JP6429734B2 - スリッタ、およびスリッタ制御プログラム - Google Patents

スリッタ、およびスリッタ制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、段ボールの搬送方向と直交する幅方向に複数のスリッタヘッドが位置調整可能に配置されるスリッタであって、各スリッタヘッドの円形スリッタ刃が駆動モータにより個別に回転されるスリッタに関する。詳細には、搬送方向の切断加工に伴って摩耗する各スリッタ刃の径を測定する測定部と、その測定された各スリッタ刃の径に応じて各駆動モータの回転速度を制御する制御部と、を備えるスリッタに関する。
従来、複数のスリッタヘッドが幅方向に位置調整可能に配置されるスリッタとして、種々の構成のスリッタが提案されている。たとえば、特許文献1に記載のスリッタは、複数のスリッタヘッドと、各スリッタヘッドのスリッタ刃の径を測定する測定部と、その測定された径を基に各スリッタ刃の摩耗量を算出し、その摩耗量に従って各スリッタ刃と各スリッタ刃受けとの噛合量を調整するヘッド制御部と、を備える。また、各スリッタヘッドは、スリッタ刃を回転させる駆動モータを備える。特許文献1に記載のスリッタは、各スリッタ刃と各スリッタ刃受けとの噛合量を調整することにより、段ボールを安定して切断することができる。
特許文献2に記載のスリッタは、複数のスリッタヘッドと、複数のスリッタヘッドの複数のスリッタ刃をそれぞれ回転させる1つの駆動モータと、その駆動モータを可変速制御するモータ制御部と、を備える。モータ制御部は、外部入力手段を通して入力される段ボールの種類、原紙の材質、フルートの種類、周囲温度、および周囲湿度に基いて選択される速度指令に従って、駆動モータの回転速度を制御する。この駆動モータの可変速制御により、特許文献2に記載のスリッタは、段ボールの切口を潰すことなく鋭利さを保つことを可能にする。
特開2004−330351号公報 特開平8−47891号公報
特許文献1に記載されるように、各スリッタヘッドのスリッタ刃の摩耗量は、各スリッタ刃の切断走行長に応じて異なる。このため、段ボールの切断加工が繰り返し実行されるのに伴い、各スリッタ刃の径は、各スリッタヘッド毎に大きく異なることになる。特許文献1に記載のスリッタは、各スリッタ刃の摩耗量が各スリッタヘッド毎に異なることに着目して、各スリッタ刃と各スリッタ刃受けとの噛合量を調整する構成である。しかし、各スリッタ刃を回転させる駆動モータの制御と、各スリッタ刃の摩耗量との関係について、特許文献1には一切記載されていない。
特許文献2に記載のスリッタは、段ボールの構成要件、および周囲環境などの諸条件に応じて、段ボールの搬送速度に対して独立してスリッタ刃の回転速度を制御する構成である。しかし、特許文献2に記載のスリッタは、1つの駆動モータにより複数のスリッタ刃をそれぞれ回転させることから、各スリッタ刃の回転速度を個別に制御することについて、特許文献2には一切記載されていない。
両特許文献に記載の技術はスリッタの切断性能を向上させることを目的とするものであるが、スリッタにより搬送方向に切断される段ボールの搬送状況については何ら考量されていない。これに対し、本発明者は、スリッタにより段ボールが切断される際に段ボールが斜行して搬送される場合が多いことに注目し、各スリッタ刃の摩耗量が各スリッタヘッド毎に異なることに関係して、斜行が発生することを見付けた。具体的には、各スリッタ刃が個別の駆動モータにより回転される構成において、個別の駆動モータの回転速度が同じ速度に設定されることにより各スリッタ刃が同じ回転数で回転される場合には、各スリッタ刃の摩耗量が異なることから、各スリッタ刃の刃先部分の周速度は各スリッタヘッド毎に異なる。刃先部分の周速度が異なることにより、各スリッタ刃の刃先部分と接触して切断される段ボールの切断箇所の搬送方向の速度も、切断箇所毎に異なることになる。本発明者は、切断箇所毎に搬送方向の速度が異なることにより、スリッタによる切断加工の際に斜行が引き起こされることを見付け出した。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、各スリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように各駆動モータの回転速度を制御することにより、搬送方向の切断加工を実行する際に段ボールの斜行を低減することができるスリッタを提供することを目的とする。
(第1の発明態様およびその具体的態様)
請求項1に記載の第1の発明態様は、各々が、円形のスリッタ刃とそのスリッタ刃を回転させる駆動モータとを含み、段ボールの搬送方向と直交する幅方向に位置調整可能に配置される複数のスリッタヘッドと、複数のスリッタ刃の径をそれぞれ取得する刃径取得部と、複数のスリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径に基いて、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する制御部と、を備えるスリッタである。
本発明態様では、各スリッタヘッドは、円形のスリッタ刃と、スリッタ刃受けとを備える構成であってもよいし、一対の円形のスリッタ刃を備える構成であってもよい。また、スリッタ刃受けは、各スリッタヘッド毎に独立した部材であってもよいし、複数のスリッタヘッドに共通する1つの部材であってもよい。
本発明態様では、刃径取得部の構成として、種々の構成が考えられる。刃径取得部は、スリッタ刃の径を自動的に測定する測定部として構成されてもよい。また、刃径取得部は、作業者が測定作業を行って得たスリッタ刃の径を入力手段に入力することにより取得する入力受付部として構成されてもよいし、スリッタ刃とスリッタ刃受けなどとの噛み合い量が所定量になるように作業者が目視で確認しながらスリッタ刃を昇降させる作業を行うことにより、そのスリッタ刃の昇降量に応じてスリッタ刃の径を決定する刃径決定部として構成されてもよい。自動的に測定する測定部は、複数のスリッタヘッドに共通する1つの測定手段であってもよいし、各スリッタヘッド毎に独立して配置される複数の測定手段であってもよい。測定部の具体的構成は、レーザ光を利用する光学的測定手段であってもよいし、研磨機構の砥石の移動量を検出するなどの機械的測定手段であってもよい。または、測定部の具体的構成は、各スリッタ刃の切断走行長を測定し、その測定した切断走行長から各スリッタ刃の径を推定する手段であってもよい。
本発明態様では、刃径取得部が複数のスリッタ刃の径を取得するタイミングは、特に限定されない。たとえば、刃径取得部は、スリッタの切断加工中に所定の周期で取得動作を実行する構成であってもよいし、各スリッタ刃の切断走行長が所定長に達したときに取得動作を実行する構成であってもよい。または、作業者の取得指令操作に従って、刃径取得部が取得動作を実行する構成であってもよい。
本発明態様では、スリッタ刃の刃先部分は、スリッタ刃受け、または他のスリッタ刃と噛み合うスリッタ刃の先端部分を意味する。
請求項2に記載の具体的態様では、制御部は、スリッタ刃の刃先部分の基準周速度を取得する取得処理と、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径と、基準周速度とに基いて、複数の駆動モータの指令速度をそれぞれ算出する算出処理と、算出された指令速度に従って、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する速度制御処理と、を実行する。
本具体的態様では、基準周速度は、予め定められた周速度であってもよいし、段ボールの搬送速度に基いて算出される周速度であってもよいし、スリッタの切断加工が実行される時点で最も大きな径を有するスリッタ刃の刃先部分の周速度であってもよい。
請求項3に記載の具体的態様では、取得処理は、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を決定して取得する。
本具体的態様では、取得処理は、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を算出する構成であってもよいし、段ボールの搬送速度に対応して定められる基準周速度を予め記憶する構成であってもよい。
請求項4に記載の具体的態様では、取得処理は、段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度より低いとき、予め定められた周速度を基準周速度として取得し、段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度以上であるとき、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を決定して取得する。
