JP6459413B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6459413B2
JP6459413B2 JP2014228751A JP2014228751A JP6459413B2 JP 6459413 B2 JP6459413 B2 JP 6459413B2 JP 2014228751 A JP2014228751 A JP 2014228751A JP 2014228751 A JP2014228751 A JP 2014228751A JP 6459413 B2 JP6459413 B2 JP 6459413B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
density
adjustment
image forming
potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014228751A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016090961A (ja
Inventor
森敦司
加藤真治
熊谷優
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014228751A priority Critical patent/JP6459413B2/ja
Publication of JP2016090961A publication Critical patent/JP2016090961A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459413B2 publication Critical patent/JP6459413B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真技術を利用した複写機、プリンタ、ファックスなどの画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、画像濃度や色といった画像品質を安定させるため、作像条件の調整を行っている。例えば所定の間隔で像担持体上に調整用画像を作像し、これを光学センサで検知することで画像濃度や色ずれを検知し、検知結果を基に作像条件(帯電電位、現像電位、露光量、作像位置、画像処理パターンなど)を変更する方法が知られている。
またダウンタイム低減のため、こうした調整用画像を印刷中の非画像領域(記録材に転写されない領域)に作像し、作像条件を調整する方法も知られている。
しかし、従来の作像条件調整方法では、予め決まった調整用画像を作像し、その検知結果を基に作像条件を設定するため、ユーザーが印刷前の印刷に用いる画像(以下、印刷画像ともいう)では必要としない色や濃度の領域まで考慮して調整動作を行っていた。その結果、調整時間が長くなったり、不要なトナーを消費したりしていた。
また、装置が搭載するCPUやメモリのスペックに制約があるため、全体の濃度領域で作像条件設定を行うと、局所的な作像条件の補正が困難であり、局所的な画像品質が低下することもあった。
特許文献1には、作像条件の調整時間を低減するために、ベタ濃度(最高濃度)の調整を行う電位制御と、階調特性を補正する階調制御が連続して行われる場合に、電位制御で用いた調整用画像の情報を活用することで、階調制御に用いる調整用画像の数を制限する技術が開示されている。
調整時間の低減のために調整用画像が制限されるが、ユーザーが印刷画像では必要でない色や濃度の領域まで考慮して調整動作を行っている。そのため、調整時間の長時間化、不要なトナーの消費、局所的な画像品質の低下などの点で改良の余地がある。
そこで、本発明は、調整時間を低減し、不要なトナー消費を低減し、画像品質を向上させる画像形成装置の実現を課題とする。
この課題を解決するため、本発明は、印刷に用いる画像の濃度情報を取得する画像情報取得手段、該画像情報取得手段により取得した濃度情報を基に、作像条件調整用に作像する調整用画像を変化させる調整用画像設定手段、像担持体上に画像を作像する作像手段、該作像手段により作像された画像を検知する画像検知手段、該画像検知手段による検知結果を基に作像条件を調整する作像条件調整手段、を有する画像形成装置であって、前記画像情報取得手段により取得された前記濃度情報の最高濃度と最低濃度を用いて、予め設定された「電位―濃度」関係あるいは「画像処理パターン―濃度」関係から、前記最高濃度から前記最低濃度までをカバーする範囲内のパッチ画像を、調整用画像として選択することを特徴とする画像形成装置を提案する。
予めユーザーが指定した印刷前の印刷画像の情報から、該印刷画像で用いている画像濃度や画像処理パターンなどの画像情報を取得し、取得した画像情報を基に調整用画像を変化させる。このため、作像条件の調整時間を低減し、不要なトナー消費を低減し、画像品質を向上させることができる。
実施形態に係る画像形成装置を示す概略図である。 同装置における現像装置の例を示す概略図である。 転写ローラの転写ベルトへの当接と離間を示す概略図である。 コントローラの構成を示すブロック図である。 作像条件調整の一つである電位制御の調整動作を説明する概略図である。 本発明の実施形態による作像条件調整動作のフローチャートである。 電位と濃度の関係を示すグラフである。 濃度階調方式を用いた調整用画像の設定方法(実施形態1)を示すフローチャートである。 このようにして調整用画像として選択したパッチ画像を含むパッチ画像を示す図である。 別な調整用画像の設定方法(実施形態2)を示すフローチャートである。 図10のステップ23における調整用画像に対応する電位の選択方法を示す図である。 別な調整用画像の設定方法(実施形態3)を示すフローチャートである。 図11のステップ33における調整用画像に対応する電位の選択方法を示す図である。 代表的な面積階調パターンの模式図である。 実施形態4に係る「パターン−濃度」関係を示す図である。 実施形態4に係る面積階調方式を用いた調整用画像の設定方法のフローチャートである。 面積階調方式を用いた調整用画像の設定方法(実施形態5)のフローチャートである。 図17のステップ54における予め定めた階調ステップ毎のパターンを調整用画像として選択する方法を示す図である。 