JP6448394B2 - ハニカム構造体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ハニカム構造体の製造方法に関する。更に詳しくは、セグメントタイプのハニカム構造体において、その接合部の温度を測定するための熱電対等のセンサの設置位置に制限が無く、また、ハニカムセグメントの接合面がどのような形状であってもセンサの設置が可能となる、ハニカム構造体の製造方法に関する。
自動車等のエンジンから排出される排ガス中には有害な粒子状物質(「パティキュレートマター」又は「PM」とも呼ばれる)が含まれており、年々強化されている排ガス規制に伴い、この粒子状物質の捕集が求められている。この粒子状物質を捕集するフィルタ(「ディーゼルパティキュレートフィルタ」又は「DPF」)として、セラミック製のハニカム構造体が、ディーゼルエンジンの排ガス系統に組み込まれている。
このようなハニカム構造体には、複数のハニカムセグメントを接合材で接合したセグメントタイプのハニカム構造体がある。ハニカム構造体を設計したり、使用基準を設定したり、ハニカム構造体各部の熱応力を計算したりするためには、ハニカム構造体内部の温度等、特に、接合部の温度を熱電対によって把握する必要がある。ハニカム構造体の流体の流路においてはセンサの配置は比較的容易であるが、接合部への配置は困難であった。そのため、接合部近傍の温度から接合部の温度を間接的に推定することしかできなかった。従って、接合部の温度を高い精度で測定可能にする、技術の開発が切望されていた。
従来、セグメントタイプのハニカム構造体の接合部温度の測定では、複数のハニカムセグメントの接合部に熱電対を配置するために、ドリル等の工具を用いることにより、上記接合部に1mm程度の細長い穴を開け、その穴に熱電対を差し込んでいた。このようなドリルによる穴開けでは、直線状の穴とする必要があるため、測定位置に制約がある上に、実際の穴開け位置が所望の位置となっているのか確認することが難しかった。また、ドリルによる穴開けでは、穴の直径が1mm以上の大きな穴しか開けられなかったため、例えば0.3mmや0.5mmのような細い熱電対を用いる場合には、熱電対と穴との間隙が大きくなるという欠点が存在した。このように間隙が大きいと、正確な温度測定ができなくなるため、従来はセラミックス材等でこの間隙を埋める必要があった。
また、厚みの薄い接合部に細長い穴を開けることは、接合部、又は接合部を加工するための工具の破損等の可能性が高く困難であった。特に、セグメントタイプのハニカム構造体では、接合部として、炭化珪素、窒化珪素、コージェライト、アルミナ、ムライト等の硬いセラミックが用いられるため、加工中にドリルの刃が折れやすく、コスト面でも問題があった。また、開けられる穴の深さも40mm程度が限界であった。更に、穴開けに失敗してハニカム構造体が破損することを考慮して、余分なハニカムセグメントを用意する必要があった。
また、特許文献1に記載されているように、隣り合うハニカムセグメントの接合面が曲率を有している場合や、セグメントが上下左右にずれている場合、更には、特許文献2に記載されているように、隣り合うハニカムセグメントが反りを有する場合には、曲線状の穴を開ける必要があり、従来のドリルを用いた方法では実質的に不可能であった。
特開2007−260530号公報 国際公開第2005/047210号 特開2004−262670号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく成されたものである。その課題とするところは、セグメントタイプのハニカム構造体において、ハニカムセグメントがどのような形状であってもセンサの接合部への設定位置に制限がなく、容易に且つ正確にセット可能である、ハニカム構造体の製造方法を提供することにある。
本発明によれば、以下に示す、ハニカム構造体の製造方法が提供される。
[1] 流体の流路となる流入端面から流出端面まで延びる複数のセルを区画形成する複数のハニカムセグメントを用意する工程と、挿入予定のセンサよりも大きな径を有する細長い中子を用意する工程と、前記複数のハニカムセグメントの接合面に接合材を塗布して接合部を形成する時に、前記中子の一端を所望の位置に、また、前記中子のもう一つの端部がハニカムセグメントの外側に連通するように、前記中子を少なくとも一つ設置する工程と、前記接合部から前記中子を取り除くことによって、センサ挿入用の細長い穴部を形成する工程と、を含む、ハニカム構造体の製造方法。
[2] 前記中子が、直線状形状を有する、[1]に記載のハニカム構造体の製造方法。
[3] 前記中子が、少なくとも一つの湾曲部を備えた湾曲形状を有する、[1]に記載のハニカム構造体の製造方法。