スリッタ刃による段ボールの切断品質を一定に保つために、スリッタ刃の刃先部分の周速度が段ボールの搬送速度より高い速度となるように駆動モータの回転速度が設定される。また、段ボールの搬送速度が高い速度になると、駆動モータの回転速度も高い速度に設定され、段ボールの搬送速度が低い速度になると、駆動モータの回転速度も低い速度に設定される。スリッタ刃の刃先部分の周速度は、駆動モータの回転速度とスリッタ刃の径とに基いて定まることから、段ボールの搬送速度が低い速度に設定されたときに、スリッタ刃の刃先部分の周速度が低くなり過ぎると、スリッタ刃による段ボールの切断品質が顕著に低下する問題が発生する。そこで、本発明者は、一定の切断品質を維持することができる下限の周速度を実験を通して決定した。本具体的態様では、予め定められた周速度は、この下限の周速度に基いて決定された速度である。
請求項5に記載の具体的態様では、取得処理は、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径のうちで最も大きな径を有する特定のスリッタ刃の刃先部分の周速度を基準周速度として取得し、算出処理は、特定のスリッタ刃以外の他の複数のスリッタ刃について、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径と、基準周速度とに基いて、他の複数のスリッタ刃を回転させる複数の駆動モータの指令速度をそれぞれ算出し、速度制御処理は、算出された指令速度に従って、他の複数のスリッタ刃を回転させる複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する。
請求項6に記載の具体的態様では、刃径取得部は、複数のスリッタ刃の径をそれぞれ測定するために複数のスリッタヘッドにそれぞれ配置される複数の測定ユニットを含む。
(第2の発明態様)
請求項7に記載の第2の発明態様は、各々が、円形のスリッタ刃とそのスリッタ刃を回転させる駆動モータとを含み、段ボールの搬送方向と直交する幅方向に位置調整可能に配置される複数のスリッタヘッドと、複数のスリッタ刃の径をそれぞれ取得する刃径取得部と、を備えるスリッタのコンピュータに、複数のスリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径に基いて、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する制御処理を実行させるスリッタ制御プログラムである。
本発明態様でも、第1の発明態様およびその具体的態様と同様に、スリッタの各構成部分、および制御処理を種々の態様で具現化することができる。
(第1の発明態様および第2の発明態様の効果)
請求項1または請求項7に記載の発明態様では、各々が、円形のスリッタ刃とそのスリッタ刃を回転させる駆動モータとを含み、段ボールの搬送方向と直交する幅方向に位置調整可能に配置される複数のスリッタヘッドと、複数のスリッタ刃の径をそれぞれ取得する刃径取得部と、を備えるスリッタにおいて、複数のスリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径に基いて、複数の駆動モータの回転速度がそれぞれ制御される。この結果、各スリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように各駆動モータの回転速度が制御されることにより、搬送方向の切断加工を実行する際に段ボールの斜行を低減することができる。
(具体的態様の効果)
請求項2に記載の具体的態様では、取得処理は、スリッタ刃の刃先部分の基準周速度を取得する。算出処理は、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径と、基準周速度とに基いて、複数の駆動モータの指令速度をそれぞれ算出する。速度制御処理は、算出された指令速度に従って、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する。この結果、複数のスリッタ刃の刃先部分の周速度が基準周速度となるように複数の駆動モータの回転速度が制御されることにより、搬送方向の切断加工を実行する際に段ボールの斜行を低減することができる。
請求項3に記載の具体的態様では、取得処理は、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を決定して取得する。この結果、基準周速度が段ボールの搬送速度に基いて決定されることにより、段ボールの搬送速度が変更された場合でも、スリッタ刃による段ボールの切断品質を一定に保つことができる。
請求項4に記載の具体的態様では、取得処理は、段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度より低いとき、予め定められた周速度を基準周速度として取得する。また、取得処理は、段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度以上であるとき、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を決定して取得する。この結果、段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度より低い場合でも、予め定められた周速度が基準周速度として取得されることにより、スリッタ刃による段ボールの切断品質を一定に保ちながら、基準周速度の決定処理を簡易にすることができる。
請求項5に記載の具体的態様では、取得処理は、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径のうちで最も大きな径を有する特定のスリッタ刃の刃先部分の周速度を基準周速度として取得する。算出処理は、特定のスリッタ刃以外の他の複数のスリッタ刃について、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径と、基準周速度とに基いて、他の複数のスリッタ刃を回転させる複数の駆動モータの指令速度をそれぞれ算出する。速度制御処理は、算出された指令速度に従って、他の複数のスリッタ刃を回転させる複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する。この結果、最も大きな径を有する特定のスリッタ刃の刃先部分の周速度が基準周速度として取得されることにより、搬送方向の切断加工を実行する際に、複数のスリッタ刃の中で最も高い周速度に合わせて切断加工を実行しながら、段ボールの斜行を低減することができる
請求項6に記載の具体的態様では、複数の測定ユニットが、複数のスリッタヘッドにそれぞれ配置される。この結果、特定のスリッタヘッドにおいてスリッタ刃の径を測定するために他の複数のスリッタヘッドの昇降動作を制御する必要がなく、各スリッタ刃の径の測定動作を簡易かつ迅速に実行することができる。
本発明の第1実施形態に係るスリッタ1を右上方から見た斜視図である。 前支持板10を取り除いた状態で、第1実施形態に係るスリッタ1を右下方から見た斜視図である。 前支持板10を取り除いた状態で、第1実施形態に係るスリッタ1を拡大して前方から見た正面図である。 第1実施形態に係るスリッタ1のスリッタヘッド2Aを分解して後方から見た分解斜視図である。 スリッタ刃20が刃受けロール3から離間した状態で、第1実施形態に係るスリッタ1を拡大して前方から見た正面図である。 第1実施形態に係るスリッタ1の電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るスリッタ1の主制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスリッタ1の測定制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るスリッタ1の回転制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るスリッタ1を、スリッタ刃20が刃受けロール3から離間した状態で、拡大して前方から見た正面図である。 第2実施形態に係るスリッタ1のスリッタヘッド2Aを左後方から見た斜視図である。 スリッタ刃20が刃受けロール3と係合した状態で、第2実施形態に係るスリッタ1を拡大して前方から見た正面図である。 第2実施形態に係るスリッタ1の回転制御処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下に、本発明の第1実施形態に係るスリッタについて、図面を参照して説明する。スリッタは、コルゲートマシンにより生産される段ボールを搬送方向に切断する装置であり、その基本的構成は特許文献1などにより周知である。図1は、本実施形態に係るスリッタ1を右上方から見た斜視図であり、図2は、スリッタ1を右下方から見た斜視図である。図1において、矢印で示す3つの方向を、上下方向、左右方向、および、前後方向として、図2以降の他の図面でも同様に、各方向を示す。
