JP6447373B2 - 回転機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流回転機の通電を制御する制御装置に関する。
従来、直流電源の直流電圧を交流電圧に変換する電力変換器を用いて交流回転機に印加する回転機駆動システムにおいて、直流電流を制限する回転機制御装置が知られている。例えば特許文献1に開示された制御装置は、直流電流の検出値と直流電流制限値との偏差から交流回転機電圧制限値を算出し、電圧を制限することで、直流電流を制限する。
特開2013−162561号公報
交流回転機の駆動システムでは、直流電流の0次成分に高次成分が重畳し、この高次成分のピーク値が直流電流のピーク値となる。特許文献1の従来技術では、直流電流のピーク値が制限値以下となるように、電圧を制限することにより、直流電流を全体的に低下させている。そのため、ピーク値の低下と共に平均電流が低下し、その結果、回転機の出力トルクが低下する。すると、例えばハイブリッド自動車の主機モータに適用される場合、ドライバビリティの低下を招くこととなる。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、回転機のトルクを低下させることなく、直流電流を適切に制限する回転機の制御装置を提供することにある。
本発明は、直流電源の直流電圧を電力変換器で交流電圧に変換し回転機に印加する回転機駆動システムに用いられ、電力変換器を操作して回転機の通電を制御する回転機の制御装置に係る発明である。
この回転機の制御装置は、電圧振幅算出部、直流電流制限判定部、電圧パルス設定部、及びゲート信号生成部を備える。
電圧振幅算出部は、少なくとも回転機のトルク指令に基づいて、電圧振幅指令を算出する。
直流電流制限判定部は、直流電源と電力変換器との間に流れる直流電流のピーク値が所定の直流電流制限値以下であるか否かを判定する。
電圧パルス設定部は、直流電流のピーク値が直流電流制限値以下となるように、各相の電気1周期あたりのON/OFF回数であるパルス数を有する電圧パルスを電圧振幅指令に基づいて設定する。
ゲート信号生成部は、電圧パルス設定部が設定した電圧パルスに基づいて、電力変換器を操作するゲート信号を生成する。
例えば電圧パルス設定部は、電力変換器に入力される電源電圧が高いほど電圧パルスのパルス数を増加させる。或いは、電圧パルス設定部は回転機のトルク、回転数、又は、電力変換器に入力される電源電圧のうち一つ以上の値に応じて、電圧パルスのパルス数を変更する。
そして、電圧パルス設定部は、直流電流のピーク値が制限値以下となるまでパルス数を増加させ電圧パルスを設定する。このとき、直流電流の平均電流は変化しない。
これにより、本発明の回転機の制御装置は、回転機のトルクを低下させることなく、直流電流を適切に制限することができる。よって、例えばハイブリッド自動車の主機モータに適用される場合、ドライバビリティの低下を回避することができる。
ところで、電圧パルスのパルス数には、電力変換器のスイッチング損失や電圧限界との関係によって限界がある。言い換えれば、電圧振幅算出部が算出した電圧振幅指令を維持しつつパルス数を増加可能な電圧パルスが存在しない場合がある。そのため、直流電流のピーク値が制限値を超えているとき、電圧パルス設定部によるパルス数の調整のみでは、直流電流のピーク値を十分に下げることができず、電圧振幅指令を下げざるを得ない場合が想定される。
そこで、本発明の回転機の制御装置は、回転機のトルクを指令トルクに追従させるように電圧位相を演算し、ゲート信号生成部に出力する電圧位相演算部をさらに有することが好ましい。ここで、回転機のトルクは、dq軸電流に基づいて推定してもよく、トルクセンサで直接検出してもよい。これにより、電圧振幅指令を下げざるを得ない場合でも、電圧位相の操作によって回転機の出力トルクを補い、要求トルクを適切に確保することができる。
本発明の第1実施形態による回転機の制御装置の制御ブロック図。 電圧振幅指令の変化率制限を説明する図。 線間電圧パルス及び各相電圧パルスでのパルス数nの定義を説明する図。 電圧パルスのパルス数と高次成分の大きさとの関係を説明する図。 正弦波PWM制御での(a)パルス数n=3、(b)n=9の電圧パルス生成を説明する図。 (a)回転数−パルス数、(b)電源電圧−パルス数の関係を示す特性図。 本発明の実施形態による直流電流制限を説明する電流波形図。 電圧位相の調整を説明するdq軸座標図。 (a)電圧位相−直流電流、(b)電圧位相−トルクの関係を示す特性図。 本発明の第1実施形態による電圧パルス設定のフローチャート。 本発明の第2実施形態による回転機の制御装置の制御ブロック図。 高次成分の周期に対する電圧位相の演算タイミングを説明する図。 本発明の第2実施形態による電圧パルス設定のフローチャート。 本発明の第3実施形態による回転機の制御装置の制御ブロック図。 過変調PWM制御での(a)パルス数n=3、(b)n=9の電圧パルス生成を説明する図。 従来技術による直流電流制限を説明する電流波形図。
