JP6439576B2 - 法規仕様チェック支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、法規仕様チェック支援方法に関し、特に、法規仕様の効果的なチェックを支援する技術に関する。
自動車(車両)は、車種毎に、仕向け国および車両のグレード等の違いに応じて、数百種類の異なる仕様が規定されている。このような仕様の違いは、例えば、各国法規制に適合させるために、仕向け国に適合する部品を車両に実装することにより、または、車両のグレードに応じた部品を実装することにより生じる。
以下、上述の事情に鑑みて本願発明者が導き出された課題について説明するが、ここで説明する内容は従来技術を説明するものではない。
本願発明者は、上述の仕様が異なる車両毎に、その型式および仕様等を規定した法規データを作成することで、それらの車両を管理することを考えた。法規データは、例えば、企業の法規認証部によって作成される。これにより、法規仕様(法規項目の仕様)を満たす車両が製造されているか否かをチェックするための仕様チェックシートを作成する際に、法規データで規定された仕様を仕様チェックシートに転記することで、仕様チェックシートの作成を可能とした。法規データから仕様チェックシートへの仕様の転記は、以下に説明するように人手を介して行っていた。
ここで、以下の説明で言及する「Iコード」とは、法規項目を指定するコード(項目コード)である。典型的には、「Iコード」は、法規項目となる自動車の部品(フロントタイヤ、リヤタイヤ、ウィンドシールド、フロントドアガラス、リアドアガラス、ヘッドランプ、テールランプ、等)を指定するものである。より具体的には、法規データは、型式、複数の詳細な仕様、及びIコード等が対応付けられて規定されている。法規データは、複数の詳細な仕様を、届出値と、複数の区分として規定している。よって、仕様が異なる車両の法規データ間では、届出値及び複数の区分において規定された仕様のうち、少なくともいずれか1つが相互に異なることになる。言い換えると、法規データは、仕様が異なる車両間であっても、その詳細な仕様の一部が共通する場合もある。
1.指定した型式について仕様(届出値、複数の区分)を転記する方法
1.1 仕様チェックシートに仕様を転記する車両の型式を決定する(例えば3台)。
1.2 仕様チェックシートから、大量のIコードを見つける。
1.3 決定した型式と、仕様チェックシートで見つけたIコードと同じIコードとの両方を示す法規データを探し、それぞれの法規データの仕様(届出値、区分)を確認する。
1.4 確認した仕様のそれぞれを、それぞれの法規データから仕様チェックシートにおける、それぞれの仕様に対応するIコードが記載された箇所に転記する。
2.全仕様を転記する方法
2.1 仕様チェックシートから、大量のIコードを見つける。
2.2 法規データから、仕様チェックシートで見つけたIコードと同じIコードを示す法規データを探し、それぞれの法規データの仕様(届出値、複数の区分)を確認する。
2.3 確認した仕様のそれぞれを、それぞれの法規データから仕様チェックシートにおける、それぞれの仕様に対応するIコードが記載された箇所に転記する(重複する仕様は削除する)。
ここで、法規データにおける仕様のうち、届出値は、その法規データにおけるIコードが示す法規項目(部品)の仕様を示す値である。より具体的には、届出値は、法規項目となる部品に印された、部品の種類を示す値である。例えば、届出値は、その届出値に対応するIコードが示す法規項目(部品)がタイヤであれば、タイヤに印されたメーカー名、ブランド名、又はサイズ等が示される。
また、法規データにおける仕様のうち、区分は、届出値とは異なる仕様を示す値である。例えば、区分は、ステアリングが右ハンドルか左ハンドルか、仕向け国がどこの国か、又は、ボディがシングルキャブ(Bキャブ)かスマートキャブ(Cキャブ)かダブルキャブ(Dキャブ)か等が示される。
しかしながら、上述したように、仕様が異なる車両の種類は数百種類にも及ぶため、全ての法規データの仕様を仕様チェックシートに転記して、その全ての仕様を確認すると、多くの工数と時間がかかってしまうという問題がある。また、仕様を転記する型式を限定したとしても、無造作に選択した型式を示す法規データにおける仕様を仕様チェックシートに転記して、その仕様のみを確認すると、法規仕様の確認漏れが発生してしまうという問題がある。
本発明は、法規仕様の確認漏れを防止しつつ効率的に法規仕様の確認作業を進めることを可能とする法規仕様チェック支援方法を提供するものである。
本発明の態様に係る法規仕様チェック支援方法は、ユーザから少なくとも1つの型式の指定を受けるステップと、車両の型式と、前記車両を参照して前記車両の法規項目が仕様を満たしているか否かをチェックする際に使用される届出値とを対応付けて示し、仕様が異なる車両のそれぞれについて用意される複数の法規データにおいて、同一の法規項目に対する届出値の数に対して、それらの届出値のうち前記ユーザから指定された少なくとも1つの型式に対応する届出値と同じ届出値の数の割合を算出するステップと、前記算出した割合を表示するステップと、を備えたものである。
これによれば、選択した型式における法規データの届出値によってチェックすることができる法規仕様の網羅率が分かる。そのため、法規仕様の確認漏れを防止しつつ効率的に法規仕様の確認作業を進めることが可能となる。
上述した本発明の態様によれば、法規仕様の確認漏れを防止しつつ効率的に法規仕様の確認作業を進めることを可能とする法規仕様チェック支援方法を提供することができる。
