JP6424364B2 - レーザレンジファインダ、3次元スキャナおよびレーザ光偏向装置 - Google Patents

レーザレンジファインダ、3次元スキャナおよびレーザ光偏向装置 Download PDF

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Description

この発明は、レーザレンジファインダ、3次元スキャナおよびレーザ光偏向装置に関し、特にたとえば、レーザ光を利用する、レーザレンジファインダ、3次元スキャナおよびレーザ光偏向装置に関する。
背景技術の一例が特許文献1に開示されている。この特許文献における走査式測距装置では、内部の発光部から出力された測定光は、回転体と一体回転する偏向ミラーによって反射される。たとえば、走査式測距装置が自動搬送車両に取り付けられた場合、走行方向前方に走行方向と垂直な軌跡に沿って、走査されることになる。
特開2010-256179号公報[G01S 17/93, G01C 3/06, G05D 1/02, B65G 1/00, G01S 17/42]
ところが、特許文献1の走査式測距装置では、走査範囲を広く、かつ走査周期を短くすると振動や騒音が大きくなり、電力を多く消費する。特に、たとえば3次元の走査を行うときの騒音および消費電力を考慮した場合、領域全体の距離データを取得するために時間がかかってしまう問題がある。
また、高速に3次元の走査を実現するために、レーザ距離計測ユニットを多数搭載したセンサも開発されているが、このセンサはコストが高い。そのため、たとえば走査式測距装置を用いた自律移動ロボットの分野では、広い範囲のデータを短時間で取得でき、かつコストが低いセンサが求められている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、レーザレンジファインダ、3次元スキャナおよびレーザ光偏向装置を提供することである。
この発明の他の目的は、機械的な動作部を用いずにレーザ光を走査することが出来る、レーザレンジファインダ、3次元スキャナおよびレーザ光偏向装置を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、各々が異方性光学結晶から成り、垂直な第1面および傾斜した第2面を有し、第1面から入射したレーザ光の偏光方向に応じて、第2面から第1レーザ光または第1レーザ光の光路とは異なる第2レーザ光を出射する、少なくとも1つのプリズム、プリズムを挟んで設置され、それぞれが入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させるか、回転させないかを制御できる、少なくとも1対の偏光回転素子、最も外側の偏光回転素子の外側にそれぞれ設けられ、それぞれが所定の偏光方向成分のレーザ光を通過させる、1対の偏光フィルタ、およびプリズムの第1面側の偏光フィルタにレーザ光を投光し、プリズムの第2面側の偏光フィルタを経た反射レーザ光を受光する投受光部を備える、レーザレンジファインダである。
第1の発明では、レーザレンジファインダ(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)における少なくとも1つのプリズム(18)は、たとえば各々が方解石などの異方性光学結晶から成り、垂直な第1面および傾斜した第2面を有する。また、このようなプリズムは複屈折するため、第1面から入射したレーザ光の偏光方向に応じて、たとえば通常光線とも呼ばれる第1レーザ光または異常光線とも呼ばれる第2レーザ光を、第2面から出射する。少なくとも1対の偏光回転素子(20)は、たとえばプリズムが2個である場合は、2つのプリズムが3つの偏光回転素子で挟まれるように設置される。また、各偏光回転素子は、入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させるか、回転させないかを制御できる。1対の偏光フィルタ(22)は、最も外側の偏光回転素子の外側にそれぞれ設けられる。たとえば、投受光部側に設けられる一方の偏光フィルタ(22a)は、所定の偏光成分のレーザ光、つまり一定方向に偏光したレーザ光を通過させる。また、他方の偏光フィルタ(22b)は、外部に出射されたレーザ光と同じ方向に偏光した反射レーザ光を通過させる。投受光部(14)は、たとえば略同軸上で、プリズムの第1面側の偏光フィルタにレーザ光を投光し、プリズムの第2面側の偏光フィルタを経た反射レーザ光を受光する。
