JP6439373B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1には、その図1に示されるように、感光体1上に形成される静電潜像を液体現像剤Dにより現像して可視トナー像Tとし、可視トナー像Tを記録紙Sに転写する湿式画像形成装置が開示されている。また、特許文献1には、当該湿式画像形成装置が、可視トナー像Tの記録紙Sへの転写に先立って記録紙Sに記録紙Sの種類に応じた量の転写液Eを塗布するための転写液塗布装置9を設けていることが開示されている。
特許文献2には、その図1に示されるように、感光体10の潜像面に液体現像剤を供給する感光体10にトナー像を形成する現像装置50と、紙Pに感光体10に形成されたトナー像を転写する転写装置60と、を具備する画像形成装置が開示されている。また、特許文献2には、当該画像形成装置が、感光体10上に、離型性を有し化学的に不活性な誘電性液であるプリウェット液を、紙Pの種類に応じた量だけ塗布するプリウェット装置20を有していることが開示されている。
特開平11−84897号公報 特開平8−152788号公報
画像形成装置により、搬送される媒体の表面にトナー及び液体を含む現像剤を用いて形成したトナー画像を加熱して定着した後、搬送される媒体の裏面にトナー及び液体を含む現像剤を用いて形成したトナー画像を順次重ねて転写する場合がある。ここで、加熱されている媒体は加熱されていない媒体に比べ液体を吸収し易いことから、媒体の裏面に最初のトナー画像を転写すると、最初のトナー画像を構成する現像剤に含まれる液体が当該媒体にしみ込む虞がある。そして、最初のトナー画像を構成する現像剤に含まれる液体が媒体にしみ込むと、最初のトナー画像に次のトナー画像を重ねる際、最初のトナー画像を構成する現像剤と次のトナー画像を構成する現像剤とに液体のしみ込みに起因する空隙が形成されると考えられる。その結果、次のトナー画像の一部が転写され難くなると考えられる。
本発明は、媒体を加熱する加熱部より媒体搬送方向下流側且つ液体を含む第1画像に液体を含む第2画像を重ねて転写する形成部より上流側に、液体を供給する供給部がない画像形成装置に比べ、第2画像の転写不良の抑制を目的とする。
請求項1の画像形成装置は、搬送される媒体を加熱する加熱部と、前記加熱部よりも前記媒体の搬送方向下流側に配置され、前記媒体に転写される第1画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第1形成部と、前記媒体上の前記第1画像に重ねて転写される第2画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第2形成部と、前記加熱部及び前記第1形成部よりも前記媒体の搬送方向下流側且つ前記第2形成部よりも前記媒体の搬送方向上流側に配置され、前記媒体における前記第1画像が転写された面に直接液体を供給する供給部と、を備えている。
請求項2の画像形成装置は、搬送される媒体を加熱する加熱部と、前記加熱部よりも前記媒体の搬送方向下流側に配置され、前記媒体に転写される第1画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第1形成部と、前記媒体上の前記第1画像に重ねて転写される第2画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第2形成部と、前記第1画像が形成された後且つ前記媒体に転写される前に前記第1画像に重ねて第2の液体を供給する供給部と、
を備えている。
請求項の画像形成装置は、請求項1又は請求項2記載の画像形成装置であって、前記加熱部よりも前記媒体の搬送方向上流側に配置され、前記媒体の表面に転写される第3画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第3形成部を備え、前記加熱部は、前記媒体を加熱して、前記媒体の表面に転写された前記第3画像を定着する定着装置であり、前記第1形成部は、前記媒体の裏面に転写される第1画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する。
請求項1及び請求項2の画像形成装置は、媒体を加熱する加熱部より媒体搬送方向下流側且つ液体を含む第1画像に液体を含む第2画像を重ねて転写する形成部より上流側に、液体を供給する供給部がない画像形成装置に比べ、第2画像の転写不良を抑制できる。
請求項の画像形成装置は、媒体の表面に転写された第3画像を加熱して定着した後に、第1及び第2形成部により媒体の裏面に重ねたトナー画像を形成する画像形成装置に比べ、媒体の裏面の転写不良を抑制できる。
第1実施形態の画像形成装置の概略図(正面図)である。 第1実施形態の画像形成装置の画像形成部(第1画像形成部及び第2画像形成部)を構成する各画像形成ユニットの概略図(正面図)である。 第1実施形態の供給装置及びその周辺を示す概略図(正面図)である。 比較画像形成装置により、第2画像形成部におけるM色用画像形成ユニットによりC色のトナー画像にM色のトナー画像を重ねる際の状態を示す図である。図3は、C色のトナー画像を構成する現像剤とM色のトナー画像を構成する現像剤とにオイルのしみ込みに起因する空隙が形成されている状態を示している。 第1実施形態の画像形成装置により、第2画像形成部におけるM色用画像形成ユニットによりC色のトナー画像にM色のトナー画像を重ねる際の状態を示す図である。図4は、C色のトナー画像を構成する現像剤とM色のトナー画像を構成する現像剤との空隙が埋められている状態を示している。 第2実施形態の供給装置及びその周辺を示す概略図(正面図)である。 第3実施形態の供給装置及びその周辺を示す概略図(正面図)である。 第4実施形態の供給装置及び画像形成装置を示す概略図(正面図)である。
