JP6438662B2 - ガスタービンエンジンのタービン動翼の冷却通路 - Google Patents

ガスタービンエンジンのタービン動翼の冷却通路 Download PDF

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Description

本出願及びその結果として付与される特許は、一般にガスタービンエンジンに関し、特に、高い運転温度においてより優れた冷却を達成する、ガスタービンエンジンのタービン動翼の冷却通路に関する。
ガスタービンエンジンにおいて、高温の燃焼ガスは一般に1つ以上の燃焼器からトランジションピースを通って且つ高温ガス流路に沿って流れる。多数のタービン段が一般に直列状に高温ガス流路に沿って設けられて、燃焼ガスは第1段ノズル及び動翼を通ると共に、その後にタービンの後続段のノズル及び動翼を通って流れるようになっている。このような態様で、タービン動翼は高温ガス流路に沿って流れる燃焼ガスによってもたらされる高温に曝される。ガスタービンエンジンの効率はその運転温度に依存するため、高温ガス流路に沿って配置されるタービン動翼等の構成要素には、故障又は耐用寿命の低下を起こすことなく、ますます高い温度に耐えられることが常に求められている。
ある一定のタービン動翼、特に後続タービン段の動翼は、そのタービン動翼を半径方向に貫通して延在する多数の冷却穴を含む。このような態様で、冷却穴はタービン動翼を介して熱交換のために空気等の冷却用流体を流通させて、タービン動翼の温度を許容可能な範囲内に維持する。ある周知の冷却穴構成によれば、タービン動翼は、「STEM穴あけ」の別称でも知られる成形管電解加工(shaped-tube electrolytic machining)によって形成される多数の長尺の直線状冷却穴を含んでよい。このような構成は、ある一定の用途ではタービン動翼の適正な冷却を達成するが、従来のSTEM穴あけによって形成される冷却穴は、タービン動翼を貫通する直線状の流路に制限される。従って、タービン動翼の立体形状も、それを半径方向に貫通して延在する直線状の冷却穴に適応する必要性によって制限される。更に、STEM穴あけによって形成される直線状の冷却穴は一定な直径を有すると共に、よってタービン動翼の半径方向の長さに沿った冷却要求の変動に対応することができない。特に、直径が一定である結果として、冷却要求がより高いタービン動翼の翼先端領域に冷却用流体が到達する前に、望ましくない量の熱が冷却用流体に伝達されてしまいかねない。
米国特許第7,900,458号
このため、ガスタービンエンジンの高温ガス流路に沿って高温に耐えるための冷却構成を有する改良型タービン動翼が求められている。特に、こうした冷却構成は、タービン動翼が様々な複雑な立体形状を有すること又は空力特性を高めるために捻れることを可能にすることができる。このような冷却構成は、更にまた、タービン動翼の半径方向の長さに沿った冷却要求の変動に対応して効率的な冷却を達成することができる。最後に、こうした冷却構成は、タービン動翼を冷却するために必要とされる空気流の量を削減する一方でガスタービンエンジンの全体としての効率を高めることができる。
よって、本出願及びその結果として付与される特許は、ガスタービンエンジン用タービン動翼を提供するものである。このタービン動翼は、プラットフォーム部と、プラットフォーム部から半径方向に延在する翼形部と、翼形部内且つ翼形部の外面付近に形成される多数の冷却通路とを含んでよい。各々の冷却通路は、第1の断面積を有する半径方向内側部分と、第2の断面積を有する少なくとも1つの半径方向外側部分とを含んでよく、第1の断面積は第2の断面積より大きくてよい。
本出願及びその結果として付与される特許は、更に、ガスタービンエンジンに用いられるタービン動翼を冷却する方法を提供するものである。この方法は、タービン動翼の軸部内に形成される少なくとも1つの供給通路内に冷却用流体流を導く段階と、タービン動翼の翼形部内且つ翼形部の外面付近に形成される多数の冷却通路を介して冷却用流体流を送る段階と、冷却用流体流をタービン動翼の外で且つガスタービンエンジンの高温ガス流路内へと導く段階とを含んでよい。各々の冷却通路は、第1の断面積を有する半径方向内側部分と第2の断面積を有する少なくとも1つの半径方向外側部分とを含んでよく、第1の断面積は第2の断面積より大きくてよい。
本出願及びその結果として付与される特許は、更に、ガスタービンエンジン用タービン動翼を提供するものである。このタービン動翼は、プラットフォーム部と、プラットフォーム部からタービン動翼の翼先端側端部まで半径方向に延在する翼形部と、プラットフォーム部からタービン動翼の翼付根側端部まで半径方向に延在する軸部とを含んでよい。タービン動翼は、更にまた、翼形部内且つ翼形部の外面付近に形成される多数の冷却通路を含んでよい。各々の冷却通路は、第1の断面積を有する半径方向内側部分と、第2の断面積を有する少なくとも1つの半径方向外側部分とを含んでよく、第1の断面積は第2の断面積より大きくてよい。タービン動翼は、更に、軸部内に形成される少なくとも1つの供給通路を含んでよく、この供給通路は少なくとも1つの冷却通路と境界部において連通してよい。供給通路は第4の断面積を有してよく、この第4の断面積は第1の断面積より大きくてよい。
