JP6454525B2 - 制御盤の防水構造 - Google Patents

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本発明は、制御盤の防水構造に関する。
制御端末器において、端子台に接続された給電線が、グロメットを用いて筐体に通される構造が開示されている(特許文献1参照)。
特開2001−35670号公報
上記した特許文献1に開示されているように、従来から、グロメットを使用してケーブルを制御盤の筐体に通すことが行われている。グロメットを筐体の底面に設けて、該底面にケーブルを通す構造であれば、筐体外のケーブルに水滴が付着する環境下でも、該水滴がケーブルを伝って筐体内部に侵入することはない。
しかしながら、ケーブルを制御盤の筐体の側部に通す構造とした場合には、ケーブルに付着した水滴が、ケーブルを伝って筐体内部へ侵入することが考えられ、これを防止することが困難であった。
本発明は、上記事実を考慮して、筐体の側部にケーブルが通される構造において、ケーブルに付着する水滴から制御盤を保護することを目的とする。
第1の態様に係る制御盤の防水構造は、制御機器を収容する筐体と、前記筐体の側部に通され前記制御機器に接続されるケーブルに対して、前記側部から前記制御機器に至るまでの間に上り勾配を付与する勾配付与手段と、を有する。
この制御盤の防水構造では、勾配付与手段により、筐体の側部に通され制御機器に接続されるケーブルに対して、筐体の側部から制御機器に至るまでの間に上り勾配が付与されるので、筐体の外部のケーブルに水滴が付着したとしても、該水滴がケーブルを伝って筐体内部の制御機器に侵入することを防止できる。このため、筐体の側部にケーブルが通される構造において、ケーブルに付着する水滴から制御盤を保護することができる。
第2の態様は、第1の態様に係る制御盤の防水構造において、前記勾配付与手段として、前記側部に設けられ、第1貫通孔が形成された側壁部と、前記筐体内における前記側壁部と前記制御機器との間に設けられ、第2貫通孔が筐体上下方向において前記第1貫通孔よりも上方にオフセットして形成された隔壁と、前記第1貫通孔に取り付けられ前記ケーブルが通される第1グロメットと、前記第2貫通孔に取り付けられ前記ケーブルが通される第2グロメットと、を有する。
この制御盤の防水構造では、筐体内の隔壁の第2貫通孔に取り付けられた第2グロメットが、側壁部の第1貫通孔に取り付けられた第1グロメットよりも筐体上下方向において上方にオフセットされている。従って、第1グロメット及び第2グロメットにケーブルを通すと、該第1グロメットと第2グロメットとの間、換言すれば側壁部と隔壁との間で、該ケーブルに上り勾配が付与される。このため、筐体の外部のケーブルに付着した水滴が、ケーブルを伝って筐体内部の制御機器に侵入することを容易に防止できる。またこの制御盤の防水構造では、第1グロメットと第2グロメットとを同一構成とすることができる。
第3の態様は、第1の態様に係る制御盤の防水構造において、前記勾配付与手段として、前記側部に設けられ、第1貫通孔が形成された側壁部と、前記筐体内における前記側壁部と前記制御機器との間に設けられ、第2貫通孔が筐体上下方向において前記第1貫通孔と同じ高さ位置に形成された隔壁と、前記第1貫通孔に取り付けられ前記ケーブルが通される第1グロメットと、前記第2貫通孔に取り付けられ、開口部が筐体上下方向において前記第1グロメットの開口部よりも上方にオフセットして形成され前記ケーブルが通される第2グロメットと、を有する。
この制御盤の防水構造では、側壁部の第1貫通孔に取り付けられた第1グロメットと、筐体内の隔壁の第2貫通孔に取り付けられた第2グロメットが、筐体上下方向において互いに同じ高さ位置に取り付けられている。一方、第2グロメットの開口部は、第1グロメットの開口部よりも上方にオフセットされている。従って、第1グロメット及び第2グロメットにケーブルを通すと、該ケーブルは、第1グロメットの開口部と第2グロメットの開口部で夫々支持される。これにより、第1グロメットと第2グロメットとの間、換言すれば側壁部と隔壁との間で、ケーブルに上り勾配が付与される。このため、側壁部の第1貫通孔と隔壁の第2貫通孔が、筐体上下方向において互いに同じ高さ位置に形成されている場合でも、第1グロメット及び第2グロメットによって、筐体の外部のケーブルに付着した水滴が、ケーブルを伝って筐体内部の制御機器に侵入することを容易に防止できる。
