JP6456798B2 - スクリーン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉可能なスクリーンを備えたスクリーン装置に関する。
開閉窓等の建物の開口部に、防虫、目隠し、遮光等を目的として、スクリーン装置を設置することが行われている。スクリーン装置のスクリーンは、例えば、ネット、布、又は、シートであり、ユーザの開閉操作により開閉される。また、従来、スクリーンの全体を開閉するスクリーン装置の他に、枠内でスクリーンを移動させてスクリーンの一部を開閉するスクリーン装置も使用されている。このスクリーンの一部を開閉するスクリーン装置として、従来、スクリーンを折り返しボックス内の巻き掛け部材に巻き掛けて折り返させ、スクリーンの両端の2つの桟を一対のガイド枠の桟ガイド内で摺動させて、スクリーンを移動させる摺動式スクリーン装置が知られている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に記載された従来のスクリーン装置では、スクリーンを折り返して移動させるために、折り返しボックスが、一対のガイド枠の上端部に取り付けられ、巻き掛け部材が、開放された折り返しボックス内に収容されて折り返しボックスに取り付けられる。そのため、スクリーンの開閉に要する部品の数が多くなり、スクリーン装置の構造が複雑になる。また、2つの桟は、2条の桟ガイドのそれぞれの内部で摺動してガイドされる。これに伴い、2つの桟が桟ガイドに引っ掛かり、或いは、2つの桟が桟ガイドから抵抗を受ける等して、スクリーンの円滑な開閉が妨げられる虞もある。
特許第5145267号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、折り返して移動する開閉可能なスクリーン装置のスクリーンを簡易かつ円滑に開閉することである。
本発明は、相対向する一対の縦枠と、前記一対の縦枠の上端部で折り返して前記一対の縦枠に沿って移動する開閉可能なスクリーンと、前記スクリーンの上端部に連結されて前記一対の縦枠に沿って移動する上桟と、前記スクリーンの下端部に連結されて前記一対の縦枠に沿って移動する下桟と、を備えたスクリーン装置である。スクリーン装置は、前記一対の縦枠の上端部に設けられて前記スクリーンの両側部のそれぞれが巻き掛けられ、前記上桟と前記下桟の間で、前記スクリーンの両側部を前記スクリーンとともに折り返す一対の折り返し部材と、前記一対の縦枠に設けられて、前記一対の縦枠に沿って移動する前記上桟の両端部をガイドするとともに、前記上桟の揺動を許容する上桟ガイドと、を備える。
本発明によれば、折り返して移動する開閉可能なスクリーン装置のスクリーンを簡易かつ円滑に開閉することができる。
本実施形態のスクリーン装置の正面図である。 本実施形態のスクリーン装置の正面図である。 本実施形態のスクリーン装置におけるスクリーンの開閉について説明するための模式図である。 本実施形態のスクリーン装置と開閉窓を示す断面図である。 本実施形態のスクリーン装置と開閉窓を示す断面図である。 図4のY1部を示す断面図である。 図4のY2部を示す断面図である。 図5のY3部を示す断面図である。 本実施形態の下桟キャップと下桟保持部を示す図である。 本実施形態の折り返し部材を示す図である。 図10に示す折り返し部材を分解して示す斜視図である。 本実施形態のスクリーン装置におけるスクリーンを開くときの動作を順に示す図である。
本発明のスクリーン装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のスクリーン装置は、スクリーンの一部が開閉する開口部用のスクリーン装置であり、スクリーンにより開口部の一部を開閉する。以下では、スクリーン装置が建物開口部用の網戸である場合を例にとり、開閉可能なスクリーン装置について説明する。
図1、図2は、本実施形態のスクリーン装置1の正面図であり、図2は、図1の反対側からみたスクリーン装置1を示している。
