JP6465035B2 - 装置及び方法 - Google Patents

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Description

本開示は、装置及び方法に関する。
モバイル通信は、その利便性のために広く普及している。例えば、モバイル通信を行う無線通信端末は、基地局に接続し、事業者のネットワーク及びインターネットなどを介して様々なネットワークサービスを利用することが可能である。一方、2つの無線通信端末が互いに接続し、通話、ファイル交換又はゲームなどのための通信を行うことも可能である。
特許文献1には、例えば、予めテーブルに登録されたMACアドレスを有する無線通信端末からのパケットを受信すると、当該パケットを廃棄し、上記無線通信端末との接続を拒否する無線ルータが、開示されている。
特開2006−074680号公報
しかし、上記特許文献1に開示されている技術では、意図しない無線通信端末が互いに接続することを防ぐことは困難である。より具体的には、例えば、上記特許文献1に開示されている技術では、意図しない無線通信端末が無線ルータ経由で互いに通信しようとする場合にこの通信を防ぐことができるが、無線通信端末間の直接接続を防ぐことはできない。また、仮に上記特許文献1に開示されている技術が無線通信端末に適用されるとしても、当該無線通信端末のテーブルに他の無線通信端末(例えば、悪意をもつ他の無線通信端末)のMACアドレスが登録されていなければ、上記無線通信端末と上記他の無線通信端末との直接接続を防ぐことはできない。
なお、意図しない無線通信端末が互いに接続することを防ぐために、例えば、いずれかのノードが、互いに直接接続してもよい2つの無線通信端末のうちの一方の無線通信端末のリンクレイヤアドレスを取得し、上記2つの無線通信端末のうちの他方の無線通信端末に上記リンクレイヤアドレスを提供することも考えられる。しかし、このような手法によれば、例えば、無線通信端末の識別情報(例えば、リンクレイヤアドレス)がむやみに流出してしまうことが懸念される。
そこで、無線通信端末の識別情報を配布することなく意図しない無線通信端末間の直接接続を防ぐことを可能にする仕組みが提供されることが望ましい。
本開示によれば、2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された上記識別情報を取得する取得部と、上記識別情報を用いて、上記直接接続のための制御を行う制御部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された上記識別情報を取得することと、プロセッサにより、上記識別情報を用いて上記直接接続のための制御を行うことと、
を含む方法が提供される。
また、本開示によれば、2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報を発行する管理部と、上記識別情報を上記2つの無線通信端末に通知する通知部と、を備える装置が提供される。
また、本開示によれば、プロセッサにより、2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報を発行することと、上記識別情報を上記2つの無線通信端末に通知することと、
を含む方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、無線通信端末の識別情報を配布することなく意図しない無線通信端末間の接続を防ぐことが可能になる。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、又は本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係る通信システムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 同実施形態に係る管理装置の構成の一例を示すブロック図である。 管理テーブルの一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る無線通信端末の構成の一例を示すブロック図である。 無線通信端末のロールが第1のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第1の例を説明するための説明図である。 無線通信端末のロールが第2のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第1の例を説明するための説明図である。 無線通信端末のロールが第1のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第2の例を説明するための説明図である。 無線通信端末のロールが第1のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第3の例を説明するための説明図である。 無線通信端末のロールが第2のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第2の例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る接続処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図(前半)である。 同実施形態に係る接続処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図(後半)である。 同実施形態に係る第1の終了処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る第2の終了処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る第3の終了処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。 変形例に係る無線通信端末における処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付の図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて無線通信端末200A、200B及び200Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、無線通信端末200A、200B及び200Cを特に区別する必要が無い場合には、単に無線通信端末200と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.通信システムの概略的な構成
2.各装置の構成
2.1.管理装置の構成
2.2.無線通信端末の構成
3.処理の流れ
3.1.接続処理の流れ
3.2.終了処理の流れ
4.変形例
4.1.無線通信端末の構成
4.2.処理の流れ
5.応用例
5.1.管理装置に関する応用例
5.2.無線通信端末に関する応用例
6.まとめ
<<1.通信システムの概略的な構成>>
まず、図1を参照して、本開示の実施形態に係る通信システム1の概略的な構成を説明する。図1は、本実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、通信システム1は、接続ノード10、管理装置100及び2つ以上の無線通信端末200を含む。
接続ノード10は、接続ノード10の通信エリア内に位置する無線通信端末200との無線通信を行う。また、接続ノード10は、ネットワークを介して管理装置100と通信する。例えば、接続ノード10は、管理装置100により送信される情報を無線通信端末200に転送し、無線通信端末200により送信される情報を管理装置100に転送する。一例として、接続ノード10は、セルラーネットワークの基地局である。
管理装置100は、無線通信端末200間の直接接続を管理する。例えば、管理装置100は、2つの無線通信端末200間の直接接続を管理する。
無線通信端末200は、接続ノード10の通信エリア内に位置する場合に、接続ノード10に接続され、接続ノード10との無線通信を行う。また、無線通信端末200は、他の無線通信端末200に直接接続され、当該他の無線通信端末200との無線通信を行う。
なお、図1には、2つの無線通信端末200のみが示されているが、当然ながら、通信システム1は3つ以上の無線通信端末200を含んでもよい。
以上、本実施形態に係る通信システム1の概略的な構成の一例を説明した。本実施形態によれば、管理装置100は、2つの無線通信端末200間の直接接続のための識別情報を発行し、当該識別情報を上記2つの無線通信端末200に通知する。また、上記2つの無線通信端末200は、上記識別情報を用いて、上記2つの無線通信端末200間の直接接続のための制御を行う。これにより、例えば、無線通信端末200の識別情報を配布することなく意図しない無線通信端末200間の接続を防ぐことが可能になる。
<<2.各装置の構成>>
続いて、図2〜図9を参照して、本実施形態に係る各装置の構成を説明する。
<2.1.管理装置の構成
まず、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る管理装置100の構成を説明する。図2は、本実施形態に係る管理装置100の構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、管理装置100は、通信部110、記憶部120及び処理部130を備える。
(通信部110)
通信部110は、他のノードと通信する。例えば、通信部110は、接続ノード10を介して、無線通信端末200と通信する。
(記憶部120)
記憶部120は、管理装置100の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
例えば、記憶部120は、無線通信端末200間の直接接続の管理のためのテーブル(以下、「管理テーブル」と呼ぶ)を記憶する。当該管理テーブルの具体的な内容は後述する。
(処理部130)
処理部130は、管理装置100の様々な機能を提供する。処理部130は、管理部131及び通知部133を含む。
(管理部131)
−コネクションIDの発行
管理部131は、2つの無線通信端末200間の直接接続のための識別情報(以下、「コネクションID」と呼ぶ)を発行する。
例えば、管理部131は、2つの無線通信端末200間の直接接続を試行することを決定する。すると、管理部131は、当該直接接続のためのコネクションIDを発行する。より具体的には、例えば、管理部131は、コネクションIDを新たに生成し、又は使用されていない既存の1つ以上のコネクションIDの中から1つのコネクションIDを選択することにより、コネクションIDを発行する。なお、管理部131は、例えば、直接接続を行う無線通信端末のペアごとに、コネクションIDを発行する。
一例として、上記直接接続は、無線LAN(Local Area Network)規格に従った直接接続である。当該無線LAN規格は、IEEE802.11(例えば、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなど)又はWi−Fi Directなどである。
−通信パラメータの生成
例えば、管理部131は、上記2つの無線通信端末200間の直接接続のための通信パラメータを生成する。
より具体的には、例えば、上記通信パラメータは、直接接続の際のロール、使用する周波数チャネル、サービスセット識別子(Service Set Identifier:SSID)、事前共有鍵(Pairwise Master Key:PMK)及び/又は探索開始予定時刻などを含む。
なお、上記ロールは、例えば、接続の要求を待ち受ける親機のロールである第1のロール、又は接続を要求する子機のロールである第2のロールである。一例として、上記直接接続がWi−Fi Directの直接接続である場合には、上記第1のロールはグループオーナであり、第2のロールはクライアントである。例えば、管理部131は、上記2つの無線通信端末200の各々のロールを決定する。その結果、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末のロールが第1のロール(例えば、グループオーナ)になり、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末のロールが第2のロール(例えば、クライアント)になる。
−管理テーブルの更新
例えば、管理部131は、無線通信端末間の直接接続の管理のためのテーブル(即ち、管理テーブル)を更新する。
例えば、上記管理テーブルは、情報項目として、コネクションIDを含む。また、上記管理テーブルは、例えば、無線通信端末200の端末ID(例えば、IPアドレス、又はセルラーネットワークにおけるIDなど)を含む。管理部131は、例えば、コネクションIDの発行の際に、管理テーブルにコネクションID及び端末IDを登録する。
