JP6427992B2 - 光伝送システム、送信機、受信機、及び、光伝送方法 - Google Patents

光伝送システム、送信機、受信機、及び、光伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、光伝送システム、送信機、受信機、及び、光伝送方法に関する。
シリコンを含む材料により形成される光素子により複数の異なる波長の光信号を多重した多重光信号を伝送する光伝送システムが知られている(例えば、特許文献1乃至4を参照)。例えば、光伝送システムは、シリコンフォトニクス技術を用いて実現される。
例えば、光伝送システムは、CPU又はLSI等の電気回路間で光信号を伝送する。CPUは、Central Processing Unitの略記である。LSIは、Large Scale Integrationの略記である。例えば、光伝送システムは、光インターコネクトとも呼ばれる。
光導波路を用いて光信号を伝送する場合、金属配線を用いて電気信号を伝送するよりも信号の波形が劣化しにくい。従って、光信号の伝送は、電気信号の伝送よりも伝送路容量を大きくすることができる。
特開2013−041143号公報 特開2009−139734号公報 特表2013−513825号公報 特開2013−157722号公報
ところで、上記光伝送システムにおいて、光源は、例えば、ガリウムヒ素等の化合物半導体により形成されることがある。また、光源は、他の光素子の近傍に配置されることがある。このため、光源は、温度が高くなりやすいので、熱応力等に起因して劣化しやすい。その結果、光源からの光の出力レベルが低下する。例えば、ある波長の光を出力する光源からの光の出力レベルが小さくなるほど、その波長の光信号により単位時間あたりに伝送される情報量である伝送速度は低下する。従って、多重光信号により単位時間あたりに伝送される情報量である伝送速度も低下する。
一つの側面として、本発明の目的の一つは、伝送速度の低下を抑制することにある。
一つの側面では、光伝送システムは、シリコンを含む材料により形成される光素子により複数の異なる波長の光信号を多重した多重光信号を伝送する。光伝送システムは、上記複数の波長のうちの第1の波長の光を出力する第1の光源と、上記第1の波長と同じ又は異なる第2の波長の光を出力する第2の光源と、上記第1の光源からの光の異常を検出する第1の検出部と、入力された光のうちの、前記複数の波長の少なくとも一部の光を変調することにより前記複数の波長の光信号を生成するとともに、上記異常が検出された場合、上記第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、上記第2の光源からの光変調た光信号を含む上記多重光信号を伝送する変調部と、前記変調部の温度を検出する第2の検出部と、印加される電圧に応じて温度が変化する温度調整器を含むとともに、前記異常が検出された場合、前記変調部に含まれるリング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致するように制御する第1の制御部と、を備えるとともに、前記第1の制御部は、前記第2の検出部によって検出された温度と、前記変調部に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧と、に基づいて前記温度調整器に印加する電圧を決定する
伝送速度の低下を抑制できる。
第1実施形態に係る光伝送システムの構成例を表すブロック図である。 図1の送信機の構成例を表すブロック図である。 図1の受信機の構成例を表すブロック図である。 図1の送信機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る送信機の構成例を表すブロック図である。 第2実施形態に係る受信機の構成例を表すブロック図である。 図5の送信機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図6の受信機が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る送信機の構成例を表すブロック図である。 第3実施形態に係る受信機の構成例を表すブロック図である。 第3実施形態の第1変形例に係る送信機の構成例を表すブロック図である。 第3実施形態の第1変形例に係る受信機の構成例を表すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。ただし、以下に説明される実施形態は例示である。従って、以下に明示しない種々の変形や技術が実施形態に適用されることは排除されない。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一の符号を付した部分は、変更又は変形が明示されない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
<第1実施形態>
(構成)
図1に示すように、第1実施形態に係る光伝送システム1は、例示的に、第1の伝送装置30と、光伝送路40と、第2の伝送装置50と、を備える。第1の伝送装置30と第2の伝送装置50とは、光伝送路40を介して通信可能に接続されている。例えば、光伝送路40は、光ファイバである。
第1の伝送装置30は、複数の配線20を介して第1の電気回路10と電気的に接続されている。同様に、第2の伝送装置50は、複数の配線60を介して第2の電気回路70と電気的に接続されている。
本例では、第1の電気回路10及び第2の電気回路70のそれぞれは、IC(Integrated Circuit)である。ICは、例えば、CPUであってよい。なお、第1の電気回路10及び第2の電気回路70のそれぞれは、LSI等であってもよい。
本例では、光伝送システム1は、複数の電気回路10及び70を通信可能に接続する光インターコネクトとして用いられる。
本例では、光伝送システム1は、第1の伝送装置30と第2の伝送装置50との間で双方向に通信を行なうが、第1の伝送装置30と第2の伝送装置50との間で一方向のみの通信を行なってもよい。
以下においては、説明の便宜上、第1の伝送装置30から第2の伝送装置50へ信号を伝送する機能に係る、光伝送システム1の構成及び動作について説明する。なお、第2の伝送装置50から第1の伝送装置30へ信号を伝送する機能については、同様に説明されるため、その説明を省略する。
また、理解を容易にするため、第1の伝送装置30、第2の伝送装置50、第1の電気回路10、及び、第2の電気回路70は、送信機30、受信機50、送信側IC10、及び、受信側IC70、とそれぞれ呼ばれてよい。
送信機30には、送信側IC10からのN個の送信電気信号が、複数の配線20を介してそれぞれ入力される。本例では、Nは、4を表す。なお、Nは、4と異なる2以上の整数を表してもよい。また、Nは、レーン数と呼ばれてよい。送信機30は、入力されたN個の送信電気信号を、N個の異なる波長の光信号にそれぞれ変換する。送信機30は、N個の波長の光信号を多重した多重光信号を光伝送路40を介して受信機50へ送信する。本例では、送信電気信号は、差動信号である。
受信機50は、送信機30から多重光信号を受信する。受信機50は、受信した多重光信号から、N個の波長のそれぞれの光信号を分離する。受信機50は、N個の波長の光信号をN個の受信電気信号に変換する。受信機50は、N個の受信電気信号を受信側IC70へ、複数の配線60を介してそれぞれ出力する。本例では、受信電気信号は、差動信号である。
ここで、送信機30について説明を加える。
送信機30は、図2に示すように、例示的に、第1の光源部311と、第2の光源部312と、光スイッチ320と、合波器330と、導波路340と、変調部350と、制御部360と、を備える。
第1の光源部311は、N個の異なる波長のそれぞれの光を出力する。本例では、第1の光源部311は、N個の異なる波長のそれぞれにて発振するレーザである。レーザは、例えば、アレイレーザ、又は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)である。レーザは、インジウムガリウムヒ素(InGaAs)、又は、ガリウムヒ素(GaAs)等の結晶を含む化合物半導体により形成されてよい。
なお、「光源」は、「光源部」のうちの、1つの波長の光を出力する部分を表す。従って、本例では、第1の光源部311は、N個の異なる光源を含む。
第2の光源部312は、第1の光源部311と同様に、N個の異なる波長のそれぞれの光を出力する。本例では、第2の光源部312が出力する光のN個の波長は、第1の光源部311が出力する光のN個の波長とそれぞれ同じである。
なお、第1の光源部311及び第2の光源部312に含まれる光源のそれぞれが出力する光の波長は、個体差、及び、温度により変動することがある。
第1の光源部311に含まれる光源は、第1の光源の一例である。第2の光源部312に含まれる光源は、第2の光源の一例である。