図示のように、スクリーン装置1は、窓枠10に取り付けられて、窓枠10内の開口部11に配置される。窓枠10は、方形状の開口枠であり、枠組みされた窓上枠12、窓下枠13、及び、一対の窓縦枠14からなる。スクリーン装置1のスクリーン2により、開口部11の全体が閉鎖されるとともに、開口部11の一部が開閉される。
スクリーン装置1は、開閉可能な矩形状のスクリーン2と、窓枠10に取り付けられたスクリーン枠3と、スクリーン2と一体に移動する2つの可動桟(上桟4、下桟5)を備えている。スクリーン枠3は、窓上枠12に固定される上枠20と、一対の窓縦枠14に固定される左右の縦枠(一対の縦枠21)を有する。上枠20は、一対の縦枠21の上端部に連結されて、開口部11の上端部に沿って左右方向に延びる。
一対の縦枠21は、上桟4と下桟5をガイドするガイド枠であり、開口部11の左右に相対向して配置され、それぞれ開口部11の側部に沿って上下方向に延びる。スクリーン2は、網戸のネット部であり、一対の縦枠21の間に配置されて、一対の縦枠21の間に位置する開口部11の一部を開閉する。上桟4は、スクリーン2の上端部2A(図2参照)に連結される第1可動桟であり、下桟5は、スクリーン2の下端部2Bに連結される第2可動桟である。
スクリーン2の上端部2Aと下端部2Bは、それぞれ閉じた状態(図1、図2に示す状態)のスクリーン2の上方の一端部と下方の他端部である。スクリーン2を閉じた状態で、上桟4は、一対の縦枠21の上端部の間に、かつ、上枠20により遮蔽される位置に配置され、下桟5は、一対の縦枠21の下端部の間に、かつ、開口部11の下端部に沿って配置される。スクリーン2の開閉時に、上桟4と下桟5は、それぞれスクリーン2の上端部2Aと下端部2Bを保持して、一対の縦枠21に沿って移動する。
図3は、本実施形態のスクリーン装置1におけるスクリーン2の開閉について説明するための模式図であり、スクリーン装置1の一部を示している。また、図3Aは、スクリーン2が閉じたスクリーン装置1を示し、図3Bは、スクリーン2が開いたスクリーン装置1を示している。
図示のように、スクリーン2は、一対の縦枠21の上端部で折り返して、上桟4及び下桟5とともに一対の縦枠21に沿って移動して、開閉される。その際、上桟4と下桟5は、スクリーン2に張力を付加した状態で、一対の縦枠21に沿って互いに反対方向に移動する。また、上桟4と下桟5は、一対の縦枠21により、一対の縦枠21の長手方向(ここでは、上下方向)にガイドされて上下方向に移動する。
スクリーン2を閉じた状態では(図3A参照)、上桟4は、一対の縦枠21(及び、開口部11)の上端部に配置され、下桟5は、一対の縦枠21(及び、開口部11)の下端部に配置される。スクリーン2は、上桟4と下桟5の間に配置されて開口部11で展開し、開口部11を閉鎖する。スクリーン2を開いた状態では(図3B参照)、上桟4と下桟5は、一対の縦枠21の長手方向の中間部に配置され、上下にずれた位置で隣接する。スクリーン2は、上桟4と下桟5の間で折り返されて、開口部11の一部を開放する。ここでは、スクリーン2により、開口部11の下側部分が開閉され、開口部11の上側部分が閉鎖された状態に維持される。
下桟5は、スクリーン2の開閉操作に用いられる操作用の桟(操作桟)であり、上桟4は、スクリーン2の移動に追従して移動する追従用の桟(追従桟)である。取手5Aが、下桟5の長手方向の中央部に設けられて、下桟5から突出する。ユーザは、取手5Aを持って、下桟5を一対の縦枠21に沿って上下方向に移動させて、スクリーン2を開閉する。スクリーン2を開くときには、下桟5が持ち上げられて上方に移動し、スクリーン2を閉じるときには、下桟5が押し下げられて下方に移動する。
下桟5の上方への移動に伴い、上桟4は、自重で下方に移動して、スクリーン2を下方に引っ張る。スクリーン2は、折り返した状態で、下桟5及び上桟4の移動方向に移動して、次第に開かれる。下桟5の下方への移動に伴い、スクリーン2は、下桟5により下方に引っ張られて、上桟4を上方に引っ張る。これにより、上桟4は、上方に移動し、スクリーン2は、下桟5及び上桟4の移動方向に移動して、次第に閉じられる。下桟5は(図1参照)、下方に突出する遮蔽部5Bを有し、スクリーン2を閉じた状態で、遮蔽部5Bにより、下桟5と窓下枠13の間の隙間を遮蔽する。