実施の形態に係る情報処理装置の構成を示す図である。 実施の形態に係る情報処理装置における各シートの関係を示す図である。 実施の形態に係る法規データシートの一例を示す図である。 実施の形態に係る取込みシートの表示例を示す図である。 実施の形態に係る仕様チェックシートの表示例を示す図である。 実施の形態に係る仕様チェックシートにおける仕様確認欄の表示例を示す図である。 実施の形態に係る仕様チェックシートにおける計算パラメータの記述例を示す図である。 実施の形態に係る仕様チェックシートにおける仕様確認欄の他の表示例を示す図である。 実施の形態に係る仕様チェックシートにおける割合確認欄の表示例を示す図である。 実施の形態に係る比較ソフトの表示例を示す図である。 実施の形態に係る仕向ソフトの表示例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について説明する。以下の実施の形態に示す具体的な数値などは、実施の形態の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、それに限定されるものではない。また、以下の記載及び図面では、説明の明確化のため、当業者にとって自明な事項などについては、適宜、省略及び簡略化がなされている。
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理装置1の構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理装置1は、制御部11と、入力制御部12と、表示制御部13と、記憶部14とを有する。記憶部14は、法規データシート21と、取込みシート22と、仕様チェックシート23と、比較ソフト(比較シート)24と、仕向ソフト(仕向シート)25と、表計算ソフト30とが格納される。入力制御部12は、入力装置2と接続される。表示制御部13は、表示装置3と接続される。
制御部11は、情報処理装置1を統括的に制御する。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)を有し、CPUによって記憶部14に格納された表計算ソフト30を実行することで、各シート21〜25に対するデータ処理等の各種処理を実行する。また、制御部11は、この各種処理の一部として、取込みシート22、仕様チェックシート23、比較ソフト24、及び仕向ソフト25に組み込まれたプログラムを実行する。
入力制御部12は、入力装置2に対してユーザからの入力された入力内容を制御部11に通知する。入力装置2は、例えばキーボード又はマウス等である。複数の入力装置2(例えばキーボードとマウス)が入力制御部12に接続されていてもよい。制御部11は、入力制御部12から通知された入力内容に応じて処理を実行する。
表示制御部13は、制御部11から表示を指示された画像を表示装置3に表示する。表示制御部13は、例えば、各シート21〜25のそれぞれを示す画像等を表示装置3に表示する。表示装置3は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等である。
記憶部14は、制御部11が処理の実行に利用する各種情報が格納される。この情報には、上述したように、法規データシート21と、取込みシート22と、仕様チェックシート23と、比較ソフト24と、仕向ソフト25と、表計算ソフト30とが含まれる。記憶部14は、例えば、メモリ及びハードディスク等の記憶装置が少なくとも1つ含まれる。当然に、記憶部14は、複数の記憶装置(例えば、メモリとハードディスク)を含んでいてもよい。
法規データシート21、取込みシート22、仕様チェックシート23、比較ソフト24、及び仕向ソフト25は、表計算ソフト30によって処理される表形式のデータである。これらのデータは、表形式のシートの画像として、制御部11によって表示装置3に表示されて、ユーザに認識される。取込みシート22、仕様チェックシート23、比較ソフト24、及び仕向ソフト25には、上述したようにプログラムが組み込まれている。このプログラムによって、それぞれのシート22〜25で特有のデータ処理を実行可能としている。
表計算ソフト30は、上述したように表形式のデータ21〜25におけるデータ処理を、制御部11に実行させるプログラムである。表計算ソフト30は、例えば、Microsoft(登録商標)社のExcel(登録商標)である。よって、上述のシート22〜25は、例えば、Excel(登録商標)ファイルである。また、シート22〜25に組み込まれたプログラムは、例えば、VBA(Visual Basic(登録商標)for Application)マクロである。
続いて、図2を参照して、各シート21〜25について説明する。図2は、各シート21〜25の関係を示す図である。
法規データシート21は、全体として仕様が異なる車両毎に、複数の法規データを示すシートである。法規データは、上述したように、型式、複数の詳細な仕様(届出値、区分)、及びIコード等が規定されている。より具体的には、法規データは、例えば、図3に示すように、車種、L/O(ラインオフ)日、型式、Iコード(項目コード)、項目名称、申請先名称(仕向け国)、届出値、及び、複数の区分等が対応付けられて示される。法規データシート21は、例えば、図3に示すように、仕様が異なる車両毎の法規データが、表の1行毎に文字列で記述されている。また、法規データシート21は、例えば、図3に示すように、車種、L/O(ラインオフ)日、型式、Iコード(項目コード)、項目名称、申請先名称(仕向け国)、届出値、及び、複数の区分等の各項目が、表の1列毎に文字列で記述されている。
ここで、Iコードは、上述したように、法規項目を示すコードである。項目名称は、その項目名称に対応するIコードが示す法規項目(部品)の名称である。項目名称は、図3に示すように、その項目名称に対応する届出値として、法規項目(部品)にどのような内容が印されているかも示すようにしてもよい。例えば、図3の1行目のデータでは、法規項目(部品)であるフロントタイヤに、そのタイヤのブランド名「○○タイヤ」が示されていれば法規に準じた車両であることを示している。また、例えば、図3の5行目のデータでは、法規項目(部品)であるフロントタイヤに、そのタイヤのサイズを示すマーキング「215/65R16C 106/104S」が示されていれば法規に準じた車両であることを示している。
