JP6411968B2 - 油圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの油圧制御装置に関し、特に、可変容量型のオイルポンプなどによって油圧を変更可能なものに適した異常の判定に係る。
従来より一般にエンジンのオイル供給系においては、オイルパンに貯留されているオイルをオイルポンプによって汲み上げて、シリンダやクランクジャーナル、動弁系などの各潤滑部に供給するようになっている。また、ピストンを冷却するために、その下方からオイルを噴射するピストンジェットのノズルを備えたものもある。一例として特許文献1に記載のエンジンでは、前記ノズル(同文献ではオイルジェット装置のノズルと呼称)に対してオイルを供給または遮断するように切り換えられる切換バルブを備えている。
そして、前記従来例のエンジンでは、例えば冷間始動後に暫くの間、切換バルブによってオイルの流通を遮断し、ノズルからピストンに向かってオイルが噴射されないようにしている。これにより、エンジンの暖機を促進することができる。一方、暖機完了後は切換バルブによってオイルが供給され、ノズルからピストンに向かって噴射されるようになる。さらに、前記従来例においては、例えば電磁ソレノイドの故障や異物の噛み込みによる切換バルブの固着などを想定し、この切換バルブを供給または遮断のいずれかの状態に切り換えて、これによる油圧の検出値の変化が所定以下の場合には、切換バルブに異常があると判定するようにしている。
特開2014−098344号公報
ところで、エンジンのオイルポンプは通常、チェーンやギヤなどを介してクランクシャフトにより駆動されるので、これに伴うエンジンの動力損失(ポンプ駆動損失)を低減するために、軽負荷の運転状態などにおいて油圧を低下させることが提案されている。このために可変容量型のオイルポンプを採用するとともに、メインギャラリなどに配設した油圧センサからの信号に基づいてポンプ容量を変更し、油圧をフィードバック制御することが考えられる。
しかしながら、そうして油圧のフィードバックを行うようにした場合、前記従来例のように切換バルブを動作させて、その際に検出される油圧の変化に基づいて切換バルブの異常を判定することは困難になってしまう。これは、エンジンのメインギャラリなどの油圧は、切換バルブの動作に伴い一時的に変化しても、油圧フィードバック制御によって直ちに元に戻ってしまうからである。
これに対し、前記のフィードバック制御に用いる油圧センサとは別に、例えば切換バルブよりも下流側のオイル通路に油圧センサを配設すれば、この別の油圧センサによって検出される油圧の変化に基づいて、切換バルブの異常を判定することはできると考えられる。しかし、そのためだけに油圧センサを追加するのは如何にも無駄であり、コスト高になってしまう。
このような問題点を考慮して本発明の目的は、エンジンのオイル供給系の油圧をフィードバック制御するようにした場合でも、ピストンジェットなどの油圧デバイスへのオイルの供給、遮断を切り換える切換バルブの異常を、コスト高を招くことなく判定できるようにすることである。
本発明は、エンジンのクランクシャフトによって駆動されるとともに油圧を変更可能な容量可変機構によってポンプ容量が連続的に変更可能なオイルポンプと、前記容量可変機構の下流側に設けられ、所定の油圧デバイス(例えば従来例のようなピストンジェットや可変動弁装置など)に対してオイルを供給または遮断するように切り換えられる切換バルブと、前記容量可変機構と前記切換バルブとの間の油圧を検出する油圧センサとを備えるオイル供給系に適用される、油圧制御装置を対象とする。
そして、本発明は、前記油圧センサによる油圧の検出値に応じて、前記容量可変機構により油圧をフィードバック制御するフィードバック制御手段と、前記切換バルブを供給または遮断のいずれかの状態に切り換えた際の油圧の検出値の変化が所定以下の場合に、前記切換バルブに異常があると判定する異常判定手段と、を備え、この異常判定手段を、エンジン始動直後の所定期間において前記オイルポンプのポンプ容量を一定値に制御して、前記切換バルブの異常を判定する際に、前記フィードバック制御手段による油圧のフィードバック制御を禁止するように構成したものである。なお、前記油圧の検出値の変化が所定以下というのは、オイル供給系における通常の油圧の変動はあるが、切換バルブの動作による大きな油圧の変化が生じていないことを意味する。また、この異常判定手段は、前記切換バルブに異常がないと判定した後に、前記オイルポンプのポンプ容量を変更して、これによる油圧の検出値の変化が所定以下の場合に、前記ポンプ容量の制御が不能な異常が発生していると判定し、前記ポンプ容量の制御が不能な異常が発生していないと判定した後に、前記オイルポンプの容量を一定値に制御して、前記油圧センサによる油圧の検出値が、前記エンジンの状態に対応づけて予め設定されている正常範囲から逸脱していれば、前記ポンプ容量の制御の精度が低下する異常が発生していると判定するように構成されている。
