JP6459064B2 - 筐体装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、筐体装置及び画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置として、潜像担持体の表面に露光光を照射する書込装置を装置の上部に配置し、その上方を装置本体の外装カバーである上面カバーで覆うものがある(特許文献1等)。
上述した構成の画像形成装置では、装置の小型化のために上面カバーと書込装置との隙間を狭めることが考えられる。しかしながら、この隙間を狭めると、使用者が画像形成装置の上面に手を付いたり、重量物を載せたりすることに起因して上面カバーが下方に撓んだときに、上面カバーが書込装置に接触することがある。この接触により、書込ユニットに対して回転モーメントが作用し、書込ユニットの装置本体内における位置が変化して、潜像担持体に照射する露光光の照射位置がずれて、潜像担持体上の所望の位置に潜像を形成できなくなるおそれがある。
このような問題は、上面カバーに限らず、外力が作用することにより、装置本体の内側に変位する本体カバーであれば起こり得る問題である。また、装置本体内における位置が変化するユニット装置としては、書込ユニットに限るものではない。さらに、装置内部に配置されたユニット装置の位置が変化する不具合は画像形成装置に限るものではない。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、装置本体の筐体の一部を形成する本体カバーと、該本体カバーの内側に配置され、前記装置本体の構造体に固定されるユニット装置とを備える筐体装置において、前記ユニット装置は、三箇所以上の支持部で前記構造体に支持され、前記本体カバーの少なくとも一部が前記装置本体の内側に変位するように前記本体カバーが変形したときに、前記本体カバーの変位した部分と、前記ユニット装置とが接触するカバー変形時接触部が、前記支持部を仮想直線で結んで形成される仮想多角形の内側に位置することを特徴とするものである。
本発明によれば、本体カバーが装置本体の内側に向けて変形したときに、本体カバーの内側に配置されたユニット装置の装置本体内における位置が変化することを抑制できる、という優れた効果がある。
実施例1のプリンタの排紙カバー及び書込装置と四つの感光体とを模式的に示した説明図、(a)は正面図、(b)は上面図。 本実施形態に係るプリンタの概略構成図。 第一書込装置の周辺を示す斜視図。 第一書込装置を側方から見た断面図。 本体フレームに書込装置を固定した状態の斜視説明図。 本体フレームに書込装置を固定した部分の上面図。 前側板に対する書込装置の固定部の拡大説明図。 後側板に対する書込装置の固定部の拡大説明図。 図5に示す本体フレームに排紙カバーを取り付けた状態の斜視説明図。 図9に示す本体フレームの正面図。 実施例1のプリンタの本体フレームの排紙カバー近傍の拡大正面図。 図11に示す本体フレーム等の上面図。 実施例1のプリンタの排紙カバーに外力が加わった状態を説明する模式図。 実施例2のプリンタの本体フレームの排紙カバー近傍の拡大正面図。 実施例2のプリンタの本体フレームに書込装置を固定した状態の斜視説明図。 実施例2のプリンタの排紙カバー及び書込装置と四つの感光体とを模式的に示した説明図。 変形例の書込装置を側方から見た断面図。 二つの書込装置の一方と対向する部分にのみカバー突起部を設けた構成の模式図、(a)は外力が加わっていない状態の説明図、(b)は外力が加わっている状態の説明図。 二つの書込装置のそれぞれと対向する部分にカバー突起部を設けた構成の模式図、(a)は外力が加わっていない状態の説明図、(b)は外力が加わっている状態の説明図。 従来のプリンタの本体フレーム200の排紙カバー近傍の拡大正面図。 従来のプリンタの排紙カバー及び書込装置と四つの感光体とを模式的に示した説明図、(a)は外力が加わっていない状態の説明図、(b)は外力が加わっている状態の説明図。
以下、本発明を、電子写真方式の画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタ10の概略構成図である。
このプリンタ10は、イエロー用作像部4Y、マゼンタ用作像部4M、シアン用作像部4C及びブラック用作像部4Bkの四つの作像部4と、中間転写体である中間転写ベルト1とを有している。
以下、イエロー用の部材の符号には色別符号として「Y」を付す。シアン(C)、マゼンタ(M)及びブラック(Bk)についても同様とする。
また、作像部4(Y,M,C,Bk)の上には、第一書込装置5a及び第二書込装置5bが配置されており、この二つの書込装置5は、互いの一部が上下方向で重なるように横並びに配置されている。
それぞれの書込装置5(a,b)は、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等から入力される色分解された画像データを、光源駆動用の信号に変換し、後述する光源ユニット51内の半導体レーザ52を駆動して光ビームを出射するようになっている。
