JP6414587B2 - 中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム - Google Patents

中継装置、音声通信システム、音声信号の中継方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、無線LANなどのネットワークを用いた音声通信システムに関する。
従来、無線による音声通信をする機器としては、連続時間信号である高周波キャリアをアナログ信号またはデジタル信号で変調して送信する所謂無線通信機が主流であった。無線通信機は、1対1の通信が基本であるが、複数の無線通信機同士で同時に通信するグループ通信機能を備えたものも提案されている。
また、本出願人は、中継装置を用いてフルデュープレックスのグループ通信を行うことを、たとえば特開2014−087027号公報(基礎出願時に非公開)などの先の出願で提案した。
特開2014−087027号公報
株式会社JVCケンウッド、業務用無線機 TCP−U90F、[online]、[平成25年11月5日検索]、インターネット〈URL:http://www2.jvckenwood.com/business/tcp_u90f/〉
1台の中継装置で管理可能な台数は有限である。制限を超える台数の端末装置で相互に通信をしようとする場合、従来は、SIPサーバを経由するなど他の通信方式を用いなければならず、通信の即時性が損なわれるうえ、処理が面倒であった。
この発明は、複数の中継装置を相互に連動させて多数の端末装置の相互通信を可能にすることを目的とする。多くの台数の端末装置でフルデュプレックスのグループ通信が可能な中継装置および音声通信システムを提供することを目的とする。
この発明の中継装置は、ネットワーク通信部と、制御部と、を備えている。ネットワーク通信部は、通信ネットワークに接続され、通信ネットワークを介して複数の配下の端末装置と通信可能であるとともに、他の端末装置を配下にする他の中継装置と通信可能である。制御部は、この装置をマスタモードまたはスレーブモードで動作させ、2台以上の端末装置が相互に通信するグループ通信時に以下のような動作をする。制御部が、マスタモードのとき、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置およびスレーブモードの中継装置に転送するとともに、スレーブモードの中継装置から受信した音声信号をそのスレーブモードの中継装置を除く他のスレーブモードの中継装置および前記配下の端末装置に転送する。制御部が、スレーブモードのとき、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および接続されているマスタモードの中継装置に転送するとともに、マスタモードの中継装置から受信した音声信号を前記配下の端末装置に転送する。
上記発明において、制御部は、配下の端末装置と他の中継装置の配下の他の1台の端末装置と通信する個別通信時に、配下の端末装置から受信した音声信号を、他の1台の端末装置を管理する他の中継装置に直接転送するようにしてもよい。
この発明の音声通信システムは、通信ネットワークを介して、互いに接続される1台のマスタ中継装置および1または複数のスレーブ中継装置と、各中継装置に、通信ネットワークを介して接続される1または複数の端末装置と、を有する。2台以上の端末装置が所属するグループで端末装置が相互に通信するグループ通信時に、スレーブ中継装置は、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下のグループに所属する端末装置宛、および、マスタ中継装置に転送するとともに、マスタ中継装置から受信した音声信号を、配下のグループに所属するすべての端末装置に転送する。マスタ中継装置は、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下のグループに所属する端末装置宛、および、グループに所属する端末装置を管理するスレーブ中継装置に転送するとともに、スレーブ中継装置から受信した音声信号を、そのスレーブ中継装置を除くグループに所属する端末装置を管理するスレーブ中継装置、および、配下の前記グループに所属するすべての端末装置に転送する。
上記発明において、複数の中継装置を設け、各中継装置が、複数のグループのうち一部のグループ通信に対してマスタ中継装置として動作し、他のグループ通信に対してはスレーブ中継装置として動作するようにしてもよい。
