JP6448958B2 - 機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 - Google Patents

機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法に関するものである。
機械式駐車装置の操作方法は、一例として、車両の入庫時に利用者が操作盤又はリモコンを介して、認証番号やパレット番号等を入力することで、乗入室に空パレットが呼び出される。空パレットが乗入室に到着すると、乗入室の扉が開き、操作盤には車両の入庫指示が表示される。そして、車両の乗入室への入庫が完了して利用者が乗入室から退出すると、操作盤には乗入室(場内)の安全確認指示が表示される。利用者は、乗入室の安全を目視で確認すると、安全確認釦を操作した後に、乗入室の扉を示す釦を操作する。
このように、機械式駐車装置の利用者は、操作盤に表示される誘導に従って車両の入庫を行う。なお、車両の出庫も同様に利用者に対する誘導が行われる。また、操作盤に表示される各種指示(誘導)は、音声案内によって行われる場合もある。
上記操作方法では、利用者がリモコンを用いない場合には、車両から降りて操作盤を用いて空パレットを呼び出す。この場合、車両に利用者が戻ると、操作盤に表示される各種指示等を利用者が確認できない。また、車内では音声案内が聞き取りにくい場合もある。
利用者がリモコンを用いる場合も、利便性は高いものの、利用者は車内に居るため、操作盤に表示される各種指示等を確認できず、音声案内が聞き取りにくい。
このように、機械式駐車装置には利便性と安全性が要求されるものの、その両立は難しい。
例えば、特許文献1には、機械式駐車装置から所定の距離遠ざかった位置に設置されて、車両に搭載された無線送信装置からの発信信号を受信する第1の無線受信装置と、機械式駐車装置に近接した位置に設置されて、上記無線送信装置からの発信信号を受信する第2の無線受信装置と、を備える機械式駐車装置が開示されている。そして、特許文献1には、第1の無線受信装置からの受信信号を受け取った場合には、入庫準備指令が出力され、第2の無線受信装置からの受信信号を受け取った場合には、ドア開放指令が出力される。
特許第4611856号公報
特許文献1に記載の機械式駐車装置では、利用者が車両に搭乗したままで、空パレットの呼び出しや扉の開放が自動で行われるので利便性は高いものの、利用者による安全確認ができないので入庫時の安全性が高くない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、機械式駐車装置の運転の安全性及び利便性を向上できる機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る機械式駐車装置の制御装置は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置の制御装置であって、前記機械式駐車装置に設置され、前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う送受信手段と、前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、利用者による安全確認を促す情報を含み、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段に送信させ、前記誘導情報に基づいて利用者が前記表示入力装置に入力を行い前記送受信手段で受信した入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する運転制御手段と、を備える。
本構成に係る制御装置は、表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置を制御する。表示入力装置は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能なものであり、例えば、DSRC(Dedicated Short Range Communications)により情報の送受信が可能なカーナビゲーション装置等である。
機械式駐車装置には、車両に備えられる表示入力装置との間で情報の送受信を行う送受信手段が設置される。
そして、表示入力装置との間で送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合、運転制御手段は、機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を送受信手段に送信させる。誘導情報を表示入力装置が受信すると、表示入力装置は誘導情報に基づいた画像を表示する。誘導情報には、例えば、利用者による安全確認を促す情報が含まれる。これにより、表示入力装置による表示内容を確認することにより、利用者は車内に居ながらにして次の動作の確認が可能となる。そして、利用者が車内に居ながらにして、誘導に従い行動することによって、機械式駐車装置の運転の安全性が向上する。
また、誘導情報には、機械式駐車装置の運転を促す情報も含まれる。このような誘導情報に基づく画像が表示入力装置に表示された場合、利用者は表示入力装置を操作することで機械式駐車装置へ運転指示を送信することとなる。
そして、運転制御手段は、表示入力装置に入力されて送受信手段で受信した入力情報に基づいて、機械式駐車装置の運転制御を実行する。これにより、利用者は車内に居ながらにして機械式駐車装置への運転指示が可能となる。
以上のように、本構成によれば、表示入力装置に表示される画像を確認すると共に情報の入力が可能とされ、利用者は車内に居ながらにして次の動作の確認や機械式駐車装置への運転指示が可能となるので、機械式駐車装置の運転の安全性及び利便性を向上できる。
上記第一態様では、前記送受信手段が、狭域通信を行い、前記機械式駐車装置の複数個所に通信領域が重ならないように設置されてもよい。
本構成によれば、送受信手段は例えばDSRC等による狭域通信を行う。送受信手段は、車両の位置に応じて適した情報が送受信可能なように機械式駐車装置の複数個所に通信領域が重ならないように設置される。これにより、本構成は、情報の送受信を行う車両を限定できるため、誤った車両との誘導情報の送受信を防止でき、かつ車両の位置に応じて適した情報の送受信が可能となる。
上記第一態様では、前記送受信手段が、前記機械式駐車装置の乗入室の外側近辺及び該乗入室の内側に設置され、各々異なる前記誘導情報を送信してもよい。
機械式駐車装置の乗入室の外側と乗入室の内側では車両に対して行う誘導は全く異なる。本構成によれば、送受信手段が乗入室の外側近辺及び乗入室の内側に設置されているので、各々の送受信手段から異なる誘導情報を車両に送信できるため、表示入力装置との間で車両の位置に応じて適した情報の送受信ができる。
上記第一態様では、前記機械式駐車装置の乗入室には前記車両又は利用者を検知する検知手段が備えられ、前記運転制御手段が、前記機械式駐車装置の運転状態及び前記検知手段の検知結果に応じた前記誘導情報を前記送受信手段に送信させてもよい。
本構成によれば、検知手段によって車両の位置や利用者の位置等が検知されるので、表示入力装置との間でより適した情報の送受信ができる。
