JP6462320B2 - フレキシブルセンサおよび測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測定対象を取り囲むように配置された状態において測定対象についての被検出量を検出するフレキシブルセンサ、およびそのフレキシブルセンサを備えた測定装置に関するものである。
この種のフレキシブルセンサとして、下記特許文献1に開示された電流検出器が知られている。この電流検出器は、被測定電流線の周囲に巻き付ける検出部と、検出部の各端部(基端部および先端部)を接合した状態に保持する保持部材と、検出部の出力線に接続されて出力信号を処理する信号処理部とを備え、被測定電流線に流れる電流を検出可能に構成されている。この場合、保持部材は、凹状の係合部を有して検出部の基端部に固着されたソケット形保持部材と、凸状の係合部を有して検出部の先端部に固着されたプラグ形保持部材とを備え、ソケット形保持部材における凹状の係合部とプラグ形保持部材における凸状の係合部とが係合することにより、検出部の各端部同士を接合するように構成されている。
特開2006−329826号公報(第3−4頁、第2図)
ところが、上記の電流検出器には、改善すべき以下の課題がある。すなわち、この電流検出器を含むこの種の電流検出器を用いて被測定電流線に流れる電流を検出する際には、検出部の先端部に固着されているプラグ形保持部材を検出部の基端部に固着されているソケット形保持部材から取り外して、被測定電流線の周囲に検出部を巻き付け、次いで、各保持部材同士を係合させる。この場合、測定現場に照明が設置されていなかったり、設置されていたとしても照明光が照射されない位置に被測定電流線が配置されていたりするときには、被測定電流線に検出部を巻き付ける作業がし難いことがある。このため、このような測定現場で測定を行う際には、懐中電灯やヘッドライトを用いて配置位置を照らしつつ、検出部を巻き付ける作業や各保持部材同士を係合させる作業を行う必要があり、測定作業が煩雑でかつ効率が悪いという課題が存在する。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、測定作業を効率よく、しかも容易に行い得るフレキシブルセンサおよび測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のフレキシブルセンサは、測定対象を取り囲むように配置された状態において当該測定対象についての被検出量を検出するロゴスキーコイルと、当該ロゴスキーコイルの基端部に取り付けられて当該ロゴスキーコイルの先端部と当該基端部との連結および連結解除を行うための連結機構とを備えたフレキシブルセンサであって、前記先端部から前方に向けて照明用の光を放射する第1光放射部を備えている。
また、請求項2記載のフレキシブルセンサは、請求項1記載のフレキシブルセンサにおいて、前記第1光放射部は、前記連結機構に配設された光源と、当該光源と前記先端部との間に配設されて前記光源からの前記照明用の光を当該先端部に誘導する光ファイバとを備えて構成されている。
また、請求項3記載のフレキシブルセンサは、請求項1記載のフレキシブルセンサにおいて、前記第1光放射部は、前記先端部に配設された光源と、当該光源に対して電源を供給する電源線とを備えて構成されている。
また、請求項4記載のフレキシブルセンサは、請求項1から3のいずれかに記載のフレキシブルセンサにおいて、前記ロゴスキーコイルの前記基端部側および前記連結機構の少なくとも一方から前記照明用の光を放射する第2光放射部を備えている。
また、請求項5記載のフレキシブルセンサは、請求項1から4のいずれかに記載のフレキシブルセンサにおいて、前記ロゴスキーコイルにおける長さ方向の予め決められた範囲の外周面から側方に向けて前記照明用の光を放射する第3光放射部を備えている。
また、請求項6記載のフレキシブルセンサは、請求項1から5のいずれかに記載のフレキシブルセンサにおいて、前記ロゴスキーコイルにおける前記先端部と前記基端部とが連結解除されているときに前記第1光放射部に前記照明用の光を放射させ、前記先端部と前記基端部とが連結されているときに前記第1光放射部による前記照明用の光の放射を停止させる切替部を備えている。
また、請求項7記載の測定装置は、請求項1から6のいずれかに記載のフレキシブルセンサと、当該フレキシブルセンサによって検出された前記被検出量に基づいて前記測定対象についての被測定量を測定する測定部とを備えている。
