JP6458610B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の圧力を制御する電磁弁、とりわけ、自動車用自動変速装置の油圧制御に好適なリニアソレノイド型電磁弁に関する。
〔従来の技術〕
リニアソレノイド型電磁弁は従来より種々の構成のものが実用に供されているが、その代表例としては、例えば、特許文献1に記載されているリニアソレノイド型電磁弁が知られている。
この電磁弁は、基本構成として、入口ポート、出口ポートおよび排出ポートを有するスリーブ(弁ハウジング)と、リニアソレノイドにより駆動されてスリーブ内を軸方向に摺動するスプール(弁体)とを備え、このスプールにリニアソレノイドによる電磁力および付勢手段(コイルバネ等の弾性体で構成され、以下、スプリングと総称する。)による付勢力(以下、取付荷重ともいう。)を作用させ、これらの両作用力をバランスさせることで、制御すべき対象流体の圧力調整を行う構造が採用されている。これにより、入口ポートに供給される流体の供給圧は、この流体が出口ポートから流出するときにはリニアソレノイドへの入力制御信号に対応した出力圧に調整される。
そして、供給圧に対するスプールの移動量の調節(制御精度の調整)は、リニアソレノイドによる電磁力の働く方向とは逆方向にスプールを付勢するスプリングの一端が調節部材に係止されており、この調節部材を軸方向に移動させることによりスプリングの取付荷重を調整することで行われる。なお、かかる調節部材を軸方向に移動させる具体的手段には、ネジ調整機構が用いられる。
このネジ調整機構は、スリーブの一端側の内周に雌ネジ部を設けるとともに、調節部材をなすスクリュアジャスト(以下、単に受栓と呼ぶ。)の外周に雄ネジ部を設けて、この両ネジ部を螺合するとともに、受栓の一端にスプリングの一端を当接(係止)させているものであって、受栓自体を回転させながら軸方向に移動させてスプリングの取付荷重を調節することができる。
ここで、スプリングの取付荷重を調節した後は、調節位置(制御精度)が変動しないように受栓を位置決めする必要がある。
かかる位置決め手段としては、受栓をスリーブに対して固定するという基本的考え方から、(A)受栓位置を固定するためのストッパを圧入する方式と、(B)ネジ調整機構のネジ山を潰す方式とに大別され、次のごとき構造が専ら採用されている。
例えば、前者の方式(A)では、特許文献2に開示されているように、受栓の軸方向位置を調整後、ストッパを圧入することでスリーブに対する受栓の軸方向移動を係止する構造が、また、後者の方式(B)では、特許文献3に開示されているように、受栓の軸方向位置を調整後、スリーブの径方向孔から挿通したかしめピンによって受栓のネジ山を潰すことで、スリーブに対して受栓を回り止めする構造が、主流である。
ところで、自動車用自動変速装置のごとく車両制御の中枢を担うシステムにおいては、その構成部品を含めて、年々より一層の高性能化(高精度化)が希求されている。加えて、これらシステムには、厳しいコストダウン要求も課せられている。したがって、かかるシステムを構築する構成部品側、とりわけ、主要部品をなす電磁弁に対し、如何にして高性能化・コストダウン化を図っていくかが急務となっている。
〔従来技術の問題点〕
ところが、上述の電磁弁にあっては、性能面で高性能(高精度)が追求されればされるほど、合否検査が厳しくなることにより、不良品が増大する、或いは、位置決め工程でのコストが嵩み、コスト面でどうしてもアップしてしまい、性能面とコスト面とを両立させることが極めて困難であるとされている。
(1)つまり、電磁弁の合否検査は、所謂出荷検査であるため、当然のことながら受栓の位置決め後における最終特性(所期性能)を測定することによって合否判定することになるが、一旦「不合格」との判定がなされると、スプリングの取付荷重の再調整・再検査をすることができないため、直ちに「不良品」扱いとなる宿命にある。
(2)そのため、高精度の特性が要求されればされるほど不合格品(不良品)が増え、不良率が高くなるために製品単価がアップしてしまう。
(3)もっとも、位置決め精度を高精度に行うことができるように、位置決め工程に時間を掛けたり、高級な設備を導入すれば、それだけ位置決め工程でのコストが嵩み、やはり製品単価の高上を招く。
(4)そこで、不合格品=不良品との従来観念を打破し、不合格品を再調整・再検査することで合格品に転換することができる方策が待望されている。
