JP6450492B1 - 内視鏡用照明装置および内視鏡システム - Google Patents

内視鏡用照明装置および内視鏡システム Download PDF

Info

Publication number
JP6450492B1
JP6450492B1 JP2018136038A JP2018136038A JP6450492B1 JP 6450492 B1 JP6450492 B1 JP 6450492B1 JP 2018136038 A JP2018136038 A JP 2018136038A JP 2018136038 A JP2018136038 A JP 2018136038A JP 6450492 B1 JP6450492 B1 JP 6450492B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light source
optical
emitted
wavelength
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018136038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020010891A (ja
Inventor
晃典 長田
晃典 長田
河野 治彦
治彦 河野
里紗 小松
里紗 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2018136038A priority Critical patent/JP6450492B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6450492B1 publication Critical patent/JP6450492B1/ja
Publication of JP2020010891A publication Critical patent/JP2020010891A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】挿入部の大径化を抑制して、内視鏡における可視光と蛍光との撮像の支援を行う。
【解決手段】内視鏡用照明装置において、第1光源と、第1光源から照射される光と異なる波長の光を出力する第2光源と、第1光源および第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光を同一の導光部材に導光する光合波手段と、導光部材を挿通する挿入部と、第1光源および第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光が合波されて伝播する光路に設けられ、第1光源から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、第2光源から照射される光の少なくとも一部を透過させる光学素子と、を設けた。
【選択図】図2

Description

本開示は、内視鏡用照明装置および内視鏡システムに関する。
従来、例えば病変部に蛍光薬剤を投与し、蛍光薬剤を赤外光で励起して蛍光を発生させ、輝度の高い蛍光観察画像を得る蛍光観察装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この蛍光観察装置は、励起光光源から入射される励起光を先端まで伝播するライトガイドと、参照光光源から入射される参照光をライン状の光として伝播するラインライトガイドとを、体腔内に挿入する挿入部に通す。即ち、蛍光観察装置は、複数の照明光に対し、それぞれの光ファイバで導光し、光出射端に設けられたそれぞれの拡散レンズにて拡散照射を行っている。
特開2008−229025号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、可視光と蛍光との撮像を行う場合、それぞれの光源に対応させた複数の光ファイバおよび拡散レンズを挿入部に配置すると、挿入部および内視鏡先端の外径サイズが大きくなり、挿入部の大径化を抑制することが困難であるという課題があった。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、挿入部の大径化を抑制し、内視鏡における可視光と蛍光との撮像の支援を行うことができる内視鏡用照明装置および内視鏡システムを提供することを目的とする。
本開示は、第1光源と、前記第1光源から照射される光と異なる、蛍光物質を励起するための赤外領域を含む波長の光を出力する第2光源と、前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光を同一の導光部材に導光する光合波手段と、前記導光部材を挿通する挿入部と、前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光が合波されて伝播する光路に設けられ、前記第1光源から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、前記第2光源から照射される光の少なくとも一部を透過させる光学素子と、を備える、内視鏡用照明装置を提供する。
また、本開示は、内視鏡用照明装置と、前記挿入部の先端に設けられるカメラ部と、前記カメラ部により撮像された前記被検体の患部の撮像信号に基づく撮像画像信号をモニタに出力するカメラコントローラと、を備える、内視鏡システムを提供する。
本開示によれば、挿入部の大径化を抑制でき、内視鏡における可視光と蛍光との撮像の支援を行える。
実施の形態1に係る内視鏡システムの外観例を示す斜視図 図1に示した内視鏡システムの内部構成例を示すブロック図 先端にプリズムを配置し、出射部に蛍光体を配置した場合の概略図 カメラおよび照明装置用の光偏向器の斜視図 カメラの動作説明図 透過型蛍光体の設けられた変形例に係る光偏向器の模式図 反射型蛍光体の設けられた変形例に係る光偏向器の模式図 被写体に励起光を照射して蛍光発光させ、被写体からの蛍光を受光する流れを説明する図 励起光とICG蛍光と励起光カットフィルタの特性を示すグラフ 内視鏡システムにおけるIR励起光露光と可視光露光の一例を示すタイミングチャート モニタに表示された同時出力モード時の画像例を示す模式図 モニタに表示された重畳出力モード時の画像例を示す模式図 内視鏡用照明装置の内部構成の変形例を示すブロック図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る内視鏡用照明装置および内視鏡システムを具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になることを避け、当業者の理解を容易にするためである。尚、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるものであり、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
図1は、実施の形態1に係る内視鏡システム11の外観例を示す斜視図である。内視鏡システム11は、カメラコントローラ13と、モニタ15と、内視鏡用照明装置17と、内視鏡部19とを含む構成である。
カメラコントローラ13は、後述するイメージプロセッサ63および光源駆動回路65を有する(図2および図8参照)。カメラコントローラ13は、観察対象(例えば、被検体あるいは被検体内の患部)をカメラ21(カメラ部の一例)が撮像することにより得られた撮像画像(静止画あるいは動画)をイメージプロセッサ63において画像処理する。カメラコントローラ13は、カメラ21から伝送ケーブル23を介して入力される撮像画像をイメージプロセッサ63において画像処理し、画像処理後の撮像画像を生成する。画像処理は、既定の画像処理であって、例えば、色補正、階調補正、ゲイン調整を含む。