それぞれの作像部4(Y,M,C,Bk)は、回転駆動される潜像担持体としての感光体41(Y,M,C,Bk)を備える。それぞれの感光体41(Y,M,C,Bk)の周囲には、帯電部42(Y,M,C,Bk)、現像部43(Y,M,C,Bk)、及び、クリーニング部44(Y,M,C,Bk)等が配置されている。感光体41(Y,M,C,Bk)は、円筒状に形成された感光体ドラムであり、駆動源により回転駆動される。それぞれの帯電部42(Y,M,C,Bk)は、対応する感光体41(Y,M,C,Bk)の表面が所定電位となるように一様帯電するものである。本実施形態の帯電部42(Y,M,C,Bk)は、帯電ローラ等の帯電部材を感光体41(Y,M,C,Bk)の表面に接触又は近接させて帯電処理する接触帯電方式のものを採用しているが、帯電部42(Y,M,C,Bk)としてはこれに限るものではない。
第一書込装置5aから出射された黒走査光線LBkが黒用帯電部42Bkにより一様帯電された黒用感光体41Bkの表面にスポット照射されることにより、黒用感光体41Bkの表面には黒の画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。また、第一書込装置5aから出射されたシアン走査光線LCがシアン用帯電部42Cにより一様帯電されたシアン用感光体41Cの表面にスポット照射されることにより、シアン用感光体41Cの表面にはシアンの画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
第二書込装置5bから出射されたマゼンタ走査光線LMがマゼンタ用帯電部42Mにより一様帯電されたマゼンタ用感光体41Mの表面にスポット照射されることにより、マゼンタ用感光体41Mの表面にはマゼンタの画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。第二書込装置5bから出射されたイエロー走査光線LYがイエロー用帯電部42Yにより一様帯電されたイエロー用感光体41Yの表面にスポット照射されることにより、イエロー用感光体41Yの表面にはイエローの画像情報に応じた静電潜像が書き込まれる。
それぞれの現像部43(Y,M,C,Bk)は、感光体41(Y,M,C,Bk)上の静電潜像にトナーを付着させることにより、その静電潜像をトナー像として顕像化させるものである。本実施形態では、感光体41(Y,M,C,Bk)に対して非接触状態でトナーを供給する非接触現像方式のものが採用されている。それぞれのクリーニング部44(Y,M,C,Bk)は、感光体41(Y,M,C,Bk)の表面に付着している転写残トナー等の不要物を除去するものである。本実施形態では、感光体41(Y,M,C,Bk)表面にブラシを接触させてクリーニングするブラシ接触方式のものが採用されている。
四つの作像部4(Y,M,C,Bk)の鉛直方向下方には、無端状の中間転写ベルト1を張架しながら図2中の反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット12が配設されている。転写手段である転写ユニット12は、中間転写ベルト1の他に、テンションローラ2、二次転写対向ローラ3、四つの一次転写ローラ6(Y,M,C,Bk)、二次転写ローラ7、ベルトクリーニング装置などを備えている。
転写ユニット12の鉛直方向下方には、記録媒体である用紙を複数枚重ねた用紙束の状態で収容している給紙カセット13が配設されている。この給紙カセット13は、用紙束の一番上の用紙に給紙ローラ13aを当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その用紙を送り出す。
感光体41(Y,M,C,Bk)上に形成された各色トナー像が、それぞれの一次転写ローラ6(Y,M,C,Bk)によって、順次、中間転写ベルト1に互いに重なり合うように転写される。このように重なった中間転写ベルト1上の画像は、二次転写ローラ7によって用紙に転写される。
画像が転写された用紙は、その後に定着器14に搬送され、熱と圧力とによって画像が用紙に定着される。その後、用紙は、排紙ローラ対15により本体上部カバーである排紙カバー16へ排出される。
次に、書込装置5(a,b)について説明する。第一書込装置5a及び第二書込装置5bは、排紙カバー16の傾斜に略平行に対向するように傾いて設置されていて、両者がプリンタ10の排紙側から見て一部重なるように配置されている。もちろん略平行でなかったり、重なりがなかったりしても問題ないが、重なる部分をもつことでプリンタ10を小型化することができる。
第一書込装置5a及び第二書込装置5bの構成は、同じであるので、以下の説明では、第一書込装置5aについて説明する。
図3は、第一書込装置5aの周辺を示す斜視図であり、図4は、第一書込装置5aを側方から見た断面図である。
第一書込装置5aは、黒用感光体41Bkとシアン用感光体41Cとに走査光線Lを照射するものである。図3及び図4に示すように、第一書込装置5aは、光源ユニット51、コリメートレンズ59(Bk,C)、第一シリンドリカルレンズ60(Bk,C)、ポリゴンスキャナ53及び走査レンズ(fθレンズ)54を有する。さらに、反射ミラー(55C,55Bk,56Bk)、第二シリンドリカルレンズ57(Bk,C)などを有する。そして、第一書込装置5aは、これらが光学ハウジング500に収納されている。
光学ハウジング500は、上面が開放した箱型の形状であり、上面がユニットカバーである防塵カバー510で覆われていて、第一書込装置5a内への塵芥の侵入を防いでいる。光源ユニット51、ポリゴンスキャナ53は、光学ハウジング500の一端側に収納されている。光学ハウジング500は、樹脂材料で構成され、底面部503および底面部503の四辺に設けられた側面部505とが一体成形されている。
