JP6467090B1 - 燃料電池セル及びセルスタック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池セル本体の先端部におけるクラックを充分に抑制する。
【解決手段】燃料電池セル10は、燃料電池セル本体3と、キャップ部材4とを備えている。燃料電池セル本体3は、ガス流路31、ガス流路31の供給側となる基端部32、及びガス流路31の排出側となる先端部33を有する。キャップ部材4は、金属製であり、燃料電池セル本体3の先端部33に取り付けられる。キャップ部材4は、熱伝導部41、燃焼部42、連結部43を有する。熱伝導部41は、燃料電池セル本体3の先端部33の外周面を覆う。燃焼部42は、燃料電池セル本体3の先端面305と間隔をあけて配置される。燃焼部42は、ガス排出口421を有する。連結部43は、熱伝導部41と燃焼部42とを連結する。熱伝導部41は、ガス流路31が延びる方向において連結部43よりも長い。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池セル及びセルスタック装置に関する。
燃料電池セルは、燃料ガスが燃料極に供給されるとともに、酸素含有ガスが空気極に供給されることによって発電する。そして、燃料電池セルの発電に使用されずに排出された余剰の燃料ガス及び酸素含有ガスは、燃焼させられて熱源として用いられる。このような燃料電池セルとして、例えば、特開2012−14850号公報(特許文献1)が挙げられる。
特許文献1に開示の燃料電池セルは、ガス排出側の先端部に筒状部材が取り付けられている。この筒状部材により、燃焼域と燃料電池セルの先端部との距離が長くなり、燃料電池セルの先端部のクラックの発生が抑制される。
特開2012−14850号公報
上述したように筒状部材を取り付けた燃料電池セルであっても、先端部にクラックが発生することがある。
そこで、本発明は、先端部におけるクラックの発生を十分に抑制することのできる燃料電池セル及びセルスタック装置を提供することを課題とする。
余剰の燃料ガスの燃焼時に燃料電池セルの先端部にクラックが発生するという問題は、燃料電池セルの先端部における先端面と外周面との温度差によって、先端部に引張応力が生じることに起因することを本発明者は見出した。具体的には、燃料電池セルにおける先端面は、燃焼域と対向しているため温度が最も高い。一方、燃料電池セルの外周面は、酸素含有ガスが流れるため温度が低い。燃焼時のこの温度差によって、燃料電池セルの先端部に引張応力が生じて、クラックの起点となることを本発明者は突き止めた。そこで、本発明者は、燃焼時に支持基板に生じる温度差を低減する手段について鋭意検討し、本発明を完成させた。
本発明の第1側面に係る燃料電池セルは、燃料電池セル本体と、キャップ部材とを備える。燃料電池セル本体は、ガス流路、ガス流路の供給側となる基端部、及びガス流路の排出側となる先端部を有する。キャップ部材は、金属製であり、燃料電池セル本体の先端部に取り付けられる。キャップ部材は、熱伝導部、燃焼部、及び連結部を有する。熱伝導部は、燃料電池セル本体の先端部の外周面を覆う。燃焼部は、燃料電池セル本体の先端面と間隔をあけて配置される。燃焼部は、ガス排出口を有する。連結部は、熱伝導部と燃焼部とを連結する。熱伝導部は、ガス流路が延びる方向である第1方向において、連結部よりも長い。
本発明の燃料電池セルによれば、まず、ガス排出口を有する燃焼部が燃料電池セル本体の先端面と間隔をあけて配置されているため、余剰の燃料ガスが燃焼する燃焼領域を燃料電池セル本体の先端面から離すことができる。また、燃焼により発生する熱は、燃焼部及び連結部を介して、熱伝導部へと伝達される。この結果、燃料電池セル本体の先端部の外周面が加熱され、先端部の外周面と先端面との温度差が小さくなる。以上より、先端部におけるクラックの発生を十分に抑制することができる。
好ましくは、第1方向と交差する方向である第2方向において、燃焼部は、熱伝導部よりも寸法が小さい。キャップ部材は、段差部をさらに有する。段差部は、第2方向の両端部において燃焼部と熱伝導部とを連結する。
好ましくは、熱伝導部の主面と連結部の主面とは、平面を構成する。
好ましくは、燃焼部と連結部との境界部は、面取り形状を有する。
