JP6448016B2 - 端末装置、アンテナ切替プログラム及びアンテナ切替方法 - Google Patents

端末装置、アンテナ切替プログラム及びアンテナ切替方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、アンテナ切替プログラム及びアンテナ切替方法に関する。
複数のアンテナを有する携帯端末では、例えば、利用者のアンテナへの接触等の影響で受信状態が劣化するため、各アンテナの受信状態を検出して受信状態の良好なアンテナに切替える方法が提案されている。例えば、携帯端末では、表示画面上のタッチセンサを2個のセンサ領域に分割し、各センサ領域で人体の接触を監視する方法がある。この携帯端末では、センサ領域で人体の接触を監視し、接触が検出されたセンサ領域側のアンテナから接触が検出されていないセンサ領域側のアンテナに切替える。
また、携帯端末では、利用者の接触によるアンテナのインピーダンス特性の変動を検出することで受信状態の良好なアンテナに切替える方法も提案されている。また、携帯端末では、各アンテナの受信した信号のビット誤り率(BER:Bit Error Rate)を測定し、BERの低いアンテナに切替える方法が提案されている。更に、携帯端末では、所定時間経過後にアンテナを切替えるタイミングを利用することでアンテナ切替のバタツキを防止する方法も提案されている。
特開2005−039566号公報 特開2011−151658号公報 特開2008−193384号公報
利用者は、操作手が一方のセンサ領域に触れ、かつ、携帯端末本体を把持する持ち手が他方のセンサ領域に触れないようにしているものの、持ち手が他方のセンサ領域側にあるアンテナを覆ってしまう。しかしながら、携帯端末は、他方のセンサ領域側では持ち手の接触が検出されていないため、他方のセンサ領域側のアンテナに切替えることになる。その結果、携帯端末は、他方のセンサ領域側のアンテナが切替選択されるものの、持ち手で他方のセンサ領域側のアンテナが覆われることになるため、その受信状態が劣化してしまう。
また、インピーダンス特性の変動に応じてアンテナを切替える携帯端末では、送信時にしか、インピーダンス特性を測定できないため、アンテナの切替タイミングが限定されてしまう。
一つの側面では、通信品質の良好なアンテナを切替選択できる端末装置、アンテナ切替プログラム及びアンテナ切替方法を提供することを目的とする。
一つの態様では、第1の検出部と、第2の検出部と、特定部と、記憶部と、選択部とを有する。第1の検出部は、端末装置本体の把持態様を検出する。第2の検出部は、端末装置の表面への指示物の影を示す形状を検出する。特定部は、第2の検出部で検出された形状に基づき、端末装置本体を把持する持ち手を特定する。記憶部は、把持態様毎に端末装置本体の各アンテナの位置を記憶する。選択部は、特定部にて特定された持ち手と、第1の検出部で検出された把持態様に対応する前記記憶部に記憶中の各アンテナの位置とに基づき、持ち手と重なるアンテナを他のアンテナに切替選択する。
一つの側面として、通信品質の良好なアンテナを切替選択できる。
図1は、実施例1の携帯端末の一例を示す説明図である。 図2は、携帯端末内の一例を示すブロック図である。 図3は、持ち手及び操作手の静電強度分布の一例を示す説明図である。 図4は、実施例1の切替制御処理に関わる携帯端末の制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施例1の切替制御処理に関わる携帯端末の制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施例2の持ち手及び操作手の接触形状の一例を示す説明図である。 図7は、実施例2の切替制御処理に関わる携帯端末の制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施例3の持ち手及び操作手の軌跡の一例を示す説明図である。 図9は、実施例3の切替制御処理に関わる携帯端末の制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例4の携帯端末の一例を示すブロック図である。 図11は、実施例4の切替制御処理に関わる携帯端末の制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施例4の切替制御処理に関わる携帯端末の制御部の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施例5の携帯端末の一例を示す説明図である。 図14は、アンテナ切替プログラムを実行する端末装置の一例を示す説明図である。
以下、図面に基づいて、本願の開示する端末装置、アンテナ切替プログラム及びアンテナ切替方法の実施例を詳細に説明する。尚、本実施例により、開示技術が限定されるものではない。また、以下に示す各実施例は、矛盾を起こさない範囲で適宜組み合わせても良い。
図1は、実施例1の携帯端末の一例を示す説明図である。図1に示す携帯端末1は、例えば、スマートフォン、タブレット端末や携帯電話機等の端末装置に相当する。携帯端末1は、表示部11と、第1のアンテナ12と、第2のアンテナ13とを有する。表示部11は、各種情報を画面表示する出力インタフェースである。尚、携帯端末1の表面には、タッチセンサ14が内蔵されているものとする。第1のアンテナ12は、例えば、図1に示すように表示画面を縦長に使用する縦仕様とした場合に携帯端末1の表面の左下端部に内蔵し、メインアンテナとして使用するものとする。第2のアンテナ13は、図1に示すように縦仕様とした場合に携帯端末1の表面の右上端部に内蔵し、サブアンテナとして使用するものとする。尚、第1のアンテナ12及び第2のアンテナ13の外寸は、夫々、数cm程度とする。タッチセンサ14は、携帯端末1の表面に配置され、表示部11の表示画面上のセンサ領域の接触を検知すると共に、表示部11の表示画面以外のセンサ領域の接触を検知するものである。タッチセンサ14は、センサ領域上の静電容量を取得するものである。
図2は、携帯端末1内の一例を示すブロック図である。図2に示す携帯端末1は、表示部11、第1のアンテナ12、第2のアンテナ13及びタッチセンサ14の他に、加速度センサ15と、第1の無線部16と、第2の無線部17と、切替部18とを有する。更に、携帯端末1は、ROM(Read Only Memory)19と、RAM(Random Access Memory)20と、制御部21とを有する。加速度センサ15は、携帯端末1自体の所定軸方向、例えば、x軸、y軸及びz軸の3軸方向の加速度を検出するセンサである。
第1の無線部16は、送信機能及び受信機能を備え、例えば、2GHz帯の無線方式で無線通信する通信インタフェースである。第1の無線部16は、例えば、第1のアンテナ12と接続し、第1のアンテナ12経由で情報を送信すると共に、第1のアンテナ12経由で情報を受信する。第2の無線部17は、受信機能を備え、例えば、第2のアンテナ13と接続することで、第2のアンテナ13経由で情報を受信する通信インタフェースである。尚、説明の便宜上、第1の無線部16は、第2の無線部17に比較して優先的に使用する。また、2GHz帯の高周波帯の無線方式で使用するアンテナは、利用者の操作手で覆われるだけで、800MHz帯の低周波帯の無線方式に比較して、その減衰量が大きい。
携帯端末1は、例えば、LTE方式のキャリアアグリゲーションの複数の無線電波を受信する周波数毎のアンテナ状態、電波の優先度、切替頻度から割り振りを決定することで全体的な効率を向上する。例えば、2GHz帯の無線方式に関わるアンテナの通信品質は、良好な順に、第1のアンテナ12、第2のアンテナ13、手で覆われた第1のアンテナ12及び手で覆われた第2のアンテナ13となる。また、例えば、800MHz帯の無線方式に関わるアンテナの通信品質は、良好な順に、第1のアンテナ12、第2のアンテナ13の順となる。電波の優先度は、電波1の送信機能及び受信機能と電波2の送信機能及び受信機能とは同等であり、電波1の受信機能と電波2の受信機能とは同等である。
切替部18は、第1のアンテナ12及び第2のアンテナ13と、第1の無線部16及び第2の無線部17とを相互に切替接続する。切替部18は、第1のアンテナ12と第1の無線部16とを接続し、第2のアンテナ13と第2の無線部17とを接続するものである。また、切替部18は、第1のアンテナ12と第2の無線部17とを接続し、第2のアンテナ13と第1の無線部18とを接続するものである。