前記の構成により、エンジンのオイル供給系に設けられた切換バルブの異常を判定するために、異常判定手段は、当該切換バルブをオイルの供給または遮断のいずれかに切り換えて、これにより変化する油圧を検出する。この際、フィードバック制御手段による油圧のフィードバック制御が禁止されているので、前記切換バルブの動作によって変化した油圧が直ちに元に戻ることはない。よって、油圧の検出値の変化が所定以下であれば、切換バルブに異常があると判定することができる。なお、油圧は、フィードバック制御に用いられる油圧センサによって検出すればよく、コスト高を招くことはない。
本発明では、前記異常判定手段により、エンジン始動直後の所定期間(例えばアイドル中)において、前記オイルポンプのポンプ容量を一定値に制御して、前記切換バルブの異常を判定する
すなわち、エンジンの始動直後は通常、エンジン回転数が大きく変化することがなく、ポンプ回転数の変化による油圧の変化が小さいので、ポンプ容量を一定値に制御すれば、オイル供給系の油圧を概ね一定に維持することができる。よって、この状態で切換バルブの動作による油圧の変化について好適に判定できる。なお、エンジンの始動直後にはオイル供給系に気泡が残存していて、所定時間(例えば1〜2秒くらい)は油圧が安定しないことも多いが、この油圧の変動に比べても、切換バルブの動作に伴う油圧の変化は十分に大きいので、両者を区別して異常を判定することができる。
また、本発明では、切換バルブに異常がないことを判定した後に、前記異常判定手段は、オイルポンプのポンプ容量を変更して、これによる油圧の検出値の変化が所定以下の場合に、ポンプ容量の制御が不能な異常が発生していると判定する。例えばポンプ容量を大きくすれば、オイル供給系の油圧は上昇するはずであり、反対にポンプ容量を小さくすれば、油圧は低下するはずであるから、検出される油圧の変化が所定以下で実質、変化していないとすれば、ポンプ容量の制御系に異常が発生していると判定することができる。
この判定についても前記切換バルブの動作についての判定と同じく、ポンプ容量の変更に伴う油圧の変化は十分に大きいので、エンジンの始動直後で油圧が安定しない状態であっても、この油圧の変動と区別して判定することができる。そして、エンジンの始動後に所定時間が経過して、オイル供給系にオイルが充填され、気泡が排出されてしまえば、油圧の検出値に基づいて、より精度の高い判定が行えるようになる。
また、本発明では、前記異常判定手段は、前記ポンプ容量の制御が不能な異常が発生していないと判定した後に、可変容量型オイルポンプの容量を一定値に制御して、油圧センサによる油圧の検出値が、エンジンの状態に対応づけて予め設定されている正常範囲から逸脱していれば、油圧制御の精度が低下する異常が発生していると判定する。このように検出される油圧が正常範囲内か否かの判定によって、例えば油圧センサの検出ずれやオイルポンプからのオイルリークの増大など、油圧の制御性が低下するような異常について判定することができる。
なお、オイルポンプの吐出量はエンジン回転数に略比例して増大し、これにより油圧が高くなる傾向がある。また、エンジン始動後には油温が低くて、オイルの粘性が高くなっていることがあり、この場合にも油圧は高くなる傾向がある。そこで、前記の正常範囲は、エンジン回転数や油温に応じて変化するように設定しておくことが好ましい。また、可変容量型オイルポンプの容量は、最大値に固定した状態で油圧を検出することが好ましい。これは、異常による油圧の変化が大きくなるので、異常を判定しやすいからである。
前述した油圧のフィードバック制御を禁止するというのは、油圧の検出値の目標値からのずれに応じて行う補正を、行わないということであるが、好ましくは前記異常判定手段により、容量可変機構の動作を停止させて、切換バルブの異常を判定する。こうすれば、容量可変機構の動作による油圧の変化の影響を排除して、切換バルブの動作による油圧の変化について精度良く判定することができる。
