JP6440922B1 - 超電導マグネット - Google Patents

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Abstract

超電導マグネット(100)は、超電導コイル(110)と、冷媒容器(120)と、輻射シールド(130)と、真空容器(140)と、第1配管(150)と、冷凍機(153)と、仕切部(156)と、第2配管(160)と、第3配管(170)と、第4配管(180)と、少なくとも1つの放圧弁(190)とを備えている。冷凍機(153)は、第1配管(150)との間に気化した冷媒(10G)の第1流路(11)が構成されるように配置されている。第3配管(170)は、真空容器(140)より外側において第1配管(150)に接続され、真空容器(140)に接触しつつ延在している。第4配管(180)は、真空容器(140)より外側において第2配管(160)に接続され、真空容器(140)に接触しつつ延在している。放圧弁(190)は、第3配管(170)および第4配管(180)の各々に接続されている。

Description

本発明は、超電導マグネットに関する。
冷凍機を備えた超電導マグネットの構成を開示した先行文献として、特開平7−74019号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された超電導マグネットは、超電導コイルと、内槽容器と、輻射シールドと、外槽容器と、冷媒ガス液化用の冷凍機と、外部接続ポートと、シールド配管と、開放バルブとを備える。
超電導コイルは、内槽容器に収納されている。内槽容器は、液状の冷媒が充填されている冷媒容器である。輻射シールドは、内層容器を取り囲むように設けられている。外槽容器は、輻射シールドの外周を覆う真空容器である。冷媒ガス液化用の冷凍機は、外槽容器に組み込まれている。外部接続ポートに、注液配管およびガス回収配管が接続されている。シールド配管は、輻射シールドに沿って取り付けられている。開放バルブは、シールド配管内の冷媒ガスを外部に放出する。
特開平7−74019号公報
超電導マグネットにおいては、停電時または輸送時などの電力が供給されないときに、外部接続ポートおよび冷媒ガス液化用の冷凍機の各々を通じて侵入した熱によって冷媒容器内の冷媒が気化する。気化した冷媒が外部に放出される際に通過する配管は、気化した冷媒の顕熱によって冷却される。
外部接続ポートおよび冷媒ガス液化用の冷凍機の各々からの熱侵入経路における熱侵入量は、互いに異なる。そのため、熱侵入量が大きい熱侵入経路および熱侵入量が小さい熱侵入経路の各々における熱侵入量に応じて、気化した冷媒による冷却が行われなければ、外部から冷媒容器への熱侵入を効果的に抑制できない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、電力供給が停止した状態においても、外部から冷媒容器への熱侵入を効果的に抑制することができる、超電導マグネットを提供することを目的とする。
本発明に基づく超電導マグネットは、超電導コイルと、冷媒容器と、輻射シールドと、真空容器と、第1配管と、冷凍機と、仕切部と、第2配管と、第3配管と、第4配管と、少なくとも1つの放圧弁とを備えている。冷媒容器は、超電導コイルを液状の冷媒に浸漬した状態で収容している。輻射シールドは、冷媒容器の周りを囲んでいる。真空容器は、超電導コイル、冷媒容器および輻射シールドを収容している。第1配管は、真空容器および輻射シールドの各々を貫通して冷媒容器と接続され、真空容器より外側に取付口を有している。冷凍機は、取付口から第1配管に挿入されて、取付口を封じるように固定され、かつ、第1配管との間に気化した冷媒の第1流路が構成されるように配置されている。仕切部は、第1配管の内面と冷凍機との隙間に配置され、第1配管内を冷媒容器側と取付口側とに仕切りつつ第1流路の一部を構成している。第2配管は、真空容器および輻射シールドの各々を貫通して冷媒容器と接続され、気化した冷媒の第2流路を構成している。第3配管は、真空容器より外側において第1配管に接続され、真空容器に接触しつつ延在している。第4配管は、真空容器より外側において第2配管に接続され、真空容器に接触しつつ延在している。放圧弁は、第3配管および第4配管の各々に接続されている。
