JP6451776B2 - 太陽光発電装置 - Google Patents

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Description

この発明は、太陽光発電装置に関するものである。
太陽光発電パネルは、長方形底板の全周囲を側板で囲んだ扁平直方体状凹型筐体と、その筐体の開口に設けた透光板と、前記筐体内に設けられて前記透光板を通った太陽光を電気に変換する発電素子とからなる構成が一般的である。
この構成の太陽光発電パネルは、発電素子(セル)の多数を平面状に隣接して配列し、太陽光をその各発電素子に直接に照射して発電する平板型(特許文献1、図1等参照)と、前記透光板をフレネルレンズ等の集光板としてそのレンズで太陽光を集光し発電素子に照射し太陽光エネルギーを濃縮して発電する集光型(特許文献2段落0025〜0026、図2参照)とがある。
また、太陽光発電パネルの設置態様(太陽光発電装置)としては、屋根等に固定する固定型と、太陽を追尾(追日)する架台に設置される追尾型とがあり、前記集光型は、太陽の位置で集光位置がずれるため、太陽光発電パネルが常に太陽に正対する(直達光が直交する)様に追尾型となっている(特許文献2段落0020〜0021、図1参照)。
特開2002−222972号公報 特開2012−256783号公報
ところで、日の出とともに太陽光は大地に降り注ぐが、図13Aの2点鎖線に示すように、固定型の太陽光発電パネルには、その日の出から、直達光が真っ直ぐに当らず、斜めに差し込むため、発電量は、日の出から徐々に立ち上がり、昼近くでピークになって日の入りに向かって徐々に低下していく。これに対し、同図1点鎖線で示すように、追尾型の太陽光発電パネルは、太陽が出れば、その太陽に向くため、日の出から直達光が真っ直ぐに当り、フルパワー発電となって、その状態は日の入り近くまで続く。このため、一般的には、同一の照射面積の場合、固定型に対し追尾型の発電量は1.4倍とされており、平板型においても、追尾架台に設置して追尾型とするものが増えている。
また、太陽光の当る面積が同じで発電量が同じとすれば、平板型はその太陽光の照射面積の大きさの発電素子が必要であるのに対し、集光型は、集光度合に応じた、例えば、1/100の面積に集光できれば、平面型に対して1/100の大きさの発電素子で十分である。
このように、集光・追尾型太陽光発電装置は、平板・固定型及び平板・追尾型太陽光発電装置に対して優れた面があり、コスト面が解決されれば、今後、太陽光発電において主流になると考えられる。
このように、集光・追尾型太陽光発電装置は発電効率の面で優れているが、曇りの日等のように、太陽が隠れている場合には、その太陽を追尾できなく、殆どの場合、太陽光を集光できずに発電量が極めて少なくなる欠点がある。一方、平板型太陽電池(平板型太陽光発電装置)は、受光面全域に発電素子があるため、その受光面に光が照射すれば、その受光によって発電する。すなわち、曇りの日等のように太陽が隠れる場合においても、少なからず、発電を行なう。
また、追尾型太陽光発電装置は、通常、太陽光発電パネルをその支持部となるフレームに固定支持し、そのフレームに設けた太陽の位置捕捉部でもって太陽の位置を捕捉し、その捕捉情報に基づきフレームの向きを上下左右に変更させて、太陽光発電パネルを太陽に正対させる。このとき、全ての太陽光発電パネルが太陽に正対するためには、フレームに対して全ての太陽光発電パネルが同一レベルで取付けられている必要がある。
従来における各太陽光発電パネルのフレームへの取付けは、それぞれ、水準器を使用して受光面がフレームと平行になるようにしている。この作業は繁雑であり、工夫が必要である。また、フレームも全長に亘って剛性があるわけでもなく、端になればなるほど撓む。このため、フレーム中央部の太陽光発電パネルと端部の太陽光発電パネルは、その受光面が同一に太陽に正対させることは困難である。