特開2014−224558号公報 特開2013−087807号公報 特開平9−166238号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、不合格品を再調整・再検査することで合格品に転換できるような構成にし、性能面とコスト面とを両立させるできる電磁弁を提供することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の発明(電磁弁)は、筒状を呈し、径方向に貫通する複数のポートを軸方向に並設しているスリーブと、電磁力により駆動されてスリーブ内を軸方向に摺動し複数のポートを開閉制御するスプールと、このスプールを軸方向の一方へ押圧する付勢力を有し、電磁力とのバランス作用でスプールの軸方向移動量を制限する付勢手段と、スリーブ内を軸方向に移動することで、付勢手段の付勢力を加減する調節部材とで構成されることを基本構成としている。
そして、本発明の電磁弁は、調節部材を担持する保持部を有し、スリーブに対して相対回転させずに取付部材によって固定されている着脱自在に取り付けられるプレートと、調節部材を軸方向に移動させて付勢手段の付勢力を調整した後に調節部材の軸方向位置をプレートの保持部に位置決め固定することを特徴としている。
上記構成によれば、調整不良により最終検査で不合格となった場合には、プレートを取り外すことで調節部材をスリーブから取外すことができるため、例えば、プレートと調節部材を交換するだけで、電磁弁の再調整・再検査を行うことができる。
したがって、不合格品を直ちに不良品扱いの廃棄処分にすることなく、製品の大部分を有効活用して良品に転換することができ、性能面とコスト面とを両立させるできる電磁弁を提供することができる。
本発明の電磁弁の適用例として油圧制御用電磁弁の全体説明および本発明の第1実施形態の説明に供するもので、油圧制御用電磁弁の縦断面図である(実施例1)。 上記電磁弁の主要部を拡大して示すもので、(a)は図1の矢印A方向から視た正面図、(b)は(a)におけるB−B断面図である(実施例1)。 油圧制御用電磁弁が適用される油圧システムの概略構成図である。 本発明の電磁弁の第2実施形態の説明に供するもので、(a)は電磁弁の正面図、(b)は(a)におけるC−C断面図である(実施例2)。 本発明の電磁弁の第3実施形態の説明に供するもので、(a)は電磁弁の正面図、(b)は(a)におけるD−D断面図である(実施例3)。 本発明の電磁弁の変形例の説明に供するもので、(a)、(b)、(c)、(d)はプレートと受栓との固着構造例を示す断面図である(変形例)。

以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に示す実施例(変形例を含む)にしたがって詳細に説明する。なお、各実施例において、図中の同一符号は、同一または均等部分を示すものであり、原則として重複説明を省略する。
〔実施例1〕
本実施例では、特に、自動車用自動変速装置の油圧システムに適用される油圧制御用電磁弁を示しており、当該電磁弁の自動変速装置における位置付けを図3に基づいて概説する。
図3に示すように、自動変速装置における油圧システム100は、オイルポンプ101、マニュアルバルブ102、油圧制御用電磁弁103、クラッチ機構104、および、油圧配管105等を含む。オイル供給源をなすオイルポンプ101は、吐出口から油圧配管105を経由してマニュアルバルブ102に作動オイルを供給する。マニュアルバルブ102は、図示しないセレクトレバーの操作により、P(パーキング)、R(リバース)、N(ニュートラル)、D(ドライブ)のモードを選択する。
油圧制御用電磁弁(以下、電磁弁と略称する。)103は、Dモードの選択時にクラッチ機構104へのオイルの供給油路を開放または遮断するとともに、オイルの供給圧を調整する。そして、電磁弁103は、スプール弁1と、これを駆動するアクチュエータとしてリニアソレノイド2を備えており、エンジンの油槽(オイルパン)中で軸線が水平になるように設置されることで車両に搭載される。
〔電磁弁103の基本構成〕
次に、電磁弁103の具体的な構造について、図1を参照しながら順次説明する。
なお、図1において、図の上方および下方が車両搭載時における天方向および地方向を示している。
電磁弁103は、前述したように、大別すると2つの構成要素、つまり、スプール弁1と、このスプール弁1を駆動するリニアソレノイド2とで構成されており、スプール弁1は、基本構成として、スリーブ3、スプール4、スプリング5、および、受栓10を備えている。
スリーブ3は、略円筒状を呈し弁ハウジングを構成するもので、アルミ合金のごとき非磁性金属材料で形成されている。スリーブ3は、軸方向に貫通する挿通穴6を有するとともに、この挿通穴6に沿って当該穴6からスリーブ3の外壁を貫通する、つまり径方向に貫通する複数のオイルポート7を有している。複数のオイルポート7は、マニュアルバルブ102に連通する入口ポート7a、クラッチ機構104に連通する出口ポート7bの他に、排出ポート7cおよび呼吸ポート7dを含んでいる。