ROM19は、例えば、アンテナ切替プログラム等の各種情報プログラムの各種情報を記憶する領域である。RAM20は、各種情報を記憶する領域である。RAM20は、位置テーブル31と、状態記憶部32と、分布記憶部33とを有する。位置テーブル31は、携帯端末1内の第1のアンテナ12及び第2のアンテナ13の位置を示す位置情報を記憶した領域である。位置情報の初期値は、携帯端末1の表面を、例えば、2×2のマトリクスとした相対アンテナ位置{(0,1)、(2,0)}である。尚、(0,1)は、縦仕様の場合の第2のアンテナ13の位置、すなわち携帯端末1の正面から見て「右上」の位置を示す。(2,0)は、図1に示すように、縦仕様の場合の第1のアンテナ12の位置、すなわち携帯端末1の正面から見て「左下」の位置を示す。位置テーブル31は、縦仕様の場合、「左下」がメインアンテナ、「右上」がサブアンテナの位置情報{(0,1)、(2,0)}を記憶するものである。また、位置テーブル31は、横仕様の場合、「右下」がメインアンテナ、「左上」がサブアンテナの位置情報{(1,0)、(0,2)}を記憶するものである。尚、横仕様は、表示画面を横長に使用する仕様である。
状態記憶部32は、現在の携帯端末1の把持態様、例えば、縦仕様や横仕様、後述する設定回数、及び持ち手のカウント値を記憶する領域である。把持態様は、携帯端末1の使用態様、例えば、横仕様や縦仕様である。尚、把持態様は、加速度センサ15の検出結果に基づき識別されるものである。設定回数は、表示画面の把持態様に応じた同一のアンテナ位置を設定した場合に+1インクリメントする回数である。持ち手のカウント値は、後述する、携帯端末1の利用者の持ち手を特定した回数に相当し、左手持ちを特定した回数に相当する左持ち手のカウント値と、右手持ちを特定した回数に相当する右手持ち手のカウント値とを有する。分布記憶部33は、タッチセンサ14を通じて接触の静電容量を順次取得し、順次取得された静電容量から静電強度分布を記憶するものである。
制御部21は、携帯端末1全体を制御する。制御部21は、加速度センサ15からの3軸方向のセンサ値に基づき、携帯端末1の使用状態、例えば、携帯端末1を利用者が保持している状態や携帯端末1の把持態様を識別する。更に、制御部21は、アプリケーションの起動有無に応じて、携帯端末1が鞄やポケット内に入れて移動中や携帯端末1の使用有無を判別する。
制御部21は、ROM19に記憶されたアンテナ切替プログラムを読み出し、読み出されたアンテナ切替プログラムに基づき各種プロセスを機能として構成するものである。制御部21は、特定部21Aと、選択部21Bとを機能として動作するものである。
特定部21Aは、タッチセンサ14で得た静電強度分布に基づき利用者の手や指の種類を特定し、特定結果に基づき、操作者の持ち手及び操作手を特定する。図3は、持ち手及び操作手の静電強度分布の一例を示す説明図である。図3の(A)は、左手持ち左手操作時の静電強度分布の一例を示す説明図である。図3の(B)は、左手持ち右手操作時の静電強度分布の一例を示す説明図である。
図3に示す静電強度分布αは、タッチセンサ14の静電容量の平面方向、垂直方向及び水平方向の強度分布を示す。図3の(A)及び(B)に示す静電強度分布αは、手元側が強く、手先側が弱くなるため、強度分布がなだらかな方を手元側、強度分布が急峻な方を手先側と判断できる。また、静電強度分布αは、楕円形状になるため、楕円形状の傾きで持ち手及び操作手も特定できる。
特定部21Aは、図3の(A)に示すように、静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延び、かつ、静電強度分布αの傾きが右傾きの場合、左手持ちの左手操作と特定する。特定部21Aは、静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延び、かつ、静電強度分布αの傾きが左傾きの場合、右手持ちの右手操作と特定する。
更に、特定部21Aは、図3の(B)に示すように、静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延びることなく、かつ、静電強度分布αの傾きが左傾きの場合、左手持ちの右手操作と特定する。特定部21Aは、静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延びることなく、かつ、静電強度分布αの傾きが左傾きでない場合、右手持ちの左手操作と特定する。
選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしか否かを判定する。尚、所定条件とは、例えば、同一アンテナ位置の設定回数が10回以上、同一持ち手のカウント値が8回以上連続することを条件とする。選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たした場合、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナのアンテナ位置とが重なっているか否かを判定する。選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナのアンテナ位置とが重なっている場合に、第1の無線部16を使用中のアンテナから他方のアンテナに切り替えるべく、切替部18を制御する。例えば、選択部21Bは、第1の無線部16で使用中のアンテナを第1のアンテナ12とした場合、第1のアンテナ12から第2のアンテナ13に切替える。また、選択部21Bは、第1の無線部16で使用中のアンテナを第2のアンテナ13とした場合、第2のアンテナ13から第1のアンテナ12に切替える。
次に実施例1の携帯端末1の動作について説明する。図4及び図5は、実施例1の切替制御処理に関わる携帯端末1の制御部21の処理動作の一例を示すフローチャートである。図4及び図5に示す切替制御処理は、タッチセンサ14で得た静電強度分布αの傾きに基づき、携帯端末1の持ち手を特定し、第1の無線部16で使用中のアンテナ位置と持ち手とが重なっている場合に使用中のアンテナを切替える処理である。
図4において制御部21は、アプリケーションの使用状態を取得する(ステップS11)。尚、アプリケーションは、例えば、無線通信を使用するアプリケーションである。制御部21は、取得された使用状態に基づき、携帯端末1が使用中であるか否かを判定する(ステップS12)。制御部21は、携帯端末1が使用中の場合(ステップS12肯定)、位置テーブル31に記憶中の第1のアンテナ12及び第2のアンテナ13の位置情報を取得する(ステップS13)。尚、位置テーブル31に記憶中の第1のアンテナ12及び第2のアンテナ13の位置情報は、アンテナの相対位置を示す情報である。
制御部21は、100m秒待機し(ステップS14)、加速度センサ15からセンサ値を取得する(ステップS15)。尚、100m秒の待機は、アンテナ切替のバタツキを防止するものである。制御部21は、加速度センサ15のセンサ値を取得した後、取得したセンサ値に基づき、携帯端末1が移動中であるか否かを判定する(ステップS16)。制御部21は、携帯端末1が移動中である場合(ステップS16肯定)、携帯端末1の把持態様が前回と一致しているか否かを判定する(ステップS17)。尚、制御部21は、加速度センサ15のセンサ値に基づき携帯端末1の把持態様を識別する。把持態様は、例えば、縦仕様と横仕様とがある。
制御部21は、把持態様が前回と一致している場合(ステップS17肯定)、把持態様に応じたアンテナ位置を設定する(ステップS18)。尚、把持態様に応じたアンテナ位置とは、縦仕様の場合の各アンテナのアンテナ位置や、横仕様の場合の各アンテナのアンテナ位置に相当するものである。前回の把持態様とは、例えば、100m秒前に識別した把持態様である。制御部21は、把持態様に応じたアンテナ位置を設定した後、状態記憶部32に記憶中のアンテナ位置の設定回数を+1インクリメントし(ステップS19)、図5に示すM1に移行する。
制御部21は、把持態様が前回と一致していない場合(ステップS17否定)、アンテナ位置の設定回数をクリアにし(ステップS20)、100m秒待機すべく、ステップS14に移行する。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止できる。制御部21は、携帯端末1が使用中でない場合(ステップS12否定)、携帯端末1が未使用と判断し、図4に示す処理動作を終了する。制御部21は、携帯端末1が移動中でない場合(ステップS16否定)、ステップS14に移行する。