カメラコントローラ13は、光源駆動ケーブル14を介して、第1励起光源25(第1光源の一例)および第2励起光源27(第2光源の一例)とそれぞれ接続されている。カメラコントローラ13は、光源駆動ケーブル14を介して、第1励起光源25を駆動するための制御信号を光源駆動回路65において生成して第1励起光源25に出力する。また、カメラコントローラ13は、光源駆動ケーブル14を介して、第2励起光源27を駆動するための制御信号を光源駆動回路65において生成して第2励起光源27に出力する。
モニタ15は、カメラコントローラ13から出力される撮像画像を表示する。モニタ15は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)あるいはCRT(Cathode Ray Tube)等の表示デバイスを有する。実施の形態1に係る内視鏡システム11において、モニタ15は、照射された可視光に基づいて撮像された可視光画像と、照射された励起光により発生した蛍光に基づいて撮像された蛍光画像とを表示する(後述する図11または図12参照)。
図2は、図1に示した内視鏡システム11の内部構成例を示すブロック図である。内視鏡システム11は、内視鏡用照明装置17を有する。内視鏡用照明装置17は、第1励起光源25(第1光源の一例)と、第2励起光源27(第2光源の一例)と、合波用プリズム35(光合波手段の一例)と、光ファイバ29(導光部材の一例)と、挿入部31と、蛍光体33と、を主要な構成部材として有する。
第1励起光源25は、例えばLED(Light Emission Diode)からの光に比べて半値幅が1/10程度のレーザ光を照射可能なレーザダイオード(Laser Diode)等の半導体レーザを用いて構成される。第1励起光源25は、蛍光体33を励起して擬似的に白色光(つまり、通常のRGBの可視光)を生成するための狭帯域の青色領域の光(例えば380〜450nmの波長帯域の波長を有する光)を照射出力する。
第2励起光源27は、例えばLED(Light Emission Diode)からの光に比べて半値幅が1/10程度のレーザ光を照射可能なレーザダイオード(Laser Diode)等の半導体レーザを用いて構成される。第2励起光源27は、第1励起光源25から照射される光の波長帯と異なる狭帯域の波長帯の光を照射出力する。即ち、第2励起光源27は、内視鏡手術もしくは内視鏡検査の前に予め被検体の患部に投与される蛍光薬剤を励起するための赤外領域の光(例えば690〜820nmの波長帯域の波長を有する光)を照射出力する。
光合波手段は、第1励起光源25から照射される光および第2励起光源27から照射される光をそれぞれ同一の光ファイバ29に導光する。実施の形態1において、光合波手段は、青色領域の光と赤外領域の光とを多重化(つまり、合波)する合波用光学部材(例えば、合波用プリズム35)である。合波用プリズム35は、例えば青側入力プリズム37と、赤外側入力プリズム39とを用いて構成される。なお、合波用プリズム35は、第1励起光源25からの青色領域の光、および第2励起光源27からの赤外領域の光を、集光レンズ41を介して同一の光ファイバ29に導光可能な1つの部材により形成されてもよい。例えば、合波用光学部材は、2つの同一形状の三角柱プリズムの接する対向面に、青色領域の光を反射させかつ赤外領域の光を通過させるフィルタが配置されて一体化されたプリズムにより構成されてもよい。
内視鏡用照明装置17は、合波用プリズム35により多重化された青色領域の光と赤外領域の光とを光ファイバ29の光入射端から入射させる。合波用プリズム35と光ファイバ29との間には、集光レンズ41が設けられる。
第1励起光源25、第2励起光源27、合波用プリズム35、集光レンズ41は、照明部43を構成する。
光ファイバ29は、例えば1本の光ファイバ素線とすることができる。また、光ファイバ29には、複数本の光ファイバ素線を束ねたバンドルファイバが用いられてもよい。内視鏡用照明装置17は、1本の光ファイバ素線あるいはバンドルファイバを用いればよいので、各光源に対応させた複数の光ファイバ29および拡散レンズを挿入部31に配置する必要がない。これにより、内視鏡部19において、挿入部31の小径化を達成することができる。
挿入部31は、光ファイバ29を挿通する。挿入部31には、この他、伝送ケーブル23が挿通される。挿入部31は、例えば、被検体の体腔に挿入される内視鏡部19の挿入部分となる。実施の形態1では、挿入部31は、筒状の硬性部材となる。なお、挿入部31は、内視鏡部19が軟性鏡である場合、可撓性を有するチューブ状の軟性部材となる。
挿入部31の先端面には、撮像窓が配置される。撮像窓は、光学ガラスあるいは光学プラスチック等の光学材料を含んで形成され、被写体(例えば、被検体あるいは被検体内の患部)からの光を入射させる。また、挿入部31の先端面には、照明窓が配置される。照明窓は、光学ガラスあるいは光学プラスチック等の光学材料を含んで形成され、光ファイバ29の光出射端からの照明光を出射する。なお、実施の形態1では、照明光は、光ファイバ29の光出射端に設けられた光偏向器(後述参照)から出射される。
図3は、図2に示した内視鏡用照明装置17の要部拡大図である。蛍光体33は、第1励起光源25および第2励起光源27のそれぞれの光が合波されて伝播する光路に設けられる。実施の形態1において、蛍光体33は、例えば光偏向器(後述参照)の光出射端に設けられる。蛍光体33は、第1励起光源25の光により励起されて蛍光発光する。つまり、第1励起光源25からは青色領域の波長帯域の光が照射され、蛍光体33の蛍光と重ね合わさることで(後述参照)、擬似的に白色光(つまり、通常のRGBの光)が被検体内の患部に向けて照射される。従って、実施の形態1に係る蛍光体33は、白色光生成用となる。また、蛍光体33は、第2励起光源27の光を透過させる。
具体的には、蛍光体33は、白色仕様の場合、例えば黄色蛍光体を用いる。この蛍光体33によって、光ファイバ29からの一部の青色領域の光が、黄色光に波長変換され、これらの光が混ざり合って擬似的に白色光が生成される。この際、赤外領域の光は、ほとんどがそのまま蛍光体33を通過する。これら白色光および赤外領域の光は、一部が蛍光体微粒子により屈折・反射して拡散される。
蛍光体33は、光ファイバ29の光入射端または光出射端に配置される。実施の形態1では、光ファイバ29の光出射端と蛍光体33との間に、光偏向器45が設けられてよい。即ち、光ファイバ29の光出射端から出射した光は、光偏向器45の光出射端に設けられた蛍光体33を通過して出射される。
光偏向器45は、第1プリズム47と、第2プリズム49とにより構成される。第1プリズム47は、光ファイバ29と接続されて、光ファイバ29の光出射端からの光を入射させる。この第1プリズム47は、挿入部31の内部に固定されて、光ファイバ29に接続される。一方、第2プリズム49は、挿入部31の先端に回転自在に支持されたカメラ(カメラ部の一例)21と一体に回転される。第2プリズム49は、第1プリズム47から入射した光を偏向して被写体へ照射する。内視鏡用照明装置17は、光ファイバ29とカメラ21との間に光偏向器45を設けたので、挿入部31を大径化せずに、照明光の向きを広範囲に変えることができる。蛍光体33は、この第2プリズム49の光出射端に設けられている。