第4の態様は、第1〜第3の態様の何れか1態様に係る制御盤の防水構造において、前記筐体の、前記勾配付与手段の筐体上下方向の下方には、水抜き穴を有する底部が設けられている。
この制御盤の防水構造では、筐体における勾配付与手段の下方に、水抜き穴を有する底部が設けられているので、ケーブルから該底部に落ちた水は、該水抜き穴から排出される。このため、筐体内に水が留まることを防止できる。
以上説明したように、第1の態様に係る制御盤の防水構造によれば、筐体の側部にケーブルが通される構造において、ケーブルに付着する水滴から制御盤を保護することができる、という優れた効果が得られる。
第2の態様に係る制御盤の防水構造によれば、筐体の外部のケーブルに付着した水滴が、ケーブルを伝って筐体内部の制御機器に侵入することを容易に防止できる、という優れた効果が得られる。
第3の態様に係る制御盤の防水構造によれば、側壁部の第1貫通孔と隔壁の第2貫通孔が、筐体上下方向において互いに同じ高さ位置に形成されている場合でも、第1グロメット及び第2グロメットによって、筐体の外部のケーブルに付着した水滴が、ケーブルを伝って筐体内部の制御機器に侵入することを容易に防止できる、という優れた効果が得られる。
第4の態様に係る制御盤の防水構造によれば、筐体内に水が留まることを防止できる、という優れた効果が得られる。
開閉装置における制御盤の取付け状態を示す斜視図である。 制御盤を示す分解図である。 第1グロメット及び第2グロメットが鉛直方向に並ぶように配置された制御盤を示す要部拡大分解斜視図である。 (A)は、第1グロメットと、筐体上下方向において第1グロメットよりも上方にオフセットされた第2グロメットにケーブルが通された状態を模式的に示す図3における4A−4A矢視断面図である。(B)は、互いに同じ高さ位置に設けられた第1グロメットと第2グロメットにケーブルが通され、該ケーブルが第1グロメットと第2グロメットとの間で下方に凸に湾曲している状態を模式的に示す断面図である。(C)は、互いに同じ高さ位置に設けられ、第1グロメットと、開口部が筐体上下方向において第1グロメットの開口部よりも上方にオフセットして形成された第2グロメットにケーブルが通された状態を模式的に示す断面図である。 (A)開口部が中心に配置された第1グロメットを示す拡大正面図である。(B)開口部が中心からオフセットされた第1グロメットを示す拡大正面図である。 第1グロメット及び第2グロメット水平方向に並ぶように配置された制御盤を示す要部拡大分解斜視図である。 (A)は、第1グロメットと、筐体上下方向において第1グロメットよりも上方にオフセットされた第2グロメットにケーブルが通された状態を模式的に示す、図6における7A−7A矢視断面図である。(B)は、互いに同じ高さ位置に設けられた第1グロメットと第2グロメットにケーブルが通され、該ケーブルが第1グロメットと第2グロメットとの間で下方に凸に湾曲している状態を模式的に示す断面図である。(C)は、互いに同じ高さ位置に設けられ、第1グロメットと、開口部が筐体上下方向において第1グロメットの開口部よりも上方にオフセットして形成された第2グロメットにケーブルが通された状態を模式的に示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
図1において、本実施形態に係る制御盤の防水構造Sは、例えば電動式の開閉装置10に用いられる。開閉装置10は、シャッターカーテン14と、該シャッターカーテン14を巻き取る巻取りシャフト(図示せず)と、巻取りシャフトを回転駆動するモータ(図示せず)とを有している。巻取りシャフトは、両端を一対のブラケット16,18により支持されている。制御盤12は、ブラケット18に重ねて設けられるサイドカバー20に、例えばL字状の取付け板22を用いて固定されている。
ここで、巻取りシャフトの軸方向を矢印X方向とし、矢印X方向と直交する水平方向を矢印Y方向とし、鉛直方向を矢印Z方向とすると、制御盤12は、矢印Y方向においてシャッターカーテン14と離間し、長手方向が矢印X方向と平行となるように配置されている。なお、巻取りシャフトや制御盤12等は、通常時は図示しないカバーにより覆われている。
