JP6445929B2 - 中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置 - Google Patents

中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6445929B2
JP6445929B2 JP2015105911A JP2015105911A JP6445929B2 JP 6445929 B2 JP6445929 B2 JP 6445929B2 JP 2015105911 A JP2015105911 A JP 2015105911A JP 2015105911 A JP2015105911 A JP 2015105911A JP 6445929 B2 JP6445929 B2 JP 6445929B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording medium
recording
unit
cutting processing
flap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015105911A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016216247A (ja
Inventor
高橋 彰
高橋  彰
鈴木 大輔
大輔 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Systems Japan Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Systems Japan Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Systems Japan Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Systems Japan Co Ltd
Priority to JP2015105911A priority Critical patent/JP6445929B2/ja
Publication of JP2016216247A publication Critical patent/JP2016216247A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6445929B2 publication Critical patent/JP6445929B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Description

この発明は、同一の記録媒体を複数の装置が取り扱うプリントシステムにおける中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置に関する。
従来、記録媒体に対する記録動作をおこなうプリンタと、プリンタによって記録動作がおこなわれた記録媒体などのようなシート状の部材にカッティング処理をおこなうカッティング処理装置と、を組み合わせてプリンタシステムとして利用する技術があった。このようなプリントシステムにおいては、従来、プリンタとカッティング処理装置との間に、プリンタからカッティング処理装置への記録媒体の受け渡しを中継する中継装置を設け、プリンタにおける記録動作とカッティング処理装置におけるカッティング処理とのタイミングのズレを調整するようにした技術があった。
関連する技術として、具体的には、従来、たとえば、各々が単独駆動構造で機械的繋がりがない給紙部とデジタルプリンタ、デジタルプリンタとレーザー加工部との間に、ラベル用紙にループを形成するループ形成部をそれぞれ設け、各ループ形成部のループ量が概略一定となるように給紙部、デジタルプリンタ、レーザー加工部のラベル用紙送り量を制御するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2015−54495号公報
しかしながら、上述した従来の技術によるプリントシステムにおいては、各々独立したプリンタおよびカッティング処理装置を、各々の制御を同期させない状態で用いる場合、各装置ごとの動作のタイミングなどが異なるため、記録媒体の損傷を防止するためには、プリンタによって記録動作がおこなわれた記録媒体全体を一旦中継装置が受け取った後に、当該記録媒体をカッティング処理装置に供給しなければならない。このため、プリンタとカッティング処理装置との対向方向における中継装置の寸法が大きくなり、プリントシステムが大型化してしまうという問題があった。
一方で、各々独立したプリンタおよびカッティング処理装置の制御を同期させる場合、同期させるための制御プログラムの開発や、当該制御プログラムを実行してプリンタおよびカッティング処理装置を制御する装置が別途必要になり、プリントシステムにかかるコストが増大してしまうという問題があった。
また、仮に、既存のプリンタやカッティング処理装置を用いずに、記録動作をおこなう機能およびカッティング処理をおこなう機能を備えた装置をあらたに開発する場合、当該装置の開発にかかるコストが増大してしまうという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、記録媒体に対する記録動作をおこない、当該記録媒体にカッティング処理をおこなうプリントシステム全体の小型化を図ることができる中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる中継装置は、記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部から前記記録媒体に対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部への、前記記録部によって記録動作がおこなわれた記録媒体の供給を中継する中継装置であって、前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部を開放された空間に連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる中継装置は、上記の発明において、記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部から前記記録媒体に対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部への、前記記録部によって記録動作がおこなわれた記録媒体の供給を中継する中継装置であって、前記カッティング処理部よりも前記記録部側に設けられて当該記録部とは異なる位置に設けられた緩衝部と、前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部と前記緩衝部とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、を備え、前記緩衝部が、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方または上方に広がる緩衝空間を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる中継装置は、上記の発明において、前記緩衝部が、前記緩衝空間の一部が、鉛直方向において前記記録部と重複するように設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる中継装置は、上記の発明において、前記切替手段が、前記フラップを前記第2の位置に位置付けるように、当該フラップを前記第1の位置側から前記第2の位置側へ付勢する付勢部材であって、前記フラップは、前記先端位置よりも前記記録部側に設けられた支点を中心として回動可能であって、回動することにより前記先端位置を揺動することによって前記第1の位置または前記第2の位置に選択的に位置付けられ、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体に付勢されることにより前記切替手段による付勢力に抗して前記第1の位置に位置付けられることを特徴とする。
また、この発明にかかる中継装置は、上記の発明において、前記記録媒体が、片面に粘着層が設けられたラベル用紙と、当該ラベル用紙の粘着層側に重ね合わされた剥離紙とによって構成されていることを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、供給された記録媒体に対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部へ前記記録媒体を供給するプリンタであって、ロール状に巻回された長尺状の記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部と、前記記録部によって記録動作がおこなわれた前記長尺状の記録媒体を所定の位置で切断するカッタ部と、前記カッタ部によって切断された記録媒体を前記カッティング処理部へ搬送する搬送部と、前記記録部から前記カッティング処理部への、前記記録部によって記録動作がおこなわれた記録媒体の供給を中継する中継部と、を備え、前記中継部が、前記カッティング処理部よりも前記記録部側に設けられて当該記録部とは異なる位置に設けられた緩衝部と、前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部と前記緩衝部とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、を備え、前記緩衝部が、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方または上方に広がる緩衝空間を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記カッタ部による記録媒体の切断位置よりも鉛直方向における下方に設けられ、当該切断位置側に開口を備えた断裁片収容部を備え、前記緩衝空間が、少なくとも一部が、前記断裁片収容部の少なくとも一部と鉛直方向において重複するように設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかるプリンタは、上記の発明において、前記断裁片収容部が、前記中継部側の一部が当該中継部から離間するように凹形状に湾曲した形状をなし、前記緩衝空間が、少なくとも一部が、鉛直方向において前記断裁片収容部の少なくとも一部と重複するように、前記断裁片収容部の湾曲形状に沿って前記断裁片収容部側に突出する形状をなすことを特徴とする。