以下の詳細な説明を幾つかの図面及び添付の特許請求の範囲と併せて吟味することにより、当業者には、本出願及びその結果として付与される特許の上記及びその他の特徴と改良点とが明らかになるであろう。
圧縮機と燃焼器とタービンとを含むガスタービンエンジンの略図である。 多数のタービン段を示す、図1のガスタービンエンジンに用いることができるタービンの一部分の略図である。 破線で示される多数の冷却穴を示す、図2のタービンに用いることができる周知のタービン動翼の正面図である。 図3のタービン動翼の上面図である。 破線により示される多数の冷却通路を示す、本明細書に記載のタービン動翼の1つの実施形態の正面図である。 破線により示される多数の冷却通路を示す、本明細書に記載のタービン動翼のまた他の実施形態の正面図である。 タービン動翼内に形成される冷却通路を示す、本明細書に記載のタービン動翼の一部分の上面断面図である。 タービン動翼内に形成される冷却通路を示す、本明細書に記載のタービン動翼の一部分の上面断面図である。
次に、幾つかの図を通じて同様の符号が同様の要素を示す図面を参照すると、図1は、本発明において用いることができるガスタービンエンジン10の略図である。ガスタービンエンジン10は圧縮機15を含んでよい。圧縮機15は、入来する空気流20を圧縮する。圧縮機15は、圧縮された空気流20を燃焼器25に送る。燃焼器25は、圧縮空気流20を加圧燃料流30と混合すると共に、この混合物に点火して燃焼ガス流35を創出する。図には単一の燃焼器25のみを示すが、ガスタービンエンジン10はいかなる個数の燃焼器25を含んでもよい。燃焼ガス流35は、次に、タービン40に送られる。燃焼ガス流35は力学的仕事を生み出すようにタービン40を駆動する。タービン40で生み出された力学的仕事は、軸45を介して圧縮機15と発電機等の外部負荷50とを駆動する。その他の構成及びその他の構成要素を本発明において用いることができる。
ガスタービンエンジン10は、天然ガス、様々な種類の合成ガス及び/又はその他の種類の燃料を使用することができる。ガスタービンエンジン10は、ニューヨーク州スケネクタディのゼネラル・エレクトリック・カンパニーが提供している、7又は9シリーズのヘビーデューティガスタービンエンジン等を含むが、これらに制限されない多くの様々なガスタービンエンジンのいずれかであってよい。ガスタービンエンジン10は異なる構成を有してよく、且つ他の種類の構成要素を用いてもよい。その他の種類のガスタービンエンジンも本発明において用いることができる。複数のガスタービンエンジン、その他の種類のタービン及びその他の種類の発電設備も本発明において一緒に用いることができる。本明細書にはガスタービンエンジン10を示すが、本出願はあらゆる種類のターボ機械に適用可能である。
図2は、ガスタービンエンジン10の高温ガス流路52内に配置される多数の段52を含むタービン40の一部分の略図である。第1段56は、周方向に離間する多数の第1段ノズル58と動翼60とを含む。同様に、第2段62は、周方向に離間する多数の第2段ノズル64と動翼66とを含む。更に、第3段68は、周方向に離間する多数の第3段ノズル70と動翼72とを含む。このタービン40の一部分は3つの段52を含むものとして示されているが、タービン40はいかなる個数の段52を含んでもよい。
図3に、タービン40の第2段62の1つの動翼66の正面図を示す。周知のように、動翼66は、翼形部76と、軸部78と、翼形部76と軸部78との間に配置されるプラットフォーム部80とを含む。翼形部76は、プラットフォーム部80から、動翼66の翼先端側端部84の周りに配置される翼先端シュラウド82まで半径方向上方に延在する。翼先端シュラウド82は翼形部76と一体的に形成されてよい。軸部78は、プラットフォーム部80から、動翼66の翼付根側端部86まで半径方向下方に延在して、プラットフォーム部80が一般に翼形部76と軸部78との間の境界部を形成するようになっている。図に示すように、プラットフォーム部80は、実質的に平面状であると共に、動翼66が使用時にタービン40内に配置されると略水平になるように形成される。軸部78は、動翼66をタービン40のタービンディスクに固定するように構成されるダブテール部等の翼付根構造をなすように形成される。ガスタービンエンジン10の動作時において、燃焼ガス流35は、高温ガス流路54に沿って且つ高温ガス流路54の半径方向内側境界線を形成するプラットフォーム部80の上を移動する。従って、燃焼ガス流35は動翼66の翼形部76に衝突するように導かれ、よって翼形部76の表面は非常に高い温度に曝される。
