JP6446623B1 - 溺水感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速な溺水者の発見・救護を目的とし、実際の溺水状態を感知するための溺水感知器を提供する。【解決手段】唾液や水しぶき程度では浸水しにくいような容器、例えば穴をあけたカプセルや筒(3)内部に水溶性の係止物(2)を介在させ、ゴムひも(1)の両端が直接、あるいは容器を介して間接的に、この係止物(2)でつながれた状態にし、この感知部を口内に含んだうえで、輪になったゴムひも(1)を拡げ、張力を有した状態で頭に被っておくものであり、溺水時において、口内に流入する多量の水の水圧下で、容器内部が浸水することにより、係止物(2)が溶けて破断し、ゴムひも(1)の輪が一気に解き放たれるようにし、このゴムひも(1)に予め浮き(11)やゴムひも(1)の張力消滅に連動するブザー(11b)を取付けておいて、これらを水面に浮上させて周りに知らせたり、ゴムひも(1)の張力消滅に反応するように予め膨張式浮揚具(12)を連結しておいて、これを連動させたりして活用する。【選択図】図3

Description

本発明は、水泳や入浴で溺水した人をいち早く発見、もしくは救護する技術に関するものである。
水感知式や手動レバー式の膨張式救命衣は、水泳や入浴時に使用されることは少ないと思われるが、救命用として広く使用されている。水泳や入浴時の溺水発見・救護の技術として多いのは、水圧センサーを用いたものである。水圧センサーを頭部付近に装着し、予め設定した沈水時間により潜水か溺水かを判別し、電波信号を発したり、身に着けた膨張式浮揚具を連動させるもの等がある。
特開2001−184574 特開2000−155881 特開平 02−241890 CN−A−104881958 CN−A−104340344 US−A1−006129036
水感知式の膨張式救命衣は、着水に反応して作動してしまう。手動レバー式のみの膨張式救命衣は、入水状態で任意に作動させることができるが、溺水時に意識がある状態で的確な操作を必要とする。水圧センサーを用いたものは、実際の溺水状態を感知するものではないので、設定した沈水時間が短いと潜水か溺水かの判別を誤りやすく、また、設定する沈水時間を長くすると溺水時の発見・救護を遅らせることになる。
本発明の溺水感知器は、実際の溺水状態を感知しようとするものであり、より迅速な溺水者の発見・救護を目的としたものである。
溺水状態になった者は、意識の有無に関わらず、本能的に口を開け呼吸をしようとする。結果、口内には多量の水が流入するが、本発明の溺水感知器はこの水を感知し、周りに知らせ、救護につながるよう構成されている。
感知部は入水時の口内で使用する為、唾液や水しぶき程度では浸水しにくいような容器、例えば穴をあけたカプセルや筒(3)内部に水溶性の係止物(2)を介在させ、ゴムひも(1)の両端をこの係止物(2)につなぐか、その片端ずつを係止物(2)と容器につなぐか、あるいは、容器を分割式にしてその連結点に係止物(2)を設置する場合は、分割部それぞれに両端をつなぐようにしておき、この感知部を口内に含んだうえで、輪になったゴムひも(1)を拡げ、張力を有した状態で頭に被っておくようにする。
容器の形状が限定されるものではないが、内部の状態を確認するべく透明なものが好ましく、溺水時浸水用穴を確保しておく。唾液や水しぶきは水量的にその水圧が溺水時浸水圧に比べ微弱で、小さな穴であれば浸水しにくいものであるが、多孔質膜や網や弁を取付けておくと、より浸水しにくくなる。これらは、一定の水圧以上で水を通す効果があるので、溺水時浸水圧でのみ通水するようにしておく。容器の壁を多孔状や網目状にしておいてもよい。係止物(2)は、紙やゼラチン、デンプン、砂糖というような水溶性の素材である必要があり、その形状や係止の方法が限定されるものではないが、通常時にゴムひも(1)の輪を拡げても十分に耐えうる強度でありながら、水に浸かると数秒で溶けて破断する程度にしておく。
溺水時において、口内に流入する多量の水の水圧下で、容器内部が浸水することにより、係止物(2)が溶けて破断し、ゴムひも(1)の輪が一気に解き放たれるようにする。この際、容器を誤飲しないようゴムひも(1)の両端どちらかには必ず容器が保持されるようにする。分割式容器の場合は両端それぞれに保持されるものである。ゴムひも(1)に浮き(11)を取付けておけば、水面に浮上して周りに知らせることができる。目立つ色が好ましく、使用者の特定情報を記しておけば有効である。浮き(11)に取付けた器機により、ブザー音・電波信号(11b)を連動させても良い。ゴムひも(1)と身に着けた膨張式浮揚具(12)を連動させることも有効である。
実際の溺水状態を数秒で感知すると同時に、取付けた浮き(11)の浮揚や膨張式浮揚具(12)の連動が始まるので、タイムロスが少なく、迅速な溺水者の発見・救護に期待できる。簡素な物で構成されており、安価である。
本発明の使用例を示す右側側面図である。 本発明の使用例を示す右側側面図である。 本発明の使用例を示す正面側面図である。 本発明の実施例を示す平面図である。 本発明の実施例を示す正面側面図である。 図4におけるA−A線断面図である。 図5におけるB−B線断面図である。 図7におけるC−C線断面図である。 本発明の実施例を示す組付け図である。 本発明の実施例を示す平面図である。 図10におけるA−A線断面図である。 本発明の実施例を示す左右側面図である。 図11におけるB−B線断面図である。 図11におけるB−B線断面図である。 図11におけるC−C線断面図である。 本発明の実施例を示す組付け図である。
