JP6447343B2 - シール貼付治具及びシール貼付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シール貼付治具及びシール貼付方法に関する。
従来より、開口を塞ぐカバー(ワーク)について、シール部材を用いて密閉性を確保することが行われている。例えば、特許文献1に記載の技術では、カウルトップパネル(取付対象)に設けられた開口を閉塞するカバーにおいて、カバーにシール部材を貼り付けた後、当該カバーをカウルトップパネルに取り付けることで、開口の周囲にシール部材を配置し、カウルトップパネルとカバーとの間に隙間ができないようにしている。
特開平07−190198号公報
上記のようにワークに対してシール部材を貼り付ける際には、ワークにおける所定の位置(貼付領域)にシール部材を精度良く貼り付ける必要がある。このために、例えば、シール部材の貼付位置を規制するための治具をワークに取り付け、その状態でシール部材を貼り付けることが考えられる。しかしながら、シール部材を貼り付ける際に誤って治具にシール部材を接触させてしまうと、シール部材が治具に貼り付いてしまうことから、貼付作業の作業性が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、シール部材の貼付精度を向上しつつ、貼付作業の作業性を確保することができるシール貼付治具及びシール貼付方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るシール貼付治具は、ワークにおける所定の貼付領域にシール部材を貼り付ける際に用いられるシール貼付治具であって、貼付領域に対応した形状の開口が設けられた本体部と、ワークに対して本体部を位置決めするための位置決め部と、を備え、本体部において、少なくとも開口の一方端の周縁部には、シール部材に対する非付着処理部が設けられている。
このシール貼付治具を用いてワークにシール部材を貼り付ける場合、ワークの貼付領域を本体部の開口に合わせ、位置決め部によってワークに対してシール貼付治具の本体部を位置決めすることができる。そして、開口の一方端側からシール部材を開口に挿入して開口の内周面に沿わせることにより、ワークにおける貼付領域にシール部材を貼り付けることができる。これにより、シール部材を所定の貼付領域に精度よく貼り付けることができる。したがって、このシール貼付治具によれば、シール部材の貼付精度を向上することが可能となる。また、非付着処理部が開口の一方端の周縁部に設けられているので、シール部材を貼り付ける際に誤って当該周縁部にシール部材を接触させてしまった場合に、シール部材が当該周縁部に貼り付いてしまうことを抑制することができる。よって、このシール貼付治具によれば、シール部材の貼付精度を向上しつつ、貼付作業の作業性を確保することが可能となる。
また、ワークには、ワークを取付対象に取り付けるための取付孔が設けられており、位置決め部は、ワークの貼付領域を本体部の開口に合わせたときの取付孔の位置に対応するように設けられた位置決め孔と、取付孔及び位置決め孔に挿入される位置決めピンと、を含んで構成されていてもよい。この場合、シール貼付治具の位置決めのための構成をワークに設ける必要がないので、ワークの構造の複雑化を抑制することができると共に、コストを低減することができる。また、ワークにおいて取付対象に対する取付位置の基準となる取付孔をシール貼付治具の位置決めに用いることから、シール貼付治具の取付精度を向上することができ、ひいてはシール部材の貼付精度を向上することができる。
また、非付着処理部は、開口の内周面において、一方端側に更に設けられていてもよい。このように構成すれば、シール部材を貼り付ける際に誤って開口の内周面にシール部材を接触させてしまった場合に、シール部材が開口の内周面に貼り付いてしまうことを抑制することができ、貼付作業の作業性を向上することができる。特に、シール部材を貼り付ける際には、開口の内周面における一方端側にシール部材が接触し易い。この点、このシール貼付治具では、開口の内周面における一方端側に非付着処理部が設けられていることから、シール部材が開口の内周面に貼り付いてしまうことを効果的に抑制することができる。
また、開口の一方端の周縁部における非付着処理部と、開口の内周面における非付着処理部とが連続していてもよい。この場合、シール部材を貼り付ける際にシール部材が開口の一方端の周縁部又は開口の内周面に貼り付いてしまうことを効果的に抑制することができ、貼付作業の作業性を向上することができる。
本発明の一側面に係るシール貼付方法は、ワークにおける所定の貼付領域にシール部材を貼り付けるシール貼付方法であって、上記シール貼付治具を用い、ワークの貼付領域を本体部の開口に合わせ、位置決め部によってワークに対してシール貼付治具の本体部を位置決めする工程と、開口の一方端側からシール部材を開口に挿入して開口の内周面に沿わせることにより、ワークにおける貼付領域にシール部材を貼り付ける工程と、を含む。