また、例えば、上記管理テーブルは、上記通信パラメータの一部又は全部を含む。より具体的には、例えば、管理テーブルは、直接接続の際のロール及び/又は使用する周波数チャネルなどを含む。管理部131は、例えば、通信パラメータの生成の際に、管理テーブルに通信パラメータを登録する。
また、例えば、上記管理テーブルは、無線通信端末200間の直接接続の状態を示す情報を含む。管理部131は、例えば、上記直接接続の状態が変化すると、上記状態を示す上記情報を更新する。
図3は、管理テーブルの一例を説明するための説明図である。図3を参照すると、管理テーブルが示されている。例えば、管理テーブルは、情報項目として「コネクションID」、「端末ID」、「ロール」、「チャネル」及び「接続状態」を含む。管理テーブルには、直接接続を行う無線通信端末のペアごとに、このような情報が登録される。
なお、管理部131は、例えば、無線通信端末200間の直接接続が終了する場合に、当該直接接続に関する情報(コネクションID及び端末IDなど)を上記管理テーブルから削除する。即ち、管理部131は、上記直接接続が終了する場合に、コネクションIDの登録を抹消する。これにより、例えば、コネクションIDの登録と直接接続とが同期し得る。例えば、無線通信端末200が、上記直接接続の終了を管理装置100に通知する。
また、管理部131は、無線通信端末200の間で送受信されたデータの量をさらに管理してもよい。当該データの量は、例えば、上記無線通信端末200間の直接接続のためのコネクションIDと関連付けられ、(例えば、記憶部120に)記憶されてもよい。また、上記無線通信端末200は、上記データの量を管理装置100に通知してもよい。
(通知部133)
−コネクションIDの通知
通知部133は、上記コネクションID(即ち、2つの無線通信端末200間の直接接続のための識別情報)を上記2つの無線通信端末200に通知する。
例えば、上記コネクションIDが生成されると、通知部133は、上記コネクションIDを上記2つの無線通信端末200に通知する。より具体的には、例えば、通知部133は、通信部110を介して、上記コネクションIDを含むコネクトリクエスト(Connect Request)を、上記2つの無線通信端末200に通知する。
−通信パラメータの通知
例えば、通知部133は、上記2つの無線通信端末200間の直接接続のための上記通信パラメータを上記2つの無線通信端末200に通知する。
例えば、上記通信パラメータが生成されると、通知部133は、上記通信パラメータを上記2つの無線通信端末200に通知する。より具体的には、例えば、通知部133は、通信部110を介して、上記通信パラメータ(及び上記コネクションID)を含むコネクトリクエストを、上記2つの無線通信端末200に通知する。
このような通信パラメータの通知により、例えば、上記直接接続に要する時間が短縮される。また、例えば、上記直接接続の際の無線通信端末200の負担が軽減され得る。
−直接接続の切断の要求
例えば、通知部133は、互いに直接接続する2つの無線通信端末200の少なくとも一方に、当該2つの無線通信端末200間の直接接続の切断を要求する。
より具体的には、例えば、2つの無線通信端末200間の直接接続の終了が決定される。すると、通知部133は、通信部110を介して、上記直接接続のためのコネクションIDを含むディスコネクトリクエスト(Disconnect Request)を、上記2つの無線通信端末200に通知する。
<2.2.無線通信端末の構成
次に、図4〜図9を参照して、本実施形態に係る無線通信端末200の構成を説明する。図4は、本実施形態に係る無線通信端末200の構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、無線通信端末200は、第1アンテナ部210、第1無線通信部220、第2アンテナ部230、第2無線通信部240、記憶部250及び処理部260を備える。
(第1アンテナ部210)
第1アンテナ部210は、第1無線通信部220により出力される信号を電波として空間に放射する。また、第1アンテナ部210は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を第1無線通信部220へ出力する。
(第1無線通信部220)
第1無線通信部220は、無線通信を行う。例えば、第1無線通信部220は、接続ノード10との無線通信を行う。即ち、第1無線通信部220は、接続ノード10により送信される信号を受信し、接続ノード10への信号を送信する。
一例として、上述したように、接続ノード10は、セルラーネットワークの基地局である。この場合に、第1無線通信部220は、セルラー通信の通信規格に従った無線通信のための通信部である。
なお、第1無線通信部220は、他の無線通信端末200との無線通信を行ってもよい。即ち、第1無線通信部220は、他の無線通信端末200により送信される信号を受信し、他の無線通信端末200への信号を送信してもよい。
(第2アンテナ部230)
第2アンテナ部230は、第2無線通信部240により出力される信号を電波として空間に放射する。また、第2アンテナ部230は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を第2無線通信部240へ出力する。
(第2無線通信部240)
第2無線通信部240は、無線通信を行う。例えば、第2無線通信部240は、第1無線通信部220の無線通信と比べてより短距離の無線通信を行う。
例えば、第2無線通信部240は、他の無線通信端末200との無線通信を行う。即ち、第2無線通信部240は、他の無線通信端末200により送信される信号を受信し、他の無線通信端末200への信号を送信する。
一例として、第2無線通信部240は、無線LAN規格に従った無線通信のための通信部である。なお、この場合に、第2無線通信部240は、無線LANのアクセスポイントとの無線通信を行ってもよい。
(記憶部250)
記憶部250は、無線通信端末200の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
例えば、記憶部250は、他の無線通信端末200との直接接続に関する情報が登録されるテーブル(以下、「接続テーブル」と呼ぶ)を記憶する。当該接続テーブルの具体的な内容は後述する。
(処理部260)
処理部260は、無線通信端末200の様々な機能を提供する。処理部260は、情報取得部261及び接続制御部263を含む。
(情報取得部261)
−コネクションIDの取得
情報取得部261は、2つの無線通信端末200間の直接接続のための識別情報(即ち、コネクションID)を取得する。ここで、情報取得部261を備える無線通信端末200は、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末である。
上記コネクションIDは、上記2つの無線通信端末200とは異なる他の装置により発行される。上述したように、当該他の装置は、管理装置100である。例えば、管理装置100が、上記コネクションIDを発行すると、当該コネクションIDを上記2つの無線通信端末200に通知し、上記2つの無線通信端末200の各々は、当該コネクションIDを受信する。すると、当該コネクションIDは、記憶部250に記憶される。そして、情報取得部261は、記憶部250から上記コネクションIDを取得する。
より具体的には、例えば、記憶部250は、直接接続に関する情報が登録されるテーブル(即ち、接続テーブル)を記憶し、上記コネクションIDは、当該接続テーブルに登録される。なお、上記接続テーブルへの登録は、例えば処理部260により行われる。
−−接続テーブル
上記接続テーブルに登録される情報は、例えば、直接接続の際の無線通信端末200のロールによって異なる。より具体的には、例えば、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末200のロールが第1のロールとなり、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200のロールが第2のロールとなる。そして、上記接続テーブルに登録される情報は、当該接続テーブルを記憶する無線通信端末200のロールが上記第1のロールであるか上記第2のロールであるかによって異なる。
−−−第1のロールのケース
例えば、上記第1のロールは、接続の要求を待ち受ける親機のロールであり、一例としてグループオーナである。以下、図5を参照して、無線通信端末200のロールが第1のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の具体例を説明する。
図5は、無線通信端末200のロールが第1のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第1の例を説明するための説明図である。図5を参照すると、情報項目として「コネクションID」、「MACアドレス」、「ID検証状態(ID verification status)」及び「接続受付け状態(connection Reception status)」を含む接続テーブルが示されている。「コネクションID」は、管理装置100により通知されるコネクションIDである。「MACアドレス」は、無線通信端末200がコネクションIDを用いて直接接続する他の無線通信端末200のMACアドレスである。「ID検証状態」は、コネクションIDを用いる検証が有効であるか又は無効であるかを示す。「接続受付け状態」は、他の無線通信端末200による直接接続を許可するか又は拒絶するかを示す。例えば、管理装置100が、コネクションIDを発行し、当該コネクションIDを無線通信端末200に通知すると、当該コネクションIDが、接続テーブルの情報項目「コネクションID」として登録される。また、この時点では、例えば、情報項目「MACアドレス」としていずれのMACアドレスは登録されない。また、情報項目「ID検証状態」として、「有効(valid)」が登録される。また、情報項目「接続受付け状態」として、「拒否(reject)」が登録される。
−−−第2のロールのケース
例えば、上記第2のロールは、接続を要求する子機のロールであり、一例としてクライアントである。以下、図6を参照して、無線通信端末200のロールが第2のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の具体例を説明する。
図6、無線通信端末200のロールが第2のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第1の例を説明するための説明図である。図6を参照すると、図5の例と同様の情報項目を含む接続テーブルが示されている。例えば、管理装置100が、コネクションIDを発行し、当該コネクションIDを無線通信端末200に通知すると、当該コネクションIDが、接続テーブルの情報項目「コネクションID」として登録される。また、この時点では、例えば、情報項目「MACアドレス」としていずれのMACアドレスは登録されない。なお、無線通信端末200のロールが第2のロールである場合には、接続テーブルのうちの情報項目「ID検証状態」及び「接続受付け状態」としては、いずれの情報も登録されない。なお、情報項目「ID検証状態」及び「接続受付け状態」として、いずれかの仮の値が登録されてもよい。
−通信パラメータの取得
例えば、情報取得部261は、上記2つ以上の無線通信端末間の直接接続のための通信パラメータを取得する。
より具体的には、例えば、管理装置100が、上記通信パラメータを生成すると、当該通信パラメータを上記2つの無線通信端末200に通知し、上記2つの無線通信端末200の各々は、当該通信パラメータを受信する。すると、当該通信パラメータは、記憶部250に記憶される。そして、情報取得部261は、記憶部250から上記通信パラメータを取得する。
なお、上述したように、上記通信パラメータは、直接接続の際のロールを含む。そのため、無線通信端末200は、上記通信パラメータに含まれる無線通信端末200のロールに基づいて、当該ロール(例えば、第1のロール又は第2のロール)の動作を行う。また、無線通信端末200は、上述したように、上記ロール(例えば、第1のロール又は第2のロール)に応じた情報を上記接続テーブルに登録する。
(接続制御部263)
−直接接続のための制御
接続制御部263は、上記コネクションIDを用いて、上記2つの無線通信端末200間の上記直接接続のための制御(以下、「接続制御」と呼ぶ)を行う。ここで、接続制御部263を備える無線通信端末200は、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末である。
上記直接接続は、例えば、無線通信端末200が第2無線通信部240を使用して行う無線通信のための接続(例えば、無線LAN規格に従った無線通信)である。なお、上記直接接続は、無線通信端末200が第1無線通信部220を使用して行う無線通信(例えば、セルラー通信規格に従った無線通信)のための接続であってもよい。