本発明に係る油圧制御装置によると、油圧のフィードバック制御を禁止した状態で、切換バルブをオイルの供給または遮断のいずれかに切り換えるようにしたので、この切り換え動作によって変化した油圧が直ちに元に戻ることがない。よって、その油圧の検出値の変化に基づいて切換バルブの異常を判定することができる。油圧を検出するための油圧センサは、フィードバック制御に用いられるものでよいので、追加の油圧センサは不要であり、コスト高を招くことはない。
本発明の実施形態に係るエンジンの油圧制御装置を示す概略構成図であって、オイルポンプの容量が最大の状態を示す。 ポンプ容量が最小の状態を示す図1相当図である。 OCV電流値とエンジン回転数とポンプ吐出圧との相関の一例を示すグラフ図である。 エンジンの油圧制御のメインルーチンを示すフローチャートである。 油圧制御系の故障診断ルーチンのフローチャートである。 油温によって変化する油圧の正常範囲を設定したマップのイメージ図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。この実施形態では、自動車に搭載されたエンジンのオイルポンプに本発明を適用した場合について説明するが、これに限ることはない。
−オイル供給系の概略構成−
図1には模式的に示すように、エンジン1の下部にはオイルパン11が配設されていて、図示しないピストンやクランクジャーナル等を潤滑するためのエンジンオイル(以下、単にオイルという)が貯留されている。また、エンジン1には、オイルパン11からオイルを汲み上げて、前記ピストンやクランクジャーナル等に供給するオイル供給系2が設けられている。すなわち、クランクシャフト12によって駆動されるオイルポンプ3がストレーナ13を介してオイルパン11内のオイルを汲み上げ、図示しないオイルフィルタを通過させてメインギャラリ20へ送給する。
このメインギャラリ20からは、図示はしないが、複数のオイル油路によってエンジン1の動弁系やその可変機構、および、クランクジャーナルやチェーンテンショナなどにオイルが供給される。そうしてエンジン1の各潤滑部に供給されたオイルは、オイル落とし通路を流下して、再びオイルパン11内に貯留されるようになる。また、本実施の形態では、オイルポンプ3からメインギャラリ20に至る高圧オイル通路14から分岐する分岐通路14aが設けられ、この分岐通路14aによってピストンジェットノズル15(油圧デバイス)にもオイルが供給される。
ピストンジェットノズル15は、ピストンに向かって下方からオイルを噴射するものであり、分岐通路14aと連通する部分にチェックボール15aが配設されている。すなわち、分岐通路14aの油圧が所定値未満であれば、スプリング15bの付勢力によってチェックボール15aが分岐通路14aとの連通部分を閉ざしている。一方、分岐通路14aの油圧が所定値以上になれば分岐通路14aとの連通部分が開かれて、オイルがピストンジェットノズル15に流入し、上方のピストンに向かって噴射されるようになる。
また、前記分岐通路14aにはオイルスイッチングバルブ(Oil Switching Valve:OSV)5が配設されていて、その供給ポート5aが分岐通路14aの上流側に連通し、排出ポート5bが分岐通路14aの下流側に連通している。このOSV5は一例として、電磁ソレノイド51によってスプール52を動作させる切換バルブであり、供給ポート5aおよび排出ポート5bが連通する供給位置と、供給ポート5aおよび排出ポート5bが遮断される遮断位置と、に切り換えられる。
つまり、OSV5は、分岐通路14aに配設されて、ピストンジェットノズル15に対しオイルを供給または遮断するように切り換えられる切換バルブである。このOSV5を供給位置に切り換えて、分岐通路14aによりオイルをピストンジェットノズル15に供給すれば、前記のようにピストンに向かってオイルを噴射させることができる。一方、OSV5を遮断位置に切り換えれば、ピストンジェットノズル15からピストンに向かってのオイルの噴射を停止させることができる。
−オイルポンプ−
図1の他、図2にも示すように、オイルポンプ3は内接ギヤポンプであって、そのハウジング30には外歯車のドライブロータ31と、これに噛み合って回転される内歯車のドリブンロータ32とが収容されている。ドリブンロータ32の外周は調整リング33によって保持されており、後述するように、この調整リング33の動作によってドライブロータ31およびドリブンロータ32が変位されると、ポンプ容量が変更されるようになっている。