請求項1記載のフレキシブルセンサ、および請求項7記載の測定装置によれば、ロゴスキーコイルの先端部から前方に向けて照明用の光を放射する第1光放射部を備えたことにより、測定対象の配置場所が暗い場合においても、放射される照明用の光によって測定対象や測定対象の周囲が確実に照らされる結果、測定対象の配置状態を確実に把握することができる。また、このフレキシブルセンサおよび測定装置によれば、測定対象の測定対象に隣接して他の測定対象が配置されている場合において、隣接する他の測定対象をかき分けつつ、他の測定対象との間に先端部を通す際に、先端部から放射される照明用の光によって先端部の位置を容易に把握することができる。したがって、このフレキシブルセンサおよび測定装置によれば、測定対象の周囲をロゴスキーコイルで取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことができる。
また、請求項2記載のフレキシブルセンサ、および請求項7記載の測定装置によれば、連結機構に配設された光源と、光源と先端部との間に配設されて光源からの照明用の光を先端部に誘導する光ファイバとを備えて第1光放射部を構成したことにより、例えば、ロゴスキーコイルの先端部に光源を配設するスペースが確保できない場合(つまり、ロゴスキーコイルの先端部が小形の場合)においても、連結機構に配設した光源からの照明用の光を先端部から前方に向けて放射させることができる。したがって、このフレキシブルセンサおよび測定装置によれば、ロゴスキーコイルの先端部が小形の場合においても、測定対象の周囲をロゴスキーコイルで取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことができる。
また、請求項3記載のフレキシブルセンサ、および請求項7記載の測定装置によれば、先端部に配設された光源と、光源に対して電源を供給する電源線とを備えて第1光放射部を構成したことにより、光ファイバをロゴスキーコイルの内部に配設することなく、光ファイバよりも細い電源線をロゴスキーコイルの内部に配設する構成のため、ロゴスキーコイルが細く、光ファイバをロゴスキーコイルの内部に配設するのが困難な場合においても、ロゴスキーコイルの先端部に配設された光源を発光させて照明用の光を先端部から前方に向けて放射させることができる。したがって、このフレキシブルセンサおよび測定装置によれば、ロゴスキーコイルが細い場合においても、測定対象の周囲をロゴスキーコイルで取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことができる。
また、請求項4記載のフレキシブルセンサ、および請求項7記載の測定装置によれば、ロゴスキーコイルの基端部側および連結機構の少なくとも一方から照明用の光を放射する第2光放射部を備えたことにより、測定対象の配置場所が暗い場合においても、第2光放射部から放射される照明用の光によってロゴスキーコイルの基端部側や連結機構の位置を確実に把握することができるため、ロゴスキーコイルの基端部と先端部との連結や連結解除を容易に行うことができる。
また、請求項5記載のフレキシブルセンサ、および請求項7記載の測定装置によれば、ロゴスキーコイルにおける長さ方向の予め決められた範囲の外周面から側方に向けて照明用の光を放射する第3光放射部を備えたことにより、測定対象の配置場所が暗い場合においても、ロゴスキーコイルの位置を確実に把握することができる。また、測定対象に隣接して他の測定対象が配置されている(複数の測定対象が入り組んでいる)場合において、ロゴスキーコイルがどこを通っているかを確実に把握することができる。したがって、このフレキシブルセンサおよび測定装置によれば、測定対象の周囲をロゴスキーコイルで取り囲む作業をさらに効率よく、しかもさらに容易に行うことができる。
また、請求項6記載のフレキシブルセンサ、および請求項7記載の測定装置によれば、ロゴスキーコイルにおける先端部と基端部とが連結解除されているときに第1光放射部に照明用の光を放射させ、先端部と基端部とが連結されているときに第1光放射部による照明用の光の放射を停止させる切替部を備えたことにより、フレキシブルセンサ(第1光放射部)の消費電力を十分に低減させることができる。また、このフレキシブルセンサおよび測定装置によれば、例えば、ロゴスキーコイル内に配設された電源線を介してロゴスキーコイルの先端部に配設された光源を発光させるように第1光放射部が構成されている場合において、ロゴスキーコイルの基端部と先端部とが連結してロゴスキーコイルによる被検出量の検出が開始されるときに、ロゴスキーコイル内に配設された電源線を介して光源に対して電源が供給されることによる被検出量の検出に対するノイズ等の影響を確実に回避することができる。