光スイッチ320には、第1の光源部311からのN個の波長の光と、第2の光源部312からのN個の波長の光と、が入力される。光スイッチ320は、N個の波長のそれぞれに対して、第1の光源部311から入力された光と、第2の光源部312から入力された光と、のいずれか一方を合波器330へ出力する。換言すると、光スイッチ320は、N個の波長のそれぞれに対して、合波器330へ出力する光を、第1の光源部311から入力された光と、第2の光源部312から入力された光と、の間で切り替える。
本例では、光伝送システム1の起動時において、光スイッチ320は、N個の波長のそれぞれに対して、第1の光源部311から入力された光を合波器330へ出力する。
光スイッチ320は、第1の切替器の一例である。
合波器330は、光スイッチ320から入力されたN個の波長の光を合波し、合波された光を導波路340へ出力する。
導波路340は、合波器330から入力された光を光伝送路40へ伝搬する。合波器330からの光は、N個の波長の、変調されていない光が多重された多重光である。多重は、合波又は結合と表されてもよい。
変調部350は、N個の変調器351〜354を備える。
N個の変調器351〜354は、導波路340に沿って並ぶように形成される。N個の変調器351〜354は、送信側IC10から入力されたN個の送信電気信号に応じて、導波路340が伝搬する光に含まれるN個の波長#1〜#Nの光をそれぞれ変調する。
変調器351は、リング共振器3511と、駆動回路3512と、検出器3513と、加熱器3514と、を備える。なお、変調器351は、加熱器3514に加えて、又は、加熱器3514に代えて、例えば、ペルチェ素子等の冷却器を備えてもよい。加熱器3514は、温度調整器の一例である。
変調器352〜354も、変調器351と同様に、リング共振器3521〜3541と、駆動回路3522〜3542と、検出器3523〜3543と、加熱器3524〜3544と、をそれぞれ備える。変調器352〜354については、変調器351と同様に説明されるため、説明を省略する。
リング共振器3511は、環状に形成された導波路である。例えば、リング共振器3511は、円形、又は、楕円形の導波路であってよい。リング共振器3511は、導波路の長さに応じた波長の光を共振させる。導波路の長さに応じた波長は、共振波長と表されてよい。
駆動回路3512は、入力された送信電気信号を増幅し、増幅した送信電気信号をリング共振器3511へ供給する。本例では、送信電気信号は、電圧信号である。本例では、駆動回路3512の増幅率は、変調器351の特性に応じて予め設定される。
リング共振器3511には、pn接合が形成されている。本例では、送信電気信号の供給は、pn接合への電圧の印加である。pn接合に電圧が印加されることにより、pn接合に電流が流れる。pn接合を流れる電流により屈折率が変化するため、送信電気信号に応じて共振波長の光の強度が変調される。例えば、光の強度は、光の振幅により表されてもよい。
検出器3513は、リング共振器3511が伝搬する光の強度を検出する。本例では、検出器3513は、リング共振器3511が伝搬する光の強度に応じた電流を出力する。例えば、検出器3513は、フォトダイオードである。例えば、フォトダイオードは、ゲルマニウム(Ge)、又は、インジウムガリウムヒ素(InGaAs)等の結晶を含む化合物半導体により形成されてよい。
検出器3513〜3543は、第1の検出部の一例である。
加熱器3514は、印加される電圧に応じて温度が変化する。本例では、加熱器3514は、印加される電圧が大きくなるほど温度が高くなる。加熱器3514の温度の変化に伴って、リング共振器3511の温度も変化する。リング共振器3511は、リング共振器3511の温度が高くなるほど膨張する。従って、リング共振器3511の共振波長は、加熱器3514の温度の変化に伴って変化する。
制御部360は、検出器3513により検出された光の強度に基づいて、リング共振器3511の共振波長が波長#1に一致するように、加熱器3514に印加する電圧を制御する。なお、制御部360は、変調器352〜354のそれぞれに対しても、変調器351と同様の制御を行なう。
これにより、変調器351〜354の共振波長が、合波器330により出力される光のN個の波長#1〜#Nとそれぞれ一致する状態が維持される。
このようにして、N個の変調器351〜354は、入力されたN個の送信電気信号に応じて、導波路340が伝搬する光に含まれるN個の波長#1〜#Nの光をそれぞれ変調する。N個の波長#1〜#Nのそれぞれの変調された光は、光信号と表されてよい。また、導波路340のうちの、変調部350よりも光伝送路40側の部分においては、N個の光信号が多重されている。多重された光信号は、多重光信号と表されてよい。
なお、制御部360は、リング共振器3511〜3541のpn接合にバイアス電流を供給するとともにバイアス電流の量を調整することにより、リング共振器3511〜3541の共振波長を制御してもよい。
本例では、合波器330、導波路340、及び、変調器351〜354のそれぞれは、シリコンを含む材料により形成される光素子である。本例では、送信機30は、シリコンフォトニクス技術を用いて実現される。
制御部360は、N個の波長のそれぞれに対して、検出器3513〜3543により検出された光の強度に基づいて、光の異常を検出する。本例では、制御部360は、検出された光の強度が所定の閾値よりも小さい場合、光が異常であることを検出する。本例では、制御部360は、検出された光の強度が上記閾値よりも大きい場合、光が正常であることを検出する。
制御部360は、波長#iに対する光の異常が検出された場合、波長#iに対する光源の切り替えを指示する切替指示を光スイッチ320へ出力する。iは、1からNまでの整数を表す。本例では、切替指示は、波長#iを識別する識別子を含む。
光スイッチ320は、制御部360から切替指示が入力された場合、切替指示により識別される波長#iに対して合波器330へ出力する光を、第1の光源部311から入力された光から第2の光源部312から入力された光へ切り替える。
次に、受信機50について説明を加える。
受信機50は、図3に示すように、例示的に、導波路510と、分波部520と、制御部530と、を備える。
導波路510は、光伝送路40からの多重光信号を伝搬する。
分波部520は、N個の分波器521〜524を備える。
N個の分波器521〜524は、導波路510に沿って並ぶように形成される。N個の分波器521〜524は、N個の波長#1〜#Nに対して、導波路510が伝搬する多重光信号から光信号をそれぞれ分離する。N個の分波器521〜524は、N個の波長#1〜#Nに対して、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へそれぞれ出力する。
分波器521は、リング共振器5211と、検出器5212と、変換器5213と、加熱器5214と、を備える。なお、分波器521は、加熱器5214に加えて、又は、加熱器5214に代えて、例えば、ペルチェ素子等の冷却器を備えてもよい。
分波器522〜524も、分波器521と同様に、リング共振器5221〜5241と、検出器5222〜5242と、変換器5223〜5243と、加熱器5224〜5244と、をそれぞれ備える。分波器522〜524については、分波器521と同様に説明されるため、説明を省略する。
検出器5212〜5242は、第1の検出部の一例である。
リング共振器5211、検出器5212、及び、加熱器5214は、リング共振器3511、検出器3513、及び、加熱器3514とそれぞれ同様に構成される。
変換器5213は、検出器5212により出力された電流を電圧に変換する。変換器5213は、変換された電圧を所定の増幅率に従って増幅する。変換器5213は、増幅した電圧の変化を受信電気信号として受信側IC70へ出力する。本例では、変換器5213は、TIA(Transimpedance Amplifier)である。
制御部530は、制御部360と同様に、検出器5212により検出された光の強度に基づいて、リング共振器5211の共振波長が波長#1に一致するように、加熱器5214に印加する電圧を制御する。なお、制御部530は、分波器522〜524のそれぞれに対しても、分波器521と同様の制御を行なう。
これにより、分波器521〜524の共振波長が、合波器330により出力される光のN個の波長#1〜#Nとそれぞれ一致する状態が維持される。
このようにして、N個の分波器521〜524は、N個の波長#1〜#Nに対して、導波路510が伝搬する多重光信号から光信号をそれぞれ分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へそれぞれ出力する。
なお、制御部530は、リング共振器5211〜5241のpn接合にバイアス電流を供給するとともにバイアス電流の量を調整することにより、リング共振器5211〜5241の共振波長を制御してもよい。
本例では、導波路510、及び、分波器521〜524のそれぞれは、シリコンを含む材料により形成される光素子である。本例では、受信機50は、シリコンフォトニクス技術を用いて実現される。
