JP6440241B2 - 紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、牛乳やジュース等の液体飲料を収容する切妻屋根型頂部を有する紙容器に関する。
従来、牛乳カートンに代表される飲料用の紙容器として、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて四角の筒状胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向して何れか一方が注出口となり開封される一対の妻壁形成パネルが連設され、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、各トップシールパネル同士が所定の位置で加熱されてシールされて密封されることによって頂部が形成される切妻屋根型(ゲーブルトップ型)の紙容器が広く使用されている。
この種の紙容器は、一般に容量の大きい紙容器に使用される場合が多いが、内容物の重量によっては胴部が膨れる、いわゆる胴膨れを起こすおそれがある。これを回避するためには、坪量が大きく剛性の強い板紙素材を使用することになる。
また、この種の紙容器は胴部を握るようにして扱われるため、胴膨れを起こすと持ち難くなる。特に、冷蔵庫から出した直後で表面が結露しているような場合、滑って手から落としてしまうおそれがあった。
このような事態に対応できるような紙容器として、胴部の四隅において角部の長手方向の中間を凹ませて面部を設けた紙容器が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている紙容器は、胴部の四隅のそれぞれの角部を形成する胴部縦折線が、上端側から1本の縦折線部で始まり、所定の寸法を経て左右に分岐し、2本の平行縦折線部となって下側へ進み、下端側から所定の寸法手前で2本の平行縦折線部が合流し、1本の縦折線部となって下端に繋がるようになっており、胴部の四隅のそれぞれの角部に、2本の平行縦折線部の間をもって凹んだ面部が形成された形状となっている。
登録意匠番号 1048262号
この種の紙容器の製造にあっては、一般に、縦方向シールパネルによって縁部が接合されて筒状に形成されたカートンブランクスが、平坦に折り畳まれた状態で充填機のカートンバスケット内に供給される。ここでカートンブランクスは、その両側の下面を支持片により、離脱可能に支持される。カートンブランクスの下方には、カートンブランクスをカートンバスケットの底部から下方へ引き出すバキュームヘッドを備えたピッカーと、引き出されたカートンブランクスの下側に位置する胴部パネルに当接して筒状に開く方向に立ち上げる立ち上げガイド部と、筒状に開いたカートンブランクスの角部を受けて保形するとともに、筒状に開いたカートンブランクスをマンドレルにガイドするコーナー支持ガイド部が配置されている。そして、前記ピッカーを上昇させ、バキュームヘッドを折り畳まれているカートンブランクスの下側に位置する胴部パネルに吸着させ、ピッカーを下降させる。ピッカーの下降によりバキュームヘッドに吸着されたカートンブランクスは、その両側が支持片から外れてカートンバスケットの底部から引き出され、カートンブランクスの下側に位置する胴部パネルが立ち上げガイド部により立ち上げられ、ここで折り畳まれた状態であったカートンブランクスが筒状に開く。更に続くピッカーの下降により、筒状に開いたカートンブランクスの角部がコーナー支持ガイド部に受けられて、ここで筒状に保形されてマンドレルにガイドされる。その後、カートンブランクスの底部の封止が行われ、以後の充填機上の工程で液体充填、頂部封止が行われる。
しかし、特許文献1に記載されている紙容器は、胴部の四隅のそれぞれの角部を形成する胴部縦折線の全てが、上端側から1本の縦折線部で始まり、所定の寸法を経て左右に分岐し、2本の平行縦折線部となって下側へ進み、下端側から所定の寸法手前で2本の平行縦折線部が合流し、1本の縦折線部となって下端に繋がるようになって凹んだ面部を形成しているので、前記面部を形成した状態のまま、筒状に形成されたカートンブランクスを平坦に折り畳むことができない。また、無理に平坦に折り畳もうとすると、対角線上にある角部に形成されている前記面部は、面部の両端で捻れる、面部内で折れる、もしくは、紙容器の外側に突出して膨らんだ面部となるなど、カートンブランクスとしては不適切な状態になってしまう。
また、仮に、カートンブランクスを平坦に折り畳み、充填機のカートンバスケット内に供給することが可能であったとしても、ピッカーにより引き出されたカートンブランクスを筒状に開くと、前記面部がコーナー支持ガイド部に当接することになるため、コーナー支持ガイド部はカートンブランクスを安定して支持することができない。そのため、筒状に開かれたカートンブランクスをマンドレルに安定して送ることができない。
従って、特許文献1に記載されている紙容器は、従来の充填機では製造することができず、前記面部を形成する前の状態で平坦に折り畳まれたカートンブランクスを、前記手順で筒状に開いた後に、別途前記面部を形成するという手間の掛かる作業で製造せざるを得ないといった問題があった。
本発明の目的は、胴部の角部に、従来の充填機で製造することを可能にした面部を形成した紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縦縁が接合されて四角の筒状胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、頂部横折線を介して上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルが連設されて、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、前記各トップシールパネル同士が所定の位置で加熱されてシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の外側底部パネルと、底部横折線を介して互いに対向する一対の内側底部パネルとが連設されて、前記一対の内側底部パネルの外側に前記一対の外側底部パネルが折り畳まれてシールされて密封されることによって底部が形成される切妻屋根型の紙容器において、前記4つの胴部パネル間に設けられ前記筒状胴部の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線が、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と、隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた上下に対向する斜折線部の端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部とで構成され、前記2つの角部には、前記2つの角部を形成する前記2つの胴部縦折線の山折り時に、前記胴部縦折線を構成する前記隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と略平行縦折線部が山折れし、山折れした前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれた面部が形成されており、前記2つの角部に形成される前記面部は、前記縦方向シールパネルにより接合されている縦縁接合部と重ならないように形成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縦縁が接合されて四角の筒状胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、頂部横折線を介して上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルが連設されて、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、前記各トップシールパネル同士が所定の位置で加熱されてシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の外側底部パネルと、底部横折線を介して互いに対向する一対の内側底部パネルとが連設されて、前記一対の内側底部パネルの外側に前記一対の外側底部パネルが折り畳まれてシールされて密封されることによって底部が形成される切妻屋根型の紙容器において、前記4つの胴部パネル間に設けられ前記筒状胴部の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線が、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と、隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた上下に対向する斜折線部の端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部とで構成され、前記2つの角部には、前記2つの角部を形成する前記2つの胴部縦折線の山折り時に、前記胴部縦折線を構成する前記隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と略平行縦折線部が山折れし、山折れした前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれた面部が形成されており、前記2つの角部に形成される前記面部は、前記縦方向シールパネルにより接合されている縦縁接合部と重ならないように形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか1項に記載の、隣接する前記胴部パネルの前記仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点または上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点または下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた前記斜折線部は、前記仮想接線を挟んでそれぞれ同角度で且つ同寸法となっていることを特徴とする。
請求項1に記載の紙容器によれば、前記4つの胴部パネル間に設けられ前記筒状胴部の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線が、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と、隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた上下に対向する斜折線部の端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部とで構成され、前記2つの角部には、前記2つの角部を形成する前記2つの胴部縦折線の山折り時に、前記胴部縦折線を構成する前記隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と略平行縦折線部が山折れし、山折れした前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれた面部が形成されており、前記2つの角部に形成される前記面部は、前記縦方向シールパネルにより接合されている縦縁接合部と重ならないように形成されている。
紙容器の製造にあたり、先ず、前記縦方向シールパネルによって縦縁を接合して筒状に形成したカートンブランクスを、前記斜折線部と前記略平行縦折線部とで構成される胴部縦折線を含まない他方の対角線上にある胴部縦折線から平坦に折り畳み、この状態で充填機に供給する。ここでカートンブランクスを筒状に開くと、この開く動作に伴って、前記斜折線部と略平行縦折線部とで構成される胴部縦折線に隣接する胴部パネルに掛かる山折りの作用は、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点を頂点としたそれぞれの頂点から左右の斜折線部に分散して及び、さらに左右の斜折線部から左右にある略平行縦折線部に及んで、前記斜折線部と略平行縦折線部が山折れとなり、前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれる部分が凹んだ面部が自動的に形成される。そのため、平坦に折り畳んだカートンブランクスを筒状に開いた後に、別途凹んだ面部を形成する必要がなく、筒状胴部の角部に面部を形成した紙容器を従来の充填機を使用して容易に製造することができる。