好ましくは、燃料電池セルは、被覆層をさらに備えている。被覆層は、キャップ部材の外側面を覆っている。また、被覆層は、第1被覆部と、第2被覆部とを有している。第1被覆部は、熱伝導部及び連結部を覆っている。第2被覆部は、燃焼部を覆っている。第2被覆部は、第1被覆部よりも厚い。この構成によれば、最も高温となり得る燃焼部を覆う第2被覆部を第1被覆部よりも厚くしているため、燃焼部における異常酸化を抑制することができる。
本発明の第2側面に係るセルスタック装置は、上述したいずれかの燃料電池セルと、燃料電池セル本体の基端部を支持するマニホールドと、を備える。
本発明は、先端部におけるクラックの発生を十分に抑制することのできる燃料電池セル及びセルスタック装置を提供することができる。
セルスタック装置の斜視図。 燃料電池セルの斜視図。 燃料電池セルの正面図。 燃料電池セル本体の斜視図。 燃料電池セル本体の断面図。 図3のVI−VI線断面図。 図6のVII−VII線断面図。 変形例に係る燃料電池セルの図6に相当する断面図。 変形例に係る燃料電池セルの拡大断面図。
以下、本発明に係る燃料電池セル及びセルスタック装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、長手方向、幅方向、及び厚さ方向は、燃料電池セルの長手方向(第1方向の一例)、幅方向(第2方向の一例)、及び厚さ方向を意味する。
[セルスタック装置100]
図1に示すように、セルスタック装置100は、複数の燃料電池セル10と、マニホールド20とを備えている。各燃料電池セル10は、マニホールド20によって支持されている。燃料電池セル10は、マニホールド20から上方に延びている。また、各燃料電池セル10は、マニホールド20の長手方向(z軸方向)に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。各燃料電池セル10は、集電部材(図示せず)を介して互いに電気的に接続されている。集電部材は、例えば、酸化物セラミックスの焼成体、金属などの導電性を有する材料から形成されている。マニホールド20は、各燃料電池セル10のガス流路31(図2参照)に燃料ガスなどのガスを分配する。マニホールド20は、中空状であり、内部空間を有する。マニホールド20の内部空間には、導入管21を介して燃料ガスが供給される。
[燃料電池セル10]
図2及び図3に示すように、燃料電池セル10は、燃料電池セル本体3と、キャップ部材4とを有している。
[燃料電池セル本体3]
図4に示すように、燃料電池セル本体3は、複数のガス流路31、基端部32、及び先端部33を有している。燃料電池セル本体3の長手方向(x軸方向)の一方の端部(図4の下端部)が基端部32であり、他方の端部(図4の上端部)が先端部33である。なお、燃料電池セル本体3の先端部33は、主に支持基板110によって構成されている。詳細には、燃料電池セル本体3の先端部33は、後述する電解質140などの緻密膜によって覆われた支持基板110によって構成されている。
ガス流路31は、燃料電池セル本体3内を基端部32から先端部33へ延びている。すなわち、ガス流路31は、燃料電池セル本体3の長手方向(x軸方向)に延びている。また、各ガス流路31は、燃料電池セル本体3の幅方向(y軸方向)において間隔をあけ、互いに実質的に平行に延びている。各ガス流路31は、燃料電池セル10の幅方向の両端部に形成されていないことが好ましい。なお、本実施形態では、燃料電池セル本体3の長手方向(x軸方向)が本発明の第1方向に相当し、幅方向(y軸方向)が本発明の第2方向に相当する。
燃料電池セル本体3の基端部32は、燃料電池セル本体3のうち、ガス流路31の供給側の端部である。燃料電池セル本体3は、基端部32において、マニホールド20に支持される。
燃料電池セル本体3の先端部33は、燃料電池セル本体3のうち、ガス流路31の排出側の端部である。先端部33は、基端部32と反対側の端部である。燃料電池セル本体3の先端部33は、自由端である。燃料電池セル本体3は、マニホールド20によって、片持ち状態で支持され、自立している。
燃料電池セル本体3は、扁平状である。燃料電池セル本体3は、いわゆる円筒平板型の燃料電池セルである。図2に示すように、燃料電池セル本体3は、第1主面301と、この第1主面301の反対側の第2主面302と、第1主面301と第2主面302とを連結する一対の側面303とを有している。第1主面301、第2主面302、及び一対の側面303は、燃料電池セル本体3の外周面を構成する。第1主面301と第2主面302とは、互いに反対側を向いており、互いに平行に延びる。第1主面301と第2主面302との間隔は実質的に支持基板110の厚さに等しい。支持基板110の厚さは、例えば1〜10mmである。
