JP6448946B2 - 太陽電池パネル異常検出システム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池パネル異常検出システムに関する。
メガソーラーと呼ばれる大規模な太陽光発電システムが普及してきている。太陽光発電システムでは、複数の太陽電池モジュールを直接に接続して太陽電池ストリングとし、複数の太陽電池ストリングを並列に接続して太陽電池アレイを構成する。多数の太陽電池モジュールを含むメガソーラーにおいては、太陽電池モジュールに地絡等の異常が発生した場合に、異常発生箇所を特定することは困難である。
このため、太陽光発電システムについて、地絡等の異常発生箇所を特定するための様々な方法が提案されている。特許文献1には、太陽電池ストリングを交流系統に接続するためのパワーコンディショナに地絡の異常検出手段(地絡検出回路)を設け、この異常検出手段により太陽電池ストリングの異常を検出する地絡検出装置が開示されている。
特開2012−244852号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている地絡検出装置では、開閉器を通過した信号から異常の発生を検出するため、どの太陽電池ストリングで異常が発生したかを特定することはできない。このため、監視員が開閉器を順次開閉して、地絡が発生した太陽電池ストリングを特定する必要があり、異常発生箇所の特定の作業が煩雑である。
本発明は、このような実情に鑑みなされたものであり、地絡等の異常が発生した太陽電池ストリングを簡便に特定することができる太陽電池パネル異常検出システムを提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討を行ったところ、パワーコンディショナに設けられた異常検出機能を開閉器内に取り込めば、対応する太陽電池ストリングス毎に地絡等の異常を簡便に検出することができると共に、電気的な接続を瞬時に遮断して、パワーコンディショナ等の下流の機器への影響を未然に防止することができることを見出して本発明に至ったものである。
本発明の第1の観点に係る太陽電池パネル異常検出システムは、
直列に接続された複数の太陽電池モジュールを含む複数列の太陽電池ストリングと、前記複数列の太陽電池ストリングから出力された直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナと、前記複数列の太陽電池ストリングと前記パワーコンディショナとを電気的に接続あるいは遮断する複数の開閉器と、を含み、
前記複数の開閉器はそれぞれ対応する前記太陽電池ストリングに接続され、地絡の異常を検出する異常検出部をそれぞれ備え
前記異常検出部は、接続された前記太陽電池ストリングと大地との間の電気的な絶縁性を示す値を測定する測定部と、前記太陽電池ストリングに地絡が発生したか否かを判別する判別部と、前記判別部が地絡が発生したと判別した場合にその旨を報知する報知部とを含み、
前記測定部は、前記電気的な絶縁性を示す値の測定手段として、日中の太陽電池ストリングが発電を行っている間に前記太陽電池ストリングの対地電圧を測定する手段と、光の照射のない夜間に前記太陽電池ストリングの絶縁抵抗を測定する手段と、を有し、
前記判別部は、前記測定部が測定した前記太陽電池ストリングの対地電圧と、一定の期間に予め測定した日射量から算出した発電量に応じた対地電圧値を示す基準値と、に基づいて、又は、前記測定部が測定した前記太陽電池ストリングの絶縁抵抗と、予め地絡が発生していないと判明している前記太陽電池ストリングの絶縁抵抗を示す基準値と、に基づいて、前記太陽電池ストリングに地絡が発生したか否かを判別する、
ことを特徴とする。
前記異常検出部は、前記測定部が測定した前記電気的な絶縁性を示す値を他の装置に送信する通信部を、さらに備えていてもよい。
前記測定部が測定した前記電気的な絶縁性を示す値を蓄積する蓄積部を、さらに含んでいてもよい。
前記複数の開閉器は、前記太陽電池ストリングを集約する集電箱あるいは接続箱内に配置されていてもよい。
本発明によれば、地絡等の異常が発生した太陽電池ストリングを簡便に特定することができる。また、開閉器の交換の際には、対応するストリングスだけを一時的にパワーコンディショナから切り離せばよく、地絡が発生してない太陽電池ストリングの運転を停止する必要がない。よって、経済的損失を最小限に抑えることが可能である。