本発明によれば、第1流路および第2流路の各々における気化した冷媒の流量を調整することにより、熱侵入量に応じた流量で気化した冷媒を通流させることができるため、電力供給が停止した状態においても、真空容器および輻射シールドの各々を効果的に冷却して、外部から冷媒容器への熱侵入を効果的に抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る超電導マグネットについて図面を参照して説明する。以下の実施の形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
なお、以下の実施の形態においては、中空円筒型の超電導マグネットについて説明するが、必ずしも中空円筒型超電導マグネットに限定されるものではなく、開放型の超電導マグネットにも本発明を適用できる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る超電導マグネットの構成を示す断面図である。図1においては、超電導マグネットの上側部分の断面のみを示している。図1に示すように、本発明の一実施の形態に係る超電導マグネット100は、超電導コイル110と、冷媒容器120と、輻射シールド130と、真空容器140と、第1配管150と、冷凍機153と、仕切部156と、第2配管160と、第3配管170と、第4配管180と、少なくとも1つの放圧弁190とを備えている。
超電導コイル110は、たとえば、銅からなるマトリクスの中心部にニオブチタン合金を埋め込んで形成された超電導線が巻き回されて構成されている。超電導コイル110は、ステンレスまたはアルミニウムなどの非磁性材料から構成された巻枠111に巻き回されている。
冷媒容器120は、超電導コイル110および巻枠111を液状の冷媒10に浸漬した状態で収容している。冷媒容器120は、超電導コイル110の外形と略相似形の中空円筒状の形状を有している。冷媒容器120は、ステンレスまたはアルミニウムなどの非磁性材料から構成されている。
冷媒容器120内において、巻枠111は、図示しない支持部に支持されて、冷媒容器120と間隔を置いた状態で固定されている。なお、超電導コイル110は冷媒容器120の底部に巻き回されていてもよく、この場合、巻枠111は設けられない。
本実施の形態において、液状の冷媒10は液体ヘリウムであるが、超電導コイル110を超電導状態にすることができる冷媒であれば、特に限定されない。液状の冷媒10は、たとえば、液体窒素でもよい。
輻射シールド130は、冷媒容器120の周りを囲んでいる。輻射シールド130は、冷媒容器120と略相似形の中空円筒状の形状を有している。輻射シールド130は、冷媒容器120と後述する真空容器140との間を断熱する機能を有している。輻射シールド130は、たとえば、アルミニウムなどの光の反射率の高い非磁性材料から構成されている。
本実施の形態に係る超電導マグネット100は、輻射シールド130と後述する真空容器140との間に、多層断熱材135(スーパーインシュレーション)をさらに備えている。多層断熱材135は、輻射シールド130の外側を覆うように配置されている。多層断熱材135は、輻射シールド130の表面に張り付けられていてもよい。
真空容器140は、超電導コイル110、冷媒容器120および輻射シールド130を収容している。真空容器140は、輻射シールド130と略相似形の中空円筒状の形状を有している。
真空容器140内の冷媒容器120および輻射シールド130の各々は、図示しない複数の支持棒によって、真空容器140に対して固定されている。支持棒は、たとえば、ガラスエポキシで構成されている。真空容器140の内部は、図示しない減圧装置により真空になるように減圧されている。
真空容器140は、真空容器140の内側と外側とを真空断熱するために、たとえば、ステンレスまたはアルミニウムなどの非磁性材料から構成されている。
第1配管150は、真空容器140および輻射シールド130の各々を貫通して冷媒容器120と接続されている。第1配管150は、非磁性材料から構成され、たとえば、ステンレスから構成されている。第1配管150は、真空容器140より外側に取付口151を有している。
冷凍機153は、取付口151から第1配管150に挿入されて、取付口151を封じるように固定されている。冷凍機153は、取付口151に挿入された状態において、第1配管150の取付口151の上面と冷凍機153のフランジの下面との間に隙間ができないように、図示しないOリングなどにより封止されている。