[4] 前記湾曲部の曲率半径が、2mm以上、且つセンサ外径の5倍以上である、[3]に記載のハニカム構造体の製造方法。
[5] 前記中子が、熱可塑性材料、可燃性材料、又は金属材料によって形成される、[1]〜[4]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[6] 前記センサ挿入用の細長い穴部を形成する工程において、前記中子を加熱することによって溶融、および/または、燃焼させることによって前記中子が取り除かれる、[1]〜[5]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[7] 前記センサ挿入用の細長い穴部を形成する工程において、前記接合部の加熱乾燥の前又は後で引き抜くことによって前記中子が取り除かれる、[1]〜[5]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[8] 前記中子の一端が、前記ハニカムセグメントを結合して得られるハニカム構造体の流出端面および側面の少なくとも一箇所から集中して、前記ハニカムセグメントの外側に連通するように設置される、[1]〜[7]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[9] 前記穴部の開口から前記穴部の止まり位置までの直線距離が、少なくとも50mmである前記穴部を形成する、[1]〜[8]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[10] 前記穴部に前記センサが挿入される工程を更に含む、[1]〜[9]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[11] 前記穴部の直径と前記センサの外径の差が、0.02mm〜1.5mmである、[1]〜[10]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
[12] 前記センサが温度測定用のセンサである、[1]〜[11]のいずれかに記載のハニカム構造体の製造方法。
本発明のハニカム構造体の製造方法は、複数のハニカムセグメントの接合中に、又は接合後に、除去可能な中子を用いて、ハニカムセグメントの接合部にセンサ挿入用の穴部を形成するため、穴部の形成位置には制限がない。したがって、従来は不可能であった、ハニカム構造体の流出端面から例えば50mm以上離れた場所であっても、容易にセンサを設置できるようになった。また、センサによる測定位置(センサの先端位置)とハニカム構造体からのセンサの引き出し位置を、ハニカム構造体の軸方向および径方向のいずれにおいても自由に設定可能となった。また、穴部の位置が正確に設定可能となることにより、センサによる測定位置(例えば、温度測定の場合は、温度センサである熱電対の先端位置)が正確に把握可能となった。
また、湾曲した中子を用いることにより、従来は不可能であった、湾曲した穴部を形成することが可能となるため、隣り合うハニカムセグメントの接合面が曲率を有している場合や、セグメントが上下左右にずれている場合、更には、隣り合うハニカムセグメントが反りを有する場合であっても、容易にセンサを設置できるようになった。つまり、本発明により、ハニカムセグメントの接合面がどのような形状であってもセンサの設置が可能となった。また、隣り合うハニカムセグメントの接合面が曲率を有していない場合でも、湾曲した穴部を採用することにより、センサの抜けを防ぐことが可能となった。
また、径の小さい中子を使用することにより、従来は不可能であった、例えば直径が0.3〜0.5mmのような細いセンサを用いた場合でも、正確な温度測定が可能となった。
本発明の製造方法の第一の実施形態に従って製造されたハニカム構造体を流入端面側から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を上記流入端面側から模式的に示した模式図である。 図1Aのハニカム構造体のA−A’線に沿った断面図である。 本発明の製造方法の第二の実施形態に従って製造されたハニカム構造体を流入端面側から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を上記流入端面側から模式的に示した模式図である。 図2Aのハニカム構造体を側面から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を側面から模式的に示した模式図である。 本発明の製造方法の第三の実施形態に従って製造されたハニカム構造体を流入端面側から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を上記流入端面側から模式的に示した模式図である。 