このシール貼付方法では、ワークの貼付領域を本体部の開口に合わせ、位置決め部によってワークに対してシール貼付治具の本体部を位置決めする。そして、開口の一方端側からシール部材を開口に挿入して開口の内周面に沿わせることにより、ワークにおける貼付領域にシール部材を貼り付ける。これにより、シール部材を所定の貼付領域に精度よく貼り付けることができる。したがって、このシール貼付方法によれば、シール部材の貼付精度を向上することが可能となる。また、非付着処理部が開口の周縁部に設けられているので、シール部材を貼り付ける際に誤って開口の一方端の周縁部にシール部材を接触させてしまった場合に、シール部材が当該周縁部に貼り付いてしまうことを抑制することができる。よって、このシール貼付方法によれば、シール部材の貼付精度を向上しつつ、貼付作業の作業性を確保することが可能となる。
本発明によれば、シール部材の貼付精度を向上しつつ、貼付作業の作業性を確保することができるシール貼付治具及びシール貼付方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るシール貼付治具を用いてシール部材が貼り付けられるワーク、当該シール部材、及び当該ワークが取り付けられる取付対象を含んで構成される電池パックの概略的な分解斜視図である。 図1のワーク及びシール部材の概略的な分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るシール貼付治具の概略斜視図である。 図3のIV−IV線に沿う概略断面図である。 ワークにおけるシール部材の被取付部をシール貼付治具の開口に挿通させた状態の概略斜視図である。 図5の状態から被取付部の周縁部に対してシール部材を貼り付けた状態の概略斜視図である。 図6のVII−VII線に沿う概略断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態を詳細に説明する。図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシール貼付治具を用いてシール部材が貼り付けられるワーク(本実施形態では取付部品)、当該シール部材、及び当該ワークが取り付けられる取付対象を含んで構成される電池パックの概略的な分解斜視図である。図1に示されるように、電池パック1は、筐体10(取付対象)、ワーク20、及びシール部材40を含んで構成されている。電池パック1は、例えばローリフトトラックといったフォークリフトのバッテリーとして用いられる装置であり、フォークリフトに設けられた所定のバッテリー収容部に収容される。
筐体10は、例えば、金属により、バッテリー収容部の形状に応じた箱状に形成されている。筐体10には、複数の電池モジュールが収容されている。電池モジュールは、電池セルの配列体を含んで構成され、筐体10の内部において筐体10の壁部に固定されている。電池セルは、例えばリチウムイオン二次電池等の二次電池である。
筐体10の壁部12には、ワーク20の後述する突出部26が挿通される取付開口14が設けられている。取付開口14は、突出部26の外形に対応した形状(この例では、長方形状)を有している。壁部12において、取付開口14の周縁部には、ワーク20を取り付けるための複数(この例では、4つ)のボルト孔16が設けられている。この例では、複数のボルト孔16は、取付開口14の4つの角部それぞれの近傍に配置されている。ボルト孔16には、後述する固定ボルト30が螺合される。
ワーク20は、取付開口14を塞ぐように壁部12に取り付けられ、例えば、フォークリフト側と電池パック1側とを接続する配線(例えば、電源線又は信号線等)の接続口を構成する。ワーク20は、例えば樹脂により形成されている。ワーク20は、図2に示されるように、長方形平板状のベース部22と、ベース部22の取付面24から突出する略長方形柱状の突出部26(被取付部)と、を有している。ワーク20は、図1に示されるように、突出部26が取付開口14に挿通されるように、取付面24側から壁部12に取り付けられる。ベース部22には、突出部26を取付開口14に挿通させたときのボルト孔16の位置に対応する位置に、複数(この例では、4つ)の取付孔28が設けられている。ワーク20は、取付孔28に挿通された固定ボルト30がボルト孔16に螺合することで、壁部12に固定される。
突出部26は、ベース部22の取付面24の中央部に設けられている。突出部26には、円柱状の2つの凹部32が設けられている。各凹部32の底面には、ベース部22を貫通する開口34が設けられている。この凹部32及び開口34は、例えば、電池セルより供給される電流を、フォークリフトの駆動源(モータ)に供給するケーブル及びコネクタを通す通路となる。
