JP6450188B2 - 多目的バケット装置及びそれを備える作業車両 - Google Patents

多目的バケット装置及びそれを備える作業車両 Download PDF

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Description

本発明は、危険物の処理など多目的に利用可能な多目的バケット装置及びそれを備える作業車両に関する。
従来、ビットが取り付けられた掘削歯を有するロータ装置を備える作業車両が提案されている(特許文献1参照)。この作業車両によれば、広範囲にわたって土砂に埋もれた危険物を効率的に処理することができる。
特開2013−231541号公報
ところで、危険物が地中に埋没していない場合には、広範囲にわたって土砂を掘り出しながら危険物を処理するよりも、散置された危険物を一つ一つ個別に処理する方が効率的な場合がある。また、危険物の処理に際して、地面の掘削、障害物の除去あるいは解体作業などを行いたい場合もある。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、多目的に利用可能な多目的バケット装置及びそれを備える作業車両を提供することを目的とする。
第1の態様に係る多目的バケット装置は、作業車両に取り付けられる。多目的バケット装置は、固定バケット部と、可動バケット部と、第1歯部と、第2歯部とを備える。固定バケット部は、作業車両に取り付けられる。可動バケット部は、固定バケット部に回動可能に取り付けられる。第1歯部は、固定バケット部内に取り付けられる。第2歯部は、可動バケット部内に取り付けられる。
第1の態様に係る多目的バケット装置によれば、固定バケット部と可動バケット部を用いた地面の掘削だけでなく、第1歯部と第2歯部を用いた危険物の破砕、雑草の除去、廃棄物の分別、解体作業、瓦礫等の破砕及び低灌木の除去なども行うことができる。特に、第1歯部と第2歯部によって破砕された危険物が爆発した場合には、爆風を固定バケット部と可動バケット部の内部に閉じこめることができるため、危険物を安全に処理することができる。また、多目的バケット装置は作業車両に取り付けられるため、散置された処理対象の場所まで移動した後に処理対象を個別に処理することができる。
第2の態様に係る多目的バケット装置は、第1の態様に係り、固定バケット部は、可動バケット部側に開口する第1開口と第1開口に連なる第2開口とを有し、可動バケット部は、固定バケット部側に開口する第3開口と第3開口に連なる第4開口とを有する。第1歯部は、第1開口に沿って配置される。第2歯部は、第3開口に沿って配置される。
第2の態様に係る多目的バケット装置によれば、可動バケット部を固定バケット部に対して開閉することによって、第2歯部を第1歯部に対して容易に開閉することができる。
第3の態様に係る多目的バケット装置は、第2の態様に係り、第1歯部は固定バケット部の外部に突出し、第2歯部は可動バケット部の外部に突出している。
第3の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1歯部と第2歯部の突出した部分で危険物を掬い上げたり、雑草や廃棄物などを掴むことができる。
第4の態様に係る多目的バケット装置は、第2又は第3の態様に係り、第1歯部の先端部分は先細り形状を有し、第2歯部の先端部分は先細り形状を有する。
第4の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1歯部と第2歯部を地面に容易に食い込ませることができる。
第5の態様に係る多目的バケット装置は、第2乃至第4のいずれかの態様に係り、第1歯部は可動バケットの回動軸に平行な回動軸方向に並んだ複数の第1歯を含み、第2歯部は回動軸方向に並んだ複数の第2歯を含む。
第5の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1歯部と第2歯部の重量を軽減したりメンテナンス性を向上させたりすることができる。
第6の態様に係る多目的バケット装置は、第5の態様に係り、第1歯部は複数の第1歯の間に配置される複数の第1スペーサを含み、第2歯部は複数の第2歯の間に配置される複数の第2スペーサを含む。
第6の態様に係る多目的バケット装置によれば、歯間に隙間が形成されるため、危険物が爆発した際に歯間から爆風を逃がすことができる。
第7の態様に係る多目的バケット装置は、第5又は第6の態様に係り、第1歯部は第1シャフトを含み、第2歯部は第2シャフトを含む。第1シャフトは、複数の第1歯に挿通され、固定バケット部に着脱可能に取り付けられる。第2シャフトは、複数の第2歯に挿通され、可動バケット部に着脱可能に取り付けられる。
第7の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1シャフトと第2シャフトを取り外して、容易に歯交換などのメンテナンスを行うことができる。