(動作)
次に、光伝送システム1の動作について図4を参照しながら説明する。
本例では、光伝送システム1の起動時において、光スイッチ320は、N個の波長のそれぞれに対して、第1の光源部311から入力された光を合波器330へ出力する。従って、光伝送システム1の起動時において、第1の光源部311に含まれる光源は、現用光源と呼ばれてよい。また、光伝送システム1の起動時において、第2の光源部312に含まれる光源は、予備光源又は冗長光源と呼ばれてよい。
先ず、送信機30の動作について説明する。
光伝送システム1が起動されると、送信機30は、第1の光源部311からのN個の波長#1〜#4の光を変調し、変調された光信号を多重した多重光信号を送信する。
更に、光伝送システム1が起動されると、送信機30は、図4に例示する処理を実行する。
制御部360は、N個の波長の少なくとも1つの光の異常を検出するまで待機する(図4のステップS101の「No」ルート)。ここでは、波長#iの光の異常が検出された場合を想定する。
この場合、制御部360は、「Yes」と判定し、異常を検出した光の波長#iに対する予備光源が存在するか否かを判定する(図4のステップS102)。
本例では、制御部360は、N個の波長のそれぞれに対して、予備光源の数を表す情報を保持する。本例では、制御部360は、光伝送システム1の起動時に、N個の波長のそれぞれに対して、予備光源の数として「1」を表す情報を保持する。本例では、制御部360は、後述するように、波長#iに対して光源の切り替えを行なった場合、波長#iに対して保持している情報が表す予備光源の数を「1」だけ減算する。
従って、この時点では、制御部360は、異常を検出した光の波長#iに対する予備光源の数として「1」を表す情報を保持している。従って、制御部360は、「Yes」と判定し、波長#iに対する光源の切り替えを指示する切替指示を光スイッチ320へ出力する。これにより、光スイッチ320は、切替指示により識別される波長#iの、合波器330へ出力する光を、第1の光源部311からの光から第2の光源部312からの光へ切り替える(図4のステップS103)。
そして、送信機30は、波長#iの光の異常が発生したことにより、受信機50により正常に受信されなかった光信号を再送信する(図4のステップS104)。例えば、送信機30は、所定のサイズのデータに対応する光信号、所定の時間にて送信される光信号、又は、トランザクション処理の単位に対応する光信号を再送信してよい。
その後、送信機30は、ステップS101へ戻り、ステップS101〜ステップS104の処理を繰り返し実行する。
なお、異常を検出した光の波長#iに対する予備光源が存在しない場合、制御部360は、ステップS102にて「No」と判定し、ステップS101へ戻る。
次に、受信機50の動作について説明する。
光伝送システム1が起動されると、受信機50は、N個の波長#1〜#4の光信号を多重した多重光信号を受信する。更に、受信機50は、受信した多重光信号から、N個の波長#1〜#4の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
以上、説明したように、第1実施形態に係る光伝送システム1によれば、第1の光源からの光の異常が検出された場合、第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、第2の光源からの光が変調された光信号を含む多重光信号を伝送する。本例では、第1の光源は、第1の光源部311に含まれるとともに、第2の光源は、第2の光源部312に含まれる。
これによれば、第1の光源からの光の異常が検出された場合、第2の光源からの光が変調された光信号を含む多重光信号が伝送される。これにより、第1の光源からの光の異常が発生した場合に、多重光信号により単位時間あたりに伝送される情報量である伝送速度の低下を抑制できる。
更に、第1実施形態に係る光伝送システム1は、第1の光源からの光の異常が検出された場合、変調部350へ出力される光を、第1の光源からの光から、第2の光源からの光へ切り替える光スイッチ320を備える。
これによれば、光の経路を切り替えるので、例えば、電気信号の経路を切り替える場合よりも経路の切り替えを迅速に行なうことができる。この結果、第1の光源からの光の異常が発生した場合に、伝送速度が低下することを抑制できる。
加えて、第1実施形態に係る光伝送システム1は、複数の波長の任意の1つの波長に対して光の異常が検出された場合、変調部350へ出力される波長の光を、第1の光源部311からの光から、第2の光源部312からの光へ切り替える。
これによれば、光の経路を切り替えるので、例えば、電気信号の経路を切り替える場合よりも経路の切り替えを迅速に行なうことができる。この結果、第1の光源部311からの光の異常が発生した場合に、伝送速度が低下することを抑制できる。例えば、複数の波長のいずれに対して異常が発生した場合であっても、伝送速度が低下することを抑制できる。
なお、光伝送システム1は、各波長に対して、予備光源を1つだけ備えているが、複数の予備光源を備えていてもよい。また、光伝送システム1は、N個の波長のすべてに対して予備光源を備えているが、N個の波長の一部の波長に対する予備光源を備えていなくてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る光伝送システムについて説明する。第2実施形態に係る光伝送システムは、第1実施形態に係る光伝送システムに対して、異常が検出された場合に予備の波長の光を変調する予備変調器を用いる点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
(構成)
図5に示すように、第2実施形態に係る送信機30Aは、図2の第1の光源部311、変調部350及び制御部360に代えて、例示的に、第1の光源部311A、変調部350A及び制御部360Aを備える。
第1の光源部311Aは、N+1(本例では、5)個の異なる波長#1〜#5のそれぞれの光を合波器330へ出力する。
合波器330は、第1の光源部311Aから入力されたN+1個の波長#1〜#5の光を合波し、合波された光を導波路340へ出力する。
導波路340は、合波器330から入力された光を光伝送路40へ伝搬する。合波器330からの光は、N+1個の波長#1〜#5の、変調されていない光が多重された多重光である。
変調部350Aは、図2の変調部350に加えて、変調器355及びスイッチ371を備える。変調器355は、変調器351と同様に、リング共振器3551と、駆動回路3552と、検出器3553と、加熱器3554と、を備える。
変調器355は、共振波長が変調器351と異なる点を除いて、変調器351と同様の機能を有する。変調器351は、第1の変調器の一例である。変調器355は、第2の変調器の一例である。
制御部360Aは、検出器3553により検出された光の強度に基づいて、リング共振器3551の共振波長が波長#5に一致するように、加熱器3554に印加する電圧を制御する。
スイッチ371には、送信側IC10からの送信電気信号が配線20を介して入力される。スイッチ371は、入力された送信電気信号を、変調器351と変調器355とのいずれか一方へ出力する。換言すると、スイッチ371は、入力された送信電気信号の出力先を、変調器351と変調器355との間で切り替える。
本例では、光伝送システム1の起動時において、スイッチ371は、入力された送信電気信号を変調器351へ出力する。スイッチ371は、第2の切替器の一例である。
従って、光伝送システム1の起動時において、変調器351は、現用変調器と呼ばれてよい。また、光伝送システム1の起動時において、変調器355は、予備変調器又は冗長変調器と呼ばれてよい。また、光伝送システム1の起動時において、波長#1〜#4は、現用波長と呼ばれてよい。また、光伝送システム1の起動時において、波長#5は、予備波長と呼ばれてよい。
これにより、光伝送システム1の起動時において、送信機30Aは、N個の波長#1〜#4の光信号と、波長#5の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。波長#1は、第1の波長の一例である。波長#5は、第2の波長の一例である。
制御部360Aは、検出器3513により検出された光の強度に基づいて、波長#1の光の異常を検出する。本例では、制御部360Aは、検出された光の強度が所定の閾値よりも小さい場合、波長#1の光が異常であることを検出する。本例では、制御部360Aは、検出された光の強度が上記閾値よりも大きい場合、光が正常であることを検出する。
制御部360Aは、波長#1の光の異常が検出された場合、波長の切り替えを指示する切替指示をスイッチ371へ出力する。
スイッチ371は、制御部360Aから切替指示が入力された場合、入力された送信電気信号の出力先を、変調器351から変調器355へ切り替える。これにより、送信機30Aは、N個の波長#2〜#5の光信号と、波長#1の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。
