JP6424109B2 - 工具長測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、工具長測定装置に関する。
上記技術分野において、特許文献1には、バネにより測定面を上方向に付勢する技術が開示されている。
特開2008−183699号公報
しかしながら、上記文献に記載の技術では、クーラントによる固着によって測定面が基準位置まで戻らなくなる事態を想定し、バネの弾性力が強く設定されていた。それが故、小径且つ長尺の工具を測定面に押し当てた場合、工具が折損するという問題が生じていた。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る工具長測定装置は、
工具の先端が当接する測定面を、前記工具から受けた付勢力に応じて並進運動しつつ支持する支持手段と、
前記測定面の並進運動方向の位置を検出する検出手段と、
前記工具から受ける付勢力に抗する方向に気体により前記測定面を付勢する付勢手段と、
気体供給源から気体の供給を受ける第1供給路と、
前記測定面に気体を吹き付ける吹付手段と、
を備え
前記付勢手段は、前記支持手段の前記測定面を付勢するように気体を供給する第2供給路を有し、
前記吹付手段は、気体の吹き出し口と、前記吹き出し口に気体を供給する第3供給路とを有し、
前記第2供給路と前記第3供給路とは、前記第1供給路から分岐している
本発明によれば、工具の折損を防止する為、バネの弾性力を弱くしつつも、測定面を確実に基準位置まで戻すことができる。
本発明の第1実施形態に係る工具長測定装置の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る工具長測定装置の構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る工具長測定装置の測定面部分の拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る工具長測定装置の構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る工具長測定装置の構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る工具長想定装置の構成を示す断面図である。 本発明の第5実施形態に係る工具長想定装置の構成を示す断面図である。 本発明の第6実施形態に係る工具長想定装置の構成を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての工具長測定装置100について、図1を用いて説明する。工具長測定装置100は、工作機械の刃物長や刃物径、折損等を検知する装置である。
図1に示すように、工具長測定装置100は、支持部101と検出部102と付勢部103とを備える。支持部101は、工具の先端が当接する測定面110を、工具から受けた付勢力に応じて並進運動しつつ支持する。検出部102は、測定面110の並進運動方向の位置を検出する。付勢部103は、工具から受ける付勢力に抗する方向に気体120により測定面110を付勢する。
本実施形態によれば、バネの弾性力を弱くしつつも、測定面を確実に基準位置まで戻すことができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る工具長測定装置について、図2〜図4を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る工具長測定装置の構成を説明するための断面図である。
工具長測定装置200は、支持部201と、位置検出センサ202と、気体供給器203と、供給路204、205、206と、吹付部207と、異物侵入防止用カバー208、209と、を備える。
測定面210の反対側には、スピンドルとしての支持部201が接続されている。支持部201は、取り外し可能に接続してもよい。工具の先端に取り付けられた刃物などが測定面210に接触して、測定面210が下方へ押し込まれると、測定面210の動きに同調して支持部201も下方へ押し込まれる。
測定面210の材質は、例えば、ドリルやエンドミル、ピニオンカッタなどの切削工具によって削られない材質となっており、例えば、タングステンカーバイドやチタンカーバイドなどの超硬合金がある。
支持部201は、測定面210に切削工具などの工具先端が接触することにより付勢力(圧力)が加えられることや、工具先端が測定面210から離れることにより加えられた圧力が除かれることに応じて上下方向に並進運動する。
すなわち、測定面210の上方から切削工具が接近し、切削工具の先端が測定面210に接触して、測定面210が下方に押し込まれると、支持部201は、測定面210が押し込まれた方向に抗する方向、すなわち、上方に測定面210を押し返す。