図1、および図2において、スリッタ1は、5つのスリッタヘッド2A〜2Eと、1つの刃受けロール3と、を備える。スリッタヘッド2A〜2Eは、段ボールSHが搬送される搬送面より下方において、前後方向に位置調整可能なようにフレーム4に支持される。刃受けロール3は、段ボールSHが搬送される搬送面より上方において、前後方向に延びる支持軸5に支持される。支持軸5は、フレーム4に固定された部材により回転可能に支持される。フレーム4は、前支持板10と、後支持板11と、下方梁12と、左方梁13と、を備える。下方梁12、および左方梁13は、前後方向に延びた状態で、前支持板10と後支持板11との間に架設される。段ボールSHは、左右方向を搬送方向DFとして搬送される。
[スリッタヘッド2Aの詳細な構成]
スリッタヘッド2A〜2Eは同じ構成を有するので、スリッタヘッド2Aを例にして説明する。図3は、スリッタヘッド2Aと刃受けロール3とを前方から見た正面図であり、図4は、スリッタヘッド2A単体を分解して右後方から見た分解斜視図である。スリッタヘッド2Aは、スリッタ刃20を前後方向に位置調整するための横移動機構22と、スリッタ刃20を上下方向に昇降させる昇降機構24と、スリッタ刃20を回転させる回転駆動機構26と、スリッタ刃20を研磨する研磨機構28と、を備える。図3は、スリッタ刃20が刃受けロール3と噛み合って段ボールSHを搬送方向に切断している状態を示す。
(横移動機構22の詳細な構成)
図5は、フレーム4を取り除いた状態であって、スリッタ刃20が刃受けロール3から離間した状態において、スリッタ1を前方から見た正面図である。図5において、横移動機構22は、移動ブロック30と、ナット部材32と、位置決めモータ34と、を主に備える。図3において、上方摺動部材40、および下方摺動部材42が、移動ブロック30の左側面にそれぞれ固定される。上方ガイドレール44、および下方ガイドレール46が、前後方向に延びた状態で左方梁13に固定される。上方摺動部材40、および下方摺動部材42は、上方ガイドレール44、および下方ガイドレール46に沿ってそれぞれ摺動することができる。ねじ軸48が、図2に示すように前後方向に延びた状態で、支持具50により左方梁13に取り付けられる。ナット部材32は、回転可能に移動ブロック30に支持され、ねじ軸48と螺合する。
位置決めモータ34が、移動ブロック30により支持される。図4において、駆動プーリ52が、位置決めモータ34の出力軸に固定される。従動プーリ54が、ナット部材32に連結される。伝達ベルト56が、両プーリ52、54に張設される。位置決めモータ34の回転に伴ってナット部材32が回転し、移動ブロック30は、両ガイドレール44、46に沿って前後方向に移動する。本実施形態では、位置決めモータ34は、位置決めセンサを内蔵するサーボモータから構成される。
(昇降機構24の詳細な構成)
昇降機構24は、案内ブロック60と、上方昇降部材62と、下方昇降部材64と、昇降モータ66と、を主に備える。昇降モータ66は、案内ブロック60の下端に固定される。上方昇降部材62、および下方昇降部材64は、昇降モータ66の回転に伴って、案内ブロック60に沿って上下方向に移動する。案内ブロック60は、図3に示すように上下方向に起立した状態で、ねじなどにより移動ブロック30の右側面に取り付けられる。昇降機構24は、日本トムソン株式会社製の「精密位置決めテーブルTE」として市販されており、公知の構成である。本実施形態では、昇降モータ66は、位置決めセンサを内蔵するサーボモータから構成される。
(回転駆動機構26の詳細な構成)
回転駆動機構26は、支持ブロック70と、駆動モータ72と、軸受部74と、を主に備える。支持ブロック70は、ねじなどにより、上方昇降部材62、および下方昇降部材64に取り付けられる。駆動モータ72は、支持ブロック70により支持される。軸受部74は、支持ブロック70の上方部分に配置され、回転軸76を回転可能に支持する。スリッタ刃20は、回転軸76に取り付けられる。駆動プーリ78が、駆動モータ72の出力軸に固定される。従動プーリ80が、回転軸76に固定される。伝達ベルト82が、両プーリ78、80に張設される。駆動モータ72の回転に伴い、スリッタ刃20は、回転軸76と共に回転する。本実施形態では、駆動モータ72は、回転数センサを内蔵するインバータモータから構成される。
(研磨機構28の詳細な構成)
研磨機構28は、一対の回転砥石90、92と、エアシリンダ94と、を主に備える。支持部材96が、支持ブロック70に固定される。エアシリンダ94は、支持部材96に取り付けられる。エアシリンダ94は、進退可能な作動ロッドを備える。砥石取付部材98が、作動ロッドに取り付けられる。両回転砥石90、92は、砥石取付部材98に回転可能に支持される。エアシリンダ94が作動して作動ロッドが突出したときに、両回転砥石90、92は、スリッタ刃20の刃先部分21に圧接される。
他のスリッタヘッド2B〜2Eも、スリッタヘッド2Aと同じ構成を有することから、その詳細な説明を省略する。以降、各スリッタヘッドの構成部分を、各スリッタヘッド毎に区別して示す場合には、スリッタヘッド2Aについて図3乃至図5に示す引用番号の後に、アルファベット文字「A」から「E」のうち、各スリッタヘッドに対応する文字を付して示す。たとえば、スリッタヘッド2Aのスリッタ刃は、スリッタ刃20Aとして示し、スリッタヘッド2Bのスリッタ刃は、スリッタ刃20Bとして示す。
[各種センサの構成]
(刃先センサ100の構成)
スリッタヘッド2A〜2Eのスリッタ刃20A〜20Eの半径を測定するために、各スリッタ刃の刃先部分を検出する刃先センサ100が設けられる。刃先センサ100は、発光部102と、受光部104と、図示しない反射板とを含み、光学センサから構成される。発光部102、および受光部104は、後支持板11に取り付けられ、反射板は、前支持板10に取り付けられる。発光部102、および受光部104は、図3に示すように、隣接して配置される。発光部102は、図2に破線で示すように前後方向に平行なレーザ光LBを、前支持板10上の反射板に向けて発射する。受光部104は、反射板により反射されたレーザ光LBを受光する。
発光部102、および受光部104は、図5に示すように、刃受けロール3から離間したスリッタ刃20の刃先部分21の最下端縁を検出することができるように、左右方向において案内ブロック60の昇降経路の位置とほぼ合致する位置で、後支持板11に取り付けられる。また、図3に示すようにスリッタ刃20が刃受けロール3と噛み合っている状態において、発光部102、および受光部104は、スリッタ刃20の刃先部分21の最下端縁から離れた位置となるように配置される。刃先センサ100は、レーザ光LBがスリッタ刃20の刃先部分21により部分的に遮光されることにより、受光部104の受光量が所定量に達したときに、刃先検出信号を発生する。
(搬送速度センサ110の構成)
コルゲートマシンは、段ボールSHを搬送するために、搬送ローラなどを含む公知の搬送装置を備える。スリッタ1により切断される段ボールSHも、搬送装置により搬送される。搬送装置の実際の搬送速度を検出するために、搬送速度センサ110が設けられる。搬送速度センサ110は、搬送ローラを回転させる主駆動モータに連結される公知のパルスジェネレータから構成される。搬送速度センサ110は、搬送速度に比例した周波数のパルス信号を発生する。
[スリッタ1の電気的構成]
第1実施形態に係るスリッタ1の電気的構成について、図面を参照して説明する。図6は、スリッタ1の電気的構成を示すブロック図である。図6において、管理装置120は、コルゲートマシンが多数のオーダを逐次実行する際に段ボールの生産を管理する装置である。搬送速度センサ110は、管理装置120に接続される。管理装置120は、搬送速度センサ110からのパルス信号に基いて実際の搬送速度を測定し、その測定した実際の搬送速度が各オーダの実行のために指定される搬送速度、または作業者により入力設定された搬送速度となるように主駆動モータの回転を制御する。管理装置120は、各オーダの実行のために制御指令を、スリッタ制御装置200、および、他の制御装置300に供給する。スリッタ制御装置200は、スリッタ1の切断動作全般を制御する。他の制御装置300は、シングルフェーサ、ダブルフェーサ、スコアラ、カットオフ装置などの他の加工装置の動作を制御する。管理装置120は、各オーダにおいて生産される段ボールの寸法、および丁取数を含む制御指令と、測定した実際の搬送速度VFとを、スリッタ制御装置200に供給する。
管理装置120、および他の制御装置300の構成は、特許第4497554号公報などにより公知であるので、その詳細な説明を省略する。
(スリッタ制御装置200の詳細な構成)