第8の態様に係る多目的バケット装置は、第5乃至第7のいずれかの態様に係り、複数の第1歯は回動軸方向において交互に配置された第1長歯と第1短歯を含み、複数の第2歯は回動軸方向において交互に配置された第2長歯と第2短歯を含む。第1長歯は第2開口から突出し、第1短歯は第1長歯よりも可動バケット部側に突出する。第2長歯は第4開口から突出し、第2短歯は第2長歯よりも固定バケット部側に突出する。
第8の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1長歯と第2長歯によって掬い上げられた処理対象の頭頂部を第1短歯と第2短歯で押さえて効率的に破砕することができる。
第9の態様に係る多目的バケット装置は、第8の態様に係り、可動バケット部が閉位置に位置するとき、第1長歯は第2短歯と対向し、第2長歯は第1短歯と対向する。
第9の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1長歯、第1短歯、第2長歯及び第2短歯によって処理対象を四方から効率的に破砕することができる。
第10の態様に係る多目的バケット装置は、第9の態様に係り、第1長歯の外形は第2短歯の外形に対応し、第2長歯の外形は第1短歯の外形に対応している。
第10の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1長歯と第2短歯の隙間及び第2長歯と第1短歯の隙間を狭くできるため、処理対象をより効率的に破砕することができる。
第11の態様に係る多目的バケット装置は、第9又は第10の態様に係り、可動バケット部が閉位置に位置するとき、第1長歯の先端部分は2枚の第2長歯の先端部分の間に位置し、第2長歯の先端部分は、2枚の第1長歯の先端部分の間に位置する。
第11の態様に係る多目的バケット装置によれば、第1長歯と第2長歯を交差させることによって、可動バケット部を固定バケット部に密着させることができる。
第12の態様に係る多目的バケット装置は、第2乃至第11のいずれかの態様に係り、可動バケット部が閉位置に位置するとき、固定バケット部と可動バケット部は、一体的に連なって一つのバケットを形成する。
第12の態様に係る多目的バケット装置によれば、固定バケット部と可動バケット部の間に隙間ができることを抑制できるため、爆風の漏れを抑制できる。
第13の態様に係る多目的バケット装置は、第2乃至第12のいずれかの態様に係り、可動バケット部が閉位置に位置するとき、第2開口と第4開口は、一体的に連なって平面状の開口を形成する。
第13の態様に係る多目的バケット装置によれば、固定バケット部と可動バケット部の底部が平坦になるため、固定バケット部と可動バケット部を地面に伏せることによって爆風の漏れを抑制できる。
第14の態様に係る多目的バケット装置は、第1乃至第13のいずれかの態様に係り、可動バケット部の容量は、固定バケット部の容量よりも大きい。
第14の態様に係る多目的バケット装置によれば、可動バケット部に土砂などを収容しやすいため、効率的に掘削作業を行うことができる。
第15の態様に係る多目的バケット装置は、第1乃至第14のいずれかの態様に係り、可動バケット部に連結されるリンクと、固定バケット部とリンクに連結される油圧シリンダとを備える。可動バケット部は、掘削ツースを有する。油圧シリンダは、可動バケット部の回動軸よりも掘削ツースから離れた位置でリンクに連結されている。
第15の態様に係る多目的バケット装置によれば、可動バケット部で掘削作業を行う場合に、油圧シリンダが地面に当たって損傷することを抑制できる。
第16の態様に係る作業車両は、車体フレームと、車体フレームに揺動可能に取り付けられる作業機とを備える。作業機は、請求項1に記載の多目的バケット装置を含む。
第16の態様に係る作業車両によれば、散置された処理対象の場所まで移動した後に、多目的に利用可能な多目的バケット装置によって処理対象を個別に処理することができる。
本発明によれば、多目的に利用可能な多目的バケット装置及びそれを備える作業車両を提供することができる。
作業車両の斜視図 開状態の多目的バケット装置を下方から見た斜視図 閉状態の多目的バケット装置を下方から見た斜視図 開状態の多目的バケット装置を上方から見た斜視図 閉状態の多目的バケット装置を上方から見た斜視図 第1歯部の分解斜視図 第2歯部の分解斜視図 開状態の多目的バケット装置の側面図 閉状態の多目的バケット装置の側面図 図9のA−A断面図 多目的バケット装置の使用方法の一例を説明するための断面図 多目的バケット装置の使用方法の一例を説明するための断面図 多目的バケット装置の使用方法の一例を説明するための断面図
(作業車両1の全体構成)
図1は、作業車両1の斜視図である。作業車両1は、下部走行体10、ブレード20と、旋回台30、カウンタウェイト40、エンジン室50、キャブ60、シールド70、機器室80及び作業機90を備える。
下部走行体10は、互いに独立して回転可能な一対の履帯11,12を有する。作業車両1は、一対の履帯11,12を回転させることによって前後左右に移動できる。ブレード20は、下部走行体10に上下揺動可能に取り付けられる。ブレード20は、地面の整地作業に利用することができる。旋回台30は、下部走行体10上に旋回可能に支持される。旋回台30は、作業車両1の車体フレームを構成する。旋回台30上には、カウンタウェイト40、エンジン室50、キャブ60及び作業機90が配置されている。