前記ドライブロータ31はクランクシャフトの端部に取り付けられており、このドライブロータ31の中心に対してドリブンロータ32の中心は所定量、偏心している。そして、その偏心している側(図1の右上側)においてドライブロータ31の外歯とドリブンロータ32の内歯とが噛み合わされていて、これら2つのロータ31,32の間の三日月状の空間に、円周方向に並んで複数の作動室Rが形成されている。
これらの作動室Rは、2つのロータ31,32の回転に連れて円周方向に移動しながら、その容積が徐々に増大または減少するようになっており、容積が徐々に増大してゆく範囲(図2の右側に示す吸入範囲)において、ハウジング30に形成された吸入ポート30aからオイルを吸入する一方、容積が徐々に減少してゆく範囲(図1の左側に示す吐出範囲)において、ハウジング30に形成された吐出ポート30bへオイルを加圧しながら送り出す。
前記吸入ポート30aは、吸入パイプを介してストレーナ13に接続されており、一方、吐出ポート30bは、吐出油路を介して高圧オイル通路14に接続されている。そして、クランクシャフト12の回転によりドライブロータ31およびドリブンロータ32が互いに噛み合いながら回転すると、前記のように吸入範囲を移動する作動室Rにはストレーナ13および吸入ポート30aを介してオイルが吸い込まれ、吐出範囲を移動する作動室Rからは吐出ポート30bを介して高圧オイル通路14にオイルが吐出される。
−容量可変機構−
また、オイルポンプ3には、前記のようにしてクランクシャフトの1回転毎に吐出されるオイルの量、即ちポンプ容量を変更可能な容量可変機構が備わっている。この容量可変機構は、ハウジング30内に形成した制御空間TCの油圧によって、調整リング33を回動(変位)させ、ドライブロータ31およびドリブンロータ32の吸入ポート30aおよび吐出ポート30bに対する相対的な位置を変化させるものである。
すなわち、調整リング33には、ドリブンロータ32を保持するリング状の本体部から外方に向かって延びるアーム部33aが形成され、このアーム部33aに作用するコイルバネ34の押圧力によって、図2の時計回りに回動するように付勢されている。なお、調整リング33の回動する方向は、長穴33b,33cに挿入されたガイドピン35,36によって規制されている。
一方、前記のアーム部33aには、ハウジング30内に形成された制御空間TCの油圧が作用しており、この油圧(以下、制御油圧という)によって調整リング33には、図2の反時計回りに回動させるような押圧力が作用する。制御油圧の大きさは、制御空間TCに臨んで開口する油路40(以下、制御油路40という)を介して、オイルコントロールバルブ(Oil Control Valve:OCV)4によって制御される。
一例としてOCV4は、リニアソレノイド41によってスプール42を動作させる電磁比例弁であり、その供給ポート4aには、高圧オイル通路14から分岐する分岐油路14bによってオイルが供給される。OCV4は、そうして供給ポート4aに供給されるオイルを制御ポート4bから制御油路40へ送り出す状態(図2に示す)と、反対に制御油路40からのオイルを制御ポート4bに受け入れて、ドレンポート4cから排出する状態(図1に示す)とに切り換えられる。
前記のOCV4によって制御油圧を調圧し、制御空間TCの油圧を増大または減少させて、アーム部33aに作用する押圧力を調整することで、この押圧力とコイルバネ34の押圧力とがバランスするようにアーム部33aの位置が決まるようになる。これにより、図1に示す最大ポンプ容量の状態と図2に示す最小ポンプ容量の状態との間で、調整リング33の位置を変化させることができる。
−ECU−
前記のような容量可変機構の動作によるポンプ容量の調整は、エンジン制御用のECU100によって行われる。本実施形態のECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびバックアップRAMなどを備えた公知のものである。図1、2に模式的に示すようにECU100には、エンジン1のクランク角センサ101、エアフローセンサ102、水温センサ103、油温センサ104、油圧センサ105等の各種センサが接続されている。
ECU100は、それらの各種センサ101〜105から入力する信号などに基づいて、エンジン1の運転に関わる種々の制御プログラムを実行するとともに、前記した容量可変機構を動作させてオイルポンプ3の容量を変更し、オイル供給系2の油圧を制御する。すなわち、基本的にはエンジン1の負荷率やエンジン回転数に応じてOCV4への指令値を変更し、負荷率が高いときにはポンプ容量を増大させる一方、負荷率が低いときには減少させる。オイルポンプ3の回転数はエンジン回転数と同じなので、エンジン回転数が高くなれば、自ずとオイルの吐出量は増大する。