また、この発明にかかるカッティング処理装置は、記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部から供給された記録媒体に対してカッティング処理をおこなうカッティング処理装置であって、前記カッティング処理をおこなうカッティング処理部と、前記カッティング処理部よりも前記記録部側に設けられた緩衝部と、前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部と前記緩衝部とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、を備え、前記緩衝部が、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方または上方に広がる空間を備えたことを特徴とする。
この発明にかかる中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置によれば、記録媒体に対する記録動作をおこない、当該記録媒体にカッティング処理をおこなうプリントシステム全体の小型化を図ることができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態1の中継装置を備えたプリントシステムの構成を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態1のプリントシステムの動作を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態1のプリントシステムの動作を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態1のプリントシステムの動作を示す説明図(その3)である。 この発明にかかる実施の形態2のプリンタを備えたプリントシステムの構成を示す説明図(その1)である。 この発明にかかる実施の形態2のプリンタを備えたプリントシステムの構成を示す説明図(その2)である。 この発明にかかる実施の形態3のカッティング処理装置を備えたプリントシステムの構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
まず、この発明にかかる実施の形態1の中継装置を備えたプリントシステムの構成について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態1の中継装置を備えたプリントシステムの構成を示す説明図である。図1において、この発明にかかる実施の形態1のプリントシステム100は、プリンタ110と、カッティング処理装置120と、中継装置130と、を備えている。
プリンタ110は、記録対象となる記録媒体Pを保持する保持部111を備えている。プリンタ110のハウジング110a内には、保持部111から排出口110bに至る記録媒体搬送経路112が設けられている。保持部111は、ロール状に巻回された長尺状をなす記録媒体Pを、外周側の端部から繰り出し自在に保持する。
保持部111によって保持される記録媒体Pは、片面に粘着層が設けられたラベル用紙と、当該ラベル用紙の粘着層側に重ね合わされた剥離紙とによって構成されている(いずれも図示を省略する)。記録媒体Pは、ラベル用紙における剥離紙とは反対側の面に設けられた、図示を省略する記録層を備えている。記録媒体Pが備える記録層は、紙などによって形成される基材の表面に設けられる。記録層は、基材に塗布、あるいは貼り合わされる断熱層と、当該断熱層に積層される受容層(いずれも図示を省略する)と、によって構成されている。
また、プリンタ110は、保持部111によって保持される記録媒体Pに対して、昇華転写方式の記録動作をおこなう記録部113を備えている。記録部113は、サーマルヘッド113aとプラテン113bとを備えている。サーマルヘッド113aとプラテン113bとは、記録媒体搬送経路112を間にして対向配置されている。
サーマルヘッド113aは、記録媒体Pの幅方向(図1における紙面表裏方向)に沿ってライン状に配列された複数の発熱素子(発熱抵抗体)や、当該発熱素子を駆動するドライバICなどを備えている(いずれも図示を省略する)。ドライバICは、図示を省略する電源から、サーマルヘッド113aにおける各発熱素子に接続された電極配線に選択的に通電することによって、通電された電極配線に対応する発熱素子を発熱させる。
プラテン113bは、記録媒体Pの幅方向を軸心方向とする円筒形状をなし、軸心周りに回転可能に設けられている。プラテン113bは、接触する記録媒体Pの動きに合わせて、受動的に回転しながら、記録媒体Pを挟んで対向するサーマルヘッド113aが記録媒体Pにかける圧力を受け止める。サーマルヘッド113aは、プラテン113bに接触する位置とプラテン113bから離間する位置とに移動可能に設けられている。
記録部113は、サーマルヘッド113aとプラテン113bとの間において、記録層側の面をサーマルヘッド113aに対向させた状態で搬送される記録媒体Pに対して、昇華転写方式の記録動作をおこなう。昇華転写方式の記録動作に際して、記録部113は、記録対象とする記録媒体Pにおける記録層に対して、インクリボン114が備えるインク層に含有される熱拡散性色素(昇華性色素)を転写する。
具体的には、記録部113は、サーマルヘッド113aにより発熱素子において発生した熱をインクリボン114に伝達し、当該インクリボン114に設けられた昇華性染料インクを、記録媒体Pの受容層に昇華転写することによって、記録媒体Pに対する記録動作をおこなう。記録媒体Pにおける受容層は、インクリボン114が備えるインク層に含有される熱拡散性色素(昇華性色素)の転写を受け付ける。このような昇華転写方式の記録動作をおこなうプリンタ110は、たとえば、昇華型プリンタ(Dye−sublimation printer)などと称される。
昇華転写方式の記録動作に用いられるインクリボン114は、長尺状の基材と、当該基材の一面側に設けられたインク層(いずれも図示を省略する)を備えている。インク層は、昇華性染料インク(昇華性染料(昇華性色素)を含有するインク、すなわち昇華インク)によって形成されている。具体的に、インクリボン114は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各色のインク層を備える。各インク層は、それぞれ、昇華性染料インク(昇華性染料(昇華性色素)を含有するインク、すなわち昇華インク)によって形成されている。
インクリボン114において、複数色のインク層は、色ごとに、基材の長さ方向に沿って周期的に配置されている。具体的には、たとえば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各インク層は、基材の長さ方向に沿って「イエロー(Y)のインク層→マゼンタ(M)のインク層→シアン(C)のインク層→・・・」の順序で周期的に配置されている。
また、インクリボン114は、オーバーコート層を備えている。オーバーコート層は、インク層とともに、基材の長さ方向に沿って周期的に配置されている。具体的に、インクリボン114においては、基材の長さ方向に沿って、「イエロー(Y)のインク層→マゼンタ(M)のインク層→シアン(C)のインク層→オーバーコート層→イエロー(Y)のインク層→・・・」の順序で周期的に配置されている。
プリンタ110は、記録動作に際して、記録動作をおこなった記録媒体Pの表面(記録面)に、当該記録面を覆うようにしてオーバーコート層を設ける(ラミネート処理を施す)。これにより、記録物における昇華性染料インクの耐水性能や耐候性能の劣化を抑制し、記録物の耐水性や耐候性を高めることができる。
記録部113は、インクリボン114を保持する一対のローラ115a、115bを備えている。一対のローラ115a、115bは、巻き取りローラ115aと供給ローラ115bとによって構成される。巻き取りローラ115aは、回転可能に設けられており、図1における時計回り方向に回転することにより、供給ローラ115bが保持するインクリボン114を、当該インクリボン114の一端側から巻き上げる。供給ローラ115bは、巻回された長尺状のインクリボン114を、当該インクリボン114の外周側から繰り出し可能に保持する。供給ローラ115bは、巻き取りローラ115aが回転することによるインクリボン114の巻き上げにともなって、図1における時計回り方向に回転し、インクリボン114を外周側から繰り出す。
一対のローラ115a、115bは、サーマルヘッド113aとプラテン113bとの間において、インクリボン114が張り渡されるようにして当該インクリボン114を保持する。一対のローラ115a、115bは、サーマルヘッド113aとプラテン113bとの間において、インクリボン114におけるインク層がプラテン113bに対向する状態で、当該インクリボン114を保持する。
記録部113は、記録媒体Pに転写するインクの濃度を、記録するドットごとに調整することができる。このため、昇華型プリンタは、階調表現に優れている。優れた階調表現ができることから、昇華型プリンタは、写真印刷用途にも耐えうる画質を得ることができる。このため、昇華型プリンタは、近年、DTP(DeskTop Publishing:卓上出版)用途にも用いられている。
記録媒体搬送経路112の途中であって、保持部111と記録部113との間には、グリップローラ116とピンチローラ117とが設けられている。グリップローラ116は、外周方向に突出した突起を有する。グリップローラ116は、記録媒体Pに対して、当該記録媒体Pの一方の面に当接する。具体的に、グリップローラ116は、記録部113による記録動作中の記録媒体Pの記録面の裏面(記録面とは反対側の面)側から当該記録媒体Pに当接する。ピンチローラ117は、記録媒体搬送経路112を間にしてグリップローラ116に対向配置されており、外周面をグリップローラ116の外周面に当接させている。
グリップローラ116とピンチローラ117とは、互いの外周面が当接するニップ部において、記録媒体搬送経路112を搬送される記録媒体Pを挟持する。プリンタ110においては、グリップローラ116とピンチローラ117で、記録媒体Pを挟持した状態で、グリップローラ116を回転させることにより、サーマルヘッド113aおよびプラテン113bによる記録位置に対する当該記録媒体Pの位置を制御できる。
グリップローラ116およびピンチローラ117が記録媒体Pを挟持して搬送できる力(グリップ力)は、記録媒体Pが記録部113などから受ける負荷よりも十分大きく確保されている。これにより、グリップローラ116と記録媒体Pとがスリップすることを防止できる。
また、プリンタ110は、記録媒体Pの巻癖を矯正するカール矯正部118を備えている。カール矯正部118は、たとえば、記録媒体Pを、当該記録媒体Pの巻癖による湾曲方向とは逆方向に反らせることにより、当該記録媒体Pの巻癖を矯正する。カール矯正部118は、記録部113よりも排出口110b側に設けられている。
また、プリンタ110は、記録部113によって記録動作がおこなわれた記録媒体Pを所定の位置で切断するカッタ部119を備えている。カッタ部119は、記録部113よりも排出口110b側であって、排出口110bの近傍に設けられている。カッタ部119は、カール矯正部118よりも排出口110b側に設けられていることが好ましい。
