JP6457358B2 - アイテム推薦システム、アイテム推薦方法およびプログラム - Google Patents

アイテム推薦システム、アイテム推薦方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、アイテム推薦システム、アイテム推薦方法およびプログラムに関する。
Webページ検索サービス、EC(Electronic Commerce)サービス、ニュース配信サービスなど、様々なサービスの分野でアイテム推薦システムが利用されている。アイテム推薦システムとは、多種多様なアイテムを含むアイテム群の中からユーザに推薦するアイテム(以下、「推薦アイテム」と呼ぶ。)を選択し、提示するシステムである。典型的なアイテム推薦システムは、アイテム群の中からユーザの嗜好性に適合すると予測される推薦アイテムを選択してユーザに提示する。例えば、アイテム群に含まれる各アイテムに対し、ユーザの嗜好性に適合する度合いを表す予測評価値を算出し、予測評価値が高いアイテムを推薦アイテムとして選択してユーザに提示する。
一方、ユーザの嗜好性に適合するアイテムであっても既知であれば有用ではないという問題意識から、セレンディピティ(serendipity)を重視した推薦アイテムをユーザに提示する試みもある。セレンディピティとは、目新しさ、意外性、思いがけなさなどを包含する概念である。セレンディピティを直接定量評価することは難しいため、様々な代替指標が提案されている。その1つとして、多様性(diversity)を用いる試みがある。ここでの多様性とは、ユーザに提示する推薦アイテムどうしが互いに似ていないことである。これを用いたアイテム推薦システムは、広範囲の分野の推薦アイテムをユーザに提示する。その中に、ユーザにとって意外性がありかつ興味深い推薦アイテムが含まれていると、大きなユーザ満足度を生み出すことができる。
ユーザの嗜好性に適合すると予測される推薦アイテムを提示する手法は、セレンディピティを重視した推薦アイテムを提示する手法のように大きなユーザ満足度を生み出すことは期待できないが、ユーザが関心を持たない推薦アイテムのみを提示する可能性が低いため、推薦結果に対するユーザ満足度の分散は小さい(安定している)という特徴がある。逆に、セレンディピティを重視した推薦アイテムを提示する手法は、ときには大きなユーザ満足度を生み出すこともあるが、ユーザが関心を持たない推薦アイテムのみを提示する可能性も高いため、推薦結果に対するユーザ満足度の分散は大きいという特徴がある。そこで、両手法を融合し、推薦結果に対するユーザ満足度の安定化を図りつつ高いユーザ満足度を生み出すことも期待できるようにしたアイテム推薦システムも提案されている。例えば、ユーザの嗜好性に適合する推薦アイテムのリストに新製品やあまり知られていないアイテムを混合してユーザに提示するシステムがある。
J.Canny.Collaborative filtering with privacy via factor analysis.In Proc.Of the25th Annual ACM SIGIR Conf.on Research and Development in Information Retrieval,pp.238.245,2002. N.Hurley.Keynote:Towards diverse recommendation.In RecSys Workshop:Novelty and Diversity in Recommender Systems,p.1,2011. C.-N.Ziegler,S.M.McNee,J.A.Konstan,and G.Lausen.Improving recommendation lists through topic diversification.In Proc.Of the 14th Int’l Conf.onWorldWide Web,pp.22.32,2005. K.Swearingen and R.Sinha.Beyond algorithms:An hci perspective on recommender systems.In SIGIR Workshop on Recommender Systems,2001.