スプール4は、弁ハウジングと協働する弁体を構成するものであり、スリーブ3の挿通穴6に摺動可能に収容される。スプール4には、挿通穴6に精度よく嵌合し、複数のオイルポート7を区画する複数のランド8(図示例では3つのランド8a、8b、8c)、および、ランド8bとランド8cとの間に位置する小径部9が設けられている。スプール4は、スリーブ3との相対位置によってオイルポート7の開口面積を変化させる。また、スプール4は、スリーブ3との相対位置によって各ポート7a〜7dの連通状態と遮断状態とを切り換える。
スプリング5は、スプール4を軸方向の一方(リニアソレノイド2側)へ押圧する付勢力を有し、リニアソレノイド2の電磁力とのバランス作用でスプール4の軸方向移動量を制限する付勢手段をなすもので、圧縮コイルスプリングで代表されている。スプリング5は、一端がスプール4のリニアソレノイド2と反対側の端面に当接し、他端が受栓10に当接している。
受栓10は、スクリュアジャストとも呼称される調節部材であり、ネジ調整機構11を介してスリーブ3の端部に装着されている。このネジ調整機構11の螺合量を変更することによってスリーブ3に対する受栓10の軸方向位置を変え、スプリング5の付勢力(取付荷重)を無段階に調整(加減)することができる。また、かかる調整後に、受栓10は、ネジ調整機構11に施される位置決め手段12(具体的には図2参照)によってスリーブ3に対して軸方向に移動できないように固定される。
なお、受栓10、ネジ調整機構11、および、位置決め手段12の詳細については後述する。
次いで、リニアソレノイド2の構造を説明する。リニアソレノイド2は、基本構成として、ソレノイドコイル13、ステータコア14、プランジャ15、シャフト16、ヨーク17、コネクタ18、リングコア19、および、軸方向付勢部材20を備えている。
ソレノイドコイル13は、通電されると磁力を発生して、ステータコア14、ヨーク17、および、プランジャ15を通る磁気回路を形成する。ソレノイドコイル13は、樹脂製のボビン13aに絶縁被膜導線を巻回して構成されている。
ステータコア14は、鉄等の磁性体金属材料で形成されている。ステータコア14は、磁気吸引コア14a、磁気遮断部14b、および、案内コア14cが軸方向に一体形成されており、全体として略円筒状を呈している。
プランジャ15は、鉄等の磁性体金属材料で略円柱状に形成されている。プランジャ15は、案内コア14cの内周面を軸方向に往復移動可能であり、軸方向に貫通する呼吸穴15aを有している。
シャフト16は、磁気吸引コア14aに摺動自在に支持され、スプール4とプランジャ15との間に介装されている。スプリング5がスプール4をシャフト16側へ付勢することで、シャフト16の一端はスプール4の端面に当接し、シャフト16の他端はプランジャ15の端面に当接している。
ヨーク17は、鉄等の磁性体金属材料で形成され、筒部17aおよび底部17bからなる略カップ状を呈している。筒部17aは、ソレノイドコイル13、ステータコア14、および、リングコア19を収容している。筒部17aは、開口端側がスリーブ3にカシメられることによって、ステータコア14(磁気吸引コア14a側)をスリーブ3に固定するとともに、ステータコア14(磁気吸引コア14a側)とヨーク7とを磁気的に結合している。
コネクタ18は、電磁弁103を制御する図示しない電子制御装置と電気的接続を行うための接続手段である。コネクタ18の内部には、コイル13の両端に接続される端子18aが設けられている。なお、コネクタ18は、ヨーク17の筒部17aの地側に設けられている。
リングコア19は、鉄等の磁性体金属材料で環状に形成され、ステータコア14とヨーク17との磁気的結合を補佐するものである。リングコア19は、ソレノイドコイル13のボビン13aとの間に介装される軸方向付勢部材20の付勢力によって、ヨーク17の底部17bに押し付けられている。軸方向付勢部材20は、ゴム、皿バネ、ウェーブワッシャ等の弾性体で構成されている。
なお、リングコア19にはステータコア14の案内コア14cが嵌合し、案内コア14cとリングコア19との磁束の受け渡しを行う。リングコア19の端面がヨーク17の底部17aに当接し、リングコア19とヨーク17との磁束の受け渡しを行う。これにより、案内コア14cとヨーク17とは、リングコア19を介して磁気的に結合される。
〔電磁弁103の基本作用〕
次に、上記構成の電磁弁103の基本的作用を説明する。
ソレノイドコイル13に通電されない時、ステータコア14の磁気吸引コア14aには電磁吸引力(電磁力)が発生しない。したがって、スプール4、シャフト16、および、プランジャ15は、スプリング5の付勢力によって図1の右方向に押し付けられている。そして、プランジャ15の端面がヨーク17の底部17bに当接している。
この状態では、入口ポート7aから流入したオイルは、ランド8bとランド8cとの間隙から排出ポート7cへ流出する。したがって、クラッチ機構104は駆動されない。