取込みシート22は、法規データシート21における法規データが、仕様チェックシート23の作成に必要なデータについて転記されるシートである。取込みシート22は、取込みソフト220と、型式選択ソフト221とが、プログラムとして組み込まれている。取込みソフト220は、仕様チェックシート23の作成に必要なデータを、法規データシート21から取込みシート22に転記する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。型式選択ソフト221は、法規データシート21から取込みシート22に転記されたデータのうち、ユーザから指定された型式のデータのみを取込みシート22に残し、他のデータを取込みシート22から削除する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。
仕様チェックシート23は、上述したように、法規仕様(法規項目の仕様)を満たす車両が製造されているか否かをチェックするためのシートである。仕様チェックシート23は、取込みシート22から、少なくとも仕様(届出値、区分)のデータが転記される。作業者は、この仕様チェックシート23を印刷し、印刷した仕様チェックシート23に記述された仕様と、自動車とを照らし合わせることで、仕様を満たす自動車が製造されていることを確認することができる。例えば、作業者は、仕様チェックシート23に記述された届出値が、その法規項目となる自動者の部品に印されていることを確認することで、その法規仕様を満たす自動車が製造されていることを確認することができる。
仕様チェックシート23は、届出値ソフト230と、届出値詳細ソフト231と、型式ソフト232と、型式詳細ソフト233と、確認ソフト234とが、プログラムとして組み込まれている。
届出値ソフト230は、仕様チェックシート23におけるIコードが示された箇所に、そのIコードと同じIコードを示す法規データにおける仕様(届出値、区分)を、取込みシート22から転記する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。届出値詳細ソフト231は、届出値ソフト230よりも多くの区分について、仕様チェックシート23におけるIコードが示された箇所に、そのIコードと同じIコードを示す法規データにおける仕様(届出値、区分)を、取込みシート22から転記する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。
型式ソフト232は、仕様チェックシート23におけるIコードが示された箇所に、そのIコードと同じIコードと、ユーザから指定された型式との両方を示す法規データにおける仕様(届出値、区分)と型式を、取込みシート22から転記する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。型式詳細ソフト233は、型式ソフト232よりも多くの区分について、仕様チェックシート23におけるIコードが示された箇所に、そのIコードと同じIコードと、ユーザから指定された型式との両方を示す法規データにおける仕様(届出値、区分)と型式を、取込みシート22から転記する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。
確認ソフト234は、ユーザから指定された型式によれば、何%の法規仕様を確認することができるかを計算し、ユーザに提示する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。
比較ソフト24は、旧の法規データシート21における法規データと、新の法規データシート21における法規データとを比較し、比較結果をユーザに提示する処理を、制御部11に実行させるシートである。比較ソフト24は、比較結果のデータとして、新の法規データシート21のみに含まれる法規データを示す新データ240と、旧の法規データシート21のみに含まれる法規データを示す旧データ241と、新の法規データシート21と旧の法規データシート21の両方に含まれる法規データを示す共通データ242とを生成する。
仕向ソフト25は、ユーザから指定された仕向け国に対応する型式を提示する処理を、制御部11に実行させるプログラムである。
続いて、図4〜10を参照して、各シート(ソフト)22〜25における処理について説明する。
<取込みシート22の処理>
まず、図4を参照して、取込みシート22における処理について説明する。図4は、取込みシート22の表示例を示す図である。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、表計算ソフト30の実行後に、取込みシート22を開くことを指示する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、表計算ソフト30により取込みシート22を開く。制御部11は、取込みシート22のデータに基づいて、図4に示す取込みシート22の画像を示す画像情報を生成し、取込みシート22の画像の表示を表示制御部13に指示する。表示制御部13は、制御部11からの指示に応じて、制御部11が生成した画像情報に基づいて、取込みシート22の画像を表示装置3に表示する。
図4に示すように、取込みシート22の画像は、削除ボタン40と、法規データ取り込みボタン41と、重複データ削除ボタン42と、型式指定列43と、型式指定ボタン44とが含まれる。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、削除ボタン40を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、取込みソフト220を実行することで、前回、法規データシート21から取込みシート22に転記したデータを削除する。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、法規データ取り込みボタン41を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、取込みソフト220を実行することで、仕様チェックシート23の作成に必要なデータについて、法規データシート21から取込みシート22に法規データを転記する。