≪概要≫
以下、実施形態(第1〜第4実施形態)について図面を参照しつつ説明する。以下の説明では、図面に矢印Zで示す方向を装置高さ方向、図面に矢印Xで示す方向を装置幅方向とする。また、装置高さ方向及び装置幅方向のそれぞれに直交する方向(矢印Yで示す方向)を装置奥行き方向とする。
≪第1実施形態≫
<画像形成装置の全体構成>
本実施形態の画像形成装置10は、媒体Pの両面(表面及び裏面)に画像を形成する機能を有する。画像形成装置10は、媒体Pの表面にトナーT及びオイルOを含む現像剤Gで構成されるトナー画像を転写、定着し、次いで、媒体Pの裏面に現像剤Gで構成されるトナー画像を転写、定着して、媒体Pの両面に画像を形成するようになっている。ここで、オイルOは、液体の一例である。
画像形成装置10は、図1に示されるように、第1画像形成装置20と、反転装置30と、第2画像形成装置40と、を含んで構成されている。
[第1画像形成装置]
第1画像形成装置20は、現像剤Gを用いてトナー画像を形成し、媒体Pの表面にトナー画像を転写し、媒体Pの表面にトナーTを定着して、媒体Pの表面に画像を形成する機能を有する。第1画像形成装置20は、図1に示されるように、第1搬送装置50Aと、第1画像形成部60Aと、第1定着装置90Aと、を含んで構成されている。ここで、第1定着装置90Aは、加熱部及び定着装置の一例である。
〔第1搬送装置〕
第1搬送装置50Aは、矢印A方向(搬送方向)に媒体Pを搬送する機能を有する。第1搬送装置50Aは、図1に示されるように、円柱状の回転体とされている。なお、媒体Pは、連張紙とされている。
〔第1画像形成部〕
第1画像形成部60Aは、第1搬送装置50Aにより搬送される媒体Pの表面に、後述する画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kにより形成される各色のトナー画像を重畳させて、多色のトナー画像を形成する機能を有する。第1画像形成部60Aは、図1に示されるように、第1搬送装置50Aよりも媒体Pの搬送方向上流側に配置されている。ここで、画像形成ユニット60C、60M、60Y及び60Kの何れか又は2つ以上の組合せは、第3形成部の一例である。また、画像形成ユニット60C、60M、60Y及び60Kの何れか又は何れか2つ以上の組合せにより形成されるトナー画像は、第3画像の一例である。
〈画像形成ユニット〉
画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kは、前述のとおり、各色のトナー画像を形成して、各色のトナー画像を搬送される媒体Pに転写する機能を有する。画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kは、図1に示されるように、媒体Pの搬送方向上流側から下流側に、これらの記載順で媒体Pの搬送経路に沿って配置されている。
ここで、添え字の「C」はシアン、「M」はマゼンタ、「Y」はイエロー、「K」はブラックを意味し、画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kは、それぞれ、C色、M色、Y色、K色のトナー画像を形成するようになっている。また、画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kは、用いられる現像剤Gに含まれるトナーのトナー色以外は、同様の構成とされている。以下、画像形成ユニット60C、60M、60Y、60K及びこれらを構成する部材の説明において、特にトナー色(C、M、Y、K)毎の区別が不要な場合は添字C、M、Y、Kを省略する。
画像形成ユニット60は、図1及び図2に示されるように、現像剤供給部70と、転写部80と、を含んで構成されている。なお、図2では、添字C、M、Y、Kが省略されている。
(現像剤供給部)
現像剤供給部70は、現像剤Gを収容し、転写部80に現像剤Gを供給する機能を有する。現像剤供給部70は、図1及び図2に示されるように、容器72と、供給ロール74と、を含んで構成されている。なお、供給ロール74の一部は、容器72に収容されている現像剤Gに浸かっている。
容器72は、現像剤Gを収容する機能を有する。容器72は、外部タンク(図示省略)に連結されており、外部タンク内に貯蔵されている現像剤Gが補給されるようになっている。
供給ロール74は、自軸周りに回転しながら、容器72に収容されている現像剤Gを汲み上げて、後述する現像ロール85に現像剤Gを供給する機能を有する。ここで、現像剤Gは、ブレード(図示省略)により層厚が調整され、帯電装置(図示省略)により一例として正極性に帯電され、電源(図示省略)により電圧が印加されて、現像ロール85に供給されるようになっている。なお、供給ロール74は、円柱状に構成されており、供給ロール74の外周面には、凹凸パターン(図示省略)が形成されている。
