JP6439485B2 - Heat exchanger - Google Patents
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Description
本発明は、ウェーブフィンを有する熱交換器に関するものである。 The present invention relates to a heat exchanger having wave fins.
熱交換器は、熱媒体と熱交換対象物との熱交換により、熱交換対象物を加熱または冷却するものである。熱交換器の性能を向上させるためには、例えば特許文献1に示される熱交換器のように、ウェーブフィンを用いる方法がある。ウェーブフィンは、伝熱面積を増大させることにより熱交換器の性能を向上させる部品である。 The heat exchanger heats or cools the heat exchange object by heat exchange between the heat medium and the heat exchange object. In order to improve the performance of the heat exchanger, for example, there is a method using wave fins as in the heat exchanger shown in Patent Document 1. A wave fin is a component that improves the performance of a heat exchanger by increasing the heat transfer area.
しかしながら、ウェーブフィンにより形成された波形状の流路を熱媒体が流通すると、流れが蛇行する際に剥離が発生する。剥離部は流れが遅く、伝熱促進への寄与が小さいため、この点において熱交換器の性能を改善する余地がある。 However, if the heat medium flows through the wave-shaped channel formed by the wave fins, peeling occurs when the flow meanders. Since the separation portion has a slow flow and has little contribution to heat transfer promotion, there is room for improving the performance of the heat exchanger in this respect.
本発明は上記点に鑑みて、熱交換器の性能を向上させることを目的とする。 In view of the above points, an object of the present invention is to improve the performance of a heat exchanger.
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、扁平形状に形成され、熱交換対象物と熱交換する熱媒体が内部を流通する流路管(3)と、流路管の内部に配置され、熱交換対象物と熱媒体との伝熱面積を増大させる板状のインナーフィン(34)と、を備え、インナーフィンは、インナーフィンの厚み方向から見て波形状に形成され、熱媒体が流通する主流路を複数の細流路に分割する複数のウェーブフィン(340c)を有し、複数のウェーブフィンのうち隣り合う2つのウェーブフィンの間に、2つのウェーブフィンに挟まれた細流路をインナーフィンの厚み方向に縮流する突起部(36)が形成されており、流路管が、対向する2つの外殻プレート(31、32)と、2つの外殻プレートの間において、2つの外殻プレートと対向するように配置された中間プレート(33)と、を有し、インナーフィンが、2つの外殻プレートの一方と中間プレートとの間に配置され、突起部が、中間プレートに形成されていることを特徴としている。 In order to achieve the above object, in the first aspect of the present invention, a flow path pipe (3) that is formed in a flat shape and through which a heat medium that exchanges heat with a heat exchange object flows, and the interior of the flow path pipe And a plate-like inner fin (34) that increases the heat transfer area between the heat exchange object and the heat medium, and the inner fin is formed in a wave shape when viewed from the thickness direction of the inner fin, It has a plurality of wave fins (340c) that divide the main channel through which the heat medium flows into a plurality of narrow channels, and is sandwiched between two wave fins between two adjacent wave fins among the plurality of wave fins A protrusion (36) is formed to contract the narrow channel in the thickness direction of the inner fin, and the channel tube is located between the two outer shell plates (31, 32) facing each other and the two outer shell plates. With two outer shell plates An intermediate plate disposed so as to counter (33) has a inner fin is disposed between one and the intermediate plate between two outer shell plate, protrusions are formed in the intermediate plate It is characterized by that.
これによれば、突起部により縮流が発生し、流れが増速する。そのため、増速した流れにより剥離部を吹き飛ばし、剥離の発生を抑制して、熱交換器の性能を向上させることができる。 According to this, a contraction flow is generated by the protrusion, and the flow speed is increased. Therefore, the peeling part can be blown off by the accelerated flow, the occurrence of peeling can be suppressed, and the performance of the heat exchanger can be improved.
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis of each said means shows an example of a corresponding relationship with the specific means as described in embodiment mentioned later.
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In the following embodiments, parts that are the same or equivalent to each other will be described with the same reference numerals.