より具体的には、制御部11は、法規データシート21におけるデータの全てを取込みシート22に転記する。制御部11は、仕様チェックシート23に転記すべき項目(列)を選択し、選択した項目(列)が連続するように列を入れ替える。そして、制御部11は、仕様チェックシート23に転記すべき項目(列)以外の項目(列)は、容量を削減するために削除する。
例えば、図3に示すデータのうち、少なくとも仕様(届出値、区分)は転記される。また、例えば、L/O日が、仕様チェックシート23の作成に不要なデータである場合には、L/O日は取込みシート22に転記されない(削除される)。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、重複データ削除ボタン42を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、取込みソフト220を実行することで、取込みシート22に転記された法規データのうち、内容が重複する法規データが存在する場合、1つの法規データだけが残るように他の法規データを削除する。
より具体的には、制御部11は、全ての法規データについて、法規データの全ての項目に記述された文字列(1行に記述された全ての内容)を結合した文字列を生成し、生成した文字列をその車両のデータに新たな列で追加する。制御部11は、その結合した文字列で、各行の法規データをソートする。そして、制御部11は、隣接する2つの行における結合した文字列を、上から又は下から順に比較していき、結合した文字列が一致する場合には、いずれか1つの行(一方の法規データ)を削除する。これにより、重複した法規データが無くなる。
また、取込みシート22は、特定の型式の法規データのみについて、仕様チェックシート23に転記する機能も有する。入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、型式指定列43に対する型式の入力と、型式指定ボタン44の入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、型式選択ソフト221を実行することで、取込みシート22に転記した法規データのうち、ユーザから入力された型式を示す法規データ以外の法規データを、取込みシート22から削除する。
より具体的には、制御部11は、取込みシート22に転記された法規データが示す型式の文字列と、型式指定列43に入力された各型式の文字列とを比較する。制御部11は、法規データが示す型式の文字列が、型式指定列43に入力された各型式の文字列のいずれとも一致しなかった場合、その法規データを取込みシート22から削除する。
また、この際に、制御部11は、図4に示すように、型式指定列43に入力された各型式を示す、取込みシート22に取込まれた法規データに存在する(図4では、「○」)か、存在しない(図4では、「Not Applicable」)かを、型式指定列43に入力された各型式に対して記述するようにしてもよい。
<仕様チェックシート23(届出値ソフト230及び届出値詳細ソフト231)の処理>
まず、図5を参照して、仕様チェックシート23における届出値ソフト230及び届出値詳細ソフト231の処理について説明する。図5は、仕様チェックシート23の表示例を示す図である。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、表計算ソフト30の実行後に、仕様チェックシート23を開くことを指示する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、表計算ソフト30により仕様チェックシート23を開く。制御部11は、仕様チェックシート23のデータに基づいて、仕様チェックシート23の画像を示す画像情報を生成し、仕様チェックシート23の画像の表示を表示制御部13に指示する。表示制御部13は、制御部11からの指示に応じて、制御部11が生成した画像情報に基づいて、図5に示すように、仕様チェックシート23の画像を表示装置3に表示する。
図5に示すように、仕様チェックシート23の画像は、削除ボタン50と、入力ボタン51と、全届出値ボタン52と、全届出値の詳細ボタン53と、型式指定列54と、指定型式ボタン55と、型式の詳細及び届出値の確認ボタン56とを有する。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、削除ボタン50を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、届出値ソフト230を実行することで、前回、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記した法規データを削除する。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、入力ボタン51を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、入力ボタン51を実行することで、取込みシート22に転記されている全ての法規データを、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記する。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、全届出値ボタン52を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、届出値ソフト230を実行することで、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記された全ての法規データが示す仕様(届出値、区分)を、仕様チェックシート23において作業者が車両の法規項目の仕様を確認際に参照する欄(以下、「仕様確認欄」と呼ぶ)に転記する。
より具体的には、例えば、図6に示すような仕様確認欄に、法規データが示す仕様(届出値、区分)の文字列が転記される。図6に示すように、仕様確認欄は、全ての法規データについて、法規データが示す仕様(届出値、区分)が文字列で記述される。また、仕様確認欄は、法規項目、Iコード(項目コード)、届出値、及び、複数の区分のそれぞれの内容が、表の1列毎に文字列で記述される。また、仕様確認欄は、法規データ毎に、届出値及び複数の区分のそれぞれの文字列が、表の1行毎に記述される。
