JP6451553B2 - 産業車両 - Google Patents

産業車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6451553B2
JP6451553B2 JP2015163896A JP2015163896A JP6451553B2 JP 6451553 B2 JP6451553 B2 JP 6451553B2 JP 2015163896 A JP2015163896 A JP 2015163896A JP 2015163896 A JP2015163896 A JP 2015163896A JP 6451553 B2 JP6451553 B2 JP 6451553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
explosion
steering
steering wheel
proof
industrial vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015163896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017039456A (ja
Inventor
孝 西脇
孝 西脇
中村 公也
公也 中村
数司 神谷
数司 神谷
晴彦 大塚
晴彦 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2015163896A priority Critical patent/JP6451553B2/ja
Publication of JP2017039456A publication Critical patent/JP2017039456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6451553B2 publication Critical patent/JP6451553B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

本発明は、産業車両に関するものである。
特許文献1に開示の産業車両においては、耐圧防爆ケース内に、計器類、ディレクションスイッチ、ウインカースイッチおよびキースイッチを組み込んでいる。また、ステアリングのシャフトとの干渉を避けるための逃げ部を有している。
特開平10−120386号公報
ところで、電動式パワーステアリングを有する防爆仕様の車両では、ステアリング操作を検出する機構も防爆性能を有している必要があるため、特許文献1に記載の耐圧防爆ケースの他にステアリング操作を検出する機構のための防爆構造が必要となり、防爆構造が複数に別れることで、スペース面で不利となる虞がある。
本発明の目的は、電動式パワーステアリングのための機器を有する場合にも大型化を招くことなく防爆することができる産業車両を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、運転席に配備されたステアリングホイールと、前記ステアリングホイールの操舵に基づいて操舵輪を舵角する電動モータと、前記運転席に配置された計器類と、前記運転席に配置されたスイッチ類と、を備えた産業車両であって、一つの防爆ケースを備え、前記防爆ケース内に、前記計器類、前記スイッチ類、前記ステアリングホイールの操舵を検出するためのステアリング操作検出機構、前記電動モータを制御するためのコントローラ、および、前記電動モータを駆動するためのモータドライバを配置してなることを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、防爆ケース内に、計器類、スイッチ類、ステアリング操作検出機構、コントローラおよびモータドライバが配置され、小型なる防爆構造となる。その結果、産業車両は電動式パワーステアリングのための機器を有する場合にも大型化を招くことなく防爆することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の産業車両において、前記防爆ケース内において、前記計器類、前記スイッチ類、前記ステアリング操作検出機構、前記コントローラおよび前記モータドライバが、少なくとも1つの防爆性能のない接続手段によって接続され、配置されているとよい。
請求項3に記載のように、請求項1または2に記載の産業車両において、前記ステアリング操作検出機構は、回転軸方向変更手段とトルク検出器を有し、前記ステアリングホイールの回転が伝達されるステアリングシャフトが前記回転軸方向変更手段を介して前記トルク検出器に接続されているとよい。
請求項4に記載のように、請求項3に記載の産業車両において、前記回転軸方向変更手段は自在継手であるとよい。
請求項5に記載のように、請求項3または4に記載の産業車両において、前記防爆ケースは、上面に第1ベアリングホルダと、下面に第2ベアリングホルダとを有し、前記トルク検出器は前記第1ベアリングホルダより前記第2ベアリングホルダの近くに設けられているとよい。