アイテム推薦システムを用いるサービスの運用面においては、ユーザ離反の発生リスク、つまりユーザがサービスの利用を取りやめたり、利用するサービスを他の代替サービスに切り替えたりするリスクをいかに低減できるかが重要である。平均的に見るとある程度高いユーザ満足度が得られる推薦結果を提示したとしても、局所的にユーザ満足度が低い推薦結果の提示が連続すると、ユーザ離反の発生リスクが高まる。すなわち、期待外れの推薦結果が提示されると、ユーザはサービスへの不信感を抱き始める。そして、期待外れの推薦結果の提示が許容回数を超えて連続すると、ユーザは我慢できなくなって当該サービスの利用を取りやめたり、利用するサービスを他の代替サービスに切り替えたりする可能性がある。このため、ユーザ離反の発生リスクを低減しつつ、推薦結果に対して安定的かつ高いユーザ満足度が得られることを期待できる仕組みの構築が求められる。
本発明が解決しようとする課題は、ユーザ離反の発生リスクを低減しつつ、推薦結果に対して安定的かつ高いユーザ満足度が得られることを期待できるアイテム推薦システム、アイテム推薦方法およびプログラムを提供することである。
実施形態のアイテム推薦システムは、第1推薦エンジンと、第2推薦エンジンと、混合器と、ユーザインターフェースと、算出部と、比率制御部と、を備える。第1推薦エンジンは、アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合すると予測される第1推薦アイテムを選択する。第2推薦エンジンは、前記アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待される第2推薦アイテムを選択する。混合器は、前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとを混合して、ユーザに提示する推薦アイテム群を生成する。ユーザインターフェースは、前記推薦アイテム群を操作可能にユーザに提示する。算出部は、前記推薦アイテム群に対するユーザの操作に基づいて、前記推薦アイテム群に対するユーザの満足度を表す関心率を算出する。比率制御部は、前記関心率に基づいて、前記混合器が生成する前記推薦アイテム群の前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える。
図1は、アイテム推薦システムの構成例を示すブロック図である。 図2は、利用履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。 図3は、混合器による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、UIデバイスの画面表示例を示す図である。 図5は、関心率算出部による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、関心率履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。 図7は、比率制御部による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、サーバ装置のハードウェア構成の一例を概略的に示すブロック図である。
以下、実施形態のアイテム推薦システム、アイテム推薦方法およびプログラムを、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のアイテム推薦システムは、多種多様のアイテムを含むアイテム群の中から推薦アイテムを選択する推薦エンジンとして、タイプの異なる2つの推薦エンジンを備える。1つは、ユーザの嗜好性に適合すると予測される推薦アイテムを選択する推薦エンジンであり、もう1つは、ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待される推薦アイテムを選択する推薦エンジンである。後者の推薦エンジンは、ユーザにとって意外性を持つ推薦アイテムを選択することになるため、セレンディピティを重視した推薦アイテムを選択するものと言える。本実施形態のアイテム推薦システムは、これら2つの推薦エンジンがアイテム群の中から選択した推薦アイテムを混合して推薦アイテム群を生成し、ユーザに提示する。
本実施形態では、上述した2つの推薦エンジンのうち、前者の推薦エンジンを「第1推薦エンジン」と呼び、後者の推薦エンジンを「第2推薦エンジン」と呼ぶ。また、アイテム群の中から第1推薦エンジンが選択した推薦アイテムを「第1推薦アイテム」と呼び、第2推薦エンジンが選択した推薦アイテムを「第2推薦アイテム」と呼ぶ。また、第1推薦エンジンと、第2推薦エンジンと、第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとを混合して推薦アイテム群を生成する混合器とを含む上位モジュールを、「混合型推薦エンジン」と呼ぶ。
