JP6456097B2 - 既設弁の補修方法、既設弁、補修用止水部材および弁 - Google Patents

既設弁の補修方法、既設弁、補修用止水部材および弁 Download PDF

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Description

本発明は、既設弁の軸封部からの漏水に対する補修方法、既設弁、補修用止水部材および弁に関する。
従来、地中に埋設された配管にバタフライ弁を設け、地上からバタフライ弁を開閉操作している。図11に示すように、バタフライ弁101の弁棒102の上端部には操作機103が接続されている。弁棒102は弁箱104を貫通し、弁棒102と弁箱104との間が軸封部105で止水されている。
軸封部105は上下二本のOリング106を有している。また、操作機103は、上方に突出する回転入力軸107を有し、内部に減速用歯車機構を有している。
これによると、作業者がT形状の操作用ハンドルの下端部を地上から操作機103の回転入力軸107に嵌め込み、操作用ハンドルを回すことにより、回転入力軸107が回転し、この回転が減速されて弁棒102に伝えられ、弁棒102が回転して、バタフライ弁101の開閉が切り換えられる。また、バタフライ弁101の弁箱104内を流れる水は軸封部105のOリング106によって止水されている。
尚、上記のようなバタフライ弁は例えば下記特許文献1に記載されている。
特開2003−232451
上記の従来形式では、軸封部105のOリング106は回動する弁棒102に摺接するため、Oリング106が損傷を受け易い。万一、Oリング106が損傷等して、弁箱104内の水Wが弁棒102と弁箱104との間隙108を通って弁箱104の外部に漏洩した場合、損傷したOリング106を新品のOリング106に交換している。
しかしながらこのようなOリング106の交換作業は、バタフライ弁101を配管から取り外し、操作機103を弁箱104から取り外し、軸封部105を分解する等の面倒な作業を要するため、軸封部105からの漏水を補修するのに手間を要するといった問題がある。
本発明は、軸封部からの漏水が発生した場合、容易に補修して漏水を止めることが可能な既設弁の補修方法、既設弁、補修用止水部材および弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、操作機で開閉操作される既設弁の補修方法であって、
弁箱を貫通する弁棒の軸封部から漏水が発生した場合、既設弁に備えられた固定部材で弁体を所定位置に固定し、
操作機を弁棒の先端部から取り外して弁棒の先端部を露出させ、
弁棒の先端部に補修用止水部材を外嵌し、
操作機を弁棒の先端部に取付けて、軸封部を通過する漏水を補修用止水部材で止水し、
固定部材による弁体の固定を解除するものである。
これによると、既設弁に漏水が発生した場合、固定部材で弁体を所定位置に固定し、操作機を取り外して、露出した弁棒の先端部に補修用止水部材を外嵌して既設弁に取り付ける。これにより、軸封部を通過した漏水が補修用止水部材で止水されるため、容易に補修を行って外部への漏水を止めることができる。補修後、固定部材による弁体の固定を解除する。
本第2発明における既設弁の補修方法は、補修用止水部材を弁棒の先端部に外嵌し、
操作機を弁棒の先端部と固定部材とに取付けて、補修用止水部材を操作機の内部に収納するものである。
これによると、操作機を取り外して、露出した弁棒の先端部に補修用止水部材を外嵌して既設弁に取り付けた後、操作機を弁棒の先端部に取付けることにより、補修用止水部材が操作機の内部に収納される。
本第3発明における既設弁の補修方法は、補修用止水部材を弁棒の先端部に外嵌し、
操作機を弁棒の先端部に取付けて、補修用止水部材を操作機と弁箱に備えられた固定部材との間に保持するものである。
これによると、操作機を取り外して、露出した弁棒の先端部に補修用止水部材を外嵌して既設弁に取り付けた後、操作機を弁棒の先端部に取付けることにより、補修用止水部材が操作機と固定部材との間に保持される。
本第4発明は、上記第1発明から第3発明のいずれか1項に記載された補修方法によって補修されたことを特徴とする既設弁である。
本第5発明は、上記第1発明から第3発明のいずれか1項に記載された補修方法に用いられる補修用止水部材であって、
弁棒の先端部に外嵌可能な止水部材本体を有し、
止水部材本体は弁棒の先端部が挿入される軸孔部と、固定部材に当接する面とを有し、