上記第一態様では、前記運転制御手段が、前記表示入力装置で出力可能な音声情報を前記送受信手段に送信させてもよい。
本構成によれば、表示入力装置が音声情報を受信すると、音声による誘導も可能となるので、利用者に対する利便性がより向上する。
上記第一態様では、前記運転制御手段が、前記機械式駐車装置の乗入室内を撮影した画像情報を前記送受信手段に送信させてもよい。
本構成によれば、利用者は車内に居ながらにして乗入室の安全を確認できるので、利便性及び安全性がより向上する。
本発明の第二態様に係る機械式駐車装置は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置であって、上記記載の制御装置を備える。
本発明の第三態様に係る機械式駐車装置の制御方法は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫し、送受信手段によって前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う機械式駐車装置の制御方法であって、前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、利用者による安全確認を促す情報を含み、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段から前記表示入力装置に送信する第1工程と、前記誘導情報に基づいて利用者が前記表示入力装置に入力を行い前記送受信手段で受信した入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する第2工程と、を含む。
本発明の第四態様に係る機械式駐車装置の制御装置は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置の制御装置であって、前記機械式駐車装置に設置され、前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う送受信手段と、前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段に送信させ、前記表示入力装置に入力されて前記送受信手段で受信された入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する運転制御手段と、を備え、前記送受信手段は、前記機械式駐車装置の乗入室の外側近辺及び該乗入室の内側に設置され、各々異なる前記誘導情報を送信する。
本発明の第五態様に係る機械式駐車装置の制御方法は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫し、機械式駐車装置の乗入室の外側近辺及び該乗入室の内側に設置され各々異なる誘導情報を送信する送受信手段によって前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う機械式駐車装置の制御方法であって、前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段から前記表示入力装置に送信する第1工程と、前記表示入力装置に入力されて前記送受信手段で受信された入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する第2工程と、を含む。
本発明によれば、機械式駐車装置の運転の安全性及び利便性を向上できる、という優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る機械式駐車装置の一例を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る乗入室を示す斜視透視図である。 本発明の実施形態に係るセンサの配置図であり、(a)は乗入室における各センサの配置図であり、(b)は各センサの機能を示す図表一覧である。 本発明の実施形態に係る操作盤の斜視図である。 本発明の実施形態に係る乗入室の縦断面と車両が備える表示入力装置の模式図である。 本発明の実施形態に係る機械式駐車装置の制御系統の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る入庫時の画面制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る入庫時の画面制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る入庫時の画面制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る入庫時安全確認画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る入庫時安全確認画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る入庫起動画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る実行表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る扉開画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る実行表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る実行表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る実行表示画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る同乗者退出確認画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る出庫時の画面制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る出庫時の画面制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る出庫誘導画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る扉閉忘画面を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る装置構成を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る装置構成を示す図である。
以下に、本発明に係る機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る機械式駐車装置の一例を示すエレベータ式の機械式駐車装置1の縦断面図である。なお、本発明は、搬送機で駐車車両を入出庫させる機械式駐車装置であれば幅広く適用できるものであって、以下の説明にあるエレベータ式の立体駐車場のみに限定されるものではない。
また、本実施形態に係る機械式駐車装置1は、入出庫する車両2との間で情報の送受信を行う。この車両2は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置49(図5参照)を備える。機械式駐車装置1と車両2とが送受信する情報は、主に誘導情報である。誘導情報は、機械式駐車装置1の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための情報である。