以下、本発明の実施形態による回転機の制御装置を図面に基づいて説明する。複数の実施形態において実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
この回転機の制御装置は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車の主機モータの制御装置として適用される。以下の実施形態の説明では、特許請求の範囲の「回転機」に相当する部分を「モータ」と記す。また、「本実施形態」とは、第1〜第3実施形態を包括していう。
(第1実施形態)
第1実施形態による回転機の制御装置について、図1〜図10を参照して説明する。
図1に示すモータ駆動システム90は、「直流電源」としてのバッテリ50、直流電流センサ55、「電力変換器」としてのインバータ60、及び、交流電力によって駆動されるモータ80等を備える。モータ駆動システム90に適用されるモータ制御装置101は、インバータ60を操作してモータ80の通電を制御する。
モータ80は、例えば永久磁石式同期型の三相交流電動機であり、典型的には力行及び回生動作可能なモータジェネレータである。
インバータ60には、バッテリ50から電源電圧Vdcが入力される。インバータ60は、上下アームの複数のスイッチング素子がブリッジ接続されており、スイッチング素子のスイッチング動作により直流電圧を交流電圧に変換し、モータ80の巻線に印加する。インバータ60の構成は周知であるため、図示及び詳細な説明を省略する。
インバータ60からモータ80へ接続される電力線には、相電流を検出する電流センサ71、72が設けられている。
回転角センサ85は、モータ80の回転角を検出し電気角θeとして出力する。電気角θeは、モータ制御装置101でベクトル制御の座標変換演算に用いられる。また、微分器86で電気角θeが時間微分され、電気角速度ω[deg/s]が算出される。電気角速度ωは比例定数を乗じることにより回転数N[rpm]に換算されるため、本明細書では「電気角速度ωを換算した回転数」を省略して「回転数ω」という。
直流電流センサ55は、バッテリ50とインバータ60との間に流れる直流電流Idcを検出する。
ここで、特許文献1(特開2013−162561号公報)に開示されているように、直流電流Idcが所定の制限値以上になると、給電経路上の発熱、電子部品の破壊、バッテリの劣化等の問題を引き起こすおそれがある。そこで特許文献1の従来技術では、直流電流の検出値と直流電流制限値との偏差から交流回転機電圧制限値を算出し、電圧を制限することで、直流電流を制限する。
従来技術による直流電流制限について、図16を参照して説明する。ここで、制御対象のモータは三相交流モータであるとする。図16の横軸に示す電気1周期Teは、相電流1次成分の周期に相当する。
三相交流モータの駆動システムでは、直流電流の0次成分に、相電流1次成分の6倍の周波数を有する6次成分等の高次成分が重畳する。つまり、直流電流には、電気数周期にわたって一定である0次成分の他、周期的に変動する6次成分等の高次成分が含まれる。この高次成分のピーク値が直流電流のピーク値Idc_pとなる。
特許文献1の従来技術では、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim以下となるように電圧を制限することで、直流電流を全体的に低下させている。そのため、ピーク値Idc_pが低下すると共に平均電流Idc_avrが低下し、その結果、モータの出力トルクが低下する。すると、例えばハイブリッド自動車の主機モータに適用される場合、ドライバビリティの低下を招くこととなる。
この課題に対し、本実施形態では、モータ80の出力トルクを低下させることなく直流電流のピーク値Idc_pを適切に低減することを目的とする。そこで、直流電流のピーク値Idc_pは高次成分のピーク値であるため、高次成分の振幅を抑制すれば、直流電流Idcの平均電流Idc_avrを維持しつつピーク値Idc_pを下げられることに着目する。そして、直流電流Idcに含まれる高次成分は、モータ80の相電流に重畳する高次成分に関係する。したがって、モータ80に印加される電圧の高次成分を減らすことにより、直流電流Idcに含まれる高次成分の低減を図ることができる。
