JP6421387B2 - 繊維プリフォームのプレス成形方法 - Google Patents

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本発明は、上型および下型の少なくとも一方が複数のセグメントに分割された金型と、繊維テープを引き出し可能に巻き取った複数のクリールを前記上型および前記下型間に前進・後退可能に並置したクリール群とを用いて、繊維強化樹脂部材の補強材となる繊維プリフォームをプレス成形する繊維プリフォームのプレス成形方法に関する。
繊維強化樹脂部材の製造方法の一つであるRTM(樹脂トランスファー成形法)は、複数の繊維層を積層して所定の三次元形状に賦形した繊維プリフォームを金型内にセットして型締めした後に、金型内に低粘度の樹脂を高圧で注入して繊維プリフォームを包むように硬化させるものである。樹脂の硬化後に金型から取り出された製品は、外周部のトリム加工や孔あけ加工を経て完成品となる。
かかる繊維プリフォームを製造する方法として、繊維テープを引き出し可能に巻き取った複数のクリールを金型の一側に並置し、複数のクリールに対応して設けた複数のグリッパで繊維テープの端部を掴んで開いた金型を横断するように引き出した後、金型を閉じて繊維テープをプレスすることで繊維プリフォームを成形するものが、下記特許文献1により公知である。
特表2014−510178号公報
ところで、上記従来のものは、一端がグリッパに固定されて他端がクリールに固定された繊維テープが金型を横断する状態でプレス成形されるため、固定部であるグリッパおよびクリールから離れた繊維テープの中間部が金型に対して位置ずれしてしまい、繊維テープの密度が局部的に不均一になって繊維プリフォームの成形精度が低下する問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、クリールから引き出した繊維テープを金型でプレスして成形される繊維プリフォームの成形精度を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、上型および下型の少なくとも一方が複数のセグメントに分割された金型と、繊維テープを引き出し可能に巻き取った複数のクリールを前記上型および前記下型間に前進・後退可能に並置したクリール群とを用いて、繊維強化樹脂部材の補強材となる繊維プリフォームをプレス成形する繊維プリフォームのプレス成形方法であって、型開きした前記上型および前記下型間に前記金型の一端側から他端側に向けて前記複数のクリールを前進させる工程と、前記複数のクリールからそれぞれ引き出した前記繊維テープを前記金型の他端側に固定する工程と、前記複数のクリールを前記金型の他端側から一端側に向けて後退させながら、前記複数のセグメントを前記金型の他端側のものから一端側のものへと順番に加圧する工程とを含むことを特徴とする繊維プリフォームのプレス成形方法が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記クリールから引き出した前記繊維テープを固定するクランプを前記金型の他端側に昇降自在に設けたことを特徴とする繊維プリフォームのプレス成形方法が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記金型は、前記上型および前記下型の開閉方向に延びる軸線まわりに回転可能であることを特徴とする繊維プリフォームのプレス成形方法が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、前記クリール群は、相互に交差する方向に前進・後退可能に並置された複数のクリール群からなることを特徴とする繊維プリフォームのプレス成形方法が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記上型および前記下型が共に複数のセグメントに分割されることを特徴とする繊維プリフォームのプレス成形方法が提案される。
尚、実施の形態の上型セグメント11aおよび下型セグメント12aは本発明のセグメントに対応し、実施の形態の第1クリール15Aおよび第2クリール15Bは本発明のクリールに対応し、実施の形態の第1クリール群16Aおよび第2クリール群16Bは本発明のクリール群に対応する。
