリブレーションを行って補正手段が補正値を生成するキャリブレーションモードを有する撮像装置において、キャリブレーションモードでは、第2の焦点検出手段が焦点検出を行う被写体像の第2の領域の位置は、第1の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第1の領域に対応し、補正値を生成するための第2の焦点検出信号は、第2の領域の第2の撮像信号から、第1の撮像手段の撮像特性に従って生成された像信号であることを特徴とする。
本発明によれば、AFセンサによるAFと同様の像面の場所・被写体に対して、AFセンサによるAFと近い空間周波数の被写体像を用いて、より精度の向上したAFセンサのキャリブレーションを行うことが可能となる。
本発明の第1の実施例に係わる撮像装置の例としてのカメラの構成を示すブロック図 撮像素子における撮像面位相差方式の画素配列構成の例を示す図 本発明の第1の実施例の撮像装置における撮影動作のフローチャートを示す図 本発明の第1の実施例の撮像装置における静止画撮影動作のフローチャートを示す図 本発明の第1の実施例の撮像装置における動画撮影動作のフローチャートを示す図 本発明の第1の実施例の撮像装置における通常動作での焦点検出動作のフローチャートを示す図 AFセンサに設定される焦点検出位置の例を示す図 測距位置の表示例を示す図 撮像面AFの画素加算を説明するための図 本発明の第1の実施例の撮像装置におけるキャリブレーション動作のフローチャートを示す図 光源分光を説明するための図 撮像素子とAFセンサの分光感度特性を示す図 本発明の第1の実施例の撮像装置におけるキャリブレーション動作での焦点検出動作のフローチャートを示す図 AFセンサによる位相差方式の測距原理を説明するための図 本発明に係わるキャリブレーションのための測距領域の例を示す図 位相差方式において測距領域から得られる像信号の例を示す図 相関量に基づくピントずれ量の算出を説明するための図
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施例は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[第1の実施例]
図1は、本発明の第一の実施例に係わる撮像装置としてのレンズ及びカメラ本体からなるレンズ交換式カメラの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施例に係わる撮像装置としてのカメラは、レンズ100及びカメラ200から構成され、レンズ全体の動作を統括制御するレンズ制御部106と、カメラ全体の動作を統括するカメラ制御部212を有する。また、レンズ100及びカメラ200においては、レンズ制御部106とカメラ制御部212は、不図示の通信手段により互いに情報を通信できるように構成されている。
まず、レンズ100の構成について説明する。レンズ100は、固定レンズ101、絞り102、フォーカスレンズ103、絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105、レンズ駆動部106、レンズ操作部107を備えている。101から103は撮影光学系であり、101は固定されている第1群レンズ、103はフォーカスレンズである。絞り102は、絞り駆動部104によって駆動され、後述する撮像素子201への入射光量を制御する。フォーカスレンズ103はフォーカスレンズ駆動部105によって駆動され、後述する撮像素子201に結像する焦点の調節を行う。絞り駆動部104、フォーカスレンズ駆動部105はレンズ制御部106によって制御され、絞り102の開口量や、フォーカスレンズ103の位置を決定する。レンズ操作部107によってユーザの操作があった場合には、レンズ制御部106がユーザ操作に応じた制御を行う。レンズ制御部106は、後述するカメラ制御部212から受信した制御命令・制御情報に応じて絞り駆動部104やフォーカスレンズ駆動部105の制御を行い、また、レンズ制御情報をカメラ制御部212に送信する。
次に、カメラ200の構成について説明する。カメラ200はレンズ100の撮影光学系を通過した光束から撮像信号を取得できるように構成されている。
レンズ側の撮影光学系を通ってきた光束は回動可能なクイックリターンミラー252に導かれる。クイックリターンミラー252の中央部はハーフミラーになっており、クイックリターンミラー252がダウン(図1に図示の下側に降りた状態)した際に一部の光束が透過する。そしてこの透過した光束はクイックリターンミラー252に設置されたサブミラー253で反射され、自動焦点調整手段である位相差AFセンサ254に導かれる。AFセンサ254は図7(a)に示すように、撮影画像の複数の位置で焦点検出できるようになっている。図7(a)は、ファインダで観察される像と設定されている測距エリアとの位置関係を示す図である。AFセンサ254は、焦点検出回路255によって制御されている。一方、クイックリターンミラー252で反射された撮影光束は、ペンタプリズム251、接眼レンズ256を介して撮影者の目に至る。
クイックリターンミラー252がアップ(不図示だがペンタプリズム251側に矢印のように上昇)した際には、レンズ100からの光束は、機械シャッタであるフォーカルプレーンシャッタ258、フィルタ259を通過する。そして撮像手段であるCMOS等に代表される撮像素子201に結像する。上記フィルタ259は2つの機能を有しているもので、1つは赤外線や紫外線などをカットし可視光線のみを撮像素子201へ導く機能であり、もう1つは光学ローパスフィルタとしての機能である。また、フォーカルプレーンシャッタ258は、先幕及び後幕を有して構成され、レンズ100からの光束を透過、遮断を制御する遮光手段である。
レンズ側の撮影光学系を通ってきた光束は撮像素子201の受光面上に結像し、フォトダイオードによって入射光量に応じた信号電荷に変換される。各フォトダイオードに蓄積された信号電荷は、カメラ制御部212の指令に従ってタイミングジェネレータ215から与えられる駆動パルスに従って信号電荷に応じた電圧信号として撮像素子201から順次読み出される。