続いて、上記課題を解決するためのモータ制御装置101の具体的な構成について説明する。モータ制御装置101は、直流電流Idcを制限しつつ電圧パルスを生成する構成として、電圧振幅算出部13、直流電流制限判定部15、電圧パルス設定部16、電源電圧検出部17、及びゲート信号生成部18を備えている。
また、第1実施形態のモータ制御装置101は、トルクフィードバック制御特有の構成として、dq変換部34、トルク推定部35、減算器36及び制御器37を備えている。
電圧振幅算出部13は、モータ80の回転数ω、及び、車両制御装置等から入力されるトルク指令T*に基づいて電圧振幅指令Vampを算出する。
ここで、連続する制御タイミングにおける電圧振幅指令Vampの変化率制限について図2を参照する。図2の横軸は、制御周期ΔTcで連続する制御タイミングt0〜t3を示し、縦軸は、各制御タイミングで算出される電圧振幅指令Vampの値を示す。
直流電流Idcが制限値Idc_limを超えないようにする観点から、電圧振幅指令Vampを急激に増加させることは好ましくない。そこで、電圧振幅算出部13は、電圧振幅指令Vampを増加させる場合の変化率に上限を設定する。この上限変化率は、同じタイミングで入力されるトルク指令T*の変化率以下に設定されることが好ましい。
制御タイミングt1における前回タイミングt0からの電圧振幅指令変化率Rv1は、式(1.1)で表される。同様に、制御タイミングt2、t3における前回タイミングt1、t2からの変化率Rv2、Rv3は、式(1.2)、(1.3)で表される。
Rv1=(Vamp(t1)−Vamp(t0))/ΔTc ・・・(1.1)
Rv2=(Vamp(t2)−Vamp(t1))/ΔTc ・・・(1.2)
Rv3=(Vamp(t3)−Vamp(t2))/ΔTc ・・・(1.3)
変化率Rv1は、破線で示す上限変化率よりも小さく、変化率Rv2は、上限変化率と同等である。したがって、算出された電圧振幅指令Vamp(t1)、Vamp(t2)はそのまま出力される。一方、変化率Rv3は、上限変化率を上回っているため、算出された電圧振幅指令Vamp(t3)は、上限値Vamp(t3)_limに制限されてから出力される。
なお、電圧振幅指令Vampが減少する場合は、変化率を制限する必要はない。
直流電流制限判定部15は、直流電流センサ55が検出した直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim(図7参照)以下であるか否かを判定する。
電圧パルス設定部16は、電圧振幅指令Vampに基づいて、電圧パルスを設定する。電圧パルスのパルス数nは、各相の電気1周期あたりのON/OFF回数で定義される。
図3に、U−V相線間電圧パルスと、それに対応するU相、V相の上アームのスイッチング素子(図中「SW素子」)のパルスとの「パルス数n=7」の例を示す。各相パルスでは、電気1周期、すなわち電気角360[deg]の範囲に立ち上がりエッジ(ON)と立ち下がりエッジ(OFF)とが7回ずつ存在する。ONとOFFとの1往復をパルス1回と数えると、このパルス数は7である。また、線間電圧パルスでは、電気(1/2)周期、すなわち電気角180[deg]範囲のON/OFF回数がパルス数に相当する。このように、各相パルスと線間電圧パルスとは相互に対応する。
電圧パルス設定部16は、直流電流制限判定部15による判定結果、モータ80の回転数ω、及び、電源電圧検出部17によって検出された電源電圧Vdcを取得する。
直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_limを超えているとき、電圧パルス設定部16は、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim以下となるようにパルス数を変更し、電圧パルスを設定する。
電圧パルスのパルス数と高次成分の大きさとの関係について、図4を参照する。図4の左側ほどパルス数が小さく、右側ほどパルス数が大きい。また、一段目は、電圧振幅指令Vampが基準電圧V0のときを示し、二段目は、電圧振幅指令Vampが基準電圧V0の0.9倍のときを示す。電圧振幅指令Vampが小さくなるほど、各パルスの幅(ON期間)が小さくなる。
PWM変調ベースで考えると、モータ80に印加される電圧波形は、パルス数が大きくなるほど正弦波に近くなり、重畳する高次成分の振幅比は小さくなる。また、パルス数が小さくなるほど矩形波に近くなり、重畳する高次成分の振幅比は大きくなる。これより、パルス数を増加させれば、モータ80に印加される電圧の高次成分を減らすことができ、その結果、直流電流Idcに含まれる高次成分を減らすことができる。
