以下、端末装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、駐車場装置から駐車場入庫時の時刻情報を受信し、駐車場の利用状況に関する情報を出力する端末装置について説明する。
また、本実施の形態において、料金に関する情報を用いて、料金がアップする時刻に関する情報や料金アップまでの残り時間の情報等を出力する端末装置について説明する。
なお、端末装置は、通常、携帯可能な端末であり、例えば、いわゆるスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートブックパソコン等である。
図1は、本実施の形態における端末装置1のブロック図である。
端末装置1は、格納部10、受付部11、受信部12、処理部13、および出力部14を備える。
処理部13は、利用状況情報取得部131、判断部132を備える。利用状況情報取得部131は、現在時刻取得手段1311、現利用時間情報取得手段1312、および利用状況情報取得手段1313を備える。
格納部10は、種々の情報を格納し得る。種々の情報は、例えば、移動体が利用する駐車場の利用料金に関する情報である料金情報である。料金情報は、駐車時間と料金の対応表でも良いし、料金算出のための演算式等でも良い。料金情報は、例えば、利用時間と料金との組の情報を、2組以上を有しても良い。料金情報は、例えば、基本の利用時間とその料金、および延長の単位時間と当該単位時間あたりの増加料金等でも良い。料金情報の内容、形式等は問わない。料金情報は、駐車料金を算出する元になる情報であれば何でも良い。
また、種々の情報は、例えば、警告条件である。警告条件は、警告を出力するための条件である。警告条件は、例えば、「次の料金アップの時刻の10分前」、「設定した上限金額を超える5分前」、「設定した時刻の5分前」等である。また、種々の情報は、例えば、ユーザが設定した上限金額、ユーザが設定した時刻等である。
また、移動体とは、例えば、自動車、バイク、自転車、船舶、飛行機等である。
格納部10は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。格納部10に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部10で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部10で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部10で記憶されるようになってもよい。
受付部11は、ユーザから指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、警告条件である。
受信部12は、駐車場に入庫した時刻に関する情報である入庫時刻情報を受信する。入庫時刻情報は、日時の情報(例えば、「2015/2/3 11:28」)、時刻の情報(例えば、「11:28」)などである。但し、入庫時刻情報は、時刻を示す情報でも良いし、入庫したことを示す情報等でも良い。入庫したことを示す情報である場合、入庫した時刻は端末装置1が取得する。また、入庫時刻情報は、通常、駐車場に関連する装置である駐車場装置(図示しない)から送信された情報である。また、駐車場装置とは、通常、駐車場の入口に設置されている駐車料金精算装置である。また、駐車場装置は、駐車場の入口に設置されている装置であり、駐車料金精算装置とは別の装置でも良い。また、入庫時刻情報を送信する駐車場装置は、駐車場の入口に設置されている駐車料金精算装置等から情報を受信するサーバ装置等でも良い。なお、サーバ装置は、例えば、実施の形態2のサーバ装置21である。
受信部12は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、利用状況情報取得部131が行う利用状況情報取得処理である。各種の処理は、例えば、入庫時刻情報を蓄積する処理である。また、各種の処理は、例えば、入庫時刻情報が入庫したことを示す情報(トリガー)である場合、現在時刻を取得し、入庫した時刻を蓄積する処理である。なお、入庫時刻情報が入庫したことを示す情報である場合、端末装置1の時計が正確でなくても、正確な利用状況情報を取得できる。
利用状況情報取得部131は、入庫時刻情報を用いて、駐車場の利用状況に関する利用状況情報を取得する。利用状況とは、通常、利用時間、利用時刻、または料金に関する。利用状況情報とは、例えば、入庫からの経過時間、後述する料金上昇時刻情報、現在までの料金等である。
利用状況情報取得部131は、入庫時刻情報と料金情報とを用いて、料金が上昇する時刻に関する情報である料金上昇時刻情報を取得しても良い。利用状況情報取得部131は、料金情報と入庫時刻情報とを用いて、料金が上昇する時刻までの残り時間である料金上昇時刻情報を取得する。料金上昇時刻情報とは、料金がアップする時刻、料金がアップするまでの時間等である。
現在時刻取得手段1311は、現在時刻を取得する。現在時刻取得手段1311は、通常、時計を具備し、当該時計から現在時刻を取得する。ただし、現在時刻取得手段1311は、外部の装置から現在時刻を取得しても良い。
現利用時間情報取得手段1312は、現在時刻と入庫時刻情報との差である現利用時間情報を取得する。
利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報と料金情報とを用いて、利用状況情報を取得する。「現利用時間情報と料金情報とを用いて」とは、例えば、料金情報に現利用時間情報を適用することである。
判断部132は、利用状況情報取得部131が取得した利用状況情報の全部または一部が警告条件に合致するか否かを判断する。なお、警告条件は、格納部10に格納されている。
処理部13、利用状況情報取得部131、現利用時間情報取得手段1312、利用状況情報取得手段1313、および判断部132は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部14は、利用状況情報を出力する。利用状況情報は、例えば、料金上昇時刻情報である。つまり、料金上昇時刻情報は、利用状況情報の一例である。また、出力部14は、警告情報を出力する。警告情報の出力は、音による出力、またはバイブによる出力が好適である。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
