JP6436626B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、特にスチルカメラ、ビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、TVカメラ、そして監視用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いた撮像装置は高機能化され、また、装置全体が小型化されている。そしてそれに用いる撮影レンズ(撮影光学系)としては、レンズ全長が短く、全系が小型でしかも広範囲の焦点距離域を含む高ズーム比のズームレンズであることが要求されている。更に無限遠物体から近距離物体に至る全物体距離にわたり高い光学性能を有すること等が要求されている。
高ズーム比化が容易なズームレンズとして最も物体側のレンズ群が正の屈折力のレンズ群より成るポジティブリードタイプのズームレンズが知られている。また光学系全体の小型化が容易なズームレンズとして、物体側から数えて第2レンズ群以降のレンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングする所謂インナーフォーカス方式又はリアフォーカス方式を用いたズームレンズが知られている。
従来、ポジティブリードタイプでリアフォーカス方式を用い、全系が小型で高ズーム比のズームレンズが知られている(特許文献1乃至3)。特許文献1は物体側より像側へ順に、正,負,正,負,正,正の屈折力の第1レンズ群乃至第6レンズ群よりなり、各レンズ群を移動させてズーミングを行い、第3レンズ群又は第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズを開示している。
特許文献2は、物体側より像側へ順に正、負、正、負、正、負の屈折力の第1〜第6レンズ群より成り、各レンズ群を移動させてズーミングを行い、第6レンズ群を移動させてフォーカシングを行ったズームレンズを開示している。特許文献3は物体側から像側へ順に、正,負,正,負,正,負,正の屈折力のレンズ群より成り、隣り合うレンズ群の間隔を変えてズーミングを行い、第6レンズ群を移動させてフォーカシングを行うズームレンズを開示している。
特開2013−80153号公報 特開平04−186212号公報 特開2004−317867号公報
近年、撮像装置に用いるズームレンズには、広画角、高ズーム比で、かつレンズ系全体が小型で、色収差等の諸収差を良好に補正した高い光学性能を有するズームレンズが強く要望されている。
一般にズームレンズにおいて、所定のズーム比を確保しつつ、全系の小型化を図るためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めつつ、レンズ枚数を削減すれば良い。しかしながら、このように構成したズームレンズは、各レンズ面の屈折力の増加に伴いレンズ肉厚が増してしまい、全系の短縮効果が不十分になると同時に諸収差の発生が多くなってくる。
ポジティブリード型のズームレンズにおいて、全系の小型化と、高ズーム比を確保しつつ高い光学性能を得るには、ズームレンズを構成する各要素を適切に設定することが重要となってくる。例えばズームタイプ(レンズ群の数や各レンズ群の屈折力)、各レンズ群のズーミングに伴う移動軌跡、そして各レンズ群の変倍負担や屈折力分担等の構成を適切に設定することが重要である。
また、近年、フォーカシングに際しては、動画撮影に適したフォーカシング方式が要望されている。例えばフォーカシングが高速で、しかもフォーカシングに際して収差変動が少なく、物体距離全般にわたり高い光学性能を有するフォーカシング方式が要求されている。
一般に、フォーカシングに伴う収差変動を少なくし、物体距離全般にわたり高い光学性能を得るには、フォーカシング用のレンズ群(フォーカスレンズ群)の選定及びフォーカスレンズ群のレンズ構成等を適切に設定することが重要になってくる。これらの構成が適切でないと、高ズーム比化を図る際に全系が大型化し、又、ズーミング及びフォーカシングに伴う諸収差の変動が増大し、全ズーム範囲、及び物体距離全般にわたり高い光学性能を得るのが大変難しくなってくる。
本発明は、光学系全体が小型で、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
フォーカシングに際して前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が変化し、
前記第3レンズ群に含まれる正レンズの中で最も像側に配置された正レンズの材料のアッベ数をνd3p、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群の移動量をm1とするとき、
50<νd3p<100
1.0<|f4/f3|<1.65
0.10<|f2|/m1<0.35
なる条件式を満たすことを特徴としている。
本発明によれば、光学系全体が小型で、広画角かつ高ズーム比で、しかも全ズーム範囲及び物体距離全般にわたり高い光学性能が容易に得られるズームレンズが得られる。
(A),(B),(C)実施例1の広角端、中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C)実施例1の広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B),(C)実施例2の広角端、中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C)実施例2の広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B),(C)実施例3の広角端、中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C)実施例3の広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 (A),(B),(C)実施例4の広角端、中間ズーム位置、望遠端におけるレンズ断面図 (A),(B),(C)実施例4の広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、1以上のレンズ群を有する後群から構成される。そしてズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化する。フォーカシングに際して第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が変化する。