燃料電池セル本体3は、基端面304(図2では下端面)と、先端面305(図2では上端面)とを有している。基端面304及び先端面305は、燃料電池セル本体3の長手方向における端面である。ガス流路31は、基端面304から先端面305まで延びている。ガス流路31は、基端面304及び先端面305において開口している。基端面304側においてガス流路31内に燃料ガスが供給され、先端面305側においてガス流路31から燃料ガスが排出される。すなわち、基端面304側に形成されたガス流路31の開口は、ガスの供給口である。そして、先端面305側に形成されたガス流路31の開口は、ガスの排出口である。なお、燃料電池セル本体3の基端面304は、マニホールド20の内部空間に面している。
図4に示すように、燃料電池セル本体3は、支持基板110と、複数の発電素子部120とを備えている。各発電素子部120は、支持基板110の両面に配置されている。なお、各発電素子部120は、支持基板110の片面のみに配置されていてもよい。各発電素子部120は、燃料電池セル本体3の長手方向において、互いに間隔をあけて配置されている。すなわち、本実施形態に係る燃料電池セル本体3は、いわゆる横縞型である。各発電素子部120は、電気的接続部160(図5参照)によって互いに電気的に接続されている。発電素子部120は、ガス流路31を流れる燃料ガスと、燃料電池セル本体3の外周面を流れる酸化剤ガスとによって発電する。
[支持基板]
支持基板110は、上述したガス流路31が内部に形成されている。支持基板110は、絶縁性である。すなわち、支持基板110は、電子伝導性を有していない。支持基板110は、例えば、セラミックスで形成される。具体的には、支持基板110は、CSZ(カルシア安定化ジルコニア)から構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、MgO(酸化マグネシウム)とMgAl(マグネシアアルミナスピネル)とから構成されてもよい。支持基板110は、多孔質である。支持基板110の気孔率は、例えば、20〜60%である。
図5に示すように、支持基板110は、複数の第1凹部117を有している。各第1凹部117は、支持基板110の各主面に形成されている。各第1凹部117は支持基板110の長手方向において互いに間隔をあけて形成されている。
[発電素子部120]
各発電素子部120は、燃料極130、電解質140、及び空気極150を有している。また、各発電素子部120は、反応防止膜121をさらに有している。
燃料極130は、電子伝導性を有する多孔質の材料から構成される焼成体である。燃料極130は、燃料極集電部131と、燃料極活性部132とを有する。燃料極集電部131は、第1凹部117内に配置されている。各燃料極集電部131は、第2凹部131a及び第3凹部131bを有している。燃料極活性部132は、第2凹部131a内に配置されている。
燃料極集電部131は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とCSZ(カルシア安定化ジルコニア)とから構成されてもよい。燃料極集電部131の厚さ、すなわち第1凹部117の深さは、50〜500μmである。なお、酸化ニッケルは、還元性ガスが燃料極130に供給されることで金属ニッケルに変化する。
燃料極活性部132は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)とから構成されてもよいし、NiO(酸化ニッケル)とGDC(ガドリニウムドープセリア)とから構成されてもよい。燃料極活性部132の厚さは、5〜30μmである。なお、酸化ニッケルは、還元性ガスが燃料極130に供給されることで金属ニッケルに変化する。
電解質140は、燃料極130上を覆うように配置されている。詳細には、電解質140は、あるインターコネクタ161から他のインターコネクタ161まで燃料電池セル10の長手方向に延びている。すなわち、燃料電池セル10の長手方向において、電解質140とインターコネクタ161とが交互に配置されている。
電解質140は、イオン伝導性を有し、かつ電子伝導性を有さない緻密な材料から構成される焼成体である。電解質140は、例えば、YSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)から構成されてもよいし、LSGM(ランタンガレート)から構成されてもよい。電解質140の厚さは、例えば、3〜50μmである。
