JP6429376B2 - 天板及びテーブル兼用椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、天板及びテーブル兼用椅子に関するものである。
従来から、公共施設や待合室等の室内空間には、着座者が着座可能な椅子が設置されている。また、椅子またはテーブルとして利用可能な什器も知られている。例えば、床面に設置される下フレームと、下フレームの上部に設けられた上フレームと、上フレームの上部に設けられた天板と、を備えた組立式のテーブルが提案されている。この構成では、下フレームだけで椅子として使用可能であるとともに、下フレーム、上フレーム及び天板を備えた、つまり椅子の上部に上フレーム及び天板を設けたテーブルとしても使用可能である(下記特許文献1参照)。
また、床面上に設置される底板と、底板上に設けられた外周壁と、外周壁上に設けられた天板と、を備えた屋外家具が提案されている。この屋外家具は、天板上に着座することで椅子として使用することができるとともに、天板上に物品を載置する等してテーブルとしても使用可能である(下記特許文献2参照)。
実開昭63−88142号公報 特開平7−231829号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の構成では、椅子の上部に上フレーム及び天板を設けたテーブルは、椅子よりも上フレーム及び天板の高さ分高くなるため、テーブルとしての使い勝手が良好でないという問題点がある。
また、上記の特許文献2に記載の家具では、利用者が着座する天板は、テーブルにおける物品が載置される部分としても機能するため、強度に優れたアルミニウムや強化プラスチック等の材料等で構成する必要がある。このため、天板に着座した際には、利用者は硬く感じ、座り心地が良好でないという問題点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、椅子及びテーブルそれぞれの機能を維持しつつ、テーブルとしての利用を可能とする天板及びテーブル兼用椅子を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る天板は、着座可能な座部を有する椅子の前記椅子の上部に取り付けられる天板であって、該天板の縁部に形成された天板側係合部を備え、該天板側係合部は、前記椅子の上部に設けられ、複数の外被材が縫い合わされた部分である椅子側係合部に係合されうることを特徴とする。
このように構成された天板では、天板の天板側係合部は、椅子の上部に設けられた椅子側係合部に係合される。これにより、天板は椅子の上部に取り付けられ、テーブルとしての利用が可能とされる。椅子として利用する際に利用者が着座する部分である座部と、テーブルとして利用する際に利用者が物品等を載置する部分である天板とは、別々の部品である。よって、座部が椅子の着座部の機能を有するとともに、天板がテーブルの載置部の機能を有することで、椅子及びテーブルとしてのそれぞれ機能を維持することができる。
また、本発明に係る天板は、前記天板側係合部は、前記天板の全周にわたって形成されていてもよい。
このように構成された天板では、天板側係合部は天板の縁部全周にわたって形成されているため、天板が全周にわたって椅子側係合部と係合される。よって、天板が、椅子により安定的に取り付けられる。その一方で、天板の周囲の一部分における係合を解除することで天板が椅子から取り外されるため、天板の取り外しを容易に行うことができる。
また、本発明に係る天板は、板状に形成された平板部及び該平板部と交差する側壁部を有する天板部をさらに備え、前記天板側係合部は、該天板部の下端から平面視前記平板部の中央側に向かって突出するとともに、前記椅子側係合部の下部に係合してもよい。
このように構成された天板では、天板部の下端から平面視平板部の中央側に向かって突出する天板側係合部は、椅子側係合部の下部に係合するため、天板が椅子から容易に離間しないようになっている。
また、本発明に係る天板は、側方に向かって突出する突起部をさらに備えてもよい。
このように構成された天板では、天板を椅子から取り外す際には、天板側係合部と椅子側係合部との係合を解除するために、突起部に指をかけて天板を持ち上げればよい。よって、天板側係合部と椅子側係合部との係合を、容易に解除することができる。