図4、図5は、本実施形態のスクリーン装置1と開閉窓15を示す断面図であり、図4は、図1のX1−X1線で切断したスクリーン装置1を示している。図5Aは、図2のX2−X2線で切断したスクリーン装置1を示し、図5Bは、スクリーン2の上端部2A、下端部2B、及び、側部2Cを示している。
図示のように、開閉窓15は、窓枠10と、窓枠10内に配置されて窓枠10に開閉可能に連結された障子16を備えている。ここでは、障子16は、開口部11を閉鎖する状態から、室内側Rに開く。スクリーン装置1は、障子16の室外側Sに配置され、スクリーン2は、障子16の室外側Sで開閉される。
スクリーン2は、矩形状のスクリーン本体(ここでは、ネット)2Hと、スクリーン本体2Hの4つの縁部に取り付けられたファスナ半体(線ファスナの片側部分)22を有する(図5B参照)。スクリーン2の上端部2A、下端部2B、及び、両側部2Cに、ファスナ半体22が設けられて、ファスナ半体22の複数のエレメント(務歯)23が並列する。スクリーン装置1は、上桟4、下桟5、及び、一対の縦枠21のそれぞれに取り付けられた合成樹脂製のインナーレール24を備え、インナーレール24により、ファスナ半体22を咥えて保持する。インナーレール24は、スクリーン2の保持部材であり、ファスナ半体22を保持することで、スクリーン2の上端部2A、下端部2B、及び、両側部2Cのそれぞれを保持する。
図6は、図4のY1部を示す断面図であり、上桟4の周辺を示している。
図示のように、インナーレール24は、上桟4の収容溝4A内に収容されて、上桟4に保持される。スクリーン2(ファスナ半体22)は、インナーレール24のスリット25を通してインナーレール24内まで配置され、ファスナ半体22のエレメント23は、インナーレール24の中空部26内に収容される。スリット25と中空部26は、インナーレール24の長手方向の全体に渡って形成されている。エレメント23はスリット25を通過できず、これにより、スクリーン2の上端部2Aがインナーレール24に保持される。スクリーン2の上端部2Aは、縦枠21の上端部で室内側Rに屈曲して、インナーレール24により上桟4に保持される。
図7は、図4のY2部を示す断面図であり、下桟5の周辺を示している。
図示のように、インナーレール24は、下桟5の収容溝5C内に収容されて、下桟5に保持される。スクリーン2の下端部2Bは、インナーレール24に保持されるとともに、インナーレール24により下桟5に保持される。
図8は、図5のY3部を示す断面図であり、一方の縦枠21の周辺を示している。また、図8では、上桟4の端部4Aを点線で示している。
図示のように、インナーレール24は、縦枠21の収容溝21A内に収容されて、縦枠21に保持される。スクリーン2の開閉時に、スクリーン2の側部2Cは、インナーレール24に保持された状態で、スリット25によりガイドされて、スリット25の長手方向に移動する。インナーレール24により、スクリーン2の側部2Cは、縦枠21に保持されて、縦枠21に沿って移動する。このように、インナーレール24のスリット25は、縦枠21に設けられたスクリーン移動部27であり、スクリーン2の側部2Cを保持しつつ移動させて、側部2Cをガイドする。
縦枠21は、下桟5の端部5Dをガイドする下桟ガイド28と、上桟4の端部4Aをガイドする上桟ガイド30を有する。下桟ガイド28と上桟ガイド30は、縦枠21に形成されたガイド溝であり、縦枠21のスクリーン2側の部分に並列して形成されて、縦枠21に沿って延びる。スクリーン移動部27(収容溝21A)は、下桟ガイド28に隣接して設けられて、下桟ガイド28の底部に繋がる。下桟ガイド28は、一対の縦枠21の長手方向に沿って設けられて、スクリーン2の開閉時に、一対の縦枠21に沿って移動する下桟5の長手方向の両端部5Dをガイドする。
下桟5の両端部5Dは、下桟ガイド28内に配置されて、下桟ガイド28を摺動する。同時に、スクリーン2の両側部2Cは、スクリーンガイドである一対の縦枠21のスクリーン移動部27によりガイドされて、下桟5とともに移動する。下桟5は、両端部5Dに設けられた下桟キャップ40を有し、一対の縦枠21の下桟ガイド28は、下桟5の両端部5Dの下桟キャップ40をガイドする。下桟キャップ40は、下桟ガイド28内を摺動する摺動部41と、下桟キャップ40を下桟ガイド28に係止する係止部42を有し、下桟5の端面に装着される。スクリーン2を閉じたときに、下桟5は、下桟キャップ40により、下桟ガイド28内に位置する下桟保持部に保持される。
