JP6459571B2 - 画像形成システムおよび画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達する画像形成システム、およびそれに用いられる画像形成装置に関する。
従来より、パーソナルコンピュータなどから送信された画像データ(印字データ)やスキャナーなどによる印刷ジョブに基づいて用紙などに印刷を行うため、プリンター、コピー機、またはMFP(Multi-functional Peripheral :多機能機または複合機)などがオフィスなどで用いられている。
通常、MFPやプリンタは、その利用人数、印刷ボリューム、レイアウトなどのオフィス環境に合わせて、最適の仕様、台数、および配置を選定することにより、業務のパフォーマンスの向上と導入コストの抑制との両立が行われている。
例えばプリンタから出力された文書はユーザがプリンタまで移動して取りに行く必要があり、これが業務のパフォーマンスを下げる一因となっている。もし、これを解決するためにユーザ毎にプリンタを配置した場合には、プリンタの台数が増大して導入コストのアップや設置面積の拡大を招いてしまうこととなる。
従来において、プリンタから出力された文書などの印刷物をユーザに自動的に届ける技術が提案されている。
例えば、ユーザが印刷したいドキュメントを専用URLにドラッグ&ドロップすることで、移動手段を備えたプリンタがレーザースキャナーで障害物を回避しながらユーザのデスクまで移動して印刷物を届けるロボット・プリンターが提案されている。しかし、これによる場合は、プリンタ自体が移動してしまうので、移動中は他のユーザが使用できない、プリンタ自体が移動するため印刷物を運ぶことに対してエネルギー効率が悪い、といった問題がある。
したがって、プリンタとは別に小型で軽量な配達手段を設けることで、プリンタ自体の移動をともなうことなく印刷物を運ぶことが、エネルギー効率の点においても望ましいと言える。
特許文献1には、画像形成装置に着脱式であって自走式の排紙トレイを設け、排紙トレイが自走して出力された印刷物を宛先情報にしたがって目的地まで運ぶ構成が提案されている。
また、特許文献2には、画像形成装置に自走型フィニッシャーを設け、出力された印刷物を自走型フィニッシャーの内部に保持したまま、走行経路情報をもとに自走して目的地まで運ぶ構成が提案されている。
特開2006−284810号公報 特開2006−321583号公報
上に述べた特許文献1による場合は、自走式の排紙トレイで印刷物を配達するので、画像形成装置それ自体を移動させることによる問題は解決されるが、出力される印刷物の量が膨大な場合に、自走式の排紙トレイでの配達が不可能になることが考えられる。
また、特許文献2による場合も、自走型フィニッシャーのみを自律走行させることで画像形成装置本体を自走させる場合よりも配達手段の重量を減らしているが、やはり、出力される印刷物の量が膨大な場合に、自走型フィニッシャーでの配達が不可能になることが考えられる。
また、移動する配達手段は軽量であるほどエネルギー効率が良好である。特許文献1、2における自走式の排紙トレイや自走型フィニッシャーの重量を軽減することは、エネルギー効率の向上の点から好ましい。しかし他方、それらの重量を軽減することによって最大積載重量が減少し、出力される印刷物の量によって配達が不可能となるケースが増大すると考えられる。
例えば、1つの印刷ジョブによって印刷される印刷物の量が多く、その重量が最大積載重量を越えた場合には、走行速度の低下や消費電力の増大によるバッテリー切れなど、種々のトラブルが発生する可能性がある。この場合には、エネルギー効率が大きく低下する。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、画像形成装置から出力される印刷物を良好なエネルギー効率を保持して配達することを可能とするとともに、出力される印刷物の量によって配達が不可能となることのないようにすることを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像形成システムは、画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、前記画像形成装置は、与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、前記配達装置は、前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始する。
そして、前記重量取得部は、前記印刷物の重量を、前記印刷ジョブに基づいてかつ設定された前記印刷条件を用いて、前記印刷部が印刷を行う前に求め、前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断されかつ前記印刷物の重量がしきい値以下である場合に、前記重量取得部は前記印刷条件を変更して前記印刷物の重量を求め、前記最大積載重量を越えないと判断される印刷条件がある場合にその中の最も最大積載重量に近い印刷条件を前記印刷部に設定する。