面積階調方式を用いた調整用画像の設定方法(実施形態6)のフローチャートである。 面積階調方式を用いた調整用画像の設定方法(実施形態7)のフローチャートである。 印刷中の作像条件調整動作が可能な画像形成装置(実施形態8)を示す図である。 実施形態8の画像形成装置における調整用画像の設定方法のフローチャートである。 実施形態8における更新分調整用画像の設定と更新分調整動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は実施形態に係る画像形成装置、図2は同装置における現像装置を示している。画像形成装置1は、現像装置2、現像装置の上方に配置された転写ベルト3、転写ベルトを張架する張架ローラ11〜14、転写ベルトの上方に配置された濃度センサ4、転写ベルトに接触するブレード6を備えたベルトクリーニング手段5、張架ローラ11に対向してニップ部を形成する転写ローラ7等を有する。
図2において、感光体8の周りには、矢印で示す回転方向順に、帯電手段としての帯電ローラ18と、光走査装置の一部を構成するミラー20と、現像ローラ22aを備えた現像器22と、転写手段10と、クリーニングブレード24aを備えたクリーニング手段24等が配置されている。
この画像形成装置1における画像形成動作は従来と同様に行われる。先ず、パーソナルコンピュータ(以下、PCと言う)、スキャナー、ファクシミリ等から、出力画像に対応する画像信号がコントローラ30に伝送される。コントローラ30は、この画像信号を適正な出力画像信号に変換し、光走査装置に伝送する。図2において、光走査装置からの露光光Lbがミラー20を介して感光体8上の露光部26に照射されて走査され、感光体8上に潜像が形成される。形成された潜像は、トナーなどの現像剤を有する現像器22の現像ローラ22aを介してトナー像として現像され、転写部Nで転写手段10による転写バイアス印加により転写ベルト3上に転写される。転写部Nで転写されずに感光体8上に残った残留トナーはクリーニングブレード24aにより掻き取られる。その後、感光体8上の残留電位が除電手段により除去され、次の作像工程に備えられる。
この現像装置2は色の異なる現像剤に応じて複数個(本実施形態では4個)備えられる。例えばそれぞれの現像装置は黒、シアン、マゼンタ、イエローの現像剤を有し、各色の画像の重ね合わせにより最終的に転写ベルト3上へフルカラー画像を形成することができる。
このようにして転写ベルト3上に現像された画像は、転写ローラ7と張架ローラ11で形成されるニップ部で記録媒体Pへと転写される。その後、記録媒体Pは搬送方向下流側にある定着装置にて加熱・加圧を受け、画像が記録媒体P上に定着される。最終的に、記録媒体Pは画像形成装置1の排紙部に排出・スタックされる。一方、ニップ部で転写されなかった転写ベルト3上の残留トナーはベルトクリーニング手段5のブレード6によってクリーニングされる。
また転写ベルト3上のトナー画像を測定する1又は複数の濃度センサ4が支持部材によって配置されている。図1の例では、濃度センサ4は転写ベルト3の上方であって張架ローラ11とベルトクリーニング手段5の間に配置されているが、この位置に限られない。濃度センサ4としては、特許文献1に開示されているような従来のセンサを用いることができる。
図3は転写ローラの転写ベルトへの当接と離間を示す概略図である。
転写ローラ7は、バネ部材9とバネ部材の駆動手段によって転写ベルト3に対して当接したり(図3(a))、離間したり(図3(b))できる。これにより、後述する測定パターンのような印刷の必要がないトナー画像は記録媒体Pに転写されず、濃度センサ4のある測定位置へ移動することができる(図3(b))。
画像形成装置としては、他にも感光体から記録媒体Pへ画像を直接転写するもの、単色の現像装置のみを有するもの、5つ以上の現像装置を有するものなどが存在する。本実施形態では図1〜3の構成を例に説明したが、本発明はこの構成の画像形成装置に限定されるものではない。
図4に示すように、画像形成装置1内に設けられたコントローラ30は、調整用画像設定手段31、印刷前の印刷に用いる画像(以下、印刷画像ともいう)の濃度情報を取得する画像情報取得手段32、濃度センサ4による検知結果を基に作像条件を調整する作像条件調整手段33、更新分調整用画像設定手段34を有する。各手段は、トナー像作成装置を構成する、感光体8や光走査装置等と電気的に接続されている。
図5は、作像条件調整の一つである電位制御の調整動作を説明する概略図である。
画像形成に用いられるトナーは周囲の環境や経時劣化等の影響を受けるため、帯電量が変化する。また感光体8の特性も経時劣化により変化する。結果、画像形成装置1において常に同じ電位を用いても同じ量のトナーが現像されるとは限らない。そのため、濃度調整動作が必要となる。
電位制御は濃度調整動作の一つである。電位制御に際して、まず、現像装置2により調整用画像50を、像担持体である転写ベルト3上に作像する。次いで、画像検知手段である濃度センサ4により調整用画像50を検知する。
調整用画像50は、例えば図5に示すように電位を変化させることで複数濃度を有して作像された、複数(本例では4つ)のパッチ画像である。これらのパッチ画像を濃度センサ4で検知し、それぞれのパッチ画像の濃度情報を取得する。
図5(a)に示すように、画像形成装置1は濃度センサ4を1個有してもよい。この場合、パッチ画像は単色画像に限られず、これら4つのパッチ画像に続いて他の色のパッチ画像を作像し、検知してもよい。
図5(b)に示すように、複数色の現像剤を用いる画像形成装置は、調整動作時間の短縮のため濃度センサ4を複数個(本例では3つ)有し、複数色のパッチ画像を同時に作像・検知してもよい。
こうした調整動作は、前回調整動作からの印刷枚数が予め設定した一定数を超えた場合や、温湿度等の環境が急変した場合、一定時間以上印刷が行われなかった場合などのタイミングで実施される。
図6は、本発明の実施形態による作像条件調整動作のフローチャートである。
前記のようなタイミングで作像条件調整動作が行われるとき、まず、調整用画像設定手段31によって作像する調整用画像を選択する(S1)。次に、選択された調整用画像を作像手段である現像装置2により作像し(S2)、作像した調整用画像を画像検知手段である濃度センサ4で検知する(S3)。最後に、作像条件調整手段33により、濃度センサ4による検知結果を基に作像条件の調整を行う(S4)。