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。ここでは、本実施形態の熱交換器を用いて構成された積層型熱交換器1により熱交換対象物として複数の電子部品2を冷却する冷却器を構成する例について説明するが、本実施形態の熱交換器を他の用途に用いてもよい。また、本実施形態の熱交換器を加熱のために用いてもよい。電子部品2は、例えば、走行用電動機に対して三相交流電圧を出力するインバータ回路に適用されるパワーカードである。
(First embodiment)
A first embodiment of the present invention will be described. Here, although the example which comprises the cooler which cools the some
本実施形態の熱交換器は、流路管3と、流路管3の内部に配置されたインナーフィン34と、を備えている。積層型熱交換器1は、図1に示すように、複数の流路管3を、隣り合う流路管3との間に形成される隙間に電子部品2を配設した状態で積層配置して構成されている。
The heat exchanger according to the present embodiment includes a
流路管3は、電子部品2と熱交換する熱媒体が内部を流通するものである。熱媒体としては、例えば、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、水やアンモニア等の自然冷媒等を用いることができる。図2に示すように、流路管3は、短手方向の一対の周縁部が長手方向に沿って並行に延在すると共に、長手方向の周縁端部の形状が半円を描くように、半円弧形状となっている。なお、流路管3の積層方向に垂直で、かつ、流路管3の長手方向に垂直な方向を、流路管3の短手方向とする。また、図3に示すように、流路管3は、長手方向と直交する流路断面が扁平形状に形成されている。
In the
なお、図2は図1のII−II線における断面図であるが、流路管3の形状を明確にするために、電子部品2の図示を省略している。また、図2には、流路管3の内部に配置されているインナーフィン34を点線で示してある。
2 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, but the illustration of the
流路管3は、アルミニウムや銅等の高い熱伝導性を有する金属製のプレートを積層し、これらのプレートを接合して構成されている。流路管3は、図3に示すように、一対の外殻プレート31、32と、中間プレート33と、2つのインナーフィン34とを有する。そして、外殻プレート31、32および中間プレート33の間に、熱媒体が流通する媒体流路30が形成されている。
The
外殻プレート31、32は、流路管3の外殻を構成する板部材であり、外殻プレート31、32を通して電子部品2と熱媒体との熱交換が行われる。中間プレート33は、長方形状の2枚の板部材を積層することで構成され、外殻プレート31、32の間に、外殻プレート31、32それぞれと対向するように配置されている。中間プレート33の長手方向の両端部には、後述する突出管部35の開口部に対応して、円形の開口部が形成されている。
The
インナーフィン34は、熱媒体と電子部品2との伝熱面積を増大させる部品である。インナーフィン34は、例えば、アルミニウム等の高い熱伝導性を有する金属製の板状のプレートをプレス加工して形成される。インナーフィン34の詳細については後述する。
The
流路管3は、外殻プレート31と中間プレート33との間、外殻プレート32と中間プレート33との間にそれぞれインナーフィン34を配置し、外殻プレート31、32、中間プレート33の周縁部の内側をろう材により接合することで構成されている。また、インナーフィン34は、外殻プレート31、32に対してろう材により接合されている。なお、中間プレート33は、その周縁部が外殻プレート31、32の間に狭持されていてもよい。
The
図2に示すように、流路管3の長手方向の両側には、突出管部35が設けられている。突出管部35は、隣り合う流路管3を連結するものであり、図4に示すように、流路管3の積層方向に開口すると共に、流路管3の積層方向に突出した円筒状とされている。複数の流路管3のうち、積層方向の最も外側に位置する一対の流路管3以外の流路管3には、積層方向の両側に突出管部35が設けられている。一方、複数の流路管3のうち、積層方向の最も外側に位置する一対の流路管3には、隣り合う流路管3に対向する一面にだけ突出管部35が設けられている。複数の流路管3は、突出管部35同士を嵌合させると共に、突出管部35の側壁同士を接合することにより連結されている。これにより、隣り合う流路管3は、互いの媒体流路30が連通している。
As shown in FIG. 2, projecting
流路管3の長手方向の両側に設けられた一対の突出管部35のうち、一方を供給ヘッダ部11、他方を排出ヘッダ部12とする。供給ヘッダ部11は、流路管3の媒体流路30へ熱媒体を供給するものであり、排出ヘッダ部12は、流路管3の媒体流路30から熱媒体を排出するものである。
Of the pair of projecting
図1に示すように、複数の流路管3のうち、積層方向の最も外側に配置される一対の流路管3の一方には、媒体導入部4および媒体導出部5が接続されている。媒体導入部4は、熱媒体を積層型熱交換器1に導入するためのものであり、媒体導出部5は、熱媒体を積層型熱交換器1から導出するためのものである。媒体導入部4および媒体導出部5は、ろう付け等の接合技術により流路管3に接合されている。