図3Aのハニカム構造体を側面から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を側面から模式的に示した模式図である。 本発明の製造方法の第四の実施形態に従って製造されたハニカム構造体を流入端面側から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を上記流入端面側から模式的に示した模式図である。 図4Aのハニカム構造体を側面から透視した図であって、接合部内に設置されたセンサの位置を側面から模式的に示した模式図である。 本発明の製造方法の、工程Aを模式的に示した斜視図である。 本発明の製造方法の、工程Cを模式的に示した斜視図である。 本発明の製造方法の、工程Cを模式的に示した斜視図である。 本発明の製造方法の、工程Dを模式的に示した図であり、中子を除去した後のハニカム構造体を模式的に示した斜視図である。 第一の実施形態に従って製造されたハニカム構造体の流出端面の拡大部分を当該流出端面から透視した図であって、中子を除去後に形成されたセンサ挿入用穴部の模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、当業者の通常の知識に基づいて、以下の実施の形態に対して適宜変更、改良等が加えられたものも本発明の範囲に入ることが理解されるべきである。
(1)ハニカム構造体の製造方法の第一の実施形態
図1Aには、本発明に係るハニカム構造体の製造方法の第一の実施形態に従って製造されたハニカム構造体100を、流入端面側から透視した図であって、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を上記流入端面側から模式的に示した模式図を示す。また、図1Bには、上記図1AのA−A’に沿った断面図を示す。以下、ハニカム構造体の製造方法の第一の実施形態を、単に、「第一の実施形態の製造方法」ということがある。なお、ハニカム構造体100は、複数のハニカムセグメント10が接合材13によって接合されたものである。
上記第一の実施形態の製造方法は、以下の工程A〜Dを含んでいる。工程Aは、流体の流路となる流入端面から流出端面まで延びる複数のセルを区画形成する複数のハニカムセグメントを用意する工程である。工程Bは、挿入予定のセンサ16よりも大きな径を有する細長い中子11を用意する工程である。工程Cは、上記複数のハニカムセグメントの接合面12に接合材13を塗布して接合部13’を形成する時に、上記中子11の一端を所望の位置に、また、上記中子11のもう一つの端部がハニカムセグメントの外側に連通するように、上記中子11を少なくとも一つ設置する工程である。工程Dは、上記接合部13’から上記中子11を取り除くことによって、センサ挿入用の細長い穴部14を形成する工程である。なお、本発明に係る、上記工程A〜D以外のハニカムセグメントの接合方法等については、従来公知の方法を用いることができる。以下に、図5A〜図5Eを参照しながら上記工程A〜Dを詳細に説明する。ここで、図5Aは、本発明の製造方法の、工程Aを模式的に示した斜視図である。図5Bは、本発明の製造方法の、工程Cを模式的に示した斜視図である。図5Cは、本発明の製造方法の、工程Cを模式的に示した斜視図である。図5Dは、本発明の製造方法の、工程Dを模式的に示した図であり、中子を除去した後のハニカム構造体を模式的に示した斜視図である。
(工程A)
工程Aは、流体の流路となる流入端面から流出端面まで延びる複数のセル17(図5A参照)を区画形成する複数のハニカムセグメント10を用意する工程である。ハニカムセグメント10を作製する方法については特に制限はなく、従来公知の方法を用いることができる。本実施形態では、図1A、図1Bに示すように四角柱のハニカムセグメント10を用いているが、本発明では、用いられるハニカムセグメント10の形状には制限がない。例えば、接合時に隣り合うハニカムセグメント10の接合面12が曲率を有しているものや、反りを有しているものであっても良い。また、四角柱のハニカムセグメントに限らず、三角柱、六角柱、その他の多角形、円柱、あるいは三角柱と六角柱等それらを組み合わせたものであっても良い。
また、ハニカムセグメント10の材質についても特に制限はなく、従来公知の材料を用いることができる。ハニカムセグメント10の材料としては、強度、耐熱性の観点から、炭化珪素、珪素−炭化珪素系複合材料、窒化珪素、コージェライト、ムライト、アルミナ、スピネル、炭化珪素−コージェライト系複合材、珪素−炭化珪素複合材、リチウムアルミニウムシリケート、チタン酸アルミニウム、ゼオライト、Fe−Cr−Al系金属からなる群から選択される少なくとも一種を用いることが好ましい。