または、前記配達装置は、積載された印刷物などの重量を検出する積載重量検出部を備え、前記重量取得部は、前記印刷物の重量を、前記積載重量検出部により検出された重量に基づいて求める。
本発明によると、画像形成装置から出力される印刷物を良好なエネルギー効率で配達することが可能になるとともに、出力される印刷物の量によって配達が不可能となることが防止される。
本発明の一実施形態の画像形成システムの外観の例を示す図である。 画像形成システムの全体の機能的な構成の例を示すブロック図である。 配達装置の例を示す斜視図である。 画像形成装置におけるジョブ分割の様子を示す図である。 画像形成装置の動作の概略の流れの例を示すフローチャートである。 画像形成装置の動作の概略の流れの他の例を示すフローチャートである。 印刷条件の選択処理の流れの例を示すフローチャートである。 印刷条件の変更により算出される重量の変化の様子を示す図である。 複数の配達装置に対する選択の順番を決定する例を示す図である。
〔画像形成システム1の説明〕
図1には本発明の一実施形態の画像形成システム1の外観の例が、図2には画像形成システム1の全体の機能的な構成の例が、図3には配達装置HSの例が、それぞれ示されている。
図1および図2において、画像形成システム1は、画像形成装置GKおよび配達装置HSからなる。なお、図1において配達装置HSが1つのみ示されているが、図2に示すように配達装置HSを複数台備えていてもよい。
画像形成装置GKは、画像読み取り部(スキャナー)11、画像形成部12、給紙部13、フィニッシャー14、制御部21、および操作パネル22などを備える。
特に図2を参照して、画像読み取り部11は、1枚または複数枚の原稿の画像を読み取って画像データを生成する。読み取られた一連の画像データは、印刷ジョブJBとして制御部21に送られ、必要な処理が施された後で画像形成部12などに送られる。画像読み取り部11には自動原稿送給装置(ADF)が備えられる。通常、自動原稿送給装置にセットされた複数枚の原稿は、1回の操作指示により連続して読み取られ、それらの画像データは1つの印刷ジョブJBとして扱われる。
画像形成部12は、与えられた印刷ジョブJBに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷(画像形成)を行って、印刷物をフィニッシャー14に送り出す。本実施形態における画像形成部12は、モノクロ画像およびカラー画像の印刷が可能な電子写真方式のプリントエンジンを備え、種のサイズおよび厚さ(秤量)の用紙の片面または両面に、設定された種々の印刷条件で印刷を行うことが可能である。
給紙部13は、種のサイズおよび厚さの用紙(シート)を収納して画像形成部12に給紙することが可能である。
フィニッシャー(後処理部)14は、画像形成部12から出力される印刷済みの用紙に対し、必要に応じて後処理を行い、排出口140から出力する。後処理として、複数の用紙の重なりを整える整合処理、用紙の束を針で綴じるステープル処理、および用紙に穴をあける処理などを行うことが可能である。フィニッシャー14は、両面印刷のために、内部の用紙搬送路141,142などを利用して、片面に印刷された用紙を表裏反転して画像形成部12に戻すことも可能である。
制御部21は、画像形成装置GKの各部および全体を制御するとともに、画像読み取り部11から送られてきた印刷ジョブJBまたはパーソナルコンピュータPCなどからネットワークを経由して送られてきた印刷ジョブJBに対して、種々の処理を施した上で、実行のための印刷ジョブJBとして画像形成部12に送る。制御部21は、また、画像形成装置GKから出力する印刷物の重量が配達装置HSの最大積載重量を越えないように、必要に応じて印刷ジョブJBを分割するための処理を行う。これについては後で詳しく説明する。
制御部21は、1つまたは複数のCPU(Central Processing Unit) 、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発メモリ、専用処理プロセッサ、周辺回路、インタフェース回路、通信回路、検出回路、その他の電子回路、センサー、電源回路などを備える。例えば、CPUがプログラムを実行することによって、またこれと電子回路の動作とによって、後で述べる種々の機能が実現される。
操作パネル22は、タッチパネルディスプレイを備え、その画面には画像形成装置GKまたは配達装置HSの状態や設定値などが表示され、ユーザによる操作指示のためのタッチ入力が可能である。