なお、例えば、上記接続制御は、(接続制御部263を備える)無線通信端末200のロールに応じて異なる。
−−第1のロールのケース
無線通信端末200のロールが第1のロール(即ち、接続の要求を待ち受ける親機のロール)である場合には、上記接続制御は、例えば、以下のような具体的な制御を含む。
−−−認証
上記接続制御は、無線通信端末200との直接接続を試みる他の無線通信端末200の認証を含む。即ち、接続制御部263は、上記コネクションIDを用いて、無線通信端末200との直接接続を試みる他の無線通信端末200の認証を行う。上述したように、無線通信端末200は、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末200であり、上記認証は、上記他の無線通信端末200が上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200であるかを検証することである。
例えば、上記認証は、上記他の無線通信端末200により提供される情報が上記コネクションIDに対応する情報であるかを検証することを含む。例えば、上記コネクションIDに対応する上記情報は、上記コネクションIDと一致する情報である。
より具体的には、例えば、管理装置100は、2つの無線通信端末200に同一のコネクションIDを通知し、無線通信端末200(即ち、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末200)は、当該コネクションIDを取得し、記憶部250に記憶する。また、無線通信端末200との直接接続を試みる他の無線通信端末200が、情報を無線通信端末200に提供する。一例として、無線通信端末200は、上述した通信パラメータの1つである探索開始予定時刻より前にビーコンの送信を開始し、上記他の無線通信端末200は、上記探索開始予定時刻以降に、ビーコンの受信に応じて、上記情報とSSIDとを含むプローブリクエストを送信する。なお、上記ビーコンは、例えばSSIDを含まない。そして、情報取得部261は、上述した通信パラメータの1つであるSSIDを取得し、接続制御部263は、当該SSIDとプローブリクエストに含まれるSSIDとが一致するかを検証する。また、情報取得部261は、記憶部250(接続テーブル)から上記コネクションIDを取得し、接続制御部263は、上記他の無線通信端末200により提供される上記情報が上記コネクションIDと一致するかを検証する。そして、例えば、上述した通信パラメータの1つである上記SSIDとプローブリクエストに含まれる上記SSIDとが一致し、上記情報が上記コネクションIDと一致する。この場合に、上記他の無線通信端末200は管理装置100により上記コネクションIDを提供された無線通信端末200(即ち、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200)であるということが分かる。そのため、例えば、上記情報が上記コネクションIDと一致していれば、上記認証は成功し得る。一方、上記情報が上記コネクションIDと一致しなければ、上記認証は失敗する。なお、上記接続テーブルに2つ以上のコネクションIDが登録されている場合には、上記他の無線通信端末200により提供される上記情報が、上記2つ以上のコネクションIDのいずれかと一致するかが検証される。そして、上記情報がいずれかのコネクションIDと一致していれば、上記認証は成功し得る。一方、上記情報がいずれのコネクションIDとも一致しなければ、上記認証は失敗する。
以上のようにコネクションIDを用いた認証が行われる。これにより、例えば、無線通信端末200は、意図した無線通信端末200間の直接接続を許可し、意図しない無線通信端末200間の直接接続を防ぐことが可能になる。
また、上述したように、例えば、接続制御部263は、上記コネクションIDを用いて、無線通信端末200との直接接続を試みる他の無線通信端末200の認証を行う。そして、当該認証は、上記コネクションIDの利用可能条件が満たされる場合に限り成功する。一例として、上記利用可能条件は、上記コネクションIDを用いた認証がまだ成功していないことである。即ち、上記認証は、上記コネクションIDを用いた認証がまだ成功していない場合には成功し得るが、上記コネクションIDを用いた認証が既に成功している場合には失敗する。
より具体的には、例えば、上述したように、接続制御部263は、上記他の無線通信端末200により提供される上記情報が上記コネクションIDと一致するかを検証し、例えば、上記情報がコネクションIDと一致することが分かる。この場合に、接続制御部263は、接続テーブル内の、上記コネクションIDに対応する「ID検証状態(ID Verification Status)」をチェックする。その結果、「ID検証状態」が「有効(valid)」であれば、上記他の無線通信端末200の認証が成功する。そして、接続制御部263は、上記認証が成功すると、上記接続テーブルを更新する。以下、当該接続テーブルの更新について、図7を参照して具体例を説明する。
図7は、無線通信端末200のロールが第1のロールである場合に接続テーブルに登録される情報の第2の例を説明するための説明図である。図7を参照すると、図5の例と同様の情報項目を含む接続テーブルが示されている。認証が成功すると、図5に示される接続テーブルは、例えば、図7に示される接続テーブルに更新される。より具体的には、接続制御部263は、他の無線通信端末200のMACアドレスを、接続テーブルの情報項目「MACアドレス」として登録する。さらに、例えば、接続制御部263は、接続テーブルの情報項目「ID検証状態」として登録された「有効(valid)」を「無効(invalid)」に変更する。即ち、コネクションIDと一致する情報が提供されると、「ID検証状態」として「無効(invalid)」が登録される。また、接続制御部263は、接続テーブルの情報項目「接続受付け状態」として登録された「拒否(reject)」を「許可(admit)」に変更する。即ち、認証が成功すると、「接続受付け状態」として「許可(admit)」が登録される。
一方、接続制御部263は、接続テーブル内の、上記コネクションIDに対応する「ID検証状態」をチェックし、その結果、例えば、「ID検証状態」が「無効」であることが分かる。この場合に、上記他の無線通信端末200の認証が失敗する。即ち、コネクションIDを用いた認証が既に成功している場合には、当該コネクションIDと一致する情報がさらに提供されたとしても、認証は失敗する。
これにより、例えば、他の無線通信端末200による無線通信端末200へのコネクションIDの提供の際に、当該コネクションIDを傍受されたとしても、当該コネクションIDを用いた無線通信端末200への後続の直接接続は許可されない。よって、例えば、無線通信端末200への不正な直接接続が防がれ得る。
−−−接続の許可又は拒否
上記接続制御は、上記他の無線通信端末200による無線通信端末200への直接接続を許可し又は拒否することを含む。
第1に、接続制御部263は、無線通信端末200との直接接続を試みる他の無線通信端末200の認証が失敗する場合には、当該他の無線通信端末200による上記直接接続を拒否する。
より具体的には、例えば、上記認証が失敗する場合には、例えば図5に示されるように、上記接続テーブルの情報項目「MACアドレス」として、上記他の無線通信端末200のMACアドレスが登録されていない。そのため、接続制御部263は、上記他の無線通信端末200により接続を要求されたとしても、上記接続テーブル内に上記他の無線通信端末200のMACアドレスが登録されていない場合には、上記他の無線通信端末200による上記直接接続を拒否する。
第2に、接続制御部263は、例えば、上記認証が成功する場合には、上記他の無線通信端末200による上記直接接続を許可し得る。例えば、接続制御部263は、上記認証が成功する場合には、制限期間内では上記他の無線通信端末200による上記直接接続を許可し、当該制限期間外では上記他の無線通信端末200による上記直接接続を拒否する。なお、ここでの「直接接続を拒否する」ことは、既に確立されている直接接続を停止することを意味せず、新たに要求される直接接続を拒否することを意味する。
より具体的には、例えば、上記制限期間は、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間のデータ通信が可能になるまでの期間である。即ち、接続制御部263は、上記データ通信が可能になるまでの期間内では上記直接接続を許可し、上記データ通信が可能になった後には上記直接接続を拒否する。
例えば、無線通信端末200との直接接続を試みる他の無線通信端末200の認証が成功し、当該他の無線通信端末200は、無線通信端末200に接続を要求する。一例として、上記他の無線通信端末200は、アソシエーションリクエスト(Association Request)を無線通信端末200へ送信する。すると、接続制御部263は、当該アソシエーションリクエストを送信した上記他の無線通信端末200のMACアドレスが上記接続テーブル内に登録されているかをチェックする。上記接続テーブル内に上記MACアドレスが登録されている場合には、接続制御部263は、上記接続テーブル内で上記MACアドレスに対応する「接続受付け状態」をチェックする。例えば図7に示されるように、「接続受付け状態」として「許可(admit)」が登録されている場合には、接続制御部263は、上記他の無線通信端末200による無線通信端末200への直接接続を許可する。そして、無線通信端末200は、成功を示すアソシエーションレスポンス(Association Response)を上記他の無線通信端末200へ送信する。その後、例えば、上述した通信パラメータの1つである事前共有鍵(PMK)の使用により、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間で4−wayハンドシェイクが行われる。その結果、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間でネットワーク層のデータパスが開通し、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間でのデータ通信が可能になる。すると、接続制御部263は、例えば図8に示されるように、上記接続テーブルの「接続受付け状態」を「許可(admit)」から「拒否(reject)」に変更する。一方、上記MACアドレスが上記接続テーブル内に登録されていない場合、又は、上記MACアドレスに対応する「接続受付け状態」として「拒絶(reject)」が登録されている場合には、接続制御部263は、上記他の無線通信端末200による無線通信端末200への直接接続を拒否する。このように、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間でのデータ通信が可能になるまでは、「接続受付け状態」として「許可」が登録されているので、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間の直接接続が許可される。一方、上記データ通信が可能になった後には、「接続受付け状態」として「拒否」が登録されているので、上記直接接続が拒否される。
以上のように、制限期間内に限り直接接続が許可される。これにより、例えば、他の無線通信端末200による無線通信端末200への直接接続が制限されるので、無線通信端末200への不正な直接接続が防がれ得る。
さらに、上述したように、上記制限期間は、例えば、上記データ通信が可能になるまでの期間である。これにより、例えば、無線通信端末200と他の無線通信端末200との間のデータ通信を確実にしつつ、その後不正な直接接続が行われ得る期間を極めて短くすることが可能になる。
−−第2のロールのケース
一方、無線通信端末200のロールが第2のロール(即ち、接続を要求する子機のロール)である場合には、上記接続制御は、例えば、以下のような具体的な制御を含む。
−−−コネクションIDの提供
上記接続制御は、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200に上記コネクションIDを提供することを含む。
より具体的には、例えば、管理装置100は、2つの無線通信端末200に同一のコネクションIDを通知し、無線通信端末200(即ち、上記2つの無線通信端末200のうちの一方の無線通信端末200)は、当該コネクションIDを取得し、記憶部250に記憶する。その後、情報取得部261は、記憶部250から上記コネクションIDを取得し、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200に上記コネクションIDを提供する。一例として、無線通信端末200は、通信パラメータの1つである探索開始予定時刻以降に、ビーコン(SSIDを含まない)の受信に応じて、上述した通信パラメータの1つであるSSIDと上記コネクションIDとを含むプローブリクエストを送信する。その後、上記2つの無線通信端末200のうちの上記他方の無線通信端末200が、上記コネクションIDを用いて、無線通信端末200の認証を行う。