ソレノイドコイル13に通電されると、ステータコア14の磁気吸引コア14aに電磁吸引力が発生し、プランジャ15が吸引される。すると、プランジャ15は、シャフト16を介してスプール4を図1の左方向に駆動する。このとき、プランジャ15の移動に伴いプランジャ15のシャフト16側のオイルが呼吸穴15aを通ってプランジャ15の後方側へ流出するので、プランジャ15の両側の圧力変動が防止される。
この状態では、ランド8cが排出ポート7cを遮断するため、入口ポート7aから流入したオイルは、ランド8bとランド8cとの間隙から出口ポート7bへ流出し、クラッチ機構104を駆動する。また、出口ポート7bから流出したオイルの一部は呼吸ポート7dへ戻される。
上記の非通電(オフ)状態と通電(オン)状態とが、自動変速装置の司令塔である電子制御装置(図示せず)のデューティ制御により繰り返される。
〔スプリング5の荷重調整〕
しかして、スリーブ3内を軸方向に摺動するスプール4には、リニアソレノイド2による電磁力(吸引力)およびスプリング5による付勢力(取付荷重)が作用している。これにより、入口ポート7aに供給されるオイルの供給圧は、このオイルが出口ポート7bから流出するときにはリニアソレノイド2への入力電気信号に対応した出力圧に調整される。供給圧に対するスプール4の移動量の調節は、ネジ調整機構11によってスプリング5の取付荷重を調整して行われる。
〔実施例1の特徴〕
ここで、本発明は、前述の〔スプリング5の荷重調整〕を実施するための具体的な機構に特徴があり、当該機構の第1実施形態について、図1および図2を参照しながら詳細に説明する。
スリーブ3は、リニアソレノイド2と反対側の内部に、スプリング5を収容するスプリング室31を有している。スプリング室31は、一端側でスプール4を収容する挿通穴6と軸方向に連通しており、スプリング5の一端がスプール4の端面に当接している。
また、スリーブ3は、リニアソレノイド2と反対側の端部に、円筒状のプレート取付部32を有している。プレート取付部32は、上述のスプリング室31を形成するとともに、その端面には、受栓担持用のプレート50がビス等の取付部材51によって着脱自在に取付固定されている。
プレート50は、アルミ合金のプレス品のごとき円形状金属板で構成され、その中央領域に円筒状の保持部52を有している。この保持部52は、受栓10を担持するものであり、内周面に雌ネジ部52a(ネジ調整機構11の一部)を有している。
受栓10は、中実大径部10aとその挿入側に連なる円筒小径部10bとを有する段付き形状の盲栓として構成されている。そして、中実大径部10aは、外側端面に受栓10自体を回転させるための工具用多角穴10cを有するとともに、外周面に雄ネジ部10d(ネジ調整機構11の一部)を有している。
また、受栓10は、雄ネジ部10dと雌ネジ部52aとの螺合によりプレート50の保持部52に担持され、かつ、円筒小径部10bがスリーブ3のプレート取付部32の内周面に遊嵌状態で嵌挿される。そして、受栓10は、このように配置されることで、スプリング室31の他端側を閉塞するとともに、スプリング5の他端を円筒小径部10bで収納保持する。
ネジ調整機構11は、上述のネジ部、つまり、プレート50の保持部52に設けられた雌ネジ部52aと受栓10の中実大径部10aに設けられた雄ネジ部10dとによって構成されている。ネジ調整機構11は、受栓10とプレート50とを螺合状態で結合しているため、受栓10を回転させることにより、受栓10(円筒小径部10b)がスリーブ3(プレート取付部32)内を軸方向に移動する。
したがって、スプリング5の取付荷重を調整するには、多角穴用工具を受栓10の多角穴10cに嵌合して受栓10を回転させることにより、スリーブ3に対する受栓10の位置を軸方向に移動させ、スプリング5の圧縮長を増減してスプリング5の付勢力(取付荷重)を調整することができる。
そして、スプリング5の取付荷重を所定値に調整した後には、受栓10がスリーブ3に対して移動しないように固定(回り止め)する必要があり、この回り止めのための位置決め手段12をネジ調整機構11に施す。具体的には、プレート50の保持部52において、受栓10の周囲の一部を適宜のカシメ工具によってカシメることにより、ネジ調整機構11(雌ネジ部52aおよび雄ネジ部10d)のネジ山を塑性変形させる(潰す)ことで、プレート50、つまりスリーブ3に対して受栓10が移動(回動)しないようにするわけである。
上述のごとくスプリング5の取付荷重を調整した電磁弁103は、最終検査工程で製品としての合否判定がなされるが、ネジ調整機構11が機能できないようにしているため、万一、調整不良があっても、再調整することができない。
このため、当該検査で「不合格」となった場合は、出荷することができず、従前の例ではこの不合格品を不良品として廃棄処分せざるを得なかった。