このようにして製造された紙容器は、筒状胴部の角部に面部を形成する前記略平行縦折線部がリブとなって筒状胴部の強度が増す。その結果、坪量が小さく剛性の弱い板紙素材を使用しても、内容物の重量による胴膨れを防止することができる。また、筒状胴部の角部に凹んだ面部が形成されることにより、当該面部を掴むことにより持ち易く落とすおそれのない紙容器を得ることができる。
請求項2に記載の紙容器によれば、前記4つの胴部パネル間に設けられ前記筒状胴部の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線が、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と、隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた上下に対向する斜折線部の端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部とで構成され、前記2つの角部には、前記2つの角部を形成する前記2つの胴部縦折線の山折り時に、前記胴部縦折線を構成する前記隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と略平行縦折線部が山折れし、山折れした前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれた面部が形成されており、前記2つの角部に形成される前記面部は、前記縦方向シールパネルにより接合されている縦縁接合部と重ならないように形成されている。
紙容器の製造にあたり、先ず、前記縦方向シールパネルによって縦縁を接合して筒状に形成したカートンブランクスを、前記斜折線部と前記略平行縦折線部とで構成される胴部縦折線を含まない他方の対角線上にある胴部縦折線から平坦に折り畳み、この状態で充填機に供給する。ここでカートンブランクスを筒状に開くと、この開く動作に伴って、前記斜折線部と略平行縦折線部とで構成される胴部縦折線に隣接する胴部パネルに掛かる山折りの作用は、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点としたそれぞれの頂点から左右の斜折線部に分散して及び、さらに左右の斜折線部から左右にある略平行縦折線部に及んで、前記斜折線部と略平行縦折線部が山折れとなり、前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれる部分が凹んだ面部が自動的に形成される。そのため、筒状胴部の角部に面部を形成した紙容器を従来の充填機を使用して容易に製造することができる。
また、前記斜折線部は、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点としているので、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点を頂点とした傾斜折線部と比べて、平坦に折り畳んだカートンブランクスを筒状に開き、角部を形成する胴部縦折線に凹んだ面部を形成する際に、頂点に負荷が集中しにくい。そのため、板紙素材における割れ、あるいは熱可塑性樹脂におけるピンホールなど、紙容器の成形時における問題が発生しにくい。
このようにして製造された紙容器は、筒状胴部の角部に面部を形成する前記略平行縦折線部がリブとなって筒状胴部の強度が増す。その結果、坪量が小さく剛性の弱い板紙素材を使用しても、内容物の重量による胴膨れを防止することができる。また、筒状胴部の角部に凹んだ面部が形成されることにより、当該面部を掴むことにより持ち易く落とすおそれのない紙容器を得ることができる。
請求項3に記載の紙容器によれば、請求項1又は2のいずれか1項に記載の、隣接する前記胴部パネルの前記仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点または上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点または下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた前記斜折線部は、前記仮想接線を挟んでそれぞれ同角度で且つ同寸法となっている。そのため、平坦に折り畳んだカートンブランクスを筒状に開いたとき、前記斜折線部と略平行縦折線部とで構成される胴部縦折線に隣接する胴部パネルに掛かる山折りの作用は隣接する前記胴部パネルの前記仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点または上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点または下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点としたそれぞれの頂点から左右の斜折線部に、全く同じ力で作用するので、左右の斜折線部がそれぞれ同時に山折れし、続いて左右の斜折線部から左右にある略平行縦折線部がそれぞれ同時に山折れすることになるので、筒状胴部の角部に面部を形成した紙容器を確実に製造することができる。