上記発明において、第一階層中継装置、第二階層中継装置および第三階層中継装置を設け、第一階層中継装置は、第二階層中継装置との間でマスタ中継装置として音声信号の転送を行い、第二階層中継装置は、第三階層中継装置との間でマスタ中継装置として音声信号の転送を行うとともに、第一階層中継装置に対してはスレーブ中継装置として音声信号の転送を行い、第三階層中継装置は、第二階層中継装置に対してスレーブ中継装置として音声信号の転送を行うようにしてもよい。この発明は、3階層の音声通信システムだけでなく、4階層以上の音声通信システムにも適用可能である。その場合、第二階層中継装置を複数階層重ねることで4階層以上のシステムを実現可能である。また、4階層以上の音声通信システムであっても、その中の連続する3つの階層が第一階層中継装置、第二階層中継装置および第三階層中継装置を構成するため、本発明の技術的範囲に含まれる。
この発明の音声信号の中継方法は、通信ネットワークに接続され、通信ネットワークを介して複数の配下の端末装置と通信可能であるとともに、他の端末装置を配下にする他の中継装置と通信可能であるネットワーク通信部を備えた中継装置が、以下の処理を実行する。マスタモードの中継装置は、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および他の中継装置に転送するとともに、他の中継装置から受信した音声信号をその中継装置を除く他の中継装置および配下の端末装置に転送する。スレーブモードの中継装置は、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置およびマスタ中継装置に転送するとともに、マスタ中継装置から受信した音声信号を配下の端末装置に転送する。
この発明のプログラムは、通信ネットワークに接続され、通信ネットワークを介して複数の配下の端末装置と通信可能であるとともに、他の端末装置を配下にする他の中継装置と通信可能であるネットワーク通信部を備えた中継装置の制御部を、切り換えによりマスタモード手段およびスレーブモード手段のいずれか一方として機能させる。マスタモード手段は、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および他の中継装置に転送するとともに、他の中継装置から受信した音声信号をその中継装置を除く他の中継装置および配下の端末装置に転送する。スレーブモード手段は、配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および他の特定の中継装置であるマスタ中継装置に転送するとともに、マスタ中継装置から受信した音声信号を配下の端末装置に転送する。
この発明によれば、複数台の中継装置を相互接続した場合でも、エコー(折り返し音声)のない、フルデュプレックス通信が可能である。
図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。 図2は、端末装置であるトランシーバのブロック図である。 図3は、音声パケットの構成の一例を示す図である。 図4は、サーバ装置のブロック図である。 図5Aは、メインサーバ装置Mに設定される呼出先テーブルを示す図である。 図5Bは、スレーブサーバ装置S1に設定される呼出先テーブルを示す図である。 図5Cは、スレーブサーバ装置S2に設定される呼出先テーブルを示す図である。 図5Dは、スレーブサーバ装置S3に設定される呼出先テーブルを示す図である。 図6は、サーバ装置の動作を示すフローチャートである。 図7は、全体通信時の音声パケットの転送およびミキシングの形態を説明する図である。
図面を参照してこの発明の音声通信システムについて説明する。図1は、この発明の実施形態である音声通信システムの構成図である。この音声通信システムでは、Wi−Fiなどの無線LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)16を用いて、複数の端末装置14相互の通信が可能である。端末装置14は、無線通信用のハンディトランシーバに似た形状をしており、図2に示すようにPTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ220を備えている。端末装置14は、機能面で言えば、無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。中継装置であるサーバ装置11は、有線ネットワーク15および無線LAN16を経由した端末装置14相互の通信を中継する。なお、以下、有線ネットワーク15および無線LAN16を総称してネットワーク17と呼ぶ。
有線ネットワーク15として、Ethernet(登録商標)で構成されるLANやインターネットなどが適用可能である。インターネットを用いる場合には、VPNを用いれば安全な通信が可能である。また、無線LAN16として、Wi−FiなどIEEE802.11に準拠した通信方式などが適用可能である。端末装置14と無線アクセスポイント13とは、この通信方式で通信する。