なお、前述の「自軸周りに」とは、「その物自体が有する軸(回転軸)を中心に」という意味である。供給ロール74の場合は、供給ロール74の軸(回転軸)を中心にという意味である。以下、供給ロール74以外の部品等についても、「自軸周りに」については同様の意味とする。
(転写部)
転写部80は、現像剤Gを用いて後述する感光体82に形成されるトナー画像を、第1搬送装置50Aにより搬送される媒体Pに転写する機能を有する。転写部80は、図2に示されるように、感光体82と、帯電装置83と、露光装置84と、現像ロール85と、転写ドラム86と、転写ロール88と、を含んで構成されている。
「感光体」
感光体82は、潜像を保持する機能を有する。感光体82は、筒体とされており、自軸周りに回転するようになっている。
「帯電装置」
帯電装置83は、感光体82を帯電させる機能を有する。帯電装置83は、感光体82の自軸に沿って配置されている。
「露光装置」
露光装置84は、帯電装置83により帯電された感光体82に、潜像を形成する機能を有する。
「現像ロール」
現像ロール85は、感光体82が保持する潜像を、現像剤供給部70から供給される現像剤Gを用いてトナー画像として現像する機能を有する。現像ロール85は、図2に示されるように、感光体82とともにニップN1を形成している。そして、現像ロール85は、自軸周りに回転しながら、電源(図示省略)により電圧が印加されニップN1に形成される電界を利用して、感光体82が保持する潜像をトナー画像として現像するようになっている。
「転写ドラム」
転写ドラム86は、感光体82に形成されたトナー画像を、転写ドラム86の外周面に一次転写させて保持する機能を有する。転写ドラム86は、筒体とされている。転写ドラム86は、図2に示されるように、感光体82とともにニップN2を形成している。そして、転写ドラム86は、自軸周りに回転しながら、電源(図示省略)により電圧が印加されニップN2に形成される電界を利用して、感光体82上のトナー画像をその外周面に一次転写するようになっている。
「転写ロール」
転写ロール88は、転写ドラム86の外周面に保持されたトナー画像を、搬送される媒体Pに二次転写させる機能を有する。転写ロール88は、円柱状とされている。転写ロール88は、図2に示されるように、装置奥行き方向から見て、媒体Pの搬送経路を挟んで転写ドラム86の反対側に配置され、転写ドラム86とともにニップN3を形成している。転写ロール88は、自軸周りに回転しながら、電源(図示省略)により電圧が印加されニップN3に形成される電界を利用して、転写ドラム86の外周面に保持されたトナー画像を媒体Pに二次転写させるようになっている。
〔第1定着装置〕
第1定着装置90Aは、第1画像形成部60Aにより媒体Pの表面に形成された多色のトナー画像を加熱、加圧することで、媒体Pの表面に第1画像形成部で形成されたトナー画像を定着させる機能を有する。第1定着装置90Aは、第1搬送装置50Aよりも媒体Pの搬送方向下流側に配置されている。第1定着装置90Aは、加熱ロール92と、加圧ロール94と、を含んで構成されている。加熱ロール92と加圧ロール94とは、互いに対向してニップを形成している。なお、第1定着装置90Aが多色のトナー画像を加熱する際、加熱ロール92の外周面は、トナーTの溶融温度(一例として120℃)以上に加熱されるようになっている。そして、媒体Pに転写された多色のトナー画像を構成するトナーTは、加熱ロール92に加熱されることで溶融されて、媒体Pに定着されるようになっている。
[反転装置]
反転装置30は、第1搬送装置50Aにより第1画像形成装置20から送り出された媒体Pの表面と裏面とを反転させる機能を有する。そして、反転装置30により表面と裏面とが反転された媒体Pは、後述する第2搬送装置50Bにより第2画像形成装置40に送り込まれるようになっている。
[第2画像形成装置]
第2画像形成装置40は、現像剤Gを用いてトナー画像を形成し、媒体Pの裏面にトナー画像を転写し、媒体Pの裏面にトナーTを定着して、媒体Pの裏面に画像を形成する機能を有する。第2画像形成装置40は、図1に示されるように、第2搬送装置50Bと、第2画像形成部60Bと、第2定着装置90Bと、供給装置100と、を含んで構成されている。ここで、供給装置100は、供給部の一例である。
第2画像形成装置40は、第1画像形成装置20に対し、媒体Pの裏面に画像を形成するという機能の点と、後述する供給装置100を備えるという構成の点と、で異なる。しかしながら、第2画像形成装置40は、これらの2点以外は、第1画像形成装置20とほぼ同様の構成とされている。以下、第2画像形成装置40について簡単に説明する。
〔第2搬送装置〕
第2搬送装置50Bは、矢印A方向(搬送方向)に媒体Pを搬送する機能を有する。なお、第2搬送装置50Bは、第1搬送装置50Aと同様の構成とされている。
〔第2画像形成部〕
