JP6450709B2 - 虹彩認証装置、虹彩認証方法、及びプログラム - Google Patents

虹彩認証装置、虹彩認証方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、虹彩認証装置、虹彩認証方法、及びプログラムに関するものである。
近時、各種の生体認証技術が実用化されている。例えば、生体認証技術の1つとして、虹彩認証(Iris authentication)がある。虹彩認証は、個人の眼の虹彩の高解像度の画像にパターン認識技術を応用して行われる。虹彩認証は、誤認率が極めて低く、認証精度が高いものとなっている。
虹彩認証は、当初、銀行、政府機関、及び軍隊等で使用されていたが、特許文献1に開示されているように、スマートフォンやPC等の情報端末にも使用されており、広く普及しつつある。
特開2012−147306号公報
虹彩認証を行うための虹彩認証用カメラとしては、例えば、高画素でかつ画角が狭い赤外線カメラが用いられる。そして、虹彩認証の対象となるユーザは、自身の顔と眼が虹彩認証用カメラの画角に入っていることを確認する必要がある。このために、ライブプレビューによって、モニターに自身の顔が表示される。
しかしながら、虹彩認証用カメラで撮影された顔がモニターに映し出されることに不快感を覚えるユーザがいる。例えば、虹彩認証用カメラで撮影された顔が、血管が浮き上がった白黒の顔画像で表示されるような場合に、不快感を覚えるユーザは少なくない。また、その他にも、顔に負った怪我等により一時的であっても、カメラで撮像された自身の顔を見ることに不快感を覚えるユーザもいる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、虹彩認証用カメラで撮像された自身の顔を見ることに対するユーザの不快感を和らげることができる、虹彩認証装置、虹彩認証方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の虹彩認証装置、虹彩認証方法、及びプログラムは以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る虹彩認証装置は、ユーザの眼の虹彩に基づいてユーザの認証を行う虹彩認証装置であって、画像表示手段と、ユーザの眼の虹彩及び顔を撮像する虹彩認証用カメラと、前記虹彩に基づくユーザ認証の前に、人間以外の複数種類の顔画像の候補の中から一つの前記顔画像をユーザに選択させ、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている顔画像とが一致するか否かによってユーザ認証を行う顔画像認証手段と、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている前記顔画像とが一致すると判定された場合に、前記虹彩認証用カメラで撮影されている顔に代えて予め登録されている前記顔画像を前記画像表示手段に表示させる画像表示制御手段と、を備える。
本発明の第二態様に係る虹彩認証方法は、ユーザの眼の虹彩に基づいてユーザの認証を行う虹彩認証方法であって、前記虹彩に基づくユーザ認証の前に、人間以外の複数種類の顔画像の候補の中から一つの前記顔画像をユーザに選択させ、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている顔画像とが一致するか否かによってユーザ認証を行う工程と、ユーザの眼の虹彩及び顔を虹彩認証用カメラによって撮像する工程と、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている前記顔画像とが一致した場合に、前記虹彩認証用カメラで撮影されている顔に代えて、予め登録されている前記顔画像を画像表示手段に表示させる工程と、を有する。
本発明の第三態様に係るプログラムは、ユーザの眼の虹彩に基づいてユーザの認証を行う虹彩認証をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記虹彩に基づくユーザ認証の前に、人間以外の複数種類の顔画像の候補の中から一つの前記顔画像をユーザに選択させ、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている顔画像とが一致するか否かによってユーザ認証を行う処理と、虹彩認証用カメラによってユーザの眼の虹彩及び顔を撮像する処理と、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている前記顔画像とが一致した場合に、前記虹彩認証用カメラで撮影されている顔に代えて、予め登録されている前記顔画像を画像表示手段に表示させる処理と、を含む