第1の発明によれば、機械的な動作部を用いずに、複数の角度でレーザ光を走査することが出来る。
また、第1の発明のレーザレンジファインダは、機械的な回転部および振動部を有しているレーザ光偏向装置に対して低騒音/低振動、低消費電力および高耐久性/耐候性などの効果を奏する。
第2の発明は、第1の発明に従属し、偏光回転素子のオン/オフを制御する制御部をさらに備え、偏光回転素子は、制御部によってオンにされたときに入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させ、制御部によってオフにされたときには入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させない。
第2の発明では、制御部(12,24)は、たとえば全体を制御するプロセッサ(12)と、各偏光回転素子と対応する制御部とを含み、偏光回転素子のオン/オフを制御する。偏光回転素子は、制御部によってオンにされたときに入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させる。一方、偏光回転素子は、制御部によってオフにされたときには入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させない。
第3の発明は、第1の発明のレーザレンジファインダ、レーザレンジファインダからレーザ光が投光されるミラー、およびミラーを回転させるモータを備える、3次元スキャナである。
第3の発明では、レーザレンジファインダ(10)は、たとえばn個のプリズムが用いられている場合は、2個の角度にレーザ光を投光することが可能である。ミラー(62)には、たとえば2個の角度にレーザ光が照射される。モータ(64)は、たとえばミラーの回転を制御する。たとえば、投光されたレーザ光を反射したミラーが一回転すると、1つの面(スキャン平面)をスキャンすることが出来る。たとえば、2個の位置にレーザ光を投光することが可能なレーザレンジファインダを用いた場合、2個のスキャン平面を得ることができる。そして、3次元スキャナは2個のスキャン平面に基づいて、3次元空間のスキャン結果を得る。
第3の発明によれば、機械的な回転部および振動部を有しているレーザレンジファインダを利用する3次元スキャナに対して、低コストで、広い範囲の領域全体のデータを、短時間で取得することが可能となる。
第4の発明は、各々が異方性光学結晶から成り、垂直な第1面および傾斜した第2面を有し、第1面から入射したレーザ光の偏光方向に応じて、第2面から第1レーザ光または第1レーザ光の光路とは異なる第2レーザ光を出射する、少なくとも1つのプリズム、プリズムを挟んで設置され、それぞれが入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させるか、回転させないかを制御できる、少なくとも1対の偏光回転素子、および最も外側の偏光回転素子の外側にそれぞれ設けられ、それぞれが所定の偏光方向成分のレーザ光を通過させる、1対の偏光フィルタを備える、レーザ光偏向装置である。
第4の発明では、レーザ光偏向装置(10)は、第1の発明のプリズム(18)、偏光回転素子(20)および偏光フィルタ(22)を含むレーザ光偏向装置(16)を備える。
第4の発明によれば、機械的な回転部および振動部を用いずに、レーザ光を偏向させることが出来る。