カッタ部119は、固定刃と可動刃とを備えている(いずれも図示を省略する)。固定刃は、ハウジング内において位置が固定されている。可動刃は、固定刃と接触しており、記録媒体搬送経路112を分断する位置に設けられている。可動刃は、外周部分に刃を備えた円板形状をなし、固定刃に沿って記録媒体Pの幅方向に移動(往復移動)可能に設けられている。可動刃は、記録媒体Pの切断を待機している場合などの非動作時は、記録媒体Pの通過に支障のない位置に位置付けられる。
カッタ部119は、可動刃駆動用のモータなどの駆動源や、当該可動刃駆動用のモータが発生させた駆動力を可動刃に伝達する動力伝達機構(図示を省略する)などを備えている。カッタ部119は、記録媒体Pにおける切断位置(切断対象とする位置)が、記録媒体搬送経路112において可動刃が当該記録媒体搬送経路112を横断するように移動(往復移動)する位置(カッタ部119による記録媒体Pの切断位置)まで搬送された状態で、可動刃駆動用のモータが発生させた駆動力によって可動刃を記録媒体Pの幅方向に移動させることにより、記録媒体Pを切断する。
カッティング処理装置120は、プリンタ110から排出された記録媒体Pに対してカッティング処理をおこなうカッティング処理部121を備えている。カッティング処理部121は、カッティング処理装置120のハウジング120aに設けられた導入部120bから排出部120cに至る搬送経路の途中に設けられている。
また、カッティング処理装置120は、プリンタ110側から搬送される記録媒体Pを、導入部120bからカッティング処理装置120(のハウジング120a)内へ誘導するガイドプレート122を備えている。ガイドプレート122は、プリンタ110側ほど拡開するように傾斜している。これにより、プリンタ110側から搬送される記録媒体Pの先端を、スムーズに導入部120bからカッティング処理装置120内に挿入することができる。
カッティング処理部121は、レーザーを発振させる発振器や、発振器が発振したガスレーザーの経路を調整する伝送光学系などを備えている(いずれも図示を省略する)。伝送光学系は、たとえば、鏡や集光レンズなどによって構成することができる。カッティング処理部121は、伝送光学系によるレーザー光の出射位置を可変とする移動機構や、移動機構を駆動させるモータを備えている。また、カッティング処理部121は、発振器やモータを駆動制御する制御ICや電源などを備えている(いずれも図示を省略する)。
カッティング処理部121は、制御ICによって、発振器を制御して発振器からレーザー光を発振させるとともに、モータを駆動制御して発振器が発振したレーザー光の出射位置を伝送光学系によって移動させながら、当該レーザー光を記録媒体Pに照射することによって、カッティング処理をおこなう。カッティング処理により、たとえば、記録媒体Pにおける剥離紙を残してラベル用紙のみを切断することができる。
カッティング処理装置120は、導入部120bの近傍に設けられたローラ対123を備えている。ローラ対123は、それぞれが略円筒形状をなす一対のローラ123a、123bを、互いの外周面を当接させた状態で設けられている。導入部120bには、プリンタ110において記録動作がおこなわれた、記録済みの記録媒体Pが挿入される。ローラ対123は、互いの外周面が当接するニップ部において、プリンタ110側から挿入された記録媒体Pを挟持する。
ローラ対123のうち一方のローラ123aは、図示を省略するギア列を介してモータに連結されており、モータの駆動力を受けて回転する。モータに連結された一方のローラ123aは、正方向および逆方向のいずれの方向にも回転することができる。ローラ対123のうち他方のローラ123bは、一方のローラ123aが回転することにより連れ回されて、一方のローラ123aの回転方向とは逆方向に回転する。ローラ対123が記録媒体Pを挟持している状態では、他方のローラ123bは、一方のローラ123aの回転によって正方向(図1における紙面右側から左側方向)あるいは逆方向(図1における紙面左側から右側方向)へ搬送される記録媒体Pに連れ回されて、一方のローラ123aの回転方向とは逆方向に回転する。
カッティング処理装置120は、図示を省略するセンサを備えており、当該センサの出力値に基づいて記録媒体Pの位置を検出する。センサは、たとえば、ハウジング120a内であって、導入部120bの近傍に設けることができる。カッティング処理部121は、センサによって検出された記録媒体Pの位置に基づいてカッティング処理をおこなう。
カッティング処理装置120は、センサの出力値に基づいて、記録媒体Pの先端位置や後端位置を検出することにより記録媒体Pの搬送方向における長さを検出することができる。また、カッティング処理装置120は、記録媒体Pの後端位置を検出した後、当該記録媒体Pの先端位置が再び検出されるまで当該記録媒体Pを逆方向に搬送し、カッティング処理部121によるカッティング処理のための記録媒体Pの位置合わせをおこなう。
中継装置130は、プリンタ110とカッティング処理装置120との間に設けられる。中継装置130は、プリンタ110によって記録動作がおこなわれた記録媒体Pのカッティング処理装置120への供給を中継する。中継装置130のハウジング131には、プリンタ110における排出口110bに対向する位置に設けられた第1の導入口131aと、カッティング処理装置120における導入部120bに対向する位置に設けられた第2の導入口131bと、を備えている。第1の導入口131aと第2の導入口131bとは、中継経路132によって連通されている。中継経路132は、プリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される記録媒体Pの経路となる。
中継装置130は、記録部113に連通するプリンタ110の排出口110bよりもカッティング処理装置120側であって、カッティング処理部121に連通するカッティング処理装置120の導入部120bよりもプリンタ110側に設けられたフラップ133を備えている。フラップ133は、プリンタ110側に位置する固定端133aを中心として回動可能に設けられ、回動することによりカッティング処理装置120側に位置する自由端133bを揺動させる。
フラップ133は、固定端133aを中心として回動し、自由端133bを揺動させることにより、プリンタ110の排出口110bとカッティング処理装置120の導入部120bとを連通する第1の位置、または、カッティング処理装置120の導入部120bと中継装置130が備える緩衝部134とを連通する第2の位置に選択的に位置付けられる。
緩衝部134は、カッティング処理装置120よりもプリンタ110側に設けられてプリンタ110における記録部113とは異なる位置に設けられている。緩衝部134は、フラップ133が第2の位置に位置付けられている状態で、カッティング処理装置120側からプリンタ110側へ搬送される記録媒体Pを退避させる緩衝空間134aを備えている。緩衝空間134aは、プリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における下方に広がっている。
また、中継装置130は、フラップ133を第2の位置に位置付けるように、当該フラップ133を第1の位置側から第2の位置側へ付勢する付勢部材135を備えている。付勢部材135は、たとえば、フラップ133の自由端133bよりも鉛直方向における上方に設けられ、当該フラップ133の自由端133bを第1の位置側から第2の位置側へ引っ張る引っ張りスプリングによって実現することができる。引っ張りスプリングの一端は中継装置130のハウジング131に固定され、他端はフラップ133の自由端133bに連結されている。
付勢部材135を実現する引っ張りスプリングの付勢力は、プリンタ110から排出された記録媒体Pのカッティング処理装置120への搬送を妨げない程度とする。これにより、付勢部材135によってフラップ133を常時第2の位置に位置付けるように付勢する場合にも、記録媒体Pの搬送を妨げることがない。フラップ133は、プリンタ110から排出された記録媒体Pによって付勢されている間は付勢部材135の付勢力に抗して第1の位置に位置付けられ、当該記録媒体Pが通過する前および通過した後は、付勢部材135の付勢力によって第2の位置に位置付けられる。この実施の形態においては、引っ張りスプリングによる付勢部材135によって、この発明にかかる切替手段を実現することができる。
また、中継装置130は、中継経路132における記録媒体Pの位置を規制するガイドプレート136を備えている。ガイドプレート136は、中継経路132における、鉛直方向における上側において、当該中継経路132を搬送される記録媒体Pの搬送位置を規制する。
中継経路132における記録媒体Pの鉛直方向における下側の位置は、フラップ133によって規制される。これにより、中継経路132における記録媒体Pの位置を、鉛直方向における下側から規制する部材を別途設ける必要がなく、中継装置130における部品点数の増加を抑えることができる。
プリンタ110とカッティング処理装置120との対向方向における中継装置130の長さ、すなわち、中継経路132の長さは、カッタ部119によって切断された状態の記録媒体Pの長さよりも短い。より具体的には、中継経路132の長さは、長尺状の記録媒体Pがカッタ部119によって切断された時点において、切断された後の記録媒体Pがプリンタ110における搬送機構またはカッティング処理装置120における搬送機構のいずれか一方によって保持される状態が確保される長さとされている。これにより、中継装置130において搬送機構を設けることなく、カッタ部119によって切断された状態の記録媒体Pが中継装置130内で停滞してしまうことを防止できる。
(プリントシステム100の動作)
つぎに、この発明にかかる実施の形態1のプリントシステム100の動作について説明する。図2、図3および図4は、この発明にかかる実施の形態1のプリントシステム100の動作を示す説明図である。この発明にかかる実施の形態1のプリントシステム100においては、まず、プリンタ110において、記録部113を駆動制御して昇華転写型の記録動作をおこなう。
プリンタ110は、記録部113を駆動制御して昇華転写型の記録動作をおこなった後、記録動作がおこなわれた記録媒体Pの後端を、カッタ部119によって切断する。記録媒体Pは、カッタ部119によって切断された後、中継装置130における中継経路132を経由してカッティング処理装置120側へ搬送される。
カッタ部119によって切断された記録媒体Pは、プリンタ110における搬送機構またはカッティング処理装置120における搬送機構のいずれか一方の、長尺状の記録媒体Pがカッタ部119によって切断された時点において切断された後の記録媒体Pを保持している搬送機構の付勢力を受けて、プリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される。これにより、中継装置130において記録媒体Pを搬送するためのローラ対123などを設けなくても、切断された後の記録媒体Pを確実に搬送することができる。