図6に示すように、第2実施形態に係る受信機50Aは、図3の分波部520及び制御部530に代えて、例示的に、分波部520A及び制御部530Aを備える。
分波部520Aは、図3の分波部520に加えて、分波器525及びスイッチ541を備える。分波器525は、分波器521と同様に、リング共振器5251と、検出器5252と、変換器5253と、加熱器5254と、を備える。
分波器525は、共振波長が分波器521と異なる点を除いて、分波器521と同様の機能を有する。分波器521は、第1の分波器の一例である。分波器525は、第2の分波器の一例である。
制御部530Aは、検出器5252により検出された光の強度に基づいて、リング共振器5251の共振波長が波長#5に一致するように、加熱器5254に印加する電圧を制御する。
スイッチ541には、受信電気信号が、分波器521と分波器525とのいずれか一方から入力される。換言すると、スイッチ541は、受信電気信号の入力元を、分波器521と分波器525との間で切り替える。
スイッチ541は、入力された受信電気信号を配線60を介して受信側IC70へ出力する。換言すると、スイッチ541は、受信電気信号として出力する電気信号を、分波器521により分離された光信号に応じた電気信号と、分波器525により分離された光信号に応じた電気信号と、の間で切り替える。
本例では、光伝送システム1の起動時において、スイッチ541は、分波器521から入力された受信電気信号を受信側IC70へ出力する。スイッチ541は、第3の切替器の一例である。
従って、光伝送システム1の起動時において、分波器521は、現用分波器と呼ばれてよい。また、光伝送システム1の起動時において、分波器525は、予備分波器又は冗長分波器と呼ばれてよい。
これにより、光伝送システム1の起動時において、受信機50Aは、受信した多重光信号から、N個の波長#1〜#4の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
制御部530Aは、検出器5212により検出された光の強度に基づいて、波長#1の光の異常を検出する。本例では、制御部530Aは、検出された光の強度が所定の閾値よりも小さい場合、波長#1の光が異常であることを検出する。本例では、制御部530Aは、検出された光の強度が上記閾値よりも大きい場合、波長#1の光が正常であることを検出する。
制御部530Aは、波長#1の光の異常が検出された場合、波長の切り替えを指示する切替指示をスイッチ541へ出力する。
スイッチ541は、制御部530Aから切替指示が入力された場合、受信電気信号の入力元を、分波器521から分波器525へ切り替える。これにより、受信機50Aは、受信した多重光信号から、N個の波長#2〜#5の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
(動作)
次に、第2実施形態に係る光伝送システム1の動作について図7及び図8を参照しながら説明する。
本例では、光伝送システム1の起動時において、スイッチ371は、入力された送信電気信号を変調器351へ出力する。更に、本例では、光伝送システム1の起動時において、スイッチ541は、分波器521から入力された受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
先ず、送信機30Aの動作について説明する。
光伝送システム1が起動されると、送信機30Aは、N個の波長#1〜#4の光信号と、波長#5の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。
更に、光伝送システム1が起動されると、送信機30Aは、図7に例示する処理を実行する。
制御部360Aは、波長#1の光の異常を検出するまで待機する(図7のステップS201の「No」ルート)。ここでは、波長#1の光の異常が検出された場合を想定する。
この場合、制御部360Aは、「Yes」と判定し、予備波長が存在するか否かを判定する(図7のステップS202)。
本例では、制御部360Aは、予備波長の数を表す情報を保持する。本例では、制御部360Aは、光伝送システム1の起動時に、予備波長の数として「1」を表す情報を保持する。本例では、制御部360Aは、後述するように、波長の切り替えを行なった場合、保持している情報が表す予備波長の数を「1」だけ減算する。
従って、この時点では、制御部360Aは、予備波長の数として「1」を表す情報を保持している。従って、制御部360Aは、「Yes」と判定し、波長の切り替えを指示する切替指示をスイッチ371へ出力する。
これにより、スイッチ371は、入力された送信電気信号の出力先を、変調器351から変調器355へ切り替える(図7のステップS203)。従って、送信機30Aは、波長#1の光に代えて、波長#5の光を変調する。これにより、送信機30Aは、N個の波長#2〜#5の光信号と、波長#1の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。
そして、送信機30Aは、波長#1の光の異常が発生したことにより、受信機50Aにより正常に受信されなかった光信号を再送信する(図7のステップS204)。例えば、送信機30Aは、所定のサイズのデータに対応する光信号、所定の時間にて送信される光信号、又は、トランザクション処理の単位に対応する光信号を再送信してよい。
その後、送信機30Aは、ステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS204の処理を繰り返し実行する。
なお、予備波長が存在しない場合、制御部360Aは、ステップS202にて「No」と判定し、ステップS201へ戻る。
次に、受信機50Aの動作について説明する。
光伝送システム1が起動されると、受信機50Aは、N個の波長#1〜#4の光信号と、波長#5の変調されていない光と、を多重した多重光信号を受信する。更に、受信機50Aは、受信した多重光信号から、N個の波長#1〜#4の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
更に、光伝送システム1が起動されると、受信機50Aは、図8に例示する処理を実行する。
制御部530Aは、波長#1の光の異常を検出するまで待機する(図8のステップS301の「No」ルート)。ここでは、波長#1の光の異常が検出された場合を想定する。
この場合、制御部530Aは、「Yes」と判定し、予備波長が存在するか否かを判定する(図8のステップS302)。
本例では、制御部530Aは、制御部360Aと同様に、予備波長の数を表す情報を保持する。
従って、この時点では、制御部530Aは、予備波長の数として「1」を表す情報を保持している。従って、制御部530Aは、「Yes」と判定し、波長の切り替えを指示する切替指示をスイッチ541へ出力する。
これにより、スイッチ541は、受信電気信号の入力元を、分波器521から分波器525へ切り替える(図8のステップS303)。この結果、受信機50Aは、受信した多重光信号から、N個の波長#2〜#5の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
その後、受信機50Aは、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS303の処理を繰り返し実行する。
なお、予備波長が存在しない場合、制御部530Aは、ステップS302にて「No」と判定し、ステップS301へ戻る。
以上、説明したように、第2実施形態に係る光伝送システム1によれば、第1の光源からの光の異常が検出された場合、第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、第2の光源からの光が変調された光信号を含む多重光信号を伝送する。本例では、第1の光源は、第1の光源部311Aのうちの波長#1の光を出力する部分であるとともに、第2の光源は、第1の光源部311Aのうちの波長#5の光を出力する部分である。
これによれば、第1の光源からの光の異常が検出された場合、第2の光源からの光が変調された光信号を含む多重光信号が伝送される。これにより、第1の光源からの光の異常が発生した場合に、多重光信号により単位時間あたりに伝送される情報量である伝送速度の低下を抑制できる。
更に、第2実施形態に係る分波部520Aは、波長#1の光の異常が検出された場合、受信電気信号として出力される電気信号を、波長#1に対して分離した光信号に応じた電気信号から、波長#5に対して分離した光信号に応じた電気信号へ切り替える。
これによれば、波長#1の光の異常が検出された場合、波長#5に対して分離した光信号に応じた電気信号が受信電気信号として出力される。この結果、波長#1の光の異常が発生した場合に、伝送速度が低下することを抑制できる。