図1(A),(B),(C)は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端),中間ズーム位置,望遠端(長焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A),(B),(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端における収差図である。実施例1はズーム比4.12、開口比3.60〜5.83、半画角41.2°〜12.0°程度のズームレンズである。
図3(A),(B),(C)は本発明の実施例2のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図である。図4(A),(B),(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例2はズーム比6.81、開口比2.88〜5.60、半画角37.0°〜2.65°程度のズームレンズである。
図5(A),(B),(C)は本発明の実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図である。図6(A),(B),(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例3はズーム比7.22、開口比3.48〜5.60、半画角37.0°〜2.65°程度のズームレンズである。
図7(A),(B),(C)は本発明の実施例4のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端におけるレンズ断面図である。図8(A),(B),(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端,中間ズーム位置,望遠端における収差図である。実施例4はズーム比16.28、開口比3.39〜5.80、半画角37.0°〜2.65°程度のズームレンズである。図9は本発明のズームレンズを備えるデジタルスチルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルスチルカメラ、銀塩フィルムカメラ、TVカメラなどの撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。レンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。また、レンズ断面図において、iを物体側からのレンズ群の順番とすると、Liは第iレンズ群を示す。LRは1以上のレンズ群を有する後群である。
図1,図3,図5のレンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。後群LRは負の屈折力の第6レンズ群L6、正の屈折力の第7レンズ群L7より構成されている。
図7のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群である。後群LRは負の屈折力の第6レンズ群L6より構成されている。
レンズ断面図において、SPは開放Fナンバー(Fno)の光束を決定(制限)する開口絞りである。IPは像面である。像面IPは、ビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、CCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。銀塩フィルムカメラの撮影光学系としてズームレンズを使用する際には、フィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミング(変倍)に際して、各レンズ群の移動軌跡及び無限遠から近距離へのフォーカシングに際しての移動方向を示している。
収差図においてFnoはFナンバー、ωは半画角(度)であり、光線追跡値による半画角である。球面収差図において、実線のdはd線(波長587.56nm)、2点鎖線のgはg線(波長435.8nm)である。
非点収差図で実線のΔSはd線におけるサジタル像面、点線のΔMはd線におけるメリディオナル像面である。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差図において2点鎖線はg線である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用のレンズ群が機構上、光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
本発明のズームレンズでは、高ズーム比を確保しつつ、ズーム全域で諸収差を良好に補正するために次の如く構成している。
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、1以上のレンズ群を有する後群より構成している。そして、広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1は物体側へ移動し、第2レンズ群L2は物体側へ移動してズーミングを行っている。
ズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が増大することで変倍を行い、第2レンズ群L2以降のレンズ群も移動させることで、望遠端における入射瞳を任意の位置に移動さて、全系の小型化を図っている。また、第3レンズ群L3を移動させることで、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の変倍作用を分担するようにして、ズーミングに際して第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の移動量を軽減して、望遠端におけるレンズ全長を短縮している。
さらに、広角端から望遠端へのズーミングに際して第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間隔を増大することで変倍を行い、広角端において前玉有効径の増大を軽減しつつ、高ズーム比化に伴うレンズ全長の増大を軽減している。また、フォーカシングに際しては、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4の少なくとも1つのレンズ群が移動するようにしている。
第3レンズ群L3の像側をアフォーカル又は略アフォーカルとすることで、フォーカシングに際しての軸上光線の入射高さhの変化を小さくしている。これにより、フォーカシングによる球面収差や軸上色収差の変動を軽減している。また、第3レンズ群L3の像側をアフォーカルとしているため、第4レンズ群L4からの出射光束は発散光束となり、それを収束させるために、像側の後群LRの正の屈折力を強くしている。これにより、レトロフォーカスのパワー配置が形成しやすくなり、広画角化と全系の小型化を容易にしている。