以下では、作像すべき調整用画像の設定方法(S1)の実施形態を説明する。
図7を用いて、電位制御における電位設定方法について説明する。図7は、電位と濃度の関係を示すグラフである。
パッチ画像作成時の電位と、濃度センサ4によるパッチ画像の濃度測定値とから、図7のような直線で表される「電位−濃度」関係を得ることができる。この「電位−濃度」関係から、印刷において得たい濃度に対する設定電位を算出し、以降の作像条件を変更することができる。これにより、トナーや感光体8の経時的な特性変化が生じた場合でも、安定した画像濃度を維持することができる。
なお、濃度センサ4の測定結果にはノイズが混在している可能性があるため、「電位−濃度」関係の算出のために測定結果に対して近似式等を用いる。本実施形態では「電位−濃度」関係がほぼ線形であるとみなして1次近似を用いるが、この関係は厳密には線形ではないため、より高い精度が必要な場合には2次以上の近似を用いて表現してもよい。また、ノイズの影響を低減するためパッチ画像数を増やしたり、同じ電位でパッチ画像を複数回作像したりして、それぞれの測定結果の平均値を用いるなどしてもよい。
図8は、濃度階調方式を用いた調整用画像の設定方法(実施形態1)を示すフローチャートである。
本実施形態1では、調整用画像設定手段31は、印刷前の印刷に用いる画像情報を取得する画像情報取得手段32から得られた情報を基に、予め定めた複数の電位水準に対応するパッチ画像の中から印刷画像に必要な調整用画像を決定する。
先ず、画像情報取得手段32が、これから印刷される画像情報から最高濃度及び最低濃度の情報を取得する(S11)。この際、画像情報取得手段32は予め定めた所定枚数分の印刷画像情報を取得する。所定枚数の印刷画像情報が存在しない場合は、画像情報取得手段32は存在する分の印刷画像情報を取得する。濃度階調方式を用いる場合、画像情報取得手段32は印刷画像の濃度情報として、光走査装置における1ドットあたりの発光量、発光時間を取得する。
次に、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「電位−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した電位を算出し、それぞれの電位を最高電位及び最低電位とする(S12)。そして調整用画像設定手段31は、最高電位以上であって最高電位に最も近い電位に対応するパッチ画像から、最低電位以下であって最低電位に最も近い電位に対応するパッチ画像までの範囲内にあるパッチ画像を、調整用画像50として選択する(S13)。調整用画像50の選択後は、調整用画像50の作像(図6、S2)、測定(S3)、作像条件の調整(S4)を行えばよい。
図9は、このようにして調整用画像として選択したパッチ画像を含むパッチ画像を示す図である。
本例では、10階調のパッチ画像の内、最低濃度のパッチ画像50aから最高濃度のパッチ画像50bまでの5階調のパッチ画像を作像、検知する。これら5階調のパッチ画像の濃度はこれから印刷される画像の全ての濃度を含んでいる。一方、パッチ画像50aよりも低濃度のパッチ画像とパッチ画像50bよりも高濃度のパッチ画像は作像しない。このように、画像情報取得手段32により取得した濃度情報を基に、調整用画像50のための濃度、電位又はパッチ数を変化させる。よって、印刷画像に必要な濃度範囲以外のパッチ画像を作像しないため、不要なトナー消費を低減し、また調整時間を低減することができる。
なお、最低濃度には白地(書き込みの無い部分)の濃度は含まれず、白地以外の画像の最低濃度を想定している。例えば、印刷画像がプリンタ画像であって文字原稿はベタ濃度しか有しない場合、白地を除いて考慮するため、最低濃度と最高濃度は等しくなる。このとき、作像するパッチとして、最高濃度以上であって最高濃度に最も近いものから、最低濃度以下であって最低濃度に最も近いものまでを選択するため、結果的にベタパッチ1つのみが選択される。
ベタ濃度以外の単一濃度の場合も、最低濃度と最高濃度は等しくなる。この場合、作像濃度とパッチ濃度が一致する場合は単一のパッチが選択され、一致しない場合は前後2つのパッチが選択される。
図10は、別な調整用画像の設定方法(実施形態2)を示すフローチャートである。
本実施形態2では、調整用画像設定手段31は、印刷に用いる画像情報を取得する画像情報取得手段32から得られた情報と、予め定めた1又は複数のパッチ数を基に、調整用画像の作像に用いる電位を決定する。
先ず、画像情報取得手段32が、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度の情報を取得する(S21)。次に、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「電位−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した最高電位及び最低電位を算出する(S22)。
次に、調整用画像設定手段31は、算出した最高電位と最低電位の範囲内から予め定めたパッチ数分の電位を選択する(S23)。電位の選択のために、例えば最高電位と最低電位の間隔をパッチ数分で均等分割すればよい。そして調整用画像設定手段31は、選択した電位に対応するパッチ画像を、調整用画像50として選択する(S24)。調整用画像50の選択後は、調整用画像50の作像(図6、S2)、測定(S3)、作像条件の調整(S4)を行えばよい。
図11は、図10のステップ23における調整用画像に対応する電位の選択方法を示す図である。
図示のように、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「電位−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した最高電位及び最低電位を算出する(図10、S22)。その後、調整用画像設定手段31は、最高電位と最低電位の間隔をパッチ数分で均等分割し、予め定めたパッチ数分の電位を選択する(図10、S23)。本例では、当該間隔を4等分しており、全部で5つの電位を選択しているが、この個数に限られない。このように、画像情報取得手段32により取得した濃度情報を基に、調整用画像50のための濃度又は電位を変化させる。