図4は、カメラ21および照明装置用の光偏向器45の斜視図である。カメラ21は、挿入部31の内部で、挿入部31の軸線に直交する回転軸51を中心に、鏡筒ホルダ53が回転自在に支持される。第2プリズム49は、この鏡筒ホルダ53に固定されることで、カメラ21と一体回転される。
図5は、カメラ21の動作説明図である。カメラ21は、レンズ55と、撮像素子57とを有する構成である。撮像素子57は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子である。撮像素子57は、例えば、赤外光、赤色光、青色光および緑色光を同時に受光および撮像が可能な単板式のイメージセンサである。
カメラ21は、挿入部31の先端において、回転軸51を中心に、レンズ55の光軸の方向を基準として0〜90度の回転角で回転が可能となる。これにより、カメラ21は、挿入部31が被検体の体腔に挿入された場合、正面から体腔内壁までの広角での撮像を可能とする。その際、内視鏡用照明装置17は、光偏向器45の第2プリズム49がカメラ21と一体に回転することにより、撮像領域に対して的確かつ広範に照明光の照射が行える。
カメラ21は、伝送ケーブル23を介してカメラコントローラ13に接続される。カメラ21は、伝送ケーブル23を介してカメラコントローラ13との間で電力および各種信号(例えば撮像信号、制御信号)の送受信が可能となる。例えば、撮像信号は、カメラ21に設けられた撮像素子57から出力され、伝送ケーブル23を介してカメラコントローラ13に伝送される。
カメラ21は、1または複数のレンズにより構成される撮像光学系の光路に、IR(Infrared Radiation)励起光カットフィルタ59(図8参照)を備えている。IR励起光カットフィルタ59は、例えば、レンズ55と撮像素子57との間に設けられる。IR励起光カットフィルタ59は、被検体からの光のうち被検体に照射されて反射した励起光の少なくとも一部を反射または吸収することによりカットする。IR励起光カットフィルタ59は、第2励起光源から照射される光(IR帯の励起光)に相当する波長を的確にカット(遮断)できるように、例えば690nm〜820nmの波長を有する光の透過を遮断する。
図6は、透過型蛍光体の設けられた変形例に係る光偏向器45の模式図である。なお、蛍光体33は、光偏向器45の光出射端の他に設けられてもよい。即ち、蛍光体33は、第1プリズム47と第2プリズム49との間に設けられてもよい。
図7は、反射型蛍光体の設けられた変形例に係る光偏向器45の模式図である。また、蛍光体33は、反射型蛍光体であってもよい。反射型蛍光体は、第2プリズム49の反射面に設けることができる。この場合、反射型蛍光体は、第2プリズム49の反射面と反対側の面に反射板61を設けることがより望ましい。反射型蛍光体は、透過型の蛍光体33に比べ熱対策において有利となる。
図8は、被写体に励起光を照射して蛍光発光させ、被写体からの蛍光を受光する流れを説明する図である。患部である被写体の患部TGには、手術あるいは検査の前に、例えば蛍光薬剤であるインドシアニングリーン(ICG:Indocyamine Green)が予め投与される。患部にIR帯の励起光を照射して生じる蛍光を観察する際(いわゆる、蛍光観察)では、インドシアニングリーンが過剰に集積した腫瘍等の部位(つまり、患部)に近赤外光(上述したIR帯の励起光)が照射される。これにより、蛍光薬剤が励起光によって励起されて蛍光発光するので、ICG等の蛍光薬剤が集積した患部あるいはその周囲が蛍光発光し、患部を含む部位の撮像が可能となる。ICGは、近赤外光(例えば690〜820nmの波長帯域の波長を有する)で励起すると、より長波長の近赤外光(例えばピーク波長835nm)で蛍光発光する。
カメラコントローラ13は、イメージプロセッサ63と、光源駆動回路65と、を有する。イメージプロセッサ63は、撮像素子57から時分割に交互に出力される蛍光発光画像と可視光画像とに対して画像処理を施し、画像処理後の撮像画像をモニタ15に出力する。光源駆動回路65は、第1励起光源25を駆動し、青色領域の光を照射し、蛍光体33の蛍光発光を介して擬似的に白色光(つまり、通常のRGBの光)を被検体内の患部に照射できる。また、光源駆動回路65は、第2励起光源27を駆動し、IR励起光を被検体内の患部に照射できる。
ここでは、第1励起光源25の例えば380nm〜450nmの波長帯域の波長を有する青色光とその青色光が蛍光体33を励起させたことにより生成される擬似的な白色光と、第2励起光源27から例えば690nm〜820nmの波長帯域の波長を有する励起光(IR光)とが、それぞれ患部TGに向けて照射される場合を想定する。なお、690nm〜820nmの波長帯域のうち、例えば780nmあるいは808nmの波長を有する励起光が使用され、蛍光発光に適した励起光の波長帯域に含まれる限り、他の波長を有する励起光であってもよい。また、励起光は3つ以上でもよい。
可視光(つまり、上述した白色光)は、患部TGで反射され、IR励起光カットフィルタ59を通って撮像素子57で受光される。IR励起光カットフィルタ59は、前述したように、690nm〜820nmの波長を有する光の透過を遮断する。従って、患部TGで反射された可視光は、例えば690nm〜700nmの帯域の光が一部カットされるだけで、多くの可視光が撮像素子57で受光される。
一方、実施の形態1で用いられるICGをIR励起光で励起すると、830nm〜900nm(例えば830nm)の波長の光で蛍光発光する。患部TGからのIR光は、被写体で反射された励起光(例えば、690nm〜820nmの波長帯を有する波長の励起光)と、被写体で発光する蛍光(830nm〜900nm)と、を含む。IR励起光カットフィルタ59を透過すると、IR光のうち、690nm〜820nmの波長を有する光の透過が遮断され、830nm〜900nmの波長を有する蛍光が撮像素子57で受光される。
図9は、励起光とICG蛍光とIR励起光カットフィルタ59の特性を示すグラフである。IR励起光カットフィルタ59は、透過帯と阻止帯(言い換えると、透過禁止帯)との境67(エッジ)、境69が急峻なエッジフィルタとなる。この種のエッジフィルタで要請されるのは、一般的に阻止帯から透過帯への変化ができるだけ鋭く、かつ透過帯ができるだけ100%に近いことである。実施の形態1に係るIR励起光カットフィルタ59では、阻止帯のほぼ中央が励起光(図9中の一点鎖線参照)の波長となっている。励起光による蛍光(つまり、ICG蛍光、図9中の破線参照)は、励起光に対して数%の微弱なものとなる。特に人体に無害な医療用の蛍光薬剤であるインドシアニングリーン(ICG)が被検体の体内に投与され、観察部位(患部)に近赤外光を当てて患部を光らせて撮像する場合などがこれに相当する。そのため、イメージプロセッサ63(図8参照)は、蛍光発光画像のゲインを上げるようにゲイン調整する。そのため、微弱な励起光の侵入によっても画質の低下が生じる。このような事情から、阻止帯は、励起光の波長に対して十分な範囲を確保することが好ましい。
一方で、励起光によるICG蛍光は、励起光の波長帯に連続してなだらかな波長範囲でピークとなる。そこで、IR励起光カットフィルタ59の阻止帯と透過帯との境69が重要となる。即ち、境69は、励起光の波長から離間させつつ、ICG蛍光の波長Wkはできるだけ取り込みたい要請がある。IR励起光カットフィルタ59は、ICG蛍光の波長Wkのうち特に微弱で、励起光に近接する波長領域を阻止帯に含めることで切り捨てている。これにより、励起光の侵入を極力抑制しながら、かつ微弱な蛍光波長Wkのうち実効ある有効蛍光波長Wkaを効率よく取り込み可能としている。