この発明によれば、機械的な動作部を用いずに、複数の角度でレーザ光を走査することが出来る。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例のレーザレンジファインダの構成の一例を示す図解図である。 図2は図1に示すレーザレンジファインダにおけるレーザ光および反射レーザ光の投受光の経路の一例を示す図解図であり、図2(A)はレーザ光の投光経路の一例を示し、図2(B)は反射レーザ光の受光経路の一例を示す。 図3は図1に示すプロセッサおよび制御部によって制御される偏光回転素子の一例を示す図解図である。 図4は図1に示すレーザレンジファインダを用いた動作実験の実験環境の一例を示す図解図である。 図5は図1に示すレーザレンジファインダから投光されたレーザ光の投光位置の一例を示す図解図である。 図6は図1に示すレーザレンジファインダを用いた動作実験の実験結果の一例を示す図解図である。 図7は他の実施例のレーザレンジファインダの構成の一例を示す図解図である。 図8はその他の実施例のレーザレンジファインダから投光されたレーザ光の投光位置の一例を示す図解図である。 図9は図1に示すレーザレンジファインダが用いられた3次元スキャナの構成の一例を示す図解図である。 図10は図10に示す3次元スキャナによってスキャンされるスキャン平面の一例を示す図解図である。
<第1実施例>
図1を参照して、実施例のレーザレンジファインダ10は、プロセッサ12、レーザ光源とも言われる投受光部14およびレーザ光偏向装置16などを備える。そして、レーザレンジファインダ10は、測定光の出射時期と反射光の受光時期の時差を求めることで、レーザレンジファインダ10から物体までの距離を算出する。
なお、以下の説明では、光波の振動に関することに対して「偏光」という言葉を用い、レーザ光の進行方向の角度を変えることに関して「偏向」という言葉を用いていることに注意されたい。
投受光部14はレーザ光を投光し、投光したレーザ光が物体に当たって反射したレーザ光を受光する。なお、レーザ光は「測定光」と言われることもあり、反射したレーザ光は、「反射光」または「反射レーザ光」と言われることもある。
レーザ光偏向装置16は、レーザスキャナと言われることもあり、垂直な第1面および傾斜した第2面を有する2つの偏光プリズム18、各偏光プリズム18を挟むように設置される3つの偏光回転素子20および最も外側の偏光回転素子20の外側にそれぞれ設けられる一対の偏光フィルタ22を含む。また、各偏光回転素子20には制御部24が接続され、制御部24は、プロセッサ12の指示に従って、偏光回転素子20のオン/オフを制御する。そのため、プロセッサ12および制御部24は、まとめて「制御部」と言われることもある。
3つの偏光回転素子20は、たとえば制御部24によってオンにされた状態では、偏光回転素子20の内部を通過するレーザ光の偏光方向を回転させる。また、偏光回転素子20のそれぞれには、電気的にリターダンスを制御可能な液晶可変リターダが採用される。
なお、他の実施例の偏光回転素子20には、液晶可変リターダよりも応答性がよいポッケルスセル可変リターダや、電気的に偏光方向の回転を制御可能なTN液晶などが採用されてもよい。
2つの偏光プリズム18は、方解石などの異方性光学結晶から成る。異方性光学結晶は、その結晶の光学軸に対して平行な偏光の光線(通常光線)と、光学軸に対して垂直な偏光の光線(異常光線)とで屈折率が異なる。つまり、異方性光学結晶の向き対する偏光方向および入射方向で、屈折率が変わる。たとえば、方解石から成る偏光プリズム18では、通常光線の屈折率nは、異常光線の屈折率nよりも大きいため、通常光線は異常光線よりも大きく屈折する。
そして、投受光部14は、偏光プリズム18の第1面側の第1偏光フィルタ22aにレーザ光を投光し、偏光プリズム18の第2面側の第2偏光フィルタ22bを経た反射レーザ光を受光する。
このように、レーザレンジファインダ10は、非機械的なレーザスキャン方式を採用しており、機械的な回転部および振動部を有していない。そのため、レーザレンジファインダ10は、機械的な回転部および振動部を有しているレーザレンジファインダに対して低騒音/低振動、低消費電力および高耐久性/耐候性などの効果を奏する。
ここで、たとえば投受光部14は、光源または投光部とも言われるレーザダイオードと、受光部とも言われるフォトダイオードとを含む。レーザダイオードには、投受光部14の外部にレーザ光を出力するため導光部材が設けられている。また、導光部材内にはコリメータレンズが設けられている。そのため、レーザダイオードが出力したレーザ光は、導光部材によってコリメータレンズに導かれ、コリメータレンズで平行状態に調整される。そして、平行状態に調整されたレーザ光が、投受光部14の外部に出射される。なお、平行状態に調整されたレーザ光(ビーム光)は、コリメート光と言われることもある。