支持部201は、切削工具先端から測定面210に加えられた力に応じて、加えられた力に対向する方向に動くことができる部材であればよく、例えば、圧縮コイルバネなどの弾性部材や油圧式シリンダー、空気圧式シリンダーなどでもよい。また、バネの弾性力が強いバネだと、細い切削工具が折損してしまうので、僅かな力でも上下動できる程度の弾性力があればよい。
バネによる弾性力(復元力)が弱い場合、クーラントの固着によって切削工具により押し込まれた測定面210が元の位置に戻れない場合がある。これにより、正確な工具長の測定ができなくなる。また、切削工具は、使用しているうちに工具の先端が削られて寸法が変化するので、定期的に工具長を測定しておかなければ正確な加工ができない。しかしながら、バネの弾性力が弱いと、クーラントの固着によって測定面210が基準位置まで戻れなくなる場合があり、正確な工具長の測定ができなくなる虞がある。
そこで、空気220により、バネの復元力(弾性力)を補うことにより、弾性力の弱いバネを用いた場合においても、クーラントの固着に抗して測定面210を確実に基準位置まで復帰させることができるので、正確な工具長の測定が可能となる。また、弾性力の弱いバネを用いるので、例えば、先端が細長い工具であっても、工具先端の折損や湾曲、屈曲を防止することができる。
支持部201の周囲には、支持部201や位置検出センサ202、工具長測定装置200の内部への異物侵入を防止するためのベローズ230が取り付けられている。ベローズ230を設けたことにより、支持部201や工具長測定装置200の内部などに金属の切り粉や切削屑、水溶性クーラントが接触や浸食しない。工具長測定装置200の内部などへの異物侵入を防止できるものであれば、ベローズ230には限定されない。ベローズ230は、支持部201の動きに応じて伸縮する。
なお、上述の説明では、支持部201が、上下方向に測定面210を支持する例で説明をしたが、支持部201が測定面210を支持する方向はこれに限定されず、並進運動できればいずれの方向であってもよい。例えば、支持する方向は、左右横方向や斜め方向であってもよい。
位置検出センサ202は、測定面210の位置、例えば、Z軸方向の位置を検出する。位置検出センサ202と支持部201とは相互に接続されている。位置検出センサ202は、測定面210の位置を検出できるセンサであればいずれのセンサであってもよく、例えば、接触式センサや非接触式センサ、磁気式センサ、電気式センサ、光学式センサなどがあるが、これらには限定されない。
気体供給器203は、空気220などの気体を供給できる装置であり、供給路204に接続されており、供給路204に空気220を供給する。供給する気体は空気220には限定されず、例えば、酸素や窒素、二酸化炭素などがある。
気体供給器203から供給路204に供給された空気220は、分岐点241で供給路205、206に分かれ、それぞれの供給路205、206を流れる。気体供給器203が供給路204、205、206に供給する空気220の圧力や供給量は、測定面210を基準位置(原点位置)や所定の位置に戻すことができる圧力や供給量であれば特に限定されないが、工具の使用用途に応じてユーザが適宜設定してもよい。
さらに、空気圧とバネ圧との大小関係は、空気圧が大きくても、バネ圧が大きくても、両者が等しくてもよく、工具長を測定したい工具の性質に応じてユーザが適宜設定してもよい。また、空気圧を大きくして、バネ圧を極力小さくすることもできる。
空気220の供給タイミングは、測定面210が、基準位置よりも下がった場合に自動供給してもよい。また、測定面210が、最下点に達した場合に自動供給してもよい。さらに、工具長測定装置200のユーザが手動で空気220を供給してもよいが、空気220の供給タイミングは、これらには限定されず、様々なタイミングで空気220を供給してもよい。
気体供給器203から供給された空気220は、供給路204を流れ、供給路204の分岐点241で、供給路205を流れる空気220と、供給路206を流れる空気220とに分かれる。分岐点241で2系統に分岐した空気220は、供給路205、206を流れる。
気体供給器203から供給され、供給路205を通過した空気220は、ベローズ230と異物侵入防止用カバー209との間にできた間隙291を上昇し、支持部201の弾性力とともに測定面210を上方向に押し上げる。
測定面210を押し上げた空気220は、進行方向を反転させて、異物侵入防止用カバー208と異物侵入防止用カバー209との間にできた間隙281を通過して工具長測定装置200の外部へ排出される。
供給路205から送り込まれた空気220は、間隙291を上昇し、測定面210を押し上げる。測定面210を押し上げた空気220は、逃げ場が間隙281しかなく、この間隙281から外部へ排出されることとなる。
また、空気220が隙間281、291を通過する際に、間隙281、291に詰まっているクーラントや切り粉などの異物を除去する。これにより、ベローズ230が破れて、工具長測定装置200の内部にクーラントや切り粉などの異物が侵入することがない。さらに、支持部201の上下動が阻害されることがない。