冷凍機153は、冷媒容器120の内部を冷却し、気化した冷媒10Gを液化させる機能を有する。本実施の形態において、冷凍機153は、取り外しを行わない固定方式の冷凍機であり、冷凍機153としては、2段の冷凍ステージを有するギフォード・マクマホン型冷凍機またはパルスチューブ冷凍機を用いることができる。
本実施の形態において、冷凍機153は、第1冷凍ステージ154aと、第2冷凍ステージ154bとを有している。第1冷凍ステージ154aは、冷凍機153において、後述する仕切部156と接触している。第1冷凍ステージ154aは、仕切部156および後述する第1伝熱部159を間に挟んで輻射シールド130の端部に接続されている。冷凍機153の運転時においては、第1冷凍ステージ154aが、第1配管150の内部だけでなく、輻射シールド130も冷却している。
冷凍機153の第2冷凍ステージ154bは、冷媒容器120と第1配管150との接続部より上方であって、第1冷凍ステージの下方に位置している。冷凍機153の運転時において、第2冷凍ステージ154bは、気化した冷媒10Gを再液化させる。
冷凍機153は、第1配管150との間に気化した冷媒10Gの第1流路11が構成されるように配置されている。冷凍機153が停止している際、第1流路11を流れる冷媒10Gと冷凍機153との熱交換により、冷凍機153が冷却される。これにより、停止中の冷凍機153を経由して、熱が冷媒容器120に侵入することを抑制できる。
仕切部156は、第1配管150の内面と冷凍機153との隙間に配置されている。仕切部156は、第1配管150内を冷媒容器120側と取付口151側とに仕切りつつ第1流路11の一部を構成している。仕切部156によって第1配管150内が仕切られることにより、冷凍機153の運転時に冷媒容器120内を効率よく冷却することができる。
仕切部156は、第1配管150内の冷凍機153を取り囲むように、第1配管150の中心軸に対して周方向に延在している。仕切部156には、第1流路11の一部となる複数の孔部157が設けられている。複数の孔部157は、仕切部156において、周方向に互いに間隔を空けて配置され、第1配管150内の冷媒容器120側と取付口151側とを連通させる。
このように設けられた複数の孔部157を、気化した冷媒10Gが通流することにより、停止中の冷凍機153と気化した冷媒10Gとが、仕切部156を介して効率よく熱交換することができる。なお、複数の孔部157は、仕切部156の周方向において等間隔に配置されていることが好ましい。
仕切部156は、第1配管150を間に挟んで輻射シールド130の端部と対向するように位置している。仕切部156がこのように位置しているため、冷凍機153の停止時において、仕切部156内を流れる気化した冷媒10Gの顕熱によって、第1配管150を介して輻射シールド130を冷却することができる。ひいては、電力供給が停止した状態において、外部から冷媒容器120への熱侵入をより効果的に抑制できる。
仕切部156は、熱伝導性の良い材料で構成されることが好ましい。仕切部156は、たとえば、銅で構成されている。
本実施の形態に係る超電導マグネット100は、環状の第1伝熱部159をさらに備えている。本実施の形態において、第1伝熱部159は、第1配管150の周壁の一部を構成しているが、第1伝熱部159は、第1配管150の周壁の外周に接触するように設けられていてもよい。
本実施の形態において、第1伝熱部159は、仕切部156と接触するように位置している。具体的には、第1伝熱部159は、孔部157を塞がないように、仕切部156の外周部に接触している。第1伝熱部159が、第1配管150の周壁の外周に接触するように設けられている場合、第1伝熱部159は、第1配管150の周壁を間に挟んで仕切部156に間接的に接続されている。
第1伝熱部159は、仕切部156と輻射シールド130の端部との間に位置している。これにより、冷凍機153の停止時において、仕切部156内を流れる気化した冷媒10Gの顕熱によって、第1伝熱部159を介して輻射シールド130をより効率的に冷却することができる。さらに、仕切部156は冷凍機153の第1冷凍ステージと接触しているため、超電導マグネット100の運転時において、輻射シールド130をより効率的に冷却することができる。
第1伝熱部159は、熱伝導性の良い材料で構成されることが好ましい。第1伝熱部159は、たとえば、銅で構成されている。
