JP6443839B2 - フィルム材の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
以下、図1A〜1C、3Aおよび3Bを参照しながら、本発明に係る製造方法の一実施形態を説明する。図1A〜1Cは、本発明の一実施形態に係るフィルム材の製造方法を説明するための図である。図1Bおよび1Cでは、便宜的に、基材1上に、繊維2Fと第2原料液40(または熱硬化性樹脂2R)とが、それぞれ単独の層状で積層されているように示しているが、これに限定されるものではない。繊維2Fは、その一部または全部が第2原料液40(または熱硬化性樹脂2R)に埋没あるいは浸漬している場合もある。図3Aおよび3Bは、本発明の製造方法により得られるフィルム材のそれぞれ異なる一実施形態を模式的に示す断面図である。
まず、基材1、繊維2Fの原料となる第1樹脂2Faおよび第1溶媒を含む第1原料液30ならびに、熱硬化性の第2樹脂および第2溶媒を含む第2原料液40を、それぞれ準備する。
基材1の材質は特に限定されず、例えば、樹脂シート、紙シート、布シート、ガラス繊維シートなどを用いることができる。なかでも、取扱い性の点で、樹脂シートであることが好ましい。樹脂シートを構成する樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなど)などを用いることができる。なかでも、寸法安定性、耐溶剤性、コストの観点から、ポリエチレンテレフタレートであることが好ましい。基材1の厚みも特に限定されないが、10〜100μmであることが好ましく、20〜50μmであることがより好ましい。
第1原料液30は、第1樹脂2Faおよび第1溶媒を含み、第1樹脂2Faは、第1溶媒に溶解している。第1原料液30からは、第1樹脂2Faを含む繊維2Fが形成される。換言すれば、第1樹脂2Faは、繊維の形状でフィルム層2に含まれる。繊維状の第1樹脂2Faの軟化点ST1(以下、単に「繊維2Fの軟化点ST1」と称する)は、未硬化または半硬化状態であって、かつ、固化している状態の熱硬化性樹脂2Rの軟化点ST2(以下、単に「熱硬化性樹脂2Rの軟化点ST2」と称する)より高いことが好ましい。これにより、熱転写時に、基材1がさらに剥離し易くなる。
第2原料液40は、第2樹脂(熱硬化性樹脂2R)および第2溶媒を含む。熱硬化性樹脂2Rは、好ましくは第2溶媒に溶解している。
次に、図1Aに示すように、基材1に繊維2Fを堆積させる。繊維2Fは、基材1上で第1樹脂2Faおよび第1溶媒を含む第1原料液30を噴射させ、第1溶媒を気化させながら繊維2Fを形成させる乾式紡糸法あるいは電界紡糸法により、基材1上に堆積される。なかでも、繊維径の小さな繊維を形成することができる点で、繊維2Fは電界紡糸法により形成されることが好ましい。電界紡糸法によれば、繊維2Fは、基材1上に、一本以上の繊維2Fがランダムに重なった(あるいは、絡まった)繊維の集合体である不織布状に堆積される。
続いて、図1Bに示すように、基材1の繊維2Fが堆積された主面に、第2原料液40を塗工する。塗工の方法は特に限定されず、例えば、マイクログラビア法、スロットダイコーティング法、ナイフコーティング法などが挙げられる。図1Bは、ノズル44から第2原料液40が吐出されている様子を示している。
最後に、図1Cに示すように、形成されたフィルム層前駆体2aに含まれる第2溶媒の一部または全部を除去することにより、フィルム層2が形成され、フィルム材10が得られる。第2溶媒の除去は、温風を利用した加熱乾燥や減圧乾燥により行うことができる。なかでも、簡便である点で加熱乾燥を用いることが好ましい。図1Cは、温風51により、加熱乾燥を行う場合を示している。
基材1を搬送する搬送工程が含まれる場合、図2に示すように、繊維堆積工程、樹脂塗工工程および乾燥工程は、搬送される基材1に対して、連続的に行われることが好ましい。これにより、繊維堆積工程、樹脂塗工工程および乾燥工程の間、基材を回収(例えば、リールへの巻き取りなど)することなく、フィルム材を製造できるため、生産性がさらに向上する。また、製造設備の省スペース化も図れる。図2では、基材1が長尺体である場合を示している。例えば、長尺の基材1を方向Dに搬送させながら、基材1上に繊維2Fを堆積させる。繊維2Fが堆積された基材1をそのまま搬送させながら、引き続き、第2原料液40の塗工を行う。さらに搬送させながら乾燥することにより、フィルム材10が得られる。
次に、図3を参照しながら、本発明に係るフィルム材の一実施形態を説明する。
上記の方法により製造されるフィルム材10は、基材1と、基材1の一方の主面に配置されたフィルム層2と、を備える。フィルム層2は、熱硬化性樹脂2Rおよび繊維2Fを含む。繊維2Fは、熱硬化性樹脂2Rの軟化点ST2よりも高い軟化点ST1を有することが好ましい。フィルム層2の耐熱性がさらに向上するためである。