中継経路132にガイドプレート136が設けられており、フラップ133が付勢部材135によって鉛直方向における上側すなわちガイドプレート136側に付勢されているため、中継経路132内を搬送される記録媒体Pは、付勢部材135によって付勢されるフラップ133によってガイドプレート136側に付勢されている。これにより、中継経路132においてプリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される記録媒体Pの位置を規制し、中継経路132に挿入された記録媒体Pを、プリンタ110からカッティング処理装置120へ確実に搬送することができる。
また、記録部113による記録動作がおこなわれた記録媒体Pは、カッティング処理装置120のローラ対123に挟持されることに先立って、カール矯正部118により巻き癖が矯正されている。このため、中継装置130において記録媒体Pを搬送するためのローラ対123などを設けなくても、中継装置130に挿入された記録媒体Pを、プリンタ110からカッティング処理装置120へ確実に搬送することができる。
カッティング処理装置120は、中継装置130を介してプリンタ110側から導入部120bを介してカッティング処理装置120内に挿入された記録媒体Pを検出すると、当該記録媒体Pの後端を検出するまで、当該記録媒体Pを正方向に搬送する。カッティング処理装置120による搬送速度を、プリンタ110における搬送速度とあわせておくことにより、記録媒体Pがプリンタ110からカッティング処理装置120側に引っ張られたり、カッティング処理装置120に挿入できずにジャムをおこしたりすることを防止できる。
中継装置130において、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置よりもカッティング処理装置120側へ移動すると、フラップ133は記録媒体Pからの付勢力から解放される。これにより、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置よりもカッティング処理装置120側へ移動すると、付勢部材135の付勢力によって、フラップ133が第2の位置に位置付けられる。
カッティング処理装置120は、上記のように、カッティング処理の対象となる記録媒体Pの先端および後端の位置を検出し、当該記録媒体Pのサイズを認識した後にカッティング処理をおこなう。また、カッティング処理装置120は、上記のように、記録媒体Pの後端の位置を検出すると、先端位置を再び検出するまで記録媒体Pを逆方向に搬送する。これにより、記録媒体Pは、後端から導入部120bを経由してカッティング処理装置120の外に出るように搬送される。
中継装置130においては、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過した時点で当該フラップ133が第2の位置に位置付けられているため、逆方向に搬送されることにより導入部120bからカッティング処理装置120の外に搬送された記録媒体Pは、後端から第2の導入口131bを介して中継装置130内に挿入される。そして、第2の導入口131bを介して中継装置130内に挿入された記録媒体Pは、フラップ133によって誘導されて、後端から緩衝空間134aに導入される。
緩衝空間134aは、中継経路よりも鉛直方向における下方に広がっているため、プリンタ110とカッティング処理装置120との対向方向における中継装置130の長さを、切断された後の記録媒体Pの長さよりも短くした場合にも、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
その後、カッティング処理装置120は、記録媒体Pの先端位置を再び検出すると、緩衝空間134a内に搬送した記録媒体Pを正方向に搬送しながら、発振器を制御して発振器からレーザー光を発振させるとともに、モータを駆動制御して発振器が発振したレーザー光の出射位置を伝送光学系によって移動させながら、当該レーザー光を記録媒体Pに照射することによって、カッティング処理をおこなう。
上述した実施の形態1においては、フラップ133の自由端133bよりも鉛直方向における上方に設けられ、当該フラップ133の自由端133bを第1の位置側から第2の位置側へ引っ張る引っ張りスプリングによって、この発明にかかる切替手段を実現する付勢部材135としたが、付勢部材135は引っ張りスプリングに限るものではない。付勢部材135は、たとえば、フラップ133の自由端133bよりも鉛直方向における下方に設けられ、当該フラップ133の自由端133bを第1の位置側から第2の位置側へ付勢する圧縮スプリングによって実現してもよい。
上述した実施の形態1においては、記録媒体Pの片面に対してのみ記録動作をおこなうプリンタ110を備えたプリントシステム100について説明したが、プリントシステム100におけるプリンタ110は、記録媒体Pの両面に対して記録動作をおこなうプリンタ110であってもよい。
記録媒体Pの両面に対して記録動作をおこなうプリンタ110は、たとえば、記録媒体Pの一方の面に対する記録動作をおこなう記録部113と、記録媒体Pの他方の面に対する記録動作をおこなう記録部113と、をそれぞれ別個に設けることによって実現することができる。
また、記録媒体Pの両面に対して記録動作をおこなうプリンタ110は、たとえば、記録部113によって一方の面に記録動作がおこなわれた記録媒体Pの表裏を反転する反転機構を備え、反転した記録媒体Pの他方の面に、一方の面に記録動作をおこなった記録部113と同じ記録部113によって記録動作をおこなうものであってもよい。
記録媒体Pの両面に記録動作をおこなうプリンタ110を用いる場合、両面記録に適した記録媒体Pを用いる。両面記録に適した記録媒体Pは、当該記録媒体Pの基材の両面に、それぞれ記録層が設けられている。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130は、記録媒体Pに対する記録動作をおこなう記録部113から記録媒体Pに対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部121への、記録部113によって記録動作がおこなわれた記録媒体Pの供給を中継する中継装置130であって、カッティング処理部121よりも記録部113側に設けられて当該記録部113とは異なる位置に設けられた緩衝部134と、記録部113とカッティング処理部121とを連通する第1の位置と、カッティング処理部121と緩衝部134とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップ133と、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過するまでの間当該フラップ133を第1の位置に位置付け、当該記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過した場合に当該フラップ133を第2の位置に位置付けるようにフラップ133の位置を切り替える切替手段を実現する付勢部材135と、を備えている。
そして、中継装置130における緩衝部134が、フラップ133が第2の位置に位置付けられている状態でカッティング処理部121から記録部113側へ搬送される記録媒体Pを退避させる空間であって、中継経路132よりも鉛直方向における下方または上方に広がる緩衝空間134aを備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、フラップ133を第1の位置に位置付けることにより、記録部113によって記録動作がおこなわれた記録媒体Pを、当該記録媒体Pの搬送を妨げることなく後段のカッティング処理部121へ案内することができる。また、中継経路132を介して記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの後端がフラップ133の先端を通過した場合にフラップ133を第2の位置に位置付けることにより、カッティング処理部121によるカッティング処理に供される記録媒体Pの位置合わせをおこなうためにカッティング処理部121から記録部113側に戻すように搬送される記録媒体Pを、緩衝空間134aに案内し、中継経路132よりも鉛直方向における下方または上方に退避させることができる。
すなわち、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、記録部113とカッティング処理部121との間には、フラップ133、付勢部材135および緩衝空間134aのみが配置され、かつ、緩衝空間134aが中継経路132よりも鉛直方向における下方に広がっているため、記録部113とカッティング処理部121との間隔を、記録媒体Pの搬送方向における長さよりも短くすることができる。これにより、記録部113とカッティング処理部121とを備えたプリントシステム100全体の小型化を図ることができる。
上述した実施の形態1においては、緩衝部134が備える緩衝空間134aが、プリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における下方に広がっている中継装置130について説明したが、緩衝空間134aの広がる方向はこれに限るものではない。緩衝空間134aは、プリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における上方に広がっていてもよい。これによっても、記録部113とカッティング処理部121との間隔を、記録媒体Pの搬送方向における長さよりも短くすることができ、記録部113とカッティング処理部121とを備えたプリントシステム100全体の小型化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、カッティング処理部121から記録部113側に戻すように搬送された記録媒体Pを緩衝空間134aに退避させることにより、記録部113の動作とカッティング処理部121の動作との同期をとる必要がない。これにより、記録部113の動作とカッティング処理部121の動作とを同期させるための制御プログラムの開発をおこなうことなく、記録部113とカッティング処理部121とをそれぞれ独立した装置によって実現することができ、中継装置130、および、記録部113を備えたプリンタ110とカッティング処理部121を備えたカッティング処理装置120とによって構成されるプリントシステム100にかかる製造コストを抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、記録部113とカッティング処理部121との間に配置される部材を、フラップ133および切替手段のみとすることができ、中継装置130の部品点数を抑えることができる。これにより、中継装置130、および、記録部113とカッティング処理部121とによって構成されるプリントシステム100にかかる製造コストを抑えることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、記録部113とカッティング処理部121とともに構成するプリントシステム100の製造コストを抑え、プリントシステム100全体の小型化を図ることができる。