本実施例においては、そのような不合格品を再調整・再検査することで合格品に転換できるように工夫したものであり、以下、その方策について説明する。
本実施例では、スリーブ3のプレート取付部32に対して、受栓担持用のプレート50をビス等の取付部材51によって着脱自在に取付固定している。
そして、受栓10は、中実大径部10aでプレート50とは螺着状態にあるものの、円筒小径部10bがプレート取付部32に対して単に嵌挿されているだけである。
したがって、プレート50をスリーブ3から取り外すことにより、受栓10もプレート50共々取り外すことができる。このため、最終検査工程で「不合格」と判定された場合には、プレート50および受栓10を取り外し、そこへ新たなプレート50および受栓10を交換・装着することにより、スプリング5の取付荷重を再調整し、改めて電磁弁103の再検査を実施することができる。
かくして、電磁弁103の主要構成部品をそのまま再利用し、不合格品を不良品にするることなく合格品に転換することができる。
〔実施例1の効果〕
上述の実施例1による本発明によれば、次のような作用効果を奏する。
(1)スプリング5の取付荷重を調整するための受栓(調節部材)10をプレート50に担持させ、このプレート50を着脱自在にスリーブ3に取付固定しているため、最終検査で「不合格」と判定された場合には、プレート50および受栓10を取り外し、そこへ新たなプレート50および受栓10交換・装着することで、スプリング5の取付荷重を再調整し、改めて電磁弁103の再検査を実施することができる。
(2)これにより、電磁弁103は、スプール弁1とこのスプール弁1を駆動するリニアソレノイド2との両主要構成部品を実質的にそのまま再利用し、不合格品を合格品に転換することができる。
(3)また、プレート50および受栓10の交換作業も、取付部材51の脱着により簡単に行うことができる。
(4)なお、プレート50の保持部52を円筒状に形成しているため、プレート50の板厚を薄くしても保持部52の内周面、つまり受栓10の実質的な担持長さ(軸方向長)を長くすることができ、調整代(調整用ストローク)を充分に確保することができる。
(5)かくして、性能面で高性能(高精度)が追求され、合否検査が厳しくなっても、性能面とコスト面とを両立させるできる電磁弁103を提供することができる。
〔実施例2〕
次に、本発明を適用した第2実施形態の電磁弁103について、基本図の図1に加え、図4をも参照しながら説明する。
この実施例2の電磁弁103は、上述の実施例1に比して、スプリング5の取付荷重を調整する手段を一部変更し、受栓(調節部材)10をスリーブ3に対して直接螺着結合する方式にしたものであり、以下、その変更点を中心に詳説することとする。
受栓担持用のプレート50がスリーブ3(円筒状のプレート取付部32)に取付部材51によって着脱自在に取付固定されており、また、受栓10が、全体として、中実大径部10aとその挿入側に連なる円筒小径部10bとを有する段付き形状の盲栓として構成されている点では、実施例1と同様であるものの、スリーブ3と受栓10との間に、ネジ調整機構11を構築している点で相違している。
つまり、スリーブ3には、プレート取付部32の内周に雌ネジ部32a(ネジ調整機構11の一部)が設けられており、ネジ調整機構11の円筒小径部10bの外周には、雄ネジ部10d(ネジ調整機構11の一部)が設けられている。この雌ネジ部32aと雄ネジ部10dとによってネジ調整機構11が構成され、受栓10が回転しながらスリーブ3内を軸方向に移動する。
そして、受栓10の中実大径部10aは、プレート50の保持部52に遊嵌状態で嵌挿されており、軸方向に移動自在である。ただし、スプリング5の取付荷重調整後には、位置決め手段12によってプレート50の保持部52に固着されるものである。
なお、プレート50の保持部52において、保持部52の周囲2箇所には、プレート50から保持部52のみを機械的に分離できるように、スポーク状の薄板部、つまり、ウイークポイント部分53が形成されている。
上記構成において、スプリング5の取付荷重を調整するには、多角穴用工具を受栓10の多角穴10cに嵌合して受栓10を回転させることにより、スリーブ3に対する受栓10の位置を軸方向に移動させ、スプリング5の圧縮長を増減してスプリング5の付勢力(取付荷重)を調整することができる。
そして、当該調整後には、プレート50の保持部52に位置決め手段12を施し、受栓10をプレート50に固着する。具体的には、保持部52の一部を中実大径部10aの外周側からカシメて塑性変形させることで、受栓10をプレート50に固着する。
このようにして、スリーブ3に対して受栓10が移動(回動)しないように位置決め固定した調整後の電磁弁103を検査工程にて最終的に合否判定する。
この検査工程で「不合格」になった際には、プレート50および受栓10を取り外し新品と交換すればよい。