請求項1の構成によれば、上型および下型の少なくとも一方が複数のセグメントに分割された金型と、繊維テープを引き出し可能に巻き取った複数のクリールを上型および下型間に前進・後退可能に並置したクリール群とを用いて、繊維強化樹脂部材の補強材となる繊維プリフォームをプレス成形するので、1枚の繊維シートから繊維プリフォームをプレス成形する場合に比べて、繊維プリフォームに発生する皺を低減することができる。
しかも型開きした上型および下型間に金型の一端側から他端側に向けて複数のクリールを前進させ、次に複数のクリールからそれぞれ引き出した繊維テープを金型の他端側に固定し、次に複数のクリールを金型の他端側から一端側に向けて後退させながら、複数のセグメントを金型の他端側のものから一端側のものへと順番に加圧するので、繊維テープは常に固定された部分の近傍でプレス成形されることになり、繊維テープの位置ずれを防止して皺の発生を一層低減するとともに繊維プリフォームの成形精度を一層高めることができる。
また請求項2の構成によれば、クリールから引き出した繊維テープを固定するクランプを金型の他端側に昇降自在に設けたので、繊維テープの端部を金型のプレス面の高さに合わせて固定することで、繊維テープの弛みを防止しながら精度良くプレス成形することができる。
また請求項3の構成によれば、金型は、上型および下型の開閉方向に延びる軸線まわりに回転可能であるので、繊維の配向方向が異なる複数層の繊維テープを積層して強度の高い繊維プリフォームを得ることができる。
また請求項4の構成によれば、クリール群は、相互に交差する方向に前進・後退可能に並置された複数のクリール群からなるので、複数層の繊維テープを同時にプレス成形して繊維プリフォームの生産効率を高めることができる。
また請求項5の構成によれば、上型および下型が共に複数のセグメントに分割されるので、目標とする繊維プリフォームの形状に合わせて上型のセグメントおよび下型のセグメントを同時に上下動させることで、複雑な形状の繊維プリフォームを皺の発生を防止しながら容易に成形することができる。
金型およびクリール群の斜視図。(第1の実施の形態) 図1の2A−2A線断面図および図2(A)の2B方向矢視図。(第1の実施の形態) 繊維プリフォームの第1層の繊維テープのプレス工程の説明図(その1)。(第1の実施の形態) 繊維プリフォームの第1層の繊維テープのプレス工程の説明図(その2)。(第1の実施の形態) 繊維プリフォームの第2層の繊維テープのプレス工程の説明図(その1)。(第1の実施の形態) 繊維プリフォームの第2層の繊維テープのプレス工程の説明図(その2)。(第1の実施の形態) 図5(F)に対応するプレス工程の説明図。(第2の実施の形態) 金型およびクリール群の斜視図。(第3の実施の形態) 図8の9A−9A線断面図および図9(A)の9B方向矢視図。(第3の実施の形態) 繊維プリフォームの第1層および第2層の繊維テープのプレス工程の説明図。(第3の実施の形態)
第1の実施の形態
以下、図1〜図6に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1および図2に示すように、繊維プリフォームの製造装置は、上型11および下型12よりなる金型13を備える。上型11は碁盤目状に分割された複数の上型セグメント11a…からなり、各々の上型セグメント11a…は図示せぬシリンダに接続されて独立に昇降可能である。同様に、下型12は碁盤目状に分割された複数の下型セグメント12a…からなり、各々の下型セグメント12a…は図示せぬシリンダに接続されて独立に昇降可能である。上型11の下面には繊維プリフォームを成形するための凹部13aが形成され、下型12の上面には繊維プリフォームを成形するための凸部13bが形成される。金型13は、上型11および下型12を結ぶ方向に延びる軸線Lまわりに任意角度回転自在である。
繊維テープ14を引き出し可能に巻き取った複数のクリール15…よりなるクリール群16が一方向に並置されており、これらのクリール15…は、ロッド17…の先端に支持されて図示せぬシリンダにより前記一方向に直交する他方向に進退することで、型開きした上型11および下型12の間を通って金型13を横断可能である。繊維テープ14は、例えば一方向に引き揃えたカーボン繊維18…にバインダを塗布してテープ形状を保持したものであり、繊維テープ14に熱可塑性のバインダを用いた場合には、クリール15に熱可塑性のバインダを溶融するための昇温装置が設けられ、また繊維テープ14に熱硬化性のバインダを用いた場合には、金型13に熱可塑性のバインダを硬化させるための昇温装置が設けられる。
次に、上記構成を備えた本発明の第1の実施の形態の作用を説明する。