ハニカムセグメント10の作製は、例えば、上述の材料から適宜選択したものに、メチルセルロース、ヒドロキシプロポキシルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等のバインダ、界面活性剤、溶媒としての水等を添加して、可塑性の坏土とし、この坏土を上述の形状となるように押出成形する。次いで、マイクロ波、熱風等によって乾燥した後、焼成することにより、行うことができる。なお、ハニカムセグメント10は、上記坏土を押出成形した成形体を乾燥し焼成した、焼成体であってもよいし、焼成前の乾燥体、又は、乾燥前の成形体であってもよい。
(工程B)
工程Bは、挿入予定のセンサ16よりも大きな径を有する細長い中子11を用意する工程である。中子11には、図5Cにおいて、符号11を付与している。中子11の径は、センサ16の径より少し太めであればよいが、中子11を除去した後に形成される穴部の径とセンサ16の径との間隙が小さすぎるとセンサ16が挿入し辛く、上記間隙が大きすぎると当該間隙を多量のセラミックス材等で埋める必要が生じるため、好ましくない。したがって、上記間隙が0.02mm〜1.5mm程度となることが好ましい。用いられる中子11の材質により、加熱乾燥時に膨張したり収縮したりする場合には、最終的に得られる上記間隙が0.02mm〜1.5mm程度となるように、各材質に応じて適宜中子11の径を調整すれば良い。また、中子11の長さについては、特に制限はないが、センサの測定位置18(上記穴部の止まり位置)からセンサ16の挿入口(上記穴部の開口)までの距離よりも長いものが好ましい。中子を湾曲させる場合には、中子の曲率に応じて、適宜、中子の長さを設定することができる。本発明では、穴部の開口から穴部の止まり位置までの直線距離が、50mm以上となるような長さの中子を用いることにより、従来の製造方法では形成が困難であった長い穴部の形成が可能となる。
用いられる中子11の材質としては、蝋材、樹脂等の熱可塑性材料、木綿糸等の可燃性材料、又は、金属が挙げられるが、これらに限定されない。ハニカムセグメントを接合中に、又は接合後に上記接合部13’から取り除くことが可能な材料は全て本発明に用いられ得る。また、これら様々な材質を単独で用いても良いし、これら材質を組み合わせて用いても良い。
蝋材を中子11として用いる場合には、蝋材を棒状に加工し、直線状の中子として用いても良いし、センサ16の設置位置等に応じて湾曲させても良い。
樹脂を中子11として用いる場合には、例えば、ストロー、蛇腹つきのストロー、ビニールパイプ、樹脂被覆の電線、細長いゴム風船が好ましい。なお、樹脂被覆の電線は、その芯に金属が入っていても良い。
金属を中子11として用いる場合には、例えば鉄、アルミニウム、銅、ステンレスなどの棒やパイプが好ましい。また、錫を主成分とするハンダを用いても良い。
なお、中子11の断面形状は、センサ16が挿入可能な形状であれば特に制限はなく、例えば、四角形等の多角形、円形、楕円形などを挙げることができる。後述する工程Dにおいて、乾燥前の比較的に柔らかい接合材13から中子11を引き抜くことによって、当該接合材13に穴部14を形成する場合には、中子11の断面形状は、円形であることが好ましい。また、後述する工程Dにおいて、中子11を溶解又は焼失させることにより、接合材13から取り除く場合には、中子11の断面の大きさが、中子11の長手方向に変化するものであってもよい。例えば、中子11として、穴部の止まり位置から穴部の開口までの間で、その断面の大きさが増大又は減少するものであっても良い。また、中子11としては、測定位置18(穴部の止まり位置)にて、その断面が増大するようなものであっても良い。このような形状の中子11から形成された穴部は、従来のドリル等の工具による加工では形成が困難である。
上記挿入予定のセンサ16としては、該第一の実施形態の製造方法ではシース熱電対が考えられるが、用途に応じて従来公知の様々な種類の熱電対を用いることが可能である。センサ16の径は、接合部13’の厚みよりも小さければ良いが、好ましくは0.1mm〜1.5mmである。上記挿入予定のセンサとしては、熱電対のほか、加速度センサ、歪ゲージ、ガスの流速計、ガス分析計のサンプリング管などがある。
(工程C)
工程Cは、上記複数のハニカムセグメント10の接合面12に接合材13を塗布して接合部13’を形成する時に、上記中子11の一端を所望の位置に、また、上記中子11のもう一つの端部がハニカムセグメント10の外側に連通するように、上記中子11を少なくとも一つ設置する工程である。接合材13としては、セラミックス材料に、水等の溶媒を混練してペースト状にしたものを用いることができる。上記セラミックス材料としては、例えば、コージェライト、炭化珪素、珪素−炭化珪素系複合材料、ムライト、アルミナ、チタン酸アルミニウム、ゼオライト、窒化珪素、および炭化珪素−コージェライト系複合材料等が挙げられる。なお、上記所望の位置は、センサ16による測定位置18であっても良い。