As shown in FIG. 1, the
インナーフィン34の構成について図5〜図8を用いて説明する。インナーフィン34は、複数の第1フィン340と、複数の第2フィン341とを有している。図5に示すように、インナーフィン34のうち、複数の第1フィン340が形成された領域を領域34b、領域34bより熱媒体流れ上流側の端部を端部34a、下流側の端部を端部34cとする。
The configuration of the
第1フィン340は、熱媒体が流通する主流路を複数の細流路に分割するものであり、図6に示すように、流路管3の長手方向と直交する断面形状が波形状となっており、波形の頂点付近は外殻プレート31、32、中間プレート33と接している。第1フィン340のうち、外殻プレート31または32と接する部分を頂部340a、中間プレート33と接する部分を底部340b、頂部340aと底部340bを接続する部分を壁面部340cとする。
The
図7に示すように、壁面部340cは、凸部340dと凹部340eが連結部340fを介して交互に並ぶことにより、流路管3の積層方向、つまり、インナーフィン34の厚み方向から見て波形状とされている。
As shown in FIG. 7, the
凸部340dは、流路管3の積層方向に垂直な断面形状が流路管3の短手方向の一方の向きに凸の曲線状とされており、凹部340eは、流路管3の積層方向に垂直な断面形状が流路管3の短手方向の他方の向きに凸の曲線状とされている。連結部340fは、流路管3の積層方向に垂直な断面形状が直線状とされている。
The
このような凸部340d、凹部340e、連結部340fにより壁面部340cを構成することで、壁面部340cは、流路管3の積層方向から見て、流路管3の長手方向に三角波形状に屈曲する形状となっている。壁面部340cは、本発明のウェーブフィンに相当する。
By forming the
第2フィン341は、第1フィン340とともに細流路を形成するものであり、流路管3の長手方向と平行となるように、端部34a、端部34cに形成されている。第2フィン341は、流路管3の長手方向と直交する断面形状が波形状となっているとともに、流路管3の積層方向から見て直線形状となっている。
The second fin 341 forms a narrow flow path together with the
インナーフィン34において、端部34aに形成された第2フィン341と、第1フィン340と、端部34cに形成された第2フィン341により連続する1本のフィンが構成されている。
In the
図7、図8に示すように、第1フィン340、第2フィン341により形成された複数の細流路には、熱媒体が流れる際にインナーフィン34の厚み方向に縮流を発生させる突起部36が複数個形成されている。突起部36は、中間プレート33を構成する2枚の板部材に円錐台形状のディンプルを設けることにより形成されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the plurality of narrow channels formed by the
図8に示すように、流路管3の内部には、中間プレート33、頂部340a、壁面部340cで囲まれた細流路と、外殻プレート31または32と、底部340b、壁面部340cで囲まれた細流路が形成され、これらの細流路が交互に並んでいる。本実施形態では、中間プレート33にディンプルを設けることにより、上記の細流路のうち、中間プレート33、頂部340a、壁面部340cで囲まれた細流路にのみ突起部36が形成されている。つまり、本実施形態では、突起部36が形成された細流路と突起部36が形成されていない細流路とが交互に並んでいる。
As shown in FIG. 8, the
また、図7に示すように、突起部36は、流路管3の短手方向において、連結部340fに挟まれた部分に形成されている。流路管3の短手方向において隣り合う2つの連結部340fに挟まれた部分を領域34dとすると、1つの細流路において、突起部36が形成された領域34dと、突起部36が形成されていない領域34dとが交互に並んでいる。
Further, as shown in FIG. 7, the protruding
上記した構成において、熱媒体は媒体導入部4から直接、あるいは、供給ヘッダ部11を通って流路管3に流れ込み、流路管3から直接、あるいは排出ヘッダ部12を通って媒体導出部5から導出される。このとき、電子部品2と熱媒体との熱交換により、電子部品2が冷却される。
In the above-described configuration, the heat medium flows into the
流路管3においては、熱媒体は、複数形成された波形状の細流路を蛇行して流れる。図9、図10は、突起部36が形成されていない従来の熱交換器の断面図である。図9(a)は、図9(b)のIX−IX線における断面図であり、図9(a)、(b)はそれぞれ、図7、図8に相当する図である。また、図10は、図11(b)に相当する図である。図9(a)、(b)に示すように突起部36が形成されていない従来の熱交換器では、図10の矢印A1で示すように熱媒体が蛇行して流れる際に、剥離が発生する。剥離は、図10の領域R1で示すように、熱媒体が2つの凸部340dまたは2つの凹部340eにより形成されたカーブを通り過ぎたとき、カーブの内側だった方の壁面部340c付近に発生する。剥離部は流れが遅く、伝熱促進への寄与が小さいため、剥離の発生により熱交換器の性能が低下する。