作像するパッチ数はダウンタイムの許容時間を考慮して決定したり、画像形成装置が複数の濃度センサを有している場合はその個数に応じて決定したりすればよい。または、要求される濃度の精度を満たすように決定してもよい。例えば、予め実験等により得られる「電位−濃度」関係が一次の線形に近い装置ではパッチ数を少なく、そうでない場合はパッチ数を多くすればよい。
またこのパッチ数としては、印刷される画像の最低濃度が白地、最高濃度がベタ画像とした場合に、必要な補正精度が得られるパッチ数を決定する。この点は従来と同様である。しかし、最低濃度が濃くなり又は最高濃度が薄くなって最低濃度と最高濃度の差が小さくなると、同じパッチ数でも精密な補正が可能になる(濃度の分解能が上がる)ため、補正精度が向上する。
この手法では、パッチ数を予め決定しているため、パッチ画像の低減によるダウンタイム低減は行えないが、印刷に必要な濃度範囲近傍で近似を行うため、「電位−濃度」関係の近似精度を向上することができる。
図12は、別な調整用画像の設定方法(実施形態3)を示すフローチャートである。
本実施形態3では、調整用画像設定手段31は、印刷に用いる画像情報を取得する画像情報取得手段32から得られた情報と、予め定めた1又は複数の電位ステップとによって、調整用画像の作像に用いる電位を決定する。
実施形態2と同様に、先ず、画像情報取得手段32が、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度の情報を取得する(S31)。次に、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「電位−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した最高電位及び最低電位を算出する(S32)。
次に、調整用画像設定手段31は、算出した最低電位から最高電位以上であって最高電位に最も近い電位までの、予め定めた電位ステップ毎の電位を、パッチ作成時の電位とする(S33)。逆に、算出した最高電位から最低電位以下であって最低電位に最も近い電位まで、予め定めた電位ステップ毎の電位をパッチ作成時の電位としてもよい。そして調整用画像設定手段31は、選択した電位に対応するパッチ画像を調整用画像50として選択する(S34)。調整用画像50の選択後は、調整用画像50の作像(図6、S2)、測定(S3)、作像条件の調整(S4)を行えばよい。
図13は、図12のステップ33における調整用画像に対応する電位の選択方法を示す図である。
図示のように、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「電位−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した最高電位及び最低電位を算出する(図12、S32)。その後、調整用画像設定手段31は、算出した最低電位又は最高電位から、予め定めた電位ステップ毎の電位をパッチ作成時の電位とする(図12、S33)。本例における所定幅の電位ステップによれば全部で5つの電位を選択しているが、この所定幅とこれに対応する電位(パッチ数)に限られない。このように、画像情報取得手段32により取得した濃度情報を基に、調整用画像50のための濃度、電位又はパッチ数を変化させる。
電位ステップの幅は、ダウンタイムの許容時間を考慮して決定したり、画像形成装置が複数の濃度センサ4を有している場合はその個数に応じて決定したりすればよい。または、要求される濃度の精度を満たすよう決定してもよい。例えば、予め実験等により得られる「電位−濃度」関係が一次の線形に近い装置ではパッチ数を少なく、そうでない場合はパッチ数を多くすればよい。
この手法では、電位ステップを予め決定しているため、特に印刷される画像の濃度範囲が狭い場合に作像されるパッチ画像の数を低減でき、ダウンタイムの低減と不要なトナー消費を抑えることができる。
次に、図14〜16を用いて面積階調方式を用いた調整用画像の設定方法(実施形態4)を説明する。図14は、代表的な面積階調パターンの模式図である。
デジタル化された画像形成装置では、図7に示したような「電位−濃度」関係を用いた濃度調整ではなく、図14のような、網点などの画像処理を用いた面積階調方式による濃度調整を行っている。図14(a)はドット状の面積階調パターン、図14(b)はライン状の面積階調パターンである。このような面積階調方式を用いる画像形成装置では、印刷画像の濃度を、予め設定した複数の画像処理パターンに対応させることで画像を形成している。そこで、面積階調方式を用いる場合、印刷画像の濃度情報として、光走査装置の発光量ではなく、印刷画像に用いられる画像処理パターンを取得する。
ただし、前述したトナーや感光体特性の経時的変化によって、同じ電位を用いても所望の濃度を得るための画像処理パターンは変化することがある。そのため、面積階調方式の画像形成装置においても濃度調整が必要となる。
図15は、実施形態4に係る「パターン−濃度」関係を示す図である。
本実施形態における画像形成装置では、調整用画像設定手段31は、所望の濃度を実現する画像処理パターンを決定するパターン決定手段を有している。パターン決定手段は、予め用意された複数の画像処理パターンを有している。
階調制御では、先ず、調整用画像設定手段31のパターン決定手段がこれら複数の画像処理パターンから幾つかのパターンを選択する。このステップは図6のステップ1に相当する。次に、選択されたパターンをパッチ画像として現像装置2により転写ベルト3上に作像し(図6、S2)、作像したパッチ画像の濃度を濃度センサ4で測定する(図6、S3)。
測定結果を基に、図15のような「パターン−濃度」関係を得ることができる。この「パターン−濃度」関係は線形ではなく、また環境によって変化する。そのため階調制御による補正が必要となる。この「パターン−濃度」関係から、目標濃度に対応する階調を選択することで、目標濃度の画像を印刷することができる。ただし、階調は予め定められたものから選択する。例えば、本実施形態4では画像形成装置1は256パターンの階調を備えている。実際の印刷時には、この中から目標濃度に最も近い濃度を得られるパターンを使用して作像を行うこととなる。