また、上述した実施の形態1においては、緩衝部134が備える緩衝空間134aが、プリンタ110側からカッティング処理装置120側へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における下方に広がっている中継装置130について説明したが、緩衝空間134aの広がる方向はこれに限るものではない。
具体的には、緩衝空間134aの一部が、鉛直方向において記録部113と重複するように設けられた緩衝部134を備えた中継装置130としてもよい。このような中継装置130によれば、記録部113とカッティング処理部121との間隔を中継経路132の長さに応じて定めることができる。そして、中継経路132の長さは、フラップ133、付勢部材135および緩衝空間134aの中継経路132の長さ方向における寸法に応じて定めることができるため、鉛直方向において緩衝空間134aの一部と記録部113とを重複させることにより、中継経路132の長さを短くすることができる。これにより、記録部113とカッティング処理部121とを備えたプリントシステム100全体の一層の小型化を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130は、付勢部材135により、フラップ133を第2の位置に位置付けるように、当該フラップ133を第1の位置側から第2の位置側へ付勢し、フラップ133が、先端位置よりも記録部113側に設けられた支点を中心として回動可能とされている。そして、フラップ133は、回動することにより先端位置を揺動することによって第1の位置または第2の位置に選択的に位置付けられ、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pに付勢されることにより切替手段による付勢力に抗して第1の位置に位置付けられることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、付勢部材135の付勢力によってフラップ133の位置の切り替えをおこなうことにより、簡易な構成によって中継装置130を実現することができる。これにより、中継装置130の製造にかかる部品点数を少なく抑えるとともに、中継装置130の製造を容易化することができる。そして、これにより、中継装置130、および、記録部113とカッティング処理部121とを備えたプリントシステム100にかかる製造コストを抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態1の中継装置130は、片面に粘着層が設けられたラベル用紙と、当該ラベル用紙の粘着層側に重ね合わされた剥離紙とによって構成された記録媒体Pを用いることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態1の中継装置130によれば、記録動作がおこなわれた記録媒体Pを、記録媒体Pの搬送精度を確保するために記録媒体Pを挟持するローラ対123などの搬送機構や、記録媒体Pの巻癖を矯正するための矯正機構を備えた記録部113に戻すことなく、カッティング処理部121によるカッティング処理に供される記録媒体Pの位置合わせをおこなわせることができる。
これにより、記録媒体Pが複数回記録部113を通過することによってラベル用紙と剥離紙との間に気泡が入るなどして記録媒体Pが損傷することを防止できる。そして、これによって、プリントシステム100による製造品質を低下させることなく、記録部113とカッティング処理部121とを備えたプリントシステム100全体の小型化を図ることができる。
上述した実施の形態1においては、フラップ133や付勢部材135をハウジング131内に収容し、当該ハウジング131内に緩衝空間134aが確保された中継装置130について説明したが、中継装置130はハウジング131を備えたものに限らない。フラップ133、付勢部材135、ガイドプレート136を備え、ハウジング131を有していない中継装置130であってもよい。
具体的には、たとえば、板状あるいは棒状の支持部材などを用いてフラップ133、付勢部材135、ガイドプレート136を支持することによって中継装置130を実現してもよい。このような中継装置130は、たとえば、支持部材をプリンタ110あるいはカッティング処理装置120に固定して用いることができる。あるいは、このような中継装置130は、たとえば、支持部材を自立式とし、プリンタ110とカッティング処理装置120との間において自立させることによって用いてもよい。
このように、緩衝空間134aの外郭を制限するハウジング131を有さない中継装置130とすることにより、記録媒体Pを退避させる緩衝空間134aの位置の自由度が増し、緩衝空間134aが確保できる環境であれば、記録媒体Pを損傷することなく、プリンタ110とカッティング処理装置120との間隔を一層縮めることが可能になる。
<実施の形態2>
つぎに、この発明にかかる実施の形態2のプリンタを備えたプリントシステムの構成について説明する。実施の形態2においては、上述した実施の形態1と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。
図5Aおよび図5Bは、この発明にかかる実施の形態2のプリンタを備えたプリントシステムの構成を示す説明図である。図5Aおよび図5Bにおいて、この発明にかかる実施の形態2のプリントシステム500は、プリンタ510とカッティング処理装置120と、を備えている。
プリンタ510は、記録部113よりも排出口110b側に設けられた中継部520を備えている。中継部520は、記録部113からカッティング処理装置120への、記録部113によって記録動作がおこなわれた記録媒体Pの供給を中継する。中継部520は、緩衝部134と、フラップ133と、付勢部材135と、中継経路132と、ガイドプレート136と、を備えている。
中継部520が備える緩衝部134は、記録部113とは異なる位置に設けられており、緩衝空間134aを備えている。緩衝空間134aは、中継経路132よりも鉛直方向における下方に広がっており、フラップ133が第2の位置に位置付けられている状態でカッティング処理部121から記録部113側へ搬送される記録媒体Pを退避させる。緩衝空間134aは、中継経路132よりも鉛直方向における下方に広がっているものに限らない。緩衝空間134aは、中継経路132よりも鉛直方向における上方に広がっていてもよい。
また、プリンタ510は、カッタ部119による記録媒体Pの切断位置よりも鉛直方向における下方に設けられた断裁片収容部530を備えている。断裁片収容部530は、カッタ部119による記録媒体Pの切断位置側に開口531と、開口531に連通する収容空間532と、を備えている。カッタ部119によって記録媒体Pを切断する際に生じた断裁片(カットくず)は、開口531を介して収容空間532内に収容される。断裁片収容部530は、プリンタのハウジング510aに対して着脱可能に設けられている。
断裁片収容部530を設けることにより、カッタ部119によって記録媒体Pを切断する際に生じた断裁片を散乱させたり、散乱した断裁片がプリンタ510の動作に悪影響を与えることを防止できる。また、断裁片収容部530を設けることにより、断裁片をまとめて収容し、或る程度溜まった際に溜まった断裁片をまとめて処分することができる。これにより、プリンタ510のメンテナンスにかかる負担軽減を図ることができる。
断裁片収容部530は、中継部520側の一部が当該中継部520から離間するように凹形状に湾曲した形状をなしている。具体的に、断裁片収容部530は、カッティング処理装置120側の面が、保持部111側に凹むように、凹形状に湾曲した形状をなしている。
断裁片収容部530は、カッティング処理装置120側の面を内側(保持部111側)に凹ませることにより、図1などに示した中継装置130とともに用いるプリンタ110と比較して、収容空間532の開口径が一部において細くなる。実施の形態2のプリンタ510における断裁片収容部530は、図1などに示した中継装置130とともに用いるプリンタ110と比較して、下方へ拡張されている。
これにより、収容空間532の開口径が一部において細くなることによる収容空間532の減少による断裁片の収容量の減少を抑え、所定量の断裁片を確実に収容しておくことができる。そして、これにより、図1などに示した中継装置130とともに用いるプリンタ110と比較して、断裁片を処分するための作業頻度が増えることを回避し、プリンタ510の利用者の負担が増えることを回避することができる。
中継部520における緩衝空間134aは、断裁片収容部530側の部分が、断裁片収容部530の湾曲形状に沿って断裁片収容部530側に突出するように湾曲した形状をなしている。中継部520における緩衝空間134aは、断裁片収容部530側に広がった形状をなしている。中継部520における緩衝空間134aは、図1などに示した中継装置130が備える緩衝部134における緩衝空間134aよりも、断裁片収容部530側に大きく拡張されている。
これにより、実施の形態2のプリントシステム500は、プリンタ510とカッティング処理装置120との対向方向における長さを実施の形態1のプリントシステム500と同じにしたまま、実施の形態1の中継装置130が備える緩衝空間134aよりも、断裁片収容部530側に突出するように湾曲した分、広い緩衝空間134aを確保することができる。
具体的に、緩衝空間134aは、断裁片収容部530における中継部520側の一部が、当該中継部520から離間するように凹形状に湾曲した形状をなした部分に対して、この断裁片収容部530の湾曲形状に沿って断裁片収容部530側に突出する形状をなしている。中継部520は、緩衝空間134aにおいて断裁片収容部530側に拡張された部分が、断裁片収容部530の一部と、鉛直方向において一部重複するように配置されている。より具体的には、中継部520における緩衝空間134aは、断裁片収容部530側に拡張された部分が、鉛直方向においてカッタ部119の下側に入り込むように配置されている。
実施の形態2のプリントシステム500のプリンタ510において、断裁片収容部530は、鉛直方向において、開口531がカッタ部119の下方で開口するように配置されている。これにより、カッタ部119の動作によって生じる断裁片を、開口531を介して断裁片収容部530内に確実に収容することができる。
中継部520において、緩衝空間134aは、少なくとも一部が、断裁片収容部530の少なくとも一部と鉛直方向において重複するように設けられていればよく、ほぼ全体が断裁片収容部530の少なくとも一部と鉛直方向において重複するように設けられていてもよい。
(プリントシステム500の動作)
つぎに、この発明にかかる実施の形態2のプリントシステム500の動作について説明する。この発明にかかる実施の形態2のプリントシステム500においては、まず、プリンタ510において、記録部113を駆動制御して昇華転写型の記録動作をおこなう。そして、記録動作がおこなわれた記録媒体Pをカッタ部119により切断し、切断された記録媒体Pを、排出口110bからカッティング処理装置120における導入部120bを介してカッティング処理装置120内に挿入する。