図10は、内視鏡システム11におけるIR励起光露光と可視光露光の一例を示すタイミングチャートである。内視鏡システム11は、カメラコントローラ13の光源駆動回路65が、第1励起光源25の光と、第2励起光源27の光とを交互に出力する制御を行う。カメラコントローラ13は、第1励起光源25の光による照射タイミングと重複しない撮像タイミングで、第2励起光源27の光による照射タイミングの蛍光画像を取得する。
内視鏡システム11は、例えば、カメラコントローラ13または内視鏡部19に設けられたスイッチ(図示略)をオンにする操作を受け付けることで、撮像動作を開始する。カメラコントローラ13は、撮像動作が開始されると、光源駆動回路65を駆動する。
第2励起光源27がIR励起光を発光させると、IR励起光は、挿入部31の光ファイバ29を通って、被写体に向けて照射され、患部を含む周囲を照明する。患部等の被写体からの光は、レンズ55によって集光される。患部等の被写体からの光のうち、被写体で反射されたIR励起光は、IR励起光カットフィルタ59によって遮断されるが、被写体で蛍光発光した薬剤蛍光は、IR励起光カットフィルタ59を透過して撮像素子57の撮像面に結像する。
なお、IR励起光が照射された患部(被写体の一部)では、IR励起光の照射から所定時間(例えば数msec)遅れてピーク光量となるように蛍光発光が生じ、薬剤蛍光が出力される。被写体から出力される薬剤蛍光がピーク光量に達した後に、露光が開始されるように、露光開始の所定時間以上前に、IR励起光の照射が開始される。
カメラコントローラ13は、露光を開始してから所定時間経過後、撮像素子57の電子シャッタをオフにして、被写体からの蛍光発光による露光を終了する。イメージプロセッサ63によるIR蛍光信号の読み出しが終了すると、カメラコントローラ13は、IR蛍光信号から得られる撮像画像信号をモニタ15に出力する。モニタ15は、蛍光発光画像を可視光画像に切り替えるまでの期間、蛍光発光画像を表示する。
イメージプロセッサ63によるIR蛍光信号の読み出しが終了すると、カメラコントローラ13は、可視光を点灯させるために、光源駆動回路65を駆動する。光源駆動回路65は、第1励起光源25をオンにし、可視光を点灯させる。
第1励起光源25が点灯し、可視光を発光させると、可視光は、挿入部31の光ファイバ29を通って、被写体に向けて照射され、患部を含む周囲を照明する。患部等で反射された可視光は、レンズ55によって集光され、IR励起光カットフィルタ59を透過して撮像素子57の撮像面に結像する。
イメージプロセッサ63によるIR蛍光信号の読み出しが終了すると、カメラコントローラ13は、撮像素子57にセンサリセット信号を出力して、撮像素子57を露光開始前の状態に戻す。センサリセット後、カメラコントローラ13は、撮像素子57の電子シャッタをオンにして、可視光による露光を開始する。
可視光の露光終了と同時に、イメージプロセッサ63は、撮像素子57からの可視光信号の読み出しを開始する。可視光信号は、可視光の露光により得られる信号である。可視光信号の読み出しは、画素数に応じた読み出し時間の経過後、終了する。イメージプロセッサ63による可視光信号の読み出しが終了すると、カメラコントローラ13は、可視光信号から得られる可視光画像の撮像画像信号を、モニタ15に出力する。モニタ15は、可視光画像を蛍光発光画像に切り替えるまでの期間、可視光画像を表示する。
内視鏡システム11は、撮像期間にわたって、撮像動作が行われる。この間、モニタ15の同一の領域には、蛍光発光画像と可視光画像とが対比表示または重畳表示される。なお、蛍光発光画像と可視光画像との表示の切り替えは短期間であるので、蛍光発光画像と可視光画像とは重ねて表示されているとも言える。
撮像の終了は、例えば、ユーザがカメラコントローラ13または内視鏡部19に設けられたスイッチ(図示せず)をオフに操作する。撮像が終了すると、カメラコントローラ13は、撮像素子57による光電変換を終了させる信号を出力し、撮像動作を終了する。光源駆動回路65は、第1励起光源25、第2励起光源27をオフにし、照明動作を終了する。
図11は、モニタ15に表示された同時出力モード時の画像例を示す模式図である。内視鏡システム11は、同時出力モードおよび重畳出力モードのいずれかに基づいて、撮像画像信号を出力する。
同時出力モードでは、カメラコントローラ13は、第1励起光源25の光の照明で取得した可視光画像(つまり、RGB画像G1)と、第2励起光源27の光の照明で取得した蛍光画像(つまり、IR画像G2)と、をモニタ15に対比表示する。可視光画像(つまり、RGB画像G1)では、通常のRGBの光(白色光)が照射されて患部TGだけでなく、患部TGの周囲の部位の組織構造等が視覚的に判別可能な画像となっている。一方で、蛍光画像(つまり、IR画像G2)では、ICG等の蛍光薬剤が集積した患部TGでは白く映り、その患部TGを除いた他の領域では、黒くなっている。つまり、IR画像G2によれば、患部TGの様子が鮮明に判別可能となっている。同時出力モードの場合、モニタ表示部71は、RGB画像G1とIR画像G2とを別画面で表示する。
図12は、モニタ15に表示された重畳出力モード時の画像例を示す模式図である。重畳出力モードでは、カメラコントローラ13が、第1励起光源25の光の照明で取得した可視光画像(つまり、RGB画像G1)に、第2励起光源27の光の照明で取得した蛍光画像(つまり、IR画像G2)を重畳した画像(つまり、合成画像GZ)をモニタ15に表示する。重畳出力モードの場合、モニタ表示部71は、RGB画像G1とIR画像G2とを重ねた合成画像GZを1画面で表示する。
次に、実施の形態1に係る内視鏡システム11における各部の作用を説明する。
実施の形態1に係る内視鏡用照明装置17は、第1励起光源25(第1光源の一例)と、第1励起光源25から照射される光と異なる波長の光を出力する第2励起光源27(第2光源の一例)と、第1励起光源25および第2励起光源27のそれぞれから照射される、波長特性(例えば、波長帯域)がそれぞれ異なる光を同一の光ファイバ29(導光部材の一例)に導光する光合波手段と、を有する。内視鏡用照明装置17は、光ファイバ29を挿通する挿入部31と、第1励起光源25および第2励起光源27のそれぞれの光が合波されて伝播する光路に設けられ、第1励起光源25から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、第2励起光源27の光の少なくとも一部を透過させる光学素子(例えば、蛍光体33)と、を有する。ここで、蛍光体33が第2励起光源27の光の少なくとも一部を透過させるとしているのは、例えば、一部の光は蛍光体33に吸収され、一部の光は蛍光体33を構成する粒子に屈折や反射等をして拡散(つまり、透過)するためである。また、光学素子は、上述した蛍光体33に限定されず、第1励起光源25からの光により発光し、第2励起光源27からの光の少なくとも一部を透過させることができれば、例えば波長変換用の非線形結晶であってもよい。
実施の形態1に係る内視鏡用照明装置17では、第1励起光源25と第2励起光源27から出力される異なる波長の光が、光合波手段により合波され、光路を構成する同一の光ファイバ29に導光される。この合波された光を導光する光ファイバ29は、内視鏡部19における挿入部31に挿入されて、挿入部31の基端から先端に渡って延在する。従って、内視鏡用照明装置17は、従来構造のように、それぞれの光源に対応させた複数の光ファイバ29や拡散レンズを挿入部31に配置する必要がなくなる。つまり、省スペース化を達成できる。その結果、光ファイバ29や拡散レンズを減らせる分、挿入部31の大径化を抑制して、挿入部31および内視鏡先端の小径化を図りながら、可視光と蛍光との撮像が行える。