スリッタ制御装置200は、スリッタ制御部210と、ROM220と、RAM230と、NVRAM240と、操作パネル250と、位置決め制御回路260と、昇降制御回路270と、回転制御回路280と、シリンダ制御回路290と、を主に備える。スリッタ制御部210は、メインCPUと、サブCPUとを含み、ROM220、RAM230、およびNVRAM240などの記憶手段とともに、コンピュータを構成する。ROM220は、図7に示す主制御処理を実行する主制御プログラム、図8に示す測定制御処理を実行する測定制御プログラム、および図9に示す回転制御処理を実行する回転制御プログラムなどの各種の制御プログラムと、各種の設定値とを固定的に記憶する。RAM230は、スリッタ制御部210の演算処理結果を一時的に記憶する。NVRAM240は、電源遮断時でも記憶内容を保持する不揮発性メモリであり、主制御処理、および回転制御処理において処理された研磨フラグGFX、および研磨回数GNXと、測定制御処理において算出されたスリッタ刃20の半径RXとを含む特定の情報を固定的に記憶する。
操作パネル250は、作業者が操作するテンキーおよび多数の操作ボタンと、入力された設定値を表示する表示部とを備える。操作ボタンとして、研磨指令ボタン252と、測定指令ボタン254とが含まれる。研磨指令ボタン252は、スリッタ刃20を研磨する動作を指令するために操作される。測定指令ボタン254は、スリッタ刃20の半径を測定する動作を指令するために操作される。操作パネル250は、研磨指令ボタン252、または測定指令ボタン254が操作されたときに、研磨指令、または測定指令をスリッタ制御部210に供給する。
管理装置120が、各オーダに関して、前後方向における段ボールSHの全横幅の寸法と、その段ボールSHの丁取数とを含む制御指令をスリッタ制御装置200に供給したとき、その制御指令に従って、スリッタ制御部210は、切断加工に使用しないスリッタヘッドと、切断加工に使用するスリッタヘッドとを決定する。また、スリッタ制御部210は、各種の指令を作成して、各種の指令を制御回路260〜290に供給する。位置決め制御回路260は、スリッタ制御部210からの位置決め指令に従って、スリッタヘッド2A〜2Eの位置決めモータ34A〜34Eの回転、および停止と、その回転方向とを制御する。昇降制御回路270は、スリッタ制御部210からの位置指令に従って、スリッタヘッド2A〜2Eの昇降モータ66A〜66Eの回転、および停止と、その回転方向とを制御する。
回転制御回路280は、スリッタ制御部210から、指令回転数を含む制御指令を受け取り、この制御指令に従って、スリッタヘッド2A〜2Eの駆動モータ72A〜72Eの回転、および停止と、回転速度とを各駆動モータ毎に制御する。回転制御回路280の具体的構成は、特許第2533918号公報などに記載され、公知である。シリンダ制御回路290は、スリッタ制御部210からの作動指令に従って、スリッタヘッド2A〜2Eのエアシリンダ94A〜94Eの作動、および不作動を制御する。
刃先センサ100は、スリッタ制御部210に接続される。刃先センサ100は、スリッタ刃20の刃先部分21を検出したときに、刃先検出信号をスリッタ制御部210に供給する。
[第1実施形態の動作および作用]
第1実施形態に係るスリッタ1の動作および作用について、説明する。スリッタ1の動作および作用として、スリッタ1の主制御処理、測定制御処理、および回転制御処理について図面を参照して説明する。
(主制御処理)
スリッタ1の主制御処理について、図7を参照して説明する。図7は、スリッタ1の主制御処理を示すフローチャートである。図7に示す各ステップの処理は、スリッタ制御部210のメインCPUにより実行される。スリッタ1の電源が投入されると、メインCPUが、ROM220から主制御プログラムを読み出して、主制御処理の実行を開始する。
初期制御処理が実行される(SA1)。具体的には、各オーダに関して、前後方向における段ボールSHの全横幅の寸法と、その段ボールSHの丁取数とを含む制御指令が、管理装置120からスリッタ制御部210に供給されると、その制御指令に従って、切断加工に使用しないスリッタヘッドと、切断加工に使用するスリッタヘッドとを選択するヘッド選択指令が、作成される。また、各スリッタヘッドの前後方向の位置決め位置を指令する位置決め指令が、作成される。さらに、スリッタヘッド2A〜2Eの全てが所定下方位置に位置決めされるように、下方位置指令が昇降制御回路270に供給される。昇降制御回路270は、下方位置指令に従って、昇降モータ66A〜66Eの回転を制御する。この制御により、スリッタヘッド2A〜2Eの全てが、所定下方位置に位置決めされる。
位置決め制御処理が実行される(SA2)。具体的には、位置決め指令が、位置決め制御回路260に供給される。位置決め制御回路260は、位置決め指令に従って、位置決めモータ34A〜34Eの回転を制御する。この制御により、スリッタヘッド2A〜2Eの各々が、所定下方位置において、位置決め指令に従う前後方向の位置に位置決めされる。
昇降制御処理が実行される(SA3)。具体的には、各オーダで加工される段ボールSHの厚さなどに応じて、上方位置指令が作成される。この上方位置指令と、ヘッド選択指令とが、昇降制御回路270に供給される。昇降制御回路270は、ヘッド選択指令に従って、使用されるスリッタヘッドを特定し、上方位置指令に従って、特定したスリッタヘッドに対応する昇降モータの回転を制御する。この昇降モータの回転制御により、使用されるスリッタヘッドは、上方位置指令に従う上方位置まで所定下方位置から上昇し、図3に示すように、スリッタ刃20の刃先部分21が刃受けロール3と係合する。
研磨指令を受け取ったか否かが判断される(SA4)。具体的には、作業者が、スリッタヘッド2A〜2Eのうちで、特定のスリッタヘッドのスリッタ刃を研磨することが必要であると考えた場合、操作パネル250のテンキーを操作して特定のスリッタヘッドを指定した後に研磨指令ボタン252を操作すると、操作パネル250は、スリッタヘッドの指定情報と研磨指令とを発生する。スリッタ制御部210がこの研磨指令を受け取ったか否かが判断される。研磨指令を受け取ったと判断されたとき(SA4:YES)、処理はステップSA5に進む。研磨指令を受け取っていないと判断されたとき(SA4:NO)、処理はステップSA7に進む。
研磨指令を受け取ったと判断されたとき、研磨制御処理が実行される(SA5)。具体的には、研磨指令を受け取ったと判断されたとき、その研磨指令と、スリッタヘッドの指定情報とが、シリンダ制御回路290に供給される。シリンダ制御回路290は、スリッタヘッドの指定情報に従って、研磨されるスリッタヘッドを特定し、研磨指令に従って、特定したスリッタヘッドに対応するエアシリンダを所定時間だけ作動させる。このエアシリンダの作動により、両回転砥石90、92が、回転しているスリッタ刃20の刃先部分21に押し付けられ、研磨動作が実行される。
研磨フラグGFXがセットされ、研磨回数GNXが増加される(SA6)。具体的には、スリッタヘッドの指定情報に従って、研磨されたスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされる。研磨フラグGFXは、NVRAM240に固定的に記憶される。研磨フラグGFXがセットされている状態で、ステップSA6が実行されるときには、研磨フラグGFXのセット状態が維持される。たとえば、スリッタヘッド2Aのスリッタ刃20Aが研磨されたときに、スリッタヘッド2Aに対応する研磨フラグGF1がセットされる。同様に、スリッタヘッド2B〜2Eのうちのスリッタヘッドのスリッタ刃が研磨されたときに、研磨フラグGF2〜GF5のうちの対応する研磨フラグがセットされる。また、スリッタ刃が研磨される度に、スリッタヘッドに対応する研磨回数GNXが「1」だけ増加され、NVRAM240に固定的に記憶される。たとえば、スリッタヘッド2Aに関して、研磨フラグGF1がリセットされている状態でスリッタ刃20Aが最初に研磨されたときに、スリッタヘッド2Aに対応する研磨回数GN1は、「0」から「1」に増加される。その後、研磨フラグGF1がセットされている状態でスリッタ刃20Aが2回目に研磨されたときに、スリッタヘッド2Aに対応する研磨回数GN1は、「1」から「2」に増加される。
測定指令を受け取ったか否かが判断される(SA7)。具体的には、作業者が、測定指令ボタン254を操作すると、操作パネル250は、測定指令を発生する。スリッタ制御部210がこの測定指令を受け取ったか否かが判断される。測定指令を受け取ったと判断されたとき(SA7:YES)、処理はステップSA8に進む。測定指令を受け取っていないと判断されたとき(SA7:NO)、処理はステップSA1に戻る。
測定指令を受け取ったと判断されたとき、測定制御処理が実行される(SA8)。測定制御処理の詳細な処理については、後述する。測定指令を受け取っていないと判断されたとき、ステップSA1以降の処理が再度実行される。ステップSA1〜SA3の処理は、同じオーダの実行途中では、スリッタヘッド2A〜2Eの動作状態を維持する。オーダ変更されたときに、新たなオーダに従って、前述のステップSA1〜SA3の処理が実行される。
(測定制御処理)
スリッタ1の測定制御処理について、図8を参照して説明する。図8は、スリッタ1の測定制御処理を示すフローチャートである。図8に示す各ステップの処理は、スリッタ制御部210のメインCPUにより実行される。一般に、作業者は、加工作業日に予定された多数のオーダの実行を終了したときに、測定指令ボタン254を操作して、スリッタ刃20の半径の測定を指令する場合が多い。測定指令ボタン254の操作により、測定指令が発生されると、図8に示す測定制御処理が開始される。