本発明によれば、虹彩認証用カメラで撮像された自身の顔を見ることに対するユーザの不快感を和らげることができる、という効果を有する。
本発明の第1実施形態に係るノートPCの概略外観図である。 本発明の第1実施形態に係るノートPCの電気的構成を示すブロック図である。 赤外線カメラで撮像されたユーザの画像がタッチパネルディスプレイに表示された場合の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るアバター画像がタッチパネルディスプレイに表示された場合の例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る虹彩認証機能に関する機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る虹彩認証処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るノートPCの概略外観図である。 本発明の第2実施形態に係るノートPCの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る虹彩認証機能に関する機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る虹彩認証機能に関する機能ブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る虹彩認証処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る虹彩認証装置、虹彩認証方法、及びプログラムの一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るノートPC1の概略外観図である。なお、本実施形態に係るノートPC1は、例えば、OS(Operating System)や予め定められたプログラム等を起動させる場合のユーザ認証として、赤外線カメラ6によって撮像された眼の虹彩に基づいた虹彩認証を行う。
ノートPC1は、図1に示すように一例として、いずれも略直方体である本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3を備える。
本体側筐体2は、入力部4を備える。入力部4は、ユーザによる入力操作を行うためのユーザインターフェースであり、文字、コマンド等の入力を受け付ける各種キーより構成されるキーボードや、画面上のカーソルを移動させたり、各種メニューを選択するタッチパッド、マウス、又はトラックポイント等を備えている。また、入力部4は、ソフトウェアキーボードとされてもよい。
ディスプレイ側筐体3は、画像を表示するタッチパネルディスプレイ5及び赤外線カメラ6を備える。
タッチパネルディスプレイ5は、入力される表示データをビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号に応じた各種情報を表示画面に表示すると共に、ユーザの指及びタッチペン等の指示体を用いて行われる各種操作を検出する。
赤外線カメラ6は、虹彩認証を行う場合に用いられる虹彩認証用カメラであり、虹彩認証の対象となるユーザの眼の虹彩及び顔を撮像する。
本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3は、それぞれの端部で左右一対の連結部8a,8bによって連結されている。連結部8a,8bは、ヒンジであり、本体側筐体2及びディスプレイ側筐体3を開閉自在に支持している。
図2は、ノートPC1のハードウェアの構成を示す概略図である。
ノートPC1は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、メモリ22、LCD(Liquid Crystal Display)23、グラフィクスアダプタ24、タッチセンサ25、入力コントローラ26、フラッシュメモリ27、通信デバイス28、及び電源回路29を備えており、入力部4及び赤外線カメラ6を含む各部は、バス30を介して直接または間接的に接続されている。なお、タッチパネルディスプレイ5は、LCD23とタッチセンサ25を含んで構成される。
CPU20は、フラッシュメモリ27に格納されたOSによりノートPC1全体の制御を行うと共に、フラッシュメモリ27に格納された各種のプログラムに基づいて、入力部4やタッチパネルディスプレイ5、赤外線カメラ6等を介したユーザの操作に応じた処理を実行する機能を有する。
ROM21は、BIOS(Basic Input/Output System)や各種データ等を格納している。
