JP6417222B2 - 洗浄具 - Google Patents

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Description

本発明は、ジョッキやマグカップなどの有底筒状の容器を洗浄するために好適に用いられ、筒の内外両面を同時に洗浄可能な略U字状に形成される洗浄具に関する。
上記のジョッキやマグカップは、底が深いものの、比較的均一な円筒に形成されるので、特に業務用途などでは、単純な柄付きたわしやスポンジを使用するよりも、特許文献1のような略U字状のたわしやスポンジを使用することで、上記のように内外両面が一度に洗浄できて、洗浄効率を非常に高めることができ、好適である。
しかしながら、特許文献1は、略U字状に形成される把手の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材としてのブラシがそれぞれ取付けられているだけである。したがって、たとえばジョッキやマグカップの底にこびり付いた汚れを落す場合に、片側のブラシだけを使用しようとしても、ブラシを分離することはできない。
そこで、このような問題を解決するようにした従来技術の洗浄具として、株式会社まめいた社製の「弁当箱クリーナー」が挙げられる。その全体斜視図を図7に示す。この洗浄具101は、大略U字状に形成される把手102の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材103,104がそれぞれ取付けられて構成される。この洗浄具101では、洗浄部材103,104は、2層のスポンジである。
この洗浄具101で注目すべきは、前記U字状の該洗浄具101が、中央の屈曲部1011において、2つのJ字状の洗浄具105,106に分離して使用可能となっていることである。したがって、前記U字状の把手102は、J字状の把手部材107,108に分割可能となっている。
その分割を可能にする構造を図8および図9の拡大した分解斜視図を用いて説明する。把手部材107,108は、帯状体が、その帯の厚み方向から見て、略J字状に形成されて成り、前記J字の直線部1071,1081の延長に前記洗浄部材103,104が取付けられ、J字の屈曲部1072,1082の先端部1073,1083が、他方の把手部材108,107と突き合わせられて、該先端部1073,1083付近を中心として、一対のJ字の把手部材107,108が相互に開閉可能となっている。
把手部材107,108は、相互に等しい形状に形成され、前記先端部1073,1083付近には、外方に延びる、2枚のブラケット1074,1075;1084,1085が立設されている。前記帯状の把手部材107,108を幅方向に4等分した厚さに、前記ブラケット1074,1075;1084,1085は形成され、一端側にブラケット1074,1084が立設され、他方のブラケット1085の厚み分の間隔を開けて、もう1枚のブラケット1075,1085が立設されている。そして、ブラケット1074,1084には、前記帯の幅方向に延びるボス1076,1086が立設されており、ブラケット1075,1085には、そのボス1076,1086が嵌り込むU字のスリット1077,1087が形成されている。ボス1076,1086の高さは、嵌り込むブラケット1075,1085の厚み以下に形成される。
したがって、このボス1076,1086とスリット1077,1087とによって、U字状の該洗浄具101が、中央の屈曲部1011において、上記のように2つのJ字状の洗浄具105,106に分離して使用可能となる。
登録実用新案第3098034号公報
上述のような洗浄具101は、台所や厨房に、スポンジやブラシが多数あることは好ましくなく、その観点から、U字とJ字とを、1本で使い分けできることは好ましい。また、この洗浄具101は、ピンなど、別の部品を付属したり、特別な工具を必要とせず、2つの部品(洗浄具105,106)だけで、そのまま着脱が可能で、利便性も高い。
