JP6428269B2 - カフ圧制御装置、カフ付き気管チューブおよび人工呼吸器 - Google Patents

カフ圧制御装置、カフ付き気管チューブおよび人工呼吸器 Download PDF

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Description

本発明は、カフ圧制御装置、カフ付き気管チューブおよび人工呼吸器に関する。より詳細には、カフの内圧を適切に維持するために用いられる、カフ圧制御装置、それを備えるカフ付き気管チューブおよび人工呼吸器に関する。
人工呼吸器等に関する医療分野において、医師等の作業者が気管チューブを口腔や鼻腔から被検体(主に人体)の気管内に挿入して気道を確保し、気管チューブを介して酸素を肺に送り込む気管挿管が知られている。気管挿管の際に、気管チューブと気管の内壁との間に隙間が生じると、気管内に唾液や胃液等の分泌物が流入し、被検体が人工呼吸器関連肺炎を発症するおそれがある。このような分泌物の流入を防止するため、気管チューブの外壁にはカフが設けられる。
カフは、その内部に気体を供給することによって膨張する袋状の部材である。エアポンプから接続経路を介して気体をカフ内に供給し、カフを膨張させることにより、気管チューブと気管の内壁との隙間を閉塞することができる。これにより、気管への分泌物の流入を防止することができる。
しかし、カフ圧が所定の範囲より大きくなったとき、膨張したカフが気管の粘膜組織の血管を圧迫することとなる。血管が圧迫されると虚血状態となり、その結果、壊死、出血等が引き起こされるおそれがある。一方、カフ圧が所定の範囲より小さくなったとき、カフの膨張が不十分となり、カフの外周面と気管の内壁との間に隙間が生じて、気管内に唾液や胃液等の分泌物が流入することがある。
このため、カフ内の圧力をモニタリングして、カフ内の圧力が所定の範囲になるように制御する必要がある。例えば、特許文献1(特開2011−194222号公報)には、カフ内の圧力を所定の範囲内になるよう制御するためのカフ圧制御装置が開示されている。
気管内に配置されたカフの内圧を直接測定することは困難であるため、通常は、エアポンプとカフとを接続する接続経路(内部配管)の内圧を圧力センサで測定することにより、カフの内圧を間接的に測定している。
特開2011−194222号公報
しかしながら、周囲の温度(気温)変化や機器自体の経年変化等の影響で圧力センサのゼロ点がずれてしまい、その結果、カフ内の圧力制御の精度が悪くなってしまうという問題があった。このため従来は、使用者が手動でゼロ点調整を行う必要があったが、手間がかかることや、普段あまり行わない操作のため、適切にゼロ点調整ができないという懸念があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、圧力センサの適切なゼロ点調整を自動的に実施することのできるカフ圧制御装置、カフ付き気管チューブおよび人工呼吸器を提供することを目的とする。
本発明者らは、カフ圧制御装置において適切にゼロ点調整を行うためには、圧力センサが接続された内部配管に何も接続されておらず、内部配管が大気に開放された状態(大気開放状態)で行うゼロ点調整を行う必要があることに着目し、大気開放状態を検知する手段を鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は以下のとおりのものである。
[1] カフの内圧を適切に維持するために用いられるカフ圧制御装置であって、
前記カフ内に気体を供給するポンプと、
前記ポンプと前記カフとを接続するための内部配管と、
前記カフ内の気体を前記内部配管を介して排出するための排気バルブと、
前記内部配管の内圧を測定する圧力センサと、
前記圧力センサで測定された前記内部配管の内圧に応じて、前記ポンプまたは前記排気バルブを動作させることにより、前記カフの内圧を制御する制御部とを備え、
前記内部配管は、前記カフ圧制御装置が使用されていないときには、前記カフと分離可能であり、
前記制御部は、さらに、前記内部配管が前記カフと分離され、大気に開放されている大気開放状態にあることを検知した時に、自動的に前記圧力センサの出力値のゼロ点調整を行うことを特徴とする、カフ圧制御装置。
[2] 前記制御部は、
前記カフ圧制御装置の電源が入れられた後、前記ポンプを駆動させる前において、前記圧力センサによって測定された前記内部配管の内圧である第1圧力を取得し、
前記第1圧力を取得した後、前記ポンプを所定時間駆動させ、
前記ポンプが駆動を開始してから停止するまでの所定時点において、前記圧力センサによって測定された前記内部配管の内圧である第2圧力を取得し、
前記第1圧力に対する前記第2圧力の増加量が予め定めた第1の閾値以下である第1の条件を満たすことを少なくとも1つの指標として、前記大気開放状態を検知する、[1]に記載のカフ圧制御装置。
[3] 前記第1の閾値は、前記大気開放状態において前記ポンプが駆動しているときの前記内部配管による圧力損失の値以上である、[2]に記載のカフ圧制御装置。
[4] 前記制御部は、さらに、前記第1圧力が予め定めた第2の閾値以下である第2の条件を満たすことを指標として、前記大気開放状態を検知する、[2]または[3]に記載のカフ圧制御装置。
[5] 前記制御部は、
さらに、前記ポンプが停止してから所定時間が経過した時点において、前記圧力センサによって測定された前記内部配管の内圧である第3圧力を取得し、
さらに、前記第1圧力に対する前記第3圧力の増加量が予め定めた第3の閾値以下である第3の条件を満たすことを指標として、前記大気開放状態を検知する、[2]〜[4]のいずれかに記載のカフ圧制御装置。
[6] [1]〜[5]のいずれかに記載のカフ圧制御装置と、
気管内に気体を供給するための主流路を有する気管チューブと
前記カフとを備える、カフ付き気管チューブ。
[7] [6]に記載のカフ付き気管チューブを備える人工呼吸器。
本発明によれば、圧力センサの適切なゼロ点調整を自動的に実施することのできるカフ圧制御装置、カフ付き気管チューブおよび人工呼吸器を提供することができる。これにより、使用者が特にゼロ点調整のための操作を行う必要がないため、使用者の利便性が向上し、かつ、内部配管の内圧が大気圧となっていないときに誤ってゼロ点調整を行うといった不適切なゼロ点調整が実施されることを防止することができる。
気管チューブが口腔から気管内に挿入された様子を示す模式図である。 実施形態1のカフ圧制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施形態1のカフ圧制御装置の一例の構成を概略的に示す断面図である。 (a)は、実施形態1のカフ圧制御装置を備えるカフ付き気管チューブを示す模式図である。(b)は、(a)に示すカフ付き気管チューブの先端部を拡大して示す模式図である。(c)は、(b)のA−A’断面での概略断面図である。 カフ圧制御装置の内部配管が大気開放状態にない場合にポンプを駆動したときの内部配管内の圧力変動を示す模式的なグラフである。 実施形態1のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整の流れを示すフロー図である。 実施形態1のカフ圧制御装置において、ポンプ駆動時の内部配管内の圧力変化を示す模式的なグラフである。(a)は、内部配管がカフに接続されている場合の圧力変化を示す。(b)は、内部配管が大気開放状態にある場合の圧力変化を示す。 実施形態2のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整の流れを示すフロー図である。 実施形態3のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整の流れを示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表すものである。また、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法関係は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法関係を表すものではない。
[実施形態1]
まず、本実施形態のカフ圧制御装置の特徴であるゼロ点調整機能について説明する前に、本実施形態のカフ圧制御装置およびカフ付き気管チューブの一般的な機能および構成について説明する。
図1は、気管チューブ8が口腔から気管内に挿入された様子を示す模式図である。人工呼吸器の使用時に気管挿管で気道を確保する場合、被検体の口腔94から気管91へ気管チューブ(気管内チューブ、挿管チューブ)8を挿入する。このとき、喉頭蓋93は常に開かれた状態となるため、挿入された気管チューブ8と気管91の内壁91aとの間の隙間から、気管91内に唾液等の分泌物が流入し、被検体が人工呼吸器関連肺炎(VAP)を発症するおそれがある。
このような分泌物の流入を防止するため、気管チューブ8の外周の所定の位置にカフ2が設けられている。このカフ2は、後述の空気供給管(図示せず)を介した体外からの空気の供給によって膨張させることができる。カフ2を膨張させることにより、カフ2の外周面が気管91の内壁91aに接触して気管チューブ8と気管91の内壁91aとの隙間が閉塞される。このようなカフ付き気管チューブを用いることで、気管チューブ8により気道を確保しつつ、カフ2により気管91への分泌物等の流入を防止することができる。
この場合、カフ2の内圧(カフ圧)は適正に保たれる必要がある。カフ圧が低いと、気管チューブ8と気管91の内壁91aとの間に隙間が生じてしまう。一方、カフ圧が高すぎると、気道粘膜の血流を阻害し、損傷させてしまう。例えば、低圧大容量カフである場合、適正なカフ圧は、20cmHO以上30cmHO以下程度である。
なお、本発明において、「カフ」とは、内部を所定量の気体で満たすことにより内部を所定の圧力にすることのできる袋状の部材であり、その内圧の調整が可能な部材であれば特に限定されず、一般にカフと呼ばれるものだけでなく、例えば、バルーンカテーテルのバルーン等も含まれる。
図2は、本実施形態のカフ圧制御装置1の構成を概略的に示すブロック図である。カフ圧制御装置1のポンプ4は、図中に実線で示す接続経路(内部配管20を含む)を介してカフ2に接続されている。カフ2の内圧(カフ圧)は、カフ圧制御装置1により上述のような適正な値に制御される。
カフ圧制御装置1は、主に、制御部3と、ポンプ4と、カフ圧を測定する圧力センサ5と、排気バルブ6とを備える。
制御部3は、記憶部31に登録された設定範囲(設定範囲は入力部32で変更可能)と、圧力センサ5で測定されたカフ圧の値とを比較し、その差に応じて少なくともポンプ4または排気バルブ6の動作を制御する。ただし、圧力センサ5は、直接的には接続経路(内部配管20)の内圧を測定しており、これによってカフ2の内圧(カフ圧)を間接的に測定している。制御部3は、例えばメモリ制御装置(MCU)から構成される。
具体的には、設定範囲よりもカフ圧の値が小さい場合、ポンプ4を駆動させて空気をカフ2の内部に供給し、カフ圧を上昇させる。このとき排気バルブ6はN.C.(ノーマルクローズ)であり、閉じている。カフ圧が上昇して、設定範囲内に戻るとポンプ4を停止させる。
一方、患者の姿勢変化などによって気管の径が変化したりすると、設定範囲よりもカフ圧が大きくなる場合がある。このように設定範囲よりもカフ圧の値が大きくなった場合、排気バルブ6を開放してカフ2の内部から空気を排出し、カフ圧を減少させる。カフ圧が減少して、設定範囲内に戻ると排気バルブ6を閉じる。このようにして、制御部3は、カフ圧が設定範囲内になるようにポンプ4および排気バルブ6を制御する。
ポンプ4としては、特に限定されないが、カフ内部への気体供給量の微調整が容易である点で、圧電体ポンプを用いることが好ましい。なお、ポンプ4と接続される内部配管20に、ポンプ4の停止時にカフ内の圧力を維持するための逆止弁(チェックバルブ)41を設けてもよいが、ポンプ自体が逆止機能を有している場合、逆止弁41は特に必要ない。
排気バルブ6としては、特に限定されないが、例えば、電磁バルブ(ソレノイドバルブ)を用いることができる。
なお、表示部33は、カフ圧(内部配管の内圧)の測定値や、カフ圧の設定範囲、上記の圧力変化量の閾値などの表示を行うものであり、発音部34は、何らかの異常が起きたときなどに警報を発するものである。
次に、図3を参照して、実施形態1のカフ圧制御装置の一例の構成についての概略を説明する。図3に示されるカフ圧制御装置では、ポンプ4、逆止弁41および排気バルブが筐体10内の中央に配置されている。ポンプ4、ルアーコネクタ23b、圧力センサ5および排気バルブ6の各々に接続されたチューブ(図示せず)は、接続管20aに接続されており、該チューブと接続管20aによって図2に示すような内部配管20が形成されている。
図3に示されるカフ圧制御装置において、電源は、2つの電源(電池ボックス)30a,30bに分けられている。また、2つの電源30a,30bは、筐体10内のポンプ4等の左右両側に1つずつ配置されている。このため、必要な電源をより小さなスペースで配置することができ、カフ圧制御装置の小型化を図ることができるとともに、機器の重量バランスを最適化することができ、操作性、携帯性を向上させることができる。
図4(a)は、本実施形態のカフ圧制御装置を備えるカフ付き気管チューブを示す模式図である。図4(b)は、図4(a)に示すカフ付き気管チューブの先端部を拡大して示す模式図である。図4(c)は、図4(b)のA−A’断面での概略断面図である。
本実施形態のカフ付き気管チューブにおいては、気管チューブ8に設けられたカフ2の内部に連通したインフレーション流路と、カフ圧制御装置1の内部配管20とが、接続チューブ21を介して接続されている。なお、接続チューブ21の一端は、ルアーコネクタ23aによって、インフレーション流路(インフレーションチューブ22b)に接続されている。また、接続チューブ21の他端は、ルアーコネクタ23bによって、カフ圧制御装置1内の内部配管20(図2)に接続されている。
なお、内部配管20は、カフ圧制御装置が使用されていないときには、ルアーコネクタ23aから接続チューブ21を引き抜く。なお、ルアーコネクタ23aには逆止弁が付いており、接続チューブ21を抜いても、カフ2側の空気が抜けないようになっている。その後、ルアーコネクタ23bから接続チューブ21を引き抜く。このようにして、内部配管20と、接続チューブ21と、カフ付き気管チューブ(インフレーション流路、カフ2および気管チューブ8)とを、カフ圧を維持したまま分離可能である。
このように、ポンプ4とカフ2とを接続する接続経路は、内部配管20と、接続チューブ21と、インフレーション流路(流路22aおよびインフレーションチューブ22b)とから構成されている。なお、カフ2、接続チューブ21、インフレーションチューブ22bおよび気管チューブ8は、例えば、ポリ塩化ビニル、オレフィン系エラストマーから構成される。
ここで、インフレーション流路は、流路22a(図4(b)および図4(c))とインフレーションチューブ22b(図4(a))とからなる。図4(c)に示すように、流路22aは、気管チューブ8の主流路8aを構成する壁部内に、主流路8aと並列して形成された流路であり、気管チューブ8の主流路8aとは連通していない。流路22aは、気管チューブ8の外側に開口した孔22cを介して、カフ2の内部と連通している。また、流路22aは、気管チューブ8の外側に開口した孔22dを介して、インフレーションチューブ22bの内部と連通している。このようなインフレーション流路(インフレーションチューブ22bおよび流路22a)の内径は、通常、接続チューブ21の内径よりも小さい。
(ゼロ点調整機能)
本実施形態において、制御部3は、上記のカフ圧制御のための機能に加えて、圧力センサのゼロ点調整機能を有している。
すなわち、制御部3は、内部配管20がカフ2等と分離され、大気に開放されている状態(以下、「大気開放状態」という)にあることを検知した時に、自動的に前記圧力センサの出力値のゼロ点調整を行う機能を有している。なお、内部配管20は、カフ圧制御装置が使用されていないときには、カフ2(カフ付き気管チューブ)等と分離可能である。
本発明のカフ圧制御装置に用いられる圧力センサとしては、特に限定されないが、例えば、一般的に用いられているものとして、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)であるピエゾ抵抗式の圧力センサが挙げられる。この圧力センサは温度特性を有しており、温度が変化すると出力値(特に、オフセット電圧)が変化してしまう。
そのため、温度補償回路を設けることで圧力センサの出力値を補正することも行われるが、バラツキがあるため完全に出力値を補正することは難しい。そこで、ゼロ点調整(ゼロオフセット)が一般的に行われる。
しかし、内部配管20のコネクタ(ルアーコネクタ23b)に接続チューブ21等を介してカフ2に接続されているときは、内部配管20が大気開放されていないため、内部配管20の内圧が大気圧となっていない場合がある。このような場合にゼロ点調整を行うと、圧力センサの出力値のゼロ点が誤った値に調整されてしまう恐れがある。したがって、適切なゼロ点調整を行うためには、圧力センサ(例えば、ゲージ圧タイプの圧力センサ)が接続された内部配管20が大気開放状態にある場合にのみ、ゼロ点調整を行うようにする必要がある。
次に、図5および図6を参照して、本実施形態のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整(ゼロ点オフセット)の流れを説明する。なお、図5は、カフ圧制御装置の内部配管が大気開放状態にない場合にポンプを駆動したときの内部配管内の圧力変動を示す模式的なグラフである。図6は、本実施形態のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整の流れを示すフロー図である。
図6を参照して、まず、カフ圧制御装置の電源が入れられると(ステップS10)、その直後に、制御部3は、圧力センサ5によって測定された内部配管20の内圧(以下、「第1圧力」という)を取得する(ステップS11)。この第1圧力は、図5に示す圧力Aに相当する。その後、ポンプを0.1秒間駆動させ、内部配管20内に空気を送風する(ステップS20)。
次に、ポンプ4の駆動中(ポンプ4が駆動を開始してから停止するまでの所定時点)において、圧力センサ5によって測定された内部配管20の内圧(以下、「第2圧力」という)を取得する(ステップS21)。
ここで、ポンプ4が駆動を開始してから第2圧力を取得するまでの所定の時間t(図5参照)は、内部配管20に何も接続されていない場合の内部空間の内圧に対して、内部配管20がカフと接続されている場合の内部配管20の内圧が、有意差をもって上昇するのに十分な時間であれば、特に限定されない。使用者の利便性を向上する観点からは、この時間tを必要最小限の時間に設定することが好ましい。具体的には、時間tは、好ましくは0.01秒以上5秒以下であり、より好ましくは0.03秒以上1秒以下である。なお、ポンプ4は、駆動を開始してから時間tが経過する前であっても、圧力差Bが第1の閾値を超えた時点で停止させることが望ましい。
次に、制御部3は、第1圧力と第2圧力の差(第1圧力に対する第2圧力の増加量)を求める。そして、制御部3は、この第1圧力と第2圧力との差(図5に示す圧力差B)と、記憶部31に登録された第1の閾値(閾値は入力部32で変更可能)とを比較する(ステップS30)。
第1圧力と第2圧力との差(圧力差B)が第1の閾値より大きい場合は、内部配管がカフ等に接続されている(大気開放状態にない)と判断し、ゼロ点調整は行わない(ステップS41)。一方、増加量が第1の閾値以下である場合は、内部配管に何も接続されていないと判断し(大気開放状態を検知し)、自動的に圧力センサ5の出力値のゼロ点調整を行う(ステップS40)。
本実施形態においては、上記のステップS30等を実施することにより、圧力センサの適切なゼロ点調整を自動的に実施することができる。これにより、使用者が特に手間(ゼロ点調整のための操作など)をかけずに、圧力センサの精度を高精度に維持し、カフ圧を高精度に制御することができる。また、内部配管の内圧が大気圧となっていないときに誤ってゼロ点調整を行うといった不適切なゼロ点調整が実施されることを防止することができ、適切なゼロ点調整を確実に実施することができるため、カフ圧制御装置の信頼性および安全性が向上する。
本実施形態において、第1の閾値は、上述のような大気開放状態において、ポンプ4が駆動しているときの内部配管20による圧力損失の値以上であることが好ましい。
なお、第1の閾値を上記の圧力損失と同じ値に設定し、第1圧力と第2圧力との差が内部配管20の圧力損失以下であれば、内部配管20に何も接続されていないと判断してもよいが、圧力センサの測定誤差を考慮して、第1の閾値は、上記の圧力損失の値よりもある程度高い値に設定することが好ましい。また、第1の閾値は、必要以上に高く設定しないことが好ましい。第1の閾値を高く設定しすぎると、第2圧力を取得するまでの時間を長くする必要が生じるため、カフ圧制御装置が使用可能となるまでの時間が長くなるため、使用者の利便性の観点からは望ましくない。
具体的な第1の閾値は、例えば、圧力損失の値の1.1倍以上10倍以下の範囲内で設定することが好ましく、圧力損失の値の2倍以上3倍以下の範囲内で設定することがより好ましい。内部配管20の圧力損失は、配管の構成によって異なるが、例えば、0.1cmHO以上10cmHO以下である。
なお、内部配管20は、接続チューブ21およびインフレーション流路を介してカフ2に接続されているため、ポンプ4を駆動させることでカフが膨らんだ後もポンプ4を駆動し続ければ、当然に内部配管20の内圧(第2圧力)が上昇する。このような圧力上昇(第1圧力に対する第2圧力の増加量)を指標に大気開放状態を検知することも可能である。
ただし、カフ2が萎んだ状態からカフ2を膨らませるような場合、比較的長時間(例えば、5s以上10s以下)ポンプ4を駆動させる必要があるため、カフ圧制御装置を使用できる状態になるまでの時間が長くなる。このため、カフ2が膨張するまでの間のわずかな時間で、内部配管20が大気開放状態にあることを確認できることが、使用者の利便性向上の観点から有利である。
ここで、内部配管20が大気開放状態にある場合、ポンプ4を駆動しても、内部配管20の圧力損失(例えば、1cmHO以下)のみに相当する僅かな圧力上昇しか発生しない(図7(b)参照)。一方、内部配管20が接続チューブ21やインフレーション流路を介してカフに接続されていると、ポンプ4を駆動することにより、カフ2がある程度膨張するまでの僅かな間でも、内部配管20の圧力損失と、接続チューブ21やインフレーション流路の圧力損失(例えば、3cmHO以上20cmHO以下)との合計に相当する圧力上昇が、内部配管20内に生じる(図7(a)参照)。
本実施形態においては、このようなカフ2が膨張するまでの間のわずかな時間における内部配管20内の圧力上昇を指標とすることで、短時間で内部配管20が大気開放状態にあることを確認することができ、ゼロ点調整を迅速に実施することが可能である。
[実施形態2]
本実施形態においては、カフ圧制御装置1の制御部3が、上記第1の条件に加え、第1圧力が予め定めた第2の閾値以下である第2の条件を満たすことを指標として、大気開放状態を検知する。この点で、本実施形態は実施形態1とは異なる。それ以外の点は、実施形態1と同様であるため、重複する説明は省略する。
以下、図5および図8を参照して、本実施形態のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整の流れを具体的に説明する。
まず、カフ圧制御装置の電源を入れた場合(ステップS10)、電源が入れられた直後に、圧力センサ5によって測定された内部配管20の内圧(第1圧力)を取得し(ステップS11)、第1圧力を予め定められた第2の閾値と比較する(ステップS12)。
ここで、第2の閾値は、圧力センサのゼロ点とゼロ点オフセット量との和以上の値に設定されることが好ましい。ここでいうゼロ点オフセット量とは、設計上考えられる圧力センサのゼロ点の変動量である。第2の閾値が圧力センサのゼロ点とゼロ点オフセット量との和以上の値に設定されている場合、圧力センサのゼロ点の変動があったとしても、第1圧力が第2の閾値より大きい場合は、内部配管がカフに接続されている(大気開放状態にない)と判断することができる。
具体的な第2の閾値は、例えば、2cmHO以上15cmHO以下の範囲内で設定することが好ましく、3cmHO以上10cmHO以下の範囲内で設定することがより好ましい。
第1圧力(図5に示す圧力A)が第2の閾値より大きい場合は、内部配管がカフに接続されている(大気開放状態にない)と判断し、ゼロ点調整は行わない(ステップS41)。一方、第1圧力が第2の閾値以下である場合は、内部配管に何も接続されていない(大気開放状態にある)ことを確認するために、次のステップS20に進み、ポンプを0.1秒間駆動させる(ステップS20)。
次に、このポンプ駆動中(ポンプの駆動が開始してから停止するまでの所定時点)における第2圧力を取得する(ステップS21)。そして、第1圧力に対する第2圧力の増加量(第1圧力と第2圧力との差)を予め定められた第1の閾値と比較する(ステップS30)。
第1圧力と第2圧力との差(図5に示す圧力差B)が第1の閾値より大きい場合は、内部配管がカフに接続されている(大気開放状態にない)と判断し、ゼロ点調整は行わない(ステップS41)。一方、増加量が第1の閾値以下である場合は、内部配管に何も接続されていない(大気開放状態にある)と判断し、ゼロ点調整を行う(ステップS40)。
本実施形態においては、ステップS12等を実施することで、実施形態1よりも、より迅速に、より正確に大気開放状態を検知できるため、カフ圧をより正確に制御することができる。これにより、カフ圧制御装置の利便性、信頼性および安全性がさらに向上する。
[実施形態3]
本実施形態においては、カフ圧制御装置1の制御部3が、さらに、ポンプ4が停止してから所定時間が経過した時点において、圧力センサ5によって測定された内部配管20の内圧である第3圧力を取得する。そして、上記第1の条件および第2の条件に加え、第1圧力に対する第3圧力の増加量が予め定めた第3の閾値以下である第3の条件を満たすことを指標として、大気開放状態を検知する。これらの点で、本実施形態は実施形態2とは異なる。それ以外の点は、実施形態2と同様であるため、重複する説明は省略する。
以下、図5および図9を参照して、本実施形態のカフ圧制御装置におけるゼロ点調整の流れを具体的に説明する。
まず、カフ圧制御装置の電源を入れた場合(ステップS10)、電源が入れられた直後に、圧力センサ5によって測定された内部配管20の内圧(第1圧力:図5に示す圧力A)を取得し(ステップS11)、第1圧力を予め定められた第の閾値と比較する(ステップS12)。
第1圧力が第2の閾値より大きい場合は、内部配管が大気開放状態にないと判断し、ゼロ点調整は行わない(ステップS41)。一方、第1圧力が第2の閾値以下である場合は、内部配管が大気開放状態にあることを確認するために、次のステップS20に進み、ポンプを0.1秒間駆動させる(ステップS20)。
次に、このポンプ駆動中(ポンプの駆動が開始してから停止するまでの所定時点)における第2圧力を取得する(ステップS21)。そして、第1圧力に対する第2圧力の増加量(第1圧力と第2圧力との差)を予め定められた第1の閾値と比較する(ステップS30)。
第1圧力と第2圧力との差(図5に示す圧力差B)が第1の閾値より大きい場合は、内部配管が大気開放状態にないと判断し、ゼロ点調整は行わない(ステップS41)。一方、増加量が第1の閾値以下である場合は、内部配管が大気開放状態にあることをさらに確認するために、次のステップS31に進み、ポンプを停止させる(ステップS31)。
次に、ポンプが停止してから所定時間が経過した時点において、圧力センサによって測定された内部配管の内圧である第3圧力を取得する(ステップS32)。そして、第1圧力に対する第3圧力の増加量(第1圧力と第3圧力との差:図5に示す圧力差C)と、予め定めた第3の閾値とを比較する(ステップS33)。
ここで、ポンプ4が停止してから第3圧力を取得するまでの所定の時間t(図5参照)は、内部配管20に何も接続されていない場合の第3圧力に対して。内部配管20が接続チューブ21やインフレーション流路を介してカフ2と接続されている場合の第3圧力が有意に高くなるような時間であれば、特に限定されない。使用者の利便性を向上する観点からは、この時間tを必要最小限の時間に設定することが好ましい。具体的には、時間tは、好ましくは0.01秒以上5秒以下であり、より好ましくは0.03秒以上1秒以下である。
第1圧力と第3圧力との差(圧力差C)が第3の閾値より大きい場合は、大気開放状態にないと判断し、ゼロ点調整は行わない(ステップS41)。一方、第1圧力と第3圧力との差が第3の閾値以下の場合は、内部配管が大気開放状態にあると判断し、ゼロ点調整を行う(ステップS40)。
本実施形態において、第3の閾値は、0以上であることが好ましい。