導光部材の出射側では、この導光部材の周囲を囲むように集光レンズ設置されている。つまり、導光部材の一方端は集光レンズの略中心を貫いた状態となる。たとえば、反射レーザ光は集光レンズによって受光される。集光レンズの焦点には、レーザダイオードの光軸と略一致するように配置されたフォトダイオードが設けられている。そのため、集光レンズによって集光された反射レーザ光は、集光レンズの焦点に配置されたフォトダイオードに入力される。
このように、本実施例の投受光部14は、投光したレーザ光と略同じ光軸上で、反射レーザ光を受光することができる。
なお、投受光部14の具体的な構成などについては、特開2014−109686号公報を参照されたい。また、他の実施例では、たとえば特開2002−246636号公報などに記載されている技術が利用された投受光部14が採用されてもよい。
図2(A)は投受光部14から投光されたレーザ光の投光経路の一例を示す。図2(A)を参照して、投受光部14が投光したレーザ光は第1偏光フィルタ22aを通過する。このとき、第1偏光フィルタ22aでは、所定の偏光成分のレーザ光、つまり一定方向に偏光したレーザ光が通過する。この第1偏光フィルタ22a通過したレーザ光は、第1偏光回転素子20aを通過する。第1偏光回転素子20aでは、内部を通過するレーザ光の偏光方向を90度回転させるか、回転させないかが制御される。たとえば、第1偏光回転素子20aがオンであれば、レーザ光の偏光方向は90度回転する。一方、第2偏光回転素子20bがオフであれば、レーザ光の偏光方向は90度回転しない。
第1偏光回転素子20aで偏光方向が制御されたレーザ光は、第1偏光プリズム18aの垂直な第1面に入射する。入射したレーザ光は、偏光方向に応じて、通常光線のレーザ光または異常光線のレーザ光を第2面から出射する。
第1偏光プリズム18aから出射されたレーザ光は、第2偏光回転素子20bで偏光方向を90度回転させるか否かが再び制御され、第2偏光プリズム18bに入射する。第2偏光プリズム18bの第1面から入射したレーザ光は、再び偏光方向に応じて、通常光線のレーザ光または異常光線のレーザ光を第2面から出射する。
たとえば、図3を参照して、1つ目の偏光プリズム18にレーザ光Lが入射した場合、レーザ光Lの偏光方向に応じて、第1レーザ光Lまたは第2レーザ光Lが出射される。第1レーザ光Lまたは第2レーザ光Lは偏光回転素子20を通過して、2つ目の偏光プリズム18の第1面に入射する。このとき、偏光回転素子20がオフであれば第1レーザ光Lに対応する第3レーザ光L11が第2面から出射され、偏光回転素子20がオンであれば第1レーザ光Lに対応する第4レーザ光L12が第2面から出射される。また、偏光回転素子20がオンであれば第2レーザ光Lに対応する第5レーザ光L21が第2面から出射され、偏光回転素子20がオフであれば第2レーザ光Lに対応する第6レーザ光L22が第2面から出射される。
このように、本実施例では、レーザ光が2個の偏光プリズム18を透過するため、レーザ光の角度を4(=2)つの分解能で偏向することが可能である。
なお、レーザ光が1個の偏光プリズム18を透過する場合は、レーザ光の角度は2(=2)つの分解能で偏向する。また、レーザ光が3個の偏光プリズム18を透過する場合は、レーザ光の角度は8(=2)つの分解能で偏向する。つまり、レーザ光偏向装置16で利用されるn個の偏光プリズムに応じて、レーザ光の角度は2つの分解能で偏向する。
また、たとえば上述の第3−第6レーザ光は、最終段の偏光回転素子20で、偏光方向を90度回転させるかが制御され、第2偏光フィルタ22bを介して外部に投光される。
図2(A),(B)を参照して、最終段の偏光回転素子20、つまり実施例では3段目の第3偏光回転素子20cと、最終段の偏光回転素子20に設けられる第2偏光フィルタ22bとは、レーザ光の偏向角度の分解能の偏光には寄与していない。ただし、最終段の偏光回転素子20は、全ての偏光回転素子20のうち、オンにされる偏光回転素子20が偶数個となるように用いられる。そして、オンの偏光回転素子20を偶数個にすることで、第2偏光フィルタ22bから外部に出射されたレーザ光の偏向方向と、そのレーザ光の反射レーザ光の偏向方向とを等しくすることが出来る。