また、本発明に係る天板は、前記天板の上面は、縁部側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されていてもよい。
このように構成された天板では、天板の上面は縁部側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されている。よって、天板に書類等の紙類を載置した場合には紙類を取りやすいとともに、天板上に載置した飲み物がこぼれた場合には液体が天板の外側にこぼれにくい。
また、本発明に係るテーブル兼用椅子は、着座可能な座部を有し、椅子側係合部が設けられた椅子と、該椅子の上部に取り付けられ、該椅子の上部に設けられた椅子側係合部に係合されうる天板側係合部を有する天板と、を備え、前記椅子は、前記座部の上部側を覆う第一外被材と、該第一外被材と縫い合わされ前記座部の側部側を覆う第二外被材と、を有し、前記椅子側係合部は、前記第一外被材と前記第二外被材とが縫い合わされた部分であることを特徴とする。
また、本発明に係るテーブル兼用椅子では、前記天板は、上記のいずれか一に記載の天板であってもよい。
このように構成されたテーブル兼用椅子では、天板を取り外して状態で座部に着座することで椅子としての利用ができる。また、椅子の上部に天板を設けてテーブルとしても利用することができる。椅子として利用して利用者が着座する部分である座部と、テーブルとして利用して利用者が物品等を載置する部分である天板とは、別々の部品である。よって、座部が椅子の着座部の機能を有するとともに、天板がテーブルの載置部の機能を有することで、椅子及びテーブルとしての機能を維持することができる。
また、本発明に係るテーブル兼用椅子は、前記椅子側係合部は、前記座部から側方に向かって突出するように形成されていることが好ましい。
このように構成されたテーブル兼用椅子では、椅子側係合部を簡易な構成とすることができる。
また、本発明に係るテーブル兼用椅子は、前記椅子は、前記座部の上部側を覆う第一外被材と、該第一外被材と縫い合わされ前記座部の側部側を覆う第二外被材と、を有し、前記椅子側係合部は、前記第一外被材と前記第二外被材とが縫い合わされた部分であってもよい。
このように構成された天板では、椅子側係合部は第一外被材と第二外被材とが縫い合わされた部分であるため、天板側係合部と係合する係合部を別途設ける必要がない。
本発明に係る天板及びテーブル兼用椅子によれば、椅子及びテーブルそれぞれの機能を維持しつつ、テーブルとしての利用を可能とすることができる。
本発明の一実施形態に係るテーブル兼用椅子の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル兼用椅子から天板を取り外した状態の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル兼用椅子の断面図である。 本発明の一実施形態に係るテーブル兼用椅子から天板を取り外した状態の断面拡大図である。 (a)本発明の一実施形態に係る天板の上面図、(b)本発明の一実施形態の変形例1に係る天板の上面図、(c)本発明の一実施形態の変形例2に係る天板の上面図である。
以下、テーブル兼用椅子の一例として、本発明の実施形態に係るテーブル兼用スツールについて説明する。このスツールは、公共施設や待合室等の室内空間に設置され、利用者が着座可能であるとともに背凭れや肘掛けが設けられていないものである。
図1は、本発明の一実施形態に係るテーブル兼用椅子の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係るテーブル兼用椅子から天板を取り外した状態の斜視図である。
テーブル兼用スツール100は、図1に示す第一態様として、テーブル100Aとしての利用が可能であるとともに、図2に示す第二態様として、天板5を取り外してスツール100Bとして利用も可能である。
図1,2に示すテーブル兼用スツール100は、床面に設置されるベース体1と、ベース体1に支持されたスツール本体部2と、スツール本体部2に支持され着座者が着座可能な座部材3と、スツール本体部2及び座部材3を覆うように張られた張り材4と、座部材3の上部に取り付けられる天板5と、を備えている。