第2画像形成部60Bは、第2搬送装置50Bにより搬送される媒体Pの裏面に、画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kにより形成される各色のトナー画像を重畳させて、多色のトナー画像を形成する機能を有する。すなわち、第2画像形成部60Bは、第1画像形成部60Aと同様の構成の画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kを含んで構成されている。第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60C、60M、60Y、60Kは、図1に示されるように、媒体Pの搬送方向上流側から下流側に、これらの記載順で媒体Pの搬送経路に沿って配置されている。また、第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60Cは、第1定着装置90Aよりも媒体Pの搬送方向下流側に配置されている。ここで、第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60Cは、第1形成部の一例である。第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60Cにより形成されるトナー画像は、第1画像の一例である。また、第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60Mは、第2形成部の一例である。第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60Mにより形成されるトナー画像は、第2画像の一例である。
〔第2定着装置〕
第2定着装置90Bは、第2画像形成部60Bにより媒体Pの裏面に形成された多色のトナー画像を加熱、加圧することで、媒体Pの裏面に第2画像形成部で形成されたトナー画像を定着させる機能を有する。第2定着装置90Bは、第2搬送装置50Bよりも媒体Pの搬送方向下流側に配置されている。なお、第2定着装置90Bは、第1定着装置90Aと同様の構成とされている。
〔供給装置〕
供給装置100については、後述する。
[補足]
以下、画像形成装置10について補足する。
〔本実施形態で用いられる現像剤G〕
本実施形態の画像形成装置10で用いられる現像剤Gは、粉体のトナーTをオイルOに分散させて得た液状タイプの現像剤(液体現像剤)とされている。本実施形態では、各色のトナーTは、一例として体積平均粒径が5μmの粉体とされている。また、オイルOは、一例としてジメチルシリコーンオイル(シリコーンオイルの一種)とされている。ここで、ジメチルシリコーンオイルとは、不揮発性のオイルである。そして、不揮発性とは、その引火点が130℃以上、又は150℃で24時間後における揮発分が8質量%以下であることを意味する。なお、現像剤Gの粘度は、100Pa・S以上100、000Pa・S以下、好ましくは300Pa・S以上20、000Pa・S以下とされている。
〔制御部〕
本実施形態の画像形成装置10を構成する各部(第1画像形成装置20、反転装置30、第2画像形成装置等)は、制御部(図示省略)により制御されるようになっている。
以上が、本実施形態の画像形成装置10の全体構成についての説明である。
<画像形成工程>
次に、画像形成装置10による画像形成工程について、図1及び図2を参照しつつ説明する。なお、画像形成工程は、制御部が画像形成装置10を構成する各部を制御することで行われる。
制御部は、コンピューター(図示省略)から画像データを受け取ると、画像データを各色の露光データに変換し、各画像形成部60A、60Bを構成する各露光装置84に各色の露光データを受け渡す。
次いで、第1画像形成部60Aの画像形成ユニット60Cでは、感光体82Cが回転し、帯電装置83Cにより感光体82が帯電される。次いで、帯電された感光体82Cが露光装置84Cにより露光されることで、感光体82Cには、C色用の潜像が形成される。そして、C色用の潜像は、現像剤供給部70CからC色の現像剤Gを供給された現像装置85CによってC色のトナー画像として現像される。
次いで、C色のトナー画像は、感光体82Cの回転によりニップN2に至り、転写ドラム86Cに一次転写される。さらに、転写ドラム86Cに転写されたC色のトナー画像は、転写ドラム86Cの回転でニップN3に至る。そして、ニップN3に至ったC色のトナー画像は、転写ロール88Cによって、搬送される媒体Pの表面に二次転写される。
同様にして、第1画像形成部60Aを構成する画像形成ユニット60M、60Y及び60Kでは、M色、Y色及びK色のトナー画像が、媒体Pの表面に二次転写されたC色のトナー画像に重畳するように、転写ドラム86M、86Y及び86Kから媒体Pの表面に順次二次転写される。
次いで、第1画像形成部60Aにより表面に各色のトナー画像が形成された媒体Pは、第1搬送装置50Aにより搬送されて、第1定着装置90Aに至る。そして、媒体Pの表面上の各色のトナー画像は、第1定着装置90Aにより、加熱、加圧されて、媒体Pの表面に定着される。
次いで、第1搬送装置50Aにより第1画像形成装置20から送り出された媒体Pは、反転装置30により媒体Pの表面と裏面とが反転され、第2画像形成装置40を構成する第2搬送装置50Bにより第2画像形成装置40に送り込まれる。
次いで、第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60C、60M、60Y及び60Kでは、C色、M色、Y色及びK色のトナー画像が、媒体Pの裏面に順次重畳されて二次転写される。