図5に示すM1において制御部21は、タッチセンサ14上の静電強度分布αを順次取得する(ステップS31)。尚、タッチセンサ14は、センサ領域で検出した接触に対応する静電容量を順次取得し、順次取得した静電容量で得た静電強度分布αを分布記憶部33に記憶する。制御部21内の特定部21Aは、分布記憶部33内の静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延びているか否かを判定する(ステップS32)。尚、特定部21Aは、静電強度分布αが携帯端末1の表示画面の四辺の内、一辺付近から延びているか否かを判定する。
特定部21Aは、静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延びている場合(ステップS32肯定)、利用者が携帯端末1を把持している持ち手と識別し、静電強度分布αの傾きが右傾きであるか否かを判定する(ステップS33)。尚、静電強度分布αの右傾きとは、図3の(A)に示す傾きである。
特定部21Aは、図3の(A)に示すように、静電強度分布αの傾きが右傾きの場合(ステップS33肯定)、左手持ちの左手操作と特定する(ステップS34)。特定部21Aは、左手持ちと特定したので、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする(ステップS35)。制御部21の選択部21Bは、設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定する(ステップS36)。尚、所定条件とは、同一アンテナ位置の設定回数が10回以上連続し、かつ、左手持ちのカウント値又は右手持ちのカウント値の内、同一持ち手のカウント値が8回以上連続した場合を条件とするものである。
選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たした場合(ステップS36肯定)、その持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナのアンテナ位置とが重なっているか否かを判定する(ステップS37)。尚、選択部21Bは、縦仕様で、第2のアンテナ(0,1)、第1のアンテナ(2,0)を絶対位置とした場合に、例えば、左手持ちの持ち手を(1,0)、右手持ちの持ち手を(0,1)とする。この際、選択部21Bは、持ち手が左手持ちで、使用中アンテナの位置が(2,0)の場合、(2,0)と左持ち手の(1,0)とを演算し、その演算結果が(2,0)となるため、持ち手と使用中アンテナの位置とが重なっていると判断する。選択部21Bは、持ち手が右手持ちで、使用中アンテナの位置が(2,0)の場合、(2,0)と右手持ちの(0,1)とを演算し、その演算結果が(0,0)となるため、持ち手と使用中アンテナの位置とが重なっていないと判断する。
選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16に使用中のアンテナの位置とが重なっている場合(ステップS37肯定)、第1の無線部16に使用中アンテナを他のアンテナに切り替えて(ステップS38)、図4に示すM2に移行する。尚、選択部21Bは、例えば、第1の無線部16に使用中のアンテナを第1のアンテナ12とした場合、第1のアンテナ12を第2のアンテナ13に切替えるものとする。また、選択部21Bは、例えば、第1の無線部16に使用中のアンテナを第2のアンテナ13とした場合、第2のアンテナ13を第1のアンテナ12に切替えるものとする。
特定部21Aは、静電強度分布αの傾きが右傾きでない場合(ステップS33否定)、右手持ちの右手操作と特定する(ステップS39)。特定部21Aは、右手持ちと特定したので、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする(ステップS40)。選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定すべく、ステップS36に移行する。
特定部21Aは、静電強度分布αが携帯端末1の辺付近から延びていない場合(ステップS32否定)、静電強度分布αの傾きが左傾きであるか否かを判定する(ステップS41)。特定部21Aは、図3の(B)に示すように、静電強度分布αの傾きが左傾きの場合(ステップS41肯定)、左手持ちの右手操作と特定する(ステップS42)。特定部21Aは、左手持ちと特定したので、左手持ちのカウント値が+1インクリメントする(ステップS43)。選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定すべく、ステップS36に移行する。
また、特定部21Aは、静電強度分布αの傾きが左傾きでない場合(ステップS41否定)、右手持ちの左手操作と特定する(ステップS44)。特定部21Aは、右手持ちのため、右手持ちと特定するため、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする(ステップS45)。選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定すべく、ステップS36に移行する。
切替制御処理を実行する制御部21は、静電強度分布αの携帯端末1の辺付近から延びて静電強度分布αの傾きが右傾きの場合に左手持ちの左手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、静電強度分布αの携帯端末1の辺付近から延びて静電強度分布αの傾きが右傾きでない場合、右手持ちの右手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、静電強度分布αの携帯端末1の辺付近から延びることなく、静電強度分布αの傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、静電強度分布αの携帯端末1の辺付近から延びることなく、静電強度分布αの傾きが左傾きでない場合に右手持ちの左手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合、使用中アンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。
実施例1の制御部21は、タッチセンサ14で得た静電強度分布αに基づいて持ち手及び操作手を特定し、その特定結果に基づき、左手持ちの左手操作、右手持ちの右手操作、左手持ちの右手操作及び右手持ちの左手操作を特定する。
制御部21は、加速度センサ15の検出結果に基づき携帯端末1の把持態様を特定し、把持態様に対応した第1のアンテナ12及び第2のアンテナ13のアンテナ位置を位置テーブル31から特定する。
更に、制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、使用中のアンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。持ち手による通信品質の劣化を防止できる。しかも、制御部21は、送信中に限定されることなく、受信時でも適切なアンテナを切替選択できる。
上記実施例1では、静電強度分布αの傾きで持ち手及び操作手を特定するようにしたが、タッチセンサ14のセンサ領域に対する接触形状の傾きで持ち手及び操作手を特定するようにしても良く、この場合の実施の形態につき、実施例2として以下に説明する。尚、実施例1の携帯端末1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図6は、実施例2の持ち手及び操作手の接触形状の一例を示す説明図である。図6の(A)は、左手持ちの左手操作時の接触形状の一例を示す説明図、図6の(B)は、左手持ちの右手操作時の接触形状の一例を示す説明図である。制御部21内の特定部21Cは、タッチセンサ14からセンサ領域上の接触形状α1を取得し、接触形状α1から利用者の持ち手及び操作手を特定する。特定部21Cは、接触形状(楕円)α1の偏平率が0.5以上であるか否かを判定する。特定部21Cは、接触形状α1の偏平率が0.5以上の場合に親指と特定する。更に、特定部21Cは、接触形状α1の偏平率が0.5以上の場合、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きであるか否かを判定する。