中子11は、ハニカムセグメント10の接合面12に接合材13を塗布して接合部13’を形成する時に、接合材13中に包埋されることが好ましい。接合材13中への中子11の包埋方法としては、一例を図5B〜図5Cに示す。例えば、図5Bに示すように、先ず接合材13を接合面12に塗布する。次に、図5Cに示すように中子11を設置し、その上から再度接合材13を塗布した上で、別のハニカムセグメント10を組み付け、所望のハニカム構造体100を得るまで同様の工程を繰り返す。ただし、これは例示に過ぎず、接合部13’内の所望の位置に中子11が設置できる方法であれば、特に制限はない。例えば、本実施形態では、設置した中子11の上から再度接合材13を塗布しているが、既に接合材13を塗布したハニカムセグメント10を中子11の上に組み付けても良い。あるいは、接合面12に中子11を設置しておき、その上から接合材13を塗布し、別のハニカムセグメント10を組み付けても良い。
該第一の実施形態の製造方法では、図1A,図1Bに示すように、ハニカムセグメント10同士の角部が面した接合部13’内の位置(1、2、3、4)と、ハニカムセグメント10同士の側面部が面した接合部13’内の位置(5)にセンサ16を配置することを目的としている。このため、湾曲した中子11を5本用意し、夫々の中子11の一端を、上記位置1〜5に設置し、中子11のもう一つの端部が、上記ハニカムセグメント10を結合して得られるハニカム構造体100の流出端面のうちの概ね一箇所α1において、ハニカム構造体100の外側に連通するように設置する。このように、流出端面において、中子11がハニカムセグメント10の外側に連通する位置が、後にセンサ16(1、2、3、4、5)に夫々対応するセンサ16の挿入口(1’、2’、3’、4’、5’)となる。ここで、上記センサ16の挿入口(1’、2’、3’、4’、5’)は、図5Eに示すように、上記一箇所α1において集中的に形成される。このような構成は、最終的にセンサ16を挿入した後の配線の取り扱いや、センサ16の交換等を容易にするという利点を有する。
(工程D)
工程Dは、上記接合部13’から上記中子11を取り除くことによって、センサ挿入用の細長い穴部14を形成する工程である。上記接合部13’は、接合材13から水分を取り除いてもよいし、加熱乾燥して形成されてもよい。上記中子11を取り除く方法は、用いた中子11の材質によって異なる。
蝋材を中子11として用いる場合には、接合部13’の加熱乾燥(約100℃)時に、蝋材が溶解してハニカム構造体100から流出するため、容易に取り除くことが可能である。なお、加熱乾燥の前に引き抜くことにより、当該中子11を取り除くことも可能である。
樹脂を中子11として用いる場合には、加熱乾燥後に温度を上昇させることにより、溶解させて流出させるか、さらに温度を上げて中子11を燃焼させるか、又は、加熱乾燥の前又は後に引き抜くことにより、容易に取り除くことが可能である。
鉄、アルミニウム、銅、ステンレス等の高融点金属を中子11として用いる場合には、接合部13’(接合材13)の加熱乾燥前に引き抜くことが可能だが、接合材13を加熱乾燥後に引き抜くことが好ましい。加熱乾燥後に金属製の中子11を引き抜くことは、引き抜き時に金属製の中子11により穴部14を傷つけることが少ないという利点を有する。なお、上記高融点金属とは、接合13の加熱乾燥温度では溶融しない、つまり、加熱乾燥温度よりも高い融点を有する金属を意味する。
一方、ハンダ等の低融点金属を中子11として用いる場合には、他の熱可塑性材料(例えば、蝋)と同様に加熱乾燥時に溶解させて流出させることにより、容易に取り除くことが可能である。また、加熱溶解以外に、加熱乾燥の前に引き抜くことにより、当該中子11を取り除くことも可能である。なお、上記低融点金属とは、接合13の加熱乾燥温度で溶融する、つまり、加熱乾燥温度以下の融点を有する金属を意味する。
図5Eは、第一の実施形態の製造方法に従って製造された、ハニカム構造体100の流出端面の拡大部分を当該流出端面から透視した模式図である。また、図5Eは、中子11を除去後に形成されたセンサ挿入用の穴部14を模式的に表している。既に述べたように、中子11を取り除いた部分には、止まり穴の形状で穴部14が形成され、当該穴部14の開口が、夫々センサ16の挿入口(1’、2’、3’、4’、5’)となる。