なお、濃度センサ4の測定結果にはセンサノイズが存在する可能性があるため、「パターン−濃度」関係の算出のために、「電位−濃度」関係の算出と同様に、測定結果に対して近似式等を用いる。本実施形態では「パターン−濃度」関係がほぼ4次の関係にあるとみなして4次近似を用いるが、この関係は厳密には線形ではないため、より高い精度が必要な場合には5次以上の近似を用いて表現してもよい。逆にCPUやメモリに制約があり、処理負荷を低減したい場合は、2次近似などのより低次の近似を用いてもよい。
またノイズの影響を低減するためパッチ数を増やしたり、同じ電位のパッチ画像を複数回作像したりして、それぞれの測定結果の平均値を用いるなどしてもよい。
図16は、実施形態4に係る面積階調方式を用いた調整用画像の設定方法のフローチャートである。
本実施形態4では、調整用画像設定手段31は、印刷に用いる画像情報を取得する画像情報取得手段32から得られた情報を基に、予め定めた幾つかの画像処理パターンのパッチ画像の中から印刷画像に必要な調整用画像を決定する。
先ず、画像情報取得手段32がこれから印刷される画像の情報を取得し(S41)、調整用画像設定手段31がこの印刷画像情報から、印刷画像に用いられる最高濃度及び最低濃度の情報を取得する(S42)。この際、調整用画像設定手段31は、予め定めた所定枚数分の印刷画像情報を取得する。所定枚数の印刷画像情報が存在しない場合は、調整用画像設定手段31は存在する分の印刷画像情報を取得する。
次に、調整用画像設定手段31のパターン決定手段は、前回調整時に設定された「パターン−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した画像処理パターンを算出し、それぞれの画像処理パターンを最高濃度パターン及び最低濃度パターンとする(S43)。そしてパターン決定手段は、最高濃度パターン以上の濃度であって最高濃度パターンに最も近いパッチ画像から、最低濃度パターン以下の濃度であって最低濃度パターンにもっとも近いパッチ画像までを、調整用画像50として選択する(S44)。このように、画像情報取得手段32により取得した濃度情報を基に、調整用画像50のための濃度、パッチ数又は画像処理パターンを変化させる。その後は、選択されたパッチ画像を現像装置2により転写ベルト3上に作像し(図6、S2)、作像したパッチ画像の濃度を濃度センサ4で測定し(図6、S3)、作像条件の調整(図6、S4)を行えばよい。
これにより、印刷画像に必要な濃度範囲以外のパッチ画像を作像しないため、不要なトナー消費を低減し、また調整時間を低減することができる。
図17は、面積階調方式を用いた別の調整用画像の設定方法(実施形態5)のフローチャートである。
本実施形態5では、調整用画像設定手段31は、印刷に用いる画像情報を取得する画像情報取得手段32から得られた情報と、予め定めた階調ステップによって、調整用画像の作像に用いる画像処理パターンを決定する。
先ず、画像情報取得手段32が、これから印刷される画像の情報を取得し(S51)、調整用画像設定手段31は、この印刷画像情報から、印刷画像に用いられる最高濃度及び最低濃度の情報を取得する(S52)。次に、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「パターン−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した最高濃度パターン及び最低濃度パターンを算出する(S53)。
次に、調整用画像設定手段31は、算出した最低濃度パターンから、予め定めた階調ステップ毎に最高濃度パターンまで刻み、これら画像処理パターンを調整用画像50として選択し、パッチ作成時の画像処理パターンとする(S54)。調整用画像50の選択後は、調整用画像50の作像(図6、S2)、測定(S3)、作像条件の調整(S4)を行えばよい。
図18は、図17のステップ54における予め定めた階調ステップ毎のパターンを調整用画像として選択する方法を示す図である。
図示のように、調整用画像設定手段31は、前回調整時に設定された「パターン−濃度」関係から、これから印刷される画像の最高濃度及び最低濃度に対応した最高濃度パターン及び最低濃度パターンを算出する(図17、S53)。そして、算出した最低濃度パターンから予め定めた階調ステップ毎のパターンをパッチ作成時のパターンとする(図17、S54)。本例における所定幅の階調ステップによれば全部で3つのパターンを選択しているが、この所定幅とこれに対応するパッチ数に限られない。このように、画像情報取得手段32により取得した濃度情報を基に、調整用画像50のための濃度、パッチ数又は画像処理パターンを変化させる。
階調ステップの幅は、ダウンタイムの許容時間を考慮して決定したり、画像形成装置が複数の濃度センサ4を有している場合はその個数に応じて決定したりすればよい。または、要求される濃度の精度を満たすよう決定すればよい。例えば、予め実験等により得られる「パターン−濃度」関係が一次の線形に近い装置ではパッチ数を少なく、そうでない場合はパッチ数を多くすればよい。
この手法では、階調ステップを予め決定しているため、特に印刷される画像の濃度範囲が狭い場合に作像されるパッチ画像の数が低減し、ダウンタイムの低減と不要なトナー消費を抑えることができる。
なお、本実施形態5では最低濃度パターンから階調ステップ毎のパターンをパッチ作成時のパターンとしたが、逆に最高濃度パターンから階調ステップだけ減少させたパターンをパッチ作成時のパターンとしてもよい。
図19は、面積階調方式を用いた別の調整用画像の設定方法(実施形態6)のフローチャートである。
本発明では、印刷する画像情報を基に作像条件を決定するため、設定されている画像情報の枚数が少ない場合、予め設定された印刷枚数毎に行われる一般の調整動作に比べ、調整動作の頻度が上昇する可能性がある。そのため、所定枚数以上の画像情報が存在する場合のみ、前記実施形態4又は5に従い選択された調整用画像を用い、それ以外では予め定めた調整用画像を用いる方法を用いてもよい。
具体的には、先ず、画像情報取得手段32がこれから印刷される画像の情報を取得し(S61)、調整用画像設定手段31がこの印刷画像情報から、印刷枚数がN枚以上かどうかを判定する(S62)。N枚未満の場合(S62、NO)、調整動作を行わない。N枚以上の場合(S62、Yes)、調整用画像設定手段31は、印刷画像に用いられる最高濃度及び最低濃度の情報を取得し(S63)、調整用画像50を選択する(S64)。