特定部21Cは、図6の(A)に示すように、接触形状α1の偏平率が0.5以上、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きの場合に、左手持ちの左手操作と特定する。更に、特定部21Cは、左手持ちと特定すると、左持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Cは、接触形状α1の偏平率が0.5以上、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きでない場合に、右手持ちの右手操作と特定する。更に、特定部21Cは、右手持ちと特定すると、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Cは、図6の(B)に示すように、接触形状α1の偏平率が0.5以上でなく、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定する。更に、特定部21Cは、左手持ちと特定すると、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Cは、接触形状α1の偏平率が0.5以上でなく、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きでない場合に、右手持ちの左手操作と特定する。更に、特定部21Cは、右手持ちと特定すると、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
次に実施例2の携帯端末1の動作について説明する。図7は、実施例2の切替制御処理に関わる携帯端末1の制御部21の処理動作の一例を示すフローチャートである。図7に示す切替制御処理は、タッチセンサ14で検出した接触形状α1の長軸Xの傾きに基づき、携帯端末1の持ち手を特定し、持ち手と使用中アンテナの位置とが重なる場合に使用中アンテナを切替える処理である。
図7に示すM1において制御部21内の特定部21Cは、タッチセンサ14を通じて接触形状α1を取得し(ステップS51)、接触形状α1の偏平率が0.5以上であるか否かを判定する(ステップS52)。特定部21Cは、接触形状α1の偏平率が0.5以上である場合(ステップS52肯定)、親指と判断し、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きであるか否かを判定する(ステップS53)。
特定部21Cは、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きの場合(ステップS53肯定)、図6の(A)に示すように接触形状α1が左手の親指と判断し、左手持ちの左手操作と特定すべく、ステップS34に移行する。
また、特定部21Cは、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きでない場合(ステップS53否定)、接触形状α1が右手の親指と判断し、右手持ちの右手操作と特定すべく、ステップS39に移行する。
特定部21Cは、接触形状α1の偏平率が0.5以上でない場合(ステップS52否定)、接触形状α1を親指以外の指と判断し、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きであるか否かを判定する(ステップS54)。特定部21Cは、接触形状α1の長軸の傾きが左傾きの場合(ステップS54肯定)、左手持ちの右手操作と特定すべく、ステップS42に移行する。また、特定部21Cは、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きでない場合(ステップS54否定)、右手持ちの左手操作と特定すべく、ステップS44に移行する。
図7に示す切替制御処理を実行する制御部21は、接触形状α1の偏平率が0・5以上、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きの場合に、左手持ちの左手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、接触形状α1の偏平率が0.5以上、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きでない場合に、右手持ちの右手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、接触形状α1の偏平率が0.5以上でなく、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、接触形状α1の偏平率が0.5以上でなく、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きでない場合に、右手持ちの左手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合、使用中アンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。
実施例2の制御部21は、タッチセンサ14で得た接触形状α1に基づいて持ち手及び操作手を特定し、その特定結果に基づき、左手持ちの左手操作、右手持ちの右手操作、左手持ちの右手操作及び右手持ちの左手操作を特定する。
更に、制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、使用中のアンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。持ち手による通信品質の劣化を防止できる。
尚、上記実施例1では、静電強度分布αの傾きで持ち手及び操作手を特定したが、タッチセンサ14の操作軌跡α2の傾きで持ち手及び操作手を特定するようにしても良く、この場合の実施の形態につき、実施例3として以下に説明する。尚、実施例1の携帯端末1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図8は、実施例3の持ち手及び操作手の軌跡の一例を示す説明図である。図8の(A)は、左手持ちの左手操作時の操作軌跡α2の一例を示す説明図、図8の(B)は、左手持ちの右手操作時の操作軌跡α2の一例を示す説明図である。制御部21内の特定部21Dは、タッチセンサ14からセンサ領域上の操作軌跡α2を取得し、操作軌跡α2から利用者の持ち手及び操作手を特定する。特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有するか否かを判定する。特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有する場合に持ち手側の操作と判断する。更に、特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有する場合、操作軌跡α2の傾きが右傾きであるか否かを判定する。尚、操作軌跡α2は、図8の(A)に示すように、持ち手側の指で操作する際の持ち手の指を支点にした所定カーブの軌跡である。また、操作軌跡α2は、図8の(B)に示すように、操作手側の指で操作する直線的な軌跡である。
特定部21Dは、図8の(A)に示すように、操作軌跡α2が所定カーブを有し、かつ、操作軌跡α2の傾きが右傾きの場合に、左手持ちの左手操作と特定する。更に、特定部21Dは、左手持ちと特定すると、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有し、かつ、操作軌跡α2の傾きが右傾きでない場合に、右手持ちの右手操作と特定する。更に、特定部21Dは、右手持ちと特定すると、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Dは、図8の(B)に示すように、操作軌跡α2が所定カーブを有することなく、操作軌跡α2の傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定する。更に、特定部21Dは、左手持ちと特定すると、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有することなく、操作軌跡α2の傾きが左傾きでない場合に、右手持ちの左手操作と特定する。更に、特定部21Dは、右手持ちと特定すると、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