出力部14は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部14は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、端末装置1の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受信部12は、入庫時刻情報を受信したか否かを判断する。入庫時刻情報を受信した場合はステップS202に行き、入庫時刻情報を受信しない場合はステップS207に行く。
(ステップS202)処理部13は、ステップS201で受信された入庫時刻情報を格納部10に蓄積する。処理部13は、現在時刻を取得し、当該現在時刻を入庫時刻情報として、蓄積しても良いし、ステップS201で受信された入庫時刻情報を蓄積しても良い。
(ステップS203)利用状況情報取得部131は、ステップS202で蓄積された入庫時刻情報を用いて利用状況情報を取得する。利用状況情報取得処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS204)出力部14は、ステップS203で取得された利用状況情報を出力する。
(ステップS205)処理部13は、ステップS203で取得された利用状況情報の全部または一部が警告条件に合致するか否かを判断する。警告条件に合致する場合はステップS206に行き、警告条件に合致しない場合はステップS203に戻る。
(ステップS206)出力部14は、警告情報を出力する。ステップS203に戻る。なお、出力部14は、予め格納されている警告情報を出力しても良いし、警告条件を用いて構成された警告情報を出力しても良いし、利用状況情報を用いて構成された警告情報を出力しても良い。つまり、警告情報は、ユーザに何らかの情報(例えば、もうすぐ料金がアップすること、駐車場の利用の終了時刻にもうすぐなること等)を報知するための情報であれば良い。
(ステップS207)受付部11は、ユーザから警告条件を受け付けたか否かを判断する。警告条件を受け付けた場合はステップS208に行き、警告条件を受け付けない場合はステップS203に戻る。
(ステップS208)処理部13は、ステップS207で受け付けられた警告条件を格納部10に蓄積する。ステップS203に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS203の利用状況情報取得処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)現在時刻取得手段1311は、現在時刻を取得する。
(ステップS302)現利用時間情報取得手段1312は、現在時刻と入庫時刻情報との差である現利用時間情報を取得する。
(ステップS303)利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報を料金情報に適用し、現在の料金を取得する。
(ステップS304)利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報と次の料金になるまでの時間とを用いて、次の料金アップまでの時間を取得する。なお、次の料金になるまでの時間は、料金情報に含まれるまたは料金情報を用いて取得できる、とする。
(ステップS305)利用状況情報取得手段1313は、現在時刻と次の料金アップまでの時間とを用いて、次の料金アップの時刻を取得する。上位処理にリターンする。
なお、図3のフローチャートにおいて、利用状況情報取得手段1313は、上記のすべての利用状況情報を取得する必要はない。
以下、本実施の形態における端末装置1の具体的な動作について説明する。
今、格納部10は、図4に示す料金情報を格納している、とする。図4に示す料金情報は、「60分の駐車の基本料金が500円で、15分延長ごとに100円かかる」ことを示す。また、格納部10は、警告情報の雛形「あと<時間>で、料金がアップします」が格納されている、とする。
かかる状況で、ユーザは、警告条件「料金がアップする5分前」を端末装置1に入力した、とする。
次に、受付部11は、警告条件を受け付ける。そして、処理部13は、警告条件を格納部10に蓄積する。
次に、ユーザが乗った自動車が駐車場「タイムズ赤坂台23」に入庫した、とする。すると、入庫時に通過するゲート前に設置された駐車場装置(図示しない)は、現在時刻「3:22」を取得し、現在時刻を有する入庫時刻情報を構成する。そして、駐車場装置は、入庫時刻情報を送信する。
次に、受信部12は、入庫時刻情報「3:27:00」を受信する。そして、処理部13は、入庫時刻情報「3:27:00」を格納部10に蓄積する。
そして、以下、時間がかなり経過した時の端末装置1の動作について、具体的に説明する。
次に、利用状況情報取得部131は、以下のように、入庫時刻情報を用いて利用状況情報を取得する。
まず、現在時刻取得手段1311は、現在時刻「4:21:34」を取得した、とする。
次に、現利用時間情報取得手段1312は、現在時刻「4:21:34」と入庫時刻情報「3:27:00」との差である現利用時間情報「54分26秒」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報「54分26秒」を図4の料金情報に適用し、現在の料金「500円」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報「54分26秒」と次の料金になるまでの時間「60分」とを用いて、次の料金アップまでの時間「5分34秒」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現在時刻と次の料金アップまでの時間とを用いて、次の料金アップの時刻「4:27:00」を取得する。
次に、出力部14は、取得された利用状況情報を出力する。かかる出力例は、図5である。なお、図5において、取得したすべての利用状況情報を出力しなくても良い。