次いで、第2画像形成部60Bにより裏面に各色のトナー画像が形成された媒体Pは、第2搬送装置50Bにより搬送されて、第2定着装置90Bに至る。そして、媒体Pの裏面上の各色のトナー画像は、第2定着装置90Bにより、加熱、加圧されて、媒体Pの裏面に定着される。
以上が、画像形成装置10による画像形成工程についての説明である。なお、画像形成装置10では、媒体Pの各面に、C色、M色、Y色及びK色のトナー画像の何れかのトナー画像を含まないトナー画像を形成することも可能とされている。また、画像形成装置10では、媒体Pの何れかの面のみに、トナー画像を形成することも可能とされている。
<要部(供給装置)の構成>
次に、本実施形態の要部である供給装置100について、図1及び図3を参照しつつ説明する。供給装置100は、第2画像形成部60Bの感光体82Cのトナー画像が形成された部位(感光体82Cにおける回転方向におけるニップN1よりも回転方向下流側且つニップN2よりも回転方向上流側の部位)にオイルO(液体の一例)を排出する機能を有する。その結果、供給装置100は、媒体Pにおける第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60CによりC色のトナー画像が転写される面に、上記画像形成ユニット60Cの感光体82C及び転写ドラム86Cを介して、オイルO(液体の一例)を供給する機能を有する。
ここで、供給装置100は、いわゆるスリットダイコーターとされている。そして、供給装置100は、図3に示されるように、互いに重ね合わされるダイ102とダイ104とを含み、全体として長尺状に構成されている。また、供給装置100には、オイルOを収容する収容部100Aと、スリット100Bと、開口100Cと、が形成されている。なお、供給装置100は、その長手方向が感光体82Cの自軸に沿うとともに、開口100Cが形成された側が感光体82Cに向いて配置されている。また、開口100Cは、感光体82Cにおける画像形成範囲(感光体82Cの自軸方向におけるトナー画像が形成可能とされている範囲)に亘って開口している。
供給装置100は、画像形成時に制御部により制御され、収容部100Aに収容されたオイルOをスリット100Bに流して開口100Cから排出し、感光体82Cにおける画像形成範囲にオイルOを排出するようになっている。その結果、供給装置100は、媒体Pにおける第2画像形成部60Bの画像形成ユニット60CによりC色のトナー画像が転写される面に、上記画像形成ユニット60Cの感光体82C及び転写ドラム86Cを介して、オイルOを供給するようになっている。なお、収容部100Aには、外部タンク(図示省略)に連結されており、外部タンク内に貯蔵されているオイルOが補給されるようになっている。
以上が、本実施形態の供給装置100の構成についての説明である。
<作用>
次に、本実施形態の作用について図面を参照しつつ説明する。ここでは、本実施形態と、以下に説明する比較形態とを比較して、本実施形態の作用を説明する。なお、比較形態において、本実施形態の画像形成装置10の部材等を用いる場合、その部材等の符号等をそのまま用いて説明する。
比較形態の画像形成装置(以下、比較装置という。)は、供給装置100が備えられていない。比較装置は、この点以外、本実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
ここで、比較装置を用いて、第1画像形成装置20により媒体Pの表面にC色、M色、Y色及びK色で構成される多色の画像を形成し、更に、第2画像形成装置40により媒体Pの裏面にC色のトナー画像にM色のトナー画像を重ねて転写する場合について考える。
比較装置の第1画像形成部60Aにより表面に各色のトナー画像が転写された媒体Pは、第1搬送装置50Aにより搬送されて、第1定着装置90Aに至る。そして、媒体Pの表面に転写された各色のトナー画像は、第1定着装置90Aにより加熱されて媒体Pの表面に定着される。これに伴い、第1定着装置90Aを通過する媒体P内の水分の一部は蒸発される。次いで、反転装置30により表面と裏面とが反転された媒体Pの裏面には、第2画像形成部60Bを構成する画像形成ユニット60CによりC色のトナー画像が転写される。この際、C色のトナー画像とともに媒体Pの裏面に転写されるオイルOは、媒体Pが第1定着装置90Aにより加熱されて媒体P内に残った水分が少ないほど、媒体P内にしみ込んでしまう。次いで、画像形成ユニット60MによりM色のトナー画像が、媒体Pの裏面に転写されたC色のトナー画像に重ねて転写される。この際、図4に示されるように、ニップN3におけるC色のトナー画像の層と、M色のトナー画像の層との重なり合う部分は、装置奥行き方向から見ると、一部が接触しない状態となり得る。換言すれば、上記重なり合う部分は、装置奥行き方向から見ると、一部に空隙AGが形成された状態となり得る。この理由は、C色のトナー画像とともに転写されたオイルOの一部が媒体Pへのしみ込んでしまうためと推認される。そうすると、空隙AGが形成されていない部位と空隙AGが形成されている部位とでは、形成される電界の強度に差が生じることになるため、空隙AGが形成されている部位では、M色のトナー画像を構成するトナーTが二次転写され難い。つまり、比較装置では、M色のトナー画像を構成するトナーTが二次転写されない場合、媒体Pの裏面における上記転写不良が生じる。そして、これに伴い、比較装置では、媒体Pの裏面の転写不良に起因する画像形成不良が生じる。