本実施形態のアイテム推薦システムは、さらに、ユーザに提示した推薦アイテム群に対するユーザ満足度を評価する仕組みを持ち、ユーザ満足度に応じて、推薦アイテム群における第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える。具体的には、例えば直近にユーザに提示した推薦アイテム群に対するユーザ満足度が低い状態が続いている場合は、面白みに欠けるが安定的なユーザ満足度が得られる第1推薦アイテムの割合を、それまでに提示した推薦アイテム群における第1推薦アイテムの割合よりも大きくなるように、第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える。これにより、ユーザ離反の発生リスクが高くなる局面において、ユーザに対して期待外れの推薦アイテム群を提示し続けることを抑制して、ユーザ離反の発生リスクを低減することができる。
なお、本実施形態のアイテム推薦システムは、様々なサービス分野での応用が可能である。例えば、Webページ検索サービス、ネット広告サービス、ECサービス(小売店、旅行代理店など)、ニュース配信サービス(メールマガジン、ポータルサイト、スマートフォン向けニュースアプリなど)、コンテンツ配信サービス(映画、音楽、書籍など)、案内サービス(街案内や施設案内を行うスマートフォンアプリ、サイネージ、カーナビなど)などのサービス分野において、本実施形態のアイテム推薦システムは有効に適用可能である。
図1は、本実施形態のアイテム推薦システム1の構成例を示すブロック図である。アイテム推薦システム1は、図1に示すように、混合型推薦エンジン10と、UIデバイス20(ユーザインターフェース)と、関心率算出部30(算出部)と、比率制御部40とを備える。
混合型推薦エンジン10は、ユーザDB(データベース)50に格納されたユーザ情報や、利用履歴DB60に格納された利用履歴情報などに基づき、アイテムDB70に格納された多種多様なアイテムを含むアイテム群の中から推薦アイテムを選択し、推薦アイテム群を出力する。
ユーザDB50には、アイテム推薦システム1の利用者として登録されたすべての登録ユーザに関する各種の情報(ユーザ情報)が、登録ユーザに割り当てられたユーザIDに対応付けて格納されている。登録ユーザに関する各種の情報には、登録ユーザの氏名、年齢、性別などの基本情報のほか、例えば、職業、好きなスポーツ、好きな音楽のジャンルなど、登録ユーザの嗜好性を判断する上で有用な情報が含まれる。これらの情報は、例えば、登録ユーザがアイテム推薦装置1にログインする際に入力するユーザID(あるいはユーザIDと対応付けて管理しているアカウント名などの入力情報)をキーとして、ユーザDB50から検索することができる。
利用履歴DB60には、過去に提示された推薦アイテム群の中で登録ユーザが関心を持ったアイテムに関する情報、つまり、登録ユーザが過去にどの推薦アイテムを受理して利用したかを示す情報(利用履歴情報)が、その登録ユーザのユーザIDに対応付けて格納されている。この情報は、例えば、登録ユーザがアイテム推薦システム1にログインする際に入力するユーザID(あるいはユーザIDと対応付けて管理しているアカウント名などの入力情報)をキーとして、利用履歴DB60から検索することができる。
アイテムDB70には、多種多様なアイテムを含むアイテム群が格納されている。アイテムDB70に格納されるアイテム群は、アイテム推薦システム1が適用されるサービスの種類に応じて異なる。例えば、アイテム推薦システム1をニュース配信サービスに適用する場合、アイテム群に含まれるアイテムは、多種多様なニュース記事である。
なお、ユーザDB50、利用履歴DB60およびアイテムDB70は、混合型推薦エンジン10がアクセス可能な任意の記憶装置に保持されている。
混合型推薦エンジン10は、図1に示すように、第1推薦エンジン11と、第2推薦エンジン12と、混合器13とを内部に持つ。
第1推薦エンジン11は、アイテムDB70に格納されたアイテム群の中から、推薦アイテム群を提示する対象となるユーザ(以下、「対象ユーザ」と呼ぶ。)の嗜好性に適合すると予測される第1推薦アイテムを選択する。このような第1推薦エンジン11としては、これまでに様々な手法が提案されているが、ここでは基礎的な手法として、非特許文献1に開示されている行列分解を用いた協調フィルタリング手法を用いるものとする。当該手法は、未評価アイテム(過去に対象ユーザに提示していないアイテム)に対する対象ユーザの予測評価値を算出する。予測評価値は、アイテムが対象ユーザの嗜好性に適合する度合いを表す。第1推薦エンジン11は、アイテムDB70に格納されたアイテム群の中から、予測評価値が高いアイテムを第1推薦アイテムとして選択する。例えば、アイテム群に含まれるアイテムを予測評価値が高い順にソートして、最上位のアイテムから順に第1推薦アイテムとして選択する。