撮像素子201は、撮像面位相差AFを行うことが可能な画素配列を有し、1つの画素に2つのフォトダイオードが形成されている。図2に、そのような画素の配列例を示す。図2(a)は、1つの画素に1つの光電変換部(フォトダイオード)が形成されている画素配列を示す。また、図2(b)は、各画素に2つの光電変換部が形成された画素配列を示す。本実施例に係わるカメラ200の撮像素子201は、図2(b)に示す画素配列を有し、撮像面位相差方式の焦点検出を可能としている。図中、R,Gr,Gb,Bはベイヤー配列に従って画素に設けられたカラーフィルタの色がレッド、グリーン、ブルーであることを示す。また、A、Bは、位相差を有するA像およびB像の画素信号を生成するために使用される2つの光電変換部を区別するための表記である。
撮像素子201は、撮影光学系からの光束を撮像面近傍に配置されたマイクロレンズで分離し、上記2つのフォトダイオードA、Bで結像することで、撮像用とAF用の2つの信号が取り出せるようになっている。2つのフォトダイオードA、Bの信号を加算した信号(A+B)が撮像信号であり、図2(a)の画素配列の一つの画素の出力に対応する。個々のフォトダイオードA、Bの信号(A、B)は、AF用の2つの像信号(焦点検出信号)になる。AF用信号である2つの像信号に対して、後述するAF信号処理部204で相関演算を行い、像ずれ量や各種信頼性情報を算出することで撮像面位相差方式のAFを可能にしている。なお、一つの画素が有する光電変換部の数は2に限るものではなく、2×2又はそれ以上であってもかまわない。
撮像素子201から読み出された撮像信号及びAF用信号はCDS/AGC/ADコンバータ202に入力され、リセットノイズを除去する為の相関二重サンプリング、ゲインの調節、信号のデジタル化を行う。CDS/AGC/ADコンバータ202は撮像信号を画像入力コントローラ203に出力する。
画像入力コントローラ203は、CDS/AGC/ADコンバータ202から出力された撮像信号をSDRAM209に格納する、またAF用信号をAF信号処理部204に出力する。SDRAM209に格納した画像信号は、バス260を介して、表示制御部205によって表示部206に表示される。また、撮像信号の記録を行うモードの時には、記録媒体制御部207によって記録媒体208に記録される。また、バス260を介して接続されたROM210には、カメラ制御部212が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されており、フラッシュROM211には、カメラ200の動作に関するユーザ設定情報等の各種設定情報が格納されている。
AF信号処理部204はAF用信号に画素加算、相関演算を行い、像ずれ量、信頼性情報(二像一致度、二像急峻度、コントラスト情報、飽和情報、キズ情報等)を算出する。算出した像ずれ量と信頼性情報はカメラ制御部212へ出力される。また、カメラ制御部212は、取得した像ずれ量や信頼性情報に基づいて、これらを算出する設定の変更をAF信号処理部204に通知する。例えば、像ずれ量が大きい場合には相関演算を行う領域を広く設定したり、コントラスト情報に応じてバンドパスフィルタの種類を変更したりする。相関演算の詳細については、図6と図15から図17を用いて後述する。
なお、本実施例では撮像信号及び2つのAF用像信号の計3つの信号を撮像素子201から取り出しているが、このような方法に限定されない。撮像素子201の負荷を考慮し、例えば撮像信号と1つのAF用像信号計2つを取り出し、画像入力コントローラ203内で撮像信号とAF用信号の差分を取ることでもう一つのAF用像信号を生成するような構成にしても良い。
カメラ制御部212は、カメラ200の各部と情報をやり取りして制御を行う。カメラ200での処理だけでなく、カメラ操作部214からの入力に応じて、電源のON/OFF、設定の変更、静止画/動画記録の開始、AF制御の開始、記録映像の確認等の、ユーザが操作したさまざまなカメラ機能を実行する。また、前述したようにレンズ100内のレンズ制御部106と情報をやり取りし、レンズの制御命令・制御情報を送り、またレンズ内の情報を取得する。また後述するキャリブレーション動作の結果の測距補正量を記憶する記憶部270はカメラ制御部212の動作によって実現する。
図7は、カメラ200の画面内の測距位置を示す図である。図7(a)は、AFセンサが測距を行える枠と撮像素子201の撮像面内の位置との関係を示す図である。同図において、700は撮像素子201が撮像できる画素領域、701は撮像素子201の画素領域内の位置でAFセンサが測距を行える枠の1つである。本実施例では測距できる枠を利便性から19枠持つこととしている。
図7(b)は、撮像素子201が撮像面位相差AF機能を用いて測距を行なう測距点の例を示す。同図において、710は撮像素子201が撮像できる画素領域を示し、711は撮像素子201が撮像面位相差AF機能を用いて測距できる測距位置を示す枠の1つである。本実施例では、測距できる枠を利便性から31枠持つこととしている。撮像素子で撮影された画像は、動画モードで表示部206に表示される。その際に測距位置を表示する場合はこれらの枠も表示部206に表示される。
図8はファインダと液晶表示での測距位置の表示例である。図8(a)は接眼レンズ256を通して見える被写体像の全体を示す。801は被写体に合焦した時の測距位置の表示例である。図8(b)は表示部206の液晶で表示される例である。811は被写体に合焦した時の測距位置の表示例である。
次に、本実施例に係わるカメラ200の動作について、図3から図14用いて説明する。
図3はカメラ200の撮影動作のフローチャートを示す図である。本動作は、カメラ制御部212がROM210に格納されている制御プログラムを実行してカメラの各部を制御することで実現される。
S301ではカメラの初期化処理を行い、S310へ進む。S310ではカメラ操作部214からキャリブレーションモードに入るよう指示されたか確認する。指示されていたらキャリブレーション処理S311へ、されてなければS302へ進む。
S311ではキャリブレーション処理をする。キャリブレーション処理の詳細は後述する。
S302ではカメラの撮影設定が動画撮影モードか、静止画撮影モードかの判定を行い、動画撮影モードである場合はS303へ、静止画撮影モードである場合はS304へ進む。