図1では、有線ネットワーク15に4台のサーバ装置11が接続されている。以下の説明では、4台のサーバ装置11をそれぞれマスタサーバ装置M、スレーブサーバ装置S1、スレーブサーバ装置S2、スレーブサーバ装置S3と呼ぶ場合がある。マスタサーバ装置Mは、無線アクセスポイント13を介して、端末IDが001,002,003の端末装置14と通信し、これらの端末装置14を配下端末として管理する。スレーブサーバ装置S1は、無線アクセスポイント13を介して、端末IDが011,012,013の端末装置14と通信し、これらの端末装置14を配下端末として管理する。スレーブサーバ装置S2は、無線アクセスポイント13を介して、端末IDが021,022,023の端末装置14と通信し、これらの端末装置14を配下端末として管理する。スレーブサーバ装置S3は、無線アクセスポイント13を介して、端末IDが031,032,033の端末装置14と通信し、これらの端末装置14を配下端末として管理する。
各サーバ装置11は、自己の配下端末同士の通信を中継するとともに、自己の配下端末と他のサーバ装置11の配下端末との通信(サーバ装置を跨いだ通信)を中継する。フルデュプレックスのグループ通信(2台以上の端末装置14間の通信)を可能にするため、複数の音声信号をミキシングして転送する。ミキシング時には、各端末装置14が自身が送信した音声を受信してエコーがおきないように、音声信号を送信している端末装置14に対してはその送信された音声信号を除く音声信号をミキシングして送信する。この処理をエコー除去ミキシングと呼ぶ。なお、2台以上の端末装置14でグループ通信が可能であるが、2台の端末装置14の相互通信は個別通信でも可能であるため、グループ通信は3台以上の端末装置14で行われることが好ましい。
本発明の音声通信システムは、図1に記載した構成に限定されない。例えば、サーバ装置11の台数は、4台に限定されず、2台以上であれば何台であってもよい。ただし、マスタサーバ装置Mの処理能力に応じてスレーブサーバ装置Snの台数を10台程度に制限してもよい。また、各サーバ装置11の配下の端末装置14の台数は3台に限定されない。ただし、サーバ装置11の処理能力に応じて100台程度に制限してもよい。また、図1の構成では、マスタサーバ装置Mは1台であるが、マスタサーバ装置Mを複数台設ける構成にしてもよい。たとえば、複数のマスタサーバ装置Mにそれぞれ別のグループを担当させてもよく、グループ通信が発生する毎にそのグループ通信をいずれかのマスタサーバ装置Mにアサインしてもよい。また、マスタサーバ装置Mの下に接続されるスレーブにマスタ機能を持たせてマスタサーバ装置Mを階層化することも可能である。
図1では、各サーバ装置11が自己の全ての配下端末と1台の無線アクセスポイント13を介して通信するように描かれているが、各サーバ装置11が使用する無線アクセスポイント13は1台に限定されず複数台であってもよい。また、1台の無線アクセスポイント13が複数のサーバ装置11に使用されてもよい。
図1において、有線ネットワーク15には、管理装置12が接続されている。管理装置12は、たとえば、管理プログラムがインストールされたパーソナルコンピュータなどで構成されている。管理装置12は、管理者の操作に応じて各サーバ装置11にアクセスし、各サーバ装置11に図5A−図5Dに示す呼出先テーブルなどを設定する。
図2は、端末装置14のブロック図である。上述したように、端末装置14は、機能面から言うと、無線LANの無線アクセスポイント(AP)13を介して音声パケットを送受信する無線ネットワーク機器である。装置の動作を制御する制御部20はマイクロプロセッサで構成される。制御部20は、各種のデータが記憶される記憶部21を有している。記憶部21には、この端末装置で通信可能な呼出先IDなどの設定データが記憶される。制御部20には、操作部22、表示部23、オーディオ回路24および無線LAN通信部25が接続されている。操作部22は、PTTスイッチ220などのキースイッチを含み、ユーザの操作を受け付けてその操作信号を制御部20に入力する。表示部23は液晶ディスプレイを含む。液晶ディスプレイには、ユーザの操作によって選択された通信相手の識別番号や着信した通信相手の識別番号などが表示される。
オーディオ回路24は、マイク240およびスピーカ241を有している。制御部20は、受信した音声パケットをデコードしてオーディオ回路24に入力する。オーディオ回路は、このデコードされたオーディオ信号をアナログ信号に変換してスピーカ241から出力する。オーディオ回路24は、マイク240から入力された音声信号をデジタル信号に変換して制御部20に入力する。制御部20は、このデジタルオーディオ信号を音声パケット化して無線LAN通信部25に入力する。無線LAN通信部25は、上述のIEEE802.11に準拠した通信方式で無線通信を行う回路を有する。無線LAN通信部25は、制御部20から入力されたパケットを無線アクセスポイント13に向けて送信するとともに、無線アクセスポイント13から受信したパケットを制御部20に入力する。