一例として図3には、ECU100からOCV4への指令値(OCV電流値)と、エンジン回転数と、オイルポンプ3の吐出圧との相互の関係を示す。この図から、OCV電流値の制御によってポンプ容量を変更すれば、ポンプ吐出圧を調整できることが分かる。すなわち、エンジン回転数が或る程度以上、高ければ、その変化によらずポンプ吐出圧を維持することができ、オイル供給系2のメインギャラリ20の油圧を好適に制御することができる。
そこで、ECU100は、例えばエンジン1の負荷率および回転数に応じて目標油圧を決定し、負荷率や回転数が低いときには油圧を低下させることにより、オイルポンプ3の駆動によるエンジン1の動力損失(ポンプ駆動損失)を低減するようにしている。具体的に油圧の基本制御としては、油圧センサ105の信号をフィードバックし、検出油圧(油圧センサ105による油圧の検出値)の目標油圧からの偏差に応じてポンプ容量を変更することによって、メインギャラリ20の油圧を目標油圧に収束させる。
また、ECU100は、例えばエンジン1の冷間始動後等にOSV5を遮断位置に切り換えて、オイルの流通を遮断することにより、ピストンジェットノズル15からのオイルの噴射を停止させる。これにより、エンジン1の暖機を促進することができる。一方、暖機完了後にはOSV5を供給位置に切り換えて、ピストンジェットノズル15からピストンに向かってオイルを噴射させるようにする。これにより、ピストンを効果的に冷却することができる。
−油圧制御の基本的な処理−
以下に、まず、本実施形態のエンジン1の油圧制御に係る基本的な処理について図4を参照して具体的に説明する。これは、前記したようにポンプ容量を調整して、オイル供給系2の油圧を制御する処理の基本的な流れ(油圧制御のメインルーチン)を示し、このルーチンは、エンジン1の運転中にECU100において所定のタイミングで繰り返し実行される。このルーチンは、エンジン1の運転状態に応じて油圧を制御する基本制御に相当する。
図4のフローのスタート後のステップST101では、エンジン1の運転状態を表す各種情報を取得する。例えば、クランク角センサ101からの信号によってエンジン回転数を算出し、エアフローセンサ102からの信号によって吸気量を算出し、これらエンジン回転数および吸気量(アクセル操作量でもよい)から、エンジン1の負荷率を算出する。また、水温センサ103、油温センサ104および油圧センサ105からの信号によってエンジン1の水温、油温および油圧を検出する。
続いてステップST102では、主に負荷率やエンジン回転数などに基づいて、即ち、エンジン1の運転状態に基づいて、図示しない公知のマップを参照してメインギャラリ20の油圧の目標値(目標油圧)を算出する。ステップST103では、油圧センサ105による検出油圧が前記の目標油圧になるように、フィードバック制御演算を行う。すなわち、検出油圧と目標油圧との偏差を算出し、この偏差に応じてPID則などにより、検出油圧が目標油圧に収束するようなポンプ容量の目標値を算出する。なお、このステップST103を実行することによってECU100は、油圧のフィードバック制御手段を構成する。
ステップST104では、前記ポンプ容量の目標値に基づいて、オイルポンプ3の制御空間TCに供給する制御油圧を算出し、この制御油圧をOCV4が出力するように、そのスプール42を動作させるための指令信号、即ちOCV電流値を算出する。この指令信号がECU100からOCV4へ出力されることによって、オイルポンプ3の容量が好適に制御され、メインギャラリ20の油圧は徐々に目標油圧に収束するようになる。
なお、前記のポンプ容量、制御油圧、OCV電流値などのパラメータの対応関係は、予め実験・シミュレーションなどによって適合されてマップとしてECU100のROMに記憶されており、前記のステップST104では、そのようなマップを参照して、目標とするポンプ容量を実現するためのOCV電流値を算出する。また、マップの代わりにパラメータの対応関係を計算式として設定することもできる。
−油圧制御系の故障診断−
前記のように可変容量型のオイルポンプ3を用いて、油圧をフィードバック制御することで、メインギャラリ20の油圧をエンジン1の状態に適したものに維持することができるが、一方で油圧の制御系がやや複雑になり、油圧センサ105やOCV4などに異常が発生すると、制御が適切に行われなくなってしまうおそれがある。例えば、油圧センサ105やOCV4が故障すると、オイルポンプ3の可変容量機構を適切に動作させることができなくなる(ポンプ容量の制御が不能になる)おそれがある。