次に、処理部13は、利用状況情報の全部または一部が警告条件「料金がアップする5分前」に合致しない、と判断する。
そして、現在時刻が「4:22:00」になった際に、処理部13は、利用状況情報の全部または一部が警告条件「料金がアップする5分前」に合致する、と判断する。そして、出力部14は、警告情報の雛形「あと<時間>で、料金がアップします」に警告条件を構成する情報「5分」を代入し、警告情報「あと5分で、料金がアップします」を構成する。次に、出力部14は、警告情報「あと5分で、料金がアップします」を出力する。なお、例えば、出力部14は、警告情報「あと5分で、料金がアップします」を音声出力したり、警告音「ブザー」を音出力したりしても良い。
以上、本実施の形態によれば、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、ユーザが駐車場の利用状況を知ることができる。
また、本実施の形態によれば、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、駐車場の利用料金がアップする時刻を、ユーザは知ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、駐車場の利用料金がアップするまでの残り時間を、ユーザは知ることができる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、駐車場に関連する装置である駐車場装置から送信された情報であり、駐車場に入場した時の時刻に関する情報である入場時刻情報を受信する受信部と、前記入場時刻情報を用いて、駐車場の利用状況に関する利用状況情報を取得する利用状況情報取得部と、前記利用状況情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、駐車場の利用料金に関する情報である料金情報を格納し得る格納部を具備し、前記利用状況情報取得部は、前記入場時刻情報と前記料金情報とを用いて、料金が上昇する時刻に関する情報である料金上昇時刻情報を取得し、前記出力部は、前記料金上昇時刻情報を出力するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記利用状況情報取得部は、前記料金情報と前記入場時刻情報とを用いて、料金が上昇する時刻までの残り時間である料金上昇時刻情報を取得するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記料金情報は、利用時間と料金とを有し、前記利用状況情報取得部は、現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、前記現在時刻と前記時刻情報との差である現利用時間情報を取得する現利用時間情報取得手段と、前記現利用時間情報と前記料金情報とを用いて、利用状況情報を取得する利用状況情報取得手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、ユーザが駐車場の利用状況を、サーバ装置経由で知ることができる情報システムについて説明する。
なお、本実施の形態と実施の形態1との主たる相違点は、サーバ装置が存在するか否かである。
図6は、本実施の形態における情報システム2の概念図である。情報システム2は、駐車場装置20、サーバ装置21、端末装置22を備える。駐車場装置20は、駐車場のゲートに設置された装置であり、移動体が入庫した時刻に関する入庫時刻情報をサーバ装置21に送信する。駐車場装置20は、通常、移動体を識別する移動体識別子を取得し、移動体識別子と入庫時刻情報とを有するユーザ情報をサーバ装置21に送信する。駐車場装置20は、駐車場料金精算装置でも良い。なお、移動体とは、自動車、バイク、自転車等である。サーバ装置21は、いわゆるクラウドサーバ等でも良く、広く解する。端末装置22は、通常、ユーザが所持する携帯型端末であり、例えば、いわゆるスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ノートパソコン、携帯端末等である。
図7は、本実施の形態における情報システム2のブロック図である。情報システム2を構成する駐車場装置20は、移動体識別子取得部201、時刻取得部202、および駐車情報送信部203を備える。
サーバ装置21は、サーバ格納部211、サーバ受信部212、サーバ処理部213、およびサーバ送信部214を備える。
サーバ格納部211は、料金情報格納部2111、およびユーザ情報格納部2112を備える。
サーバ処理部213は、利用状況情報取得部131、判断部132、および通知先情報取得部2131を備える。
利用状況情報取得部131は、現在時刻取得手段1311、現利用時間情報取得手段1312、および利用状況情報取得手段1313を備える。
端末装置22は、格納部221、受信部222、処理部223、および出力部224を備える。
駐車場装置20を構成する移動体識別子取得部201は、駐車場に入庫する移動体の移動体識別子を取得する。また、移動体識別子取得部201は、駐車場に出庫する移動体の移動体識別子を取得する。移動体識別子取得部201は、例えば、移動体のナンバープレートを撮影し、画像認識することにより移動体識別子を取得しても良い。また、移動体識別子取得部201は、例えば、無線通信手段により、移動体に設置された装置から移動体識別子を受信しても良い。なお、移動体識別子は、ナンバープレートの番号、クレジットカード番号等でも良い。なお、移動体識別子取得部201は、駐車場に入庫、または出庫する移動体を認識しても良い。
時刻取得部202は、移動体が入庫した時刻に関する入庫時刻情報を取得する。時刻取得部202は、移動体が出庫した時刻に関する出庫時刻情報を取得する。時刻取得部202は、時計でも良いし、図示しないサーバ装置から現在時刻を受信する受信手段でも良い。時刻取得部202は、駐車場のゲート前に移動体が来たこと、またはゲートを開いたことを検知し、入庫することを示す入庫時刻情報、または出庫することを示す出庫時刻情報を取得しても良い。