なお、ここでは異物侵入防止用カバー209とベローズ230との間にできた間隙291に空気220を供給する例で説明をしたが、ベローズ230の内側に空気220を供給して測定面210を押し上げてもよい。
この間隙281から外部へ排出される空気220により、工具長測定装置200を取り付ける機械からの切り粉やクーラントなどの異物の侵入を防止できる。また、仮に間隙281から切り粉などの異物が侵入したとしても、間隙281から排出される空気220により取り除くことができる。
吹付部207は、吹き出し口271を備え、供給路206を通り、吹き出し口271から吹き出された空気220が測定面210の上に載った切り粉や切削屑、クーラントなどの異物を吹き飛ばして、除去する。
吹付部207からの空気220の吹き出しのタイミングは特に限定されないが、例えば、工具長を測定する際、所定の距離だけ工具が工具長測定装置200に対して移動し、測定面210に接近した際に吹き出すようにしても良い。その場合、供給路206にも空気220が供給される為、測定面210の上に載った異物を吹き飛ばしつつも、測定面210を上方向に押し上げる事が出来る。また、吹付部207からの空気220の吹き出しは、工具長測定装置200が稼働している間は吹き付け続けるようにしてもよいし、測定面210が基準位置に達したタイミングで吹き付けてもよい。なお、工具長を測定する際、所定時間だけ気体供給器203からの空気220の供給を継続する事で、測定面210を確実に基準位置に戻し、その状態において吹付部207から吹き付けを行う事が出来る為、測定面210上の異物を効率良く吹き飛ばす事が出来る。
さらに、吹き出し口271は1つに限定されず複数あってもよい。吹き出し口271の向いている方向も、測定面210に空気220を吹き付けることができれば任意の方向でよい。
図3は、工具長測定装置の測定面210付近を拡大した断面図である。同図(a)に示したように、クーラント301がべローズ230に固着や付着などすると、支持部201や測定面210の動きを阻害するので、バネなどの支持部201の弾性力だけでは測定面210を基準位置302まで到達させることが困難となる。そこで同図(b)に示したように、気体供給器203から空気220を供給し、バネなどの支持部201の弾性力による押し上げ力を補う形で、測定面210を上方へ押し上げる。
図4は、位置検出センサ202による位置検出について説明する図である。空気220により測定面210を押し上げても、測定面210が基準位置まで到達しているか否かは不明である。そこで、位置検出用の位置検出センサ202からの信号を用いて測定面210の位置を検出し、確定する。
位置検出用の位置検出センサ202は、非接触式センサであることが望ましいがこれには限定されず、接触式センサであってもよい。また、位置検出センサ202は、磁気式センサ、光学式センサ、電気式センサなどであってもよい。
工具長測定装置200は、1点の位置を検出できればよいので、例えば、金属同士の接触、非接触だけを検出すれば、1点の位置を検出することができる。例えば、接触しているときはオフとなり、離れて非接触となったらオンとなる。この場合には、金属に電流を流し続けて金属の接触、非接触を検知することになるので、金属の接触、非接触が繰り返され、アークが発生する。さらに、これを連続で行なうため金属接点が剥がれ、金属が酸化することでススなどが発生し、このススなどが金属の間に挟み込まれるので、繰り返しの位置検出精度が不安定となる。
したがって、本実施形態では位置検出センサ202として非接触式のセンサを用いている。非接触式センサとしては、磁束を検出する磁気式センサや、LED(Light Emitting Diode)などとガラススケールを用いる光学式センサであってもよい。
位置検出センサ202は、原点センサ401、オーバートラベルセンサ402および磁石403を含む。原点センサ401およびオーバートラベルセンサ402は、磁気抵抗素子センサ(MR(Magnetic Resistance)センサ)であるが、磁石403の通過を検知できるセンサであれば、これには限定されない。
測定面210の位置検出は、センサ1つでも可能であるが、本実施形態では測定面210のストロークオーバーを防ぐためにオーバートラベルセンサ402を設けている。したがって、本実施形態では、2つのセンサで測定面210の位置を検出する。
磁石403は、支持部201(測定面210)の動きと連動して、動くようになっている。磁石403の位置を、原点センサ401およびオーバートラベルセンサ402の信号に基づいて検出することにより、測定面210の位置を検出する。
磁石403が、原点センサ401およびオーバートラベルセンサ402を通過すると、センサ401、402の出力はサインカーブ(Sinカーブ)を描く。例えば、原点センサ401とオーバートラベルセンサ402とのゼロクロスの位置をコンパレートすると図示したような矩形波となる。
この2つのセンサの信号を解析することにより測定面210の位置を測定することができる。すなわち、原点信号がLowでオーバートラベル信号(OT信号)がLowの場合は、磁石403が原点センサ401を通過する前であることが分かる。また、原点信号がHighでオーバートラベル信号がLowの場合は、磁石403が原点センサ401を通過したが、オーバートラベルセンサ402を通過する前であることが分かる。さらに、原点信号およびオーバートラベル信号がHighの時は、磁石403がオーバートラベルセンサ402を通過した後であることが分かる。また、例えば、LED等の報知部を設けて、それぞれの状況を表示して、ユーザに報知してもよい。
測定面210は、空気220の圧力により、頂点まで戻ることが望ましいが、少なくとも原点(基準点)を越えていればよい。この場合、原点センサ401およびオーバートラベルセンサ402の信号が、Low、Lowであることが確認できれば、測定面210が、原点位置を越えて正規位置(基準位置)に戻っていることが確認できる。
本実施形態によれば、弾性力の弱いバネを用いた場合に、クーラントの固着が発生したとしても、空気により測定面を元の位置に戻すことができる。また、バネの弾性力を弱くして、測定面の動きを柔らかくすることができるので、細い切削工具であっても折損などを防止することができ、また、刃先などが欠けたりすることがない。さらに、吹付部から気体を吹き出すので、測定面上の異物を除去できる。なお、測定面210が基準位置に戻っている事を確認した後、所定時間のみ吹付部207からの空気220の吹き付けを行う事で、確実に測定面210上に空気220を吹き付ける事が可能となり、効率良く、測定面210上の異物を吹き飛ばす事が出来る。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係る工具長測定装置について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る工具長測定装置の構成を説明するための断面図である。本実施形態に係る工具長測定装置は、上記第2実施形態と比べると、気体の供給路に弁を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
工具長測定装置500は、弁501を備える。弁501は、供給路204を通過する空気220の供給先の供給路205、206を切り替えられるものであればよく、例えば、電磁弁や手動弁などでもよい。
測定面210が基準位置まで戻りきるまでは、弁501を切り替えることにより、測定面210側、つまり、供給路205に集中的に空気220を供給して、測定面210側に空気220による圧力を集中させる。そして、測定面210が基準位置まで達したタイミングで弁501を切り替えて吹付部207側、つまり、供給路206に空気220を供給すれば、測定面210の上に堆積した切り粉や切削屑、クーラントを除去することができる。
なお、弁501の切り替えのタイミングは上述したものには限定されず、工具長測定装置500の使用用途に応じて適宜選択してもよい。弁501を適宜切り替えることにより、供給路205、206に供給する空気220の圧力や供給量、タイミングを制御できる。
本実施形態によれば、弁を設けたので、必要に応じて空気の供給路を切り替えることができる。また、空気220の圧力や供給量も制御できる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係る工具長測定装置について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態に係る工具長測定装置の構成を説明するための断面図である。本実施形態に係る工具長測定装置は、上記第2実施形態と比べると、気体の供給路が2系統である点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
工具長測定装置600は、供給路601と供給路602とを備える。供給路601は、気体供給器203から供給された空気220を測定面210側へ送り込むための供給路である。また、供給路602は、気体供給器203から供給された空気220を吹付部207側へ送り込むための供給路である。
よって、本実施形態では、空気220の流路は、測定面210の押し上げ用の流路と、測定面210への吹き付け用の流路との2系統となっている。
本実施形態によれば、供給路を2系統設けたので、空気220の使用目的に応じて、空気200の圧力や供給量、供給タイミングなどをより細かく制御できる。また、一方の供給路601(602)に空気220を供給することも可能であり、両方の供給路601、602に同時に空気220を供給することも可能である。さらに、それぞれの供給路601、602に供給する空気220の供給タイミングを変えて、工具長測定装置600の様々な制御を行なうことができる。
[第5実施形態]