また、外部に投光され物体に当たったレーザ光は拡散する。そのため、反射レーザ光は様々な偏光方向成分を含む。そして、外部に投光されたレーザ光と同じ方向に偏光した反射レーザ光を通過させるために、第2偏光フィルタ22bが設けられている。
このように、最終段の偏光回転素子20および第2偏光フィルタ22bを設けることで、図2(B)に示すように、レーザ光と反射レーザ光との経路が同じになる。つまり、反射レーザ光は投光経路と略同じ経路をたどって投受光部14で受光される。
したがって、レーザレンジファインダ10から投光されるレーザ光の偏向方向によらず、反射レーザ光は投受光部14に戻るため、物体に対するレーザ光の投光位置によらず、正確な測距を実現することが可能となる。
図3を参照して、偏光回転素子20の制御について具体的に説明する。偏光回転素子20には、上述したように偏光回転素子20に印加する電圧を制御する制御部24が接続されている。各制御部24には、プロセッサ12から偏光方向のオン/オフを指示する制御信号と、前段までの偏向角度とが入力される。制御部24は、制御信号に基づいて偏光回転素子20のオン/オフを制御する。また、制御部24は、前段までの偏向角度に基づいて、光路長に応じて1/2波長のリターダンス、つまり偏光方向を90度回転させるように、印加する電圧(以下、単に「印加電圧」と言う。)を制御する。
たとえば、入射角をθ、偏光回転素子20の厚さ(光路長)をd、レーザ光の波長をλ、リターダ特性をk、印加電圧をvとする。そして、光路長dおよび印加電圧vに比例して発生するリターダンスを1/2波長(90度)にする場合は、数1に示す数式が成立する。
[数1]

また、数1に示す数式を印加電圧vについて解くと数2に示す数式となる。そして、制御部24は、入射角θ、つまり前段までの偏向角度を数2の数式に代入することで、偏光回転素子20に印加する電圧を決める。すなわち、偏光回転素子20への印加電圧vは、数2に示す数式を用いて制御される。
[数2]

このようにして印加電圧vを算出することで、偏光回転を高精度に制御することが可能となる。
なお、1段目の第1偏光回転素子20aと接続される制御部24では、前段が存在しないため前段までの偏向角度としては、「0度」がその制御部24に入力される。
また、他の実施例では、数1および数2の数式に対して周囲温度tが加えられてもよい。つまり、他の実施例では、周囲温度tが考慮された印加電圧vによって、より高精度に偏光回転素子20が制御されてもよい。
続いて、実施例のレーザレンジファインダ10を用いた動作実験の実験結果について説明する。まず、図4を参照して、動作実験の実験環境としては、レーザレンジファインダ10および方眼紙を用意し、レーザレンジファインダ10の投受光部14から出射されたレーザ光がレーザ光偏向装置16を透過した後に方眼紙に照射されるようにする。また、方眼紙は、レーザ光偏向装置16にレーザ光が投光される側の位置を基準として、前方2.0mの位置に配置される。
次に、図5を参照して、まず、投受光部14から投光されたレーザ光がレーザ光偏向装置16を介さずに照射される位置を方眼紙に記録する。そして、3つの偏光回転素子20において、オンとなる偏光回転素子20が偶数となるように、3つの偏光回転素子20のオン/オフのパターンを試し、各パターンにおけるレーザ光の投光位置を記録する。
図6に示す実験結果を参照して、1段目の第1偏光回転素子20aをオンにし、2段目の第2偏光回転素子20bをオフにしたうえで、3段目の第3偏光回転素子20cをオンにした場合、レーザ光が照射される位置は投光位置Aとなった。
1段目の第1偏光回転素子20aをオフにし、2段目の第2偏光回転素子20bをオンにしたうえで、3段目の第3偏光回転素子20cをオンにした場合、レーザ光が照射される位置は投光位置Bとなった。
1段目の第1偏光回転素子20aと2段目の第2偏光回転素子20bとをオフにし、3段目の第3偏光回転素子20cをオフにした場合、レーザ光が照射される位置は投光位置Cとなった。
そして、1段目の第1偏光回転素子20aと2段目の第2偏光回転素子20bとをオンにし、3段目の第3偏光回転素子20cをオフにした場合、レーザ光が照射される位置は投光位置Dとなった。