本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示す斜視図である。 図1に示す紙容器の異なる角度から見た斜視図である。 図1に示す紙容器の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。 図1に示す紙容器の隣接する胴部パネル間に設けられる胴部縦折線を構成する、斜折線部と略平行縦折線部を示す説明図である。 図1に示す紙容器の隣接する胴部パネル間に設けられる胴部縦折線を構成する、斜折線部と略平行縦折線部の他例を示す説明図である。 図3に示す展開図から縦方向シールパネルによって縦縁を接合して形成された筒状のカートンブランクスを平坦に折り畳んだ、充填機供給前の状態を示す平面図である。 図6に示す平坦に折り畳んだカートンブランクスを、充填機上で筒状に開ける動作を示す説明図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例の参考例の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第例を示す斜視図である。 図9に示す紙容器の異なる角度から見た斜視図である。 図9に示す紙容器の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。 本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例の参考例の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
以下、本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図7は本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例を示すものであり、図1は第1例の紙容器の斜視図、図2は図1に示す第1例の紙容器の異なる角度から見た斜視図、図3は図1に示す第1例の紙容器の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図、図4は図1に示す第1例の紙容器の隣接する胴部パネル間に設けられる胴部縦折線を構成する、斜折線部と略平行縦折線部を示す説明図、図5は図1に示す第1例の紙容器の隣接する胴部パネル間に設けられる胴部縦折線を構成する、斜折線部と略平行縦折線部の他例を示す説明図、図6は図3に示す展開図から縦方向シールパネルによって縦縁を接合して形成された筒状のカートンブランクスを平坦に折り畳んだ、充填機供給前の状態を示す平面図、図7は図6に示す平坦に折り畳んだカートンブランクスを、充填機上で筒状に開ける動作を示す説明図である。
第1例の紙容器は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、胴部縦折線1,2,3,4を介して4つの胴部パネル5,6,7,8を備え、縦方向シールパネル9によって縦縁が接合されて四角の筒状胴部10が形成されている。
筒状胴部10の対向する胴部パネル5,7の上端には、頂部横折線11,12を介して上部に外側トップシールパネル13,14を有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネル15,16が連設されている。また、他の対向する胴部パネル6,8の上端には、頂部横折線17,18を介して上部に内側トップシールパネル19,20を有し互いに対向する一対の妻壁形成パネル21,22が連設されている。
そして、一対の切妻屋根形成パネル15,16の間に一対の妻壁形成パネル21,22が折り込まれて、外側トップシールパネル13,14同士及び内側トップシールパネル19,20同士が所定の位置で加熱されてシールされて密封されることによって頂部23が形成される。
また、胴部パネル5,7の下端には、底部横折線24,25を介して互いに対向する一対の外側底部パネル26,27が連設され、胴部パネル6,8の下端には、底部横折線28,29を介して互いに対向する一対の内側底部パネル30,31とが連設されて、一対の内側底部パネル30,31の外側に一対の外側底部パネル26,27が折り畳まれてシールされて密封されることによって底部32が形成される。
第1例では、胴部パネル5及び胴部パネル5の上下に連設される切妻屋根形成パネル15及び外側底部パネル26は、縦方向に2分されており、一方の胴部パネル片5a、切妻屋根形成パネル片15a、外側底部パネル片26aは、胴部パネル6、妻壁形成パネル21、内側底部パネル30に胴部縦折線1を介して連設され、他方の胴部パネル片5b、切妻屋根形成パネル片15b、外側底部パネル片26bは、胴部パネル8、妻壁形成パネル22、内側底部パネル31に胴部縦折線4を介して連設されている。そして、他方の胴部パネル片5b、切妻屋根形成パネル片15b、外側底部パネル片26bの縦縁に縦方向シールパネル9が連設され、この縦方向シールパネル9が一方の胴部パネル片5a、切妻屋根形成パネル片15a、外側底部パネル片26aの縦縁に接合されて四角の筒状胴部10が形成されている。
本発明に係る紙容器は、4つの胴部パネル5,6,7,8間に設けられ筒状胴部10の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線1,2,3,4のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線2,4が、第1例では、図4に示すように、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間の仮想接線33と、頂部横折線12,17および11,18とが交叉する上部交点を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28および24,29とが交叉する下部交点を頂点35とし、それぞれの頂点34,35から、仮想接線33と各々所定の角度θ1,θ2,θ3,θ4を成し、且つ各々所定の寸法L1,L2,L3,L4をもって隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8に設けられた斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8に設けられた上下に対向する斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bの端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部38a,38bとで構成されている。
斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bにあっては、それぞれの仮想接線33とのなす角度θ1,θ2,θ3,θ4が同角度であり、且つそれぞれの寸法L1,L2,L3,L4が同寸法であることが好ましい。また、略平行縦折線部38a,38bは、第1例では直線となっているが、これに限られるものではなく、例えば円弧状、波線状であってもよい。