実施の形態1に係る太陽電池パネル異常検出システムの構成を示す図である。 (a)は、実施の形態1に係る開閉器が備える機能を示す機能ブロック図である。(b)は、実施の形態1に係る開閉器の機能を説明するための図である。 (a)は、変形例1に係る開閉器が備える機能を示す機能ブロック図である。(b)は、変形例1に係る開閉器の機能を説明するための図である。 実施の形態2に係る太陽電池パネル異常検出システムの構成を示す図である。 実施の形態2に係る開閉器、制御装置が備える機能を示す機能ブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る太陽電池パネル異常検出システムを説明する。図1に、実施の形態1に係る太陽電池パネル異常検出システム100の構成を示す。太陽電池パネル異常検出システム100は、太陽光発電システムにおいて、地絡が発生した太陽電池ストリングを特定する。
図1に示す太陽電池パネル異常検出システム100は、太陽電池アレイを構成する複数列の太陽電池ストリング2と、複数の太陽電池ストリング2を並列に接続する(集約する)ための集電箱3に格納された開閉器5と、パワーコンディショナ4とを有する。ここでは、太陽電池ストリング2が4列である例を説明する。
太陽電池ストリング2(2a〜2d)は、複数の太陽電池モジュール21と、複数の太陽電池モジュール21を直列に接続する絶縁被膜に覆われた導線22とを有する。太陽電池モジュール21は、光電変換部にアモルファスシリコン、多結晶シリコン、結晶シリコン等を用いた従来の太陽電池モジュール(太陽電池パネル)を含む。以下、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極側の一端を陽極端221とし、他端(陰極側)を陰極端222とする。
集電箱3内には太陽電池ストリング2(2a〜2d)と同数の開閉器5(5a〜5d)が格納されている。各太陽電池ストリング2(2a〜2d)は、対応する1個の開閉器5(5a〜5d)に接続されている。開閉器5(5a〜5d)は、接続されている太陽電池ストリング2(2a〜2d)とパワーコンディショナ4とを電気的に接続あるいは遮断する。開閉器5(5a〜5d)が閉状態のとき、太陽電池ストリング2が出力した直流電力は開閉器5(5a〜5d)を介してパワーコンディショナ4に供給される。開閉器5(5a〜5d)は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の流し得る最大の電流を通電、遮断する能力を備える。
集電箱3は、太陽光発電システムの保守を行う作業者等(以下、作業者)が点検可能な箇所に設置されている。作業者は、例えば、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に異常が発生した場合に集電箱3内の異常が発生した太陽電池ストリング2(2a〜2d)に接続された開閉器5(5a〜5d)を開放する。また、集電箱3は接地されており、以下の説明においては、アース3eとは集電箱3の接地箇所を指す。
さらに、集電箱3内には、太陽電池ストリング2(2a〜2d)と同数の逆流防止用ダイオード31(31a〜31d)が格納されている。各逆流防止用ダイオード31(31a〜31d)は、対応する太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221に接続されており、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に逆向きの電流が流れることを防止する。
パワーコンディショナ4は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)から出力された直流電力を所定周波数(例えば、商用電源周波数)の交流電力に変換するためのインバータである。パワーコンディショナ4が変換した交流電力は商用電力系統等に供給される。
開閉器5(5a〜5d)は、従来の開閉機能に加えて地絡検出機能(異常検出機能)をそれぞれ備えている。開閉器5(5a〜5d)は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)と大地との間の電気的な絶縁性を示す値として、太陽電池ストリング2(2a〜2d)とアース3e間の絶縁抵抗を測定し、測定した絶縁抵抗に基づいて地絡を検出する。図2(a)は、開閉器5(5a〜5d)が備える機能を示す機能ブロック図である。図示するように、開閉器5(5a〜5d)は、開閉部51、絶縁抵抗測定部52、判別部53、報知部54を含む。
開閉部51は、作業者のレバー操作により、開状態あるいは閉状態に切り替えられる。開閉部51が閉状態のとき、太陽電池ストリング2とパワーコンディショナ4との間の回路は電気的に接続されるため、太陽電池ストリング2から出力される直流電力がパワーコンディショナ4に供給される。開閉部51が開状態のとき、太陽電池ストリング2とパワーコンディショナ4との間の回路は電気的に遮断される。あるいは、開閉器5(5a〜5d)は、開閉器5(5a〜5d)自体が開閉部51を開閉する機能を備えていてもよい。
絶縁抵抗測定部52、判別部53、報知部54は、連動して異常検出部として動作する。絶縁抵抗測定部52、判別部53、報知部54は、作業者により開閉器5(5a〜5d)の地絡検出機能が有効に(オン)されたときに、動作する。