シール部材40は、電池パック1の内部に水等が浸入することを防止するための部材である。シール部材40は、電池パック1の防水性を確保するために、壁部12とワーク20との間に配置される。シール部材40は、例えば樹脂により長方形環状に形成され、可撓性を有している。シール部材40は、例えばエプトシーラー(登録商標)により構成されている。シール部材40の一方面(図2における下面)の全面には、両面テープ等の接着材が設けられている。シール部材40は、当該一方面において、ワーク20における所定の貼付領域Wに貼り付けられる。この例では、貼付領域Wは、突出部26を囲む長方形環状の領域となっており、シール部材40は、ベース部22の取付面24における突出部26の周縁部に貼り付けられる。シール部材40は、ワーク20が壁部12に取り付けられた際に、ワーク20の取付面24と壁部12との間で圧縮され、取付面24及び壁部12に密着する。これにより、ワーク20と壁部12との間の防水性が確保される。
次に、図3,4を参照して、本発明の一実施形態に係るシール貼付治具50について説明する。シール貼付治具50は、ワーク20における貼付領域Wにシール部材40を貼り付ける際に用いられる治具である。図3に示されるように、シール貼付治具50は、本体部52を備えている。本体部52は、例えば金属により長方形環状に形成されている。本体部52の厚さT1は、シール部材40の厚さT2の半分程度となっている(図7参照)。本体部52には、貼付領域Wに対応した形状(この例では、長方形状)の開口54が設けられている。換言すれば、開口54の形状は、シール部材40の外形に対応した形状となっている。後述するように、開口54には、ワーク20の突出部26が挿通される(図5,6参照)。
また、図4に示されるように、本体部52には、複数(この例では、4つ)の位置決め孔56が設けられている。これらの位置決め孔56は、ワーク20の貼付領域Wを本体部52の開口54に合わせたときの取付孔28の位置(突出部26を開口54に挿通させたときの取付孔28の位置)に対応する位置(図3における位置決めピン58の位置)に設けられている。位置決め孔56には、後述する位置決めピン58が挿入される。位置決め孔56は、この例ではネジ孔であり、後述する締結部64を螺合可能となっている。
シール貼付治具50は、複数(この例では、4本)の位置決めピン58を更に備えている。図4に示されるように、位置決めピン58は、例えば、位置決め孔56よりも大径の頭部60と、位置決め孔56と略同径の軸部62とを有している。軸部62の頭部60側の一部は、ネジ溝が形成された締結部64となっており、軸部62の残りの部分は、先細り形状のピン状部66となっている。位置決めピン58は、ピン状部66側から位置決め孔56に挿入され、締結部64を位置決め孔56に螺合することで本体部52に固定されている。
図4に示されるように、位置決めピン58が本体部52に固定された状態においては、頭部60が本体部52の一方面52A側に位置し、ピン状部66が本体部52の他方面52B側に突出している。後述するように、このピン状部66をワーク20の取付孔28に挿入することで、ワーク20に対して本体部52が位置決めされる。すなわち、位置決め孔56及び位置決めピン58は、ワーク20に対して本体部52を位置決めするための位置決め部55を構成している。この例では、ピン状部66の他方面52Bからの突出高さは、ベース部22の厚さよりも小さくなっている。この場合、ワーク20に対して本体部52を位置決めしたときにピン状部66がワーク20から突出しないことから、貼付作業の作業性を向上することができる。
図3に示されるように、本体部52には、シール部材40に対する非付着処理部68が設けられている。非付着処理部68は、例えばフッ素コーティングにより形成されており、シール部材40の接着材が付着し難い性質を有している。非付着処理部68は、シリコンコーティング又はポリエチレンコーティング等のコーティングにより形成されてもよく、樹脂複合皮膜により形成されてもよい。
非付着処理部68は、第1非付着処理部70と、第2非付着処理部72と、を含んで構成されている。第1非付着処理部70は、開口54の一方端(一方面52A側の端)の周縁部に設けられている。すなわち、第1非付着処理部70は、本体部52の一方面52Aに設けられている。第1非付着処理部70は、開口54の開口縁に沿う帯状の範囲内に設けられている。この例では、第1非付着処理部70は、開口54の開口縁に連続している。第1非付着処理部70の幅D1は、シール部材40の幅D2と同程度となっている(図7参照)。第2非付着処理部72は、開口54の内周面の全面に設けられている。この例では、第1非付着処理部70及び第2非付着処理部72は、連続している。