第2推薦エンジン12は、アイテムDB70に格納されたアイテム群の中から、対象ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待される第2推薦アイテムを選択する。ここでは、対象ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待されるアイテムであるかどうかの判定に、セレンディピティ指標値を用いる。セレンディピティ指標値は、対象ユーザが関心を持つ確率を表す第1の値と対象ユーザの嗜好性から離れている度合いを表す第2の値との積を用いて算出される。より好ましくは、セレンディピティ指標値は、上述した第1の値と第2の値との積と、不特定ユーザが関心を持つ確率を表す第3の値との線形和により算出される。
セレンディピティ指標値の算出に用いる計算式の一例を下記式(1)に示す。なお、下記式(1)において、“Score_s”がセレンディピティ指標値を表し、“Score_p”は第1推薦エンジン11が算出する予測評価値(ただし、値域は[0,1]とする)、“Interest”は不特定ユーザが関心を持つ確率、“α”は式(1)の右辺第1項と第2項の重み付けに用いる重み係数(0以上1以下の定数)をそれぞれ表している。
Score_s=α×(Score_p×(1−Score_p))+(1−α)×Interest ・・・(1)
ここで、上述した第1推薦エンジン11が算出する予測評価値“Score_p”は、対象ユーザが関心を持つ確率を表す値であると捉えることもできる。このため、上記式(1)では、上述した第1の値としてこの予測評価値“Score_p”を用いている。また、1から予測評価値“Score_p”を減算した値は、対象ユーザの嗜好性から離れている度合いを表していると言える。このため、上記式(1)では、上述した第2の値として、1から予測評価値“Score_p”を減算した値“1−Score_p”を用いている。ただし、上記式(1)はセレンディピティ指標値の算出に用いる計算式の一例であり、対象ユーザが関心を持つ確率を表す第1の値として、“Score_p”以外の他の値を用いてもよいし、対象ユーザの嗜好性から離れている度合いを表す第2の値として、“1−Score_p”以外の他の値を用いてもよい。
また、上記式(1)の右辺第2項の不特定ユーザが関心を持つ確率“Interest”は、例えば、利用履歴DB60に格納されている利用履歴情報を用いて算出することができる。この場合、利用履歴情報は、例えば図2に示すようなデータ構造で利用履歴DB60に格納される。すなわち、利用履歴情報は、不特定ユーザに対して過去に推薦アイテムとして提示したアイテムのアイテムID、提示時刻、そのアイテムを利用したか否かを示す利用有無の情報を、そのアイテムの提示を受けたユーザのユーザIDに対応付けたデータ構造とされる。図2の例では、アイテムIDが“ID4321”のアイテムは、ユーザIDが“ID0001”のユーザに利用され、ユーザIDが“ID0002”のユーザには利用されなかったことが分かるので、アイテムIDが“ID4321”のアイテムに対して不特定ユーザが関心を持つ確率“Interest”は1/2=0.5と算出できる。なお、図2に示した利用履歴情報のデータ構造はあくまで一例であり、これに限らない。また、不特定ユーザが関心を持つ確率“Interest”を、利用履歴DB60に格納されている利用履歴情報とは別の情報に基づいて算出する構成であってもよい。
なお、上記式(1)の右辺第2項はオプショナルな項であり、必須ではない。つまり、不特定ユーザが関心を持つ確率を考慮せずに、アイテムに対するセレンディピティ指標値を算出するようにしてもよい。この場合、セレンディピティ指標値“Score_s”の算出に用いる計算式は、下記式(2)のように単純化される。
Score_s=Score_p×(1−Score_p) ・・・(2)
第2推薦エンジン12は、アイテムDB70に格納されたアイテム群の中から、以上のように算出されるセレンディピティ指標値が高いアイテムを第2推薦アイテムとして選択する。例えば、アイテム群に含まれるアイテムをセレンディピティ指標値が高い順にソートして、最上位のアイテムから順に第2推薦アイテムとして選択する。
混合器13は、第1推薦エンジン11が選択した第1推薦アイテムと第2推薦エンジン12が選択した推薦アイテムとを混合して推薦アイテム群を生成し、UIデバイス20に出力する。混合器13が推薦アイテム群を生成する際の第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率は、比率制御部40により制御される。
本実施形態では、単純にアイテムの個数をベースに第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとを混合する方式を採る。図3は、混合器13による処理手順の一例を示すフローチャートである。混合器13は、以下のステップS101〜ステップS104の処理を実行することにより、推薦アイテム群を生成してUIデバイス20に出力する。なお、ここでは推薦アイテム群に含まれる推薦アイテムの総数をMとする。