この方法であれば、作像条件調整手段33による作像条件の調整はN枚以上の印刷が要求された場合に限定されるものの、トナー消費量やダウンタイムを低減することができる。
図20は、面積階調方式を用いた別の調整用画像の設定方法(実施形態7)のフローチャートである。
本例では、図19の実施形態6と異なり、ユーザーが調整モードを選択できるようになっている。例えば、ユーザーは画像形成装置1のパネルから通常調整モード又は短縮調整モードを選択できる。ゆえに、短縮調整モードが設定されている場合のみ(S72,Yes)、調整用画像設定手段31により選択された調整用画像を用い(S74)、通常調整モード(S72,No)では予め定めた調整用画像を用いる。
図21は、印刷中の作像条件調整動作が可能な画像形成装置(実施形態8)を示す図である。
本実施形態8における画像形成装置1は、印刷画像52の領域外に相当する位置に濃度センサ4を有している。なお図21では印刷画像領域の両端部に濃度センサ4が配置されているが、どちらか一方に濃度センサ4が配置されていても良い。
この画像形成装置1では、調整用画像50は印刷画像領域外に形成され、濃度センサ4によってその濃度が測定され(図6、S3)、作像条件調整手段33によって条件が調整される(図6、S4)。
本実施形態によれば、画像形成装置1はユーザーの印刷を中断することなく、印刷中に画像情報取得手段32による画像情報取得(新たな印刷画像の濃度情報)を行い、調整動作を行うことができる。
図22は、実施形態8の画像形成装置における調整用画像の設定方法のフローチャートである。
本実施形態における画像形成装置1では、印刷中に取得した画像情報に対して、更新分調整用画像を設定する更新分調整用画像設定手段34も有している。先ず、画像形成装置1よる印刷が要求されると、画像情報取得手段32は予め定めたM枚の印刷画像情報を取得する(S81)。このとき、要求された印刷枚数がM枚未満であれば、画像情報取得手段32は全画像情報を取得する。
枚数Mは画像情報から最高濃度及び最低濃度の情報を取得するのに必要な処理時間を考慮して決定すれば良い。また処理能力が十分であれば、そのときに要求されている全印刷情報を取得しても良い。
次に、調整用画像設定手段31は、取得した画像情報を用いて調整用画像50を選択する(S82)。前回調整動作からの印刷枚数が予め定めたA枚以上であった場合(S83、Yes)、ここで作像条件調整手段33は作像条件の調整動作を実施する(S84)。一方、A枚未満であった場合は濃度変動はある程度小さいことを想定し、作像条件調整手段33は調整動作を行わない(S83、No)。
調整動作を行わなかった場合は、更新分調整用画像設定手段34は、後述する更新分調整用画像が設定されているかを判定する(S85)。更新分調整用画像が設定されている場合は(S85,Yes)、作像条件調整手段33は更新分作像条件調整動作を行う(S86)。更新分作像条件調整方法の詳細は後述する。更新分調整用画像が設定されていない場合は(S85,No)、調整動作なしで印刷動作を行う(S87)。
印刷後、画像情報取得手段32は、新たな印刷画像情報があるか(新たな印刷要求が行われたかどうか)を判定する(S88)。新たな印刷画像情報が無い場合は(S88,No)、印刷終了かを判定する(S89)。印刷終了でない場合は(S89,No)、印刷枚数がA枚以上になったかどうかの判定へ戻る(S83)。
新たな印刷画像情報が存在した場合は(S88,Yes)、画像情報取得手段32は印刷画像情報を取得し(S90)、更新分調整用画像設定手段34は最高濃度と最低濃度が更新されるかどうかを判定する(S91)。更新されない場合は(S91,No)、印刷枚数がA枚以上になったかどうかの判定へ戻る(S83)。
最高濃度と最低濃度が更新された場合は(S91,Yes)、更新分調整用画像設定手段34は更新分調整用画像を設定する(S92)。更新分の調整用画像の選択方法についての詳細は後述する。作像条件調整が終了したら、印刷枚数がA枚以上になったかの判定へ戻る(S83)。
本実施形態8では、前回調整動作(S84)からの印刷枚数が予め定めたA枚以上となった場合に調整動作を行うのであって、「更新分作像条件調整」(S86)は「前回調整動作」には含まれない。A枚毎に調整するのは、A枚内での濃度変動がある程度小さいことを想定しているからである。本実施形態では、A枚毎の補正ではその際に必要なパッチしか作像しないため(S84)、その他の濃度の印刷が必要になった場合は(S91,Yes)、A枚毎の作像条件調整(S84)の間に行われる更新分作像条件調整(S92)で補正する。
図23は、実施形態8における更新分調整用画像の設定と更新分調整動作を示す図である。
図23(a)のように、新たな画像54の濃度が調整用画像50として作像したパッチの濃度範囲外であった場合に、更新分調整用画像設定手段34、作像手段及び作像条件調整手段33により更新分の調整用画像56の設定・作成と調整動作を実行する。本例では、図23(b)のように調整用画像50として、10階調のパッチ画像の内、最低濃度のパッチ画像50aから最高濃度のパッチ画像50bまでの5階調のパッチ画像を作像していた。そして、更新分の調整用画像56として、2階調のパッチ画像をさらに作像する。このとき、作像するパッチ画像は、更新された最高濃度又は最低濃度を用いて前記実施形態1〜7に従って選択し、図示のように、そのうち前回の調整動作で作像していない分のみを作像する。
これにより、不要なトナー消費を防止しつつ、印刷される画像の濃度範囲が変動した場合でも、安定した画質を維持することができる。
本実施形態によれば、印刷中に新たに印刷要求された分の画像情報を取得し、必要があれば更新分の調整動作を実施するので、予め定められた全てのパッチを作成する従来の調整動作に比べてトナー消費を低減することができる。また、前記実施形態1〜7と異なり、印刷開始時に取得できる画像情報が少なくてもよい。
以上のように、本発明は作像条件を調整するための調整用画像の作成方法に特徴を有する。すなわち、予めユーザーが指定した印刷画像の情報から、印刷画像で用いている色、画像濃度、画像処理パターンなどの画像情報を取得し、取得した画像情報を基に調整用画像を変化させるものである。
なお、本発明において、像担持体として感光体8を用い、作像手段として現像器22を用い、画像検知手段として感光体8に対向配置された濃度センサ4を用いてもよい。
1 画像形成装置
2 現像装置(作像手段)
4 濃度センサ(画像検知手段)
31 調整用画像設定手段
32 画像情報取得手段
33 作像条件調整手段
50 調整用画像
特開2011−164240号公報

Claims (9)

  1. 印刷に用いる画像の濃度情報を取得する画像情報取得手段、
    該画像情報取得手段により取得した濃度情報を基に、作像条件調整用に作像する調整用画像を変化させる調整用画像設定手段、
    像担持体上に画像を作像する作像手段、
    該作像手段により作像された画像を検知する画像検知手段、
    該画像検知手段による検知結果を基に作像条件を調整する作像条件調整手段、
    有する画像形成装置であって、
    前記画像情報取得手段により取得された前記濃度情報の最高濃度と最低濃度を用いて、予め設定された「電位―濃度」関係から、前記最高濃度から前記最低濃度までをカバーする範囲内のパッチ画像を、調整用画像として選択することを特徴とする画像形成装置。
  2. 印刷に用いる画像の濃度情報を取得する画像情報取得手段、
    該画像情報取得手段により取得した濃度情報を基に、作像条件調整用に作像する調整用画像を変化させる調整用画像設定手段、
    像担持体上に画像を作像する作像手段、
    該作像手段により作像された画像を検知する画像検知手段、
    該画像検知手段による検知結果を基に作像条件を調整する作像条件調整手段、
    を有する画像形成装置であって、
    前記画像情報取得手段により取得された前記濃度情報の最高濃度と最低濃度を用いて、予め設定された「画像処理パターン―濃度」関係から、前記最高濃度から前記最低濃度までをカバーする範囲内の濃度パターンのパッチ画像を、調整用画像として選択することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記画像情報取得手段により取得された前記濃度情報の最高濃度から最低濃度までをカバーする範囲内から、予め定めたパッチ数分の電位を選択し、該選択した電位に対応するパッチ画像を、調整用画像として選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像情報取得手段により取得された前記濃度情報の最高濃度から最低濃度までをカバーする範囲内から、予め定めた電位ステップ毎の電位を選択し、該選択した電位に対応するパッチ画像を、調整用画像として選択することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像情報取得手段により取得された前記濃度情報の最高濃度から最低濃度までをカバーする範囲内から、予め定めた階調ステップ毎の画像処理パターンを選択し、該選択した画像処理パターンのパッチ画像を、調整用画像として選択することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 所定枚数以上の印刷に用いる画像の情報が存在する場合のみ、選択された調整用画像を用いることを特徴とする請求項2又は5に記載の画像形成装置。
  7. 印刷中に、前記画像情報取得手段により新たな印刷に用いる画像の濃度情報の取得を行い、前記作像条件調整手段により作像条件の調整を実行することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 印刷中に取得した新たな印刷に用いる画像の濃度情報に対して、更新分調整用画像を設定する更新分調整用画像設定手段を備え、前記作像条件調整手段により更新分作像条件の調整を実行することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. ユーザーは通常調整モード又は短縮調整モードを選択でき、短縮調整モードが設定されている場合のみ、前記調整用画像設定手段により選択される調整用画像を用い、通常調整モードでは予め定めた調整用画像を用いることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2014228751A 2014-11-11 2014-11-11 画像形成装置 Active JP6459413B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014228751A JP6459413B2 (ja) 2014-11-11 2014-11-11 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014228751A JP6459413B2 (ja) 2014-11-11 2014-11-11 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016090961A JP2016090961A (ja) 2016-05-23
JP6459413B2 true JP6459413B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=56016194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014228751A Active JP6459413B2 (ja) 2014-11-11 2014-11-11 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459413B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022052808A (ja) * 2020-09-24 2022-04-05 株式会社リコー 画像形成装置および画像形成装置の制御方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3754832B2 (ja) * 1998-10-26 2006-03-15 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2004088257A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Canon