ただし、必要以上にパルス数を増加させるとスイッチング損失が増大することとなる。そこで、電圧パルス設定部16は、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim以下となるまでパルス数を増加させ、それ以上にはパルス数を増加させない。
PWM変調ベースでの電圧パルスの生成法について、図5を参照する。図5には、正弦波PWM制御での(a)パルス数n=3、(b)パルス数n=9の例を示す。電圧パルスは、電圧指令とキャリア(三角波)との大小比較により生成される。そこで、電気1周期あたりのキャリア数を変更すれば、パルス数nを調整可能である。
図5(a)、(b)に示すように、パルス数nを奇数に設定し、且つ、キャリアの山又は谷のタイミングを電圧指令が最大及び最小となる電気角θeに同期させると、電圧パルスを対称に生成することができる。さらに、図5(b)に示すように、パルス数nを3の倍数に設定することにより、三相の相間対称性を確保することができる。
また、電圧パルス設定部16は、モータ80の動作条件であるモータ回転数ω又は電源電圧Vdcの少なくとも一方に応じて、電圧パルスのパルス数nを変更してもよい。
モータ回転数ωが小さいほど、すなわち低回転であるほど、電気1周期が長くなり高次成分の影響が相対的に大きくなる。そこで、図6(a)に示すように、モータ回転数ωが小さいほど、パルス数nを増加させることが好ましい。
また、電源電圧Vdcが高いほど、直流電流Idcの高次成分の値が大きくなり、制限値Idc_limまでの余裕が小さくなる。そこで、図6(b)に示すように、電源電圧Vdcが高いほど、パルス数nを増加させることが好ましい。
なお、図6(a)、(b)の特性線は相関の方向のみを示すものであり、線形、反比例形等の具体的な特性プロファイルは、図示の例に限らない。
ゲート信号生成部18は、電圧パルス設定部16で設定された電圧パルス、制御器37で算出された電圧位相Vθ、及び、回転角センサ85からの電気角θeを取得する。
ゲート信号生成部18は、電圧パルスの電圧振幅指令Vamp、及び電圧位相Vθに基づいて、PWM制御等により、インバータ60を操作するゲート信号を生成する。このとき、ゲート信号生成部18は、電気角θeを用いて、電圧指令を三相指令値に座標変換する。ゲート信号は、各相上下アームのスイッチング素子に対応するUH、UL、VH、VL、WH、WLの6信号からなる。各スイッチング素子は、ゲート信号に従って、ON/OFF動作する。
このゲート信号に基づき、インバータ60のスイッチング素子がスイッチング動作し、直流電力を三相交流電力に変換する。そして、インバータ60が所望の三相交流電圧Vu、Vv、Vwをモータ80に印加することにより、トルク指令T*に応じたトルクを出力するようにモータ80の駆動が制御される。
ここまでに説明した構成により実現される本実施形態の直流電流制限について、図7を参照する。図7は、従来技術の図16に対応する。図7(a)に示すように、電圧パルスのパルス数nが相対的に小さいとき、直流電流Idcに含まれる6次成分により、ピーク値Idc_pが制限値Idc_limを超えている。
そこで、電圧パルス設定部16は、図7(b)に示すように、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim以下となるまでパルス数nを増加させる。このとき、直流電流の平均電流Idc_avrは変化しない。
これにより、第1実施形態の効果[1]として、モータ80のトルクを低下させることなく、直流電流Idcを適切に制限することができる。よって、ハイブリッド自動車の主機モータに適用される場合、ドライバビリティの低下を回避することができる。
続いて、トルクフィードバック制御特有の構成について説明する。
dq変換部34は、電流センサ71、72から相電流検出値を取得する。本実施形態では、V相、W相に設けられた電流センサ71、72からV相電流Iv及びW相電流Iwの検出値が入力され、残るU相の電流Iuをキルヒホッフの法則に基づいて推定している。他の実施形態では、どの二相の電流を検出してもよく、三相の電流を検出してもよい。或いは、一相の電流検出値に基づいて他の二相の電流を推定する技術を採用してもよい。
dq変換部34は、電気角θeを用いて、三相電流検出値Iu、Iv、Iwをdq軸電流Id、Iqにdq変換する。
トルク推定部35は、dq軸電流Id、Iq及び回路定数に基づき、式(2)を用いて推定トルクT_estを算出し、トルク指令T*に対してフィードバックする。
T_est=pm×{Iq×φα+(Ld−Lq)×Id×Iq}・・・(2)
ただし、
pm:電動機の極対数
φα:永久磁石の電機子鎖交磁束
Ld、Lq:d軸インダクタンス、q軸インダクタンス