また、第1例では、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間の仮想接線33と、頂部横折線12,17および11,18とが交叉する上部交点を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28および24,29とが交叉する下部交点を頂点35として斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bが設けられているが、図5に示すように、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間の仮想接線33と、頂部横折線12,17および11,18とが交叉する上部交点の胴部パネル5,6,7,8側にある仮想接線33上における近傍を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28および24,29とが交叉する下部交点の胴部パネル5,6,7,8側にある仮想接線33上における近傍を頂点35として斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bが設けられていてもよい。
ただし、この近傍の位置は、後述する、充填機でカートンブランクスを筒状に開いたとき、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間に掛かる山折れの力が斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bに作用する範囲に限られる。
このようにして、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間に設けられた斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと略平行縦折線部38a,38bとで構成される胴部縦折線2,4で形成される角部に、斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと略平行縦折線部38a,38bで囲まれる部分に凹んだ面部39が形成される。
このとき、面部39は縦方向シールパネル9により接合されている縦縁接合部40と重ならないように形成されていることを要する。
次に、第1例の紙容器を製造する過程で、縦方向シールパネル9によって縦縁を接合して形成された筒状胴部10を充填機で開く動作を図6,図7により説明する。
先ず、図3に示す展開図で示される縦方向シールパネル9によって縦縁を接合して形成された筒状のカートンブランクス41を、図6に示すように胴部縦折線1,3から平坦に折り畳む。
そして、図7に示すように、平坦に折り畳んだカートンブランクス41を、その胴部縦折線2,4側を上下に位置させるようにして充填機のカートンバスケット42に供給する。カートンバスケット42に供給したカートンブランクス41は、その両側の下面を支持片43により離脱可能に支持される。この状態から、ピッカー44を上昇させ、バキュームヘッド45を平坦部に折り畳まれているカートンブランクス41の下側に位置する胴部パネル6に吸着させ、ピッカー44を下降させる。
ピッカー44の下降によりバキュームヘッド45に吸着されたカートンブランクス41は、その両側が支持片43から外れてカートンバスケット42の底部から引き出され、カートンブランクス41の下側に位置する胴部パネル7が立ち上げガイド部46により立ち上げられ、ここで、折り畳まれた状態であったカートンブランクス41が筒状に開く。更に続くピッカー44の下降により、筒状に開いたカートンブランクス41の角部がコーナー支持ガイド部47に受けられて、ここで筒状に保形されてマンドレル(図示せず。)にガイドされる。その後、カートンブランクス41の底部の封止が行われ、以後の充填機上の工程で液体充填、頂部封止が行われる。
カートンブランクス41の下側に位置する胴部パネル7の立ち上げにより、カートンブランクス41の上側と下側に位置している胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8に山折れの力が作用する。この力が斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bにそれぞれの頂点34,35から分散して及び、さらに斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bから略平行縦折線部38a,38bに及んで、斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと略平行縦折線部38a,38bが山折れする。これらの山折れにより、斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと略平行縦折線部38a,38bとで構成される胴部縦折線2,4で形成される角部に、斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと略平行縦折線部38a,38bで囲まれる部分が凹んだ面部39が自動的に形成される。
このように、第1例の紙容器は従来の充填機を使用して容易に製造することができる。
図8は本発明に係る紙容器の実施の形態の第1例の参考例を示すものであり、第1例の参考例の紙容器の組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
1例の参考例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
1例の参考例の紙容器は、4つの胴部パネル間5,6,7,8に設けられ筒状胴部10の角部を形成する胴部縦折線1,2,3,4のうちの1つ角部を形成する胴部縦折線、第1例の参考例では胴部パネル6,7の間の胴部縦折線2が、第1例と同様の斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bの端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部38a,38bとで構成されている。