請求項6に記載のように、請求項3に記載の産業車両において、前記トルク検出器は、前記ステアリングシャフトの回転により回転する上側ブラケットと、前記操舵輪の舵角により回転する下側ブラケットと、回転可能に支持された回転ロッドを有するポテンショメータと、前記ポテンショメータの回転ロッドに固定され、前記下側ブラケットが静止している状態において前記上側ブラケットがスプリングのバネ力に抗して回転すると回転するレバーと、を備え、防爆性能を有さない構成とするとよい。
本発明によれば、電動式パワーステアリングのための機器を有する場合にも大型化を招くことなく防爆することができる。
リーチ型フォークリフトの側面図。 リーチ型フォークリフトの平面図。 耐圧防爆ケースの斜視図。 ステアリング操作検出機構を示す斜視図。 (a)はステアリング操作検出機構の正面図、(b)はステアリング操作検出機構の一部正面図、(c)はステアリング操作検出機構の一部正面図。 (a)はステアリング操作検出機構の平面図、(b)はステアリング操作検出機構の斜視図、(c)はステアリング操作検出機構の斜視図。 (a)はステアリング操作検出機構の平面図、(b)はステアリング操作検出機構の斜視図、(c)はステアリング操作検出機構の斜視図。 (a)はステアリング操作検出機構の平面図、(b)はステアリング操作検出機構の斜視図、(c)はステアリング操作検出機構の斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
図1,2に示すように、産業車両としてのリーチ型フォークリフト10(以下、フォークリフトという)は、前輪と後輪を有している。車体11の前部には左右一対のリーチレグ12が前方へ延出している。車体11の後部右部分には立席タイプの運転席(運転室)13が設けられている。運転席13において前側のインストルメントパネル11aには荷役操作等のための操作レバー14が設けられている。また、運転席13において左側に立設された収容ボックス11bの上面にはステアリングホイール(ハンドル)15が配備されている。
車体11にはマスト装置16が左右一対のリーチレグ12に沿って前後方向に移動可能に装備されている。マスト装置16には車体11の底部車幅方向中央に配設されたリーチ用駆動装置としてのリーチシリンダ(油圧シリンダ)17のピストンロッド17aが連結されている。操作レバー14のうちリーチレバーを操作することで荷役用電動モータ(図示略)の駆動によりオイルポンプからオイルコントロールバルブを介してリーチシリンダ17に作動油が供給されてピストンロッド17aが伸縮駆動されることにより、マスト装置16は所定ストローク範囲内で前後に移動する。
左右の前輪18は従動輪で左右のリーチレグ12の先端部にそれぞれ取付けられている。後側一輪が操舵輪と駆動輪を兼ねた駆動操舵輪19となっており、駆動操舵輪19は車幅方向左寄りにオフセットされて位置し、所定距離離れたその右隣には駆動操舵輪19と左右で対をなす従動輪としてのキャスタ20が設けられている。したがって本実施形態のフォークリフト10は、走行用電動モータ(図示略)の駆動により駆動操舵輪19が回転して走行する。
フォークリフト10は電動式パワーステアリングを有する車両であって、電動モータ(パワーステアリングモータ)27の駆動によりステアリングホイール15の操舵に基づいて駆動操舵輪19が舵角される。つまり、電動式パワーステアリングは、ステアリングホイール15の操作位置に対し駆動操舵輪19の向きの差を検出して、駆動操舵輪19の向きがステアリングホイール15の操作位置になるようにその差分だけ電動モータ27でアシストするものである。また、フォークリフト10は防爆仕様のフォークリフトである。
ステアリングホイール15の下には、一つの耐圧防爆ケース21が配置され、耐圧防爆ケース21は全閉構造となっている。耐圧防爆ケース21は略四角箱型をなし、側面が鉛直方向となる状態で車体(基台)11に固定されている。
図3に示すように、耐圧防爆ケース21内に、計器類(ディスプレイ)22、ステアリング操作検出機構23(図4参照)、コントローラ24、モータドライバ(インバータ)25、スイッチ類としてのキースイッチ26が配置されている。計器類22は、運転席13に配置される。キースイッチ26は、運転席13に配置される。ステアリング操作検出機構23は、ステアリングホイール15の操舵を検出するためのものである。コントローラ24は、車載の機器(走行モータ、荷役モータ、電動モータ27を含む)を制御するためのものである。モータドライバ25は、走行モータ、荷役モータおよび電動モータ27を駆動するためのものである。
つまり、計器類22、スイッチ類としてのキースイッチ26に加え、ステアリング操作検出機構23、コントローラ24、モータドライバ25を1つの耐圧防爆ケース21内に、モジュール化された状態で配置されている。耐圧防爆ケース21内の機器は耐圧防爆ケース21内で配線(結線)されており、配線材には防爆構造は不要であり、少なくとも1つの防爆性能のない接続手段(リード線等)によって接続されている。これにより、省スペース、低コストの防爆制御モジュール構造となっている。
ステアリング機構の概略構成について説明すると、図5(a),(b),(c)に示すように、可動部を大まかに分けると、ステアリングホイール15に接続する部分A1と、駆動操舵輪(タイヤ)19に接続する部分A2に分かれる。図5(a)に示すように、上側が、ステアリングホイール15と機械的に接続している部分A1であり、図5(b)に示す下側が駆動操舵輪(タイヤ)19と機械的に接続している部分A2である。図5(c)に示すように下側のスパイラルケーブルケース43は耐圧防爆ケース21に固定され動かない部分A3である。