図5Eのセンサ16の挿入口(1’、2’、3’、4’、5’)には、夫々所望の熱電対などの温度センサや歪ゲージなどの歪センサといったセンサ16を挿入することが可能である。なお、測定精度を向上させるため、隙間を接合材13と同一の材質のもので埋めることが好ましい。この場合には、センサ16を挿入する前に、接合材13に水等を加えて粘度を小さくしたものを流し込んだり押し込んだりしても良く、その後にセンサ16を挿入すればよい。
なお、ハニカム構造体100の製造には、これらの工程の他に、焼成等の様々な工程が実際行われるが、これらについては従来公知の方法を用いることができるため、ここでは省略する。
(2)ハニカム構造体の製造方法の第二の実施形態
図2Aは、本発明に係るハニカム構造体の製造方法の第二の実施形態に従って製造されたハニカム構造体を流入端面側から透視した模式図である。図2Aは、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を上記流入端面側から模式的に示している。また、図2Bは、図2Aのハニカム構造体を側面から透視した模式図である。図2Bでは、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を側面から模式的に示している。以下、ハニカム構造体の製造方法の第二の実施形態を、単に、「第二の実施形態の製造方法」ということがある。
第二の実施形態の製造方法は、第一の実施形態の製造方法と概ね同様の工程を備える。ただし、工程Cにおける中子11の配置が第一の実施形態の製造方法とは異なっている。
図2Aに示すように、第二の実施形態の製造方法では、Aの面、Bの面、Cの面のぞれぞれの面にセンサ挿入用の穴部14が形成されるように、中子11を設置する。このように、測定位置(例えば、温度測定の場合には、温度センサである熱電対の先端位置、又は測温位置)を自由に設定できる。この場合、センサ16の設置位置(1〜7)については、湾曲した中子11を用い、センサ16の設置位置(8、9)については、直線状の中子11を用いる。このように、様々な形状を有する中子11を組み合わせて用いることも可能である。
また、第二の実施形態の製造方法では、ハニカムセグメント10を結合して得られるハニカム構造体200の流出端面の、概ね二箇所α2、β2においてセンサ16の挿入口がほぼ集中的に形成される。このとき、第一の箇所α2に近いセンサ16の設置位置(1〜3)については、センサ16の挿入口を上記第一の箇所α2に設ける。第二の箇所β2に近いセンサ16の設置位置(4〜9)については、センサ16の挿入口を上記第二の箇所β2に設ける。このような構成によりセンサ挿入用の穴部14を形成した場合には、ハニカム構造体200へのセンサ16の挿入長さを短くできるという利点がある。
(3)ハニカム構造体の製造方法の第三の実施形態
図3Aは、本発明の製造方法の第三の実施形態に従って製造されたハニカム構造体300を流入端面側から透視した模式図である。図3Aは、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を上記流入端面側から模式的に示している。また、図3Bは、図3Aのハニカム構造体300を側面から透視した模式図である。図3Bでは、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を側面から模式的に示している。以下、ハニカム構造体300の製造方法の第三の実施形態を、単に、「第三の実施形態の製造方法」ということがある。
第三の実施形態の製造方法は、第一の実施形態の製造方法ならびに第二の実施形態の製造方法と概ね同様の工程を備える。ただし、工程Cにおける中子11の配置がいずれの実施形態とも異なっている。
図3Aに示すように、第三の実施形態の製造方法では、センサ16の挿入口を、ハニカム構造体300の流出端面の箇所(δ3)だけでなく、側面の箇所(α3,β3、γ3)にも設けている。この製造方法では、湾曲した、ならびに直線状のいずれの中子11を用いても良い。このような構成は、ハニカム構造体300へのセンサ16の挿入長さを短くできるという利点を有すると共に、センサ16の配線を側面から出すことが望ましいハニカム構造体の製造に適している。
(4)ハニカム構造体の製造方法の第四の実施形態
図4Aは、本発明の製造方法の第四の実施形態に従って製造されたハニカム構造体400を流入端面側から透視した模式図である。図4Aは、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を上記流入端面側から模式的に示している。また、図4Bは、図4Aのハニカム構造体400を側面から透視した模式図である。図4Bは、接合部13’内に設置されたセンサ16の位置を側面から模式的に示している。以下、ハニカム構造体400の製造方法の第四の実施形態を、単に、「第四の実施形態の製造方法」ということがある。