配達装置HSは、画像形成装置GKに対し独立して移動可能であって、画像形成装置GKから出力された印刷物PMを目的地まで配達する。例えば、画像形成装置GKから出力される印刷物PMを積載可能な位置で待機した状態で、画像形成装置GKから出力される1回分の印刷物PMを積載し、1回分の印刷物PMを積載した後で目的地に向かって移動を開始する。
配達装置HSは、飛行エンジン(飛行本体)31、印刷物保持部32、制御部33、およびバッテリ−34などを備える。
本実施形態において、配達装置HSは、垂直離着陸が可能な飛行エンジン31による自動飛行が可能な無人飛行体である。図1においては、配達装置HSがホバリング(空中浮揚)しながら、飛行エンジン31から積載重量検出部321を介して吊り下げられた印刷物保持部32が、フィニッシャー14から出力された印刷物PMを受け取っている。
図2に示す画像形成装置GKにおいて、画像形成部12、給紙部13、フィニッシャー14、および積載補助部15によって、印刷部PTが構成される。
積載補助部15は、フィニッシャー14が出力する印刷物PMを配達装置HSに旨く積載するための補助を行う装置である。積載補助部15として、例えば、フィニッシャー14から出力される印刷物PMを案内して導くガイド部材またはシュ−ト部材、印刷物PMを把持して搬送するマニプレータまたは搬送装置などであってもよい。配達装置HSが着陸する場合には、その着陸台、または配達装置HSを支持する装置などであってもよい。積載補助部15は、設ける必要がないこともあり、また、フィニッシャー14の一部として設けることも可能である。
〔画像形成装置GKの説明〕
次に、画像形成装置GKについて詳しく説明する。
図2において、画像形成装置GKの制御部21には、ジョブ受入れ部211、印刷条件設定部212、最大積載重量設定部213、重量取得部214、重量判断部215、ジョブ分割部216、配達装置検出部217、距離検出部218、配達装置選択部219、目的地設定部220、および通信部221などが設けられる。
ジョブ受入れ部211は、画像読み取り部11またはパーソナルコンピュータなどから送られてきた印刷ジョブJBを受入れ、その内容である画像データ、印刷条件、および目的地などを一旦記憶する。
印刷条件設定部212は、印刷ジョブJBに含まれた印刷条件、変更された種々の印刷条件、実際の印刷を実行するために修正された印刷条件など、印刷の実行またはそのための判断を行うための印刷条件を設定する。印刷条件として、例えば、カラー印刷またはモノクロ印刷の指定、カラー印刷の場合の色の指定、解像度、用紙のサイズ、種類、厚さ、印刷枚数、トナー付着量、環境温湿度などがある。
最大積載重量設定部213は、配達装置HSが1回で配達可能な最大積載重量LWをメモリ213Mに設定する。最大積載重量LWは、配達装置HSの飛行能力に基づいて安定な飛行を行うことのできる積載重量の最大値である。
メモリ213Mは、最大積載重量LWを記憶する最大積載重量記憶部である。配達装置HSが複数ある場合、または配達装置HSおよび周囲環境の状態に応じて最大積載重量LWが変わる場合には、それぞれに対応した最大積載重量LWが設定され記憶される。
また、最大積載重量設定部213には、最大積載重量LWとして、配達装置HSのバッテリー34の残余エネルギーと目的地までの距離に応じて低減した値が記憶されるよう、設定が行われる。
重量取得部214は、印刷部PTから出力される印刷物PMの重量WPを求める。重量WPを求めるに際して、種々の方法が用いられる。
例えば、重量取得部214は、印刷物PMの重量WPを、印刷ジョブJBに基づいてかつ設定された印刷条件を用いて、印刷部PTが印刷を行う前に求める。つまり、印刷ジョブJBを実行する前に、その印刷ジョブJBに基づく印刷条件を用いて印刷物PMの重量WPを求め、印刷を行った場合の重量WPを予測する。印刷条件を変更して印刷物PMの重量WPを求めることも可能である。
また、重量取得部214は、印刷物PMの重量WPを、配達装置HSの積載重量検出部321により検出された重量WPrに基づいて求めてもよい。この場合に、リアルタイムで検出される重量WPrをそのまま印刷物PMの重量WPとして取得することも可能であり、また、検出された重量WPrとそのときの印刷ジョブJBの進行の程度とに基づいて、印刷ジョブJBの全体または所定の部分を実行した場合の重量WPを演算などによって予測することも可能である。
なお、重量WPの計算に当たっては、例えば、印刷に使用する用紙のサイズおよび秤量から1枚の重量を求め、これに印刷枚数を乗算する。これに、印刷に使用されたトナーの重量を加えることで、精度を上げることができる。
重量判断部215は、印刷ジョブJBに基づく印刷物PMの重量WPが配達装置HSの最大積載重量LWを越えるか否かを判断する。