測定装置100の構成を示す構成図である。 嵌合部材21および光放射部4の構成を示す斜視図である。 連結機構3および光放射部4の構成を示す平面図である。 測定装置100の使用方法を説明する第1の説明図である。 測定装置100の使用方法を説明する第2の説明図である。 測定装置100の使用方法を説明する第3の説明図である。 フレキシブルセンサ1Aにおける光放射部4A(センサケーブル2の先端部2b側)の構成を示す斜視図である。 フレキシブルセンサ1Aにおける連結機構3(センサケーブル2の基端部2a側)の構成を示す平面図である。 光放射部7の構成を説明する説明図である。
以下、フレキシブルセンサおよび測定装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、測定装置の一例としての図1に示す測定装置100の構成について説明する。測定装置100は、同図に示すように、フレキシブルセンサ1および測定部60を備えて、測定対象(一例として、図4に示す電線200)についての被測定量(例えば、電線200を流れる電流)を測定可能に構成されている。
フレキシブルセンサ1は、フレキシブルセンサの一例であって、図1に示すように、センサケーブル2、連結機構3および光放射部4(第1光放射部に相当する)を備えて構成されている。
センサケーブル2は、一例として、コイル支持体の周囲に絶縁導線(いずれも図示せず)を巻回して形成した柔軟性を有するロゴスキーコイルで構成されて、測定対象としての電線200を取り囲むように配置された状態において(図6参照)、電線200についての被検出量(例えば、電線200を流れる電流によって生じる磁界)を検出して電気信号を出力する。
また、センサケーブル2の先端部2bには、図1,2に示すように、連結機構3の嵌合部31(図3参照)との嵌合が可能な嵌合部材21が取り付けられている。この場合、嵌合部材21は、図2に示すように、先端部21aが閉塞され、基端部21bが開口する略円筒状に構成されている。この嵌合部材21の内部では、基端部21bの開口部から内部に挿入されたセンサケーブル2の先端部2bと嵌合部材21の先端部21aとが固定される。また、嵌合部材21の先端面21cには、嵌め込み孔21dが形成され、この嵌め込み孔21dには、光放射部4における後述するレンズ44が嵌め込まれている。
連結機構3は、センサケーブル2の基端部2aと先端部2bとの連結および連結解除を行うための機構であって、図1に示すように、略円筒状に構成されてセンサケーブル2の基端部2aに取り付けられている。また、連結機構3は、図3に示すように、嵌合部材21を挿入可能に形成されて挿入状態の嵌合部材21と嵌合する嵌合部31と、嵌合部材21と嵌合部31との離反を規制する(嵌合状態を維持させる)ロック部32とを備えて構成されている。
また、連結機構3の内部には、図3に示すように、光放射部4における後述する光源41およびレンズ43が配設されている。また、連結機構3には、図1,3に示すように、測定部60に接続されるケーブル50が配設されている。このケーブル50は、センサケーブル2を構成する絶縁導線に接続されてセンサケーブル2から出力された電気信号を測定装置に入力させるための信号線、および連結機構3の内部に配設されている光源41に対して電源を供給するための電源線を備えて構成されている。
光放射部4は、図4に示すように、センサケーブル2の先端部2b(嵌合部材21)から前方に向けて光Lを放射可能に構成されている。具体的には、光放射部4は、図2,3に示すように、光源41、ライトガイド42、レンズ43,44を備えて構成されている。光源41は、一例として、LEDで構成されて、図3に示すように、連結機構3内に配設されている。また、光源41は、ケーブル50の電源線を介して外部装置(ケーブル50が接続される測定装置)から供給される電源によって発光して光Lを発する。
