JP6414963B2 - ヘルメット - Google Patents

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本発明は、ヘルメットに関し、さらに詳しくは、防災用、工事用、スポーツ用など各種の用途において、頭部に装着して落下物その他の衝撃から頭部を保護するためのヘルメットに関するものである。
この種のヘルメットは、如何なる状況でも装着者の頭部を確実に保護するため、装着者の頭部にしっかり固定される必要がある。従来、こうしたヘルメットとしては、ハンモックおよびヘッドバンドからなるヘルメット装着具をヘルメット帽体の内部に配設したものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平10−88414号公報 特開2006−138039号公報
しかしながら、このような従来のヘルメットでは、複数のヘルメットを上下方向に積み重ねると、上側のヘルメットと下側のヘルメットとの積層状態が不安定になりやすく、特にヘルメットの数(段数)が多い場合には、ヘルメットがずり落ちて荷崩れを起こしやすくなる。
したがって、複数のヘルメットをまとめて流通させたり保管・陳列したりする際の利便性に優れないという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑み、複数のヘルメットをまとめて流通させたり保管・陳列したりする際の利便性を向上させることが可能なヘルメットを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ヘルメット帽体と、該ヘルメット帽体の内部に配設され、頭部に装着させるヘルメット装着具とを備えたヘルメットであって、前記ヘルメット装着具は、前記頭部の頭頂部周辺に配設されるハンモックと、該ハンモックの一部に連続して前記頭部の周囲を囲繞するように配設されるヘッドバンドとを備え、前記ハンモックは、前記頭頂部を抑える頭頂抑え部と該頭頂抑え部から延長された複数の略帯状の延長片部と該延長片部の先端部に形成された嵌合片部とを有しており、該嵌合片部が前記ヘルメット帽体の内部に形成された被嵌合部にそれぞれ嵌合されることで、前記ヘルメット装着具が前記ヘルメット帽体の内部に配設されるようになっており、前記嵌合片部には載置用係合部が形成されており、前記ヘルメット帽体の外部の少なくとも一部には、該ヘルメット帽体の上に同一構成の前記ヘルメットを積み重ねた際に該ヘルメットの前記載置用係合部が当接される載置用被係合部が形成されたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構成に加え、前記載置用係合部が3つ以上であるとともに、前記載置用被係合部が3つ以上であることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構成に加え、前記ヘルメット帽体は、樹脂により一体成形されたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ヘルメット帽体の外部の少なくとも一部に、同一のヘルメットを積み重ねた際にヘルメットのハンモックにおける嵌合片部に形成された載置用係合部が当接される載置用被係合部が形成されたことにより、同一のヘルメットを複数積み重ねた際に一のヘルメットを他のヘルメットの載置用被係合部上で固定し、同一のヘルメットを複数積み重ねた際に積層状態を安定させて荷崩れを防止できる。しかも、一のヘルメットのハンモックにおいてヘルメット帽体に固定された嵌合片部に形成された載置用係合部を、他のヘルメット帽体の載置用被係合部上に載置させることで、容易には可動しない固定された安定した状態の部位同士を係合させることとなるため、より積層状態を安定させて荷崩れを防止することができる。これにより、複数のヘルメットをまとめて流通させたり保管・陳列したりする際の利便性を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、載置用係合部および載置用被係合部がいずれも3つ以上であるため、複数のヘルメットを上下方向に積み重ねた場合に、下側のヘルメットに対して上側のヘルメットが3点以上で確実に支持される。したがって、複数のヘルメットを上下方向に積み重ねた場合の安定性を一層向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ヘルメット帽体が樹脂により一体成形されているので、製造ラインによる大量生産に適したヘルメット帽体を提供し、ヘルメット帽体の製造時の歩留まりを高めて製造コストを抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るヘルメットの斜視図である。 