ジョブ分割部216は、重量判断部215において印刷物PMの重量WPが最大積載重量LWを越えると判断された場合に、印刷ジョブJBを分割する。印刷ジョブJBを分割することによって、分割後の各印刷ジョブJBによる印刷物PMの重量WPが最大積載重量LW以下となり、配達回数を増やすことで各回の配達が確実に迅速に行われ、全体として効率よく配達することができる。
なお、ジョブ分割部216は、印刷ジョブJBを分割するに当たって、元の印刷ジョブJBそれ自体を独立した複数の印刷ジョブJBに分割する方法、元の印刷ジョブJBが複数回に渡って区切られて実行されるように分割する方法などが可能である。
配達装置検出部217は、配達装置HSが当該画像形成装置GKから出力される印刷物PMを積載可能な位置、つまり積載位置SPに到達したことを検出する。本実施形態では、配達装置HSは、画像形成装置GKからの印刷物PMをホバリングしながら受け取るので、積載位置SPでホバリングしながら待機する時間を極力少なくするために、積載位置SPに到達した時点で画像形成装置GKはすぐに1回分の印刷ジョブJBを実行して印刷物PMを出力する。そのために、後でも述べるように、画像形成装置GKの印刷部PTは、配達装置HSが画像形成装置GKに所定値以下の距離まで近づいたときにウォーミングアップを開始する。
なお、配達装置HSが積載位置SPにあるか否かを検出するために、フィニッシャー14の排出口140の近辺に配達装置検出センサSE1が設けられている。配達装置検出部217は、配達装置検出センサSE1によって印刷物保持部32が所定の距離範囲にあることを検出したときに、配達装置HSが積載位置SPに到達したことを検出する。配達装置検出センサSE1による検出のために、印刷物保持部32のそれに対向する部分に、配達装置検出センサSE1が敏感に反応する検出体を設けておけばよい。このような配達装置検出センサSE1として、例えば、光電式、電磁式、または静電容量式の距離センサなどを用いればよい。
また、このような配達装置検出センサSE1を用いることに代えて、またはこれとともに、次に述べる距離検出部218による検出結果を用いて配達装置HSが積載位置SPに到達したことを検出してもよい。
なお、印刷部PTは、印刷ジョブJBに基づく1回分の印刷を終えたときに印刷を中止し、配達装置検出部217が新たな配達装置HSを検出したときに次の印刷ジョブJBに基づく1回分の印刷を開始する。
距離検出部218は、画像形成装置GKと配達装置HSとの距離を検出する。距離検出部218による距離の検出の方法として、例えば、画像形成装置GKと配達装置HSとの両方にGPS(Global Positioning System)受信機またはこれと類似の装置を搭載しておき、それらの位置の差から距離を求める方法を用いてもよい。または、レーザー光線式、超音波式、または光学式などの距離計などによって距離を直接に検出してもよい。または、画像形成装置GKと配達装置HSとの間における超音波による通信時間の大きさに基づいて距離を検出してもよい。
配達装置選択部219は、積載位置SP以外で待機する配達装置HSが複数ある場合に、今回使用する配達装置HSとしてそれらのうちのいずれを選択するかを決定する。また、未実行の印刷ジョブJBが複数ある場合に、積載位置SP以外で待機する複数の配達装置HSを使用する順番を決定する。
配達装置選択部219は、例えば、画像形成装置GKから出力される印刷物PMを積載して目的地に配達するまでに要する時間が少ない配達装置HSが優先的に選択されるように順番を決定する。また、例えば、最大積載重量LWが大きい配達装置HSが優先的に選択されるように順番を決定する。
目的地設定部220は、印刷ジョブJBによる印刷物PMを配達する目的地、つまり配達先を設定する。目的地を示すデータは、ジョブ受入れ部211に受け入れられた元の印刷ジョブJBに含まれており、それが分割された後も分割された各印刷ジョブJBに含まれている。
通信部221は、それぞれの配達装置HSと通信を行い、必要な種々のデータの遣り取りをする。通信手段としては、無線通信、赤外線通信、または超音波通信などが用いられる。
〔配達装置HSの説明〕
次に、配達装置HSについて説明する。
本実施形態において、飛行エンジン31は、図3に示すように、胴体311、ガイド312、および4つのプロペラユニット313a〜dを備えた垂直離着陸用の飛行エンジンである。飛行エンジン31は、バッテリー34を電源(動力源)とし、制御部33の制御によって動作する。飛行エンジン31の重心に印刷物PMなどの負荷が加わることで飛行が安定するので、全ての機能が中心に集められている。
印刷物保持部32は、上部側方に投入口322が設けられた箱状のものであり、飛行エンジン31に対し積載重量検出部321を介して吊り下げるなどして連結されている。フィニッシャー14の排出口140から出力される印刷物PMは、投入口322から入って印刷物保持部32に収納される。積載重量検出部321によって、印刷物保持部32に収納された印刷物PMの重量WPrがリアルタイムで検出される。検出された重量WPrは、画像形成装置GKに送信される。画像形成装置GKにおいて、受信した重量WPrに基づいて、上に述べたように、印刷ジョブJBに基づく印刷物PMの重量WPなどが求められる。積載重量検出部321として、装置の小型化の点でロードセル式(電気抵抗線式)のものが好ましいが、電磁式その他のものでもよい。