Iコード(項目コード)の列には、そのIコードを示す法規データの仕様(届出値、区分)が記述される最初の行に「Iコード」(図6の例では「I3500020」)が記述されており、そのIコードを示す法規データの仕様(届出値、区分)が記述される最後の行の次の行に「END」の文字列が記述されている。
まず、制御部11は、図7に示すように、仕様確認欄に記述されたIコードのそれぞれについて、「Iコード(I3500020)」が記述された行番号と、「END」が記述された行番号とを検出し、検出した行番号を仕様チェックシート23に記述する。また、制御部11は、図7に示すように、仕様確認欄に記述されたIコードのそれぞれについて、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記された法規データのうち、仕様チェックシート23に記述されているIコード「I3500020」と同じIコードを示す法規データの個数を数えて、その個数を仕様チェックシート23に記述する。
そして、制御部11は、それらの記述した内容(行番号、個数)に基づいて、「Iコード」の行番号から「END」の行番号の1つ前の行までの行数と、法規データの個数とを比較する。制御部11は、「Iコード」から「END」までの行数が、法規データの個数よりも多い場合、それらの数が等しくなるように、「Iコード」から「END」までの行を削除する。一方、制御部11は、「Iコード」から「END」までの行数が、法規データの個数よりも少ない場合、それらの数が等しくなるように、「Iコード」から「END」までに行を追加する。これにより、図6に示すように、仕様(届出値、区分)を隙間なく転記可能とする。
ここで、表計算ソフト30の性質上、アルファベット「I」が付加されているとIコードが区別できない場合(例えば、「I11100」と「I11000」が区別できない場合)、アルファベット「I」をとり、数値(Long)として認識させて、文字列として認識させることを回避することで、Iコードの区別を可能とする。すなわち、制御部11は、図7に示すように、仕様チェックシート23に記述された各Iコードについて、「I」を削除したコードを生成して記述し、そのコードを使用してIコードを区別するようにしてもよい。
また、制御部11は、図6に示すように、上下に隣接する2つの行において、仕様(届出値又は区分)が同じ場合には、下段を空欄にすることで、作業者に仕様が同じであることを分かり易くする。具体的には、仕様(届出値又は区分)の列において、上下のセルを一度結合し、解除する。これによれば、例えばExcel(登録商標)のような表計算ソフトでは、結合時に下段の文字列が消え、上段の文字列が残る。そのため、上下のセルを一度結合した後に、結合を解除した場合には、下段が空欄となる。これにより、見た目を良くすることができる。
また、制御部11は、区分が全て同じ場合には、その区分は仕様確認欄に転記しないようにしてもよい。そして、制御部11は、行の終わりに、「(空白)」を記述することで、データが終了していることを明記する。例えば、図6に示すように、届出値ソフト230では、最大で4種類の区分まで仕様確認欄に仕様が転記されるものとする。この場合に、仕様確認欄に転記した仕様が2種類の区分までである場合には、制御部11は、3種類目の区分の列に「(空白)」の文字列を記述する。
また、例えばExcel(登録商標)のような表計算ソフトでは、印刷した場合に、セル一杯に文字列が記述されていると、印刷したときに文字列の下端が切れて印刷されない場合がある。これを解決するために、制御部11は、図6に示すように、仕様(届出値又は区分)が記述された各セル内において、セル幅を仕様の文字列に応じて自動調整後、文字列の最後に改行を入れ、1行の空きを設ける。これにより、印刷時における文字切れを回避する。
一方、入力制御部12は、削除ボタン50及び入力ボタン51の押下後に、ユーザから入力装置2に対して、全届出値の詳細ボタン53を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、届出値詳細ソフト231を実行することで、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記された全ての法規データについて、法規データにおける仕様(届出値、区分)を、仕様チェックシート23における仕様確認欄に転記する。
この届出値詳細ソフト231では、届出値ソフト230と比較して、より多くの種類の区分の仕様を、仕様確認欄に転記することを可能とする。例えば、届出値ソフト230が図6に示すように4種類の区分まで仕様を転記可能としてるのに対し、届出値詳細ソフト231は、8種類の区分まで仕様を転記可能とする。転記可能な仕様の種類の数が異なること以外は、届出値ソフト230による処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<仕様チェックシート23(型式ソフト232及び型式詳細ソフト233)の処理>
続いて、図5を参照して、仕様チェックシート23における型式ソフト232及び型式詳細ソフト233の処理について説明する。
また、仕様チェックシート23は、特定の型式を示す法規データのみについて、仕様チェックシート23に転記する機能も有する。入力制御部12は、削除ボタン50及び入力ボタン51の押下後に、ユーザから入力装置2に対して、型式指定列54に対する型式の入力と、指定型式ボタン55の入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、型式ソフト232を実行することで、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記された全ての法規データのうち、型式指定列54で指定された型式を示す法規データにおける仕様(届出値、区分)と型式を、仕様チェックシート23おける仕様確認欄に転記する。なお、図5では、型式指定列54において、最大で3つの型式を指定可能とした例について示しているが、少なくとも1つの型式を指定できるものであれば、これに限られない。