また、OSV5の電磁ソレノイド51が故障したり、異物が噛み込んでスプール52の動作が不良になったりすると、高負荷高回転の運転状態でピストンジェットノズル15からピストンにオイルを噴射できなくなって、過度の温度上昇を招くおそれがある。反対に、冷間始動後にもピストンジェットノズル15からピストンにオイルが噴射されてしまい、エンジン1の暖機を促進することができない。
そこで、本実施の形態では以下に説明するように、エンジン1の始動直後の所定期間において油圧センサ105およびオイルポンプ3、OCV4、OSV5等の異常について所定の順番に判定し、いずれの故障か区別して判定するようにしている。この際、油圧のフィードバック制御を禁止して、それぞれの異常や故障を検出しやすい状況になるように、オイルポンプ3の容量を制御する。
以下、図5のフローチャートを参照して、前記のような油圧制御系の故障診断について具体的に説明する。このフローに示すルーチンは、エンジン1の始動毎にECU100において所定のタイミングで実行される。
まず、公知の始動制御によってエンジン回転数が始動判定回転数を超えた後に、エンジン回転数の変動幅が所定以下の定常運転状態(例えばアイドル)になれば、図5に示す故障診断ルーチンがスタートする。そして、ステップST201では油圧センサ105からの信号の有無を判定し、信号が入力しておらず否定判定(NO)すればステップST202に進んで、油圧センサ105の故障と判定してルーチンを終了する(エンド)。なお、この場合は例えば乗員への報知など、所定のフェールセーフ処理が行われる。
一方、油圧センサ105からの信号があり、ステップST201で肯定判定(YES)すれば、ステップST202に進んで油圧フィードバック制御を禁止する。すなわち、図4を参照して上述した油圧制御のメインルーチンにおけるステップST102で、目標油圧を現在の値に固定し、続くステップST103のフィードバック制御演算は禁止する。これにより、オイルポンプ3の容量を現在の状態に維持するように、ECU100からの指令信号がOCV4に送信される。
そうしておいてステップST204では、OSV5を切り換え動作させる。エンジン1の始動時においてOSV5は遮断位置になっているので、これを供給位置に切り換えて、ピストンジェットノズル15にオイルを供給する状態にし、続くステップST205において、油圧センサ105による検出油圧が所定以上、変化したか否か判定する。そして、油圧が所定以上、低下しておらず否定判定(NO)すれば、ステップST206に進んで、OSV5の故障と判定し、ルーチンを終了する(エンド)。なお、この場合も例えば乗員への報知など、所定のフェールセーフ処理が行われる。
つまり、油圧のフィードバック制御を禁止して、OSV5を切り換え動作させ、これによる検出油圧の変化が所定以下であれば、OSV5が故障していると判定する。なお、エンジン1の始動直後にはオイル供給系2に気泡が残存していて、所定時間(例えば1〜2秒くらい)は油圧が安定しないことも多いが、この油圧の変動に比べてもOSV5の動作に伴う油圧の変化は十分に大きいので、両者を区別してOSV5の故障を判定することができる。
これに対し、OSV5が故障していなければ、OSV5の切り換え動作によって検出油圧が所定以上、変化するので、前記ステップST205で肯定判定(YES)してステップST207に進み、オイルポンプ3の容量を現在よりも大きくするか、または小さくするかの少なくとも一方の制御を行う。例えば、油圧制御のメインルーチン(図4を参照)におけるステップST102で、目標油圧を予め設定した値だけ増大(または減少)させる。これにより、ECU100からの指令信号を受けてOCV4が動作し、オイルポンプ3の容量が増大(または減少)される。
そして、ステップST208において、前記のポンプ容量の変化によって油圧センサ105による検出油圧が所定以上、変化したか否か判定し、例えば油圧が所定量(予め設定した所定量)以上、高く(または低く)なっていなければ否定判定(NO)して、ステップST209に進む。ここでは、オイルポンプ3ないしOCV4の故障によって、ポンプ容量の制御が不能になっていると判定して、ルーチンを終了する(エンド)。なお、この場合も例えば乗員への報知など、所定のフェールセーフ処理が行われる。