ただし、本実施例では、受栓10自体を直接スリーブ3に螺着しているため、取付部材51を外した後、プレート50を回転させながらスリーブ3から取り外さなければならない作業を伴なう。そこで、この作業が煩雑もしくは困難である場合には、ウイークポイント部分53をペンチ等で切除してプレート50から保持部52を切り離せば、この保持部52を回すだけで、受栓10を簡便に外すことができる。
かくして、プレート50および受栓10を取り外し新品と交換・装着することにより、スプリング5の取付荷重を再調整し、改めて電磁弁103の再検査を実施することができる。
したがって、この実施例2においても、電磁弁103の主要構成部品をそのまま再利用し、不合格品を合格品に転換することができるため、上記実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
特に、本実施例によれば、スリーブ3の内周側を有効活用して、ネジ調整機構11の軸方向長(調整用ストローク)を充分確保することができるため、取付荷重の調整が行い易く、かつ、電磁弁103の軸方向長を短縮することができる。
〔実施例3〕
次に、本発明を適用した第3実施形態の電磁弁103について、基本図の図1に加え、図5をも参照しながら説明する。
この実施例3の電磁弁103は、上述の実施例1および実施例2に比して、スプリング5の取付荷重を調整する手段の要である受栓(調節部材)10の構造を変更し、受栓10自体を、単一部品構成からネジ部材とストッパ部材との2部品構成にしたものであって、以下、その変更点を中心に詳説することとする。
受栓10は、相互に独立している、ネジ部材61とストッパ部材62との2つの部品で構成されている。
ネジ部材61は、スリーブ3にネジ調整機構11を介して結合されるもので、一端側が閉塞された円筒状盲栓として構成されており、該一端側の外端面にネジ部材61自体を回転させるための工具用多角穴61aを有するとともに、外周面に雄ネジ部61b(ネジ調整機構11の一部)を有している。なお、スリーブ3には、プレート取付部32の内周に雌ネジ部32a(ネジ調整機構11の一部)が設けられている。
ストッパ部材62は、中実大径部62aと中実小径部62bとからなる段付円柱体を呈しており、中実大径部62aがプレート50の円筒状保持部52に嵌挿(担持)され、中実小径部62bの先端面をネジ部材61の外端面に当接させることで、ネジ部材61の軸方向移動を規制することができる。
そして、ストッパ部材62を、位置決め手段12によってプレート50の保持部52に固着することで、受栓10(ネジ部材61)をスリーブ3に対して位置決め固定する。
上記構成によれば、スプリング5の取付荷重を調整するには、受栓10のネジ部材61をスリーブ3に螺着した状態において、当該ネジ部材61を多角穴用工具で多角穴61aを利用して回転させることにより、スリーブ3に対するネジ部材61(受栓10)の位置を軸方向に移動させ、スプリング5の圧縮長を増減してスプリング5の付勢力(取付荷重)を調整することができる。
そして、調整後には、受栓10のストッパ部材62をプレート50の保持部52に嵌挿し、このストッパ部材62の中実小径部62bの先端面がネジ部材61の外端面に当接するまで押し込むととともに、保持部52に位置決め手段12を施す。つまり、保持部52の一部をストッパ部材62の中実大径部62aの外周側からカシメて塑性変形させることで、受栓10のストッパ部材62をプレート50に固着するわけで、これにより、スリーブ3に対して受栓10が移動(回動)しないように位置決め固定することができる。
なお、かかる位置決め固定後においても、プレート50をスリーブ3から取り外すことにより、受栓10のストッパ部材62もプレート50共々取り外すことができる。
したがって、検査工程で「不合格」と判定された場合には、プレート50および受栓10のストッパ部材62を取り外した後、ネジ部材61を軸方向に移動させてスプリング5の取付荷重を再調整することができる。そして、そこへ新たなプレート50および受栓10のストッパ部材62を交換・装着することにより、改めて電磁弁103の再検査を実施することができる。
上述のごとく、この実施例3によれば、受栓10のネジ部材61をも再利用することができる。
したがって、本実施例によれば、上述の実施例1、2に比し、電磁弁103のより多くの構成部品をそのまま再利用して、不合格品を合格品に転換することができる。
〔他の実施形態;変形例〕
以上、本発明を3実施例について詳述してきたが、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々変形することが可能であり、他の実施形態としてその変形例を例示する。