なお、第2実施形態に係る光伝送システム1は、予備波長を1つだけ備えているが、複数の予備波長を備えていてもよい。また、光伝送システム1は、1つの波長#1に対して予備変調器及び予備分波器を備えているが、N個の波長#1〜#4のすべてに対して予備変調器及び予備分波器を備えていてもよい。また、光伝送システム1は、N個の波長#1〜#4の一部に対して予備変調器及び予備分波器を備えていてもよい。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る光伝送システムについて説明する。第3実施形態に係る光伝送システムは、第1実施形態に係る光伝送システムに対して、異常が検出された場合に予備の波長の光を変調するように変調器の温度を制御する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の説明において、第1実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
(構成)
図9に示すように、第3実施形態に係る送信機30Bは、図2の第1の光源部311及び制御部360に代えて、例示的に、第1の光源部311B及び制御部360Bを備える。制御部360Bは、第1の制御部の一例である。
第1の光源部311Bは、N+1(本例では、5)個の異なる波長#1〜#5のそれぞれの光を合波器330へ出力する。
合波器330は、第1の光源部311Bから入力されたN+1個の波長#1〜#5の光を合波し、合波された光を導波路340へ出力する。
導波路340は、合波器330から入力された光を光伝送路40へ伝搬する。合波器330からの光は、N+1個の波長#1〜#5の、変調されていない光が多重された多重光である。
本例では、光伝送システム1の起動時において、制御部360Bは、N個の変調器351〜354の共振波長がN個の波長#1〜#4に一致するように、加熱器3514〜3544に印加する電圧をそれぞれ制御する。従って、光伝送システム1の起動時において、N個の変調器351〜354は、入力されたN個の送信電気信号に応じて、導波路340が伝搬する光に含まれるN個の波長#1〜#4の光をそれぞれ変調する。本例では、光伝送システム1の起動時において、波長#1〜#4は、現用波長と呼ばれてよい。また、光伝送システム1の起動時において、波長#5は、予備波長と呼ばれてよい。
これにより、光伝送システム1の起動時において、送信機30Bは、N個の波長#1〜#4の光信号と、波長#5の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。波長#1〜#4は、第1の波長の一例である。波長#5は、第2の波長の一例である。
制御部360Bは、N個の波長#1〜#4のそれぞれに対して、検出器3513〜3543により検出された光の強度に基づいて、光の異常を検出する。本例では、制御部360Bは、検出された光の強度が所定の閾値よりも小さい場合、光が異常であることを検出する。本例では、制御部360Bは、検出された光の強度が上記閾値よりも大きい場合、光が正常であることを検出する。
制御部360Bは、波長#iに対する光の異常が検出された場合、波長#iが共振波長であるリング共振器3511〜3541の温度を、共振波長が波長#5に一致するように制御する。iは、1からNまでの整数を表す。これにより、波長#iに対する光の異常が検出される前の期間において波長#iの光を変調していた変調器351〜354は、波長#5の光を変調するようになる。
この結果、例えば、波長#1に対する光の異常が検出された場合、送信機30Bは、N個の波長#2〜#5の光信号と、波長#1の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。
図10に示すように、第3実施形態に係る受信機50Bは、図3の制御部530に代えて、例示的に、制御部530Bを備える。制御部530Bは、第2の制御部の一例である。
本例では、光伝送システム1の起動時において、制御部530Bは、N個の分波器521〜524の共振波長がN個の波長#1〜#4に一致するように、加熱器5214〜5244に印加する電圧をそれぞれ制御する。従って、光伝送システム1の起動時において、N個の分波器521〜524は、受信した多重光信号から、N個の波長#1〜#4の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へそれぞれ出力する。
制御部530Bは、N個の波長#1〜#4のそれぞれに対して、検出器5212〜5242により検出された光の強度に基づいて、光の異常を検出する。本例では、制御部530Bは、検出された光の強度が所定の閾値よりも小さい場合、光が異常であることを検出する。本例では、制御部530Bは、検出された光の強度が上記閾値よりも大きい場合、光が正常であることを検出する。
制御部530Bは、波長#iに対する光の異常が検出された場合、波長#iが共振波長であるリング共振器5211〜5241の温度を、共振波長が波長#5に一致するように制御する。iは、1からNまでの整数を表す。これにより、波長#iに対する光の異常が検出される前の期間において波長#iの光信号を分離していた分波器521〜524は、波長#5の光信号を分離するようになる。
この結果、例えば、波長#1に対する光の異常が検出された場合、受信機50Bは、受信した多重光信号から、N個の波長#2〜#5の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
(動作)
次に、第3実施形態に係る光伝送システム1の動作について図7及び図8を参照しながら説明する。
本例では、光伝送システム1の起動時において、制御部360Bは、N個の変調器351〜354の共振波長がN個の波長#1〜#4に一致するように、加熱器3514〜3544に印加する電圧をそれぞれ制御する。更に、本例では、光伝送システム1の起動時において、制御部530Bは、N個の分波器521〜524の共振波長がN個の波長#1〜#4に一致するように、加熱器5214〜5244に印加する電圧をそれぞれ制御する。
先ず、送信機30Bの動作について説明する。
光伝送システム1が起動されると、送信機30Bは、N個の波長#1〜#4の光信号と、波長#5の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。
更に、光伝送システム1が起動されると、送信機30Bは、図7に例示する処理を実行する。
制御部360Bは、N個の波長の少なくとも1つの光の異常を検出するまで待機する(図7のステップS201の「No」ルート)。ここでは、波長#1の光の異常が検出された場合を想定する。
この場合、制御部360Bは、「Yes」と判定し、予備波長が存在するか否かを判定する(図7のステップS202)。
本例では、制御部360Bは、予備波長の数を表す情報を保持する。本例では、制御部360Bは、光伝送システム1の起動時に、予備波長の数として「1」を表す情報を保持する。本例では、制御部360Bは、後述するように、波長の切り替えを行なった場合、保持している情報が表す予備波長の数を「1」だけ減算する。
従って、この時点では、制御部360Bは、予備波長の数として「1」を表す情報を保持している。従って、制御部360Bは、「Yes」と判定し、波長#1が共振波長であるリング共振器3511の温度を、共振波長が波長#5に一致するように制御する(図7のステップS203)。これにより、送信機30Bは、波長#1の光に代えて、波長#5の光を変調する。この結果、送信機30Bは、N個の波長#2〜#5の光信号と、波長#1の変調されていない光と、を多重した多重光信号を送信する。
そして、送信機30Bは、波長#1の光の異常が発生したことにより、受信機50Bにより正常に受信されなかった光信号を再送信する(図7のステップS204)。例えば、送信機30Bは、所定のサイズのデータに対応する光信号、所定の時間にて送信される光信号、又は、トランザクション処理の単位に対応する光信号を再送信してよい。
その後、送信機30Bは、ステップS201へ戻り、ステップS201〜ステップS204の処理を繰り返し実行する。
なお、予備波長が存在しない場合、制御部360Bは、ステップS202にて「No」と判定し、ステップS201へ戻る。
次に、受信機50Bの動作について説明する。
光伝送システム1が起動されると、受信機50Bは、N個の波長#1〜#4の光信号と、波長#5の変調されていない光と、を多重した多重光信号を受信する。更に、受信機50Bは、受信した多重光信号から、N個の波長#1〜#4の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
更に、光伝送システム1が起動されると、受信機50Bは、図8に例示する処理を実行する。
制御部530Bは、N個の波長の少なくとも1つの光の異常を検出するまで待機する(図8のステップS301の「No」ルート)。上記仮定に従えば、波長#1の光の異常が検出される。
従って、制御部530Bは、「Yes」と判定し、予備波長が存在するか否かを判定する(図8のステップS302)。
