JP6420928B1 - 水平引き防火防煙シャッター装置及び該装置用のスラット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
水平引き防火防煙シャッター装置に用いるスラット1が、板状の金属材を折り曲げて形成されるものであり、該スラット1が、前記折り曲げによって形成された係合部12を備えた第1の端と、前記折り曲げによって形成された係合受部13を備えた第2の端とを有し、第1の端の係合部12は、連接する他のスラットが有する係合受部と係合するような形状に構成されており、第2の端の係合受部13は、連接する他のスラットが有する係合部と係合するような形状に構成されており、該スラット1と他のスラットとを係合した箇所である連接部を、スラットのオモテ面から覆うように、蓋体14が取り付けられている。
【選択図】図1
Description
第1に、水平引き防火防煙シャッター装置に用いるスラットであって、
該スラットが、板状の金属材を折り曲げて形成されるものであり、
該スラットが、前記折り曲げによって形成された係合部を備えた第1の端と、前記折り曲げによって形成された係合受部を備えた第2の端とを有し、
第1の端の係合部は、連接する他のスラットが有する係合受部と係合するような形状に構成されており、
第2の端の係合受部は、連接する他のスラットが有する係合部と係合するような形状に構成されており、
該スラットと他のスラットとを係合した箇所である連接部を、スラットのオモテ面から覆うように、蓋体が取り付けられていることを特徴とする、スラット。
第2に、前記蓋体が、スラットのオモテ面を規準として、スラットの第1の端から第2の端へ向かう方向、またはその逆方向に、ずらして取り付けられていることを特徴とする、前記第1に記載のスラット。
第3に、前記蓋体の平面寸法が、スラットのオモテ面の平面寸法と同じである事を特徴とする、前記第2に記載のスラット。
第4に、前記第1〜第3のいずれか1つに記載のスラットを複数連接して備えた、水平引き防火防煙シャッター装置。
第5に、該シャッター装置が、スラットが垂直または弧状に引かれる部分を更に備えていることを特徴とする、前記第4に記載の水平引き防火防煙シャッター装置。
第6に、水平引き防火防煙シャッター装置の製造方法であって、
該シャッター装置に用いるスラットが、板状の金属材を折り曲げて形成されているものであり、該スラットが、前記折り曲げによって形成された係合部を備えた第1の端と、前記折り曲げによって形成された係合受部を備えた第2の端とを有し、
第1の端の係合部は、連接する他のスラットが有する係合受部と係合するような形状に構成されており、第2の端の係合受部は、連接する他のスラットが有する係合部と係合するような形状に構成されており、
該スラットと他のスラットとを係合した箇所である連接部を、スラットのオモテ面から覆うように、蓋体を取り付けるステップを有することを特徴とする、水平引き防火防煙シャッター装置の製造方法。
第7に、前記蓋体を取り付けるステップにおいて、スラットのオモテ面を規準として、スラットの第1の端から第2の端へ向かう方向、またはその逆方向に、前記蓋体をずらして取り付けることを特徴とする、前記第6に記載の製造方法。
第8に、前記蓋体の平面寸法が、スラットのオモテ面の平面寸法と同じである事を特徴とする、前記第6または第7に記載の製造方法。
この時、図1の上側に来る面をオモテ面とし、その反対側の下側に来る面をウラ面とする。
なお、係合部12および係合受部13の形状については、当業者には種々の変形が可能であろう。
蓋体14は例えば板状の金属材であり、好適には、スラット本体11のオモテ面とほぼ同じ平面上の寸法(タテ、ヨコ)を有する。
この蓋体14は、スラット1のオモテ面を規準として、スラット1の第1の端から第2の端へ向う方向、あるいはその逆方向に、所定のピッチdだけずらして取り付けられる。
図1の例においては、例えばこの所定のピッチdは10mmであり、スラット1の第1の端から第2の端へ向う方向へとずらされている。
係合部12および係合受部13は、係合時にスラット1の係合部12を他のスラット1の係合受部13が包みこむように、それぞれ巻き状に折り曲げ形成されている。
そして、スラット1の係合部12を、他のスラット1の係合受部13の中に挿入するようにして係合がなされる。
図に見られるように、上述のスラット1を水平方向に複数枚連接して、シャッターカーテン2を構成する。