従って、実施の形態1に係る内視鏡用照明装置17によれば、挿入部31の大径化を抑制して、内視鏡部19における可視光と蛍光との撮像の支援を効果的に行うことができる。
また、内視鏡用照明装置17では、蛍光体33は、光ファイバ29の光入射端または光出射端に配置され、例えば白色光生成用である。第1励起光源25は、蛍光体33を励起させて蛍光を発光させることで、擬似的に白色光を生成するための青色領域の光を照射(出力)する。第2励起光源27は、被検体に予め投与される蛍光薬剤を励起するための赤外領域の光を照射(出力)する。光合波手段は、青色領域の光と赤外領域の光とを多重化する合波用光学手段(例えば、合波用プリズム35)である。なお、蛍光体33は、第1励起光源25からの光により励起されて蛍光を生じ、第2励起光源27からの光の少なくとも一部を透過させることができれば、白色光生成用に限定されない。
この内視鏡用照明装置17では、蛍光体33が、白色光生成用となる。第1励起光源25から出力された青色光は、合波用プリズム35を通り光ファイバ29に導光される。光ファイバ29を伝播した青色光は、光ファイバ29の光出射端から出射する際に、蛍光体33にて擬似的に白色光(青色領域の光と蛍光とが重ね合わさった光)を生成して、被検体内に照射される。また、第2励起光源27から出力された赤外光も、合波用プリズム35を通り光ファイバ29に導光される。光ファイバ29を伝播した赤外光は、光ファイバ29の光出射端から蛍光体33を透過して出射する。蛍光体33を透過して出射した赤外光は、被検体内に照射され、予め投与されたICG等の蛍光薬剤を励起して、蛍光を発生させる。なお、青色光、赤外光は、蛍光体33を透過して照明光として照射される際に、蛍光体33内の微粒子に乱反射して拡散する拡散光を含んで出射される。
また、内視鏡用照明装置17では、第1励起光源25および第2励起光源27は、それぞれ半導体レーザを用いて構成される。
この内視鏡用照明装置17では、第1励起光源25から照射される青色領域の光、および第2励起光源27から照射される赤外領域の光がそれぞれ狭帯域の波長帯を有しながら高強度である。従って、内視鏡用照明装置17は、第1励起光源25から照射される青色領域の光が蛍光体33を励起させて黄色光を生じさせることで適切かつ擬似的な白色光を照射可能である。また、内視鏡用照明装置17は、第2励起光源27から照射される赤外領域の光が狭帯域であるため、ICG等の蛍光薬剤の励起に適する励起光を照射可能となる。
また、内視鏡用照明装置17では、光ファイバ29は、その軸線の方向に直交する断面形状が円形であり、その外径は5mm以下である。
この内視鏡用照明装置17では、光ファイバ29の最大外径は製造可能な下限値から5mm以下で実現可能となるため、第1励起光源25および第2励起光源27のそれぞれに対応させた複数の光ファイバ29および拡散レンズを挿入部31に配置する必要がない。これにより、挿入部31の小径化を達成することができる。
また、内視鏡用照明装置17では、光ファイバ29は、その軸線の方向に直交する断面形状(例えば円形としているが、円形に限定されない)の断面積が、例えば80mm以下となる。
この内視鏡用照明装置17では、挿入部31の軸線の方向に直交する光ファイバ29の断面形状の断面積が製造可能な下限値から80mm以下の範囲となれば、その断面形状は円形に限定されない。これにより、挿入部31の小型化を実現できるとともに、内視鏡用照明装置17に用いる導光部材の選択の自由度が向上する。
また、内視鏡用照明装置17では、第1励起光源25から照射される光は、380nm〜450nmの波長帯域の波長を有し、第2励起光源27から照射される光は、690nm〜820nmの波長帯域の波長を有する。
この内視鏡用照明装置17では、第1励起光源25から照射される光は380〜450nmの青色領域の光である。従って、内視鏡用照明装置17は、蛍光体33を黄色蛍光体として構成することで、簡易に擬似的な白色光を照射できる。また、内視鏡用照明装置17は、第2励起光源27から照射される光として690nm〜820nmの波長帯の励起光を用いることで、例えば人体に無害として知られているICG等の蛍光薬剤の励起に適した波長の励起光を照射できる。
また、内視鏡用照明装置17は、挿入部31には、光ファイバ29と接続されて光ファイバ29の光出射端からの光を入射させる第1プリズム47(第1の光学部材の一例)と、挿入部31の先端に回転自在に支持されたカメラ21と一体に回転されて第1プリズム47から入射した光を光偏向して被検体内へ照射する第2プリズム49(第2の光学部材の一例)と、が設けられる。蛍光体33は、第2プリズム49の光出射端に設けられる。なお、第1の光学部材および第2の光学部材は、上述したように、それぞれ第1プリズム47および第2プリズム49に限定されず、ミラー等で構成されてもよい。
この内視鏡用照明装置17では、挿入部31の先端に配置された光ファイバ29の光出射端に、光偏向器45を構成する第1プリズム47が接続される。第1プリズム47は、光ファイバ29の光出射端から出射される光を、光ファイバ29の軸線に例えば直交方向に向ける。挿入部31の先端には、カメラ21が回転自在に支持されている。このカメラ21には、第1プリズム47とともに光偏向器45を構成する第2プリズム49が一体に固定される。つまり、第1プリズム47、第2プリズム49は、光線の方向を変える偏角プリズムとなる。第2プリズム49の光入射面は、第1プリズム47の光出射面に平行となってほぼ接して接続される。第2プリズム49は、第1プリズム47に対して、この対向接続面に垂直な回転中心を中心にカメラ21と一体に回転自在となる。また、第2プリズム49の光出射端は、カメラ21の撮像方向と同方向に向けられる。つまり、内視鏡用照明装置17は、照明方向がカメラ21の向きに同期して可変となっている。これにより、内視鏡用照明装置17は、省スペースで、出射光を被写体の撮像部位に的確に照射できる。この場合、蛍光体33は、第2プリズム49の光出射端に設けられる透過型となる。透過型の蛍光体33は、反射型に比べ、光伝送効率(即ち、照明効率)を高めることができる。
また、内視鏡用照明装置17は、挿入部31には、導光部材(例えば、光ファイバ29)と接続されて光ファイバ29の光出射端からの光を入射させる第1の光学部材(例えば、第1プリズム47)と、挿入部31の先端に回転自在に支持されたカメラ21と一体に回転されて第1プリズム47から入射した光を偏向して被写体へ照射する第2の光学部材(例えば、第2プリズム49)と、が設けられる。蛍光体33は、第1プリズム47と第2プリズム49との間に設けられる。
この内視鏡用照明装置17では、上記の構成と同様、省スペースで、カメラ21の回転方向に同期させて、出射光を被写体の撮像部位に的確に照射できる。この場合、蛍光体33は、第1プリズム47と第2プリズム49の間に設けられる透過型となる。透過型の蛍光体33は、反射型に比べ、光伝送効率を高めることができる。これに加え、第1プリズム47と第2プリズム49の間に設けられる蛍光体33は、他部材が干渉しにくくなり、割れ等による励起光漏れを抑制できる。
また、内視鏡用照明装置17は、挿入部31には、導光部材(例えば、光ファイバ29)と接続されて光ファイバ29の光出射端からの光を入射させる第1の光学部材(例えば、第1プリズム47)と、挿入部31の先端に回転自在に支持されたカメラ21と一体に回転されて第1プリズム47から入射した光を偏向して被写体へ照射する第2の光学部材(例えば、第2プリズム49)と、第2プリズム49と対向して蛍光体33を保持する反射板61と、が設けられる。蛍光体33は、第2プリズム49と反射板61との間に設けられる。