止水部材本体の内周面に、軸孔部に面する第1のシール用溝が全周にわたり形成され
止水部材本体の固定部材に当接する面に、軸孔部を取り囲む第2のシール用溝が全周にわたり形成されているものである。
これによると、止水部材本体の第1および第2のシール用溝にそれぞれリング状のシール体を装着し、操作機を取り外し、露出した弁棒の先端部を止水部材本体の軸孔部に挿入して、止水部材本体を弁棒の先端部に外嵌し既設弁に取り付ける。これにより、止水部材本体と弁棒との間が止水部材本体の第1のシール体で止水され、止水部材本体と固定部材との間が第2のシール体で止水され、軸封部を通過した漏水が止水部材本体の第1および第2のシール体で止水される。
本第6発明における補修用止水部材は、第1および第2のシール用溝にそれぞれ、リング状のシール体が装着されているものである。
本第7発明は、弁棒が弁箱を貫通し、
弁棒と弁箱との間が軸封部で止水され、
弁棒に接続された操作機で開閉操作され
弁体を所定位置に固定する固定部材を備えた弁に装着可能な補修用止水部材であって、
弁棒の先端部に外嵌可能な止水部材本体を有し、
止水部材本体は弁棒の先端部が挿入される軸孔部と、固定部材に当接する面とを有し、
止水部材本体の内周面に、軸孔部に面する第1のシール用溝が全周にわたり形成され
止水部材本体の固定部材に当接する面に、軸孔部を取り囲む第2のシール用溝が全周にわたり形成されているものである。
これによると、止水部材本体の第1および第2のシール用溝にそれぞれリング状のシール体を装着し、弁棒の先端部を止水部材本体の軸孔部に挿入して、止水部材本体を、弁棒の先端部に外嵌し、弁に取り付ける。これにより、止水部材本体と弁棒との間が止水部材本体の第1のシール体で止水され、止水部材本体と固定部材との間が第2のシール体で止水される。
本第8発明における補修用止水部材は、第1および第2のシール用溝にそれぞれ、リング状のシール体が装着されているものである。
本第9発明は、上記第7発明又は第8発明に記載の補修用止水部材を取り付けることが可能な取付部を有することを特徴とする弁である。
これによると、弁棒の先端部を止水部材本体の軸孔部に挿入して、止水部材本体を、弁棒の先端部に外嵌し、弁の取付部に取り付ける。
本第10発明は、上記第7発明又は第8発明に記載の補修用止水部材を上記第9発明に記載の取付部に取り付けたことを特徴とする弁である。
以上のように本発明によると、軸封部からの漏水が発生した場合、容易に補修して外部への漏水を止めることができる。
本発明の第1の実施の形態における補修用止水部材を取り付けたバタフライ弁の断面図である。 同、補修用止水部材を取り付けたバタフライ弁の上部軸封部の拡大断面図である。 同、バタフライ弁の固定部材の一部切欠き平面図である。 図3におけるX−X矢視図である。 同、補修用止水部材の縦断面図である。 図5におけるX−X矢視図である。 同、補修用止水部材を取り付けていない既設のバタフライ弁の上部軸封部の拡大断面図である。 同、補修用止水部材をバタフライ弁に取り付ける際の手順を説明する拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態における補修用止水部材を取り付けたバタフライ弁の上部軸封部の拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態における補修用止水部材を取り付けたバタフライ弁の上部軸封部の拡大断面図である。 従来のバタフライ弁の上部軸封部の拡大断面図である。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は弁の一例であるバタフライ弁であり、このバタフライ弁1は、例えば地中に埋設された配管に設けられており、弁箱2と、円盤状の弁体3と、弁体3に設けられた弁棒4と、弁体3を開閉操作する操作機5とを有している。弁棒4は、上部弁棒10と下部弁棒11とに分割されており、鉛直軸心12の周りに回転自在である。
図1,図2に示すように、弁箱2は、上部に円筒状の上部ボス部13を有し、下部に下部ボス部53を有している。上部ボス部13には棒孔14が形成され、上部弁棒10は棒孔14に挿通されて弁箱2を貫通している。また、上部ボス部13の上端にはフランジ部19が設けられている。