なお、印刷物保持部32に積載した印刷物PMは、目的地に到達したときに、そこに居るユーザによって取り出される。また、目的地において、印刷物PMを積載した印刷物保持部32の連結を解除してもよい。その場合に、空の印刷物保持部32を適当な準備ステーションで連結するようにしてもよい。
制御部33には、自動操縦部331、目的地認識部332、障害物回避部333、バッテリー残量検出部334、および通信部335などが設けられる。
自動操縦部331は、配達装置HSが所定の動作および飛行を行うよう、飛行エンジン31を制御する。例えば、目的地認識部332によって認識された目的地に到達するように制御し、目的地で印刷物PMを降ろした後で、必要に応じてその位置または適当な待機場所で待機し、必要になったときに画像形成装置GKの積載位置SPに戻ってくるように制御する。
目的地認識部332には、画像形成装置GKが印刷物PMを出力するときに、その印刷物PMの配達先が送られてくるので、その配達先を目的地として認識する。
障害物回避部333は、目的地へ向かうに当たり、障害となる物を回避して最短距離で到達するよう、自動操縦部331に指示を与える。
バッテリー残量検出部334は、バッテリー34の残量を検出する。
通信部335は、画像形成装置GKと通信を行い、必要な種々のデータの遣り取りをする。通信手段としては、無線通信、赤外線通信、または超音波通信などが用いられる。
バッテリー34は、充電可能な二次電池であり、配達装置HSの全ての電源となる。配達装置HSが充電ステーションに立ち寄ることにより、適宜充電を行うことが可能である。
〔印刷ジョブの分割および配達動作〕
次に、印刷ジョブJBの分割動作および印刷物PMの配達動作について説明する。
図4には画像形成装置GKにおけるジョブ分割の様子が、図5には画像形成装置GKの動作の概略の流れの例が、それぞれ示されている。
図4(A)〜(C)において、「印刷ジョブJB0」の高さは、与えられた元の印刷ジョブJBによる印刷物PMの重量WPを示す。「最大積載重量LW1」は、その印刷物PMを配達する配達装置HSの最大積載重量LWを示す。
図4(A)において、印刷ジョブJB0が最大積載重量LW1を越えているので、最大積載重量LW1以下である2つの印刷ジョブJB1,2に分割される。その結果、同じまたは異なる配達装置HSによって2回に分けて印刷物PMが配達される。
図4(B)において、印刷ジョブJB0が最大積載重量LW1を越えているので、最大積載重量LW1以下である3つの印刷ジョブJB1,2,3に分割される。その結果、同じまたは異なる配達装置HSによって3回に分けて印刷物PMが配達される。
図4(C)において、印刷ジョブJB0が最大積載重量LW1を越えているので、分割によって最大積載重量LW1以下である1つの印刷ジョブJB1が生成される。印刷ジョブJB0の残った部分については、最大積載重量LW1とは異なる最大積載重量LW2の下で印刷ジョブJB0の分割が行われ、2つの印刷ジョブJB2,3に分割される。その結果、例えば同じまたは異なる配達装置HSによって3回に分けて印刷物PMが配達される。
図5において、画像形成装置GKが印刷ジョブJBを受信する(#21)。それによる印刷物PMを配達するために、配達装置HSが選択され、それに対応した最大積載重量LWが設定される(#22)。
印刷ジョブJBによる重量WPが算出され(#23)、重量WPが最大積載重量LWより小さいかどうかが判断される(#24)。
重量WPが最大積載重量LWより小さい場合には、分割の必要がないので、印刷ジョブJBはそのまま実行される(#26)。重量WPが最大積載重量LWを越える場合には、最大積載重量LWを越えないように印刷ジョブJBの分割が行われ(#25)、分割された最初の印刷ジョブJBが実行される(#26)。配達装置HSが積載位置SPに到達したことが検出されると、フィニッシャー14から印刷物PMが出力されるよう、印刷が行われる。
印刷物PMが出力され(#27)、配達装置HSの印刷物保持部32に積載される(#28)。当該印刷ジョブJBについて実行が完了すると、配達装置HSは目的地に向かって移動するよう飛び立って配達を行う(#29)。
分割により残った印刷ジョブJBについては、残った印刷ジョブJBを受信したとしてステップ#21から処理を再開すればよい。
印刷ジョブJBを分割して最大積載重量LW以下とすることにより、配達が確実に迅速に行われ、効率よく配達することができる。
〔重量をリアルタイム検出した場合〕