次に実施例3の携帯端末1の動作について説明する。図9は、実施例3の切替制御処理に関わる携帯端末1の制御部21の処理動作の一例を示すフローチャートである。図9に示す切替制御処理は、タッチセンサ14で検出した操作軌跡α2の傾きに基づき、携帯端末1の持ち手を特定し、持ち手と使用中アンテナの位置とが重なる場合に使用中アンテナを切替える処理である。
図9に示すM1において制御部21は、タッチセンサ14を通じて操作軌跡α2を取得する(ステップS61)。特定部21Dは、操作軌跡α2を取得した後、操作軌跡α2が所定カーブを有するか否かを判定する(ステップS62)。特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有する場合(ステップS62肯定)、持ち手側の指の操作と判断し、操作軌跡α2の傾きが右傾きであるか否かを判定する(ステップS63)。
特定部21Dは、操作軌跡α2の傾きが右傾きである場合(ステップS63肯定)、左手持ちの左手操作と特定すべく、ステップS34に移行する。また、特定部21Dは、操作軌跡α2の傾きが右傾きでない場合(ステップS63否定)、右手持ちの右手操作と特定すべく、ステップS39に移行する。
特定部21Dは、操作軌跡α2が所定カーブを有しない場合(ステップS62否定)、持ち手と反対側の操作手の操作と判断し、操作軌跡α2の傾きが左傾きであるか否かを判定する(ステップS64)。特定部21Dは、操作軌跡α2の傾きが左傾きの場合(ステップS64肯定)、左手持ちの右手操作と特定すべく、ステップS42に移行する。また、特定部21Dは、操作軌跡α2の傾きが左傾きでない場合(ステップS64否定)、右手持ちの左手操作と特定すべく、ステップS44に移行する。
図9に示す切替制御処理を実行する制御部21は、操作軌跡α2が所定カーブを有し、かつ、操作軌跡α2の傾きが右傾きの場合に、左手持ちの左手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、操作軌跡α2が所定カーブを有し、かつ、操作軌跡α2の傾きが右傾きでない場合に、右手持ちの右手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、操作軌跡α2が所定カーブを有することなく、操作軌跡α2の傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、操作軌跡α2が所定カーブを有することなく、操作軌跡α2の傾きが左傾きでない場合に、右手持ちの左手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合、使用中アンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。
実施例3の制御部21は、タッチセンサ14で得た操作軌跡α2に基づき持ち手及び操作手を特定し、その特定結果に基づき、左手持ちの左手操作、右手持ちの右手操作、左手持ちの右手操作及び右手持ちの左手操作を特定する。
更に、制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、使用中のアンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。つまり、持ち手による通信品質の劣化を防止できる。
尚、前述した実施例2では、接触形状α1の長軸Xの傾きで持ち手及び操作手を特定したが、接触形状α1が楕円であるか否かを判定する閾値を設定し、更に、その閾値を調整するようにしても良く、この場合の実施の形態につき、実施例4として以下に説明する。尚、実施例2の携帯端末1と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
図10は、実施例4の携帯端末1Aの一例を示す説明図である。図10に示す携帯端末1Aの制御部21は、プロセス機能として、特定部21E、選択部21B及び調整部21Fを有する。特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上であるか否かを判定し、接触面積が閾値以上の場合に親指の操作と判定する。更に、特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上、かつ、接触形状α1の傾きが右傾きの場合に、左手持ちの左手操作と特定する。更に、特定部21Eは、左手持ちと特定すると、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上、かつ、接触形状α1の傾きが右傾きでない場合に、右手持ちの右手操作と特定する。更に、特定部21Eは、右手持ちと特定すると、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上でなく、接触形状α1の傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定する。更に、特定部21Eは、左手持ちと特定すると、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上でなく、接触形状α1の傾きが左傾きでない場合に、右手持ちの左手操作と特定する。更に、特定部21Eは、右手持ちと特定すると、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
更に、制御部21内の調整部21Fは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たし、持ち手と第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、使用中のアンテナを他のアンテナに切替える。
調整部21Fは、他のアンテナに切替後、切替後のアンテナを使用したRSSI(Received Signal Strength Indicator)値を測定する。調整部21Fは、切替後のアンテナのRSSI値と、切替前のアンテナのRSSI値とを比較し、アンテナ切替後のRSSI値が低下したか否かを判定する。調整部21Fは、アンテナ切替後のRSSI値が低下した場合に、設定中の閾値βに所定調整値(5%)を加算することで調整閾値(β+5%)を算出する。所定調整値は、後述する図12に示すステップS91のアンテナ切替前に設定した閾値βの5%換算の値である。
特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が調整閾値(β+5%)以上の場合に、持ち手及び操作手を特定する。選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっているか否かを判定する。調整部21Fは、持ち手と、使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、調整閾値(α+5%)設定後のアンテナ切替後のRSSI値を測定する。調整部21Fは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっていない場合に、設定中の閾値βに所定調整値を加算した調整閾値(β+5%)設定後のRSSI値を測定する。
更に、調整部21Fは、設定中の閾値βに所定調整値を減算することで調整閾値(β−5%)を算出する。特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が調整閾値(β−5%)以上の場合に、持ち手及び操作手を特定する。選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっているか否かを判定する。調整部21Fは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、調整閾値(β−5%)設定後のアンテナ切替後のRSSI値を測定する。調整部21Fは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっていない場合に、設定中の閾値βに所定調整値を減算した調整閾値(β−5%)設定後のRSSI値を測定する。