第2配管160は、真空容器140および輻射シールド130の各々を貫通して冷媒容器120と接続され、気化した冷媒10Gの第2流路12を構成している。第2配管160は、非磁性材料から構成され、たとえば、ステンレスから構成されている。本実施の形態において、第2配管160は、真空容器140よりも外側において、引出し口161を有している。
本実施の形態に係る超電導マグネット100は、超電導コイル110に電気的に接続された電流リード162をさらに備えている。電流リード162は、第2配管160の内部を通って引出し口161から外部に、機密に引き出されている。外部に引き出された電流リード162の先端は、電力を供給する図示しない電源に接続されている。
本実施の形態における電流リード162は、取り外しを行なわない固定方式の電流リードである。電流リード162の材料は、りん脱酸銅を主成分とする。ただし、電流リード162の材料の主成分は、りん脱酸銅に限られず、黄銅または電気銅などでもよい。
本実施の形態に係る超電導マグネット100は、環状の第2伝熱部169をさらに備えている。本実施の形態において、第2伝熱部169は、第2配管160の周壁の外周に接触するように設けられているが、第2伝熱部169は、第2配管160の周壁の一部を構成していてもよい。
第2伝熱部169は、第2配管160と、輻射シールドの端部との間に位置している。これにより、冷凍機153が停止している際、第2流路12を流れる気化した冷媒10Gの顕熱によって、第2伝熱部169を介して輻射シールド130をより効率的に冷却することができる。
第2伝熱部169は、熱伝導性の良い材料で構成されることが好ましい。第2伝熱部169は、たとえば、銅で構成されている。
第3配管170は、真空容器140より外側において第1配管150に接続され、真空容器140に接触しつつ延在している。第3配管170は、気化した冷媒10Gの第1流路11の他の一部を構成している。気化した冷媒10Gの顕熱により、第3配管170に接触している真空容器140が冷却されるため、外部からの熱侵入をより効果的に抑制できる。
第3配管170は、非磁性材料で構成され、たとえば、銅で構成されている。
第4配管180は、真空容器140より外側において第2配管160に接続され、真空容器140に接触しつつ延在している。第4配管180は、気化した冷媒10Gの第2流路12の他の一部を構成している。気化した冷媒10Gの顕熱により、第4配管180に接触している真空容器140が冷却されるため、外部からの熱侵入をより効果的に抑制できる。
第4配管180の材料は、非磁性材料で構成され、たとえば、銅で構成されている。
第3配管170および第4配管180の各々の内径および長さは、電力供給の停止時における、第1配管150を通じた熱侵入量と第2配管160を通じた熱侵入量とに応じて、設定される。具体的には、第1配管150を通じた熱侵入量が、第2配管160を通じた熱侵入量より大きいため、第1流路11を流れる気化した冷媒10Gの流量が、第2流路12を流れる気化した冷媒10Gの流量よりも大きくなるように、第3配管170および第4配管180の各々の内径および長さが設定される。
すなわち、第3配管170および第4配管180の各々は、第1流路11を流れる気化した冷媒10Gの流量が、第2流路12を流れる気化した冷媒10Gの流量よりも大きくなるように構成されている。
放圧弁190は、第3配管170および第4配管180の各々に接続されている。気化した冷媒10Gは、第3配管170内の第1流路11および第4配管180内の第2流路12の各々を流れたのち、放圧弁190から放出される。
本実施の形態においては、第3配管170および第4配管180が共に1つの放圧弁190に接続されている。具体的には、第3配管170および第4配管180の各々は、接続配管191に接続され、接続配管191は、1つの放圧弁190に接続されている。なお、第3配管170および第4配管180は、それぞれ、異なる2つの放圧弁190に接続されていてもよい。
上記のように、第1流路11は、冷媒容器120から第1配管150および第3配管170を通じて放圧弁190まで設けられている。第2流路12は、冷媒容器120から第2配管160および第4配管180を通じて放圧弁190まで設けられている。
上記のように、本発明の一実施の形態に係る超電導マグネット100においては、第3配管170および第4配管180の各々が、真空容器140に接触しつつ延在している。そのため、熱侵入量に応じて第1流路11および第2流路12の各々における気化した冷媒10Gの流量を調整することで、電力供給が停止した状態においても、真空容器140および輻射シールド130の各々を効率的に冷却して、外部から冷媒容器120への熱侵入を効果的に抑制することができる。