より具体的には、例えば、図8に示すような仕様確認欄に、型式及び仕様の文字列が転記される。すなわち、さらに型式も転記されること以外は、届出値ソフト230による処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、図8に示すように、複数の届出値が同一である場合、及び、複数の区分が同一である場合であっても、いずれかを空白とせず、それらを全て転記するようにしてもよい。
一方、入力制御部12は、削除ボタン50及び入力ボタン51の押下後に、ユーザから入力装置2に対して、型式指定列54に対する型式の入力と、型式の詳細及び届出値の確認ボタン56の入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、型式詳細ソフト233を実行することで、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記された全ての法規データのうち、型式指定列54で指定された型式を示す法規データにおける仕様(届出値、区分)と型式、及び全ての仕様(届出値、区分)と型式を、仕様チェックシート23における仕様確認欄に転記する。
この型式詳細ソフト233では、型式ソフト232と比較して、より多くの種類の区分の仕様を、仕様確認欄に転記することを可能とする。例えば、型式ソフト232が図8に示すように4種類の区分まで仕様を転記可能としてるのに対し、型式詳細ソフト23は、8種類の区分まで仕様を転記可能とする。転記可能な仕様の種類の数、及び全ての型式転記が異なること以外は、型式ソフト232による処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
<仕様チェックシート23(確認ソフト234)>
続いて、図5を参照して、仕様チェックシート23における確認ソフト234の処理について説明する。
入力制御部12は、削除ボタン50及び入力ボタン51の押下後に、ユーザから入力装置2に対して、型式の詳細及び届出値の確認ボタン56を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、確認ソフト234を実行することで、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記された法規データが示す型式及び届出値を、仕様チェックシート23においてユーザがどの型式であれば法規項目の使用をどの割合チェックできるかを確認する欄(以下、「割合確認欄」と呼ぶ)に転記する。
より具体的には、例えば、図9に示すような割合確認欄において、Iコードが記述された箇所に、そのIコードを示す法規データにおける型式及び届出値が転記される。割合確認欄は、割合と、Iコード(項目コード)と、判定結果と、複数の型式と届出値の組が、表の1列毎に文字列で記述される。また、割合確認欄は、あるIコードが記述された箇所に、そのIコードを示す法規データの全てにおける型式が1行で記述され、その次の行に、そのIコードを示す法規データの全てにおける届出値が1行で記述される。
また、割合確認欄は、型式指定欄60と、出力ボタン61とを含む。入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、型式指定欄60に対する型式の入力と、出力ボタン61の入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、確認ソフト234を実行することで、Iコード毎に、同一のIコードを示す法規データにおける届出値の数に対する、それらの届出値のうち、型式指定欄60で指定された型式を示す法規データの届出値と同じ届出値の数の割合を算出して、割合確認欄に記述する。なお、図9では、型式指定欄60において、最大で3つの型式を指定可能とした例について示しているが、少なくとも1つの型式を指定できるものであれば、これに限られない。
制御部11は、割合確認欄に型式と届出値の組を転記する際に、届出値に基づいてソートして型式と届出値の組を、割合確認欄に転記している。制御部11は、図9に示すように、同一の届出値が連続する範囲では、それらの届出値の1つ下のセルに、最初のセルを1とし、隣のセルに移るに従って1ずつ加算されるように番号を割り振る。よって、その同一の届出値が連続する範囲の最後の届出値の1つ下のセルの番号は、その届出値と同一の届出値の数となる。これにより、制御部11は、型式指定欄60で指定された型式と組となる届出値と同一の届出値が連続する範囲における最後の届出値の1つ下のセルの番号を、その届出値と同じ届出値の数として取得することができる。このようにして、制御部11は、型式指定欄60で指定された型式のそれぞれについて、その型式を示す法規データの届出値と同じ届出値の数を取得することができる。よって、全体の届出値の数(1行における届出値の数)に対して、そのように取得した届出値を合計した数の割合として、上述の割合を算出することができる。
制御部11は、算出した割合を、割合確認欄に記述する。また、制御部11は、その割合が100%である場合には、全ての届出値を確認することができることを示す「合格」の文字列を記述し、100%未満である場合には、全ての届出値は確認できないこことを示す「確認」の文字列を記述する。これにより、ユーザは、どの型式を選択すれば、全ての届出値を確認することができるのか、また、どの程度の届出値を確認することができるのかを把握することができる。
<比較ソフト24>