図3(A)に示すように、金型13の上型11および下型12を型開きした状態で、上型11および下型12間を通過するようにクリール群16を前進させる。続いて、図3(B)に示すように、クリール群16の前進方向端部に位置する1列目の上型セグメント11a…を下降させるとともに、これらの上型セグメント11a…に対向する1列目の下型セグメント12a…を上昇させることで、1列目の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…間にクリール15…から引き出された繊維テープ14…の端部をクランプして固定する。続いて、図3(C)に示すように、端部をクランプされた繊維テープ14…を引き出しながらクリール群16を1ピッチ後退させた後に、2列目の上型セグメント11a…を下降させるとともに2列目の下型セグメント12a…上昇させることで、2列目の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…で繊維テープ14…をプレスして成形する。
以下、図4(D)に示すように、クリール群16を1ピッチ後退させて繊維テープ14…を引き出す毎に、次の列の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…を閉じて繊維テープ14…をプレスして成形する。そして全ての上型セグメント11a…および下型セグメント12a…が閉じて繊維プリフォーム19の1層目の繊維層のプレス成形が完了すると、図4(E)に示すように、繊維テープ14…を切断してクリール15…から切り離す。
繊維プリフォーム19の2層目の繊維層のプレス成形を行うには、図5(F)に示すように、金型13を軸線Lまわりに45°回転させて型開きした状態で、上型11および下型12間を通過するようにクリール群16を前進させ、1列目の上型セグメント11a…を下降させることで、1列目の下型セグメント12a…および繊維プリフォーム19の1層目の繊維層間にクリール群16から引き出された繊維テープ14…の先端をクランプして固定する。このとき、金型13は45°回転しているため、1列目の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…は、金型13の隣接する二つの辺に沿ってV字状に配置されたものとなる。
続いて、図5(F)に示すように、クリール群16を僅かに前進させるとともに弛んだ繊維テープ14を巻き取ることで張力を与えた状態で、図5(G)に示すように、V字状に配置された2列目の上型セグメント11a…を下降させ、V字状に配置された2列目の下型セグメント12a…との間に繊維プリフォーム19の1層目の繊維層および繊維テープ14…をプレスして成形する。
以下、図6(H)に示すように、クリール群16を1ピッチ後退させて繊維テープ14…を引き出す毎に、次の列の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…を閉じて1層目の繊維層の上に2層目の繊維テープ14…をプレスして成形する。そして全ての上型セグメント11a…および下型セグメント12a…が閉じて繊維プリフォーム19の2層目の繊維層のプレス成形が完了すると、図6(I)に示すように、繊維テープ14…を切断してクリール15…から切り離す。
このようにして繊維プリフォーム19の1層目および2層目の繊維層の成形が完了すると、その都度金型13を軸線Lまわりに回転させながら繊維プリフォーム19の3層目以降の成形を行うことで、所定数の繊維層が所定の方向に配向された繊維プリフォーム19を完成する。
以上のように、1枚の繊維シートをプレスして繊維プリフォームを成形するのではなく、平行に分割された複数の繊維テープ14…をプレスして繊維プリフォーム19を成形するので、プレス成形時に繊維プリフォーム19の周縁部に皺が発生するのを防止して成形精度を高めることができる。
しかも上型11および下型12をそれぞれ複数の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…に分割し、型開きした上型11および下型12間に金型13の一端側から他端側に向けてクリール群16を前進させ、複数のクリール15…からそれぞれ引き出した繊維テープ14…を金型13の他端側に固定し、複数のクリール15…を金型13の他端側から一端側に向けて後退させながら、上型セグメント11a…および下型セグメント12a…を金型13の他端側のものから一端側のものへと順番に加圧するので、繊維テープ14…は常に固定された部分の近傍でプレス成形されることになる。その結果、プレス成形時に繊維テープ14…が位置ずれし難くなることで、皺の発生を一層低減して繊維プリフォーム19の成形精度を一層高めることができる。