しかしながら、上述の洗浄具101では、円柱状のボス1076,1086と、U字のスリット1077,1087とによって、2つの洗浄具105,106を大きく開かないと(180°近く)、分離できないという問題がある。つまり、安易な分離を防止するために、スリット1077,1087が深く、その中心線L1も、U字の頂点における接線L2に対する角度θが、小さい角度となっている。そのため、ボス1076,1086をスリット1077,1087から引出す作業が煩雑で、2つの洗浄具105,106を両方の手で把持しての作業になる。
したがって、実際は、前記ジョッキの内底を洗うために、都度、着け外しを行うことは困難である。また、多数の皿や椀を片方の洗浄具、たとえば洗浄具105で洗っていて、グラスを数個洗うような場合に、もう片方の洗浄具106を組付けて、内外両面の汚れ落しを同時に行って時間短縮するより、組付ける作業を行わずに、そのまま片方の洗浄具105だけで洗った方が、結果的に時間が早くなるような場合がある。さらにまた、洗浄具105,106の付け外しの際に、それまでグラスやジョッキを持っていた手でも、把手部材107,108を把持することになり、U字で使用すると、結局、両手に洗剤が着いてしまうことになる。
本発明の目的は、大略U字状に形成される洗浄具で、中央の屈曲部で2つのJ字状の部分に分離できるものにおいて、その2つの部分の付け外しの操作性を向上することができる洗浄具を提供することである。
本発明の洗浄具は、略U字状に形成される把手の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材がそれぞれ取付けられ、有底筒状の容器に、その開口部から少なくとも一方の洗浄部材が挿入されることで該容器の内壁面から底面の洗浄を可能とし、または一対の洗浄部材で容器の筒部を内外両面から挟み込んで、同時に洗浄可能とするようにした洗浄具において、前記把手は、U字の基端部側で分割可能な相互に等しい形状の一対の把手部材から構成されており、各把手部材は、帯状体によって、前記帯の厚み方向から見て、略J字状に形成されて成り、前記J字の直線部の延長に前記洗浄部材が取付けられ、前記U字を分断したJ字の屈曲部の先端部が、他方の把手部材と突き合わせられて、該先端部付近を中心として一対のJ字の把手部材が相互に開閉可能となる基体部と、前記基体部の内周面において、帯の幅方向の中心線の一方側で、前記J字の直線部から屈曲部の先端を超えて、他方の把手部材側に延設されるリブと、前記リブにおいて、前記J字の屈曲部から突出した部分で、該屈曲部の先端部の近傍に、外周側から半円弧状に切欠かれて形成される切欠きと、前記基体部におけるJ字の屈曲部の内周面において、前記屈曲部の先端部の近傍で、前記切り欠きに対応した位置に設けられる半円弧状の突起と、前記基体部の内周面において、前記中心線の他方側で、前記リブから、該リブの厚みだけ隔てて配置され、把手部材同士を前記U字に組合わせた状態で、他方の把手部材側のリブを挟み込む第1の係止突起とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、略U字状に形成される把手の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材がそれぞれ取付けられ、ジョッキやマグカップなどの有底筒状の容器に、その開口部から少なくとも一方の洗浄部材が挿入されることで該容器の内壁面から底面の洗浄を可能とし、または一対の洗浄部材で容器の筒部を内外両面から挟み込んで、同時に洗浄可能とするようにした洗浄具において、前記把手をU字の基端部側で分割、すなわち一対の略J字状の洗浄具に分割して、その片側の洗浄具だけでも洗浄を行えるようにするにあたって、その分割および結合を容易に行えるようにする。
具体的に、把手は、前記一対のJ字の把手部材が組合わせられて前記略U字状に形成される。その把手部材は、帯状体が、前記帯の厚み方向から見て、前記略J字状に形成されて成る基体部を備え、前記J字の直線部の延長に前記洗浄部材が取付けられる。一方、J字の屈曲部の先端部が、他方の把手部材の屈曲部の先端部と突き合わせられて、該先端部付近を中心として、一対のJ字の把手部材が相互に開閉可能となる。