このシャッターカーテン2を水平に引き出すことで、建物等の開口部を閉鎖する。また逆に、シャッターカーテン2を巻き回し、シャッターボックス3の中へと収納して、建物等の開口部を開放する。
しかしながら、蓋体14の平面寸法は、上述の寸法に限られるものではなく、当業者が適宜、変更が可能であろう。
この変形例においては、蓋体14’は、スラット本体11のオモテ面の平面寸法より小さな平面寸法を有しており、上記連接部付近を重点的に覆うように、幅の狭い板状になっている。
水平引き防火防煙シャッター装置は、図5(A)に示されているように、スラット用のガイドレールを湾曲させて、スラットが水平に引かれている部分31と、垂直に引かれている部分32の双方を有する構成をとることが出来る。
また、水平引き防火防煙シャッター装置は、図5(B)に示されているように、スラットが水平に引かれている部分31と、弧状に引かれている部分32’の双方を有する構成をとることも出来る。
このうち、水平に引かれている部分31においては、上述のようにスラットに蓋体14を取り付けることによって、煙の漏れを防止することが可能となる。
一方、垂直に引かれている部分32や、弧状に引かれている部分32’においては、スラットにかかる重力の影響で、従来技術の上下引きシャッター装置と同様に、煙の漏れがそもそも生じない。しかし、スラットに蓋体14を取り付けることにより、これらの部分においても煙の漏れを更に防止することが可能となる。
11 スラット本体
12 係合部
13 係合受部
14 蓋体
14’ 蓋体
15 リベット
2 シャッターカーテン
3 シャッターボックス
41 スラット
411 係合部
412 係合受部
42 ガイドレール
43 収納ボックス
Claims (6)
- 水平引き防火防煙シャッター装置に用いるスラットであって、
該スラットが、板状の金属材を折り曲げて形成されるものであり、
該スラットが、前記折り曲げによって形成された係合部を備えた第1の端と、前記折り曲げによって形成された係合受部を備えた第2の端とを有し、
第1の端の係合部は、連接する他のスラットが有する係合受部と係合するような形状に構成されており、
第2の端の係合受部は、連接する他のスラットが有する係合部と係合するような形状に構成されており、
該スラットと他のスラットとを係合した箇所である連接部を、スラットのオモテ面から覆うように、蓋体が取り付けられており、
前記蓋体の平面寸法が、スラットのオモテ面の平面寸法と同じであることを特徴とする、スラット。 - 前記蓋体が、スラットのオモテ面を規準として、スラットの第1の端から第2の端へ向かう方向、またはその逆方向に、ずらして取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載のスラット。
- 請求項1または2に記載のスラットを複数連接して備えた、水平引き防火防煙シャッター装置。
- 該シャッター装置が、スラットが垂直または弧状に引かれる部分を更に備えていることを特徴とする、請求項3に記載の水平引き防火防煙シャッター装置。
- 水平引き防火防煙シャッター装置の製造方法であって、
該シャッター装置に用いるスラットが、板状の金属材を折り曲げて形成されているものであり、該スラットが、前記折り曲げによって形成された係合部を備えた第1の端と、前記折り曲げによって形成された係合受部を備えた第2の端とを有し、
第1の端の係合部は、連接する他のスラットが有する係合受部と係合するような形状に構成されており、第2の端の係合受部は、連接する他のスラットが有する係合部と係合するような形状に構成されており、
該スラットと他のスラットとを係合した箇所である連接部を、スラットのオモテ面から覆うように、蓋体を取り付けるステップを有し、
前記蓋体の平面寸法が、スラットのオモテ面の平面寸法と同じであることを特徴とする、水平引き防火防煙シャッター装置の製造方法。 - 前記蓋体を取り付けるステップにおいて、スラットのオモテ面を規準として、スラットの第1の端から第2の端へ向かう方向、またはその逆方向に、前記蓋体をずらして取り付けることを特徴とする、請求項5に記載の製造方法。
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株式会社横引SR: "「松坂屋・静岡店に防火防煙水平引シャッターSRを取り付けました。」", [ONLINE], JPN7018002731, 27 December 2017 (2017-12-27) * |
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