メモリ22は、キャッシュメモリやRAM(Random Access Memory)で構成されており、CPU20の実行プログラムの読み込み、及び実行プログラムによる処理データの書き込みを行う作業領域として利用される書き込み可能なメモリである。
LCD23は、CPU20の制御に従って、グラフィクスアダプタ24からのビデオ信号を画像として表示する。
グラフィクスアダプタ24は、CPU20の制御に従って、表示情報をビデオ信号に変換し、変換したビデオ信号をLCD23に出力する。
タッチセンサ25は、LCD23に対するユーザの指及びタッチペン等のタッチ位置を検出して、入力コントローラ26に出力する。そして、タッチセンサ25は、LCD23の画面に表示される各種メニュー、アイコン、ボタン、及びキーボード等の画面オブジェクトを選択して入力操作を行ったり、テキストの入力操作や、スクロールやスワイプ等の画面操作がユーザの指やタッチペン等により行われる。
入力コントローラ26は、プロセッサがROM21等に格納されたプログラムを実行することにより各種処理を行い、タッチセンサ25の動作を制御する。
フラッシュメモリ27は、ノートPC1全体の制御を行うためのOS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーション、及び各種データやファイル等を格納する機能を有する。なお、ノートPC1は、フラッシュメモリ27に替わる記憶手段としてHDD(Hard Disk Drive)等、他の記憶手段を備えてもよい。
通信デバイス28は、他のデバイスとの間との通信を行う。
電源回路29は、ACアダプタ、インテリジェント電池、インテリジェント電池を充電するための充電器、及びDC/DCコンバータ等を備えており、CPU20の制御に従って、各デバイスに電力を供給する。
図3は、赤外線カメラ6で撮像されているユーザの顔の画像(以下「実顔画像」という。)40がタッチパネルディスプレイ5(LCD23)に表示された場合の例を示す図である。
実顔画像40は、予め設定された認証用画像表示領域41に表示される。認証用画像表示領域41には、認証判定可能領域42、及び認証判定可能領域42を横切る水平線43が予め設定されている。水平線43は、赤外線カメラ6の画角の略中心領域を横切るように設定されている。
ユーザは、虹彩認証を可能とするために、実顔画像40の眼の位置が水平線43と一致し、かつ認証判定可能領域42の所定割合以上を顔が占めるように、赤外線カメラ6に対して自身を移動させる。このとき、血管が浮き上がった自身の顔が白黒で実顔画像40として表示されるため、実顔画像40の表示に不快感を覚えるユーザも存在する。
そこで、本実施形態に係るノートPC1では、虹彩認証の実行中にユーザの顔を、実顔画像40とは異なる顔画像(以下「アバター画像」という。)44でタッチパネルディスプレイ5に表示させることができる。
図4は、本実施形態に係るアバター画像44がタッチパネルディスプレイ5に表示された場合の例を示す図である。図4の例では、アバター画像44として猫の顔画像が表示されているが、これは一例であり、アバター画像44は、ユーザが任意に選択して設定することが可能であり、猫以外の動物の顔の画像等、予め用意された人間以外の顔の画像や、予め用意された自身や他人の顔の画像であってもよい。また、アバター画像44は、ユーザが設定せずに、ノートPC1が選択するものでもよく、虹彩認証毎にランダムに変化されてもよい。
なお、図4の例では、赤外線カメラ6で撮像された画像は、タッチパネルディスプレイ5には一切表示されず、認証用画像表示領域41内の画像全体がアバター画像44及びその背景画像(例えば無地の白色)である。しかし、これに限らず、赤外線カメラ6で撮像された画像のうち、人の顔のみがアバター画像44で、その背景を赤外線カメラ6で撮像された背景としてもよい。
図5は、本実施形態に係る虹彩認証機能に関する機能ブロック図である。
CPU20は、顔認識部50、アバター画像読取部51、画像表示制御部52、位置判定部53、及び虹彩認証部54を備える。なお、CPU20が有する各機能は、プログラムによって実現される。
顔認識部50は、赤外線カメラ6で撮像された画像から人の顔を認識する。
アバター画像読取部51は、メモリ22からユーザが予め設定したアバター画像44を読み取る。
画像表示制御部52は、アバター画像読取部51によって読み取られたアバター画像44を、グラフィクスアダプタ24を介してタッチパネルディスプレイ5に表示させる。
なお、画像表示制御部52は、認証判定可能領域42に対する、実顔画像40の特定部位の位置とアバター画像44の特定部位の位置とが一致するように、アバター画像44をタッチパネルディスプレイ5に表示させる。具体的には、特定部位は眼であり、画像表示制御部52は、実顔画像40における左右の眼の中心位置を通る横軸を抽出して、アバター画像44における左右の眼の中心位置を通る横軸と一致させる。なお、特定部位は眼に限らず、鼻、口、又は耳等、顔を構成する他の部位であってもよい。