このように、レーザ光偏向装置16は2個の偏光プリズム18を利用しているため、レーザ光の角度が4(=2)つの分解能で偏向している、つまりレーザ光の投光位置が4個であることを確認できた。
次に、レーザ光の振り角、つまりレーザ光が照射される位置が適切であるかを検証する。まず、4つの投光位置A−Dのそれぞれに対して、横方向の振り角および縦方向の振り角を、スネルの法則を用いた数3、数4に示す数式に基づいて偏光プリズム18からの出射角を算出する。
以下の数式では、出射角をθoutとし、偏光プリズム18の通常光線の屈折率をnとし、異常光線の屈折率をnとし、偏光プリズム18のプリズム角度をφとし、偏光プリズム18への入射角をφとする。また、数4においては、複屈折を起こす結晶、つまり異方性光学結晶の結晶軸に対する入射角度をΨとし、入射角(入射方向)がΨのときの屈折率をnea(Ψ)とする。そして、数3は通常光線の出射角θoutを示し、数4は異常光線の出射角θoutを示す。
[数3]

[数4]

上述したように、異方性光学結晶の異常光線に対する屈折率は、3次元空間の結晶軸に対する入射方向で変化する。そして、3次元の入射方向に対する屈折率は、楕円体(屈折率楕円体)となる性質を持っている。
また、第1実施例で利用する異方性光学結晶は方解石であり、方解石は1軸性結晶である。そのため、屈折率楕円体を利用した場合、異常光線に対する屈折率の変化は屈折率楕円体の中心(結晶軸)に対する入射方向で決まる。そして、1軸性結晶のnea(Ψ)は、屈折率楕円体を2次元で捉えた場合に、2次元の楕円の中心からの距離で表される。そのため、nea、nおよびnの関係は、数5に示す数式で表すことが出来る。
[数5]

また、数5の数式をnea(Ψ)について解くと数6に示す数式となる。そして、数6によって得られるnea(Ψ)の値を、数4におけるnea(Ψ)に代入することで、数2における出射角θoutを算出すことが可能となる。
[数6]

なお、異方性光学結晶における、屈折率nea(Ψ)、1軸性結晶および屈折率楕円体などについては、広く一般的に知られているため、それぞれの用語についての詳細な説明は省略する。
また、Ψは前段の偏光プリズム18からの出射角θoutによって決まるため、正確な出射角θoutを算出する場合には、各段の制御部24で出射角θoutを算出する必要がある。
なお、他の実施例では、実施際の偏光プリズム18では、光線が複屈折特有のスネルの法則で表せない経路を通るため、より正確な出射角θoutの計算のために、O.N.Stavroudisの論文(“Ray−Tracing Foumulas for Uniaxial Crystals”, J.of Optical Society of America, vol52(2),pp.187−191,1962)に記載されているベクトル算法を用いてもよい。
図6を再び参照して、投受光部14の光軸に対する振り角[mrad]を、実験結果における実測および計算の列に示す。たとえば、投光位置Aの振り角の計算結果は、横が「97」であり、縦が「116」である。これに対して、図5に示す投光位置Aから求めた振り角の値は、「96」となり、縦が「118」となった。
また、投光位置Bの振り角の計算結果は、横が「83」であり、縦が「116」であるのに対して、図5に示す投光位置Bから求めた振り角の値は「82」となり、縦が「118」となった。さらに、投光位置Cの振り角の計算結果は、横が「83」であり、縦が「116」であるのに対して、図5に示す投光位置Cから求めた振り角の値は「82」となり、縦が「99」となった。そして、投光位置Dの振り角の計算結果は、横が「97」であり、縦が「100」であるのに対して、図5に示す投光位置Dから求めた振り角の値は「97」となり、縦が「100」となった。
いずれの投光位置においても、図4示した投光位置から求めた振り角(偏向角度)と、計算で求めた振り角(偏向角度)とが略一致していることが確認できた。
このように、第1実施例のレーザレンジファインダ10は、機械的な動作部を用いずに、複数の角度でレーザ光を走査することが出来る。
また、レーザ光偏向装置16は、機械的な回転部および振動部を用いずに、レーザ光を偏向させることが出来る。