光源ユニット51は、黒用感光体41Bkに黒走査光線LBkを照射するための半導体レーザからなる黒用光源52Bkと、シアン用感光体41Cにシアン走査光線LCを照射するための半導体レーザからなるシアン用光源52Cとを保持している。光源ユニット51では、図3に示すように、黒用光源52Bkから出射された光束とシアン用光源52Cから出射された光束とがポリゴンミラー53aの同じ位置に照射されるように黒用光源52Bk及びシアン用光源52Cが装着保持されている。
偏向手段としてのポリゴンスキャナ53は、正多角柱形状からなる回転多面鏡であるポリゴンミラー53aと、ポリゴンモータと、ポリゴンモータの駆動を制御するための電子部品を搭載した回路基板53bとで構成されている。このポリゴンスキャナ53は、光学ハウジング500の底面部503の一端部にネジによって締結されている。ポリゴンミラー53aは、その六つの側面に反射鏡を有している。本実施形態においては、ポリゴンミラー53aを正六角柱形状として、側面に六つの反射鏡を有しているが、これに限定されるものではない。
光源ユニット51に固定された黒用光源52Bkから出射された光束は、光源ユニット51とポリゴンスキャナ53との間の光路上に配置された黒用コリメートレンズ59Bkにより、発散光束が平行光束に変換される。その後、黒用第一シリンドリカルレンズ60Bkを透過することで、副走査方向(感光体表面上における感光体表面移動方向に相当する方向)の幅が狭まるように集光せしめられ、ポリゴンミラー53aに入射する。ポリゴンミラー53aに入射した光は、ポリゴンミラー53aの反射鏡に反射しながら主走査方向(感光体表面上における軸線方向に相当する方向)に偏向せしめられる。
次に、図4に示すように、ポリゴンミラー53aによって一定の角速度で主走査方向に偏向せしめられる光束の偏向方向の移動速度を等速に変換する走査レンズ54、黒用第一反射ミラー55Bk、黒用第二反射ミラー56Bkを順次経由する。そして、副走査方向にパワーを持つ(副走査方向の幅が狭まるように集光する)黒用第二シリンドリカルレンズ57Bkによりポリゴンミラー53aの面倒れが補正される。その後、光学ハウジング500の底面部503に形成された黒用開口部504Bkを覆うようにして設けられた黒用防塵ガラス58Bkを透過して黒用感光体41Bkの表面を光走査する。
また、光源ユニット51に固定されたシアン用光源52Cから出射された光束は、黒用光源52Bkから出射された黒の光束と同様に、シアン用コリメートレンズ59Cやシアン用第一シリンドリカルレンズ60C等の複数の光学素子を通過する。そして、ポリゴンミラー53aの反射鏡における黒の光束と同一の位置に入射する。そして、ポリゴンミラー53aの反射鏡に反射しながら主走査方向に偏向せしめられ、走査レンズ54、シアン用反射ミラー55C、シアン用第二シリンドリカルレンズ57C及びシアン用防塵ガラス58Cを透過してシアン用感光体41Cの表面を光走査する。本実施形態においては、
一枚の走査レンズ54を使用する構成であるが、黒用及びシアン用それぞれの走査レンズを有する構成でもよい。また、走査レンズ54として、副走査方向にパワーを持つ走査レンズを用いて、第二シリンドリカルレンズ57(Bk,C)を無くしてもよい。
次に、プリンタ10の構造体に対する二つの書込装置5(a,b)の固定構造について説明する。
図5は、プリンタ10の骨組みを構成する構造体である本体フレーム200に二つの書込装置5(a,b)を固定した状態の斜視説明図であり、図6は、本体フレーム200に書込装置5を固定した部分の上面図である。図7は、図5中の手前側の本体フレーム200に対する書込装置5の固定部の拡大説明図であり、図8は、図5中の奥側の本体フレーム200に対する書込装置5の固定部の拡大説明図である。
図5及び図6に示すように、本体フレーム200は、前側板201、後側板202、後側板202及び右側板204により構成されている。また、図6に示すように、二つの書込装置5(a,b)は、それぞれ、前側板201に一点、後側板202に二点の計三点で本体フレーム200に支持固定されている。
図7に示すように、本体フレーム200の前側板201側の固定については、締結部材である手前側固定ネジ205によって書込装置5が前側板201に締結されることによって、固定される。
図8に示すように、本体フレーム200の後側板202側の固定については、後側板202に取り付けられた板バネ206によって押圧され後側板202に固定される。
図9は、図5に示す本体フレーム200に排紙カバー16を取り付けた状態の斜視説明図であり、図10は、図9に示す本体フレーム200を図9中の手前側から見た正面図である。
図9に示すように、排紙カバー16は、その端部が前側板201、後側板202、左側板203及び右側板204のそれぞれに当接し支持され、図10に示すように、カバー締結部材207で前側板201に固定される。
ここで、従来の画像形成装置で生じ得る問題について説明する。
近年、電子写真方式の画像形成装置は、オフィス内のスペースの有効利用やオフィスのレイアウトに応じて少人数で移動させ易いように、小型化、軽量化が求められている。画像形成装置の小型化には、画像形成装置を構成する各構成部品を小型化し、限られた筐体スペースの中に配置することで実現している。また、軽量化に対しては、部品点数削減や部品の肉厚を減少させるなどで実現している。