S303では動画撮影処理を行いS305へ進む。動画撮影処理の詳細については後述する。S304では静止画撮影処理を行いS305へ進む。静止画撮影処理の詳細については後述する。
S303で動画撮影処理、若しくはS304で静止画撮影処理を行った後に進むS305では、撮影処理が停止されていないかどうかを判断し、停止されていない場合はS306へ進み、停止された場合は撮影処理を終了する。撮影処理が停止されたときとは、カメラの電源が切断されたときや、カメラのユーザ設定処理、撮影画像・動画の確認のための再生処理等、撮影以外の動作が行われたときである。
S305で撮影処理が停止されていないと判断した後に進むS306では、撮影モードが変更されたかどうかを判断し、変更されている場合はS301へ戻り、変更されていない場合はS310へ戻る。撮影モードが変更されていなければ現在の撮影モードの処理を継続して行い、撮影モードが変更された場合はS301で初期化処理を行った上で変更された撮影モードの処理を行う。
図4を用いて、図3のS304の静止画撮影について説明する。図4は、本実施例に係わるカメラが行う静止画撮影動作のフローチャートを示す図である。
S401でカメラ操作部214のシャッタの半押し(SW1)がONされたかどうか判別する。ONされればS301へ移行する。ONされるまではS401を繰り返して待機する。
S402では、レンズ100を通り主ミラー252で反射され、ペンタプリズム251を通過した光束を不図示の測光回路で測光する。
S403では、カメラ制御部212がAFセンサ254、焦点検出回路255を使い、測距を行う。AFセンサによる焦点検出の詳細は後述する。その際に、レンズ制御部106が持っているレンズ種類ごとに固有のID情報(レンズID)をカメラ制御部212が受け取る。カメラ制御部212は、カメラに取り付けられているレンズ(レンズIDで判別)で、かつ焦点検出に使用している測距エリアのAF補正量の値がEEPROMに記憶されているかどうか判別する。記憶されていなければ、AF補正値を焦点検出結果に加算しない。記憶されていれば測距結果にAF補正値を加算し、S404に移行する。AF補正値を既に持っていたならば、レンズ駆動量は、レンズ駆動量=測距結果+AF補正量となる。
S404では、測距結果に基づき、カメラ制御部212よりレンズ制御部106にレンズ駆動量を送信し、レンズ制御部106は送信されたレンズ駆動量に基づきフォーカスレンズ駆動部105を制御する。これにより、フォーカスレンズ駆動部105は撮影レンズ103を合焦位置へと駆動する。
S405では、カメラ操作部214のシャッタの全押し(SW2)がONされたかどうか判別する。ONされていればS406へ移行する。ONされるまではS405を繰り返して待機する。
S406では、カメラ制御部212がクイックリターンミラー252を制御しミラーアップを行なう。S407では、S402で設定された絞り値情報をカメラ制御部212がレンズ制御部106へ送信する。これによりレンズ制御部106が絞り駆動部104を駆動して、設定された絞り値まで絞り込みが行われる。
S408においてカメラ制御部212はフォーカルプレーンシャッタ258を開くよう制御する。S409ではフォーカルプレーンシャッタ258を閉じる。カメラ制御部212は、次回の動作に備えてフォーカルプレーンシャッタ258のチャージ動作を行う。
所定時間ののち、S410でカメラ制御部212は画像入力コントローラ203に対してイメージセンサ201の画像データを読み出す。S411では、カメラ制御部212が画像入力コントローラ203に対して、イメージセンサ201から画像データを取り込むように指示する。
S412ではカメラ制御部212がレンズ制御部106へ絞りを開放するよう指示し、絞り駆動部104を駆動して絞り開放を行う。
S413ではカメラ制御部212によりクイックリターンミラー252をダウン駆動する。
S414では、読み出した画像データを圧縮して記憶媒体208へ記録する。
図5を用いて、図3のS303の動画撮影について説明する。図5は、本実施例に係わるカメラが行う動画撮影動作のフローチャートを示す図である。
S501でクイックリターンミラー252をペンタプリズム側にアップする。S502フォーカルプレーンシャッタ258を開く。これでレンズ100からの光束は撮像素子201側に常に行くようになる。
S503では、動画記録スイッチがオンされていればS504に進む。オンされていない場合は、LV表示のままS503で、カメラ操作部214の動画記録スイッチがオンするまで待機する。S504で動画情報を記録する。
S505では、焦点検出処理を行いS506に進む。これは撮像面位相差AFを行うために、図1のカメラ制御部212及びAF信号処理部204が行う、デフォーカス情報を取得する処理である。詳細は図6で後述する。ここでは、クイックリターンミラー252がアップしているため、AFセンサ254を用いた焦点検出ができないため撮像面位相差AFを行っている。
S506では、AF処理として、S505で検出したデフォーカス量に基づいてレンズ駆動を行う。
S507で動画記録スイッチがオフとなり動画記録が終了したかを調べる。オフであればS508へ、オンのままであるならS504へ戻り動画記録を続行する。
S508で動画記録を終了し、フォーカルプレーンシャッタ258を閉じ、S509でクイックリターンミラー252をダウンする。
図6と図15から図17を参照して、S505で行われる撮像面焦点検出動作を詳細に説明する。本動作は、通常の撮影のために行われる撮像面焦点検出動作であり、後述のキャリブレーションモードにおいて撮像面焦点検出動作とは制御が異なり、別動作である。
図6は、本実施例に係わるカメラが撮影モードで行う撮像面焦点検出動作のフローチャートを示す図である。
図において、S601において、任意に設定した測距範囲から像信号を取得する。これについては、図15を参照して後述する。
S602では、像信号を加算するためのr、g、b係数を演算し、S603で像信号を加算する。これらの処理も、図15を参照して後述する。
S604では、像信号から相関量を算出する。これについては、図16を参照して後述する。
S605では、S604より算出した相関量から相関変化量を算出し、S606でS605より算出した相関変化量からピントずれ量を算出する。これらについては、図17を参照して後述する。