反応防止膜121は、緻密な材料から構成される焼成体であり、平面視(z軸方向視)において、燃料極活性部132と略同一の形状であり、燃料極活性部132と略同じ位置に配置されている。反応防止膜121は、電解質140内のYSZと空気極150内のSrとが反応して電解質140と空気極150との界面に電気抵抗が大きい反応層が形成される現象の発生を抑制するために設けられている。反応防止膜121は、例えば、GDC=(Ce,Gd)O(ガドリニウムドープセリア)から構成される。反応防止膜121の厚さは、例えば、3〜50μmである。
空気極150は、反応防止膜121上に配置されている。空気極150は、電子伝導性を有する多孔質の材料から構成される焼成体である。空気極150は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成されてもよいし、LSF=(La,Sr)FeO(ランタンストロンチウムフェライト)、LNF=La(Ni,Fe)O(ランタンニッケルフェライト)、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)等から構成されてもよい。また、空気極150は、LSCFから構成される第1層(内側層)とLSCから構成される第2層(外側層)との2層によって構成されてもよい。空気極150の厚さは、例えば、10〜100μmである。
電気的接続部160は、隣り合う発電素子部120を電気的に接続するように構成されている。電気的接続部160は、インターコネクタ161及び空気極集電部162を有する。インターコネクタ161は、第3凹部131b内に配置されている。インターコネクタ161は、電子伝導性を有する緻密な材料から構成される焼成体である。インターコネクタ161は、例えば、LaCrO(ランタンクロマイト)から構成されてもよいし、(Sr,La)TiO(ストロンチウムチタネート)から構成されてもよい。インターコネクタ161の厚さは、例えば、10〜100μmである。
空気極集電部162は、隣り合う発電素子部120のインターコネクタ161と空気極150との間を延びるように配置される。空気極集電部162は、電子伝導性を有する多孔質の材料から構成される焼成体である。空気極集電部162は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)から構成されてもよいし、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)から構成されてもよいし、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)から構成されてもよい。空気極集電部162の厚さは、例えば、50〜500μmである。
[キャップ部材4]
図2及び図3に示すように、キャップ部材4は、燃料電池セル本体3の先端部33に取り付けられている。キャップ部材4は、燃料電池セル本体3の先端部33の外周面を覆っている。本実施形態では、キャップ部材4は、燃料電池セル本体3の先端部33上に載置されているだけであり、先端部33とは接合されていない。
キャップ部材4は、金属製である。キャップ部材4を構成する金属の熱伝導率は、燃料電池セル本体3の先端部33を主に構成する材料の熱伝導率よりも高い。詳細には、キャップ部材4を構成する金属の熱伝導率は、支持基板110を構成する材料の熱伝導率よりも高い。
キャップ部材4は、例えば、耐熱性のFe基合金(ステンレス鋼)、Fe−Ni基合金、Ni基合金、Co基合金等で構成される。燃焼により高温に長時間曝されることから、キャップ部材4を構成する材料は、酸化被膜として酸化クロムを主成分とする膜や酸化アルミニウムを主成分とする膜を形成する金属材料が好ましく、さらに好ましくは高い耐酸化性を有する酸化アルミニウムを主成分とする膜を形成する金属材料が好ましい。なお、主成分とは、全体の50質量%以上であることを意味する。また、燃料電池セル本体3の先端部33とキャップ部材4とが当接する部分において、燃料電池セル本体3中の元素とキャップ部材4中の元素とが相互に反応することがある。反応によって燃料電池セル本体3とキャップ部材4とが意図せずに物理的に接合した状態になることがある。酸化クロムを主成分とする膜は、酸化クロムと燃料電池セル本体3中の元素が反応しやすいが、酸化アルミニウムを主成分とする膜を形成する金属材料を用いた場合、酸化アルミニウムと燃料電池セル本体3中の元素は反応性が乏しいため、燃料電池セル本体3とキャップ部材4間の相互反応が起こらず、意図せずに物理的に接合した状態になることを防止できる。そのため、キャップ部材4を構成する材料は、酸化アルミニウムを主成分とする膜を形成する金属材料が最も好ましい。
キャップ部材4は、熱伝導部41、燃焼部42、一対の連結部43、及び一対の段差部44を有する。熱伝導部41、燃焼部42、一対の連結部43、及び一対の段差部44は、1つの部材によって構成されていてもよいし、別部材を連結して構成されていてもよい。
熱伝導部41は、燃料電池セル本体3の先端部33を覆うように構成されている。具体的には、熱伝導部41は、筒状である。熱伝導部41は、燃料電池セル本体3の先端部33の外周面と対向している。すなわち、熱伝導部41は、燃料電池セル本体3の先端部33における第1主面301、第2主面302、及び側面303と対向している。燃料電池セル本体3の熱伝導部41は、燃焼部42から伝達された熱を燃料電池セル本体3の先端部33の外周面に伝達する。
熱伝導部41の内側面と燃料電池セル本体3の先端部33の第1及び第2主面301,302とは、接触していなくてもよいし、接触していてもよいし、部分的に接触していてもよい。図6に示すように熱伝導部41の内側面と燃料電池セル本体3の先端部33の第1及び第2主面301,302とが接触していない場合、両者の隙間H1は、例えば、好ましくは500μm以下であり、より好ましくは250μm以下であり、より一層好ましくは100μmである。この隙間H1の好ましい範囲は、隙間が一定でない場合(一部が当接する場合を含む)には、最大の隙間を意味する。
なお、熱伝導部41は、熱伝導率が高い金属製であるため、隙間H1を介していても、燃料電池セル本体3の先端部33の外周面に対し輻射熱によって伝達することができる。
熱伝導部41の内側面と燃料電池セル本体3の先端部33の側面303とは、接触していなくてもよいし、接触していてもよいし、部分的に接触していてもよい。図7に示すように熱伝導部41の内側面と燃料電池セル本体3の先端部33の側面303とが接触していない場合、両者の隙間H2は、例えば、好ましくは500μm以下であり、より好ましくは250μm以下であり、より一層好ましくは100μmである。この隙間H2の好ましい範囲は、隙間が一定でない場合(一部が当接する場合を含む)には、最大の隙間を意味する。
図2,図3,及び図6に示すように、燃焼部42は、燃料電池セル本体3の先端面305と長手方向(x軸方向)において間隔をあけて配置されている。燃焼部42は、燃料電池セル本体3の先端面305と対向している。燃焼部42は、平板状である。燃焼部42の上面と燃料電池セル本体3の先端面305との距離は、後述する連結部43の長さL2と等しい。
燃焼部42は、複数のガス排出口421を有している。この燃焼部42のガス排出口421からは、燃料電池セル本体3の発電に使用されなかった余剰ガスが排出される。ガス排出口421の数は、ガス流路31の数と同じであってもよいし、異なっていてもよい。ガス排出口421は、幅方向(y軸方向)に沿って、間隔をあけて配置される。なお、燃焼部42は、1つのガス排出口421のみを有していてもよい。
各連結部43は、熱伝導部41と燃焼部42とを連結する。各連結部43は、板状である。各連結部34の主面は、厚さ方向を向いており、互いに対向している。連結部43の上端が燃焼部42と連結され、連結部43の下端が熱伝導部41と連結される。連結部43の主面は、熱伝導部41の主面とともに1つの平面を構成している。すなわち、連結部43の主面と熱伝導部41の主面との間には、段差などはない。この各連結部43と、燃焼部42と、燃料電池セル本体3の先端面305によって、空間Sが画定されている。
図3及び図6に示すように、燃料電池セル10の長手方向(x軸方向)において、熱伝導部41の長さL1は、連結部43の長さL2よりも長い。熱伝導部41の長さL1は、例えば、3mm〜50mm程度である。また、連結部43の長さL2は、例えば、1〜20mm程度である。連結部43の長さL2に対する、熱伝導部41の長さL1の割合(L1/L2)は、例えば1.5〜50程度である。
なお、熱伝導部41の長さL1とは、燃料電池セル10の長手方向(x軸方向)における熱伝導部41の寸法を意味する。熱伝導部41の長さL1は、図3に示す正面視又は図6に示す側面視において、キャップ部材4の下端から燃料電池セル本体3の先端面305までの距離を言う。また、連結部43の長さL2とは、燃料電池セル10の長手方向(x軸方向)における連結部43の寸法を意味する。連結部43の長さL2は、図3に示す正面視又は図6に示す側面視において、キャップ部材4の上端から燃料電池セル本体3の先端面305までの距離を言う。
図3に示す正面視において、熱伝導部41の面積は、連結部43の面積よりも大きい。
図7に示すように、燃焼部42の幅W2は、熱伝導部41の幅W1よりも短い。また、燃焼部42の幅W2は、燃料電池セル本体3の幅W3よりも短い。
一対の段差部44は、幅方向(y軸方向)において、キャップ部材4の両端部に配置されている。段差部44は、幅方向の両端部において、熱伝導部41と燃焼部42とを連結している。
詳細には、段差部44は、第1壁部441と第2壁部442とを有している。第1壁部441は、燃焼部42の幅方向端部から下方に延びている。第1壁部441は、幅方向(y軸方向)を向いている。第2壁部442は、第1壁部441の下端部から側方に延びている。第2壁部442は、長手方向(x軸方向)を向いている。
第2壁部442の下面は、燃料電池セル本体3の先端面305と当接している。この第2壁部442の下面が先端面305と当接することによって、キャップ部材4は、燃料電池セル本体3に支持されている。なお、キャップ部材4は、燃料電池セル本体3と接合されていないが、接合材などによって燃料電池セル本体3と接合されていてもよい。第2壁部442の下面は、幅方向の端部において、燃料電池セル本体3の先端面305と当接している。好ましくは、第2壁部442の下面は、ガス排出口が形成されていない領域で先端面305と当接している。
[セルスタック装置の動作]
以上のように構成されたセルスタック装置100の動作について説明する。セルスタック装置100は、例えば以下のように動作する。
セルスタック装置100では、燃料ガス(水素ガス等)を、導入管21からマニホールド20内に供給する。そして、この燃料ガスを、各燃料電池セル本体3のガス流路31に供給する。一方、酸素含有ガス(空気等)を、各燃料電池セル本体3の外側に供給する。
このように燃料ガス及び酸素含有ガスを供給することによって、各発電素子部120では、酸素分圧差すなわち電位差が、電解質140の表裏面間に生じる。この状態で、燃料電池セル10を外部の負荷に電気的に接続すると、空気極150において下記の式1に示す電気化学反応が起こり、燃料極130において下記の式2に示す電気化学反応が起こる。
(1/2)O+2e→O2− ・・・(式1)
+O2−→HO+2e ・・・(式2)
これにより、燃料電池セル本体3内にて電流が流れ、発電状態となる。この発電状態において、燃料電池セル本体3から電力が取り出される。
そして、燃料電池セル本体3のガス流路31を流れる燃料ガスのうち発電に使用されなかった余剰燃料ガスは、ガス流路31の排出口からキャップ部材4の内部空間Sに排出された後、キャップ部材4のガス排出口421を介して外部に排出される。そして、キャップ部材4のガス排出口421から排出される余剰燃料ガスは、外部を流れる酸素含有ガスと混合して燃焼する。
この燃焼により発生する熱は、燃焼部42及び連結部43を介して、熱伝導部41へと伝達される。この結果、燃料電池セル本体3の先端部33の外周面が加熱され、先端部33の外周面と先端面305との温度差が小さくなる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
変形例1
図8に示すように、燃焼部42と連結部43との境界部45は、面取り形状を有していてもよい。詳細には、燃焼部42の主面(上面)と連結部43の主面との境界部45は、面取り形状を有していてもよい。例えば、この境界部45は、R面取り加工されていてもよいし、C面取り加工されていてもよい。このように境界部45が面取り形状を有していることによって、下方からの酸素含有ガスがガス排出口421に回り込み、燃焼性が向上する。
変形例2
上記実施形態では、キャップ部材4は、支持基板110の各主面上に複数の発電素子部120が配置された横縞型の燃料電池セル本体3に取り付けられているが、キャップ部材4は、いわゆる縦縞型の燃料電池セル本体に取り付けることもできる。
変形例3
上記実施形態では、ガス流路31は燃料電池セル本体3の長手方向に延びていたが、ガス流路31は燃料電池セル本体3の短手方向に延びてもよい。この場合、燃料電池セル本体3の短手方向が本発明の第1方向に相当する。そして、燃料電池セル本体3の短手方向における一方の端部が基端部となりマニホールド20に支持される。また、燃料電池セル本体3の短手方向における他方の端部が先端部となりキャップ部材4が取り付けられる。