これにより、例えば、2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200は、意図した無線通信端末200間の直接接続を許可し、意図しない無線通信端末200間の直接接続を防ぐことが可能になる。
なお、例えば無線通信端末200の認証が成功すると、上記コネクションIDを含むメッセージが、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200により無線通信端末200へ送信される。一例として、上記メッセージは、プローブレスポンスである。すると、接続制御部263は上記接続テーブルを更新する。より具体的には、例えば、接続制御部263は、図9に示されるように、上記2つの無線通信端末200のうちの他方の無線通信端末200のMACアドレスを、接続テーブルの情報項目「MACアドレス」として登録する。
−直接接続の切断
接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の直接接続を切断する。
例えば、接続制御部263は、上記直接接続についての切断手続きを行うことにより、上記直接接続を切断する。当該切断手続きは、例えば、認証解除(Deauthentication)フレームの送信を含む。
−−第1の例
第1の例として、接続制御部263は、管理装置100による切断の要求に応じて、上記直接接続を切断する。
例えば、管理装置100は、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の直接接続の切断を、無線通信端末200に要求する。より具体的には、例えば、管理装置100は、上記直接接続のためのコネクションIDを含むディスコネクトリクエスト(Disconnect Request)を、無線通信端末200に通知する。すると、接続制御部263は、上記コネクションID及び接続テーブルから上記直接接続を特定し、当該直接接続についての切断手続きを行う。その結果、上記直接接続が切断される。
これにより、例えば、管理装置100は、必要に応じて、2つの無線通信端末200間の直接接続を切断することが可能になる。そのため、例えば、管理装置100は、上記直接接続をより自由に又はより細かく制御することが可能になる。
−−第2の例
第2の例として、接続制御部263は、管理装置100との接続が切断される場合に、上記直接接続を切断する。
例えば、無線通信端末200と管理装置100との間の接続の切断が検知されると、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の直接接続についての切断手続きを行う。その結果、上記直接接続が切断される。
これにより、例えば、管理装置100が通信できない無線通信端末200の直接接続を切断することが可能になる。そのため、例えば、管理装置100による制御が及ばない無線通信端末200の直接接続を防ぐことが可能になる。
−−第3の例
第3の例として、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200間の通信が所定の時間以上行われない場合に、上記直接接続を切断する。
例えば、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の通信が所定の時間以上行われていないことが検知されると、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200間の直接接続についての切断手続きを行う。その結果、上記直接接続が切断される。
これにより、例えば、無線通信端末200間の直接接続が不要になった後に、速やかに当該直接接続を切断することが可能になる。
以上のように、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200間の直接接続を切断する。なお、接続制御部263は、無線通信端末200間の直接接続が終了する場合には、例えば、当該直接接続に関する情報(コネクションID及びMACアドレスなど)を上記接続テーブルから削除する。これにより、例えば、直接接続の終了後に、コネクションIDを使用して不正な直接接続が試みられたとしても、当該不正な直接接続は許可されない。
−直接接続の確立及び切断の通知
例えば、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の直接接続の確立を管理装置100に通知する。例えば、接続制御部263は、上記直接接続が確立されると、当該直接接続のためのコネクションIDを含むコネクトレスポンスを管理装置100に通知する。
また、例えば、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の直接接続の切断を管理装置100に通知する。例えば、接続制御部263は、当該直接接続のためのコネクションIDを含むディスコネクトレスポンス(Disconnect Response)又はディスコネクトインディケーション(Disconnect Indication)を管理装置100に通知する。
これにより、例えば、管理装置100は、上記2つの無線通信端末200間の直接接続の状態を管理することが可能になる。
なお、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200及び他の無線通信端末200)間の直接接続の確立の失敗を管理装置100に通知してもよい。例えば、接続制御部263は、上記直接接続の確立に失敗すると、当該直接接続のためのコネクションIDを含むコネクトレスポンスであって、上記直接接続の失敗を示す当該コネクトレスポンスを、管理装置100に通知してもよい。
また、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200の間で送受信されたデータの量を管理装置100に通知してもよい。例えば、接続制御部263は、上記2つの無線通信端末200の間の直接接続のためのコネクションIDと上記データの量とを管理装置100に通知してもよい。
<<3.処理の流れ>>
続いて、図10A〜図13を参照して、本実施形態に係る処理の例を説明する。
<3.1.接続処理の流れ>
まず、図10A及び図10Bを参照して、本実施形態に係る接続処理の一例を説明する。図10A及び図10Bは、本実施形態に係る接続処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。
管理装置100は、2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200A及び無線通信端末200B)間の直接接続を試行することを決定し、当該直接接続のためのコネクションIDを発行する(S401)。上記コネクションIDは、例えば図3に示されるような管理テーブルに登録される。
また、管理部131は、上記直接接続のための通信パラメータを生成する(S403)。当該通信パラメータは、例えば、直接接続の際のロールを含み、上記2つの無線通信端末200の各々のロールが決定される。この例では、無線通信端末200Aのロールはグループオーナであり、無線通信端末200Bのロールはクライアントである。なお、上記通信パラメータは、例えば図3に示されるような管理テーブルに登録される。
そして、管理装置100は、上記コネクションID及び上記通信パラメータを含むコネクトリクエスト(Connect Request)を上記2つの無線通信端末200へ送信する(S405、S407)。
その後、無線通信端末200Aは、例えば図5に示されるように、無線通信端末200Aの接続テーブルを更新する(S409)。そして、無線通信端末200Aは、グループオーナとしての動作を開始する(S411)。なお、無線通信端末200Aは、通信パラメータの1つである探索開始予定時刻までに、ビーコンの送信を開始する。なお、当該ビーコンは、例えばSSIDを含まない。
また、無線通信端末200Bは、例えば図6に示されるように、無線通信端末200Bの接続テーブルを更新する(S413)。そして、無線通信端末200Bは、クライアントとしての動作を開始する(S415)。
無線通信端末200Bは、上記探索開始予定時刻以降に、ビーコンの受信に応じて、上記通信パラメータの1つであるSSIDとコネクションIDとを含むプローブリクエスト(Probe Request)を送信する(S417)。
すると、無線通信端末200Aは、無線通信端末200Bにより提供されるコネクションIDが無線通信端末200Aの接続テーブル内のコネクションIDと一致するかを検証する(S419)。その結果、提供される上記コネクションIDが上記接続テーブル内のコネクションIDと一致することがわかる。また、無線通信端末200Aは、接続テーブル内の、上記コネクションIDに対応する「ID検証状態」をチェックする(S421)。その結果、「ID検証状態」が「有効」であることが分かる。このような場合に、無線通信端末200Bの認証が成功する。そして、無線通信端末200Aは、例えば図7に示されるように、無線通信端末200Aの接続テーブルを更新する(S423)。なお、提供されるコネクションIDが接続テーブル内のコネクションIDと一致しない場合、及び、コネクションIDに対応する「ID検証状態」が「無効」である場合には、認証は失敗する。
その後、無線通信端末200Aは、上記コネクションIDを含むプローブレスポンス(Probe Response)を送信する(S425)。そして、無線通信端末200Bは、例えば図9に示されるように、無線通信端末200Bの接続テーブルを更新する(S427)。
さらに、無線通信端末200Bは、アソシエーションリクエスト(Association Request)を無線通信端末200Aへ送信する(S431)。
すると、無線通信端末200Aは、上記アソシエーションリクエストを送信した無線通信端末200BのMACアドレスが無線通信端末200Aの接続テーブル内に登録されているかをチェックする(S433)。その結果、上記MACアドレスが上記接続テーブル内に登録されていることがわかる。また、無線通信端末200Aは、上記接続テーブル内で上記MACアドレスに対応する「接続受付け状態」をチェックする(S435)。その結果、「接続受付け状態」として「許可(admit)」が登録されていることが分かる。このような場合に、無線通信端末200Aは、無線通信端末200Bによる無線通信端末200Aへの直接接続を許可する。なお、MACアドレスが無線通信端末200Aの接続テーブル内に登録されていない場合、及び、MACアドレスに対応する「接続受付け状態」が「拒絶(reject)」である場合には、無線通信端末200Aは、無線通信端末200Aへの直接接続を拒否する。
その後、無線通信端末200Aは、成功を示すアソシエーションレスポンス(Association Response)を送信する(S437)。また、無線通信端末200A及び無線通信端末200Bは、上記通信パラメータの1つである事前共有鍵(PMK)を使用して、4−wayハンドシェイクを行う(S439)。その結果、無線通信端末200Aと無線通信端末200Bとの間のデータパスが開通し、無線通信端末200Aと無線通信端末200Bとの間のデータ通信が可能になる。さらに、無線通信端末200Aは、例えば図8に示されるように、無線通信端末200Aの接続テーブルを更新する(S441)。
そして、無線通信端末200A及び無線通信端末200Bは、直接接続の確立の成功を示すコネクトレスポンス(Connect Response)を管理装置100へ送信する(S443、S445)。当該コネクトレスポンスは、上記コネクションIDを含む。すると、管理装置100は、管理テーブルを更新する(S447)。具体的には、管理装置100は、管理テーブルの「接続状態」を「未接続(Not Connected)」から「接続(Connected)」に更新する。
なお、無線通信端末200A及び無線通信端末200Bは、無線通信端末200A及び無線通信端末200Bとの間の直接接続の確立に失敗した場合には、直接接続の確立の失敗を示すコネクトレスポンスを管理装置100へ送信してもよい。当該コネクトレスポンスは、上記コネクションIDを含んでもよい。そして、管理装置100は、上記直接接続に関する情報(コネクションID及びMACアドレスなど)を上記接続テーブルから削除してもよい。
<3.2.終了処理の流れ>
次に、図11〜図13を参照して、本実施形態に係る第1〜第3の終了処理の例を説明する。
(第1の例)
図11は、本実施形態に係る第1の終了処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。当該第1の終了処理は、管理装置100による切断の要求に応じた終了の処理である。