機械式駐車装置1は、複数の車両2を収容可能なエレベータ式のタワー型立体駐車装置であり、入出庫口3と入出庫扉4とが設けられた駐車塔5を備えている。駐車塔5の地上階は、車両2を入出庫させる乗入室7となっており、その床面には車両2の方向を転換させるターンテーブル8が設置されている。ターンテーブル8は、乗入室7の床面に形成された凹状のピット9内に旋回板10と旋回駆動部11が設けられた構成である。
駐車塔5の中心部には垂直な昇降通路13が形成されており、昇降通路13の中にリフト14(エレベータ状の搬送機)が上下に昇降可能に設けられている。リフト14は、例えば駐車塔5の上部に設けられた図示しないウインチから下方に延びる複数本のワイヤロープ15に四隅を吊持され、上記ウインチが起動することにより昇降通路13内を上下に昇降することができる。
一方、昇降通路13の両側には車両格納棚17(駐車スペース)が設けられている。車両格納棚17は、昇降通路13を挟むようにして上下に多階層状に設けられており、それぞれの車両格納棚17には車両2を積載するためのパレット18が1枚ずつ収容されている。なお、車両格納棚17の支柱等は図示が省略されている。
リフト14と車両格納棚17の床面には、両者14,17の床面の高さが一致した時に、空荷のパレット18、または車両2が積載されたパレット18を、リフト14から車両格納棚17に、または車両格納棚17からリフト14に、スムーズに受け渡すことができる図示しない受渡機構が設けられている。
図2は、乗入室7を示す斜視透視図である。外側から見て、入出庫扉4の左側に非常用出入口20があり、入出庫扉4の上部に青と赤のランプを備えた入庫管制灯21が設けられている。また、例えば入出庫扉4に向かって右側に操作盤22が設けられている。操作盤22は、機械式駐車装置1に入庫する各車両2の利用者(ドライバー)により操作される。符号23は、機械式駐車装置1の制御状態を示す三色灯である。
乗入室7の内部には、中央部にパレット18が配置されるスペースがあり、入出庫扉4の正面の壁には車両2の位置をドライバーが確認するための鏡24と、「前進」、「停車」、「後退」の案内を行う電光式の停車位置指示灯25が設けられている。
乗入室7の内部、あるいは乗入室7の外部には、機械式駐車装置1の全体の制御を行う立駐制御装置40が設置されている。立駐制御装置40は、リフト14による一連の入出庫操作を実行する装置であり、後述するように、操作盤22と情報をやり取りしながら入出庫操作を実行する。
また、機械式駐車装置1には、表示入力装置49(図5参照)との間で情報(誘導情報等)の送受信を行うDSRCアンテナ29−1,29−2が設置される。DSRCアンテナ29−1,29−2は、車両2との間で例えばDSRC(Dedicated Short Range Communications)による狭域通信を行う。狭域通信により、情報の送受信を行う車両2が限定されるため、誤った車両2との情報の送受信が防止される。
DSRCアンテナ29−1,29−2は、車両2の位置に応じて適した情報が送受信可能なように機械式駐車装置1の複数個所に通信領域が重ならないように設置される。これにより、車両2の位置に応じて適した情報の送受信が可能となる。
また、機械式駐車装置1の乗入室7の外側と乗入室7の内側では車両2に対して行う誘導は全く異なる。このため一例として、DSRCアンテナ29−1は、乗入室7の外側近辺に設置され、DSRCアンテナ29−2は、乗入室7の内側に設置され、各々異なる誘導情報を送信する。
DSRCアンテナ29−1が設置される乗入室7の外側近辺は、入出庫口3の上方であって入庫管制灯21の横である。この位置にDSRCアンテナ29−1が設置されることにより、入庫前の車両2又は出庫後の車両2に対する情報の送受信が可能となる。
DSRCアンテナ29−2が設置される乗入室7の内側は、乗入室7の奥であって、停車位置指示灯25の上である。この位置にDSRCアンテナ29−2が設置されることにより、乗入室7内の車両2に対する情報の送受信が可能となる。
ここで、DSRCアンテナが一つの場合は、車両2の位置に応じて誘導情報を切り替えて送信しなければならない。しかし、本実施形態のようにDSRCアンテナ29−1,29−2が複数備えられることで、車両2の位置に応じてDSRCアンテナから送信させる誘導情報を切り替える必要が無くなり、誘導情報を送信する制御が簡便になる。
また、乗入室7の内部各所には、乗入室7の内部における車両2及び利用者等の人の存在や、車両2の大きさ、位置等を検知するための複数のセンサ30が設けられている(図2中には全てのセンサを符号30で簡略的に表示してある)。停車位置指示灯25は、各センサ30により検知される車両位置のデータに基づいて、車両2のドライバーに車両位置の案内を行う。
図3(a)は、乗入室7における各センサ30(301〜320)の配置図であり、図3(b)は、各センサ301〜320の機能を示す図表一覧である。これらのセンサは、それぞれ2個一組となって対向しており、その間に赤外線ビーム30aが配光され、赤外線ビーム30aが車両2や人等によって遮光されるとセンサがONになり、その検知信号が立駐制御装置40に伝達されるようになっている。
さらに、乗入室7の内部状況を撮影する、例えば4基の乗入室カメラ35A〜35Dが設置されている。これらの乗入室カメラ35A〜35Dは、それぞれ乗入室7の異なる壁面(4面)に取り付けられており、乗入室カメラ35Aは乗入室7内に停車した車両2の正面を撮影し、乗入室カメラ35Bは車両2の後面、乗入室カメラ35Cは車両2の左側面、乗入室カメラ35Dは車両2の右側面をそれぞれ撮影する。
図4は、操作盤22の斜視図である。操作盤22は、風雨からの保護と悪戯防止のために金属製の筐体43に収容されており、筐体43には施錠可能な蓋44が設けられている。利用者が操作盤22を操作する際には、施錠を解錠して蓋44を開き、操作盤22にアクセスする。なお、例えば利用者が携帯している専用リモコンに設けられたトランスポンダによって利用者の接近と共に自動的に蓋44の施錠を解錠するようにしてもよい。
操作盤22は、利用者が認証操作及び入出庫扉4の開閉、リフト14の起動といった機械操作を行うためのタッチパネル式の操作画面45と、ICカードやリモコン等の携帯型認証媒体から発信されるトランスポンダ信号等を読み込むためのリーダー46と、利用者に操作方法を音声で案内するためのスピーカー47と、非常停止ボタン48等が配置されたシンプルな構成である。
操作画面45には、一例として、操作ガイド等の表示部45aと、テンキー等の入力部45bとが表示される。これらの表示は、必ずしも操作画面45の特定の区画に表示されるものではなく、操作画面45全体が表示部45aになったり、入力部45bになったりすることもある。
図5は、乗入室7の縦断面と車両2が備える表示入力装置49の模式図である。