減算器36は、トルク推定部35が算出した推定トルクT_estをトルク指令T*から減算してトルク偏差を算出する。
「電圧位相演算部」としての制御器37は、トルク偏差をゼロに収束させるように、PI制御演算等によって電圧位相Vθを算出する。こうして第1実施形態では、モータ80の出力トルクがトルク指令T*と一致するように算出された電圧位相Vθがゲート信号生成部18に入力される。
ところで、電圧パルスのパルス数nには、インバータ60のスイッチング損失や電圧限界との関係によって限界がある。言い換えれば、電圧振幅算出部13が算出した電圧振幅指令Vampを維持しつつパルス数nを増加可能な電圧パルスが存在しない場合がある。
そのため、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_limを超えているとき、電圧パルス設定部16によるパルス数nの調整のみでは、直流電流のピーク値Idc_pを十分に下げることができず、電圧振幅指令Vampを低下させざるを得ない場合が想定される。
そのような場合、第1実施形態のモータ制御装置101は、要求トルクに対して不足するモータ80の出力トルクを電圧位相Vθの操作によって補うことを特徴とする。この作用について、図8、図9を参照して説明する。
図8に示すdq軸電流座標において、上記の式(2)に基づく等トルクラインは、dq軸電流Id、Iqの関数として規定される。また、位相操作前の電圧指令をV* 1、位相操作後の電圧指令をV* 2とすると、電圧指令ベクトルV* 1、V* 2と対応する電流指令ベクトルI* 1、I* 2の振幅Iamp1、Iamp2が同心の楕円で表される。
電流指令ベクトルI* 2は、電流指令ベクトルI* 1に対し位相が進角している。また、電流指令ベクトルI* 1、I* 2の終点は等トルクライン上に位置している。
電圧指令ベクトルについて言うと、電圧指令ベクトルV* 1からV* 2に電圧位相Vθを進角させることにより、電圧振幅指令をVamp1からVamp2に低下させつつ、出力トルクを同等に維持することができる。
図9に、電圧位相Vθと(a)直流電流Idc、(b)トルクTとの関係を示す。位相操作前の「パルス1」の電圧振幅指令をVamp1、電圧位相をθ1とする。また、位相操作後の「パルス2」の電圧振幅指令をVamp2(<Vamp1)、電圧位相をθ2(>θ1)とする。
図9(a)において、パルス1による直流電流Idc1、パルス2による直流電流Idc2、及び直流電流制限値Idc_limの関係は、式(3.1)で示される。
Idc2≦Idc_lim<Idc1 ・・・(3.1)
図9(b)において、パルス1による出力トルクT1とパルス2による出力トルクT2との関係は、式(3.2)で示される。
2=T1 ・・・(3.2)
また、図9(a)より、電圧位相Vθの進角限界値θMAXは、直流電流制限値Idc_limに基づいて決定される。
このように、第1実施形態では、モータ80の出力トルクをトルク指令T*に追従させるように電圧位相Vθを演算する。これにより、第1実施形態の効果[2]として、電圧振幅指令Vampを下げざるを得ない場合でも、電圧位相Vθの操作によってモータ80の出力トルクを補い、要求トルクを適切に確保することができる。
次に、第1実施形態のモータ制御装置101による電圧パルス設定ルーチンについて、図10のフローチャートを参照して説明する。このルーチンは例えば電気1周期毎に繰り返し実行される。以下のフローチャートの説明で記号「S」はステップを意味する。
S01では、電圧パルス設定部16は、電圧振幅算出部13で算出された電圧振幅指令Vampに基づき電圧パルスを初期設定する。S02では、直流電流センサ55が直流電流Idcを検出し、その検出値を直流電流制限判定部15が取得する。
S03では、直流電流制限判定部15は、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim以下であるか否か判定する。直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_limを超えていると判定されたとき(S03:NO)、電圧パルス設定部16は、パルス数nを増加させた電圧パルスを再設定する(S04)。そして、直流電流センサ55により再び直流電流Idcを検出する(S02)。
直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_lim以下のとき(S03:YES)、次にS09では、モータ80が要求トルク以上のトルクを出力可能であるか判定する。図1の構成では、トルク推定部35が算出した推定トルクT_estをトルク指令T*と比較する。モータ80が要求トルク以上のトルクを出力可能ならば(S09:YES)、そのとき設定されている電圧パルスを採用する。一方、モータ80の出力トルクが要求トルクに満たない場合(S09:NO)、制御器37により、要求トルクを満足するように電圧位相Vθを操作する(図8、図9参照)。