さらに、仕切部156が、第1配管150内の冷凍機153を取り囲むように、第1配管150の中心軸に対して周方向に延在しており、仕切部156に、周方向に互いに間隔を空けて配置され、冷媒容器120側と取付口151側とを連通させる、第1流路11の一部となる複数の孔部157が設けられていることにより、複数の孔部157を通過する気化した冷媒10Gによって仕切部156をより均一に冷却できるため、冷媒容器120への熱侵入を効果的に抑制することができる。
そして、第3配管170および第4配管180が共に1つの放圧弁190に接続され、第3配管170および第4配管180の各々は、第1流路11を流れる気化した冷媒10Gの流量が、第2流路12を流れる気化した冷媒10Gの流量よりも大きくなるように構成されている。これにより、流量調整弁などの機構を用いることなく、熱侵入量に応じて第1配管150および第2配管160の各々を冷却することができるため、電力供給が停止した状態においても、超電導マグネット100の外部から冷媒容器120への熱侵入を効果的に抑制できる。
ただし、上記の実施の形態に限られず、第3配管170および第4配管180の各々の内径および長さが互いに同一であり、第1配管150内に位置する第1流路11と、第2配管160内に位置する第2流路12とが、第1配管150を通じた熱侵入量と第2配管160を通じた熱侵入量とに応じた流路面積を有するように構成されていてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10,10G 冷媒、11 第1流路、12 第2流路、100 超電導マグネット、110 超電導コイル、111 巻枠、120 冷媒容器、130 輻射シールド、135 多層断熱材、140 真空容器、150 第1配管、151 取付口、153 冷凍機、154a 第1冷凍ステージ、154b 第2冷凍ステージ、156 仕切部、157 孔部、159 第1伝熱部、160 第2配管、161 引出し口、162 電流リード、169 第2伝熱部、170 第3配管、180 第4配管、190 放圧弁、191 接続配管。

Claims (3)

  1. 超電導コイルと、
    前記超電導コイルを液状の冷媒に浸漬した状態で収容する冷媒容器と、
    前記冷媒容器の周りを囲む輻射シールドと、
    前記超電導コイル、前記冷媒容器および前記輻射シールドを収容する真空容器と、
    前記真空容器および前記輻射シールドの各々を貫通して前記冷媒容器と接続され、前記真空容器より外側に取付口を有する第1配管と、
    前記取付口から前記第1配管に挿入されて、前記取付口を封じるように固定され、かつ、前記第1配管との間に気化した前記冷媒の第1流路が構成されるように配置された冷凍機と、
    前記第1配管の内面と前記冷凍機との隙間に配置され、前記第1配管内を冷媒容器側と取付口側とに仕切りつつ前記第1流路の一部を構成する仕切部と、
    前記真空容器および前記輻射シールドの各々を貫通して前記冷媒容器と接続され、気化した前記冷媒の第2流路を構成する第2配管と、
    前記真空容器より外側において前記第1配管に接続され、前記真空容器に接触しつつ延在する第3配管と、
    前記真空容器より外側において前記第2配管に接続され、前記真空容器に接触しつつ延在する第4配管と、
    前記第3配管および前記第4配管の各々に接続される少なくとも1つの放圧弁とを備える、超電導マグネット。
  2. 前記仕切部は、前記第1配管内の前記冷凍機を取り囲むように、前記第1配管の中心軸に対して周方向に延在しており、
    前記仕切部には、前記周方向に互いに間隔を空けて配置され、前記冷媒容器側と前記取付口側とを連通させる、前記第1流路の前記一部となる複数の孔部が設けられている、請求項1に記載の超電導マグネット。
  3. 前記第3配管および前記第4配管が共に1つの前記放圧弁に接続されており、
    前記第3配管および前記第4配管の各々は、前記第1流路を流れる気化した前記冷媒の流量が、前記第2流路を流れる気化した前記冷媒の流量よりも大きくなるように構成される、請求項1または請求項2に記載の超電導マグネット。
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