次に、積載重量検出部321によって印刷物PMの重量WPrをリアルタイムで検出する場合について、印刷ジョブJBの分割動作および印刷物PMの配達動作について説明する。ここでの説明は、請求項4、5の発明の実施形態の例である。
図6には、重量WPrをリアルタイムで検出する場合における画像形成装置GKの動作の概略の流れの例が示されている。
図6において、画像形成装置GKが印刷ジョブJBを受信する(#31)。配達装置HSが選択され、それに対応した最大積載重量LWが設定される(#32)。印刷ジョブJBの実行が開始され(#33)、印刷物PMが出力されて配達装置HSに積載されていく(#34)。積載された印刷物PMの重量WPrが、リアルタイムで検出される(#35)。検出された重量WPrに基づいて、印刷ジョブJBの全体を実行した場合の印刷物PMの重量WPが求められる(#36)。重量WPが最大積載重量LWより小さいかどうかが判断される(#37)。
重量WPが最大積載重量LWより小さい場合には、分割の必要がないので、印刷ジョブJBはそのまま実行される。重量WPが最大積載重量LWを越える場合には、最大積載重量LWを越えないように印刷ジョブJBの分割が行われ(#38)、分割された最初の印刷ジョブJBの実行が継続される。印刷ジョブJBの実行が完了すると(#39)、配達装置HSは目的地に向かって移動し、配達を完了する(#40)。
分割により残った印刷ジョブJBについては、残った印刷ジョブJBを受信したとしてステップ#21から処理を再開すればよい。
実測による重量WPrを用いて印刷ジョブJBによる重量WPを求めるので、より正確に重量WPを求めることができ、より効率よく配達することができる。
なお、ステップ#36において重量WPを算出するタイミングは、例えば、印刷ジョブJBが複数部の印刷を行うものである場合に、1部の印刷を終えたタイミングでその1部の印刷物PMの重量WPrを検出し、これに部数を乗算して全体の重量WPを求める。また、適当なページ数の印刷を終えたタイミングで重量WPrを検出し、これに基づいて全ページの重量WPを求めてもよい。
〔印刷条件の変更〕
次に、印刷条件を変更して最大積載重量LWを越えないようにし、より効率的に配達を行う方法について説明する。ここでの説明は、請求項7の発明の実施形態の例である。
すなわち、重量判断部215において、印刷物PMの重量WPが最大積載重量LWを越えると判断され、かつ印刷物PMの重量WPがしきい値TH以下である場合に、重量取得部214は、印刷条件を変更して印刷物PMの重量WPを求め、最大積載重量LWを越えないと判断される印刷条件がある場合にその中の最も最大積載重量LWに近い印刷条件を選択する。印刷条件設定部212は、そのように選択された印刷条件を印刷部PTに設定する。
印刷条件の変更は、例えば、カラーの4色分のトナーを黒1色のトナーに変更してモノクロ印刷とする、用紙のサイズまたは秤量の小さいものに変更する、片面印刷を両面印刷に変更するなどである。
図7には印刷条件を変更して最大積載重量LWを越えないようにする場合における印刷条件の選択処理の流れの例が、図8には印刷条件の変更による重量WPの変化の様子が、それぞれ示されている。
図7および図8に示す処理は、印刷ジョブJB0に基づく印刷物PMの重量WPが最大積載重量LWを越えており、かつ重量WPがしきい値TH以下である場合に行われる。しきい値THとして、例えば、最大積載重量MWの5%増し、10%増し、所定の重量増しなどである。
当該印刷ジョブJBにより指定された印刷条件とは異なる種々の実行可能な印刷条件について、印刷物PMの重量WPを算出する(#51)。最大積載重量LWを越えない重量WPとなる印刷条件がある場合に、その印刷条件を選択する(#52)。複数の印刷条件で最大積載重量LWを越えない場合に、その中の最も最大積載重量LWに近い印刷条件を選択する。選択した印刷条件を設定する(#53)。
図8に示すように、元の印刷ジョブJB0は、印刷条件を変えた印刷ジョブJB0Mとなり、実行される。これによる印刷物PMの重量WPは最大積載重量LWを越えない。
この場合に、印刷条件の変更規模が大きい場合には元の原稿(印刷ジョブJB0)とのギャップが大きくなるので、変更規模が小さい段階で最大積載重量LWに収まるようにするのがよい。この場合の変更規模をユーザが設定するようにしてもよい。
〔バッテリーの残余エネルギーに応じた最大積載重量の設定〕
次に、バッテリー34の残余エネルギーに応じて最大積載重量LWの設定を変更し、より効率的に配達を行う方法について説明する。ここでの説明は、請求項8の発明の実施形態の例である。
すなわち、配達装置HSが印刷物PMを配達するのに要するエネルギ−E1は、配達装置HSの重量WHとその移動距離DR1との積(WH×DR1)と、印刷物PMの重量WPとその移動距離DR2との積(WP×DR2)との合計(WH×DR1)+(WP×DR2)の関数であり、単純には比例するとみることが可能である。つまり、K1を係数として次の式で示すことが可能である。