さらに、追尾型、固定型の両者の太陽光発電装置においても、太陽光発電パネルをその支持部となるフレームに固定支持するが、通常、その固定支持は、太陽光発電パネルの底板をフレームにボルト止めして行なっている。そのボルト止めは、太陽光発電パネルの裏面からの作業となる。
このため、太陽光発電パネルの補修や交換をする場合、太陽光発電パネルの裏面からボルトを外し、その太陽電池を取外し・取付けすることとなる。このとき、太陽光発電パネルはフレーム上面(表面)にその縦横に並べて取付けられているため、通常、その太陽光発電パネルの取外し・取付けは、その表面側からとなる。このため、前記裏面側のボルト止め作業者と太陽光発電パネルの取外し・取付け作業者が太陽光発電パネル群の表裏面側に必要となる。多くの作業者が必要であることは、作業コストの高騰となる。
この発明は、このような実状の下、集光型と平板型の利点を併せ持つものとすることを第1の課題、縦横に並べた太陽光発電パネルの全てをできる限り太陽に正対させることを第2の課題、縦横に並べた太陽光発電パネルの取外し・取付け作業性を向上させることを第3の課題とする。
前記第1の課題を達成するこの発明は、集光型太陽光発電パネルと、平板型太陽光発電パネルと、前記両太陽光発電パネルの複数を支持する支持部と、その支持部の向きを上下左右に変更させる駆動部と、前記支持部に設けた太陽の位置を捕捉する捕捉部とを含む太陽追尾型太陽光発電装置としたのである。
その集光型太陽光発電パネルと平板型太陽光発電パネルの配置は、取り付け作業性等を考慮して適宜に決定すればよいが、例えば、支持部の上下左右変更支点に対し、その支点側に集光型太陽光発電パネル、その集光型太陽光発電パネルの外側に平板型太陽光発電パネルを設けることが好ましい。前記上下左右変更支点側は、その外側に対して支持部の上下左右変更に対して大きく変化しない。このため、その変化しない領域に集光型太陽光発電パネルが位置すれば、支持部の太陽追尾に伴うパネル追尾の精度が大きく低下することがなく、太陽の直達光がパネル受光面に降り注ぐ割合も多くなるため、発電効率が高くなるからである。一方、平板型太陽光発電パネルは、その発電効率が太陽との正対精度にあまり影響されないため、前記上下左右変更支点から離れてもその発電効率の低下は少ないからである。
ここで、複数の太陽光発電パネルの全受光面積を一定とし、その全ての太陽光発電パネルが平板型であれば、朝から夕方まで太陽が出て太陽光を受けた場合の発電量が図13Aの2点鎖線で示すものとなり、同集光型であれば、同1点鎖線で示すものとなる。このため、太陽光発電パネルを平板型と集光型を半数ずつ(同数)にすれば、その発電量は同図の実線で示すものとなる。
しかし、朝から夕方まで太陽が出て太陽光が降り注ぐことは希であり、集光型はそのような発電量を確保することは困難である。このため、太陽光の照射があったりなかったりしても、その場合、太陽光発電パネルを平板型と集光型を半数ずつにすれば、図13Bに示すように、平板型の発電量は2点鎖線のように、集光型の発電量は1点鎖線のようにそれぞれなって、両者の合計発電量は実線のようになる。
このため、1年間を通して考えれば、平板型と集光型の両太陽光発電パネルを併用することが最も多くの発電量を得ることができる。その平板型と集光型の割合は、設置場所の太陽光の照射時間等を実験等によって把握し、その把握値に基づいて適宜に決定する。
前記第2の課題を達成するこの発明は、太陽光発電パネルと、その太陽光発電パネルの複数を支持するフレームと、そのフレームの向きを上下左右に変更させる駆動部と、前記フレームに設けた太陽の位置を捕捉する捕捉部と、前記太陽光発電パネルが太陽に正対しているか否かを確認する器具とを含む太陽追尾型太陽光発電装置であって、前記太陽光発電パネルが太陽に正対しているか否かを確認する器具が、前記フレームに固定の遮光板と、その遮光板と平行の色付き透明板からなる受光板と、前記遮光板と受光板の間に設けたその両板の間隔方向が筒軸の遮光筒とからなり、前記遮光板に太陽光取り入れ孔が形成され、前記受光板は、前記太陽光取り入れ孔からの太陽光が照射されると、その照射面の反対側からその照射位置を確認でき、その確認位置によって前記太陽光発電パネルが太陽に正対しているか否かを確認する太陽追尾型太陽光発電装置としたのである。