本例では、制御部530Bは、制御部360Bと同様に、予備波長の数を表す情報を保持する。
従って、この時点では、制御部530Bは、予備波長の数として「1」を表す情報を保持している。従って、制御部530Bは、「Yes」と判定し、波長#1が共振波長であるリング共振器5211の温度を、共振波長が波長#5に一致するように制御する(図8のステップS303)。これにより、受信機50Bは、波長#1の光信号に代えて、波長#5の光信号を、受信した多重光信号から分離する。
この結果、受信機50Bは、受信した多重光信号から、N個の波長#2〜#5の光信号を分離し、分離した光信号に応じた受信電気信号を受信側IC70へ出力する。
その後、受信機50Bは、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS303の処理を繰り返し実行する。
なお、予備波長が存在しない場合、制御部530Bは、ステップS302にて「No」と判定し、ステップS301へ戻る。
以上、説明したように、第3実施形態に係る光伝送システム1によれば、第1の光源からの光の異常が検出された場合、第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、第2の光源からの光が変調された光信号を含む多重光信号を伝送する。本例では、第1の光源は、第1の光源部311Bのうちの波長#1の光を出力する部分であるとともに、第2の光源は、第1の光源部311Bのうちの波長#5の光を出力する部分である。
これによれば、第1の光源からの光の異常が検出された場合、第2の光源からの光が変調された光信号を含む多重光信号が伝送される。これにより、第1の光源からの光の異常が発生した場合に、多重光信号により単位時間あたりに伝送される情報量である伝送速度の低下を抑制できる。
更に、第3実施形態に係る制御部360Bは、波長#1の光の異常が検出された場合、リング共振器3511の温度を、リング共振器3511が共振する波長が波長#5に一致するように制御する。
これによれば、波長#1の光の異常が検出された場合、信号の経路を切り替えずに、変調される光の波長を波長#1から波長#5へ迅速に切り替えることができる。この結果、波長#1の光の異常が発生した場合に、伝送速度が低下することを抑制できる。
加えて、第3実施形態に係る制御部530Bは、波長#1の光の異常が検出された場合、リング共振器5211の温度を、リング共振器5211が共振する波長が波長#5に一致するように制御する。
これによれば、波長#1の光の異常が検出された場合、信号の経路を切り替えずに、分離される光信号の波長を波長#1から波長#5へ迅速に切り替えることができる。この結果、波長#1の光の異常が発生した場合に、伝送速度が低下することを抑制できる。
なお、第3実施形態に係る光伝送システム1は、予備波長を1つだけ備えているが、複数の予備波長を備えていてもよい。
<第3実施形態の第1変形例>
次に、本発明の第3実施形態の第1変形例に係る光伝送システムについて説明する。第3実施形態の第1変形例に係る光伝送システムは、第3実施形態に係る光伝送システムに対して、受信機が温度を検出し検出した温度に基づいて加熱器に印加する電圧を決定する点において相違している。以下、かかる相違点を中心として説明する。なお、第3実施形態の第1変形例の説明において、第3実施形態にて使用した符号と同じ符号を付したものは、同一又はほぼ同様のものである。
(構成)
図11に示すように、第3実施形態の第1変形例に係る送信機30Cは、図9の制御部360Bに代えて、例示的に、制御部360C及び温度センサ380Cを備える。制御部360Cは、第1の制御部の一例である。
第1の光源部311Bにより出力される光の波長は、第1の光源部311Bの温度に応じて変化する。第1の光源部311Bの温度は、送信機30Cの温度と相関が強い。従って、送信機30Cの温度と、各変調器351〜354の共振波長が予備波長と一致する場合において加熱器3514〜3544に印加される電圧と、の関係を予め求め、その関係に基づいて加熱器3514〜3544に印加する電圧を決定できる。
温度センサ380Cは、送信機30Cの温度を検出する。
制御部360Cは、温度センサ380Cにより検出された温度と、各変調器351〜354の共振波長が予備波長と一致する場合において加熱器3514〜3544に印加される電圧と、の第1の関係を保持する。
例えば、第1の関係は、予め保持されていてもよい。また、制御部360Cは、例えば、光伝送システム1の製造時、光伝送システム1の出荷時、又は、光伝送システム1が稼働する前の所定の時点等において、第1の関係を取得してもよい。例えば、第1の関係は、複数の異なる温度と、各温度に対する電圧と、を表す。例えば、第1の関係は、テーブル形式の情報、及び、電圧を算出する数式を表す情報の一方、又は、組み合わせとして保持されてよい。
制御部360Cは、波長#iに対する光の異常が検出された場合、保持している第1の関係と、当該異常が検出された時点にて温度センサ380Cにより検出された温度と、に基づいて、波長#iに対する加熱器3514〜3544に印加する電圧を決定する。
図12に示すように、第3実施形態の第1変形例に係る受信機50Cは、図10の制御部530Bに代えて、例示的に、制御部530C及び温度センサ540Cを備える。制御部530Cは、第2の制御部の一例である。温度センサ540Cは、第2の検出部の一例である。
受信機50Cは、送信機30Cの温度を検出できない。受信機50Cの温度は、送信機30Cの温度と相関が強い。従って、受信機50Cの温度に基づいて、加熱器5214〜5244に印加する電圧を決定できる。
温度センサ540Cは、分波部520の温度を検出する。
制御部530Cは、所定の第1の時点にて温度センサ540Cにより検出された第1の温度を保持する。例えば、第1の時点は、光伝送システム1の製造時、光伝送システム1の出荷時、又は、光伝送システム1が稼働する前の所定の時点等であってよい。
更に、制御部530Cは、第1の時点にて、各分波器521〜524の共振波長が予備波長と一致する場合において加熱器5214〜5244に印加される電圧を取得し、取得した電圧を保持する。
制御部530Cは、波長#iに対する光の異常が検出された場合、異常が検出された第2の時点にて温度センサ540Cにより検出された第2の温度と、数式1と、に基づいて、波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加する電圧V(t)を決定する。
Figure 0006427992
、及び、tは、第1の時点、及び、第2の時点をそれぞれ表す。T(t)、及び、T(t)は、第1の温度、及び、第2の温度をそれぞれ表す。V(t)は、第1の時点にて、波長#iに対する分波器521〜524の共振波長が予備波長と一致する場合において、波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加される電圧を表す。Fは、分波器521〜524の温度と、加熱器5214〜5244に印加される電圧と、の第2の関係を表すとともに、温度を電圧に変換する関数を表す。
Fを表す情報は、制御部530Cにより予め保持されていてよい。また、制御部530Cは、例えば、光伝送システム1の製造時、光伝送システム1の出荷時、又は、光伝送システム1が稼働する前の所定の時点等において、Fを表す情報を取得してもよい。この場合、分波器521〜524の温度として温度センサ540Cにより検出される温度が用いられてよい。
従って、第3実施形態の第1変形例に係る光伝送システム1によれば、例えば、波長#1に対する光の異常が検出された場合、変調器351に含まれるリング共振器3511の共振波長を予備波長に迅速に一致させることができる。
更に、第3実施形態の第1変形例に係る光伝送システム1によれば、例えば、波長#1に対する光の異常が検出された場合、分波器521に含まれるリング共振器5211の共振波長を予備波長に迅速に一致させることができる。
この結果、伝送速度が低下することを抑制できる。
なお、制御部530Cは、数式1に代えて、数式2に基づいて、異常が検出された波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加する電圧V(t)を決定してもよい。
Figure 0006427992
−1は、Fの逆関数を表す。V(t)は、第1の時点にて、波長#iに対する分波器521〜524の共振波長が現用波長(換言すると、波長#i)と一致する場合において、波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加される電圧を表す。V(t)は、第2の時点にて、波長#iに対する分波器521〜524の共振波長が現用波長(換言すると、波長#i)と一致する場合において、波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加される電圧を表す。なお、V(t)及びV(t)は、制御部530Cにより取得され、取得された値が制御部530Cにより保持されてよい。