図3及び4に示すように、動翼66は、翼形部76内に形成される多数の冷却穴88(破線で示す)を含んでよい。各冷却穴88は、プラットフォーム部80から、動翼66の翼先端側端部84において翼先端シュラウド82に形成される出口90まで半径方向に延在する。冷却穴88は従来のSTEM穴あけによって形成されてよく、よって略円形の断面形状と冷却穴88の長さに沿って一定な直径とを有する。動翼66は、更にまた、軸部78内に形成される多数の供給穴92(破線で示す)を含んでよい。各供給穴92は、動翼66の翼付根側端部86において軸部78に形成される入口94からプラットフォーム部80まで半径方向に延在する。図に示すように、各供給穴92は、プラットフォーム部80内に配置される境界部96において1つの冷却穴88と直接連通する。供給穴92も従来のSTEM穴あけによって形成されてよく、よって略円形の断面形状と供給穴92の長さに沿って一定な直径とを有する。ガスタービンエンジン10の動作時において、圧縮機15からの抽気等の冷却用流体は、入口94を介して供給穴92内へと導かれると共に、その後、冷却穴88を通過して動翼66から出口90を介して流出する。従って、冷却用流体が冷却穴88を通って送られると共に然る後に動翼66の翼先端側端部84において高温ガス流路54内へと導かれる時に、熱が動翼66から、特に翼形部76から冷却用流体に伝達される。
図5に、本明細書に記載のタービン動翼100の1つの実施形態の正面図を示す。動翼100は、ガスタービンエンジン10のタービン40の第2段62等の後続段に用いられてよい。同様の態様で、動翼100は、タービン40の第3段68又は何らかのその他の段に用いられてよい。動翼100は、翼形部104と、軸部106と、翼形部104と軸部106との間に配置されるプラットフォーム部108とを含む。翼形部104は、プラットフォーム部108から、動翼100の翼先端側端部114の周りに配置される翼先端シュラウド112まで半径方向上方に延在する。軸部106はプラットフォーム部108から動翼100の翼付根側端部118まで半径方向下方に延在して、プラットフォーム部108が一般に翼形部104と軸部106との間の境界部を形成するようになっている。図に示すように、プラットフォーム部108は、実質的に平面状であると共に、動翼100が使用時にタービン40内に配置されると略水平になるように形成される。軸部106は、動翼100をタービン40のタービンディスクに固定するように構成されるダブテール部等の翼付根構造をなすように形成される。その他の構成の翼形部104、軸部106及びプラットフォーム部108を用いてもよい。
図5に示すように、動翼100は、翼形部104の外面122付近において翼形部104内に形成される多数の冷却通路120(破線で示す)を含んでよい。冷却通路120は、翼形部104の外面122に沿って、プラットフォーム部108から動翼100の翼先端側端部114の方へと半径方向に延在する。特に、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104の外面122に沿って、プラットフォーム部108から、動翼100の翼先端側端部114において翼先端シュラウド112に形成される1つ以上の出口126まで半径方向に延在する。加えて、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104の外面122に沿って、プラットフォーム部108から、翼形部104の外面122に形成されると共に半径方向にプラットフォーム部108と翼先端シュラウド112との間に配置される1つ以上の出口128まで半径方向に延在する。同様の態様で、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104の外面122に沿って、プラットフォーム部108から動翼100に沿った何らかの位置に形成される1つ以上の出口まで半径方向に延在する。例えば、ある一定の態様において、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104に沿って配置される1つ以上の貫通穴により形成される1つ以上の出口まで半径方向に延在してよい。幾つかの態様では、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104の外面122に沿って半径方向に延在すると共に、翼形部104の外面122の輪郭をなぞってもよい。その他の態様では、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104の外面122に沿って、翼形部104に形成される1つ以上の出口まで軸方向に延在してよい。例えば、ある一定の態様においては、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104に沿って配置される1つ以上の貫通穴により形成される1つ以上の出口まで軸方向に延在してよい。更に他の態様において、1つ以上の各冷却通路120は、動翼100の冷却を最適化するために、軸方向に曲がるか又は蛇行パターン若しくは何らかのその他のパターンを形成してよい。このような態様において、1つ以上の各冷却通路120は、翼形部104の後縁部に沿って配置される1つ以上の貫通穴により形成される1つ以上の出口まで延在してよい。