しかし、書込ユニットを画像形成装置上部に配置する構成の画像形成装置であった場合に、画像形成装置の小型化のために本体上部カバー(排紙カバー)と書込ユニットとが近接し、十分なクリアランスを設けることができない。さらに、軽量化のため、本体上部カバーの肉厚が薄くなり、剛性が低下する。このため、画像形成装置の使用者が本体上部カバーに手を付いたり、重量物を載せたりすることで、本体上部カバーが変形し、書込ユニットに接触することがある。この接触によって、書込ユニット自体の姿勢が変化し、狙いの位置に画像を形成できなくなることで画像不良となる問題があった。
次に、画像形成装置であるプリンタ10の使用者が排紙カバー16に手を付いたり、重量物を載せたりすることで排紙カバー16が変形した際に、排紙カバー16が書込装置5に接触し、書込装置5自体の姿勢が変化するメカニズムを説明する。
図20は、本実施形態の特徴部を備えない従来のプリンタについて、本体フレーム200に排紙カバー16と書込装置5とを取り付けた状態の排紙カバー16近傍を図10と同じ方向から見た拡大正面図である。図20では、便宜的に、排紙カバー16のみを断面で示している。
図21は、従来のプリンタにおける排紙カバー16及び書込装置5と、四つの感光体41(Y,M,C,Bk)とを模式的に示した説明図である。図21(a)は、排紙カバー16に外力が加わっていない状態の説明図であり、図21(b)は、排紙カバー16に外力が加わった状態の説明図である。図21中の四つの感光体41(Y,M,C,Bk)の上方の二本の太線は、各色に対応した走査光線L(Y,M,C,Bk)が通過するように感光体41(Y,M,C,Bk)の上方に形成された隙間を示している。走査光線Lがこの隙間を通過することで、感光体41の表面に走査光線Lが到達する。
図20及び図21(a)に示すように、排紙カバー16に外力が加わっていない状態では、排紙カバー16と書込装置5との間のクリアランスは保たれている。しかしながら、プリンタの使用者が排紙カバー16に手を付く、または重量物を載せるなどにより、図21(b)中の矢印Fで示す外力が排紙カバー16に加わることにより、排紙カバー16が変形して撓む。このとき、排紙カバー16と書込装置5とのクリアランスが無くなり、接触してしまうことがある。
排紙カバー16が撓むと、図21(b)に示すように、排紙カバー16が書込装置5におけるプリンタの正面に対して左右方向端部に接触してしまう場合がある。図21(b)では、第二書込装置5bにおけるプリンタの正面に対して左方向端部に排紙カバー16が接触した状態を示している。
このような接触が生じると、書込装置5に対して本体フレーム200に対する取り付け箇所を中心に図21(b)中の矢印αで示すような回転モーメントが働く。これにより、書込装置5の姿勢が図21(b)の破線で示す第二書込装置5bのように変化してしまう。
書込装置5の姿勢が変化すると、走査光線Lの照射方向が変化し、感光体41に対して走査光線Lを照射する位置がずれたり、感光体41まで走査光線Lが届かなかったり、という問題が生じる。
図21(b)では、第二書込装置5bの姿勢が変化することで、マゼンタ走査光線LMは、マゼンタ用感光体41Mの上方の隙間を通過するもののマゼンタ用感光体41Mの表面上における照射位置がずれてしまっている。この照射によって形成される静電潜像を現像し、用紙に転写すると、色ずれの画像不良が生じてしまう。
さらに、図21(b)では、第二書込装置5bの姿勢が変化することで、イエロー走査光線LYは、イエロー用感光体41Yの上方の隙間を形成する他の部材に当たってしまい、イエロー用感光体41Yの表面に届いていない。このような場合、イエロー用感光体41Yの表面に潜像を形成できず、イエローの画像が印刷されないという画像不良となる。
〔実施例1〕
次に、本実施形態のプリンタ10の一つ目の実施例(以下、「実施例1」と呼ぶ)について説明する。
図11は、実施例1のプリンタ10について、本体フレーム200に排紙カバー16と書込装置5とを取り付けた状態の排紙カバー16近傍を図10と同じ方向から見た拡大正面図である。図11では、便宜的に、排紙カバー16のみを断面で示している。
図12は、図11に示す本体フレーム200等の上面図である。図12では、排紙カバー16の面に設けられた詳細は後述するカバー突起部101や排紙カバー16の下方に配置された書込装置5、前側板201及び後側板202を便宜的に実線で示している。また、図12は、プリンタ10の本体フレーム200に取り付ける外装カバーのうち、排紙カバー16以外は取り外した状態を示しているため、図12では、後側板202及び右側板204や板バネ206が露出している。
図1は、図11及び図12に示す実施例1のプリンタ10の排紙カバー16及び書込装置5と、四つの感光体41(Y,M,C,Bk)とを模式的に示した説明図である。図1(a)は、正面図であり、図1(b)は上面図である。
図1、図11及び図12に示すように、実施例1のプリンタ10は排紙カバー16の下面にカバー突起部101を備える。
実施例1のプリンタ10は、使用者が排紙カバー16に手を付いたり、重量物を載せたりすることで排紙カバー16が変形した際に、変形によって下方に変位した排紙カバー16の変位部分(カバー突起部101)を書込装置5で受け止める構造となっている。そして、排紙カバー16の変位部分を書込装置5で受け止める位置を、本体フレーム200に対する書込装置5を固定する三箇所の支持部を仮想直線で結んで形成される仮想多角形の内側の領域である支持内側領域102内に設置した構成をとる。
図13は、実施例1のプリンタ10の排紙カバー16に外力が加わった状態を説明する模式図である。
書込装置5に対して上方から外力が加わったときに、感光体41の回転軸に平行な方向(図1(a)中の手前奥方向)の回転軸回りの回転モーメントが書込装置5に作用する。