制御盤の防水構造Sは、筐体24と、勾配付与手段(側壁部26、隔壁28、第1グロメット31及び第2グロメット32)と、を有している。
図2において、筐体24は、電子回路基板等の制御機器30を収容する部材であり、本体34と、カバー36とを有している。本体34の長手方向の両端には、側壁部26及び隔壁28が一対ずつ設けられている。制御機器30は、本体34における両方の隔壁28の間に取り付けられている。筐体24の高さ寸法(矢印Z方向)は、幅寸法(矢印Y方向)よりも大きく設定されている。換言すれば、制御盤12は縦置きに配置されている(図1)。
勾配付与手段は、筐体24の側部25に通され制御機器に接続されるケーブルに対して、側部25から制御機器30に至るまでの間に上り勾配を付与する。本実施形態は、勾配付与手段として、側壁部26、隔壁28、第1グロメット31及び第2グロメット32を有している。図3において、側壁部26は、筐体24の側部25に設けられ、例えば2つの第1貫通孔41,51が、鉛直方向(矢印Z方向)に並んで2箇所形成されている。
隔壁28は、筐体24内における側壁部26と制御機器30との間に設けられている。隔壁28には、例えば2つの第2貫通孔42,52が、筐体上下方向において第1貫通孔41,51よりも上方にオフセットして形成されている(図4(A))。筐体上下方向は、例えば鉛直方向(矢印Z方向)である。第2貫通孔42,52は、第1貫通孔41,51と同じく鉛直方向(矢印Z方向)に並んで2箇所形成されている。第1貫通孔41,51の中心間距離L1は、第2貫通孔42,52の中心間距離L2と同等である。上記オフセットは、上側の第1貫通孔41と上側の第2貫通孔42との間で設定されると共に、下側の第1貫通孔51と下側の第2貫通孔52との間で設定されている。また、オフセット量は、ケーブル40の可撓性や、該ケーブル40に付与する上り勾配の程度を考慮して適宜設定される。
矢印Z方向における隔壁28の両端には、折曲げ部28A,28Cが設けられ、矢印Y方向における隔壁28の両端には、折曲げ部28B,28Dが設けられている。隔壁28は、例えば2つのねじ38を用いて、折曲げ部28Dにおいて本体34の側壁部44に固定されている。折曲げ部28Dに対向する折曲げ部28Bには、ねじ38の締結の際に工具(図示せず)との干渉を避けるための切欠き28Eが形成されている。
第1グロメット31は、第1貫通孔41,51に取り付けられている。第2グロメット32は、第2貫通孔42,52に取り付けられている。第1グロメット31及び第2グロメット32には、ケーブル40が通される。図5(A)に示されるように、第1グロメット31は、円環部46の内側に、例えばゴム等の弾性膜部47を設けた部材である。円環部46は、第1貫通孔41,51に嵌め込まれる部位である。弾性膜部47の中心には開口部48が形成されている。弾性膜部47には、開口部48から放射状に複数のスリット49が形成されている。開口部48は、このスリット49が集合する部位であり、自然状態で閉じていてもよい。第1グロメット31にケーブル40が通される場合、スリット49で分断された弾性膜部47が弾性変形するようになっている。またこれにより、ケーブル40と第1グロメット31間の隙間を少なくしつつ、該ケーブル40を弾性膜部47で弾性的に支持できるようになっている。第2グロメット32の構成は、第1グロメット31と同様である。
なお、勾配付与手段は、上記のものに限られない。例えば図4(B),(C)に示されるように、隔壁28の第2貫通孔42,52が、筐体上下方向(矢印Z方向)において第1貫通孔41,51と同じ高さ位置に形成されていてもよい。図4(B)に示される例では、互いに同じ高さ位置に設けられた第1グロメット31と第2グロメット32にケーブル40が通され、該ケーブル40が第1グロメット31と第2グロメット32との間で下方に凸に湾曲している。この湾曲により、ケーブル40に上り勾配が付与されている。