カッティング処理装置120は、プリンタ510から導入部120bを介してカッティング処理装置120内に挿入された記録媒体Pを検出すると、当該記録媒体Pの後端を検出するまで、当該記録媒体Pを正方向に搬送する。このとき、プリンタ510においては、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端よりもカッティング処理装置120側へ移動すると、フラップ133が記録媒体Pからの付勢力から解放される。これにより、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端よりもカッティング処理装置120側へ移動すると、付勢部材135の付勢力によって、フラップ133が第2の位置に位置付けられる。
カッティング処理装置120は、上記のように、記録媒体Pの後端の位置を検出すると、先端位置を再び検出するまで記録媒体Pを逆方向に搬送する。これにより、記録媒体Pは、後端から導入部120bを経由してカッティング処理装置120の外に搬送され、プリンタ510における排出口110bを介してプリンタ510内に挿入される。
プリンタ510においては、上記のように、記録媒体Pの後端が中継部520におけるフラップ133の先端位置を通過した時点で当該フラップ133が第2の位置に位置付けられるため、逆方向に搬送されることにより導入部120bから再びプリンタ510のハウジング110a内に搬送された記録媒体Pは、後端から第2の導入口131bを介して中継部520における緩衝空間134a内に挿入される。第2の導入口131bを介してプリンタ510のハウジング110a内に挿入された記録媒体Pは、フラップ133によって案内(ガイド)されて、後端から緩衝空間134aに導入される。
中継部520においては、緩衝空間134aが、中継経路よりも鉛直方向における下方に広がっており、さらに、断裁片収容部530側に広がった形状をなしている。これにより、プリンタ510とカッティング処理装置120との対向方向における中継装置130の長さを、切断された後の記録媒体Pの長さよりも短くした場合にも、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる(図5Bを参照)。実施の形態2のプリンタ510においては、緩衝空間134aが断裁片収容部530側に広がった分だけ、図1などに示した中継装置130よりも、搬送方向における長さが長い記録媒体Pを記録対象とすることができる。
また、中継部520における緩衝空間134aの断裁片収容部530側の部分は、断裁片収容部530の湾曲形状に沿って断裁片収容部530側に突出するように湾曲した形状をなしており、曲線状をなしている。これにより、プリンタ510においては、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pを、湾曲形状をなす曲線に沿って緩衝空間134a内に円滑に導入することができる。そして、これにより、緩衝空間134a内に導入された記録媒体Pがジャムを起こすことを確実に防止でき、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
このように、実施の形態2のプリンタ510においては、断裁片収容部530が緩衝部134を兼ねている。より詳細には、断裁片収容部530の一部である緩衝部134側の壁面(外壁面)を、緩衝部134(緩衝空間134a内)に導入された記録媒体Pの位置をガイドする部材として機能させることにより、断裁片収容部530が緩衝部134を兼ねることができる。断裁片収容部530が緩衝部134を兼ねていることにより、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pの位置をガイドする専用のガイド部材を別途設けることなく、記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
さらに、この実施の形態2のプリントシステム500におけるプリンタ510は、断裁片収容部530が緩衝空間134aの形状に沿って当該緩衝空間134aから離反するように凹形状に湾曲した形状をなしている。この湾曲した形状は、保持部111において巻回された状態で保持される記録媒体の湾曲の形状と略一致する。
これにより、プリンタ510においては、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pを、断裁片収容部530における緩衝空間134aの壁面に沿わせて緩衝空間134a内に円滑に導入することができる。そして、これにより、緩衝空間134a内に導入された記録媒体Pを、より一層円滑に緩衝空間134a内に導入することができる。そして、これにより、記録媒体Pがジャムを起こすことを確実に防止でき、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
また、この実施の形態2のプリントシステム500におけるプリンタ510は、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pの後端を、断裁片収容部530におけるカッティング処理装置120側の壁面によってガイドしながら、緩衝空間134a内に導入することができる。これにより、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pを断裁片収容部530の壁面を利用して緩衝空間134a内に導入することができ、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pの位置をガイドする専用のガイド部材を設けることなく、記録媒体Pがジャムを起こすことを確実に防止でき、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
また、この実施の形態2のプリントシステム500におけるプリンタ510は、中継部520が、緩衝空間134aにおいて断裁片収容部530側に拡張された部分が、鉛直方向において断裁片収容部530と一部重複するように配置されているため、これらを重複させない場合と比較して、記録部113とカッティング処理部121との間隔を短くすることができる。これにより、カッティング処理部121とともに構成するプリントシステム500全体の小型化を図ることができる。
さらに、この実施の形態2のプリントシステム500におけるプリンタ510は、中継部520における緩衝空間134aが、断裁片収容部530側に拡張された部分が、鉛直方向においてカッタ部119の下側に入り込むように配置されているため、断裁片収容部530による断裁片の収容に支障をきたすことなく、記録部113とカッティング処理部121との間隔を短くし、カッティング処理部121とともに構成するプリントシステム500全体の小型化を図ることができる。
その後、カッティング処理装置120は、先端位置を再び検出すると、緩衝空間134a内に搬送した記録媒体Pを正方向に搬送しながら、発振器を制御して発振器からレーザー光を発振させるとともに、モータを駆動制御して発振器が発振したレーザー光の出射位置を伝送光学系によって移動させながら、当該レーザー光を記録媒体Pに照射することによって、カッティング処理をおこなう。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510は、供給された記録媒体Pに対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部121を備えたカッティング処理装置120へ記録媒体Pを供給するプリンタ510であって、ロール状に巻回された長尺状の記録媒体Pに対する記録動作をおこなう記録部113と、記録部113によって記録動作がおこなわれた長尺状の記録媒体Pを所定の位置で切断するカッタ部119と、カッタ部119によって切断された記録媒体Pをカッティング処理部121へ搬送する搬送部と、記録部113からカッティング処理部121への、記録部113によって記録動作がおこなわれた記録媒体Pの供給を中継する中継部520と、を備えている。
また、中継部520が、カッティング処理部121よりも記録部113側に設けられて当該記録部113とは異なる位置に設けられた緩衝部134と、記録部113とカッティング処理部121とを連通する第1の位置と、カッティング処理部121と緩衝部134とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップ133と、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過するまでの間当該フラップ133を第1の位置に位置付け、当該記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過した場合に当該フラップ133を第2の位置に位置付けるようにフラップ133の位置を切り替える切替手段を実現する付勢部材135と、を備えている。
そして、実施の形態2のプリンタ510における緩衝部134は、フラップ133が第2の位置に位置付けられている状態でカッティング処理部121から記録部113側へ搬送される記録媒体Pを退避させる空間であって、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における下方または上方に広がる緩衝空間134aを備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510によれば、カッティング処理部121へ供給した記録媒体Pが、当該記録媒体Pの位置合わせをおこなうためにカッティング処理部121からプリンタ510に戻すように搬送された場合にも、当該記録媒体Pを緩衝空間134aに退避させることができる。
これにより、カッティング処理部121からプリンタ510に戻すように搬送された記録媒体Pを中継するために要するスペースを抑えつつ、カッティング処理部121の動作との同期を取ることなくカッティング処理部121からプリンタ510に戻すように搬送された記録媒体Pを中継することができる。
また、この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510は、カッタ部119による記録媒体Pの切断位置よりも鉛直方向における下方に設けられ、当該切断位置側に開口を備えた断裁片収容部530を備え、緩衝空間134aの少なくとも一部が、断裁片収容部530の少なくとも一部と鉛直方向において重複するように設けられていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510によれば、プリンタ510とカッティング処理装置120との対向方向における中継装置130の長さを、切断された後の記録媒体Pの長さよりも短くした場合にも、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。また、実施の形態2のプリンタ510によれば、緩衝空間134aが断裁片収容部530側に広がった分だけ、図1などに示した中継装置130よりも、搬送方向における長さが長い記録媒体Pを退避させることができる。