表示入力装置49は、一例として、DSRCにより情報の送受信が可能なカーナビゲーション装置である。本実施形態に係る表示入力装置49は、タッチパネルとされ、利用者はタッチパネルを介して情報の入力が可能となっている。また、表示入力装置49は、一例として、DSRCによる情報の送受信が可能なETC車載器(以下「DSRC車載器」という。)49Aと電気的に接続される。すなわち、本実施形態に係る表示入力装置49は、一例として、DSRC車載器49Aを通信装置とし、DSRC車載器49Aを介してDSRCアンテナ29−1,29−2と情報の送受信を行う。なお、これに限らず、表示入力装置49そのものがDSRCによる通信機能を有していてもよいし、車両2がDSRCによる通信機能を有していてもよい。
図6は、立駐制御装置40による機械式駐車装置1の制御系統の概略構成を示すブロック図である。立駐制御装置40には操作盤22が接続されている。操作盤22のタッチパネル式の操作画面45は、前述の通り表示部45aと入力部45bとを備えており、利用者が操作画面45から入力する各種の情報が立駐制御装置40に伝達され、立駐制御装置40から送られる各種の情報が操作画面45に表示される。
立駐制御装置40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
立駐制御装置40には、機械制御・認証制御・画面表示/スクロール処理・入力情報処理・安全確認処理等を行う運転制御部51が内蔵されると共に、総合データベース52が接続されている。総合データベース52は、利用者の認証番号を記憶した利用者DB、在車状況、パレット形状種別、車両格納棚形状種別等のデータが蓄積される。
また、運転制御部51には、入出庫扉制御部55、搬送機制御部56、入出庫監視制御部57、カメラ制御部58、画像データベース59、車重計測・制御部61、旋回駆動部制御部62等の各制御部が接続されている。
入出庫扉制御部55は、運転制御部51から動作指令を受けて入出庫扉4を開閉操作し、入出庫扉センサ67から入出庫扉4の位置信号を受けて、その情報を運転制御部51にフィードバックする。
搬送機制御部56は、運転制御部51から動作指令を受けてリフト14(搬送機)の昇降及びパレット18の積み下ろし動作を実行させ、搬送機位置センサ68からリフト14の位置信号を受けて、その情報を運転制御部51にフィードバックする。
入出庫監視制御部57は、運転制御部51から動作指令を受けて、乗入室7の内部に設置された多数のセンサ30(301〜320)から、乗入室7における車両2及び人の有無や位置等の情報を受信し、その情報を運転制御部51にフィードバックする。
カメラ制御部58は、運転制御部51から動作指令を受けて、乗入室7の内部に設置された複数の乗入室カメラ35A〜35Dに画像を撮影させ、その画像情報を運転制御部51にフィードバックする。画像情報は画像データベース59に所定の期間蓄積される。なお、画像データベース59を総合データベース52の内部に設けたり、クラウド上に設けたりする等してもよい。
車重計測・制御部61は、運転制御部51から動作指令を受けて、車両計測器69により、リフト14に搭載された車両2の車重を計測し、車重センサ70を介してその情報を運転制御部51にフィードバックする。車重情報は、リフト14の制御等に用いられる。
旋回駆動部制御部62は、運転制御部51から動作指令を受けて、旋回駆動部11(ターンテーブル8)を動作させ、ターンテーブル位置センサ71によりターンテーブル8の旋回位置信号を受けて、その情報を運転制御部51にフィードバックする。
運転制御部51は、各制御部55,56,57,58,61,62からのフィードバックを受けて機械式駐車装置1を運転制御する。
なお、本実施形態に係る機械式駐車装置1は、車両2の入庫予約を行うために利用者が操作する入庫予約盤(不図示)や、車両2の出庫予約を行うために利用者が操作する出庫予約盤(不図示)を備えている。運転制御部51は、入庫予約盤や出庫予約盤に対する入力に応じて車両2の入庫予約や出庫予約を行う。
また、本実施形態に係る運転制御部51は、車両2が備える表示入力装置49との間でDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2を介した情報の送受信が可能な場合に、誘導情報をDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2に送信させる。また、運転制御部51は、表示入力装置49に入力されてDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2で受信された入力情報に基づいて機械式駐車装置1の運転制御を実行する。
運転制御部51には、アンテナ制御装置72が接続されている。アンテナ制御装置72は、運転制御部51から入力された誘導情報をDSRCアンテナ29−1,29−2で送信可能なように変換し、DSRCアンテナ29−1,29−2から送信させる。また、アンテナ制御装置72は、DSRCアンテナ29−1,29−2が受信した情報を、運転制御部51で処理可能なように変換し、運転制御部51へ出力する。
次に、機械式駐車装置1と表示入力装置49との情報の送受信による処理(以下「画面制御処理」という。)について説明する。
上述したように、表示入力装置49との間でDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2を介した情報の送受信が可能な場合、運転制御部51によって、誘導情報がDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2から送信される。
そして、表示入力装置49が誘導情報を受信すると、表示入力装置49は誘導情報に基づいた画像を表示する。誘導情報には、例えば、利用者による安全確認を促す情報が含まれる。このため、表示入力装置49による表示内容を確認することにより、利用者は車内に居ながらにして次の動作の確認が可能となる。
なお、表示入力装置49との間でDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2を介した情報の送受信が可能な場合とは、車両2が機械式駐車装置1の乗入室7前に位置する場合や乗入室7内に位置する場合である。
また、運転制御部51は、表示入力装置49に入力されてDSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2で受信された入力情報に基づいて、機械式駐車装置1の運転制御を実行する。
表示入力装置49が受信した誘導情報には、機械式駐車装置1の運転を促す情報も含まれる。このような誘導情報に基づく画像が表示入力装置49に表示された場合、利用者は表示入力装置49を操作することで機械式駐車装置1へ運転指示を送信することとなる。これにより、利用者は車内に居ながらにして機械式駐車装置1への運転指示が可能となる。また、利用者が車内に居ながらにして、誘導に従い行動することによって、機械式駐車装置1の運転の安全性が向上する。
以上のように、本実施形態に係る機械式駐車装置1によれば、表示入力装置49に表示される画像を確認すると共に情報の入力が可能とされ、利用者は車内に居ながらにして次の動作の確認や機械式駐車装置1への運転指示が可能となるので、機械式駐車装置1の運転の安全性及び利便性を向上できる。
また、運転制御部51は、機械式駐車装置1の運転状態だけでなく、各センサ30の検知結果にも応じた誘導情報をDSRCアンテナ29−1,29−2に送信させてもよい。これによれば、各センサ30によって車両2の位置や利用者の位置等が検知されるので、機械式駐車装置1と表示入力装置49との間でより適した情報の送受信ができる。