(第2実施形態)
第2実施形態による回転機の制御装置について、図11〜図13を参照して説明する。
第2実施形態のモータ制御装置102は、第1実施形態の構成に加え、高次成分抽出部25、減算器26、制御器27、及び減算器28をさらに有している。
高次成分抽出部25は、直流電流の0次成分に重畳した高次成分Idc_hをハイパスフィルタ、バンドパスフィルタ等によって抽出する。図7に示すように、三相交流モータ80を駆動するシステムにおける主な高次成分は、相電流1次成分の6倍の周波数を有する6次成分である。なお、6次成分の他に、12次、18次等の高次成分も含まれるが、ピーク値Idc_pを低減させる目的からは6次成分を抽出すれば十分である。
減算器26は、抽出した高次成分Idc_hと直流電流センサ55のゼロ点との差分を算出する。制御器27は、高次成分Idc_hとゼロ点との差分に応じて、電圧位相補正量Vθ_compを算出する。直流電流制限判定部15によって、直流電流のピーク値Idc_pが直流電流制限値Idc_limを超えたと判定されたとき、電圧位相補正量Vθ_compは減算器28に出力される。
減算器28は、制御器37が算出した電圧位相Vθから電圧位相補正量Vθ_compを減算し、ゲート信号生成部18に出力する。この補正量Vθ_compの減算による電圧位相Vθの操作は、高次成分である6次成分の周期、すなわち、電気1周期の6分の1の周期に対しk分の1(kは自然数)の周期で実行される。
図12に、高次成分の1周期を4分割した演算タイミングで電圧位相Vθを操作する例を示す。このように、高次成分の周期に対しk分の1の周期で電圧位相Vθを操作することにより、高次成分を適切に相殺する方向に電圧位相Vθを操作することができる。
図13に示すフローチャートでは、図10に対し、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_limを超えていると判定されたとき(S03:NO)、電圧パルス再設定(S04)に代えて、S05〜S08を実行する点が異なる。
S05では、高次成分抽出部25にて、直流電流Idcに含まれる高次成分Idc_hをハイパスフィルタで抽出する。S06では、減算器26にて、抽出した高次成分Idc_hと直流電流センサ55のゼロ点との差分を算出する。
S07では、制御器27にて、高次成分Idc_hとゼロ点との差分に応じて電圧位相補正量Vθ_compを算出する。S08では、減算器28にて、電圧位相Vθから電圧位相補正量Vθ_compを減算する。
このように第2実施形態では、第1実施形態の作用効果に加え、更に、直流電流のピーク値Idc_pが制限値Idc_limを超えたとき、高次成分の周期に対しk分の1の周期で電圧位相補正量Vθ_compを減算することにより電圧位相Vθを操作する。これにより、直流電流Idcに含まれる高次成分を適切に減らし、直流電流Idcを制限することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態による回転機の制御装置について、図14を参照して説明する。
第3実施形態のモータ制御装置103は、電流フィードバック制御方式の制御装置である。第1実施形態と異なる構成として、電流指令演算部31、減算器32、制御器33、電圧振幅位相算出部14を有している。一方、第1実施形態が有するトルク推定部35、減算器36を有していない、
また、第1実施形態では、電圧振幅算出部13が電圧振幅指令Vampを算出し、「電圧位相演算部」としての制御器37が電圧位相Vθを算出するのに対し、第3実施形態の電圧振幅位相算出部14は、電圧振幅指令Vamp及び電圧位相Vθの両方を算出する。第3実施形態の電圧振幅位相算出部14は、特許請求の範囲に記載の「電圧振幅算出部」に相当する。
電流指令演算部31は、車両制御装置等から取得したトルク指令T*に基づき、マップや数式等を用いてdq軸電流指令値Id*、Iq*を演算する。
減算器32は、dq変換部34からフィードバックされるdq軸電流Id、Iqをdq軸電流指令値Id*、Iq*から減算してdq軸電流偏差を算出する。
制御器33は、dq軸電流偏差をゼロに収束させるように、PI制御演算等によってdq軸電圧指令値Vd*、Vq*を演算する。