これによれば、第1の光源部311Bにより出力される光の波長が第1の光源部311Bの温度の変化に伴って変化する場合においても、リング共振器5211〜5241の共振波長を予備波長に迅速に一致させることができる。
また、制御部530Cは、数式2に代えて、数式3に基づいて、異常が検出された波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加する電圧V(t)を決定してもよい。
Figure 0006427992
dλ/dTは、冗長波長の光として第1の光源部311Bにより出力される光の波長の温度に対する変化率を表す。dλ/dTは、波長#iの光として第1の光源部311Bにより出力される光の波長の温度に対する変化率を表す。
なお、dλ/dT、及び、dλ/dTは、送信機30Cの制御部360Cにより取得され、取得された値が制御部360Cにより保持されてよい。例えば、dλ/dT、及び、dλ/dTは、光伝送システム1の製造時、光伝送システム1の出荷時、又は、光伝送システム1が稼働する前の所定の時点等に取得されてよい。また、dλ/dT、及び、dλ/dTを表す情報は、光伝送システム1の起動時等の所定の時点にて、送信機30Cから受信機50Cへ送信されてよい。例えば、dλ/dT、及び、dλ/dTを表す情報の送信は、I2C(Inter−Integrated Circuit)通信により実現されてよい。
これによれば、第1の光源部311Bにより出力される光の波長の温度に対する変化率が波長毎に異なる場合においても、リング共振器5211〜5241の共振波長を予備波長に迅速に一致させることができる。
また、制御部530Cは、数式3に代えて、数式4に基づいて、異常が検出された波長#iに対する加熱器5214〜5244に印加する電圧V(t)を決定してもよい。
Figure 0006427992
は、複数の分波器521〜524のうちの、異常が検出された波長#iに対する分波器521〜524に対する第2の関係を表すとともに、温度を電圧に変換する関数を表す。
を表す情報は、制御部530Cにより予め保持されていてよい。また、制御部530Cは、例えば、光伝送システム1の製造時、光伝送システム1の出荷時、又は、光伝送システム1が稼働する前の所定の時点等において、Fを表す情報を取得してもよい。この場合、分波器521〜524の温度として温度センサ540Cにより検出される温度が用いられてよい。
これによれば、分波器毎に第2の関係が異なる場合においても、リング共振器5211〜5241の共振波長を予備波長に迅速に一致させることができる。
ところで、第1実施形態に係る光伝送システム1においては、第1の光源部311により出力される光の波長と、第2の光源部312により出力される光の波長と、が僅かに相違することがある。この場合、光源の切り替え後に波長を調整するために、第3実施形態の第1変形例に係る温度の制御が用いられてもよい。
また、各実施形態に係る光伝送システム1は、他の実施形態に係る光伝送システム1の少なくとも1つと組み合わせられてもよい。
また、各実施形態に係る光伝送システム1は、光インターコネクトに用いられているが、光通信に用いられてもよい。
1 光伝送システム
10 第1の電気回路(送信側IC)
20 配線
30,30A〜30C 第1の伝送装置(送信機)
311,311A,311B 第1の光源部
312 第2の光源部
320 光スイッチ
330 合波器
340 導波路
350,350A 変調部
351〜355 変調器
3511〜3551 リング共振器
3512〜3552 駆動回路
3513〜3553 検出器
3514〜3554 加熱器
360,360A〜360C 制御部
371 スイッチ
380C 温度センサ
40 光伝送路
50,50A〜50C 第2の伝送装置(受信機)
510 導波路
520,520A 分波部
521〜525 分波器
5211〜5251 リング共振器
5212〜5252 検出器
5213〜5253 変換器
5214〜5254 加熱器
530,530A〜530C 制御部
540C 温度センサ
541 スイッチ
60 配線
70 第2の電気回路(受信側IC)

Claims (20)

  1. シリコンを含む材料により形成される光素子により複数の異なる波長の光信号を多重した多重光信号を伝送する光伝送システムであって、
    前記複数の波長のうちの第1の波長の光を出力する第1の光源と、
    前記第1の波長と同じ又は異なる第2の波長の光を出力する第2の光源と、
    前記第1の光源からの光の異常を検出する第1の検出部と、
    入力された光のうちの、前記複数の波長の少なくとも一部の光を変調することにより前記複数の波長の光信号を生成するとともに、前記異常が検出された場合、前記第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、前記第2の光源からの光変調た光信号を含む前記多重光信号を伝送する変調部と、
    前記変調部の温度を検出する第2の検出部と、
    印加される電圧に応じて温度が変化する温度調整器を含むとともに、前記異常が検出された場合、前記変調部に含まれるリング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致するように制御する第1の制御部と、
    を備えるとともに、
    前記第1の制御部は、前記第2の検出部によって検出された温度と、前記変調部に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧と、に基づいて前記温度調整器に印加する電圧を決定する、光伝送システム
  2. 請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記第2の波長は、前記第1の波長と同じであり、
    前記光伝送システムは、
    前記異常が検出された場合、前記変調部へ出力される光を、前記第1の光源からの光から、前記第2の光源からの光へ切り替える第1の切替器を備える、光伝送システム。
  3. 請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記第1の光源を含むとともに、前記複数の波長のそれぞれの光を出力する第1の光源部と、
    前記第2の光源を含むとともに、前記複数の波長のそれぞれの光を出力する第2の光源部と、を備えるとともに、
    前記第1の検出部は、前記第1の光源部からの前記複数の波長のそれぞれの光の異常を検出し、
    前記第1の切替器は、前記複数の波長の任意の1つの波長に対して前記異常が検出された場合、前記変調部へ出力される前記波長の光を、前記第1の光源部からの光から、前記第2の光源部からの光へ切り替える、光伝送システム。
  4. 請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記第2の波長は、前記複数の波長のうちの、前記第1の波長と異なる波長であり、
    前記第1の光源からの光、及び、前記第2の光源からの光は、前記変調部に入力され、
    前記光伝送システムは、
    前記複数の波長の少なくとも一部のそれぞれに対して、前記伝送された多重光信号から光信号を分離し前記分離した光信号に応じた受信電気信号を出力するとともに、前記異常が検出された場合、前記受信電気信号として出力される電気信号を、前記第1の波長に対して分離した光信号に応じた電気信号から、前記第2の波長に対して分離した光信号に応じた電気信号へ切り替える分波部を備える、光伝送システム。
  5. 請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記変調部は、
    入力された送信電気信号に応じて前記第1の波長の光を変調する第1の変調器と、
    入力された送信電気信号に応じて前記第2の波長の光を変調する第2の変調器と、
    前記異常が検出された場合、前記送信電気信号が入力される変調器を、前記第1の変調器から前記第2の変調器へ切り替える第2の切替器と、
    を含む、光伝送システム。
  6. 請求項又は請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記分波部は、
    前記伝送された多重光信号から前記第1の波長の光信号を分離する第1の分波器と、
    前記伝送された多重光信号から前記第2の波長の光信号を分離する第2の分波器と、
    前記異常が検出された場合、前記受信電気信号として出力される電気信号を、前記第1の分波器により分離された光信号に応じた電気信号から、前記第2の分波器により分離された光信号に応じた電気信号へ切り替える第3の切替器と、
    を含む、光伝送システム
  7. 請求項又は請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記分波部は、前記第1の波長に共振するリング共振器を含むとともに、前記伝送された多重光信号から前記第1の波長の光信号を分離する分波器を含み、