カウンタウェイト40は、旋回台30上に配置される。エンジン室50は、カウンタウェイト40の前方に配置される。エンジン室50には、エンジンや排ガス処理装置などが収容されている。キャブ60は、エンジン室50の前方に配置される。キャブ60には、運転席や操作具などが収容されている。本実施形態において、「上、下」「左、右」「前、後」は運転席に着座したオペレータを基準とする用語である。シールド70は、キャブ60の前窓に取り付けられる。機器室80は、エンジン室50の前方に配置される。機器室80には、作動油を供給するための油圧ポンプなどが収容される。
作業機90は、エンジン室50の前方かつキャブ60の側方に配置される。作業機90は、ブーム91、アーム92、多目的バケット装置93、ブームシリンダ91a、アームシリンダ92a、多目的バケットシリンダ93a及びアタッチメント用オイルパイプ94を有する。
ブーム91は、旋回台30に揺動可能に支持される。ブーム91は、ブームシリンダ91aによって駆動される。アーム92は、ブーム91に揺動可能に支持される。アーム92は、アームシリンダ92aによって駆動される。
多目的バケット装置93は、危険物の破砕、地面の掘削、雑草の除去、廃棄物の分別、解体作業、瓦礫等の破砕、及び低灌木の除去など多目的に利用することができる。多目的バケット装置93は、アーム92に着脱可能に取り付けられる。多目的バケット装置93は、アーム92に揺動可能に支持される。多目的バケット装置93は、多目的バケットシリンダ93aによって駆動される。多目的バケット装置93には、アタッチメント用オイルパイプ94が連結されている。
なお、本実施形態では、多目的バケット装置93の処理対象としてクラスター爆弾の不発子弾(以下、「クラスター子弾」という。)などの危険物が想定されている。クラスター子弾は、直径数cm〜十数cm程度の直径を有しており、遠心力によってアーミング状態となった信管に衝撃が加えられると爆発するが、回転が不十分であったためにアーミング状態に至らなかった場合やアーミング状態には至ったものの衝撃が小さく爆発しなかった場合には地表に散置される。作業車両1は、移動しながら多目的バケット装置93でクラスター子弾を一つ一つ破砕する作業に利用される。
(多目的バケット装置93の構成)
図2は、開状態の多目的バケット装置93を下方から見た斜視図である。図3は、閉状態の多目的バケット装置93を下方から見た斜視図である。図4は、開状態の多目的バケット装置93を上方から見た斜視図である。図5は、閉状態の多目的バケット装置93を上方から見た斜視図である。
多目的バケット装置93は、分割バケット100、カプラ200、リンク300及び一対の油圧シリンダ400,400を備える。
分割バケット100は、固定バケット部110、可動バケット部120、回動軸130、第1歯部140及び第2歯部150を有する。
固定バケット部110は、カプラ200を介して作業車両1のアーム92(図1参照)に取り付けられる。固定バケット部110は、背板111、第1右板112、第1左板113、一対のカプラ支持軸114,114及び一対のシリンダ支持部115,115を含む。背板111は、矩形状の平板である。第1右板112と第1左板113は、それぞれ台形状の平板である。第1右板112と第1左板113は、背板111の両端部に連結されており、互いに対向するように配置される。固定バケット部110は、背板111と第1右板112と第1左板113によって凹状に形成される。一対のカプラ支持軸114,114は、背板111の外表面上に配置される。一対のカプラ支持軸114,114には、カプラ200の一対の係止部210,210が係止される。これによって、多目的バケット装置93がアーム92に支持される。一対のシリンダ支持部115,115は、背板111の外表面上に配置される。一対のシリンダ支持部115,115は、カプラ200の両側に配置される。一対のシリンダ支持部115,115には、一対の油圧シリンダ400,400の一端部が回動可能に取り付けられる。
固定バケット部110は、第1内部空間S1、第1開口T1及び第2開口T2を有する。第1内部空間S1は、背板111と第1右板112と第1左板113によって囲まれた空間である。第1内部空間S1には、第1歯部140が配置される。第1開口T1は、可動バケット部120側に向かって開口する。第1開口T1は、第1右板112と第1左板113と回動軸130によって形成される。第1開口T1は、平面状である。第2開口T2は、第1開口T1に連なる。第2開口T2は、背板111と第1右板112と第1左板113によって形成される。第2開口T2は、平面状である。第2開口T2は、外部に向かって開口する。
可動バケット部120は、回動軸130を介して固定バケット部110に回動可能に取り付けられる。可動バケット部120は、リンク300を介して一対の油圧シリンダ400,400によって駆動される。可動バケット部120は、掘削作業時に土砂の収容器として利用される。そのため、可動バケット部120の容量は、固定バケット部110の容量よりも大きい。