また、運転制御部51は、表示入力装置49で出力可能な音声情報をDSRCアンテナ29−1,29−2に送信させてもよい。例えば、スピーカー47等から音声案内がなされるが、車両2に利用者が搭乗している場合には、この音声案内が聞こえない可能性がある。このため、表示入力装置49が音声情報を受信し、音声による誘導が可能となると、利用者に対する利便性がより向上する。
また、運転制御部51は、乗入室カメラ35A〜35Dによって機械式駐車装置1の乗入室内を撮影した画像情報をDSRCアンテナ29−1,29−2に送信させてもよい。これによれば、利用者は車内に居ながらにして乗入室7の安全を確認できるので、利便性及び安全性がより向上する。
図7〜9は、車両2の入庫時における画面制御処理の流れを示すフローチャートである。
図7〜9では、左端から機械式駐車装置1の前における車両2の状態(図の「立駐機前」)、表示入力装置49における動作(図の「表示入力装置」)、DSRC車載器49Aの動作(図の「DSRC車載器」)、DSRCアンテナ29−1,29−2のうち情報を送受信するアンテナ(図の「DSRCアンテナ」)、立駐制御装置40の動作(図の「立駐制御装置」)、操作盤22の動作(図の「操作盤」)、機械式駐車装置1の動作(図の「立駐機の動作状態」)毎に示されている。
入庫する車両2が機械式駐車装置1の前(乗入室7の前)に到着する(S100)と、それまでアイドル状態(S300)であったDSRC車載器49Aに、DSRCアンテナ29−1からID情報の送信要求が立駐制御装置40から行われる(S400)。なお、ID情報の送信要求は、車両2が乗入室7の前に到着したことをセンサ30で検知した場合に、立駐制御装置40から出力されてもよいし、機械式駐車装置1が入庫待ちの状態の場合に、常に立駐制御装置40から出力されていてもよい。
DSRC車載器49Aは、ID情報の送信要求を受信すると、予め設定されている認証情報(ID)を送信する(S302)。この認証情報はDSRC車載器49Aの識別情報であってもよいし、表示入力装置49を介して、機械式駐車装置1に対応して予め設定された認証情報であってもよい。DSRCアンテナ29−1が認証情報を受信すると、立駐制御装置40は、総合データベース52に記憶されている利用者DBと受信した認証情報とを照合し、認証情報が利用者DB内の認証情報と一致するか否かの判定を行い、この認証情報に対応する車両2の入庫の有無を判定する(S402)。ステップ402の認証判定が成功し、車両2が入庫されていないと判定されると、その後、立駐制御装置40は車両2の入庫動作を開始する。すなわち、車両2は、DSRCアンテナ29−1への応答によって自動的に入庫予約を行うこととなる(S102)。
なお、ステップ100は、利用者が入庫予約盤の前に到着するとしてもよく、この場合ステップ102では、入庫予約盤を介して入庫予約が行われることとなる。
ステップ402の認証判定が成功すると、立駐制御装置40は、入庫時安全確認画面80−1の表示指示を出力し(S404)、DSRCアンテナ29−1はDSRC車載器49Aに入庫時安全確認画面80−1を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図10の例に示される入庫時安全確認画面80−1を表示する(S200)。
図10に示される入庫時安全確認画面80−1の表示部80aには、認証を終えた利用者の契約番号や、呼出、入庫、確認、扉閉といった各動作の進行状況が表示される。図10に示される表示部80aの状態は「呼出」とされる。
図10に示されるように、入庫時安全確認画面80−1の入力部80bには、機械式駐車場装置1を起動させる前に、乗入室7の内部が確実に無人状態であることを利用者に確認させるための確認画面が表示される(1回目の安全確認操作)。即ち、立駐制御装置40が、乗入室7内に設置された乗入室カメラ35Aによる乗入室7内のリアルタイムな画像情報CIと共に、無人確認ボタンSB1(安全確認ボタン)を入力部80bに表示させる。乗入室カメラ35Aによる画像には、「正面」と表示される。
利用者は、所定時間内に、入庫時安全確認画面80−1を確認し、異常がなければ無人確認ボタンSB1を押す(S202)。
入庫時安全確認画面80−1の確認ボタンSB1が押されると、表示入力装置49からDSRC車載器49Aへ確認ボタンSB1が押されたことを示す無人確認情報がデータ転送され、機械式駐車装置1へ送信される。送信された無人確認情報は、DSRCアンテナ29−1で受信され、立駐制御装置40へ入力される。無人確認情報が立駐制御装置40に入力されると、立駐制御装置40は、入庫時安全確認画面80−2の表示指示を出力し(S406)、DSRCアンテナ29−1はDSRC車載器49Aに入庫時安全確認画面80−2を示す画像情報を送信し、これを受信したDSRC車載器49Aは表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図11の例に示される入庫時安全確認画面80−2を表示する(S204)。
図11に示されるように、入庫時安全確認画面80−2(入力部80b)には、機械式駐車場装置1を起動させる前に、入庫時安全確認画面80−1と同様に乗入室7の内部が確実に無人状態であることを利用者に確認させるための確認画面が表示される(2回目の安全確認操作)。即ち、立駐制御装置40が、乗入室7内に設置された乗入室カメラ35Bによる乗入室7内のリアルタイムな画像情報CIと共に、無人確認ボタンSB1(安全確認ボタン)を入力部80bに表示させる。乗入室カメラ35Bによる画像には、「後面」と表示される。
利用者は、所定時間内に、入庫時安全確認画面80−2を確認し、異常がなければ無人確認ボタンSB1を押す(S206)。
なお、入庫時安全確認画面80−1,80−2には、車両2に対して正面又は後面のみならず、車両2に対して左右の画像が表示されてもよい。
入庫時安全確認画面80−2の確認ボタンSB1が押されると、表示入力装置49からDSRC車載器49Aへ確認ボタンSB1が押されたことを示す無人確認情報がデータ転送され、機械式駐車装置1へ送信される。送信された無人確認情報は、DSRCアンテナ29−1で受信され、立駐制御装置40へ入力される。無人確認情報が立駐制御装置40に入力されると、立駐制御装置40は、入庫起動画面80−3の表示指示を出力し(S408)、DSRCアンテナ29−1はDSRC車載器49Aに入庫起動画面80−3を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図12の例に示される入庫起動画面80−3を表示する(S208)。
図12に示される入庫起動画面80−3では、利用者に入庫の意思が問われ、利用者は、「はい」のボタンYB、又は「いいえ」のボタンNBを選択して押す。「いいえ」のボタンNBが押された場合には表示入力装置49に入庫のキャンセル画面が表示される。
ボタンYBが押されると(S210)、表示入力装置49からDSRC車載器49Aへ確認ボタンYBが押されたことを示す入庫開始情報がデータ転送され、機械式駐車装置1へ送信される。送信された入庫開始情報は、DSRCアンテナ29−1で受信され、立駐制御装置40へ入力される。入庫開始情報が立駐制御装置40に入力されると、立駐制御装置40は、入庫呼び出しの指示を出力し(S410)、機械式駐車装置1は、入庫呼び出しを開始する(S600)。