また、この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510は、断裁片収容部530の中継部520側の一部が当該中継部520から離間するように凹形状に湾曲した形状をなし、緩衝空間134aが、少なくとも一部が、鉛直方向において断裁片収容部530の少なくとも一部と重複するように、断裁片収容部530の湾曲形状に沿って断裁片収容部530側に突出する形状をなすことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510によれば、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pを、湾曲形状をなす曲線に沿って緩衝空間134a内に円滑に導入することができる。このように、この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510によれば、断裁片収容部530が緩衝部134を兼ねていることにより、カッティング処理装置120から排出された記録媒体Pの位置をガイドする専用のガイド部材を別途設けることなく、記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態2のプリンタ510によれば、カッティング処理部121とともに構成するプリントシステム500の製造コストを抑え、プリントシステム500全体の小型化を図ることができる。
<実施の形態3>
つぎに、この発明にかかる実施の形態3のカッティング処理装置を備えたプリントシステムの構成について説明する。実施の形態3においては、上述した実施の形態1および実施の形態2と同一部分は同一符号で示し、説明を省略する。
図6は、この発明にかかる実施の形態3のカッティング処理装置を備えたプリントシステムの構成を示す説明図である。図6において、この発明にかかる実施の形態3のプリントシステム600は、プリンタ110とカッティング処理装置610とを備えている。
カッティング処理装置610は、記録部113を備えたプリンタ110から供給された記録媒体Pに対してカッティング処理をおこなう。カッティング処理装置610は、上記のカッティング処理をおこなうカッティング処理部121と、緩衝部134と、フラップ133と、付勢部材135と、中継経路132と、図示を省略するセンサと、を備えている。
緩衝部134は、カッティング処理部121よりも導入部120b側に設けられている。緩衝部134は、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における下方に広がっており、フラップ133が第2の位置に位置付けられている状態でカッティング処理部121から記録部113側へ搬送される記録媒体Pを退避させる。
フラップ133は、プリンタ110における排出口110bとカッティング処理部121とを連通する第1の位置と、カッティング処理部121と緩衝部134とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられている。また、フラップ133は、付勢部材135によって、第2の位置に位置付けられるように付勢されている。
センサは、カッティング処理装置610内であって、導入部120bの近傍に設けられている。このため、センサによって検出された記録媒体Pは、当該センサによって後端が検出されてから所定長さ分正方向に搬送した後に、中継経路132を通過してカッティング処理部121側に到達する。カッティング処理装置610において、導入部120bを介して挿入された記録媒体Pの後端がセンサによって検出されてから、当該記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過してカッティング処理部121側に到達するまでに当該記録媒体Pを搬送する長さは、あらかじめ設定されている。
あるいは、センサは、カッティング処理装置610内であって、ローラ対123の近傍に設けられていてもよい。この場合、プリンタ110において、記録部113の先端が導入部120bからローラ対123に達するまでに相当する分、記録媒体Pを正方向に搬送することにより、カッティング処理装置610に設けるセンサや、搬送のためのローラ対123などを増やすことなく、記録媒体Pの位置を検出することができる。
あるいは、センサは、カッティング処理装置610内であって、導入部120bの近傍とローラ対123の近傍とに設けてもよい。この場合、プリンタ110において、記録媒体Pの先端が導入部120bからローラ対123に達するまでに相当する分、記録媒体Pを正方向に搬送することなく、カッティング処理装置610において記録媒体Pを搬送することができる。
(プリントシステム600の動作)
つぎに、この発明にかかる実施の形態3のプリントシステム600の動作について説明する。この発明にかかる実施の形態2のプリントシステム600においては、まず、プリンタ110において、記録部113を駆動制御して昇華転写型の記録動作をおこなう。そして、記録動作がおこなわれた記録媒体Pをカッタ部119により切断し、切断された記録媒体Pを、排出口110bからカッティング処理装置610における導入部120bを介してカッティング処理装置610内に挿入する。
カッティング処理装置610は、センサの出力値に基づいて、導入部120bを介して挿入された記録媒体Pの先端を検出すると、当該記録媒体Pを正方向に搬送する。そして、センサの出力値に基づいて記録媒体Pの後端を検出してから、あらかじめ設定された分、記録媒体Pをさらに正方向に搬送する。これにより、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過してカッティング処理部121側に到達するまで、当該記録媒体Pを搬送することができる。
フラップ133は、当該フラップ133の先端よりも記録媒体Pの後端がカッティング処理部121側へ移動すると記録媒体Pからの付勢力から解放され、付勢部材135の付勢力によって第2の位置に位置付けられる。
つぎに、カッティング処理装置610は、記録媒体Pを逆方向に搬送する。フラップ133は、記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過した時点で第2の位置に位置付けられているため、逆方向に搬送される記録媒体Pは、後端から緩衝空間134aに導入される。緩衝空間134aは、中継経路132よりも鉛直方向における下方に広がっているため、プリンタ110とカッティング処理装置610との対向方向における中継装置130の長さを、切断された後の記録媒体Pの長さよりも短くした場合にも、当該記録媒体Pを損傷することなく退避させることができる。
その後、カッティング処理装置610は、先端位置を再び検出すると、緩衝空間134a内に搬送した記録媒体Pを正方向に搬送しながら、発振器を制御して発振器からレーザー光を発振させるとともに、モータを駆動制御して発振器が発振したレーザー光の出射位置を伝送光学系によって移動させながら、当該レーザー光を記録媒体Pに照射することによって、カッティング処理をおこなう。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態3のカッティング処理装置610は、記録媒体Pに対する記録動作をおこなう記録部113から供給された記録媒体Pに対してカッティング処理をおこなうカッティング処理装置610であって、カッティング処理をおこなうカッティング処理部121と、カッティング処理部121よりも記録部113側に設けられた緩衝部134と、記録部113とカッティング処理部121とを連通する第1の位置と、カッティング処理部121と緩衝部134とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップ133と、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過するまでの間当該フラップ133を第1の位置に位置付け、当該記録媒体Pの後端がフラップ133の先端位置を通過した場合に当該フラップ133を第2の位置に位置付けるようにフラップ133の位置を切り替える切替手段を実現する付勢部材135と、を備えている。
そして、実施の形態3のカッティング処理装置610における緩衝部134は、フラップ133が第2の位置に位置付けられている状態でカッティング処理部121から記録部113側へ搬送される記録媒体Pを退避させる空間であって、記録部113からカッティング処理部121へ搬送される記録媒体Pの経路よりも鉛直方向における下方または上方に広がる空間を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態3のカッティング処理装置610によれば、カッティング処理における記録媒体Pの位置合わせをおこなう際には、プリンタ110から供給された記録媒体Pを緩衝空間134aに退避させることができるので、一旦プリンタ110から供給された記録媒体Pをカッティング処理装置610の外部へ搬送することなく、カッティング処理をおこなうことができる。
これにより、記録部113における記録動作との同期を不要とし、プリンタ110から記録媒体Pの供給を受けたあとは、カッティング処理装置610内においてカッティング処理を完了させることができる。
このように、この発明にかかる実施の形態3のカッティング処理装置610によれば、プリンタ110とともに構成するプリントシステム600の製造コストを抑え、プリントシステム600全体の小型化を図ることができる。
以上のように、この発明にかかる中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置は、同一の記録媒体を複数の装置が取り扱うプリントシステムにおけるプリンタおよびカッティング処理装置に有用であり、特に、ラベル用紙を記録媒体として取り扱うプリントシステムにおけるプリンタおよびカッティング処理装置に適している。
100 プリントシステム
110 プリンタ
110b 排出口
112 記録媒体搬送経路
113 記録部
113a サーマルヘッド
113b プラテン
114 インクリボン
115a 巻き取りローラ
115b 供給ローラ
118 カール矯正部
119 カッタ部
120 カッティング処理装置
120b 導入部
123 ローラ対
130 中継装置
131a 第1の導入口
131b 第2の導入口
133 フラップ
134 緩衝部
135 付勢部材
136 ガイドプレート
500 プリントシステム
510 プリンタ
520 中継部
530 断裁片収容部
531 開口
532 収容空間
600 プリントシステム
610 カッティング処理装置

Claims (9)

  1. 記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部から前記記録媒体に対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部への、前記記録部によって記録動作がおこなわれた記録媒体の供給を中継する中継装置であって、