    前記光伝送システムは、前記異常が検出された場合、前記分波器に含まれる前記リング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致するように制御する第2の制御部を備える、光伝送システム。
  8. 請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記分波部の温度を検出する第2の検出部を備え、
    前記第2の制御部は、印加される電圧に応じて温度が変化する温度調整器を含み、
    所定の第1の時点にて前記検出された第1の温度と、前記異常が検出された第2の時点にて前記検出された第2の温度と、前記第1の時点にて前記分波器に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧と、に基づいて前記温度調整器に印加する電圧を決定する、光伝送システム。
  9. 請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記電圧は、前記第1の時点及び前記第2の時点のそれぞれにて前記分波器に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第1の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧に基づいて決定される、光伝送システム。
  10. 請求項又は請求項に記載の光伝送システムであって、
    前記第2の制御部は、前記温度調整器に印加される電圧と、前記分波部の温度と、の関係を予め保持し、
    前記電圧は、前記保持している関係に基づいて決定される、光伝送システム。
  11. 請求項乃至請求項1のいずれか一項に記載の光伝送システムであって、
    前記電圧は、前記第1の光源により出力される光の波長の温度に対する変化率と、前記第2の光源により出力される光の波長の温度に対する変化率と、に基づいて決定される、光伝送システム。
  12. シリコンを含む材料により形成される光素子により複数の異なる波長の光信号を多重し
    た多重光信号を送信する送信機であって、
    前記複数の波長のうちの第1の波長の光を出力する第1の光源と、
    前記第1の波長と同じ又は異なる第2の波長の光を出力する第2の光源と、
    前記第1の光源からの光の異常を検出する第1の検出部と、
    入力された光のうちの、前記複数の波長の少なくとも一部の光を変調することにより前記複数の波長の光信号を生成するとともに、前記異常が検出された場合、前記第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、前記第2の光源からの光変調た光信号を含む前記多重光信号を送信する変調部と、
    前記変調部の温度を検出する第2の検出部と、
    印加される電圧に応じて温度が変化する温度調整器を含むとともに、前記異常が検出された場合、前記変調部に含まれるリング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致するように制御する第1の制御部と、
    を備えるとともに、
    前記第1の制御部は、前記第2の検出部によって検出された温度と、前記変調部に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧と、に基づいて前記温度調整器に印加する電圧を決定する、送信機
  13. 請求項1に記載の送信機であって、
    前記第2の波長は、前記第1の波長と同じであり、
    前記送信機は、
    前記異常が検出された場合、前記変調部へ出力される光を、前記第1の光源からの光から、前記第2の光源からの光へ切り替える第1の切替器を備える、送信機。
  14. 請求項1に記載の送信機であって、
    前記第2の波長は、前記複数の波長のうちの、前記第1の波長と異なる波長であり、
    前記第1の光源からの光、及び、前記第2の光源からの光は、前記変調部に入力される、送信機。
  15. 請求項1に記載の送信機であって、
    前記変調部は、
    入力された送信電気信号に応じて前記第1の波長の光を変調する第1の変調器と、
    入力された送信電気信号に応じて前記第2の波長の光を変調する第2の変調器と、
    前記異常が検出された場合、前記送信電気信号が入力される変調器を、前記第1の変調器から前記第2の変調器へ切り替える第2の切替器と、
    を含む、送信機
  16. シリコンを含む材料により形成される光素子により複数の異なる波長の光信号を多重した多重光信号を受信する受信機であって、
    前記複数の波長のうちの第1の波長の光の異常を検出する第1の検出部と、
    前記第1の波長に共振するリング共振器を含むとともに、前記受信された多重光信号から前記第1の波長の光信号を分離する分波器を含む分波部と、
    前記分波部の温度を検出する第2の検出部と、
    印加される電圧に応じて温度が変化する温度調整器を含むとともに、前記異常が検出された場合、前記分波部に含まれる前記リング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が第2の波長に一致するように制御する制御部と、
    を備えるとともに、
    前記分波部は、前記異常が検出された場合、前記第1の波長の光が変調された光信号に代えて、前記複数の波長のうちの前記第1の波長と異なる前記第2の波長の光が変調された光信号を含む前記多重光信号を受信し、
    前記制御部は、所定の第1の時点にて前記第2の検出部によって検出された第1の温度と、前記異常が検出された第2の時点にて前記第2の検出部によって検出された第2の温度と、前記第1の時点にて前記分波部に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧と、に基づいて前記温度調整器に印加する電圧を決定する、受信機。
  17. 請求項16に記載の受信機であって、
    前記分波部は、
    前記複数の波長の少なくとも一部のそれぞれに対して、前記受信された多重光信号から光信号を分離し前記分離した光信号に応じた受信電気信号を出力するとともに、前記異常が検出された場合、前記受信電気信号として出力される電気信号を、前記第1の波長に対して分離した光信号に応じた電気信号から、前記第2の波長に対して分離した光信号に応じた電気信号へ切り替える、受信機。
  18. 請求項17に記載の受信機であって、
    前記分波部は、
    前記受信された多重光信号から前記第1の波長の光信号を分離する第1の分波器と、
    前記受信された多重光信号から前記第2の波長の光信号を分離する第2の分波器と、
    前記異常が検出された場合、前記受信電気信号として出力される電気信号を、前記第1の分波器により分離された光信号に応じた電気信号から、前記第2の分波器により分離された光信号に応じた電気信号へ切り替える第3の切替器と、
    を含む、受信機。
  19. 請求項17に記載の受信機であって、
    前記分波部は、前記第1の波長に共振するリング共振器を含むとともに、前記受信された多重光信号から前記第1の波長の光信号を分離する分波器を含み、
    前記受信機は、前記異常が検出された場合、前記分波器に含まれる前記リング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致するように制御する第2の制御部を備える、受信機。
  20. シリコンを含む材料により形成される光素子により複数の異なる波長の光信号を多重した多重光信号を伝送する光伝送方法であって、
    前記複数の波長のうちの第1の波長の光を出力する第1の光源からの光の異常を検出し、
    変調部によって、入力された光のうちの、前記複数の波長の少なくとも一部の光を変調することにより前記複数の波長の光信号を生成するとともに、前記異常が検出された場合、前記第1の光源からの光が変調された光信号に代えて、前記第1の波長と同じ又は異なる第2の波長の光を出力する第2の光源からの光変調た光信号を含む前記多重光信号を伝送し、
    前記変調部の温度を検出し、
    印加される電圧に応じて温度が変化する温度調整器を含むとともに、前記異常が検出された場合、前記変調部に含まれるリング共振器の温度を、前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致するように制御し、
    検出された前記変調部の温度と、前記変調部に含まれる前記リング共振器が共振する波長が前記第2の波長に一致する場合において前記温度調整器に印加される電圧と、に基づいて前記温度調整器に印加する電圧を決定する、光伝送方法。
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