また、画像表示制御部52は、ユーザの顔の位置及び大きさに追従して、アバター画像44をタッチパネルディスプレイ5に表示させる。より詳細には、実顔画像40とアバター画像44との眼の中心位置を合わせ、これを起点にアバター画像44の動きをユーザの顔の位置や大きさに追従させる。眼の中心位置とは、例えば、右眼の中心位置と左眼の中心位置を通る横軸の中心位置である(図3,4における右眼からの距離Aと左眼からの距離Bとが一致する位置C)。
アバター画像44の位置は、赤外線カメラ6を基準とした上下及び左右方向に対するユーザの顔の位置に対応する。
一方、アバター画像44の大きさは、赤外線カメラ6に対するユーザの近遠、換言すると奥行きに対応する。すなわち、赤外線カメラ6に対してユーザが離れた位置で撮像されると、アバター画像44は相対的に小さく表示される。一方、赤外線カメラ6に対してユーザが近い位置で撮像されると、アバター画像44は相対的に大きく表示される。
赤外線カメラ6に対するユーザの近遠は、認証用画像表示領域41又は赤外線カメラ6の画角に対して顔が占める割り合い、眼、口、鼻等の顔を構成する各部分の位置関係に基づいて検出される。
さらに、画像表示制御部52は、ユーザがまばたきをした場合、アバター画像44もそれに追従してまばたきをさせるアニメーション機能を有する。これにより、ユーザは、アバター画像44が自身の顔の動きに追従していることを明確に認識できる。
なお、アニメーション機能は、まばたきに限らず、ユーザの口の動きや眉の動き等にもアバター画像44を追従させてもよい。
位置判定部53は、アバター画像44(実顔画像40)の眼の位置が水平線43と一致し、かつ認証判定可能領域42の所定割合以上を占めているか否かを判定する。
虹彩認証部54は、赤外線カメラ6で撮像された眼の虹彩に基づいて、虹彩認証を行う。
図6は、本実施形態に係る撮像画像置換機能を含む虹彩認証処理の流れを示すフローチャートである。なお、虹彩認証処理は、例えば、ユーザがノートPC1を起動してログインする場合や、所定のプログラム等を起動させる場合に実行される。
ステップ100は、赤外線カメラ6による撮像が開始される。
次のステップ102では、赤外線カメラ6によって人の顔が撮像されたか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ104へ移行する。なお、人の顔が撮像されたか否かは、顔認識部50によって判定される。
ステップ104では、アバター画像44をタッチパネルディスプレイ5に表示する。
次のステップ106では、実顔画像40が所定範囲内であるか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ108へ移行し、否定判定の場合はステップ107へ移行する。すなわちステップ106では、アバター画像44の眼の位置が水平線43と一致し、かつ認証判定可能領域42の所定割合以上を占めているか否かを位置判定部53が判定する。
ステップ107では、アバター画像44が所定範囲内でないことをユーザへ報知する。例えば、ユーザが赤外線カメラ6に対して離れすぎている場合は、赤外線カメラ6に顔を近づけるように促すように報知される。ユーザが赤外線カメラ6に対して近づきすぎている場合は、赤外線カメラ6から顔を遠ざけるように促すように報知される。アバター画像44の眼が水平線43に対して上に位置している場合は、赤外線カメラ6に対して顔を下方向へ移動させるように促すように報知される。アバター画像44の眼が水平線43に対して下に位置している場合は、赤外線カメラ6に対して顔を上方向へ移動させるように促すように報知される。
報知方法は、例えば、タッチパネルディスプレイ5にメッセージを表示したり、人の音声を出力したり、アバター画像44に対応した音(猫の鳴き声)等を出力する等である。また、赤外線カメラ6の位置を示す矢印画像等をタッチパネルディスプレイ5に表示させてもよい。また、別の報知方法として、認証判定可能領域42の外縁の色を変化させてもよい。例えば、ユーザが赤外線カメラ6に対して離れすぎている場合又は近すぎている場合は、認証判定可能領域42の外縁が赤色となる。一方、ユーザと赤外線カメラ6との距離が適切な距離となった場合は、認証判定可能領域42の外縁が緑色となる。
アバター画像44が所定範囲内となるまで、ステップ106とステップ107が繰り返される。