この内視鏡用照明装置17では、上記の構成と同様、カメラ21の回転方向に同期させて、出射光を被写体の撮像部位に的確に照射できる。この場合、蛍光体33は、第2プリズム49と反射板61との間に設けられる反射型となる。反射型の蛍光体33は、透過型と同様に、第2プリズム49と反射板61との間に設けられるので、他部材と干渉しにくくなり、割れ等による励起光漏れを抑制できる。これに加え、反射型の蛍光体33は、透過型と比べて、熱対策において有利となる。
また、内視鏡システム11は、内視鏡用照明装置17と、挿入部31の先端に設けられるカメラ21と、カメラ21により撮像された被検体の患部の撮像信号に基づく撮像画像信号をモニタ15に出力するカメラコントローラ13と、を備える。
実施の形態1に係る内視鏡システム11では、カメラ21とカメラコントローラ13とが伝送ケーブル23で接続される。カメラ21の撮像素子57から出力される撮像信号は、伝送ケーブル23を介してカメラコントローラ13に伝送される。カメラコントローラ13は、伝送された撮像信号に対し画像処理を施し、画像処理後の撮像画像信号を表示信号に変換して、モニタ15に出力する。内視鏡システム11は、内視鏡用照明装置17を備えることにより、挿入部31の大径化を抑制しながら、可視光により取得した可視光画像と、励起光により発生した蛍光画像とをモニタ15に表示することができる。
また、内視鏡システム11では、カメラコントローラ13は、第1励起光源25から照射された光の照明の環境下で撮像された可視光画像(つまり、RGB画像G1)と、第2励起光源27から照射された光の照明の環境下で撮像された蛍光画像と、をモニタ15に対比表示する。
この内視鏡システム11では、カメラコントローラ13は、同時出力モードを実行する。同時出力モードでは、可視光画像(つまり、RGB画像G1)と蛍光画像(つまり、IR画像G2)とが別画面で同時に出力される。即ち、モニタ15は、画面を複数に分割(例えば2分割)し、各画面に可視光画像または蛍光画像を並べて表示する。これにより、医者等は、別画面での対比による患部の観察が可能となる。
また、内視鏡システム11では、カメラコントローラ13は、第1励起光源25から照射された光の照明の環境下で撮像された可視光画像(つまり、RGB画像G1)に、第2励起光源27から照射された光の照明の環境下で撮像された蛍光画像(つまり、IR画像G2)のうち蛍光薬剤が蛍光発光した部分の画像(つまり、患部TGの画像部分)を重畳してモニタ15に表示する。
この内視鏡システム11では、カメラコントローラ13は、重畳出力モードを実行する。重畳出力モードでは、可視光画像(つまり、RGB画像G1)と蛍光画像(つまり、IR画像G2)とが同一画面に重畳された合成画像GZとして出力される。これにより、内視鏡システム11は、1画面に正常部位と患部の撮像情報を統合し、別画像での対比を不要とした簡明な患部の観察が可能となる。
また、内視鏡システム11では、カメラコントローラ13は、第1励起光源25からの光と、第2励起光源27からの光とを時分割に交互に照射(出力)する制御を行い、第1励起光源25からの光による照射タイミングと重複しない撮像タイミングで、第2励起光源27からの光に基づく蛍光画像を取得する。
この内視鏡システム11では、第1励起光源25の光による照射タイミングと重複しない撮像タイミングで、第2励起光源27の光による照射タイミングの蛍光画像が取得される。即ち、第1励起光源25の光が被写体に照射されて反射する可視光と、第2励起光源27の光により薬剤蛍光を励起して発生させた蛍光とが重複しない。これにより、内視鏡システム11は、被写体から得られる可視光と微弱な蛍光とを切り分けでき、蛍光画像の画質低下を抑制できる。
従って、実施の形態1に係る内視鏡システム11によれば、挿入部31の大径化を抑制して、可視光画像と蛍光画像を表示することができる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
上述した実施の形態1に係る内視鏡用照明装置17において、光合波手段として、青色領域の光と赤外領域の光とを多重化(つまり、合波)する合波用光学部材(例えば、合波用プリズム35)を用いる構成を説明した。但し、光合波手段は、上述した合波用光学部材の例に限定されない(図13参照)。
図13は、内視鏡用照明装置の内部構成の変形例を示すブロック図である。図13において、図2に示す構成と同一の構成については同一の符号を付与して説明を簡略化または省略し、異なる内容について説明する。
内視鏡用照明装置17Aは、第1励起光源25(第1光源の一例)と、第2励起光源27(第2光源の一例)と、光ファイバ29A,29Bと、挿入部31と、蛍光体33と、を主要な構成要素として有する。
光ファイバ29A,29Bは、例えばファイバ素線あるいはファイババンドル(つまり、ファイバ束)により構成される。光ファイバ29A,29Bは、内視鏡用照明装置17Aの筐体内に配置される集光レンズ41A,41Bを挟んで第1励起光源25,第2励起光源27とそれぞれ反対側に基端が配置される。さらに、光ファイバ29A,29Bは、それぞれの基端から分岐部36に向かって曲げられてファイバ保護チューブ29TB内に収容可能に収束される。また、光ファイバ29A,29Bは、それぞれの先端が蛍光体33に光を導光できるように、分岐部36からさらにファイバ保護チューブ29TB内に沿って内視鏡部19の先端に向かって延在して設けられる。
従って、第1励起光源25から照射出力される光は、集光レンズ41Aを介して光ファイバ29Aに入射されて蛍光体33まで導光される。同様に、第2励起光源27から照射出力される光は、集光レンズ41Bを介して光ファイバ29Bに入射されて蛍光体33まで導光される。この変形例の構成によれば、上述した実施の形態1に係る内視鏡用照明装置17の光合波光学部材(例えば、合波用プリズム35)の構成を不要にでき、内視鏡用照明装置の構成を簡易化できる。
本開示は、挿入部の大径化を抑制し、内視鏡における可視光と蛍光との撮像の支援を行うことができる内視鏡用照明装置および内視鏡システムとして有用である。
11 内視鏡システム
13 カメラコントローラ
15 モニタ
17 内視鏡用照明装置
21 カメラ
25 第1励起光源
27 第2励起光源
29 光ファイバ
31 挿入部
33 蛍光体
35 合波用プリズム
47 第1プリズム
49 第2プリズム

Claims (14)

  1. 第1光源と、
    前記第1光源から照射される光と異なる、蛍光物質を励起するための赤外領域を含む波長の光を出力する第2光源と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光を同一の導光部材に導光する光合波手段と、
    前記導光部材を挿通する挿入部と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光が合波されて伝播する光路に設けられ、前記第1光源から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、前記第2光源から照射される光の少なくとも一部を透過させる光学素子と、を備える、
    内視鏡用照明装置。
  2. 前記光学素子は蛍光体である、
    請求項1に記載の内視鏡用照明装置。
  3. 前記光学素子は、前記導光部材の光入射端または光出射端に配置され、
    前記第1光源は、前記光学素子を発光させるための第1波長領域の光を照射し、
    前記第2光源は、前記蛍光物質を励起するための前記赤外領域を含む第2波長領域の光を照射し、
    前記光合波手段は、前記第1波長領域の光と前記第2波長領域の光とを多重化する合波用手段である、