これらの処理を、測距範囲内に存在する測距領域の数だけ行い、S606で測距領域毎にピントずれ量をデフォーカス量に変換して焦点検出動作を終了する。
次に、S601からS603までの像信号の取得から加算までの処理を、図15を参照して説明する。図15は、図6の焦点検出動作で像信号を取得する測距範囲の一例を示す図である。
図15(a)は、撮像素子201の画素配列(画素領域)上に設定されている測距範囲を示す図である。同図において、1501が画素配列である。1502が測距範囲であり、また1503が相関演算に必要なシフト領域であり、1504は1502と1503を合わせた領域で、相関演算を行う為に必要な領域である。図中のp、q、s、tはそれぞれx軸方向の座標を表し、pからqは領域1504を表し、sからtは測距範囲1502を表す。
本実施例では、測距範囲1502,シフト領域1503の高さが1ライン分であるとして説明する。もし図15(c)に示す領域1511のように複数ライン分のエリアの焦点検出を行う場合は、事前に画素を縦方向に加算して行う。相関量の加算については後述する。
図15(b)は、測距範囲を5つに分割した場合の測距領域を示す図である。一例として、本実施例ではこの分割された測距領域単位でピントずれ量を算出し、焦点検出を行う。同図において、1505から1509が1502の測距範囲を5分割したときの1つの測距領域である。本実施例では、一例として、分割した複数の測距領域の中から最も信頼できる領域の測距結果を選び、その領域で算出したピントずれ量を用いるものとする。
図15(c)は、図15(b)の測距領域を連結した仮の測距領域を示す図である。同図において、1510が、1505から1509までの測距領域を連結した領域である。なお、他の例として、このように測距領域を連結した領域から算出したピントずれ量を用いても良い。
ここでの測距は通常撮影のための測距であるので、図7(b)に示した測距枠に合わせて測距を行う。たとえば、図15(c)の領域1511を、図7(b)の枠711をはじめとした測距枠に合わせて測距を行う。なお、測距領域の配置の方法、領域の広さ等は、本実施例に挙げた内容に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において他の構成としてもよい。
次に、図9(a)を参照して、通常撮影のため測距に用いる像信号Aと像信号Bの算出方法について説明する。
図9(a)は、撮像素子201の画素配列の一部を拡大した図である。図7と同様にベイヤー配列なので、画素はレッド(R)、グリーン(Gb、Gr)、ブルー(B)のいずれかのカラーフィルタを持つ素子であり、焦点検出のためのA像とB像の画素信号を得るための2つの光電変換部を有する。例えば、RA900はレッドのA像画素であり、GrB903はグリーンのB像画素であり、BA922はブルーのA像画素であり、以下同様である。
この光源変換部からの画素信号をそのまま像信号A、Bとして使うと、被写体の色によってばらつきが出て後述の相関量が測距に使えなくなるため、輝度信号としてR,G,Bを加算する必要がある。
本実施例では、通常の撮影モードにおいては、隣接する4(2×2)つの画素からA,B像のそれぞれの1画素分の像信号を生成する。その際に、RGBについては特にそのままの比率で加算するので、RGBの係数r、g、bはそれぞれ1とする。後述するがRGBに係数を掛けて加算に重み付けをつけたい場合はr、g、bに1以外の値を設定する。さらに、撮影シーンでのホワイトバランスのために、グリーンを1倍として、レッドの係数をWr、ブルーの係数をWbとする。これらを式で表すと以下のようになる。
A[0]=
r×Wr×RA900+g×GrA902+g×GbA920+b×Wb×BA922
A[1]=
r×Wr×RA904+g×GrA906+g×GbA924+b×Wb×BA926
A[2]=
r×Wr×RA908+g×GrA910+g×GbA928+b×Wb×BA930
A[3]以降も同様である。
B[0]=
r×Wr×RB901+g×GrB903+g×GbB921+b×Wb×BB923
B[1]=
r×Wr×RB905+g×GrB907+g×GbB925+b×Wb×BB927
B[2]=
r×Wr×RB909+g×GrB911+g×GbB929+b×Wb×BB931
B[3]以降も同様である。
これらを図15(a)の測距範囲とシフト領域を合わせた1504の幅だけ繰り返して、A像およびB像の像信号を生成する。
図16は、図15で設定した測距領域から取得した像信号を示す。図において、横軸は画素位置を示し、縦軸は像信号の値を表わす。横軸上のsからtが測距範囲であり、pからqがシフト量を踏まえた測距演算に必要な範囲である。またxからyは、分割した1つ分の測距領域を表す。また像信号は、図9を参照して説明した方法で算出された信号とする。
図16(a)はシフト前の像信号を波形で表した図である。実線1601が像信号A、破線1602が像信号Bである。1505から1509は、図15(b)に示す分割された各測距領域を表す。
図16(b)は、同図(a)のシフト前の像波形に対しプラス方向にシフトしたときの波形を示す図であり、(c)は(a)のシフト前の像波形に対しマイナス方向にシフトしたときの波形を示す図である。相関量を算出する際には、矢印の方向にそれぞれの波形1601、1602を1ビットずつシフトする。
続いて相関量CORの算出法について説明する。
まず、図16(b)および(c)で説明した通りに、像信号Aと像信号Bを1ビットずつシフトしていき、その時の像信号Aと像信号Bの差の絶対値の和を算出する。この時、シフト量をiで表し、最小シフト数は図16中のp−s、最大シフト数は図16中のq−tである。またxは測距領域の開始座標、yは測距領域の終了座標である。これら用い、以下の式(1)によって算出することができる。
Figure 0006468742
さらにここで縦方向に加算してもよい。先に画素を縦に加算する例を示した。それ以外の例としてここで、図15(c)の1510の領域についてCOR[i]を算出したとして、実際に測距したい領域が1511であった場合、ラインごとにCOR[i]を算出してそれらを加算したのち以下の処理に移ってもよい。