図9は、本実施形態の下桟キャップ40と下桟保持部46を示す図である。図9Aは、下桟キャップ40の斜視図であり、図9Bは、縦枠21を透視して下桟保持部46を示す斜視図である。図9Cは、下桟保持部46に保持された下桟キャップ40の断面図である。
図示のように、下桟保持部46は、縦枠キャップ47に形成されて、縦枠キャップ47から上方に突出する。縦枠キャップ47が縦枠21の下端部に装着されて、下桟保持部46が縦枠21の下桟ガイド28内に配置される。下桟キャップ40は、摺動部41に形成された被保持部43を有し(図9C参照)、下桟保持部46は、下桟キャップ40の被保持部43を係止して保持する。
下桟保持部46は、弾性変形可能なフック状の係止部(係止フック)であり、スナップフィットにより、下桟キャップ40の被保持部43を係止する。下桟5の下方への移動により、下桟保持部46の先端の係止凸部48が被保持部43の係止凹部44内に入り、下桟保持部46が下桟キャップ40(被保持部43)及び下桟5を係止する。また、下桟5の上方への移動により、下桟保持部46の係止凸部48が被保持部43の係止凹部44から外れて、下桟保持部46による下桟キャップ40及び下桟5の係止が解除される。下桟保持部46は、一対の縦枠21の下端部に設けられて、下桟5が一対の縦枠21の下端部まで移動したときに、下桟5の両端部5D(下桟キャップ40)を係止して保持する。
下桟5の上下方向の移動に伴い、下桟保持部46は、下桟5を保持し、或いは、下桟5の保持を解除する。スクリーン2を閉じたときに、下桟保持部46は、一対の縦枠21の下方に移動した下桟5を保持して、スクリーン2を閉じた状態に維持する。スクリーン2を開くときには、下桟保持部46が下桟5の保持を解除し、下桟5が一対の縦枠21の上方に移動する。
上桟ガイド30(図6、図8参照)は下桟ガイド28の室内側Rに設けられており、上桟ガイド30と下桟ガイド28は平行に形成されている。上桟ガイド30は、一対の縦枠21の長手方向に沿って設けられて、スクリーン2の開閉時に、一対の縦枠21に沿って移動する上桟4の長手方向の両端部4Aをガイドする。上桟ガイド30の幅は、上桟4の端部4Aよりも広くなっており、上桟ガイド30は、上桟4の端部4A及び上桟4の揺動を許容する。スクリーン2の開閉時に、上桟4は、スクリーン2から受ける力、自重、重心等に対応して、室内側R又は室外側S(内外方向)に揺動可能であり、揺動に伴い姿勢を変更する。上桟4の両端部4Aは、一対の縦枠21の上桟ガイド30に揺動可能に配置されて、上桟ガイド30に保持される。また、上桟4の両端部4Aは、上桟ガイド30内で内外方向に変位可能であり、上桟4は両端部4Aとともに内外方向に変位する。
具体的には、上桟ガイド30は、凹状に形成された溝部31と、溝部31を区画する一対の壁部32、33を有する。溝部31は、上桟4の端部4Aを収容して、一対の縦枠21に沿って移動する上桟4の端部4Aをガイドする。一対の壁部32、33は、溝部31の幅方向の両側部に位置する溝部31の側壁部(溝壁部)であり、縦枠21に並列して形成されて、相対向する。また、一対の壁部32、33は、縦枠21の長手方向に沿って設けられて平行に形成され、互いの間に、上桟4の端部4Aの移動路である溝部31を区画する。溝部31内で(図8参照)、上桟4の端部4Aが一方の壁部32、33に接触した状態で、他方の壁部32、33と上桟4の端部4Aとの間に、上桟4の端部4Aが変位可能な隙間が形成される。
上桟4は、両端部4Aに設けられた上桟キャップ35を有し、一対の縦枠21の上桟ガイド30は、上桟4の両端部4Aの上桟キャップ35をガイドする。上桟キャップ35は、上桟4の長手方向の外側に突出する突起部36を有し、上桟4の端面に装着される。上桟キャップ35の突起部36は、上桟ガイド30内に配置されて、上桟ガイド30によりガイドされる。
スクリーン装置1は、上桟4と下桟5に向かってスクリーン2を折り返す一対の折り返し部材50を備えている(図6参照)。一対の折り返し部材50は、それぞれ一対の縦枠21の上端部に設けられて、スクリーン2の両側部2Cのそれぞれが巻き掛けられる。ここでは、スクリーン2の側部2Cのみが折り返し部材50に巻き掛けられる。上桟4と下桟5の間で、一対の折り返し部材50は、それぞれスクリーン2の側部2Cを保持しつつガイドし、スクリーン2の両側部2Cをスクリーン2とともに折り返させる。
図10は、本実施形態の折り返し部材50を示す図であり、縦枠21の端面に装着された折り返し部材50を示している。図10Aは、折り返し部材50の斜視図であり、図10Bは、図10Aの矢印Z1方向からみた折り返し部材50の側面図である。図10Bでは、縦枠21の断面を示すとともに、スクリーン2を点線で示している。
図11は、図10に示す折り返し部材50を分解して示す斜視図である。図11Aは、図10Aの矢印Z2方向からみた折り返し部材50のベース部材51を示し、図11Bは、図10Aの矢印Z3方向からみた折り返し部材50のカバー部材60を示している。
図示のように、折り返し部材50は、縦枠21に取り付けられるベース部材51と、ベース部材51に取り付けられるカバー部材60を有する。ベース部材51は、上方に突出する板状の巻き掛け部52と、巻き掛け部52の先端部に形成された凹状のガイド部53と、上桟4に当接する当接部54を有する。カバー部材60は、巻き掛け部52の一部との間に隙間を形成した状態で、巻き掛け部52の一部を覆い、巻き掛け部52の一部との間に、スクリーン2が通過可能な通路部(隙間部)61を形成する。スクリーン2の側部2Cは、通路部61を通って、折り返し部材50の巻き掛け部52に巻き掛けられる。ガイド部53は、通路部61の上端部に位置し、巻き掛けられたスクリーン2の側部2Cを保持してガイドする。
スクリーン2の移動に伴い、スクリーン2の側部2Cは、通路部61を上桟4側又は下桟5側に通過し、巻き掛け部52の先端部で折り返す。その際、ファスナ半体22のエレメント23は、ガイド部53内に位置し、ガイド部53内に保持されて、ガイド部53によりガイドされる。これにより、折り返し部材50は、スクリーン2の側部2Cを保持してガイドする。スクリーン2の両側部2Cは、それぞれ折り返し部材50により折り返し方向に折り返される。同時に、両側部2Cの間のスクリーン2は、両側部2Cの折り返しに合わせて屈曲して、両側部2Cの折り返し方向に折り返される。
一対の折り返し部材50は、スクリーン2の両側部2Cのそれぞれを通過させてガイドする通路部61を有する。通路部61により、スクリーン2の両側部2Cは、折り返し位置、又は、移動経路にガイドされる。ここでは、通路部61は、縦枠21のスクリーン移動部27の上方に位置し、スクリーン移動部27に向かって形成されている。一対の折り返し部材50の通路部61は、スクリーン2の両側部2Cのそれぞれをスクリーン移動部27に向かってガイドする。
スクリーン2を閉じるときに、スクリーン2の両側部2Cは、通路部61から一対の縦枠21に設けられたスクリーン移動部27に向かって移動して、スクリーン移動部27内に入る。スクリーン2の開閉時に、一対の縦枠21のスクリーン移動部27は、一対の折り返し部材50と下桟5との間のスクリーン2の両側部2Cをそれぞれ保持しつつ移動させる。スクリーン2を開くときには、スクリーン2の両側部2Cは、スクリーン移動部27から通路部61に向かって移動して、通路部61内に入る。
図12は、本実施形態のスクリーン装置1におけるスクリーン2を開くときの動作を順に示す図であり、スクリーン装置1の上桟4を含む部分を模式的に示している。
図示のように、上桟4は、上桟キャップ35に形成された当接部37を有し、当接部37で折り返し部材50の当接部54に当接する。スクリーン2を閉じたときに(図12A参照)、上桟4は、縦枠21の上端部まで移動し、一対の折り返し部材50の当接部54は、上桟4に当接して上桟4を停止させる。その状態で、上桟4は、折り返し部材50の室内側Rで、スクリーン2の上端部2Aを保持して、スクリーン2を閉じた状態に維持する。