図2に示す第二態様としてのスツール100Bは、ベース体1と、スツール本体部2と、座部材3と、張り材4と、を備えている。一方、図1に示す第一態様としてテーブル100Aは、第二態様のスツール100Bの構成要素に加えて、さらに天板5を備えている。
(ベース体)
図3は、テーブル兼用スツール100の第一態様としてのテーブル100Aの断面図である。
図1〜3に示すように、ベース体1は、下面を形成するベース板11と、ベース板11に取り付けられたキャスター12と、キャスター12を覆うスカート部13と、を有している。
ベース板11は、平面視円形状に形成されている。床面上を走行可能なキャスター12は、ベース板11に設けられた取付孔11Aに取り付けられている。本実施形態では、キャスター12は、6個設けられている。これにより、ベース板11は床面上を走行可能とされている。
本実施形態では、ベース板11は、合板により構成されている。また、キャスター12の個数は、6個に限られず適宜選択可能である。
スカート部13は、平面視円形状に形成されたスカート支持板部13Aと、スカート支持板部13Aの縁部から上方に立設された内壁部13Bと、を有している。さらに、スカート部13は、内壁部13Bの上端から平面視テーブル兼用スツール100の中央側(以下、単に「中央側」と称することがある。)から外側(以下、単に「外側」と称することがある。)に延びる上壁部13Cを有している。さらに、スカート部13は、上壁部13Cの端部から下方に向かって延びる外壁部13Dと、外壁部13Dの下端から外側且つ上方に向かって折曲された折曲壁部13Eと、を有している。上壁部13Cの上面と、折曲壁部13Eの上端とは、略同一の高さに位置している。
本実施形態では、スカート支持板部13A、内壁部13B、上壁部13C、外壁部13D及び折曲壁部13Eは、一体的に樹脂により構成されている。
スカート支持板部13Aとベース板11とは、螺子11Zにより螺合されている。これにより、スカート部13はベース板11に取り付けられている。このとき、キャスター12は、平面視において、スカート部13の内壁部13Bよりも外側、且つスカート部13の外壁部13Dよりも中央側に配置されている。
なお、高さ調整が可能なキャスター12の代わりに、床面に沿って配置されたベース板11等に固定された固定脚(不図示。以下同じ。)や、高さ調整が可能なアジャスタ(不図示。以下同じ。)等を適宜採用することができる。また、固定脚やアジャスタの個数は、適宜選択可能である。
(スツール本体部)
スツール本体部2は、スカート部13に支持されるスツール支持板21と、スツール支持板21に支持される芯材22と、を有している。
スツール支持板21は、平面視円形状に形成されている。このスツール支持板21は、スカート部13の上壁部13Cの上部に、後述する張り材4の端部4Zを介在させて配置されている。
スツール支持板21とスカート部13の上壁部13Cとは、螺子13Zにより螺合されている。これにより、スツール支持板21は、スカート部13に取り付けられている。本実施形態では、スツール支持板21は、合板により構成されている
芯材22は、下面が平面視円形状に形成されるとともに上面が平面視矩形状に形成されている。芯材22の側面22Aは、上方から下方に向かうにしたがって次第に平面視芯材22の外側から中央側に向かって傾斜している。
本実施形態では、芯材22は、例えば発泡スチロール等の発砲樹脂や、ブロー成形により成形された樹脂等により構成されているため、芯材22を軽量にすることができる。
(座部材)
座部材3は、弾性を有し、平面視矩形状をなしている。座部材3の角部3Kは、湾曲形成されている。本実施形態では、座部材3は、弾性を有し、ウレタンにより構成されている。
(張り材)
張り材4は、内材41と、内材41の外側に設けられた伸縮性を有する外材42と、を有している。本実施形態では、内材41は、ウレタンが所望の形状に切断されたスラブウレタンにより構成されている。また、外材42は、ストレッチニットで構成されている。
内材41は、芯材22の側面22A及び座部材3の側面3B、上面3Aに沿って設けられている。
図4は、テーブル兼用スツールから天板を取り外した状態の断面拡大図である。
図3,4に示すように、外材42は、座部材3の上面3A側を覆う上部外材部(第一外被材)42Aと、座部材3の側面3B側から芯材22の側面22A側にわたって覆う側部外材部(第二外被材)42Bと、を有している。
上記座部材3及び座部材3を覆う張り材4が、利用者が着座可能な座部6を構成している。
上部外材部42Aと、側部外材部42Bとは、互いに端部同士が縫い合わされている。例えば、上部外材部42Aの端部と側部外材部42Bの端部とを互いに表面同士が重なるように配置し、その重なった部分をA部に沿ってミシン等で縫う。その後、一体となった上部外材部42A及び側部外材部42Bを裏返して表面を向けて、B部に沿って縫う。これにより、上部外材部42Aの表面及び側部外材部42Bの表面にはA部の縫い目は表れずに、側部外材部42Bの表面にB部の縫い目のみが表れる。このような所謂シングルステッチにより、A部からB部にかけて座部材3の側面3Bから側方に向かって突出する縫い合わせ部(椅子側係合部)43が形成される。
縫い合わせ部43は、座部材3の全周にわたって形成されている。縫い合わせ部43は、座部6の上部且つ側部に設けられている。
なお、上記縫い合わせ部43を形成する縫製方法は一例であり、他にいわゆる玉縁等の縫製方法によっても形成することは可能である。
張り材4の端部4Zは、スツール支持板21に固定されるとともに、スツール支持板21とスカート部13の上壁部13Cとの間に挟み込まれている。スツール支持板21とスカート部13の上壁部13Cとは、螺子13Zにより螺合されている。これにより、張り材4の端部4Zが、スツール支持板21の外周部とスカート部13の上壁部13Cの上面との間に取り付けられている。
なお、張り材4の端部4Zのスツール支持板21への固定方法としては、タッカー(不図示)等により針(不図示)で留める方法を採用することができる。または、張り材4を端部4Zに、内縁に沿って延びる筒状の挿通部(不図示。以下同じ。)を形成する。この挿通部に可撓性の針金等の紐条体(不図示。以下同じ。)を挿通して、紐条体を緊張させる。そして、スツール支持板21に形成された溝(不図示)に紐条体を挿入して、下方からスカート部13で押さえる方法を採用することもできる。または、張り材4の端部4Zをスツール支持板21の下面へ接着剤(不図示)により接着する方法を採用することもできる。
(天板)
天板5は、平面視略矩形状に形成されている。本実施形態では、天板5は、ポリプロピレンやポリ塩化ビニル等の樹脂により構成されている。
天板5は、平面視略矩形の板状に形成された平板部5Aを有している。平板部5Aの上面5Uは、物品が載置可能な載置面とされている。平板部5Aの上面5Uにおいて、端部は、外側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されている。
さらに、天板5は、平板部5Aの端部から外側に向かうにしたがって次第に下方に向かって傾斜するように形成された傾斜壁部5Bと、傾斜壁部5Bの下端から屈曲して下方に延びる垂下壁部5Cと、を有している。
これら平板部5A、傾斜壁部5B及び垂下壁部5Cが、座部材3の上面3A側から側面3B側を覆う天板部を構成している。また、傾斜壁部5B及び垂下壁部5Cが、平板部5Aと交差する側壁部を構成している。
さらに、天板5は、垂下壁部5Cの下端から内側(座部材3側)に向かって突出する係合爪部(天板側係合部)5Dを有している。係合爪部5Dは、天板5の縁部全周にわたって形成されている。
傾斜壁部5Bと垂下壁部5Cとの境界部分には、平面視天板5の外側(側方)に向かって突出する突起部5Tが設けられている。
これら平板部5A、傾斜壁部5B、垂下壁部5C、係合爪部5D及び突起部5Tは、一体に形成されている。
このような天板5において、係合爪部5Dが、座部6の側部に設けられた縫い合わせ部43の下部に係合されている。このようにして、天板5は、スツール100Bに取り付けられている。この状態において、天板5の平板部5Aの縁部側、傾斜壁部5B及び垂下壁部5Cと、スツール100Bの外材42との間には空間部Kが形成されている。
天板5をスツール100Bから取り外す際には、例えば図4に示すように、利用者は、天板5の平板部5Aの縁部に親指をおき、他の指で天板5の突起部5Tを支持してつかみ、突起部5Tを持ち上げる。すると、係合爪部5Dが縫い合わせ部43の外面を内側に押圧する。これにより、縫い合わせ部43の外面が内側に凹むように弾性変形し、係合爪部5Dは縫い合わせ部43の外面を滑るようにして上方に移動する。そして、係合爪部5Dと縫い合わせ部43との係合が解除され、天板5がスツール100Bから取り外される。