E1=K1×〔(WH×KR1)+(WP×KR2)〕 ……(1)
配達装置HSの飛行に寄与するバッテリー34の残余エネルギーE0が、上に述べたエネルギ−E1以上である場合には、当該印刷物PMの配達が可能である。
したがって、E0>E1の条件が成り立つ印刷物PMの重量WPの最大値を考慮して、最大積載重量LWを低減した値を設定する。このようにすることによって、バッテリー切れで配達装置HSが途中で配達不能になることなく、また途中で充電したりすることなく、効率的に配達を行うことができる。
なお、配達装置HSの移動距離DR1は、現在位置から配達の目的地までまたはその後の充電ステーションなどまでの距離であり、印刷物PMの移動距離DR2は、画像形成装置GKの積載位置SPから目的地までの距離である。
〔複数の配達装置HSからの選択〕
次に、配達装置選択部219による配達装置HSの選択について説明する。ここでの説明は、請求項9、10の発明の実施形態の例である。
図9(A)(B)には、複数の配達装置HSに対する選択の順番を決定する方法の例が示されている。
図9(A)において、積載位置SPを原点とするXY座標における配達装置HS1〜5の待機位置が示されている。画像形成装置GKは、印刷ジョブJBを受信したときに、各配達装置HS1〜5の位置と状況を把握する。配達装置HS1〜5のうち、配達中でない配達装置HSを把握する。ここでは配達装置HS1〜5が配達中でないとすると、目的地への配達に要する時間が短い、つまり画像形成装置GKから近い配達装置HSの順に、選択の順番を決定する。図の例では、HS1、HS4、HS5、HS3、HS2の順番となる。
図9(B)において、最大積載重量LWの異なる配達装置HS1〜5が示されている。画像形成装置GKは、印刷ジョブJBを受信したときに、各配達装置HS1〜5の位置と状況を把握する。配達装置HS1〜5のうち、最大積載重量LWの大きい順に、選択の順番を決定する。図の例では、HS1、HS4、HS5、HS3、HS2の順番となる。
このような順で複数の配達装置HSを選択することにより、より短時間でより少ない配達回数で配達を完了することが可能となり、効率的に配達を行うことができる。
なお、配達装置HS1〜5の待機位置と最大積載重量LWとの両方を組み合わせて選択の順番を決定してもよい。
上に述べた実施形態において、配達装置HSとして自動飛行が可能な無人飛行体を用いた例を説明した。飛行体であればその移動路を地上または床面GL上に確保する必要がないので、省スペース性の点で有利である。しかし、飛行体に限ることなく、自走式の配達装置であってもよい。例えば、排出トレイなど排紙部の一部が分離され自走するものを配達装置HSとして用いてもよい。
その他、印刷部PT、制御部21、画像形成装置GK、印刷物保持部32、制御部33、配達装置HS、および画像形成システム1の各部または全体の構成、構造、形状、個数、配置、制御の内容、順序、またはタイミングなどは、本発明の主旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成システム
12 画像形成部
14 フィニッシャー
21 制御部
211 ジョブ受入れ部
212 印刷条件設定部
213 最大積載重量設定部
213M メモリ(最大積載重量記憶部)
214 重量取得部
215 重量判断部
216 ジョブ分割部
218 距離検出部
219 配達装置選択部
220 目的地設定部
221 通信部
32 印刷物保持部
33 制御部
321 積載重量検出部
331 自動操縦部
332 目的地認識部
334 バッテリー残量検出部
335 通信部
34 バッテリ−
GK 画像形成装置
HS 配達装置
PT 印刷部
JB 印刷ジョブ
PM 印刷物
MW 最大積載重量
WP 重量
TH しきい値

Claims (10)

  1. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    前記重量取得部は、前記印刷物の重量を、前記印刷ジョブに基づいてかつ設定された前記印刷条件を用いて、前記印刷部が印刷を行う前に求め、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断されかつ前記印刷物の重量がしきい値以下である場合に、前記重量取得部は前記印刷条件を変更して前記印刷物の重量を求め、前記最大積載重量を越えないと判断される印刷条件がある場合にその中の最も最大積載重量に近い印刷条件を前記印刷部に設定する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    前記配達装置は、積載された重量を検出する積載重量検出部を備え、