絶縁抵抗測定部52は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の両端(陽極端221、陰極端222)が開放されている状態で、陰極端222(または陽極端221)とアース3e間に直流電圧(あるいは交流電圧)を印加し、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に流れる電流を測定し、測定した電流に基づいて絶縁抵抗を算出する。
地絡が発生していない場合、太陽電池ストリング2(2a〜2d)は絶縁されており、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の両端(陽極端221、陰極端222)が開放状態であるため、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に電流は流れない。一方、地絡が発生している場合、太陽電池ストリング2(2a〜2d)と大地の間に電路が形成されて、地絡発生箇所と地面との間で電流が漏れるため、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に電流が流れる。よって、地絡が発生していない場合より地絡が発生している場合のほうが、絶縁抵抗が小さい。即ち、地絡が発生していない場合の絶縁抵抗に比べ、測定した絶縁抵抗が小さいなら、地絡が発生しているといえる。
判別部53は、絶縁抵抗測定部52によって測定された絶縁抵抗に基づいて地絡の発生の有無を検出する。地絡が発生している場合、報知部54は地絡の発生を報知する。
図2(b)を参照しながら、開閉器5(5a〜5d)の絶縁抵抗の測定に係る構成を説明する。ここでは、図面の見やすさのため、開閉器5aのみを示すが、開閉器5b〜5dも同様の構成を備える。なお、測定に先立って、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の両端(陽極端221、陰極端222)は、例えば、作業員によりあらかじめ開放されている。
絶縁抵抗測定部52は、内部電源52aを使用して、陽極端221とアース3e間に電圧Vs1を印加する。ここで絶縁抵抗測定部52は、陽極端221に負電圧を、アース3eに正電圧を印加する。陽極端221とアース3e間に印加される電圧Vs1は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に含まれる太陽電池モジュール21の定格電圧、太陽電池モジュール21の個数等に応じて、計算等により求められる。
電流計52bは、陽極端221とアース3eの間に配置され、太陽電池ストリング2(2a〜2d)を流れる電流Is1を測定し、測定した値(Is1)を演算部52cに出力する。演算部52cは、電圧Vs1と電流Is1とから絶縁抵抗値R1(R1=Vs1/Is1)を算出し、絶縁抵抗値R1を判別部53に出力する。
続いて、絶縁抵抗測定部52は、内部電源52dを使用して陰極端222とアース3e間に電圧Vs2を印加する。ここで絶縁抵抗測定部52は、陰極端222に正電圧を、アース3eに負電圧を印加する。陰極端222とアース3e間に印加される電圧Vsは、太陽電池ストリング2(2a〜2d)に含まれる太陽電池モジュール21の定格電圧、太陽電池モジュール21の個数等に応じて、計算等により求められる。
電流計52eは、陰極端222とアース3eの間に配置され、太陽電池ストリング2(2a〜2d)を流れる電流Is2を測定、測定した値(Is2)を演算部52cに出力する。演算部52cは、電圧Vs2と電流Is2とから絶縁抵抗値R2(R2=Vs2/Is2)を算出し、算出した絶縁抵抗値R2を判別部53に出力する。
判別部53は、絶縁抵抗測定部52が測定した絶縁抵抗値R1、R2と内部メモリ53aに予め記憶されている基準値Rrefとに基づいて、地絡の発生の有無を判別する。基準値Rrefは、地絡が発生していない場合の太陽電池ストリング2(2a〜2d)の絶縁抵抗であり、計算等により予め求められ、内部メモリ53aに格納されている。判別部53は、絶縁抵抗値R1、R2のそれぞれ(あるいは絶縁抵抗値R1、R2の平均値)が基準値Rrefを下回った場合、地絡が発生したことを通知する地絡発生信号を報知部54に送信する。
報知部54は、判別部53から地絡発生信号を受信すると、例えば、ブザーを鳴らして、地絡の発生を報知する。報知部54は、ブザーに限らず、発光ダイオードの点灯、表示装置へのメッセージ表示、無線通信、有線通信による外部装置への通知によって、報知を行ってもよい。
上述の開閉器5(5a〜5d)を使用した太陽光発電システムの保守作業を説明する。保守作業を行う作業者は、図1に示す、太陽電池ストリング2aに接続されている開閉器5aの開閉部51を開放し、地絡検出機能を有効に(オン)する。