図4,5に示すように、ステアリングホイール15にはステアリングシャフト44が固定され、ステアリングシャフト44にステアリングホイール15の回転が伝達される。
ステアリング操作検出機構23は、回転軸方向変更手段としての自在継手28と、トルク検出器29を有する。ステアリングシャフト44は自在継手28を介してトルク検出器29と接続されている。トルク検出器29は、トルクを検出するための検出軸45(図5参照)を備えている。検出軸45は鉛直方向に延び、ステアリングシャフト44は鉛直方向に対し所定角度θ1だけ斜めに延びている。ステアリングホイール15の回転は、自在継手28によって回転軸方向を変えてステアリングシャフト44の回転を検出軸45に伝える。
自在継手28は、自在軸継手を2組組み合わせて構成しており、中間にある中間軸28aの両端に自在軸継手(リンク)28b,28cが設けられている。ステアリングシャフト44が上側の自在軸継手28bに連結され、検出軸45が下側の自在軸継手28cに連結されている。
図5に示すようにステアリングホイール15が水平面に対し所定の角度θ2だけ斜めに配置されている。このように、ステアリングホイール15が水平面に対し斜めに配置される場合において、耐圧防爆ケース21内に省スペースで搭載でき、取り付け角度が検出部に対して斜めに配置される機台にも適応しやすい。つまり、防爆仕様のフォークリフトに適応しており、一つの耐圧防爆ケース21内に計器類22、スイッチ類としてのキースイッチ26、ステアリング操作検出機構23、コントローラ24、モータドライバ25を集約している。
図4,5に示すように、ステアリングホイール15の下の耐圧防爆ケース21の上面には防爆型の第1ベアリングホルダ30が配置され、ステアリングシャフト44は耐圧防爆ケース21の上面を貫通するとともに第1ベアリングホルダ30内のベアリングにより回転可能に支持されている。
図5に示すように、トルク検出器29は、検出軸45に連結された上側ブラケット31と、下側ブラケット32と、スプリング33と、ポテンショメータ34と、レバー35を備え、防爆性能を有さない構成である。平板状の上側ブラケット31と平板状の下側ブラケット32とが水平に、かつ対向するように上下に配置されている。上側ブラケット31は検出軸45に連結されている。よって、ステアリングホイール15の操舵により上側ブラケット31が回転する。一方、下側ブラケット32はシャフト41に連結されている。ステアリング操作検出機構23(トルク検出器29)の下における耐圧防爆ケース21の下面には防爆型の第2ベアリングホルダ42が配置され、シャフト41は耐圧防爆ケース21の下面を貫通するとともに第2ベアリングホルダ42内のベアリングにより回転可能に支持されている。シャフト41は駆動操舵輪19に機械的に連結されている。よって、駆動操舵輪19の舵角により下側ブラケット32が回転する。
このように、耐圧防爆ケース21は、上面に第1ベアリングホルダ30と、下面に第2ベアリングホルダ42とを有し、トルク検出器29は第1ベアリングホルダ30より第2ベアリングホルダ42の近くに設けられている。
スプリング33は円筒状のコイルスプリングであって、上側ブラケット31の中心部と下側ブラケット32の中心部との間に立設された状態で配置されている。図5,6に示すように、上側ブラケット31の外周部には、下方に向かって延びるピン36が固定されている。一方、下側ブラケット32の外周部には、上方に向かって延びるピン37が固定されている。図6に示すように、スプリング33の一端はピン36に係合するとともにスプリング33の他端がピン37に係合している。駆動操舵輪19に機械的に連結されている下側ブラケット32に対し、ステアリングホイール15に機械的に連結されている上側ブラケット31はステアリングホイール15の操舵に伴い回転する。スプリング33のバネ力に抗して上側ブラケット31と下側ブラケット32とは相対的な角度を広げることができる。
図4に示すように、下側ブラケット32の上面における外周部にはブラケット38が立設されている。ブラケット38は帯板をU字状に曲げることにより構成され、両端が下側ブラケット32の上面に固定されている。ブラケット38の上面においてポテンショメータ34が取り付けられている。図4に示すように、ポテンショメータ34は、回転可能に支持された回転ロッド39を有し、回転ロッド39はブラケット38を貫通して下方に延びている。回転ロッド39にはレバー35(図6参照)が固定されている。レバー35は水平方向に延び、先端にはU字状の切欠き35aが形成されている。一方、上側ブラケット31の外周部には、下方に延びるピン40が固定されている。図6(a)に示すように、ピン40はレバー35の切欠き35aに挿入されている。下側ブラケット32が静止している状態において上側ブラケット31がスプリング33のバネ力に抗して回転すると、ピン40も回転して、レバー35が回転してこの回転がポテンショメータ34において電気信号に変換される。ポテンショメータ34は、耐圧防爆ケース21に固定されたスパイラルケーブルケース43内のスパイラルケーブルと接続されている。