同実施の形態1に係るヘルメットの背面図である。 同実施の形態1に係るヘルメットの底面図である。 同実施の形態1に係るヘルメットにおけるヘルメット帽体の被嵌合部を内部側から見た斜視図である。 図4の被嵌合部にハンモックの嵌合片部を嵌合させた状態を内部側から見た斜視図である。 同実施の形態1に係るヘルメットを2つ上下方向に積み重ねた状態を示す側面図である。 図6から上側のヘルメットのヘルメット帽体の一部を切り取った状態を示す側面図である。 図6のA−A線による拡大端面図である。 図6のB−B線による拡大端面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図9には、本発明の実施の形態1を示す。
実施の形態1に係るヘルメット1は、図1乃至図3に示すように、工事用、各種作業用、或いは防災用のものであり、強度および剛性に優れた合成樹脂(例えば、ABS樹脂など)により一体成形された略半球形のヘルメット帽体2を有している。このヘルメット帽体2は、有色不透明、有色透明または無色透明であり、ヘルメット1の装着者の頭部の形状に対応した形状の帽体本体3と、この帽体本体3の周縁から水平方向に突出する形で一体に形成された庇部5とから構成されている。さらに、帽体本体3は、帽体前部6および帽体後部7から構成されている。ここで、ヘルメット帽体2は、左右対称に形成されているとともに、前後非対称に形成されている。
また、帽体前部6の内面下部には、図4に示すように、左右一対の「被嵌合部」としての前方被嵌合部12が設けられている。この前方被嵌合部12は、ヘルメット帽体2の内面2Aを外側に切り欠いて形成された凹部12Aを有しており、図5に示すように、後述するハンモック30の前方嵌合片部33がここに嵌合するようになっている。具体的には、前方被嵌合部12においては、凹部12Aに後述するハンモック30の前方嵌合片部33をヘルメット帽体2の下方から差し込み、凹部12Aのヘルメット帽体2における前後の壁12Dで前方嵌合片部33の前後方向への移動を規制し、当該前後の壁12Dから内面2Aと略面一で前後方向に板面状に延出された押さえ部12Bで前方嵌合片部33の内部側への移動を規制し、凹部12Aの略中央部に突出形成された係合片12Cが図8に示すように前方嵌合片部33の係合溝33Aに係合することにより、前方嵌合片部33の図4中上方への移動を規制するようになっており、これらにより前方嵌合片部33が前方被嵌合部12に嵌合され、その結果、ハンモック30がヘルメット帽体2の内面2Aに固定されるようになっている。
また、帽体前部6の外面には、図1に示すように、左右一対の「載置用被係合部」としての前方載置用被係合部10が庇部5に跨る形で凸設されている。
また、帽体後部7の内面下部には、図4に示すように、左右一対の「被嵌合部」としての後方被嵌合部13が設けられている。この後方被嵌合部13は、ヘルメット帽体2の内面2Aから内側に突出する断面略くの字状の左右一対の押さえ部13Bで、図5に示すように、後述するハンモック30の後方嵌合片部34を係止する係止部13Aを形成しており、ここに後述するハンモック30の後方嵌合片部34をヘルメット帽体2に図4中上方から差し込み、前後左右方向への移動を規制し、係止部13Aにおける内面2Aから内側に突出形成された係合片13Cが図9に示すように後方嵌合片部34の係合溝34Aに係合することにより、後方嵌合片部34の図4中上方への移動を規制するようになっている。そして、これらにより後方嵌合片部34が後方被嵌合部13に嵌合され、その結果、ハンモック30がヘルメット帽体2の内面2Aに固定されるようになっている。
また、ヘルメット帽体2の外面には、図1および図2に示すように、段差部14が帽体本体3のほぼ全周にわたって形成されており、段差部14は後方に向かうに従って下がるように傾斜している。そして、この段差部14には、帽体後部7側に、左右一対、「載置用被係合部」としての後方載置用被係合部11が凹設されている。
さらに、帽体本体3の頭頂部(帽体前部6と帽体後部7との境界)には、図2に示すように、換気部9が設けられている。この換気部9は、ほぼ垂直方向に立設された横長平板状の壁部9aと、この壁部9aにヘルメット帽体2の内外を連通するように等間隔で形成された複数の通気孔9bとから構成されている。
また、庇部5は、図1および図3に示すように、左右対称に形成されているとともに、前後非対称に形成されており、その前部5aの突出量が他の部分より大きくなっている。
また、図3に示すように、ヘルメット帽体2の内部には、このヘルメット帽体2を装着者の頭部に固定するためのヘルメット装着具20が配設されている。このヘルメット装着具20は、合成樹脂製(例えば、ポリエチレン製)のハンモック30と、このハンモック30と同じ素材によって装着者の頭部に沿うようにほぼ円環状に形成されたヘッドバンド40から構成されている。
このうちハンモック30は、装着者の頭頂部に接触して当該頭頂部を押さえるためのものであり、ヘルメット帽体2の頭頂部の近傍に位置するように帽体本体3に取り付けられている。また、ハンモック30は、装着者の頭頂部を抑える頭頂抑え部31と、この頭頂抑え部31から複数延長された計4本の略帯状の延長片部32とを有し、これら各延長片部32の先端部には、延長片部32の幅方向に張り出した前方嵌合片部33及び後方嵌合片部34が設けられている。これら4つの嵌合片部33、34は、前記したように、図4、5に示すヘルメット帽体2の内部の被嵌合部12、13にそれぞれ嵌合されて、これにより図3に示すように、ヘルメット装着具20がヘルメット帽体2の内部に配設された状態が形成されることになる。
また、ハンモック30の前方嵌合片部33と後方嵌合片部34の先端(下部)には、それぞれ、前方載置用係合部35と後方載置用係合部36が設けられており、前記したヘルメット帽体2の前方載置用被係合部10と後方載置用被係合部11に当接してヘルメット1が積み重ねられるようになっている。
詳述すると、前方載置用係合部35は、凹形状に形成されており、凸形状に形成された前方載置用被係合部10と係合するようになっている。また、後方載置用係合部36は、凸形状に形成されており、凹形状に形成された後方載置用被係合部11と係合するようになっている。
一方、ヘッドバンド40は、図3に示すように、装着者の頭部を周囲から挟持するためのものであり、装着者の頭部の大きさに応じて拡縮自在になるようにハンモック30に取付け部40Aにより取り付けられている。このヘッドバンド40は、前側部分と後側部分とが図示省略の伸縮自在な連結部材により連結されると共に、顎紐(図示せず)が付設されており、この顎紐を引くことにより、ヘッドバンド40を縮小させて装着者の頭部に密着させるとともに、逆に、この顎紐を緩めることにより、ヘッドバンド40を拡大させて装着者の頭部に対する密着状態を解除することができるように構成されている。
次に、このヘルメット1の使用方法について説明する。
まず、このヘルメット1を頭部に装着する際には、ヘルメット装着具20のヘッドバンド40が拡大した状態で、ヘルメット帽体2の帽体前部6を前にして頭部にヘルメット1を被る。すると、装着者の頭頂部はヘルメット装着具20のハンモック30に接触して上から押さえられた状態となる。
この状態で、顎紐を引いてヘルメット装着具20のヘッドバンド40を縮小させる。すると、このヘッドバンド40は装着者の頭部に密着した状態となる。その結果、ヘルメット1は、ヘルメット装着具20によって装着者の頭部にしっかり固定された状態となる。したがって、このヘルメット1により、装着者の頭部を確実に保護することが可能となる。
逆に、このヘルメット1を頭部から取り外す際には、顎紐を緩めてヘルメット装着具20のヘッドバンド40を拡大させる。すると、ヘルメット装着具20のヘッドバンド40は、装着者の頭部に対する密着状態が解除された状態となる。この状態で、ヘルメット1を持ち上げて頭部から取り外す。
また、このヘルメット1を複数まとめて流通させたり保管したりする際には、次の手順により、これらのヘルメット1を順に上下方向に積み重ねる。
まず、図6に示すように、作業台15の上に1つ目のヘルメット1Aを置き、このヘルメット1Aの上に2つ目のヘルメット1Bを置く。このとき、2つ目のヘルメット1Bについては、予めヘルメット装着具20のヘッドバンド40を拡大させておく。そして、図6〜図9に示すように、上側に位置するヘルメット1Bの前方載置用係合部35および後方載置用係合部36をそれぞれ、下側に位置するヘルメット1Aの前方載置用被係合部10および後方載置用被係合部11に接触させて係合させる。すると、下側に位置する1つ目のヘルメット1Aに対して、上側に位置する2つ目のヘルメット1Bが、ほぼ真上でほぼ水平に支持された状態となる。
このとき、上側に位置するヘルメット1Bは、ヘルメット装着具20のヘッドバンド40が拡大した状態になっているので、上側のヘルメット1Bの前方載置用係合部35および後方載置用係合部36と下側のヘルメット1Aの前方載置用被係合部10および後方載置用被係合部11との接触が、上側のヘルメット1Bのヘルメット装着具20に邪魔される事態を回避できるばかりでなく、2つのヘルメット1A、1Bの積層高さHを低く抑えることができる(図6参照)。
また、左右一対の後方載置用被係合部11は、上述したとおり、帽体後部7の外面に傾斜して形成された段差部14の後方の低い位置に凹設されているので、ヘルメット1Aの上にヘルメット1Bを載置するときに、上側のヘルメット1Bの後方載置用係合部36が下側のヘルメット1Aの段差部14に案内されて後方載置用被係合部11に嵌合し易くなる。その結果、このヘルメット1Bの載置作業を迅速かつ正確に行うことが可能となる。
次いで、2つ目のヘルメット1Bの上に3つ目のヘルメット(図示せず)を置く。このときも、上側に位置するヘルメットの前方載置用係合部および後方載置用係合部をそれぞれ、下側に位置するヘルメット1Bの前方載置用被係合部10および後方載置用被係合部11に接触させて係合させる。すると、下側に位置する2つ目のヘルメット1Bに対して、上側に位置する3つ目のヘルメットが、ほぼ真上でほぼ水平に支持された状態となる。
以下同様にして、すべてのヘルメット1を上下方向に積み重ねる。
そうすると、1つ目のヘルメット1Aに対して、その上側に位置するすべてのヘルメット1が、ほぼ真上でほぼ水平に支持されて積み重なった状態となる。したがって、上下方向に積み重ねるヘルメット1の数(段数)が多くても、これらのヘルメット1の積層状態が高い安定性を示し、ヘルメット1の荷崩れを防止することができる。その結果、複数のヘルメット1をまとめて流通させたり保管・陳列したりする際の利便性を向上させることが可能となる。
また、ヘルメット1は、上述したとおり、ヘルメット帽体2の外面に4つの載置用被係合部(2つの前方載置用被係合部10および2つの後方載置用被係合部11)が設けられているとともに、ハンモック30の下部に4つの載置用係合部(2つの前方載置用係合部35および2つの後方載置用係合部36)が設けられているため、複数のヘルメット1を上下方向に積み重ねた場合に、下側のヘルメット1に対して上側のヘルメット1を4点支持で確実に支持することができる。したがって、複数のヘルメット1を上下方向に積み重ねた場合の安定性を一層向上させることが可能となる。
さらに、複数のヘルメット1を積み重ねる場合にヘルメット1同士を位置決めするための載置用係合部35、36および載置用被係合部10、11が、いずれもヘルメット帽体2とハンモック30の嵌合片部33、34という容易に揺れ動かない固定された部位に設けられているので、複数のヘルメット1を積み重ねる場合に、ヘルメット1同士の位置決めを正確に行うことが可能となる。
しかも、ヘルメット帽体2は、上述したとおり、左右一対の後方載置用被係合部11が段差部14に凹設されているため、これらの後方載置用被係合部11の存在がヘルメット帽体2の外観に大きな影響を与えることはなく、ヘルメット帽体2の設計の自由度を高めることができる。
さらに、ヘルメット1は、上述したとおり、ヘルメット帽体2が合成樹脂により一体成形されているので、製造ラインによる大量生産に適したヘルメット帽体2を提供し、ヘルメット帽体2の製造時の歩留まりを高めて製造コストを抑制することが可能となる。
また、ヘルメット1は、上述したとおり、ヘルメット帽体2の帽体本体3の頭頂部、つまり装着者の頭部で発生した熱が籠もりやすい部位に換気部9が設けられているため、この熱をヘルメット1の装着中に換気部9の通気孔9bからヘルメット帽体2の外部に排出することができる。したがって、このヘルメット1を装着して工事を行う場合には、ヘルメット1の装着者の頭部が高温になってしまう事態を抑制しつつ作業を継続することが可能となる。
しかも、この換気部9は、上述したとおり、ほぼ垂直方向の壁部9aに通気孔9bが形成された構造、つまり通気孔9bが上方に向けて開口していない構造を有しているので、ヘルメット1を被った状態で雨水が換気部9の通気孔9bを通ってヘルメット帽体2の内部に入り込む不都合の発生を回避することができる。
[発明のその他の実施の形態]
なお、前方載置用被係合部10、後方載置用被係合部11、前方載置用係合部35、後方載置用係合部36については、複数のヘルメット1を上下方向に積み重ねた場合に、前方載置用被係合部10と前方載置用係合部35とが互いに係合するとともに、後方載置用被係合部11と後方載置用係合部36とが互いに係合するものであれば、上述した形状に限定されるわけではなく、凹凸形状等は適宜選択できる。
また、上述した実施の形態1では、前方載置用被係合部10及び後方載置用被係合部11がヘルメット帽体2に一体成形されているが、これに限らず、それらを別体とすることもできる。この場合には、それら係合部10、11の材質や色などの特性を帽体本体3と異なるものとすることができる。例えば、柔軟性を持たせることにより衝撃吸収性を向上させたり、それら係合部10、11を目立つ色とすることにより、係合させる際に、係合させ易くすることもできる。
また、上述した実施の形態1では、前方載置用係合部35及び後方載置用係合部36がハンモック30の延長片部32と一体成形されているが、これに限らず、それらを別体とすることもできる。この場合には、それら係合部35、36の材質や色などの特性をハンモック30と異なるものとすることができる。例えば、柔軟性を持たせることにより衝撃吸収性を向上させたり、それら係合部35、36を目立つ色とすることにより、係合させる際に、係合させ易くすることもできる。
また、上述した実施の形態1では、複数のヘルメット1を上下方向に積み重ねた場合に、下側のヘルメット1に対して上側のヘルメット1を4点支持で確実に支持すべく、ヘルメット帽体2に、4つの載置用被係合部(2つの前方載置用被係合部10および2つの後方載置用被係合部11)を設けるとともに、ハンモック30に、4つの載置用係合部(2つの前方載置用係合部35および2つの後方載置用係合部36)を設けたヘルメット1について説明した。しかし、これらの載置用係合部および載置用被係合部の数は、複数のヘルメット1を積み重ねた場合の安定性等を確保できれば、適宜増減させることができる。
また、上述した実施の形態1では、合成樹脂により一体成形されたヘルメット帽体2を備えたヘルメット1について説明したが、ヘルメット帽体2の構成は、これに限るわけではない。例えば、折り畳み式のヘルメット帽体(すなわち、平板状態で形状が安定する部材で成形された複数枚の板材を備え、折り畳んだ状態でこれらの板材が扁平状態となり、展開した状態で頭部に被れる形状となる構造のヘルメット帽体)を備えたヘルメットに本発明を同様に適用することもできる。
さらに、上述した実施の形態1では、工事用、各種作業用、或いは防災用のヘルメット1について説明したが、その他の用途(例えば、スポーツ用、乗車用、警察用、消防用など)に使用されるヘルメットに本発明を同様に適用することも可能である。
上記実施の形態は本発明の例示であり、本発明が上記実施の形態に限定されることを意味するものではないことは、いうまでもない。
1・・・ヘルメット
2・・・ヘルメット帽体
10・・・前方載置用被係合部(載置用被係合部)
11・・・後方載置用被係合部(載置用被係合部)
12・・・前方被嵌合部(被嵌合部)
13・・・後方被嵌合部(被嵌合部)
20・・・ヘルメット装着具
30・・・ハンモック
31・・・頭頂抑え部
32・・・延長片部
33・・・前方嵌合片部(嵌合片部)
34・・・後方嵌合片部(嵌合片部)
35・・・前方載置用係合部(載置用係合部)
36・・・後方載置用係合部(載置用係合部)
40・・・ヘッドバンド

Claims (3)

  1. ヘルメット帽体と、該ヘルメット帽体の内部に配設され、頭部に装着させるヘルメット装着具とを備えたヘルメットであって、
    前記ヘルメット装着具は、前記頭部の頭頂部周辺に配設されるハンモックと、該ハンモックの一部に連続して前記頭部の周囲を囲繞するように配設されるヘッドバンドとを備え、
    前記ハンモックは、前記頭頂部を抑える頭頂抑え部と該頭頂抑え部から延長された複数の略帯状の延長片部と該延長片部の先端部に形成された嵌合片部とを有しており、該嵌合片部が前記ヘルメット帽体の内部に形成された被嵌合部にそれぞれ嵌合されることで、前記ヘルメット装着具が前記ヘルメット帽体の内部に配設されるようになっており、
    前記嵌合片部には載置用係合部が形成されており、前記ヘルメット帽体の外部の少なくとも一部には、該ヘルメット帽体の上に同一構成の前記ヘルメットを積み重ねた際に該ヘルメットの前記載置用係合部が当接される載置用被係合部が形成されたことを特徴とするヘルメット。
  2. 前記載置用係合部が3つ以上であるとともに、前記載置用被係合部が3つ以上であることを特徴とする請求項1に記載のヘルメット。
  3. 前記ヘルメット帽体は樹脂により一体成形されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット。
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