開閉器5aの地絡検出機能が有効に(オン)されると、図2(b)に示す、開閉器5aの絶縁抵抗測定部52は、内部電源52aを使用して、陽極端221とアース3e間に電圧Vs1を印加する。電流計52bは、太陽電池ストリング2(2a〜2d)を流れる電流Is1を測定する。演算部52cは、電圧Vs1と電流Is1とから絶縁抵抗値R1(R1=Vs1/Is1)を算出し、絶縁抵抗値R1を判別部53に出力する。
さらに、絶縁測定部52は、内部電源52dを使用して、陰極端222とアース3e間に電圧Vs2を印加する。電流計52eは、太陽電池ストリング2(2a〜2d)を流れる電流Is2を測定する。演算部52cは、電圧Vs2と電流Is2とから絶縁抵抗値R2(R2=Vs2/Is2)を算出し、絶縁抵抗値R2を判別部53に出力する。
判別部53は、絶縁抵抗測定部52で測定された絶縁抵抗値R1、R2のそれぞれ(あるいは絶縁抵抗値R1、R2の平均値)が、内部メモリ53aに格納されている基準値Rrefを下回っているか否かを判別する。判別部53は、絶縁抵抗値R1又はR2(あるいは絶縁抵抗値R1、R2の平均値)が基準値Rrefを下回っていると判別すると、地絡が発生したことを通知する地絡発生信号を報知部54に送信する。報知部54は、地絡発生信号を受信すると地絡の発生を報知する。
再び、図1を参照する。作業者は、地絡の発生の報知に気づくと、地絡の発生を報知している開閉器5aに接続されている太陽電池ストリング2aを点検し、不具合箇所、例えば、異常が発生した太陽電池モジュール21と新たな太陽電池モジュール21とを交換する(あるいは修理する)。その後、作業者は再び開閉器5a(開閉部51)を閉じ、開閉器5aの地絡検出機能を無効にする。その後、作業者は、残りの開閉器5b〜5dについても、上述の作業を繰り返し行う。
このように、開閉器5a〜5dが対応する太陽電池ストリング2a〜2d毎に地絡が発生しているか否かを検出するため、作業者は、地絡の発生を報知した開閉器5(5a〜5d)に接続されているどの太陽電池ストリング2(2a〜2d)で地絡が発生しているかを知ることができる。このように、地絡が発生した太陽電池ストリング2(2a〜2d)の特定が容易である。
上述の説明では、作業者が開閉部51の開閉を行った。あるいは、開閉器5(5a〜5d)自体が、開閉部51を開放し、絶縁抵抗値R1、R2を測定し、測定した絶縁抵抗値R1、R2に基づいて地絡の発生の有無を判別し、地絡が発生している場合に地絡の発生を報知し、開閉部51を閉じる、これらの一連の動作を決められた時間間隔で繰り返す機能(点検機能)を備えていてもよい。点検機能が有効にされると、作業者の手を介することなく開閉器5(5a〜5d)は自動的に地絡の検出を行う。
開閉器5(5a〜5d)は、従来の開閉器に、異常検出部(絶縁抵抗測定部52、判別部53、報知部54)を追加して構成してもよい。あるいは、開閉器5(5a〜5d)は、製造工場を出荷されるときに、すでに開閉機能、地絡検出機能を備えた個々の製品として製造されたものであってもよい。既存の開閉器と開閉器5(5a〜5d)とを交換するだけで、既設の太陽光発電システムに本実施の形態に係る太陽電池パネル異常検出システムを簡便に導入することができる。さらに、開閉器の交換の際には、対応する太陽電池ストリング2(2a〜2d)だけを一時的にパワーコンディショナ4から切り離せばよいので、太陽光発電システム全体の運転を停止せずに済む。よって、発電停止による売電減少に伴う経済的損失を最小限に抑えることが可能である。
実施の形態1では、絶縁抵抗の測定を、開閉器5(絶縁抵抗測定部52)が備える内部電源52a、52dを使用して行うため、夜間等の太陽電池ストリング2(2a〜2d)が発電を行っていない時間帯であっても、地絡の検出を行うことができる。地絡の検出を含む保守作業を夜間等に行う場合、太陽光発電システムを停止する必要がなく、経済的な損失を抑えることができるからである。
さらに、開閉器5(5a〜5d)に異常検出部を追加するため、地絡等の異常を検出した際には、該当の太陽電池ストリング2(2a〜2d)とパワーコンディショナ4との電気的な接続を瞬時に遮断することが可能である。よって、パワーコンディショナ4等を含む下流の機器へ悪影響を及ぼすことを未然に防止することができる。
上述の例では、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221とアース3e間、陰極端222とアース3e間にそれぞれ電圧を印加し、絶縁抵抗を測定した。このような構成により絶縁抵抗の測定精度を向上させることができる。あるいは、陽極端221あるいは陰極端222の片方の極とアース3e間に電圧を印加し、絶縁抵抗を測定するようにしてもよい。この場合、両極を使用する場合に比べて測定精度は落ちるものの、絶縁抵抗測定部52の構成を簡素にすることができる。