図17(a)は相関量を波形で示した図である。グラフの横軸はシフト量を示し、縦軸は相関量を示す。1701は相関量波形で、1702、1703は極値周辺を示している。この中でも相関量が小さい方ほど、A像とB像の一致度が高いといえる。
続いて相関変化量ΔCORの算出法について説明する。
まず、図17(a)の相関量波形から、1シフト飛ばしの相関量の差から相関変化量を算出する。この時、シフト量をiで表し、最小シフト数は図16中のp−s、最大シフト数は図16中のq−tである。これら用い、以下の式(2)によって算出することができる。
Figure 0006468742
図17(b)は相関変化量ΔCORを波形で示した図である。グラフの横軸はシフト量を示し、縦軸は相関変化量を示す。1801は相関変化量波形で、1802、1803は相関変化量がプラスからマイナスになる周辺である。この1802より相関変化量が0となる時をゼロクロスと呼び、最もA像とB像の一致度が高く、その時のシフト量がピントずれ量となる。
図17(c)は図17(b)の1802を拡大したもので、1901は相関変化量波形1801の一部分である。これより、ピントずれ量PRDの算出法について説明する。
まずピントずれ量は整数部分βと小数部分αに分けられる。小数部分αは、図中の三角形ABCと三角形ADEの相似の関係から、以下の式(3)によって算出することができる。
Figure 0006468742
続いて整数部分βは、図17(c)を参照して以下の式(4)によって算出することができる。
Figure 0006468742
以上、αとβの和からピントずれ量PRDを算出することができる。実際にはPRD量から実際にレンズ駆動量を算出する係数をかける必要がある。この係数はカメラシステム、レンズに依存するのでここでは詳述しない。
次にデフォーカス量検出(ピント位置ズレ量検出)の原理を図14(a)、図14(b)を参照して説明する。図14(a)、図14(b)は、デフォーカス量の検出原理を説明するための図である。図に示すように、撮像素子上にピントがあっているとき、ラインセンサ上の2像の間隔はある値をとる。この値は設計上求めることができるが、実際には、部品の寸法、バラツキや組立て上の誤差によって設計値と同じとはならない。したがって、実際には測定しなければこの2像の間隔(基準2像間隔Lo)を求めることは困難である。図14(a)より明らかなように、この基準2像間隔Loより2像の間隔が狭まければ、前ピンであり、Loより広ければ後ピンである。
図14(b)は、不図示のAFセンサモジュールの光学系からコンデンサレンズを省いた他の部分の構成を示す図である。
図に示すように、主光線の角度をθ、セパレータレンズの倍率をβ、像の移動量をΔL,ΔL’とすると、デフォーカス量dは以下の式(5)で求まる。
Figure 0006468742
ここでβtanθは、AFセンサモジュールの設計上定まるパラメータである。ΔL’は基準2像間隔(Lo)と現在の2像の間隔(Lt)から求めることができる。
相関量CORの実際の算出は、図14(a)の受光素子の出力する像が、前述の撮像面焦点検出における図16の1601と1602にあたるため、同様の演算で行う。相関量CORからは、前述の撮像面位相差検出と同様にフォーカス量を算出するが、ここで後述の測距補正量記憶部270に記録したキャリブレーション補正量を加算して補正を行う。
AFセンサ254は、撮影画面の複数の位置で焦点検出できるように、デフォーカス量検出のため、上記構成を複数具備している(図7(a)を参照)。
オートフォーカス機能のピント調整では、予めピント位置のわかっているレンズを用い、撮像素子の光軸上の位置(撮像素子の組み付け誤差)にピント位置が来るようにする。そして、AFセンサ254から得られる2像間隔をAFピント補正パラメータとしてEEPROMに記憶している。
次に、図10を用いて、図3のS311で実行するキャリブレーション動作について説明する。
同図において、まずS1001においてミラーアップする。次いで、S1002においてフォーカルプレーンシャッタ258を開き、これでレンズからの光束は撮像素子201側に常に行くようにする。
S1003では、カメラを動画モードにする。なお、本実施例では動画モードを設定しているが、他の動作モード、例えば静止画が撮影できる動画モードであっても良いし、いわゆるライブビューモードでもよい。
S1004では光源の推定を行う。本処理の詳細は、図11を用いて後述する。
S1005では、S1004で推測した光源がIR成分の多い光源であるかどうかを判定する。IR成分の多い光源であれば、キャリブレーションの精度が落ちることになるのでS1006に進み,そうでなければS1007へ処理を移す。
S1006では、表示部206にキャリブレーション失敗の旨の表示をおこない、処理を終了する。また、IR成分の少ない太陽光などの光源を用いるようアドバイス表示を行ってもよい。
S1007では、キャリブレーションのための撮像面位相差AF機能を用いて焦点検出を行う。詳細は後述する。
その後、S1008で、S1007での測距結果に従って焦点位置へレンズを動かし、S1009でフォーカルプレーンシャッタ258を閉じ、S1010でミラーダウンを行う。
次いで、S1011で、AFセンサによる焦点検出を行う。この動作は、先に図14を用いて説明した通りなので、ここでの説明は省略する。
S1012では、S1011で測定した各測距点ごとの測距差分の情報を測距補正量記憶部270に記憶する。この補正量はレンズに依存する場合があるので、レンズごとに保持してもよい。
図11および12を用いて、S1004で行う光源推定の処理を説明する。図11は、光源の分光特性を示す図で、図において横軸は光の波長を示し、縦軸は1で正規化された光量を示す。図11(a)は白熱球やハロゲンライトなどの光源の分光特性を示す図であり、(b)は太陽光の分光特性を示す図である。また、図12はカメラおよびAFセンサの分光感度特性を示す図であり、横軸は光の波長を示し、縦軸は1で正規化された感度を示す。
本実施例では、撮像素子201の出力信号から受光した光束の各色成分の光量分布を計測し、その結果から光源の分光特性を推定する。