ステップS101:混合器13は、後述の比率制御部40が算出した混合比率(R1:R2)を取得する。ただし、R1は推薦アイテム群に含まれる第1推薦アイテムの割合、R2は推薦アイテム群に含まれる第2推薦アイテムの割合を示し、R1+R2=1、0≦R1≦1、0≦R2≦1とする。なお、推薦アイテム群の初回提示時など、比率制御部40による混合比率(R1:R2)の算出が行われない場合は、初期値として予め定められた混合比率(R1:R2)を設定すればよい。
ステップS102:混合器13は、アイテムDB70に格納されたアイテム群から第1推薦エンジン11が選択した第1推薦アイテムのうち、上位floor(M×R1)個を取得する。ただし、floorは小数点以下を切捨てる関数とする。
ステップS103:混合器13は、アイテムDB70に格納されたアイテム群から第2推薦エンジン12が選択した第2推薦アイテムのうち、上位floor(M×R2)個を取得する。
ステップS104:混合器13は、ステップS102で取得した第1推薦アイテムとステップS103で取得した第2推薦アイテムとを混合して推薦アイテム群を生成し、生成した推薦アイテム群をUIデバイス20に出力する。
なお、推薦アイテム群は、予め定めた提示単位における推薦アイテムの集合である。提示単位は、UIデバイス20が一画面内(ページ内)で表示するアイテム数であってもよいし、例えば10件、50件、100件といった所定のアイテム数であってもよい。また、対象ユーザがアイテム推薦システム1にログインしてからログアウトするまでの1セッション内で対象ユーザに提示するアイテム数を提示単位としてもよい。本実施形態では、この提示単位ごとに、後述の関心率算出部30がユーザ満足度を表す関心率を算出し、比率制御部40が混合比率(R1:R2)を算出し、混合器13が推薦アイテム群を生成するものとする。
UIデバイス20は、混合型推薦エンジン10の混合器13が出力する推薦アイテム群を操作可能に対象ユーザに提示するユーザインターフェースである。UIデバイス20は、例えば、入力された推薦アイテム群を画面表示するとともに、画面表示した推薦アイテム群に対して対象ユーザが行った操作(例えば関心を持った推薦アイテムを開くなど)をユーザフィードバックとして受け取る。そして、UIデバイス20は、ユーザフィードバックとして受け取った操作情報を、関心率算出部30に送信する。
図4は、UIデバイス20の画面表示例を示す図であり、ニュースポータルサイトの例である。図4の画面表示例では、推薦アイテム群に含まれる推薦アイテムである各ニュース記事について、タイトルおよび記事要約が列挙されており、タイトルがクリックされるとそのニュース記事の詳細内容が画面内にポップアップ表示、あるいは別画面として表示される仕組みとなっている。また、画面内の「次へ」ボタンがクリックされると画面が更新され、現在表示されている推薦アイテムよりも下位の推薦アイテムであるニュース記事が同様に表示され、画面内の「戻る」ボタンがクリックされると前回表示した画面が再表示される。
UIデバイス20は、図4に例示する画面表示を行った場合、ニュース記事のタイトルをクリックする対象ユーザの操作をユーザフィードバックとして受け取り、例えば、そのニュース記事のタイトルがクリックされたことを示す情報を、そのニュース記事のアイテムIDおよび提示時刻とともに、操作情報として関心率算出部30に送信する。
関心率算出部30は、UIデバイス20から受け取った操作情報に基づき、UIデバイス20が対象ユーザに提示した推薦アイテム群に対するユーザ満足度を表す関心率を算出し、算出した関心率を関心率履歴DB80に格納する。本実施形態では、推薦アイテム群に対するユーザ満足度を、推薦アイテム群に含まれるすべての推薦アイテムのうち対象ユーザが関心を持った推薦アイテムの割合である関心率で表すものとする。また、推薦アイテムに対して対象ユーザが関心を持ったか否かを、その推薦アイテムを開く(図4の例ではニュース記事のタイトルをクリックする)操作が行われたか否かにより判断するものとする。なお、コンテンツ配信サービスサイトであれば、推薦アイテムとして提示した音楽や映画のコンテンツの再生時間が一定値以下である場合、対象ユーザがそのコンテンツに関心を持たなかったと判断するなど、応用に応じて関心の有無の判断基準を設定してもよい。関心率算出部30は、上述した提示単位ごとに、UIデバイス20から受け取った操作情報に基づき、推薦アイテム群に含まれるすべての推薦アイテムのうち対象ユーザが関心を持った推薦アイテムの割合である関心率を算出し、算出した関心率を関心率履歴DB80に格納する。
図5は、関心率算出部30による処理手順の一例を示すフローチャートである。関心率算出部30は、上述した提示単位ごとに以下のステップS201〜ステップS206の処理を実行することにより、UIデバイス20が対象ユーザに提示した推薦アイテム群に対する関心率を算出して関心率履歴DB80に格納する。
ステップS201:関心率算出部30は、推薦アイテム群に含まれる各推薦アイテムに対して関心フラグを用意し、初期値として“false”を設定する。