そして、ステアリングホイール15が操舵されるとステアリングシャフト44が回転し、その回転は自在継手28を介して回転軸方向が変えられて上側ブラケット31が回転する。一方、駆動操舵輪19が電動モータ27により舵角されると下側ブラケット32も回転する。ポテンショメータ34は、上側ブラケット31と下側ブラケット32との相対位置を検出し、その検出結果に基づいて上側ブラケット31と下側ブラケット32との相対位置を一致させるべくコントローラ24は電動モータ27をフィードバック制御する。詳しくは、コントローラ24はモータドライバ25に指令信号を送出してモータドライバ25により電動モータ27が駆動される。
次に、作用について説明する。
図6(a),(b),(c)は、ニュートラル時(中立位置)である。つまり、ステアリングホイール15と駆動操舵輪(タイヤ)19の位置が一致している状態である。
図6(b)に示すように、中立位置では、上側ブラケット31と下側ブラケット32が共に動いていない状態である。図6(c)に示すように、レバー35も中立位置となる。
図7(a),(b),(c)は、ステアリングホイール15を例えば左へ10度回転した状態を示している。即ち、図4においてP1で示す位置からP2で示す位置にステアリングホイール15を角度θ20だけ回転した状態を示している。
図7(b)に示すように、上側ブラケット31のみ回転して上側ブラケット31と下側ブラケット32とが10度開く。このとき、スプリング33のバネ力に抗してステアリングホイール15を回すことによりスプリング33の両端が開く。つまり、ステアリングホイール15を回すのに力が必要になる。図7(c)に示すように、下側ブラケット32は駆動操舵輪(タイヤ)19に繋がっているため、動かない。つまり、ポテンショメータ34の位置もそのままである。一方、上側ブラケット31はステアリングホイール15と共に左へ回るため、レバー35は右へ回る。これによりポテンショメータ34の出力(電圧)が変化する。
そして、ポテンショメータ34の出力(電圧)の変化をコントローラ24が検知し、ポテンショメータ34の出力がニュートラル時となるように、電動モータ27が動作し駆動操舵輪(タイヤ)19が回る。
図8(a),(b),(c)は、駆動操舵輪(タイヤ)19が所定量だけ回転して状態を示している。
下側ブラケット32は駆動操舵輪(タイヤ)19に繋がっているため、駆動操舵輪(タイヤ)19と共に左へ回り、レバー35は元の角度、即ち、中立位置に戻る。
このようにして、ステアリングホイール15の操舵に基づいて電動モータ27により駆動操舵輪19が舵角される。
一般的には、ステアリングホイールのすぐ下にトルク検出器が搭載される。しかし、防爆仕様では、ポテンショメータを防爆構造としなければならない。
ポテンショメータ単体を防爆構造とするのは困難で、ステアリング操作検出機構(トルク検出器)のみを防爆構造とするのはスペース・コスト面でも不利となる。
本実施形態では、ステアリングホイール15とステアリング操作検出機構23(トルク検出器29)の間に、自在継手28を配置し、耐圧防爆ケース21は、コントローラ24、モータドライバ25と共用することにより、耐圧防爆ケース21内に集約できる機構としている。
これにより、省スペース、低コストが図られる。また、制御にかかわる電気機器が1つの耐圧防爆ケース21のみで搭載が可能である。さらに、耐圧防爆ケース21内の機器の接続は、防爆構造で要求されるキャブタイヤケーブルを使用しなくて済む。さらには、単体で防爆仕様を満たしていないセンサ(トルク検出用のポテンショメータ34)も使用可能である。
また、ステアリングホイール15が検出部に対して斜めに配置される機台にも適応しやすい。具体的には、ポテンショメータ34、上下のブラケット31,32を水平に設置する場合において、自在継手28で回転軸方向を変えて回転軸方向を鉛直方向にしてトルク検出器29につなぐことができる。そして、ポテンショメータ34、上下のブラケット31,32を耐圧防爆ケース21内に収容する上で耐圧防爆ケース21のコンパクト化が図られる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)フォークリフト10の構成として、ステアリングホイール15と、ステアリングホイール15の操舵に基づいて操舵輪としての駆動操舵輪19を舵角する電動モータ27と、計器類22と、スイッチ類としてのキースイッチ26を備える。フォークリフト10は、一つの防爆ケースとしての耐圧防爆ケース21を備え、耐圧防爆ケース21内に、計器類22、キースイッチ26、ステアリング操作検出機構23、電動モータ27を制御するためのコントローラ24、および、電動モータ27を駆動するためのモータドライバ25が配置されている。よって、小型なる防爆構造となる。その結果、電動式パワーステアリングのための機器を有する場合にも大型化を招くことなく防爆することができる。これにより、省スペース、コストダウンを図ることができるとともにモジュール化が達成される。