図12(a)において、1201は、撮像素子201のレッド画素の分光感度特性であり、約610nmに重心があるものとする。1202は、撮像素子201のグリーン画素の分光感度特性であり、約530nmに重心があるものとする。1203は、撮像素子201のブルー画素の分光感度特性であり、約450nmに重心があるものとする。1204は、AFセンサの分光感度特性であり、約580nmに重心があるものとする。もちろんこれらの分光は一例であり、これ以外の分光のセンサを用いてもよい。いずれにしても図12(a)が示す通り、撮像素子は人間の視感度にあわせているので赤外線の感度がほとんどない。一方AFセンサは、感度を重視してIRカットフィルタなどを挟んでいないので、赤外線の感度が高い。
図11(a)は、白熱球などの光源の分光特性を示し、同図が示す通り赤外の成分が非常に多く、撮像素子とAFセンサでの見る(撮像する)画像に大きな違いが出るといえる。他方、図11(b)に示すように、広範囲の波長に対して比較的分平らな分光特性を有する光源に対しては、後述するキャリブレーションが可能と判断する。本実施例では、図11(a)のような赤外線成分の大きい分光特性を有する光源を検知した場合は、キャリブレーションを行わないようにする。
図11(a)の分光特性を有する光源を撮像素子で撮像すると、RGB画素それぞれの出力は、同図に1110,1111,1112で示すような階段状の光量分布を示すので、このことに基づいて光源の判別が可能である。このような光源である場合は、キャリブレーションに向かない光源と判断する。
一方、図11(b)の分光特性を有する光源を同じく撮像素子で撮像すると、RGB画素それぞれ出力は、同図に1120,1121,1122で示すような近い値と光量分布を示すので、このことから光源の判別が可能である。このような光源の場合は、キャリブレーションが可能と判断する。
なお、RGBの比率から色温度を推測してもよい。その場合、白熱球は3000K位となりキャリブレーションに不適、太陽光の場合は5000K位でキャリブレーションに適していると判断できる。晴天の日陰など7000〜10000Kとなればやはり不適と判断してもよい。
続いて、キャリブレーションのための撮像素子201における撮像面焦点検出処理について、図6と図15から図17を用いて説明する。前述した通常の撮影モードでの撮像面焦点検出処理と異なるのは、A像およびB像の像信号の生成処理である。
まず、図13を用いて、図10のS1007で実行する焦点検出処理について説明する。同図において、S1301で任意に設定した測距範囲から像信号を取得し、S1302で像信号を加算するための係数r、g、bを演算し、次いでS1303で像信号を加算する。これらの処理は通常撮影動作での撮像面焦点検出処理と異なるので、図15を用いて後述する。
S1304では、S1301からS1303で生成された像信号から相関量を算出する。この処理は、通常撮影と同様であり先述の通りなので、ここでの説明は省略する。
S1305では、S1304で算出した相関量から相関変化量を算出する。この処理も通常撮影と同様であるのでここでの説明を省略する。
S1306では、S1305より算出した相関変化量からピントずれ量を算出する。この処理も通常撮影と同様であるのでここでの説明を省略する。
これらの処理を、キャリブレーションするAFセンサの測距点の数だけ行い、S1306で測距領域毎にピントずれ量をデフォーカス量に変換し、それをキャリブレーション補正量として、測距補正量記憶部270に記録する。この補正量は、AFセンサによる測距の際に、焦点検出の演算の最後においてレンズ駆動量を求める際に測距結果に加算する。
測距領域については、キャリブレーションのための測距領域として使用されるので、図7(a)で示した測距枠に合わせた領域として設定して測距を行う。例えば、図15(c)の1511を、図7(a)の701をはじめとした測距枠に合わせて測距を行う。
次に、図9(b)を用いて、S1302およびS1303で実行される、キャリブレーションでの測距用の像信号Aと像信号Bの算出処理について説明する。図9(b)は、図9(a)と同様、撮像素子201の画素配列の一部を拡大した図である。図9(a)と同様、ベイヤー配列に従った画素配列であり、各画素は焦点検出のためにA像とB像を得るための2つの光電変換部を有する。
通常の測距では図9(a)のように4(2×2)つのベイヤー配列の画素から2つのA像信号、B像信号を取り出した。しかしキャリブレーションの場合は、AFセンサ画素と撮像画素の大きさが違うため、被写体の違う空間周波数を観測することになり、2つのAFを用いて補正を行うという意味では通常の測距でのA像信号とB像信号は不適である。
そのため、キャリブレーションでの測距では、画素加算により、A像信号とB像信号の1画素の大きさをAFセンサの1画素の大きさに合わせる。図9(b)の950はAFセンサの1画素の大きさを表す。また、後述するが、AFセンサと撮像素子は分光感度特性が違うため、これを補償するためにRGBの係数r、g、bを計算する。計算方法は後述する。さらに撮影シーンでのホワイトバランスのために、グリーンを1倍として、レッドの係数をWr、ブルーの係数をWbとする。これらを式で表すと以下のように、領域950の画素を加算してAFセンサの画素と同じ大きさの画素になるようにA信号、B信号を生成する。もちろん使用するAFセンサや撮像素子の画素サイズの違いに従って、加算する画素数を変えることは言うまでもない。このように、本発明では撮像素子201とAFセンサ254との撮像特性(画素の解像度と分光感度特性)の違いに従って、キャリブレーションモードでの像信号の生成を制御している。これにより、AFセンサによるAFと同様の像面の場所と被写体でのキャリブレーションが可能となる。
A[0]=
r×Wr×RA900+g×GrA902+g×GbA920+b×Wb×BA922+
r×Wr×RA904+g×GrA906+g×GbA924+b×Wb×BA926+
r×Wr×RA908+g×GrA910+g×GbA928+b×Wb×BA930+
・・・ 以降同様
B[0]=
r×Wr×RB901+g×GrB903+g×GbB921+b×Wb×BB923+
r×Wr×RB905+g×GrB907+g×GbB925+b×Wb×BB927+
r×Wr×RB909+g×GrB911+g×GbB929+b×Wb×BB931+
・・・ 以降同様
これらを図15(a)の測距範囲とシフト領域を合わせた1504の幅だけ繰り返す。
次に、図12を用いて、センサ分光感度特性の違いに従った係数r、g、bの算出方法を説明する。