また近距離物体へのフォーカシングに際しての収差変動、特に球面収差の変動および像面湾曲の変動を軽減している。第3レンズ群L3に含まれる正レンズの中で最も像側に配置された正レンズG3Rの材料のアッベ数をνd3pとする。このとき、
50<νd3p<100 ・・・(1)
なる条件式を満たす。
第3レンズ群L3が1つの正レンズより構成されるときは、この1つの正レンズが正レンズG3Rである。材料のアッベ数νdはフラウンホーファ線のd線、F線、C線における屈折率をそれぞれNd,NF,NCとするとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC)
で定義される。
条件式(1)は、第3レンズ群L3の正レンズG3Rの材料のアッベ数を規定し、主にフォーカシングに際しての軸上色収差を小さく抑えるための条件を規定している。条件式(1)の下限を超えると、フォーカシングに際して軸上色収差の変動が大きくなり、特に望遠側において軸上色収差の変動が大きくなり、好ましくない。各実施例において更に好ましくは条件式(1)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
55<νd3p<90 ・・・(1a)
光学材料はアッベ数が大きい領域では、屈折率が小さい値をとる傾向が大きいため、アッベ数の大きい低分散材料を採用した場合、所望の屈折力を持たせるためには、レンズ面の曲率を大きくする必要がある。
条件式(1a)を満たすと、高ズーム比化によるズーミングに際しての像面湾曲の変動を抑制しつつ、高い光学性能を確保しやすくなる。更に好ましくは条件式(1a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
60<νd3p<83 ・・・(1b)
以上のようにレンズ群構成を適切にし、条件式(1)を満たすことにより、ズーム全域で高い光学性能を達成した高ズーム比で全系が小型なズームレンズを得ている。
各実施例において、更に好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのがよい。第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2、第3レンズ群L3の焦点距離をf3、第4レンズ群L4の焦点距離をf4、第5レンズ群L5の焦点距離をf5、第6レンズ群L6の焦点距離をf6とする。広角端および望遠端における全系の焦点距離を各々fw,ftとする。また、広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群の移動量をm1とする。
ただし、レンズ群の移動量は、広角端と望遠端におけるレンズ群の光軸上の位置の差であり、広角端に比べて望遠端においてレンズ群が物体側に位置している場合を正とする。
第4レンズ群L4は負レンズG4nを含む1つのレンズ成分から構成され、負レンズG4nの材料の屈折率と、アッベ数を各々nd4n,νd4nとする。ここでレンズ成分とは単一レンズ又は複数のレンズを接合した接合レンズをいう。このとき次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
1.0<|f4/f3|<1.65 ・・・(2)
0.10<|f2|/m1<0.35 ・・・(3)
0.05<f5/ft<0.45 ・・・(4)
2.0<f1/fw<9.0 ・・・(5)
0.4<|f3×f4|1/2/f5<3.4 ・・・(6)
1.52<nd4n<2.10 ・・・(7)
25<νd4n<70 ・・・(8)
1.0<|f6|/fw<14.0 ・・・(9)
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
条件式(2)は、第4レンズ群L4の焦点距離を第3レンズ群L3の焦点距離で規定したものである。条件式(2)の上限を超えて、第4レンズ群L4の屈折力が弱くなりすぎると、フォーカシングを行う際、所望の空間を確保する必要があり、レンズ全長が増大してくる。条件式(2)の下限を超えて、第3レンズ群L3の屈折力が弱くなると、第3レンズ群L3から出射する光束の収斂が弱くなり、フォーカシングによる球面収差や軸上色収差の変動が大きくなるので、好ましくない。
条件式(3)は、第2レンズ群L2の焦点距離f2を広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群の移動量m1で規定したものである。条件式(2)の上限を超えて、第2レンズ群L2の屈折力が小さくなる、または第1レンズ群の移動量が小さくなると高ズーム比化を図る際、像面湾曲の補正には有利だが、小型化との両立が難しく好ましくない。条件式(3)の下限を超えて、第2レンズ群L2の屈折力が大きくなると、広角端における像面湾曲が増大してくるので好ましくない。
条件式(4)は、第5レンズ群の屈折力を規定した式であり、主に球面収差やコマ収差を良好に補正しつつ、高ズーム比化を図るためのものである。条件式(4)の上限を超えて、第5レンズ群L5の屈折力が弱くなると、レンズ全長を短縮することが困難となり、好ましくない。また、高ズーム比化を達成することが難しくなる。条件式(4)の下限を超えて、第5レンズ群L5の屈折力が強くなると、全系の小型化を図るのが容易となるが、球面収差やコマ収差が増大し、これらの収差の補正が難しく、好ましくない。
条件式(5)は、第1レンズ群L1の屈折力を規定した式であり、主に望遠側において球面収差やコマ収差を良好に抑えつつ、かつ望遠端におけるレンズ全長を短縮するためのものである。条件式(5)の上限を超えて、第1レンズ群L1の屈折力が小さくなると、望遠端においてレンズ全長を短縮することが困難となり、好ましくない。また、高ズーム比化を達成することが難しくなる。条件式(5)の下限を超えて、第1レンズ群L1の屈折力が大きくなると、望遠側において球面収差やコマ収差が多く発生し、これらの収差の補正が難しくなり、好ましくない。
条件式(6)は、第3レンズ群L3の焦点距離f3と第4レンズ群L4の焦点距離f4の相乗平均の絶対値を第5レンズ群L5の焦点距離で規定した式である。条件式(6)の下限を超えて第5レンズ群L5の屈折力が小さくなると、第5レンズ群L5に続く後続のレンズ群の径方向が増大し、と高ズーム比化を図った際、望遠側におけるレンズ全長が長くなり、好ましくない。条件式(6)の上限を超えて第5レンズ群L5の屈折力が大きくなると、高ズーム比化およびレンズ全長の短縮化が容易になるが、第5レンズ群L5より球面収差やコマ収差が大きく発生してくる。
これらの収差を第5レンズ群L5に続く後続のレンズ群で補正しようとするとレンズ枚数が増加してくるので好ましくない。