例えば、縦横に並べた太陽光発電パネル群の中央部に設けた捕捉部が太陽を捕捉してフレームを各太陽光発電パネルの受光面が太陽に正対するようにその向きを変更させても(追尾しても)、フレームの撓み等によって全ての太陽光発電パネルの受光面が太陽に正対するとは限らない。一方、この確認器具は、フレーム、すなわち太陽光発電パネルの受光面が太陽に正対している場合、太陽光取り入れ孔からの太陽光が照射される受光板の位置が予め示されている。このため、例えば、この確認器具をフレームの端に設け、太陽光取り入れ孔からの太陽光が受光板の所要位置(正対位置)に照射されるように、前記捕捉部による補正や太陽光発電パネルの取り付け態様の調整等を行なう。このとき、パネル受光面に対する直達光の有効照射角度は0.26度であるため、その角度内に全ての太陽光発電パネルの受光面の太陽に対する対向角度が入るようにする。
この確認器具を各太陽光発電パネルに取付ければ、その各パネル受光面が太陽に正対しているか否かを確認できる。このため、その確認に基づき、各パネルの取付け態様、例えば、フレームにボルトでもって太陽光発電パネルを取付けている場合、そのボルトに通したフレームとパネル間の座金数を調整して、フレームに対するパネル受光面の取付け角度を調整する。
また、この確認器具は数個の太陽光発電パネル毎に設けても良い。このとき、確認器具はその太陽光発電パネル群の中央に設けることができる。
さらに、この確認器具は、集光型太陽光発電パネル及びその発電装置に限らず、平板型太陽光発電パネル及びその発電装置に採用することができ、また、太陽追尾型に限らず、固定型に採用しても良い。
遮光筒は、円筒状や角筒状等の適宜な断面形状のものを採用できる。しかし、遮光しなくても、太陽光取り入れ孔からの太陽光が照射された受光板の位置が確認できれば、受光板をフレームに単に支持する支持杆で代用しても良い。また、受光板の色は、黒、灰色等が考えられるが、照射太陽光が確認できれば、色付きでなくても良い。すなわち無色透明でもよい。無色透明でも照射点は光って確認し得るからである。
前記第3の課題を達成するこの発明は、太陽光発電パネルと、その太陽光発電パネルの複数を支持するフレームとを含む太陽光発電装置であって、前記各太陽光発電パネルの側面に突出するリブ片を有し、前記フレームは前記リブ片が当てがわれるフランジを有して、隣り合う太陽光発電パネルの対向する両リブ片を前記フランジに当てがい、太陽光発電パネルの表面側から、前記リブ片を前記フランジにビス止め(ボルト止め)した太陽光発電装置としたのである。
この構成とすれば、太陽光発電パネルの表面側からのボルト止め又はボルト外しによって太陽光発電パネルをフレームから取外したり、フレームに取付けたりすることができる。
この太陽光発電パネルの取付構造は、集光型太陽光発電パネルの取付けに限らず、平板型太陽光発電パネルの取付けに採用することができ、また、太陽追尾型に限らず、固定型に採用することもできる。
なお、前記第1〜3の課題を達成する各発明はその2つを適宜に組み合わせたり、その3つの発明の全てを組み合わせたりすることができる。
前記第1の課題を達成する発明は、追尾型であることから、その追尾型の利点を有するとともに、平板型と集光型を併用したので、年間で考えれば、その一方の型のみの太陽光発電パネルを備えた発電装置に比べれば、その発電量は多いものとなる。
前記第2の課題を達成する発明は、簡単な構造でもって太陽に対する正対状態を確認できる。このため、各太陽光発電パネルを太陽に正確に正対することができて、高効率の発電を行なうことができる。