ステップS202:関心率算出部30は、UIデバイス20から操作情報が送信されたか否かを判定する。そして、判定の結果がYesであればステップS203に進み、NoであればステップS204に進む。
ステップS203:関心率算出部30は、UIデバイス20から送信された操作情報に基づき、推薦アイテム群に含まれる推薦アイテムのうち、対象ユーザが関心を持った推薦アイテム(図4の例ではタイトルがクリックされたニュース記事)を特定し、その推薦アイテムの関心フラグを“true”に設定する。
ステップS204:関心率算出部30は、推薦アイテム群の提示が終了したか否かを判定する。そして、判定の結果がYesであればステップS205に進み、NoであればステップS202に戻って以降の処理が繰り返される。ここで、推薦アイテム群の提示が終了したか否かの判定基準は、上述した提示単位に応じて異なったものとなる。例えば、UIデバイス20が一画面内(ページ内)で表示するアイテム数を提示単位とする場合、UIデバイス20の画面表示が切り替わったときに推薦アイテム群の提示が終了したと判定される。また、所定のアイテム数を提示単位とする場合、対象ユーザに提示された推薦アイテムの数が所定アイテム数に達したときに推薦アイテム群の提示が終了したと判定される。また、1セッション内で対象ユーザに提示するアイテム数を提示単位とする場合、対象ユーザがアイテム推薦システム1からログアウトしてセッションが終了したときに推薦アイテム群の提示が終了したと判定される。
ステップS205:関心率算出部30は、推薦アイテム群に含まれるすべての推薦アイテムのうち、関心フラグが“true”となっている推薦アイテムの割合を、推薦アイテム群に対する関心率として算出する。
ステップS206:関心率算出部30は、関心率履歴DB80にレコードを新規追加し、ステップS205で算出した関心率を、対象ユーザのユーザIDおよび提示時刻とともに、新たな関心率履歴情報として関心率履歴DB80に格納する。
図6は、関心率履歴DB80に格納される関心率履歴情報のデータ構造の一例を示す図である。関心率履歴DB80に格納される関心率履歴情報は、例えば図6に示すように、推薦アイテム群の提示時刻と推薦アイテム群に対する関心率とを、対象ユーザのユーザIDに対応付けたデータ構造とされる。関心率履歴DB80に格納される関心率履歴情報のレコードは、関心率算出部30が提示単位の推薦アイテム群に対する関心率を算出するたびに新規追加される。なお、関心率履歴DB80は、関心率算出部30および比率制御部40がアクセス可能な任意の記憶装置に保持されている。
比率制御部40は、関心率算出部30により算出された推薦アイテム群に対する対象ユーザの関心率に基づいて、混合型推薦エンジン10の混合器13が生成する推薦アイテム群の第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える。より具体的には、比率制御部40は、直近に提示した推薦アイテム群に対する対象ユーザの関心率が低いほど、次に提示する推薦アイテム群では第1推薦アイテムの割合が大きくなるように、混合器13が生成する推薦アイテム群における第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える。これにより、ユーザ満足度が低い推薦アイテム群の提示が連続することを回避して、ユーザ離反の発生リスクを低減することができる。
比率制御部40は、以上のような推薦アイテム群における第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率の切り替えを実現するため、上述した提示単位ごとに、第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率(R1:R2)を算出し、算出した混合比率(R1:R2)を混合型推薦エンジン10の混合器13に送信する。この混合比率(R1:R2)の算出方法は様々考えられるが、ここでは、説明を簡単にするため、対象ユーザの直近N回の推薦アイテム群に対する関心率の平均値を、推薦アイテム群に含まれる第2推薦アイテムの割合R2とする計算式を用いる。すなわち、比率制御部40は、関心率履歴DB80から直近N回の推薦アイテム群に対する対象ユーザの関心率を取得し、その平均値をR2、1−R2をR1として、混合比率(R1:R2)を算出する。
図7は、比率制御部40による処理手順の一例を示すフローチャートである。比率制御部40は、上述した提示単位ごとに以下のステップS301〜ステップS304の処理を実行することにより、混合型推薦エンジン10の混合器13が生成する推薦アイテム群の第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える。
ステップS301:比率制御部40は、関心率履歴DB80から直近N回の推薦アイテム群に対する対象ユーザの関心率を取り出す。N=3とした場合、図6の例において対象ユーザのユーザIDがID0003であるとすると、取り出される関心率は5%、0%、25%である。