実施例1のように、排紙カバー16の変位部分であるカバー突起部101が支持内側領域102で書込装置5に当たることにより、書込装置5における上述した回転モーメントの回転軸付近で排紙カバー16の変位部分を受け止めることになる。これにより、書込装置5自身には回転モーメントが発生しづらくなるため、書込装置5の姿勢の変化等の書込装置5のプリンタ10本体に対する位置の変化が生じることを防止できる。よって、書込装置5の位置の変化に起因する走査光線Lの照射方向の変化を防止でき、照射位置の位置ずれを防止できるため、色ずれや印刷されないという画像不良の発生を防止できる。
図1及び図11等に示すように、実施例1のプリンタ10は、排紙カバー16の下面にカバー突起部101を設けており、排紙カバー16の下面における平面部よりも突出しているカバー突起部101を先に書込装置5に接触させることができる。このため、排紙カバー16の少なくとも一部が下方に変位するような撓みが生じたときに、排紙カバー16における書込装置5と接触する部分を制御することができる。その結果、排紙カバー16が変形したときに、支持内側領域102で書込装置5と接触させることができ、書込装置5への上述した回転軸を中心とした回転モーメントの発生を抑制することができる。
さらに、カバー突起部101が排紙カバー16を補強するリブの一部となり、排紙カバー16の上面に外力が作用したときの撓み量を低減することができる。
特許文献1には、ポリゴンスキャナ回転による遮光用カバーの振動音を抑制し、静音性を高める目的で、遮光用カバーを外装トップカバーに接触させるという構成が開示されている。しかし、遮光用カバーと外装トップカバーとが接触する位置と、装置本体に対するレーザスキャナユニットの固定位置との位置関係が不明である。このため、画像形成装置の使用者が外装トップカバーに手を付いたり、重量物を載せたりすることで、外装トップカバーが変形し、外装トップカバーが書込ユニットを加圧することで書込ユニットの姿勢が変化することを抑制できるかは不明である。
これに対して、実施例1のプリンタ10は、本体上部カバーである排紙カバー16の変位部分を書込装置5の狙いの位置で積極的に受け止めることで、上記問題点を回避する。このため、画像形成装置の使用者が排紙カバー16に手を付いたり、重量物を載せたりすることで排紙カバー16が変形した際に、この変形による排紙カバー16の下方に変位した部分を書込装置5における狙いの位置で積極的に受け止めることができる。
ここで、狙いの位置とは、書込装置5に対して外力が作用しても、回転モーメントを発生させない位置である。そして、この位置は、本実施形態のプリンタ10では、本体フレーム200に対する書込装置5を固定する三箇所の支持部を仮想直線で結んで形成される仮想多角形の内側の支持内側領域102内である。
図1(b)に示すように、実施例1のプリンタ10の排紙カバー16に外力が作用していない状態では、カバー突起部101の下端部と防塵カバー510の上面とは接触していない。しかし、排紙カバー16に外力が作用していない状態でカバー突起部101の下端部と防塵カバー510の上面とが接触する構成としてもよい。この場合は、カバー突起部101と防塵カバー510との接触位置を支持内側領域102内とすることで、排紙カバー16に外力が作用したときに、書込装置5の姿勢が変化することを抑制できる。
しかし、実施例1のように、排紙カバー16に外力が作用していない状態ではカバー突起部101の下端部と防塵カバー510の上面とを非接触とすることで次のような利点がある。すなわち、外力が小さく、外力が作用したときに排紙カバー16の変位が、カバー突起部101の下端部と防塵カバー510の上面との隙間の範囲である場合に、書込装置5には外力の影響がなく、その姿勢が変化することを確実に防止できる。
また、外力が作用していない状態でカバー突起部101と防塵カバー510とが接触する構成の場合、排紙カバー16を閉める作業を行う度に、カバー突起部101が防塵カバー510に接触して加圧する。この加圧によって書込装置5の姿勢が変化するおそれがある。さらに、カバー突起部101と防塵カバー510とが接触したままの状態であると、部品の製造誤差や組み付け誤差によっては、カバー突起部101と防塵カバー510との接触位置に応力が作用し、この応力によって書込装置5の姿勢が変化するおそれがある。
これに対して、実施例1のプリンタ10では、外力が作用していない状態ではカバー突起部101と防塵カバー510とが非接触である。このため、上述した排紙カバー16を閉める作業を行うときの加圧による外力や、カバー突起部101と防塵カバー510とが接触したままの状態であることによる応力が作用しない。このため、外力が作用していない状態でカバー突起部101と防塵カバー510とが接触する構成に比べて、実施例1のプリンタ10の構成の方が、書込装置5の姿勢が変化すること抑制することができる。
〔実施例2〕
次に、本実施形態のプリンタ10の二つ目の実施例(以下、「実施例2」と呼ぶ)について説明する。
図14は、実施例2のプリンタ10について、本体フレーム200に排紙カバー16と書込装置5とを取り付けた状態の排紙カバー16近傍を図10と同じ方向から見た拡大正面図である。図14では、便宜的に、排紙カバー16のみを断面で示している。
図15は、実施例2のプリンタ10の本体フレーム200に書込装置5を固定した状態の斜視説明図である。図16は、図14及び図15に示す実施例2のプリンタ10の排紙カバー16及び書込装置5と、四つの感光体41(Y,M,C,Bk)とを模式的に示した説明図である。