上述の例では、判別部53は、絶縁抵抗測定部52が測定した絶縁抵抗値R1、R2と、基準値Rrefとを比較して地絡の発生の有無を判別した。しかし、地絡の発生の有無の判別はこれに限られない。例えば、判別部53は、絶縁抵抗値R1、R2と、他の開閉器5(絶縁抵抗測定部52)により測定された絶縁抵抗値R1、R2とを比較して、地絡の発生の有無を判別してもよい。
(変形例1)
実施の形態1では、測定した絶縁抵抗に基づいて地絡の発生を検出したが、地絡の発生は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)と大地との電気的な絶縁性を示す他の値に基づいて地絡の発生を検出することができる。
太陽電池ストリング2(2a〜2d)と大地との電気的な絶縁性を示す値のひとつとして対地電圧がある。地絡が発生すると、地絡による漏れ電流のため、太陽電池ストリング2(2a〜2d)は予定されている発電量の電力を供給することができず、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221とアース3e間の電圧(対地電圧)が降下する。よって、対地電圧が降下したか否かに基づいて、地絡の発生の有無を検出することができる。なお、本変形例では、実施の形態1とは異なり、太陽電池ストリング2(2a〜2d)により発電された電力を使用して対地電圧を測定するため、測定が可能な時間帯が日中に限定される。
図3(a)に本変形例に係る開閉器5(5a〜5d)の機能ブロック図を示す。開閉器5(5a〜5d)は、実施の形態1と同様に、開閉部51、判別部53及び報知部54を備える。開閉部51、判別部53及び報知部54については、実施の形態1とほぼ同様の構成である。さらに、開閉器5(5a〜5d)は対地電圧を測定するための電圧測定部55を備える。判別部53、報知部54、電圧測定部55は連動して地絡検出部として動作する。
電圧測定部55は、2点間の電位差を測定する機能を有している。本変形例においては、電圧測定部55は、電圧計55a、55bを有しており、太陽電池モジュール21が発電を行っているときの、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221とアース3e間の電圧(対地電圧)、陰極端222とアース3e間の電圧(対地電圧)を測定する。なお、対地電圧の測定を行うときには、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の両端(陽極端221、陰極端222)は開放されている必要があるため、測定に先立って、例えば、作業者により開閉部51が開放されているものとする。
図3(b)を参照しながら、開閉器5aの対地電圧測定に係る構成を説明する。ここでは、図面の見やすさのため、開閉器5aのみを示すが、開閉器5b〜5dも開閉器5aと同様の構成を備える。
電圧測定部55の電圧計55aは、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221−アース3e間の電圧Vs1を測定し、測定した電圧Vs1を判別部53に出力する。電圧計55bは、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陰極端222−アース3e間の電圧Vs2を測定し、測定した電圧Vs2を判別部53に出力する。判別部53は、電圧Vs1、Vs2と内部メモリ53aに予め記憶している基準値Vrefとに基づいて地絡が発生しているか否かを検出する。
基準値Vrefは、日射量に応じた発電量から求められた対地電圧値である。太陽電池ストリング2(2a〜2d)の発電量は、日射量に応じて変化する。このため、基準値Vrefは、測定当日の日射量に応じて異なる。内部メモリ53aには、基準値Vrefとして、測定当日の日射量から想定される太陽電池ストリング2(2a〜2d)の発電量に基づいて算出された対地電圧値が予め格納されている。
判別部53は、電圧測定部55が測定した電圧Vs1、Vs2のいずれか(あるいは電圧Vs1、Vs2の平均値)が内部メモリ53aに格納されている基準値Vrefを下回った場合、地絡を発生したことを通知する地絡発生信号を報知部54に送信する。報知部54は、判別部53から地絡発生信号を受信すると、例えば、ブザーを鳴らしたり、無線通信や有線通信等により外部装置等に地絡の発生を報知する。
上述の開閉器5(5a〜5d)を使用して作業者が行う保守作業及び開閉器5(5a〜5d)の動作を説明する。なお、ここでは、図1に示す、太陽電池ストリング2aで地絡が発生しているものとする。
保守作業を行う作業者は、作業に先だって、日射計等を使用して当日の日射量を測定し、計算等により、測定した日射量から想定される太陽電池ストリング2(2a〜2d)の発電量を算出する。さらに、作業者は、算出した発電量に基づいて基準値Vrefを求め、求めた基準値Vrefをすべての開閉器5(5a〜5d)の電圧測定部55の内部メモリ53aに基準値Vrefを記憶させる。