条件式(7),(8)は、高ズーム比化とレンズ全長の短縮化を図りつつ、フォーカシングに際して像面湾曲と球面収差、そして色収差の変動を軽減するためのものである。条件式(7)の上限を超えると、第4レンズ群L4の屈折力を所定量確保するとき、球面収差と像面湾曲が増大し、これらの収差を補正することが難しく、好ましくない。条件式(7)の下限を超えると、第4レンズ群L4の屈折力を所定量確保するとき、第4レンズ群L4の負レンズG4nのレンズ面の曲率が強くなり、望遠端において低次の収差係数が増大し、特にコマ収差が大きくなり好ましくない。
条件式(8)は、第4レンズ群L4の負レンズG4nの材料のアッベ数を規定したもので、主にフォーカシングに際して軸上色収差の発生を軽減するためのものである。条件式(8)を外れると、フォーカシングに際して軸上色収差が増大してくるので良くない。
条件式(9)は、第6レンズ群L6の焦点距離を広角端における全系の焦点距離で規定したものである。広画角化を図った際、前玉(第1レンズ群L1)の径方向が増大する傾向となるが、条件式(9)を満たすことにより、前玉有効径の小型化を図りつつ、広画角化を容易にしている。
条件式(9)の下限を超えて第6レンズ群L6の負の屈折力が大きくなると(負の屈折力の絶対値が大きくなると)、高ズーム比化を図った際、ズーミングに際して歪曲収差の変動が大きくなり、好ましくない。条件式(9)の上限を超えて第6レンズ群L6の負の屈折力が小さくなると(負の屈折力の絶対値が小さくなると)、レンズ全系の小型化は容易になるが、像面湾曲、非点収差、そして球面収差の補正が難しくなり、好ましくない。更に好ましくは条件式(2)乃至(9)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.0<|f4/f3|<1.65 ・・・(2a)
0.12<|f2|/m1<0.35 ・・・(3a)
0.10<f5/ft<0.35 ・・・(4a)
3.0<f1/fw<8.0 ・・・(5a)
0.6<|f3×f4|1/2/f5<3.0 ・・・(6a)
1.56<nd4n<2.00 ・・・(7a)
30<νd4n<60 ・・・(8a)
1.1<|f6|/fw<13.0 ・・・(9a)
条件式(2a)を満たすことにより、第4レンズ群L4と第3レンズ群L3の屈折力分担がより適正となり、高ズーム比化とフォーカシングによる球面収差の変動を軽減することができ、好ましい。
条件式(3a)を満たすことにより、第2レンズ群L2の屈折力分担がより適正となり、広角端におけるレンズ全長の短縮化および前玉有効径の小型化が容易になる。条件式(4a)を満たすことにより、望遠端の長焦点化を図りつつ、ズーミングに際しての像面湾曲の変動を軽減するのが容易になる。条件式(5a)を満たすことにより、望遠端におけるレンズ全長の短縮化と球面収差の補正が容易になる。条件式(6a)を満たすことにより、ズーム全域に渡って球面収差を良好に補正するのが容易になる。
条件式(7a)を満たすことにより、フォーカシングに際して像面湾曲の変動を軽減しつつ高ズーム比化が容易になる。条件式(8a)を満たすことにより、第6レンズ群L6の偏芯コマ収差を軽減することが容易になる。条件式(9a)を満たすことにより、広角端において歪曲収差を軽減しつつ、レンズ全長の短縮化が容易になる。さらに、好ましくは条件式(2a)乃至(9a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
1.05<|f4/f3|<1.65 ・・・(2b)
0.15<|f2|/m1<0.35 ・・・(3b)
0.15<f5/ft<0.25 ・・・(4b)
4.0<f1/fw<7.5 ・・・(5b)
0.8<|f3×f4| 1/2 /f5<2.6 ・・・(6b)
1.60<nd4n<1.95 ・・・(7b)
35<νd4n<55 ・・・(8b)
1.3<|f6|/fw<12.0 ・・・(9b)
各実施例において第1レンズ群L1の最も物体側に負レンズを配置するのが良く、これによれば広画角化に伴う倍率色収差を軽減するのが容易になる。各実施例において、第4レンズ群L4は負の屈折力の接合レンズまたは単レンズで構成するのが、高ズーム比化とレンズ全長の短縮化を図るのに好ましい。
以上のように各実施例によれば、広画角で高ズーム比、かつレンズ系全体が小型で、迅速なフォーカシングが容易で、球面収差、コマ収差、像面湾曲などの諸収差を良好に補正した高い光学性能のズームレンズが容易に得られる。
次に各実施例のレンズ構成について説明する。図1,図3,図5の実施例1,2,3において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群である。L5は正の屈折力の第5レンズ群、L6は負の屈折力の第6レンズ群、L7は正の屈折力の第7レンズ群である。後群LRは第6レンズ群L6と第7レンズ群L7より構成されている。ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように矢印の如く各レンズ群が移動する。
実施例1,2,3は7群ズームレンズである。図1,図3,図5の実施例1,2,3のズームレンズにおいて、広角端に比べ望遠端における各レンズ群の間隔変化は次のとおりである。第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔は広い。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔は狭い。第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔は広い。第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔は狭い。第5レンズ群L5と第6レンズ群L6との間隔は広い。第6レンズ群L6と第7レンズ群L7の間隔は狭い。
図1,図5の実施例1、3では、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行っている。第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。また望遠端のズーム位置において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方へ繰り出すことで行っている。
図3の実施例2では、第3レンズ群L3および第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行っている。第3レンズ群L3の実線の曲線3aと点線の曲線3bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。また、第3レンズ群L3と同様に第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。