    請求項1または2に記載の内視鏡用照明装置。
  4. 前記第1光源および前記第2光源は、半導体レーザを用いて構成される、
    請求項1または2に記載の内視鏡用照明装置。
  5. 前記導光部材は、軸線の方向に直交する断面形状が円形であり、その外径は5mm以下である、
    請求項1または2に記載の内視鏡用照明装置。
  6. 前記導光部材は、軸線の方向に直交する断面形状の断面積が80mm以下となる、
    請求項1または2に記載の内視鏡用照明装置。
  7. 前記第1光源から照射される光は、380nm〜450nmの波長帯域の波長を有し、
    前記第2光源から照射される光は、690nm〜820nmの波長帯域の波長を有する、
    請求項1または2に記載の内視鏡用照明装置。
  8. 第1光源と、
    前記第1光源から照射される光と異なる波長の光を出力する第2光源と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光を同一の導光部材に導光する光合波手段と、
    前記導光部材を挿通する挿入部と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光が合波されて伝播する光路に設けられ、前記第1光源から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、前記第2光源から照射される光の少なくとも一部を透過させる光学素子と、を備え、
    前記挿入部に、前記導光部材と接続されて前記導光部材の光出射端からの光を入射させる第1の光学部材と、前記挿入部の先端に回転自在に支持されたカメラ部と一体に回転して前記第1の光学部材から入射した光を偏向して照射する第2の光学部材と、が設けられ、
    前記光学素子は、前記第2の光学部材の光出射端に設けられる
    視鏡用照明装置。
  9. 第1光源と、
    前記第1光源から照射される光と異なる波長の光を出力する第2光源と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光を同一の導光部材に導光する光合波手段と、
    前記導光部材を挿通する挿入部と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光が合波されて伝播する光路に設けられ、前記第1光源から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、前記第2光源から照射される光の少なくとも一部を透過させる光学素子と、を備え、
    前記挿入部に、前記導光部材と接続されて前記導光部材の光出射端からの光を入射させる第1の光学部材と、前記挿入部の先端に回転自在に支持されたカメラ部と一体に回転して前記第1の光学部材から入射した光を偏向して照射する第2の光学部材と、が設けられ、
    前記光学素子は、前記第1の光学部材と前記第2の光学部材との間に設けられる
    視鏡用照明装置。
  10. 第1光源と、
    前記第1光源から照射される光と異なる波長の光を出力する第2光源と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光を同一の導光部材に導光する光合波手段と、
    前記導光部材を挿通する挿入部と、
    前記第1光源および前記第2光源のそれぞれから照射される、波長特性がそれぞれ異なる光が合波されて伝播する光路に設けられ、前記第1光源から照射される光の少なくとも一部を波長変換し、前記第2光源から照射される光の少なくとも一部を透過させる光学素子と、を備え、
    前記挿入部に、前記導光部材と接続されて前記導光部材の光出射端からの光を入射させる第1の光学部材と、前記挿入部の先端に回転自在に支持されたカメラ部と一体に回転して前記第1の光学部材から入射した光を偏向して照射する第2の光学部材と、前記第2の光学部材と対向して前記光学素子を保持する反射板と、が設けられ、
    前記光学素子は、前記第2の光学部材と前記反射板との間に設けられる
    視鏡用照明装置。
  11. 請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の内視鏡用照明装置と、
    前記挿入部の先端に設けられるカメラ部と、
    前記カメラ部により撮像された被検体の患部の撮像信号に基づく撮像画像信号をモニタに出力するカメラコントローラと、を備える、
    内視鏡システム。
  12. 前記カメラコントローラは、前記第1光源から照射された光の照明の環境下で撮像された可視光画像と、前記第2光源から照射された光の照明の環境下で撮像された蛍光画像とを前記モニタに対比表示する、
    請求項11に記載の内視鏡システム。
  13. 前記カメラコントローラが、前記第1光源から照射された光の照明の環境下で撮像された可視光画像に、前記第2光源から照射された光の照明の環境下で撮像された蛍光画像のうち蛍光薬剤が蛍光発光した部分の画像を重畳して前記モニタに表示する、
    請求項11に記載の内視鏡システム。
  14. 前記カメラコントローラは、
    前記第1光源からの光と、前記第2光源からの光とを時分割に照射する制御を行い、
    前記第1光源からの光の照射タイミングと重複しない撮像タイミングで、前記第2光源からの光に基づく蛍光画像を取得する、
    請求項11に記載の内視鏡システム。
JP2018136038A 2018-07-19 2018-07-19 内視鏡用照明装置および内視鏡システム Active JP6450492B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136038A JP6450492B1 (ja) 2018-07-19 2018-07-19 内視鏡用照明装置および内視鏡システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018136038A JP6450492B1 (ja) 2018-07-19 2018-07-19 内視鏡用照明装置および内視鏡システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6450492B1 true JP6450492B1 (ja) 2019-01-09
JP2020010891A JP2020010891A (ja) 2020-01-23

Family

ID=64960389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018136038A Active JP6450492B1 (ja) 2018-07-19 2018-07-19 内視鏡用照明装置および内視鏡システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6450492B1 (ja)

Citations (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153712A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Olympus Corp 光源装置およびそれを備えた内視鏡装置
JP2009277734A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Olympus Corp 半導体光源装置
JP2011036361A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Fujifilm Corp 内視鏡装置