続いて、図10を参照して、比較ソフト(比較シート)24における処理について説明する。図10は、比較ソフト(比較シート)24の表示例を示す図である。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、表計算ソフト30の実行後に、比較ソフト(比較シート)24を開くことを指示する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、表計算ソフト30により比較ソフト(比較シート)24を開く。制御部11は、比較ソフト24のデータに基づいて、図10に示す比較ソフト24の画像を示す画像情報を生成し、比較ソフト24の画像の表示を表示制御部13に指示する。表示制御部13は、制御部11からの指示に応じて、制御部11が生成した画像情報に基づいて、比較ソフト24の画像を表示装置3に表示する。
図10に示すように、比較ソフト24の画像は、新データの取り込みボタン70と、旧データの取り込みボタン71と、旧データボタン72と、共通データボタン73と、新データボタン74と、まとめボタン75とを含む。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、旧データの取り込みボタン71を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、比較ソフト24に組み込まれたプログラムを実行することで、取込みシート22に転記されている全ての法規データを、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記する。すなわち、この法規データは、旧データ241となる。
入力制御部12は、法規データシート21が更新され、更新後の法規データが法規データシート21から取込みシート22に転記された後に、ユーザから入力装置2に対して、新データの取り込みボタン70を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、比較ソフト24に組み込まれたプログラムを実行することで、取込みシート22に転記されている全ての法規データを、取込みシート22から仕様チェックシート23に転記する。すなわち、この法規データは、新データ240となる。
入力制御部12は、旧データ241と新データ240の比較ソフト24への取り込み後、ユーザから入力装置2に対して、旧データボタン72を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、比較ソフト24に組み込まれたプログラムを実行することで、比較ソフト24に取り込んだ旧データ241及び新データ240のうち、旧データ241のみに含まれる法規データを、比較ソフト(比較シート)24における旧データ241のみに含まれる法規データを表示する欄に転記する。
入力制御部12は、旧データ241と新データ240の比較ソフト24への取り込み後、ユーザから入力装置2に対して、共通データボタン73を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、比較ソフト24に組み込まれたプログラムを実行することで、比較ソフト24に取り込んだ旧データ241及び新データ240のうち、旧データ241と新データ240の両方に含まれる法規データを、比較ソフト(比較シート)24における旧データ241と新データ240の両方に含まれる法規データを表示する欄に転記する。
入力制御部12は、旧データ241と新データ240の比較ソフト24への取り込み後、ユーザから入力装置2に対して、新データボタン74を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、比較ソフト24に組み込まれたプログラムを実行することで、比較ソフト24に取り込んだ旧データ241及び新データ240のうち、新データ240のみに含まれる法規データを、比較ソフト(比較シート)24における新データ240のみに含まれる法規データを表示する欄に転記する。
入力制御部12は、旧データ241と新データ240の比較ソフト24への取り込み後、ユーザから入力装置2に対して、まとめボタン75を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、比較ソフト24に組み込まれたプログラムを実行することで、比較ソフト24に取り込んだ旧データ241及び新データ240のうち、新データ240のみに含まれる法規データと、旧データ241のみに含まれる法規データと、両方に含まれる法規データを、比較ソフト(比較シート)24における、まとめの法規データを表示する欄に転記する。
この際に、制御部11は、旧データ241のみに含まれる法規データの文字列には、取り消し線を付し、新データ240のみに含まれる法規データの文字列は、赤字とする。
さらに、取込みシート22の法規データに代えて、この比較ソフト24における、まとめの法規データを、仕様チェックシート23に取り込むこともできる。この場合、仕様チェックシート23の仕様確認欄において、新データ240のみに含まれる法規データから転記された仕様(届出値、区分)は赤字で表示される。これによれば、仕様チェックシート23の仕様確認欄に転記された仕様(届出値、区分)において、作業者は、どの仕様が新しい仕様であるかを把握することができる。
ここで、表計算ソフト30として、Excel(登録商標)を利用する場合、好ましくは、ここで説明した処理を配列を使用して行うことで処理を高速化することができる。また、配列を使用する場合には、初期データの入力がない場合、エラーが発生するため、予め任意の初期値を入力しておき、その後に削除する方式とする。
<仕向ソフト25>
続いて、図11を参照して、仕向ソフト(仕向けシート)25における処理について説明する。図11は、仕向ソフト(仕向けシート)25の表示例を示す図である。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、表計算ソフト30の実行後に、仕向ソフト(仕向けシート)25を開くことを指示する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、表計算ソフト30により仕向ソフト(仕向けシート)25を開く。制御部11は、仕向ソフト25のデータに基づいて、図11に示す仕向ソフト25の画像を示す画像情報を生成し、取込みシート22の画像の表示を表示制御部13に指示する。表示制御部3は、制御部11からの指示に応じて、制御部11が生成した画像情報に基づいて、仕向ソフト25の画像を表示装置3に表示する。