図12(a)は前述したように、カメラ200の撮像素子201とAFセンサ254の分光感度特性であり、縦軸の感度は1で正規化されている。同図において、1201は撮像素子201のレッド画素の分光感度特性であり、約610nmに重心があるものとする。1202は撮像素子201のグリーン画素の分光感度特性であり、約530nmに重心があるものとする。1203は撮像素子201のブルー画素の分光感度特性であり、約450nmに重心があるものとする。1204はAFセンサの分光感度特性であり、約580nmに重心があるものとする。
ここで光源は、キャリブレーションに適した太陽光などの均一な分光の光源だとすると、撮像素子201の分光感度特性の重心とAFセンサの分光感度特性との重心が合う条件として
R×610+G×530+B×450≒580
R+G+B=1
の式を解くと、解の一つとして
R≒0.7、G≒0.2、B≒0.1
を得る。
重心のためにこの演算を行ったが、レッドにマイナスゲインをかけるのは感度が無駄になるので、レッドで正規化すると
r=1、g≒0.29、b≒0.14
となる。この結果を表したのが図12(b)である。このように求められた係数を用いて画素信号の色成分の加算における重み付けを行って像信号を生成してキャリブレーションを行うと、撮像センサとAFセンサの分光の重心が等しいことになる。
なお、AFセンサによる測距にIRの補正をかける場合は、この補正は必要ないので
r=1、g=1、b=1
とすることもできる。このようにしてA増信号とB像信号を生成した後は、図16、図17を用いて既に説明したのと同様の処理で相関演算を行う。
以上説明した本発明の実施例によれば、AFセンサによるAFと同様の像面の場所・被写体でキャリブレーションを行うことが可能となり、AFセンサと近い空間周波数の被写体に基づいてより精度の向上したキャリブレーションを行うことができる。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。すなわち、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても本件発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行うことによっても前述した実施形態の機能が実現される。この場合も本件発明に含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づく処理も本件発明に含まれる。すなわち、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等がプログラムコードの指示に基づき実際の処理の一部又は全部を行って前述した実施形態の機能を実現する場合も本件発明に含まれることは言うまでもない。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。

Claims (15)

  1. 被写体像を撮像して第1の撮像信号を生成する複数の画素を含む第1の撮像手段と、
    前記被写体像を撮像して第2の撮像信号を生成する複数の画素を含む第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像信号から生成された第1の焦点検出信号に基づいて、前記被写体像の焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、
    前記第2の撮像信号から生成された第2の焦点検出信号に基づいて、前記被写体像の焦点検出を行う第2の焦点検出手段と、
    前記第2の焦点検出手段による焦点検出の結果に基づいて、前記第1の焦点検出手段による焦点検出の補正値を生成する補正手段を備え、
    前記第1の焦点検出手段による焦点検出のキャリブレーションを行って前記補正手段が前記補正値を生成するキャリブレーションモードを有する撮像装置において、
    前記第の撮像手段に含まれる複数の画素は2次元的に配置され、かつ、2以上の光電変換部をそれぞれ有し、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素のそれぞれの面積は前記第の撮像手段に含まれる画素の面積と異なり、
    前記キャリブレーションモードでは、前記第2の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第2の領域の位置は、前記第1の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第1の領域に対応し、かつ、前記第の撮像手段に含まれる画素の面積に対応して、前記第1の領域において、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素から出力される第の撮像信号を加算する加算数を制御することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正値を生成するための前記第2の焦点検出信号は、前記第2の領域の前記第2の撮像信号から、前記第1の撮像手段の撮像特性に従って生成された像信号であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の撮像手段の撮像特性は、画素の解像度および分光感度特性を含み、前記補正値を生成するための前記第2の焦点検出信号は、少なくとも前記解像度を有する像信号であることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第2の焦点検出手段は、前記補正値を生成するための前記第2の焦点検出信号を、前記第2の領域の前記第2の撮像信号に画素加算を行うことによって生成し、加算される画素の数は前記解像度に従って決定されることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記第2の焦点検出手段はさらに、前記加算される画素の重み付けを前記分光感度特性に従って決定し、前記重み付けを用いて前記第2の撮像信号の画素加算を行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記補正値を記憶