駐車情報送信部203は、移動体識別子取得部201が取得した移動体識別子を含む入庫情報、または出庫情報をサーバ装置21に送信する。駐車情報送信部203は、移動体識別子取得部201が取得した移動体識別子と時刻取得部202が取得した入庫時刻情報とを含む入庫情報をサーバ装置21に送信しても良い。駐車情報送信部203は、移動体識別子取得部201が取得した移動体識別子と時刻取得部202が取得した出庫時刻情報とを含む出庫情報をサーバ装置21に送信しても良い。
サーバ格納部211は、各種の情報を格納し得る。各種の情報は、例えば、後述するユーザ情報である。また、各種の情報は、例えば、料金情報である。
料金情報格納部2111は、駐車場の利用の料金に関する情報である料金情報を格納し得る。
ユーザ情報格納部2112は、1または2以上のユーザ情報を格納し得る。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、ユーザの駐車に関する情報を含む。ユーザ情報は、例えば、駐車場に入庫した移動体を識別する移動体識別子と端末装置22への通知先を示す通知先情報とを有する。ユーザ情報は、例えば、ユーザを識別するユーザ識別子、駐車料金の課金のためのクレジットカード番号、入庫時刻情報、出庫時刻情報等を有する。出庫時刻情報は、出庫時刻に関する情報であり、例えば、出庫した時刻を示す情報である。
サーバ受信部212は、入庫情報を受信する。サーバ受信部212は、通常、移動体識別子と入庫時刻情報を有する入庫情報を受信する。ただし、受信される入庫情報は、移動体識別子だけでも良い。サーバ受信部212は、出庫情報を受信する。サーバ受信部212は、通常、移動体識別子と出庫時刻情報を有する出庫情報を受信する。ただし、受信される出庫情報は、移動体識別子だけでも良い。ここで、サーバ受信部212は、通常、駐車場に関連する装置である駐車場装置20から入庫情報または出庫情報を受信する。
サーバ処理部213は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、利用状況情報取得部131、通知先情報取得部2131が行う処理である。各種の処理とは、例えば、駐車料金を算出する処理である。また、各種の処理とは、例えば、駐車料金に応じた課金処理である。各種の処理とは、例えば、入庫したことを示す情報が受信された場合に、現在時刻を取得する処理である。なお、かかる現在時刻は、入庫時刻情報を構成する。また、各種の処理とは、例えば、出庫したことを示す情報が受信された場合に、現在時刻を取得する処理である。なお、かかる現在時刻は、出庫時刻情報を構成する。
通知先情報取得部2131は、サーバ受信部212が受信した移動体識別子に対応する通知先情報をユーザ情報格納部2112から取得する。
サーバ送信部214は、通知先情報取得部2131が取得した通知先情報に対応する端末装置22に、利用状況情報取得部131が取得した利用状況情報を送信する。なお、利用状況情報は、例えば、料金上昇時刻情報、駐車料金等である。
サーバ送信部214は、通知先情報取得部2131が取得した通知先情報に対応する端末装置22に、警告情報を送信しても良い。
また、サーバ送信部214は、端末装置22に削除情報を送信しても良い。削除情報は、端末装置22において、利用状況情報を削除させるための情報(命令と言っても良い。)である。
端末装置22を構成する格納部221は、各種の情報を格納し得る。各種の情報は、例えば、地図情報、利用状況情報等である。
受信部222は、サーバ装置21から利用状況情報を受信する。受信部222は、サーバ装置21から警告情報を受信する。受信部222は、サーバ装置21から削除情報を受信しても良い。
処理部223は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、利用状況情報を格納部221に蓄積する処理である。各種の処理とは、例えば、受信された削除情報に応じて、利用状況情報を格納部221から削除する処理である。
出力部224は、受信部222が受信した利用状況情報を出力する。また、出力部224は、受信部222が受信した警告情報を出力しても良い。
サーバ格納部211、料金情報格納部2111、ユーザ情報格納部2112、格納部221は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
サーバ格納部211等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報がサーバ格納部211等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報がサーバ格納部211等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報がサーバ格納部211等で記憶されるようになってもよい。
サーバ受信部212、受信部222は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
移動体識別子取得部201、サーバ処理部213、通知先情報取得部2131は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。サーバ処理部213等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
サーバ送信部214、駐車情報送信部203は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
出力部224は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考え出力部224は、受信部222が受信したても含まないと考えても良い。出力部224は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システム2の動作について説明する。まず、駐車場装置20の動作について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)移動体識別子取得部201は、入庫する移動体を認識したか否かを判断する。移動体を認識した場合はステップS802に行き、移動体を認識しない場合はステップS805に行く。なお、入庫する移動体は、入庫した移動体でも良い。