図14乃至16に示すように、実施例2のプリンタ10は、書込装置5の防塵カバー510の上面にユニット突起部103を備える。
実施例2のように、書込装置5の防塵カバー510にユニット突起部103を設ける構成であっても、上述した実施例1と同様の効果が得られる。
〔変形例〕
次に、本実施形態のプリンタ10が備える書込装置5に適用可能な、書込装置5の変形例について説明する。
上述した実施例1及び実施例2のように、変形によって下方に変位した排紙カバー16の変位部分を書込装置5で受け止める構造では、排紙カバー16が接触する書込装置5の防塵カバー510に外力が作用する。この外力により防塵カバー510の一部が下方に変位するような撓みが防塵カバー510に生じると、防塵カバー510が書込装置5内の部品に接触し、接触した部品の位置がずれたり、破損が生じたりするおそれがある。書込装置5内の部品の位置がずれたり、破損が生じたりすると、感光体41の狙いの位置に画像が形成できなくなり、画像不良となるおそれがある。
図17は、変形例の書込装置5を側方から見た断面図である。図17に示すように、変形例の書込装置5は、光学ハウジング500の底面部503の内側の面に上方に向かって突出するユニット内側突起部104を備える。
排紙カバー16が変形し、書込装置5と接触した際に、書込装置5の防塵カバー510も変形して撓むことになる。その際に、光学ハウジング500に取り付けられている部品と防塵カバー510とが接触して、部品の位置ずれや破損により光線ずれが発生し、画像不良となる恐れがある。これに対して、変形例の書込装置5では、光学ハウジング500に設置したユニット内側突起部104によって防塵カバー510を受け止め、光学ハウジング500に取り付けられた部品との接触を防止することができる。
続いて、書込装置5を複数有するプリンタ10において、使用者が排紙カバー16に手を付いたり、重量物を載せたりすることで排紙カバー16が変形した際に、各々の書込装置5で排紙カバー16の変位部分を受け止める構成について説明する。
図18は、排紙カバー16の下面における二つの書込装置5の一方と対向する部分にのみカバー突起部101を設けた構成を模式的に示した説明図である。図18(a)は、排紙カバー16に外力が加わっていない状態の説明図であり、図18(b)は、排紙カバー16に外力が加わった状態の説明図である。
図18に示す例では、プリンタ10が書込装置5を二台備えた構成であり、二台のうちの一方の書込装置5(図18中の左側の第二書込装置5b)のみで、排紙カバー16を受け止める構成となっている。このような構成の場合、排紙カバー16を上述した支持内側領域102に接触させたとしても、排紙カバー16の端部(図18中の左端)と書込装置5との当接部の距離「W1」に対して排紙カバー16の撓みが発生する。これにより、図18中の破線で示す領域βのように、支持内側領域102以外の箇所で排紙カバー16と書込装置5とが接触するおそれがある。
図19は、排紙カバー16の下面における二つの書込装置5のそれぞれと対向する部分にカバー突起部101を設けた構成を模式的に示した説明図である。図19(a)は、排紙カバー16に外力が加わっていない状態の説明図であり、図19(b)は、排紙カバー16に外力が加わった状態の説明図である。
図19に示す例のように、二つの書込装置5(a,b)のそれぞれで排紙カバー16を受け止める構成を取ることにより、排紙カバー16の撓みが発生する距離が、それぞれの書込装置5が排紙カバー16を受け止める位置の距離「W2」となる。この距離「W2」は、一方の書込装置5のみで排紙カバー16を受け止める図18に示した構成よりも排紙カバー16が撓む長さが短くなるため、同一荷重を与えられた場合には、書込装置5の各々で排紙カバー16を受け止める構成の方が撓み量は小さくなる。
このことにより、支持内側領域102以外の箇所で排紙カバー16と書込装置5とが接触することを抑制できる。また、書込装置5に加わる荷重を複数の書込装置5に分散することができ、書込装置5の一台に対する負荷を低減することができる。
上述した実施形態では、プリンタ10の上面の本体カバーである排紙カバー16が上方からの加圧によって変形したときに、画像不良を防止することができる構成について説明した。外部からの加圧が作用する本体カバーとしては、上面の本体カバーに限らず、側面や下面に外部からの加圧が作用する構成の場合は、その加圧が作用する本体カバーとその内側配置されたユニット装置とに上述した実施形態と同様の構成を適用することができる。
上述した実施形態のプリンタ10は、ユニット装置として書込装置5を備える構成である。書込装置5は、光源ユニット51と、ポリゴンスキャナ53と、各種レンズ(54、57、58)及び反射鏡(55、56)と、光学ハウジング500と、防塵カバー510とを備える。光源ユニット51は光源として半導体レーザ52を備え、ポリゴンスキャナ53は光源からの光ビームを偏向走査する偏向手段である。各種レンズ(54、57、58)及び反射鏡(55、56)は、ポリゴンスキャナ53により偏向し、走査された光ビームを被走査面である感光体41の表面に結像させる走査光学系である。また、防塵カバー510は、これらの書込装置5が備える各部材を防塵するためのカバー部材である。光学ハウジング500は、光源ユニット51、ポリゴンスキャナ53、防塵カバー510、各種レンズ(54、57、58)及び反射鏡(55、56)を固定するための筐体である。