また、第1例の参考例では、隣接する胴部パネル6,7の間の仮想接線33(図4参照。)と、頂部横折線12,17とが交叉する上部交点を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28とが交叉する下部交点を頂点35として斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bが設けられているが、隣接する胴部パネル6,7の間の仮想接線33と、頂部横折線12,17とが交叉する上部交点の胴部パネル5,6,7,8側にある仮想接線33上における近傍を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28とが交叉する下部交点の胴部パネル5,6,7,8側にある仮想接線33上における近傍を頂点35として斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bが設けられていてもよい(図5参照)。
その他の構成は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
図9乃至図11は本発明に係る紙容器の実施の形態の第例を示すものであり、図9は第例の紙容器の斜視図、図10は図9に示す第例の紙容器の異なる角度から見た斜視図、図11は図9に示す第例の紙容器の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である
例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
例の紙容器は、表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、胴部縦折線1,2,3,4を介して4つの胴部パネル5,6,7,8を備え、縦方向シールパネル9によって縦縁が接合されて四角の筒状胴部10が形成されている。
例の紙容器では、胴部パネル5の縦縁に縦方向シールパネル9が連設され、胴部パネル5の縦方向シールパネル9の間に胴部縦折線1が設けられており、縦方向シールパネル9が胴部パネル6の縦縁に接合されて四角の筒状胴部10が形成されている。
例の紙容器は、第1例と同様に、4つの胴部パネル5,6,7,8間に設けられ筒状胴部10の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線1,2,3,4のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線2,4が、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8に設けられた斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bと、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8に設けられた上下に対向する斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bの端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部38a,38bとで構成されている。
また、第例では、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間の仮想接線33と、頂部横折線12,17および11,18とが交叉する上部交点を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28および24,29とが交叉する下部交点を頂点35として斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bが設けられているが、隣接する胴部パネル6,7の間および胴部パネル5,8の間の仮想接線33と、頂部横折線12,17および11,18とが交叉する上部交点の胴部パネル5,6,7,8側にある仮想接線33上における近傍を頂点34とし、また、仮想接線33と底部横折線25,28および24,29とが交叉する下部交点の胴部パネル5,6,7,8側にある仮想接線33上における近傍を頂点35として斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bが設けられていてもよい(図5参照)。
その他の構成は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
このように構成された第例の紙容器によれば、その効果は第1例と同様なので、第1例を援用する。
図12は本発明に係る紙容器の実施の形態の第2例の参考例を示すものであり、第2例の参考例の紙容器の、組み立て加工前のカートンブランクスを示す展開図である。
2例の参考例の紙容器について、第1例と同一の構成については同一の符号を付してその説明を省略し、第1例と異なる構成についてのみ説明する。
2例の参考例の紙容器は、第例と同様に、胴部パネル5の縦縁に縦方向シールパネル9が連設され、胴部パネル5の縦方向シールパネル9の間に胴部縦折線1が設けられており、縦方向シールパネル9が胴部パネル6の縦縁に接合されて四角の筒状胴部10が形成されている。
2例の参考例の紙容器は、第の参考例と同様に、4つの胴部パネル間5,6,7,8に設けられ筒状胴部10の角部を形成する胴部縦折線1,2,3,4のうちの1つ角部を形成する胴部縦折線、第の参考例では胴部パネル6,7の間の胴部縦折線2が、第1例と同様の斜折線部36a,36bおよび斜折線部37a,37bの端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部38a,38bとで構成されている。
その他の構成は第1例と同様なので、第1例の説明を援用する。
1,2,3,4 胴部縦折線
5,6,7,8 胴部パネル
5a,5b 胴部パネル片