なお、2段目以降の偏光プリズム18での偏向角度は、その偏光プリズム18よりも前にある全ての偏光回転素子20での偏光方向の回転の合計で変化する。そのため、たとえば2段目の第2偏光プリズム18bの偏向角度は、1段目の第1偏光回転素子20aおよび2段目の第2偏光回転素子20bのオン/オフの排他的論理和(XOR)で変化する。
また、第1実施例では、照射されたレーザ光の位置はマトリクス状であったが、レーザ光の振り方向は縦または横に振ることが出来る。そのため、他の実施例では、照射されたレーザ光の位置が直線状となるようにしてもよい。
また、第1実施例のレーザレンジファインダ10の最小構成として、図7に示す構成とすることが出来る。最小構成のレーザレンジファインダ10は、偏光プリズム18とその偏光プリズム18を挟んで設置される1対の偏光回転素子20、最も外側の偏光回転素子20の外側にそれぞれ設けられる1対の偏光フィルタ22および第1偏光フィルタ22aにレーザ光を投光し、第2偏光フィルタ22bを経た反射レーザ光を受光する投受光部14などを含む。つまり、最小構成のレーザレンジファインダ10では、レーザ光偏向装置16の構成が最小構成となる。そして、レーザ光偏向装置16に含まれる偏光プリズム18を1つにした場合、そのレーザ光偏向装置16におけるレーザ光の角度は2(=2)つの分解能で偏向するため、レーザ光の投光位置は2個になる。
また、レーザ光偏向装置16の詳細な構成の図示は省略するが、偏光プリズム18を8個とした場合、レーザ光偏向装置16におけるレーザ光の角度は256(=2)つの分解能で偏向する。そのため、レーザレンジファインダ10は、図8に示すように、レーザ光の投光位置を256個にすることも可能である。
また、その他の実施例では、偏光プリズム18を同じ性能を有するマイクロプリズムに置き換えてもよい。この場合、マイクロプリズムは偏光プリズム18よりも厚さが薄いため、レーザレンジファインダ10(レーザ光偏向装置16)を小型化することができる。
また、さらにその他の実施例では、投光経路と受光経路とが異なっていてもよい。たとえば、さらにその他の実施例では、最終段の偏光回転素子20と第2偏光フィルタ22bとの間にハーフミラーを設ける。この場合、投受光部14に代えて、投受光部と同じ位置に投光部を設ける。また、反射レーザ光がハーフミラーによって反射したときの経路上に受光部を設ける。この場合、反射レーザ光は、偏光回転素子20、偏光プリズム18および第1偏光フィルタ22aを通過せずに、受光部によって受光される。つまり、投光経路と受光経路とが異なった状態となる。
なお、最終段の偏光回転素子20は、オンになっている偏光回転素子20の数が常に偶数になるように制御する例を示したが、オンになっている偏光回転素子20の数は、偶数または奇数で、常に一定であればよい。たとえば、他の実施例では、オンになっている偏光回転素子20の数が常に奇数となるように、最終段の偏光回転素子20が制御されてもよい。そして、オンになっている偏光回転素子20の数が奇数となるように制御した場合は、各偏光フィルタ22が透過させる偏光方向が、偏光回転素子20の数が偶数となるように制御した場合に対して90度回転するように、各偏光フィルタ22を取り付ければよい。
<第2実施例>
図9を参照して、3次元スキャナ60は、第1実施例のレーザレンジファインダ10、ミラー62およびモータ64などを備える。レーザレンジファインダ10が投光したレーザ光は、モータ64によって回転が制御されているミラー62に照射される。また、ミラー62で反射したレーザ光は3次元空間に投光される。このとき、ミラー62は回転しているため、反射したレーザ光は、3次元空間を平面でスキャンすることが可能である。
また、レーザレンジファインダ10が投光したレーザ光の投光位置は、第1実施例で示したように変化する。そのため、ミラー62で反射したレーザ光によって1つの面(以下、スキャン面)がスキャンされたときにレーザ光の投光位置を変化させると、ミラー62で反射したレーザ光は、投光位置が変化する前のレーザ光とは異なる面をスキャンすることになる。つまり、レーザ光の投光位置を変化させる毎に、異なるスキャン平面が得られる。