上部弁棒10と上部ボス部13との間は上部軸封部15で止水されている。上部軸封部15は、棒孔14に嵌め込まれて上部ボス部13側に固定されたOリングケース16と、Oリングケース16の内周に設けられた上下二本のOリング17と、Oリングケース16の外周に設けられたOリング18とを有している。尚、Oリングケース16は上部弁棒10に外嵌されており、Oリング17は上部弁棒10とOリングケース16との間を止水し、Oリング18はOリングケース16と上部ボス部13との間を止水している。
操作機5は、ハウジング24と、ハウジング24の上方に突出する回転入力軸20と、ハウジング24の内部に収納された減速用歯車機構21と、ハウジング24の下端部に設けられたフランジ部25とを有している。上部弁棒10の上端部は操作機5の回転出力側に接続されている。
図2,図3に示すように、上部弁棒10の上部には直径方向に貫通する貫通孔22が形成されている。弁箱2のフランジ部19と操作機5のフランジ部25との間には、弁体3を全開位置Oおよび全閉位置Sに固定する固定部材27が設けられている。図3,図4に示すように、固定部材27は、上部弁棒10が挿通される貫通孔28を中央部に有する円環状の部材である。固定部材27には、直径方向において直交する第1および第2固定孔29,30が形成されている。
図3に示すように、弁体3が全開位置Oまで回動すると、第1固定孔29と上部弁棒10の貫通孔22とが一直線上に配置されて連通し、弁体3が全閉位置Sまで回動すると、第2固定孔30と上部弁棒10の貫通孔22とが一直線上に配置されて連通する。
固定部材27の外周部には、第1および第2固定孔29,30の外周開口端を閉塞する複数のプラグ32が着脱自在に取り付けられる。また、貫通孔22と第1および第2固定孔29,30とには、固定用棒33が挿脱自在である。
両フランジ部19,25と固定部材27とは複数のボルト34と複数組の上下一対のナット35,36とによって連結されている。図3,図4に示すように、固定部材27には、上下両端に貫通する複数のボルト孔37が周方向において所定間隔毎に形成されている。図2,図4に示すように、ボルト孔37には雌ねじが形成され、ボルト34の中央部には雄ねじ部34aが形成され、ボルト34がボルト孔37に挿入され、雄ねじ部34aがボルト孔37の雌ねじに螺合することで、ボルト34は固定部材27に一体に連結されている。尚、弁箱2のフランジ部19と固定部材27の下面との間はOリング38で止水されている。
図2,図5,図6に示すように、41はバタフライ弁1に着脱自在な補修用止水部材である。補修用止水部材41は、上部弁棒10の上端部に外嵌可能な円環形状の止水部材本体42と、Oリング43,44(シール体の一例)とを有している。
止水部材本体42は、上部弁棒10の上端部が挿入される軸孔部45を有しており、複数の取付ボルト49によって着脱自在に固定部材27の上面に取り付けられる。尚、止水部材本体42には複数のボルト孔50が形成され、取付ボルト49はボルト孔50に挿入される。
また、止水部材本体42の内周面には、軸孔部45に面するOリング溝46(第1のシール用溝の一例)が全周にわたり形成されており、Oリング溝46にOリング43が嵌め込まれている。さらに、止水部材本体42の下面には、軸孔部45を取り囲むようにOリング溝48(第2のシール用溝の一例)が全周にわたり形成されており、Oリング溝48にOリング44が嵌め込まれている。
図2に示すように、操作機5のハウジング24内の下部には、補修用止水部材41を取り付けることが可能な取付用空間47(取付部の一例)が形成されている。
図1に示すように、下部弁棒11の下端部は下部ボス部53に挿入され、下部ボス部53の開口部は底蓋54で閉じられている。底蓋54には、下部ボス部53と底蓋54との間を止水する底部Oリング55が設けられている。尚、底蓋54と底部Oリング55とで下部軸封部56が構成されている。
以下に、既設のバタフライ弁1の補修方法について説明する。
図7に示すように、既設のバタフライ弁1には補修用止水部材41が取り付けられておらず、作業者が地上からT字状の操作ハンドル51を操作機5の回転入力軸20に嵌合し、操作ハンドル51を回すことにより、回転入力軸20が回転し、回転入力軸20の回転が減速用歯車機構21で減速されて上部弁棒10に伝えられ、上部弁棒10が回転して、弁体3が開閉する。
Oリング17は回転する上部弁棒10に摺接するため損傷し易く、弁体3が開いた状態でOリング17が損傷した場合、弁箱2内の水が、上部弁棒10の外周面とOリングケース16の内周面との間隙を通り、さらに、上部弁棒10の外周面と固定部材27の内周面との間隙を通って、固定部材27の上方へ漏洩する。