9 縦方向シールパネル
10 筒状胴部
11,12 頂部横折線
13,14 外側トップシールパネル
15,16 切妻屋根形成パネル
15a,15b 切妻屋根形成パネル片
17,18 頂部横折線
19,20 内側トップシールパネル
21,22 妻壁形成パネル
23 頂部
24,25 底部横折線
26,27 外側底部パネル
26a,26b 外側底部パネル片
28,29 底部横折線
30,31 内側底部パネル
32 底部
33 仮想接線
34,35 頂点
36a,36b,37a,37b 斜折線部
38a,38b 略平行線部
39 面部
40 縦縁接合部
41 カートンブランクス
42 カートンバスケット
43 支持片
44 ピッカー
45 バキュームヘッド
46 立ち上げガイド部
47 コーナー支持ガイド部

Claims (3)

  1. 表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縦縁が接合されて四角の筒状胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、頂部横折線を介して上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルが連設されて、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、前記各トップシールパネル同士が所定の位置で加熱されてシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の外側底部パネルと、底部横折線を介して互いに対向する一対の内側底部パネルとが連設されて、前記一対の内側底部パネルの外側に前記一対の外側底部パネルが折り畳まれてシールされて密封されることによって底部が形成される切妻屋根型の紙容器において、
    前記4つの胴部パネル間に設けられ前記筒状胴部の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線が、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と、隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた上下に対向する斜折線部の端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部とで構成され、
    前記2つの角部には、前記2つの角部を形成する前記2つの胴部縦折線の山折り時に、前記胴部縦折線を構成する前記隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と略平行縦折線部が山折れし、山折れした前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれた面部が形成されており、前記2つの角部に形成される前記面部は、前記縦方向シールパネルにより接合されている縦縁接合部と重ならないように形成されていることを特徴とする紙容器。
  2. 表裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材からなり、4つの胴部パネルを備え、縦方向シールパネルによって縦縁が接合されて四角の筒状胴部が形成され、前記胴部パネルの上端に、頂部横折線を介して上部に外側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の切妻屋根形成パネルと、頂部横折線を介して上部に内側トップシールパネルを有し互いに対向する一対の妻壁形成パネルが連設されて、前記一対の切妻屋根形成パネルの間に前記一対の妻壁形成パネルが折り込まれて、前記各トップシールパネル同士が所定の位置で加熱されてシールされて密封されることによって頂部が形成され、前記胴部パネルの下端に、底部横折線を介して互いに対向する一対の外側底部パネルと、底部横折線を介して互いに対向する一対の内側底部パネルとが連設されて、前記一対の内側底部パネルの外側に前記一対の外側底部パネルが折り畳まれてシールされて密封されることによって底部が形成される切妻屋根型の紙容器において、
    前記4つの胴部パネル間に設けられ前記筒状胴部の4つの角部を形成する4つの胴部縦折線のうち、4つの角部を対角に結ぶ交叉する2つの対角線のうちの一方の対角線上にある2つの角部を形成する2つの胴部縦折線が、隣接する胴部パネルの仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と、隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた上下に対向する斜折線部の端部同士を繋ぐように設けられた略平行縦折線部とで構成され、
    前記2つの角部には、前記2つの角部を形成する前記2つの胴部縦折線の山折り時に、前記胴部縦折線を構成する前記隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた斜折線部と略平行縦折線部が山折れし、山折れした前記斜折線部と略平行縦折線部で囲まれた面部が形成されており、前記2つの角部に形成される前記面部は、前記縦方向シールパネルにより接合されている縦縁接合部と重ならないように形成されていることを特徴とする紙容器。
  3. 隣接する前記胴部パネルの前記仮想接線と前記頂部横折線とが交叉する上部交点または上部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍と、前記仮想接線と前記底部横折線とが交叉する下部交点または下部交点の胴部パネル側仮想接線上における近傍を頂点とし、それぞれの頂点から、前記仮想接線と各々所定の角度を成し、且つ各々所定の寸法をもって隣接するそれぞれの胴部パネルに設けられた前記斜折線部は、前記仮想接線を挟んでそれぞれ同角度で且つ同寸法となっていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の紙容器。
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