望遠端のズーム位置において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印3c、4cに示すように第3レンズ群を後方へ繰り込み、矢印4cで示すように第4レンズ群L4を前方へ繰り出すことで行っている。図7の実施例4において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群、L5は正の屈折力の第5レンズ群、L6は負の屈折力の第6レンズ群である。後群LRは第6レンズ群L6より構成されている。
ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するように、矢印の如く各レンズ群が移動する。
実施例4は6群ズームレンズである。図7の実施例4のズームレンズにおいて、広角端に比べ望遠端における各レンズ群の間隔変化は次のとおりである。第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が広い。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間隔が狭い。第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔が広い。第4レンズ群L4と第5レンズ群L5の間隔が狭い。第5レンズ群L5と第6レンズ群L6との間隔が広い。
図7の実施例4では、第2レンズ群L2および第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行っている。第2レンズ群L2の実線の曲線2aと点線の曲線2bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。また、第2レンズ群L2と同時に第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。
望遠端のズーム位置において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印2c、4cに示すように第2レンズ群L2を前方へ繰り出し、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を後方へ繰り込むことで行っている。
各実施例のズームレンズでは、広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が広がるよう、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔が狭まるように各レンズ群が移動している。このように広角端よりも望遠端で第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の間隔が広がることで変倍作用を得ている。
以上のような構成とすることで広角端および望遠端においてレンズ全長を短縮しつつ、高ズーム比化を図っている。
実施例1乃至4では、第2レンズ群L2に非球面レンズを採用し、広角端において像面湾曲および歪曲収差を良好に補正している。また、実施例2,3では、第7レンズ群L7に非球面レンズを採用し、像面湾曲を良好に補正している。
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施例を図9を用いて説明する。図9において、10はカメラ本体、11は実施例1乃至4で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。12はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。尚、各実施例のズームレンズは投射装置(プロジェクタ)用の投射光学系として用いることもできる。
以下、実施例1乃至4に対応する数値実施例1乃至4の具体的な数値データを示す。各数値実施例においてiは物体側から数えた順序を示し、riは第i番目の光学面(第i面)の曲率半径である。diは第i面と第(i+1)面との間の軸上間隔である。ndi,νdiはそれぞれd線に対する第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数である。また非球面係数はXを光軸方向の面頂点からの変移量、hを光軸と垂直な方向の光軸からの高さ、rを近軸曲率半径、kを円錐定数、A4,A6,A8,A10,A12・・・を各次数の非球面係数とするとき、
で表す。なお、各非球面係数における「e±XX」は「×10±XX」を意味している。また前記条件式と各数値実施例との関係を表1に示す。
[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 161.255 1.80 1.84666 23.8
2 60.694 7.61 1.63854 55.4
3 465.001 0.15
4 57.365 5.44 1.80400 46.6
5 177.584 (可変)
6 77.712 1.30 1.83481 42.7
7 14.008 8.61
8* -55.042 1.20 1.85135 40.1
9* 35.356 0.15
10 34.002 6.46 1.85478 24.8
11 -28.709 0.21
12 -26.718 1.00 1.77250 49.6
13 -202.259 (可変)
14 51.200 2.40 1.59522 67.7
15 -91.988 (可変)
16 -44.756 0.80 1.91082 35.3
17 -222.920 (可変)
18(絞り) ∞ 0.70
19 20.057 1.05 1.84666 23.8
20 15.441 7.28 1.49700 81.5
21 -60.793 0.20
22* 47.809 2.95 1.58313 59.4
23 -83.627 (可変)
24 -56.404 3.28 1.84666 23.8
25 -15.362 0.80 1.76200 40.1
26 37.316 (可変)
27 -1372.861 2.59 1.60311 60.6
28 -44.084 0.15
29 92.250 8.14 1.48749 70.2
30 -16.466 1.30 1.80610 33.3
31 -76.131 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第8面
K = 9.41904e+000 A 4= 1.09115e-005 A 6=-4.26769e-008
A 8= 1.19874e-011