In the
これに対し、本実施形態では、図11(a)に示すように、突起部36が形成された細流路では、突起部36により流路管3の積層方向に縮流が発生し、矢印A2で示される流れが矢印A3で示される流れに変化して、熱媒体の流れが増速する。そのため、図11(b)の領域R2で示すように、増速した流れにより剥離部が吹き飛ばされ、剥離の発生が抑制されて、インナーフィン34と熱媒体とが接する部分のうち、伝熱促進に寄与する部分の面積が増加する。これにより、熱交換器の性能が向上する。
On the other hand, in the present embodiment, as shown in FIG. 11A, in the narrow flow path in which the
このように、本実施形態の熱交換器を用いて構成された積層型熱交換器1では、突起部36によりインナーフィン34の厚み方向に縮流を発生させ、熱媒体の流れの増速により剥離の発生を抑制し、熱交換器の性能を向上させることができる。
As described above, in the stacked heat exchanger 1 configured by using the heat exchanger of the present embodiment, a contraction flow is generated in the thickness direction of the
また、突起部36が形成された細流路では、剥離の抑制により熱伝達が改善されるものの、突起部36により圧損が上昇する。これに対し、本実施形態では、突起部36が形成されている細流路と、突起部36が形成されていない細流路を設けている。そのため、例えばすべての細流路の幅が互いに等しい場合、図12の矢印A4、A5の大きさで示すように、流量Q1は、圧損のバランスをとるために流量Q2より大きくなる。ここで、Q1は突起部36が形成されていない細流路を流れる熱媒体の流量、Q2は突起部36が形成されている細流路を流れる熱媒体の流量である。これにより、突起部36が形成されていない細流路においても間接的に熱伝達が改善されるので、圧損の無駄な上昇を抑制し、すべての細流路に突起部36を設ける場合に比べて、熱交換器の性能をさらに向上させることができる。
Further, in the narrow flow path in which the
なお、本実施形態では、図13(b)に示すように、外殻プレート31、32側と中間プレート33側のうち、中間プレート33側に突起部36を形成しているが、外殻プレート31、32側に突起部36を形成してもよい。具体的には、図13(a)に示すように、外殻プレート31、32をそれぞれ2枚のプレートを積層して構成し、インナーフィン34に接するプレートにディンプルを設けることにより、外殻プレート31、32側に突起部36を形成することができる。しかし、この場合、矢印A6で示す経路において熱伝導が起こり、矢印A7で示す経路において熱伝導が起こる場合、つまり、中間プレート33側に突起部36を形成した場合に比べて熱伝導の経路が長くなるため、熱交換器の性能向上の効果が小さくなる。そのため、中間プレート33側に突起部36を形成することが好ましい。なお、図13(a)は図13(b)に相当する図であり、図13(b)は図7のXI−XI線における断面図である。
In this embodiment, as shown in FIG. 13B, the
また、インナーフィン34により形成された細流路のうち領域34d以外の部分、つまり、細流路を構成する波形の頂点付近に突起部36を形成しても熱交換器の性能向上の効果は得られる。
Further, even if the
しかし、領域34dは図14に示すように剥離の開始位置P1に近く、また、剥離の開始位置P1付近に縮流の開始点を設けることで効率よく剥離を吹き飛ばすことができる。ここで、剥離の開始位置P1は、突起部36が形成されない場合に剥離が発生する領域R1の熱媒体流れの上流側における端部である。
However, as shown in FIG. 14, the
また、壁面部340cのうち波形の頂点付近には、蛇行して流れる熱媒体が壁面部340cに衝突するため熱伝達の良い部分が存在するが、波形の頂点付近に突起部36を形成した場合、突起部36により熱媒体の衝突が妨げられて、この部分の面積が減少する。具体的には、図15に示すように、波形の頂点付近に突起部36を形成していない場合での熱伝達の良い部分を領域R3、突起部36により熱媒体の衝突が妨げられる部分を領域R4とすると、領域R3と領域R4とが重なる分だけ、熱伝達の良い部分の面積が減少する。
Further, in the vicinity of the top of the corrugated portion of the
そのため、流路管3の積層方向に垂直な断面での1つの細流路において、複数の直線L3、複数の直線L4のうち、直線L1または直線L2を挟まずに隣り合う直線L3、直線L4で挟まれた部分、つまり、領域34dに突起部36を形成することが好ましい。なお、図7に示すように、直線L1は、壁面部340cを構成する波形の頂点のうち1つの凸部340dに含まれる頂点と、この凸部340dとともに細流路のカーブを形成する凸部340dに含まれる頂点とを通る直線である。また、直線L2は、壁面部340cを構成する波形の頂点のうち1つの凹部340eに含まれる頂点と、この凹部340eとともに細流路のカーブを形成する凹部340eに含まれる頂点とを通る直線である。また、直線L3、L4は、それぞれ、壁面部340cを構成する波形の頂点付近において壁面部340cの丸みがなくなる部分、つまり、凸部340d、凹部340eと連結部340fとの接続部を通り、直線L1、L2に平行な直線である。