(ステップS802)移動体識別子取得部201は、駐車場に入庫する移動体の移動体識別子を取得する。
(ステップS803)駐車情報送信部203は、ステップS802で取得された移動体識別子を含む入庫情報を構成する。なお、通常、時刻取得部202は、移動体が入庫する時刻に関する入庫時刻情報を取得する。そして、通常、駐車情報送信部203は、移動体識別子と入庫時刻情報とを有する入庫情報を構成する。ただし、入庫情報は、移動体識別子だけでも良い。
(ステップS804)駐車情報送信部203は、ステップS803で構成した入庫情報をサーバ装置21に送信する。
(ステップS805)移動体識別子取得部201は、出庫する移動体を認識したか否かを判断する。移動体を認識した場合はステップS806に行き、移動体を認識しない場合はステップS801に戻る。なお、出庫する移動体は、出庫した移動体でも良い。
(ステップS806)移動体識別子取得部201は、駐車場に出庫する移動体の移動体識別子を取得する。
(ステップS807)駐車情報送信部203は、ステップS802で取得された移動体識別子を含む出庫情報を構成する。なお、通常、時刻取得部202は、移動体が出庫する時刻に関する出庫時刻情報を取得する。そして、通常、駐車情報送信部203は、移動体識別子と出庫時刻情報とを有する出庫情報を構成する。ただし、出庫情報は、移動体識別子だけでも良い。
(ステップS808)駐車情報送信部203は、ステップS807で構成した出庫情報をサーバ装置21に送信する。ステップS801に戻る。
なお、図8のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、サーバ装置21の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)サーバ受信部212は、駐車場装置20から入庫情報を受信したか否かを判断する。入庫情報を受信した場合はステップS902に行き、入庫情報を受信しない場合はステップS903に行く。
(ステップS902)サーバ処理部213は、ステップS901で受信された入庫情報の一部または全部をユーザ情報格納部2112に蓄積する。なお、入庫情報の一部とは、例えば、入庫情報を構成する入庫時刻情報である。サーバ処理部213は、例えば、入庫情報が有する移動体識別子に対応付けて、入庫情報が有する入庫時刻情報を蓄積する。また、サーバ処理部213は、例えば、図示しない時計または装置等から現在時刻を取得し、入庫情報が有する移動体識別子に対応付けて、当該現在時刻を蓄積する。なお、この現在時刻は、入庫時刻情報を構成する。ステップS901に戻る。
(ステップS903)サーバ受信部212は、駐車場装置20から出庫情報を受信したか否かを判断する。出庫情報を受信した場合はステップS904に行き、出庫情報を受信しない場合はステップS909に行く。
(ステップS904)サーバ処理部213は、出庫情報と当該出庫情報に対応する入庫情報とを用いて、駐車料金を算出する。サーバ処理部213は、例えば、以下のように駐車料金を算出する。まず、サーバ処理部213は、出庫情報が有する移動体識別子を取得する。そして、サーバ処理部213は、当該移動体識別子と対になる入庫時刻情報をユーザ情報格納部2112から取得する。次に、サーバ処理部213は、出庫情報が有する出庫時刻情報、または現在時刻である出庫時刻情報を取得する。そして、サーバ処理部213は、出庫時刻情報と入庫時刻情報との差異である駐車時間を算出する。次に、サーバ処理部213は、駐車時間を、料金情報格納部2111の料金情報に適用し、料金を取得する。なお、かかる駐車時間を料金情報に適用し、料金を取得する処理は公知技術であるので詳細な説明を省略する。
(ステップS905)サーバ処理部213は、ステップS904で取得した料金を用いて課金処理を行う。例えば、サーバ処理部213は、出庫情報が有する移動体識別子と対になるクレジットカード番号をユーザ情報格納部2112から取得する。そして、サーバ処理部213は、クレジットカード番号とステップS904で取得した料金とを用いて、課金処理を行う。かかる課金処理も公知技術であるので、詳細な説明を省略する。
(ステップS906)サーバ処理部213は、出庫情報に対応する入庫情報を、ユーザ情報格納部2112から削除する。なお、サーバ処理部213は、かかる削除処理を行わなくても良い。
(ステップS907)通知先情報取得部2131は、サーバ受信部212が受信した出庫情報が有する移動体識別子に対応する通知先情報をユーザ情報格納部2112から取得する。
(ステップS908)サーバ送信部214は、ステップS907で取得された通知先情報が示す通知先に、削除情報を送信する。ステップS901に戻る。なお、削除情報とは、入庫情報が削除された旨を示す情報である。また、削除情報は、駐車場の利用が終了したことを示す情報等でも良い。ステップS901に戻る。
(ステップS909)サーバ処理部213は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS910)サーバ処理部213は、ユーザ情報格納部2112に、i番目の入庫情報が存在するか否かを判断する。i番目の入庫情報が存在する場合はステップS911に行き、i番目の入庫情報が存在しない場合はステップS901に戻る。
(ステップS911)利用状況情報取得部131は、利用状況情報を取得する。利用状況情報取得について、図3のフローチャートを用いて説明した。
(ステップS912)サーバ処理部213は、ステップS911で取得した利用状況情報を送信するか否かを判断する。送信すると判断した場合はステップS913に行き、送信しないと判断した場合はステップS915に行く。なお、例えば、サーバ処理部213は、ステップS912で直前に取得した利用状況情報が有する予め決められた情報(例えば、料金)と、直前より一つ前に取得した利用状況情報が有する予め決められた情報(例えば、料金)とが異なる場合に、利用状況情報を送信すると判断する。
(ステップS913)通知先情報取得部2131は、i番目の入庫情報に対応する移動体識別子に対応する通知先情報をユーザ情報格納部2112から取得する。