第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.00957e-006 A 6=-6.42162e-008

第22面
K = 7.47953e+000 A 4=-2.62547e-005 A 6=-2.56167e-008
A 8=-6.54406e-010 A10= 5.64855e-012 A12=-2.15921e-014
各種データ
ズーム比 4.12
広角 中間 望遠
焦点距離 24.75 52.09 101.92
Fナンバー 3.60 4.81 5.83
半画角(度) 41.16 22.56 11.98
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 146.25 166.83 195.25
BF 38.99 58.34 73.70

d 5 1.00 15.68 34.52
d13 19.99 6.53 0.75
d15 3.65 5.50 7.50
d17 6.06 4.21 2.21
d23 3.38 5.55 7.17
d26 7.64 5.46 3.84
d31 38.99 58.34 73.70

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 99.63
2 6 -16.61
3 14 55.61
4 16 -61.61
5 18 22.97
6 24 -32.89
7 27 93.82
[数値実施例2]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 125.294 2.40 1.85478 24.8
2 70.402 7.57 1.43875 94.9
3 4327.432 0.15
4 65.577 5.59 1.77250 49.6
5 204.816 (可変)
6* 59.060 1.20 1.85135 40.1
7 12.781 7.87
8 -43.049 1.00 1.83481 42.7
9 29.771 0.15
10 24.714 6.04 1.84666 23.8
11 -29.976 0.17
12 -27.155 1.00 1.77250 49.6
13 75.849 (可変)
14 44.670 3.27 1.49700 81.5
15 -35.005 (可変)
16 -30.876 0.80 1.88300 40.8
17 -114.729 (可変)
18(絞り) ∞ 1.70
19 21.199 1.00 2.00100 29.1
20 16.804 6.32 1.43875 94.9
21 -62.227 0.20
22* 42.403 3.04 1.55332 71.7
23 -79.400 (可変)
24 -59.654 2.57 1.87399 23.1
25 -20.600 0.90 1.81600 46.6
26 46.994 (可変)
27* 54.468 5.41 1.55332 71.7
28 -29.468 0.20
29 64.796 6.37 1.49700 81.5
30 -23.624 1.10 1.80610 33.3
31 -9190.640 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.61452e-006 A 6=-1.29841e-008
A 8=-6.85079e-011 A10= 4.04256e-013 A12=-7.04534e-016