JP2011062378A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Fujifilm Corp 内視鏡システム
JP2011072424A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fujifilm Corp 投光ユニット、及びこれを搭載した医療機器、並びに内視鏡装置
JP2011087910A (ja) * 2009-09-24 2011-05-06 Fujifilm Corp 内視鏡システム
JP2011091158A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Olympus Corp 光源装置、電子画像取得装置、電子画像観察装置、内視鏡装置、カプセル内視鏡装置
JP2011092683A (ja) * 2009-09-29 2011-05-12 Fujifilm Corp 電子内視鏡装置
JP2011098089A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Fujifilm Corp 電子内視鏡システム、電子内視鏡用のプロセッサ装置、及び信号分離方法
JP2012016545A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Fujifilm Corp 内視鏡装置
JP2014144144A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Olympus Corp 光源装置及び被検体観察装置並びに光源制御方法
WO2014136706A1 (ja) * 2013-03-06 2014-09-12 オリンパス株式会社 被検体観察システム及び方法
JP2017087078A (ja) * 2017-02-28 2017-05-25 富士フイルム株式会社 内視鏡装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009153712A (ja) * 2007-12-26 2009-07-16 Olympus Corp 光源装置およびそれを備えた内視鏡装置
JP2009277734A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Olympus Corp 半導体光源装置
JP2011036361A (ja) * 2009-08-10 2011-02-24 Fujifilm Corp 内視鏡装置
JP2011062378A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Fujifilm Corp 内視鏡システム
JP2011087910A (ja) * 2009-09-24 2011-05-06 Fujifilm Corp 内視鏡システム
JP2011092683A (ja) * 2009-09-29 2011-05-12 Fujifilm Corp 電子内視鏡装置
JP2011072424A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Fujifilm Corp 投光ユニット、及びこれを搭載した医療機器、並びに内視鏡装置
JP2011091158A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Olympus Corp 光源装置、電子画像取得装置、電子画像観察装置、内視鏡装置、カプセル内視鏡装置
JP2011098089A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Fujifilm Corp 電子内視鏡システム、電子内視鏡用のプロセッサ装置、及び信号分離方法
JP2012016545A (ja) * 2010-07-09 2012-01-26 Fujifilm Corp 内視鏡装置
JP2014144144A (ja) * 2013-01-29 2014-08-14 Olympus Corp 光源装置及び被検体観察装置並びに光源制御方法
WO2014136706A1 (ja) * 2013-03-06 2014-09-12 オリンパス株式会社 被検体観察システム及び方法
JP2014171511A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Olympus Corp 被検体観察システム及びその方法
JP2017087078A (ja) * 2017-02-28 2017-05-25 富士フイルム株式会社 内視鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020010891A (ja) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6505792B2 (ja) 内視鏡用光源装置及び内視鏡システム
JP6724101B2 (ja) 内視鏡用光源装置
JP4855728B2 (ja) 照明装置及び観察装置
JP5496852B2 (ja) 電子内視鏡システム、電子内視鏡システムのプロセッサ装置、及び電子内視鏡システムの作動方法
JP5460536B2 (ja) 電子内視鏡システム
JP4818753B2 (ja) 内視鏡システム
JP5468845B2 (ja) 医療機器
WO2011007461A1 (ja) 開口絞り
JP2015070946A (ja) 内視鏡用光源装置、およびこれを用いた内視鏡システム
JP6615959B2 (ja) 内視鏡システム
JP2011156339A (ja) 医療機器及び内視鏡装置
JP5539840B2 (ja) 電子内視鏡システム、電子内視鏡システムのプロセッサ装置、及び電子内視鏡システムの作動方法
JP2011104333A (ja) 内視鏡装置及びこれに用いる内視鏡用先端フード
JP2010022700A (ja) 内視鏡システム
US6749562B2 (en) Video endoscope and system incorporating the same
JP6203127B2 (ja) 内視鏡用光源装置及び内視鏡システム
JP2012081048A (ja) 電子内視鏡システム、電子内視鏡、及び励起光照射方法
JP5544260B2 (ja) 電子内視鏡システム
JP2012115372A (ja) 内視鏡装置
JP6450492B1 (ja) 内視鏡用照明装置および内視鏡システム
JP6407386B1 (ja) 内視鏡及び内視鏡システム
JP6277068B2 (ja) 内視鏡用光源装置及び内視鏡システム
JP5525991B2 (ja) 電子内視鏡システム、電子内視鏡システムのプロセッサ装置、及び電子内視鏡システムの作動方法
JP2012183216A (ja) 内視鏡装置
JP5684037B2 (ja) 光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180723

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180723

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6450492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250