なお、第3の閾値を0に設定し、第1圧力と第3圧力との差がなければ、内部配管20に何も接続されていないと判断してもよいが、圧力センサの測定誤差を考慮して、第3の閾値は、0よりもある程度高い値に設定することが好ましい。
具体的な第3の閾値は、例えば、0.01〜3cmHOの範囲内で設定することが好ましく、0.1〜0.5cmHOの範囲内で設定することがより好ましい。
本実施形態においては、ステップS33等を実施することで、実施形態2よりも、大気開放状態をさらに正確に検知できるため、カフ圧をより正確に制御することができる。これにより、カフ圧制御装置の信頼性および安全性がさらに向上する。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 カフ圧制御装置、10 筐体、2 カフ、20 内部配管、20a、21 接続チューブ、22a 流路、22b インフレーションチューブ、22c,22d 孔、23a,23b ルアーコネクタ、3 制御部、30a,30b 電源、31 記憶部、32 入力部、33 表示部、34 発音部、4 ポンプ、41 逆止弁、5 圧力センサ、6 排気バルブ、8 気管チューブ、8a 主流路、91 気管、91a 内壁、92 食道、93 喉頭蓋、94 口腔。

Claims (7)

  1. カフの内圧を適切に維持するために用いられるカフ圧制御装置であって、
    前記カフ内に気体を供給するポンプと、
    前記ポンプと前記カフとを接続するための内部配管と、
    前記カフ内の気体を前記内部配管を介して排出するための排気バルブと、
    前記内部配管の内圧を測定する圧力センサと、
    前記圧力センサで測定された前記内部配管の内圧に応じて、前記ポンプまたは前記排気バルブを動作させることにより、前記カフの内圧を制御する制御部とを備え、
    前記内部配管は、前記カフ圧制御装置が使用されていないときには、前記カフと分離可能であり、
    前記制御部は、さらに、前記内部配管が前記カフと分離され、大気に開放されている大気開放状態にあることを前記圧力センサの出力値をもとに検知した時にのみ記圧力センサの出力値のゼロ点調整を行うことを特徴とする、カフ圧制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記カフ圧制御装置の電源が入れられた後、前記ポンプを駆動させる前において、前記圧力センサによって測定された前記内部配管の内圧である第1圧力を取得し、
    前記第1圧力を取得した後、前記ポンプを所定時間駆動させ、
    前記ポンプが駆動を開始して停止するまでの所定時点において、前記圧力センサによって測定された前記内部配管の内圧である第2圧力を取得し、
    前記第1圧力に対する前記第2圧力の増加量が予め定めた第1の閾値以下である第1の条件を満たすことを少なくとも1つの指標として、前記大気開放状態を検知する、請求項1に記載のカフ圧制御装置。
  3. 前記第1の閾値は、前記大気開放状態において前記ポンプが駆動しているときの前記内部配管の両端間で生じる圧力損失の値以上である、請求項2に記載のカフ圧制御装置。
  4. 前記制御部は、さらに、前記第1圧力が予め定めた第2の閾値以下である第2の条件を満たすことを指標として、前記大気開放状態を検知する、請求項2または3に記載のカフ圧制御装置。
  5. 前記制御部は、
    さらに、前記ポンプが停止してから所定時間が経過した時点において、前記圧力センサによって測定された前記内部配管の内圧である第3圧力を取得し、
    さらに、前記第1圧力に対する前記第3圧力の増加量が予め定めた第3の閾値以下である第3の条件を満たすことを指標として、前記大気開放状態を検知する、請求項2〜4のいずれか1項に記載のカフ圧制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のカフ圧制御装置と、
    気管内に気体を供給するための主流路を有する気管チューブと
    前記カフとを備える、カフ付き気管チューブ。
  7. 請求項6に記載のカフ付き気管チューブを備える人工呼吸器。
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