これに対して、本実施形態の画像形成装置10では、第2画像形成部60Bの画像形成ユニット60CによりC色のトナー画像を転写すると、比較装置と同様に媒体Pが加熱されて水分が蒸発することで、媒体P内にはオイルOがしみ込んでしまう。しかしながら、本実施形態の画像形成装置10では、図1及び図3に示されるように、感光体82Cにおける回転方向におけるニップN1よりも回転方向下流側且つニップN2よりも回転方向上流側の部位にオイルOを排出する供給装置100が備えられている。そのため、本実施形態の画像形成装置10では、画像形成ユニット60Cにおいて感光体82CにC色のトナー画像が形成された後、感光体82CにおけるC色のトナー画像が形成された部位にはオイルOが供給される。そして、C色のトナー画像とともに、供給装置100により供給されたオイルOは、媒体Pの裏面に転写される。その結果、本実施形態の画像形成装置10では、図5に示されるように、画像形成ユニット60MにおけるニップN3では、空隙AGが形成され難い。
したがって、本実施形態の画像形成装置10によれば、比較装置に比べて、上記転写不良に起因する画像形成不良が抑制される。また、本実施形態の画像形成装置10によれば、比較装置に比べて、媒体Pの裏面の上記転写不良に起因する画像形成不良が抑制される。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の画像形成装置10について、図6を参照しつつ説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態の画像形成装置10の部材等を用いる場合、その部材等の符号等をそのまま用いて説明する。
<構成>
本実施形態の画像形成装置10では、供給装置100が、第2画像形成部60Bを構成する転写ドラム86Cの回転方向におけるニップN3よりも回転方向下流側且つニップN2よりも回転方向上流側の部位に備えられている。そして、供給装置100は、その長手方向が転写ドラム86Cの自軸に沿うとともに、開口100Cが形成された側が転写ドラム86Cに向いて配置されている。また、開口100Cは、転写ドラム86Cにおける一次転写範囲(転写ドラム86Cの自軸方向におけるトナー画像が一次転写可能に設定されている範囲)に亘って開口している。なお、転写ドラム86C又は感光体82Cの自軸方向において、一次転写範囲と画像形成範囲とは一致している。
供給装置100は、画像形成時に制御部により制御され、収容部100Aに収容されたオイルOをスリット100Bに流して開口100Cから排出し、転写ドラム86Cにおける一次転写範囲にオイルOを供給するようになっている。そして、供給装置100により一次転写範囲にオイルOが供給された転写ドラム86Cは、自軸周りに回転しながら、ニップN3で、媒体PにオイルOを供給するようになっている。その結果、供給装置100は、媒体Pにおける第2画像形成部60Bの画像形成ユニット60CによりC色のトナー画像が転写される面に、上記画像形成ユニット60Cの転写ドラム86Cを介して、オイルOを供給するようになっている。本実施形態の画像形成装置10は、この点以外、第1実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
<作用>
本実施形態の画像形成装置10の作用は、第1実施形態の画像形成装置10の作用と同様である。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態の画像形成装置10について、図7を参照しつつ説明する。なお、第3実施形態において、第1及び第2実施形態の画像形成装置10の部材等を用いる場合、その部材等の符号等をそのまま用いて説明する。
<構成>
本実施形態の画像形成装置10では、供給装置100が、媒体Pの搬送経路であって、第1定着装置90Aよりも媒体Pの搬送方向下流側且つ第2画像形成部60Bを構成する転写ドラム86CにおけるニップN3よりも媒体Pの搬送方向上流側に備えられている。そして、供給装置100は、その長手方向が媒体Pの幅方向(装置奥行き方向)に沿うとともに、開口100Cが形成された側が媒体Pの裏面に向いて配置されている。また、開口100Cは、媒体Pにおける二次転写範囲(媒体Pの幅方向におけるトナー画像が二次転写可能に設定されている範囲)に亘って開口している。なお、媒体Pの幅方向において、二次転写範囲と一次転写範囲とは一致している。
供給装置100は、画像形成時に制御部により制御され、収容部100Aに収容されたオイルOをスリット100Bに流して開口100Cから排出し、媒体Pにおける二次転写範囲の全範囲に直接オイルOを供給するようになっている。その結果、供給装置100は、媒体PにおけるC色のトナー画像が転写される面に、直接オイルOを供給するようになっている。本実施形態の画像形成装置10は、この点以外、第1及び第2実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
<作用>
本実施形態の画像形成装置10の作用は、第1及び第2実施形態の画像形成装置10の作用と同様である。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態の画像形成装置10について、図8を参照しつつ説明する。なお、第4実施形態において、第1〜第3実施形態の画像形成装置10の部材等を用いる場合、その部材等の符号等をそのまま用いて説明する。