調整部21Fは、調整閾値(α+5%)設定後のRSSI値と、調整閾値(α−5%)設定後のRSSI値とを取得後、一方のRSSI値のみが変化したか否かを判定する。調整部21Fは、一方のRSSI値のみが変化した場合、RSSI値が低下しなかった方の調整閾値を、後述する図11に示すステップS72で設定する閾値に変更する。
図11は、実施例4の切替制御処理に関わる携帯端末1の制御部21の処理動作の一例を示すフローチャートである。図11に示す切替制御処理は、接触形状α1の面積及び接触形状α1の傾きに基づき持ち手及び操作手の位置を特定し、持ち手と第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に使用中アンテナを切替える処理である。
図11に示すM1において制御部21の特定部21Eは、タッチセンサ14を通じて接触形状α1を取得する(ステップS71)。特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS72)。特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上である場合(ステップS72肯定)、接触形状α1が親指と判断し、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きであるか否かを判定する(ステップS73)。
特定部21Eは、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きの場合(ステップS73肯定)、左手の親指と判断し、左手持ちの左手操作と特定する(ステップS74)。特定部21Eは、左手持ちと特定するため、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする(ステップS75)。
選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定する(ステップS76)。選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たした場合(ステップS76肯定)、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっているか否かを判定する(ステップS77)。選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合(ステップS77肯定)、図12に示すM4に移行する。
特定部21Eは、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きでない場合(ステップS73否定)、右手の親指と判断し、右手持ちの右手操作と特定する(ステップS78)。特定部21Eは、右手持ちと特定するため、右手持ちのカウント値を+1インクリメントし(ステップS79)、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定すべく、ステップS76に移行する。
また、特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が閾値以上でない場合(ステップS72否定)、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きであるか否かを判定する(ステップS80)。特定部21Eは、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きの場合(ステップS80肯定)、左手持ちの右手操作と特定する(ステップS81)。特定部21Eは、左手持ちと特定するため、左手持ちのカウント値を+1インクリメントし(ステップS82)、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定すべく、ステップS76に移行する。
また、特定部21Eは、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きでない場合(ステップS80否定)、右手持ちの左手操作と特定する(ステップS83)。特定部21Eは、右手持ちと特定するため、右手持ちのカウント値を+1インクリメントし(ステップS84)、設定回数及びカウント値が所定条件を満たしたか否かを判定すべく、ステップS76に移行する。
また、選択部21Bは、設定回数及びカウント値が所定条件を満たさなかった場合(ステップS76否定)、図4に示すM3に移行する。また、選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっていない場合に(ステップS77否定)、図4に示すM3に移行する。
図12に示すM4において制御部21内の調整部21Fは、アンテナ切替後のRSSI値を測定する(ステップS91)。調整部21Fは、アンテナ切替後のRSSI値が低下したか否かを判定する(ステップS92)。尚、調整部21Fは、アンテナ切替前のRSSI値とアンテナ切替後のRSSI値とを比較してアンテナ切替後のRSSI値が低下したか否かを判定する。
調整部21Fは、アンテナ切替後のRSSI値が低下した場合(ステップS92肯定)、現在閾値βに所定調整値(5%)を加算して調整閾値(β+5%)を算出する(ステップS93)。特定部21Eは、接触形状α1を取得し(ステップS94)、取得した接触形状α1の接触面積が調整閾値以上であるか否かを判定する(ステップS95)。
特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が調整閾値以上の場合(ステップS95肯定)、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きであるか否かを判定する(ステップS96)。特定部21Eは、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きの場合(ステップS96肯定)、左手持ちの左手操作と特定し(ステップS97)、持ち手と第1の無線部16に使用中のアンテナの位置とが重なっているか否かを判定する(ステップS98)。
選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合(ステップS98肯定)、第1の無線部16で使用中のアンテナを他のアンテナに切替えて切替後のアンテナでRSSI値を測定する(ステップS99)。
調整部21Fは、調整閾値(β+5%)を設定した場合のRSSI値及び、調整閾値(β−5%)を設定した場合のRSSI値の両方を取得したか否かを判定する(ステップS100)。調整部21Fは、両方のRSSI値を取得しなかった場合(ステップS100否定)、閾値βに所定調整値を減算して調整閾値(β−5%)を設定する(ステップS101)。調整部21Fは、調整閾値(β−5%)を閾値に設定し、接触形状α1の接触面積が調整閾値(β−5%)以上であるか否かを判定すべく、ステップS94に移行する。
調整部21Fは、調整閾値(β+5%)の場合のRSSI値と調整閾値(β−5%)の場合のRSSI値とを比較し、一方のRSSI値だけが変化したか否かを判定する(ステップS102)。調整部21Fは、一方のRSSI値だけが変化した場合(ステップS102肯定)、RSSI値が低下しなかった方の調整閾値を設定閾値に適用し(ステップS103)、図4のM2に移行する。その結果、調整部21Fは、図11に示すステップS72で比較する設定閾値を調整できる。調整部21Fは、一方のRSSI値だけが変化しなかった場合(ステップS102否定)、図4のM2に移行する。
特定部21Eは、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きでない場合(ステップS96否定)、右手持ちの右手操作と特定する(ステップS104)。更に、選択部21Bは、持ち手と第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっているか否かを判定すべく、ステップS98に移行する。