第22面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.25608e-005 A 6=-1.49455e-008
A 8= 1.73420e-012

第27面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.25485e-006 A 6= 9.46293e-009
A 8=-2.26345e-011
各種データ
ズーム比 6.81
広角 中間 望遠
焦点距離 15.40 22.95 104.92
Fナンバー 2.88 3.39 5.60
半画角(度) 41.57 30.76 7.42
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 149.46 154.42 222.88
BF 38.13 46.49 77.97

d 5 1.00 6.65 53.43
d13 19.81 10.76 0.96
d15 5.86 4.80 5.72
d17 1.84 2.89 1.98
d23 2.18 6.32 14.76
d26 14.63 10.49 2.05
d31 38.13 46.49 77.97

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 112.24
2 6 -11.48
3 14 40.03
4 16 -48.06
5 18 25.83
6 24 -33.79
7 27 39.79
[数値実施例3]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 151.813 2.00 1.85478 24.8
2 68.860 8.31 1.53775 74.7
3 -1866.761 0.15
4 60.879 5.76 1.81600 46.6
5 165.878 (可変)
6* 67.767 1.20 1.85135 40.1
7 13.042 7.90
8 -35.637 1.20 1.83481 42.7
9 32.988 0.15
10 26.721 6.16 1.84666 23.8
11 -25.697 0.00
12 -24.016 1.00 1.77250 49.6
13 118.845 (可変)
14 95.484 1.20 1.48749 70.2
15 1742.962 0.20
16 60.798 2.30 1.59522 67.7
17 -45.290 (可変)
18 -33.935 0.70 1.88300 40.8
19 -1255.247 (可変)
20(絞り) ∞ 1.50
21 22.168 1.20 2.00069 25.5
22 17.862 5.60 1.43875 94.9
23 -47.621 0.20
24* 50.090 2.43 1.55332 71.7
25 -94.457 (可変)
26 -73.417 3.18 1.85026 32.3
27 -15.566 0.60 1.80400 46.6
28 64.378 (可変)
29* 52.300 4.48 1.55332 71.7
30 -30.737 0.20
31 605.260 4.98 1.51742 52.4
32 -20.182 1.00 1.80610 33.3
33 -193.514 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.13225e-006 A 6=-7.99190e-009
A 8=-1.03269e-010 A10= 4.84921e-013 A12=-6.76467e-016

第24面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.34147e-005 A 6=-1.93181e-008
A 8=-3.06029e-011

第29面
K = 0.00000e+000 A 4=-8.55841e-006 A 6= 9.30698e-009
A 8=-1.79882e-011
各種データ
ズーム比 7.22
広角 中間 望遠
焦点距離 15.34 23.89 110.72
Fナンバー 3.48 3.88 5.60
半画角(度) 41.68 29.76 7.03
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 148.04 152.24 212.88
BF 35.67 45.27 72.93

d 5 1.00 6.28 49.87
d13 22.19 11.51 0.89
d17 4.81 4.43 5.64
d19 2.60 2.97 1.77
d25 1.98 7.17 16.34
d28 16.20 11.02 1.84
d33 35.67 45.27 72.93

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 100.51
2 6 -11.72
3 14 36.54
4 18 -39.51
5 20 26.26
6 26 -46.90
7 29 49.99
[数値実施例4]