前記基体部は、その内周面に、リブが形成されて補強されている。そのリブは、帯の幅方向の中心線の一方側で、前記J字の直線部から屈曲部の先端部を超えて、他方の把手部材側に延設される。したがって、一対の把手部材を組合わせると、互いのリブが前記中心線を挟んで重なり合うことになる。
そして、リブにおいて、前記J字の屈曲部から他方の把手部材側に突出した部分で、該屈曲部の先端部の近傍に、外周側(外側)から半円弧状に切欠かれた切欠きが形成されている。これに対して、前記基体部におけるJ字の屈曲部の内周面(内側)において、前記屈曲部の先端部の近傍で、前記切り欠きに対応した位置には、半円弧状の突起が設けられる。さらに、前記基体部の内周面において、前記中心線の他方側で、前記リブから、該リブの厚みだけ隔てた位置に、第1の係止突起が形成される。
したがって、たとえば一対の把手部材がU字に組み合わさっている状態から、前記J字の屈曲部の先端部を中心として僅かに開くことで、該先端部に近い位置に設けられている突起が、同様に先端部に近い位置に設けられている半円弧の切欠きから簡単に外れ、2つのJ字状の洗浄具として、個別に使用することができる。
これに対して、2つのJ字状の洗浄具を、その先端部同士を突き合わせ、角度を閉じてゆくと、突起が半円弧の切欠きに嵌り込んで、一方の把手部材は他方の把手部材に枢支され、U字状に完全に閉じられると、リブと第1の係止突起とによって、他方の把手部材側のリブを挟み込み、前記突起が切欠きから脱落しなくなり、またリブの外周は基体部の内周面に密着し、2つのJ字状の洗浄具は1つのU字状の洗浄具に一体化することができる。
したがって、2つのJ字状の洗浄具の先端部近くに設けた半円弧状の切欠きおよび突起によって、U字状の洗浄具を僅かに開くだけで2つのJ字状の洗浄具に分割することができ、2つのJ字状の洗浄具の先端部を合わせて、僅かに閉じるだけで1つのU字状の洗浄具に組上げることができる。これによって、手先の不器用でない使用者であれば、片手で付け外しを行うことができ、前記ジョッキやマグカップなどの洗浄中の容器を持った洗剤の付いた該洗浄具を把持する手とは反対側の手を用いて付け外しを行う必要は無く、操作性(利便性)を向上することができる。また、2つのJ字状の把手部材は相互に等しい形状であるので、1つの金型で作成することができ、低コスト化を図ることができる。
また、本発明の洗浄具では、前記リブは環状に形成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、片方のJ字状の洗浄具を把持する場合に、把持し易くなるとともに、U字状に組立てた状態では、この環状のリブが他方の把手部材の側へ迫り出し、基体部の内周面に当接するので、U字の外側から大きな力で握られても、直線部分が変形し難くなる。
さらにまた、本発明の洗浄具では、前記第1の係止突起は、前記J字の直線部と屈曲部との少なくとも2箇所設けられることを特徴とする。
上記の構成によれば、環状のリブが他方の把手部材の側へ迫り出して基体部の内周面に当接するので、J字の直線部と屈曲部との少なくとも2箇所に前記第1の係止突起を設けておくことで、2つのJ字状の洗浄具を開かない限り、それらはU字の状態から開かず、すなわち外れ難くすることができる。
また、本発明の洗浄具では、前記環状のリブにおいて、他方の把手部材に対向する中心線側の面には、相互に嵌り合うことで前記一対の把手部材の拡開を防止する第2の係止突起と係止凹所との対が設けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、2つのJ字状の洗浄具をU字状に組立てると、環状のリブは相互に積層状態となる。そこで、その対向面に、第2の係止突起と対応する係止凹所を設ける。
したがって、それらの第2の係止突起と係止凹所とが相互に嵌り合うことで、前記一対の把手部材の拡開を防止、すなわち一層外れなくすることができる。
さらにまた、本発明の洗浄具では、前記リブにおいて、前記中心線の一方側から該リブ上に前記第1の係止突起を投影した状態で、該第1の係止突起の陰になる部分には、対応する孔が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、上述のように、リブと第1の係止突起との間に、他方の把手部材のリブを挟み込むことになるが、リブにおいてこの第1の係止突起に対応した孔を開けておくことで、把手部材を成型する際、特別な型を用いずに、厚み方向に容易に型抜きを行うことができる。