<構成>
本実施形態の画像形成装置10では、供給装置100が、媒体Pの搬送経路であって、第2画像形成部60Bを構成する転写ドラム86CにおけるニップN3よりも媒体Pの搬送方向下流側且つ転写ドラム86MにおけるニップN3よりも上流側に備えられている。そして、供給装置100は、その長手方向が媒体Pの幅方向(装置奥行き方向)に沿うとともに、開口100Cが形成された側が媒体Pの裏面に向いて配置されている。また、開口100Cは、媒体Pにおける二次転写範囲に亘って開口している。
供給装置100は、画像形成時に制御部により制御され、収容部100Aに収容されたオイルOをスリット100Bに流して開口100Cから排出し、媒体Pにおける二次転写範囲の全範囲に直接オイルOを供給するようになっている。その結果、供給装置100は、媒体PにおけるC色のトナー画像が転写された面に、直接オイルOを供給するようになっている。本実施形態の画像形成装置10は、この点以外、第1〜第3実施形態の画像形成装置10と同様の構成とされている。
本実施形態の画像形成装置10では、前述のとおり、供給装置100は、媒体Pの裏面にC色のトナー画像が転写された後に、媒体Pにおける当該トナー画像が形成された面に、直接オイルOを供給するようになっている。そのため、本実施形態の画像形成装置10によれば、第1〜第3実施形態の画像形成装置10によりオイルOを供給する場合に比べて、C色のトナー画像の上側、言い換えれば、M色のトナー画像が転写される側に、オイルOが供給され易い構成とされている。つまり、本実施形態の画像形成装置10によれば、第1〜第3実施形態の画像形成装置10に比べて、空隙AG(図4参照)となり得る部分にオイルOが供給され易い構成とされている。
<作用>
したがって、本実施形態の画像形成装置10によれば、第1〜第3実施形態の画像形成装置10に比べて、空隙AGが形成され難い。本実施形態の画像形成装置10のその他の作用は、第1〜第3実施形態の画像形成装置10の作用と同様である。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の実施形態が可能である。
例えば、第1、第3及び第4実施形態の供給装置100は、いわゆるスリットダイコーターとされているとして説明した。しかしながら、供給装置100が、第2画像形成部60Bのトナー画像が形成される部位、又は、媒体Pにおける第2画像形成部60BによりC色のトナー画像が形成される部位に備えられていれば、スリットダイコーターでなくてもよい。例えば、リップコーター、ロールコーター、グラビアコーターその他のコーターであってもよい。また、インクジェット方式により、オイルOを吐出して供給する装置であってもよい。
また、各実施形態の供給装置100により供給される液体は、現像剤Gに含まれるオイルOであるとして説明した。しかしながら、供給装置100により液体が供給されることで、空隙AGが液体で埋まり電界を形成することができれば、供給装置100により供給される液体は、オイルOでなくてもよい。例えば、供給装置100により供給される液体は、パラフィン系のオイルであってもよい。
また、各実施形態の説明では、それぞれ異なる実施形態について説明した。しかしながら、各実施形態を組み合わせた実施形態が、本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでもない。例えば、第1実施形態の供給装置100と第3実施形態の供給装置100とを備えた画像形成装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。また、第2実施形態の供給装置100と第3実施形態の供給装置100とを備えた画像形成装置も、本発明の技術的範囲に含まれる。
また、第1〜第4実施形態では、第2画像形成部60Bの画像形成ユニット60Cにより形成されるC色のトナー画像に、画像形成ユニット60Mにより形成されるM色のトナー画像が重ねて転写するとして説明した。しかしながら、M色のトナー画像に、画像形成ユニット60Yにより形成されるY色のトナー画像を重ねて転写する場合がある。この場合、画像形成ユニット60Mは第1形成部の一例、画像形成ユニット60Yは第2形成部の一例となる。また、前記画像形成ユニット60Mにより形成されるM色のトナー画像は第1画像の一例、前記画像形成ユニット60Yにより形成されるM色のトナー画像は第2画像の一例となる。
また、第1〜第4実施形態では、供給装置100は、媒体Pにおける第1画像(第2画像形成部60Bの画像形成ユニット60Cにより形成されるC色のトナー画像)が形成される面又は形成された面に、オイルOを供給するとして説明した。しかしながら、第1画像を第2画像形成部60Bの画像形成ユニット60Mにより形成されるM色のトナー画像とし、第2画像を画像形成ユニット60Yにより形成されるY色のトナー画像として捉えてもよい。この場合、供給装置100は、媒体Pにおける前記M色のトナー画像が転写される面又は転写された面に、直接又は前記画像形成ユニット60Mを介して、オイルOを供給すればよい。