前記第3の課題を達成する発明は、太陽光発電パネルの表面側からその取外し・取付けができるため、その取付け・取外しは、一人の作業者でも行なうことができる。このため、その作業コストの低減を図ることができる。因みに、太陽光発電パネルの設置やメンテナンスにおいて、工賃はかなりのウエイトを占めており、そのコストの低減を図ることは、太陽光発電の普及を促進するものとなる。
この発明の一実施形態の斜視図 同実施形態の太陽光発電パネルの縦横取付け状態を示し、(A)は正面図、(B)は同左側面図、(C)は同下面図 同実施形態の集光型太陽光発電パネルの斜視図 同実施形態の平板型太陽光発電パネルの斜視図 同実施形態の集光型太陽光発電パネルの取付け説明図であり、(A)は取付け金具の斜視図、(B)は取付け状態の平面図、(C)は同部分正面図 同実施形態の確認器具を示し、(A)は裏面からの斜視図、(B)は正面図 他の実施形態の斜視図 他の実施形態の太陽光発電パネルの一縦横取付け状態図 他の実施形態の太陽光発電パネルの一縦横取付け状態図 他の実施形態の太陽光発電パネルの一縦横取付け状態図 他の実施形態の太陽光発電パネルの他の縦横取付け状態図 他の実施形態の太陽光発電パネルの他の縦横取付け状態図 発電量比較図を示し、(A)は太陽が朝から夕方まで出ている時、(B)は太陽が出たり出なかったりする時
この発明の一実施形態を図1〜図6に示す。この実施形態は、図1に示す追尾型太陽光発電装置である。この実施形態は、一行8台の集光型太陽光発電パネルP1を中央部上下にそれぞれ二段に設け、その外側に、一行5台の平板型太陽光発電パネルP2をそれぞれ一段に設けている。それらの集光型太陽光発電パネルP1、平板型太陽光発電パネルP2(総称符号:P)は、追尾架台Dに設けたフレームFに取付けられている。フレームFは、追尾架台Dに対して左右方向(追尾架台Dの軸心周り)かつ上下方向(追尾架台Dの軸心に沿う)に電動機E等によってそれぞれ回動可能となっている。この実施形態では、フレームFが集光型太陽光発電パネルP1、平板型太陽光発電パネルP2を支持する支持部を構成し、電動機E等がその支持部(フレームF)の向きを上下左右に変更させる駆動部を構成する。
集光型太陽光発電パネルP1は、従来と同様に、図3に示すように、底板の全周囲を側板で囲んだ扁平長方体状の筐体1と、その筐体1の開口に設けた集光レンズ板2と、前記筐体1内に設けられて前記集光レンズ板2の各集光レンズ3に対応した発電素子(図示せず)とからなる。その大きさは、例えば、縦:850mm、横:650mm、厚さ:95mm等として、一人で持ち運べる大きさ・重さ(軽量・薄型)となっている。この程度の大きさであると、我国の薄型TV、LED照明器具等の生産技術の応用によって、集光レンズ板2等の製作コストの低減や発電素子の自動実装等による低コスト化が可能である。
平板型太陽光発電パネルP2も、従来と同様に、図4に示すように、底板の全周囲を側板で囲んだ扁平長方体状の筐体1Aと、その筐体1A内全域に光電変換層が複数積層され、その表面に保護ガラス2Aを設けたものである(特許文献1段落0014〜0073、図1〜図3参照)。
その各太陽光発電パネルP1、P2を縦横に配置したフレームFの中央部に、太陽方位計(太陽追日計)C1、全天日射計C2及び太陽光直達光計C3が配置されている。太陽方位計C1によって太陽の位置(方位)を確認し、その確認信号に基づき、フレームFが左右及び上下方向に動いて太陽に真っ直ぐ向く(正対する)回転角θと迎え角αとされる。
すなわち、常時、太陽の一日の運行に追尾して、東方向から西方向へ太陽光発電パネルPの受光面を可動とする方位角(回転角)に制御され、太陽高度が低い日の出から高度の高い昼そして再び高度の低くなる日没まで太陽の一日の高度変化に追尾する。また、仰角方向に太陽光発電パネルPの受光面を可動とする仰角(迎え角)に制御されて、パネル受光面を発電効率が最良となる、太陽に向かって各太陽光発電パネルP(受光面)が真っ直ぐ(直角)に向く(受光面が正対する)状態とされる。