ライトガイド42は、一例として、複数の光ファイバを束ねたバンドルファイバで構成されて、図2,3に示すように、センサケーブル2内に配設されている。また、ライトガイド42は、基端部42aが連結機構3内における光源41の近傍に位置し(図3参照)、先端部42bが嵌合部材21の先端面21cの近傍に位置するように(図2参照)配置されて、光源41からの光Lを基端部42aから先端部42bに(つまり、センサケーブル2の基端部2aから先端部2bに)誘導する。
レンズ43は、図3に示すように、ライトガイド42の基端部42aに取り付けられて、連結機構3内における光源41の近傍に配置されている。この場合、レンズ43は、集光用のレンズであって、光源41からの光Lをライトガイド42の基端部42aに向けて集光する。
レンズ44は、図2に示すように、ライトガイド42の先端部42bに取り付けられて、嵌合部材21の先端面21cに形成されている嵌め込み孔21dに嵌め込まれている。この場合、レンズ44は、拡散用のレンズであって、ライトガイド42の基端部42aから先端部42bに誘導された光源41からの光Lを、センサケーブル2の先端部2b(先端部2bに取り付けられている嵌合部材21の先端部21a)から前方に向けて拡散させつつ放射させる。
測定部60は、フレキシブルセンサ1(センサケーブル2)によって検出された被検出量(電線200を流れる電流によって生じる磁界)に基づいて電線200(測定対象)についての被測定量(電線200を流れる電流)を測定する。
次に、測定装置100を用いて測定対象についての被測定量を測定する方法について、図面を参照して説明する。
この測定装置100を用いて、図4に示す複数(同図では、3本)の電線200の1つ(例えば、同図において真ん中に位置する電線200)を測定対象として、その電線200に流れる被測定量としての電流を測定する際には、まず、フレキシブルセンサ1のケーブル50を測定部60に接続する。
次いで、図外の操作部を操作して、光放射部4の光源41に対する電源の出力を開始させる。この場合、図外の電源部から出力された電源が、ケーブル50の電源線を介して光源41に供給され、光源41が発光して光Lを発する。この際に、光源41からの光Lが、光放射部4のレンズ43によってライトガイド42の基端部42aに向けて集光される。次いで、レンズ43によってライトガイド42の基端部42aに集光された光Lが、ライトガイド42の先端部42bに誘導される。
また、図4に示すように、センサケーブル2の先端部2bに取り付けられている嵌合部材21と連結機構3の嵌合部31との嵌合(センサケーブル2の基端部2aと先端部2bとの連結)を解除して、嵌合部材21を連結機構3から離反させた連結解除状態では、ライトガイド42の先端部42bに誘導された光Lが、レンズ44によって拡散されつつセンサケーブル2の先端部2b(嵌合部材21の先端部21a)から前方に向けて放射される。
続いて、連結解除状態のセンサケーブル2の先端部2b側(または、嵌合部材21)を掴んで、測定対象の電線200の周囲をセンサケーブル2で取り囲む。ここで、この状態では、図4に示すように、センサケーブル2の先端部2bから前方に向けて光Lが放射されている。このため、このフレキシブルセンサ1では、測定現場に照明が設置されていなかったり、設置されていたとしても照明光が照射されない位置に電線200が配置されていたりして、電線200の配置場所が暗い場合においても、センサケーブル2の先端部2bから放射される光Lによって電線200や電線200の周囲が確実に照らされる結果、懐中電灯やヘッドライトを用いることなく、電線200の配置状態(電線200の位置や形状、および周囲の障害物の有無)を確実に把握することが可能となっている。また、このフレキシブルセンサ1では、同図に示すように、測定対象の電線200に隣接して他の(測定対象以外の)電線200が配置されている場合において、隣接する他の電線200をかき分けつつ、他の電線200との間に先端部2bを通す際に、先端部2bから放射される光Lによって先端部2bの位置を容易に把握することが可能となっている。したがって、このフレキシブルセンサ1では、図5に示すように、電線200の周囲をセンサケーブル2で取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことが可能となっている。
