[0005]本発明のシステム、方法、およびデバイスは各々、いくつかの態様を有し、それらのうちのどの一つの態様もそれだけで本発明の望ましい属性を担うものではない。ここで、後記の特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定することなく、いくつかの特徴について簡単に説明する。この説明を考慮した後、特に「発明を実施するための形態」と題されるセクションを読んだ後で、本発明の特徴が、ワイヤレスネットワーク中のアクセスポイントと局との間の改善された通信を含む利点をどのように提供するかが理解されよう。
[0006]開示する一態様は、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信する方法である。方法は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することと、決定することに基づいて送信属性を調整することと、調整された送信属性に基づいて第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、送信属性を調整することは、第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することに使用するための多重パラメータのセットを決定することを備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することは、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスまでの距離、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づく。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、パケット誤り率を備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスは、パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に干渉の影響を受けるものと決定される。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、第2のワイヤレスデバイスの信号強度を備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスは、第2のワイヤレスデバイスの信号強度が強度しきい値を下回る場合に干渉の影響を受けるものと決定される。いくつかの態様では、方法は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、方法はまた、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第3のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第3のデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することとを含む。
[0007]いくつかの態様では、方法はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、第2のワイヤレスデバイスに送信することを含む。いくつかの態様では、メッセージはブロードキャストされる。いくつかの態様では、メッセージは、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第2のワイヤレスデバイスに送信される。いくつかの態様では、インジケーションはビーコン間隔に基づく。いくつかの態様では、メッセージはビーコンメッセージである。
[0008]いくつかの態様では、第1または第2の時間期間のインジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである。いくつかの態様では、方法はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、アクセスポイントに送信することを含む。いくつかの態様では、方法はまた、第1または第2の反復時間期間を示すメッセージを、アクセスポイントから受信することを含む。いくつかの態様では、第1の数のアクセスポイントが第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントが第2の反復時間期間の間に通信する。いくつかの態様では、第1の数は第2の数より小さい。いくつかの態様では、方法はまた第1の周波数帯域を決定することを含み、第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは第1の周波数帯域内で送信され、第3のアクセスポイントは第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する。
[0009]いくつかの態様では、方法はまた、第1の周波数帯域について決定することが第1の周波数帯域をランダムに選択することを備えることを含む。いくつかの態様では、第1の周波数帯域について決定することは、第2のアクセスポイントとの通信に基づく。いくつかの態様では、方法はまた、第1の反復時間期間の間の通信を第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信することを含み、決定することは受信されたメッセージに基づく。いくつかの態様では、第1の周波数帯域はプライマリチャネルに対応する。
[0010]いくつかの態様では、方法はまた、複数の候補反復時間期間を決定することと、複数の候補反復時間期間から第1の反復時間期間をランダムに選択することとを含む。いくつかの態様では、方法はまた、ネットワーク負荷に基づいて第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することを含む。いくつかの態様では、方法はまた、関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて、第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することを含む。いくつかの態様では、方法はまた、送信属性を調整した後、第2のワイヤレスデバイスとの通信をモニタすることと、モニタすることに基づいて送信属性をさらに調整することとを含む。いくつかの態様では、送信属性をさらに調整することは、多重パラメータの第3のセットを選択することを備える。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示す第1の周波数帯域は、多重パラメータの第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、方法はまた、1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定することを含み、さらに調整することは、少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0011]開示する別の態様は、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するための装置である。装置は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するように構成されたプロセッサと、決定することに基づいて送信属性を調整するように構成されたプロセッサと、調整された送信属性に基づいて第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信するように構成された送信機とを含む。いくつかの態様では、プロセッサは、第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することに使用するための多重パラメータのセットを決定することによって、送信属性を調整するように構成される。
[0012]いくつかの態様では、プロセッサは、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスまでの距離、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づいて、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するように構成される。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、パケット誤り率を備える。いくつかの態様では、プロセッサは、パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、第2のワイヤレスデバイスの信号強度を備える。
[0013]いくつかの態様では、プロセッサは、信号強度が強度しきい値を下回る場合に第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される。いくつかの態様では、装置はまた、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機と、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機とを含む。
[0014]いくつかの態様では、装置はまた、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第3のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機と、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第3のデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機とを含む。
[0015]いくつかの態様では、装置はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、第2のワイヤレスデバイスに送信するように構成された送信機を含む。いくつかの態様では、メッセージはブロードキャストされる。いくつかの態様では、メッセージは、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第2のワイヤレスデバイスに送信される。いくつかの態様では、インジケーションはビーコン間隔に基づく。いくつかの態様では、メッセージはビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第1または第2の時間期間のインジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである。いくつかの態様では、装置はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、アクセスポイントに送信するように構成された送信機を含む。いくつかの態様では、装置はまた、第1または第2の反復時間期間を示すメッセージを、アクセスポイントから受信するように構成された受信機を含む。いくつかの態様では、第1の数のアクセスポイントが第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントが第2の反復時間期間の間に通信し、第1の数は第2の数より小さい。いくつかの態様では、装置はまた、第1の周波数帯域を決定するように構成されたプロセッサを含み、第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは第1の周波数帯域内で送信され、第3のアクセスポイントは第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する。いくつかの態様では、プロセッサは、第1の周波数帯域をランダムに選択することによって第1の周波数帯域について決定するように構成される。いくつかの態様では、プロセッサは、第2のアクセスポイントとの通信に基づいて第1の周波数帯域を決定するように構成される。
[0016]いくつかの態様では、装置はまた、第1の反復時間期間の間の通信を第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信するように構成された受信機を含み、プロセッサは、受信されたメッセージに基づいて周波数帯域を決定するように構成される。いくつかの態様では、第1の周波数帯域はプライマリチャネルに対応する。いくつかの態様では、装置はまた、複数の候補反復時間期間から第1の反復時間期間をランダムに選択するように構成されたプロセッサを含む。いくつかの態様では、装置はまた、ネットワーク負荷に基づいて第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するように構成されたプロセッサを含む。いくつかの態様では、装置はまた、関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて、第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するように構成されたプロセッサを含む。
[0017]いくつかの態様では、装置はまた、送信属性の調整の後、第2のワイヤレスデバイスとの通信をモニタするように構成され、モニタすることに基づいて送信属性を調整するように構成されたプロセッサを含む。いくつかの態様では、送信属性を調整することは、多重パラメータの第3のセットを選択することを備える。
[0018]いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示す第1の周波数帯域は、多重パラメータの第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、装置はまた、1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定するように構成されたプロセッサを含み、さらに調整することは、少なくとも周波数スケジュールに基づく。
[0019]いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0020]開示する別の態様は、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するための装置である。装置は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段と、決定することに基づいて送信属性を調整するための手段と、調整された送信属性に基づいて第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信するための手段とを含む。いくつかの態様では、送信属性を調整するための手段は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに基づいて第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することに使用するために多重パラメータのセットを決定するように構成される。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段は、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスまでの距離、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づいて、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するように構成される。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、パケット誤り率を備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段は、パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、第2のワイヤレスデバイスの信号強度を備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段は、信号強度が強度しきい値を下回る場合に第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される。
[0021]いくつかの態様では、装置はまた、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段と、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段とを含む。
[0022]いくつかの態様では、装置はまた、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第3のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段と、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第3のデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段とを含む。
[0023]いくつかの態様では、装置はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、第2のワイヤレスデバイスに送信するための手段を含む。いくつかの態様では、メッセージはブロードキャストされる。いくつかの態様では、メッセージは、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第2のワイヤレスデバイスに送信される。いくつかの態様では、インジケーションはビーコン間隔に基づく。いくつかの態様では、メッセージはビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第1または第2の時間期間のインジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである。
[0024]いくつかの態様では、装置はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、アクセスポイントに送信するための手段を含む。いくつかの態様では、装置はまた、第1または第2の反復時間期間を示すメッセージを、アクセスポイントから受信するための手段を含む。
[0025]いくつかの態様では、第1の数のアクセスポイントが第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントが第2の反復時間期間の間に通信し、第1の数は第2の数より小さい。いくつかの態様では、装置はまた第1の周波数帯域を決定するための手段を含み、第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは第1の周波数帯域内で送信され、第3のアクセスポイントは第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する。いくつかの態様では、第1の周波数帯域を決定するための手段は、第1の周波数帯域をランダムに選択するように構成される。いくつかの態様では、第1の周波数帯域を決定するための手段は、第2のアクセスポイントとの通信に基づいて第1の周波数帯域を決定するように構成される。いくつかの態様では、装置はまた、第1の反復時間期間の間の通信を第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信するための手段を含み、決定することは受信されたメッセージに基づく。いくつかの態様では、第1の周波数帯域はプライマリチャネルに対応する。
[0026]いくつかの態様では、装置はまた、複数の候補反復時間期間を決定するための手段と、複数の候補反復時間期間から第1の反復時間期間をランダムに選択するための手段とを含む。いくつかの態様では、装置はまた、ネットワーク負荷に基づいて第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するための手段を含む。いくつかの態様では、装置はまた、関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて、第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するための手段を含む。いくつかの態様では、装置はまた、送信属性の調整の後、第2のワイヤレスデバイスとの通信をモニタするための手段と、モニタすることに基づいて送信属性をさらに調整するための手段とを含む。
[0027]いくつかの態様では、送信属性をさらに調整するための手段は、多重パラメータの第3のセットを選択するように構成される。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、装置は、1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定するための手段を含み、さらに調整することは、少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0028]開示する別の態様は、実行されたとき、処理システムに、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信する方法を実行させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体である。方法は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することと、決定することに基づいて送信属性を調整することと、調整された送信属性に基づいて第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、送信属性を調整することは、第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することに使用するために多重パラメータのセットを決定することを備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することは、第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスまでの距離、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づく。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、パケット誤り率を備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスは、パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に干渉の影響を受けるものと決定される。いくつかの態様では、ネットワーク統計は、第2のワイヤレスデバイスの信号強度を備える。いくつかの態様では、第2のワイヤレスデバイスは、第2のワイヤレスデバイスの信号強度が強度しきい値を下回る場合に干渉の影響を受けるものと決定される。いくつかの態様では、方法は、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、方法はまた、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第1の反復時間期間の間に第3のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合に第2の反復時間期間の間に第3のデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することとを含む。
[0029]いくつかの態様では、方法はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、第2のワイヤレスデバイスに送信することを含む。いくつかの態様では、メッセージはブロードキャストされる。いくつかの態様では、メッセージは、第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に第2のワイヤレスデバイスに送信される。いくつかの態様では、インジケーションはビーコン間隔に基づく。いくつかの態様では、メッセージはビーコンメッセージである。
[0030]いくつかの態様では、第1または第2の時間期間のインジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである。いくつかの態様では、方法はまた、第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、アクセスポイントに送信することを含む。いくつかの態様では、方法はまた、第1または第2の反復時間期間を示すメッセージを、アクセスポイントから受信することを含む。いくつかの態様では、第1の数のアクセスポイントが第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントが第2の反復時間期間の間に通信する。いくつかの態様では、第1の数は第2の数より小さい。いくつかの態様では、方法はまた第1の周波数帯域を決定することを含み、第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは第1の周波数帯域内で送信され、第3のアクセスポイントは第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する。
[0031]いくつかの態様では、方法はまた、第1の周波数帯域について決定することが第1の周波数帯域をランダムに選択することを備えることを含む。いくつかの態様では、第1の周波数帯域について決定することは、第2のアクセスポイントとの通信に基づく。いくつかの態様では、方法はまた、第1の反復時間期間の間の通信を第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信することを含み、決定することは受信されたメッセージに基づく。いくつかの態様では、第1の周波数帯域はプライマリチャネルに対応する。
[0032]いくつかの態様では、方法はまた、複数の候補反復時間期間を決定することと、複数の候補反復時間期間から第1の反復時間期間をランダムに選択することとを含む。いくつかの態様では、方法はまた、ネットワーク負荷に基づいて第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することを含む。いくつかの態様では、方法はまた、関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて、第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することを含む。いくつかの態様では、方法はまた、送信属性の調整の後、第2のワイヤレスデバイスとの通信をモニタすることと、モニタすることに基づいて送信属性をさらに調整することとを含む。いくつかの態様では、送信属性をさらに調整することは、多重パラメータの第3のセットを選択することを備える。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示す第1の周波数帯域は、多重パラメータの第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、方法はまた、1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定することを含み、さらに調整することは、少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0033]開示する別の態様は、密集したネットワーク環境内で通信する方法である。方法は、コンテンション期間内に発生する第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信することと、メッセージはアクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の間に発生することを示す;メッセージに基づいて第1の反復時間期間の間にアクセスポイントと通信することとを含む。いくつかの態様では、方法はまた、第1の周波数範囲を示し、アクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の第1の周波数範囲内で発生することを示す第2のメッセージを受信することを含み、アクセスポイントとの通信は、第2のメッセージに基づいて第1の反復時間期間の間および第1の周波数範囲内で発生する。いくつかの態様では、第1のメッセージおよび第2のメッセージは同じメッセージである。
[0034]開示する別の態様は、密集したワイヤレスネットワーク環境内で通信するための装置である。装置は、コンテンション期間内に発生する第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信するように構成された受信機と、メッセージはアクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の間に発生することを示す;メッセージに基づいて第1の反復時間期間の間にアクセスポイントと通信するように構成された送信機とを含む。いくつかの態様では、装置はまた、第1の周波数範囲を示し、アクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の第1の周波数範囲内で発生することを示す第2のメッセージを受信するように構成された受信機を含み、送信機は、第2のメッセージに基づいて第1の反復時間期間の間および第1の周波数範囲内でアクセスポイントと通信するようにさらに構成される。いくつかの態様では、第1のメッセージおよび第2のメッセージは同じメッセージである。
[0035]開示する別の態様は、密集したワイヤレスネットワーク環境内で通信するための装置である。装置は、コンテンション期間内に発生する第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信するための手段と、メッセージはアクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の間に発生することを示す;メッセージに基づいて第1の反復時間期間の間にアクセスポイントと通信するための手段とを含む。いくつかの態様では、装置はまた、第1の周波数範囲を示し、アクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の第1の周波数範囲内で発生することを示す第2のメッセージを受信するための手段を含み、送信するための手段は、第2のメッセージに基づいて第1の反復時間期間の間および第1の周波数範囲内でアクセスポイントと通信するようにさらに構成される。いくつかの態様では、第1のメッセージおよび第2のメッセージは同じメッセージである。
[0036]開示する別の態様は、実行されたとき、プロセッサに、密集したワイヤレスネットワーク環境内で通信する方法を実行させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体である。方法は、コンテント期間内に発生する第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信することと、メッセージはアクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の間に発生することを示す;メッセージに基づいて第1の反復時間期間の間にアクセスポイントと通信することとを含む。いくつかの態様では、方法はさらにまた、第1の周波数範囲を示し、アクセスポイントとの通信が第1の反復時間期間の第1の周波数範囲内で発生することを示す第2のメッセージを受信することを含み、アクセスポイントとの通信は、第1の反復時間期間の間および第1の周波数範囲内で発生する。いくつかの態様では、第1のメッセージおよび第2のメッセージは同じメッセージである。
[0037]開示する別の態様は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定する方法である。方法は、デバイスを介して1つまたは複数のパラメータを決定することと、パラメータは、パケット誤り率、ワイヤレスデバイスから受信された信号の強度、ワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、ワイヤレスデバイスの実際のスループットおよびワイヤレスデバイスの企てられたスループットを示すメトリック、ワイヤレスデバイスまでの送信距離を備える;1つまたは複数のパラメータに基づいてデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することとを含む。
[0038]開示する別の態様は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための装置である。装置は、デバイスを介して1つまたは複数のパラメータを決定するように構成されたプロセッサと、パラメータは、パケット誤り率、ワイヤレスデバイスから受信された信号の強度、ワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、ワイヤレスデバイスの実際のスループットおよびワイヤレスデバイスの企てられたスループットを示すメトリック、ワイヤレスデバイスまでの送信距離を備える;1つまたは複数のパラメータに基づいてデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するように構成されたプロセッサとを含む。
[0039]開示する別の態様は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための装置である。装置は、デバイスを介して1つまたは複数のパラメータを決定するための手段と、パラメータは、パケット誤り率、ワイヤレスデバイスから受信された信号の強度、ワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、ワイヤレスデバイスの実際のスループットおよびワイヤレスデバイスの企てられたスループットを示すメトリック、ワイヤレスデバイスまでの送信距離を備える;1つまたは複数のパラメータに基づいてデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段とを含む。
[0040]開示する別の態様は、実行されたとき、プロセッサに、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定する方法を実行させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体である。方法は、デバイスを介して1つまたは複数のパラメータを決定することと、パラメータは、パケット誤り率、ワイヤレスデバイスから受信された信号の強度、ワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、ワイヤレスデバイスの実際のスループットおよびワイヤレスデバイスの企てられたスループットを示すメトリック、ワイヤレスデバイスまでの送信距離を備える;1つまたは複数のパラメータに基づいてデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することとを含む。
[0041]開示する別の態様は、ワイヤレスデバイスと通信するための多重パラメータを動的に決定する方法である。方法は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに基づいて多重パラメータの第1のセットを決定することと、多重パラメータの第1のセットに基づいてワイヤレスデバイスと通信することと、多重パラメータの第1のセットに基づく、ワイヤレスデバイスとの通信をモニタすることと、モニタすることに基づいて多重パラメータの第2のセットを決定することと、多重パラメータの第2のセットに基づいてワイヤレスデバイスと通信することとを含む。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの第2のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、方法はまた、1つまたは複数のアクセスポイントまたはコントローラとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定することを含み、多重パラメータの第2のセットは少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0042]開示する別の態様は、ワイヤレスデバイスと通信するための多重パラメータを動的に決定するための装置である。装置は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに基づいて多重パラメータの第1のセットを決定するように構成されたプロセッサと、多重パラメータの第1のセットに基づいてワイヤレスデバイスと通信するように構成されたトランシーバと、多重パラメータの第1のセットを使用してワイヤレスデバイスとの通信をモニタするように構成されたプロセッサと、モニタすることに基づいて多重パラメータの第2のセットを使用してワイヤレスデバイスと通信するように構成されたトランシーバとを含む。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの第2のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、装置はまた、1つまたは複数のアクセスポイントまたはコントローラとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定するように構成されたプロセッサを含み、多重パラメータの第2のセットは、少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0043]開示する別の態様は、ワイヤレスデバイスと通信するための多重パラメータを動的に決定するための装置である。装置は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに基づいて多重パラメータの第1のセットを決定するための手段と、多重パラメータの第1のセットに基づいてワイヤレスデバイスと通信するための手段と、多重パラメータの第1のセットを使用してワイヤレスデバイスとの通信をモニタするための手段と、モニタすることに基づいて多重パラメータの第2のセットを使用してワイヤレスデバイスと通信するための手段とを含む。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの第2のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、装置はまた、1つまたは複数のアクセスポイントまたはコントローラとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定するための手段を含み、多重パラメータの第2のセットは少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0044]開示する別の態様は、実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサに、ワイヤレスデバイスと通信するために多重パラメータを動的に決定する方法を実行させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体である。方法は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに基づいて多重パラメータの第1のセットを決定することと、多重パラメータの第1のセットに基づいてワイヤレスデバイスと通信することと、多重パラメータの第1のセットを使用してワイヤレスデバイスとの通信をモニタすることと、モニタすることに基づいて多重パラメータの第2のセットを使用してワイヤレスデバイスと通信することとを含む。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの第2のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる。いくつかの態様では、方法は、1つまたは複数のアクセスポイントまたはコントローラとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定することをさらに備え、多重パラメータの第2のセットは少なくとも周波数スケジュールに基づく。いくつかの態様では、周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す。
[0068]添付の図面を参照して、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様が以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されることが可能であり、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、または本発明の任意の他の態様と組み合わされるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をも包含するものであることを、当業者なら諒解されるべきである。たとえば、本明細書で述べられる任意の数の態様を使用して装置が実装されてよく、または方法が実施されてもよい。加えて、本発明の範囲は、本明細書で述べられる本発明の様々な態様に加えて、またはそれ以外の、他の構造、機能性、または構造および機能性を使用して実施されるそのような装置または方法を包含することを意図する。本明細書で開示する任意の態様は、特許請求の範囲の1つまたは複数の要素により具現化されてもよいことを理解されるべきである。
[0069]特定の態様が本明細書で説明されるが、これらの態様の多くの変形および置換が開示の範囲に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が述べられるけれども、本開示の範囲は、特定の利点、使用、または目的に限定されることを意図しない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および伝送プロトコルに、広範囲に適用できることが意図され、これらのうちのいくつかは、図面および好ましい態様の以下の説明で、例として示される。発明を実施するための形態および図面は、限定的なものではなく、本開示を説明するものにすぎず、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって規定される。
[0070]普及しているワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を含み得る。WLANは、広く使用されているネットワーキングプロトコルを利用して、近くのデバイスを一緒に相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用され得る。
[0071]いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトル拡散(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、高効率802.11プロトコルに従って伝送され得る。高効率802.11プロトコルの実装形態は、インターネットアクセス、センサ、メータリング、スマートグリッドネットワーク、または他のワイヤレスアプリケーションのために使用され得る。有利なことに、本明細書で開示する技法を使用して高効率802.11プロトコルを実装するいくつかのデバイスの態様は、同じエリア内で増加したピアツーピアサービス(たとえば、ミラキャスト(Miracast)、WiFi(登録商標)ダイレクトサービス(WiFi Direct(登録商標) Service)、ソーシャルWiFi(Social WiFi(登録商標))など)を可能にすること、増加したユーザごとの最小スループット要求をサポートすること、より多くのユーザをサポートすること、改善された屋外カバレージおよびロバスト性を提供すること、ならびに/または他のワイヤレスプロトコルを実装するデバイスより少ない電力を消費することを含み得る。
[0072]いくつかの実施態様では、WLANは、このワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、アクセスポイント(「AP」)およびクライアント(局または「STA」とも呼ばれる)の2つのタイプのデバイスが存在し得る。一般に、APはWLANのためのハブまたは基地局として機能することができ、STAはWLANのユーザとして機能する。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話などであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を得るためにWiFi(たとえば、IEEE 802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかの実施態様では、STAは、APとしても使用され得る。
[0073]アクセスポイント(「AP」)はまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、送受信基地局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、もしくは何らかの他の用語を備え、そのようなものとして実装され、またはそのようなものとして知られ得る。
[0074]局「STA」はまた、アクセス端末(「AT」)、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備え、そのようなものとして実装され、またはそのようなものとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示する1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンもしくはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、携帯情報端末)、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽デバイスもしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、ゲームデバイスもしくはゲームシステム、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれる場合がある。
[0075]上記で説明したように、本明細書で説明するデバイスのいくつかは、たとえば、高効率802.11規格を実装し得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるのか、APとして使用されるのか、他のデバイスとして使用されるのかにかかわらず、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサへの応用を実現し得る、またはホームオートメーションで使用され得る。デバイスは、代わりにまたは加えて、たとえば個人の健康管理のために、健康管理の状況において使用され得る。これらのデバイスは、長距離のインターネット接続性(たとえばホットスポットで使用される)を可能にする、または機械間通信を実施するための、監視にも使用され得る。
[0076]図1に、本開示の態様が利用され得る例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえば高効率802.11規格に従って動作することができる。ワイヤレス通信システム100は、STA106と通信するAP104を含み得る。
[0077]様々な処理および方法は、AP104とSTA106との間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTA106との間で送受信される場合がある。この場合、ワイヤレス通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと呼ばれ得る。代替的に、信号は、符号分割多元接続(CDMA)技法に従って、AP104とSTA106との間で送受信され得る。この場合、ワイヤレス通信システム100は、CDMAシステムと呼ばれ得る。
[0078]AP104からSTA106のうちの1つまたは複数への送信を容易にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれる場合があり、STA106のうちの1つまたは複数からAP104への送信を容易にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれる場合がある。代替として、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれる場合があり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれる場合がある。
[0079]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを提供することができる。AP104は、AP104に関連付けられ、また通信のためにAP104を使用する、STA106とともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP104を有しないことがあり、むしろ、STA106間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることを留意されるべきである。したがって、本明細書に記載されるAP104の機能は、代替として、STA106のうちの1つまたは複数によって実行され得る。
[0080]いくつかの態様では、STA106は、AP104に通信を送信し、および/またはAP104から通信を受信するために、AP104と関連付けることが必要とされ得る。一態様では、関連付けるための情報は、AP104によるブロードキャストに含まれる。そのようなブロードキャストを受信するために、STA106は、たとえば、カバレージ領域にわたって広範なカバレージ探索を実行することができる。探索はまた、たとえば、灯台方式でカバレージ領域をスイープすることによって、STA106により実行され得る。関連付けるための情報を受信した後、STA106は、関連付け調査または要求などの基準信号をAP104に送信することができる。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用することができる。
[0081]一実施形態では、AP104は、AP高効率ワイヤレス構成要素(HEWC)154を含む。AP HEWC154は、高効率802.11プロトコルを使用してAP104とSTA106との間の通信を可能にするために、本明細書で説明する動作の一部または全部を実行し得る。AP HEWC154のいくつかの実装形態の機能は、図2B、図3、図4および図7Bに関して以下でより詳細に説明される。
[0082]代替的にまたは追加として、SAT106は、STA HEWC156を含み得る。STA HEWC156は、高効率802.11プロトコルを使用してSTA106とAP104との間の通信を可能にするために、本明細書で説明する動作の一部または全部を実行し得る。STA HEWC156のいくつかの実装形態の機能は、図2B、図3、図4、図8Bおよび図10Bに関して以下でより詳細に説明される。
[0083]いくつかの状況では、BSAは、他のBSAの近くに配置され得る。たとえば、図2Aは、多数のワイヤレス通信ネットワークが存在するワイヤレス通信システム200を示す。図2Aに示すように、BSA202A、202Bおよび202Cは、互いの近くに物理的に配置され得る。BSA202A〜202Cは極近傍にあるにもかかわらず、AP204A〜204C、および/またはSTA206A〜206Hは、それぞれ、同じスペクトルを使用して通信することがある。したがって、BSA202C内のデバイス(たとえば、AP204C)がデータを送信中である場合、BSA202Cの外部のデバイス(たとえば、AP204A〜204BまたはSTA206A〜206F)は、媒体上の通信を検知し得る。
[0084]一般に、標準の802.11プロトコル(たとえば、802.11a、802.11b、802.11g、802.11nなど)を使用するワイヤレスネットワークは、媒体アクセスに対するキャリア検知多重アクセス(CSMA)メカニズムの下で動作する。CSMAによれば、デバイスは、媒体を検知し、媒体がアイドル状態であると検知されるときだけ送信する。したがって、AP204A〜204Cおよび/またはSTA206A〜206HがCSMAメカニズムに従って動作中であり、BSA202C内のデバイス(たとえば、AP204C)がデータを送信中である場合、BSA202Cの外部のAP204A〜204Bおよび/またはSTA206A〜206Fは、それらが異なるBSAの部分であるとしても、媒体を介して送信しなくてよい。
[0085]図2Aは、そのような状態を示す。図2Aに示すように、AP204Cは、媒体を介して送信中である。送信は、AP204Cと同じBSA202C内にあるSTA206Gによって、およびAP204Cと異なるBSA内にあるSTA206Aによって検知される。送信は、STA206Gおよび/またはBSA202C内のSTAだけにアドレス指定され得るが、それにもかかわらず、STA206Aは、AP204C(および任意の他のデバイス)が媒体上でもはや送信しなくなるまで、(たとえば、AP204AへまたはAP204Aから)通信を送信または受信することはできない。図示しないが、(たとえば、AP204Cによる送信がより強くて、他のSTAが媒体上の送信を検知し得るような場合、)BSA202B内のSTA206D〜206F、および/またはBSA202A内のSTA206B〜206Cにも、同じことが同様に当てはまることがある。
[0086]次いで、BSAの外部のいくつかのAPまたはSTAは、BSA内のAPまたはSTAによって行われる送信と干渉することなくデータを送信することができるので、CSMAメカニズムの使用は非効率を生じる。アクティブなワイヤレスデバイスの数は増大し続けているので、この非効率は、ネットワークの待ち時間およびスループットに大きく影響を及ぼし始めている。たとえば、重大なネットワーク待ち時間問題は、各住戸がアクセスポイントと関連する局とを含み得る集合住宅の中で現れることがある。実際、入居者がワイヤレスルータ、ワイヤレスメディアセンター機能を有するビデオゲームコンソール、ワイヤレスメディアセンター機能を有するテレビジョン、パーソナルホットスポットのように作動可能な携帯電話などを所有することがあるので、各住戸は多数のアクセスポイントを含むことがある。次いで、CSMAメカニズムの非効率を是正することは、待ち時間およびスループット問題ならびに全体的なユーザの不満を解消するために不可欠であり得る。
[0087]そのような待ち時間およびスループット問題は、居住地域に限定されるものではない。たとえば、多数のアクセスポイントが、空港、地下鉄の駅、および/または人が密集した他の公共空間に配置されることがある。最近、WiFiアクセスが、これらの公共空間において有料で提供されることがある。CSMAメカニズムによって生じた非効率が是正されない場合、料金および低いサービス品質がいかなる利益も上回り始めるにつれて、ワイヤレスネットワークの事業者は顧客を失う可能性がある。
[0088]したがって、本明細書で説明する高効率802.11プロトコルは、これらの非効率を最小化してネットワークスループットを増大させる修正されたメカニズムの下でデバイスが動作することを可能にし得る。そのようなメカニズムは、図2B、図3および図4に関して以下で説明される。高効率802.11プロトコルの追加の態様が、図5〜図10Bに関して以下で説明される。
[0089]図2Bは、多数のワイヤレス通信ネットワークが存在するワイヤレス通信システム250を示す。図2Aのワイヤレス通信システム200とは異なり、ワイヤレス通信システム250は、本明細書で説明する高効率802.11規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム250は、AP254Aと、AP254Bと、AP254Cとを含み得る。AP254AはSTA256A〜256Cと通信し、AP254BはSTA256D〜256Fと通信し、AP254CはSTA256G〜256Hと通信することができる。
[0090]多様なプロセスおよび方法が、AP254A〜254CとSTA256A〜256Hとの間のワイヤレス通信システム250における送信に使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法またはCDMA技法に従ってAP254A〜254CとSTA256A〜256Hとの間で送受信され得る。
[0091]AP254Aは基地局として働き、BSA252Aにおいてワイヤレス通信カバレージを提供することができる。AP254Bは基地局として働き、BSA252Bにおいてワイヤレス通信カバレージを提供することができる。AP254Cは基地局として働き、BSA252Cにおいてワイヤレス通信カバレージを提供することができる。BSA252A、252Bおよび/または252Cの各々は、中央のAP254A、254Bまたは254Cを有するのではなく、むしろSTA256A〜256Hのうちの1つまたは複数の間のピアツーピア通信を可能にし得ることに留意されるべきである。したがって、本明細書で説明するAP254A〜254Cの機能は、代替として、STA256A〜256Hのうちの1つまたは複数によって実行され得る。
[0092]一実施形態では、AP254A〜254Cおよび/またはSTA256A〜256Hは、高効率ワイヤレス構成要素を含む。本明細書で説明するように、高効率ワイヤレス構成要素は、高効率802.11プロトコルを使用してAPとSTAとの間の通信を可能にし得る。詳細には、高効率ワイヤレス構成要素は、AP254A〜254Cおよび/またはSTA256A〜256Hが、CSMAメカニズムの非効率を最小化する修正されたメカニズムを使用することを可能にし得る(たとえば、干渉が発生しない状況において媒体を介する同時通信を可能にする)。高効率ワイヤレス構成要素は、図4に関して以下でより詳細に説明される。
[0093]図2Bに示すように、BSA252A〜252Cは、互いの近くに物理的に配置される。たとえば、AP254AおよびSTA256Bが互いに通信中であるとき、通信は、BSA252B〜252C内の他のデバイスによって検知され得る。しかしながら、通信は、STA256Fおよび/またはSTA256Gなど、いくつかのデバイスとだけ干渉する可能性がある。CSMAの下では、AP254BがSTA256Eと通信することは、たとえそのような通信がAP254AとSTA256Bとの間の通信と干渉しないとしても、許可されないことになる。したがって、高効率802.11プロトコルは、同時に通信可能なデバイスと同時に通信不可能なデバイスとの間を区別する、修正されたメカニズムの下で動作する。デバイスのそのような分類は、AP254A〜254Cおよび/またはSTA256A〜256Hにおける高効率ワイヤレス構成要素によって実行され得る。
[0094]一実施形態では、デバイスが他のデバイスと同時に通信し得るかどうかの決定は、デバイスのロケーションに基づく。たとえば、BSAの縁部近くに位置するSTAは、他のデバイスと同時に通信し得ないような状態または条件にあることがある。図2Bに示すように、STA206A、206Fおよび206Gは、それらが他のデバイスと同時に通信し得ない状態または条件にあるデバイスであることがある。同様に、BSAの中心付近に位置するSTAは、他のデバイスと通信し得るような状態または条件にあり得る。図2Bに示すように、STA206B、206C、206D、206Eおよび206Hは、それらが他のデバイスと同時に通信し得る状態または条件にあるデバイスであり得る。デバイスの分類は恒久不変でないことに留意されたい。デバイスは、それらが同時に通信し得るような状態または条件にあることと、それらが同時に通信し得ないような状態または条件にあることとの間を移行し得る(たとえば、デバイスは、動いているとき、新しいAPと関連付けられたとき、関連を解かれたときなどに、状態または条件を変えることがある)。
[0095]さらに、デバイスは、それらが、他のデバイスと同時に通信するための状態または条件にあるデバイスであるか否かに基づいて、異なる挙動をするように構成され得る。たとえば、同時に通信し得るような状態または条件にあるデバイスは、同じスペクトル内で同時に通信し得る。しかしながら、同時に通信し得ないような状態または条件にあるデバイスは、媒体を介して通信するために、空間多重化または周波数領域多重化など、いくつかの技法を利用することがある。デバイスの挙動の制御は、AP254A〜254Cおよび/またはSTA256A〜256Hにおいて高効率ワイヤレス構成要素によって実行され得る。
[0096]一実施形態では、同時に通信し得ないような状態または条件にあるデバイスは、媒体を介して通信するために空間多重化技法を使用する。たとえば、電力および/または他の情報は、別のデバイスによって送信されたパケットのプリアンブル内に埋め込まれ得る。同時に通信し得ないような状態または条件にあるデバイスは、パケットが媒体上で検知されるとプリアンブルを分析し、送信するかどうかをルールのセットに基づいて決定することができる。
[0097]別の実施形態では、同時に通信し得ないような状態または条件にあるデバイスは、媒体を介して通信するために周波数領域多重化技法を使用する。図3は、図1のワイヤレス通信システム100および図2Bのワイヤレス通信システム250内で利用され得る周波数多重化技法を示す。図3に示すように、AP304A、304B、304Cおよび304Dは、ワイヤレス通信システム300内に存在し得る。AP304A、304B、304Cおよび304Dの各々は、異なるBSAと関連付けられてよく、本明細書で説明する高効率ワイヤレス構成要素を含む。
[0098]一例として、通信媒体の帯域幅は80MHzであり得る。標準の802.11プロトコルの下で、AP304A、304B、304Cおよび304Dの各々ならびに各それぞれのAPと関連付けられSTAは、全帯域幅を使用して通信することを試行し、それはスループットを低下させることがある。しかしながら、周波数領域多重化を使用して高効率802.11プロトコルの下では、帯域幅は、図3に示すように、4つの20MHzセグメント308、310、312および314(たとえば、チャネル)に分割され得る。AP304Aはセグメント308と関連付けられ得、AP304Bはセグメント310と関連付けられ得、AP304Cはセグメント312と関連付けられ得、AP304Dはセグメント314と関連付けられ得る。
[0099]一実施形態では、AP304A〜304D、および他のデバイスと同時に通信し得るような状態または条件にあるSTA(たとえば、BSAの中心付近のSTA)が互いに通信中であるとき、次いでAP304A〜304Dの各々およびこれらのSTAの各々は、80MHzの媒体の一部または全部を使用して通信し得る。しかしながら、AP304A〜304D、および他のデバイスと同時に通信し得ないような状態または条件にあるSTA(たとえば、BSAの縁部付近のSTA)が互いに通信中であるとき、次いでAP304AおよびそのSTAは20MHzセグメント308を使用して通信し、AP304BおよびそのSTAは20MHzセグメント310を使用して通信し、AP304CおよびそのSTAは20MHzセグメント312を使用して通信し、AP304DおよびそのSTAは20MHzセグメント314を使用して通信する。セグメント308、310、312および314は、通信媒体の異なる部分であり、第1のセグメントを使用する第1の送信は、第2のセグメントを使用する第2の送信と干渉しないことになる。
[00100]したがって、高効率ワイヤレス構成要素を含むAPおよび/またはSTAは、たとえそれらが他のデバイスと同時に通信し得ないような状態または条件にあっても、干渉することなく他のAPおよびSTAと同時に通信し得る。したがって、ワイヤレス通信システム300のスループットは、増大され得る。集合住宅または人が密集した公共空間の場合、高効率ワイヤレス構成要素を使用するAPおよび/またはSTAは、アクティブなワイヤレスデバイスの数が増大するときでも、低減された待ち時間と増大したネットワークスループットとを体験し得、それによりユーザエクスペリエンスを改善する。
[00101]図4は、図1、図2Bおよび図3のワイヤレス通信システム100、250および/または300内で利用され得るワイヤレスデバイス402の例示的な機能ブロック図を示す。ワイヤレスデバイス402は、本明細書で説明する様々な方法を実装するように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス402は、AP104、STA106のうちの1つ、AP254のうちの1つ、STA256のうちの1つ、および/またはAP304のうちの1つを備え得る。
[00102]ワイヤレスデバイス402は、ワイヤレスデバイス402の動作を制御するプロセッサ404を含み得る。プロセッサ404は、中央処理装置(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ406は、命令とデータとをプロセッサ404に提供することができる。メモリ406の一部はまた、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を含み得る。プロセッサ404は、通常、メモリ406内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算と算術演算とを実行する。メモリ406内の命令は、本明細書に記載される方法を実装するように実行可能であり得る。
[00103]プロセッサ404は、1つまたは複数のプロセッサによって実装された処理システムを備えてよく、またはその構成要素であってよい。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せによって実装され得る。
[00104]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはその他と称されようと、任意のタイプの命令を意味するものと広義に解釈されるべきである。命令は、コード(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の適切なコードの形式にある)を含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能を処理システムに実行させる。
[00105]ワイヤレスデバイス402はまた、ワイヤレスデバイス402と遠隔ロケーションとの間のデータの送受信を可能にするために送信機410および/または受信機412を含み得る、ハウジング408を含み得る。送信機410および受信機412は、トランシーバ414へと組み合わされ得る。アンテナ416は、ハウジング408に取り付けられ、トランシーバ414に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス402は、多数の送信機、多数の受信機、多数のトランシーバ、および/または多数のアンテナも含み得る(図示せず)。
[00106]ワイヤレスデバイス402は、トランシーバ414によって受信された信号のレベルを検出し、定量化するために使用され得る、信号検出器418も含み得る。信号検出器418は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス402は、信号の処理に使用されるデジタル信号プロセッサ(DSP)420も含み得る。DSP420は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット(PPDU)を備え得る。
[00107]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス402はさらに、ユーザインターフェース422を備え得る。ユーザインターフェース422は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および/またはディスプレイを備える場合がある。ユーザインターフェース422は、ワイヤレスデバイス402のユーザに情報を伝えるおよび/またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。
[00108]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス402は、高効率ワイヤレス構成要素424をさらに備え得る。高効率ワイヤレス構成要素424は、分類器ユニット428と送信制御ユニット430とを含み得る。本明細書で説明するように、高効率ワイヤレス構成要素424は、APおよび/またはSTAが、CSMAメカニズムの非効率を最小化する修正されたメカニズムを使用することを可能にし得る(たとえば、干渉が発生しない状況において媒体を介する同時通信を可能にする)。
[00109]修正されたメカニズムは、分類器ユニット428および送信制御ユニット430によって実装され得る。一実施形態では、分類器ユニット428は、どのデバイスが他のデバイスと同時に通信し得るような状態または条件にあるか、およびどのデバイスが他のデバイスと同時に通信し得ないような状態または条件にあるかを決定する。一実施形態では、送信制御ユニット430は、デバイスの挙動を制御する。たとえば、送信制御ユニット430は、いくつかのデバイスが同じ媒体上で同時に送信することを可能にし、他のデバイスが空間多重化技法または周波数領域多重化技法を使用して送信することを可能にすることができる。送信制御ユニット430は、分類器ユニット428によって行われた決定に基づいてデバイスの挙動を制御し得る。
[00110]ワイヤレスデバイス402の様々な構成要素は、バスシステム426によって一緒に結合され得る。バスシステム426は、たとえば、データバス、ならびに、データバスに加えて、電力バスと、制御信号バスと、ステータス信号バスとを含み得る。ワイヤレスデバイス402の構成要素は、何らかの他のメカニズムを使用して、一緒に結合され得るか、または互いに対する入力を受け入れ、または提供し得ることを当業者は諒解されよう。
[00111]図4には、いくつかの別個の構成要素が示されているが、構成要素のうちの1つまたは複数が組み合わされ得るかまたは共通に実装され得ることを当業者は認識されよう。たとえば、プロセッサ404は、プロセッサ404に関して上記で説明した機能を実施するためだけでなく、信号検出器418および/またはDSP420に関連して上記で説明した機能を実施するためにも、使用され得る。さらに、図4に示す構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。
[00112]ワイヤレスデバイス402は、AP104、STA106、AP254、STA256および/またはAP304を備え、通信を送信および/または受信するために使用することができる。すなわち、AP104、STA106、AP254、STA256またはAP304のいずれかが、送信機または受信機のデバイスとして働くことができる。いくつかの態様は、信号検出器418が、送信機または受信機の存在を検出するために、メモリ406およびプロセッサ404上で動作しているソフトウェアによって使用されることを企図する。
[00113]図5Aは、図1、図2Bおよび図3のワイヤレス通信システム内で利用され得る空間分割多重化法500の例示的な一実装形態を示す。図5Aは、3つの局506A〜506Cと通信しているアクセスポイント504Aを示す。いくつかの態様では、AP504Aの、3つの局506A〜506Cとの通信は、2つの多重化グループ502aおよび502bに編成され得る。たとえば、多重化グループ502a〜502bは、AP504Aによって利用される時分割多重化方式において2つの異なる反復タイムスロットを表し得る。別の態様では、多重化グループ502a〜502bは、AP504Aによって利用される周波数分割多重化方式において2つの異なる周波数範囲を表し得る。別の態様では、周波数分割多重化がAP504Aによって利用される時分割多重化方式内で使用されるとき、多重化グループ502a〜502bは、特定の反復時間期間内で2つの異なる周波数範囲を表し得る。
[00114]別の態様では、多重化グループ502A〜502Bは、ビームフォーミングまたは選択的アンテナ送信の使用によって、多重化グループの各々の中のワイヤレスデバイスに実装され得る。
[00115]AP504Aは、局506A〜506Cのうちのどれが多重化グループ502a〜502bの各々に属するかを、1つまたは複数のパラメータに基づいて決定し得る。いくつかの態様では、局506A〜506Cは、これらの局との通信の、干渉に対する感受性に基づいてグループ分けされ得る。たとえば、局506A〜506Cのグループ分けは、局506A〜506Cの各々とAP504Aとの間のネットワーク通信の測定値に基づくことができる。別の態様では、しきい値より大きいパケット誤り率を経験している局がグループ502a内に置かれる一方で、しきい値より低いパケット誤り率を経験している局はグループ502b内に置かれ得る。いくつかの態様では、AP504Aは、AP504AとSTA506A〜506Cの各々との間の物理的距離を決定し得る。これらの態様では、局のグループ分けは、決定された物理的距離に基づくことができる。いくつかの態様では、STA506A〜506Cのグループ分けは、AP504AとSTA506A〜506Cとの間のリンクの条件またはトポロジーの他の属性に基づくことができる。いくつかの態様では、STA506A〜506Cのグループ分けは、STA506A〜506CとAP504Aとの間で交換されたインジケーション、および/またはAP504Aと他のAP(図示せず)との間で交換されたインジケーションに基づくことができる。AP間のインジケーションは、オーバージエアでまたはAP間のバックホールリンクを介して交換され得る。いくつかの態様では、局のグループ分けは、上記で説明した要因の任意の組合せに基づくことができる。
[00116]図5Bは、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するためのプロセスのフローチャートである。一態様では、密集したワイヤレス環境は、図2Bに示す通信システム250を含み得る。一態様では、プロセス501は、図4に示すワイヤレスデバイス402によって実行され得る。
[00117]ブロック512において、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに関して決定がなされる。いくつかの態様では、決定は、ネットワークの動作中に実行される測定に基づくことができる。たとえば、いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスが誤りしきい値より大きいパケット誤り率を有する場合、ワイヤレスデバイスは干渉の影響を受けるものと決定され得る。ワイヤレスデバイスとの通信が誤りしきい値より小さいパケット誤り率を有する場合、ワイヤレスデバイスは干渉の影響を受けないものと決定され得る。
[00118]別の態様では、決定は、送信機とワイヤレスデバイスとの間の通信経路の1つまたは複数の属性に基づくことができる。たとえば、送信機とワイヤレスデバイスとの間のリンクの条件またはトポロジーは、決定の一部と見なされてよい。いくつかの態様では、送信機とワイヤレスデバイスとの間の物理的な距離が、決定され得る。いくつかの態様では、物理的な距離は、ワイヤレスデバイスの物理的な位置と、アクセスポイントなどの送信機の物理的な位置とに基づいて決定され得る。いくつかの他の態様では、物理的な距離は、アクセスポイントによって受信されるときのワイヤレスデバイスの送信信号強度など、他の情報によって推論され得る。これらの態様では、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかは、送信機と受信機との間の物理的な距離に基づくことができる。たとえば、物理的な距離が距離しきい値より大きい場合、デバイスは、干渉の影響を受けるものと決定され得る。同様に、デバイスが、送信機からしきい値の距離より小さい距離にある場合、デバイスは、干渉の影響を受けないものと決定され得る。
[00119]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかは、1つまたは複数の局とアクセスポイントとの間で交換されたインジケーションに基づくことができる。たとえば、一態様では、局は、他の局および/または他のアクセスポイントの、受信信号強度表示(RSSI)インジケーションなどの信号強度測定値を、関連するアクセスポイントに報告することができる。次いで、関連するアクセスポイントは、報告された測定値に基づいて局が干渉の影響を受けるかどうかを決定し得る。いくつかの態様では、これらのインジケーションのうちの1つまたは複数は、1つまたは複数のワイヤレスメッセージの中のアクセスポイントによって受信され得る。いくつかの態様では、これらのインジケーションのうちの1つまたは複数は、バックホールネットワーク接続など、有線ネットワーク接続を介して受信され得る。
[00120]ブロック514において、送信属性は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかの決定に基づいて調整される。たとえば、一態様では、干渉の影響を受けるデバイスとの通信は、第1の反復時間期間および/または周波数範囲において実行され得る一方、干渉の影響を受けないデバイスとの通信は、第2の反復時間期間および/または周波数範囲において実行され得る。いくつかの態様では、干渉の影響を受けるデバイスとの通信は、ビームフォーミングパラメータまたはアンテナの第1のセットを使用して実行され得る一方、干渉の影響を受けないデバイスとの通信は、ビームフォーミングパラメータまたはアンテナの第2のセットを使用して実行される。いくつかの態様では、TDM、FDMおよび空間多重パラメータの組合せは、干渉の影響を受けるデバイスと干渉の影響を受けないデバイスとの間で通信を区別するために使用され得る。
[00121]キャリア検知メディアアクセス(CSMA)を利用するネットワークにおいて、CSMAは、ワイヤレスデバイスにメッセージを送信するときに使用され得る。ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、送信属性に対する調整は実行されないことがある。言い換えれば、いくつかの態様では、CSMA送信属性のデフォルトまたは標準のセットが、ワイヤレスデバイスにメッセージを送信するときに使用され得る。いくつかの他の態様では、CSMA規格に準拠しない発展型繰り延べルール(advanced deferral rule)が守られることがある。
[00122]空間多重化、時分割多重化、または周波数分割多重化のうちの1つまたは複数がワイヤレスデバイスと通信するために使用されるとき、いくつかの態様では、標準CSMA繰り延べルールが、たとえば反復時間期間または周波数範囲内でメディアアクセスを提供するために利用され得る。いくつかの他の態様では、知られているCSMA規格に準拠しない発展型繰り延べルールは、たとえば、反復時間期間または周波数範囲内でメディアアクセスを容易にするために使用され得る。
[00123]ブロック516において、メッセージは、調整された送信属性に基づいてワイヤレスデバイスに送信される。
[00124]図5Cは、ワイヤレス通信装置のための機能ブロック図を示す。ワイヤレス通信装置が図4に示す簡略化されたワイヤレス通信装置402よりも多くの構成要素を有し得ることを当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレス通信装置550は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。ワイヤレス通信装置550は、干渉決定回路552および/または低減された干渉の送信回路554を含み得る。
[00125]いくつかの実装形態では、干渉決定回路552は、ブロック512に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。干渉決定回路552は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、干渉決定回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段は、干渉決定回路552を含み得る。
[00126]いくつかの実装形態では、低減された干渉の送信回路554は、ブロック514および/または516に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。低減された干渉の送信回路554は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、低減された干渉の送信回路554は、送信機410を含み得る。いくつかの実装形態では、調整された送信属性に基づいてワイヤレスデバイスにメッセージを送信するための手段は、低減された干渉の送信回路554を含み得る。いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかの決定に基づいて送信属性を調整するための手段は、低減された干渉の送信回路554を含み得る。
[00127]図6Aは、図2Bのワイヤレス通信システム250内で利用され得る時分割多重化法の例示的な一実装形態を示す。図6Aは、縦寸法における時間608を示す。時間608の一部が、時間期間608a〜608dにセグメント化されて示されている。各時間期間608a〜608dは、別の一連の反復時間期間にさらに分割される。たとえば、時間セグメント608aは、時間セグメント610a、612a、614a、616aおよび618aに分割される。同様に、時間セグメント608bは、時間セグメント610b、612b、614b、616bおよび618bに分割される。図示の例では、時間期間608a〜608dに対する分割は繰り返しパターンにならい、それにより、各々の時間期間608a〜608d内の時間の割り振りは、反復パターンと同様であるかまたはそれを表す。たとえば、時間期間608a〜608dの各々は、時間期間610、612、614、616および618に分割され、各々は、時間期間608a〜608dにわたって同じ順序で、同じ持続時間の期間に対応する。
[00128]図6Aはまた、4つのアクセスポイント、604A〜604Dを示す。いくつかの態様では、アクセスポイント604A〜604Dのいずれかが、その他のアクセスポイントのうちの1つによる通信と潜在的に干渉する送信を生成することがある。たとえば、アクセスポイント604Aから第1のモバイルデバイスへの送信は、アクセスポイント604Bと第2のモバイルデバイスとの間の通信と潜在的に干渉することがある。
[00129]時間期間608a〜608dの各々は、反復時間期間610a〜610d、612a〜612d、614a〜614d、616a〜616dおよび618a〜618dに分割される。いくつかの態様では、いくつかのアクセスポイントおよび/またはモバイルデバイスは、これらの反復時間期間のうちの1つまたは複数の間に送信することを禁止されることがある。たとえば、いくつかの態様では、アクセスポイント604A〜604Dは、反復時間期間610a〜610d、612a〜612d、614a〜614d、616a〜616dおよび618a〜618dの各々の間にどのアクセスポイントが通信を送信または実行し得るかを決定するために、アクセスポイント自体の間で協調することができる。いくつかの他の態様では、アクセスポイント604A〜604Dの各々は、別のアクセスポイントと情報を交換することなく通信するために、反復時間期間610a〜610d、612a〜612d、614a〜614d、616a〜616dおよび618a〜618dのうちのどれを使用するかを決定し得る。いくつかの態様では、この決定は、1つまたは複数の局からのインジケーションに基づいて、および/または各アクセスポイントによって収集されたネットワーク統計に基づいて行われ得る。いくつかの態様では、各アクセスポイントは、通信のために、反復時間期間610a〜610d、612a〜612d、614a〜614d、616a〜616dおよび618a〜618dの各々のうちの1つまたは複数をランダムに選定し得る。
[00130]いくつかの態様では、1つまたは複数の反復時間期間が、アクセスポイントおよび/またはモバイルデバイスのすべてによる使用のために確保されることがある。一態様では、アクセスポイント604A〜604Dは、反復時間期間618a〜618dの間に1つまたは複数のワイヤレスデバイスと自由にワイヤレスメッセージを交換することができる。時間期間618の間に、デバイスは、他のワイヤレスデバイスとの通信を実行するために、キャリア検知メディアアクセスと衝突検出とを利用することを継続し得る。それらのアクセスポイントとの通信している多数のアクセスポイントおよびモバイルデバイスは、反復時間期間618a〜618dの間に送信し得るので、この反復時間期間の間の送信は、より干渉の影響を受けやすいことがある。反復時間期間618a〜618dの間に第1のアクセスポイントからメッセージを受信するモバイルデバイスは、第2のアクセスポイントからの送信によって干渉されることがある。同様に、反復時間期間618a〜618dの間に第1のアクセスポイントに送信するモバイルデバイスは、第2のアクセスポイントまたは第2のモバイルデバイスのいずれかからの送信によって干渉されることがある。反復時間期間618a〜618dの間にモバイルデバイスが干渉の影響を受けるかどうかは、その送信電力、モバイルデバイスが通信しているアクセスポイントに対するその物理的なロケーション、モバイルデバイスが通信していない別のアクセスポイントに対するその物理的なロケーション、またはこれらおよび他の要因の組合せのうちの1つまたは複数に基づくことができる。
[00131]いくつかの態様では、1つまたは複数の反復時間期間が、アクセスポイントの独占的使用のために確保されることがある。いくつかの態様では、アクセスポイントは、1つまたは複数の反復時間期間の独占的使用を持たないが、これらの特定の反復時間期間を使用するアクセスポイントの数は、いくつかの他の反復時間期間に対して縮小されることがある。したがって、これらの1つまたは複数の反復時間期間は、より多くのアクセスポイントおよび/またはモバイルデバイスが送信しているいくつかの他の反復時間期間より低減された干渉のリスクを提示することができる。たとえば、図6Aに示すように、アクセスポイント604A〜604Dの各々は、異なる反復時間期間610、612、614および616を割り当てられている。たとえば、図示のように、アクセスポイント604Aは、通信のために反復時間期間610を割り当てられている。一態様では、アクセスポイント604B〜604Dはいずれも、時間期間610の間に通信できない。いくつかの他の態様では、アクセスポイント604B〜604Dのうちの1つのサブセットだけが、時間期間610の間に通信し得る。アクセスポイント604Bは、通信のために反復時間期間612を割り当てられている。一態様では、アクセスポイント604Aまたは604C〜604Dはいずれも、時間期間612の間に通信できない。いくつかの他の態様では、アクセスポイント604Aおよび604C〜604Dのうちの1つのサブセットだけが、時間期間612の間に通信し得る。
[00132]アクセスポイントは、アクセスポイントが通信しているかまたはと関連付けられているモバイルデバイスの1つまたは複数のサブセットとの通信のためにこれらの時間期間を確保し得る。たとえば、いくつかの態様では、アクセスポイントは、1つの反復時間期間の間にモバイルデバイスの第1のグループと、第2の反復時間期間の間にモバイルデバイスの第2のグループとメッセージを交換し得る。いくつかの態様では、第1の反復時間期間が通信のために多数のアクセスポイントによって使用され得る一方、第2の反復時間期間は縮小された数のアクセスポイントによる使用のために確保される。
[00133]いくつかの態様では、モバイルデバイスの第1のグループがモバイルデバイスの第2のグループと重複することがあるが、他の態様では、グループは重複しない。たとえば、いくつかの態様では、アクセスポイントは、干渉の影響を受けないものと決定されているモバイルデバイスを第1のグループにグループ分けすることができる。干渉の影響を受けるモバイルデバイスは、第2のグループ内に置かれ得る。第1のグループは干渉の影響を受けないので、多数の他のアクセスポイントおよびモバイルデバイスも送信しているとき、第1のグループとの通信が維持され得る。上記で説明した一例では、第1のグループが、反復時間期間618a〜618dの間にアクセスポイントと通信し得、それは、この例では、他のアクセスポイントおよび局は、反復時間期間618a〜618dの間に自由に送信し得るからである。図6Aのアクセスポイント604Bに対して示すように、アクセスポイントは、別個の時間期間、たとえば時間期間612a〜612dの間に、モバイルデバイスの第2のグループと通信することができる。いくつかの態様では、反復時間期間618a〜618d内よりも反復時間期間612a〜612d内で、より少ないアクセスポイントおよび/またはモバイルデバイスが通信され得る。
[00134]図6Bは、密集したワイヤレスネットワーク上で通信するために時分割多重化を使用する一例を示す。図6Bにおいて、時間が水平に示されている。図6Bは、図6Aから2つの時間期間608a〜608bに分割された時間608を示す。時間期間608a〜608bの各々は、同じく図6Aに示すように、反復時間期間610〜618に細分割される。図6Bの明瞭性を維持するために、時間期間608bの分割のすべてがラベル付けされるとは限らない。
[00135]図6Bは、アクセスポイント604Bがワイヤレスデバイス630a〜630dを2つのグループに分割しており、1つのグループがワイヤレスデバイス630a〜630bを含み、別のグループがワイヤレスデバイス630c〜630dを含むことを示す。いくつかの態様では、アクセスポイント604Bは、ワイヤレスデバイス630a〜630bは干渉の影響を受けない一方、ワイヤレスデバイス630c〜630dは干渉の影響を受けるものと決定している可能性がある。いくつかの態様では、AP604からワイヤレスデバイス630a〜630dまでの物理的な距離は、デバイス630a〜630dが干渉の影響を受けるかどうかについての決定力を有し得る。いくつかの他の態様では、別のアクセスポイント(図示せず)などの干渉源に近接するモバイルデバイス630a〜630dの各々は、決定力を有し得るかまたは少なくともデバイス630a〜630dが干渉の影響を受けるかどうかに影響を及ぼし得る。
[00136]図6Bは、アクセスポイント604Bが、反復時間期間618の間にワイヤレスデバイス630a〜630bと通信することを示す。アクセスポイント604Bは、反復時間期間616の間にワイヤレスデバイス630c〜630dと通信する。いくつかの態様では、他のアクセスポイントおよびワイヤレスデバイス(図示せず)が、同じく、反復時間期間618の間に通信し得る一方、反復時間期間616において、(反復時間期間618に対して)より少ないアクセスポイントおよび/またはワイヤレスデバイスが、反復時間期間616の間に送信する。いくつかの態様では、反復時間期間616は、アクセスポイント604Bの独占的使用のために確保され得る。いくつかの態様では、反復時間期間616の間に通信する潜在的干渉源はより少ないので、ワイヤレスデバイス630c〜630dとの通信は、それらのデバイスとの通信が反復時間期間618の間に発生する場合と比較して、改善され得る。
[00137]いくつかの態様では、アクセスポイント604Bは、上記で説明した反復時間期間のうちの1つまたは複数を示す時間基準、および/または示された時間期間と関連付けられた通信ルールを、アクセスポイント604Bと通信することを望むワイヤレスデバイス630a〜630dまたは他のモバイルデバイスに提供し得る。いくつかの態様では、送信されるメッセージは、マルチキャストまたはブロードキャストされ得る。いくつかの態様では、このシグナリングは、アクセスポイントによって送信されたビーコン信号によって実行され得る。
[00138]これらの態様では、ワイヤレスデバイスは、これらのインジケーションに基づいて、示された時間期間のうちの1つまたは複数の間にそれらのそれぞれのアクセスポイントとの通信を実行し得る。たとえば、アクセスポイント604Bは、ワイヤレスデバイスが、反復時間期間618の間にアクセスポイント604Bと自由に通信し得ることを示し得る。一態様では、アクセスポイント604Bは、さらに、ワイヤレスデバイスが、反復時間期間610、612または614の時間の間にアクセスポイント604Bと通信すべきでないことを示し得る。アクセスポイントは、さらに、反復時間期間616の間のアクセスポイントとの通信は、アクセスポイントによる明示的承認を必要とすることを示し得る。いくつかの態様では、モバイルデバイスが干渉の影響を受けるものとアクセスポイントが決定する場合、アクセスポイントはこの承認を起動し得る。いくつかの態様では、アクセスポイントは、干渉の影響を受けるモバイルデバイスを、反復時間期間610、612、614、616および618のうちの1つまたは複数に制限することができる。たとえば、干渉の影響を受けるデバイスは、干渉の影響を受けるデバイスのために使用されるかまたは(他のアクセスポイントおよび/またはそれらの関連付けられモバイルデバイスが送信を禁止され得るときに)その特定のアクセスポイントとの通信のために使用される反復時間期間の間に、アクセスポイントと通信するように制限され得る。
[00139]図6Cは、図2Bのワイヤレス通信システム250内で利用され得る時分割多重化法の例示的な一実装形態を示す。図6Aに示したように、図6Cもまた、縦寸法で時間608を示す。図6Cでは、反復時間期間608a〜608dは、さらに、それぞれ2つだけの時間期間、610a〜610dおよび618a〜618dにセグメント化される。他の態様は、反復時間期間608a〜608dを2つ以上の追加の時間期間にセグメント化し得る。図示の態様では、アクセスポイント604A〜604Dの各々は、反復時間期間618a〜618dの間に通信し得る。いくつかの他の態様では、アクセスポイントのサブセットが、反復時間期間618a〜618dの間に通信し得る。いくつかの態様では、アクセスポイント604A〜604Dは、反復時間期間618a〜618d内の同時通信を管理するためにキャリア検知メディアアクセスを使用し得る。
[00140]反復時間期間610a〜610dは、4つの周波数帯域675、676、677および678に分割される。図示の例では、反復時間期間608a〜608dは、80Mhzの周波数帯域を備えることができ、周波数帯域675、676、677および678の各々は、80Mhzの範囲内の20Mhzを備える。図6Cに示す例では、アクセスポイント604A〜604Dの各々は、異なる周波数帯域において反復時間期間610a〜610dの間に通信する。たとえば、アクセスポイント604aは周波数帯域675で通信することを示され、一方、アクセスポイント604dは周波数帯域678で通信することを示される。いくつかの態様では、多数のアクセスポイントが、周波数帯域675〜678のうちの1つ内で通信し得る。これらの態様のうちの少なくともいくつかにおいて、反復時間期間618a〜618dの例示的な80Mhz周波数帯域内で通信し得るよりも、反復時間期間610の周波数帯域675〜678のうちの1つまたは複数内で、より少ないアクセスポイントが通信する。より少ないアクセスポイントが、反復時間期間610の周波数帯域675〜678のうちの1つまたは複数内で通信中であり得るので、干渉の影響を受けるワイヤレスデバイスは、時間期間618内の通信と比較して、時間期間610の間にこれらの周波数帯域内で通信するとき、改善された通信を経験することができる。
[00141]いくつかの態様では、アクセスポイントは、1つまたは複数の他のアクセスポイントとの通信に基づいて、反復時間期間610a〜610dのどの1つまたは複数の周波数帯域で通信するかを決定し得る。いくつかの態様では、アクセスポイントは、局または他のネットワーク統計からのインジケーションに基づいて、通信するための周波数帯域または周波数範囲を決定し得る。これらの態様では、アクセスポイントは、通信するための周波数帯域を決定するために、別のアクセスポイントと通信しない場合がある。
[00142]いくつかの態様では、反復時間期間610の特定の周波数帯域または周波数範囲は、通信のためのアクセスポイントによってランダムに選定され得る。各々の周波数帯域675〜678内で、アクセスポイントは、ある周波数帯域内の同時通信を管理するためにキャリア検知メディアアクセスを利用し得る。いくつかの態様では、アクセスポイントは、反復時間期間610a〜610dの間にアクセスポイントと通信するために局が使用すべき周波数帯域を示すために、1つまたは複数の関連付けられたまたは関連付けられていない局と信号を交換し得る。
[00143]図7Aは、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するためのプロセスのフローチャートである。一態様では、密集したワイヤレス環境は、図2Bに示す通信システム250を含み得る。一態様では、プロセス700は、図4に示すワイヤレスデバイス402によって実行され得る。一態様では、プロセス700は、アクセスポイントによって実行され得る。
[00144]ブロック702は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定する。ブロック702は、上記で説明したブロック502に実質的に従って動作し得る。ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、ブロック706が、多重パラメータの第1のセットを使用してワイヤレスデバイスと通信する。ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、ブロック704が、多重パラメータの第2のセットを使用してワイヤレスデバイスと通信する。多重パラメータは、ビームフォーミングもしくは選択的アンテナの使用によって提供されるような空間多重化、周波数分割多重化、時分割多重化、または空間多重化、時分割多重化、および周波数分割多重化の組合せのうちの1つまたは複数を制御し得る。たとえば、多重パラメータの第1のセットは、第1の反復時間期間、周波数範囲、および/またはビームフォーミングパラメータを規定し得る。同様に、多重パラメータの第2のセットはまた、第2の反復時間期間、周波数範囲、および/またはビームフォーミングパラメータを規定し得る。
[00145]いくつかの態様では、TDM方式内の時間期間またはFDM方式内の周波数範囲などの多重パラメータの第1のセット、および多重パラメータの第2のセットは、異なる通信環境を提供し得る。上記で説明したように、いくつかの態様では、多重パラメータの第2のセットとよりも多重パラメータの第1のセットと、より少ないデバイスが通信中であり得るので、多重パラメータの第1のセットは、多重パラメータの第2のセットに対して低減された干渉送信のリスクを提供し得る。
[00146]同様に、第1の時間期間の長さは、第2の時間期間の長さと異なってもよく、または同等であってもよい。いくつかの態様では、より長い反復時間期間は、より短い反復時間期間に対して改善された通信を提供し得る。たとえば、アクセスポイントは、干渉の影響を受けるデバイスの第1のグループとより長い反復時間期間において通信し得、それは、この時間期間は、干渉送信を経験するデバイスの低減された確率を提供し得るからである。アクセスポイントは、より短い反復時間期間において干渉の影響を受けないデバイスの第2のグループと通信し得る。より短い反復時間期間は、より長い反復時間期間に対して、デバイスのこの第2のグループをより多くの干渉にさらす可能性があるが、デバイスの第2のグループとの通信は、干渉が発生した場合に干渉に対してより耐性があり得る。
[00147]多重パラメータの第1のセットおよび/または第2のセットの選択は、実装形態にわたって変化することがある複数の要因に基づくことができる。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットおよび/または第2のセットの選択は、アクセスポイントから受信された1つまたは複数のメッセージに少なくとも部分的に基づくことができる。たとえば、いくつかの態様では、アクセスポイントは、特定のアクセスポイントによる通信における使用のために、多重パラメータの特定のセットを割り振るために互いに通信し得る。
[00148]いくつかの態様では、多重パラメータの第1および第2のセットは、それぞれ、第1および第2の反復時間期間および/または周波数範囲を規定する。これらの態様のいくつかにおいて、第1および/または第2の反復時間期間または周波数範囲は、複数の反復時間期間または周波数範囲からランダムに決定される。一態様では、複数の反復時間期間および/または周波数範囲は、アクセスポイントから受信された1つまたは複数のメッセージに少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、アクセスポイントのグループは、反復時間期間または周波数範囲のセットが干渉の影響を受けるデバイスとの通信のために使用されることになるものと決定するために通信し得る。反復時間期間および/または周波数範囲のセットは、アクセスポイントのグループに対して合意され、グループ間で通信され得る。次いで、各アクセスポイントは、干渉の影響を受けるものと決定されたデバイスと通信するとき、そのセットから1つまたは複数の時間期間および/または周波数範囲をランダムに選択し得る。本実施形態における時間期間または周波数範囲のランダムな選択は、干渉の影響を受けるデバイスのためのセットに対する時間期間または周波数範囲にわたって通信の妥当な分配を依然として提供しながら、送信を協調させるために使用されるアクセスポイントの間の通信を簡素化し得る。
[00149]前述のように、いくつかの態様では、多重パラメータの第1および第2のセットは、第1および第2の反復時間期間および/または周波数範囲を規定する。一態様では、多重パラメータの第1および/または第2のセットの選択は、各時間期間または周波数範囲内で通信しているアクセスポイントの数に基づくことができる。たとえば、いくつかの態様では、多重パラメータの特定のセットを使用して通信しているアクセスポイントの数は、プロセス700において決定され得る。次いで、プロセス700は、各多重パラメータセットを使用して通信しているアクセスポイントの数に基づいて、通信に使用するための多重パラメータのセットに優先度を付けることができる。たとえば、プロセス700は、無制限の数のアクセスポイントが多重パラメータの第1のセットを使用して通信するかどうか、またはアクセスポイントの限定されたセットだけが多重パラメータの第1のセットを使用して通信し得るかどうかを決定し得る。いくつかの態様では、プロセス700は、1つのアクセスポイントが、通信のために多重パラメータの第1のセットの独占的使用を有するものと決定し得る。
[00150]いくつかの態様では、アクセスポイントは、多重パラメータを用いて通信する「少」数のアクセスポイントを有する多重パラメータのセットを選択し得る。アクセスポイントは、干渉の影響を受けるデバイスと通信するために、このパラメータのセットを使用し得る。「少」数のアクセスポイントは、しきい値を下回る数であってよい。いくつかの態様では、多重パラメータを用いて通信する多数のアクセスポイントを有する多重パラメータの第2のセットは、干渉の影響を受けないデバイスと通信するために選択され得る。たとえば、時間期間または周波数範囲内で通信しているアクセスポイントの数が、第1のしきい値を超えて第2のしきい値を下回る場合、その周波数範囲または反復時間期間は、干渉の影響を受けないデバイスとの通信に使用するために選択され得る。
[00151]図7Bは、反復時間期間の間にワイヤレスデバイスと通信するためのプロセスのフローチャートである。一態様では、プロセス707は、図7Aに関して説明したプロセス700の一部として実行され得る。具体的には、プロセス707は、プロセス700のブロック704および/または706の一態様によって実行され得る。プロセス700のブロック704および706のいくつかの態様は、プロセス707を実行しない。一態様では、プロセス707は、図4に示すワイヤレスデバイス402によって実行され得る。一態様では、プロセス707は、アクセスポイントによって実行され得る。
[00152]ブロック720において、反復時間期間が決定される。上記で説明したように、反復時間期間は、実装形態によって変化することがあるが、アクセスポイントもしくはコントローラとの通信に基づいて、または候補時間期間のプールから時間期間をランダムに選択することによって時間期間を決定することを含み得る、多様な方法を使用して決定され得る。いくつかの態様では、反復時間期間は、プロセス700のブロック704または706に関して上記で説明した多重パラメータの第1または第2のセットによって規定され得る。
[00153]ブロック722において、反復時間期間内の周波数範囲が決定される。いくつかの態様では、ブロック722において決定された周波数範囲は、ブロック704または706に関して上記で説明した多重パラメータの第1のセットまたは多重パラメータの第2のセットによって規定され得る。
[00154]周波数範囲は、ワイヤレスネットワーク上の通信のために使用される周波数範囲の一部であってよい。たとえば、図6Cに示すように、ワイヤレスネットワークは、一般に、ワイヤレス通信を実行するときに80Mhzの周波数範囲を利用し得る。ブロック722は、通信のためにその周波数範囲のサブセットを選択し得る。たとえば、ブロック722は、ワイヤレス通信のために一般的に使用される80Mhzの範囲内の10、20または40Mhzの周波数範囲を選択し得る。いくつかの態様では、周波数範囲は、アクセスポイントとの通信に基づいて決定される。上述のように、アクセスポイントは、周波数範囲にわたって通信トラフィックの分配を与えるために、アクセスポイントにわたって周波数範囲の割り当てを調整するための1つまたは複数のメッセージを交換し得る。
[00155]いくつかの態様では、周波数範囲は、複数の候補周波数範囲からランダムに選択されてよく、候補周波数範囲は、上記で説明したアクセスポイントの通信によって決定される。いくつかの態様では、複数の候補周波数範囲は、1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて決定され得る。
[00156]いくつかの態様では、ワイヤレス通信に利用される標準的周波数範囲内よりも、決定された周波数範囲内で、密集したワイヤレス環境内のより少ないアクセスポイントおよび/またはモバイルデバイスが通信し得る。たとえば、80Mhzの周波数範囲、たとえば図6Cの反復時間期間618a〜618d内の通信に利用される80Mhzの周波数範囲内で通信するよりも、20Mhzの周波数、たとえば図6Cに示す周波数範囲675〜678のいずれかの範囲内で、より少ないアクセスポイントおよび/または局が通信し得る。いくつかの態様では、干渉の影響を受けるワイヤレスデバイスは、決定された周波数範囲内で通信するとき、改善された通信を経験し得る。
[00157]いくつかの態様では、ブロック720において決定された時間期間および/またはブロック722において決定された周波数範囲は、決定された時間期間および/または周波数範囲の間に通信されることになるデバイスが干渉の影響を受けるかどうかに基づいて決定され得る。デバイスが干渉の影響を受ける場合、デバイスをより低い干渉の確率にさらす時間期間および/または周波数範囲が選択され得る。たとえば、デバイス実行プロセス707が決定された反復時間期間および/または周波数範囲の間に干渉の影響を受ける第1のデバイスと通信することになる場合、デバイス実行プロセス707は、干渉を生成する可能性がより高いデバイスが通信していないときの時間期間および/または周波数範囲を選択し得る。いくつかの態様では、時間期間および/または周波数範囲は、その時間期間および/または周波数範囲の間に通信することが予測されるデバイスの数に基づいて、ならびに/あるいは第1のデバイスに比較的より近いデバイスまたは第1のデバイスにおいて比較的より高い送信強度を有するデバイスが、通信中である可能性がより低いときに、選択され得る。
[00158]代替として、デバイス実行プロセス707が、時間期間および/または周波数範囲の間に干渉の影響を受けない第2のデバイスと通信することを意図する場合。時間期間および/または周波数範囲は、干渉に「より耐性がある」第2のデバイスに基づいて選択され得る。たとえば、時間期間および/または周波数範囲は、概して、より多くのデバイスが通信中であると予測されるとき、または比較的より強い送信信号を有するデバイスが通信中であり得るとき、または第2のデバイスに比較的より近いデバイスが通信中であり得るときに選択され得る。
[00159]ブロック725において、ワイヤレスデバイスとの通信が、反復時間期間内で、および決定された周波数範囲内で実行される。ブロック725は、プロセス700のブロック704または706のいずれかの中で実行され得る。
[00160]図7Cは、ワイヤレス通信装置のための機能ブロック図を示す。ワイヤレス通信装置が図4に示す簡略化されたワイヤレス通信装置402よりも多くの構成要素を有し得ることを当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレス通信装置750は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。ワイヤレス通信装置750は、干渉決定回路752と、空間多重化通信回路753と、時分割多重化局回路754と、周波数分割多重化局通信回路756と、低減された干渉の通信回路758とを含み得る。
[00161]いくつかの実装形態では、干渉決定回路752は、ブロック702に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。干渉決定回路752は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、干渉決定回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段は、干渉決定回路752を含み得る。
[00162]いくつかの実装形態では、空間多重化通信回路753は、ブロック704および/または706に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。空間多重化通信回路753は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、空間多重化通信回路753はプロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、ビームフォーミング法または選択的アンテナの使用を規定するパラメータなど、多重パラメータのセットを決定するための手段は、空間多重化通信回路753を含み得る。
[00163]いくつかの実装形態では、時分割多重化局通信回路754は、ブロック704、706、および/または725に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。時分割多重化局通信回路754は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、低減された干渉の送信回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、反復時間期間など、多重パラメータのセットを決定するための手段は、時分割多重化局通信回路754を含み得る。
[00164]いくつかの実装形態では、周波数分割多重化局通信回路756は、ブロック704、706、720および/または725に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。周波数分割多重化局通信回路756は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、低減された干渉の送信回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、周波数範囲など、多重パラメータのセットを決定するための手段は、周波数分割多重化局通信回路756を含み得る。
[00165]いくつかの実装形態では、低減された干渉の通信回路758は、ブロック704、および/または706に関して上記で説明した1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。低減された干渉の通信回路758は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、低減された干渉の送信回路は、送信機410を含み得る。いくつかの実装形態では、多重パラメータのセットを使用してワイヤレスデバイスにメッセージを送信するための手段は、低減された干渉の通信回路758を含み得る。いくつかの態様では、反復時間期間および/または周波数範囲の間にワイヤレスデバイスと通信するための手段は、低減された干渉の通信回路758を含み得る。
[00166]図7Dは、デバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するためのプロセスのフローチャートである。一態様では、プロセス703は、図7Aに関して説明したプロセス700の一部として実行され得る。具体的に言うと、プロセス703は、ブロック702の一態様によって実行され得る。いくつかの態様では、ブロック702は、プロセス703を実行しない。一態様では、プロセス703は、図4に示すワイヤレスデバイス402によって実行され得る。一態様では、プロセス703は、アクセスポイントによって実行され得る。
[00167]ブロック772において、プロセス703は、デバイスとの通信に関連するパケット誤り率を評価する。パケット誤り率がしきい値を超える場合、決定ブロック774は、デバイスが干渉の影響を受けるものと決定する。パケット誤り率がそのしきい値(または異なるしきい値)を下回る場合、ブロック776において、デバイスは、干渉の影響を受けないものと決定される。
[00168]決定ブロック772のいくつかの態様は、デバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するときに、デバイスとの通信と関連付けられた他のパラメータを考慮し得る。たとえば、いくつかの実装形態は、リンクの条件および/またはトポロジーと関連付けられた条件またはパラメータを考慮し得る。たとえば、いくつかの態様では、プロセス703を実行している第2のデバイスからしきい値以上の距離にある第1のデバイスは、決定ブロック772によって、干渉の影響を受けるものと決定され得る。いくつかの態様では、プロセス703は、上記で説明した干渉決定回路752によって実行され得る。
[00169]図7Eは、空間分割多重化、時分割多重化、または周波数分割多重化のうちの1つまたは複数の組合せを使用してアクセスポイントと局との間のメッセージ交換を示すシーケンス図である。AP704は、最初に、メッセージ782をSTA706に送る。メッセージは、STA706がAP704と通信するときに使用すべき1つまたは複数の多重パラメータを示す。いくつかの態様では、多重パラメータは、ビームフォーミングパラメータ、選択的アンテナパラメータ、時分割多重化方式内で使用するための1つまたは複数の反復時間期間、および/または周波数分割多重化方式内で使用するための1つまたは複数の周波数範囲のうちの1つまたは複数を示すかまたは含むことができる。
[00170]次いで、メッセージ784および786は、メッセージ782によって示される多重パラメータに基づいてAP704とSTA706との間で交換される。
[00171]図7Fは、多重パラメータを示すメッセージに対する例示的なメッセージフォーマットである。いくつかの態様では、メッセージ782は、アクセスポイントから局に送信される。メッセージ782は、STA識別子フィールド792および多重パラメータセットフィールド794の、少なくとも2つのフィールドを含む。いくつかの態様では、STA識別子フィールド792は、メッセージ782のメディアアクセス制御ヘッダに含まれ得る。たとえば、STA識別子フィールド792は、メディアアクセス制御ヘッダの宛先MACアドレスと同等であり得る。
[00172]多重パラメータセットフィールドは、メッセージ782の送信機、いくつかの態様ではアクセスポイントと通信するときに局が使用すべき多重パラメータセットを示すかまたは含む。上記で説明したように、多重パラメータセットは、アクセスポイントとの通信に使用するための多重化方法を規定する1つまたは複数のパラメータを含むかまたは示すことができる。たとえば、多重パラメータセットは、時分割多重化方式内の反復時間期間のインジケーション、周波数分割多重化方式において使用するための周波数範囲、1つまたは複数のビーム、アクセスポイントにメッセージを送信するときに使用するためのフォーミングパラメータ、またはアクセスポイントにメッセージを送信するときに複数のアンテナがどのように利用されるべきかを決定するための選択的アンテナパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。
[00173]図7Gは、ワイヤレスデバイスと通信するための多重パラメータを動的に決定する方法のフローチャートである。一態様では、プロセス1000は、図7Aに関して説明したプロセス700の一部として実行され得る。たとえば、ワイヤレスデバイスは、最初にその干渉特性に基づいて特徴付けられた後、同様の特性を有するワイヤレスデバイスのグループと関連付けられ得る。次いで、ワイヤレスデバイスの各グループは、送信デバイスが特定のグループ内のデバイスのいずれかとどのように通信するかを制御する、特定の多重パラメータと関連付けられ得る。デバイスの各々の干渉特性は、周期的に評定され得る。この周期的評定は、デバイスのうちの1つまたは複数が、第1のグループから第2のグループまたは第3のグループに移動する結果をもたらすことがある。
[00174]たとえば、ワイヤレスデバイスは、アクセスポイントの極近傍で動作していることがあり、アクセスポイントは、ワイヤレスデバイスへの通信に著しい干渉を引き起こす。しばらく後の時点において、干渉アクセスポイントは、動作を停止することがある。これは、ワイヤレスデバイスによって経験された干渉の量を低減し得、ワイヤレスデバイスが、激しい干渉の下でのデバイスのために確保されたグループから比較的少ない干渉を経験しているデバイスのグループに移動することを可能にする。送信機が通信しているデバイスによって経験されている干渉の量を周期的に特徴付けることによって、送信機は、現在のワイヤレス環境に基づいてそれらのデバイスとどのように通信するかに、よりよく適応することができる。
[00175]ブロック1001は、ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定する。ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することは、図7Dのプロセス703または図7Aのブロック702を含め、上記で説明したプロセスのいずれかに実質的に従って実行され得る。
[00176]ブロック1002において、ワイヤレスデバイスは、決定することに基づいて多重パラメータの少なくとも2つのセットのうちの1つと関連付けられる。多重パラメータの第1および/または第2のセットは、上記で説明したように、時分割多重化方式、周波数分割多重化方式、または空間多重化方式のうちの1つまたは複数を規定するパラメータを含み得る。たとえば、多重パラメータのセットは、その中で送信するための反復時間期間、またはその中で送信するための周波数範囲、またはこれらのパラメータの組合せを識別するパラメータを含み得る。
[00177]ブロック1003において、送信属性は、ワイヤレスデバイスが関連付けられた多重パラメータのセットに基づいて調整される。たとえば、上記で説明した多重パラメータは、メッセージがワイヤレスデバイスに送信されるべき周波数を規定し得る。したがって、いくつかの態様では、送信周波数属性は、関連する多重パラメータのセットに基づいて調整され得る。別の例では、関連する多重パラメータのセットは、ワイヤレスデバイスへの送信が実行されるべき反復時間期間を規定し得る。したがって、ワイヤレスデバイスへの送信が発生するときを制御する送信属性は、これらの例示的な多重パラメータに基づいて調整され得る。
[00178]ブロック1004は、関連する多重パラメータのセットに基づいてワイヤレスデバイスと通信する。たとえば、多重パラメータの第1のセットが、ワイヤレスデバイスとの通信が特定の周波数範囲内で特定の反復時間期間の間に実行されるべきであることを示す場合、ブロック1004において発生する通信は、それらのパラメータに準拠する。いくつかの態様では、関連する多重パラメータのセットに基づく通信は、メッセージをワイヤレスデバイスに送信することおよび/またはワイヤレスデバイスから受信することを含み得る。
[00179]ブロック1003に関して上記で説明した送信属性の調整と併せて、受信属性もまた、関連する多重パラメータのセットに基づいて調整され得る。たとえば、多重パラメータがワイヤレスデバイスとの通信が実行されることになる周波数範囲を規定する場合、デバイス実行プロセス1000は、多重パラメータによって規定される周波数範囲にわたって送信される信号が、ワイヤレスデバイスから適切に受信されることを確実にするために、受信機を調整することができる。
[00180]ブロック1006において、ワイヤレスデバイスとの通信がモニタされる。モニタすることは、通信と関連付けられた1つまたは複数のネットワーク統計と1つまたは複数の品質しきい値とを比較することを含み得る。たとえば、通信と関連付けられたパケット誤り率が、1つまたは複数の誤りしきい値と比較され得る。受信された信号強度インジケーションおよび/またはワイヤレスデバイスのパケット衝突統計が、同じく、モニタすることにおいて考慮され得る。
[00181]ブロック1008において、多重パラメータの第2のセットが、モニタすることに基づいて決定される。いくつかの態様では、多重パラメータの第2のセットが、モニタされているワイヤレスデバイスと同様の通信特性を有するワイヤレスデバイスの第2のグループと関連付けられ得る。多重パラメータの第2のセットが、上記のブロック1002に関して説明した多重パラメータの少なくとも2つのセットとは異なる多重パラメータのセットであってよいことに留意されたい。
[00182]いくつかの態様では、多重パラメータの第2のセットは、多重パラメータの第1のセットと同等であってよい。たとえば、ブロック1006においてモニタされた品質インジケータが許容限界内に入る場合、多重パラメータに対する変更は行われない場合がある。代替として、ブロック1006の間にモニタされた1つまたは複数の品質パラメータが許容範囲の外部、またはワイヤレスデバイスが関連付けられた現在のグループ(または現在の多重パラメータ)と関連する範囲の外部に入る場合、1つまたは複数の多重パラメータが、ワイヤレスデバイスとの通信の品質を改善しようとして修正され得る。いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスデバイスの異なるグループと関連付けられてよく、ワイヤレスデバイスと関連付けた異なるグループは、多重パラメータの第2のセットである。
[00183]ブロック1010において、ワイヤレスデバイスとの通信は、多重パラメータの第2のセットに基づいて実行される。ブロック1003および1004に関して上記で説明したように、多重パラメータに基づくワイヤレスデバイスとの通信は、ワイヤレスデバイスとの通信がどのように実行されるかを制御する送信属性および/または受信属性のうちの1つまたは複数を調整することを含み得る。プロセス1000のいくつかの態様では、ブロック1006〜1010は実行されないことがあることに留意されたい。
[00184]図7Hは、ワイヤレス通信装置のための機能ブロック図を示す。ワイヤレス通信装置が図4に示す簡略化されたワイヤレス通信装置402よりも多くの構成要素を有し得ることを当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレス通信装置1050は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。ワイヤレス通信装置1050は、干渉決定回路1052と、多重パラメータ決定回路1054と、モニタリング回路1056と、高効率送信回路1058とを含み得る。
[00185]いくつかの実装形態では、干渉決定回路1052は、ブロック1001に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。干渉決定回路1052は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、干渉決定回路1052はプロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、デバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段は、干渉決定回路1052を含み得る。
[00186]いくつかの実装形態では、多重パラメータ決定回路1054は、ブロック1002および/または1008に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。多重パラメータ決定回路1054は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、多重パラメータ決定回路1054は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、多重パラメータを決定するための手段は、多重パラメータ決定回路1054を含み得る。
[00187]いくつかの実装形態では、モニタリング回路1056は、ブロック1006に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。モニタリング回路1056は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、モニタリング回路1056は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、通信をモニタするための手段は、モニタリング回路1056を含み得る。
[00188]いくつかの実装形態では、高効率送信回路1058は、ブロック1003〜1004、および/または1010に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。高効率送信回路1058は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、高効率送信回路1058は、送信機410および/または受信機412を含み得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレスデバイスと通信するための手段は、高効率送信回路1058を含み得る。
[00189]図8Aは、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するためのプロセスのフローチャートである。一態様では、密集したワイヤレス環境は、図2Bに示す通信システム250を含み得る。一態様では、プロセス800は、図4に示すワイヤレスデバイス402によって実行され得る。一態様では、プロセス800は局によって実行され得る。
[00190]ブロック802において、メッセージが受信される。メッセージは、多重パラメータの第1のセットを示す。メッセージは、アクセスポイントとの通信が多重パラメータのセットに基づいて実行されるべきであることを示す。いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットは、アクセスポイントとの通信に対するコンテンション期間内の反復時間期間を規定し得る。いくつかの態様では、メッセージは、アクセスポイントから受信される。いくつかの態様では、受信されたメッセージは、ブロードキャストされる。いくつかの態様では、多重パラメータのセットは、アクセスポイントとの通信に対する第2の反復時間期間を示し得る。
[00191]ブロック804において、アクセスポイントとの通信は、多重パラメータの第1のセットに基づいて実行される。アクセスポイントとの通信は、アクセスポイントにメッセージを送信することおよび/またはアクセスポイントからメッセージを受信することを含み得る。
[00192]いくつかの態様では、アクセスポイントとの通信は、アクセスポイントにメッセージを送信することを含み得るが、必ずしも、アクセスポイントからメッセージを受信することを含むとは限らない。いくつかの態様では、いくつかのメッセージが、多重パラメータの第1のセットによって規定された第1の反復時間期間の間にアクセスポイントから受信され得る一方で、他のメッセージは、第1の反復時間期間の外でアクセスポイントから受信され得る。したがって、いくつかの態様では、多重パラメータの第1のセットは、すべての通信がどのようにアクセスポイントと実行されるべきかを規定しないが、代わりに、特定の通信のサブセットがどのようにアクセスポイントと実行されるべきかを規定し得る。
[00193]図8Bは、ワイヤレス通信装置のための機能ブロック図を示す。ワイヤレス通信装置が図4に示す簡略化されたワイヤレス通信装置402よりも多くの構成要素を有し得ることを当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレス通信装置850は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。ワイヤレス通信装置850は、多重化制御回路852、低減された干渉の送信回路854、時分割多重化AP通信回路856、周波数分割多重化AP通信回路858、および/または空間分割多重化アクセスポイント通信回路860を含み得る。
[00194]いくつかの実装形態では、多重化(TDM)制御回路852は、ブロック802に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。多重化制御回路852は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、多重化制御回路は、受信機412を含み得る。いくつかの実装形態では、第1の反復時間期間を示すメッセージを受信するための手段は、多重化制御回路852を含み得る。
[00195]いくつかの実装形態では、低減された干渉の通信回路854は、ブロック804に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。低減された干渉の通信回路854は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、低減された干渉の通信回路は、送信機410および/または受信機412を含み得る。いくつかの実装形態では、送信するための手段および/または通信するための手段は、低減された干渉の通信回路854を含み得る。
[00196]いくつかの実装形態では、時分割多重化AP通信回路856は、ブロック804に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。時分割多重化AP通信回路856は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、時分割多重化AP通信回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、反復時間期間の間に送信するための手段および/または通信するための手段は、時分割多重化AP通信回路856を含み得る。
[00197]いくつかの実装形態では、周波数分割多重化AP通信回路858は、ブロック804に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。周波数分割多重化AP通信回路858は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、周波数分割多重化AP通信回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、選択された周波数範囲内で送信するための手段および/または通信するための手段は、周波数分割多重化AP通信回路858を含み得る。
[00198]いくつかの実装形態では、空間分割多重化AP通信回路860は、ブロック804に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。空間分割多重化AP通信回路860は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、空間分割多重化AP通信回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、ビームフォーミングまたは選択的アンテナを使用して送信するための手段および/または通信するための手段は、空間分割多重化AP通信回路860を含み得る。
[00199]図9Aは、密集したワイヤレス環境において第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するためのプロセスのフローチャートである。一態様では、密集したワイヤレス環境は、図2Bに示す通信システム250を含み得る。一態様では、プロセス900は、図4に示すワイヤレスデバイス402によって実行され得る。一態様では、プロセス900は、局によって実行され得る。一態様では、プロセス900は、図8Aに関して上記で説明したプロセス800の一部として実行され得る。
[00200]ブロック902において、メッセージが受信される。メッセージは、アクセスポイントとの通信に対するコンテンション期間内の第1の反復時間期間を示す。いくつかの態様では、メッセージは、アクセスポイントから受信される。いくつかの態様では、受信されたメッセージは、ブロードキャストされる。いくつかの態様では、メッセージは、アクセスポイントとの通信に対する第2の反復時間期間を示し得る。
[00201]ブロック903において、第2のメッセージが受信される。第2のメッセージは、第1の周波数範囲を示す。第2のメッセージはまた、アクセスポイントとの通信が、第1の反復時間期間の間、および第1の周波数範囲内で実行されるべきであることを示す。
[00202]ブロック904において、アクセスポイントとの通信は、受信されたメッセージに基づいて、第1の反復時間期間の間、および第1の周波数範囲内で実行される。アクセスポイントとの通信は、アクセスポイントにメッセージを送信すること、またはアクセスポイントからメッセージを受信することを備え得る。
[00203]いくつかの態様では、アクセスポイントとの通信は、アクセスポイントにメッセージを送信することを備え得るが、必ずしも、アクセスポイントからメッセージを受信することを含むとは限らない。いくつかの態様では、いくつかのメッセージが、第1の反復時間期間の間、および第1の周波数範囲内でアクセスポイントから受信され得る一方で、他のメッセージは、第1の反復時間期間の外および第1の周波数範囲の外でアクセスポイントから受信され得る。たとえば、いくつかの態様では、ビーコンメッセージが、第1の周波数範囲の外でアクセスポイントから受信され得る。
[00204]図9Bは、ワイヤレス通信装置のための機能ブロック図を示す。ワイヤレス通信装置が図4に示す簡略化されたワイヤレス通信装置402よりも多くの構成要素を有し得ることを当業者は諒解されよう。図示されたワイヤレス通信装置950は、特許請求の範囲内の実装形態のいくつかの顕著な特徴について説明するために有用なそれらの構成要素のみを含む。ワイヤレス通信装置950は、多重化制御回路952、時分割多重化アクセスポイント通信回路956、周波数分割多重化AP通信回路958、および/または低減された干渉のアクセスポイント通信回路954を含み得る。いくつかの態様では、デバイス950は、デバイス850である。
[00205]いくつかの実装形態では、多重化制御回路952は、ブロック902および/または903に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。多重化制御回路952は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、多重化制御回路は、受信機412を含み得る。いくつかの実装形態では、多重化するための手段または受信するための手段は、多重化制御回路952を含み得る。
[00206]いくつかの実装形態では、低減された干渉のアクセスポイント通信回路954は、ブロック904に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。低減された干渉のアクセスポイント通信回路954は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、低減された干渉のアクセスポイント通信回路は、送信機410を含み得る。いくつかの実装形態では、送信するための手段および/または通信するための手段は、低減された干渉のアクセスポイント通信回路954を含み得る。
[00207]いくつかの実装形態では、時分割多重化アクセスポイント通信回路956は、ブロック904に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。時分割多重化アクセスポイント通信回路956は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、時分割多重化回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、反復時間期間の間に送信するための手段および/または通信するための手段は、時分割多重化アクセスポイント通信回路956を含み得る。
[00208]いくつかの実装形態では、周波数分割多重化アクセスポイント通信回路958は、ブロック904に関して上記で説明した機能のうちの1つまたは複数を実行するように構成され得る。周波数分割多重化アクセスポイント通信回路958は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの1つまたは複数を含み得る。たとえば、周波数分割多重化回路は、プロセッサ404を含み得る。いくつかの実装形態では、周波数範囲内で送信するための手段および/または通信するための手段は、周波数分割多重化アクセスポイント通信回路958を含み得る。
[00209]本明細書で使用される「決定する」という用語は、幅広い様々なアクションを包含する。たとえば、「決定する」は、計算する、演算する、処理する、導出する、調査する、参照する(たとえば表、データベース、または別のデータ構造を参照する)、および確認するなどを含み得る。また、「決定すること」は、受信すること(たとえば、情報を受信すること)、アクセスすること(たとえば、メモリ中のデータにアクセスすること)などを含み得る。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選定すること、確立することなどを含み得る。さらに、本明細書で使用する「チャネル幅」は、いくつかの態様では帯域幅を包含する場合があるか、または帯域幅と呼ばれる場合もある。
[00210]本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指すフレーズは、単一のメンバを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、bまたはcのうちの少なくとも1つ」には、a、b、c、a−b、a−c、b−cおよびa−b−cを網羅することが意図されている。
[00211]上記で説明した方法の様々な動作は、様々なハードウェア構成要素および/もしくはソフトウェア構成要素、回路、ならびに/またはモジュールなどの、その動作を実行することが可能な任意の適切な手段によって実行され得る。一般に、図に示す任意の動作は、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
[00212]本開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の市販のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成として実装され得る。
[00213]1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするどのような媒体をも含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイスを備えてよく、または、所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形で搬送または記憶するのに使用できコンピュータによってアクセスできる任意の他の媒体を備えてよい。また、任意の接続は、適切にコンピュータ可読媒体と称される。たとえば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して送信される場合に、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備え得る。加えて、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、信号)を備え得る。上記のものの組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[00214]したがって、いくつかの態様は、本明細書に提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、本明細書で説明される動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である命令を記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得る。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[00215]本明細書において開示されている方法は、説明されている方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備えている。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲を逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が明記されていない限り、その順序および/または特定のステップおよび/またはアクションの使用は、特許請求の範囲を逸脱することなく修正され得る。
[00216]ソフトウェアまたは命令は、送信媒体上でも送信され得る。たとえば、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してソフトウェアが送信される場合には、上記の同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、送信媒体の定義に含まれる。
[00217]さらに、本明細書で説明される方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、適用可能な場合、ユーザ端末および/もしくは基地局によってダウンロードされ得るならびに/または他の方法で取得され得ることを諒解されるべきである。たとえば、本明細書で説明される方法を実行するための手段の転送を容易にするために、そのようなデバイスはサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明される様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは提供すると様々な方法を取得することができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクなどの物理記憶媒体など)を介して提供され得る。その上、本明細書で説明される方法と技法とをデバイスに提供するための任意の他の適切な技法が利用され得る。
[00218]請求項は、上で説明された厳密な構成および構成要素に限定されないことを諒解されたい。上記で説明した方法および装置の配置、動作および詳細には、特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な修正、変更および変形が行われ得る。
[00219]前述は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、その基本的範囲から逸脱することなく考案され得、その範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上で第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信する方法であって、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することと、
前記第2のワイヤレスデバイスを、前記決定することに基づいて多重パラメータの少なくとも2つのセットのうちの1つと関連付けることと、
前記第2のワイヤレスデバイスが関連付けられた多重パラメータの前記セットに基づいて、送信属性を調整することと、
前記調整された送信属性に基づいて前記第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することと
を備える、方法。
[C2]
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかについて前記決定することの根拠を、前記第1のワイヤレスデバイスから前記第2のワイヤレスデバイスまでの距離、前記第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および前記第1のワイヤレスデバイスと前記第2のワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのうちの1つまたは複数に置くことをさらに備える、
[C1]に記載の方法。
[C3]
前記決定することの根拠を、パケット誤り率、前記第2のワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、および前記第2のワイヤレスデバイスの実際のまたは企てられたスループットのうちの1つまたは複数に置くことをさらに備える、
[C2]に記載の方法。
[C4]
前記決定することの根拠を、前記第2のワイヤレスデバイスの信号強度に置くことをさらに備える、
[C2]に記載の方法。
[C5]
前記第2のワイヤレスデバイスの前記信号強度が強度しきい値を下回る場合に、前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定することをさらに備える、
[C4]に記載の方法。
[C6]
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、第1の反復時間期間の間に前記第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、第2の反復時間期間の間に前記第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C7]
第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、前記第1の反復時間期間の間に前記第3のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、
前記第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、前記第2の反復時間期間の間に前記第3のデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと
をさらに備える、[C6]に記載の方法。
[C8]
前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すインジケーションメッセージを、前記第2のワイヤレスデバイスに送信することをさらに備える、
[C6]に記載の方法。
[C9]
前記インジケーションメッセージをブロードキャストすることをさらに備える、
[C8]に記載の方法。
[C10]
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、前記第2のワイヤレスデバイスに前記インジケーションメッセージを送信することをさらに備える、
[C8]に記載の方法。
[C11]
ビーコン間隔に基づいて前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すことをさらに備える、
[C8]に記載の方法。
[C12]
ビーコンメッセージとして前記インジケーションメッセージを送信することをさらに備える、
[C11]に記載の方法。
[C13]
ビーコンメッセージのタイミングに関連する前記第1または第2の時間期間を示すことをさらに備える、
[C11]に記載の方法。
[C14]
前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、アクセスポイントに送信することをさらに備える、
[C6]に記載の方法。
[C15]
メッセージをアクセスポイントから受信することをさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間を示す、
[C6]に記載の方法。
[C16]
第1の数のアクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントは、前記第2の反復時間期間の間に通信する、
[C6]に記載の方法。
[C17]
前記第1の数は、前記第2の数よりも小さい、
[C16]に記載の方法。
[C18]
第1の周波数帯域を決定することをさらに備え、前記第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは、前記第1の周波数帯域内で送信され、アクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する、
[C6]に記載の方法。
[C19]
前記第1の周波数帯域について前記決定することは、前記第1の周波数帯域をランダムに選択することを備える、
[C18]に記載の方法。
[C20]
前記第1の周波数帯域について前記決定することは、前記アクセスポイントとの通信に基づく、
[C18]に記載の方法。
[C21]
前記第1の反復時間期間の間の通信を前記第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信することをさらに備え、前記決定することは、前記受信されたメッセージに基づく、
[C20]に記載の方法。
[C22]
前記第1の周波数帯域がプライマリチャネルであるものと決定することをさらに備える、
[C18]に記載の方法。
[C23]
複数の候補反復時間期間を決定することと、
前記複数の候補反復時間期間から前記第1の反復時間期間をランダムに選択することと
をさらに備える、[C6]に記載の方法。
[C24]
ネットワーク負荷に基づいて前記第1または反復時間期間の持続時間を決定することをさらに備える、
[C7]に記載の方法。
[C25]
関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することをさらに備える、
[C7]に記載の方法。
[C26]
前記送信属性を調整した後、前記第2のワイヤレスデバイスとの通信をモニタすることと、
前記第2のワイヤレスデバイスを、前記モニタすることに基づいて多重パラメータの第3のセットと関連付けることと
をさらに備える、[C1]に記載の方法。
[C27]
多重パラメータの第3のセットを選択することによって、前記送信属性をさらに調整することをさらに備える、
[C26]に記載の方法。
[C28]
前記多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの前記第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる、
[C27]に記載の方法。
[C29]
1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定することをさらに備え、前記さらに調整することは、少なくとも前記周波数スケジュールに基づく、
[C27]に記載の方法。
[C30]
前記周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す、
[C27]に記載の方法。
[C31]
キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上でワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するための装置であって、
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定すること、
前記ワイヤレスデバイスを、前記決定することに基づいて多重パラメータの少なくとも2つのセットのうちの1つと関連付けること、
前記ワイヤレスデバイスが関連付けられた多重パラメータの前記セットに基づいて、送信属性を調整することを行うように構成されたプロセッサと、
前記調整された送信属性に基づいて、前記ワイヤレスデバイスにメッセージを送信するように構成された送信機と
を備える、装置。
[C32]
前記プロセッサは、前記装置から前記ワイヤレスデバイスまでの距離、前記装置とワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および前記装置と前記ワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づいて、前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するように構成される、
[C31]に記載の装置。
[C33]
前記ネットワーク統計は、パケット誤り率、前記第2のワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、および前記第2のワイヤレスデバイスの実際のまたは企てられたスループットのうちの1つまたは複数を備える、
[C32]に記載の装置。
[C34]
前記プロセッサは、前記パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される、
[C31]に記載の装置。
[C35]
前記ネットワーク統計は、前記第2のワイヤレスデバイスの信号強度を備える、
[C32]に記載の装置。
[C36]
前記プロセッサは、前記信号強度が強度しきい値を下回る場合に前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される、
[C31]に記載の装置。
[C37]
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、第1の反復時間期間の間に前記ワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機と、
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、第2の反復時間期間の間に前記ワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機と
をさらに備える、[C31]に記載の装置。
[C38]
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、前記第1の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機と、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、第2の反復時間期間の間に前記第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するように構成された送信機と
をさらに備える、[C37]に記載の装置。
[C39]
前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、前記ワイヤレスデバイスに送信するように構成された送信機をさらに備える、
[C37]に記載の装置。
[C40]
前記メッセージは、ブロードキャストされる、
[C39]に記載の装置。
[C41]
前記メッセージは、前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に前記ワイヤレスデバイスに送信される、
[C39]に記載の装置。
[C42]
前記インジケーションは、ビーコン間隔に基づく、
[C39]に記載の装置。
[C43]
前記メッセージは、ビーコンメッセージである、
[C42]に記載の装置。
[C44]
前記第1または第2の時間期間の前記インジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである、
[C42]に記載の装置。
[C45]
メッセージをクセスポイントに送信するように構成された送信機をさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示す、
[C37]に記載の装置。
[C46]
メッセージをアクセスポイントから受信するように構成された受信機をさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間を示す、
[C37]に記載の装置。
[C47]
第1の数のアクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントは、前記第2の反復時間期間の間に通信し、前記第1の数は、前記第2の数より小さい、
[C37]に記載の装置。
[C48]
第1の周波数帯域を決定するように構成されたプロセッサをさらに備え、前記第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは、前記第1の周波数帯域内で送信され、アクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する、
[C37]に記載の装置。
[C49]
前記プロセッサは、前記第1の周波数帯域をランダムに選択することによって前記第1の周波数帯域について決定するように構成される、
[C48]に記載の装置。
[C50]
前記プロセッサは、第2のアクセスポイントとの通信に基づいて前記第1の周波数帯域を決定するように構成される、
[C48]に記載の装置。
[C51]
前記第1の反復時間期間の間の通信を前記第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信するように構成された受信機をさらに備え、前記プロセッサは、前記受信されたメッセージに基づいて前記周波数帯域を決定するように構成される、
[C50]に記載の装置。
[C52]
前記第1の周波数帯域は、プライマリチャネルに対応する、
[C48]に記載の装置。
[C53]
複数の候補反復時間期間から前記第1の反復時間期間をランダムに選択するように構成されたプロセッサをさらに備える、
[C37]に記載の装置。
[C54]
ネットワーク負荷に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するように構成されたプロセッサをさらに備える、
[C38]に記載の装置。
[C55]
関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するように構成されたプロセッサをさらに備える、
[C38]に記載の装置。
[C56]
前記送信属性の調整の後で前記ワイヤレスデバイスとの通信をモニタするように構成され、前記モニタすることに基づいて前記ワイヤレスデバイスを多重パラメータの第3のセットと関連付けるように構成されたプロセッサをさらに備える、
[C31]に記載の装置。
[C57]
前記多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの前記第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる、
[C56]に記載の装置。
[C58]
1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定するように構成されたプロセッサをさらに備え、前記さらに調整することが少なくとも前記周波数スケジュールに基づく、
[C57]に記載の装置。
[C59]
前記周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す、
[C58]に記載の装置。
[C60]
キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上でワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するための装置であって、
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するための手段と、
前記ワイヤレスデバイスを、前記決定することに基づいて多重パラメータの少なくとも2つのセットのうちの1つと関連付けるための手段と、
前記ワイヤレスデバイスが関連付けられた多重パラメータの前記セットに基づいて、送信属性を調整するための手段と、
前記調整された送信属性に基づいて前記ワイヤレスデバイスにメッセージを送信するための手段と
を備える、装置。
[C61]
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを前記決定するための手段は、前記装置から前記ワイヤレスデバイスまでの距離、前記装置とワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および前記装置と前記ワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づいて、前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定するように構成される、
[C60]に記載の装置。
[C62]
前記ネットワーク統計は、パケット誤り率、前記第2のワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、および前記第2のワイヤレスデバイスの実際のまたは企てられたスループットのうちの1つまたは複数を備える、
[C61]に記載の装置。
[C63]
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを前記決定するための手段は、前記パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される、
[C62]に記載の装置。
[C64]
前記ネットワーク統計は、前記ワイヤレスデバイスの信号強度を備える、
[C61]に記載の装置。
[C65]
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを前記決定するための手段は、前記信号強度が強度しきい値を下回る場合に前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定するように構成される、
[C62]に記載の装置。
[C66]
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、第1の反復時間期間の間に前記ワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段と、
前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、第2の反復時間期間の間に前記ワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段と
をさらに備える、[C60]に記載の装置。
[C67]
第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、前記第1の反復時間期間の間に第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段と、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、前記第2の反復時間期間の間に前記第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信するための手段と
をさらに備える、[C66]に記載の装置。
[C68]
前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、前記ワイヤレスデバイスに送信するための手段をさらに備える、
[C66]に記載の装置。
[C69]
前記メッセージは、ブロードキャストされる、
[C68]に記載の装置。
[C70]
前記メッセージは、前記ワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に前記ワイヤレスデバイスに送信される、
[C68]に記載の装置。
[C71]
前記インジケーションは、ビーコン間隔に基づく、
[C68]に記載の装置。
[C72]
前記メッセージは、ビーコンメッセージである、
[C71]に記載の装置。
[C73]
前記第1または第2の時間期間の前記インジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである、
[C71]に記載の装置。
[C74]
メッセージをアクセスポイントに送信するための手段をさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示す、
[C66]に記載の装置。
[C75]
メッセージをアクセスポイントから受信するための手段をさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間を示す、
[C66]に記載の装置。
[C76]
第1の数のアクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントは、前記第2の反復時間期間の間に通信し、前記第1の数は、前記第2の数より小さい、
[C66]に記載の装置。
[C77]
第1の周波数帯域を決定するための手段をさらに備え、前記第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは、前記第1の周波数帯域内で送信され、アクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する、
[C66]に記載の装置。
[C78]
前記第1の周波数帯域を前記決定するための手段は、前記第1の周波数帯域をランダムに選択することに対して構成される、
[C77]に記載の装置。
[C79]
前記第1の周波数帯域を前記決定するための手段は、第2のアクセスポイントとの通信に基づいて前記第1の周波数帯域を決定するように構成される、
[C77]に記載の装置。
[C80]
前記第1の反復時間期間の間の通信を前記第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信するための手段をさらに備え、前記決定することは、前記受信されたメッセージに基づく、
[C79]に記載の装置。
[C81]
前記第1の周波数帯域は、プライマリチャネルに対応する、
[C77]に記載の装置。
[C82]
複数の候補反復時間期間を決定するための手段と、
前記複数の候補反復時間期間から前記第1の反復時間期間をランダムに選択するための手段と
をさらに備える、[C66]に記載の装置。
[C83]
ネットワーク負荷に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するための手段をさらに備える、
[C67]に記載の装置。
[C84]
関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定するための手段をさらに備える、
[C67]に記載の装置。
[C85]
前記送信属性の調整の後、前記ワイヤレスデバイスとの通信をモニタするための手段と、
前記ワイヤレスデバイスを、前記モニタすることに基づいて多重パラメータの第3のセットと関連付けるための手段と、
前記多重パラメータの第2のセットに基づいて前記送信属性をさらに調整するための手段と
をさらに備える、[C60]に記載の装置。
[C86]
前記多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの前記第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なる、
[C85]に記載の装置。
[C87]
1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定するための手段をさらに備え、前記さらに調整することは、少なくとも前記周波数スケジュールに基づく、
[C86]に記載の装置。
[C88]
前記周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す、
[C87]に記載の装置。
[C89]
実行されたとき、プロセッサに、キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上で第1のワイヤレスデバイスから第2のワイヤレスデバイスにワイヤレスメッセージを送信するための方法を実行させる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体であって、前記方法は、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することと、
前記第2のワイヤレスデバイスを、前記決定することに基づいて多重パラメータの少なくとも2つのセットのうちの1つと関連付けることと、
前記第2のワイヤレスデバイスが関連付けられた多重パラメータの前記セットに基づいて、送信属性を調整することと、
前記調整された送信属性に基づいて前記第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することと
を備える、コンピュータ可読記憶媒体。
[C90]
前記第1のワイヤレスデバイスから前記第2のワイヤレスデバイスまでの距離、前記第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間の通信と関連付けられたネットワーク統計、および前記第1のワイヤレスデバイスと前記第2のワイヤレスデバイスとの間のワイヤレスリンクの条件またはトポロジーのより多くのうちの1つまたは複数に基づいて、前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるかどうかを決定することをさらに備える、
[C89]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C91]
前記ネットワーク統計は、パケット誤り率、前記第2のワイヤレスデバイスから受信されたメッセージの送信電力、および前記第2のワイヤレスデバイスの実際のまたは企てられたスループットのうちの1つまたは複数を備える、
[C90]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C92]
前記方法は、前記パケット誤り率が誤りしきい値を超える場合に前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定することをさらに備える、
[C91]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C93]
前記ネットワーク統計は、前記第2のワイヤレスデバイスの信号強度を備える、
[C90]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C94]
前記方法は、前記信号強度が強度しきい値を下回る場合に前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けるものと決定することをさらに備える、
[C93]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C95]
前記方法は、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、第1の反復時間期間の間に前記第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、
前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、第2の反復時間期間の間に前記第2のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと
をさらに備える、[C89]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C96]
前記方法は、
第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合、前記第1の反復時間期間の間に前記第3のワイヤレスデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと、
前記第3のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受けない場合、前記第2の反復時間期間の間に前記第3のデバイスに1つまたは複数のメッセージを送信することと
をさらに備える、[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C97]
前記方法は、前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示すメッセージを、前記第2のワイヤレスデバイスに送信することをさらに備える、
[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C98]
前記メッセージは、ブロードキャストされる、
[C97]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C99]
前記メッセージは、前記第2のワイヤレスデバイスが干渉の影響を受ける場合に前記第2のワイヤレスデバイスに送信される、
[C97]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C100]
前記インジケーションは、ビーコン間隔に基づく、
[C96]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C101]
前記メッセージは、ビーコンメッセージである、
[C100]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C102]
前記第1または第2の時間期間の前記インジケーションは、ビーコンメッセージのタイミングに関連するものである、
[C100]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C103]
前記方法は、メッセージをアクセスポイントに送信することをさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間が発生するときを示す、
[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C104]
前記方法は、メッセージをアクセスポイントから受信することをさらに備え、前記メッセージは、前記第1または第2の反復時間期間を示す、
[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C105]
第1の数のアクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に通信し、第2の数のアクセスポイントは、前記第2の反復時間期間の間に通信し、前記第1の数は、前記第2の数より小さい、
[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C106]
前記方法は、第1の周波数帯域を決定することをさらに備え、前記第1の反復時間期間の間に送信されるメッセージは、前記第1の周波数帯域内で送信され、第3のアクセスポイントは、前記第1の反復時間期間の間に第2の周波数帯域内で通信する、
[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C107]
前記第1の周波数帯域をランダムに選択することによって前記第1の周波数帯域について決定することをさらに備える、
[C106]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C108]
第2のアクセスポイントとの通信に基づいて前記第1の周波数帯域について決定することをさらに備える、
[C106]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C109]
前記方法は、前記第1の反復時間期間の間の通信を前記第1の周波数帯域に割り当てるメッセージを受信することをさらに備え、前記決定することは、前記受信されたメッセージに基づく、
[C108]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C110]
前記第1の周波数帯域がプライマリチャネルであるものと決定することをさらに備える、
[C106]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C111]
前記方法は、
複数の候補反復時間期間を決定することと、
前記複数の候補反復時間期間から前記第1の反復時間期間をランダムに選択することと
をさらに備える、[C95]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C112]
前記方法は、ネットワーク負荷に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することをさらに備える、
[C96]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C113]
前記方法は、関連する局によるMCS0接続要求不成功の数に基づいて前記第1または第2の反復時間期間の持続時間を決定することをさらに備える、
[C96]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C114]
前記方法は、
前記送信属性の調整の後、前記第2のワイヤレスデバイスとの通信をモニタすることと、
前記第2のワイヤレスデバイスを、前記モニタすることに基づいて多重パラメータの第3のセットと関連付けることと、
多重パラメータの前記第3のセットに基づいて前記送信属性をさらに調整することと、
前記さらに調整された送信属性に基づいて前記第2のワイヤレスデバイスにメッセージを送信することと
をさらに備える、[C89]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C115]
前記多重パラメータの第1のセットによって示される第1の周波数帯域は、多重パラメータの前記第3のセットによって示される第2の周波数帯域とは異なるものと決定することをさらに備える、
[C114]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C116]
1つまたは複数のアクセスポイントとの通信に基づいて周波数スケジュールを決定することをさらに備え、前記さらに調整することは、少なくとも前記周波数スケジュールに基づく、
[C115]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C117]
前記周波数スケジュールは、反復時間期間または周波数帯域の数、反復時間期間または周波数帯域のサイズまたは持続時間、反復時間期間または周波数帯域のセットに対する時間基準のうちの1つまたは複数を示す、
[C116]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C118]
キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上でワイヤレスメッセージを送信する方法であって、
前記第1のデバイスを介して、第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信すること、前記第1の反復時間期間は、コンテンション期間内に発生し、前記第1のメッセージは、第1のデバイスとアクセスポイントとの間の通信が前記第1の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記第1のデバイスを介して、前記第1のメッセージに基づいて前記第1の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信することと
を備える、方法。
[C119]
第1の周波数範囲を示す第2のメッセージを受信することをさらに備え、前記第2のメッセージは、前記アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の前記第1の周波数範囲内で発生することを示し、前記アクセスポイントとの通信は、前記第2のメッセージに基づいて、前記第1の反復時間期間の間および前記第1の周波数範囲内で発生する、
[C118]に記載の方法。
[C120]
前記第1の反復時間期間は、前記コンテンション期間の一部の中だけで発生する、
[C118]に記載の方法。
[C121]
前記第1のデバイスを介して、第2の反復時間期間を示す第2のメッセージを受信すること、前記第2の反復時間期間は、前記コンテンション期間内に発生し、前記第2のメッセージは、前記第1のデバイス以外の1つまたは複数のデバイスとアクセスポイントとの間の通信が前記第2の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記第1のデバイスを介して、前記第2のメッセージに基づいて前記第2の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信しないこととをさらに備える、
[C118]に記載の方法。
[C122]
前記第1のメッセージおよび前記第2のメッセージは、同じメッセージである、
[C119]に記載の方法。
[C123]
キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上でワイヤレスメッセージを送信するための装置であって、
コンテンション期間内に発生する第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信するように構成された受信機、前記メッセージは、アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記メッセージに基づいて前記第1の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信するように構成された送信機と
を備える、装置。
[C124]
第1の周波数範囲を示す第2のメッセージを受信するように構成された受信機をさらに備え、前記第2のメッセージは、アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の前記第1の周波数範囲内で発生することを示し、前記送信機は、前記第2のメッセージに基づいて、前記第1の反復時間期間の間および前記第1の周波数範囲内で前記アクセスポイントと通信するようにさらに構成される、
[C123]に記載の装置。
[C125]
前記第1のメッセージおよび前記第2のメッセージは、同じメッセージである、
[C124]に記載の装置。
[C126]
前記第1の反復時間期間は、前記コンテンション期間の一部の中だけで発生する、
[C123]に記載の装置。
[C127]
前記第1のデバイスを介して、第2の反復時間期間を受信すること、前記第2の反復時間期間は、前記コンテンション期間内に発生し、前記第2のメッセージは、前記第1のデバイス以外の1つまたは複数のデバイスとアクセスポイントとの間の通信が前記第2の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記第1のデバイスを介して、前記第2のメッセージに基づいて前記第2の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信しないこととをさらに備える、
[C123]に記載の装置。
[C128]
キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上でワイヤレスメッセージを送信するための装置であって、
第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信するための手段、前記第1の反復時間期間は、コンテンション期間内に発生し、前記メッセージは、アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記メッセージに基づいて前記第1の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信するための手段と
を備える、装置。
[C129]
第1の周波数範囲を示す第2のメッセージを受信するための手段をさらに備え、前記第2のメッセージは、アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の前記第1の周波数範囲内で発生することを示し、前記通信するための手段は、前記第2のメッセージに基づいて、前記第1の反復時間期間の間および前記第1の周波数範囲内で前記アクセスポイントと通信するようにさらに構成される、
[C128]に記載の装置。
[C130]
前記第1のメッセージおよび前記第2のメッセージは、同じメッセージである、
[C129]に記載の装置。
[C131]
前記第1の反復時間期間は、前記コンテンション期間の一部の中だけで発生する、
[C128]に記載の装置。
[C132]
前記第1のデバイスを介して、第2の反復時間期間を示す第2のメッセージを受信すること、前記第2の反復時間期間は、前記コンテンション期間内に発生し、前記第2のメッセージは、前記第1のデバイス以外の1つまたは複数のデバイスとアクセスポイントとの間の通信が前記第2の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記第1のデバイスを介して、前記第2のメッセージに基づいて前記第2の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信しないことと
をさらに備える、[C128]に記載の装置。
[C133]
実行されたとき、プロセッサに、キャリア検知多重アクセス(CSMA)を利用する媒体上でワイヤレスメッセージを送信するための方法を実行させる命令を備え、前記方法は、
第1の反復時間期間を示す第1のメッセージを受信すること、前記第1の反復時間期間は、コンテンション期間内に発生し、前記メッセージは、アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記メッセージに基づいて前記第1の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信することと
を備えるコンピュータ可読記憶媒体。
[C134]
前記方法が、
第1の周波数範囲を示す第2のメッセージを受信することをさらに備え、前記第2のメッセージは、アクセスポイントとの通信が前記第1の反復時間期間の前記第1の周波数範囲内で発生することを示し、前記アクセスポイントとの通信は、前記第1の反復時間期間の間および前記第1の周波数範囲内で発生する、
[C133]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C135]
前記第1のメッセージおよび前記第2のメッセージは、同じメッセージである、
[C134]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C136]
前記第1の反復時間期間は、前記コンテンション期間の一部の中だけで発生する、
[C133]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C137]
前記第1のデバイスを介して、第2の反復時間期間を示す第2のメッセージを受信すること、前記第2の反復時間期間は、前記コンテンション期間内に発生し、前記第2のメッセージは、前記第1のデバイス以外の1つまたは複数のデバイスとアクセスポイントとの間の通信は、前記第2の反復時間期間の間に発生することを示す、と、
前記第1のデバイスを介して、前記第2のメッセージに基づいて前記第2の反復時間期間の間に前記アクセスポイントと通信しないことと
をさらに備える、[C133]に記載のコンピュータ可読記憶媒体。