ユーザがPTTスイッチ220を押しながらマイク240に向けて音声を入力すると、端末装置14は、この音声信号を音声パケットに編集してサーバ装置11に送信する。
端末装置14は、PTTスイッチ220とともにVOX回路を有している。VOX回路とは、マイク240の入力レベルとその持続時間に基づいて通話音声(音声信号)が入力されたか否かを判定し、通話音声が入力されたと判定された場合に装置を送信状態(PTTスイッチオン)に切り換える回路である。端末装置14は、PTTスイッチ220に代えて、または、PTTスイッチ220とともにVOX回路を用いて送信オン/オフの切り換えを行ってもよい。また、一般の無線通信のトランシーバは、無線送信時に無線信号の受信を行うことができないシンプレックス方式の通信であるが、端末装置14は無線LAN16を介したパケット通信であるため、音声パケットの送信と音声パケットの受信を並行して行うことができ、この機能を用いてフルデュプレックス方式の通信が可能である。ただし、フルデュプレックス通信を行う場合であっても、無音の音声パケットを送信し続けることがないように、PTTスイッチ220またはVOX機能により、送信対象の音声信号が入力されたときのみ音声パケットを編集・送信する。
図3を参照して音声パケットの構成を説明する。音声パケットは、宛先IPアドレス、宛先ポート番号、発信元IPアドレスおよび発信元ポート番号を含むヘッダ情報、および音声データや通信制御情報を含むデータ本体(ペイロード)を有している。音声データはデジタル化され圧縮された1スレッド(例えば20ミリ秒)分の音声信号である。宛先IPアドレスおよび発信元IPアドレスは、この音声パケットの直接の宛先と送信元を示すIPアドレスである。通信制御情報は、通信セッションを識別する情報であり、呼出種別、呼出先ID、発信元IDを含んでいる。呼出種別は、通信の形態を示す情報であり、個別通信/グループ通信/全体通信のいずれかを示す情報である。呼出先IDは、個別通信の場合、通信相手の端末番号であり、グループ通信の場合、グループ番号である。発信元IDは、個別通信の場合、発信元の端末装置14の端末番号が書き込まれ、グループ通信および全体通信(後述)の場合には何も書き込まれない。サーバ装置11は、端末装置14や他のサーバ装置11から音声パケットを受信すると、この音声パケットからデータ本体を取り出し、通信制御情報に基づいて音声データの転送先を決定し、新たな音声パケットを作成して転送先へ送信する。このとき、必要に応じて複数の音声データをミキシングする処理などを行う。音声データのミキシングおよび転送の詳細については後述する。
図4は、サーバ装置11のブロック図である。上記の処理を行うため、サーバ装置11は、制御部30、記憶部31およびネットワーク通信部32を有している。記憶部31は、たとえばハードディスクやRAMなどで構成され、図5に示す呼出先テーブルや各端末装置14の設定データなどが記憶される。制御部30は、音声信号のミキシングや端末装置14の起動時のセットアップなどを行う。ネットワーク通信部32は、有線ネットワーク15に接続され、ネットワーク17を介した通信を制御する。
ここで、個別通信およびグループ通信における音声信号の転送処理について説明する。まず、個別通信の場合について説明する。呼出先端末装置14が発信元端末装置14と同じサーバ装置11の配下にある場合には、発信元端末装置14から送信された音声信号は、そのサーバ装置11が呼出先端末装置14に直接転送する。呼出先端末装置14が、発信元端末装置14と異なるサーバ装置11の配下のものである場合には、音声信号を送信した発信元端末装置14を管理するサーバ装置11から呼出先端末装置14を管理するサーバ装置11に音声信号が転送され、呼出先端末装置14を管理するサーバ装置11から呼出先端末装置14に音声信号が再度転送され、これら2つのサーバ装置11の中継によって音声通信が行われる。
次に、グループ通信の場合について説明する。グループに属する端末装置14が全て同じサーバ装置11の配下にある場合(図5のグループ1の場合)には、グループに属するいずれかの端末装置14から送信された音声信号は、そのサーバ装置11を介してグループに属する各端末装置14に転送される。フルデュプレックス通信で、複数の端末装置14から音声信号が同時に送信された場合には、これらの音声信号を受信したサーバ装置11は、各端末装置14別に上述のエコー除去ミキシングを行って、ミキシングされた音声信号を各端末装置14に転送する。なお、この説明で「音声信号が同時に送信される」とは、音声パケット(音声データ)の1回の処理サイクルの時間内の意味である。