第四の実施形態の製造方法は、湾曲した中子11の形状に特徴を有している。したがって、この第四の実施形態の製造方法は、第一〜第三の実施形態のいずれとも組み合わせることが可能である。
第四の実施形態の製造方法では、湾曲した中子11を用いてセンサ挿入用の穴部14を形成する。センサ挿入用の穴部14が直線状である場合と比較して、湾曲している方がセンサ16は抜けにくいと考えられるが、それでもセンサ16が抜けてしまう場合がある。このような場合には、好ましくは、図4Bに示すように、湾曲部15を二箇所以上形成することにより、センサ16が抜けにくくなる。
また、同じく図4Bに示すように、湾曲部15の曲率半径が、2mm以上、且つセンサ外径の5倍以上とすることにより、センサ16の挿入がし易くなる上、センサ16が折れにくくなるという有利な効果が生じるため、好ましい。
なお、本実施形態ではいずれも外周形状が長方形のハニカム構造体を例示しているが、これに限定されない。本発明は、セグメント型ハニカム構造体について公知の、あらゆる外周形状を有するハニカム構造体の製造方法に対して適用可能である。例えば、複数のハニカムセグメントを接合して接合体を作製し、得られた接合体の外周部分を、円形、楕円形、三角形等の多角形など、所定の形状に研削加工してもよい。また、接合体の外周部分に外周壁を形成する場合には、得られた接合体、又は研削加工した接合体の外周面に、外周コート材を、例えば0.1mm〜10mmの任意の厚さで塗布して外周壁を形成してもよい。
図面の符号について、同一の意味を有する構成には、同一の符号を付与している。
(実施例1)
図5Aに示すように、a=50mm、b=50mm、c=300mmの大きさの四角柱状のハニカムセグメントを24本用意した。ハニカムセグメントは、SiC粉末80質量部と、金属Si粉末20質量部とを混合したセラミック原料に、造孔材、バインダ、界面活性剤、および水を加えて、成形原料を作製し、それを混練して得られた坏土を、ハニカム成形体成形用口金を用いて押出成形し、加熱乾燥し、焼結することによって得られた。なお、隔壁の厚さは100μm、セルの個数(セル密度)は65個/cmであった。
蝋(ワックス)にて、長さ400mm、直径0.17mmの円柱状の中子を5本作成した。
アルミナ粉に、シリカファイバー、有機バインダおよび水を添加、混練してペースト状の接合材を作製した。次に、ハニカムセグメントの側面に、得られた接合材を、厚みが1mmとなるように塗布し、6本のハニカムセグメントを、横一列に接合した。次に、接合したハニカムセグメントの中子を設置する面に、上記接合材を、厚みが0.5mmとなるように更に塗布した。
次に、中子を設置する面に塗布した接合材の上に、先に用意した5本の中子を配置した。具体的には、中子の一つの端部を、温度測定位置に相当するセンサの設置位置1〜5に夫々設置した後、中子のもう一方の端部を、上記横一列に接合された6本のハニカムセグメントのうち、最も外側に存在するハニカムセグメントの流出端部側から、上記中子のもう一方の端部が1mm以上はみ出した状態で設置した。はみ出した長さが長すぎる場合は、切断等により取り除いても良い。なお、上記温度測定位置から中子の引き出し位置までの直線距離は、設置位置1が295mm、設置位置2が250mm、設置位置3が200mm、設置位置4が80mm、設置位置5が50mmであった。上記温度測定位置から中子の引き出し位置までの実際の距離は、設置位置1が395mm、設置位置2が370mm、設置位置3が300mm、設置位置4が150mm、設置位置5が100mmであった。
上記接合材に中子を設置した上から、再度、接合材を厚み0.5mmで塗布し、その上からハニカムセグメントを配置することにより、ハニカムセグメント接合体を得た。さらに、接合材をはさんで6個のハニカムセグメントを2段積み上げ、6個×4段のハニカムセグメント接合体とした。
得られたハニカムセグメント接合体を、中子の引き出し位置が下になるようにして、120℃で1時間加熱、乾燥し、24本のハニカムセグメントが接合部を介して接合されたハニカム構造体を得た。この時、同時に、中子は溶融し接合材の外へ流出、除去された。なお、さらに高温にして中子を燃焼除去しても良いことは言うまでもない。得られたハニカム構造体において、中子が流出し除去された部分には、穴部が形成されていた。当該穴部に、外径0.15mmでステンレス製(SUS316)保護管のシース熱電対(K熱電対)を挿入した。熱電対を挿入する前には、接合材を水で1.5倍に希釈してスラリー状になったものを穴部に流し込んだ。
熱電対を挿入したハニカム構造体に、400℃のプロパン燃焼ガスを流し、上記熱電対を用いて、各熱電対の設置位置における温度を測定した。その結果、従来の方法では測定できなかった熱電対の挿入口から50mm以上離れた接合部の温度を測定することができた。