ステップS302:比率制御部40は、ステップS301で取り出した関心率の平均値を算出する。上記の例では、関心率の平均値は(5%+0%+25%)/3=10%となる。
ステップS303:比率制御部40は、ステップS302で算出した関心率の平均値を、推薦アイテム群に含まれる第2推薦アイテムの割合R2として、混合比率(R1:R2)を算出する。上記の例では、混合比率(R1:R2)は0.9:0.1となる。
ステップS304:比率制御部40は、ステップS303で算出した混合比率(R1:R2)を、混合型推薦エンジン10の混合器13に送信する。混合型推薦エンジン10の混合器13は、この比率制御部40から送信された混合比率(R1:R2)に基づいて、第1推薦エンジン11が選択する第1推薦アイテムと、第2推薦エンジン12が選択する第2推薦アイテムとを混合して、推薦アイテム群を生成する。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態のアイテム推薦システム1は、対象ユーザにとって意外性のある第2推薦アイテムと、面白みに欠けるが安定的なユーザ満足度が得られる第1推薦アイテムとを混合した推薦アイテム群を提示する構成としているため、安定的かつ高いユーザ満足度が得られることを期待できる推薦アイテム群を対象ユーザに提示することができる。また、推薦アイテム群に対するユーザ満足度を表す関心率を算出して、算出した関心率に基づいて推薦アイテム群の第1推薦アイテムと第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える構成としているため、ユーザ満足度が低い推薦アイテム群の提示が連続することを回避して、ユーザ離反の発生リスクを低減することができる。このように、本実施形態のアイテム推薦システム1によれば、ユーザ離反の発生リスクを低減しつつ、安定的かつ高いユーザ満足度が得られることを期待できる推薦アイテム群を対象ユーザに提示することができる。
なお、本実施形態のアイテム推薦システム1は、一例として、サーバ・クライアント型のシステムとして実現することができる。この場合、ユーザが操作するクライアント端末においてUIデバイス20の機能が実現され、クライアント端末と通信してサービスを提供するサーバ装置において、混合型推薦エンジン10(第1推薦エンジン11、第2推薦エンジン12および混合器13)、関心率算出部30および比率制御部40の機能が実現される。
サーバ装置において実現される混合型推薦エンジン10(第1推薦エンジン11、第2推薦エンジン12および混合器13)、関心率算出部30および比率制御部40の各部は、ハードウェア、またはハードウェアと協働して動作するソフトウェア(プログラム)での実装が可能である。これらをソフトウェアで実装する場合、サーバ装置は、例えば図8に示すように、CPU(Central Processing Unit)101などのプロセッサ回路、ROM(Read Only Memory)102やRAM(Random Access Memory)103などの記憶装置、表示パネルや各種操作デバイスが接続される入出力I/F104、ネットワークに接続して通信を行う通信I/F105、各部を接続するバス106などを備えた、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成とすることができる。
また、上述したハードウェア構成のサーバ装置で実行されるプログラムは、例えば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(Compact Disk Recordable)、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。また、上述したサーバ装置で実行されるプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述したサーバ装置で実行されるプログラムをインターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述したサーバ装置で実行されるプログラムを、ROM102等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上述したサーバ装置で実行されるプログラムは、混合型推薦エンジン10(第1推薦エンジン11、第2推薦エンジン12および混合器13)、関心率算出部30および比率制御部40の各部を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしては、例えば、CPU101(プロセッサ回路)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより、上述した各部がRAM103(主記憶)上にロードされ、RAM103(主記憶)上に生成されるようになっている。