(ステップS914)サーバ送信部214は、ステップS913で取得された通知先情報に対応する端末装置22に、ステップS911で取得された利用状況情報を送信する。
(ステップS915)判断部132は、ステップS911で取得された利用状況情報が、予め格納されている警告条件に合致するか否かを判断する。警告条件に合致する場合はステップS916に行き、警告条件に合致しない場合はステップS901に戻る。
(ステップS916)通知先情報取得部2131は、i番目の入庫情報に対応する移動体識別子に対応する通知先情報をユーザ情報格納部2112から取得する。なお、ステップS913で通知先情報が取得された場合は、本ステップは省略されることは好適である。
(ステップS917)サーバ送信部214は、通知先情報取得部2131が」取得した通知先情報が示す端末装置22に警告情報を送信する。ステップS901に戻る。なお、警告情報は、例えば、もうすぐ(例えば、5分後)に駐車料金がアップすることを示す情報である。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、端末装置22の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)受信部222は、サーバ装置21から利用状況情報を受信したか否かを判断する。利用状況情報を受信した場合はステップS1002に行き、利用状況情報を受信しない場合はステップS1004に行く。
(ステップS1002)処理部223は、ステップS1001で受信された利用状況情報を格納部221に蓄積する。
(ステップS1003)出力部224は、ステップS1001で受信された利用状況情報を出力する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1004)受信部222は、サーバ装置21から警告情報を受信したか否かを判断する。警告情報を受信すればステップS1005に行き、警告情報を受信しなければステップS1006に行く。
(ステップS1005)出力部224は、ステップS1004で受信され警告情報を出力する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1006)受信部222は、サーバ装置21から削除情報を受信したか否かを判断する。削除情報を受信すればステップS1007に行き、削除情報を受信しなければステップS1008に行く。
(ステップS1007)処理部223は、利用状況情報を格納部221から削除する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1008)処理部223は、格納部221に利用状況情報が存在するか否かを判断する。利用状況情報が存在する場合はステップS1009に行き、利用状況情報が存在しない場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1009)処理部223は、利用状況情報が有する駐車時間の情報をカウントアップする。なお、処理部223は、例えば、図示しないタイマーまたは時計を保持している、とする。また、処理部223は、例えば、時刻を図示しない装置から受信しても良い。
(ステップS1010)出力部224は、カウントアップした駐車時間を有する利用状況情報を出力する。ステップS1001に戻る。
なお、図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システム2の具体的な動作について説明する。
情報システム2の概念図は図6である。
今、料金情報格納部2111は、図4に示す料金情報を格納している、とする。また、サーバ格納部211は、警告条件「料金がアップする5分前」を格納している、とする。
また、ユーザ情報格納部2112は、図11に示すユーザ情報管理表を保持している、とする。ユーザ情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「移動体識別子」「クレジットカード番号」「通知先情報」「駐車情報」を有するレコードを1以上格納している。「駐車情報」は、「入庫時刻」「出庫時刻」を有する。なお、例えば、ユーザが駐車場を使用していない場合、「入庫時刻」「出庫時刻」はNULLである、とする。
かかる状況において、ユーザが乗った自動車が駐車場「タイムズ赤坂台23」に入庫した、とする。すると、入庫時に通過するゲート前に設置された駐車場装置20の移動体識別子取得部201は、入庫する移動体を認識する。そして、移動体識別子取得部201は、駐車場に入庫する移動体の移動体識別子「品川55 123−1111」を取得した、とする。
次に、時刻取得部202は、移動体が入庫する時刻に関する入庫時刻情報「3:27:00」を取得する。なお、ここでの入庫時刻情報は、通常、現在時刻である。
次に、駐車情報送信部203は、取得された移動体識別子「品川55 123−1111」と入庫時刻情報「3:27:00」とを含む入庫情報を構成する。ここでは、入庫情報は、「<移動体識別子>品川55 123−1111,<入庫時刻情報>3:27:00」である。
そして、駐車情報送信部203は、構成された入庫情報「<移動体識別子>品川55 123−1111,<入庫時刻情報>3:27:00」をサーバ装置21に送信する。
次に、サーバ装置21のサーバ受信部212は、入庫情報を受信する。そして、サーバ処理部213は、受信された入庫情報の「<移動体識別子>品川55 123−1111」に対応する、図11のユーザ情報管理表の「ID=1」のレコードの入庫時刻の属性値に「3:27:00」を蓄積する。
そして、以後、サーバ装置21において、駐車時間のカウントアップが行われる。例えば、現在時刻「4:21:34」になった場合に、利用状況情報取得部131は、以下のように利用状況情報を取得する。
まず、現在時刻取得手段1311は、現在時刻「4:21:34」を取得した、とする。