また、本発明の洗浄具では、前記U字状の把手の両端に貼付けられる洗浄部材は、前記U字の内側と外側とで、相互に密度の違うスポンジであることを特徴とする。
上記の構成によれば、特に2つのJ字状の洗浄具に分離して使用する場合に、汚れの状況などに応じて、J字の外側のスポンジを使用するか、内側のスポンジを使用するかを選択することができる。
さらにまた、本発明の洗浄具では、前記把手の両端には、クッション部材としての密度の低いスポンジが貼付けられ、その上に、前記汚れ落しを行う密度の高いスポンジが貼付けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、汚れ落しを行うスポンジを、前記容器の内周面や外周面に密着させ易くなり、汚れ落し効果を高めることができる。
本発明の洗浄具は、以上のように、略U字状に形成される把手の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材がそれぞれ取付けられ、ジョッキやマグカップなどの有底筒状の容器の内壁面から底面の洗浄を可能とし、または容器の筒部を内外両面から挟み込んで、同時に洗浄可能とするようにした洗浄具において、前記把手をU字の基端部側で分割、すなわち一対の略J字状の洗浄具に分割して、その片側の洗浄具だけでも洗浄を行えるようにするにあたって、その分割構造として、把手は一対のJ字の把手部材を組合わせて前記略U字状とし、その把手部材は、帯状体を前記略J字状に形成した基体部を備え、そのJ字の直線部の延長に前記洗浄部材が取付ける一方、J字の屈曲部の先端部を他方の把手部材の屈曲部の先端部と突き合わせることで相互に開閉可能とする。
そして、前記基体部の内周面にリブを形成し、そのリブを帯の幅方向の中心線の一方側で前記J字の直線部から屈曲部の先端部を超えて他方の把手部材側に延設し、そのリブにおいてJ字の屈曲部から他方の把手部材側に突出した部分で該屈曲部の先端部の近傍に、外周側(外側)から半円弧状に切欠きを形成し、基体部におけるJ字の屈曲部の内周面(内側)には、屈曲部の先端部の近傍で、前記切り欠きに対応した位置に半円弧状の突起を設け、さらに基体部の内周面において、前記中心線の他方側で、前記リブから、該リブの厚みだけ隔てた位置に、第1の係止突起を形成する。
それゆえ、組み合わさっている状態から僅かに開くことで、先端部に近い位置に設けられている突起が、同様に先端部に近い位置に設けられている半円弧の切欠きから簡単に外れ、2つのJ字状の洗浄具として個別に使用することができる一方、2つのJ字状の洗浄具を、その先端部同士を突き合わせ、角度を閉じてゆくと、突起が半円弧の切欠きに嵌り込み、完全に閉じると、リブと第1の係止突起とによって、他方の把手部材側のリブを挟み込み、2つのJ字状の洗浄具を1つのU字状の洗浄具に一体化することができる。これによって、2つのJ字状の洗浄具を僅かに開くだけで分割し、僅かに閉じるだけで組上げることができ、操作性(利便性)を向上することができる。また、2つのJ字状の把手部材は相互に等しい形状であるので、1つの金型で作成することができ、低コスト化を図ることができる。
本発明の実施の一形態に係るU字状の洗浄具の斜視図である。 前記U字状の洗浄具を構成する一対のJ字状の洗浄具を完全に組付けた状態での把手の手元付近を拡大して示す斜視図である。 前記U字状の洗浄具を構成する一対のJ字状の洗浄具を僅かに開いた状態での把手の手元付近を拡大して示す斜視図である。 前記一対の洗浄具を完全に分離して、洗浄部材を取付ける前の把手部材のみを示す斜視図である。 一方の把手部材の手元付近を拡大して示す斜視図である。 前記把手部材の六面図である。 典型的な従来技術の洗浄具の全体斜視図である。 図7の洗浄具における分割を可能にする構造を拡大して示す分解斜視図である。 図7の洗浄具における分割を可能にする構造を拡大して示す分解斜視図である。