スリッタヘッドの識別情報Xが、「1」に設定される(SB1)。「1」から「5」までの数字が、5つのスリッタヘッド2A〜2Eを識別する識別情報としてそれぞれ対応付けられる。数字「1」の識別情報Xは、スリッタヘッド2Aを識別する情報である。同様に、数字「2」から「5」までの各識別情報Xは、スリッタヘッド2B〜2Eの各スリッタヘッドを識別する情報である。
X番目のスリッタヘッドについて、昇降動作が指令される(SB2)。具体的には、識別情報Xは「1」に設定されていることから、1番目のスリッタヘッド2Aの昇降モータ66Aについて、測定回転制御指令が昇降制御回路270に供給される。同時に、他のスリッタヘッド2B〜2Eの昇降モータ66B〜66Eについて、退避回転制御指令が昇降制御回路270に供給される。昇降制御回路270は、スリッタヘッド2Aが所定下方位置まで下降するように、測定回転制御指令に従って昇降モータ66Aの回転を制御する。スリッタヘッド2Aが所定下方位置に位置決めされた後に、スリッタヘッド2Aが所定下方位置から上昇するように、昇降制御回路270は、測定回転制御指令に従って昇降モータ66Aの回転を制御するとともに、昇降モータ66Aの回転量を基に、スリッタヘッド2Aが所定下方位置から上昇した上昇移動量を算出する。昇降制御回路270は、算出した上昇移動量をスリッタ制御部210に供給する。スリッタ制御部210は、供給された上昇移動量を逐次積算してRAM230に一時記憶する。また、昇降制御回路270は、他のスリッタヘッド2B〜2Eのスリッタ刃20B〜20Eが刃先センサ100のレーザ光LBを遮ることがない所定上方位置まで上昇するように、退避回転制御指令に従って昇降モータ66B〜66Eの回転をそれぞれ制御する。他のスリッタヘッド2B〜2Eのスリッタ刃20B〜20Eは、所定上方位置に停止される。
図5は、スリッタヘッド2Aが所定下方位置から上昇している間に、発光部102からのレーザ光LBがスリッタ刃20Aの刃先部分21Aにより部分的に遮られた状態を示す。図3は、スリッタ刃20Aの刃先部分21Aが刃受けロール3と係合している状態において、発光部102からのレーザ光LBがスリッタ刃20Aの刃先部分21Aによっては、遮られていない状態を示す。
X番目のスリッタヘッドの刃先部分21が検出されたか否かが判断される(SB3)。具体的には、識別情報Xは「1」に設定されていることから、1番目のスリッタヘッド2Aが上昇している間に、図5に示すように、刃先センサ100の発光部102からのレーザ光LBが1番目のスリッタヘッド2Aの刃先部分21Aにより部分的に遮られ、受光部104の受光量が所定量に達したときに、刃先センサ100は刃先検出信号を発生する。スリッタ制御部210がこの刃先検出信号を受け取ったか否かが判断される。刃先部分21が検出されたと判断されたとき(SB3:YES)、処理はステップSB4に進む。刃先部分21が検出されないと判断されたとき(SB3:NO)、処理はステップSB2に戻る。
X番目のスリッタヘッドの昇降位置PXがRAM230に一時記憶される(SB4)。具体的には、スリッタ制御部210は、X番目のスリッタヘッドに関して昇降制御回路270から逐次供給される上昇移動量を積算しており、X番目のスリッタヘッドの刃先部分21が検出されたときに、その積算した上昇移動量を昇降位置PXとしてRAM230に一時記憶する。現在、識別情報Xは「1」に設定されていることから、1番目のスリッタヘッド2Aの昇降位置P1がRAM230に一時記憶される。
X番目のスリッタヘッドのスリッタ刃の半径RXが算出される(SB5)。具体的には、新品のスリッタ刃が取り付けられたスリッタヘッドが所定下方位置から上昇する途中で、その新品のスリッタ刃の刃先部分が検出されたときの基準昇降位置と、ステップSB4で記憶された昇降位置PXとの位置差分に基いて、X番目のスリッタヘッドのスリッタ刃の半径RXが算出される。その算出された半径RXは、NVRAM240に固定的に記憶される。現在、識別情報Xは「1」に設定されていることから、1番目のスリッタヘッド2Aのスリッタ刃20Aの半径R1が、基準昇降位置と、昇降位置R1とに基いて算出され、NVRAM240に固定的に記憶される。
スリッタヘッドの識別情報Xが「5」であるか否かが判断される(SB6)。スリッタヘッドの識別情報Xが「5」であると判断されたとき(SB6:YES)、すなわち、スリッタヘッド2A〜2Eのスリッタ刃20A〜20Eの半径が全て算出されたときに、本測定制御処理が終了して、処理は図7に示す主制御処理に戻る。スリッタヘッドの識別情報Xが「5」でないと判断されたとき(SB6:NO)、処理はステップSB7に進む。
スリッタヘッドの識別情報Xが「1」だけ増加される(SB7)。現在、識別情報Xは「1」に設定されていることから、識別情報Xは、「1」から「2」に増加される。ステップSB7の処理が実行された後に、処理はステップSB2に戻り、2番目のスリッタヘッド2Bに関して、ステップSB2〜SB7の処理が繰り返される。5つのスリッタヘッド2A〜2Eに関して、測定制御処理が実行されると、5つのスリッタヘッド2A〜2Eのスリッタ刃20A〜20Eの現在の半径R1〜R5が、NVRAM240に固定的に記憶された状態となる。
(回転制御処理)
スリッタ1の回転制御処理について、図9を参照して説明する。図9は、スリッタ1の回転制御処理を示すフローチャートである。図9に示す各ステップの処理は、スリッタ制御部210のサブCPUにより実行される。スリッタ1の電源が投入されると、サブCPUが、ROM220から回転制御プログラムを読み出して、回転制御処理の実行を開始する。
X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされているか否かが判断される(SC1)。具体的には、ステップSA6でセットされた研磨フラグGFXがX番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグであるか否かが判断される。X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされていると判断されたとき(SC1:YES)、処理はステップSC2に進む。X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされていないと判断されたとき(SC1:NO)、処理はステップSC4に進む。
X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされていると判断されたとき、スリッタ刃の半径RXが変更される(SC2)。具体的には、スリッタ刃が研磨される度に、スリッタ刃の半径は所定量だけ小さくなると考えられることから、ステップSB5でNVRAM240に記憶された半径RXが、ステップSA6でNVRAM240に記憶された研磨回数GNXと所定量との乗算値だけ、小さい半径に変更され、変更された半径が半径RXとしてNVRAM240に再度固定的に記憶される。本実施形態では、1回の研磨により半径が小さくなる所定量として、0.04mm〜0.05mmの範囲の数量が定められる。
X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがリセットされ、研磨回数GNXが「0」に設定される(SC3)。具体的には、NVRAM240に記憶されるX番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXが、リセットされ、NVRAM240に固定的に記憶される。また、NVRAM240に記憶されるX番目のスリッタヘッドに対応する研磨回数GNXが、「0」に設定され、NVRAM240に固定的に記憶される。
スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5がNVRAM240から読み込まれる(SC4)。具体的には、スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5が、NVRAM240から読み出されてRAM230に一時記憶される。
実際の搬送速度VFが読み込まれる(SC5)。具体的には、管理装置120は、搬送速度センサ110からのパルス信号の周波数に基いて、実際の搬送速度VFを逐次測定している。スリッタ制御部210は、ステップSC5の実行により、実際の搬送速度VFを表す情報を管理装置120から受け取り、RAM230に一時記憶する。