次いで、図5,6に示すように、電線200の周囲を取り囲んだセンサケーブル2の先端部2bに取り付けられている嵌合部材21を連結機構3の嵌合部31に挿入して、嵌合部材21と嵌合部31とを嵌合させる。この際に、センサケーブル2の基端部2aの端面と、先端部2bの端面とが近接した状態で、基端部2aおよび先端部2bが連結される。続いて、ロック部32を操作して、嵌合部材21と嵌合部31との離反を規制する(基端部2aおよび先端部2bの連結状態を維持させる)。
一方、電線200の周囲を取り囲んだ状態で基端部2aと先端部2bとが連結されたセンサケーブル2は、電線200を流れる電流によって生じる磁界を検出して、磁界強度(つまり、電線200を流れる電流の大きさ)に応じた電気信号を出力する。
次いで、操作部を操作して電流の測定を指示する。これに応じて、測定部60が、フレキシブルセンサ1(センサケーブル2)から出力される電気信号を、ケーブル50の信号線を介して入力し、その電気信号に基づいて電線200に流れる電流の値を測定する。
続いて、測定が終了して、フレキシブルセンサ1を電線200から取り外す(電線200を取り囲んだ状態を解除する)ときには、連結機構3のロック部32を操作して、嵌合部材21と嵌合部31との離反の規制を解除(基端部2aおよび先端部2bの連結状態を解除させる)。次いで、嵌合部材21を嵌合部31から引き抜く。
続いて、電線200からセンサケーブル2を取り外す。以上により、電線200に流れる電流の測定が終了する。次いで、他の電線200に流れる電流を測定する際には、上記した手順を繰り返して行う。
このように、このフレキシブルセンサ1および測定装置100によれば、センサケーブル2の先端部2bから前方に向けて光Lを放射する光放射部4を備えたことにより、電線200の配置場所が暗い場合においても、放射される光Lによって電線200や電線200の周囲が確実に照らされる結果、電線200の配置状態を確実に把握することができる。また、このフレキシブルセンサ1および測定装置100によれば、測定対象の電線200に隣接して他の電線200が配置されている場合において、隣接する他の電線200をかき分けつつ、他の電線200との間に先端部2bを通す際に、先端部2bから放射される光Lによって先端部2bの位置を容易に把握することができる。したがって、このフレキシブルセンサ1および測定装置100によれば、電線200の周囲をセンサケーブル2で取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことができる。
また、このフレキシブルセンサ1および測定装置100によれば、連結機構3に配設された光源41と、光源41とセンサケーブル2の先端部2bとの間に配設されて光源41からの光Lを先端部2bに誘導するライトガイド42(光ファイバ)とを備えて光放射部4を構成したことにより、例えば、センサケーブル2の先端部2bに光源を配設するスペースが確保できない場合(つまり、センサケーブル2の先端部2bが小形の場合)においても、連結機構3に配設した光源41からの光Lを先端部2bから前方に向けて放射させることができる。したがって、このフレキシブルセンサ1および測定装置100によれば、センサケーブル2の先端部2bが小形の場合においても、電線200の周囲をセンサケーブル2で取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことができる。
なお、フレキシブルセンサおよび測定装置の構成は、上記した構成に限定されず、適宜変更が可能である。例えば、図7,8に示すように、上記した光放射部4に代えて、光放射部4A(第1光放射部)を有するフレキシブルセンサ1A、およびそのフレキシブルセンサ1Aを備えた測定装置100を採用することもできる。なお、以下の説明において、上記したフレキシブルセンサ1と同じ構成要素については、同じ符号を付して、重複する説明を省略する。この場合、光放射部4Aは、同図に示すように、光源45および電源線46を備えて構成されている。