つまり、ポンプ容量を増大(または減少)させれば、検出油圧は上昇(または低下)するはずであり、その変化が所定以下で実質、変化していないとすれば、ポンプ容量の制御が不能になっていると判定できる。なお、この判定についても前記OSV5の動作についての判定と同様に、ポンプ容量の変化による油圧の変化は十分に大きいので、エンジン1の始動直後で油圧が安定しない状態であっても、この油圧の変動と切り分けて判定することができる。
これに対し、ポンプ容量の変化によって油圧の検出値が所定以上、変化していれば、ステップST208において肯定判定(YES)してステップST210に進み、オイルポンプ3の容量を最大値に固定する。すなわち、油圧制御のメインルーチン(図4を参照)におけるステップST102で、目標油圧を予め設定した最高値に設定するとともに、続くステップST103のフィードバック制御演算は禁止したままとする。これにより、ECU100からの指令信号を受けてOCV4が動作し、オイルポンプ3の容量が最大値に固定される。
こうして、オイルポンプ3の容量を最大値に固定し、できるだけオイルの吐出量が多くなるようにすれば、速やかにオイル供給系2全体にオイルを行き渡らせることができる。そして、所定の時間が経過し、オイル供給系2から気泡が排出されてしまえば、油圧が安定するので、油圧センサ105による検出油圧に基づいて、より精度の高い判定が行える。すなわち、ステップST211においては検出油圧が予め設定した正常範囲にあるか否か判定する。
本実施の形態において正常範囲は、エンジン1のアイドル状態でポンプ容量を最大値に固定した場合の検出油圧を実験・シミュレーションなどによって調べて、図6に模式的に示すように油温の変化に対応づけてマップに設定したものである。同図において油圧の正常範囲は、油温が低いほど高い値になっている。なお、油圧の正常範囲の上下の幅は、オイル供給系2やオイルポンプ3の個体ばらつきに相当する。
そして、前記ステップST211において検出油圧が正常範囲にないと否定判定(NO)すれば、ステップST212に進んで、例えば油圧センサ105の検出ずれが所定以上に大きいか、オイルポンプ3のオイルリーク量が所定以上に増大しているか等、油圧制御の精度が低下する異常が発生していると判定し、ルーチンを終了する(エンド)。なお、この場合も例えば乗員への報知など、所定のフェールセーフ処理を行ってもよい。
一方、前記ステップST211において検出油圧が正常範囲にあると肯定判定(YES)すれば、ステップST213に進み、油圧制御系は正常であると判定して、ルーチンを終了する(エンド)。つまり、本実施の形態では、エンジン1の始動後にオイル供給系2にオイルが充填され、メインギャラリ20などの油圧が安定した後に、油圧センサ105によって検出される油圧に基づいて、油圧制御の精度が低下するような異常について判定する。
前記図5のフローのステップST203〜ST206を実行することによってECU100は、OSV5を供給または遮断のいずれかの位置に切り換えて、検出油圧の変化が所定以下の場合に、OSV5に異常があると判定する異常判定手段を構成する。この異常判定手段は前記の判定の際に油圧のフィードバック制御を禁止し、オイルポンプ3の容量可変機構の動作を停止させるようになっている。
また、前記図5のフローのステップST207〜ST209を実行することによって、本実施の形態の異常判定手段は、OSV5に異常がないと判定した後にポンプ容量を変更して、これによる検出油圧の変化が所定以下の場合に、ポンプ容量の制御が不能な異常であると判定するものとなっている。
さらに、前記図5のフローのステップST210〜ST212を実行することによって本実施の形態の異常判定手段は、ポンプ容量の制御が不能な異常でないと判定した後に、ポンプ容量を最大値に制御した状態で検出油圧が正常範囲から逸脱していれば、ポンプ容量の制御の精度が低下する異常が発生していると判定するものとなっている。
以上、説明したように本実施の形態によると、エンジン1の始動直後の所定期間において油圧のフィードバック制御を禁止した状態で、まず、OSV5を切り換え動作させ、これによる検出油圧の変化に基づいてOSV5の故障を判定することができる。油圧のフィードバック制御を禁止しているので、OSV5の切り換え動作によって変化した油圧が直ちに元に戻ることはなく、この油圧の変化に基づいてOSV5の故障を判定することができる。また、追加の油圧センサは不要であり、コスト高を招くことはない。