1つ以上の各冷却通路120は、冷却通路120の半径方向の長さに沿って変動する断面積を有してよい。冷却通路120の断面積は、冷却通路120の半径方向の長さに沿って漸減的態様で次第に変化してよい。これに代わる方法として、冷却通路120の断面積は、図5に示すように、冷却通路の半径方向の長さに沿って段階的態様で急に変化してもよい。特に、1つ以上の冷却通路120は、プラットフォーム部108付近において、動翼100の翼先端側端部114における冷却通路120の断面積より大きい断面積を有してよい。
一部の態様において、1つ以上の各冷却通路120は、半径方向内側部分132の半径方向の長さに沿って一定である第1の断面積を有する半径方向内側部分132と、半径方向外側部分134の半径方向の長さに沿って一定である第2の断面積を有する半径方向外側部分134とを含んでよい。このような態様において、第1の断面積は第2の断面積より大きくてよい。半径方向内側部分132は、動翼100のプラットフォーム部108と翼先端側端部114との間に配置される境界部136において半径方向外側部分134と直接連通してよい。これに代わる方法として、1つ以上の各冷却通路120は、半径方向内側部分132と半径方向外側部分134との間に配置される半径方向中間部分138を含んでよい。ある一定の態様では、半径方向中間部分138は、半径方向中間部分138の半径方向の長さに沿って一定である第3の断面積を有してよい。このような態様において、第3の断面積は第1の断面積より小且つ第2の断面積より大きくてよい。半径方向中間部分138は、半径方向内側部分132と境界部142において直接連通すると共に、半径方向外側部分134と境界部144において直接連通してよい。図に示すように、異なる部分132、134、138間の各々の境界部136、142、144は、ある断面積から別の断面積への段階的移行部を含んでよい。これに代わる方法として、異なる部分132、134、138間の各々の境界部136、142、144は、ある断面積から別の断面積への漸減的移行部を含んでよい。1つ以上の各冷却通路120が、半径方向内側部分132と半径方向外側部分134との間に配置される、半径方向に離間する追加の中間部分を含み、半径方向に離間する追加の各中間部分が個別の異なる断面積を有するその他の構成を用いてもよい。
図5に示すように、1つ以上の各冷却通路120は、境界部136において半径方向内側部分132と直接連通する多数の半径方向外側部分134を含んでよい。このような態様で、冷却通路120は、半径方向外側部分134が境界部136において半径方向内側部分132から分岐する樹状形状をなす。ある一定の態様において、半径方向内側部分132の第1の断面積は各々の半径方向外側部分134の第2の断面積より大きくてよい。同様の態様で、1つ以上の各冷却通路120は、境界部142において半径方向内側部分132と直接連通する多数の半径方向中間部分138を含んで、分岐した樹状形状をなしてよい。一部の態様において、半径方向内側部分132の第1の断面積は各々の半径方向中間部分138の第3の断面積より大きくてよい。更に、1つ以上の各冷却通路120は、境界部144において1つの半径方向中間部分138と直接連通する多数の半径方向外側部分134を含んで、同じく分岐した樹状形状をなしてよい。ある一定の態様において、半径方向中間部分138の第3の断面積は各々の半径方向外側部分134の第2の断面積より大きくてよい。1つ以上の各冷却通路120が、半径方向内側部分132と半径方向外側部分134との間に配置される、半径方向に離間する追加の中間部分を含み、半径方向に離間する追加の各中間部分が個別の異なる断面積を有するその他の構成を用いてもよい。
動翼100は、更にまた、動翼100内に形成される1つ以上の供給通路148(破線で示す)を含んでよい。図5に示すように、1つ以上の各供給通路148は、動翼100の翼付根側端部118において軸部106に形成される入口152からプラットフォーム部108まで半径方向に延在してよい。1つ以上の各供給通路148は、プラットフォーム部108内に配置される境界部154において1つ以上の冷却通路120と直接連通してよい。特に、1つ以上の各供給通路148は、境界部154において1つ以上の半径方向内側部分132と直接連通してよい。一部の態様において、1つ以上の各供給通路148は、供給通路148の半径方向の長さに沿って一定である第4の断面積を有してよい。このような態様において、第4の断面積は1つ以上の半径方向内側部分132の各々の第1の断面積より大きくてよい。
図6に、本明細書に記載のタービン動翼200のまた他の実施形態の正面図を示す。動翼200は、動翼100に関して上記に説明した要素に対応する様々な要素を含み、図6にはこれらの要素を対応する符号で示すと共に、本明細書に更に詳説することはしない。動翼200は、ガスタービンエンジン10のタービン40の第2段62等の後続段に用いられてよい。同様の態様で、動翼200をタービン40の第3段68又は何らかのその他の段に用いることができる。