(2)本実施形態では、コントローラ24は、走行モータ、荷役モータ、電動式パワーステアリング用の電動モータ27を含む車載の機器を制御するためのものであり、モータドライバ25は、走行モータ、荷役モータおよび電動モータ27を駆動するためのものである。よって、以下の効果を奏する。従来、フォークリフトを動作させるためには、コントローラ、モータドライバ(インバータ)が構成として必須であるため、別に防爆構造が必要となる。さらに、電動式パワーステアリングを有する車両では、ステアリング操作を検出する機構も必須であるため、更に別で防爆構造が必要となる。防爆構造が複数に別れることで、スペース・コスト面で不利となる。本実施形態では、車両動作のための機器および電動式パワーステアリングのための機器を有する場合にも大型化を招くことなく防爆することができる。
(3)耐圧防爆ケース21内において、計器類22、キースイッチ26、ステアリング操作検出機構23、コントローラ24およびモータドライバ25が、少なくとも1つの防爆性能のない接続手段によって接続され、配置されている。よって、モジュール化(共通化)された状態で配置でき、さらに、安価な接続手段で必要な防爆性能を達成できる。即ち、耐圧防爆ケース21内の部品間の接続が容易となるとともに小型化を容易に行うことができる。
(4)ステアリング操作検出機構23は、回転軸方向変更手段としての自在継手28とトルク検出器29を有し、ステアリングホイール15の回転が伝達されるステアリングシャフト44が自在継手28を介してトルク検出器29に接続されているので、ステアリングホイール15が斜めに配置される場合にも対応できる。
(5)耐圧防爆ケース21は、上面に第1ベアリングホルダ30と、下面に第2ベアリングホルダ42とを有し、トルク検出器29は第1ベアリングホルダ30より第2ベアリングホルダ42の近くに設けられている。よって、体格の比較的大きなトルク検出器29を耐圧防爆ケース21の下部に設けることで、耐圧防爆ケース21内における他部品の配置自由度が向上する。
(6)トルク検出器29は、ステアリングシャフト44の回転により回転する上側ブラケット31と、駆動操舵輪19の舵角により回転する下側ブラケット32と、回転可能に支持された回転ロッド39を有するポテンショメータ34と、ポテンショメータ34の回転ロッド39に固定され、下側ブラケット32が静止している状態において上側ブラケット31がスプリング33のバネ力に抗して回転すると回転するレバー35と、を備え、防爆性能を有さない。よって、トルク検出器29自体を防爆にしなくてもよいため、コスト上有利である。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・耐圧防爆構造のケース21としたが、耐塵構造や耐水構造のケースであってもよい。
・産業車両としてリーチ型フォークリフト10に適用したが、例えば建設機械等の他の産業車両に適用してもよい。
10…フォークリフト、13…運転席、15…ステアリングホイール、19…駆動操舵輪、21…耐圧防爆ケース、22…計器類、23…ステアリング操作検出機構、24…コントローラ、25…モータドライバ、26…キースイッチ、27…電動モータ、28…自在継手、29…トルク検出器。

Claims (6)

  1. 運転席に配備されたステアリングホイールと、
    前記ステアリングホイールの操舵に基づいて操舵輪を舵角する電動モータと、
    前記運転席に配置された計器類と、
    前記運転席に配置されたスイッチ類と、
    を備えた産業車両であって、
    一つの防爆ケースを備え、
    前記防爆ケース内に、前記計器類、前記スイッチ類、前記ステアリングホイールの操舵を検出するためのステアリング操作検出機構、前記電動モータを制御するためのコントローラ、および、前記電動モータを駆動するためのモータドライバを配置してなることを特徴とする産業車両。
  2. 前記防爆ケース内において、前記計器類、前記スイッチ類、前記ステアリング操作検出機構、前記コントローラおよび前記モータドライバが、少なくとも1つの防爆性能のない接続手段によって接続され、配置されていることを特徴とする請求項1に記載の産業車両。
  3. 前記ステアリング操作検出機構は、回転軸方向変更手段とトルク検出器を有し、前記ステアリングホイールの回転が伝達されるステアリングシャフトが前記回転軸方向変更手段を介して前記トルク検出器に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の産業車両。
  4. 前記回転軸方向変更手段は自在継手であることを特徴とする請求項3に記載の産業車両。
  5. 前記防爆ケースは、上面に第1ベアリングホルダと、下面に第2ベアリングホルダとを有し、前記トルク検出器は前記第1ベアリングホルダより前記第2ベアリングホルダの近くに設けられたことを特徴とする請求項3または4に記載の産業車両。
  6. 前記トルク検出器は、
    前記ステアリングシャフトの回転により回転する上側ブラケットと、
    前記操舵輪の舵角により回転する下側ブラケットと、
    回転可能に支持された回転ロッドを有するポテンショメータと、
    前記ポテンショメータの回転ロッドに固定され、前記下側ブラケットが静止している状態において前記上側ブラケットがスプリングのバネ力に抗して回転すると回転するレバーと、
    を備え、防爆性能を有さないことを特徴とする請求項3に記載の産業車両。