このように上部軸封部15から漏水が発生した際、図3,図8に示すように、固定部材27からプラグ32を取り外して第1固定孔29の外周開口端を開放し、弁体3を全開位置Oまで回動して、第1固定孔29と上部弁棒10の貫通孔22とを一直線上に配置し、固定用棒33を第1固定孔29と貫通孔22とに挿通することにより、弁体3が全開位置Oで固定される。
その後、図8に示すように、ボルト34から上部のナット35を取り外し、操作機5を固定部材27と上部弁棒10の上端部とから取り外して、上部弁棒10の上端部を露出させる。次に、Oリング43,44を備えた補修用止水部材41の軸孔部45に上部弁棒10の上端部を挿入して、図8の仮想線で示すように、補修用止水部材41を、上部弁棒10の上端部に外嵌し、取付ボルト49によって固定部材27の上面に取り付ける。
その後、図2に示すように、操作機5を固定部材27の上面に載置し、上部のナット35をボルト34に螺合して締め込むことにより、操作機5が固定部材27と上部弁棒10の上端部とに取り付けられ、補修用止水部材41が操作機5内の取付用空間47に収納される。
これにより、上部弁棒10の外周面と止水部材本体42の内周面との間がOリング43によって止水され、固定部材27の上面と止水部材本体42の下面との間がOリング44によって止水され、上記のように上部軸封部15を通過した漏水は、上部弁棒10と固定部材27との間隙を通過した後、補修用止水部材41の両Oリング43,44で止水される。これにより、容易に補修を行って外部への漏水を止めることができる。
また、上記のような補修作業は固定用棒33で弁体3を全開位置Oに固定した状態で行えるため、配管内の水の流れを止めることなく、配管内に通水した不断水のままの状態で補修を行うことができる。これにより、弁体3が不用意に回転して急激に閉じることはなく、ウォーターハンマーの発生を防止することができる。尚、補修後は、固定用棒33を第1固定孔29と貫通孔22とから脱抜して、弁体3の固定を解除し、固定部材27にプラグ32を取り付けて第1固定孔29の外周開口端を閉塞する。
尚、上記実施の形態では、図1に示すように、上部軸封部15からの漏水に対して補修用止水部材41を取り付けたが、下部軸封部56については、構造上、底部Oリング55は下部弁棒11の外周面に摺接しないため、底部Oリング55が下部弁棒11の回動によって損傷することはなく、下部軸封部56からの漏水はほとんど発生しない。但し、底部Oリング55が下部弁棒11の外周面に摺接するように構成された下部軸封部56の場合は、同様に、補修用止水部材41を用いて下部軸封部56から外部への漏水を止めてもよい。
上記実施の形態では、弁体3を全開位置Oに固定した状態で、補修用止水部材41を取り付けているが、弁体3を全閉位置Sに固定した状態で、補修用止水部材41を取り付けることも可能である。この場合、図3に示すように、弁体3を全閉位置Sまで回動して、第2固定孔30と上部弁棒10の貫通孔22とを一直線上に配置し、固定用棒33を第2固定孔30と貫通孔22とに挿通することにより、弁体3が全閉位置Sで固定される。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、図9に示すように、補修用止水部材41が、操作機5と弁箱2に備えられた固定部材27との間に挟まれて保持されている。弁箱2と操作機5と固定部材27と補修用止水部材41とは、複数のボルト34と複数組の上下一対のナット35,36とによって連結されている。
これによると、上記第1の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、図10に示すように、弁箱2のフランジ部19と固定部材27との間に、円筒状のスタンド58が設けられている。尚、スタンド58の内部は複数のOリング等のシール部材59で密封されている。
これによると、上記第1の実施の形態と同様の作用および効果が得られる。
上記各実施の形態では、配管に設けられた既設のバタフライ弁1に漏水が発生した場合、補修用止水部材41を取り付けているが、補修用止水部材41のOリング43,44を装着していない状態の止水部材本体42を、予め、新品のバタフライ弁1に取り付けておいてもよい。