図10を参照して、たとえば、第1実施例のレーザレンジファインダ10が投光するレーザ光の投光位置は4個である。そのため、第1実施例のレーザレンジファインダ10を有する3次元スキャナ60は、4個のスキャン平面をスキャンすることが可能となる。
たとえば、従来型のレーザレンジファインダを利用した3次元スキャナでは、4個のスキャン平面を得るために従来型のレーザレンジファインダを4台用意しなければならなかった。これに対して、本実施例の3次元スキャナ60であれば、4個のスキャン平面を得るためのレーザレンジファインダ10は1台でよく、そのレーザレンジファインダ10(レーザ光偏向装置16)に利用される偏光プリズム18を2(=log4)個にすればよい。
つまり、本実施例の3次元スキャナ60で、n個のスキャン平面を得る場合は、「logn」個の偏光プリズム18が利用される1台のレーザレンジファインダ10を用意すればよい。そして、3次元スキャナ60は、複数のスキャン平面に基づいて、3次元空間のスキャン結果を得ることができる。
このように、第2実施例の3次元スキャナ60は、機械的な回転部および振動部を有しているレーザレンジファインダを利用する3次元スキャナに対して、比較的低コストで、広い範囲の領域全体のデータを、短時間で取得することが可能となる。
なお、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
10 …レーザレンジファインダ
12 …プロセッサ
14 …投受光部
16 …レーザ光偏向装置
18(18a,18b) …偏光プリズム(第1偏光プリズム、第2偏光プリズム)
20(20a,20b,20c) …偏光回転素子(第1偏光回転素子、第2偏光回転素子、第3偏光回転素子)
22(22a,22b) …偏光フィルタ(第1偏光フィルタ、第2偏光フィルタ)
24 …制御部
60 …3次元スキャナ
62 …ミラー
64 …モータ

Claims (4)

  1. 各々が異方性光学結晶から成り、垂直な第1面および傾斜した第2面を有し、第1面から入射したレーザ光の偏光方向に応じて、第2面から第1レーザ光または前記第1レーザ光の光路とは異なる第2レーザ光を出射する、少なくとも1つのプリズム、
    前記プリズムを挟んで設置され、それぞれが入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させるか、回転させないかを制御できる、少なくとも1対の偏光回転素子、
    最も外側の偏光回転素子の外側にそれぞれ設けられ、それぞれが所定の偏光方向成分のレーザ光を通過させる、1対の偏光フィルタ、および
    前記プリズムの前記第1面側の偏光フィルタにレーザ光を投光し、前記プリズムの前記第2面側の偏光フィルタを経た反射レーザ光を受光する投受光部を備える、レーザレンジファインダ。
  2. 前記偏光回転素子のオン/オフを制御する制御部をさらに備え、
    前記偏光回転素子は、前記制御部によってオンにされたときに入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させ、前記制御部によってオフにされたときには入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させない、請求項1記載のレーザレンジファインダ。
  3. 請求項1に記載のレーザレンジファインダ、
    前記レーザレンジファインダからレーザ光が投光されるミラー、および
    前記ミラーを回転させるモータを備える、3次元スキャナ。
  4. 各々が異方性光学結晶から成り、垂直な第1面および傾斜した第2面を有し、第1面から入射したレーザ光の偏光方向に応じて、第2面から第1レーザ光または前記第1レーザ光の光路とは異なる第2レーザ光を出射する、少なくとも1つのプリズム、
    前記プリズムを挟んで設置され、それぞれが入射したレーザ光の偏光方向を90度回転させるか、回転させないかを制御できる、少なくとも1対の偏光回転素子、および
    最も外側の偏光回転素子の外側にそれぞれ設けられ、それぞれが所定の偏光方向成分のレーザ光を通過させる、1対の偏光フィルタを備える、レーザ光偏向装置。
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