以下、図4を参照しながら、本発明に係る製造装置100の一実施形態を説明する。図4は、本発明の一実施形態に係る製造装置の構成例を示す図である。製造装置100では、基材1は、製造ラインの上流から下流に搬送される。
基材供給部200は、製造装置100の最上流に配置されており、例えばロール状に捲回された長尺の基材1を第1搬送コンベア21に供給する。この場合、基材1は供給リール22に捲回されており、供給リール22はモータ23の駆動により回転する。
基材1は、第1搬送コンベア21により、繊維形成部300に移送される。繊維形成部300は、繊維紡糸機構として、例えば電界紡糸機構を具備する。電界紡糸機構は、繊維形成部300内の上方に設置された第1原料液30を放出するための放出体33と、放出された第1原料液30をプラスに帯電させる帯電手段(後述参照)と、放出体33と対向するように配置された基材1を上流側から下流側に搬送する第2搬送コンベア34と、を備えている。第2搬送コンベア34は、基材1とともに繊維2Fを収集するコレクタ部として機能する。
続いて、基材1は、第2搬送コンベア34により、樹脂塗工部400に搬送される。図4では、ナイフコーティング法により塗工する場合を示している。
第2原料液40が塗工された基材1は、第3搬送コンベア43により、乾燥部500に搬送され、第2溶媒の一部または全部が除去される。乾燥部500では、基材1の上方に配置された温風発生機50から基材1に温風51を送り、第2溶媒を気化することにより除去する。温風51の温度は、第2溶媒が気化する温度であって、熱硬化性樹脂2Rが硬化しない温度であれば特に限定されず、第2溶媒および熱硬化性樹脂2Rの種類によって適宜設定することができる。
第4搬送コンベア52により乾燥部500から搬出されたフィルム材10は、搬送ローラ61を介して、より下流側に配置されている回収部600に回収される。回収部600は、搬送されてくるフィルム材10を捲き取る回収リール62を内蔵していても良い。この場合、回収リール62はモータ63の駆動により回転する。
Claims (7)
- 基材を準備する第1準備工程と、
繊維の原料となる第1樹脂および第1溶媒を含む第1原料液を準備する第2準備工程と、
熱硬化性の第2樹脂および第2溶媒を含む第2原料液を準備する第3準備工程と、
前記基材上で前記第1原料液を噴射して、前記第1原料液から前記第1樹脂を含む繊維を生成させ、前記基材に前記繊維を堆積させる繊維堆積工程と、
前記基材に堆積された前記繊維を覆うように、前記第2原料液を塗工する樹脂塗工工程と、
前記塗工された第2原料液に含まれる前記第2溶媒を除去する乾燥工程と、を含む、フィルム材の製造方法。 - 基材を準備する第1準備工程と、
繊維の原料となる第1樹脂および第1溶媒を含む第1原料液を準備する第2準備工程と、
熱硬化性の第2樹脂および第2溶媒を含む第2原料液を準備する第3準備工程と、
前記基材上で前記第1原料液を噴射して、前記第1原料液から前記第1樹脂を含む繊維を生成させ、前記基材に前記繊維を堆積させる繊維堆積工程と、
前記基材に堆積された前記繊維を覆うように、前記第2原料液を塗工する樹脂塗工工程と、
前記塗工された第2原料液に含まれる前記第2溶媒を除去する乾燥工程と、を含み、
前記第1樹脂の軟化開始温度ST1が、前記乾燥工程後の前記第2樹脂の軟化開始温度ST2より高い、フィルム材の製造方法。 - 前記繊維堆積工程が、電界紡糸法により行われる、請求項1または2に記載のフィルム材の製造方法。
- 前記堆積される繊維の繊維径が、1μm以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のフィルム材の製造方法。
- 前記第2原料液が、さらに導電性材料を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のフィルム材の製造方法。
- さらに、前記基材を搬送ベルトで搬送する搬送工程を含み、
前記搬送工程で搬送される基材に対して、前記繊維堆積工程、前記樹脂塗工工程および前記乾燥工程を連続的に行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載のフィルム材の製造方法。 - 基材を搬送ベルトに供給する、基材供給部と、
搬送される前記基材の上方で、繊維の原料となる第1樹脂および第1溶媒を含む第1原料液から前記第1樹脂を含む繊維を生成させ、生成した前記繊維を、前記基材に堆積させる、繊維形成部と、
前記繊維形成部の下流に配置され、搬送される前記基材の繊維が堆積された面に、前記繊維を覆うように、熱硬化性の第2樹脂および第2溶媒を含む第2原料液を塗工する、樹脂塗工部と、
前記樹脂塗工部の下流に配置され、搬送される前記基材に塗工された前記第2原料液に含まれる前記第2溶媒を除去して、フィルム材を形成する、乾燥部と、
前記乾燥部から送り出される前記フィルム材を捲き取る回収部と、を具備する、フィルム材の製造装置。
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