変形例4
上記実施形態では、キャップ部材4は、段差部44を有しているが、キャップ部材4は段差部44を有していなくてもよい。
変形例5
図9に示すように、燃料電池セル10は、被覆層5をさらに有している。被覆層5は、キャップ部材4の外側面を覆っている。なお、この被覆層5は、キャップ部材4の外側面上に形成されており、被覆層5とキャップ部材4との間には隙間は形成されていない。被覆層5は、キャップ部材4の内側面を覆っていてもよい。
被覆層5は、第1被覆部51と、第2被覆部52とを有している。第1被覆部51は、熱伝導部41及び連結部43を覆っている。第2被覆部52は、燃焼部42を覆っている。
第2被覆部52は、第1被覆部51よりも厚い。例えば、第1被覆部51の厚さT1は、0.01〜5μm程度であり、第2被覆部52の厚さT2は、0.1〜10μm程度である。第1被覆部51の厚さT1に対する第2被覆部52の厚さT2の割合(T2/T1)は、例えば、1.1〜20程度である。特に限定されないが、キャップ部材4の厚さは、例えば、0.1〜2mm程度である。
なお、第1被覆部51の厚さT1及び第2被覆部52の厚さT2は、次のようにして測定することができる。まず、複数のガス排出口431のうち、最も中央に位置するガス排出口431を通るxz平面でキャップ部材4を切断し、図9のような切断面を作成する。そして、この切断面において、第1被覆部51を任意の5点で厚さT1を測定し、この平均値を第1被覆部51の厚さT1とする。また、この切断面において、第2被覆部52を任意の5点で厚さT2を測定し、この平均値を第2被覆部52の厚さT2とする。
第1被覆部51及び第2被覆部52は、例えば、Al、Y、及びZrOなどから選択される少なくとも一種によって構成することができる。
第1被覆部51及び第2被覆部52は、例えば、蒸着法によって形成することができる。この場合、例えば、まず、熱伝導部41及び連結部43に所定の時間蒸着処理を施し、第1被覆部51を形成する。次に、第1被覆部51をマスキングし、燃焼部42に第1被覆部51の形成に要した時間より長時間蒸着処理を施すことによって第1被覆部51よりも厚い第2被覆部52を形成することができる。
3 :燃料電池セル本体
31 :ガス流路
32 :基端部
33 :先端部
34 :連結部
4 :キャップ部材
41 :熱伝導部
42 :燃焼部
421 :ガス排出口
43 :連結部
44 :段差部
45 :境界部
10 :燃料電池セル
20 :マニホールド
100 :セルスタック装置
305 :先端面

Claims (5)

  1. ガス流路、前記ガス流路の供給側となる基端部、及び前記ガス流路の排出側となる先端部を有する燃料電池セル本体と、
    前記燃料電池セル本体の先端部に取り付けられる金属製のキャップ部材と、
    を備え、
    前記キャップ部材は、
    前記燃料電池セル本体の前記先端部の外周面を覆う熱伝導部と、
    前記燃料電池セル本体の先端面と間隔をあけて配置され、ガス排出口を有する燃焼部と、
    前記熱伝導部と前記燃焼部とを連結する連結部と、
    を有し、
    前記熱伝導部は、前記ガス流路が延びる方向である第1方向において、前記連結部よりも長い、
    燃料電池セル。
  2. 前記第1方向と交差する方向である第2方向において、前記燃焼部は、前記熱伝導部よりも寸法が小さく、
    前記キャップ部材は、前記第2方向の両端部において前記燃焼部と熱伝導部とを連結する段差部をさらに有する、
    請求項1に記載の燃料電池セル。
  3. 前記熱伝導部の主面と前記連結部の主面とは、平面を構成する、
    請求項1又は2に記載の燃料電池セル。
  4. 前記燃焼部と前記連結部との境界部は、面取り形状を有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の燃料電池セル。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の燃料電池セルと、
    前記燃料電池セル本体の前記基端部を支持するマニホールドと、
    を備える、セルスタック装置。
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