Therefore, in one narrow channel in a cross section perpendicular to the stacking direction of the
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(Other embodiments)
In addition, this invention is not limited to above-described embodiment, In the range described in the claim, it can change suitably.
例えば、上記第1実施形態では、中間プレート33を構成する2枚の板部材それぞれにディンプルを設けて突起部36を形成しているが、片方の板部材のみにディンプルを設け、外殻プレート31、32のうち一方の側の細流路にのみ突起部36を形成してもよい。
For example, in the first embodiment, each of the two plate members constituting the
また、上記第1実施形態では、突起部36が形成された細流路と突起部36が形成されていない細流路とが交互に並んでいるが、図16に示すように、中間プレート33と外殻プレート31、32にディンプルを設けて隣り合う細流路それぞれに突起部36を形成してもよい。また、突起部36が形成された2つの細流路の間に、突起部36が形成されていない細流路を2つ以上設けてもよい。
Further, in the first embodiment, the narrow flow passages in which the
また、上記第1実施形態では、流路管3は、一対の外殻プレート31、32と、中間プレート33と、2つのインナーフィン34とを有しているが、流路管3が、中間プレート33を備えていなくてもよい。この場合、外殻プレート31、32に突起部36を形成することで縮流を発生させることができる。また、中間プレート33を1枚の板部材で構成してもよい。また、流路管3がインナーフィン34を1つのみ有していてもよい。
In the first embodiment, the
また、上記第1実施形態では、突起部36を円錐台形状としたが、突起部36を、インナーフィン34の厚み方向に縮流を発生させることのできる他の形状としてもよい。例えば、図17(a)、(b)に示すように、突起部36をリブ形状としてもよい。また、図17(c)、(d)に示すように、突起部36の上面形状を楕円形状としてもよい。また、突起部36を、中間プレート33を切り起こしたウイングレット形状、または図17(e)、(f)に示すように四面体形状としてもよい。なお、図17(a)、(c)、(e)、(g)は、図7に相当する図である。また、図17(b)、(d)、(f)、(h)では、中間プレート33のうち頂部340a、壁面部340cとともに1つの細流路を形成する部分のみ図示している。また、図17(b)、(d)、(f)、(h)における中間プレート33の両側の線は、中間プレート33のうち壁面部340cと接している部分と接していない部分との境界線を示している。また、図17(b)、(d)、(f)、(h)では、頂部340a、壁面部340cの図示を省略している。
In the first embodiment, the
また、上記第1実施形態では、1つの細流路において、突起部36が形成された領域34dと、突起部36が形成されていない領域34dとが交互に並んでいるが、隣り合う領域34dそれぞれに突起部36を形成してもよい。また、突起部36が形成された2つの領域34dの間に、突起部36が形成されていない領域34dを2つ以上設けてもよい。また、1つの領域34dに複数の突起部36を形成してもよい。例えば、図17(g)、(h)に示すように、1つの領域34dに2つの突起部36を形成してもよい。また、1つの細流路において隣り合う直線L1、直線L2の間に2つの突起部36を形成してもよい。
Further, in the first embodiment, in one narrow channel, the
3 流路管
34 インナーフィン
340c 壁面部
36 突起部
3
Claims (2)
前記流路管の内部に配置され、熱交換対象物と熱媒体との伝熱面積を増大させる板状のインナーフィン(34)と、を備え、
前記インナーフィンは、前記インナーフィンの厚み方向から見て波形状に形成され、前記熱媒体が流通する主流路を複数の細流路に分割する複数のウェーブフィン(340c)を有し、
前記複数のウェーブフィンのうち隣り合う2つのウェーブフィンの間に、前記2つのウェーブフィンに挟まれた細流路を前記インナーフィンの厚み方向に縮流する突起部(36)が形成されており、
前記流路管が、対向する2つの外殻プレート(31、32)と、前記2つの外殻プレートの間において、前記2つの外殻プレートと対向するように配置された中間プレート(33)と、を有し、
前記インナーフィンが、前記2つの外殻プレートの一方と前記中間プレートとの間に配置され、