図4(C)に示される例では、第2グロメット32の開口部48が、筐体上下方向(矢印Z方向)において第1グロメット31の開口部48よりも上方にオフセットして形成されている。この第1グロメット31と第2グロメット32は、互いに同様の構成であるので、図5(B)において、第1グロメット31を例に挙げて説明する。この第1グロメット31では、開口部48が、円環部46の中心からオフセットされ、偏心している。第1グロメット31において、開口部48を鉛直方向(矢印Z方向)の下側に配置し、第2グロメット32において、開口部48を同じく上側に配置することにより、該第1グロメット31及び第2グロメット32に通されるケーブル40に上り勾配を付与することができる。
なお、図5(A)に記載の構成を有するグロメットと、図5(B)に記載の構成を有するグロメットを組み合わせて、各々の開口部48の高さに差を設けても、ケーブル40に上り勾配を付与することができる。第1グロメット31と第2グロメット32のオフセットの方向は、鉛直方向(矢印Z方向)に限られず、鉛直方向に対して傾斜する方向であってもよい。ケーブル40に上り勾配が付与できる構成であればよい。
図2において、筐体24における、勾配付与手段の筐体上下方向(矢印Z方向)の下方には、水抜き穴54を有する底部50が設けられている。具体的には、この底部50は、例えば筐体24のカバー36に設けられている。筐体24の長手方向(矢印X方向)において、水抜き穴54は、側壁部26と隔壁28の間に位置している。水抜き穴54の数及び大きさは任意である。水抜き穴54に水が集まり易くするため、底部50における水抜き穴54の周囲に傾斜を付けてもよい。
なお、図6に示されるように、制御盤12を横置きに配置してもよい。このとき、筐体24の高さ寸法(矢印Z方向)は、幅寸法(矢印Y方向)よりも小さくなる。また、第1グロメット31は、側壁部26において、水平方向(矢印Y方向)に並べて配置される。第2グロメット32は、隔壁28において、水平方向(矢印Y方向)に並べて配置される。水抜き穴54を有する底部50は、筐体24の本体34に設けられる。この底部50には、ねじ38を用いて隔壁28が固定される。
図7(A)〜図7(C)に示される勾配付与手段の例については、図4(A)〜図4(C)に示される例と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4(A)〜図4(C)において、本実施形態に係る制御盤の防水構造Sでは、勾配付与手段により、筐体24の側部25に通され制御機器30に接続されるケーブル40に対して、筐体24の側部25から制御機器30に至るまでの間に上り勾配が付与される。
具体的には、図4(A)に示される例では、筐体24内の隔壁28の第2貫通孔42,52に取り付けられた第2グロメット32が、側壁部26の第1貫通孔41,51に取り付けられた第1グロメット31よりも筐体上下方向(矢印Z方向)において上方にオフセットされている。従って、第1グロメット31及び第2グロメット32にケーブル40を通すと、該第1グロメット31と第2グロメット32との間、換言すれば側壁部26と隔壁28との間で、該ケーブル40に上り勾配が付与される。従って、筐体24の外部のケーブル40に水滴(図示せず)が付着したとしても、該水滴がケーブル40を伝って筐体24内部の制御機器30に侵入することを防止できる。
図4(B)に示される例では、側壁部26の第1貫通孔41,51に取り付けられた第1グロメット31と、筐体24内の隔壁28の第2貫通孔42,52に取り付けられた第2グロメット32が、筐体上下方向(矢印Z方向)において互いに同じ高さ位置に取り付けられている。この第1グロメット31と第2グロメット32には、ケーブル40が通され、該ケーブル40が第1グロメット31と第2グロメット32との間で下方に凸に湾曲している。この湾曲により、ケーブル40に上り勾配が付与される。
図4(C)に示される例では、図4(B)の例と同様に、第1グロメット31と第2グロメット32が、筐体上下方向(矢印Z方向)において互いに同じ高さ位置に取り付けられている。一方、第2グロメット32の開口部48は、第1グロメット31の開口部48よりも上方にオフセットされている。従って、第1グロメット31及び第2グロメット32にケーブル40を通すと、該ケーブル40は、第1グロメット31の開口部48と第2グロメット32の開口部48で夫々支持される。これにより、第1グロメット31と第2グロメット32との間、換言すれば側壁部26と隔壁28との間で、ケーブル40に上り勾配が付与される。