(1)本実施例(実施例1〜3)においては、受栓(調節部材)10の軸方向位置をプレート50の保持部52に位置決め固定する位置決め手段12として、プレート50の保持部52を受栓10の周囲でカシメ工具によりカシメて外側から縮径するように固定する「外側カシメ手段」を採用したが、図6(a)、(b)、(c)に示すように、受栓10の位置決め固定に供する部分をその外端面側が円筒部71,72、73になるように形成し、この円筒部71、72、73を内側から例えばパンチ80等により矢印のごとく外開き状に押し広げる「内側カシメ手段」を採用しても良い。
なお、図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ各実施例1、2、3に対応する変形例として簡略的に示しており、関係する構成要素には各実施例毎の該当する符号が付してある。
(2)特に、実施例3においては、位置決め手段12として、上述の「カシメ手段」に代えて、受栓10のストッパ部材62をプレート50の保持部52に圧入により固定する「圧入手段」を採用することもできる。この場合、ストッパ部材62の全体形状を、図6(d)に示すごとく、軸方向に貫通孔を有する円筒体74にすると、工具をストッパ部材62の外側からネジ部材61の多角穴61aに嵌入して回転操作することができるため、スプリング5の取付荷重を調整しながらストッパ部材62を圧入固定することができ、調整作業を効率的に実施できる。
(3)また、本実施例においては、プレート50の保持部52を、受栓10の担持面積を稼ぐために円筒状に形成したが、例えば、実施例2、3のごとく、保持部52にネジ調整機構11を構築しない場合には、保持部52を特に厚くすることなくプレート50の板厚のままでも良いことは勿論である。
(4)また、本実施例においては、電磁弁103を単独で用いるケースについて説明したが、複数の電磁弁103を並置する、所謂多連形式で用いる場合には、一枚のプレートを各電磁弁103に対し共通のプレート50として取り付けることができる。この場合には、実施例2のごとく、保持部52の周りにウイークポイント部分53を設けて保持部52のみを取り外せるようにすると、作業性を向上することができる。なお、ウイークポイント部分53は、ペンチ等の工具で簡単に切除できることが肝要であり、その形状・個数は適宜選定することができる。
(5)また、本実施例においては、スプリング5として長いストロークの確保が容易な圧縮コイルスプリングを例示したが、スプリングで総称される付勢手段には、ゴムや皿バネ等の他の弾性体を用いることもできる。
(6)上述の実施形態では、本発明の電磁弁の適用例として、自動車用自動変速装置の油圧システム100における油圧制御用電磁弁103を例示した。これ以外に、例えば、バルブタイミング調整の油圧制御用電磁弁としてエンジンヘッドカバーに収容する電磁弁に適用する等、本発明の電磁弁は、種々な流量制御装置における電磁弁として有用することができる。
以上詳述してきた本発明の特徴点および特記すべき作用効果を、特許請求の範囲において従属項として記載した各手段にしたがって要約列挙すれば、次の通りである。
(特徴点1=請求項2の手段)
請求項1に記載の電磁弁103において、
受栓(調節部材)10は、ネジ調整機構11を介してスリーブ3内を軸方向に移動可能であり、
ネジ調整機構11は、プレート50の保持部52の内周に形成された雌ネジ部52aと受栓10の外周に形成された雄ネジ部10dとで構成されており、
位置決め手段12は、ネジ調整機構11のネジ山を潰すことで、受栓10をプレート50に位置決め固定することを特徴としている(実施例1および変形例(1)参照)。
上記手段によれば、プレート50を受栓10共々簡単にスリーブ3から取り外すことができ、電磁弁103の再調整・再検査を効率的に行なうことができる。
(特徴点2=請求項3の手段)
請求項1に記載の電磁弁103において、
受栓10は、ネジ調整機構11を介してスリーブ3内を軸方向に移動可能であり、
ネジ調整機構11は、スリーブ3の内周に形成された雌ネジ部32aと受栓10の外周に形成された雄ネジ部10dとで構成されており、
位置決め手段12は、受栓10をプレート50に位置決め固定することを特徴としている(実施例2参照)。
上記手段によれば、スリーブ3の内周側を有効活用して、ネジ調整機構11の軸方向長(調整用ストローク)を充分確保することができため、取付荷重の調整が行い易く、かつ、調整電磁弁103の軸方向長を短縮することができる。
(特徴点3=請求項4の手段)
請求項1に記載の電磁弁103において、
受栓10は、ネジ調整機構11を介してスリーブ3に結合されるネジ部材61と、プレート50の保持部52に担持され、ネジ部材61の軸方向移動を係止するストッパ部材62とから構成されており、
位置決め手段12は、ストッパ部材62をプレート50の保持部52に固着することで、受栓10をプレート50に位置決め固定することを特徴としている(実施例3参照)。