そうしてOSV5が故障していないことを判定した後に、今度はオイルポンプ3のポンプ容量を変更して、これによる検出油圧の変化が所定以下の場合には、オイルポンプ3やOCV4に故障が発生しており、ポンプ容量の制御が不能になっていると判定することができる。この判定と前記OSV5の故障の判定とは、いずれも油圧が実質的に変化しているか否かを判定するものであり、エンジン1の始動直後で油圧が安定しない状態であっても、この油圧の変動と区別して判定することができる。
そして、エンジン始動後に所定時間が経過して、オイル供給系2の油圧が安定すれば、この油圧の検出値(検出油圧)に基づいて、より精度の高い判定を行うことができる。すなわち、オイルポンプ3の容量を最大値に固定して、油圧センサ105による検出油圧が正常範囲から逸脱しているかどうか判定する。これにより、例えば油圧センサ105の検出ずれやオイルポンプ3からのオイルリークの増大など、故障とまでは言えない異常が発生していることを判定できる。
−他の実施形態−
上述した実施形態の記載はあくまで例示に過ぎず、本発明の構成や用途などについても限定することを意図しない。例えば前記実施の形態においては、図5のフローのステップST210においてはポンプ容量を最大値にしているが、これは予め設定した一定値であればよい。
さらに、前記実施の形態におけるエンジン1のオイル供給系2は、オイルポンプ3からメインギャラリ20に至る高圧オイル通路14から分岐する分岐通路14aによって、ピストンジェットノズル15にオイルを供給するようにしているが、これにも限定されず、メインギャラリ20から分岐する通路によって、ピストンジェットノズル15にオイルを供給するようにしてもよい。
また、油圧センサ105についても、前記実施の形態のように高圧オイル通路14に配設する必要はなく、例えばメインギャラリ20に配設してもよい。OSV5によってオイルの供給状態を切り換える油圧デバイスは、ピストンジェットノズル15に限定されず、例えば可変動弁機構などでもよい。
本発明は、エンジンのオイル供給系に設けられた切換バルブ(OSVなど)の異常を、コスト高を招くことなく判定できるものであり、自動車用のエンジンに適用して効果が高い。
1 エンジン
2 オイル供給系
3 オイルポンプ
33 調整リング(容量可変機構:油圧可変手段)
34 コイルバネ(容量可変機構:油圧可変手段)
5 OSV(切換バルブ)
12 クランクシャフト
15 ピストンジェットノズル(所定の油圧デバイス)
100 ECU(異常判定手段)
105 油圧センサ
TC 制御空間(容量可変機構:油圧可変手段)

Claims (2)

  1. エンジンのクランクシャフトによって駆動されるとともに油圧を変更可能な容量可変機構によってポンプ容量が連続的に変更可能なオイルポンプと、前記容量可変機構の下流側に設けられ、所定の油圧デバイスに対してオイルを供給または遮断するように切り換えられる切換バルブと、前記容量可変機構と前記切換バルブとの間の油圧を検出する油圧センサとを備えるオイル供給系に適用される、油圧制御装置であって、
    前記油圧センサによる油圧の検出値に応じて、前記容量可変機構により油圧をフィードバック制御するフィードバック制御手段と、
    前記切換バルブを供給または遮断のいずれかの状態に切り換えた際の油圧の検出値の変化が所定以下の場合に、前記切換バルブに異常があると判定する異常判定手段と、を備え、
    前記異常判定手段は、
    エンジン始動直後の所定期間において前記オイルポンプのポンプ容量を一定値に制御して、前記切換バルブの異常を判定する際に、前記フィードバック制御手段による油圧のフィードバック制御を禁止し、
    前記切換バルブに異常がないと判定した後に、前記オイルポンプのポンプ容量を変更して、これによる油圧の検出値の変化が所定以下の場合に、前記ポンプ容量の制御が不能な異常が発生していると判定し、
    前記ポンプ容量の制御が不能な異常が発生していないと判定した後に、前記オイルポンプの容量を一定値に制御して、前記油圧センサによる油圧の検出値が、前記エンジンの状態に対応づけて予め設定されている正常範囲から逸脱していれば、前記ポンプ容量の制御の精度が低下する異常が発生していると判定する、
    ように構成されていることを特徴とする油圧制御装置。
  2. 請求項1に記載の油圧制御装置において、
    前記異常判定手段は、前記容量可変機構の動作を停止させて、前記切換バルブの異常を判定する、油圧制御装置。
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