図1は、本発明の実施の一形態に係る洗浄具1の斜視図である。この洗浄具1は、略U字状に形成される把手2の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材3,4がそれぞれ取付けられて構成される。そして、この洗浄具1は、ジョッキやマグカップなどの有底筒状の容器に、その開口部から少なくとも一方の洗浄部材3または4が挿入されることで該容器の内壁面から内底面の洗浄を可能とし、または一対の洗浄部材3,4で容器の筒部を内外両面から挟み込んで、同時に洗浄可能とするものである。また、この洗浄具1は、図7〜図9で示す従来技術と同様に、把手2をU字の基端部側で分割、すなわち一対の略J字状の洗浄具5,6に分割して、その片側の洗浄具5,6だけでも洗浄を行えるようになっている。
しかしながら、本実施形態の洗浄具1で注目すべきは、その分割および結合を容易に行えるようになっていることである。その分割および結合構造を説明するために、図2および図3は把手2の手元付近を拡大して示す斜視図であり、図2は2つの洗浄具5,6を完全に組付けた状態を示し、図3は分割しつつある状態を示す。先ず把手2は、一対の略J字状の把手部材7,8が組合わせられて、前記の略U字状に形成される。
図4は、洗浄部材3,4を除き(貼付ける前の)、把手部材7,8のみを完全に分割して示す斜視図であり、図5は一方の把手部材8の手元付近を拡大して示す斜視図であり、図6は把手部材8の六面図である。把手部材7,8は、帯状体から成り、さらにその帯の厚み方向から見て、前記略J字状に形成されて成る基体部71,81を備え、前記J字の直線部711,811の延長部712,812に洗浄部材3,4が取付けられる。
図4および図6の例では、延長部712,812は、帯状体の両表面にリブ713,813が形成されて補強されている。この延長部712,812は、洗浄部材3,4から飛出さず、また洗浄部材3,4を強固に貼付けられる形状であればよく、たとえば強度が確保できるのであれば、円柱や角柱のロッドの両側部から(前記帯の幅方向に延びる)櫛の歯状に洗浄部材3,4を受ける部材が延びて形成されてもよく、或いは長方形の枠内に網が貼付けられるなどして形成されてもよい。ただ、後述のように、この把手部材7,8は、帯の幅方向に型抜きされることが好ましいので、この図4および図6のようなリブ立てや、櫛歯状に形成されることが好ましい。
これに対して、把手部材7,8におけるJ字の屈曲部714,814の先端部715,815は、他方の把手部材8,7の屈曲部814,714の先端部815,715と突き合わせられて、該先端部715,815付近を中心として、一対のJ字の把手部材7,8が、たとえば図2から図3で示すように、相互に開閉可能となる。
そして、基体部71,81は、その内周面に、リブ716,816が形成されて補強されている。そのリブ716,816は、図6で示すように、帯の幅方向の中心線Vの一方側で、J字の直線部711,811から屈曲部714,814の先端部715,815を超えて、他方の把手部材8,7側に延設される。したがって、一対の把手部材7,8を組合わせると、図1〜図3で示すように、互いのリブ716,816が中心線Vを挟んで重なり合うことになる。
さらに、リブ716,816において、J字の屈曲部714,814から他方の把手部材8,7側に突出した部分7161,8161で、該屈曲部714,814の先端部715,815の近傍に、外周側(外側)から半円弧状に切欠かれた切欠き7162,8162が形成されている。これに対して、基体部71,81におけるJ字の屈曲部714,814の内周面(内側)において、屈曲部714,814の先端部715,815の近傍で、切り欠き7162,8162に対応した位置には、半円弧状の突起717,817が設けられている。さらにまた、基体部71,81の内周面において、中心線Vの他方側で、リブ716,816から、該リブ716,816の厚みHだけ隔てた位置に、第1の係止突起718,818が形成される。