可動バケット部120は、底板121、第2右板122、第2左板123、一対のリンク支持軸124,124及び複数の掘削ツース125を含む。底板121は、側面視でC字状に湾曲した曲板である。第2右板122と第2左板123は、それぞれ略台形状の平板である。第2右板122と第2左板123は、底板121の両端部に連結され、互いに対向するように配置される。可動バケット部120は、底板121と第2右板122と第2左板123によって凹状に形成される。一対のリンク支持軸124,124は、底板121の外表面上に配置される。一対のリンク支持軸124,124には、リンク300の一対の延長部320の一端部が回動可能に取り付けられる。掘削ツース125は、底板121の先端部に取り付けられる。掘削ツース125は、先端に向かって徐々に薄くなる爪状に形成されている。掘削ツース125は、掘削時に切刃として機能する。
可動バケット部120は、第2内部空間S2、第3開口T3及び第4開口T4を有する。第2内部空間S2は、底板121と第2右板122と第2左板123によって囲まれた空間である。第2内部空間S2には、第2歯部150が配置される。第2内部空間S2は、固定バケット部110の第1内部空間S1よりも広い。第3開口T3は、固定バケット部110側に向かって開口する。第3開口T3は、第2右板122と第2左板123と回動軸130によって形成される。第3開口T3は、平面状である。第3開口T3の形状及びサイズは、固定バケット部110の第1開口T1と同じである。第4開口T4は、第3開口T3に連なる。第4開口T4は、底板121と第2右板122と第2左板123によって形成される。第4開口T4は、平面状である。第4開口T4は、外部に向かって開口する。
ここで、図3及び図5に示すように、可動バケット部120が閉位置に位置するとき、固定バケット部110と可動バケット部120は、一体的に連なって一つの大きなバケットを形成する。具体的には、固定バケット部110の第1右板112と可動バケット部120の第2右板122が面一で当接し、かつ、固定バケット部110の第1左板113と可動バケット部120の第2左板123が面一で当接することによって、固定バケット部110と可動バケット部120の間に隙間がなくなる。そのため、固定バケット部110の第1開口T1と可動バケット部120の第3開口T3が接して、固定バケット部110の第1内部空間S1と可動バケット部120の第2内部空間S2が繋がる。この際、図3に示すように、固定バケット部110の第2開口T2と可動バケット部120の第4開口T4は、一体的に連なって一つの大きな平面状の開口を形成する。従って、この状態で分割バケット100を地面に伏せれば、分割バケット100の内部を密閉状態にすることができる。
回動軸130は、所定方向(以下、「回動軸方向」という)に延びる棒状部材である。回動軸130には、固定バケット部110と可動バケット部120とリンク300が回動可能に取り付けられている。
第1歯部140は、固定バケット部110内に固定される。第1歯部140は、固定バケット部110の第1右板112と第1左板113にボルトで着脱可能に取付けられる。第1歯部140は、固定バケット部110の第1開口T1に沿って配置される。第1歯部140の先端部分は、固定バケット部110の外部に突出している。第1歯部140の先端部分は、先細り形状を有する。第2歯部150は、可動バケット部120内に固定される。第2歯部150は、可動バケット部120の第2右板122と第2左板123にボルトで着脱可能に取付けられる。第2歯部150は、可動バケット部120の第3開口T3に沿って配置される。第2歯部150の先端部分は、可動バケット部120の外部に突出している。第2歯部150の先端部分は、先細り形状を有する。第1歯部140と第2歯部150は、互いに対向するように配置される。
次に、第1歯部140と第2歯部150の詳細構成について説明する。図6は、第1歯部140の分解斜視図である。図7は、第2歯部150の分解斜視図である。図8は、開状態の多目的バケット装置93の側面図である。図9は、閉状態の多目的バケット装置93の側面図である。
第1歯部140は、複数の第1長歯141、複数の第1短歯142、複数の第1スペーサ143、複数の第1位置決め部材144及び第1シャフト145を有する。複数の第1長歯141と複数の第1短歯142は、本実施形態に係る「複数の第1歯」を構成する。第1長歯141と第1短歯142は、回動軸130の回動軸方向において交互に配置されている。第1長歯141は、回動軸方向に直交する方向(以下、「直交方向」という。)に延びる刃形状に形成される。第1長歯141の先端部分141aは、図8,9に示すように、固定バケット部110の第2開口T2から外部に突出している。第1長歯141は、危険物の掬い上げなどに用いられる。第1短歯142は、直交方向に延びる刃形状に形成される。ただし、直交方向において第1短歯142は第1長歯141よりも短い。