実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上であるか否かが判断される(SC6)。実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上であると判断されたとき(SC6:YES)、処理はステップSC7に進む。実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上でないと判断されたとき(SC6:NO)、処理はステップSC8に進む。本実施形態では、所定低速度VFminは、33.3m/分の速度に定められる。本実施形態では、スリッタ刃の刃先部分の周速度は、実際の搬送速度VFの3倍の速度に定められるが、実際の搬送速度VFが低速になるに伴い、刃先部分の周速度も低速になると、スリッタ刃による段ボールSHの切断品質が顕著に低下する問題が発生する。所定低速度VFminは、一定の切断品質を維持することができる下限の搬送速度であり、実験を通して決定される。
実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上であると判断されたとき、基準周速度VRが算出される(SC7)。具体的には、基準周速度VRは、実際の搬送速度VFを3倍して算出され、RAM230に一時記憶される。
実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上でないと判断されたとき、基準周速度VRが、下限周速度VRminに設定される(SC8)。本実施形態では、下限周速度VRminは、所定低速度VFminの3倍に相当する100m/分に定められる。
スリッタヘッド2A〜2Eの駆動モータ72A〜72Eの指令回転数C1〜C5が算出される(SC9)。具体的には、駆動モータ72A〜72Eの指令回転数C1〜C5が、基準周速度VRと、スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5とに基いて、算出される。たとえば、駆動モータ72Aの指令回転数C1(回/分)は、基準周速度VR(m/分)を、2πと半径R1(m)との乗算値で割り算することにより、算出される。算出された指令回転数C1〜C5は、RAM230に一時記憶される。
指令回転数C1〜C5が回転制御回路280に指令される(SC10)。回転制御回路280は、駆動モータ72A〜72Eの回転数が指令回転数C1〜C5になるように、駆動モータ72A〜72Eの回転を個別に制御する。この結果、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、基準周速度VRと同じ速度となる。本実施形態では、段ボールSHの切断加工に使用されないスリッタ刃も、所定下方位置において回転される。ステップSC10の実行後に、処理はステップSC1に戻る。
[第1実施形態の効果]
本実施形態では、実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上である場合には、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、実際の搬送速度VFに基いて算出された基準周速度VRと同じになるように、スリッタ制御部210および回転制御回路280により、駆動モータ72A〜72Eの回転が制御される。この結果、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、実際の搬送速度VFに応じた高い基準周速度VRと同じ周速度となることから、切断加工されている段ボールSHが、斜行することなく搬送されるとともに、高い切断品質にて切断加工される。
本実施形態では、実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上でない場合には、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、下限周速度VRminに設定された基準周速度VRと同じになるように、スリッタ制御部210および回転制御回路280により、駆動モータ72A〜72Eの回転が制御される。この結果、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、下限周速度VRminに設定された一定の基準周速度VRと同じ周速度となることから、切断加工されている段ボールSHが、斜行することなく搬送されるとともに、一定の切断品質を維持しながら切断加工される。
本実施形態では、ステップSA6において、スリッタ刃20が研磨された研磨回数GNXが計数される。算出されたスリッタ刃の半径RXが、ステップSC2において、研磨回数GNXと、所定量とに基いて変更される。この結果、各研磨動作により所定量ずつ小さくなったスリッタ刃の半径RXを正確に算出することができる。また、研磨回数GNXに従って算出された半径RXと、基準周速度VRとに基いて、指令回転数C1〜C5が算出されることから、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度を、基準周速度VRと正確に同じ周速度にすることができ、切断加工されている段ボールSHの斜行を確実に低減することができる。
本実施形態では、作業者が、段ボールSHの切断状態、および切断加工の累計時間などを考慮して測定指令ボタン254を操作すれば、測定制御処理SA8の実行により、ステップSB5においてスリッタ刃の現在の半径RXが算出される。回転制御処理は、スリッタ1の電源投入により開始され、スリッタ1による切断加工動作中、常時実行されていることから、現在の半径RXが算出されれば、その現在の半径RXを即座に読み込んで指令回転数C1〜C5を算出することができる。この結果、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度を、基準周速度VRと正確に同じ周速度にすることができ、切断加工されている段ボールSHの斜行を確実に低減することができる。
<第2実施形態>
以下に、本発明の第2実施形態に係るスリッタ1について、図面を参照して説明する。第2実施形態は、刃先センサの構成、測定制御処理の一部、および、回転制御処理について、第1実施形態と相違する。第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成部分には、同じ記号、または番号を付して説明する。
スリッタヘッド2A〜2Eは、刃先センサ400A〜400Eをそれぞれ備える。スリッタヘッド2A〜2Eは同じ構成であるので、スリッタヘッド2Aを例にして説明する。
[スリッタヘッド2Aの詳細な構成]
第2実施形態におけるスリッタヘッド2Aは、刃先センサ400A、および、刃先センサ400Aが取り付けられる部分以外は、第1実施形態におけるスリッタヘッド2Aと同じ構成であるので、刃先センサ400A、および、刃先センサ400Aが取り付けられる部分について、図10および図11を参照して説明する。図10は、スリッタ刃20が刃受けロール3から離間した状態で、スリッタ1を前方から見た正面図であり、図11は、スリッタ1のスリッタヘッド2Aを左後方から見た斜視図である。
図11において、刃先センサ400Aは、発光部402Aと、受光部404Aとを含み、光学センサから構成される。一対のセンサ取付体406A、408Aが、スリッタ刃20の前後となるように移動ブロック30の上面における後方位置、および前方位置に、ねじなどの固定手段によりそれぞれ固定される。発光部402Aは、センサ取付体406Aに取り付けられる。受光部404Aは、センサ取付体408Aに取り付けられる。図11に示すように、発光部402Aは、受光部404Aに向かって、帯状のレーザ光LBAを発射する。発光部402A、および受光部404Aは、刃受けロール3から離間したスリッタ刃20の刃先部分21の最下端縁に近い部分を検出することができるように、左右方向において案内ブロック60の昇降経路の位置に近い位置で、両センサ取付体406A、408Aにそれぞれ取り付けられる。刃先センサ400Aは、レーザ光LBAがスリッタ刃20の刃先部分21により部分的に遮光されることにより、受光部404Aの受光量が所定量に達したときに、刃先検出信号を発生する。本実施形態では、刃先センサ400Aとして、株式会社キーエンス製のデジタルレーザセンサが使用される。
[スリッタ1の電気的構成]
第2実施形態に係るスリッタ1の電気的構成について、説明する。第2実施形態に係るスリッタ1の電気的構成では、図6に示す第1実施形態に係るスリッタ1の電気的構成における1つの刃先センサ100の代わりに、5つの刃先センサ400A〜400Eがスリッタ制御部210にそれぞれ接続される。第2実施形態に係るスリッタ1の電気的構成では、ROM220は、図7に示す主制御処理を実行する主制御プログラム、および図8に示す測定制御処理を実行する測定制御プログラムなどの各種の制御プログラムと、各種の設定値とを固定的に記憶する。また、第2実施形態に係るスリッタ1の電気的構成では、ROM220は、第1実施形態における図9に示す回転制御処理を実行する回転制御プログラムの代わりに、図13に示す回転制御処理を実行する回転制御プログラムを固定的に記憶する。
[第2実施形態の動作および作用]
第2実施形態に係るスリッタ1の動作および作用について、説明する。第2実施形態に係るスリッタ1の動作および作用は、測定制御処理の一部、および回転制御処理において、第1実施形態に係るスリッタ1の動作および作用と相違する。