電圧振幅位相算出部14は、dq軸電圧指令値Vd*、Vq*に基づき、電圧指令ベクトルの振幅Vamp及び位相Vθを算出する。+Vd軸を基準とし反時計回り方向に電圧位相Vθを定義すると、電圧位相Vθ[deg]は、Vd*、Vq*の正負に応じて次式(4.1)〜(4.3)により算出される。
[Vd*>0、Vq*≧0] Vθ=arctan(Vq*/Vd*)・・・(4.1)
[Vd*<0] Vθ=arctan(Vq*/Vd*)+180 ・・・(4.2)
[Vd*>0、Vq*<0] Vθ=arctan(Vq*/Vd*)+360
・・・(4.3)
電圧振幅指令Vampは電圧パルス設定部16に出力され、電圧位相Vθはゲート信号生成部18に出力される。それ以降は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態による電圧パルスの設定は、要求トルクを満足するように電圧位相Vθを操作する点を除き、第1実施形態と同様である。すなわち、図10にてS01からS04までのステップが実行される。したがって、第1実施形態の効果[1]を共通に奏する。
(その他の実施形態)
(ア)電圧パルス設定部16による電圧パルス生成法として、図5では、正弦波PWM制御における電圧指令とキャリアとの比較による方法を示している。この方法は、正弦波PWM制御に限らず、図15に示す過変調PWM制御や矩形波制御にも適用可能である。
また、キャリア比較による電圧パルス生成法の他、各パルスのエッジタイミング及びパルス幅(ON期間)を規定したパルスパターンを予め複数種類記憶しておき、モータ80の動作条件に応じて最適なパルスパターンを選択する等の方法を採用してもよい。
(イ)上述の通り、電圧パルス設定部16は、モータ80のトルクT、回転数ω、又は電源電圧Vdcのうち一つ以上の値に応じて、電圧パルスのパルス数nを設定する。これらのトルクT、回転数ω、電源電圧Vdcの情報は、上記実施形態で例示した構成で取得されるものに限らず、以下のように取得される代替値を用いてもよい。
[トルクT]
dq軸電流から算出する推定トルクに代えて、トルクセンサでモータトルクを直接検出してもよい。また、電流振幅から、おおよそのトルクを推定してもよい。
[回転数ω]
ハイブリッド自動車では、エンジン回転数や車軸(車輪又はドライブシャフト)の回転数等、モータ80の回転が伝達される各部の回転数を取得し、ギア比を用いてモータ回転数ωに換算してもよい。
[電源電圧Vdc]
バッテリ50のSOC(充電率)から換算してもよい。また、バッテリ50の放電能力は「出力可能な電流の総量」であるため、入出力される直流電流Idcの積算値に基づいて、現在の電源電圧Vdcを推定することができる。
(ウ)本発明は、バッテリ50とインバータ60との間にDCDCコンバータを備えるシステムに適用されてもよい。例えば昇圧コンバータが用いられる場合、インバータ60に入力される昇圧電圧を「電源電圧」とみなせばよい。
(エ)本発明の制御対象とする回転機は、三相回転機に限らず、四相以上の多相回転機であってもよい。p相の回転機に適用される場合、相間での対称性を担保するため、パルス数nはpの倍数とすることが好ましい。
(オ)本発明は、ハイブリッド自動車や電気自動車の主機モータとして使用される回転機以外に、車両の補機用モータや、車両以外の昇降機、一般機械等に用いられる回転機に適用されてもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
101、102、103・・・モータ制御装置(回転機の制御装置)、
13、14・・・電圧振幅算出部、
15・・・直流電流制限判定部、
16・・・電圧パルス設定部、
18・・・ゲート信号生成部、
37・・・制御器(電圧位相演算部)、
50・・・バッテリ(直流電源)、
60・・・インバータ(電力変換器)、
80・・・モータ(回転機)、
90・・・モータ駆動システム(回転機駆動システム)。

Claims (12)

  1. 直流電源(50)の直流電圧を電力変換器(60)で交流電圧に変換し回転機(80)に印加する回転機駆動システム(90)に用いられ、前記電力変換器を操作して前記回転機の通電を制御する回転機の制御装置であって、
    少なくとも前記回転機のトルク指令に基づいて電圧振幅指令を算出する電圧振幅算出部(13、14)と、
    前記直流電源と前記電力変換器との間に流れる直流電流のピーク値が所定の直流電流制限値以下であるか否かを判定する直流電流制限判定部(15)と、
    直流電流のピーク値が前記直流電流制限値以下となるように、各相の電気1周期あたりのON/OFF回数であるパルス数を有する電圧パルスを前記電圧振幅指令に基づいて設定する電圧パルス設定部(16)と、
    前記電圧パルス設定部が設定した前記電圧パルスに基づいて、前記電力変換器を操作するゲート信号を生成するゲート信号生成部(18)と、