第1短歯142の前端部分142aは、第1長歯141よりも可動バケット部側に突出している。第1スペーサ143は、第1長歯141と第1短歯142の間に配置される。第1スペーサ143は、第1長歯141と第1短歯142を所定間隔で離すための部材である。第1スペーサ143によって離された第1長歯141と第1短歯142の隙間は、危険物が爆発した際に爆風を逃がすための通路となる。第1位置決め部材144は、複数の第1長歯141又は/及び複数の第1短歯142と固定バケット部110の内面との間に配置される。第1位置決め部材144は、第2歯部150に対して第1歯部140を位置決めするための部材である。第1シャフト145は、第1長歯141、第1短歯142、第1スペーサ143及び第1位置決め部材144に挿通される。第1シャフト145の両端部は、固定バケット部110の第1右板112と第1左板113にボルトで着脱可能に取付けられる。
第2歯部150は、複数の第2長歯151、複数の第2短歯152、複数の第2スペーサ153、複数の第2位置決め部材154及び第2シャフト155を有する。複数の第2長歯151と複数の第2短歯152は、本実施形態に係る「複数の第2歯」を構成する。第2長歯151と第2短歯152は、回動軸130の回動軸方向において交互に配置されている。第2長歯151は、第1歯部140の第1長歯141と同じ構成を有する。第2長歯151の先端部分151aは、図8,9に示すように、可動バケット部120の第4開口T4から外部に突出している。可動バケット部120が閉位置に位置するとき、第1長歯141の先端部分141aは2枚の第2長歯151の先端部分151aの間に位置し、第2長歯151の先端部分151aは2枚の第1長歯141の先端部分141aの間に位置する。すなわち、図9に示すように、第1長歯141と第2長歯151は、側面視において交差する。第2短歯152は、第1歯部140の第1短歯142と同じ構成を有する。第2短歯152の前端部分152aは、第2長歯151よりも固定バケット部側に突出している。第2スペーサ153は、第2長歯151と第2短歯152の間に配置される。第2スペーサ153、第2位置決め部材154及び第2シャフト155は、第1歯部140の第1スペーサ143、第1位置決め部材144及び第1シャフト145とそれぞれ同じ構成を有する。第2シャフト155は、第2長歯151、第2短歯152、第2スペーサ153及び第2位置決め部材154に挿通される。第2シャフト155の両端部は、可動バケット部120の第2右板122と第2左板123にボルトで着脱可能に取付けられる。
ここで、第1歯部140の第1長歯141の外形は、第2歯部150の第2短歯152の外形に対応している。すなわち、第1長歯141の第2歯部側の端辺は、第2短歯152の第1歯部側の端辺に沿うように形成されている。同様に、第2歯部150の第2長歯151の外形は、第1歯部140の第1短歯142の外形に対応している。すなわち、第2長歯151の第1歯部側の端辺は、第1短歯142の第2歯部側の端辺に沿うように形成されている。そのため、図10(図9のA−A断面図)に示すように、可動バケット部120が閉位置に位置するとき、第1歯部140の第1長歯141は第2歯部150の第2短歯152と対向するとともに、第1歯部140の第1短歯142は第2歯部150の第2長歯151と対向する。第1長歯141は、第2短歯152と隙間を介して離れていてもよいし、第2短歯152と当接していてもよい。第1短歯142は、第2長歯151と隙間を介して離れていてもよいし、第2長歯151と当接していてもよい。
次に、図2〜図5を参照しながら、カプラ200、リンク300及び一対の油圧シリンダ400,400の構成について説明する。
カプラ200は、アーム92(図1参照)に分割バケット100を連結するための部材である。カプラ200は、一対の係止部210,210と一対の挿通孔220,220を有する。一対の係止部210,210には、固定バケット部110の一対のカプラ支持軸114,114が係止される。一対の挿通孔220,220にはシャフト(不図示)を挿通可能である。一対の挿通孔220,220に挿通されるシャフトによって、カプラ200はアーム9(図1参照)とバケットシリンダ93aに取り付けられる。カプラ200は、バケットシリンダ93aの伸縮に応じて、アーム9に取り付けられるシャフト廻りに揺動可能である。
リンク300は、一対の油圧シリンダ400,400に可動バケット部120を連結するための部材である。リンク300は、リンク本体310と一対の延長部320を有する。リンク本体310は、回動軸130に回動可能に取り付けられる。リンク本体310には、一対のシリンダ支持部311,311と一対の延長部支持部312,312が設けられている。一対のシリンダ支持部311,311には、一対の油圧シリンダ400,400の他端部が回動可能に取り付けられる。一対の延長部支持部312,312には、一対の延長部320の他端部が回動可能に取り付けられる。