管理装置100は、2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200A及び無線通信端末200B)間の直接接続の終了を決定する(S501)。そして、管理装置100は、管理テーブルを更新する(S503)。より具体的には、管理装置100は、管理テーブルの「接続状態」を「接続(Connected)」から「切断試行中(Trying Disconnection)」に更新する。そして、管理装置100は、上記直接接続のためのコネクションIDを含むディスコネクトリクエスト(Disconnect Request)を、上記2つの無線通信端末200へ送信する(S505、S507)。
その後、上記2つの無線通信端末200(即ち、無線通信端末200A及び無線通信端末200B)は、上記直接接続についての切断手続きを行う(S509)。当該切断手続きは、例えば、上記2つの無線通信端末200の一方から他方への認証解除(Deauthentication)フレームの送信を含む。その結果、上記直接接続が切断され、終了する。その後、無線通信端末200Aは、グループオーナとしての動作を終了する(S511)。
また、上記2つの無線通信端末200は、上記コネクションIDを含むディスコネクトレスポンスを管理装置100へ送信する(S513、S515)。すると、管理装置100は、上記直接接続に関する情報(コネクションID及び端末IDなど)を上記管理テーブルから削除する(S517)。また、上記2つの無線通信端末200も、上記直接接続に関する情報(コネクションID及びMACアドレスなど)を接続テーブルから削除する(S519、S521)。
なお、上記ディスコネクトリクエストは、無線通信端末200A及び無線通信端末200Bの一方のみに送信されてもよい。
(第2の例)
図12は、本実施形態に係る第2の終了処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。当該第2の終了処理は、管理装置100と無線通信端末200との間の接続の切断に応じた終了の処理である。
なお、図12に示される上記第2の終了処理におけるステップS533〜S545は、図11を参照して説明した上記第1の終了処理におけるステップ509〜S521と同一である。よって、ここでは、ステップS531のみを説明する。
無線通信端末200Aは、無線通信端末200Aと管理装置100との間の接続の切断を検知する(S531)。その後、切断手続き(S533)などが行われる。
なお、無線通信端末200Aの代わりに、又は無線通信端末200Aとともに、無線通信端末200Bが、無線通信端末200Bと管理装置100との間の接続の切断を検知してもよい。
(第3の例)
図13は、本実施形態に係る第3の終了処理の概略的な流れの一例を示すシーケンス図である。当該第3の終了処理は、無線通信が所定の時間以上行われないことに応じた終了の処理である。
なお、図13に示される上記第3の終了処理におけるステップS563〜S575は、図11を参照して説明した上記第1の終了処理におけるステップ509〜S521と同一である。よって、ここでは、ステップS561のみを説明する。
無線通信端末200Aは、無線通信端末200Aと無線通信端末200Bとの間の通信が所定の時間以上行われていないことを検知する(S561)。その後、切断手続き(S563)などが行われる。
なお、無線通信端末200Aの代わりに、又は無線通信端末200Aとともに、無線通信端末200Bが、無線通信端末200Aと無線通信端末200Bとの間の通信が所定の時間以上行われていないことを検知してもよい。
<<4.変形例>>
続いて、図14を参照して、本実施形態に係る変形例を説明する。
上述したように、本実施形態では、例えば、無線通信端末200は、他の無線通信端末200の認証が成功する場合には、制限期間内では上記他の無線通信端末200による上記直接接続を許可し、当該制限期間外では上記他の無線通信端末200による上記直接接続を拒否する。また、上記制限期間は、例えば、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間のデータ通信が可能になるまでの期間である。
一方、本実施形態に係る変形例では、上記制限期間は、上記データ通信が可能になるまでの上記期間に限られず、さらなる期間を含む。
<4.1.無線通信端末の構成>
(接続制御部263)
−直接接続のための制御
−−第1のロールのケース
−−−接続の許可又は拒否
上述したように、例えば、接続制御部263は、上記認証が成功する場合には、制限期間内では上記他の無線通信端末200による上記直接接続を許可し、当該制限期間外では上記他の無線通信端末200による上記直接接続を拒否する。
本実施形態の変形例によれば、第1の例として、上記制限期間は、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間の直接接続が安定していると判定されるまで期間を含む。即ち、接続制御部263は、上記直接接続が安定していると判定されるまでの期間内では上記直接接続を許可し、上記直接接続が安定していると判定された後には上記直接接続を拒否する。
例えば、接続制御部263は、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間でネットワーク層のデータパスが開通した後に、無線通信端末200の接続テーブルを更新しない。即ち、上記接続テーブルの「接続受付け状態」は、「許可(admit)」から「拒否(reject)」に変更されない。その後、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間の直接接続が安定していると判定されるまで、「接続受付け状態」は「許可(admit)」のまま維持される。また、当該直接接続が安定していると判定されると、接続制御部263は、上記接続テーブルの「接続受付け状態」を「許可(admit)」から「拒否(reject)」に変更する。
上記直接接続が安定しているかの判定は、例えば処理部260により行われる。具体的には、例えば、処理部260は、上記直接接続の状況をモニタリングし、当該状況に基づいて、上記直接接続が安定しているかを判定する。上記直接接続の上記状況は、例えば、切断及び/又は再接続の発生頻度などを含む。なお、処理部260は、上記直接接続の通信品質をモニタリングし、当該通信品質(及び上記直接接続の上記状況)に基づいて、上記直接接続が安定しているかを判定してもよい。上記直接接続の上記通信品質は、例えば、受信信号の強度、使用される変調符号化方式、及び/又は再送発生確率などを含んでもよい。
このような制限期間により、例えば、直接接続が安定せず、当該直接接続が一時的に切断される場合であっても、安定するまでの間は、直接接続のための一連の手続きを最初から再度行うことなく速やかに直接接続が再確立され得る。
また、本実施形態の変形例によれば、第2の例として、上記制限期間は、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間の直接接続が不安定であると判定された後の期間を含む。即ち、接続制御部263は、上記直接接続が不安定であると判定された後の期間に、上記直接接続を許可する。
例えば、無線通信端末200と上記他の無線通信端末200との間の直接接続が不安定であると判定されると、接続制御部263は、無線通信端末200の接続テーブルの「接続受付け状態」を「拒否(reject)」から「許可(admit)」に変更する。また、例えば、その後、直接接続が安定していると判定されると、接続制御部263は、無線通信端末200の接続テーブルの「接続受付け状態」を「許可」から「拒否」に変更する。なお、上記直接接続が不安定であるかの判定は、例えば処理部260により行われる。
このような制限期間により、例えば、直接接続がいずれかのタイミングで不安定になり、当該直接接続が一時的に切断される場合であっても、直接接続のための一連の手続きを最初から再度行うことなく速やかに直接接続が再確立され得る。
<4.2.処理の流れ>
(接続処理の流れ)
本実施形態の変形例に係る接続処理の概略的な流れは、例えば、以下の点を除き、図10A及び図10Bを参照して説明した本実施形態に係る接続処理の概略的な流れの一例と同じである。
本実施形態の変形例に係る接続処理では、図10Bに示されるステップS441は含まれない。即ち、本実施形態の変形例に係る接続処理では、無線通信端末200Aと無線通信端末200Bとの間のデータ通信が可能になった後に、無線通信端末200Aの接続テーブルは更新されない。より具体的には、無線通信端末200Aは、無線通信端末200Aの接続テーブルの「接続受付け状態」を「許可(admit)」から「拒否(reject)」に変更せず、「接続受付け状態」を「許可(admit)」のまま維持する。
(無線通信端末における処理の流れ)
図14を参照して、本実施形態の変形例に係る無線通信端末における処理の例を説明する。図14は、本実施形態の変形例に係る無線通信端末における処理の概略的な流れの一例を示すフローチャートである。なお、当該処理は、本実施形態の変形例に係る接続処理の後に、第1のロール(グループオーナ)として動作する無線通信端末200(例えば、図10A及び図10Bに示される無線通信端末200A)により行われる。
処理部260は、無線通信端末200と他の無線通信端末200との間の直接接続の状況(及び/又は通信品質)をモニタリングし(S461)、当該直接接続が安定しているかを判定する(S463)。当該直接接続が安定していると判定される場合には(S463:YES)、接続制御部263は、上記接続テーブルを更新する(S465)。即ち、接続制御部263は、上記接続テーブルの「接続受付け状態(Connection Reception Status)」を「許可(admit)」から「拒否(reject)」に変更する。一方、上記直接接続が安定していないと判定される場合には(S463:NO)、処理はステップS461へ戻る。
また、処理部260は、無線通信端末200と他の無線通信端末200との間の直接接続の状況(及び/又は通信品質)をモニタリングし(S471)、当該直接接続が不安定かを判定する(S473)。当該直接接続が不安定であると判定される場合には(S473:YES)、接続制御部263は、上記接続テーブルを更新する(S475)。即ち、接続制御部263は、上記接続テーブルの「接続受付け状態」を「拒否」から「許可」に変更する。そして、処理はステップS461へ戻る。一方、上記直接接続が不安定ではないと判定される場合には(S473:NO)、処理はステップS471へ戻る。
<<5.応用例>>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、管理装置100は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、管理装置100の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)として実現されてもよい。
また、例えば、無線通信端末200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、無線通信端末200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、無線通信端末200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)として実現されてもよい。
<5.1.管理装置100に関する応用例
図15は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ600の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ600は、プロセッサ601、メモリ602、ストレージ603、ネットワークインタフェース604及びバス606を備える。