する記憶手段をさらに備え、前記補正値は、前記キャリブレーションモードにおいて前記第1の焦点検出手段が行う焦点検出の結果と前記第2の焦点検出手段が行う焦点検出の結果の差分であり、前記キャリブレーションモードでない動作モードで前記第1の焦点検出手段が行う焦点検出の結果は、前記第1の焦点検出信号に基づいて行う焦点検出の結果と前記記憶手段に記憶された補正値の和であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の撮像信号に基づいて、前記被写体像の光源を推定する推定手段を備え、前記光源の推定の結果に従って、前記キャリブレーションモードが行われることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記推定手段は、前記第2の撮像信号に基づいて、前記光源の分光特性および色温度のいずれかを検出することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記推定手段は、前記光源の分光特性としてIR成分を含むか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記記憶手段は、前記補正値をレンズごとに保持することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  11. 前記第2の焦点検出手段が前記第2の焦点検出信号に基づいて行う焦点検出は撮像面位相差方式の焦点検出であり、前記第2の撮像手段は、各画素が複数の光電変換手段を含む画素配列を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 被写体像を撮像して第1の撮像信号を生成する複数の画素を含む第1の撮像手段と、前記被写体像を撮像して第2の撮像信号を生成する複数の画素を含む第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段で生成された第1の撮像信号から生成された第1の焦点検出信号に基づいて、前記被写体像の焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、前記第2の撮像手段で生成された第2の撮像信号から生成された第2の焦点検出信号に基づいて、前記被写体像の焦点検出を行う第2の焦点検出手段と、前記第2の焦点検出手段による焦点検出の結果に基づいて、前記第1の焦点検出手段による焦点検出の補正値を生成する補正手段を備え、前記第1の焦点検出手段による焦点検出のキャリブレーションを行って前記補正手段が前記補正値を生成するキャリブレーションモードを有し、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素は2次元的に配置され、かつ、2以上の光電変換部をそれぞれ有し、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素のそれぞれの面積は前記第の撮像手段に含まれる画素の面積と異なる撮像装置の制御方法において、
    前記キャリブレーションモードを設定する工程と、
    前記キャリブレーションモードが設定されたときは、前記第2の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第2の領域の位置を、前記第1の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第1の領域に対応して設定する工程と、
    前記第2の焦点検出手段が、前記補正値を生成するための前記第2の焦点検出信号を、前記第2の領域の前記第2の撮像信号から、前記第1の撮像手段の撮像特性に従って生成する工程と、
    前記第の撮像手段に含まれる画素の面積に対応して、前記第1の領域において、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素から出力される第の撮像信号を加算する加算数を制御する工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラム。
  14. コンピュータを、請求項1から10のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  15. 被写体像を撮像して第1の撮像信号を生成する複数の画素を含む第1の撮像手段と、
    前記被写体像を撮像して第2の撮像信号を生成する複数の画素を含む第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像信号から生成された第1の焦点検出信号に基づいて、前記被写体像の焦点検出を行う第1の焦点検出手段と、
    前記第2の撮像信号から生成された第2の焦点検出信号に基づいて、前記被写体像の焦点検出を行う第2の焦点検出手段と、
    前記第2の焦点検出手段による焦点検出の結果に基づいて、前記第1の焦点検出手段による焦点検出の補正値を生成する補正手段を備え、
    前記第1の焦点検出手段による焦点検出のキャリブレーションを行って前記補正手段が前記補正値を生成するキャリブレーションモードと、前記第の焦点検出手段の第の撮像信号を用いて焦点検出を行う焦点検出モードとを有する撮像装置において、
    前記第の撮像手段に含まれる複数の画素は2次元的に配置され、かつ、2以上の光電変換部をそれぞれ有し、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素のそれぞれの面積は前記第の撮像手段に含まれる画素の面積と異なり、
    前記キャリブレーションモードでは、前記第2の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第2の領域の位置は、前記第1の焦点検出手段が焦点検出を行う前記被写体像の第1の領域に対応し、
    前記キャリブレーションモードと前記焦点検出モードとでは、前記第1の領域において、前記第の撮像手段に含まれる複数の画素から出力される第の撮像信号を加算する加算数が異なることを特徴とする撮像装置。
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