次に、現利用時間情報取得手段1312は、現在時刻「4:21:34」と入庫時刻情報「3:27:00」との差である現利用時間情報「54分26秒」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報「54分26秒」を図4の料金情報に適用し、現在の料金「500円」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報「54分26秒」と次の料金になるまでの時間「60分」とを用いて、次の料金アップまでの時間(例えば、第一の料金上昇時刻情報という。)「5分34秒」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現在時刻と次の料金アップまでの時間とを用いて、次の料金アップの時刻(例えば、第二の料金上昇時刻情報という。)「4:27:00」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、利用状況情報「<現利用時間情報>54分26秒,<料金>500円,<次の料金アップまでの時間>5分34秒,<料金アップの時刻>4:27:00」を構成する、とする。
次に、サーバ処理部213は、取得した利用状況情報を送信する、と判断した、とする。なお、前回の送信時から、予め決められた時間以上(例えば、30秒)、経過している場合に、サーバ処理部213は、利用状況情報を送信する、と判断する、とする。
次に、通知先情報取得部2131は、移動体識別子「品川55 123−1111」に対応する通知先情報「ab@x.com」をユーザ情報管理表(図11)から取得する。
次に、サーバ送信部214は、取得された通知先情報「ab@x.com」に対応する端末装置22に、取得された利用状況情報を送信する。
次に、端末装置22の受信部222は、サーバ装置21から利用状況情報「<現利用時間情報>54分26秒,<料金>500円,<次の料金アップまでの時間>5分34秒,<料金アップの時刻>4:27:00」を受信する。
次に、処理部223は、受信された利用状況情報「<現利用時間情報>54分26秒,<料金>500円,<次の料金アップまでの時間>5分34秒,<料金アップの時刻>4:27:00」を格納部221に蓄積する。
次に、出力部224は、ステップS1001で受信された利用状況情報を出力する。かかる出力例は、例えば、図5である。
次に、サーバ装置21の判断部132は、取得された利用状況情報を構成する「<次の料金アップまでの時間>5分34秒」が、予め格納されている警告条件「料金がアップする5分前」に合致しない、と判断する。
そして、サーバ装置21から、警告情報は端末装置22に送信されない。また、端末装置22の受信部222は、サーバ装置21から警告情報を受信しない、と判断する。
そして、現在時刻が「4:22:00」になった際に、サーバ装置21、および端末装置22は以下にように動作する。
まず、サーバ装置21の現在時刻取得手段1311は、現在時刻「4:22:00」を取得した、とする。
次に、現利用時間情報取得手段1312は、現在時刻「4:22:00」と入庫時刻情報「3:27:00」との差である現利用時間情報「55分00秒」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報「55分26秒」を図4の料金情報に適用し、現在の料金「500円」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現利用時間情報「55分00秒」と次の料金になるまでの時間「60分」とを用いて、次の料金アップまでの時間「5分00秒」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、現在時刻と次の料金アップまでの時間とを用いて、次の料金アップの時刻「4:27:00」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、図4の表からアップ金額「100円」を取得する。
次に、利用状況情報取得手段1313は、利用状況情報「<現利用時間情報>55分00秒,<料金>500円,<次の料金アップまでの時間>5分00秒,<料金アップの時刻>4:27:00,<アップ金額>100円」を構成する、とする。
次に、サーバ処理部213は、取得した利用状況情報を送信する、と判断する。なお、前回の送信時から、予め決められた時間以上(例えば、30秒)、経過しているので、サーバ処理部213は、利用状況情報を送信する、と判断した。
次に、通知先情報取得部2131は、移動体識別子「品川55 123−1111」に対応する通知先情報「ab@x.com」をユーザ情報管理表(図11)から取得する。
次に、サーバ送信部214は、取得された通知先情報「ab@x.com」に対応する端末装置22に、取得された利用状況情報を送信する。
次に、サーバ装置21の判断部132は、取得された利用状況情報を構成する「<次の料金アップまでの時間>5分00秒」が、予め格納されている警告条件「料金がアップする5分前」に合致する、と判断する。
次に、サーバ送信部214は、通知先情報取得部2131が取得した通知先情報「ab@x.com」が示す端末装置22に警告情報を送信する。ここで、警告情報は、例えば、「あと5分で、駐車料金が100円アップします。」という音声情報である、とする。なお、サーバ送信部214は、格納されている警告情報の雛形「あと<時間>分で、駐車料金が<金額>アップします。」に、警告条件「料金がアップする5分前」の「5分」、および利用状況情報を構成するアップ金額「100円」を代入し、警告情報を構成する。
次に、端末装置22の受信部222は、サーバ装置21から利用状況情報「<現利用時間情報>55分00秒,<料金>500円,<次の料金アップまでの時間>5分00秒,<料金アップの時刻>4:27:00,<アップ金額>100円」を受信する。
次に、処理部223は、受信された利用状況情報「<現利用時間情報>55分00秒,<料金>500円,<次の料金アップまでの時間>5分00秒,<料金アップの時刻>4:27:00,<アップ金額>100円」を格納部221に蓄積する。
次に、出力部224は、受信された利用状況情報を出力する。そして、出力部224は、例えば、利用状況情報が有する駐車時間、現在時刻等は、カウントアップされて、常時、出力する
次に、受信部222は、サーバ装置21から警告情報を受信する。そして、出力部224は、受信され警告情報「あと5分で、駐車料金が100円アップします。」を音声出力する。