また、第2実施形態では、供給装置100が、画像形成ユニット60Cの転写ドラム86Cの回転方向におけるニップN3よりも回転方向下流側且つニップN2よりも回転方向上流側の部位に備えられているとして説明した。しかしながら、上記画像形成ユニット60Cを介してオイルOを媒体Pに供給することができれば、供給装置100は、第2実施形態と異なる部位に備えられていてもよい。例えば、供給装置100は、画像形成ユニット60Cの転写ドラム86Cの回転方向におけるニップN2よりも回転方向下流側且つニップN3よりも回転方向上流側の部位に備えられていてもよい。
また、各実施形態では、オイルOを供給するために供給装置100を備えているとして説明した。しかしながら、転写の際、他のトナー画像と重ねて転写されないK色のトナー画像を転写する画像形成ユニット60Kを、第2画像形成部60Bにおける媒体Pの搬送方向最上流に配置すれば、画像形成ユニット60KにオイルOを供給する機能を持たせることができる。この観点から、画像形成ユニット60Kを第2画像形成部60Bにおける媒体Pの搬送方向最上流に配置することが好ましい。
また、第1〜第4実施形態の画像形成装置10は、第1定着装置90Aにより媒体Pの表面に転写した各色のトナー画像を定着するとして説明した。そして、第1定着装置90Aにより媒体Pが加熱されることで、媒体Pの水分の一部が蒸発するため、第2画像形成装置40により媒体Pの裏面にトナー画像を転写する際に、空隙AGに起因する転写不良の課題が発生するとして説明した。しかしながら、媒体Pを加熱した後、媒体Pにトナー及び液体を含む現像剤を用いて形成したトナー画像を重ねて転写する画像形成装置であれば、当該画像形成装置は本発明の技術的範囲に属する。例えば、媒体Pにトナー画像の転写効率を向上させるための層を予め形成するために、溶媒により溶解した塗布液を供給(塗布)し、当該液の溶媒を蒸発させ層を固化、形成するため媒体Pを加熱手段(図示省略)により加熱した後、媒体Pにトナー及び液体を含む現像剤を用いて形成したトナー画像を重ねて転写する画像形成装置は、本発明の技術的範囲に属する。
また、各実施形態の説明では、各実施形態の画像形成装置10が、第1定着装置90Aの媒体Pの搬送方向上流側に媒体Pにトナー画像とともに転写されたオイルOを加熱する手段及び当該オイルOを除去する手段を備えているとの記載はない。しかしながら、上記加熱手段及び上記除去手段を備えた画像形成装置10は、本発明の技術的範囲に属することは言うまでもない。
10 画像形成装置
90A 第1定着装置(加熱部及び定着装置の一例)
60C 第2画像形成部における画像形成ユニット(第1形成部の一例)
60M 第2画像形成部における画像形成ユニット(第2形成部の一例)
60C 第1画像形成部における画像形成ユニット(第3形成部の一例)
60M 第1画像形成部における画像形成ユニット(第3形成部の一例)
60Y 第1画像形成部における画像形成ユニット(第3形成部の一例)
60K 第1画像形成部における画像形成ユニット(第3形成部の一例)
60A 画像形成部(第3形成部の一例)
100 供給装置(供給部の一例)
A 搬送方向
G 現像剤
P 媒体
O オイル(液体の一例)
T トナー

Claims (3)

  1. 搬送される媒体を加熱する加熱部と、
    前記加熱部よりも前記媒体の搬送方向下流側に配置され、前記媒体に転写される第1画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第1形成部と、
    前記媒体上の前記第1画像に重ねて転写される第2画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第2形成部と、
    前記加熱部及び前記第1形成部よりも前記媒体の搬送方向下流側且つ前記第2形成部よりも前記媒体の搬送方向上流側に配置され、前記媒体における前記第1画像が転写された面に直接液体を供給する供給部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 搬送される媒体を加熱する加熱部と、
    前記加熱部よりも前記媒体の搬送方向下流側に配置され、前記媒体に転写される第1画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第1形成部と、
    前記媒体上の前記第1画像に重ねて転写される第2画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第2形成部と、
    前記第1画像が形成された後且つ前記媒体に転写される前に前記第1画像に重ねて第2の液体を供給する供給部と、
    を備えた画像形成装置。
  3. 前記加熱部よりも前記媒体の搬送方向上流側に配置され、前記媒体の表面に転写される第3画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する第3形成部を備え、
    前記加熱部は、前記媒体を加熱して、前記媒体の表面に転写された前記第3画像を定着する定着装置であり、
    前記第1形成部は、前記媒体の裏面に転写される第1画像を、トナー及び液体を含む現像剤を用いて形成する、
    請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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