まず、作業者は、太陽電池ストリング2aに接続されている開閉器5aの開閉部51を開放し、開閉器5aの地絡検出機能を有効に(オン)する。
開閉器5(5a〜5d)の地絡検出機能が有効に(オン)されると、図3(b)に示す、開閉器5aの電圧計55aは太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221とアース3eの間の電圧Vs1を測定する。電圧形55bは、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陰極端222とアース3eの間の電圧Vs2を測定する。判別部53は、電圧測定部55(電圧計55a、55b)が測定した電圧Vs1、Vs2のいずれか(あるいは、電圧Vs1、Vs2の平均値)が内部メモリ53aに格納されている基準値Vrefを下回っていると判別すると、地絡発生信号を報知部54に送信する。報知部54は、地絡発生信号を受信すると地絡の発生を報知する。
再び、図1を参照する。作業者は、地絡の発生の報知に気づくと、開閉器5aに接続されている太陽電池ストリング2aを点検し、不具合箇所、例えば、異常が発生した太陽電池モジュール21と新たな太陽電池モジュール21とを交換する(あるいは修理する)。その後、作業者は再び開閉器5(開閉部51)を閉じ、開閉器5(5a〜5d)の地絡検出機能を無効にする。その後、作業者は、残りの開閉器5b〜5dについても、上述の作業を繰り返し行う。
本変形例においても、実施の形態1と同様に、開閉器5a〜5dが対応する太陽電池ストリング2a〜2dに地絡が発生しているか否かを検出するため、地絡が発生している太陽電池ストリング2(2a〜2d)の特定が容易である。
上述の説明では、作業者が開閉部51の開閉を行った。あるいは、開閉器5(5a〜5d)自体が、開閉部51を開放し、電圧Vs1、Vs2を測定し、測定した電圧Vs1、Vs2に基づいて地絡の発生の有無を判別し、地絡が発生している場合に地絡の発生を報知し、開閉部51を閉じる、これらの一連の動作を決められた時間間隔で繰り返す機能(点検機能)を備えていてもよい。点検機能が有効にされると、作業者の手を介することなく開閉器5(5a〜5d)は自動的に地絡の検出を行う。
さらに、既存の開閉器と開閉器5(5a〜5d)とを交換するだけで、本実施の形態に係る太陽電池パネル異常検出システムを既設の太陽光発電システムに導入することができ、導入が簡便である。さらに、開閉器の交換の際には、対応する太陽電池ストリング2(2a〜2d)だけを一時的にパワーコンディショナ4から切り離せばよく、地絡が発生していない太陽電池ストリング2(2a〜2d)の運転を停止する必要がない。よって、経済的損失を最小限に抑えることが可能である。
さらに、本変形例では、開閉器5(5a〜5d)は、内部電源を必要としないため、実施の形態1に比べ開閉器5(5a〜5d)の構成を簡素なものとすることができる。
上述の例では、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221とアース3e間、陰極端222とアース3e間の電圧を測定した。このような構成により対地電圧の測定精度を向上させることができる。あるいは、陽極端221あるいは陰極端222の片方の極とアース3e間の電圧を測定するようにしてもよい。この場合、両極を使用する場合に比べて測定精度は落ちるものの、電圧測定部55の構成を簡素にすることができる。
上述の例では、判別部53は、電圧測定部55が測定した電圧Vs1、Vs2と、基準値Vrefとを比較して地絡の発生の有無を判別した。しかし、地絡の発生の有無の判別はこれに限られない。例えば、判別部53は、電圧Vs1、Vs2と、他の開閉器5(電圧測定部55)により測定された電圧Vs1、Vs2とを比較して、地絡の発生の有無を判別してもよい。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1、変形例1では、ある時点における電気的な絶縁性を示す値(絶縁抵抗、対地電圧)に基づいて、地絡を検出した。しかしながら、測定を行う作業者の操作ミス、環境条件(気温、天候等)によっては、実際に発生している地絡を検出できない場合もありうる。本実施の形態においては、一定期間にわたって開閉器5(5a〜5d)が計測した太陽電池ストリング2(2a〜2d)の通過電流、通過電圧を測定した測定値(測定データ)に基づいて地絡の発生を検出する。
図4に、実施の形態2に係る太陽電池パネル異常検出システム101の構成を示す。太陽電池パネル異常検出システム101は、実施の形態1に係る太陽電池パネル異常検出システムが含む構成に加えて、制御装置6を有する。開閉器5(5a〜5d)は太陽電池ストリング2(2a〜2d)の通過電流、通過電圧を測定し、測定した値(測定データ)を制御装置6に送信する。制御装置6は、開閉器5(5a〜5d)から受信した測定データを蓄積し、蓄積した測定データに基づいて地絡の発生の有無を検出する。
開閉器5(5a〜5d)は、図5に示すように、開閉部51、報知部54、電圧測定部55、電流測定部56、通信部57を備える。開閉部51、報知部54は、実施の形態1、変形例1と同様の構成である。
電圧測定部55は、2点間の電位差を測定する機能を有している。ここでは、電圧測定部55は、電圧計55aを有しており、太陽電池モジュール21が発電を行っているときに、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221と陰極端222間の電圧を測定する。
電流測定部56は、電流計56aを有し、太陽電池モジュール21が発電を行っているときに、太陽電池ストリング2(2a〜2d)を流れる電流を測定する。電流測定部56は、陽極端221と開閉器5(5a〜5d)の間に直列に接続される。
通信部57は、制御装置6との間で通信(データの送受信)を行う通信インタフェースである。本実施の形態においては、開閉器5(5a〜5d)の報知部54、電圧測定部55、電流測定部56は、制御装置6の制御により動作する。
制御装置6は、コンピュータ等から構成される。制御装置6は、図5に示すように、制御部61、記憶部62、通信部63、入出力部64を備える。制御部61は、CPU(Central Processing Unit)及びワークメモリを含み、制御装置6の各部を制御する。記憶部62は、補助記憶装置を含み、各種プログラム・データ、開閉器5(5a〜5d)から供給された測定データを記憶する。通信部63は、通信インタフェースを含み、開閉器5(5a〜5d)との間で通信(データの送受信)を行う。入出力部64は、入力装置、表示装置を含み、入力装置により入力されたユーザ(作業者等)の操作指示を受け付け、制御部6の制御に従って、文字・画像を表示装置に表示する。
制御部61は、記憶部62に記憶されたプログラムを実行して、開閉器5(5a〜5d)に対地電圧の測定値(測定データ)を要求し、開閉器5(5a〜5d)から受信した測定データを記憶部62に蓄積し、蓄積した測定データに基づいて地絡の発生の有無を検出する。このように、制御装置6は、上述の実施の形態1、変形例1に係る開閉器5(5a〜5d)が備えていた判別部53としての役割を果たす。さらに、制御装置6は、測定値のデータを蓄積する蓄積部としての役割も果たす。
開閉器5(5a〜5d)の通信部57と制御装置6の通信部63とは、有線あるいは無線LAN(Local Area Network)通信、PLC(Power Line Communication)通信等により相互にデータの送受信を行う。
以下、開閉器5(5a〜5d)と制御装置6とが連動して、地絡の発生を検出する一連の動作を説明する。ユーザ(作業者等)は、入出力部64を介して制御装置6に対して地絡の検出処理を開始するよう指示する。制御部61は、指示を受け付けると、対地電圧の測定データを要求する制御信号を通信部63を介して開閉器5(5a〜5d)に送信する。
開閉器5(5a〜5d)の通信部57が、制御装置6から測定データを要求する制御信号を受信すると、電圧測定部55は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の陽極端221と陰極端222間の電圧(線間電圧)を測定し、電流測定部56は、太陽電池ストリング2(2a〜2d)の通過電流を測定する。開閉器5(5a〜5d)の通信部57は、電圧測定部55、電流測定部56がそれぞれ測定した測定値を制御装置6に送信する。
制御装置6の制御部61は、通信部63を介して、開閉器5(5a〜5d)から測定値(線間電圧、通過電流)を受信すると、受信した測定値から太陽電池ストリング2(2a〜2d)の発電量を求める。制御部61は、求めた発電量を、該当する太陽電池ストリング2(2a〜2d)を識別する情報とともに記憶部62に格納する。
制御部61は、定期的に、開閉器5(5a〜5d)に対して、線間電圧、通過電流の測定を指示し、開閉器5(5a〜5d)から受信した測定値から発電量を求め、求めた発電量のデータを蓄積する。制御装置6は、一定の期間が経過すると、蓄積したデータに基づいて地絡の発生の有無を検出する。具体的には、太陽光発電システムに含まれるすべての太陽電池ストリング2(2a〜2d)の所定の期間内の発電量のデータを比較し、発電量が減少している太陽電池ストリング2(2a〜2d)において地絡が発生していると判別するようにしてもよい。地絡を検出すると、制御装置6は、該当する太陽電池ストリング2(2a〜2d)に接続されている開閉器5(5a〜5d)に地絡発生を報知するよう指示する。開閉器5(5a〜5d)は、報知部54を介して地絡の発生を報知する。