したがって、たとえば図1や図2で示すように一対の把手部材7,8がU字に組み合わさっている状態から、図3で示すように、J字の屈曲部714,814の先端部715,815を中心として僅かに開くことで、該先端部715,815に近い位置に設けられている突起717,817が、同様に先端部815,715に近い位置に設けられている半円弧の切欠き8162,7162から簡単に外れ、図4で示すように、2つのJ字状の洗浄具5,6として、個別に使用することができるようになる。
これに対して、2つのJ字状の洗浄具5,6を、図3で示すようにその先端部715,815同士を突き合わせ、図1や図2で示すように角度を閉じてゆくと、突起717,817が半円弧の切欠き8162,7162に嵌り込んで、一方の把手部材7,8は他方の把手部材8,7に枢支され、U字状に完全に閉じられると、リブ716,816と第1の係止突起718,818とによって、他方の把手部材8,7側のリブ816,716を挟み込み、これによって突起817,717が切欠き7162,8162から脱落しなくなり、またリブ716,816の外周は基体部81,71の内周面に密着し、2つのJ字状の洗浄具5,6は1つのU字状の洗浄具1に一体化することができる。
したがって、2つのJ字状の洗浄具5,6の先端部715,815近くに設けた半円弧状の切欠き7162,8162および突起817,717によって、U字状の洗浄具1を僅かに開くだけで2つのJ字状の洗浄具5,6に分割することができ、2つのJ字状の洗浄具5,6の先端部715,815を突き合わせて、僅かに閉じるだけで1つのU字状の洗浄具1に組上げることができる。これによって、手先の不器用でない使用者であれば、片手で付け外しを行うことができ、ジョッキやマグカップなどの洗浄中の容器を持った洗剤の付いた該洗浄具1を把持する手とは反対側の手を用いて付け外しを行う必要は無く、操作性(利便性)を向上することができる。また、2つのJ字状の把手部材7,8は相互に等しい形状であるので、1つの金型で作成することができ、低コスト化を図ることができる。
さらに、本実施形態の洗浄具1では、リブ716,816は、環状に形成されている。したがって、片方のJ字状の洗浄具5,6を把持する場合に、把持し易くなるとともに、U字状に組立てた状態では、この環状のリブ716,816が他方の把手部材8,7の側へ迫り出し、基体部81,71の内周面に当接するので、U字の外側から大きな力で握られても、711,811が変形し難くなる。
また、本実施形態の洗浄具1では、環状のリブ716,816が他方の把手部材8,7の側へ迫り出して基体部81,71の内周面に当接するので、J字の直線部711、811と屈曲部714,814との2箇所に第1の係止突起718,818を設けている。これによって、2つのJ字状の洗浄具5,6を開かない限り、それらはU字の状態から開かず、すなわち外れ難くすることができる。
また、本実施形態の洗浄具1では、上述のように、2つのJ字状の洗浄具5,6をU字状に組立てると、環状のリブ716,816は相互に積層状態となることから、そのリブ716,816において、他方の把手部材8,7に対向する中心線V側の面には、相互に嵌り合うことで一対の把手部材7,8の拡開を防止する第2の係止突起7191,8191と係止凹所7192,8192との対が設けられている。したがって、それらの第2の係止突起7191,8191と係止凹所7192,8192とが相互に嵌り合うことで、一対の把手部材7,8の拡開を防止、すなわち一層外れなくすることができる。
さらにまた、本実施形態の洗浄具1では、上述のように、リブ716,816と第1の係止突起718,818との間に、他方の把手部材8,7のリブ816,716を挟み込むことになるのに着目して、リブ716,816において、中心線Vの一方側から該リブ716,816上に第1の係止突起718,818を投影した状態で、該第1の係止突起718,818の陰になる部分に、対応する孔720,820が形成されている。したがって、把手部材7,8を成型する際、特別な型を用いずに、容易に、前述のように厚み方向に型抜きを行うことができる。