単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 97.071 2.20 1.91082 35.3
2 55.614 8.21 1.49700 81.5
3 354.557 0.10
4 67.196 6.05 1.59522 67.7
5 1287.679 (可変)
6* 91.247 1.20 1.85135 40.1
7 16.669 8.29
8 -36.402 1.00 1.80400 46.6
9 122.794 0.15
10 39.761 6.15 1.78472 25.7
11 -36.281 0.80
12 -25.710 1.00 1.80400 46.6
13 143.363 1.59 1.80809 22.8
14 -204.317 (可変)
15(絞り) ∞ 1.00
16* 89.295 4.03 1.55332 71.7
17 -79.794 0.10
18 83.754 4.86 1.48749 70.2
19 -45.199 0.10
20 133.362 5.27 1.48749 70.2
21 -31.690 1.00 1.80518 25.4
22 -119.331 (可変)
23* -45.333 0.90 1.69350 53.2
24 32.811 2.41 1.72151 29.2
25 210.200 (可変)
26* 245.449 4.15 1.58313 59.4
27 -32.783 0.10
28 61.230 5.07 1.48749 70.2
29 -36.664 1.45
30 -31.390 1.00 1.88300 40.8
31 52.249 5.43 1.51742 52.4
32 -47.350 (可変)
33 -109.969 1.20 1.48749 70.2
34 862.824 (可変)
像面 ∞
非球面データ
第6面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.28560e-006 A 6= 1.94249e-008
A 8=-1.04660e-010 A10= 1.79714e-013

第16面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.30164e-006 A 6=-8.47712e-010
A 8= 1.41417e-011 A10=-3.21933e-014

第23面
K = 0.00000e+000 A 4= 2.66189e-006 A 6=-2.86074e-010
A 8=-4.88264e-011

第26面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.47379e-006 A 6= 3.90667e-009
A 8= 3.12498e-011 A10=-2.21000e-013
各種データ
ズーム比 16.28
広角 中間 望遠
焦点距離 18.11 127.86 294.93
Fナンバー 3.39 4.45 5.80
半画角(度) 37.03 6.10 2.65
像高 13.66 13.66 13.66
レンズ全長 195.39 232.88 243.69
BF 36.07 54.33 50.66

d 5 2.16 55.27 71.46
d14 50.02 12.34 0.97
d22 3.48 27.55 29.00
d25 27.85 3.78 2.33
d32 1.00 4.80 14.45
d34 36.07 54.33 50.66

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 112.62
2 6 -16.26
3 15 34.12
4 23 -55.66
5 26 52.28
6 33 -200.00
L1…第1レンズ群 L2…第2レンズ群 L3…第3レンズ群
L4…第4レンズ群 L5…第5レンズ群 L6…第6レンズ群
L7…第7レンズ群 d…d線 g…g線
ΔM…メリディオナル像面 ΔS…サジタル像面
SP…絞り IP…結像面

Claims (12)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    フォーカシングに際して前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が変化し、
    前記第3レンズ群に含まれる正レンズの中で最も像側に配置された正レンズの材料のアッベ数をνd3p、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群の焦点距離をf3、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群の移動量をm1とするとき、
    50<νd3p<100
    1.0<|f4/f3|<1.65
    0.10<|f2|/m1<0.35
    なる条件式を満たすことを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の焦点距離をf5、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    0.05<f5/ft<0.45
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
    2.0<f1/fw<9.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 0.4<|f3×f4|1/2/f5<3.4
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第4レンズ群は負レンズG4nを含む1つのレンズ成分から構成され、前記負レンズG4nの材料の屈折率をnd4n、前記負レンズG4nの材料のアッベ数をνd4nとするとき、
    1.52<nd4n<2.10
    25<νd4n<70
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. フォーカシングに際して前記第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. フォーカシングに際して前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第6レンズ群の焦点距離をf6とするとき、
    1.0<|f6|/fw<14.0
    なる条件式を満たすことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群から構成され、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズにおいて、
    フォーカシングに際して前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔が変化し、前記第3レンズ群に含まれる正レンズの中で最も像側に配置された正レンズの材料のアッベ数をνd3pとするとき、
    50<νd3p<100
    なる条件式を満たすことを特徴とするズームレンズ。
  10. フォーカシングに際して前記第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  11. フォーカシングに際して前記第3レンズ群と前記第4レンズ群が移動することを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
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