一対の油圧シリンダ400,400は、可動バケット部120を回動させるための駆動装置である。一対の油圧シリンダ400,400が収縮すると可動バケット部120は開状態となり(図4参照)、一対の油圧シリンダ400,400が伸張すると可動バケット部120は閉状態となる(図5参照)。一対の油圧シリンダ400,400は、固定バケット部110に設けられた一対のシリンダ支持部115,115とリンク300に設けられた一対のシリンダ支持部311,311に回動可能に取り付けられる。一対の油圧シリンダ400,400は、回動軸130よりも可動バケット部120の掘削ツース125から離れた位置で一対のシリンダ支持部311,311に連結されている。これによって、掘削作業時に地面に当たる可動バケット部120の底板121から一対の油圧シリンダ400,400が離されている。
(多目的バケット装置93の使用方法)
次に、多目的バケット装置93の使用方法の一例として、多目的バケット装置93によってクラスター子弾CBを破砕する作業について説明する。図11〜図13は、多目的バケット装置93の内部構造を示す断面図である。
まず、オペレータはクラスター子弾CBが落ちている場所まで作業車両1を移動させた後、一対の油圧シリンダ400,400を収縮させることによって可動バケット部120を開状態にする。
次に、図11に示すように、第1歯部140の第1長歯141の先端部分をクラスター子弾CBの手前で地面に食い込ませる。この際、固定バケット部110の第2開口T2は地面に密着して塞がれる。
次に、図12に示すように、一対の油圧シリンダ400,400を伸張して可動バケット部120を固定バケット部110に徐々に近づける。この際、クラスター子弾CBは、第1歯部140の第1長歯141に近づいてくる第2歯部150の第2長歯151によって徐々に掬い上げられる。そして、クラスター子弾CBは、第1歯部140の第1短歯142(前端部142a)と第2歯部150の第2短歯152(前端部152a)に当たって止まる。
次に、図13に示すように、一対の油圧シリンダ400,400をさらに伸張して可動バケット部120を閉状態にする。これによって、クラスター子弾CBは第1歯部140と第2歯部150によって破砕される。この際、クラスター子弾CBが爆発する場合もあるが、固定バケット部110と可動バケット部120とが一体となって地面に伏せられているため爆風の漏れは抑えられる。
(特徴)
(1)本実施形態に係る多目的バケット装置93は、固定バケット部110、可動バケット部120、第1歯部140及び第2歯部150を備える。固定バケット部110は、作業車両1に取り付けられる。可動バケット部120は、固定バケット部110に回動可能に取り付けられる。第1歯部140は固定バケット部110内に取り付けられ、第2歯部150は可動バケット部120内に取り付けられる。
従って、固定バケット部110と可動バケット部120を用いた地面の掘削だけでなく、第1歯部140と第2歯部150を用いた危険物の破砕、雑草の除去、廃棄物の分別、解体作業、瓦礫等の破砕及び低灌木の除去なども行うことができる。特に、第1歯部140と第2歯部150によって破砕された危険物が爆発した場合には、爆風を固定バケット部110と可動バケット部120の内部に閉じこめることができるため、危険物処理時の安全性を高めることができる。また、本実施形態に係る多目的バケット装置93は作業車両1に取り付けられるため、散置された危険物などの処理対象を一つ一つ個別に処理することができる。
(2)第1歯部140は、固定バケット部110の可動バケット部側に開口する第1開口T1に沿って配置されており、第2歯部150は、可動バケット部120の固定バケット部側に開口する第3開口T3に沿って配置されている。従って、可動バケット部120を固定バケット部110に対して開閉することによって、第2歯部150を第1歯部140に対して容易に開閉することができる。
(3)第1歯部140は、固定バケット部110の外部に突出しており、第2歯部150は、可動バケット部120の外部に突出している。従って、第1歯部140と第2歯部150の突出した部分で危険物を掬い上げたり、雑草や廃棄物などを掴むことができる。
(4)第1歯部140の先端部分は先細り形状を有しており、第2歯部150の先端部分は先細り形状を有している。従って、図11〜図13で説明したように、第1歯部140と第2歯部150を地面に容易に食い込ませることができるため、固定バケット部110と可動バケット部120を容易に地面に伏せることができる。
(5)第1歯部140は回動軸方向に並んだ複数の第1歯(第1長歯141と第1短歯142を含む)を有し、第2歯部150は回動軸方向に並んだ複数の第2歯(第2長歯151と第2短歯152を含む)を有している。従って、第1歯部140と第2歯部150のそれぞれが1枚の大きな刃で構成されている場合に比べて、重量を軽減するとともにメンテナンス性を向上させることができる。
(6)第1歯部141は第1スペーサ143を有し、第2歯部150は第2スペーサ153を有する。従って、歯間に隙間が形成されるため、危険物が爆発した際に歯間から爆風を逃がすことができる。