上記手段によれば、受栓10のネジ部材61をも再利用することができるため、実施例1、2に比し、電磁弁103のより多くの構成部品をそのまま再利用して、不合格品を合格品に転換することができる。
(特徴点4=請求項5の手段)
請求項3に記載の電磁弁103において、
プレート50には、保持部52の周囲に、プレート50から保持部52を機械的に分離可能なウイークポイント部分53が形成されていることを特徴としている(実施例2参照)。
上記手段によれば、プレート50の取り外しが煩雑もしくは困難である場合にも、受栓10を簡単に取り外すことができる。
(特徴点5=請求項6の手段)
請求項1〜4のいずれか1つに記載の電磁弁103において、
この電磁弁103は、自動車用自動変速装置の油圧システム100における油圧制御用電磁弁103として用いられることを特徴としている(実施例1参照)。
上記手段によれば、小型化・高性能化の要求が厳しい自動車用自動変速装置おいて一層の小型化・高性能化に貢献することができる。
1…スプール弁、2…リニアソレノイド、3…スリーブ、4…スプール、5…スプリング(付勢手段)、7、7a〜7d…ポート、10…受栓(調節部材)、12…位置決め手段、50…プレート、52…保持部、103…電磁弁。

Claims (6)

  1. 筒状を呈し、径方向に貫通する複数のポート(7、7a〜7d)を軸方向に並設しているスリーブ(3)と、
    電磁力により駆動されて前記スリーブ(3)内を軸方向に摺動し前記複数のポート(7、7a〜7d)を開閉制御するスプール(4)と、
    前記スプール(4)を軸方向の一方へ押圧する付勢力を有し、前記電磁力とのバランス作用で前記スプール(4)の軸方向移動量を制限する付勢手段(5)と、
    前記スリーブ(3)内を軸方向に移動することで、前記付勢手段(5)の前記付勢力を加減する調節部材(10)と、
    前記調節部材(10)を担持する保持部(52)を有し、前記スリーブ(3)に対して相対回転させずに取付部材(51)によって固定されている着脱自在に取り付けられるプレート(50)と、
    前記調節部材(10)を軸方向に移動させて前記付勢手段(5)の前記付勢力を調整した後に前記調節部材(10)の軸方向位置を前記プレート(50)の前記保持部(52)に位置決め固定する位置決め手段(12)と
    を備えることを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記調節部材(10)は、ネジ調整機構(11)を介して前記スリーブ(3)内を軸方向に移動可能であり、
    前記ネジ調整機構(11)は、前記プレート(50)の前記保持部(52)の内周に形成された雌ネジ部(52a)と前記調節部材(10)の外周に形成された雄ネジ部(10d)とで構成されており、
    前記位置決め手段(12)は、前記ネジ調整機構(11)のネジ山を潰すことで、前記調節部材(10)を前記プレート(50)に位置決め固定することを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記調節部材(10)は、ネジ調整機構(11)を介して前記スリーブ(3)内を軸方向に移動可能であり、
    前記ネジ調整機構(11)は、前記スリーブ(3)の内周に形成された雌ネジ部(〇)と前記調節部材(10)の外周に形成された雄ネジ部(10d)とで構成されており、
    前記位置決め手段(12)は、前記調節部材(10)を前記プレート(50)に位置決め固定することを特徴とする電磁弁。
  4. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記調節部材(10)は、ネジ調整機構(11)を介して前記スリーブ(3)に結合されるネジ部材(61)と、前記プレート(50)の前記保持部(52)に担持され、前記ネジ部材(61)の軸方向移動を係止するストッパ部材(62)とから構成されており、
    前記位置決め手段(12)は、前記ストッパ部材(62)を前記プレート(50)の前記保持部(52)に固着することで、前記調節部材(10)を前記プレート(50)に位置決め固定することを特徴とする電磁弁。
  5. 請求項3に記載の電磁弁において、
    前記プレート(50)には、前記保持部(52)の周囲に、前記プレート(50)から前記保持部(52)を機械的に分離可能なウイークポイント部分(53)が形成されていることを特徴とする電磁弁。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の電磁弁において、
    この電磁弁は、自動車用自動変速装置の油圧システム(100)における油圧制御用電磁弁(103)として用いられることを特徴とする電磁弁。
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