光源45は、一例として、LEDで構成されて、図7に示すように、嵌合部材21の先端面21cに形成されている嵌め込み孔21dに嵌め込まれた状態で、先端部21aに配設されて、先端部21a(センサケーブル2の先端部2b)から前方に向けて光Lを放射する。電源線46は、光源45に対して電源を供給する電線であって、図7,8に示すように、センサケーブル2の内部に配設されると共に、ケーブル50の電源線に接続されている。この光放射部4Aを有するフレキシブルセンサ1A、およびそのフレキシブルセンサ1Aを備えた測定装置100においても、センサケーブル2の先端部2bから前方に向けて光Lを放射することができるため、上記したフレキシブルセンサ1および測定装置100が有する効果と同様の効果を実現することができる。また、このフレキシブルセンサ1A、およびフレキシブルセンサ1Aを備えた測定装置100では、ライトガイド42をセンサケーブル2の内部に配設することなく、ライトガイド42よりも細い電源線46をセンサケーブル2の内部に配設する構成のため、センサケーブル2が細く、ライトガイド42をセンサケーブル2の内部に配設するのが困難な場合においても、センサケーブル2の先端部2b(嵌合部材21の先端部21a)に配設された光源45を発光させて光Lを先端部2bから前方に向けて放射させることができる。したがって、このフレキシブルセンサ1A、およびフレキシブルセンサ1Aを備えた測定装置100によれば、センサケーブル2が細い場合においても、電線200の周囲をセンサケーブル2で取り囲む作業を効率よく、しかも容易に行うことができる。
また、この光放射部4Aを採用するときには、図8に示すように、連結機構3の嵌合部31に嵌合部材21が挿入されていないとき(嵌合部材21と嵌合部31とが非嵌合状態のとき)に光源45に対して電源を自動的に供給させ(光放射部4Aに光Lを放射させ)、嵌合部31に嵌合部材21が挿入された(嵌合部材21と嵌合部31とが嵌合した)ときに光源45に対する電源の供給を自動的に停止させる(光放射部4Aによる光Lの放射を停止させる)スイッチ6(切替部)を連結機構3内に配設する構成を採用することもできる。この構成によれば、センサケーブル2の基端部2aおよび先端部2bが連結して(嵌合部材21と嵌合部31とが嵌合して)センサケーブル2による被検出量の検出が開始されるときに、センサケーブル2内に配設された電源線46を介して光源45に対して電源が供給されることによる被検出量の検出に対するノイズ等の影響を確実に回避することができる。また、この構成によれば、フレキシブルセンサ1A(光源45)の消費電力を十分に低減させることができる。なお、光源45に対する電源の供給、および供給停止を手動で行うスイッチを備えた構成を採用することもできる。
また、上記したフレキシブルセンサ1においても、嵌合部材21と嵌合部31との嵌合状態および非嵌合状態に応じて光源41に対する電源の供給(光放射部4による光Lの放射)および供給停止(光放射部4による光Lの放射の停止)を自動的に行うスイッチや、光源41に対する電源の供給および供給停止を手動で行うスイッチを備えた構成を採用することもできる。
また、上記した光放射部4,4Aでは、光源41,45としてLEDを用いているが、白熱灯、蛍光灯、ハロゲンランプおよびELランプ等のLED以外の各種の光源を用いることができる。
また、センサケーブル2の内部にライトガイド42や電源線46を配設した例について上記したが、ライトガイド42や電源線46をセンサケーブル2の外部に配設する構成を採用することもできる。
さらに、センサケーブル2の基端部2a側および連結機構3の少なくとも一方から光を放射する第2光放射部を備えた構成を採用することもできる。一例として、図1に破線で示す第2光放射部としての光放射部5a,5bのいずれか一方または双方を備えた構成を採用することができる。この構成によれば、電線200の配置場所が暗い場合においても、第2光放射部から放射される光によってセンサケーブル2の基端部2a側や連結機構3の位置を確実に把握することができるため、センサケーブル2の基端部2aと先端部2bとの連結や連結解除を容易に行うことができる。この場合、第2光放射部による光の放射および光の放射の停止を、自動または手動で行うスイッチを備えた構成を採用することもできる。なお、光放射部5a,5bは、LED等の光源だけで構成することもできるし、光源と導光材とを備えて構成することもできる。
また、図9に示すように、光放射部7(第3光放射部)を備えた構成を採用することもできる。この光放射部7は、センサケーブル2における長さ方向の予め決められた範囲(この例では、基端部2aから先端部2bに至る長さ方向の全域)の外周面2cから側方に向けて(外周面2cの周囲に向けて)光を放射可能に構成されている。一例として、光放射部7は、光源71と導光材72とを備えて構成されている。光源71は、例えばLEDで構成されて、連結機構3内に配設され、ケーブル50の電源線を介して供給される電源によって発光して光を発する。導光材72は、一例として、柔軟性を有するシート状に形成されたフレキシブル導光シートで構成されている。この場合、この光放射部7では、同図に示すように、センサケーブル2の基端部2aから先端部2bに至る長さ方向の全域に亘って(ほぼ一周に亘って)、センサケーブル2の外周面2cに導光材72が配設されている。また、導光材72は、一端部(基端部2a側の端部)から入射した光源71からの光を、他端部(先端部2b側の端部)に誘導すると共に、誘導する過程で光を表面から外側(つまり、センサケーブル2の外周面2cから側方)に向けて放射する。