Inc 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2004198805A (ja) * 2002-12-19 2004-07-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2005043445A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP4794226B2 (ja) * 2004-09-14 2011-10-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP2006243346A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Canon Inc 画像形成装置
JP5200379B2 (ja) * 2007-01-05 2013-06-05 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、制御装置およびプログラム
KR101200415B1 (ko) * 2007-10-25 2012-11-13 삼성전자주식회사 화상형성장치 및 그 제어방법
JP2010066504A (ja) * 2008-09-10 2010-03-25 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びその階調補正特性制御方法
JP5251434B2 (ja) * 2008-11-04 2013-07-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
JP5191930B2 (ja) * 2009-03-10 2013-05-08 シャープ株式会社 画像形成装置、画像形成装置の画質調整方法及びプログラム
JP5499603B2 (ja) * 2009-09-14 2014-05-21 株式会社リコー 画像形成装置
JP2011232415A (ja) * 2010-04-26 2011-11-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013101410A (ja) * 2013-03-04 2013-05-23 Canon Inc 画像形成装置及び画像特性調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016090961A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8532511B2 (en) Image forming apparatus and image forming apparatus control method
US8760724B2 (en) Gradation correction for an image forming apparatus
KR20110085892A (ko) 화상형성장치, 그 제어 방법 및 기억매체
JP5171165B2 (ja) 画像形成装置
US9851672B2 (en) Image forming apparatus that adjusts image forming conditions
US9933740B2 (en) Image forming apparatus that generates conversion condition based on measurement result and first coefficient, and where chromatic color image is formed after predetermined number of monochrome images, generates conversion condition based on new measurement result and second coefficient
JP2013020153A (ja) 画像形成装置
JP6069892B2 (ja) 画像形成装置
JP5625665B2 (ja) 画像形成装置、画像補正方法、プログラム
JP2015082066A (ja) 画像形成装置
JP5040622B2 (ja) 画像形成装置、画像形成制御装置、及びプログラム
JP6459413B2 (ja) 画像形成装置
JP4865305B2 (ja) 画像形成プロセス制御装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5885688B2 (ja) 画像形成装置
JP2009225309A (ja) 画像形成装置
JP2007094379A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2003131448A (ja) 画像形成装置
JP2010262243A (ja) 画像形成装置
JP6668759B2 (ja) 画像形成装置、階調補正方法、および階調補正プログラム
JP7412942B2 (ja) 画像形成装置
JP6209894B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、及び画像処理プログラム
JP7458748B2 (ja) 画像形成装置
US11460795B2 (en) Image forming apparatus
JP2017219758A (ja) 画像形成装置
JP2005091736A (ja) 画像濃度制御装置、画像形成装置並びに画像濃度制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171020

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180828

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6459413

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151