ステップ108では、赤外線カメラ6によって撮像された眼の虹彩に基づいて虹彩認証を行う。なお、虹彩認証は、従来既知のものでよく、例えば、予め登録されているユーザの虹彩情報と赤外線カメラ6で撮像した虹彩とを画像マッチング(パターン認識)することで認証を行う。
以上説明したように、本実施形態に係る虹彩認証装置であるノートPC1は、虹彩認証の実行中に赤外線カメラ6で撮像された人の顔を、赤外線カメラ6で撮像された顔とは異なるアバター画像44をタッチパネルディスプレイ5に表示させる。従って、本実施形態に係る虹彩認証装置は、虹彩認証用カメラである赤外線カメラ6で撮像された自身の顔を見ることに対するユーザの不快感を和らげることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係るノートPC1の概略外観図である。図7における図1と同一の構成部分については図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。図8は、本実施形態に係るノートPC1の電気的構成を示すブロック図である。図8における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るノートPC1は、ディスプレイ側筐体3にカメラ7を備える。
カメラ7は、虹彩認証用カメラである赤外線カメラ6とは異なるカメラであり、虹彩認証に利用可能な程度に虹彩を撮像できない一般的なカメラ7である。すなわち、カメラ7は、主に可視光領域に感度を持つ一方、赤外線に感度を持たない。なお、本実施形態に係る虹彩認証は、赤外線カメラ6で撮像された眼の虹彩に基づいて行われる。
図9は、本実施形態に係る虹彩認証機能に関する機能ブロック図である。図9における図5と同一の構成部分については図5と同一の符号を付して、その説明を一部省略する。
顔認識部50は、赤外線カメラ6で撮像された画像から人の顔を認識すると共に、カメラ7で撮像された画像から人の顔を認識する。すなわち、ユーザは、自身の顔を同時に赤外線カメラ6及びカメラ7で撮像する。
画像表示制御部52は、赤外線カメラ6で撮像された顔を、グラフィクスアダプタ24を介してタッチパネルディスプレイ5に表示させる。
このように、本実施形態に係るノートPC1は、虹彩認証の際に、プレビュー画像として赤外線カメラ6で撮像された自身の顔でなく、同時にカメラ7で撮像された自身の顔画像をタッチパネルディスプレイ5に表示する。従って、本実施形態に係るノートPC1は、虹彩認証の際に、赤外線カメラ6で撮像された自身の顔を見ることに対するユーザの不快感を和らげ、かつより違和感なく虹彩認証を実行できる。
なお、一般的に、カメラ7は赤外線カメラ6よりも画角が広い。このため、本実施形態に係るノートPC1は虹彩認証を行う際に、まず、カメラ7によってユーザを撮像してプレビュー画像を表示させることで、虹彩認証が可能となる大まかな位置へユーザを誘導する。その後、ノートPC1は、赤外線カメラ6によってユーザを撮像し、アバター画像44をタッチパネルディスプレイ5に表示し、虹彩認証を行ってもよい。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
図10は、本実施形態に係る虹彩認証機能に関する機能ブロック図であり、本実施形態に係るCPU20はアバター画像認証部55を備える。なお、図10における図5と同一の構成部分については図5と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るメモリ22は、複数種類の異なるアバター画像44を記憶している。
アバター画像読取部51は、メモリ22に記憶されている複数種類の異なるアバター画像44の候補から、ユーザによって選択された一つのアバター画像44をメモリ22から読み出す。
アバター画像認証部55は、ユーザによって選択されたアバター画像44が予め定められた種類のアバター画像44(以下「登録アバター画像」という。)と一致するか否かによってユーザの認証を行う。なお、登録アバター画像は、予めユーザによって設定されている。
図11は、本実施形態に係る虹彩認証処理の流れを示すフローチャートである。なお、図11における図6と同一のステップについては図6と同一の符号を付して、その説明を一部又は全部省略する。
まず、ステップ200では、複数種類の異なるアバター画像44の候補から、一つのアバター画像44をユーザが選択する。これにより、タッチパネルディスプレイ5には、ユーザによって選択されたアバター画像44が表示される。
次のステップ202では、選択されたアバター画像44が登録アバター画像と一致するか否かを判定し、肯定判定の場合はステップ100へ移行する。否定判定の場合は、虹彩認証処理そのものを終了し、ユーザは、ステップ200におけるアバター画像44の選択からやり直す。