グループに属する端末装置14が複数のサーバ装置11の配下にまたがっている場合には、グループに属するいずれかの端末装置14から送信された音声信号は、その端末装置14を管理するサーバ装置(発信元サーバ装置)11を介して、その発信元サーバ装置11の配下にありそのグループに属する他の端末装置14、および、他のサーバ装置に転送される。他のサーバ装置とは、発信元サーバ装置11がスレーブサーバ装置S1/S2/S3の場合、マスタサーバ装置Mであり、発信元サーバ装置11がマスタサーバ装置Mの場合には、その配下にグループに属する端末装置14を持つスレーブサーバ装置S1/S2/S3である。フルデュプレックス通信で、複数の端末装置14から音声信号が同時に送信され、マスタサーバ装置Mに同時に受信された場合には、マスタサーバ装置Mは、これらの音声信号を、各スレーブサーバ装置S1/S2/S3別にエコー除去ミキシングを行って、ミキシングされた音声信号を各スレーブサーバ装置S1/S2/S3に転送する。これにより、グループ通信が複数のサーバ装置11をまたいで行われた場合でも、折り返されたエコー音声のないフルデュプレックス通信が可能になる。また、全体通信もグループ通信と同様の音声信号の転送処理が行われる。すなわち、全端末装置14が所属するクループのグループ通信として全体通信が行われる。
この音声通信システムの通信では、各端末装置14は、通信相手を識別番号で指定し、各端末装置14のIPアドレスやグループなどの管理はサーバ装置11が行う。これにより、各端末装置14は通信相手を指定してサーバ装置11に音声パケットを送信するのみでよく、SIP手順などの通話確立手順を行う必要がなくなるため、無線通信のトランシーバと同じような使用感で通信を行うことができる。
図5A−図5Dは、それぞれマスタサーバ装置Mおよびスレーブサーバ装置S1,S2,S3の記憶部31に設けられる呼出先テーブルを示す図である。各サーバ装置M,S1,S2,S3は、端末装置14または他のサーバ装置11から音声パケットを受信したとき、その音声パケットの通信制御情報に含まれる通信種別および呼出先IDでこのテーブルを検索することにより、その音声パケットに含まれる音声信号(音声データ)の転送先を割り出す。グループ通信のためのグループは管理者が自由に設定できるが、この例では;
グループ1(G1):所属端末(011,012,013)
グループ1(G2):所属端末(001,011,021)
グループ1(G3):所属端末(012,022,032)
が設定されているものとする。
呼出先テーブルには、呼出種別、呼出先ID、端末情報、サーバ情報が含まれる。呼出種別は、個別呼出/グループ呼出/全体呼出を区別する情報である。呼出先IDは、通信相手の端末装置14またはグループを識別する情報である。個別呼出の場合には、通信先の端末装置14の識別情報である端末IDが呼出先IDになる。すなわち、呼出先IDと端末情報が同じであるため、端末情報の登録は必須ではない。グループ呼出の場合には、そのグループに付されているグループ番号(この実施形態の場合Gで始まる番号)が呼出先IDになる。端末情報およびサーバ情報は、音声信号の転送先を示す情報であり、端末情報は、そのサーバ装置11の配下の端末装置14のうち、音声信号の配信先(通信相手)である端末装置14の端末番号である。そのサーバ装置11の配下に音声信号の転送先となる端末装置14がない場合には、この欄は空欄である。サーバ情報は、その音声信号を転送すべき他のサーバ装置11を示す情報である。個別通信の場合、サーバ情報は、通信相手の端末装置14を管理するサーバ装置11の情報である。サーバ情報は、そのサーバ装置11のIPアドレスおよびポート番号でよい。
グループ通信の場合、サーバ情報は、スレーブサーバ装置S1,S2,S3では、図5B−図5Dの呼出先テーブルに示すように、マスタサーバ装置Mが転送先として指定される。また、マスタサーバ装置Mでは、図5Aの呼出先テーブルに示すように、そのグループに所属する端末装置14を管理する全てのサーバ装置11が転送先として指定される。
グループ1(G1)のように1つのサーバ装置11(スレーブサーバ装置S1)内で完結するグループの場合には、そのグループ通信の情報は、そのサーバ装置11の呼出先テーブルのみに登録されている。また、グループ2(G2)やグループ3(G3)のように、複数のサーバ装置11にまたがるグループの場合、複数のサーバ装置11間の音声信号の転送は、マスタサーバ装置Mを経由して行われる。マスタサーバ装置Mは、グループに属する全ての端末装置14から送信された音声信号をエコー除去ミキシングして、そのグループに所属する端末装置14を管理するサーバ装置11(スレーブサーバ装置S1,S2,S3)に転送する。したがって、グループ2(G2)、グループ3(G3)のように複数のサーバ装置11にまたがるグループ通信の情報は、マスタサーバ装置Mの呼出先テーブル(図5A参照)には必ず登録され、スレーブサーバ装置S1,S2,S3の呼出先テーブル(図5B−図5D参照)には、そのサーバ装置の配下にそのグループに所属する端末装置14がある場合のみ登録される。