入庫呼び出しは、図1に示すように、車両2が格納されていない車両格納棚17から空きパレット18がリフト14に取り出されて昇降通路13沿いに下方に降ろされ、ターンテーブル8(旋回板10)の上に載置される。その後、このパレット18はターンテーブル8によって90度方向転換されて入出庫口3に向けられる。
機械式駐車装置1が入庫呼び出しを行っている間、立駐制御装置40は、待ち時間及び注意喚起画面(以下「実行表示画面」という。)81の表示指示を出力し(S412)、DSRCアンテナ29−1はDSRC車載器49Aに実行表示画面81を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図13の例に示される実行表示画面81を表示する(S212)。
図13に示される実行表示画面81の表示部81aには、空きパレット18が乗入室7に到着するまでの時間がカウントダウン形式で示される。なお、この時には、例えばメッセージ表示部81bに乗入室7内のリアルタイムな画像を表示しておいてもよい。これにより、利用者が待ち時間を苦痛に感じることを幾分和らげることができる。
また、メッセージ表示部81bには、入庫運転中であることを示すメッセージ、及び「・ドアミラーを畳んでください・同乗者を降ろしてください」等の、入庫時の注意喚起が表示される。なお、注意喚起には、上記の他に「アンテナを下す」、「オーディオやラジオのオフ」、「ライトのオフ」等が表示されてもよい。
また、表示入力装置49に表示される各メッセージや注意喚起等は、画面と共に音声によって出力されてもよい。
表示入力装置49に実行表示画面81が表示されると、車両2に搭乗している利用者は、車両2のドアミラーやアンテナの格納、同乗者の降車等を行う(S104)。
そして、乗入室7に空きパレット18が到着すると(S602)、立駐制御装置40は、に入出庫扉4を開くため画面(以下「扉開画面」という。)80−4の表示指示を出力し(S414)、DSRCアンテナ29−1はDSRC車載器49Aに扉開画面80−4を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図14の例に示される扉開画面80−4を表示する(S214)。
図14に示される扉開画面80−4の表示部80aの状態は、「入庫」とされる。実行表示画面81の入力部80bには、図13と同様の注意喚起と共に、入出庫扉4を開けるための扉開ボタンSB2が表示される。
扉開画面80−4を確認した利用者は、所定時間内に、異常がなければ扉開ボタンSB2を押す(S216)。
扉開ボタンSB2が押されると(S216)、表示入力装置49からDSRC車載器49Aへ扉開ボタンSB2が押されたことを示す扉開情報がデータ転送され、機械式駐車装置1へ送信される。送信された扉開情報は、DSRCアンテナ29−1で受信され、立駐制御装置40へ入力される。扉開情報がDSRCアンテナ29−1から立駐制御装置40へ送信される。扉開情報が立駐制御装置40に入力されると、立駐制御装置40は、入出庫扉4を開かせる指示を出力し(S416)、機械式駐車装置1は、入出庫扉4を開く(S604)。
入出庫扉4が開かれると、立駐制御装置40は、車両2の入庫を誘導するための入庫誘導画面80−5の表示指示を出力し(S418)、DSRCアンテナ29−1又はDSRCアンテナ29−2はDSRC車載器49Aに入庫誘導画面80−5を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図15〜図17の例に示される入庫誘導画面80−5を表示する(S218)。
図15は、機械式駐車装置1の前に位置する車両2を乗入室7へ移動させるための入庫誘導画面80−5であり、DSRCアンテナ29−1からの画像情報を表示入力装置49が受信することで表示される。
メッセージ表示部80cには、「入庫してください」という案内が表示されると共に、乗入室7内の乗入室カメラ35Aによる画像が表示される。これにより、車両2を運転する利用者は、車両2の中から目視し難い乗入室7内の様子を入庫誘導画面80−5で確認しながら、機械式駐車装置1(乗入室7)内に車両2を安全に移動させる(S206)。
そして、車両2が乗入室7内に入ると、表示入力装置49は、DSRCアンテナ29−2から画像情報を受信する。これにより、表示入力装置49に表示される入庫誘導画面80−5は、車両2の位置に応じた画面に切り換えられる。
図16は、車両2の前方が乗入室7に入った場合に、表示入力装置49に表示される入庫誘導画面80−5である。メッセージ表示部80cには、車両2のより前方への移動を誘導するための「前進してください」という案内が表示されると共に、乗入室カメラ35C,Dによる乗入室7内左右の画像が表示される。これにより、車両2を運転する利用者は、車両2の中から目視し難い乗入室7内左右の様子を入庫誘導画面80−5で確認しながら、乗入室7内で車両2を安全に移動させる(S206)。
なお、乗入室7内に入った車両2がセンサ30により検知され、パレット18に対して車高が高すぎたり、車長が長すぎたりすると、表示入力装置49には、入庫ができない旨の表示がされる。
そして、利用者が車両2を運転して入出庫口3から乗入室7内にゆっくり進入し、ターンテーブル8の上に載置された空きパレット18の上に車両2を乗り上げて前進させる。そして、車両2が停止位置まで移動すると、表示入力装置49は、DSRCアンテナ29−2から図17に示される入庫誘導画面80−5を示す画像情報を受信する。
図17に示されるメッセージ表示部80cには、車両2の停止を誘導するための「停止してください」という案内が表示されると共に、乗入室カメラ35C,Dによる乗入室7内左右の画像が表示される。これにより、車両2を運転する利用者は、車両2の中から目視し難い乗入室7内左右の様子を入庫誘導画面80−5で確認しながら、乗入室7内で車両2を安全に停止させる(S206)。
なお、乗入室7内における車両2の位置、及び停止位置における車両2の停車の有無等は、各種センサ30によって検知される。
具体的には、図3に示される入出庫口非常停止センサ305や、車両確認センサ(在荷センサ)303等が発する赤外線ビーム30aが遮光されることによって車両2の進入が検知される。また、図3に示される車両前部センサ301,車両後部センサ302等が発する赤外線ビーム30aが車両2の前後端部によって遮光されたり、通光されたりすることにより、パレット18に対する車両2の前後位置が検出される。
車両2の乗入室7内での停車が完了すると(S606)、立駐制御装置40は、車両2から同乗者が確実に乗入室7内に居ないことの確認を誘導するための同乗者退出確認画面80−6の表示指示を出力し(S420)、DSRCアンテナ29−2はDSRC車載器49Aに同乗者退出確認画面80−6を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図18の例に示される同乗者退出確認画面80−6を表示する(S220)。
図18に示される同乗者退出確認画面80−6の入力部80bには、「同乗者を乗入室から退出させてください」という案内が表示されると共に、退出確認ボタンSB3が表示される。利用者(車両2の運転者)は、乗入室7に同乗者が居ないことを確認すると、退出確認釦SB3を押す(S222)。その後、利用者は、車両2から降りて、乗入室7から退出する(S608)。