図6に示すように、動翼200は、翼形部204の外面222付近において翼形部204内に形成される多数の冷却通路220(破線で示す)を含んでよい。冷却通路220は、翼形部204の外面222に沿って、プラットフォーム部208付近の位置から動翼200の翼先端側端部214の方へと半径方向に延在してよい。特に、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部204の外面222に沿って、プラットフォーム部208付近の位置から、動翼200の翼先端側端部214において翼先端シュラウド212に形成される1つ以上の出口226まで半径方向に延在してよい。加えて、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部204の外面222に沿って、プラットフォーム部208付近の位置から、翼形部204の外面222に形成されると共に半径方向にプラットフォーム部208と翼先端シュラウド212との間に配置される1つ以上の出口228まで半径方向に延在してよい。一部の態様において、1つ以上の冷却通路220は、動翼100に関して上記に説明した要素に対応する1つ以上の半径方向内側部分232と1つ以上の半径方向外側部分234とを含んでよい。同様の態様で、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部204の外面222に沿って、プラットフォーム部208から、動翼200に沿った何らかの位置に形成される1つ以上の出口まで半径方向に延在してよい。一部の態様において、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部204の外面222に沿って半径方向に延在すると共に、翼形部204の外面222の輪郭をなぞってもよい。その他の態様では、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部104の外面122に沿って軸方向に延在してよい。例えば、ある一定の態様においては、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部204に沿って配置される1つ以上の貫通穴により形成される1つ以上の出口まで軸方向に延在してよい。更に他の態様において、1つ以上の各冷却通路220は、動翼100の冷却を最適化するために、軸方向に曲がるか又は蛇行パターン若しくは何らかのその他のパターンを形成してよい。このような態様において、1つ以上の各冷却通路220は、翼形部204の後縁部に沿って配置される1つ以上の貫通穴により形成される1つ以上の出口まで延在してよい。
動翼200は、更にまた、動翼200内に形成される1つ以上の供給通路248(破線で示す)を含んでよい。図6に示すように、1つ以上の各供給通路248は、動翼200の翼付根側端部218において軸部206に形成される入口252からプラットフォーム部208付近の位置まで半径方向に延在してよい。このような態様で、1つ以上の各供給通路248は軸部206を貫通して翼形部204内へと延在する。1つ以上の各供給通路248は、翼形部204内に配置される境界部254において1つ以上の冷却通路220と直接連通してよい。特に、1つ以上の各供給通路248は、境界部254において1つ以上の半径方向内側部分232と直接連通してよい。一部の態様において、1つ以上の各供給通路248は、供給通路248の半径方向の長さに沿って一定である第4の断面積を有してよい。このような態様においては、第4の断面積は1つ以上の各々の半径方向内側部分232の第1の断面積より大きくてよい。1つ以上の各冷却通路120が、半径方向内側部分232と半径方向外側部分234との間に配置される、半径方向に離間する追加の中間部分を含み、半径方向に離間する追加の各中間部分が個別の異なる断面積を有するその他の構成を用いてもよい。
図7は、1つの冷却通路120の1つの半径方向内側部分132の構造を示す、翼形部104の外面122に沿ったタービン動翼100の一部分の上面断面図である。翼形部104は、基材部分160と基材部分160の上に延在する被覆層164とを含む。このような態様で、被覆層164は翼形部104の外面122を形成する。図に示すように、冷却通路120は翼形部104の基材部分160と被覆層164とによって形成される。特に、冷却通路120は、基材部分160内に形成されると共に被覆層164がその上に延在する溝168によって形成される。溝168は図に示すように略矩形の断面を有するが、これに代わる方法として、溝168はその他の形状の断面を有するように形成されてもよい。加えて、溝168は、丸コーナーを含んでよい。冷却通路120の半径方向内側部分132に沿って、溝168は幅wiと深さdiとを有する。更に、冷却通路120の半径方向内側部分132に沿って、被覆層164は厚さtiを有する。厚さtiは半径方向内側部分132の半径方向の長さに沿って一定に保たれて、その結果として溝168と翼形部104の外面122との間における距離が一定になる。これに代わる方法として、厚さtiは半径方向内側部分132の半径方向の長さに沿って変動して、その結果として溝168と翼形部104の外面122との間における距離が変動してもよい。冷却通路120の公称直径の大きさは幅広い大きさの範囲内であってよいが、ある一定の実施形態では、この公称直径は好ましくは0.010インチ〜0.300インチ(0.0254cm〜0.762cm)の範囲内としてよい。加えて、冷却通路120のピッチと公称直径との比は、大き目の冷却通路120の場合は1より大きくてよく、小さ目の冷却通路120の場合は3〜10の範囲内としてよい。