図4(B),図4(C)に示される例では、側壁部26の第1貫通孔41,51と隔壁28の第2貫通孔42,52が、筐体上下方向(矢印Z方向)において互いに同じ高さ位置に形成されている場合でも、筐体24の外部のケーブル40に付着した水滴が、ケーブル40を伝って筐体24内部の制御機器30に侵入することを容易に防止できる。
上記のように、本実施形態によれば、筐体24の側部25にケーブル40が通される構造において、ケーブル40に付着する水滴から制御盤12を保護することができる。また、筐体24における勾配付与手段の下方に、水抜き穴54を有する底部50が設けられているので、ケーブル40から該底部に落ちた水は、該水抜き穴54から排出される。このため、筐体24内に水が留まることを防止できる。
更に、図5(A),図5(B)に示されるように、第1グロメット31及び第2グロメット32が、弾性膜部47を有しているので、1本のケーブル40を通すだけでなく、複数本のケーブル40を通すことができる。
なお、図6,図7(A)〜図7(C)に示される例についても、図2〜図4に示される例と同様に、筐体24の外部のケーブル40に付着した水滴が、該ケーブル40を伝って筐体24内部の制御機器30に侵入することを防止できる。
24 筐体
25 側部
26 側壁部(勾配付与手段)
28 隔壁(勾配付与手段)
30 制御機器
31 第1グロメット(勾配付与手段)
32 第2グロメット(勾配付与手段)
40 ケーブル
41 第1貫通孔
42 第2貫通孔
48 開口部
50 底部
51 第1貫通孔
52 第2貫通孔
54 水抜き穴
S 制御盤の防水構造
Z 矢印(筐体上下方向)

Claims (4)

  1. 制御機器を収容する筐体と、
    前記筐体の側部に通され前記制御機器に接続されるケーブルに対して、前記側部から前記制御機器に至るまでの間に上り勾配を付与する勾配付与手段と、を有し、
    前記勾配付与手段として、
    前記側部に設けられ、第1貫通孔が筐体上下方向に並んで2箇所形成された側壁部と、
    前記筐体内における前記側壁部と前記制御機器との間に設けられ、第2貫通孔が筐体上下方向に並んで2箇所形成された隔壁と、
    前記第1貫通孔にそれぞれ取り付けられた第1グロメットと、
    前記第2貫通孔にそれぞれ取り付けられた第2グロメットと、を有し、
    上側の前記第1グロメット及び前記第2グロメットと、下側の前記第1グロメット及び前記第2グロメットに、前記ケーブルがそれぞれ通され、
    前記筐体の、前記勾配付与手段の筐体上下方向の下方には、水抜き穴を有する底部が設けられ、
    前記水抜き穴は、前記側壁部と前記隔壁との間に位置している制御盤の防水構造。
  2. 第2貫通孔は、筐体上下方向において前記第1貫通孔よりも上方にオフセットして形成されている請求項1に記載の制御盤の防水構造。
  3. 制御機器を収容する筐体と、
    前記筐体の側部に通され前記制御機器に接続されるケーブルに対して、前記側部から前記制御機器に至るまでの間に上り勾配を付与する勾配付与手段と、を有し、
    前記勾配付与手段として、
    前記側部に設けられ、第1貫通孔が形成された側壁部と、
    前記筐体内における前記側壁部と前記制御機器との間に設けられ、第2貫通孔が筐体上下方向において前記第1貫通孔と同じ高さ位置に形成された隔壁と、
    前記第1貫通孔に取り付けられ前記ケーブルが通される第1グロメットと、
    前記第2貫通孔に取り付けられ、開口部が筐体上下方向において前記第1グロメットの開口部よりも上方にオフセットして形成され前記ケーブルが通される第2グロメットと、
    を有す制御盤の防水構造。
  4. 前記筐体の高さ寸法は、幅寸法よりも大きく設定されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の制御盤の防水構造。
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