(実施例2)
実施例1と同様にしてハニカムセグメントを作成した。中子として、直径0.55mmのステンレス(SUS304)製の線材を使用した。接合材を1mmの厚さで塗布し、中子を接合材の中に押し込むことによって設置した。6個×4段のハニカムセグメント接合体を乾燥後、得られたハニカム構造体から中子を引き抜いて穴部を得た。中子を引き抜く時、中子を引いたり押したり、回転させたり、あるいは振動を与えたりすると容易に引き抜くことができる。中子を設置する際に、中子の表面にオリーブオイル等の食用油や油脂、またはバターなどを塗布しておくと中子を引き抜きやすくなる。当該穴部に、外径0.5mm、ステンレス製(SUS316)保護管のシース熱電対(K熱電対)を挿入した。
熱電対を挿入したハニカム構造体に、600℃のプロパン燃焼ガスを流し、上記熱電対を用いて、各熱電対の設置位置における温度を測定した。その結果、従来の方法では測定できなかった熱電対の挿入口から50mm以上離れた接合部の温度を測定することができた。
本発明の製造方法は、自動車等から排出される排ガスを浄化するフィルタや触媒担体として使用することができるハニカム構造体を製造する方法である。
1〜9:センサの設置位置(穴部の止まり位置)、1’〜9’:センサ挿入口(穴部の開口)、10:ハニカムセグメント、11:中子、12:接合面、13:接合材、13’:接合部、14:穴部、15:湾曲部、16:センサ、17:セル、18:センサによる測定位置、α1,α2,β2,α3,β3,γ3,δ3:センサ挿入口箇所、100,200,300,400:ハニカム構造体。

Claims (12)

  1. 流体の流路となる流入端面から流出端面まで延びる複数のセルを区画形成する複数のハニカムセグメントを用意する工程と、
    挿入予定のセンサよりも大きな径を有する細長い中子を用意する工程と、
    前記複数のハニカムセグメントの接合面に接合材を塗布して接合部を形成する時に、前記中子の一端を所望の位置に、また、前記中子のもう一つの端部がハニカムセグメントの外側に連通するように、前記中子を少なくとも一つ設置する工程と、
    前記接合部から前記中子を取り除くことによって、センサ挿入用の細長い穴部を形成する工程と、
    を含む、ハニカム構造体の製造方法。
  2. 前記中子が、直線状形状を有する、請求項1に記載のハニカム構造体の製造方法。
  3. 前記中子が、少なくとも一つの湾曲部を備えた湾曲形状を有する、請求項1に記載のハニカム構造体の製造方法。
  4. 前記湾曲部の曲率半径が、2mm以上、且つセンサ外径の5倍以上である、請求項3に記載のハニカム構造体の製造方法。
  5. 前記中子が、熱可塑性材料、可燃性材料、又は金属材料によって形成される、請求項1〜4のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  6. 前記センサ挿入用の細長い穴部を形成する工程において、前記中子を加熱することによって溶融、および/または、燃焼させることによって前記中子が取り除かれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  7. 前記センサ挿入用の細長い穴部を形成する工程において、前記接合部の加熱乾燥の前又は後で引き抜くことによって前記中子が取り除かれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  8. 前記中子の一端が、前記ハニカムセグメントを結合して得られるハニカム構造体の流出端面および側面の少なくとも一箇所から集中して、前記ハニカムセグメントの外側に連通するように設置される、請求項1〜7のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  9. 前記穴部の開口から前記穴部の止まり位置までの直線距離が、少なくとも50mmである前記穴部を形成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  10. 前記穴部に前記センサが挿入される工程を更に含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  11. 前記穴部の直径と前記センサの外径の差が、0.02mm〜1.5mmである、請求項1〜10のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
  12. 前記センサが温度測定用のセンサである、請求項1〜11のいずれか一項に記載のハニカム構造体の製造方法。
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