図8は、1つの冷却通路120の1つの半径方向外側部分134の構造を示す、翼形部104の外面122に沿ったタービン動翼100の一部分の上面断面図である。冷却通路120の半径方向外側部分134に沿って、溝168は幅woと深さdoとを有する。更に、冷却通路120の半径方向外側部分134に沿って、被覆層164は厚さtoを有する。厚さtoは半径方向外側部分134の半径方向の長さに沿って一定に保たれて、その結果として溝168と翼形部104の外面122との間における距離が一定になる。これに代わる方法として、厚さtoは半径方向外側部分134の半径方向の長さに沿って変動して、その結果として溝168と翼形部104の外面122との間における距離が変動してもよい。上述したように、冷却通路120の半径方向内側部分132の第1の断面積は冷却通路120の半径方向外側部分134の第2の断面積より大きくてよい。加えて、冷却通路120の半径方向内側部分132の厚さtiは冷却通路120の半径方向外側部分134の厚さtoより大きくてよい。上述したように、冷却通路120の公称直径の大きさは幅広い大きさの範囲内であってよいが、ある一定の実施形態では、この公称直径は好ましくは0.010インチ〜0.300インチ(0.0254cm〜0.762cm)の範囲内としてよい。加えて、冷却通路120のピッチと公称直径との比は、大き目の冷却通路120の場合は1より大きくてよく、小さ目の冷却通路120の場合は3〜10の範囲内としてよい。
タービン動翼100の冷却通路120は様々な方法によって形成可能である。ある一定の態様において、冷却通路120の溝168は、フライス削り、ワイヤー放電加工、フライス放電加工、プランジ放電加工、ウォータージェット溝加工、レーザー溝加工又は鋳造により翼形部104の基材部分160に形成される。溝168のその他の形成方法を用いることもできる。溝168の形成後に、被覆層164を基材部分160に密着させる態様で溝168の上に形成する。一部の態様において、被覆層164は、基材部分160に蝋付け又は溶接される薄い箔又はシートを含んでよい。その他の態様においては、被覆層164は、溝168を跨ぐと共に基材部分160に固着するスプレー被覆を含んでよい。被覆層164のその他の形勢方法を用いることもできる。ある一定の態様において、冷却溝120の出口126、128は、穴あけ、ウォータージェット溝加工又はレーザー溝加工によって形成される。出口126、128のその他の形成方法を用いることもできる。タービン動翼100の供給通路148も様々な方法により形成されてよい。ある一定の態様において、供給通路148は、穴あけ、STEM穴あけ、フライス削り、ワイヤー放電加工、フライス放電加工、プランジ放電加工、ウォータージェット溝加工、レーザー溝加工又は鋳造により、軸部106とプラットフォーム部108とに形成される。供給通路148のその他の形成方法を用いることもできる。上記の方法を組み合わせた何らかの方法を用いて、異なる冷却通路120、出口126、128及び供給通路148を形成させることができる。
タービン動翼100を含むガスタービンエンジン10の動作時において、圧縮機15からの抽気等の冷却用流体は入口152を介して供給通路148内に導かれる。冷却用流体はその後、冷却通路120を通って送られると共に、出口126、128を介して動翼100から流出する。従って、冷却用流体が冷却通路120を通って送られると共に然る後に動翼100の翼先端側端部114において高温ガス流路54内へと導かれる時に、熱が動翼100から、特に翼形部104から冷却用流体に伝達される。冷却通路120内において、冷却用流体は半径方向内側部分132と半径方向外側部分134とを通って送られ、これによって熱を動翼100から冷却用流体に異なる率で伝達することが可能になる。
冷却穴120の半径方向内側部分132と半径方向外側部分134とは、動翼100から、特には翼形部104から冷却用流体への熱伝達を最適化するように構成される。冷却要求は動翼100の翼先端側端部114に向かう方向に増大するため、各々の半径方向内側部分132の第1の断面積は各々の半径方向外側部分の第2の断面積より大きくする。その結果として、冷却用流体と動翼100との間における熱伝達は、半径方向内側部分132に沿って最小限に抑えられる。同様の態様で、各々の供給通路148の第4の断面積を各々の半径方向内側部分132の第1の断面積より大きくして、冷却用流体と動翼100との間における熱伝達を供給通路148に沿って最小限に抑えることができる。加えて、被覆層164は、半径方向内側部分132の上において第1の厚さtiを、そして半径方向外側部分134の上において第2の厚さtoを有する。第1の厚さtiを第2の厚さtoより大きくして、冷却用流体と動翼100との間における熱伝達を半径方向内側部分132に沿って更に最小限に抑えることができる。上述したように、第1の厚さti及び第2の厚さtoの1つ以上をそれぞれの半径方向内側部分132又は半径方向外側部分134の半径方向の長さに沿って変動させてもよい。
このように、本明細書に記載のタービン動翼100は、ガスタービンエンジン10の高温ガス流路54沿いの高温に耐えるより優れた冷却構成を提供する。動翼100は、冷却通路120の半径方向の長さに沿って変動する断面積を有する多数の各冷却通路120を含んでよい。特に、1つ以上の冷却通路120は、第1の断面積が第2の断面積より大きくなるように構成される第1の断面積を有する1つ以上の半径方向内側部分132と第2の断面積を有する1つ以上の外側部分134とを含んでよい。このような態様で、冷却通路120は、動翼100の半径方向の長さに沿った冷却要求の変動に対応して、効率的に冷却を行なうことができる。これに代わる方法として、1つ以上の各冷却通路120は、動翼100の冷却を最適化するために、翼形部104の外面に沿って軸方向に延在するか、軸方向に曲がるか、又は蛇行パターン若しくは何らかのその他のパターンを形成してよい。その結果として、冷却通路120は、動翼100の冷却に必要とされる空気流の量を削減する一方で、ガスタービンエンジン10の全体としての効率を高めることができる。更に、冷却通路120は翼形部104の外面122に沿って形成されるため、動翼100が様々な複雑な立体形状を有すること又は捻れることが可能になる。このような態様で、翼形部104は、直線状の経路を有する冷却穴への適応を懸念することなく、より優れた空力特性が得られるように構成される。
上記の実施形態は、動翼100、200に関して図示され且つ説明されているが、同様の冷却通路120、220の構成が、ノズル又はシュラウド等、ガスタービンエンジン10の高温ガス流路内の又は高温ガス流路に沿ったいかなる構成要素にも使用可能であることを理解するべきである。更に、上記の実施形態は、動翼100、200に沿って半径方向に延在する冷却通路120、220に関して図示され且つ説明されているが、冷却通路120、220は、動翼100、200の冷却を最適化するために、動翼に沿って軸方向に延在するか、軸方向に曲がるか、又は、蛇行パターン若しくは何らかのその他のパターン又はこれらを組み合わせたものを形成してよいことを理解するべきである。
上記の説明は、本出願及びその結果として付与される特許のある一定の実施形態のみに関することは明らかである。当業者は、以下の特許請求の範囲に記載される本発明及び均等物の一般的な精神及び範囲から逸脱することなく、本発明に数多くの変更及び改変を加えることができる。
10 ガスタービンエンジン
15 圧縮機
20 空気流
25 燃焼器
30 燃料流
35 燃焼ガス流
40 タービン
45 軸部
50 外部負荷
52 タービン段
54 高温ガス流路
56 第1段
58 第1段ノズル
60 第1段動翼
62 第2段
64 第2段ノズル
66 第2段動翼
68 第3段
70 第3段ノズル
72 第3段動翼
76 翼形部
78 軸部
80 プラットフォーム部
82 翼先端シュラウド
84 翼先端側端部
86 翼付根側端部
88 冷却穴
90 出口
92 供給穴
94 入口
96 境界部
100 タービン動翼
104 翼形部
106 軸部
108 プラットフォーム部
112 翼先端シュラウド
114 翼先端側端部
118 翼付根側端部
120 冷却通路
122 外面
126 出口
128 出口
132 半径方向内側部分
134 半径方向外側部分
136 境界部
138 半径方向中間部分
142 境界部
144 境界部
148 供給通路
152 入口
154 境界部
160 基材部分
164 被覆層
168 溝
200 タービン動翼
204 翼形部
206 軸部
208 プラットフォーム部
212 翼先端シュラウド
214 翼先端側端部
218 翼付根側端部
220 冷却通路
222 外面
226 出口
228 出口
232 半径方向内側部分
234 半径方向外側部分
236 境界部
238 半径方向中間部分
242 境界部
244 境界部
248 供給通路
252 入口
254 境界部

Claims (13)

  1. ガスタービンエンジン用タービン動翼において:
    プラットフォーム部と;
    前記プラットフォーム部から半径方向に延在する翼形部と;
    前記翼形部内且つ前記翼形部の外面付近に形成される複数の冷却通路であって、各々の冷却通路が、第1の断面積を有する半径方向内側部分と第2の断面積を有する少なくとも1つの半径方向外側部分とを含み、前記第1の断面積は前記第2の断面積より大きい冷却通路とを含み、
    前記翼形部は基材部分と前記基材部分の上に延在する被覆層とを含み、各々の前記冷却通路は、前記基材部分に形成されると共に前記被覆層がその上に延在する溝によって形成され、