    前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部を開放された空間に連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、
    前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、
    を備え
    前記開放された空間は、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方に広がる空間であることを特徴とする中継装置。
  2. 記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部から前記記録媒体に対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部への、前記記録部によって記録動作がおこなわれた記録媒体の供給を中継する中継装置であって、
    前記カッティング処理部よりも前記記録部側に設けられて当該記録部とは異なる位置に設けられた緩衝部と、
    前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部と前記緩衝部とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、
    前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、
    を備え、
    前記緩衝部は、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方に広がる緩衝空間を備えたことを特徴とする中継装置。
  3. 前記緩衝部は、前記緩衝空間の一部が、鉛直方向において前記記録部と重複するように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の中継装置。
  4. 前記切替手段は、前記フラップを前記第2の位置に位置付けるように、当該フラップを前記第1の位置側から前記第2の位置側へ付勢する付勢部材であって、
    前記フラップは、前記先端位置よりも前記記録部側に設けられた支点を中心として回動可能であって、回動することにより前記先端位置を揺動することによって前記第1の位置または前記第2の位置に選択的に位置付けられ、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体に付勢されることにより前記切替手段による付勢力に抗して前記第1の位置に位置付けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の中継装置。
  5. 前記記録媒体は、片面に粘着層が設けられたラベル用紙と、当該ラベル用紙の粘着層側に重ね合わされた剥離紙とによって構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の中継装置。
  6. 供給された記録媒体に対するカッティング処理をおこなうカッティング処理部へ前記記録媒体を供給するプリンタであって、
    ロール状に巻回された長尺状の記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部と、
    前記記録部によって記録動作がおこなわれた前記長尺状の記録媒体を所定の位置で切断するカッタ部と、
    前記カッタ部によって切断された記録媒体を前記カッティング処理部へ搬送する搬送部と、
    前記記録部から前記カッティング処理部への、前記記録部によって記録動作がおこなわれた記録媒体の供給を中継する中継部と、を備え、
    前記中継部は、
    前記カッティング処理部よりも前記記録部側に設けられて当該記録部とは異なる位置に設けられた緩衝部と、
    前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部と前記緩衝部とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、
    前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、
    を備え、
    前記緩衝部は、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方に広がる緩衝空間を備えたことを特徴とするプリンタ。
  7. 前記カッタ部による記録媒体の切断位置よりも鉛直方向における下方に設けられ、当該切断位置側に開口を備えた断裁片収容部を備え、
    前記緩衝空間は、少なくとも一部が、前記断裁片収容部の少なくとも一部と鉛直方向において重複するように設けられていることを特徴とする請求項6に記載のプリンタ。
  8. 前記断裁片収容部は、前記中継部側の一部が当該中継部から離間するように凹形状に湾曲した形状をなし、
    前記緩衝空間は、少なくとも一部が、鉛直方向において前記断裁片収容部の少なくとも一部と重複するように、前記断裁片収容部の湾曲形状に沿って前記断裁片収容部側に突出する形状をなすことを特徴とする請求項7に記載のプリンタ。
  9. 記録媒体に対する記録動作をおこなう記録部から供給された記録媒体に対してカッティング処理をおこなうカッティング処理装置であって、
    前記カッティング処理をおこなうカッティング処理部と、
    前記カッティング処理部よりも前記記録部側に設けられた緩衝部と、
    前記記録部と前記カッティング処理部とを連通する第1の位置と、前記カッティング処理部と前記緩衝部とを連通する第2の位置と、に切替可能に設けられたフラップと、
    前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過するまでの間当該フラップを前記第1の位置に位置付け、当該記録媒体の後端が前記フラップの先端位置を通過した場合に当該フラップを前記第2の位置に位置付けるように前記フラップの位置を切り替える切替手段と、
    を備え、
    前記緩衝部は、前記フラップが前記第2の位置に位置付けられている状態で前記カッティング処理部から前記記録部側へ搬送される記録媒体を退避させる空間であって、前記記録部から前記カッティング処理部へ搬送される記録媒体の経路よりも鉛直方向における下方に広がる緩衝空間を備えたことを特徴とするカッティング処理装置。
JP2015105911A 2015-05-25 2015-05-25 中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置 Expired - Fee Related JP6445929B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105911A JP6445929B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105911A JP6445929B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016216247A JP2016216247A (ja) 2016-12-22
JP6445929B2 true JP6445929B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=57577876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015105911A Expired - Fee Related JP6445929B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6445929B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7098909B2 (ja) 2017-11-02 2022-07-12 株式会社デンソー ペダル装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4644913B2 (ja) * 2000-06-23 2011-03-09 マックス株式会社 切抜き装置付き印字装置
JP4363020B2 (ja) * 2002-09-25 2009-11-11 セイコーエプソン株式会社 テープ処理装置
JP4440849B2 (ja) * 2005-07-29 2010-03-24 株式会社リコー シート処理装置および画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7098909B2 (ja) 2017-11-02 2022-07-12 株式会社デンソー ペダル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016216247A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108883642B (zh) 打印机
JP2007145485A (ja) 記録媒体搬送機構及びこれを備えた画像記録装置
JP2014055042A (ja) プリンタ
JP2015136796A (ja) サーマルプリンタ
US20090295865A1 (en) Head moving mechanism and image forming apparatus
JP6445929B2 (ja) 中継装置、プリンタおよびカッティング処理装置
JP2001105677A (ja) カッタ付きプリンタ
JP6366402B2 (ja) サーマルプリンタ
JP2002265138A (ja) カッタ付きプリンタ
JP2008049677A (ja) プリンター装置
JP6643163B2 (ja) プリンタ
JP2022053306A (ja) プリンタ装置
JP2018187732A (ja) プリンタ
JP2010069723A (ja) インクジェットプリンタ
JP2007203521A (ja) プリンタ
JP6639715B1 (ja) プリンタ
JP2009179009A (ja) サーマルプリンタ
JP2005144667A (ja) プリンタ
JP2001353891A (ja) プリンタ装置及びプリント方法
JP2007091366A (ja) 印刷装置
JP2016210127A (ja) サーマルプリンタ
WO2019224981A1 (ja) 熱転写型印刷装置
JP5213385B2 (ja) プリンタ
JP2005349744A (ja) プリンタ
JP2021053858A (ja) プリンタシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6445929

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees