JP6454971B2 - 中継装置、システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、中継装置、システム及びプログラムに関する。
ネットワーク上のサーバ装置を利用するときに、中継装置を介してサーバ装置にアクセスする技術が知られている。例えば、特許文献1および2には、多機能装置が中継装置と連携して、サービス提供装置にデータをアップロードしたり、サービス提供装置からデータをダウンロードしたりする技術が記載されている。
特開2012−113701号公報 特開2012−118971号公報
本発明は、サービス提供装置が提供するサービスの利用量に上限が設けられるシステムにおいて、許可されているサービスの利用量を示す利用量情報が登録されていない中継装置を介して、ユーザが所望する量のサービスを利用できるようにすることを目的とする。
請求項1に係る発明は、許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する記憶手段と、サービス提供装置が提供するサービスの利用要求をクライアント装置から受信する利用要求受信手段と、前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報が前記記憶手段に記憶されていない場合、該利用要求に対応するユーザの利用量情報が記憶されている他の中継装置を特定する特定手段と、前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じた前記サービスの利用の割当要求を、前記特定された他の中継装置へ送信する割当要求送信手段と、前記割当要求の応答として前記他の中継装置から送信されてくる、前記サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信する割当量受信手段と、前記受信された割当量情報と前記サービスの利用量とから返却情報を生成する返却情報生成手段と、前記返却情報を前記他の中継装置へ送信する返却情報送信手段とを有する中継装置を提供する。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の中継装置において、前記割当要求送信手段は、前記受信された利用要求に含まれる利用量情報の示す利用量よりも多い利用量の割当を要求する旨を示す要求情報を、前記他の装置へ送信することを特徴とする。
請求項に係る発明は、第1中継装置と、第2中継装置とを有し、前記第1中継装置は、許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する第1記憶手段と、サービス提供装置が提供するサービスの利用要求をクライアント装置から受信する利用要求受信手段と、前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報が前記第1記憶手段に記憶されていない場合、該利用要求に対応するユーザの利用量情報が記憶されている他の中継装置を特定する特定手段と、前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じた前記サービスの利用の割当要求を、前記特定された他の中継装置へ送信する割当要求送信手段と、前記割当要求の応答として前記他の中継装置から送信されてくる、前記サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信する割当量受信手段と、前記受信された割当量情報と前記サービスの利用量とから返却情報を生成する返却情報生成手段と、前記返却情報を前記他の中継装置へ送信する返却情報送信手段とを備え、前記第2中継装置は、許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する記憶手段と、サービスの利用量の割当要求を、前記記憶手段に記憶された利用量情報の属性と異なるユーザの属性に対応する利用量情報が記憶されている他の中継装置から受信する割当要求受信手段と、前記受信された割当要求に応じて、前記記憶手段に記憶された利用量情報の示す利用量の一部又は全部を示す割当量情報を、前記他の中継装置へ送信する割当量送信手段と、前記他の中継装置から前記返却情報を受信する返却情報受信手段と、前記受信された返却情報に応じて前記記憶された利用量情報を更新する更新手段とを備えるシステムを提供する。
請求項に係る発明は、許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する記憶手段を有するコンピュータに、サービス提供装置が提供するサービスの利用要求をクライアント装置から受信するステップと、前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報が前記記憶手段に記憶されていない場合、該利用要求に対応するユーザの利用量情報が記憶されている他の中継装置を特定するステップと、前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じた前記サービスの利用の割当要求を、前記特定された他の中継装置へ送信するステップと、前記割当要求の応答として前記他の中継装置から送信されてくる、前記サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信するステップと、前記受信された割当量情報と前記サービスの利用量とから返却情報を生成するステップと、前記返却情報を前記他の中継装置へ送信するステップとを実行させるためのプログラムを提供する。
請求項1、3および4に係る発明によれば、サービス提供装置が提供するサービスの利用量に上限が設けられるシステムにおいて、許可されているサービスの利用量を示す利用量情報が登録されていない中継装置を介して、ユーザが所望する量のサービスを利用することができる。
請求項2に係る発明によれば、追加の利用要求があった場合に利用量の割当を再度行う必要がない
システム1の全体構成を示す図。 システム1の機能構成を示す図。 中継装置30のハードウェア構成を示す図。 ユーザ管理テーブルの一例を示す図。 サービス利用管理テーブルの一例を示す図。 第1キャッシュテーブルの一例を示す図。 第2キャッシュテーブルの一例を示す図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。 システム1の動作を例示するシーケンス図。
1.構成
図1は、本実施形態に係るシステム1の全体構成を示す図である。システム1は、サービス提供装置10A、10Bおよび10Cと、クライアント装置20A、20B、20Cおよび20Dと、中継装置30A、30Bおよび30Cとを備える。なお、以下の説明では、サービス提供装置10A、10Bおよび10Cを区別する必要がない場合には、これらを総称して「サービス提供装置10」という。クライアント装置20A、20B、20Cおよび20Dを区別する必要がない場合には、これらを総称して「クライアント装置20」という。中継装置30A、30Bおよび30Cを区別する必要がない場合には、これらを総称して「中継装置30」という。サービス提供装置10および中継装置30は、インターネット等の通信回線2を介して接続される。クライアント装置20および中継装置30は、インターネットやLAN(Local Area Network)等の通信回線3を介して通信回線2に接続される。なお、クライアント装置20は、通信回線3および中継装置30を介することなく通信回線2に接続されてもよい。
サービス提供装置10は、データを保存するサービス等の各種のサービスを提供する。このサービスは、いわゆるクラウドサービスであってもよい。クライアント装置20がサービス提供装置10にアクセスするには、サービス提供装置10にアクセスする権限を示すトークン(権限情報の一例)が必要となる。この例で、トークンは、アカウントの識別情報や権限が記述されたデータ構造である。クライアント装置20は、例えば画像処理装置であり、ユーザがサービス提供装置10から提供されるサービスを利用するときに用いられる。クライアント装置20は、スキャナ機能の他、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有していてもよい。中継装置30は、クライアント装置20とサービス提供装置10との間のデータのやり取りを中継する機能を有する。
この例で、クライアント装置20が設置される場所は、複数の地域4A、4Bおよび4Cに区分される。中継装置30Aは、地域4Aに設置されたクライアント装置20Aおよび20Cと、サービス提供装置10とのデータのやり取りを中継する。中継装置30Bは、地域4Bに設置されたクライアント装置20Cと、サービス提供装置10とのデータのやり取りを中継する。中継装置30Cは、地域4Cに設置されたクライアント装置20Dとサービス提供装置10とのデータのやり取りを中継する。なお、以下の説明では、地域4A、4Bおよび4Cを区別する必要がない場合には、これらを総称して「地域4」という。
システム1のユーザは地域4のいずれかに属している。以下の説明では、説明の便宜上、あるユーザが属している地域4を、そのユーザの「ホーム」と呼び、そのユーザが属していない地域を「アウェイ」と呼ぶ。この例で、ユーザU1とユーザU2のホームは地域4Aであり、ユーザU1とユーザU2にとって地域4Bと地域4Cはアウェイである。ユーザは通常、自身が属する地域4に設置されたクライアント装置20を用いて各種作業を行う。各ユーザが属する地域4の中継装置30には、そのユーザのアカウント情報など、そのユーザに関する情報(ユーザ情報)が登録されている。中継装置30は、自装置に登録されているユーザ情報に基づいてユーザ認証などの処理を行う。以下では、ユーザU1、U2、U3およびU4を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザU」という。
図2は、システム1の機能構成を示す図である。システム1は、サービス提供装置10と、クライアント装置20と、中継装置30Aと、中継装置30Bとを備える。中継装置30Aは、ユーザUのホームに設置された中継装置(第2中継装置の一例)であり、中継装置30Bは、ユーザUのアウェイに設置された中継装置(第1中継装置の一例)である。中継装置30Bは、利用要求受信手段31と、割当要求送信手段32と、割当量受信手段33と、返却情報生成手段34と、返却情報送信手段35とを有する。利用要求受信手段31は、サービス提供装置10が提供するサービスの利用要求をクライアント装置20から受信する。割当要求送信手段32は、利用要求受信手段31によって受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じたサービスの利用の割当要求を、中継装置30Aへ送信する。割当量受信手段33は、割当要求送信手段32によって送信された割当要求の応答として中継装置30Aから送信されてくる、サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信する。返却情報生成手段34は、割当量受信手段33によって受信された割当量情報とサービスの利用量とから返却情報を生成する。返却情報送信手段35は、返却情報生成手段34によって生成された返却情報を中継装置30Aへ送信する。
中継装置30Aは、記憶手段41と、割当要求受信手段42と、割当量送信手段43と、返却情報受信手段44と、更新手段45とを有する。記憶手段41は、中継を許可されているサービスの利用量を示す利用量情報を記憶する。割当要求受信手段42は、サービスの利用量の割当要求を中継装置30Bから受信する。割当量送信手段43は、割当要求受信手段42によって受信された割当要求に応じて、記憶手段41に記憶された利用量情報の示す利用量の一部又は全部を示す割当量情報を、中継装置30Bへ送信する。返却情報受信手段44は、中継装置30Bから返却情報を受信する。更新手段45は、返却情報受信手段によって受信された返却情報に応じて、記憶手段41に記憶された利用量情報を更新する。
図3は、中継装置30のハードウェア構成を例示する図である。中継装置30は、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)302と、RAM(Random Access Memory)303と、ストレージ304と、通信IF305とを有するコンピュータ装置である。CPU301は、中継装置30の各部を制御する制御装置(プロセッサ)である。ROM302は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の記憶装置である。RAM303は、CPU301がプログラムを実行する際の作業領域として機能する揮発性の主記憶装置である。ストレージ304は、プログラムおよびデータを記憶する不揮発性の補助記憶装置である。通信IF305は、通信回線2を介した通信を行うためのインターフェースであり、この例では特に、サービス提供装置10およびクライアント装置20と通信を行うためのインターフェースである。
この例で、ストレージ304(またはROM302)に記憶されている中継プログラムをCPU301が実行することにより、図2に示される機能が実装される。中継プログラムを実行しているCPU301、またはCPU301および通信IF305は、利用要求受信手段31、割当要求送信手段32、割当量受信手段33、返却情報生成手段34、返却情報送信手段35、割当要求受信手段42、割当量送信手段43、返却情報受信手段44の一例である。また、CPU301は更新手段45の一例である。ストレージ304は記憶手段41の一例である。
ストレージ304は、ユーザ管理テーブル308と、サービス利用管理テーブル309と、キャッシュ管理テーブル310と、第1キャッシュテーブル311と、第2キャッシュテーブル312とを記憶する。ユーザ管理テーブル308、サービス利用管理テーブル309およびキャッシュ管理テーブル310は、自装置がホームの中継装置として動作する際に参照されるテーブルである。一方、第1キャッシュテーブル311および第2キャッシュテーブル312は、自装置がアウェイの中継装置として動作する際に参照されるテーブルである。
ユーザ管理テーブル308は、ユーザに関する情報(ユーザ情報)の管理に用いられるテーブルである。ユーザ管理テーブル308には、自装置に対応する地域4に属するユーザのユーザ情報が登録されている。すなわち、ユーザ管理テーブル308に登録されているユーザ情報は、中継装置30のそれぞれで異なっている。図1の例では、ユーザU1のユーザ情報とユーザU2のユーザ情報は、中継装置30Aのユーザ管理テーブル308に格納されており、中継装置30Bおよび中継装置30Cのユーザ管理テーブル308には格納されていない。ユーザU3のユーザ情報は、中継装置30Bのユーザ管理テーブル308に格納されており、中継装置30Aおよび中継装置30Cのユーザ管理テーブル308には格納されていない。ユーザU4のユーザ情報は、中継装置30Cのユーザ管理テーブル308に格納されており、中継装置30Aおよび中継装置30Bのユーザ管理テーブル308には格納されていない。
図4は、ユーザ管理テーブル308の一例を示す図である。ユーザ管理テーブル308には、アカウント情報と、メールアドレスと、使用言語と、組織IDと、各サービス提供装置10のトークンとが対応付けて格納される。アカウント情報は、中継装置30へのログインに必要な情報である。アカウント情報には、ユーザIDとパスワードとが含まれる。メールアドレスは、ユーザに割り当てられたメールアドレスである。使用言語は、ユーザが使用する言語を示す情報である。組織IDは、ユーザが属する組織(部署など)を示す情報である。なお、アカウント情報に含まれるユーザIDが、ユーザに割り当てられたメールアドレスであってもよい。
トークンは、サービス提供装置10にアクセスする権限を示す情報である。トークンは、ユーザ毎にサービス提供装置10によって発行され、ユーザ管理テーブル308に格納される。この例では、ユーザID「user01」と対応付けて、サービス提供装置10Aのトークン「トークンA1」と、サービス提供装置10Bのトークン「トークンB1」とが格納されている。ユーザ管理テーブル308に格納されるトークンには、そのトークンの有効期限を示す情報や、権限の内容(例えば、データの参照のみ許可、データの参照・更新を許可、など)を示す情報が含まれている。各トークンは、サービス提供装置10によって有効期限が予め定められており、定められた有効期限を過ぎるとそのトークンは利用できなくなる。有効期限が過ぎた場合は、ユーザのアカウント情報が登録されている中継装置30が、サービス提供装置10へトークンの更新処理を依頼し、サービス提供装置10が新たなトークンを発行する。
サービス利用管理テーブル309は、サービス提供装置10によって提供されるサービスのうち、その利用量に上限が設けられるサービスの利用を管理するテーブルである。利用量に上限が設けられるサービスとは、例えば有償で提供されるサービスである。この例で、サービス提供装置10が提供するサービスをユーザが利用するためには、サービスの利用権を予め購入しておく必要がある。この例で、利用権は、ユーザが所属する組織ごとに購入される。利用権は、サービスの利用可能回数(利用可能量)を示す。利用権は、例えば、文書の文字認識処理を行うサービスの利用可能回数、データのフォーマットを変換するサービスの利用可能回数、画像形成処理を行う可能回数を示す。または、利用可能量を残存金額とし、この残存金額の範囲内でサービスを利用できるようにしてもよい。
図5は、サービス利用管理テーブル309の一例を示す図である。サービス利用管理テーブル309には、組織IDと、サービスIDと、利用可能量と、ユーザIDリストと、有効期限と、アウェイ割当リストとが対応付けて格納される。組織IDは、ユーザが属する組織を示す情報である。サービスIDは、サービス提供装置10が提供するサービスを示す情報である。利用可能量は、その組織で購入したサービスの利用権の残りのサービスの利用可能量である。利用可能量は、例えばサービスの利用可能な回数やサービスの利用可能な枚数である。または、利用可能量を残存金額とし、サービス毎に単価が設定されており、サービスを利用する毎に残存金額からこのサービスに対応する単価を差し引いて残存金額を演算するようにしてもよい。ユーザIDリストは、そのサービスを利用可能なユーザのリストである。有効期限は、サービスが利用可能な有効期限を示す情報である。アウェイ割当リストは、サービスの利用可能量をアウェイに割り当てている場合の割当量である。なお、利用可能量の割当処理については後述するため、ここでは詳細な説明を省略する。
第1キャッシュテーブル311は、自装置があるユーザのアウェイの中継装置30Bとして動作する場合に、そのユーザのユーザ情報を一時的に保持するためのテーブルである。この例で、ユーザが出張などによりアウェイでクライアント装置20を用いて各種作業を行う場合、アウェイの中継装置30Bがクライアント装置20とサービス提供装置10とを中継する。このとき、アウェイの中継装置30Bは、ユーザ情報をホームの中継装置30Aから取得し、取得したユーザ情報を第1キャッシュテーブル311に一時的に格納する。
図6は、第1キャッシュテーブル311の一例を示す図である。第1キャッシュテーブル311には、アカウント情報と、メールアドレスと、使用言語と、組織IDと、各サービス提供装置10のトークンとに加えて、有効期限と、ホーム情報とが対応付けて格納される。アカウント情報、メールアドレス、使用言語、組織IDおよびトークンは、ユーザ管理テーブル308に格納されるものと同様である。有効期限は、そのユーザ情報の有効期限を示す。ユーザ情報の有効期限は、中継装置30等の装置によって設定される。中継装置30のCPU301は、有効期限が切れたユーザ情報を第1キャッシュテーブル311から削除する。ホーム情報は、そのユーザ情報のユーザのホームを示す情報である。この例で、ホーム情報は、そのユーザのホームに対応する中継装置30Aを識別する情報である。
キャッシュ管理テーブル310は、自装置のユーザ管理テーブル308に格納されたユーザ情報の他の中継装置30での利用状況を管理するためのテーブルである。この例で、キャッシュ管理テーブル310には、自装置以外の他の中継装置30の第1キャッシュテーブル311に格納されているユーザ情報のユーザIDが、有効期限と、アウェイリストとに対応付けて格納される。有効期限は、中継装置30によって設定される期限である。アウェイリストは、そのユーザ情報が一時的に格納されている中継装置30を識別する識別情報のリストである。キャッシュ管理テーブル310にユーザIDが格納されている場合、そのユーザIDに対応するユーザ情報のコピーが他の中継装置30の第1キャッシュテーブル311に格納されていることを意味する。なお、キャッシュ管理テーブル310には、ユーザIDだけでなく、ユーザ情報すべてが格納されてもよい。
図7は、第2キャッシュテーブル312の一例を示す図である。第2キャッシュテーブル312は、自装置がアウェイの中継装置30Bとして動作する場合の、サービスの利用の自装置への割当量を示す割当情報を管理するためのテーブルである。第2キャッシュテーブル312には、組織IDと、サービスIDと、ユーザIDリストと、割当量と、有効期限と、ホーム情報と、有効フラグとが対応付けて格納される。組織ID、サービスIDおよびユーザIDリストは、サービス利用管理テーブル309に格納されるものと同様である。割当量は、そのサービスの利用について自装置に割り当てられた利用量である。有効期限は、割り当てられたサービスの利用期限である。有効期限は、中継装置30のCPU301が予め定められた規則に基づいて設定する。ホーム情報は、そのサービスを割り当てた中継装置30を識別する情報である。すなわち、ホーム情報は、その組織に対応する地域を識別する情報である。有効フラグは、後述する割当情報の返却処理が行われる際に参照される。なお、以下の説明では、説明の便宜上、第1キャッシュテーブル311に格納されたユーザ情報および第2キャッシュテーブル312に格納された割当情報を、「キャッシュ情報」と称して説明する。
なお、サービス提供装置10およびクライアント装置20のハードウェア構成についての詳細な説明は省く。サービス提供装置10は、CPU、ROM、RAM、ストレージおよび通信インターフェースを有するコンピュータ装置である。クライアント装置20は、CPU、ROM、RAM、ストレージ、操作部、表示部、画像読取部および画像形成部を有する画像形成装置である。
2.動作
次に、システム1の動作について説明する。ユーザは通常、ホームに設置されたクライアント装置20を利用する。まず、ユーザは、ホームに設置されたクライアント装置20を用いて、ホームの中継装置30Aにアカウントを登録する。その後、サービス提供装置10が提供するサービスを利用する場合、ユーザは、ホームに設置されたクライアント装置20を用いてサービス提供装置10にアクセスする。一方、例えば出張などによってユーザが一時的にアウェイに移動する場合がある。その場合、ユーザはアウェイに設置されたクライアント装置20を用いてサービスを利用する。以下の説明では、中継装置30にアカウントを登録する動作、ユーザがホームに設置されたクライアント装置20を用いてサービスを利用する動作、ユーザがアウェイに設置されたクライアント装置20を用いてユーザ情報の取得や更新を行う動作、ユーザがアウェイに設置されたクライアント装置20を用いてサービスを利用する動作、などの動作を説明する。
2−1.アカウント登録動作
図8は、ユーザが中継装置30にアカウントを登録する動作を示すシーケンス図である。この例では、ユーザU1が、クライアント装置20Aを用いて、ユーザU1のホームである地域4Aの中継装置30Aにアカウントを登録する動作が示されている。まず、ユーザU1は、クライアント装置20Aを用いて中継装置30Aにアカウントの登録要求を行う。具体的には、ユーザは、クライアント装置20Aの操作部を用いた操作により、中継装置30Aにアカウントを登録するためのアカウント情報を入力する。例えば、ユーザU1はユーザIDとして「user01」を入力し、パスワードとして「password01」を入力する。また、ユーザU1が、自身のメールアドレス、使用言語および/または組織IDを入力してもよい。
ステップS301において、クライアント装置20Aは、ユーザの操作により入力されたアカウント情報などのユーザ情報を含むアカウント登録要求を中継装置30Aに送信する。ステップS302において、中継装置30AのCPU301は、アカウント登録要求に含まれるアカウント情報を自装置に登録する。すなわち、CPU301は、アカウント登録要求に含まれるアカウント情報を、ユーザ管理テーブル308に格納する。
また、CPU301は、ユーザがサービス提供装置10の提供するサービスを利用するために必要なトークンの発行をサービス提供装置10に依頼する。ステップS303において、CPU301は、サービス提供装置10にトークンの発行を要求する。サービス提供装置10は、トークンの発行要求を中継装置30Aから受信する。ステップS304において、サービス提供装置10はトークンを発行し、中継装置30Aへ送信する。中継装置30Aはサービス提供装置10からトークンを受信する。ステップS305において、中継装置30AのCPU301は受信したトークンを、ユーザU1のユーザIDと対応付けてユーザ管理テーブル308に格納する。ステップS306において、CPU301は、アカウントの登録が正常に完了した旨をクライアント装置20Aに通知する。
2−2.ホームでサービスを利用する場合の動作
図9は、ユーザがホームのクライアント装置20からサービスを利用する場合の動作を示すシーケンス図である。この例では、地域4Aに属しているユーザU1が、クライアント装置20Aを用いてサービスを利用する場合の動作が示されている。まず、ユーザU1は、クライアント装置20Aを用いて中継装置30Aにログインする。具体的には、ユーザは、クライアント装置20Aの操作部を用いた操作により、中継装置30Aにログインするためのアカウント情報を入力する。例えば、中継装置30Aにログインするためのアカウント情報がユーザID「user01」およびパスワード「password01」である場合には、ユーザU1はこのユーザIDおよびパスワードを入力する。
ステップS101において、クライアント装置20Aは、ユーザの操作により入力されたアカウント情報を含む認証要求を中継装置30Aに送信する。ステップS102において、中継装置30AのCPU301は、クライアント装置20Aから受信した認証要求に応じて、ユーザ認証を行う。具体的には、CPU301は、認証要求に含まれるアカウント情報が、ユーザ管理テーブル308に格納されているか否かに基づいて、ユーザ認証を行う。認証要求に含まれるアカウント情報がユーザ管理テーブル308に格納されている場合、ユーザ認証は成功する。一方、認証要求に含まれるアカウント情報がユーザ管理テーブル308に格納されていない場合、ユーザ認証は失敗する。この例では、ユーザU1のアカウント情報はユーザ管理テーブル308に登録されているため、ユーザ認証は成功する。ユーザ認証に成功した場合、CPU301は、ステップS103において、ステップS102で行ったユーザ認証の認証結果をクライアント装置20Aに送信する。
クライアント装置20Aはユーザ認証が成功したことを示す認証結果を受信した場合には、ステップS104に進む。一方、クライアント装置20Aは、ユーザ認証が失敗したことを示す認証結果を受信した場合には、以降の処理を行わずにこの処理を終了する。この例では、クライアント装置20Aは、ユーザ認証が成功したことを示す認証結果を受信し、ステップS104に進む。
ステップS104において、クライアント装置20Aは、サービス提供装置10が提供するサービスの利用要求を中継装置30Aへ送信する。この利用要求には、ユーザU1のユーザIDとサービス提供装置10が提供するサービスの種別を示す情報とが含まれる。中継装置30AのCPU301は、クライアント装置20Aから利用要求を受信する。CPU301は、受信した利用要求に含まれるユーザIDに対応するトークンをユーザ管理テーブル308から読み出す。このとき、CPU301は、読み出したトークンの有効期限を参照し、有効期限が切れている場合には、サービス提供装置10へトークンの更新を要求する。ステップS105において、CPU301は、トークンの更新要求をサービス提供装置10へ送信する。サービス提供装置10は、中継装置30Aからの更新要求に応じて新たなトークンを発行する。ステップS106において、サービス提供装置10は、発行したトークンを中継装置30Aへ送信する。中継装置30AのCPU301は、更新されたトークンをサービス提供装置10から受信する。ステップS107において、CPU301は、受信されたトークンをユーザ管理テーブル308に格納する。なお、トークンの有効期限が切れていない場合には、ステップS105乃至ステップS107の処理は行われない。
ステップS108において、CPU301は、更新されたトークンを用いてサービス提供装置10へ利用要求を送信する。すなわち、CPU301は、更新されたトークンと、ステップS104でクライアント装置20Aから受信した利用要求とを、サービス提供装置10に送信する。サービス提供装置10は利用要求およびトークンを受信し、受信したトークンを用いて自装置へのアクセスの可否を判定する。ステップS109において、サービス提供装置10は、自装置へのアクセスを許可する場合は、受信した利用要求に対応する処理を実行する。例えば、サービス提供装置10は、受信した利用要求に含まれるサービス種別に応じたサービスに関する処理を実行する。
2−3.アウェイでユーザ情報を取得する場合の動作
次いで、ユーザがアウェイのクライアント装置20からユーザ情報を取得する動作について説明する。
図10は、ユーザがアウェイのクライアント装置20からユーザ情報を参照する場合の動作を示すシーケンス図である。この例では、地域4Aに属しているユーザU1が、アウェイのクライアント装置20Cを用いて自身のユーザ情報を参照する場合の動作が示されている。上述したように、各ユーザのユーザ情報は、そのユーザのホームの中継装置30Aにしか格納されておらず、アウェイの中継装置30Bには格納されていない。すなわち、ユーザU1のユーザ情報は中継装置30Bのユーザ管理テーブル308には格納されていない。また、この例では、ユーザU1のユーザ情報は中継装置30Bの第1キャッシュテーブル311にも格納されていない。
ユーザU1は、まずクライアント装置20Cを用いて中継装置30Bにログインする。具体的には、ユーザU1は、クライアント装置20Cの操作部を用いた操作により、中継装置30Bにログインするためのアカウント情報を入力する。例えば、中継装置30Aにログインするためのアカウント情報がユーザID「user01」およびパスワード「password01」である場合には、ユーザU1はこのユーザIDおよびパスワードを入力する。
ステップS201において、クライアント装置20Cは、ユーザの操作により入力されたアカウント情報を含む認証要求を中継装置30Bに送信する。ステップS202において、中継装置30BのCPU301は、クライアント装置20Cから受信した認証要求に応じて、ユーザ認証を行う。具体的には、CPU301は、認証要求に含まれるアカウント情報が、ユーザ管理テーブル308に格納されているか否かに基づいて、ユーザ認証を行う。この例で、中継装置30Bのユーザ管理テーブル308にはユーザU1のユーザ情報は格納されていないため、ユーザ認証は失敗する。
ステップS202においてユーザ認証に失敗した場合、中継装置30BのCPU301は、ステップS203において、受信した認証要求に含まれるアカウント情報が第1キャッシュテーブル311に格納されているか否かに基づいて、ユーザ認証を行う。アカウント情報が第1キャッシュテーブル311に格納されている場合は、ユーザ認証は成功する。一方、アカウント情報が第1キャッシュテーブル311に格納されていない場合は、ユーザ認証は失敗する。この例では、中継装置30Bの第1キャッシュテーブル311にユーザU1のユーザ情報が記憶されていないため、ユーザ認証は失敗する。
ステップS203のユーザ認証に失敗した場合、中継装置30BのCPU301は、他の全ての中継装置30へ認証要求を送信し、その応答に基づいてユーザU1のホームの中継装置30Aを特定する。この例で、CPU301は、ステップS204において、クライアント装置20Cから受信した認証要求を、他の全ての中継装置30、すなわち中継装置30Aおよび30Cへ送信する。なお、図が煩雑になるのを防ぐため、図10には中継装置30Cの図示を省略している。
中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから認証要求を受信する。ステップS205において、中継装置30AのCPU301は、受信した認証要求に応じてユーザ認証を行う。この例で、中継装置30Aのユーザ管理テーブル308にユーザU1のユーザ情報が格納されているため、ユーザ認証は成功する。ステップS206において、中継装置30AのCPU301はユーザ認証が成功したことを示す認証結果を中継装置30Bへ送信する。なお、中継装置30Cについては、中継装置30Cのユーザ管理テーブル308にはユーザU1のユーザ情報は格納されていないため、ユーザ認証は失敗する。中継装置30CのCPU301は、認証が失敗したことを示す認証結果を中継装置30Bへ送信する。
中継装置30BのCPU301は、中継装置30Aおよび中継装置30Cから認証結果を受信する。中継装置30Aからユーザ認証が成功したことを示す認証結果が受信されるため、ステップS207において、中継装置30BのCPU301は、ユーザ認証が成功したことを示す認証結果をクライアント装置20Cに送信する。クライアント装置20Cはユーザ認証が成功したことを示す認証結果を受信した場合には、ステップS208に進む。一方、クライアント装置20Cは、ユーザ認証が失敗したことを示す認証結果を受信した場合には、以降の処理を行わずにこの処理を終了する。この例では、クライアント装置20Cは、ユーザ認証が成功したことを示す認証結果を受信し、ステップS208に進む。
ステップS208において、クライアント装置20Cは、ユーザ情報の取得要求を中継装置30Bに送信する。この取得要求には、ユーザU1のユーザIDが含まれる。中継装置30BのCPU301はクライアント装置20Cから取得要求を受信する。ステップS209において、CPU301は、自装置の第1キャッシュテーブル311に、受信された取得要求に含まれるユーザIDに対応する有効なユーザ情報が記憶されているかを確認する。有効か否かは、第1キャッシュテーブル311に記憶されているユーザ情報の有効期限に基づいて判定される。
受信された取得要求に対応するユーザ情報が第1キャッシュテーブル311に記憶されていない場合、または記憶されていたとしても有効でない場合には、中継装置30BのCPU301は、取得要求に含まれるユーザIDのユーザのホームの中継装置30Aに、ユーザ情報の取得要求を送信する。ここで、ホームの中継装置30Aとは、ステップS206において、ユーザ認証が成功したことを示す認証結果を送信した中継装置30である。すなわち、ステップS210において、中継装置30BのCPU301は、ユーザU1のホームの中継装置30Aに対して、ユーザ情報の取得要求を送信する。この取得要求には、クライアント装置20Cから受信された取得要求に含まれるユーザIDが含まれる。
ステップS211において、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信される取得要求に含まれるユーザIDと、予め定められた有効期限と、中継装置30Bを識別する識別情報とをキャッシュ管理テーブル310に登録する。また、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信される取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザ情報をユーザ管理テーブル308から読み出す。ステップS212において、中継装置30AのCPU301は、読み出したユーザ情報を中継装置30Bに送信する。
中継装置30Bは中継装置30Aからユーザ情報を受信する。ステップS213において、中継装置30BのCPU301は、受信されたユーザ情報の有効期限を設定し、第1キャッシュテーブル311に格納する。また、中継装置30BのCPU301は、受信されたユーザ情報のホームを示すホーム情報を第1キャッシュテーブル311に格納する。ステップS214において、中継装置30BのCPU301は、受信されたユーザ情報をクライアント装置20Cに送信する。クライアント装置20Cは、ユーザ情報を受信し、受信したユーザ情報を用いて、ユーザによって指示される処理を実行する。
さて、ステップS212において、中継装置30Bの第1キャッシュテーブル311にはユーザU1のユーザ情報が格納される。そのため、ユーザU1がアウェイのクライアント装置20Cを用いて再度ユーザ情報の取得を行った場合、第1キャッシュテーブル311に格納されているユーザ情報が用いられる。具体的には、図10のステップS203のユーザ認証において、中継装置30Bの第1キャッシュテーブル311にユーザU1のユーザ情報が格納されているためユーザ認証は成功する。この場合、ステップS204ないしステップS206の処理はスキップされる。このとき、CPU301は、ユーザU1のユーザ情報の有効期限を予め定められた規則に基づいて更新する(有効期間を延長する)。また、第1キャッシュテーブル311にユーザU1のユーザ情報が格納されている場合には、ステップS210ないしステップS212の処理もスキップされる。なお、ユーザ情報の有効期限の更新処理は、ステップS203の認証処理の際に行われてもよく、また、ステップS209の判定処理の際に行われてもよい。
ところで、ユーザがアウェイでサービスを利用するとき、その都度ホームの中継装置30Aからユーザ情報を取得すると、通信などに時間が要されるため、パフォーマンスが悪い。それに対しこの実施形態では、アウェイの中継装置30Bでユーザ情報をキャッシュ情報として保持しておき、ホームの中継装置30ではアウェイの中継装置30Bでのキャッシュ情報の利用状況を管理する。このようにすることで、ユーザがアウェイでサービスを利用する場合のパフォーマンスが悪くなることが防止される。
2−4.アウェイからユーザ情報を更新する場合の動作
次いで、ユーザがアウェイのクライアント装置20からユーザ情報を更新する動作について説明する。なお、この動作は、図10に示したユーザ情報の取得動作に続くものである。
図11は、ユーザU1がアウェイのクライアント装置20Cからユーザ情報を更新する動作を示すシーケンス図である。ユーザU1は、クライアント装置20Cの操作部を用いてユーザ情報を変更する。例えば、ユーザU1は、自身のアカウント情報のパスワードを変更する。ステップS401において、クライアント装置20Cは、変更されたユーザ情報を含む変更要求を、中継装置30Bへ送信する。この変更要求には、ユーザU1のユーザIDが含まれる。中継装置30Bはクライアント装置20Cから変更要求を受信する。ステップS401において、中継装置30Bは、クライアント装置20Cから受信した変更要求を、ユーザU1のホームの中継装置である中継装置30Aへ転送する。
中継装置30Aは、中継装置30Bから変更要求を受信する。中継装置30AのCPU301は、キャッシュ管理テーブル310にユーザU1のユーザ情報が登録されているか否かを確認する。キャッシュ管理テーブル310にユーザU1のユーザ情報が登録されている場合、中継装置30Aは、他の中継装置30に、キャッシュ情報の無効化を通知する。一方、キャッシュ管理テーブル310にユーザU1のユーザ情報が登録されていない場合、中継装置30AはステップS402ないしステップS404の処理をスキップする。
この例では、図10のステップS211においてユーザU1のユーザ情報がキャッシュ管理テーブル310に登録されている。キャッシュ管理テーブル310にユーザU1のユーザ情報が登録されているため、ステップS402において、中継装置30AのCPU301は、他の中継装置30である中継装置30Bおよび中継装置30Cに、キャッシュ情報の無効化を通知する。また、ステップS403において、中継装置30AのCPU301は、ユーザU1のユーザ情報をキャッシュ管理テーブル310から削除する。
ステップS404において、中継装置30AのCPU301は、ステップS401で受信した変更要求に基づいて、自装置のユーザ管理テーブル308に格納されているユーザ情報を更新する。
2−5.アウェイからサービスを利用する場合の動作
次いで、ユーザがアウェイのクライアント装置20からサービスを利用する動作について説明する。
図12は、ユーザがアウェイのクライアント装置20からサービス提供装置10によって提供されるサービスを利用する動作を示すシーケンス図である。図12に示す動作が、図10に示した動作と異なる点は、ステップS208ないしステップS214の処理を行うに代えて、ステップS258ないしステップS265の処理を行う点である。なお、図12において、図10と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。
ステップS258において、クライアント装置20Cはサービスの利用要求を中継装置30Bに送信する。この利用要求には、ユーザU1のユーザIDと、サービスを識別するサービスIDとが含まれる。中継装置30BのCPU301はクライアント装置20Cから利用要求を受信する。ステップS259において、CPU301は、自装置の第1キャッシュテーブル311に、受信された利用要求に含まれるユーザIDとサービスIDとに対応する有効なトークンが記憶されているかを確認する。有効か否かは、第1キャッシュテーブル311に記憶されているトークンの有効期限に基づいて判定される。
受信された利用要求に対応するトークンが第1キャッシュテーブル311に記憶されていない場合、または記憶されていたとしても有効でない場合には、中継装置30BのCPU301は、利用要求に含まれるユーザIDのユーザのホームの中継装置30Aに、トークンの取得要求を送信する。すなわち、ステップS260において、中継装置30BのCPU301は、ユーザU1のホームの中継装置30Aに対して、トークンの取得要求を送信する。
ステップS261において、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信される取得要求に含まれるユーザIDに対応するユーザ情報(またはトークン)をキャッシュ管理テーブル310に格納する。また、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信される取得要求に含まれるユーザIDに対応するトークンをユーザ管理テーブル308から読み出す。ステップS262において、中継装置30AのCPU301は、読み出したユーザ情報を中継装置30Bに送信する。
中継装置30Bは中継装置30Aからトークンを受信する。ステップS263において、中継装置30BのCPU301は、受信されたトークンの有効期限を設定し、第1キャッシュテーブル311に格納する。また、中継装置30BのCPU301は、受信されたトークンのホームを示すホーム情報を第1キャッシュテーブル311に格納する。ステップS264において、中継装置30BのCPU301は、受信されたトークンを用いてサービス提供装置10へ利用要求を送信する。すなわち、CPU301は、受信されたトークンと、ステップS258でクライアント装置20Aから受信した利用要求とを、サービス提供装置10に送信する。サービス提供装置10は利用要求およびトークンを受信し、受信したトークンを用いて自装置へのアクセスの可否を判定する。ステップS265において、サービス提供装置10は、自装置へのアクセスを許可する場合は、受信した利用要求に対応する処理を実行する。例えば、サービス提供装置10は、受信した利用要求に含まれるサービス種別に応じたサービスに関する処理を実行する。
なお、ステップS259において、中継装置30Bの第1キャッシュテーブル311に有効なトークンが記憶されている場合には、ステップS260ないしステップS263の処理はスキップされる。この場合、中継装置30Bは、ステップS264において、第1キャッシュテーブル311に記憶されているトークンと、利用要求とをサービス提供装置10に送信する。
2−6.アウェイからサービスを利用する場合の動作
次いで、ユーザがアウェイのクライアント装置20から、利用量の上限が設定されているサービス(以下、「有償サービス」という)を利用する動作について説明する。
図13は、ユーザがアウェイのクライアント装置20から、有償サービスを利用する動作を示すシーケンス図である。この例では、中継装置30Aのサービス利用管理テーブル309の内容が図5に示すものであるとする。なお、図13に示す例では、発明の理解を容易にするため、トークンに関する処理についてはその図示を省略している。図13に示す動作が、図12に示した動作と異なる点は、ステップS258ないしステップS265の処理を行うに代えて、ステップS501ないしステップS515の処理を行う点である。なお、図13において、図12と同様の処理については同じ符号を付してその説明を省略する。
ステップS501において、クライアント装置20Cはサービスの利用要求を中継装置30Bに送信する。この利用要求には、ユーザU1のユーザIDと、サービスを識別するサービスIDとが含まれる。中継装置30BのCPU301はクライアント装置20Cから利用要求を受信する。ステップS502において、中継装置30BのCPU301は、自装置の第2キャッシュテーブル312に、受信された利用要求に含まれるユーザIDとサービスIDとに対応する有効なキャッシュ情報が記憶されているかを確認する。有効か否かは、第2キャッシュテーブル312に記憶されている割当情報の有効期限に基づいて判定される。
受信された利用要求に対応する割当情報が第2キャッシュテーブル312に記憶されていない場合、または記憶されていたとしても有効でない場合には、中継装置30BのCPU301は、利用要求に含まれるユーザIDに対応するホームの中継装置30Aに、サービスの利用の割当要求を送信する。すなわち、ステップS503において、中継装置30BのCPU301は、ユーザU1のホームの中継装置30Aに対して、サービスの利用量の割当要求を送信する。この例では、中継装置30BのCPU301は、クライアント装置20Cから要求された利用量よりも多い利用量の割当を要求する。例えば、クライアント装置20Cから文字認識サービスの100枚分の利用要求を受信した場合は、中継装置30BのCPU301は、文字認識サービスの120枚分の割当要求を、ホームの中継装置30Aに送信する。また、クライアント装置20Cから送信される処理要求には、文字認識サービスの利用を示す情報があるが利用量の情報が含まれていない場合もあり得る。この場合は、中継装置30BのCPU301は、クライアント装置20Cから送信される処理要求とともに送信される文書データを解析し、文字認識サービスの処理を行うべき枚数を特定し、この特定した処理枚数に対応する利用量よりも多い利用量の割り当て要求を、ホームの中継装置30Aに送信するように構成してもよい。さらに、クライアント装置20Cから送信される処理要求に利用量の情報や文字認識サービスの処理を行うべき文書データが含まれていない場合は、所定の利用量の割り当て要求をホームの中継装置30Aに送信するように構成してもよい。
ステップS504において、中継装置30AのCPU301は、中継装置30Bから受信される割当要求に応じて、サービスの利用量の割当処理を行う。具体的には、例えば、割当要求に含まれるユーザIDとサービスIDが「user01」と「文字認識」であり、要求されている割当量が「120枚」である場合には、CPU301は、サービス利用管理テーブル309の「user01」と「文字認識」とに対応する利用可能量「150枚」から「120枚」を減算して、利用可能量を「30枚」とする。また、CPU301は、サービス利用管理テーブル309の「user01」と「文字認識」とに対応する「アウェイ割当リスト」に、中継装置30Bに「120枚」を割り当てた旨を登録する。
ステップS505において、中継装置30AのCPU301は、割り当てた利用量を示す割当情報を、中継装置30Bに返信する。なお、ステップS504において、割当を要求された利用量が、サービス利用管理テーブル309に格納されている利用可能量を上回る場合は、中継装置30Aは、割当を行わない旨を中継装置30Aに返信する。
中継装置30BのCPU301は、中継装置30Aから割当情報を受信する。ステップS506において、中継装置30BのCPU301は、第2キャッシュテーブル312に、受信した割当情報を格納する。
ステップS507において、中継装置30BのCPU301は、サービス提供装置10へ利用要求を送信する。サービス提供装置10は利用要求を受信し、S508において、受信した利用要求に対応する処理を実行する。例えば、サービス提供装置10は、受信した利用要求に含まれるサービス種別に応じたサービスに関する処理を実行する。処理を終えると、ステップS509において、サービス提供装置10は、処理結果を中継装置30Bに送信する。
中継装置30BのCPU301は、サービス提供装置10から処理結果を受信する。ステップS510において、CPU301は、処理結果の示すサービスの利用量を、第2キャッシュテーブル312に登録されている利用量から減算し、登録されている利用量を更新する。
2−7.割り当てられた利用量の返却動作
次いで、アウェイの中継装置30Bが自装置に割り当てられた利用量を、ホームの中継装置30Aに返却する動作について説明する。
図14は、割当情報の返却動作を示すシーケンス図である。アウェイの中継装置30BのCPU301は、第2キャッシュテーブル312に格納されている割当情報の有効期限と、第1キャッシュテーブル311に格納されているユーザ情報の有効期限とを定期的に確認する。いずれかの有効期限が期限切れである場合は、中継装置30BのCPU301は、割当情報の返却処理を開始する。なお、返却処理が開始されるタイミングはこれに限られない。例えば、ホームの中継装置30Aからの返却要求が受信された場合に、返却処理が開始されてもよい。
ステップS601において、中継装置30BのCPU301は、有効期限が切れた割当情報、または有効期限が切れたユーザ情報に対応する割当情報の有効フラグを「無効」にする。ステップS602において、CPU301は、第2キャッシュテーブル312に格納されている割当情報から返却情報を生成し、ホームの中継装置30Aに送信する。この返却情報には返却される利用量を示す情報が含まれる。返却情報の例としては、アウェイの中継装置30Bが自装置に割り当てられた利用量から、自装置で実施したサービスに応じて減算した残存利用量を返却情報としてもよい。また、返却情報として、実施したサービスの利用量の和の値を返却情報としてもよい。
中継装置30Aは中継装置30Bから返却情報を受信する。ステップS603において、中継装置30AのCPU301は、返却された返却情報に含まれる残存利用量を、サービス利用管理テーブル309に登録されている利用可能量に足し合わせることによって返却を受け付ける。また、割り当てた利用量から返却された返却情報に含まれる利用量の和の値を差し引いた利用料をサービス利用管理テーブル309に登録されている利用可能量に足し合わせることによって返却を受け付けるようにしてもよい。次に、中継装置30AのCPU301は、サービス利用管理テーブル309の「アウェイ割当リスト」に登録されている中継装置30Bの情報を削除する。ステップS604において、中継装置30Aは、返却処理が完了した旨を示す完了通知を中継装置30Bに送信する。
中継装置30Bは中継装置30Aから完了通知を受信する。ステップS605において、中継装置30AのCPU301は、第2キャッシュテーブル312から、返却した返却情報、すなわちステップS601において有効フラグを「無効」にした割当情報を削除する。
3.変形例
上述した実施形態は、本発明の一例である。これらの実施形態は、以下のように変形してもよい。また、以下の変形例は、互いに組み合わせてもよい。
3−1.変形例1
上述の実施形態では、アウェイの中継装置30Bは、他の中継装置30へ認証要求を送信し(図10のステップS203)、ステップS205においてユーザ認証が成功したことを示す認証結果の送信元の中継装置30を、ホームの中継装置30Aとした。すなわち、アウェイの中継装置30Bは、他の全ての中継装置30に対して問い合わせを行った。アウェイの中継装置30Bがホームの中継装置30Aを特定する手法はこれに限られない。
例えば、アウェイの中継装置30BのCPU301が、自装置が設置されている位置からの距離が予め定められた条件を満たす(例えば、距離が近い)他の中継装置30に対して問い合わせを行い、問い合わせ結果に応じてホームの中継装置30Aを特定してもよい。この場合、例えば、自装置からの距離が予め定められた条件を満たす他の中継装置30を示す情報をストレージ304等の記憶手段に予め記憶しておき、CPU301が記憶手段に記憶された情報に基づいて問い合わせを行ってもよい。
また、他の例として、ホームの中継装置30Aにおいて、ユーザが出張する可能性のある地域を示す情報をユーザ毎に記憶手段に予め記憶しておき、CPU301が記憶手段に記憶された情報の示す地域の中継装置30に対して問い合わせを行ってもよい。また、ユーザが出張する可能性のある地域を予めホームの中継装置30Aに登録しておき、ホームの中継装置30Aがアウェイの中継装置30Bへ、そのユーザのホームが自装置に対応する地域であることを通知してもよい。
また、他の例として、組織と地域とのマッピング情報を予め中継装置30の記憶手段に記憶しておき、アウェイの中継装置30BのCPU301が、このマッピング情報を参照してホームの中継装置30Aを特定してもよい。この場合、アウェイの中継装置30Bは、ユーザに対応する組織をユーザ管理テーブル308を参照して特定し、特定した組織に対応する地域を上記マッピング情報に基づいて特定する。
また、他の例として、ユーザがクライアント装置20の操作部を用いてホームを選択してもよい。この場合、クライアント装置20は、操作部から出力される情報に基づいて、ホームを示すホーム情報を中継装置30へ送信する。中継装置30はクライアント装置20から受信されるホーム情報に基づいてホームの中継装置30Aを特定する。
また、他の例として、ユーザとホームとの対応関係を示すテーブルを、アウェイの中継装置30Bに予め登録しておく構成とし、アウェイの中継装置30Bは、このテーブルを参照してホームの中継装置30Aを特定してもよい。
3−2.変形例2
上述の実施形態に係るシステム1は、サービス提供装置10A、10Bおよび10Cと、クライアント装置20A、20B、20Cおよび20Dと、中継装置30A、30Bおよび30Cとを備えていた。サービス提供装置10、クライアント装置20および中継装置30の台数はシステム1で示した台数に限られない。
3−3.変形例3
図11に示したユーザ情報の更新処理において、中継装置30Aは、ステップS403に示す処理に代えて、以下の処理を行ってもよい。中継装置30Aは、更新する前のユーザ情報が格納されているアウェイの中継装置30Bに対して、ステップS404で更新したユーザ情報を送信することによって、ユーザ情報を更新した旨を通知してもよい。この場合は、更新されたユーザ情報を受信したアウェイの中継装置30Bは、受信したユーザ情報で第1キャッシュテーブル311に記憶されたユーザ情報を更新すればよい。また、このとき、アウェイの中継装置30Bは、更新したユーザ情報の有効期限を延長してもよい。
3−4.変形例4
図13のステップS504に示した割当処理において、中継装置30Bから要求された割当量がサービス利用管理テーブル309に格納された利用可能量よりも多い場合に、中継装置30AのCPU301が、他のアウェイの中継装置30Bに返却要求を送信してもよい。この場合、中継装置30AのCPU301は、他のアウェイの中継装置30Bからの返却量が予め定められた条件を満たす場合に、中継装置30Bに対する割当処理を行えばよい。
3−5.変形例5
図13に示した処理では、ホームの中継装置30AのCPU301は、ステップS504において割当処理を行ったときに、サービス利用管理テーブル309に記憶された利用可能量から割当量を減算する処理を行った。減算処理を行うタイミングはこれに限られない。例えば、ホームの中継装置30AのCPU301は、ステップS504のタイミングにおいては上記減算処理を行わずに、割当量を記憶手段に記憶しておき、図14のステップS603の処理において、アウェイの中継装置30Bから返却された返却情報を上記記憶手段に記憶された割当量から減算し、減算結果をサービス利用管理テーブル309に記憶された利用可能量から減算してもよい。
3−6.変形例6
上述した実施形態において、中継装置30のCPU301により実行されるプログラムは、インターネットなどの通信回線を介してダウンロードされてもよい。また、このプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータが読取可能な記録媒体に記録した状態で提供されてもよい。
1…システム、10A、10B、10C…サービス提供装置、20A、20B、20C、20D…クライアント装置、30A、30B、30C…中継装置、31…利用要求受信手段、32…割当要求送信手段、33…割当量受信手段、34…返却情報生成手段、35…返却情報送信手段、41…記憶手段、42…割当要求受信手段、43…割当量送信手段、44…返却情報受信手段、45…更新手段、301…CPU、302…ROM、303…RAM、304…ストレージ、305…通信IF、306…ディスプレイ、307…操作部、308…ユーザ管理テーブル、309…サービス利用管理テーブル、310…キャッシュ管理テーブル、311…第1キャッシュテーブル

Claims (4)

  1. 許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する記憶手段と、
    サービス提供装置が提供するサービスの利用要求をクライアント装置から受信する利用要求受信手段と、
    前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報が前記記憶手段に記憶されていない場合、該利用要求に対応するユーザの利用量情報が記憶されている他の中継装置を特定する特定手段と、
    前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じた前記サービスの利用の割当要求を、前記特定された他の中継装置へ送信する割当要求送信手段と、
    前記割当要求の応答として前記他の中継装置から送信されてくる、前記サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信する割当量受信手段と、
    前記受信された割当量情報と前記サービスの利用量とから返却情報を生成する返却情報生成手段と、
    前記返却情報を前記他の中継装置へ送信する返却情報送信手段と
    を有する中継装置。
  2. 前記割当要求送信手段は、前記受信された利用要求に含まれる利用量情報の示す利用量よりも多い利用量の割当を要求する旨を示す要求情報を、前記他の装置へ送信する
    請求項1に記載の中継装置。
  3. 1中継装置と、
    第2中継装置と
    を有し、
    前記第1中継装置は、
    許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する第1記憶手段と、
    サービス提供装置が提供するサービスの利用要求をクライアント装置から受信する利用要求受信手段と、
    前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報が前記第1記憶手段に記憶されていない場合、該利用要求に対応するユーザの利用量情報が記憶されている他の中継装置を特定する特定手段と、
    前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じた前記サービスの利用の割当要求を、前記特定された他の中継装置へ送信する割当要求送信手段と、
    前記割当要求の応答として前記他の中継装置から送信されてくる、前記サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信する割当量受信手段と、
    前記受信された割当量情報と前記サービスの利用量とから返却情報を生成する返却情報生成手段と、
    前記返却情報を前記他の中継装置へ送信する返却情報送信手段と
    を備え、
    前記第2中継装置は、
    許可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する第2記憶手段と、
    サービスの利用量の割当要求を、前記第2記憶手段に記憶された利用量情報の属性と異なるユーザの属性に対応する利用量情報が記憶されている前記第1中継装置から受信する割当要求受信手段と、
    前記受信された割当要求に応じて、前記第2記憶手段に記憶された利用量情報の示す利用量の一部又は全部を示す割当量情報を、前記第1中継装置へ送信する割当量送信手段と、
    前記第1中継装置から前記返却情報を受信する返却情報受信手段と、
    前記受信された返却情報に応じて前記記憶された利用量情報を更新する更新手段と
    を備える
    システム。
  4. 可されているサービスの利用量を示す利用量情報をユーザの属性毎に記憶する記憶手段を有するコンピュータに、
    サービス提供装置が提供するサービスの利用要求をクライアント装置から受信するステップと、
    前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報が前記記憶手段に記憶されていない場合、該利用要求に対応するユーザの利用量情報が記憶されている他の中継装置を特定するステップと、
    前記受信された利用要求に基づき特定される利用量情報に応じた前記サービスの利用の割当要求を、前記特定された他の中継装置へ送信するステップと、
    前記割当要求の応答として前記他の中継装置から送信されてくる、前記サービスの利用の割当量を示す割当量情報を受信するステップと、
    前記受信された割当量情報と前記サービスの利用量とから返却情報を生成するステップと、
    前記返却情報を前記他の中継装置へ送信するステップと
    を実行させるためのプログラム。
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