退出確認釦SB3が押されると(S222)、表示入力装置49からDSRC車載器49Aへ退出確認釦SB3が押されたことを示す退出確認情報がデータ転送され、機械式駐車装置1へ送信される。送信された退出確認情報は、DSRCアンテナ29−2で受信され、立駐制御装置40へ入力される。退出確認情報が立駐制御装置40に入力されると、乗入室7に人が居ないことの確認完了、例えば確認完了のフラグが立つことで行われる(S422)。
利用者は、乗入室7から退室すると、操作盤22へ移動し、乗入室7内の安全確認を行う(S500)。そして、利用者は、操作盤22に対して認証操作を行い、操作盤22を操作することによって、入出庫扉4を閉める(S502)。機械式駐車装置1は、利用者による操作盤22の操作を受けて、入出庫扉4を閉め(S610)、車両2が載置されている実パレット18を乗入室7から車両格納棚17へ格納する(S612)。
このように、入出庫扉4の閉操作は、表示入力装置49から実行するのではなく、操作盤22を操作することで行われる。これにより、乗入室7内の安全確認がより確実に実行されることにもなるので、より安全性が高まる。
図19,20は、車両2の出庫時における画面制御処理の流れを示すフローチャートである。
車両2を出庫させる利用者が出庫予約盤(又は操作盤22)前に到着し(S150)、出庫予約盤(又は操作盤22)で認証操作を行って出庫予約を行う(S152)。
出庫予約が行われると、立駐制御装置40は、出庫呼び出しの指示を出力し(S450)、機械式駐車装置1は、入庫呼び出しを開始する(S650)。
出庫呼び出しは、出庫させる車両2が格納されている車両格納棚17から実パレット18がリフト14に取り出されて昇降通路13沿いに下方に降ろされ、ターンテーブル8(旋回板10)の上に載置され、車両2の前方が入出庫口3に向けられる。
機械式駐車装置1が出庫呼び出しを行っている間、立駐制御装置40は、実パレット18が乗入室7に到着するまでの待ち時間及び注意喚起画面である実行表示画面81の表示指示を出力し(S452)、操作盤22は実行表示画面を表示する(S550)。
機械式駐車装置1は、実パレット18が乗入室7に到着すると入出庫扉4を開く(S652)。操作盤22は、現在の実行表示として入出庫扉4が開かれた画面を表示し、利用者が車両2を出庫するように誘導を行う(S552)。そして、利用者は、車両2を出庫させるために機械式駐車装置1(乗入室7)内へ移動を開始する(S154)。利用者が乗入室7内へ入り(S654)、車両2に搭乗してエンジンを始動させる(S656)。
立駐制御装置40は、入出庫扉4が開いた場合に、車両2の出庫を誘導するための出庫誘導画面80−7の表示指示を出力し(S454)、DSRCアンテナ29−2は出庫誘導画面80−7を示す画像情報を送信する。車両2のエンジンが始動されるとDSRC車載器49Aも動作を開始する。このため、DSRC車載器49Aは、DSRCアンテナ29−2からの画像情報を受信すると、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図21の例に示される出庫誘導画面80−7を表示する(S250)。
図21に示される表示部80aの状態は「出庫」とされる。出庫誘導画面80−7のメッセージ表示部80cには、「・同乗者は出庫後乗せてください・周囲を確認してゆっくり進んでください」という案内が表示される。これにより、車両2を運転する利用者は、車両2を前方に移動させ、出庫を開始する(S658)。
センサ30によって車両2の移動が検知されると、立駐制御装置40は、入出庫扉4を閉じることを誘導するための扉閉忘画面80−8の表示指示を出力し(S456)、DSRCアンテナ29−1はDSRC車載器49Aに扉閉忘画面80−8を示す画像情報を送信する。この画像情報を受信したDSRC車載器49Aは、表示入力装置49へ該画像情報をデータ転送する。そして、表示入力装置49は、図22の例に示される扉閉忘画面80−8を表示する(S252)。
図22に示される扉閉忘画面80−8のメッセージ表示部80cには、「・必ず扉は閉めてから退出ください・閉め忘れますと、他の利用者の迷惑となります」という案内が表示される。なお、扉閉忘画面80−8は、入出庫扉4を閉めたことが確認されたら、消去情報がDSRCアンテナ29−1を介してDSRC車載器49Aに送信され、表示入力装置49からの表示が終了する。なお、消去情報が表示入力装置49に入力されない場合は、扉閉忘画面80−8は、所定時間経過後に表示が終了する。
利用者は、車両2の出庫が終了すると(S660)、一旦、車両2から降り、操作盤22へ移動し、それに伴い乗入室7内の安全確認を行う(S554)。そして、利用者は、操作盤22に対して認証操作を行い、操作盤22を操作することによって、入出庫扉4を閉める(S556)。機械式駐車装置1は、利用者による操作盤22の操作を受けて、入出庫扉4を閉め(S662)、車両2が出庫された後の空パレットを乗入室7から車両格納棚17へ格納する(S664)。
以上説明したように、本実施形態に係る機械式駐車装置1は、受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置49を備えた車両2が入出庫する。機械式駐車装置1には、表示入力装置49との間で情報の送受信を行うDSRCアンテナ29−1,29−2が設置される。
そして、表示入力装置49との間でDSRCアンテナ29−1,29−2を介した情報の送受信が可能な場合に、機械式駐車装置1の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報がDSRCアンテナ29−1,29−2によって表示入力装置49に送信される。また、表示入力装置49に入力されDSRCアンテナ29−1,29−2で受信された入力情報に基づいて、機械式駐車装置1の運転制御が実行される。
これによって、表示入力装置49に表示される画像を確認すると共に情報の入力が可能とされ、利用者は車内に居ながらにして次の動作の確認や機械式駐車装置1への運転指示が可能となるので、機械式駐車装置1の運転の安全性及び利便性が向上する。
以上、本発明を、上記実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態では、情報の送受信をDSRCにより行い、表示入力装置49をカーナビゲーション装置とする形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、表示入力装置49を携帯型情報端末(例えば、スマートフォンや携帯型パソコン)等としてもよい。この形態の場合、携帯型情報端末は情報の送受信をWi−Fi(登録商標)や狭域通信を行うブルートゥース(Blue tooth(登録商標))により、情報の送受信を行う。
なお、狭域通信をWi−Fiやブルートゥースで行う場合、車両2が乗入室7前に到着したことをセンサ30が検知した場合に、入庫時の画面制御処理が開始される。
また、機械式駐車装置1が、利用者が所持する携帯型認証装置(リモコン)によって操作が可能とされてもよい。この形態の場合、携帯型認証装置は、例えば、LFやRFを用いて入庫予約盤との間で認証情報等の各種情報の送受信を行う。