(測定制御処理の相違する処理)
第2実施形態における測定制御処理は、図8に示す第1実施形態における測定制御処理と、ステップSB2の処理について相違するので、この相違する処理のみについて説明する。
第1実施形態では、識別情報Xが「1」に設定されているとき、1番目のスリッタヘッド2Aの昇降モータ66Aについて、測定回転制御指令が昇降制御回路270に供給されると同時に、他のスリッタヘッド2B〜2Eの昇降モータ66B〜66Eについて、退避回転制御指令が昇降制御回路270に供給される。これに対し、第2実施形態では、スリッタヘッド2A〜2Eが刃先センサ400A〜400Eをそれぞれ備えることから、スリッタヘッド2Aのスリッタ刃20Aの半径が測定される間に、他のスリッタヘッド2B〜2Eを所定上方位置に位置決めする必要がない。
第2実施形態においてステップSB2に相当する処理が実行されるとき、X番目のスリッタヘッドのみに関して、昇降モータの回転が制御される。たとえば、識別情報Xが「1」に設定されている場合、1番目のスリッタヘッド2Aの昇降モータ66Aについて、測定回転制御指令が昇降制御回路270に供給される。昇降制御回路270は、スリッタヘッド2Aが所定下方位置まで下降するように、測定回転制御指令に従って昇降モータ66Aの回転を制御する。スリッタヘッド2Aが所定下方位置に位置決めされた後に、スリッタヘッド2Aが所定下方位置から上昇するように、昇降制御回路270は、測定回転制御指令に従って昇降モータ66Aの回転を制御するとともに、昇降モータ66Aの回転量を基に、スリッタヘッド2Aが所定下方位置から上昇した上昇移動量を算出する。昇降制御回路270は、算出した上昇移動量をスリッタ制御部210に供給する。スリッタ制御部210は、供給された上昇移動量を逐次積算してRAM230に一時記憶する。
図10は、スリッタヘッド2Aが所定下方位置から上昇している間に、破線で示すレーザ光LBAがスリッタ刃20Aの刃先部分21Aにより部分的に遮られた状態を示す。図12は、スリッタ刃20Aの刃先部分21Aが刃受けロール3と係合している状態において、破線で示すレーザ光LBAがスリッタ刃20Aの刃先部分21Aによっては、ほとんど遮られていない状態を示す。
(回転制御処理)
スリッタ1の回転制御処理について、図13を参照して説明する。図13は、スリッタ1の回転制御処理を示すフローチャートである。図13に示す各ステップの処理は、スリッタ制御部210のサブCPUにより実行される。スリッタ1の電源が投入されると、サブCPUが、ROM220から回転制御プログラムを読み出して、回転制御処理の実行を開始する。
X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされているか否かが判断される(SD1)。具体的には、ステップSA6でセットされた研磨フラグGFXがX番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグであるか否かが判断される。X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされていると判断されたとき(SD1:YES)、処理はステップSD2に進む。X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされていないと判断されたとき(SD1:NO)、処理はステップSD4に進む。
X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがセットされていると判断されたとき、スリッタ刃の半径RXが変更される(SD2)。具体的には、スリッタ刃が研磨される度に、スリッタ刃の半径は所定量だけ小さくなると考えられることから、ステップSB5でNVRAM240に記憶された半径RXが、ステップSA6でNVRAM240に記憶された研磨回数GNXと所定量との乗算値だけ、小さい半径に変更され、変更された半径が半径RXとしてNVRAM240に再度固定的に記憶される。本実施形態では、1回の研磨により半径が小さくなる所定量として、0.04mm〜0.05mmの範囲の数量が定められる。
X番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXがリセットされ、研磨回数GNXが「0」に設定される(SD3)。具体的には、NVRAM240に記憶されるX番目のスリッタヘッドに対応する研磨フラグGFXが、リセットされ、NVRAM240に固定的に記憶される。また、NVRAM240に記憶されるX番目のスリッタヘッドに対応する研磨回数GNXが、「0」に設定され、NVRAM240に固定的に記憶される。
スリッタヘッド2A〜2Eのスリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5が読み込まれる(SD4)。具体的には、ステップSB5またはSB7でNVRAM240に記憶された半径R1〜R5が読み出され、RAM230に一時記憶される。
最大の半径Rmaxが決定される(SD5)。具体的には、RAM230に一時記憶された半径R1〜R5のうちで、最も大きな半径が、半径Rmaxとして決定される。
実際の搬送速度VFが読み込まれる(SD6)。具体的には、管理装置120は、搬送速度センサ110からのパルス信号の周波数に基いて、実際の搬送速度VFを逐次測定している。スリッタ制御部210は、ステップSD6の実行により、実際の搬送速度VFを表す情報を管理装置120から受け取り、RAM230に一時記憶する。
初期指令回転数Cinが算出される(SD7)。具体的には、初期指令回転数Cinは、実際の搬送速度VFと、新品のスリッタ刃の半径とに基いて、算出される。たとえば、初期指令回転数Cin(回/分)は、実際の搬送速度VF(m/分)を、2πと、新品のスリッタ刃の半径(m)との乗算値で割り算し、その割り算した値を3倍した値として算出される。
基準周速度VRmaxが算出される(SD8)。具体的には、基準周速度VRmaxは、最大の半径Rmaxと、初期指令回転数Cinとに基いて、算出される。たとえば、基準周速度VRmax(m/分)は、最大の半径Rmax(m)と、2πと、初期指令回転数Cin(回/分)とを乗算することにより、算出される。
指令回転数C1〜C5が算出される(SD9)。具体的には、スリッタヘッド2A〜2Eの駆動モータ72A〜72Eのための指令回転数C1〜C5は、基準周速度VRmaxと、スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5とに基いて、算出される。たとえば、指令回転数C1(回/分)は、基準周速度VRmax(m/分)を、2πと、スリッタ刃20Aの半径R1(m)との乗算値で割り算することにより、算出される。算出された指令回転数C1〜C5は、RAM230に一時記憶される
指令回転数C1〜C5が回転制御回路280に指令される(SD10)。回転制御回路280は、駆動モータ72A〜72Eの回転数が指令回転数C1〜C5になるように、駆動モータ72A〜72Eの回転を個別に制御する。この結果、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、基準周速度VRmaxと同じ速度となる。本実施形態では、段ボールSHの切断加工に使用されないスリッタ刃も、所定下方位置において回転される。ステップSD10の実行後に、処理はステップSD1に戻る。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、5つの刃先センサ400A〜400Eが、5つのスリッタヘッド2A〜2Eにそれぞれ備えられる。このため、第1実施形態において、1つの刃先センサ100が5つのスリッタ刃20A〜20Eの半径を測定する構成に比べ、測定対象とされるスリッタヘッド以外の他のスリッタヘッドの昇降動作を制御する必要がなく、測定制御処理SA8におけるステップSB2に相当する処理を簡易にかつ迅速に実行することができる。
第2実施形態では、ステップSD5において、スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5のうちで、最大の半径Rmaxが決定される。スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、最大の半径Rmaxに基いて算出された基準周速度VRと同じになるように、スリッタ制御部210および回転制御回路280により、駆動モータ72A〜72Eの回転が制御される。この結果、スリッタ刃20A〜20Eの刃先部分21A〜21Eの全ての周速度が、最大の半径Rmaxに応じた高い基準周速度VRmaxと同じ周速度となることから、切断加工されている段ボールSHが、斜行することなく搬送されるとともに、高い切断品質にて切断加工される。
<構成の対応関係>