ユニット装置としては、書込装置5に限るものではなく、現像ユニットや転写ユニット等、装置本体に対する位置が変化することにより、不具合が生じ得るユニット装置であれば、本実施形態の特徴的な構成は適用可能である。さらに、内部にユニット装置を備える筐体装置であれば、画像形成装置に限らず適用可能である。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
プリンタ10本体等の装置本体の外装カバー等の筐体の一部を形成する排紙カバー16等の本体カバーと、本体カバーの内側に配置され、装置本体の本体フレーム200等の構造体に固定される書込装置5等のユニット装置とを備えるプリンタ10等の筐体装置において、ユニット装置は、手前側固定ネジ205及び板バネ206等の三箇所以上の支持部で構造体に支持され、本体カバーの少なくとも一部が下方に撓む等、装置本体の内側に変位するように本体カバーが変形したときに、本体カバーの変位した部分と、前記ユニット装置とが接触するカバー突起部101またはユニット突起部103等のカバー変形時接触部が、支持部を仮想直線で結んで形成される仮想三角形等の仮想多角形の内側(支持内側領域102等)に位置する。
これによれば、上記実施形態について説明したように、本体カバーを介して作用する本体カバーを変形した外力を、ユニット装置における支持部で囲まれた仮想多角形の内側で受け止めることができる。この仮想多角形の内側内に外力が加わっても、ユニット装置には回転モーメントが発生しないため、本体カバーが装置本体の内側に向けて変形したときに、本体カバーの内側に配置されたユニット装置の装置本体内における位置が変化することを抑制できる。
(態様B)
態様Aにおいて、カバー変形時接触部として、排紙カバー16等の本体カバーの内側にカバー突起部101等の突起部を備える。
これによれば、上記実施例1について説明したように、本体カバーが外側から外力を受けて変形した場合に、平面部等の本体カバーの他の部分よりも突出している突起部を先に書込装置5等のユニット装置に接触させることができる。このため、本体カバーのユニット装置と接触する部位を制御することができる。その結果、本体カバーとユニット装置とを支持内側領域102等の仮想多角形の内側で接触させることができ、ユニット装置に対する回転モーメントの発生を抑制することができる。さらに、本体カバーに突起部を設けることにより、本体カバーの補強になり、撓み量を低減することができる。
(態様C)
態様AまたはBの何れかの態様において、カバー変形時接触部として、書込装置5等のユニット装置における排紙カバー16等の本体カバーとの対向面(防塵カバー510の上面等)にユニット突起部103等の突起部を備える。
これによれば、上記実施例2について説明したように、本体カバーが外側から外力を受けて変形した場合に、防塵カバー510の上面の平面部等のユニット装置の他の部分よりも突出している突起部を先に本体カバーに接触させることができる。このため、本体カバーのユニット装置と接触する部位を制御することができる。その結果、本体カバーとユニット装置とを支持内側領域102等の仮想多角形の内側で接触させることができ、ユニット装置に対する回転モーメントの発生を抑制することができる。さらに、ユニット装置における本体カバーと対向する面を形成する部分(防塵カバー510等)の補強になり、撓み量を低減することができる。
(態様D)
態様A乃至Cの何れかの態様において、書込装置5等のユニット装置は、排紙カバー16等の本体カバーとの対向面を形成する防塵カバー510等のユニットカバーを備え、ユニットカバーの少なくとも一部が書込装置5等のユニット装置の内側に変位するようにユニットカバーが変形したときに、ユニットカバーの変位した部分の内側の面に接触するユニット内側突起部104等のユニットカバー変形接触部をユニット装置が備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、本体カバーの変形によって本体カバーと接触するユニットカバーが変形した場合に、ユニット装置の内部に設けたユニットカバー変形接触部がユニットカバーと接触する。これにより、ユニットカバーの変形量を抑制することができ、ユニットカバーとユニット装置の内部の部品との接触を抑制することができる。
(態様E)
態様A乃至Dの何れかの態様において、書込装置5等のユニット装置を複数備え、複数のユニット装置のそれぞれと、排紙カバー16等の本体カバーと、についてカバー変形接触部を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、本体カバーが外部から外力を受けて変形した場合に、その本体カバーの変位部分を複数のユニット装置のそれぞれで受け止める構成を実現できる。このような構成を取ることにより、本体カバーの撓みが発生する距離がそれぞれのユニット装置が本体カバーを受け止める位置の距離となる。このため、一つのユニット装置のみで本体カバーを受け止める構成よりも本体カバーが撓むスパンが短くなるため、同一荷重を与えられた場合には、撓み量が小さくなる。このことにより、本体カバーとユニット装置とが、支持内側領域102等の仮想多角形以外で接触することを抑制できる。さらに、ユニット装置の一台に対する負荷を低減することができる。
(態様F)