また、特定部21Eは、接触形状α1の接触面積が調整閾値以上でない場合(ステップS95否定)、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きであるか否かを判定する(ステップS105)。特定部21Eは、接触形状の長軸の傾きが左傾きの場合(ステップS105肯定)、左手持ちの右手操作と特定し(ステップS106)、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置座標とが重なっているか否かを判定すべく、ステップS98に移行する。
また、特定部21Eが、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きでない場合(ステップS105否定)、右手持ちの左手操作と特定する(ステップS107)。更に、選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっているか否かを判定すべく、ステップS98に移行する。
また、選択部21Bは、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっていない場合に(ステップS98否定)、RSSI値を測定する(ステップS108)。選択部21Bは、調整閾値±5%の場合の両RSSI値を取得したか否かを判定すべく、ステップS100に移行する。
図11に示す切替制御処理を実行した制御部21は、接触形状α1の接触面積が閾値以上、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きの場合に、左手持ちの左手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、接触形状α1の接触面積が閾値以上、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが右傾きでない場合に、右手持ちの右手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、接触形状α1の接触面積が閾値以上でなく、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きの場合に、左手持ちの右手操作と特定し、左手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、接触形状α1の接触面積が閾値以上でなく、かつ、接触形状α1の長軸Xの傾きが左傾きでない場合に、右手持ちの左手操作と特定し、右手持ちのカウント値を+1インクリメントする。
制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合、使用中のアンテナを他のアンテナに切替える。その結果、アンテナ切替のバタツキを防止しながら、通信品質の良好なアンテナを選択できる。
更に、制御部21は、使用中アンテナ切替後にRSSI値を取得し、アンテナ切替後のRSSI値が低下した場合に調整閾値(β+5%)を設定し、設定後の調整閾値を用いてRSSI値を測定する。更に、調整閾値(β−5%)を設定し、設定後の調整閾値を用いてRSSI値を測定する。制御部21は、調整閾値(β+5%)を設定した場合のRSSI値及び調整閾値(β−5%)を設定した場合のRSSI値の内、RSSI値が低下しなかった方の調整閾値を設定閾値に変更する。その結果、制御部21は、利用者の親指を特定するための閾値を調整できる。
上記実施例4の制御部21は、接触形状α1の接触面積及び接触形状α1の長軸Xの傾き持ち手及び操作手を特定し、その特定結果に基づき、左手持ちの左手操作、右手持ちの右手操作、左手持ちの右手操作及び右手持ちの左手操作を特定できる。
更に、制御部21は、アンテナ位置の設定回数及び持ち手のカウント値が所定条件を満たし、かつ、持ち手と、第1の無線部16で使用中のアンテナの位置とが重なっている場合に、使用中のアンテナを他のアンテナに切替える。その結果、通信品質の良好なアンテナを選択できる。つまり、持ち手による通信品質の劣化を防止できる。
更に、制御部21は、アンテナ切替後にRSSI値が低下した場合、調整閾値(β+5%)を設定した場合のRSSI値及び、調整閾値(β−5%)を設定した場合のRSSI値を測定する。制御部21は、調整閾値(β+5%)を設定した場合のRSSI値と調整閾値(β−5%)を設定した場合のRSSI値の内、一方のRSSI値のみが変化した場合に、RSSI値が低下しなかった方の調整閾値を閾値に設定変更する。その結果、利用者の親指を特定する閾値を調整できる。
また、上記実施例4では、図12に示すM4のステップS91においてアンテナ切替後にRSSI値を低下したか否かを判定すべく、ステップS92に移行したが、ステップS91のアンテナ切替後に図4に示すM2に移行するようにしても良い。
また、上記実施例では、100m秒毎に設定回数や持ち手のカウント値をカウントするようにしたが、100m秒に限定されるものではない。
また、上記実施例4では、接触形状α1の接触面積を閾値以上の場合に親指と判断するようにしたが、携帯端末1Aを使用する利用者の指の接触面積を予め記憶しておき、その実際の接触面積を閾値に設定するようにしても良い。
上記実施例では、携帯端末1(1A)の表面全体をタッチセンサ14のセンサ領域としたが、携帯端末1のセンサ領域を携帯端末1の表示部11の表示画面のみとしても良い。
上記実施例のタッチセンサ14は、静電容量方式の投影型を採用したが、静電容量方式の表面型や、抵抗膜方式を採用しても良い。
上記実施例では、携帯端末1の画面ロック時やアプリケーションが起動していない待ち受け状況下で、例えば、1時間毎に位置登録の通信動作を実行することになるが、インピーダンス測定で検出し、2時間継続して切り替えても良い。
上記実施例では、持ち手と、第1の無線部16で使用中の設定アンテナの位置とが重なっている場合に使用中アンテナを切替制御するようにしたが、例えば、2GHz帯の高周波帯の無線方式を使用する場合にのみ、切替制御処理を実行する。つまり、例えば、受信状況の劣化が少ない、800MHz帯の低周波帯域の無線方式を使用する場合には切替制御処理を実行しないようにしても良い。その結果、無駄なアンテナ切替によるバタツキを防止できる。
上記実施例では、2×2のマトリクスでアンテナ位置を4分割で表現したが、4分割に限定されるものではなく、更に、細かく分割することで高精度な切替制御処理を実現できる。
上記実施例1−4の切替頻度は、受信効率が低下するため、基本配置からの切替を最小限に抑制することが求められている。例えば、2GHz帯の無線方式で第1のアンテナ12の使用中に第1のアンテナ12が手で覆われた場合に、第1のアンテナ12から第2のアンテナ13に切替える。上記実施例1−4では、無線部を2個、アンテナを2本を有する携帯端末1を例示したが、これらに限定されるものではなく、例えば、無線部を4個、アンテナを4本としても良く、この場合の実施の形態につき、実施例5として説明する。
図13は、実施例5の携帯端末1Bのアンテナ切替の一例を示す説明図である。図13に示す携帯端末1Bは、第1の無線部51と、第2の無線部52と、第3の無線部53と、第4の無線部54とを有する。第1の無線部51は、例えば、高周波帯の無線方式の送信機能及び受信機能を有する。第2の無線部52は、高周波帯の無線方式の受信機能を有する。第3の無線部53は、例えば、低周波帯の無線方式の送信機能及び受信機能を有する。第4の無線部54は、例えば、低周波帯の無線方式の受信機能を有する。
携帯端末1Bは、第1のアンテナ61、第2のアンテナ62、第3のアンテナ63及び第4のアンテナ64を有する。通常、第1のアンテナ61は、第1の無線部51と接続し、第2のアンテナ62は、第2の無線部52と接続し、第3のアンテナ63は、第3の無線部53と接続し、第4のアンテナ64は、第4の無線部54と接続するものとする。
図13の(A)の携帯端末1Bでは、例えば、第1のアンテナ61が手で覆われたとする。携帯端末1Bの制御部50は、第1の無線部51に対して、第1のアンテナ61から第2のアンテナ62に切替える。更に、制御部50は、第2の無線部52に対して、第2のアンテナ62から第1のアンテナ61に切替える。
図13の(B)の携帯端末1Bでは、例えば、第1のアンテナ61及び第2のアンテナ62が手で覆われたとする。制御部50は、第1の無線部51に対して、第1のアンテナ61から第4のアンテナ64に切替える。制御部50は、第4の無線部54に対して、第4のアンテナ64から第1のアンテナ61に切替える。尚、実施例5の携帯端末1Bの制御部50は、アンテナ切替の条件テーブルを管理し、条件テーブルのテーブル内容に基づきアンテナを切替えるようにしても良い。