スリッタ1、およびスリッタヘッド2A〜2Eは、本発明のスリッタ、およびスリッタヘッドの一例である。スリッタ刃20、20A〜20E、および刃先部分21、21A〜21Eは、本発明のスリッタ刃、および刃先部分の一例である。駆動モータ72、72A〜72Eは、本発明の駆動モータの一例である。刃先センサ100または刃先センサ400A〜400E、スリッタ制御部210、および測定制御処理SA8の組み合わせは、本発明の刃径取得部の一例である。スリッタ制御部210、および回転制御回路280は、本発明の制御部の一例である。5つの刃先センサ400A〜400Eは、本発明の複数の測定ユニットの一例である。ステップSC6〜SC8の処理、または、ステップSD1〜SD8の処理は、本発明の取得処理の一例である。ステップSC9、または、ステップSD9は、本発明の算出処理の一例である。ステップSC10、または、ステップSD10と、回転制御回路280の制御動作との組み合わせは、本発明の速度制御処理の一例である。図9に示す回転制御処理、または、図13に示す回転制御処理は、本発明の制御処理の一例である。段ボールSH、および搬送方向DFは、本発明の段ボール、および搬送方向の一例である。スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5は、本発明の複数のスリッタ刃の径の一例である。基準周速度VR、または、基準周速度VRmaxは、本発明の基準周速度の一例である。実際の搬送速度VFは、本発明の段ボールの搬送速度の一例である。所定低速度VRminは、本発明の予め定められた周速度の一例である。最大の半径Rmaxは、本発明の最も大きな径の一例である。指令回転数C1〜C5は、本発明の複数の駆動モータの指令速度の一例である。
<変形例>
本発明は、第1および第2実施形態に限定されることはなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。以下にその変形の一例を述べる。
(1)第1実施形態では、実際の搬送速度VFが所定低速度VFmin以上であるか否かに応じて、基準周速度VRが、実際の搬送速度VFに基いて算出される場合と、下限周速度VRminに設定される場合とに分けられる構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、基準周速度VRが、下限周速度VRminより充分に高い一定の周速度に設定される構成であってもよい。
(2)第2実施形態では、基準周速度VRmaxが、スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5のうちの最大の半径Rmaxに基いて算出される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、基準周速度VRmaxが、スリッタ刃20A〜20Eの半径R1〜R5の平均の半径に基いて算出される構成であってもよい。
(3)両実施形態では、搬送速度センサ110からのパルス信号の周波数に基いて測定された実際の搬送速度VFが、回転制御処理において使用される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、各オーダに関して指令される搬送速度、または、作業者が操作パネルを通して指令する搬送速度が、実際の搬送速度VFに代わって、使用される構成であってもよい。
(4)両実施形態では、測定制御処理SA8は、研磨制御処理SA5、および、ステップSA6から独立した処理であるが、この構成に限定されない。たとえば、ステップSA6において、研磨回数GNXの計数動作が実行されずに、研磨フラグGFXのセット動作のみが実行され、測定制御処理SA8が、ステップSA6の実行後に、連続して実行される構成であってもよい。この変形例では、測定指令ボタン254、ステップSA7の判断処理、および、ステップSC3またはステップSD3における研磨回数GNXを「0」に設定する処理は不要となる。
(5)両実施形態では、ステップSB5において、スリッタ刃20A〜20Eの全てについて、半径R1〜R5が算出される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、各オーダの開始前に、測定制御処理SA8が実行されるのであれば、次のオーダで使用されるスリッタ刃についてのみ、半径が算出され、指令回転数が算出される構成であってもよい。
(6)両実施形態では、ステップSC2、または、ステップSD2において、研磨回数GNXに応じてスリッタ刃の半径RXが変更される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、測定制御処理SA8が、各オーダの開始前などの比較的短い時間間隔で、実行される構成であれば、ステップSC1〜SC3、または、ステップSD1〜SD3を省略することもできる。
(7)両実施形態では、回転制御処理は、スリッタ1の電源投入により開始され、スリッタ1が切断加工している間、常時実行される構成であるが、この構成に限定されない。たとえば、各オーダで加工される段ボールの厚さ、全横幅の寸法、紙質などの条件から、斜行現象が発生し易いオーダにおいて、回転制御処理が実行される構成であってもよい。
1 スリッタ
2A〜2E スリッタヘッド
3 刃受けロール
20、20A〜20E スリッタ刃
21、21A〜21E 刃先部分
72、72A〜72E 駆動モータ
100、400A〜400E 刃先センサ
210 スリッタ制御部
220 ROM
240 NVRAM
280 回転制御回路
SH 段ボール
DF 搬送方向
R1〜R5 スリッタ刃の半径
VR、VRmax 基準周速度
C1〜C5 指令回転数

Claims (7)

  1. 各々が、円形のスリッタ刃とそのスリッタ刃を回転させる駆動モータとを含み、段ボールの搬送方向と直交する幅方向に位置調整可能に配置される複数のスリッタヘッドと、
    複数のスリッタ刃の径をそれぞれ取得する刃径取得部と、
    複数のスリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径に基いて、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する制御部と、を備えるスリッタ。
  2. 制御部は、
    スリッタ刃の刃先部分の基準周速度を取得する取得処理と、
    刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径と、基準周速度とに基いて、複数の駆動モータの指令速度をそれぞれ算出する算出処理と、
    算出された指令速度に従って、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する速度制御処理と、を実行する請求項1に記載のスリッタ。
  3. 取得処理は、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を決定して取得する請求項2に記載のスリッタ。
  4. 取得処理は、
    段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度より低いとき、予め定められた周速度を基準周速度として取得し、
    段ボールの搬送速度が予め定められた搬送速度以上であるとき、段ボールの搬送速度に基いて基準周速度を決定して取得する請求項3に記載のスリッタ。
  5. 取得処理は、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径のうちで最も大きな径を有する特定のスリッタ刃の刃先部分の周速度を基準周速度として取得し、
    算出処理は、特定のスリッタ刃以外の他の複数のスリッタ刃について、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径と、基準周速度とに基いて、他の複数のスリッタ刃を回転させる複数の駆動モータの指令速度をそれぞれ算出し、
    速度制御処理は、算出された指令速度に従って、他の複数のスリッタ刃を回転させる複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する請求項2に記載のスリッタ。
  6. 刃径取得部は、複数のスリッタ刃の径をそれぞれ測定するために複数のスリッタヘッドにそれぞれ配置される複数の測定ユニットを含む請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスリッタ。
  7. 各々が、円形のスリッタ刃とそのスリッタ刃を回転させる駆動モータとを含み、段ボールの搬送方向と直交する幅方向に位置調整可能に配置される複数のスリッタヘッドと、複数のスリッタ刃の径をそれぞれ取得する刃径取得部と、を備えるスリッタのコンピュータに、
    複数のスリッタ刃の刃先部分の周速度が同じ速度になるように、刃径取得部により取得された複数のスリッタ刃の径に基いて、複数の駆動モータの回転速度をそれぞれ制御する制御処理を実行させるスリッタ制御プログラム。
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