JP6429376B2 - 天板及びテーブル兼用椅子 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る天板は、着座可能な座部を有する椅子の前記椅子の上部に取り付けられる天板であって、該天板の縁部に形成された天板側係合部を備え、該天板側係合部は、前記椅子の上部に設けられ、複数の外被材が縫い合わされた部分である椅子側係合部に係合されうることを特徴とする。
また、本発明に係るテーブル兼用椅子では、前記天板は、上記のいずれか一に記載の天板であってもよい。
図2に示す第二態様としてのスツール100Bは、ベース体1と、スツール本体部2と、座部材3と、張り材4と、を備えている。一方、図1に示す第一態様としてテーブル100Aは、第二態様のスツール100Bの構成要素に加えて、さらに天板5を備えている。
図3は、テーブル兼用スツール100の第一態様としてのテーブル100Aの断面図である。
図1〜3に示すように、ベース体1は、下面を形成するベース板11と、ベース板11に取り付けられたキャスター12と、キャスター12を覆うスカート部13と、を有している。
本実施形態では、ベース板11は、合板により構成されている。また、キャスター12の個数は、6個に限られず適宜選択可能である。
本実施形態では、スカート支持板部13A、内壁部13B、上壁部13C、外壁部13D及び折曲壁部13Eは、一体的に樹脂により構成されている。
なお、高さ調整が可能なキャスター12の代わりに、床面に沿って配置されたベース板11等に固定された固定脚(不図示。以下同じ。)や、高さ調整が可能なアジャスタ(不図示。以下同じ。)等を適宜採用することができる。また、固定脚やアジャスタの個数は、適宜選択可能である。
スツール本体部2は、スカート部13に支持されるスツール支持板21と、スツール支持板21に支持される芯材22と、を有している。
本実施形態では、芯材22は、例えば発泡スチロール等の発砲樹脂や、ブロー成形により成形された樹脂等により構成されているため、芯材22を軽量にすることができる。
座部材3は、弾性を有し、平面視矩形状をなしている。座部材3の角部3Kは、湾曲形成されている。本実施形態では、座部材3は、弾性を有し、ウレタンにより構成されている。
張り材4は、内材41と、内材41の外側に設けられた伸縮性を有する外材42と、を有している。本実施形態では、内材41は、ウレタンが所望の形状に切断されたスラブウレタンにより構成されている。また、外材42は、ストレッチニットで構成されている。
図3,4に示すように、外材42は、座部材3の上面3A側を覆う上部外材部(第一外被材)42Aと、座部材3の側面3B側から芯材22の側面22A側にわたって覆う側部外材部(第二外被材)42Bと、を有している。
上記座部材3及び座部材3を覆う張り材4が、利用者が着座可能な座部6を構成している。
なお、上記縫い合わせ部43を形成する縫製方法は一例であり、他にいわゆる玉縁等の縫製方法によっても形成することは可能である。
なお、張り材4の端部4Zのスツール支持板21への固定方法としては、タッカー(不図示)等により針(不図示)で留める方法を採用することができる。または、張り材4を端部4Zに、内縁に沿って延びる筒状の挿通部(不図示。以下同じ。)を形成する。この挿通部に可撓性の針金等の紐条体(不図示。以下同じ。)を挿通して、紐条体を緊張させる。そして、スツール支持板21に形成された溝(不図示)に紐条体を挿入して、下方からスカート部13で押さえる方法を採用することもできる。または、張り材4の端部4Zをスツール支持板21の下面へ接着剤(不図示)により接着する方法を採用することもできる。
天板5は、平面視略矩形状に形成されている。本実施形態では、天板5は、ポリプロピレンやポリ塩化ビニル等の樹脂により構成されている。
これら平板部5A、傾斜壁部5B及び垂下壁部5Cが、座部材3の上面3A側から側面3B側を覆う天板部を構成している。また、傾斜壁部5B及び垂下壁部5Cが、平板部5Aと交差する側壁部を構成している。
これら平板部5A、傾斜壁部5B、垂下壁部5C、係合爪部5D及び突起部5Tは、一体に形成されている。
ここで、天板5と座部6との間に形成された空間部Kは、天板5をスツール100Bから取り外す際に、空間部Kが弾性変形する座部6の吸収代として機能する。よって、座部6は空間部Kに入り込むように弾性変形して、縫い合わせ部43の外側への突出量が少なくなりやすいため、係合爪部5Dと縫い合わせ部43との係合が解除されやすい。
座部材3は、弾性を有するため、座り心地が良好とされている。また、天板5は板状に形成された平板部5Aを有するため、物品を安定的に載置することができる。また、平板部5Aの上面5Uにおいて、端部は、外側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されている。よって、天板5に書類等の紙類を載置した場合には紙類を取りやすいとともに、天板5上に載置した飲み物がこぼれた場合には液体が天板の外側にこぼれにくい。
次に、上記に示す実施形態の変形例について、主に図5を参照して説明する。
図5(a)は、上記に示す実施形態に係るテーブル兼用椅子の天板の上面図、(b)上記に示す実施形態の変形例1に係る天板の上面図、(c)上記に示す実施形態の変形例2に係る天板の上面図である。
図5(a)に示すように、上記に示す実施形態では、平面視において、テーブル兼用スツール100の天板5は、平面視略矩形状に形成されているが、本発明はこれに限られない。図5(b)に示すように、天板5Xが、平面視略三角形状に形成されていてもよい。また、図5(c)に示すように、天板5Yが、平面視略円形状に形成されていてもよい。
この場合には、座部材(不図示)は、それぞれ天板5X,5Yと対応する形状に形成されている。
100A…テーブル
100B…スツール
5…天板
5A…平板部(天板部)
5B…斜壁部5B(天板部)
5C…垂下壁部(天板部)
5D…係合爪部(天板側係合部)
5T…突起部
6…座部
42A…上部外材部(第一外被材)
42B…側部外材部(第二外被材)
43…縫い合わせ部(椅子係合部)
Claims (8)
- 着座可能な座部を有する椅子の前記椅子の上部に取り付けられる天板であって、
該天板の縁部に形成された天板側係合部を備え、
該天板側係合部は、前記椅子の上部に設けられ、複数の外被材が縫い合わされた部分である椅子側係合部に係合されうることを特徴とする天板。 - 前記天板側係合部は、前記天板の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の天板。
- 板状に形成された平板部及び該平板部と交差する側壁部を有する天板部をさらに備え、
前記天板側係合部は、該天板部の下端から平面視前記平板部の中央側に向かって突出するとともに、前記椅子側係合部の下部に係合することを特徴とする請求項1または2に記載の天板。 - 側方に向かって突出する突起部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の天板。
- 前記天板の上面は、縁部側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の天板。
- 着座可能な座部を有し、椅子側係合部が設けられた椅子と、
該椅子の上部に取り付けられ、該椅子の上部に設けられた椅子側係合部に係合されうる天板側係合部を有する天板と、を備え、
前記椅子は、前記座部の上部側を覆う第一外被材と、該第一外被材と縫い合わされ前記座部の側部側を覆う第二外被材と、を有し、
前記椅子側係合部は、前記第一外被材と前記第二外被材とが縫い合わされた部分であることを特徴とするテーブル兼用椅子。 - 前記天板は、請求項1から5のいずれか一項に記載の天板であることを特徴とする請求項6に記載のテーブル兼用椅子。
- 前記椅子側係合部は、前記座部から側方に向かって突出するように形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載のテーブル兼用椅子。
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