態様A乃至Eの何れかの態様において、本体カバーは、排紙カバー16等の上面カバーである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、プリンタ10等の筐体装置の上部に使用者が手を付いたり、重量物を載せたりすることで上面カバーが変形しても、書込装置5等のユニット装置が変位することを抑制できる。
(態様G)
プリンタ10等の電子写真方式の画像形成装置において、態様A乃至Fに記載の筐体装置の構成を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、書込装置5等のユニット装置が変位することに起因する画像不良の発生を防止することができる。
(態様H)
態様Gにおいて、ユニット装置は、感光体41等の潜像担持体に走査光線L等の露光光を照射する書込装置5等の書込ユニットである。
これによれば、上記実施形態について説明したように、書込ユニットが変位することに起因して潜像担持体に対する露光光の照射位置が変化して色ずれや印刷されなという画像不良の発生を防止できる。
1 中間転写ベルト
2 テンションローラ
3 二次転写対向ローラ
4 作像部
4Y イエロー用作像部
4M マゼンタ用作像部
4C シアン用作像部
4Bk ブラック用作像部
5 書込装置
5a 第一書込装置
5b 第二書込装置
6 一次転写ローラ
7 二次転写ローラ
10 プリンタ
12 転写ユニット
13 給紙カセット
13a 給紙ローラ
14 定着器
15 排紙ローラ対
16 排紙カバー
41 感光体
41Y イエロー用感光体
41M マゼンタ用感光体
41C シアン用感光体
41Bk 黒用感光体
42 帯電部
42Y イエロー用帯電部
42M マゼンタ用帯電部
42C シアン用帯電部
42Bk 黒用帯電部
43 現像部
44 クリーニング部
51 光源ユニット
52 半導体レーザ
52C シアン用光源
52Bk 黒用光源
53 ポリゴンスキャナ
53a ポリゴンミラー
53b 回路基板
54 走査レンズ
55C シアン用反射ミラー
55Bk 黒用第一反射ミラー
56Bk 黒用第二反射ミラー
57 第二シリンドリカルレンズ
57C シアン用第二シリンドリカルレンズ
57Bk 黒用第二シリンドリカルレンズ
58C シアン用防塵ガラス
58Bk 黒用防塵ガラス
59 コリメートレンズ
59C シアン用コリメートレンズ
59Bk 黒用コリメートレンズ
60 第一シリンドリカルレンズ
60C シアン用第一シリンドリカルレンズ
60Bk 黒用第一シリンドリカルレンズ
101 カバー突起部
102 支持内側領域
103 ユニット突起部
104 ユニット内側突起部
200 本体フレーム
201 前側板
202 後側板
203 左側板
204 右側板
205 手前側固定ネジ
206 板バネ
207 カバー締結部材
500 光学ハウジング
503 底面部
504Bk 黒用開口部
505 側面部
510 防塵カバー
L 走査光線
LBk 黒走査光線
LC シアン走査光線
LM マゼンタ走査光線
LY イエロー走査光線
特開2007−168128号公報

Claims (8)

  1. 装置本体の筐体の一部を形成する本体カバーと、
    該本体カバーの内側に配置され、前記装置本体の構造体に固定されるユニット装置とを備える筐体装置において、
    前記ユニット装置は、三箇所以上の支持部で前記構造体に支持され、
    前記本体カバーの少なくとも一部が前記装置本体の内側に変位するように前記本体カバーが変形したときに、前記本体カバーの変位した部分と、前記ユニット装置とが接触するカバー変形時接触部が、前記支持部を仮想直線で結んで形成される仮想多角形の内側に位置することを特徴とする筐体装置。
  2. 請求項1の筐体装置において、
    前記カバー変形時接触部として、前記本体カバーの内側に突起部を備えることを特徴とする筐体装置。
  3. 請求項1または2の何れかに記載の筐体装置において、
    前記カバー変形時接触部として、前記ユニット装置における前記本体カバーとの対向面に突起部を備えることを特徴とする筐体装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の筐体装置において、
    前記ユニット装置は、前記本体カバーとの対向面を形成するユニットカバーを備え、
    前記ユニットカバーの少なくとも一部が前記ユニット装置の内側に変位するように前記ユニットカバーが変形したときに、前記ユニットカバーの変位した部分の内側の面に接触するユニットカバー変形接触部を前記ユニット装置が備えることを特徴とする筐体装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の筐体装置において、
    前記ユニット装置を複数備え、
    複数の前記ユニット装置のそれぞれと、前記本体カバーと、について前記カバー変形接触部を備えることを特徴とする筐体装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の筐体装置において、
    前記本体カバーは、上面カバーであることを特徴とする筐体装置。
  7. 電子写真方式の画像形成装置において、
    請求項1乃至6の何れかに記載の筐体装置の構成を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、
    前記ユニット装置は、潜像担持体に露光光を照射する書込ユニットであることを特徴とする画像形成装置。
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