図11に示すように、仕向ソフト(仕向けシート)25の画像は、仕向け欄80と、仕向け国記入列81と、選択仕向け国表示欄82と、仕向け別型式選定ボタン83とを含む。
仕向け欄80は、各型式毎の列を有する。仕向け欄80において、仕向け国記入列81に記入された各国と同一行のセルのうち、各国で販売される型式の列におけるセルに文字列(図11の例では「N1 Euro4」)が記述されている。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、仕向け国記入列81のうち、いずれか1つを選択する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、仕向ソフト25に組み込まれたプログラムを実行することで、ユーザから選択された国に対応する行を、選択仕向け国表示欄82に転記する。
入力制御部12は、ユーザから入力装置2に対して、仕向け別型式選定ボタン83を押下する入力が行われると、その入力内容を制御部11に通知する。制御部11は、入力制御部12からの通知に応じて、仕向ソフト25に組み込まれたプログラムを実行することで、選択仕向け国表示欄82に転記された内容に基づいて、ユーザから選択された国で販売される型式の一覧の画像を示す画像情報を生成し、取込みシート22の画像の表示を表示制御部13に指示する。表示制御部3は、制御部11からの指示に応じて、制御部11が生成した画像情報に基づいて、ユーザから選択された国で販売される仕向け欄80の型式の一覧の画像を表示装置3に表示する。
ユーザは、例えば、この一覧で表示された仕向け欄80の型式を、取込みシート22の型式指定列43に転記することで、仕向け国で必要な法規データのみを速やかに仕様チェックシート23に転記することが可能となる。
上述したように、法規データの使用チェックシートへの転記は、人手を介して行っていた。しかしながら、法規データの仕様チェックシートへの転記は、複雑でデータ量も大量であり、車両に詳しい専門の作業者しかできなかった。そのため、人材を専門の作業者に育成する教育時間を含めて、多大な工数がかかっていた。また、ミスにより誤記が発生するという問題もあった。
また、Iコード毎に、法規データにおける仕様(届出値、区分)を転記する必要があるため、Iコードが多い場合に適切な法規データにおける仕様(届出値、区分)を選択して転記するために、多大な時間がかかっていた。例えば、高級車ほど車両の部品が多く、確認すべきIコードが多くなってきている。また、法規データは、号口に向けて日々変動しているため、何度も入手しなくてはならない。仕様は、生産量、海外販売量等に応じて、日々変動しており、また、仕向け先が変更になることも頻繁に発生している。そのため、仕様の変化に応じて再度法規データを入手する必要がある。
また、区分は多いものでは8区分以上あり、細部の確認が困難となっている。1つの車両が複数の国に輸出されるため、仕様が多くなっているためである。また、車両の構造も複雑になってきており、部品点数も増加してきていることもある。そのため、法規データの量が多く、転記ミスをした場合に、どこで転記ミスをしたかも特定が困難であり、多大な時間がかかっていた。また、仕様が多くまとめられないため、どのような仕様があるのかも分かりにくい。
このような問題に対して、上述した本発明の実施の形態によれば、取込みシート22及び仕様チェックシート23における各ソフト220、221、230〜234によって、車両に詳しい専門の作業者でなくても、誰でも簡単に仕様チェックシート23への法規データの転記を可能としている。
また、上述した本発明の実施の形態によれば、車両の型式と、車両を参照して車両の法規項目が仕様を満たしているか否かをチェックする際に使用される届出値とを対応付けて示し、仕様が異なる車両のそれぞれについて用意される複数の法規データにおいて、同一の法規項目に対する届出値の数に対して、それらの届出値のうち、ユーザから指定された少なくとも1つの型式に対応する届出値と同じ届出値の数の割合を算出するようにしている。
これによれば、選択した型式における法規データの届出値によってチェックすることができる法規仕様の網羅率が分かる。そのため、法規仕様の確認漏れを防止しつつ効率的に法規仕様の確認作業を進めることが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 情報処理装置
2 入力装置
3 表示装置
11 制御部
12 入力制御部
13 表示制御部
14 記憶部
21 法規データシート
22 取込みシート
23 仕様チェックシート
24 比較ソフト
25 仕向ソフト
30 表計算ソフト
220 取込みソフト
221 型式選択ソフト
230 届出値ソフト
231 届出値詳細ソフト
232 型式ソフト
233 型式詳細ソフト
234 確認ソフト
240 新データ
241 旧データ
242 共通データ

Claims (1)

  1. 両の型式と、前記車両を参照して前記車両の法規項目が仕様を満たしているか否かをチェックする際に使用される届出値とを対応付けて示し、仕様が異なる車両のそれぞれについて複数の法規データを記憶する記憶部と、入力制御部と、制御部と、表示制御部と、を備えた情報処理装置による法規仕様チェック支援方法であって、
    前記入力制御部が、ユーザによる入力を受け付ける入力装置から、少なくとも1つの型式を指定した指定情報を受けるステップと、
    前記制御部が、前記記憶部に記憶された前記複数の法規データを読み出し、前記複数の法規データに基づき、同一の法規項目に対する届出値の数に対して、前記同一の法規項目に対する届出値のうち前記指定情報が示す型式に対応する届出値と同じ届出値の数の割合を算出するステップと、
    前記表示制御部が、表示装置に前記算出した割合を表示させるステップと、
    を備えた法規仕様チェック支援方法。
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