この場合、止水部材本体42にOリング43,44を装着していないため、バタフライ弁1の開閉時の操作トルクが増大することはない。また、漏水が発生した場合、操作機5を取り外し、止水部材本体42を取り外して止水部材本体42のOリング溝46,48にOリング43,44を嵌め込み、その後、止水部材本体42を取り付け、操作機5を取り付ければよい。
上記各実施の形態では、シール体の一例としてOリングを挙げたが、パッキン等であってもよい。
上記各実施の形態では、図3に示すように、弁体3を全開位置Oと全閉位置Sとの両位置において固定できるように第1および第2固定孔29,30を形成したが、弁体3を全開および全閉位置O,S以外の位置(すなわち全開位置Oと全閉位置Sとの間の位置)において固定できるように第1および第2固定孔29,30を形成してもよい。
上記各実施の形態では、バタフライ弁1は、弁棒4が上下方向になるように据え付けられているが、水平方向又はそれ以外の斜め方向になるように据え付けられていてもよい。
上記各実施の形態では、弁の一例としてバタフライ弁1を挙げたが、バタフライ弁1以外の弁であってもよい。
1 バタフライ弁(既設弁、弁)
2 弁箱
4 弁棒
5 操作機
41 補修用止水部材
42 止水部材本体
43 Oリング(シール体)
45 軸孔部
46 Oリング用溝(シール用溝)
47 取付用空間(取付部)

Claims (10)

  1. 操作機で開閉操作される既設弁の補修方法であって、
    弁箱を貫通する弁棒の軸封部から漏水が発生した場合、既設弁に備えられた固定部材で弁体を所定位置に固定し、
    操作機を弁棒の先端部から取り外して弁棒の先端部を露出させ、
    弁棒の先端部に補修用止水部材を外嵌し、
    操作機を弁棒の先端部に取付けて、軸封部を通過する漏水を補修用止水部材で止水し、
    固定部材による弁体の固定を解除することを特徴とする既設弁の補修方法。
  2. 補修用止水部材を弁棒の先端部に外嵌し、
    操作機を弁棒の先端部と固定部材とに取付けて、補修用止水部材を操作機の内部に収納することを特徴とする請求項1記載の既設弁の補修方法。
  3. 補修用止水部材を弁棒の先端部に外嵌し、
    操作機を弁棒の先端部に取付けて、補修用止水部材を操作機と弁箱に備えられた固定部材との間に保持することを特徴とする請求項1記載の既設弁の補修方法。
  4. 上記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された補修方法によって補修されたことを特徴とする既設弁。
  5. 上記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された補修方法に用いられる補修用止水部材であって、
    弁棒の先端部に外嵌可能な止水部材本体を有し、
    止水部材本体は弁棒の先端部が挿入される軸孔部と、固定部材に当接する面とを有し、
    止水部材本体の内周面に、軸孔部に面する第1のシール用溝が全周にわたり形成され
    止水部材本体の固定部材に当接する面に、軸孔部を取り囲む第2のシール用溝が全周にわたり形成されていることを特徴とする補修用止水部材。
  6. 第1および第2のシール用溝にそれぞれ、リング状のシール体が装着されていることを特徴とする請求項5記載の補修用止水部材。
  7. 弁棒が弁箱を貫通し、
    弁棒と弁箱との間が軸封部で止水され、
    弁棒に接続された操作機で開閉操作され
    弁体を所定位置に固定する固定部材を備えた弁に装着可能な補修用止水部材であって、
    弁棒の先端部に外嵌可能な止水部材本体を有し、
    止水部材本体は弁棒の先端部が挿入される軸孔部と、固定部材に当接する面とを有し、
    止水部材本体の内周面に、軸孔部に面する第1のシール用溝が全周にわたり形成され
    止水部材本体の固定部材に当接する面に、軸孔部を取り囲む第2のシール用溝が全周にわたり形成されていることを特徴とする補修用止水部材。
  8. 第1および第2のシール用溝にそれぞれ、リング状のシール体が装着されていることを特徴とする請求項7記載の補修用止水部材。
  9. 上記請求項7又は請求項8に記載の補修用止水部材を取り付けることが可能な取付部を有することを特徴とする弁。
  10. 上記請求項7又は請求項8に記載の補修用止水部材を上記請求項9に記載の取付部に取り付けたことを特徴とする弁。
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