また、全天日射計C2によって全天空の日射量を検出し、太陽光直達光計C3によって直達光の日射量を検出し、それらの検出量と発電量との対比によって発電効率等が計算される(特許文献2段落0023〜0024、図1参照)。
この実施形態においては、太陽方位計C1が追尾センサであって太陽の位置を捕捉する捕捉部を構成する。
集光型太陽光発電パネルP1の支持部となるフレームFへの取付け構造は、図5に示すように、その表面側から取付け・取外し可能となっている。すなわち、フレームFは、チャンネル鋼材からなる部材10を縦横格子状に配置し、その各部材10をボルト止め(ビス止め)や溶接等によって一体としたものである(図5(C)参照)。
また、集光型太陽光発電パネルP1はその側面に側方に突出するリブ片15を有している。このため、図5(C)に示すように、隣接する集光型太陽光発電パネルP1、P1のリブ片15、15をフレーム部材10の上側フランジ11に当てがい、その上側(集光型太陽光発電パネルP1の表面側)から、さらに固定具(止め金具)12をそのリブ片15を介してフランジ11に当てがい、その固定具12をボルト13でもって締結する。その固定具12による締結位置は、集光型太陽光発電パネルP1を強固に固定取付けし得るように、集光型太陽光発電パネルP1の前後側面及び左右側面において適宜に設定する。
固定具12は、図5(A)に示すように、前後両側に立ち上がるアングル状の押圧片12Aとその前後の押圧片12Aの間の両側に斜め下向き押付片12Bを有する。このため、この固定具12をボルト13によってフランジ11に締結すると、その押付片12B、12Bがリブ片15をフランジ11に押付けて集光型太陽光発電パネルP1をフレーム部材10に固定する。また、押圧片12Aが集光型太陽光発電パネルP1の表面側縁に押圧されて集光型太陽光発電パネルP1を押圧し、その集光型太陽光発電パネルP1を固定すると共に集光レンズ板2を押えてその落下を防止する。これらの押圧によって、集光型太陽光発電パネルP1はフレーム部材10に強固に固定取付けされる。
このとき、予め、固定具12及びボルト13はフレーム部材10に取付け、固定具12はボルト13に対してその軸方向に移動可能としておく。この状態において、フレームFの表面側から集光型太陽光発電パネルP1をフレーム部材10にそのリブ片15が上側フランジ11と固定具12の押圧片12A及び押付片12Bの間に入り込むように載置し、その後、ボルト13でもって締結する。
このように、集光型太陽光発電パネルP1の取付け・取外しをその表面側から行なうことによって、作業性が良いものとなる。特に、この集光型太陽光発電パネルP1は、フレームFの中程に取付けられているため、表面側から、取外し・取付けし得ることは有効である。この集光型太陽光発電パネルP1の取外しはその取付け作業と逆の操作によって行なう。
平板型太陽光発電パネルP2は、その側面にリブ片15を有するものとして集光型太陽光発電パネルP1と同様の取付け態様とすることができる。しかし、この実施形態では、従来と同様に、フレーム部材10の裏面側からのボルト止めによって取付けている。この平板型太陽光発電パネルP2は、フレームFの上下部分に取付けられているため、集光型太陽光発電パネルP1に比べれば、裏面側からでもその取付け・取外しが容易であるからである。
この実施形態においては、フレームFの下側両端に各集光型太陽光発電パネルP1、平板型太陽光発電パネルP2が太陽に正対しているか否かを確認する確認器具20が設けられている。
この確認器具20は、図6に示すように、フレームFに固定の遮光板21と、その遮光板21と平行の色付き透明板からなる受光板22と、前記遮光板21と受光板22の間に設けたその両板21、22の間隔方向が筒軸の遮光筒23とからなる。