グループ2(G2)の場合、端末番号が001,011,021の端末装置14が所属しており、各端末装置14はそれぞれマスタサーバ装置M、スレーブサーバ装置S1,S2の配下にある。したがって、音声信号はこれらのサーバ装置M,S1,S2間で送受信される。このためにこれらのサーバ装置M,S1,S2の呼出先テーブルにこのグループ通信(G2)の情報が登録される。
グループ3(G3)の場合、端末番号が012,022,032の端末装置14が所属しており、各端末装置14はそれぞれスレーブサーバ装置S1,S2,S3の配下にある。グループにはマスタサーバ装置Mの配下にある端末装置14が含まれていないが、ミキシングおよび各スレーブサーバ装置S1,S2,S3への転送はマスタサーバ装置Mが行う。したがって、このグループ通信の音声信号はスレーブサーバ装置S1,S2,S3およびマスタサーバ装置M間で送受信される。このため、グループ通信(G3)の情報は、サーバ装置M,S1,S2,S3の呼出先テーブルに登録される。
全体通信は、全ての端末装置14が所属するグループ通信として扱われる。マスタサーバ装置Mの呼出先テーブル(図5A)の全体呼出の欄には、端末情報として配下の全ての端末装置14(001,002,003)が登録され、サーバ情報として全てのスレーブサーバ装置S1,S2,S3が登録される。各スレーブサーバ装置S1,S2,S3の呼出先テーブル(図5B−図5D)の全体呼出の欄には、端末情報として配下の全ての端末装置14(011,012,013/021,022,023/031,032,033)が登録され、サーバ情報としてマスタサーバ装置Mが登録される。なお、全体通信は、そのとき通信可能な全ての端末装置14が通信の対象となるため、各サーバ装置11の端末情報に配下の端末装置14を予め登録しておくことは必須ではない。
図5の実施形態では、グループ通信の情報は、音声信号の中継を行うサーバ装置11の呼出先テーブルのみに登録されるが、音声信号の中継を行わないサーバ装置11の呼出先テーブルにも登録するようにしてもよい。グループ通信(グループに対する呼び出し)を、そのグループに所属しない端末装置14からも可能にしてもよい。この場合、各サーバ装置11は、呼び出しを行ったそのグループに所属しない端末装置14を、このグループ通信の通信セッションの間はグループのメンバーとして扱うようにする。
端末装置14は、運用開始時(電源オン時)に、サーバ装置11から設定情報をダウンロードする。設定情報には、自装置に許可された呼出先が含まれる。ユーザの操作によって、この許可された呼出先が端末装置14の表示部23に順番に表示される。ユーザは、所望の呼出先を選択してPTTスイッチ220をオンすることにより、または、マイク240に向かって発話を開始することにより、その呼出先(個別/グループ/全体)に対する音声通信を開始することができる。
例えば、端末番号011の端末装置14がグループG2のグループ呼出を行った場合、その通信制御情報と音声信号を含む音声パケットはスレーブサーバ装置S1に受信される。スレーブサーバ装置S1は、その音声信号および通信制御情報をマスタサーバ装置M宛のグループG2の音声パケットにしてマスタサーバ装置Mに転送する。マスタサーバ装置Mは、グループG2に所属する配下の端末装置14(端末番号001)にその音声パケットを転送して呼び出すとともに、スレーブサーバ装置S2宛のグループG2の音声パケットを作成してスレーブサーバ装置S2に送信する。スレーブサーバ装置S2は、この音声パケットを端末番号021の端末装置に転送してグループG2の呼び出しを行う。
図6は、音声パケット(音声信号)を受信した場合のサーバ装置11の動作を示すフローチャートである。サーバ装置11が、端末装置14または他のサーバ装置11から音声パケットを受信すると(S10)、サーバ装置11は、図5の呼出先テーブルを参照して(S11)、この音声パケットに含まれる音声信号の転送先を決定する(S12)。サーバ装置11は、決定された転送先に向けた音声パケットを作成してこの音声信号を転送する(S13)。グループ通信の場合、各転送先に合わせて他の音声信号をミキシングし、グループ通信に合わせた通信制御情報が記述された音声パケットが作成される。
図7は、図1に示した音声通信システムで全体通信を行った場合のエコー除去ミキシングおよび音声信号の転送の形態を例示する図である。この図の説明において、端末番号nの端末装置14を端末nと呼び、端末nから送信された音声信号を音声信号nと呼ぶ。音声信号mと音声信号nとがミキシングされた音声信号を音声信号m,nと呼ぶ。この図では、フルデュプレックスの全体通信で、端末002,端末012,端末013,端末021が話し中、すなわち音声信号を送信している状態を示している。
スレーブサーバ装置S1は、配下の端末装置14である端末012、端末013から、それぞれ音声信号012、音声信号013を受信する。また、マスタサーバ装置Mからミキシングされた端末002、端末021の音声信号002,021が送られてくる。スレーブサーバ装置S1は、これらをエコー除去ミキシングして配下の各端末装置14およびマスタサーバ装置Mに送信する。すなわち、音声信号が送られてきていない端末011には、全てをミキシングした音声信号002,012,013,021を送信する。音声信号012を送信している端末012に対しては、この音声信号を除いてミキシングした音声信号002,013,021を送信する。音声信号013を送信している端末013に対しては、この音声信号を除いてミキシングした音声信号002,012,021を送信する。また、マスタサーバ装置Mに対しては、配下の端末012、端末013から受信してミキシングした音声信号012,013を送信する。
スレーブサーバ装置S2は、配下の端末装置14である端末021から音声信号021を受信する。また、マスタサーバ装置Mからミキシングされた端末002、端末012、端末013の音声信号002,012,013が送られてくる。スレーブサーバ装置S2は、これらをエコー除去ミキシングして配下の各端末装置14およびマスタサーバ装置Mに送信する。すなわち、音声信号021を送信している端末021に対しては、この音声信号を除いてミキシングした音声信号002,012,013を送信する。音声信号が送られてきていない端末022および端末023に対しては、全てをミキシングした音声信号002,012,013,021を送信する。また、マスタサーバ装置Mに対しては、配下の端末021から受信した音声信号021を送信する。
スレーブサーバ装置S3は、配下の端末装置14から音声信号を受信しておらず、マスタサーバ装置Mからミキシングされた端末002、端末012、端末013、端末021の音声信号002,012,013,021が送られてくる。このため配下の全ての端末装置14である端末031、端末032、端末033に、音声信号002,012,013,021を送信する。また、マスタサーバ装置Mに対しては何も送信しない。
マスタサーバ装置Mは、配下の端末装置14である端末002から音声信号002を受信する。また、スレーブサーバ装置S1から端末012、端末013の音声信号012,013が送られてくる。スレーブサーバ装置S2から端末021の音声信号021が送られてくる。マスタサーバ装置Mは、これらをエコー除去ミキシングして配下の各端末装置14およびスレーブサーバ装置S1,S2,S3に送信する。すなわち、音声信号が送られてきていない端末001および端末003には、全てをミキシングした音声信号002,012,013,021を送信する。音声信号002を送信している端末002に対しては、この音声信号を除いてミキシングした音声信号012,013,021を送信する。また、スレーブサーバ装置S1に対しては、配下の端末002から受信した音声信号002およびスレーブサーバ装置S2から受信した音声信号021をミキシングした音声信号002,021を送信する。スレーブサーバ装置S2に対しては、配下の端末002から受信した音声信号002およびスレーブサーバ装置S1から受信した音声信号012,013をミキシングした音声信号002,012,013を送信する。スレーブサーバ装置S3に対しては、配下の端末002から受信した音声信号002、スレーブサーバ装置S1から受信した音声信号012,013およびスレーブサーバ装置S2から受信した音声信号021をミキシングした音声信号002,012,013,021を送信する。
このように、サーバ装置を跨いだ通信を1つのサーバ装置(マスタサーバ装置M)に集約してエコー除去ミキシングを行うことにより、サーバ装置の台数が多くなっても、通信を複雑化せずにエコーを除去したミキシングが可能である。
11 サーバ装置(中継装置)
12 管理装置
13 無線アクセスポイント
14 端末装置
20 (端末装置の)制御部
30 (サーバ装置の)制御部
32 ネットワーク通信部
220 PTT(プッシュ・トゥ・トーク)スイッチ
M マスタサーバ装置
S1,S2,S3 スレーブサーバ装置

Claims (7)

  1. 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の配下の端末装置と通信可能であるとともに、他の端末装置を配下にする他の中継装置と通信可能であるネットワーク通信部と、この装置をマスタモードまたはスレーブモードで動作させる制御部と、を備えた中継装置であって、
    2台以上の端末装置が相互に通信するグループ通信時に、前記制御部は、
    マスタモードのとき、前記配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置およびスレーブモードの中継装置に転送するとともに、前記スレーブモードの中継装置から受信した音声信号をそのスレーブモードの中継装置を除く他のスレーブモードの中継装置および前記配下の端末装置に転送し、