次に、ユーザは、慌てて駐車場に戻り、出庫のために、自動車を駐車場のゲートまで運転した、とする。
次に、駐車場装置20の移動体識別子取得部201は、出庫する自動車を認識する。そして、移動体識別子取得部201は、駐車場に出庫する自動車の移動体識別子「品川55 123−1111」を取得する。
次に、時刻取得部202は、移動体が出庫する時刻に関する出庫時刻情報「4:26:00」を取得する。そして、駐車情報送信部203は、移動体識別子「品川55 123−1111」と出庫時刻情報「4:26:00」と出庫情報「<移動体識別子>品川55 123−1111,<出庫時刻情報>4:26:00」を構成する。
次に、駐車情報送信部203は、当該出庫情報「<移動体識別子>品川55 123−1111,<出庫時刻情報>4:26:00」をサーバ装置21に送信する。
次に、サーバ装置21のサーバ受信部212は、出庫情報を受信する。
次に、サーバ処理部213は、出庫情報が有する「<出庫時刻情報>4:26:00」と、移動体識別子「品川55 123−1111」と対になる入庫時刻「3:27:00」とを用いて、駐車時間「59分」を算出する。そして、サーバ処理部213は、駐車時間「59分」を図4の料金表に適用し、駐車料金「500円」を得る。
次に、サーバ処理部213は、取得した料金「500円」を用いて課金処理を行う。つまり、サーバ処理部213は、移動体識別子「品川55 123−1111」と対になるクレジットカード番号「XXXXXXX」を取得する。そして、サーバ処理部213は、当該クレジットカード番号で識別されるクレジットカードに対して、料金「500円」を課金する処理を行う。かかる課金処理は公知技術であるので、説明を省略する。
次に、サーバ処理部213は、移動体識別子「品川55 123−1111」と対になる入庫時刻および出庫時刻を、ユーザ情報管理表(図11)から削除する。
次に、通知先情報取得部2131は、移動体識別子「品川55 123−1111」と対になる通知先情報「ab@x.com」をユーザ情報管理表(図11)から取得する。
次に、サーバ送信部214は、取得された通知先情報「ab@x.com」が示す端末装置22に、削除情報を送信する。
次に、端末装置22の受信部222は、サーバ装置21から削除情報を受信する。そして、処理部223は、利用状況情報を格納部221から削除する。
以上、本実施の形態によれば、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、ユーザが駐車場の利用状況を知ることができる。
また、本実施の形態によれば、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、駐車場の利用料金がアップする時刻を、ユーザは知ることができる。
また、本実施の形態によれば、駐車場に移動体を駐車した後、駐車場から離れた場所において、駐車場の利用料金がアップするまでの残り時間を、ユーザは知ることができる。
なお、さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるサーバ装置21を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、駐車場に入場した移動体を識別する移動体識別子と端末装置への通知先を示す通知先情報とを有する2以上のユーザ情報を格納し得るユーザ情報格納部を具備し、コンピュータを、移動体識別子と駐車場に入場した時の時刻に関する入場時刻情報とを受信するサーバ受信部と、前記入場時刻情報を用いて、駐車場の利用状況に関する利用状況情報を取得する利用状況情報取得部と、前記サーバ受信部が受信した移動体識別子に対応する通知先情報を前記ユーザ情報格納部から取得する通知先情報取得部と、前記通知先情報取得部が取得した通知先情報に対応する端末装置に、前記利用状況情報を送信するサーバ送信部として機能させるためのプログラムである。
上記プログラムにおいて、前記記録媒体は、駐車場の利用の料金に関する情報である料金情報を格納し得る料金情報格納部をさらに具備し、前記利用状況情報取得部は、前記料金情報を用いて、料金が上昇する時刻に関する情報である料金上昇時刻情報を取得し、前記サーバ送信部は、前記料金上昇時刻情報を端末装置に送信するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記利用状況情報取得部は、前記料金情報と前記入場時刻情報とを用いて、料金が上昇する時刻までの残り時間である料金上昇時刻情報を取得するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
上記プログラムにおいて、前記料金情報は、利用時間と料金とを有し、前記利用状況情報取得部は、現在時刻を取得する現在時刻取得手段と、前記現在時刻と前記時刻情報との差である現利用時間情報を取得する現利用時間情報取得手段と、前記現利用時間情報と前記料金情報とを用いて、利用状況情報を取得する利用状況情報取得手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、図12は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の端末装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図12は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図13、システム300のブロック図である。
図12において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図13において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の端末装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の端末装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信するステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。