前記突起部が、前記中間プレートに形成されていることを特徴とする熱交換器。 A flow path pipe (3) that is formed in a flat shape and through which the heat medium that exchanges heat with the heat exchange object flows,
A plate-like inner fin (34) that is disposed inside the flow pipe and increases the heat transfer area between the heat exchange object and the heat medium,
The inner fin has a plurality of wave fins (340c) that are formed in a wave shape when viewed from the thickness direction of the inner fin and divide the main channel through which the heat medium flows into a plurality of narrow channels,
Between the two adjacent wave fins among the plurality of wave fins, a protrusion (36) is formed that contracts a narrow channel sandwiched between the two wave fins in the thickness direction of the inner fin,
Two channel plates (31, 32) facing each other, and an intermediate plate (33) arranged between the two shell plates so as to face the two shell plates. Have
The inner fin is disposed between one of the two outer shell plates and the intermediate plate;
The heat exchanger, wherein the protrusion is formed on the intermediate plate.
前記凸部が、前記インナーフィンの厚み方向に垂直な断面形状が一方の向きに凸の曲線状であり、
前記凹部が、前記インナーフィンの厚み方向に垂直な断面形状が前記一方の向きと反対の向きに凸の曲線状であり、
前記連結部が、前記インナーフィンの厚み方向に垂直な断面形状が直線状であり、
前記突起部が、前記インナーフィンの厚み方向に垂直で、かつ、前記流路管の長手方向に垂直な方向において、隣り合う2つの前記連結部で挟まれた部分に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。 Each of the plurality of wave fins is formed in a wave shape when viewed from the thickness direction of the inner fin by alternately arranging convex portions (340d) and concave portions (340e) via connecting portions (340f),
The convex portion is a curved shape convex in one direction with a cross-sectional shape perpendicular to the thickness direction of the inner fin,
The concave portion has a curved shape in which a cross-sectional shape perpendicular to the thickness direction of the inner fin is convex in a direction opposite to the one direction;
The connecting portion has a straight cross-sectional shape perpendicular to the thickness direction of the inner fin,
The protruding portion is formed in a portion sandwiched between two adjacent connecting portions in a direction perpendicular to the thickness direction of the inner fin and perpendicular to the longitudinal direction of the flow channel tube. The heat exchanger according to claim 1.
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