プロセッサ601は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ600の各種機能を制御する。メモリ602は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ601により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ603は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース604は、サーバ600を有線通信ネットワーク605に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク605は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス606は、プロセッサ601、メモリ602、ストレージ603及びネットワークインタフェース604を互いに接続する。バス606は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図15に示したサーバ600において、図2を参照して説明した管理部131及び通知部133は、プロセッサ601において実装されてもよい。一例として、プロセッサを管理部131及び通知部133として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに管理部131及び通知部133の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ600にインストールされ、プロセッサ601が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ600は、プロセッサ601及びメモリ602を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて管理部131及び通知部133が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを管理部131及び通知部133として機能させるためのプログラムをメモリ602に記憶し、当該プログラムをプロセッサ601により実行してもよい。以上のように、管理部131及び通知部133を備える装置としてサーバ600又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを管理部131及び通知部133として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。
<5.2.無線通信端末200に関する応用例
(第1の応用例)
図16は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、外部接続インタフェース704、カメラ705、センサ706、マイクロフォン707、入力デバイス708、表示デバイス709、スピーカ710、セルラー通信インタフェース711、アンテナスイッチ712、アンテナ713、無線LAN通信インタフェース714、アンテナスイッチ715、アンテナ716、近距離無線通信インタフェース717、アンテナスイッチ718、アンテナ719、バス720、バッテリー721及び補助コントローラ722を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン700のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ702は、RAM及びROMを含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース704は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン700へ接続するためのインタフェースである。
カメラ705は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ706は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン707は、スマートフォン700へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス708は、例えば、表示デバイス709の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス709は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン700の出力画像を表示する。スピーカ710は、スマートフォン700から出力される音声信号を音声に変換する。
セルラー通信インタフェース711は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。セルラー通信インタフェース711は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ及びRF(Radio Frequency)回路などを含み得る。BBプロセッサは、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ713を介して無線信号を送受信する。セルラー通信インタフェース711は、BBプロセッサ及びRF回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。セルラー通信インタフェース711は、単一のBBプロセッサを含んでもよく、又は複数のBBプロセッサを含んでもよい。また、セルラー通信インタフェース711は、単一のRF回路を含んでもよく、又は複数のRF回路を含んでもよい。アンテナスイッチ712は、セルラー通信インタフェース711に含まれる複数の回路の間でアンテナ713の接続先を切り替える。アンテナ713は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)アンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、セルラー通信インタフェース711による無線信号の送受信のために使用される。
無線LAN通信インタフェース714は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN規格のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線LAN通信インタフェース714は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線LAN通信インタフェース714は、アドホックモードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線LAN通信インタフェース714は、典型的には、BBプロセッサ及びRF回路などを含み得る。無線LAN通信インタフェース714は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ715は、無線LAN通信インタフェース714に含まれる複数の回路の間でアンテナ716の接続先を切り替える。アンテナ716は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線LAN通信インタフェース714による無線信号の送信及び受信のために使用される。
近距離無線通信インタフェース717は、近距離無線通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標)など)のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。近距離無線通信インタフェース717は、他の装置と直接的に通信し得る。近距離無線通信インタフェース717は、典型的には、BBプロセッサ及びRF回路などを含み得る。近距離無線通信インタフェース717は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ718は、近距離無線通信インタフェース717に含まれる複数の回路の間でアンテナ719の接続先を切り替える。アンテナ719は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、近距離無線通信インタフェース717による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図16に示されるように、スマートフォン700は、セルラー通信インタフェース711、無線LAN通信インタフェース714及び近距離無線通信インタフェース717の各々に対応するアンテナを有してもよい。なお、図16の例に限定されず、スマートフォン700は、セルラー通信インタフェース711、無線LAN通信インタフェース714及び近距離無線通信インタフェース717のうちの2つ以上に対応する共用のアンテナを有してもよい。一例として、スマートフォン700は、アンテナスイッチ715及びアンテナ716と、アンテナスイッチ718及びアンテナ719とを含む代わりに、無線LAN通信インタフェース714及び近距離無線通信インタフェース717に対応する共用のアンテナ及びアンテナスイッチを有してもよい。そして、当該共用のアンテナは、当該アンテナスイッチにより、無線LAN通信インタフェース714及び近距離無線通信インタフェース717の一方に接続されてもよい。
また、図16に示されるように、スマートフォン700は、セルラー通信インタフェース711、無線LAN通信インタフェース714及び近距離無線通信インタフェース717を別々のモジュールとして有してもよい。なお、図16の例に限定されず、スマートフォン700は、セルラー通信インタフェース711、無線LAN通信インタフェース714及び近距離無線通信インタフェース717のうちの2つ以上を含むワンチップのモジュールを有してもよい。この場合に、スマートフォン700は、通信インタフェース間で共用のアンテナ及びアンテナスイッチを含んでもよく、又は通信インタフェースの各々に対応するアンテナを含んでもよい。
なお、アンテナスイッチ712、アンテナスイッチ715及びアンテナスイッチ718は、スマートフォン700の構成から省略されてもよい。
バス720は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、外部接続インタフェース704、カメラ705、センサ706、マイクロフォン707、入力デバイス708、表示デバイス709、スピーカ710、セルラー通信インタフェース711、無線LAN通信インタフェース714、近距離無線通信インタフェース717及び補助コントローラ722を互いに接続する。バッテリー721は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図16に示したスマートフォン700の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ722は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン700の必要最低限の機能を動作させる。
図16に示したスマートフォン700において、図4を参照して説明した情報取得部261及び接続制御部263は、プロセッサ701において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、補助コントローラ722、無線LANインタフェース714、セルラー通信インタフェース711及び/又は近距離無線通信インタフェース717において実装されてもよい。一例として、プロセッサを情報取得部261及び接続制御部263として機能させるためのプログラム(例えば、デバイスドライバ、オペレーティングシステム(OS)又はアプリケーションソフトウェアなど)がスマートフォン700にインストールされ、プロセッサ701、補助コントローラ722、無線LANインタフェース714、セルラー通信インタフェース711及び/又は近距離無線通信インタフェース717が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、スマートフォン700は、プロセッサ701、補助コントローラ722、無線LANインタフェース714の一部又は全部、セルラー通信インタフェース711の一部又は全部、及び/又は近距離無線通信インタフェース717の一部又は全部を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部261及び接続制御部263が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部261及び接続制御部263として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部261及び接続制御部263の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部261及び接続制御部263を備える装置としてスマートフォン700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部261及び接続制御部263として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。
(第2の応用例)
図17は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置730の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置730は、プロセッサ731、メモリ732、GPS(Global Positioning System)モジュール733、センサ734、データインタフェース735、コンテンツプレーヤ736、記憶媒体インタフェース737、入力デバイス738、表示デバイス739、スピーカ740、セルラー通信インタフェース741、アンテナスイッチ742、アンテナ743、無線LAN通信インタフェース744、アンテナスイッチ745、アンテナ746、近距離無線通信インタフェース747、アンテナスイッチ748、アンテナ749及びバッテリー750を備える。