制御部61は、定期的に、上述の電圧、電流の測定を開閉器5(5a〜5d)に指示し、開閉器5(5a〜5d)から受信した測定値から求めた発電量のデータを蓄積する。制御装置6は、所定の期間が経過すると、蓄積したデータに基づいて地絡の発生の有無を検出する。
例えば、制御部61は、太陽光発電システムに含まれるすべての太陽電池ストリング2(2a〜2d)の期間内の発電量のデータを比較し、発電量が減少している太陽電池ストリング2(2a〜2d)において地絡が発生していると判別するようにしてもよい。あるいは、各太陽電池ストリング2(2a〜2d)について、期間内の発電量の減少率が割合を超えている場合、地絡が発生する可能性が高いと判別し、該当する太陽電池ストリングに接続されている開閉器5(5a〜5d)にその旨を通知するようにしてもよい。太陽電池モジュール21を接続する導線や太陽電池モジュール21等の経年による劣化も含めた不具合も監視することにより、不具合による発電量減少が顕著になる前に保守を行うことも可能である。
(変形例2)
また、上述した、実施の形態1、2、変形例1で説明した構成を組み合わせてもよい。例えば、日中の太陽電池ストリングが発電を行っている間に対地電圧(変形例1)を測定し、光の照射のない夜間に、絶縁抵抗(実施の形態1)を測定するようにしてもよい。
上述の実施の形態1、2、変形例1では、太陽電池ストリング2が4列である例を説明したが、太陽電池ストリングの列数はこれに限られない。開閉器5の個数は、太陽電池ストリング2の列数に応じて決められる。また、上述の例では、集電箱3を使用する例を説明したが、導電箱を使用してもよい。
2(2a〜2d) 太陽電池ストリング
3 集電箱
3e アース
4 パワーコンディショナ
5(5a〜5d) 開閉器
21 太陽電池モジュール
22 導線
31(31a〜31d) 逆流防止用ダイオード
51 開閉部
52 絶縁抵抗測定部
52a、52d 内部電源
52b、52e 電流計
52c 演算部
53 判別部
53a 内部メモリ
54 報知部
55 電圧測定部
55a、55b 電圧計
56 電流測定部
56a 電流計
57 通信部
6 制御装置
61 制御部
62 記憶部
63 通信部
64 入出力部
100、101 太陽電池パネル異常検出システム
221 陽極端
222 陰極端

Claims (4)

  1. 直列に接続された複数の太陽電池モジュールを含む複数列の太陽電池ストリングと、前記複数列の太陽電池ストリングから出力された直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナと、前記複数列の太陽電池ストリングと前記パワーコンディショナとを電気的に接続あるいは遮断する複数の開閉器と、を含み、
    前記複数の開閉器はそれぞれ対応する前記太陽電池ストリングに接続され、地絡の異常を検出する異常検出部をそれぞれ備え
    前記異常検出部は、接続された前記太陽電池ストリングと大地との間の電気的な絶縁性を示す値を測定する測定部と、前記太陽電池ストリングに地絡が発生したか否かを判別する判別部と、前記判別部が地絡が発生したと判別した場合にその旨を報知する報知部とを含み、
    前記測定部は、前記電気的な絶縁性を示す値の測定手段として、日中の太陽電池ストリングが発電を行っている間に前記太陽電池ストリングの対地電圧を測定する手段と、光の照射のない夜間に前記太陽電池ストリングの絶縁抵抗を測定する手段と、を有し、
    前記判別部は、前記測定部が測定した前記太陽電池ストリングの対地電圧と、一定の期間に予め測定した日射量から算出した発電量に応じた対地電圧値を示す基準値と、に基づいて、又は、前記測定部が測定した前記太陽電池ストリングの絶縁抵抗と、予め地絡が発生していないと判明している前記太陽電池ストリングの絶縁抵抗を示す基準値と、に基づいて、前記太陽電池ストリングに地絡が発生したか否かを判別する、
    ことを特徴とする太陽電池パネル異常検出システム。
  2. 前記異常検出部は、前記測定部が測定した前記電気的な絶縁性を示す値を他の装置に送信する通信部を、さらに備える、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽電池パネル異常検出システム。
  3. 前記測定部が測定した前記電気的な絶縁性を示す値を蓄積する蓄積部を、さらに含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池パネル異常検出システム。
  4. 前記複数の開閉器は、前記太陽電池ストリングを集約する集電箱あるいは接続箱内に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の太陽電池パネル異常検出システム。
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