スクリーン2を開くときには(図12B〜図12F参照)、下桟5及びスクリーン2の移動に対応して、上桟4が、折り返したスクリーン2を引っ張りながら、次第に下方に移動する。その際、縦枠21の上桟ガイド30は、上桟4を揺動可能にガイドして、上桟4を一対の縦枠21に沿って移動させる。上桟4は、移動し易い状態(姿勢)に揺動して円滑に移動する。このように、揺動により、上桟4の姿勢は、折り返し部材50に当接した停止姿勢と、スクリーン2の開閉時における移動姿勢とに変更可能になっている。上桟4が上桟ガイド30によりガイドされるときに、上桟4が揺動して、上桟4の姿勢が変更される。スクリーン2を閉じるときにも、揺動及び姿勢の変更により、上桟4は、移動し易い状態(姿勢)で、上桟ガイド30によりガイドされて移動する。
縦枠21の下桟ガイド28が設けられた部分では、下桟ガイド28とスクリーン移動部27とが並べて設けられて、下桟5の端部5Dのガイドとスクリーン2の側部2Cのガイドが同時に行われる。これに対し、縦枠21の上桟ガイド30が設けられた部分では、スクリーン移動部27が設けられておらず、上桟4の端部4Aのガイドのみが行われる。折り返し部材50と上桟4との間で、スクリーン2の両側部2Cは、一対の縦枠21の上桟ガイド30の外部に位置し、スクリーン移動部27等によりガイドされずに、上桟4とともに移動する。
上桟ガイド30の一対の壁部32、33は、上桟4の端部4A(突起部36)の室外側S(下桟ガイド28側)に位置する第1壁部32と、上桟4の端部4Aの室内側R(下桟ガイド28の反対側)に位置する第2壁部33からなる。上桟4の端部4Aは、第1壁部32と第2壁部33の間の溝部31内に配置されて、第1壁部32と第2壁部33により内外方向の変位が規制される。また、第1壁部32は、スクリーン2の開閉時に、上桟4の端部4Aをガイドするガイド壁であり、一対の縦枠21に沿って移動する上桟4の端部4Aに接触して、上桟4の端部4Aをガイドする。第2壁部33は、スクリーン2の開閉時に、上桟4の端部4Aが溝部31から外れるのを防止する防止壁であり、上桟4の端部4Aの溝部31外への変位を規制する。
スクリーン2の開閉時に、上桟4の端部4Aは、第2壁部33に接触せずに、第1壁部32によりガイドされて、溝部31内で縦枠21に沿って移動する。その際、上桟4の端部4Aが上桟ガイド30に引っ掛かるのが抑制され、かつ、上桟4の端部4Aは第1壁部32のみから抵抗を受ける。スクリーン2を閉じたときには、上桟4の端部4Aは、溝部31内に位置し、上桟ガイド30によるガイドが可能な位置に配置される。
以上説明した本実施形態のスクリーン装置1では、スクリーン2の開閉に要する構造を単純にして、スクリーン2を簡易かつ円滑に開閉することができる。また、一対の折り返し部材50により、スクリーン2を折り返すだけでなく、上桟4を停止させて、スクリーン2を閉じた状態に維持することができる。一対の折り返し部材50の通路部61により、スクリーン2の両側部2Cをガイドして、スクリーン2を確実に折り返すことができ、スクリーン2の両側部2Cをスクリーン移動部27に向かって正確かつ円滑に移動させることもできる。上桟4の端部4Aを一対の壁部32、33の間で確実に揺動させて、スクリーン2を円滑に開閉することができる。
なお、スクリーン装置1は、様々な窓の窓枠10に設けることができ、窓の種類に応じて、障子16の室内側R又は室外側Sに配置される。また、スクリーン装置1は、窓枠10の開口部11以外の開口部に設けてもよい。スクリーン装置1のスクリーン2は、ネット以外の開閉可能な部材(例えば、布、シート)であってもよい。折り返し部材50のベース部材51にカバー部材60を取り付けずに、ベース部材51のみを折り返し部材50として用いるようにしてもよい。このようにしても、スクリーン装置1の実施が可能であり、スクリーン2の側部2Cを巻き掛け部52に巻き掛けて折り返し部材50により折り返すことができる。