なお、ステップ202に係る処理は、例えば、ステップ108の後に行ってもよい。
このように、本実施形態に係るノートPC1は、虹彩認証に加えて、選択されたアバター画像44が登録アバター画像と同一であるか否かによってユーザの認証を行うので、よりセキュリティ性の高い認証が可能となる。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態では、虹彩認証機能をノートPC1が有する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、デスクトップPC、タブレットPC、携帯電話、及びスマートフォン等、他の情報処理装置が虹彩認証機能を有していてもよいし、各実施形態に係る虹彩認証機能を建物や部屋へ入る際のセキュリティ装置が有していてもよい。
また、上記各実施形態では、虹彩認証用カメラを赤外線カメラ6とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、虹彩を撮像できれば他のカメラとしてもよい。
また、上記各実施形態で説明した虹彩認証処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
1 ノートPC(虹彩認証装置)
5 タッチパネルディスプレイ(画像表示手段)
6 赤外線カメラ(虹彩認証用カメラ)
7 カメラ(第2のカメラ)
52 画像表示制御部(画像表示制御手段)
55 アバター画像認証部(顔画像認証手段)

Claims (5)

  1. ユーザの眼の虹彩に基づいてユーザの認証を行う虹彩認証装置であって、
    画像表示手段と、
    ユーザの眼の虹彩及び顔を撮像する虹彩認証用カメラと、
    前記虹彩に基づくユーザ認証の前に、人間以外の複数種類の顔画像の候補の中から一つの前記顔画像をユーザに選択させ、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている顔画像とが一致するか否かによってユーザ認証を行う顔画像認証手段と、
    前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている前記顔画像とが一致すると判定された場合に、前記虹彩認証用カメラで撮影されている顔に代えて、予め登録されている前記顔画像を前記画像表示手段に表示させる画像表示制御手段と、
    を備える虹彩認証装置。
  2. 前記画像表示制御手段は、前記虹彩認証用カメラで撮像された顔の特定部位の位置と予め登録されている前記顔画像の特定部位の位置とが一致するように、前記顔画像を前記画像表示手段に表示させる請求項1記載の虹彩認証装置。
  3. 前記画像表示制御手段は、前記ユーザの顔の位置及び大きさに追従して、予め登録されている前記顔画像を前記画像表示手段に表示させる請求項1又は請求項2記載の虹彩認証装置。
  4. ユーザの眼の虹彩に基づいてユーザの認証を行う虹彩認証方法であって、
    前記虹彩に基づくユーザ認証の前に、人間以外の複数種類の顔画像の候補の中から一つの前記顔画像をユーザに選択させ、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている顔画像とが一致するか否かによってユーザ認証を行う工程と、
    ユーザの眼の虹彩及び顔を虹彩認証用カメラによって撮像する工程と、
    前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている前記顔画像とが一致した場合に、前記虹彩認証用カメラで撮影されている顔に代えて、予め登録されている前記顔画像を画像表示手段に表示させる工程と、
    を有する虹彩認証方法。
  5. ユーザの眼の虹彩に基づいてユーザの認証を行う虹彩認証をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記虹彩に基づくユーザ認証の前に、人間以外の複数種類の顔画像の候補の中から一つの前記顔画像をユーザに選択させ、前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている顔画像とが一致するか否かによってユーザ認証を行う処理と、
    虹彩認証用カメラによってユーザの眼の虹彩及び顔を撮像する処理と、
    前記ユーザによって選択された前記顔画像と予め登録されている前記顔画像とが一致した場合に、前記虹彩認証用カメラで撮影されている顔に代えて、予め登録されている前記顔画像を画像表示手段に表示させる処理と、
    含むプログラム。
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