(7)第1歯部140は第1シャフト145を有し、第2歯部150は第2シャフト155を有する。第1シャフト145は、複数の第1歯に挿通され、固定バケット部110に着脱可能に取り付けられる。第2シャフト155は、複数の第2歯に挿通され、可動バケット部120に着脱可能に取り付けられる。従って、第1シャフト145と第2シャフト155を取り外して、容易に歯交換などのメンテナンスを行うことができる。
(8)第1歯部140は、第2開口T2から突出する第1長歯141と、可動バケット部側に突出する第1短歯142とを有する。第2歯部150は、第4開口T4から突出する第2長歯151と、固定バケット部側に突出する第2短歯152とを有する。従って、第1長歯141と第2長歯151によって掬い上げられた処理対象の頂部を第1短歯142と第2短歯152で押さえて破砕することができる。
(9)可動バケット部120が閉位置に位置するとき、第1長歯141は第2短歯152と対向し、第2長歯151は第1短歯142と対向する。従って、第1長歯141、第1短歯142、第2長歯151及び第2短歯152によって処理対象をあらゆる方向から効率的に破砕することができる。
(10)第1長歯141の外形は第2短歯152の外形に対応し、第2長歯151の外形は第1短歯142の外形に対応している。従って、第1長歯141と第2短歯152の隙間及び第2長歯151と第1短歯142の隙間を狭くできるため、処理対象をより効率的に破砕することができる。
(11)可動バケット部120が閉位置に位置するとき、第1長歯141の先端部分141aは2枚の第2長歯151の先端部分151aの間に位置し、第2長歯151の先端部分151aは2枚の第1長歯141の先端部分141aの間に位置する。このように、第1長歯141と第2長歯151を交差させることによって、可動バケット部120を固定バケット部110に密着させることができる。
(12)可動バケット部120が閉位置に位置するとき、固定バケット部110と可動バケット部120は一体的に連なって一つのバケットを形成する。従って、図3に示すように固定バケット部110と可動バケット部120の間に隙間ができることを抑制できるため、図13に示すように爆風の漏れを抑制できる。
(13)可動バケット部120が閉位置に位置するとき、第2開口T2と第4開口T4は一体的に連なって平面状の開口を形成する。従って、図3に示すように固定バケット部110と可動バケット部120の底部が平坦になるため、図13に示すように固定バケット部110と可動バケット部120を地面に伏せることによって爆風の漏れを抑制できる。
(14)可動バケット部120の容量は、固定バケット部110の容量よりも大きい。従って、可動バケット部120に土砂などを収容しやすいため、効率的に掘削作業を行うことができる。
(15)一対の油圧シリンダ400,400は、回動軸130よりも可動バケット部120の掘削ツース125から離れた位置でリンク300に連結されている。従って、可動バケット部120で掘削作業を行う場合に、一対の油圧シリンダ400,400が地面に当たって損傷することを抑制できる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)作業車両1の一例について説明したが、多目的バケット装置93は作業機90を取付け可能な様々な作業車両において用いることができる。
(B)多目的バケット装置93は、カプラ200を介してアーム92に取り付けられることとしたが、多目的バケット装置93の取付け手段に制限はない。
(C)固定バケット部110と可動バケット部120の形状やサイズは特に制限されない。例えば、固定バケット部110と可動バケット部120が同じ形状であってもよいし、固定バケット部110が可動バケット部120より大きくてもよい。また、処理対象が爆発する可能性がなければ、固定バケット部110と可動バケット部120の間に隙間があってもよい。
(D)第1歯部140は、複数の第1歯を有することとしたが、これに限られるものではない。第1歯部140は1枚の大型の歯を有していてもよい。同様に、第2歯部150も1枚の大型の歯を有していてもよい。
(E)複数の第1歯は、第1長歯141と第1短歯142を含むこととしたが、これに限られるものではない。複数の第1歯は、第1長歯141と第1短歯142の代わりに、第1長歯と第1短歯を合わせた形状の歯を複数有していてもよい。同様に、複数の第2歯も、第2長歯151と第2短歯152の代わりに、第2長歯と第2短歯を合わせた形状の歯を複数有していてもよい。
(F)複数の第1歯は、第1スペーサ143によって互いに離されることとしたが、互いに密着していてもよい。
(G)第1歯部140は、第1シャフト145によって着脱自在であることとしたが、固定バケット部110に固着されていてもよい。同様に、第2歯部150は、可動バケット部120に固着されていてもよい。
(H)可動バケット部120は、一対の油圧シリンダ400,400によって駆動することとしたが、一つの油圧シリンダによって駆動してもよい。
1 作業車両
93 多目的バケット装置
100 分割バケット
110 固定バケット部
120 可動バケット部
140 第1歯部