なお、連結機構3内に光源71を配設する上記した光放射部7の構成に代えて、嵌合部材21内に光源71を配設する構成を採用することもできる。また、上記した光放射部4(第1光放射部)の光源41や光放射部4Aの光源45を光放射部7の光源として用いる(つまり、光放射部4,4Aの光源と光放射部7の光源とを兼用する)構成を採用することもできる。また、センサケーブル2の長さ方向の一部の範囲(予め決められた範囲)における外周面2cにのみ導光材72を配設する構成を採用することもできる。また、センサケーブル2の長さ方向の予め決められた範囲の外周面2cに、センサケーブル2の長さ方向に沿って配設した複数の光源で光放射部7を構成することができる。この場合、光放射部7による光の放射および光の放射の停止を、自動または手動で行うスイッチを備えた構成を採用することもできる。
この光放射部7を備えた構成によれば、センサケーブル2の外周面2cから光が放射されるため、電線200の配置場所が暗い場合においても、センサケーブル2の位置を確実に把握することができる。また、測定対象の電線200に隣接して他の電線200が配置されている(複数の電線200が入り組んでいる)場合において、センサケーブル2がどこを通っているかを確実に把握することができる。したがって、この構成によれば、電線200の周囲をセンサケーブル2で取り囲む作業をさらに効率よく、しかもさらに容易に行うことができる。
1,1A フレキシブルセンサ
2 センサケーブル
2a 基端部
2b 先端部
2c 外周面
3 連結機構
4,4A 光放射部
5a 光放射部
5b 光放射部
6 スイッチ
7 光放射部
41 光源
42 ライトガイド
45 光源
46 電源線
60 測定部
71 光源
72 導光材
100 測定装置
200 電線
L 光

Claims (7)

  1. 測定対象を取り囲むように配置された状態において当該測定対象についての被検出量を検出するロゴスキーコイルと、当該ロゴスキーコイルの基端部に取り付けられて当該ロゴスキーコイルの先端部と当該基端部との連結および連結解除を行うための連結機構とを備えたフレキシブルセンサであって、
    前記先端部から前方に向けて照明用の光を放射する第1光放射部を備えているフレキシブルセンサ。
  2. 前記第1光放射部は、前記連結機構に配設された光源と、当該光源と前記先端部との間に配設されて前記光源からの前記照明用の光を当該先端部に誘導する光ファイバとを備えて構成されている請求項1記載のフレキシブルセンサ。
  3. 前記第1光放射部は、前記先端部に配設された光源と、当該光源に対して電源を供給する電源線とを備えて構成されている請求項1記載のフレキシブルセンサ。
  4. 前記ロゴスキーコイルの前記基端部側および前記連結機構の少なくとも一方から前記照明用の光を放射する第2光放射部を備えている請求項1から3のいずれかに記載のフレキシブルセンサ。
  5. 前記ロゴスキーコイルにおける長さ方向の予め決められた範囲の外周面から側方に向けて前記照明用の光を放射する第3光放射部を備えている請求項1から4のいずれかに記載のフレキシブルセンサ。
  6. 前記ロゴスキーコイルにおける前記先端部と前記基端部とが連結解除されているときに前記第1光放射部に前記照明用の光を放射させ、前記先端部と前記基端部とが連結されているときに前記第1光放射部による前記照明用の光の放射を停止させる切替部を備えている請求項1から5のいずれかに記載のフレキシブルセンサ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のフレキシブルセンサと、当該フレキシブルセンサによって検出された前記被検出量に基づいて前記測定対象についての被測定量を測定する測定部とを備えている測定装置。
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