プロセッサ731は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置730のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ732は、RAM及びROMを含み、プロセッサ731により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール733は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置730の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ734は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース735は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク761に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ736は、記憶媒体インタフェース737に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス738は、例えば、表示デバイス739の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス739は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ740は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
セルラー通信インタフェース741は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。セルラー通信インタフェース741は、典型的には、BBプロセッサ及びRF回路などを含み得る。BBプロセッサは、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ743を介して無線信号を送受信する。セルラー通信インタフェース741は、BBプロセッサ及びRF回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。セルラー通信インタフェース741は、単一のBBプロセッサを含んでもよく、又は複数のBBプロセッサを含んでもよい。また、セルラー通信インタフェース741は、単一のRF回路を含んでもよく、又は複数のRF回路を含んでもよい。アンテナスイッチ742は、セルラー通信インタフェース741に含まれる複数の回路の間でアンテナ743の接続先を切り替える。アンテナ743は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、セルラー通信インタフェース741による無線信号の送受信のために使用される。
無線LAN通信インタフェース744は、IEEE802.11a、11b、11g、11n、11ac及び11adなどの無線LAN規格のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。無線LAN通信インタフェース744は、インフラストラクチャーモードにおいては、他の装置と無線LANアクセスポイントを介して通信し得る。また、無線LAN通信インタフェース744は、アドホックモードにおいては、他の装置と直接的に通信し得る。無線LAN通信インタフェース744は、典型的には、BBプロセッサ及びRF回路などを含み得る。無線LAN通信インタフェース744は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ745は、無線LAN通信インタフェース744に含まれる複数の回路の間でアンテナ746の接続先を切り替える。アンテナ746は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線LAN通信インタフェース744による無線信号の送信及び受信のために使用される。
近距離無線通信インタフェース747は、近距離無線通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標)など)のうちの1つ以上をサポートし、無線通信を実行する。近距離無線通信インタフェース747は、他の装置と直接的に通信し得る。近距離無線通信インタフェース747は、典型的には、BBプロセッサ及びRF回路などを含み得る。近距離無線通信インタフェース747は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を集積したワンチップのモジュールであってもよい。アンテナスイッチ748は、近距離無線通信インタフェース747に含まれる複数の回路の間でアンテナ749の接続先を切り替える。アンテナ749は、単一の又は複数のアンテナ素子を有し、近距離無線通信インタフェース747による無線信号の送信及び受信のために使用される。
図17に示されるように、カーナビゲーション装置730は、セルラー通信インタフェース741、無線LAN通信インタフェース744及び近距離無線通信インタフェース747の各々に対応するアンテナを有してもよい。なお、図17の例に限定されず、カーナビゲーション装置730は、セルラー通信インタフェース741、無線LAN通信インタフェース744及び近距離無線通信インタフェース747のうちの2つ以上に対応する共用のアンテナを有してもよい。一例として、カーナビゲーション装置730は、アンテナスイッチ745及びアンテナ746と、アンテナスイッチ748及びアンテナ749とを含む代わりに、無線LAN通信インタフェース744及び近距離無線通信インタフェース747に対応する共用のアンテナ及びアンテナスイッチを有してもよい。そして、当該共用のアンテナは、当該アンテナスイッチにより、無線LAN通信インタフェース744及び近距離無線通信インタフェース747の一方に接続されてもよい。
また、図17に示されるように、カーナビゲーション装置730は、セルラー通信インタフェース741、無線LAN通信インタフェース744及び近距離無線通信インタフェース747を別々のモジュールとして有してもよい。なお、図17の例に限定されず、カーナビゲーション装置730は、セルラー通信インタフェース741、無線LAN通信インタフェース744及び近距離無線通信インタフェース747のうちの2つ以上を含むワンチップのモジュールを有してもよい。この場合に、カーナビゲーション装置730は、通信インタフェース間で共用のアンテナ及びアンテナスイッチを含んでもよく、又は通信インタフェースの各々に対応するアンテナを含んでもよい。
なお、アンテナスイッチ742、アンテナスイッチ745及びアンテナスイッチ748は、カーナビゲーション装置730の構成から省略されてもよい。
バッテリー750は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図17に示したカーナビゲーション装置730の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー750は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図17に示したカーナビゲーション装置730において、図4を参照して説明した情報取得部261及び接続制御部263は、プロセッサ731において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、無線LANインタフェース744、セルラー通信インタフェース741及び/又は近距離無線通信インタフェース747において実装されてもよい。一例として、プロセッサを情報取得部261及び接続制御部263として機能させるためのプログラム(例えば、デバイスドライバ、OS又はアプリケーションソフトウェアなど)がカーナビゲーション装置730にインストールされ、プロセッサ731、無線LANインタフェース744、セルラー通信インタフェース741及び/又は近距離無線通信インタフェース747が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、カーナビゲーション装置730は、プロセッサ731、無線LANインタフェース744の一部又は全部、セルラー通信インタフェース741の一部又は全部、及び/又は近距離無線通信インタフェース747の一部又は全部を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて情報取得部261及び接続制御部263が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを情報取得部261及び接続制御部263として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに情報取得部261及び接続制御部263の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。以上のように、情報取得部261及び接続制御部263を備える装置としてカーナビゲーション装置730又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを情報取得部261及び接続制御部263として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記憶した読み取り可能な記憶媒体が提供されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置730の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク761と、車両側モジュール762とを含む車載システム(又は車両)760として実現されてもよい。即ち、情報取得部261及び接続制御部263を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール762は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク761へ出力する。
<<6.まとめ>>
ここまで、図1〜図17を参照して、本開示の実施形態に係る各装置及び各処理を説明した。
本開示に係る実施形態によれば、管理装置100は、2つの無線通信端末200間の直接接続のための識別情報(即ち、コネクションID)を発行する管理部131と、上記識別情報を上記2つの無線通信端末200に通知する通知部133と、を備える。
また、本開示に係る実施形態によれば、無線通信端末200は、2つの無線通信端末200間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末200とは異なる他の装置(即ち、管理装置100)により発行された上記識別情報(即ち、コネクションID)を取得する情報取得部261と、上記識別情報を用いて上記直接接続のための制御を行う接続制御部263と、を備える。
これにより、例えば、無線通信端末の識別情報を配布することなく意図しない無線通信端末間の接続を防ぐことが可能になる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態を説明したが、本開示は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、2つの無線通信端末のみの間の直接接続の例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、3つ以上の無線通信端末が存在する場合に、無線通信端末の各ペア間の直接接続のためのコネクションIDが発行されてもよい。例えば、3つの無線通信端末が存在する場合に、3つのコネクションIDが発行されてもよい。また、既に2つの無線通信端末間の既存の直接接続が存在する場合に、別の無線通信端末と上記2つの無線通信端末の一方(又は各々)との間の新たな直接接続のためのコネクションIDが発行されてもよい。この場合に、上記既存の直接接続のための通信パラメータ(例えば、ロール及びチャネルなど)を考慮して、新たな直接接続のための通信パラメータが生成されてもよい。これにより、例えば、既存の直接接続への変更(例えば、ロールの変更、及びチャネルの変更など)が発生することなく、新たな直接接続が確立され得る。
また、例えば、2つの無線通信端末のみの間の直接接続のためのコネクションIDが発行される例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、3つ以上の無線通信端末間の直接接続のための共通のコネクションIDが発行されてもよい。