なお、上述した各部の一部または全部を、サーバ装置が備えるASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現することも可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、ここで説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。ここで説明した新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。ここで説明した実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 アイテム推薦システム
10 混合型推薦エンジン
11 第1推薦エンジン
12 第2推薦エンジン
13 混合器
20 UIデバイス
30 関心率算出部
40 比率制御部
50 ユーザDB
60 利用履歴DB
70 アイテムDB
80 関心率履歴DB

Claims (5)

  1. アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合すると予測される第1推薦アイテムを選択する第1推薦エンジンと、
    前記アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待される第2推薦アイテムを選択する第2推薦エンジンと、
    前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとを混合して、ユーザに提示する推薦アイテム群を生成する混合器と、
    前記推薦アイテム群を操作可能にユーザに提示するユーザインターフェースと、
    前記推薦アイテム群に対するユーザの操作に基づいて、前記推薦アイテム群に対するユーザの満足度を表す関心率を算出する算出部と、
    前記関心率に基づいて、前記混合器が生成する前記推薦アイテム群の前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える比率制御部と、を備えるアイテム推薦システム。
  2. 前記第2推薦エンジンは、前記アイテム群に含まれるアイテムのうち、ユーザが関心を持つ確率を表す第1の値とユーザの嗜好性から離れている度合いを表す第2の値との積を用いて算出されるセレンディピティ指標値が最も高いアイテムから順に前記第2推薦アイテムとして選択する、請求項1に記載のアイテム推薦システム。
  3. 前記セレンディピティ指標値は、前記第1の値と前記第2の値との積と、不特定ユーザが関心を持つ確率を表す第3の値との線形和により算出される、請求項2に記載のアイテム推薦システム。
  4. アイテム推薦システムにより実行されるアイテム推薦方法であって、
    アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合すると予測される第1推薦アイテムを選択するステップと、
    前記アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待される第2推薦アイテムを選択するステップと、
    前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとを混合して、ユーザに提示する推薦アイテム群を生成するステップと、
    前記推薦アイテム群を操作可能にユーザに提示するステップと、
    前記推薦アイテム群に対するユーザの操作に基づいて、前記推薦アイテム群に対するユーザの満足度を表す関心率を算出するステップと、
    前記関心率に基づいて、前記推薦アイテム群の前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとの混合比率を切り替えるステップと、を含むアイテム推薦方法。
  5. コンピュータに、
    アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合すると予測される第1推薦アイテムを選択する機能と、
    前記アイテム群の中から、ユーザの嗜好性に適合しないが関心を持つことが期待される第2推薦アイテムを選択する機能と、
    前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとを混合して、ユーザに提示する推薦アイテム群を生成する機能と、
    操作可能に提示された前記推薦アイテム群に対するユーザの操作に基づいて、前記推薦アイテム群に対するユーザの満足度を表す関心率を算出する機能と、
    前記関心率に基づいて、前記推薦アイテム群の前記第1推薦アイテムと前記第2推薦アイテムとの混合比率を切り替える機能と、を実現させるためのプログラム。
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