    前記重量取得部は、前記印刷物の重量を、前記積載重量検出部により検出された重量に基づいて求める、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    前記配達装置は、積載された重量を検出する積載重量検出部を備え、
    前記重量取得部は、前記積載重量検出部によりリアルタイムで検出される重量を前記印刷物の重量として求め、
    前記ジョブ分割部は、前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えたときに前記印刷ジョブを分割する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  4. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    前記画像形成装置は、前記配達装置が当該画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置に到達したことを検出する配達装置検出部を備え、
    前記印刷部は、前記印刷ジョブに基づく1回分の印刷を終えたときに印刷を中止し、前記配達装置検出部が新たな前記配達装置を検出したときに次の印刷ジョブに基づく1回分の印刷を開始する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  5. 前記画像形成装置は、当該画像形成装置と前記配達装置との距離を検出する距離検出部を備え、
    前記印刷部は、前記距離検出部により検出された距離が所定値以下となったときにウォーミングアップを開始する、
    請求項記載の画像形成システム。
  6. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    前記配達装置は、その動力源としてバッテリーを搭載しており、
    前記最大積載重量記憶部には、前記最大積載重量として、前記バッテリーの残余エネルギーと前記目的地までの距離に応じて低減した値が記憶されるように設定を行う、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  7. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    待機状態の前記配達装置が複数あるときに、前記画像形成装置から出力される印刷物を積載して目的地に配達するまでに要する時間が少ない前記配達装置が優先的に選択されるように構成される、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  8. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始し、
    待機状態の前記配達装置が複数あるときに、前記最大積載重量が大きい前記配達装置が優先的に選択されるように構成される、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  9. 画像形成装置と配達装置とを有する画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、を有し、
    前記配達装置は、
    前記画像形成装置に対し独立して移動可能であって、前記画像形成装置から出力された印刷物を目的地まで配達するものであり、
    前記画像形成装置から出力される印刷物を積載可能な位置で待機した状態で、前記画像形成装置から出力される1回分の印刷物を積載し、1回分の印刷物を積載した後で前記目的地に向かって移動を開始するものであり、
    前記配達装置は、自動飛行が可能な無人飛行体である、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  10. 与えられた印刷ジョブに基づいてかつ設定された印刷条件で印刷を行って印刷物を出力する印刷部と、
    前記印刷部から出力される印刷物の重量を求める重量取得部と、
    前記印刷部から出力された印刷物を目的地まで配達するための配達装置が1回で配達可能な最大積載重量を記憶する最大積載重量記憶部と、
    前記印刷ジョブに基づく前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えるか否かを判断する重量判断部と、
    前記重量判断部において前記印刷物の重量が前記最大積載重量を越えると判断された場合に前記印刷ジョブを分割するジョブ分割部と、
    を有し、
    前記重量取得部は、前記印刷物の重量を、積載重量検出部により検出された重量に基づいて求める、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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