    前記被覆層は、前記半径方向内側部分の上において第1の厚さを、そして前記半径方向外側部分の上において第2の厚さを有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さより大きい、タービン動翼。
  2. 少なくとも1つの前記冷却通路は、1つを超える個数の半径方向外側部分を含む請求項1に記載のタービン動翼。
  3. 少なくとも1つの前記冷却通路は、前記半径方向内側部分と前記少なくとも1つの半径方向外側部分との間に延在する少なくとも1つの半径方向中間部分を含み、前記少なくとも1つの半径方向中間部分は第3の断面積を有し、前記第3の断面積は前記第2の断面積より大きく、且つ前記第1の断面積より小である請求項1または2に記載のタービン動翼。
  4. 前記溝は略矩形の断面を有する請求項1乃至3のいずれかに記載のタービン動翼。
  5. 少なくとも1つの前記冷却通路は、前記翼形部の前記外面に沿って、前記プラットフォーム部から、タービン動翼の翼先端シュラウドに形成される1つ以上の出口まで半径方向に延在する請求項1乃至4のいずれかに記載のタービン動翼。
  6. 少なくとも1つの前記冷却通路は、前記翼形部の前記外面に沿って、前記プラットフォーム部から、前記翼形部の前記外面に形成されると共に前記プラットフォーム部とタービン動翼の翼先端シュラウドとの間に配置される1つ以上の出口まで半径方向に延在する請求項1乃至5のいずれかに記載のタービン動翼。
  7. 前記プラットフォーム部から半径方向に且つ前記翼形部から離れる方向に延在する軸部と、前記軸部内に形成される少なくとも1つの供給通路とを更に含み、前記供給通路は1つ以上の前記冷却通路と境界部において連通する請求項1乃至6のいずれかに記載のタービン動翼。
  8. 前記供給通路は1つ以上の前記半径方向内側部分と前記境界部において直接連通し、前記境界部は前記プラットフォーム部内に配置される請求項に記載のタービン動翼。
  9. 前記供給通路は1つ以上の前記半径方向内側部分と前記境界部において直接連通し、前記境界部は前記プラットフォーム部とタービン動翼の翼先端シュラウドとの間において前記翼形部内に配置される請求項に記載のタービン動翼。
  10. 前記供給通路は第4の断面積を有し、前記第4の断面積は前記第1の断面積より大である請求項に記載のタービン動翼。
  11. ガスタービンエンジンに用いられるタービン動翼を冷却する方法において:
    冷却用流体流を前記タービン動翼の軸部内に形成される少なくとも1つの供給通路内に導く段階と;
    前記タービン動翼の翼形部内且つ前記翼形部の外面付近に形成される複数の冷却通路を介して前記冷却用流体流を送る段階であって、各々の前記冷却通路は、第1の断面積を有する半径方向内側部分と第2の断面積を有する少なくとも1つの半径方向外側部分とを含み、前記第1の断面積は前記第2の断面積より大きくてなる段階と;
    前記冷却用流体流を前記タービン動翼の外へ且つ前記ガスタービンエンジンの高温ガス流路内へと導く段階とを含み、
    前記翼形部は基材部分と前記基材部分の上に延在する被覆層とを含み、各々の前記冷却通路は、前記基材部分に形成されると共に前記被覆層がその上に延在する溝によって形成され、
    前記被覆層は、前記半径方向内側部分の上において第1の厚さを、そして前記半径方向外側部分の上において第2の厚さを有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さより大きい、
    方法。
  12. 少なくとも1つの前記冷却通路は、前記翼形部の前記外面に沿って、前記タービン動翼のプラットフォーム部から、前記タービン動翼の翼先端シュラウドに形成される1つ以上の出口まで延在する請求項1に記載の方法。
  13. ガスタービンエンジンの高温ガス流路表面の冷却システムにおいて:
    高温ガス流路構成要素と;
    前記高温ガス流路構成要素内且つ前記高温ガス流路構成要素の外面付近に形成される複数の冷却通路であって、各々の冷却通路が、第1の断面積を有する第1の部分と第2の断面積を有する少なくとも1つの第2の部分とを含み、前記少なくとも1つの第2の部分は前記第1の部分から延在し、前記第1の断面積は前記第2の断面積より大きい冷却通路とを含み、
    前記冷却通路は前記高温ガス流路構成要素に沿って半径方向に延在し、前記第1の部分は半径方向内側部分を含み、前記少なくとも1つの第2の部分は少なくとも1つの半径方向外側部分を含み、
    前記高温ガス流路構成要素は基材部分と前記基材部分の上に延在する被覆層とを含み、各々の前記冷却通路は、前記基材部分に形成されると共に前記被覆層がその上に延在する溝によって形成され、
    前記被覆層は、前記半径方向内側部分の上において第1の厚さを、そして前記半径方向外側部分の上において第2の厚さを有し、前記第1の厚さは前記第2の厚さより大きい、
    冷却システム。
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