    を備え
    前記電圧パルス設定部は、前記電力変換器に入力される電源電圧が高いほど前記電圧パルスのパルス数を増加させることを特徴とする回転機の制御装置。
  2. 前記電圧パルス設定部は、前記回転機の回転数が小さいほど前記電圧パルスのパルス数を増加させることを特徴とする請求項に記載の回転機の制御装置。
  3. 直流電源(50)の直流電圧を電力変換器(60)で交流電圧に変換し回転機(80)に印加する回転機駆動システム(90)に用いられ、前記電力変換器を操作して前記回転機の通電を制御する回転機の制御装置であって、
    少なくとも前記回転機のトルク指令に基づいて電圧振幅指令を算出する電圧振幅算出部(13、14)と、
    前記直流電源と前記電力変換器との間に流れる直流電流のピーク値が所定の直流電流制限値以下であるか否かを判定する直流電流制限判定部(15)と、
    直流電流のピーク値が前記直流電流制限値以下となるように、各相の電気1周期あたりのON/OFF回数であるパルス数を有する電圧パルスを前記電圧振幅指令に基づいて設定する電圧パルス設定部(16)と、
    前記電圧パルス設定部が設定した前記電圧パルスに基づいて、前記電力変換器を操作するゲート信号を生成するゲート信号生成部(18)と、
    前記回転機のトルクをトルク指令に追従させるように電圧位相(Vθ)を演算し、前記ゲート信号生成部に出力する電圧位相演算部(37)と、
    を備え
    前記電圧位相の進角限界値は、前記直流電流制限値に基づいて決定されることを特徴とする回転機の制御装置。
  4. 直流電源(50)の直流電圧を電力変換器(60)で交流電圧に変換し回転機(80)に印加する回転機駆動システム(90)に用いられ、前記電力変換器を操作して前記回転機の通電を制御する回転機の制御装置であって、
    少なくとも前記回転機のトルク指令に基づいて電圧振幅指令を算出する電圧振幅算出部(13、14)と、
    前記直流電源と前記電力変換器との間に流れる直流電流のピーク値が所定の直流電流制限値以下であるか否かを判定する直流電流制限判定部(15)と、
    直流電流のピーク値が前記直流電流制限値以下となるように、各相の電気1周期あたりのON/OFF回数であるパルス数を有する電圧パルスを前記電圧振幅指令に基づいて設定する電圧パルス設定部(16)と、
    前記電圧パルス設定部が設定した前記電圧パルスに基づいて、前記電力変換器を操作するゲート信号を生成するゲート信号生成部(18)と、
    を備え
    前記電圧振幅算出部は、前記電圧振幅指令を増加させる場合の変更率に上限を設定することを特徴とする回転機の制御装置。
  5. 前記電圧振幅指令の上限変化率は、トルク指令の変化率以下に設定されることを特徴とする請求項に記載の回転機の制御装置。
  6. 前記電圧パルス設定部は、前記回転機のトルク、回転数、又は、前記電力変換器に入力される電源電圧のうち一つ以上の値に応じて、前記電圧パルスのパルス数を変更することを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の回転機の制御装置。
  7. 前記電圧パルス設定部は、前記回転機の回転数が小さいほど前記電圧パルスのパルス数を増加させることを特徴とする請求項に記載の回転機の制御装置。
  8. 前記電圧パルス設定部は、前記電源電圧が高いほど前記電圧パルスのパルス数を増加させることを特徴とする請求項またはに記載の回転機の制御装置。
  9. 前記電圧パルス設定部は、前記電圧パルスのパルス数を奇数に設定することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の回転機の制御装置。
  10. 直流電流に含まれる高次成分を解析する高次成分抽出部(25)をさらに有し、
    前記直流電流制限判定部によって直流電流のピーク値が前記直流電流制限値を超えていると判定されたとき、
    前記高次成分抽出部は、抽出した前記高次成分に応じて電圧位相を操作することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の回転機の制御装置。
  11. 前記高次成分抽出部は、前記高次成分の周期に対しk分の1の周期(kは自然数)で電圧位相を操作することを特徴とする請求項10に記載の回転機の制御装置。
  12. 前記回転機は三相交流回転機であり、
    前記高次成分は6次成分であることを特徴とする請求項10または11に記載の回転機の制御装置。
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