ここで、天板5と座部6との間に形成された空間部Kは、天板5をスツール100Bから取り外す際に、空間部Kが弾性変形する座部6の吸収代として機能する。よって、座部6は空間部Kに入り込むように弾性変形して、縫い合わせ部43の外側への突出量が少なくなりやすいため、係合爪部5Dと縫い合わせ部43との係合が解除されやすい。
一方、天板5をスツール100Bに取り付ける際には、利用者は、天板5の平板部5Aを座部材3の上部に配置して、平板部5Aの縁部側を下方に向かって押す。これにより、座部6の側面が内側に凹むように弾性変形するとともに、係合爪部5Dは、縫い合わせ部43の外面を滑るようにして下方に移動する。そして、係合爪部5Dは縫い合わせ部43の下部に係合される。この状態において、例えばテーブル100Aが傾いた場合には、係合爪部5Dと縫い合わせ部43とが接触しているため、係合爪部5Dが縫い合わせ部43を容易に乗り越えて係合が解除されることがない。このように、天板5がスツール100Bに取り付けられる。
このように構成されたテーブル兼用スツール100では、天板5を取り外して状態で座部6に着座することでスツール100Bとしての利用ができる。また、スツール100Bの上部に天板5を設けてテーブル100Aとしても利用することができる。スツール100Bとして利用する際に利用者が着座する部分である座部6と、テーブル100Aとして利用する際に利用者が物品等を載置する部分である天板5とは、別々の部品である。よって、座部6がスツール100Bの着座部としての機能を有するとともに、天板5がテーブル100Aの載置部等の機能を有することで、スツール100B及びテーブル100Aとしての機能をそれぞれ維持することができる。
座部材3は、弾性を有するため、座り心地が良好とされている。また、天板5は板状に形成された平板部5Aを有するため、物品を安定的に載置することができる。また、平板部5Aの上面5Uにおいて、端部は、外側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されている。よって、天板5に書類等の紙類を載置した場合には紙類を取りやすいとともに、天板5上に載置した飲み物がこぼれた場合には液体が天板の外側にこぼれにくい。
また、係合爪部5Dは縫い合わせ部43の下部に係合されているため、天板5がスツール100Bから容易に離間しないようになっている。
また、係合爪部5Dは天板5の縁部全周にわたって形成されているため、天板5が全周にわたって座部6の上部に設けられた縫い合わせ部43と係合される。よって、天板5が、スツール100Bにより安定的に取り付けられる。その一方で、天板5の周囲の一部分における係合を解除することで天板5がスツール100Bから取り外されるため、天板5の取り外しを容易に行うことができる。
また、天板5をスツール100Bから取り外す際には、係合爪部5Dと縫い合わせ部43との係合を解除するために、利用者は、天板5の突起部5Tに指をかけて、突起部5Tを持ち上げれば、係合爪部5Dと縫い合わせ部43との係合が解除される。よって、係合爪部5Dと縫い合わせ部43との係合を、容易に解除することができる。
また、縫い合わせ部43は上部外材部42Aと側部外材部42Bとが縫い合わされた部分であるため、係合爪部5Dと係合する係合部を別途設ける必要がない。
(変形例)
次に、上記に示す実施形態の変形例について、主に図5を参照して説明する。
図5(a)は、上記に示す実施形態に係るテーブル兼用椅子の天板の上面図、(b)上記に示す実施形態の変形例1に係る天板の上面図、(c)上記に示す実施形態の変形例2に係る天板の上面図である。
図5(a)に示すように、上記に示す実施形態では、平面視において、テーブル兼用スツール100の天板5は、平面視略矩形状に形成されているが、本発明はこれに限られない。図5(b)に示すように、天板5Xが、平面視略三角形状に形成されていてもよい。また、図5(c)に示すように、天板5Yが、平面視略円形状に形成されていてもよい。
この場合には、座部材(不図示)は、それぞれ天板5X,5Yと対応する形状に形成されている。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、上記に示す実施形態においては、ベース体1が平面視円形状に形成されるとともに座部材3が平面視矩形状に形成され、平面視において互いに異なる形状とされているが、本発明はこれに限られない。平面視においてベース体と座部材とが同一形状となるように形成されていてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、椅子の一例としてスツールを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。座部に背凭れや肘掛け等が設けられた椅子にも適用可能である。
また、上記に示す実施形態においては、椅子側係合部は、座部6の側部に設けられているが、本発明はこれに限られない。例えば、椅子側係合部が芯材22の側方に形成されていてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、椅子側係合部は、上部外材部42Aと側部外材部42Bとが縫い合わされた部分であるが、本発明はこれに限られない。例えば、上部外材部42Aと側部外材部42Bとが縫い合わされた部分とは別に、椅子側係合部を設けてもよい。
また、上記に示す実施形態においては、椅子側係合部は、側方に向かって突出する形状とされているが、本発明はこれに限られない。例えば、椅子側係合部が、内方に向かって凹む凹部(不図示。以下同じ。)であって、天板側係合部が凹部と係合するように平面視中央側(椅子側)に向かって突出する凸部(不図示)として構成されていてもよい。
100…テーブル兼用スツール(テーブル兼用椅子)
100A…テーブル
100B…スツール
5…天板
5A…平板部(天板部)
5B…斜壁部5B(天板部)
5C…垂下壁部(天板部)
5D…係合爪部(天板側係合部)
5T…突起部
6…座部
42A…上部外材部(第一外被材)
42B…側部外材部(第二外被材)
43…縫い合わせ部(椅子係合部)

Claims (8)

  1. 着座可能な座部を有する椅子の前記椅子の上部に取り付けられる天板であって、
    該天板の縁部に形成された天板側係合部を備え
    該天板側係合部は、前記椅子の上部に設けられ、複数の外被材が縫い合わされた部分である椅子側係合部に係合されうることを特徴とする天板。
  2. 前記天板側係合部は、前記天板の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の天板。
  3. 板状に形成された平板部及び該平板部と交差する側壁部を有する天板部をさらに備え、
    前記天板側係合部は、該天板部の下端から平面視前記平板部の中央側に向かって突出するとともに、前記椅子側係合部の下部に係合することを特徴とする請求項1または2に記載の天板。
  4. 側方に向かって突出する突起部をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の天板。
  5. 前記天板の上面は、縁部側に向かうにしたがって次第に上方に向かって傾斜するように形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の天板。
  6. 着座可能な座部を有し、椅子側係合部が設けられた椅子と、
    該椅子の上部に取り付けられ、該椅子の上部に設けられた椅子側係合部に係合されうる天板側係合部を有する天板と、を備え
    前記椅子は、前記座部の上部側を覆う第一外被材と、該第一外被材と縫い合わされ前記座部の側部側を覆う第二外被材と、を有し、
    前記椅子側係合部は、前記第一外被材と前記第二外被材とが縫い合わされた部分であることを特徴とするテーブル兼用椅子。
  7. 前記天板は、請求項1から5のいずれか一項に記載の天板であることを特徴とする請求項6に記載のテーブル兼用椅子。
  8. 前記椅子側係合部は、前記座部から側方に向かって突出するように形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載のテーブル兼用椅子。
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