JP2015163896A 2015-08-21 2015-08-21 産業車両 Active JP6451553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015163896A JP6451553B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 産業車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015163896A JP6451553B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 産業車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017039456A JP2017039456A (ja) 2017-02-23
JP6451553B2 true JP6451553B2 (ja) 2019-01-16

Family

ID=58202948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015163896A Active JP6451553B2 (ja) 2015-08-21 2015-08-21 産業車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6451553B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102624826B1 (ko) * 2023-04-20 2024-01-15 임금호 드럼 리프트

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2529937Y2 (ja) * 1989-12-26 1997-03-26 日本精工株式会社 電動式動力操舵装置
JPH10120386A (ja) * 1996-10-15 1998-05-12 Toyota Autom Loom Works Ltd 産業車輌
JPH10236324A (ja) * 1997-02-25 1998-09-08 Toyota Autom Loom Works Ltd フォークリフトのパワーステアリング装置
JP3589907B2 (ja) * 1999-07-16 2004-11-17 日本輸送機株式会社 防爆型フォークリフト
DE10307567A1 (de) * 2003-02-22 2004-09-02 Linde Ag Lenkvorrichtung mit einem eine Lenkkraft erzeugenden Lenkkraftsimulator
JP6174465B2 (ja) * 2013-11-21 2017-08-02 住友ナコ フォ−クリフト株式会社 ステアリング装置、産業車両およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017039456A (ja) 2017-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5131523B2 (ja) 車両用操舵装置
JP5578357B2 (ja) 車両用操舵装置
CN105172877B (zh) 单一电机式的电机驱动柱装置
JP2009501107A (ja) 車両用の電気式操舵
JP5383388B2 (ja) 自動二輪車の操舵装置
WO2002051738A1 (fr) Vehicule de chantier avec systeme de deplacement transversal
JP2012148611A (ja) 電動アシスト台車及び台車の電動アシストユニット
WO2019044361A1 (ja) ステアリング装置
CN110816640A (zh) 车辆转向
JP6451553B2 (ja) 産業車両
KR20200012893A (ko) 작업 차량의 조타 장치
KR20120060975A (ko) 차량용 전동식 스티어링 컬럼장치
EP1847436B2 (en) Pallet truck
KR20160106807A (ko) 차량용 조향장치
JP5725990B2 (ja) リーチ式フォークリフトおよびサスペンション機構
KR101526376B1 (ko) 스티어 바이 와이어 장치
KR101743011B1 (ko) 가변형 전동차량
KR20160076669A (ko) 4륜식 지게차의 스티어 액슬 구조
JP2008037160A (ja) 作業用走行車
WO2013176240A1 (ja) 衝撃吸収ステアリング装置
CN104097680A (zh) 车辆用操舵装置
JP6369030B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2023077175A (ja) ステアリングコラム装置
KR20180056431A (ko) 자동차의 랙 타입 전동식 파워스티어링 장치
KR102101665B1 (ko) 텔레스코픽 스티어링 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181126

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6451553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151