スクリーン2を開くときに、上桟4を押し下げて下方に移動させ、スクリーン2を閉じるときに、下桟5を押し下げて下方に移動させてもよい。この場合には、上桟4と下桟5は、スクリーン2の開閉操作に用いられる操作桟であり、かつ、操作桟とスクリーン2の移動に追従して移動する追従桟でもある。スクリーン2を開くときには、上桟4を下方に移動させて、上桟4により、スクリーン2を下方に引っ張る。これに伴い、スクリーン2が下桟5を上方に引っ張り、下桟5が上方に移動する。このように、スクリーン2は、上桟4と下桟5を用いて、様々な態様で開閉される。また、スクリーン2の開閉時には、上桟4の端部4Aが上桟ガイド30の第2壁部33に接触して第2壁部33によりガイドされてもよい。
1・・・スクリーン装置、2・・・スクリーン、3・・・スクリーン枠、4・・・上桟、5・・・下桟、10・・・窓枠、11・・・開口部、12・・・窓上枠、13・・・窓下枠、14・・・窓縦枠、15・・・開閉窓、16・・・障子、20・・・上枠、21・・・縦枠、22・・・ファスナ半体、23・・・エレメント、24・・・インナーレール、25・・・スリット、26・・・中空部、27・・・スクリーン移動部、28・・・下桟ガイド、30・・・上桟ガイド、31・・・溝部、32・・・第1壁部、33・・・第2壁部、35・・・上桟キャップ、36・・・突起部、37・・・当接部、40・・・下桟キャップ、41・・・摺動部、42・・・係止部、43・・・被保持部、44・・・係止凹部、46・・・下桟保持部、47・・・縦枠キャップ、48・・・係止凸部、50・・・折り返し部材、51・・・ベース部材、52・・・巻き掛け部、53・・・ガイド部、54・・・当接部、60・・・カバー部材、61・・・通路部、R・・・室内側、S・・・室外側。

Claims (7)

  1. 相対向する一対の縦枠と、
    前記一対の縦枠の上端部で折り返して前記一対の縦枠に沿って移動する開閉可能なスクリーンと、
    前記スクリーンの上端部に連結されて前記一対の縦枠に沿って移動する上桟と、
    前記スクリーンの下端部に連結されて前記一対の縦枠に沿って移動する下桟と、
    を備えたスクリーン装置であって、
    前記一対の縦枠の上端部に設けられて前記スクリーンの両側部のそれぞれが巻き掛けられ、前記上桟と前記下桟の間で、前記スクリーンの両側部を前記スクリーンとともに折り返す一対の折り返し部材と、
    前記一対の縦枠に設けられて、前記一対の縦枠に沿って移動する前記上桟の両端部をガイドするとともに、前記上桟の揺動を許容する上桟ガイドと、
    を備えたスクリーン装置。
  2. 請求項1に記載されたスクリーン装置において、
    前記一対の折り返し部材は、前記スクリーンを閉じたときに、前記上桟に当接して前記上桟を停止させる当接部を有するスクリーン装置。
  3. 請求項1又は2に記載されたスクリーン装置において、
    前記一対の折り返し部材は、前記スクリーンの両側部のそれぞれを通過させてガイドする通路部を有するスクリーン装置。
  4. 請求項3に記載されたスクリーン装置において、
    前記一対の縦枠に設けられて、前記一対の折り返し部材と前記下桟との間の前記スクリーンの両側部のそれぞれを保持しつつ移動させるスクリーン移動部を備え、
    前記一対の折り返し部材の通路部は、前記スクリーンの両側部のそれぞれを前記スクリーン移動部に向かってガイドするスクリーン装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたスクリーン装置において、
    前記上桟ガイドは、前記上桟の端部を収容してガイドする溝部と、前記溝部を区画する一対の壁部と、を有し、前記上桟の端部が一方の前記壁部に接触した状態で、他方の前記壁部と前記上桟の端部との間に隙間が形成されるスクリーン装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたスクリーン装置において、
    前記下桟を保持して前記スクリーンを閉じた状態に維持する下桟保持部を備えたスクリーン装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載されたスクリーン装置において、
    前記上桟は、両端部に設けられて前記上桟ガイドによりガイドされる上桟キャップを有するスクリーン装置。
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