この確認器具20は、フレームF、すなわち太陽光発電パネルP1、P2の受光面(遮光板21)が太陽に正対している場合、遮光板21の中央の太陽光取り入れ孔24からの太陽光Cが照射される受光板22の位置が予め示されている。その位置は、複数の同心円をケガキによって描いたり、格子状にケガイたりして、その中心22aとしている。遮光板21と受光板22の間隔(遮光筒23の長さ)は、太陽の正対を確認できる限りにおいて任意であり、実験等によって適宜に決定する。
遮光板21と遮光筒23、遮光筒23と受光板22の一体化は、溶接やボルト止め(ビス止め)等の適宜な手段を採用する。この実施形態ではボルト26によっている。
この確認器具20は、遮光板21をそのボルト孔25を介してフレーム部材10にボルト締めすることによって取付ける。この取付け状態において、太陽方位計C1によって太陽の位置(方位)を確認し、その確認信号に基づき、フレームFが左右及び上下方向に動いて太陽に真っ直ぐ向く回転角θと迎え角αとされても(追尾しても)、フレームFの撓み等によって全ての太陽光発電パネルP1、P2の受光面が太陽に正対するとは限らない。
このため、この確認器具20でもって、太陽光取り入れ孔24からの太陽光Cが受光板22の中心22aに照射されるように太陽光発電パネルP1、P2の取り付け態様を調整して、フレーム10の端に設けた平板型太陽光発電パネルP2等の受光面が太陽に正対するように調整する。このとき、遮光筒23によって遮光板21と受光板22の間の太陽光Cの経路が遮光されているとともに、受光板22が色付きのため、受光板への太陽光Cの照射位置の確認も容易かつ正確となる。
その集光型太陽光発電パネルP1の取り付け態様の調整は、各パネルPのフレームFの面上における上下左右方向位置調整、及び押付片12B、12Bとリブ片15の間、又はリブ片15とフランジ11の間に座金等の介在片を入れてパネルPのフレームFの面に対する上下方向を移動させて行なう。このとき、直達光の照射角度は0.26度であるため、その角度内に全ての太陽光発電パネルPの受光面の対向角度が入るようにする。
このように、確認器具20をフレームFの端に設ければ、通常、フレームFの端が一番撓んで、その端に位置する太陽光発電パネルPの太陽に対する正対度合が狂うが、その端の太陽光発電パネルPの受光面の太陽に対する角度を直達光の照射角度である0.26度内に調整することによって、全ての集光型太陽光発電パネルP1、平板型太陽光発電パネルP2の受光面が直達光の照射角度である0.26度内に位置させることができる。両端の太陽光発電パネルPの受光面の太陽に対する角度が直達光の照射角度である0.26度内であれば、その間に位置する各太陽光発電パネルPの受光面の太陽に対する角度も直達光の照射角度である0.26度内となるからである。
この確認器具20は、フレームFの端に限らず、その作用を発揮する限りにおいて任意である。例えば、捕捉部(太陽方位計C1)の隣に設けたり、フレームFの四隅に設けたり、各太陽光発電パネルPにそれぞれ設けたり、複数の太陽光発電パネルPの中央に設けたりする。
また、捕捉部(太陽方位計C1等)の位置は、前記実施形態のように、縦横配置の集光型太陽光発電パネルP1の群の中央とし、その中央部にフレームFの上下左右の回動支点が位置することが好ましい。しかし、捕捉部の位置は、フレームFの中央に限らず、フレームFの上下左右の回動支点に設けたり、フレームFの左右方向の中央線上に設けたり等と、太陽の追尾に支障がない限りにおいて任意である。例えば、図7に示すように、フレームFの左右方向の中央線上の下端に設けることができる。