次に、シール貼付治具50を用いてワーク20にシール部材40を貼り付ける方法を説明する。まず、図5に示されるように、ワーク20の突出部26がシール貼付治具50の開口54に挿通されると共に、ワーク20の貼付領域Wが本体部52の開口54に合わせられ、位置決め部55によってワーク20に対してシール貼付治具50の本体部52が位置決めされる。より具体的には、位置決めピン58のピン状部66がワーク20の取付孔28に挿入されるようにワーク20の取付面24上にシール貼付治具50の本体部52を載置することで、本体部52がワーク20に対して位置決めされる。すなわち、この例では、突出部26を開口54に挿通させる作業と、位置決め部55によってワーク20に対して本体部52を位置決めする作業とが同時に行われる。図5に示されるように、ワーク20に対して本体部52が位置決めされた状態においては、突出部26と開口54の内周面との間に隙間Sが形成されている。
次いで、図6に示されるように、開口54の一方端側からシール部材40を開口54に挿入して開口54の内周面に沿わせることにより、ワーク20における貼付領域Wにシール部材40が貼り付けられる。このとき、シール部材40は、図7に示されるように、突出部26と開口54の内周面との間の隙間Sに入り込み、ベース部22の取付面24に貼り付けられる。貼り付けられたシール部材40と突出部26との間には、所定の間隔が空いている。
以上の手順により、ワーク20に対するシール部材40の貼り付けが完了する。その後、例えば、ワーク20からシール貼付治具50が取り外される。次いで、シール部材40が貼り付けられたワーク20が、筐体10における壁部12の取付開口14に取り付けられる。このとき、シール部材40がワーク20の取付面24と壁部12との間で圧縮され、隙間Sに入り込むように変形する。この例では、この変形代を確保するために、上述したようにシール部材40と突出部26との間に間隔が空けられている。
以上説明したように、シール貼付治具50を用いたシール貼付方法では、ワーク20の貼付領域Wを本体部52の開口54に合わせ、位置決め部55によってワーク20に対して本体部52を位置決めする。そして、開口54の一方端側からシール部材40を開口54に挿入して開口54の内周面に沿わせることにより、ワーク20における貼付領域Wにシール部材40を貼り付ける。これにより、シール部材40を所定の貼付領域Wに精度よく貼り付けることができる。したがって、シール部材40の貼付精度を向上することが可能となっている。また、第1非付着処理部70が開口54の周縁部に設けられているので、シール部材40を貼り付ける際に誤って開口54の周縁部にシール部材40を接触させてしまった場合に、シール部材40が当該周縁部に貼り付いてしまうことを抑制することができる。よって、シール貼付治具50によれば、シール部材40の貼付精度を向上しつつ、貼付作業の作業性を確保することが可能となっている。
また、シール貼付治具50では、ワーク20を筐体10(取付対象)に取り付けるための取付孔28を利用してワーク20に対して本体部52を位置決めすることから、シール貼付治具50の位置決めのための構成をワーク20に設ける必要がないので、ワーク20の構造の複雑化を抑止することができると共に、コストを低減することができる。また、ワーク20において筐体10に対する取付位置の基準となる取付孔28をシール貼付治具50の位置決めに用いることから、シール貼付治具50の取付精度を向上することができ、ひいてはシール部材40の貼付精度を向上することができる。
また、シール貼付治具50では、第2非付着処理部72が開口54の内周面に設けられていることから、シール部材40を貼り付ける際に誤って開口54の内周面にシール部材40を接触させてしまったとしても、シール部材40が開口54の内周面に貼り付いてしまうことが回避される。したがって、貼付作業の作業性を更に向上することができる。
また、シール貼付治具50では、第1非付着処理部70と第2非付着処理部72とが連続していることから、シール部材40を貼り付ける際にシール部材40が開口54の一方端の周縁部又は開口54の内周面に貼り付いてしまうことを効果的に抑制することができ、貼付作業の作業性を向上することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、位置決め孔56と位置決めピン58とによって位置決め部55を構成したが、位置決め部55はこれに限定されない。例えば、シール貼付治具50の位置決め用の構成をワーク20に追加し、当該構成を利用してワーク20に対して本体部52を位置決めするように位置決め部55を構成してもよい。このような位置決め部55としては、例えば、ワーク20のベース部22から突出する被当接部にシール貼付治具50の本体部52の側面を当接させることでワーク20に対して本体部52を位置決めする構成が挙げられる。
上記実施形態では、位置決めピン58に締結部64が設けられ、締結部64が位置決め孔56に螺合することで位置決めピン58が本体部52に固定されていたが、締結部64が設けられていなくてもよく、位置決めピン58は本体部52に対して固定可能に構成されていなくてもよい。ただし、上記実施形態のように位置決めピン58があらかじめ本体部52に固定されている方が、突出部26を開口54に挿通させる作業と、位置決め部55によってワーク20に対して本体部52を位置決めする作業とを同時に行うことができ、貼付作業の作業性を向上することができる点で好ましい。なお、これらの作業を独立して行う場合、一方が先に行われてもよいし、他方が先に行われてもよい。