次に本発明の第5実施形態に係る工具長測定装置について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る工具長測定装置の構成を説明するための断面図である。本実施形態に係る工具長測定装置は、上記第2実施形態と比べると、状態報知ランプを有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
工具長測定装置700は、状態報知ランプ701を備える。状態報知ランプ701は、測定面210の位置がどの位置にあるかを、ランプの点灯や点滅などによりユーザに知らせるものである。例えば、測定面210が基準位置にある場合はランプを3つ点灯し、測定面210が中間位置(基準位置とオーバートラベル位置の間)にある場合はランプを2つ点灯し、測定面210がオーバートラベル位置を超えた場合にはランプを1つ点灯する。
また、この他に、ランプの色、点灯させるランプの組み合わせ、点滅させるランプの組み合わせなどにより、測定面210の位置や状態、または、工具長測定装置700のステータスなどを報知してもよい。ユーザは、状態報知ランプ701を見ながら、手動で空気220を出すタイミングやどちらの供給路205、206に空気220を供給するかを選択することができる。
本実施形態によれば、ランプを設けたので、オペレータが手動で空気の供給先を調整することができ、また、オペレータが測定面の位置や工具長測定装置700のステータスを知ることができる。
[第6実施形態]
次に本発明の第6実施形態に係る工具長測定装置について、図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係る工具長測定装置の構成を説明するための断面図である。本実施形態に係る工具長測定装置は、上記第2実施形態と比べると、空気のみで測定面を押し上げる点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
工具長測定装置800は、支持部801を備える。支持部801は、測定面210を支持する部材であり、測定面210が下方へ押し込まれると、測定面210の動きに同調して支持部801を下方へ動くが、バネのような弾性力を有していない。したがって、測定面210は支持部801により上方へ押し上げられることはない。したがって、供給路205を通過する空気220が、測定面210を上方へ押し上げる。
本実施形態によれば、支持部としてバネを用いないので、工具長測定装置の部品の点数が減り、低コストかつ容易に製造できる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。

Claims (5)

  1. 工具の先端が当接する測定面を、前記工具から受けた付勢力に応じて並進運動しつつ支持する支持手段と、
    前記測定面の並進運動方向の位置を検出する検出手段と、
    前記工具から受ける付勢力に抗する方向に気体により前記測定面を付勢する付勢手段と、
    気体供給源から気体の供給を受ける第1供給路と、
    前記測定面に気体を吹き付ける吹付手段と、
    を備え
    前記付勢手段は、前記支持手段の前記測定面を付勢するように気体を供給する第2供給路を有し、
    前記吹付手段は、気体の吹き出し口と、前記吹き出し口に気体を供給する第3供給路とを有し、
    前記第2供給路と前記第3供給路とは、前記第1供給路から分岐している工具長測定装置。
  2. 前記支持手段は前記工具長測定装置内部への異物侵入を防止する為の第1異物侵入防止用カバーを更に有しており、
    前記第1異物侵入防止用カバーの内部において、前記第1異物侵入防止用カバーと非接触でかつ、前記測定面の並進運動方向位置で一部が重なるように構成され、前記気体を前記第1異物侵入防止用カバーの内面に供給する為の供給路を形成する第2異物侵入防止用カバーを更に備え、
    前記第1異物侵入防止用カバーの内面に供給された気体を、前記第1異物侵入防止用カバーと前記第2異物侵入防止用カバーとの間隙から前記第1異物侵入防止用カバーの外側に向けて吹き出す、請求項に記載の工具長測定装置。
  3. 前記気体供給源を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記工具が前記測定面に接していない時において、前記検出手段によって、前記測定面の位置が測定位置より内側に位置している事を検出した場合に、前記気体供給源から第1供給路に対して気体を供給する、請求項に記載の工具長測定装置。
  4. 前記第2供給路と前記第3供給路とが分岐する位置に弁を備えた請求項またはに記載の工具長測定装置。
  5. 前記弁を制御する制御手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記工具が前記測定面に接していない時において、前記検出手段によって、前記測定面の位置が測定位置より内側に位置している事を検出した場合に、前記弁を作動させ、前記第2供給路のみに空気を供給する、請求項に記載の工具長測定装置。
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