集光型太陽光発電パネルP1、平板型太陽光発電パネルP2の配置割合等の配置態様は、発電効率等を考慮して適宜に決定すれば良いが、例えば、図8〜図12に示す態様が考えられる。これらの集光型太陽光発電パネルP1、平板型太陽光発電パネルP2の配置態様において、図1、図2で示す態様では、例えば、集光型太陽光発電パネルP1:8、16、32、64、96、128の各設置数に対し、平板型太陽光発電パネルP2:6、6、10、20、30、40等の設置数が考えられる。同様に、図8に示す態様では、例えば、集光型太陽光発電パネルP1:8、16、32、64、96、128の各設置数に対し、平板型太陽光発電パネルP2:4、6、8、16、24、32等の設置数が考えられる。図9に示す態様では、例えば、集光型太陽光発電パネルP1:8、16、32、64、96、128の各設置数に対し、平板型太陽光発電パネルP2:4、4、10、20、30、40等の設置数が考えられる。図10に示す態様では、例えば、集光型太陽光発電パネルP1:8、16、32、64、96、128の各設置数に対し、平板型太陽光発電パネルP2:4、6、8、16、24、32等の設置数が考えられる。図11に示す態様では、例えば、集光型太陽光発電パネルP1:32、64、96、128の各設置数に対し、平板型太陽光発電パネルP2:10、20、30、40等の設置数が考えられる。図12に示す態様では、例えば、集光型太陽光発電パネルP1:8、16、32、64、96、128の各設置数に対し、平板型太陽光発電パネルP2:12、12、18、32、42、52等の設置数が考えられる。これらの各パネルの配置態様は上下左右において線対称とすることが好ましい。この場合、フレームF(支持部)の回動支点はその上下左右の対称軸の交点に位置させることが好ましい。
このように、実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
P1 集光型太陽光発電パネル
P2 平板型太陽光発電パネル
D 追尾架台
C1 太陽方位計(太陽追日計)
C2 全天日射計
C3 太陽光直達光計
F フレーム
10 フレーム部材
11 フランジ
12 固定具
13 ボルト
15 リブ片
20 確認器具
21 遮光板
22 受光板
23 遮光筒
24 太陽光取り入れ孔

Claims (4)

  1. 太陽光発電パネルと、その太陽光発電パネルの複数を支持するフレームと、前記太陽光発電パネルが太陽に正対しているか否かを確認する確認器具と、前記フレームの向きを上下左右に変更させる駆動部と、前記フレームに設けた太陽の位置を捕捉する捕捉部とを含み、
    前記捕捉部は、太陽の位置を捕捉する追尾センサであり、その追尾センサの信号に基づき前記フレームが左右及び上下方向に動いて太陽に真っ直ぐ向くように前記駆動部が作動する太陽光発電装置であって、
    前記追尾センサとは別個に、前記太陽光発電パネルが太陽に正対しているか否かを確認する前記確認器具を有し、その確認器具が、前記フレームに固定の遮光板と、その遮光板と平行の色付き透明板からなる受光板と、前記遮光板と受光板の間に設けたその両板の間隔方向が筒軸の遮光筒とからなり、前記遮光板に太陽光取り入れ孔が形成され、前記受光板は、前記太陽光取り入れ孔からの太陽光が照射されると、その照射面の反対側からその照射位置を確認でき、その確認位置によって前記太陽光発電パネルが太陽に正対しているか否かを確認する太陽光発電装置。
  2. 前記太陽光発電パネルが、集光型太陽光発電パネルと、平板型太陽光発電パネルとからなる請求項1に記載の太陽光発電装置。
  3. 前記集光型太陽光発電パネルと平板型太陽光発電パネルの配置は、その太陽光発電パネルの支持部のフレームの上下左右変更支点に対し、その支点側に集光型太陽光発電パネル、その集光型太陽光発電パネルの外側に平板型太陽光発電パネルを設けた請求項2に記載の太陽光発電装置。
  4. 前記各太陽光発電パネルの側面に突出するリブ片を有し、前記フレームは前記リブ片が当てがわれるフランジを有して、隣り合う太陽光発電パネルの対向する両リブ片を前記フランジに当てがい、太陽光発電パネルの表面側から、前記リブ片を前記フランジにビス止めした請求項1乃至3の何れか1項に記載の太陽光発電装置。
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