141 第1長歯
141a 先端部分
142 第1短歯
143 第1スペーサ
145 第1シャフト
150 第2歯部
151 第2長歯
151a 先端部分
152 第2短歯
153 第2スペーサ
155 第2シャフト
311 シリンダ支持部
T1 第1開口
T2 第2開口
T3 第3開口
T4 第4開口

Claims (15)

  1. 作業車両に取り付けられる多目的バケット装置であって、
    前記作業車両に取り付けられる固定バケット部と、
    前記固定バケット部に回動可能に取り付けられる可動バケット部と、
    前記固定バケット部内に取り付けられる第1歯部と、
    前記可動バケット部内に取り付けられる第2歯部と、
    を備え
    前記固定バケット部は、前記可動バケット部側に開口する第1開口と、前記第1開口に連なる第2開口とを有し、
    前記可動バケット部は、前記固定バケット部側に開口する第3開口と、前記第3開口に連なる第4開口とを有し、
    前記第1歯部は、前記第1開口に沿って配置され、
    前記第2歯部は、前記第3開口に沿って配置される、
    る多目的バケット装置。
  2. 前記第1歯部は、前記固定バケット部の外部に突出し、
    前記第2歯部は、前記可動バケット部の外部に突出している、
    請求項に記載の多目的バケット装置。
  3. 前記第1歯部の先端部分は、先細り形状を有し、
    前記第2歯部の先端部分は、先細り形状を有する、
    請求項に記載の多目的バケット装置。
  4. 前記第1歯部は、前記可動バケットの回動軸に平行な回動軸方向に並んだ複数の第1歯を含み、
    前記第2歯部は、前記回動軸方向に並んだ複数の第2歯を含む、
    請求項乃至のいずれかに記載の多目的バケット装置。
  5. 前記第1歯部は、前記複数の第1歯の間に配置される複数の第1スペーサを含み、
    前記第2歯部は、前記複数の第2歯の間に配置される複数の第2スペーサを含む、
    請求項に記載の多目的バケット装置。
  6. 前記第1歯部は、前記複数の第1歯に挿通され、前記固定バケット部に着脱可能に取り付けられる第1シャフトを含み、
    前記第2歯部は、前記複数の第2歯に挿通され、前記可動バケット部に着脱可能に取り付けられる第2シャフトを含む、
    請求項又はに記載の多目的バケット装置。
  7. 前記複数の第1歯は、前記回動軸方向において交互に配置された第1長歯と第1短歯を含み、
    前記第1長歯は、前記第2開口から突出し、
    前記第1短歯は、前記第1長歯よりも前記可動バケット部側に突出しており、
    前記複数の第2歯は、前記回動軸方向において交互に配置された第2長歯と第2短歯を含み、
    前記第2長歯は、前記第4開口から突出し、
    前記第2短歯は、前記第2長歯よりも前記固定バケット部側に突出している、
    請求項乃至のいずれかに記載の多目的バケット装置。
  8. 前記可動バケット部が閉位置に位置するとき、
    前記第1長歯は、前記第2短歯と対向し、
    前記第2長歯は、前記第1短歯と対向する、
    請求項に記載の多目的バケット装置。
  9. 前記第1長歯の外形は、前記第2短歯の外形に対応し、
    前記第2長歯の外形は、前記第1短歯の外形に対応している、
    請求項に記載の多目的バケット装置。
  10. 前記可動バケット部が閉位置に位置するとき、
    前記第1長歯の先端部分は、2枚の前記第2長歯の先端部分の間に位置し、
    前記第2長歯の先端部分は、2枚の前記第1長歯の先端部分の間に位置する、
    請求項又はに記載の多目的バケット装置。
  11. 前記可動バケット部が閉位置に位置するとき、
    前記固定バケット部と前記可動バケット部は、一体的に連なって一つのバケットを形成する、
    請求項乃至10のいずれかに記載の多目的バケット装置。
  12. 前記可動バケット部が閉位置に位置するとき、
    前記第2開口と前記第4開口は、一体的に連なって平面状の開口を形成する、
    請求項乃至11のいずれかに記載の多目的バケット装置。
  13. 前記可動バケット部の容量は、前記固定バケット部の容量よりも大きい、
    請求項1乃至12のいずれかに記載の多目的バケット装置。
  14. 前記可動バケット部に連結されるリンクと、
    前記固定バケット部と前記リンクに連結される油圧シリンダと、
    を備え、
    前記可動バケット部は、掘削ツースを有しており、
    前記油圧シリンダは、前記可動バケット部の回動軸よりも前記掘削ツースから離れた位置で前記リンクに連結されている、
    請求項1乃至13のいずれかに記載の多目的バケット装置。
  15. 車体フレームと、
    前記車体フレームに揺動可能に取り付けられる作業機と、
    を備え、
    前記作業機は、請求項1に記載の多目的バケット装置を含む、
    作業車両。
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