そして、機械式駐車装置1が、携帯型認証装置によって操作が可能とされている場合には、携帯型認証装置が表示入力装置49の一部として利用されてもよい。
この形態の場合、例えば図23に示されるように、携帯型認証装置90とカーナビゲーション装置91との間で、例えばブルートゥースによる情報の送受信を可能とする。
そして、車両2が入庫予約盤92の前に停車すると、入庫予約盤92と携帯型認証装置90との間で、LFやRFを用いた情報の送受信を行う。これにより、入庫予約盤92とカーナビゲーション装置91との間で情報の送受信を可能とし、上述した画面制御処理が行われてもよい。この形態の場合、例えば、携帯型認証装置90には情報を送信するためのボタンは不要となる。また、携帯型認証装置90が液晶表示部90Aを備えることにより、入庫又は出庫の待ち時間表示を携帯型認証装置90で行われてもよい。
なお、LFやRFの代わりに、機械式駐車装置1と携帯型認証装置90とがブルートゥースを用いた情報の送受信を可能とされてもよい。
さらに、図24に示されるように、カーナビゲーション装置91とDSRCアンテナ29−1,29−2が情報の送受信を行い、カーナビゲーション装置91と携帯型認証装置90との間でブルートゥースによる情報の送受信を可能とし、携帯型認証装置90の液晶表示部90Aに待ち時間を表示させてもよい。
また、上記実施形態では、DSRCアンテナを2つ設置する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、DSRCアンテナは、1つでもよいし、3つ以上設置されてもよい。
また、上記実施形態で説明した画面制御処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
1 機械式駐車装置
2 車両
29−1 DSRCアンテナ
29−2 DSRCアンテナ
40 立駐制御装置
51 運転制御部
72 アンテナ制御装置
91 カーナビゲーション装置

Claims (10)

  1. 受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置の制御装置であって、
    前記機械式駐車装置に設置され、前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う送受信手段と、
    前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、利用者による安全確認を促す情報を含み、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段に送信させ、前記誘導情報に基づいて利用者が前記表示入力装置に入力を行い前記送受信手段で受信した入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する運転制御手段と、
    を備える機械式駐車装置の制御装置。
  2. 前記送受信手段は、狭域通信を行い、前記機械式駐車装置の複数個所に通信領域が重ならないように設置される請求項1記載の機械式駐車装置の制御装置。
  3. 前記送受信手段は、前記機械式駐車装置の乗入室の外側近辺及び該乗入室の内側に設置され、各々異なる前記誘導情報を送信する請求項2記載の機械式駐車装置の制御装置。
  4. 前記機械式駐車装置の乗入室には前記車両又は利用者を検知する検知手段が備えられ、
    前記運転制御手段は、前記機械式駐車装置の運転状態及び前記検知手段の検知結果に応じた前記誘導情報を前記送受信手段に送信させる請求項1から請求項3の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  5. 前記運転制御手段は、前記表示入力装置で出力可能な音声情報を前記送受信手段に送信させる請求項1から請求項4の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  6. 前記運転制御手段は、前記機械式駐車装置の乗入室内を撮影した画像情報を前記送受信手段に送信させる請求項1から請求項5の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
  7. 受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置であって、
    請求項1から請求項6の何れか1項記載の制御装置を備える機械式駐車装置。
  8. 受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫し、送受信手段によって前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う機械式駐車装置の制御方法であって、
    前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、利用者による安全確認を促す情報を含み、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段から前記表示入力装置に送信する第1工程と、
    前記誘導情報に基づいて利用者が前記表示入力装置に入力を行い前記送受信手段で受信した入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する第2工程と、
    を含む機械式駐車装置の制御方法。
  9. 受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫する機械式駐車装置の制御装置であって、
    前記機械式駐車装置に設置され、前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う送受信手段と、
    前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段に送信させ、前記表示入力装置に入力されて前記送受信手段で受信された入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する運転制御手段と、
    を備え
    前記送受信手段は、前記機械式駐車装置の乗入室の外側近辺及び該乗入室の内側に設置され、各々異なる前記誘導情報を送信する機械式駐車装置の制御装置。
  10. 受信した情報の表示及び利用者が入力した情報の送信が可能な表示入力装置を備えた車両が入出庫し、機械式駐車装置の乗入室の外側近辺及び該乗入室の内側に設置され各々異なる誘導情報を送信する送受信手段によって前記表示入力装置との間で情報の送受信を行う機械式駐車装置の制御方法であって、
    前記表示入力装置との間で前記送受信手段を介した情報の送受信が可能な場合に、前記機械式駐車装置の運転状態に応じて利用者の動作を誘導するための誘導情報を前記送受信手段から前記表示入力装置に送信する第1工程と、
    前記表示入力装置に入力されて前記送受信手段で受信された入力情報に基づいて前記機械式駐車装置の運転制御を実行する第2工程と、
    を含む機械式駐車装置の制御方法。
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