図1は本発明の使用例を示す。輪になったゴムひも(1)が口内から後頭部にかけて巻かれており、浮き(11)が後頭部に位置するように取付けられている。ゴムひも(1)は、浮き(11)に防水内蔵されたばね接点(11a)を引き離した状態でつながれており、頭部に巻かれた状態であればその張力を維持できるが、溺水状態になって輪が解き放たれると、たちまちその張力を失い、浮き(11)が水面に浮上するとともに、ばね接点(11a)が復元され、これに連結された器機により、ブザー音・電波信号(11b)が発せられる。
図2は本発明の使用例を示す。輪になったゴムひも(1)が口内から後頭部にかけて巻かれており、首元には膨張式浮揚具(12)が巻かれている。ゴムひも(1)は、膨張式浮揚具(12)内部の弁(12d)を引き上げた状態になるよう、ばね(12c)およびワイヤー(12b)でつながれており、これらを包んだゴムチューブ(12a)の先端部にてその接続部が係止されている。頭部に巻かれた状態であればその張力により係止を維持できるが、溺水状態になって輪が解き放たれると、たちまちその張力を失い、ゴムチューブ(12a)内に引き込まれる。それに従って弁(12d)は開放され、膨張式浮揚具(12)内に水が流入し、内部の水感知器を作動させることにより、膨張式浮揚具(12)を連動させる。
図3は本発明の使用例を示す。ゴムひも(1)が輪になるように、その片端は、唾液や水しぶきに濡れないよう筒(3)内部に設置された水溶性の係止物(2)に係止されており、別の片端は、筒(3)内部に留め具(6)で留められている。この筒(3)を口内に含んだ状態で、ゴムひも(1)の輪を頭部に被るようにして装着する。係止物(2)の形状や係止の方法が限定されるものではないが、以下にその実施例を示す。
図4・5・6・7・8・9は本発明実施の一例を示している。ゴムひも(1)の両端はアイスプライス形状で、水溶性の係止物(2)に通すように係止させている。係止物(2)は紙製の筒であり、これを筒(3a)のセット穴に両端が少しはみ出るように通し、筒(3b)を筒(3a)にはめ込んで、これを挟持させている。筒(3a)(3b)の両側にゲート(4)を設置する。ゲート(4)は、耐水性のシートの直径方向に切り目を施し、一定の水圧で開閉する弁であり、唾液や水しぶきの微弱な水圧水を通さず、溺水時浸水圧水のみを通すようにする。これを、多孔質膜や網で代用してもよい。ゲート(4)を押さえ(4a)とカバー(5)で、筒(3a)(3b)の両側に挟み込む。ゲート(4)に舌や指が接触しないよう、カバー(5)の開口部に目の粗い格子状のガードを施してある。ゴムひも(1)の通し穴は、筒(3a)(3b)及びカバー(5)に貫通してあけてあるが、ゴムひも(1)の輪の開放に支障がない程度にきつくして、唾液や水しぶきの浸水を防いでいる。ゴムひも(1)の片端は、輪の開放時に抜けないよう留め具(6)で筒(3a)に留められている。感知部の外形は両端に穴のあいたカプセル形状であり、開口部が口の正面向きであるので、溺水吸い込みの水流をストレートに受け、溺水時浸水圧を感知し易くなっている。
図10・11・12・13・14・15・16は本発明実施の一例を示している。感知部は分割式となっており、筒(3a)と筒(3b)の一部をはめ合わせ、その連結部の貫通穴に水溶性の係止物(2)を通し、それらを包むようにカバー(5)をはめ込ませている。係止物(2)は紙圧縮成形された円柱であるが、強度と水溶速度の条件が合えば、他の素材でもよい。筒(3a)(3b)内の連結部両側にゲート(4)を設置する。ゲート(4)は、図13に示すような網状のものであり、唾液や水しぶきの微弱な水圧水を通さず、溺水時浸水圧水のみを通すようにするが、多孔質膜で代用してもよい。押さえ(4a)に張りつかせて、外部と接触しないよう筒(3a)(3b)内部に押し込んでおく。図14に示すような薄い耐水性膜による弁で代用する場合は、これを押さえ(4a)に接着固定し、前者と同じく筒(3a)(3b)内部に押し込んでおく。ゴムひも(1)の両端は、結合された筒(3a)(3b)の両端を包むようにはめ込ませるが、溺水時浸水に支障のないよう開口させておく。
1 ゴムひも
2 係止物
3 筒
3a 筒
3b 筒
4 ゲート
4a 押さえ
5 カバー
6 留め具
11 浮き
11a ばね接点
11b ブザー音・電波信号
12 膨張式浮揚具
12a ゴムチューブ
12b ワイヤー
12c ばね
12d 弁

Claims (1)

  1. 溺水の判別を吸い込んだ水で行うものであり、その感知部は入水時の口内で使用する為、唾液や水しぶき程度では浸水しにくいような容器、例えば穴をあけたカプセルや筒(3)内部に水溶性の係止物(2)を介在させ、ゴムひも(1)の両端が直接、あるいは容器を介して間接的に、この係止物(2)でつながれた状態にし、この感知部を口内に含んだうえで、輪になったゴムひも(1)を拡げ、張力を有した状態で頭に被っておくものであり、溺水時において、口内に流入する多量の水の水圧下で、容器内部が浸水することにより、係止物(2)が溶けて破断し、ゴムひも(1)の輪が一気に解き放たれるようにし、このゴムひも(1)に予め浮き(11)やゴムひも(1)の張力消滅に連動するブザー(11b)を取付けておいて、これらを水面に浮上させて周りに知らせたり、ゴムひも(1)の張力消滅に反応するように予め膨張式浮揚具(12)を連結しておいて、これを連動させたりして活用するものであり、以上の要素で構成されていることを特徴とする溺水感知器である。
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