第2の実施の形態
上述した第1の実施の形態では、繊維プリフォーム19の1層目の繊維層をプレス成形するときには、1列目の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…を利用して繊維テープ14…の端部をクランプしているが(図3(B)参照)、繊維プリフォーム19の2層目以降の繊維層をプレス成形するときには、既に繊維プリフォーム19の1層目の繊維層が乗っている下型12の下型セグメント12a…を上昇させることができないため、クリール15から繊維テープ14を余分に引き出して1列目の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…を利用して繊維テープ14…の端部をクランプした後に、余分の繊維テープ14をクリール15に引き込んで張力を与える必要があった(図5(F)参照)。
上述した2層目以降の繊維層をプレス成形するときの繊維テープ14…のクランプを効率化するために、第2の実施の形態の繊維プリフォームの製造装置は、各クリール15…に対応して設けられた複数の開閉自在なクランプ20…を備える。各クランプ20は、水平面内で任意の位置に移動可能であり、かつ昇降自在である。よって、2層目以降の繊維層をプレス成形するときに、繊維テープ14…の先端をクリール15…と同じ高さでクランプ20…によりクランプした後に、そのクリール15…から繊維テープ14…を引き出しながらクランプ20…を下型12の高さまで下降させる。
これにより、一旦クリール15…から余分に引き出した繊維テープ14…を再びクリール15…に巻き取る工程が不要になって作業効率が向上するだけでなく、繊維テープ14…の弛みを防止しながら精度良くプレス成形することができる。
第3の実施の形態
次に、図8〜図10に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
図1に示すように、上述した第1の実施の形態は複数のクリール15…を第1の方向に並置したクリール群16を備えているが、図8および図9に示すように、第2の実施の形態は複数の第1クリール15A…を第1の方向に並置した第1クリール群16Aと、複数の第2クリール15B…を第1の方向に対して直交する第2の方向に並置した第2クリール群16Bとを備える。第1、第2クリール群16A,16Bは、相互に干渉しないように高さを異ならせて配置される。
本実施の形態によれば、先ず図10(A)に示すように、金型13の上型11および下型12を型開きした状態で、上型11および下型12間を通過するように第1クリール群16Aの第1クリール15A…を前進させるとともに第2クリール群16Bの第2クリール15B…を前進させる。この状態から、図10(B)に示すように、金型13の頂点をPとしたときに、第1クリール群16Aの頂点P側の1個の第1クリール15A…と、第2クリール群16Bの頂点P側の1個の第2クリール15B…とを1ピッチずつ後退させると、金型13の頂点Pに位置する各1個の上型セグメント11aおよび下型セグメント12a(符号a参照)間で、1個の第1クリール15Aから引き出された繊維テープ14と、1個の第2クリール15Bから引き出された繊維テープ14とが重なり合うため、符号aで示す各1個の上型セグメント11aおよび下型セグメント12aを加圧して重なった2枚の繊維テープ14,14をクランプする。
続いて、第1クリール群16Aの頂点P側から2個の第1クリール15A…と、第2クリール群16Bの頂点P側から2個の第2クリール15B…とを1ピッチずつ後退させると、図10(C)に示すように、新たに各2個の上型セグメント11a,11aおよび下型セグメント12a,12a(符号b,b参照)間で2枚の繊維テープ14,14が重なり合うため、符号b,bで示す各2個の上型セグメント11a,11aおよび下型セグメント12a,12aを加圧して重なった2枚の繊維テープ14,14をクランプする。