    スレーブモードのとき、前記配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および接続されているマスタモードの中継装置に転送するとともに、前記マスタモードの中継装置から受信した音声信号を前記配下の端末装置に転送する
    中継装置。
  2. 前記制御部は、前記配下の端末装置と他の中継装置の配下の他の1台の端末装置と通信する個別通信時に、前記配下の端末装置から受信した音声信号を、前記他の1台の端末装置を管理する前記他の中継装置に直接転送する請求項1に記載の中継装置。
  3. 通信ネットワークを介して、互いに接続されるマスタ中継装置およびスレーブ中継装置と、
    各中継装置に、通信ネットワークを介して接続される1または複数の端末装置と、
    を有する通信システムであって、
    2台以上の端末装置が所属するグループで該所属する端末装置が相互に通信するグループ通信時に、
    前記スレーブ中継装置は、
    配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の前記グループに所属する端末装置宛、および、前記マスタ中継装置に転送するとともに、
    前記マスタ中継装置から受信した音声信号を、配下の前記グループに所属するすべての端末装置に転送し、
    前記マスタ中継装置は、
    配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の前記グループに所属する端末装置宛、および、前記グループに所属する端末装置を管理するスレーブ中継装置に転送するとともに、
    前記スレーブ中継装置から受信した音声信号を、そのスレーブ中継装置を除く前記グループに所属する端末装置を管理するスレーブ中継装置、および、配下の前記グループに所属するすべての端末装置に転送する
    音声通信システム。
  4. 複数の中継装置が設けられ、各中継装置は、複数のグループのうち一部のグループ通信に対して前記マスタ中継装置として動作し、他のグループ通信に対しては前記スレーブ中継装置として動作する請求項3に記載の音声通信システム。
  5. 第一階層中継装置、第二階層中継装置および第三階層中継装置が設けられ、
    前記第一階層中継装置は、前記第二階層中継装置との間でマスタ中継装置として前記音声信号の転送を行い、
    前記第二階層中継装置は、前記第三階層中継装置との間でマスタ中継装置として前記音声信号の転送を行うとともに、前記第一階層中継装置に対してはスレーブ中継装置として前記音声信号の転送を行い、
    前記第三階層中継装置は、前記第二階層中継装置に対してスレーブ中継装置として前記音声信号の転送を行う
    請求項3に記載の音声通信システム。
  6. 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の配下の端末装置と通信可能であるとともに、他の端末装置を配下にする他の中継装置と通信可能であるネットワーク通信部を備えた中継装置が、
    マスタモード時には、前記配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および前記他の中継装置に転送するとともに、前記他の中継装置から受信した音声信号をその中継装置を除く前記他の中継装置および前記配下の端末装置に転送し、
    スレーブモード時には、前記配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く前記配下の端末装置および他の特定の中継装置であるマスタ中継装置に転送するとともに、前記マスタ中継装置から受信した音声信号を前記配下の端末装置に転送する、
    音声信号の転送方法。
  7. 通信ネットワークに接続され、該通信ネットワークを介して複数の配下の端末装置と通信可能であるとともに、他の端末装置を配下にする他の中継装置と通信可能であるネットワーク通信部を備えた中継装置の制御部を、切り換えにより、
    前記配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く配下の端末装置および前記他の中継装置に転送するとともに、前記他の中継装置から受信した音声信号をその中継装置を除く前記他の中継装置および前記配下の端末装置に転送するマスタモード手段、および、
    前記配下の端末装置から受信した音声信号を、その端末装置を除く前記配下の端末装置および他の特定の中継装置であるマスタ中継装置に転送するとともに、前記マスタ中継装置から受信した音声信号を前記配下の端末装置に転送するスレーブモード手段、
    のいずれか一方として機能させるプログラム。
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