第1非付着処理部70は、少なくとも開口54の一方端の周縁部に設けられていればよく、例えば本体部52の一方面52Aの全面に設けられていてもよい。ただし、上記実施形態のように開口54の開口縁に沿う帯状の範囲内に設けた方が、少ない面積で効果的に貼付作業の作業性を向上することができる点で好ましい。また、第1非付着処理部70は、開口54の開口縁との間に間隔を空けて設けられていてもよい。さらに、開口54の一方端の周縁部に加えて、他方端の周縁部にも設けられていてもよい。すなわち、本体部52の一方面52Aに加えて、他方面52Bにも設けられていてもよい。この場合、本体部52をワーク20に対して取り付ける際に本体部52の向きを考慮する必要がないことから、作業性を向上することができる。
上記実施形態では、第2非付着処理部72を開口54の内周面の全面に設けたが、第2非付着処理部72は、例えば、本体部52の全面ではなく一方面52A側のみに設けられていてもよい。シール部材40を貼り付ける際には、開口54の内周面における一方端側にシール部材40が接触し易い。このため、開口54の内周面において、少なくとも一方端側に第2非付着処理部72が設けることで、シール部材40が開口54の内周面に貼り付いてしまうことを効果的に抑制することができる。また、第2非付着処理部72は、第1非付着処理部70と連続していなくてもよく、第1非付着処理部70との間に間隔を空けて設けられていてもよい。
上記実施形態では、ワーク20の取付対象を電池パック1の筐体10としたが、取付対象は特に限定されず、取付開口14が設けられた任意の構造体であってもよい。また、上記実施形態では、開口54を本体部52に設けられた貫通孔とし、本体部52を環状としたが、開口54は、ワーク20の貼付領域Wに対応した形状であればよく、本体部52を一辺から切り欠いたような形状であってよい。この場合、本体部52は、例えば略U字状となっていてもよい。
上記実施形態では、ワーク20の突出部26が本体部52の開口54に挿通されたが、突出部26は設けられていなくてもよく、ベース部22の取付面24は平坦であってもよい。また、シール部材40の形状は長方形環状に限定されず、例えば円環状等であってもよい。この場合、ワーク20における貼付領域Wは、シール部材40の外形に対応した形状となる。また、シール部材40は、例えば長尺状のテープ部材が貼付領域Wにわたって貼り付けられたものであってもよい。
1…電池パック(取付対象)、10…筐体、12…壁部、20…ワーク、22…ベース部、28…取付孔、40…シール部材、50…シール貼付治具、52…本体部、54…開口、55…位置決め部、56…位置決め孔、58…位置決めピン、68…非付着処理部、W…貼付領域。

Claims (5)

  1. ワークにおける所定の貼付領域にシール部材を貼り付ける際に用いられるシール貼付治具であって、
    前記貼付領域に対応した形状の開口が設けられた本体部と、
    前記ワークに対して前記本体部を位置決めするための位置決め部と、を備え、
    前記本体部において、少なくとも前記開口の一方端の周縁部には、前記シール部材に対する非付着処理部が設けられている、シール貼付治具。
  2. 前記ワークには、前記ワークを取付対象に取り付けるための取付孔が設けられており、
    前記位置決め部は、
    前記ワークの前記貼付領域を前記本体部の前記開口に合わせたときの前記取付孔の位置に対応するように設けられた位置決め孔と、
    前記取付孔及び前記位置決め孔に挿入される位置決めピンと、を含んで構成されている、請求項1記載のシール貼付治具。
  3. 前記非付着処理部は、前記開口の内周面において、前記一方端側に更に設けられている、請求項1又は2記載のシール貼付治具。
  4. 前記開口の一方端の周縁部における前記非付着処理部と、前記開口の内周面における前記非付着処理部とが連続している、請求項3記載のシール貼付治具。
  5. ワークにおける所定の貼付領域にシール部材を貼り付けるシール貼付方法であって、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のシール貼付治具を用い、
    前記ワークの前記貼付領域を前記本体部の前記開口に合わせ、前記位置決め部によって前記ワークに対して前記シール貼付治具の前記本体部を位置決めする工程と、
    前記開口の一方端側から前記シール部材を前記開口に挿入して前記開口の内周面に沿わせることにより、前記ワークにおける前記貼付領域にシール部材を貼り付ける工程と、を含むシール貼付方法。
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