続いて、第1クリール群16Aの頂点P側から3個の第1クリール15A…と、第2クリール群16Bの頂点P側から3個の第2クリール15B…とを1ピッチずつ後退させると、図10(D)に示すように、新たに各3個の上型セグメント11a…および下型セグメント12a…(符号c,c,d参照)間で2枚の繊維テープ14,14が重なり合うため、符号c,cで示す各2個の上型セグメント11a,11aおよび下型セグメント12a,12aを加圧して重なった2枚の繊維テープ14,14をクランプするとともに、符号dで示す各1個の上型セグメント11aおよび下型セグメント12aを加圧して重なった2枚の繊維テープ14,14をプレス成形する。
以上の過程を繰り返すことにより、金型13の頂点Pから対角位置にある他の頂点P′に向かって斜め方向に一列ずつ繊維テープ14…をクランプおよびプレス成形することで、1層目および2層目の繊維層を有する繊維プリフォーム19をプレス成形することができる。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に繊維プリフォーム19に皺が発生するのを防止して成形精度を高めながら、2層の繊維層を同時にプレス成形することで繊維プリフォーム19を短時間で効率的に製造することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では上型11を複数の上型セグメント11aに分割し、下型12を複数の下型セグメント12aに分割しているが、上型11および下型12の一方だけを複数のセグメントに分割しても良い。但し、上型11および下型12の両方を複数のセグメント11a,12aに分割した方が、1層目の繊維層をプレス成形する際に繊維テープ14の上下方向の移動量が小さくなって成形精度が更に向上する。
また実施の形態では上型セグメント11aおよび下型セグメント12aを全て同一寸法に分割しているが、異なる寸法に分割しても良い。
11 上型
11a 上型セグメント(セグメント)
12 下型
12a 下型セグメント(セグメント)
13 金型
14 繊維テープ
15 クリール
15A 第1クリール(クリール)
15B 第2クリール(クリール)
16 クリール群
16A 第1クリール群(クリール群)
16B 第2クリール群(クリール群)
19 繊維プリフォーム
20 クランプ
L 軸線

Claims (5)

  1. 上型(11)および下型(12)の少なくとも一方が複数のセグメント(11a,12a)に分割された金型(13)と、繊維テープ(14)を引き出し可能に巻き取った複数のクリール(15,15A,15B)を前記上型(11)および前記下型(12)間に前進・後退可能に並置したクリール群(16,16A,16B)とを用いて、繊維強化樹脂部材の補強材となる繊維プリフォーム(19)をプレス成形する繊維プリフォームのプレス成形方法であって、
    型開きした前記上型(11)および前記下型(12)間に前記金型(13)の一端側から他端側に向けて前記複数のクリール(15,15A,15B)を前進させる工程と、
    前記複数のクリール(15,15A,15B)からそれぞれ引き出した前記繊維テープ(14)を前記金型(13)の他端側に固定する工程と、
    前記複数のクリール(15,15A,15B)を前記金型(13)の他端側から一端側に向けて後退させながら、前記複数のセグメント(11a,12a)を前記金型(13)の他端側のものから一端側のものへと順番に加圧する工程と、
    を含むことを特徴とする繊維プリフォームのプレス成形方法。
  2. 前記クリール(15,15A,15B)から引き出した前記繊維テープ(14)を固定するクランプ(20)を前記金型(13)の他端側に昇降自在に設けたことを特徴とする、請求項1に記載の繊維プリフォームのプレス成形方法。
  3. 前記金型(13)は、前記上型(11)および前記下型(12)の開閉方向に延びる軸線(L)まわりに回転可能であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の繊維プリフォームのプレス成形方法。
  4. 前記クリール群(16A,16B)は、相互に交差する方向に前進・後退可能に並置された複数のクリール群(16A,16B)からなることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の繊維プリフォームのプレス成形方法。
  5. 前記上型(11)および前記下型(12)が共に複数のセグメント(11a,12a)に分割されることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の繊維プリフォームのプレス成形方法。
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