また、本実施形態の洗浄具1では、先ず、把手2の両端には、クッション部材としての密度の低いスポンジ31,41が貼付けられ、その上に、汚れ落しを行う密度の高いスポンジ32,33;42,43が貼付けられている。そのため、汚れ落しを行うスポンジ32,33;42,43を、容器の内周面や外周面に密着させ易くなり、汚れ落し効果を高めることができる。
さらに、U字状の把手2の両端に貼付けられる洗浄部材3,4には、U字の内側と外側とで、相互に密度の違うスポンジ32,33;42,43が使用されているので、特に2つのJ字状の洗浄具5,6に分離して使用する場合に、汚れの状況などに応じて、J字の外側のスポンジ33,43を使用するか、内側のスポンジ32,42を使用するかを選択することができる。
1 (U字状の)洗浄具
2 把手
3,4 洗浄部材
31,41 密度の低いスポンジ
32,33;42,43 密度の高いスポンジ
5,6 (J字状の)洗浄具
7,8 把手部材
71,81 基体部
711,811 直線部
712,812 延長部
713,813 リブ
714,814 屈曲部
715,815 先端部
716,816 リブ
7162,8162 切欠き
717,817 突起
718,818 第1の係止突起
7191,8191 第2の係止突起
7192,8192 係止凹所
720,820 孔

Claims (7)

  1. 略U字状に形成される把手の両端に、汚れ落しを行う一対の洗浄部材がそれぞれ取付けられ、有底筒状の容器に、その開口部から少なくとも一方の洗浄部材が挿入されることで該容器の内壁面から底面の洗浄を可能とし、または一対の洗浄部材で容器の筒部を内外両面から挟み込んで、同時に洗浄可能とするようにした洗浄具において、
    前記把手は、U字の基端部側で分割可能な相互に等しい形状の一対の把手部材から構成されており、
    各把手部材は、
    帯状体によって、前記帯の厚み方向から見て、略J字状に形成されて成り、前記J字の直線部の延長に前記洗浄部材が取付けられ、前記U字を分断したJ字の屈曲部の先端部が、他方の把手部材と突き合わせられて、該先端部付近を中心として一対のJ字の把手部材が相互に開閉可能となる基体部と、
    前記基体部の内周面において、帯の幅方向の中心線の一方側で、前記J字の直線部から屈曲部の先端を超えて、他方の把手部材側に延設されるリブと、
    前記リブにおいて、前記J字の屈曲部から突出した部分で、該屈曲部の先端部の近傍に、外周側から半円弧状に切欠かれて形成される切欠きと、
    前記基体部におけるJ字の屈曲部の内周面において、前記屈曲部の先端部の近傍で、前記切り欠きに対応した位置に設けられる半円弧状の突起と、
    前記基体部の内周面において、前記中心線の他方側で、前記リブから、該リブの厚みだけ隔てて配置され、把手部材同士を前記U字に組合わせた状態で、他方の把手部材側のリブを挟み込む第1の係止突起とを含むことを特徴とする洗浄具。
  2. 前記リブは環状に形成されることを特徴とする請求項1記載の洗浄具。
  3. 前記第1の係止突起は、前記J字の直線部と屈曲部との少なくとも2箇所設けられることを特徴とする請求項2記載の洗浄具。
  4. 前記環状のリブにおいて、他方の把手部材に対向する中心線側の面には、相互に嵌り合うことで前記一対の把手部材の拡開を防止する第2の係止突起と係止凹所との対が設けられていることを特徴とする請求項2または3記載の洗浄具。
  5. 前記リブにおいて、前記中心線の一方側から該リブ上に前記第1の係止突起を投影した状態で、該第1の係止突起の陰になる部分には、対応する孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の洗浄具。
  6. 前記U字状の把手の両端に貼付けられる洗浄部材は、前記U字の内側と外側とで、相互に密度の違うスポンジであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の洗浄具。
  7. 前記把手の両端には、クッション部材としての密度の低いスポンジが貼付けられ、その上に、前記汚れ落しを行う密度の高いスポンジが貼付けられていることを特徴とする請求項6記載の洗浄具。
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