また、例えば、2つの無線通信端末間の直接接続のための1つのコネクションIDが発行される例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、2つの無線通信端末間の直接接続のための2つのコネクションIDが発行され、当該2つのコネクションIDが互いに対応してもよい。そして、上記2つのコネクションIDの一方は、上記2つの無線通信端末の一方に通知され、上記2つのコネクションIDの他方は、上記2つの無線通信端末の他方に通知されてもよい。一例として、上記2つのコネクションIDの一方の値は、上記2つのコネクションIDの他方の値から所定のルールに従って算出される値であってもよい。別の例として、上記2つのコネクションIDの一方が暗号鍵であり、上記2つのコネクションIDの他方が復号鍵であってもよい。
また、例えば、2つの無線通信端末間の直接接続が無線LAN規格に従った直接接続である例を主として説明したが、本開示は係る例に限定されない。一例として、上記直接接続はセルラー通信規格(例えば、LTE、LTE−Advanced、WiMAXなど)に従った直接接続であってもよい。別の例として、上記直接接続は近距離無線通信規格(例えば、Bluetooth(登録商標)など)に従った直接接続であってもよい。
また、例えば、通信システムに含まれる接続ノードがセルラーネットワークの基地局である例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。一例として、上記接続ノードは、無線LANアクセスポイントであってもよい。
また、例えば、管理装置が接続ノードと別の装置である例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、管理装置は、接続ノードに含まれる装置であってもよい。即ち、管理装置の構成要素(例えば、管理部及び通知部)は、接続ノードにより備えられてもよい。
また、例えば、無線通信端末が第1のロール(例えば、グループオーナ)及び第2のロール(例えば、クライアント)のいずれとしても動作できる例を説明したが、本開示は係る例に限定されない。例えば、第1のロール及び第2のロールのうちの一方として動作可能な無線通信端末があってもよい。
また、本明細書の各処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、各処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、管理装置又は無線通信端末)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置の構成要素(例えば、管理部及び通知部、又は、情報取得部及び接続制御部、など)として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の構成要素(例えば、管理部及び通知部、又は、情報取得部及び接続制御部、など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的又は例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記効果とともに、又は上記効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された前記識別情報を取得する取得部と、
前記識別情報を用いて、前記直接接続のための制御を行う制御部と、
を備える装置。
(2)
前記装置は、前記2つの無線通信端末のうちの一方の無線通信端末、又は当該一方の無線通信端末のためのモジュールである、前記(1)に記載の装置。
(3)
前記制御は、前記一方の無線通信端末との直接接続を試みる他の無線通信端末の認証を含む、前記(1)に記載の装置。
(4)
前記認証は、前記他の無線通信端末により提供される情報が前記識別情報に対応する情報であるかを検証することを含む、前記(3)に記載の装置。
(5)
前記制御部は、前記識別情報を用いて前記認証を行い、
前記認証は、前記識別情報の利用条件が満たされる場合に限り成功する、
前記(3)に記載の装置。
(6)
前記利用条件は、前記識別情報を用いた認証がまだ成功していないことである、前記(5)に記載の装置。
(7)
前記制御は、前記他の無線通信端末による前記一方の無線通信端末への直接接続を許可し又は拒否することを含み、
前記制御部は、前記認証が失敗する場合には、前記他の無線通信端末による前記直接接続を拒否する、
前記(3)〜(6)のいずれか1項に記載の装置。
(8)
前記制御部は、前記認証が成功する場合には、制限期間内では前記他の無線通信端末による前記直接接続を許可し、前記制限期間外では前記他の無線通信端末による前記直接接続を拒否する、前記(7)に記載の装置。
(9)
前記制限期間は、前記一方の無線通信端末と前記他の無線通信端末との間のデータ通信が可能になるまでの期間である、前記(8)に記載の装置。
(10)
前記制限期間は、前記一方の無線通信端末と前記他の無線通信端末との間の直接接続が安定していると判定されるまで期間を含む、前記(8)に記載の装置。
(11)
前記制限期間は、前記一方の無線通信端末と前記他の無線通信端末との間の直接接続が不安定であると判定された後の期間を含む、前記(8)に記載の装置。
(12)
前記制御は、前記2つの無線通信端末のうちの他方の無線通信端末に前記識別情報を提供することを含む、前記(2)に記載の装置。
(13)
前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置に前記直接接続の確立を通知する、前記(2)〜(12)のいずれか1項に記載の装置。
(14)
前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置による切断の要求に応じて、前記直接接続を切断する、前記(2)〜(13)のいずれか1項に記載の装置。
(15)
前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置との接続が切断される場合に、前記直接接続を切断する、前記(2)〜(14)のいずれか1項に記載の装置。
(16)
前記制御部は、前記2つの無線通信端末間の通信が所定の時間以上行われない場合に、前記直接接続を切断する、前記(2)〜(15)のいずれか1項に記載の装置。
(17)
前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置に前記直接接続の切断を通知する、前記(2)〜(16)のいずれか1項に記載の装置。
(18)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された前記識別情報を取得することと、
プロセッサにより、前記識別情報を用いて前記直接接続のための制御を行うことと、
を含む方法。
(19)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報を発行する管理部と、
前記識別情報を前記2つの無線通信端末に通知する通知部と、
を備える装置。
(20)
プロセッサにより、2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報を発行することと、
前記識別情報を前記2つの無線通信端末に通知することと、
を含む方法。
(21)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された前記識別情報を取得することと、
前記識別情報を用いて前記直接接続のための制御を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(22)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された前記識別情報を取得することと、
前記識別情報を用いて前記直接接続のための制御を行うことと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(23)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報を発行することと、
前記識別情報を前記2つの無線通信端末に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(24)
2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報を発行することと、
前記識別情報を前記2つの無線通信端末に通知することと、
をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
1 通信システム
100 管理装置
131 管理部
133 通知部
200 無線通信端末
261 情報取得部
263 接続制御部

Claims (14)

  1. 装置であって、
    2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された前記識別情報を取得する取得部と、
    前記識別情報を用いて、前記直接接続のための制御を行う制御部と、
    を備え
    前記装置は、前記2つの無線通信端末のうちの一方の無線通信端末、又は当該一方の無線通信端末のためのモジュールであり、
    前記制御は、前記一方の無線通信端末との直接接続を試みる他の無線通信端末の認証を含み、
    前記制御部は、前記識別情報を用いて前記認証を行い、
    前記認証は、前記識別情報の利用条件が満たされる場合に限り成功し、
    前記利用条件は、前記識別情報を用いた認証がまだ成功していないことである、装置。
  2. 前記認証は、前記他の無線通信端末により提供される情報が前記識別情報に対応する情報であるかを検証することを含む、請求項に記載の装置。
  3. 前記制御は、前記他の無線通信端末による前記一方の無線通信端末への直接接続を許可し又は拒否することを含み、
    前記制御部は、前記認証が失敗する場合には、前記他の無線通信端末による前記直接接続を拒否する、
    請求項に記載の装置。
  4. 前記制御部は、前記認証が成功する場合には、制限期間内では前記他の無線通信端末による前記直接接続を許可し、前記制限期間外では前記他の無線通信端末による前記直接接続を拒否する、請求項に記載の装置。
  5. 前記制限期間は、前記一方の無線通信端末と前記他の無線通信端末との間のデータ通信が可能になるまでの期間である、請求項に記載の装置。
  6. 前記制限期間は、前記一方の無線通信端末と前記他の無線通信端末との間の直接接続が安定していると判定されるまで期間を含む、請求項に記載の装置。
  7. 前記制限期間は、前記一方の無線通信端末と前記他の無線通信端末との間の直接接続が不安定であると判定された後の期間を含む、請求項に記載の装置。
  8. 前記制御は、前記2つの無線通信端末のうちの他方の無線通信端末に前記識別情報を提供することを含む、請求項に記載の装置。
  9. 前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置に前記直接接続の確立を通知する、請求項に記載の装置。
  10. 前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置による切断の要求に応じて、前記直接接続を切断する、請求項に記載の装置。
  11. 前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置との接続が切断される場合に、前記直接接続を切断する、請求項に記載の装置。
  12. 前記制御部は、前記2つの無線通信端末間の通信が所定の時間以上行われない場合に、前記直接接続を切断する、請求項に記載の装置。
  13. 前記制御部は、前記直接接続を管理する管理装置に前記直接接続の切断を通知する、請求項に記載の装置。
  14. 方法であって、
    2つの無線通信端末間の直接接続のための識別情報であって、当該2つの無線通信端末とは異なる他の装置により発行された前記識別情報を取得することと、
    記識別情報を用いて前記直接接続のための制御を行うことと、
    を含み、
    前記方法は、前記2つの無線通信端末のうちの一方の無線通信端末、又は当該一方の無線通信端末のためのモジュールにより実行され、
    前記制御は、前記一方の無線通信端末との直接接続を試みる他の無線通信端末の認証を含み、
    前記制御を行うことは、前記識別情報を用いて前記認証を行うことを含み、
    前記認証は、前記識別情報の利用条件が満たされる場合に限り成功し、
    前記利用条件は、前記識別情報を用いた認証がまだ成功していないことである、方法。
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