本実施例では、複数のアンテナを使用するMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)やキャリアアグリゲーション等に有用である。
また、図示した各部の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
更に、各装置で行われる各種処理機能は、CPU(Central Processing Unit)(又はMPU(Micro Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)等のマイクロ・コンピュータ)上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良い。また、各種処理機能は、CPU(又はMPU、MCU等のマイクロ・コンピュータ)で解析実行するプログラム上、又はワイヤードロジックによるハードウェア上で、その全部又は任意の一部を実行するようにしても良いことは言うまでもない。
ところで、本実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムを端末装置内のCPU等のプロセッサで実行させることによって実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行する端末装置の一例を説明する。図14は、アンテナ切替プログラムを実行する端末装置の一例を示す説明図である。
図14に示すアンテナ切替プログラムを実行する端末装置100は、表示部110と、加速度センサ120と、タッチセンサ130と、ROM140と、RAM150と、CPU160とを有する。更に、表示部110、加速度センサ120、タッチセンサ130、ROM140、RAM150及びCPU160は、バス170を介して接続される。
そして、ROM140には、上記実施例と同様の機能を発揮するアンテナ切替プログラムが予め記憶されている。ROM140は、アンテナ切替プログラムとして第1の検出プログラム140A、第2の検出プログラム140B、特定プログラム140C及び選択プログラム140Dが記憶されている。尚、ROM140ではなく、図示せぬドライブでコンピュータ読取可能な記録媒体にアンテナ切替プログラムが記録されていても良い。また、記録媒体としては、例えば、CD−ROM、DVDディスク、USBメモリ等の可搬型記録媒体、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等でも良い。
そして、CPU160は、第1の検出プログラム140AをROM140から読み出して第1の検出プロセス160Aとして機能する。更に、CPU160は、第2の検出プログラム140BをROM140から読み出して第2の検出プロセス160Bとして機能する。CPU160は、特定プログラム140CをROM140から読み出して特定プロセス160Cとして機能する。更に、CPU160は、選択プログラム140DをROM140から読み出して選択プロセス160Dとして機能する。
RAM150は、把持態様毎に端末装置100本体の各アンテナの位置を記憶している。加速度センサ120は、端末装置100本体の3軸方向の加速度を検出するものである。タッチセンサ130は、端末装置100表面の接触形状を検出するものである。
CPU160は、加速度センサ120の検出結果に基づき、端末装置100本体の把持態様を検出する。CPU160は、タッチセンサ130の検出結果に基づき、端末装置100の表面への指示物の影を示す形状を検出する。CPU160は、形状に基づき、端末装置100本体を把持する持ち手を特定する。更に、CPU160は、特定された持ち手と、検出された把持態様に対応する端末装置100本体の各アンテナの位置とに基づき、持ち手と重なるアンテナを他のアンテナに切替選択する。その結果、通信品質が良好なアンテナを切替選択できる。
1 携帯端末
12 第1のアンテナ
13 第2のアンテナ
14 タッチセンサ
15 加速度センサ
21 制御部
21A 特定部
21B 選択部
31 位置テーブル

Claims (7)

  1. 複数のアンテナを有する端末装置本体の把持態様を検出する第1の検出部と、
    前記端末装置の表面への指示物の影を示す形状を検出する第2の検出部と、
    前記第2の検出部で検出された前記形状が予め定められた特定の指であるか否かを判定する判定部と、
    前記形状が前記特定の指であると判定されると、前記形状の傾き方向に基づき、前記形状の傾き方向と反対側の手を、前記端末装置本体を把持する持ち手として特定すると共に、前記形状が前記特定の指でないと判定されると、前記形状の傾き方向に基づき、前記形状の傾き方向と同じ側の手を、前記持ち手として特定する特定部と、
    前記把持態様毎に前記端末装置本体の各アンテナの位置を記憶する記憶部と、
    前記特定部にて特定された前記持ち手と、前記第1の検出部で検出された前記把持態様に対応する前記記憶部に記憶中の各アンテナの位置とに基づき、前記持ち手と重なるアンテナを他のアンテナに切替選択する選択部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  2. 前記判定部は、
    前記形状の偏平率に基づき、前記形状が前記特定の指であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記判定部は、
    前記形状の面積に基づき、前記形状が前記特定の指であるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記特定部は、
    前記形状が前記特定の指であると判定されると、前記形状の長軸の傾き方向に基づき、前記長軸の傾き方向と反対側の手を、前記端末装置本体を把持する持ち手として特定すると共に、前記形状が前記特定の指でないと判定されると、前記形状の長軸の傾き方向に基づき、前記長軸の傾き方向と同じ側の手を、前記持ち手として特定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  5. 前記第2の検出部は、
    前記形状を静電強度で検出することを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の端末装置。
  6. 複数のアンテナを有する端末装置に、
    前記端末装置本体の把持態様を検出し、
    前記端末装置の表面への指示物の影を示す形状を検出し、
    前記形状が予め定められた特定の指であるか否かを判定し、
    前記形状が前記特定の指であると判定されると、前記形状の傾き方向に基づき、前記形状の傾き方向と反対側の手を、前記端末装置本体を把持する持ち手として特定すると共に、前記形状が前記特定の指でないと判定されると、前記形状の傾き方向に基づき、前記形状の傾き方向と同じ側の手を、前記持ち手として特定し、
    前記特定された前記持ち手と、前記検出された前記把持態様に対応する前記端末装置本体の各アンテナの位置とに基づき、前記持ち手と重なるアンテナを他のアンテナに切替選択する
    処理を実行させることを特徴とするアンテナ切替プログラム。
  7. 複数のアンテナを有する端末装置が、
    前記端末装置本体の把持態様を検出し、
    前記端末装置の表面への指示物の影を示す形状を検出し、
    前記形状が予め定められた特定の指であるか否かを判定し、
    前記形状が前記特定の指であると判定されると、前記形状の傾き方向に基づき、前記形状の傾き方向と反対側の手を、前記端末装置本体を把持する持ち手として特定すると共に、前記形状が前記特定の指でないと判定されると、前記形状の傾き方向に基づき、前記形状の傾き方向と同じ側の手を、前記持ち手として特定し、
    前記特定された前記持ち手と、前記検出された前記把持態様に対応する前記端末装置本体の各アンテナの位置とに基づき、前記持ち手と重なるアンテナを他のアンテナに切替選択する
    処理を実行することを特徴とするアンテナ切替方法。
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